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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024020676
(43)【公開日】2024-02-15
(54)【発明の名称】漏出検出装置
(51)【国際特許分類】
   G01N 27/22 20060101AFI20240207BHJP
   H01H 36/00 20060101ALI20240207BHJP
【FI】
G01N27/22 B
H01H36/00 V
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022123027
(22)【出願日】2022-08-02
(71)【出願人】
【識別番号】501397920
【氏名又は名称】旭光電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136205
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 康
(74)【代理人】
【識別番号】100127166
【弁理士】
【氏名又は名称】本間 政憲
(72)【発明者】
【氏名】和田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】樫 俊太郎
【テーマコード(参考)】
2G060
5G046
【Fターム(参考)】
2G060AA08
2G060AB00
2G060AC00
2G060AE11
2G060AF11
2G060AG06
2G060AG10
2G060EB02
2G060FA01
2G060HC15
2G060HD03
2G060KA01
2G060KA05
5G046AA01
5G046AB03
5G046AC26
5G046AE13
(57)【要約】
【課題】 小型で、容易に簡設置できる漏液検出装置の提供。
【解決手段】 漏液検出装置100は、基材部101、アンテナ部103、漏出検出部105、制御部107を有している。漏出検出部105は、電極部105a、漏出検出対象受容部105bを有している。漏出検出対象受容部105bは、薄膜形状を有し、ガスケットGを介して、内部空間ISから漏出した検出対象を受容し、漏出検出対象受容部105bは、電極部105aに対して、積層して配置される。漏出検出部105は、電極部105a、漏出検出対象受容部105bによって、一種のコンデンサとして機能する。漏出検出部105では、漏出検出対象受容部105bにおける検出対象の受容前後の誘電率の変化によって、電極部105a、漏出検出対象受容部105bによるコンデンサの静電容量が変化する。制御部107は、外部から電力を取得すると、漏出検出部105の静電容量を検出し、外部へ送信する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薄膜形状を有する基材部、
前記基材部上に配置されるアンテナ部、
前記基材部上に配置される電極部、
前記電極部に接し、検出対象を受容することによって誘電率が変化する漏出検出対象受容部であって、前記電極部に対して、積層して配置される漏出検出対象受容部、
前記基材部上に配置される制御部であって、前記電極部、及び、前記漏出検出対象受容部によって形成される漏出検出部における静電容量を漏出検出情報として、前記アンテナ部を介して、外部へ送信する制御部、
を有する漏出検出装置。
【請求項2】
請求項1に係る漏出検出装置において、
前記制御部は、
前記漏出検出部における前記静電容量に基づく、漏出の有無を前記漏出検出情報として送信すること、
を特徴とする漏出検出装置。
【請求項3】
請求項1、又は、請求項2に係る漏液検出装置において、
前記アンテナ部は、
前記基材部上ではなく、前記基材部とは異なる位置に配置されること、
を特徴とする漏出検出装置。
【請求項4】
請求項1、又は、請求項2に係る漏液検出装置において、
前記基材部、及び/又は、前記漏出検出対象受容部は、
粘着性を有すること、
を特徴とする漏出検出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、漏出検出装置に関し、特に、簡単に設置できるものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の漏出検出装置について、図6に示す液漏れ検出センサ10を用いて説明する。図6に示す液漏れ検出センサ10は、上面の開口11から含液材(フィルタ部材)12が挿入されているセンサヘッド部13と、ケーブルLによってセンサヘッド部13が接続されているセンサ本体14とからなり、センサヘッド部13の中央には、センサヘッド部13を配管の継ぎ目等に固定するための取り付け金具15が外嵌されている。
【0003】
液漏れ検出センサ10は、検出電極板20と基準電極板21aとを対向させ、該検出電極板20及び基準電極板21a間の容量C1の変化によって液体を検出する静電容量型検出センサであって、液体導入側における検出電極板20及び基準電極板21aの両端部間を塞ぐようにして含液材12を配設するものである。これにより、塵やホコリに強く、液漏れ以外の物体接近による影響を受けることがない静電容量型検出センサを提供する。(以上、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10-112249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の液漏れ検出センサ10には、以下に示すような改善すべき点がある。前述の液漏れ検出センサ10では、センサヘッド部13とセンサ本体14とをケーブルLによって接続している。このため、ケーブルLによる伝送ロス等を考慮すると、液漏れ検出センサ10を自由に設置できない、という改善すべき点がある。
【0006】
また、ケーブルLによる伝送ロスやノイズが存在するため、液漏れ検出センサ10の感度を上げにくい、という改善すべき点がある。
【0007】
また、センサヘッド部13とセンサ本体14とをケーブルLによって接続するため、液漏れ検出センサ10の設置が煩雑となる、という改善すべき点がある。特に、複数の液漏れ検出センサ10を設置する際には、設置の煩雑性は問題となる。
【0008】
さらに、前述の液漏れ検出センサ10では、検出電極板20と基準電極板21aとの両端部間に含液材12を配置する、つまり、検出電極板20、含液材12、基準電極板21aを積層して配置するため、所定の厚さを要し、液漏れ検出センサ10を小型化することが難しい、という改善すべき点がある。
【0009】
さらに、前述の液漏れ検出センサ10は、取り付け金具15等を有しているため、液漏れ検出センサ10を小型化することが難しい、という改善すべき点がある。さらに、前述の液漏れ検出センサ10の取り付けには、取り付け金具15等を要するため、取り付け作業が煩雑になる、という改善すべき点がある。さらに、ケーブルLの断線、劣化等にともない、将来的にメンテナンスが必要となる、という改善すべき点がある。
【0010】
そこで、本発明は、小型で、容易に、自由に設置できる漏液検出装置を提供することを目的とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明における課題を解決するための手段及び発明の効果を以下に示す。
【0012】
本発明に係る漏出検出装置は、薄膜形状を有する基材部、前記基材部上に配置されるアンテナ部、前記基材部上に配置される電極部、前記電極部に接し、検出対象を受容することによって誘電率が変化する漏出検出対象受容部であって、前記電極部に対して、積層して配置される漏出検出対象受容部、前記基材部上に配置される制御部であって、前記電極部、及び、前記漏出検出対象受容部によって形成される漏出検出部における静電容量を漏出検出情報として、前記アンテナ部を介して、外部へ送信する制御部、を有する。
【0013】
これにより、漏出検出装置を小型化できる。また、アンテナ部を介して、所定の漏出検出情報取得装置を用いて、容易に、検出対象の漏出を検出できるため、伝送ロスを低減し、感度を上げることができる。さらに、薄膜形状を有する基材部、及び、検出対象受容部は、容易に、検出したい場所に配置できる。
【0014】
本発明に係る漏出検出装置では、前記制御部は、前記漏出検出部における前記静電容量に基づく、漏出の有無を前記漏出検出情報として送信すること、を特徴とする。
【0015】
これにより、漏出検出情報を取得するだけで、容易に、漏出の有無を確認できる。
【0016】
本発明に係る漏出検出装置では、前記アンテナ部は、前記基材部上ではなく、前記基材部とは異なる位置に配置されること、を特徴とする。
【0017】
これにより、アンテナ部を自由に配置できるため、検出場所に関わらず、確実に漏出検出情報を送信できる。
【0018】
本発明に係る漏出検出装置では、前記基材部、及び/又は、前記漏出検出対象受容部は、粘着性を有すること、を特徴とする。
【0019】
これにより、容易に、漏出検出装置を、検出したい場所に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明に係る漏出検出装置の一実施例である漏出検出装置100を示す図である。
図2】漏出検出装置100の構成を示す図である。
図3】漏出検出装置100の使用方法を示す図である。
図4】本発明に係る漏出検出装置のその他の実施例を示す図である。
図5】本発明に係る漏出検出装置のその他の実施例を示す図である。
図6】従来の漏出検出装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明していく。
【実施例0022】
本発明に係る漏出検出装置について、一実施例である漏出検出装置100を例に説明する。漏出検出装置100は、第1の部材である第1のフランジ、及び、第2の部材である第2のフランジとの間に配置される漏出防止部材であるガスケットGからの検出対象の漏出を検出する装置である。
【0023】
第1 漏出検出装置100の概要
漏出検出装置100の概要を図1に示す。第1のフランジ付きパイプFP1と第2のフランジ付きパイプFP2とを接合することによって、検出対象として所定の液体が流れる、又は、配置される内部空間ISを形成している。なお、内部空間ISは、第1のパイプP1、及び、第2のパイプP2によって形成される。
【0024】
第1のフランジ付きパイプFP1の第1のフランジF1と第2のフランジ付きパイプFP2の第2のフランジF2とを接合することによって、第1のフランジ付きパイプFP1と第2のフランジ付きパイプFP2とが接合される。第1のフランジF1と第2のフランジF2との間には、ガスケットGが配置される、ガスケットGによって、第1のパイプP1、及び、第2のパイプP2によって形成される内部空間ISの気密性が担保される。
【0025】
漏出検出装置100は、第1のフランジF1と第2のフランジF2とによって形成される側面Sに、ガスケットGの一部を被覆するように、配置される。漏出検出装置100は、第1のフランジF1と第2のフランジF2との接合面から、ガスケットGを介して、内部空間ISから漏出する液体を検出する。
【0026】
第2 漏出検出装置100の構成
漏出検出装置100の構成について、図2を用いて説明する。漏出検出装置100は、漏出を検出するとともに、漏出検出結果を、所定の漏出情報取得装置に提供する。漏液検出装置100は、基材部101、アンテナ部103、漏出検出部105、及び、制御部107を有している。
【0027】
基材部101は、アンテナ部103、漏出検出部105の電極部105a(後述)、及び、制御部107を形成し、配置するための部材であるとともに、設置対象である第1のフランジF1、及び/又は、第2のフランジF2へ設置するための部材である。基材部101は、フレキシブル性を有する薄膜形状を有している。本実施例における基材部101は、所定の樹脂フィルムを用いて形成されている。
【0028】
アンテナ部103は、外部からの電力を受信するとともに、外部から所定の情報を受信し、及び、外部へ所定の情報を送信する。アンテナ部103は、基材部101上に形成される。
【0029】
漏出検出部105は、電極部105a、及び、漏出検出対象受容部105bを有している。電極部105a、一対の電極により形成されている。電極部105aは、アンテナ部103と同様に、基材部101上に形成される。電極部105aは、制御部107に、電気的に接続される。
【0030】
漏出検出対象受容部105bは、薄膜形状を有し、ガスケットG(図1参照)を介して、内部空間IS(図1参照)から漏出した検出対象を受容する。漏出検出対象受容部105bは、検出対象の受容前後において、誘電率が変化する性質を有する材料により形成されている。漏出検出対象受容部105bを形成する材料は、検出対象によって、適宜、選択する。
【0031】
漏出検出対象受容部105bは、電極部105aと接するように、基材部101と、設置対象物である第1のフランジF1、及び/又は、第2のフランジF2との間に配置される。つまり、漏出検出対象受容部105bは、電極部105aに対して、積層して配置される。これにより、漏出検出部105は、電極部105a、及び、漏出検出対象受容部105bによって、一種のコンデンサとして機能する。なお、電極部105aと漏出検出対象受容部105bとは、積層して配置されるため、電極部105aにおいて形成されるいわゆる漏れ電界を利用して、電極部105a、及び、漏出検出対象受容部105bは、コンデンサを形成する。漏出検出部105では、漏出検出対象受容部105bにおける検出対象の受容前後の誘電率の変化によって、電極部105a、及び、漏出検出対象受容部105bによって形成されるコンデンサの静電容量が変化する。
【0032】
制御部107は、外部から電力を取得すると、漏出検出部105の静電容量を検出し、アンテナ部103を介して、検出した静電容量を漏出検出情報として、外部へ送信する制御を実行する。なお、制御部107は、アンテナ部103、漏出検出部105の電極部105aと同様に、基材部101上に形成される。
【0033】
なお、漏出検出装置100では、基材部101、アンテナ部103、電極部105a、及び、制御部107によって、いわゆるインレイ型のRFID( Radio Frequency Identifiction)タグであるRFID部100R(図示せず)が形成されている。
【0034】
これにより、無線通信を用いて漏出検出情報を提供できるため、伝送ロスを低減し、漏出検出装置100の感度を上げることができる。また、漏出検出装置100を、自由に、簡単に設置できる。
【0035】
第3 漏出検出装置100の使用方法
漏出検出装置100の使用方法を、図3を用いて説明する。図3Aに示すように、使用者は、漏液検出装置100の漏出検出対象受容部105bをガスケットGの一部を被覆するように、つまり、ガスケットGを跨いで、第1のフランジF1、及び、第2のフランジF2の側面Sに配置する。
【0036】
使用者は、側面Sに配置した漏出検出対象受容部105bの上に、電極部105aが位置するように、RFID部100Rを配置する。なお、電極部105aを、ガスケットG上に配置することによって、より早く漏出を検出できる。その後、使用者は、側面Sを所定の粘着テープにより巻回し、漏出検出装置100を側面Sに固定する。
【0037】
使用者は、所定タイミングで、漏出検出情報取得装である、いわゆるRFIDリーダR(図1参照)を用いて、漏出検出装置100から漏出検出情報を取得する。RFIDリーダRは、取得した漏出検出情報に基づき、漏出の有無を判断し、表示する。
【0038】
このように、漏出検出装置100は、検出対象の漏出を検出したい場所に、簡単に設置できる。
【0039】
[その他の実施形態]
(1)漏出検出対象受容部105b:前述の実施例1においては、漏出検出対象受容部105bは、RFID部100Rとは別体としたが、漏出検出対象受容部105bを、電極部105aを挟んで基材部101に配置し、RFID部100Rと漏出検出対象受容部105bとを、一体としてもよい。
【0040】
(2)アンテナ部103:前述の実施例1においては、アンテナ部103は、基材部101上に配置され、RFID部100Rは、いわゆるインレイ型としたが、アンテナ部103を基材部101上に配置しないようにしてもよい。この場合、アンテナ部103と、基材部101上に配置される制御部107とを、所定の接続線により、電気的に接続する。
【0041】
(3)漏出検出情報:前述の実施例1においては、制御部107は、漏出検出部105で検出される静電容量を漏出検出情報として、所定のRFIDリーダRに提供するとしたが、静電容量から判断できる漏出の有無を、漏出検出情報として提供するようにしてもよい。
【0042】
(4)漏出検出の通知:前述の実施例1においては、漏出を検出した場合、漏出検出情報取得装置であるRFIDリーダRに表示するとしたが、漏出検出情報取得装置から所定の他の通信端末に送信するようにしてもよい。例えば、RFIDリーダRが、所定のスマートフォンに漏出検出情報を送信し、スマートフォン上において、漏出の有無を表示するようにしてもよい。また、漏出検出情報取得装置が、例えば、クラウド上のサーバ等、所定の漏出検出情報処理装置に送信し、漏出検出情報処理装置において、漏出検出情報を記憶保持し、及び/又は、漏出検出情報から判断する漏出の有無を表示するようにしてもよい。
【0043】
(5)漏出検出装置の配置場所:前述の実施例1においては、漏出検出装置100を、第1のフランジ付きパイプFP1の第1のフランジF1、及び、第2のフランジ付きパイプFP2の第2のフランジF2によって形成される側面Sに配置するとしたが、検出対象の所定領域からの漏出を検出したい場所であれば、例示の場所に限定されない。例えば、図4Aに示すように、所定の液体を蓄積する水槽の壁面や、図4Bに示すように、漏出が懸念される床面のような水平面に配置するようにしてもよい。
【0044】
また、図5に示すように、漏出検出装置100をガスケットGと第1のフランジF1との間に配置するようにしてもよい。この場合、漏出検出装置100の漏出検出対象受容部105bをガスケットGに接するように、及び、ガスケットGに電極部105a(図2参照)が接するように配置する。
【0045】
図5に示すように、電極部105aに対応する領域のみを、ガスケットGと第1のフランジF1との間に配置することによって、アンテナ部103をガスケットGと第1のフランジF1との間に挟み込むことがないため、漏出検出装置100と所定の漏出検出情報取得装置との間の通信を妨げることがない。
【0046】
なお、漏出検出装置100と所定の漏出検出情報取得装置との間の通信を確保できる場合には、漏出検出装置100全体を、ガスケットGと第1のフランジF1との間に配置するようにしてもよい。
【0047】
(6)検出対象:前述の実施例1においては、検出対象として、所定の液体を示したが、ガス等の気体であってもよい。
【0048】
(7)漏出検出装置100の配置:前述の実施例1においては、漏出検出装置100を、検出したい場所に配置した後、所定の粘着テープを用いて、漏出検出装置100を検出した場所に固定したが、漏出検出装置100を固定できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、基材部101、漏出検出対象受容部105bに粘着性を持たせ、基材部101、漏出検出対象受容部105bの粘着性により、漏出検出装置100を固定するようにしてもよい。
【0049】
(8)漏出検出情報の取得:前述の実施例1においては、漏出検出情報取得装置としてRFIDリーダRを示したが、漏出検出情報を取得できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、ドローンやAGV(Automated Guided Vehicle:無人搬送車)等の無人、遠隔操作、又は、自動操縦機器(以下、無人遠隔操作機器)を用いて、取得するようにしてもよい。この場合、遠隔操作機器は、漏出検出装置100のアンテナ部103に、漏出検出部105を介して漏出検出情報を取得するための電力、及び、漏出検出情報を伝送するための電力を供給し、漏出検出装置100は、アンテナ部103を介して所定の電力を取得すると、漏出検出部105を介して漏出検出情報を取得するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明に係る漏出検出装置は、例えば、ビルや一般家屋の水回り近辺、雨漏りの可能性がある屋根裏、浸水リスクのある倉庫や工場、ビルや一般家屋のガス回り近辺、ガス漏れの可能性がある部屋、ガス漏れリスクのある倉庫や工場等において、検出対象の漏出発生を確認する必要がある場所で用いることができる。
【符号の説明】
【0051】
100 漏出検出装置
101 基材部
103 アンテナ部
105 漏出検出部
105a 電極部
105b 漏出検出対象受容部
107 制御部
100R RFID部
FP1 第1のフランジ付きパイプ
F1 第1のフランジ
P1 第1のパイプ
FP2 第2のフランジ付きパイプ
F2 第2のフランジ
P2 第2のパイプ
G ガスケット
IS 内部空間
S 側面
図1
図2
図3
図4
図5
図6