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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024021026
(43)【公開日】2024-02-15
(54)【発明の名称】透光珍品飾り物の自動展示台
(51)【国際特許分類】
   A47F 11/10 20060101AFI20240207BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20240207BHJP
   F21V 15/01 20060101ALI20240207BHJP
   A47F 3/00 20060101ALI20240207BHJP
【FI】
A47F11/10
F21S2/00 670
F21V15/01 310
A47F3/00 B
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022172663
(22)【出願日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】202210923609.0
(32)【優先日】2022-08-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522422573
【氏名又は名称】林 偉亮
(74)【代理人】
【識別番号】100194526
【弁理士】
【氏名又は名称】叶野 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】林 偉亮
【テーマコード(参考)】
3B110
【Fターム(参考)】
3B110FA05
3B110HA10
3B110JA25
(57)【要約】      (修正有)
【課題】展示効果が比較的良く、且つ光漏れが生じにくい透光珍品飾り物の自動展示台を提供する。
【解決手段】展示天板と、発光板と、制光コンポーネントとを含む。発光板は、展示天板と共に調光空間を囲む。制光コンポーネントは、制光移動機構と、複数の制光ユニットとを含み、制光ユニットは、制光主体と、制光板とを含み、制光主体両端端面には、いずれも鉛直な磁気吸着柱が設けられている。制光板は、制光主体頂部に設けられ、二つの制光主体は、それぞれの磁気吸着柱によって接続するときに、対応する二つの制光板も順に接続されている。制光移動機構は、複数の制光主体を順次に展示品の底部輪郭に沿って延びることができ、発光板は、順に接続されている複数の制光主体で共に囲んだ局所空間に対して発光をすることによって、展示品底部のみに光を当てることができる。この透光珍品飾り物の自動展示台は、展示品の底部に光を当てることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
展示天板(11)と、発光板(12)と、制光コンポーネント(13)とを含み、
前記展示天板(11)は、展示品(900)を乗せるために用いられ、前記発光板(12)は、展示天板(11)底部に設けられ、且つ前記展示天板(11)と共に調光空間(121)を囲み、前記調光空間(121)に光を当てて、前記展示天板(11)を介して前記展示品(900)底部に光を当てることができ、
前記制光コンポーネント(13)は、制光移動機構(131)と、複数の制光ユニット(132)とを含み、前記制光ユニット(132)は、制光主体(1321)と、制光板(1323)とを含み、前記制光主体(1321)は、長手状に設けられ、且つ両端端面には、いずれも鉛直な磁気吸着柱(1322)が設けられて、それぞれの前記磁気吸着柱(1322)によって複数の前記制光主体(1321)に順に接続され、前記制光板(1323)は、前記制光主体(1321)頂部に設けられ、且つ一つの前記磁気吸着柱(1322)から別の前記磁気吸着柱(1322)まで延び、二つの前記制光主体(1321)がそれぞれの前記磁気吸着柱(1322)によって接続するときに、対応する二つの前記制光板(1323)も順に接続され、前記制光主体(1321)は、前記発光板(12)の頂面に立てて設けられ、且つ前記調光空間(121)内に位置し、前記制光板(1323)の頂部は、前記展示天板(11)の底面に当接し、
前記制光移動機構(131)は、前記調光空間(121)内に位置し、且つ複数の前記制光主体(1321)を順に接続させて、複数の前記制光主体(1321)を順次に前記展示品(900)の底部輪郭に沿って延びることができ、前記発光板(12)は、順に接続されている複数の前記制光主体(1321)で共に囲んだ局所空間に対して発光をすることによって、前記展示品(900)底部のみに光を当てる、ことを特徴とする透光珍品飾り物の自動展示台。
【請求項2】
前記制光主体(1321)の側面に、前記制光主体(1321)長手方向の両端を貫通する第一の制光凹溝(13211)と第二の制光凹溝(13214)とが開設されており、前記第一の制光凹溝(13211)と前記第二の制光凹溝(13214)とは、間隔をあけて設けられ、且ついずれも前記制光主体(1321)の長手方向に沿って延設され、前記発光板(12)と平行であり、
前記制光移動機構(131)は、移動トロリ(1316)と、伸縮部材(1317)と、第一の移動輪(1311)と、第二の移動輪(1312)とを含み、前記第一の移動輪(1311)と前記第二の移動輪(1312)は、いずれも前記伸縮部材(1317)に回動可能に接続され、且つ前記移動トロリ(1316)の進行方向と平行であり、前記伸縮部材(1317)は、前記移動トロリ(1316)に接続されており、
前記移動トロリ(1316)は、前記発光板(12)上にて移動することができ、それによって前記伸縮部材(1317)を移動させながら、前記第一の移動輪(1311)と前記第二の移動輪(1312)をそれぞれ前記第一の制光凹溝(13211)と前記第二の制光凹溝(13214)に入らせることによって、対応する前記制光主体(1321)を前記底部輪郭に沿って延びており、
前記伸縮部材(1317)は、前記第一の移動輪(1311)と前記第二の移動輪(1312)を相互に近接・離間させて、前記第一の移動輪(1311)と前記第二の移動輪(1312)をそれぞれ第三の側壁(13213)と第二の側壁(13215)に当接させることができるか、又は前記第一の移動輪(1311)と前記第二の移動輪(1312)をそれぞれ第一の側壁(13212)と第四の側壁(13216)に当接させることによって、前記制光主体(1321)に接続されて、前記移動トロリ(1316)によって前記制光主体(1321)位置を動かさせ、そのうち、前記第一の側壁(13212)と前記第三の側壁(13213)は、それぞれ前記第一の制光凹溝(13211)内上向きの側壁及び下向きの側壁であり、前記第二の側壁(13215)と前記第四の側壁(13216)は、それぞれ前記第二の制光凹溝(13214)内上向きの側壁及び下向きの側壁である、ことを特徴とする請求項1に記載の透光珍品飾り物の自動展示台。
【請求項3】
前記伸縮部材(1317)は、前記第一の移動輪(1311)と前記第二の移動輪(1312)を相互に近接・離間させて、前記第一の移動輪(1311)と前記第二の移動輪(1312)のそれぞれの外周面をそれぞれ第三の側壁(13213)と前記第二の側壁(13215)に当接させることができるか、又は前記第一の移動輪(1311)と前記第二の移動輪(1312)のそれぞれの外周面をそれぞれ前記第一の側壁(13212)と前記第四の側壁(13216)に当接させることができ、
前記制光ユニット(132)は、位置決めレバー(1325)をさらに含み、前記制光主体(1321)上には、前記第一の制光凹溝(13211)と前記第二の制光凹溝(13214)とに連通する位置決め空間(13210)が開設されており、前記位置決めレバー(1325)は、前記位置決め空間(13210)内に位置し、且つ前記位置決めレバー(1325)上には、順次に第一の回転部(13251)、第三の回転部(13253)及び第二の回転部(13252)が間隔をあけて設けられ、前記第三の回転部(13253)は、前記制光主体(1321)に回転可能に接続されて、前記位置決めレバー(1325)を前記制光主体(1321)に回転可能に接続し、
且つ前記位置決めレバー(1325)は、前記位置決めレバー(1325)が傾斜から鉛直に回転する過程で、前記第一の回転部(13251)が前記位置決めレバー(1325)の回転に伴って上方に移動して前記第一の側壁(13212)から突出するとともに、前記第二の回転部(13252)が前記位置決めレバー(1325)の回転に伴って前記第二の側壁(13215)以下まで下降することができるが、前記位置決めレバー(1325)が鉛直から傾斜に回転する過程で、前記第一の回転部(13251)が前記位置決めレバー(1325)の回転に伴って前記第一の側壁(13212)以下まで下降するとともに、前記第二の回転部(13252)が前記位置決めレバー(1325)の回転に伴って上方に移動して前記第二の側壁(13215)から突出することができ、
且つ前記位置決めレバー(1325)が鉛直にあるときに、前記位置決めレバー(1325)の頂部が前記展示天板(11)の底面に当接して、前記発光板(12)頂面に前記制光主体(1321)を圧迫し、それによって前記調光空間(121)内の前記制光主体(1321)の位置をロックし、そのときに、前記第一の回転部(13251)が前記第一の側壁(13212)から突出し、前記第二の回転部(13252)が前記第二の側壁(13215)以下に位置し、
前記位置決めレバー(1325)が傾斜にあるときに、前記位置決めレバー(1325)の頂部が前記展示天板(11)の底面に対して間隔を隔てて、前記制光主体(1321)を釈放し、そのときに、前記第一の回転部(13251)が前記第一の側壁(13212)以下に位置し、前記第二の回転部(13252)が前記第二の側壁(13215)から突出するように構成されており、
そして、前記第二の移動輪(1312)が前記第二の制光凹溝(13214)に入り、且つ前記第二の側壁(13215)に当接したとき、前記第二の移動輪(1312)は、前記第二の側壁(13215)から突出する前記第二の回転部(13252)を圧迫して、第二の回転部(13252)を下方に移動させることができ、それによって前記位置決めレバー(1325)を傾斜から鉛直に回転させて、前記位置決めレバー(1325)の頂部を前記展示天板(11)に当接し、同時に、前記第一の移動輪(1311)は、前記第一の制光凹溝(13211)に入り、且つ前記第三の側壁(13213)に沿って転動し、前記第一の回転部(13251)に当接しなく、
前記第一の移動輪(1311)が前記第一の制光凹溝(13211)に入り、且つ前記第一の側壁(13212)に当接したとき、前記第一の移動輪(1311)は、前記第一の側壁(13212)から突出する前記第一の回転部(13251)を圧迫して、第一の回転部(13251)を下方に移動させることができ、それによって前記位置決めレバー(1325)を鉛直から傾斜に回転させて、前記位置決めレバー(1325)の頂部を前記展示天板(11)底面の間に間隔を隔て、同時に、前記第二の移動輪(1312)は、前記第二の制光凹溝(13214)に入り、且つ前記第四の側壁(13216)に沿って転動し、前記第二の回転部(13252)に当接しない、ことを特徴とする請求項2に記載の透光珍品飾り物の自動展示台。
【請求項4】
前記制光ユニット(132)は、制光釈放棒(1326)をさらに含み、前記制光釈放棒(1326)は、前記第一の側壁(13212)に昇降可能に設けられ、且つ前記第一の側壁(13212)の両端まで延びて、前記制光釈放棒(1326)の底面には、釈放突起(13261)が設けられ、前記釈放突起(13261)の末端端面は、釈放傾斜面(13262)であり、且つ前記釈放傾斜面(13262)は、前記第一の回転部(13251)に対応し、且つ、前記第一の移動輪(1311)が前記第一の制光凹溝(13211)に入って、前記第一の側壁(13212)を圧迫するとき、前記制光釈放棒(1326)が前記第一の移動輪(1311)の圧迫作用で下方に移動するとともに、前記釈放傾斜面(13262)が前記第一の回転部(13251)を圧迫し、それによって前記位置決めレバー(1325)を傾斜させ、前記位置決めレバー(1325)先端と前記展示天板(11)との当接状態を解除するように構成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の透光珍品飾り物の自動展示台。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、展示技術分野に関し、具体的には、透光珍品飾り物の自動展示台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の展示台は、鉱石、ガラス、瑠璃、玉、貝殻など一定の透光度又は全透光性を持つ品物を展示する場合、品物が灯光照射下で、その透光の特質を表現することができず、そして、輝度の高い照射灯光は、展示物に熱を与え、むしろ品物に破壊を与えることすらある。
【0003】
これに鑑み、上記技術的課題を解決できる透光珍品飾り物の自動展示台を開発・設計することが重要となる。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、展示品の底部から光を当てることができ、展示効果が比較的良く、且つ光漏れが生じにくい透光珍品飾り物の自動展示台を提供することを目的とする。
【0005】
本発明は、以下の技術案を提供するものである。
【0006】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、展示天板と、発光板と、制光コンポーネントとを含む透光珍品飾り物の自動展示台を提供し、
【0007】
前記展示天板は、展示品を乗せるために用いられ、前記発光板は、展示天板底部に設けられ、且つ前記展示天板と共に調光空間を囲み、前記調光空間に光を当てて、前記展示天板を介して前記展示品底部に光を当てることができ、
【0008】
前記制光コンポーネントは、制光移動機構と、複数の制光ユニットとを含み、前記制光ユニットは、制光主体と、制光板とを含み、前記制光主体は、長手状に設けられ、且つ両端端面には、いずれも鉛直な磁気吸着柱が設けられて、それぞれの前記磁気吸着柱によって複数の前記制光主体に順に接続され、前記制光板は、前記制光主体頂部に設けられ、一つの前記磁気吸着柱から別の前記磁気吸着柱まで延び、二つの前記制光主体がそれぞれの前記磁気吸着柱によって接続するときに、対応する二つの前記制光板も順に接続され、前記制光主体は、前記発光板の頂面に立てて設けられ、且つ前記調光空間内に位置し、前記制光板の頂部は、前記展示天板の底面に当接し、
【0009】
前記制光移動機構は、前記調光空間内に位置し、且つ複数の前記制光主体を順に接続させて、複数の前記制光主体を順次に前記展示品の底部輪郭に沿って延びることができ、前記発光板は、順に接続されている複数の前記制光主体で共に囲んだ局所空間に対して発光をすることによって、前記展示品底部のみに光を当てる。
【0010】
第一の方面を結び付けながら、第一の方面の一番目の実施の形態において、前記制光主体の側面に、前記制光主体長手方向の両端を貫通する第一の制光凹溝と第二の制光凹溝とが開設されており、前記第一の制光凹溝と前記第二の制光凹溝とは、間隔をあけて設けられ、且ついずれも前記制光主体の長手方向に沿って延設され、前記発光板と平行であり、
【0011】
前記制光移動機構は、移動トロリと、伸縮部材と、第一の移動輪と、第二の移動輪とを含み、前記第一の移動輪と前記第二の移動輪は、いずれも前記伸縮部材に回動可能に接続され、且つ前記移動トロリの進行方向と平行であり、前記伸縮部材は、前記移動トロリに接続されており、
【0012】
前記移動トロリは、前記発光板上にて移動することができ、それによって前記伸縮部材を移動させながら、前記第一の移動輪と前記第二の移動輪をそれぞれ前記第一の制光凹溝と前記第二の制光凹溝に入らせることによって、対応する前記制光主体を前記底部輪郭に沿って延びており、
【0013】
前記伸縮部材は、前記第一の移動輪と前記第二の移動輪を相互に近接・離間させて、前記第一の移動輪と前記第二の移動輪をそれぞれ第三の側壁と第二の側壁に当接させることができるか、又は前記第一の移動輪と前記第二の移動輪をそれぞれ第一の側壁と第四の側壁に当接させることによって、前記制光主体に接続されて、前記移動トロリによって前記制光主体位置を動かさせ、そのうち、前記第一の側壁と前記第三の側壁は、それぞれ前記第一の制光凹溝内上向きの側壁及び下向きの側壁であり、前記第二の側壁と前記第四の側壁は、それぞれ前記第二の制光凹溝内上向きの側壁及び下向きの側壁である。
【0014】
第一の方面及びその上記実施の形態を結び付けながら、第一の方面の二番目の実施の形態において、前記伸縮部材は、前記第一の移動輪と前記第二の移動輪を相互に近接・離間させて、前記第一の移動輪と前記第二の移動輪のそれぞれの外周面をそれぞれ第三の側壁と前記第二の側壁に当接させることができるか、又は前記第一の移動輪と前記第二の移動輪のそれぞれの外周面をそれぞれ前記第一の側壁と前記第四の側壁に当接させることができ、
【0015】
前記制光ユニットは、位置決めレバーをさらに含み、前記制光主体上には、前記第一の制光凹溝と前記第二の制光凹溝とに連通する位置決め空間が開設されており、前記位置決めレバーは、前記位置決め空間内に位置し、且つ前記位置決めレバー上には、順次に第一の回転部、第三の回転部及び第二の回転部が間隔をあけて設けられ、前記第三の回転部は、前記制光主体に回転可能に接続されて、前記位置決めレバーを前記制光主体に回転可能に接続し、
【0016】
且つ前記位置決めレバーは、前記位置決めレバーが傾斜から鉛直に回転する過程で、前記第一の回転部が前記位置決めレバーの回転に伴って上方に移動して前記第一の側壁から突出するとともに、前記第二の回転部が前記位置決めレバーの回転に伴って前記第二の側壁以下まで下降することができるが、前記位置決めレバーが鉛直から傾斜に回転する過程で、前記第一の回転部が前記位置決めレバーの回転に伴って前記第一の側壁以下まで下降するとともに、前記第二の回転部が前記位置決めレバーの回転に伴って上方に移動して前記第二の側壁から突出することができ、
【0017】
且つ前記位置決めレバーが鉛直にあるときに、前記位置決めレバーの頂部が前記展示天板の底面に当接して、前記発光板頂面に前記制光主体を圧迫し、それによって前記調光空間内の前記制光主体の位置をロックし、そのときに、前記第一の回転部が前記第一の側壁から突出し、前記第二の回転部が前記第二の側壁以下に位置し、
【0018】
前記位置決めレバーが傾斜にあるときに、前記位置決めレバーの頂部が前記展示天板の底面に対して間隔を隔てて、前記制光主体を釈放し、そのときに、前記第一の回転部が前記第一の側壁以下に位置し、前記第二の回転部が前記第二の側壁から突出するように構成されており、
【0019】
そして、前記第二の移動輪が前記第二の制光凹溝に入り、且つ前記第二の側壁に当接したとき、前記第二の移動輪は、前記第二の側壁から突出する前記第二の回転部を圧迫して、第二の回転部を下方に移動させることができ、それによって前記位置決めレバーを傾斜から鉛直に回転させて、前記位置決めレバーの頂部を前記展示天板に当接し、同時に、前記第一の移動輪は、前記第一の制光凹溝に入り、且つ前記第三の側壁に沿って転動し、前記第一の回転部に当接しなく、
【0020】
前記第一の移動輪が前記第一の制光凹溝に入り、且つ前記第一の側壁に当接したとき、前記第一の移動輪は、前記第一の側壁から突出する前記第一の回転部を圧迫して、第一の回転部を下方に移動させることができ、それによって前記位置決めレバーを鉛直から傾斜に回転させて、前記位置決めレバーの頂部を前記展示天板底面の間に間隔を隔て、同時に、前記第二の移動輪は、前記第二の制光凹溝に入り、且つ前記第四の側壁に沿って転動し、前記第二の回転部に当接しない。
【0021】
第一の方面及びその上記実施の形態を結び付けながら、第一の方面の二番目の実施の形態において、前記制光ユニットは、制光釈放棒をさらに含み、前記制光釈放棒は、前記第一の側壁に昇降可能に設けられ、且つ前記第一の側壁の両端まで延びて、前記制光釈放棒の底面には、釈放突起が設けられ、前記釈放突起の末端端面は、釈放傾斜面であり、且つ前記釈放傾斜面は、前記第一の回転部に対応し、且つ、前記第一の移動輪が前記第一の制光凹溝に入って、前記第一の側壁を圧迫するとき、前記制光釈放棒が前記第一の移動輪の圧迫作用で下方に移動し、同時に前記釈放傾斜面が前記第一の回転部を圧迫し、それによって前記位置決めレバーを傾斜させ、前記位置決めレバー先端と前記展示天板との当接状態を解除するように構成されている。
【発明の効果】
【0022】
従来技術に比べて、本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台の従来技術に対して有益な効果は、以下のとおりである:
【0023】
この透光珍品飾り物の自動展示台は、展示天板と、発光板と、制光コンポーネントとを含み、そのうち、展示天板は、展示品を乗せるために用いられ、発光板は、展示天板底部に設けられ、且つ展示天板との間に間隔を隔て、共に調光空間を囲み、発光板は、調光空間に光を当てて、展示天板を介して展示品底部に光を当てることができる。制光コンポーネントは、制光移動機構と、複数の制光ユニットとを含み、制光ユニットは、制光主体と、制光板とを含み、そのうち、制光主体は、長手状に設けられ、且つ両端端面には、いずれも鉛直な磁気吸着柱が設けられて、それぞれの磁気吸着柱によって複数の制光主体に順に接続され、換言すれば、二つの制光主体は、それぞれの磁気吸着柱によって相互に磁気吸着されて、接続を実現し、接続が容易で、解体も容易である。制光板は、制光主体頂部に設けられ、且つ一つの磁気吸着柱から別の磁気吸着柱まで延び、二つの制光主体がそれぞれの磁気吸着柱によって接続するときに、対応する二つの制光板も順に接続され、制光主体は、発光板の頂面に立てて設けられ、且つ調光空間内に位置し、制光板の頂部は、展示天板の底面に当接することによって、制光主体と制光板によって展示天板と発光板との間の間隔を隔てて、順に接続されている複数の制光主体と制光板によって調光空間内の個別空間を区画する目的を達成する。制光移動機構は、調光空間内に位置し、且つ複数の制光主体を順に接続させて、複数の制光主体を順次に展示品の底部輪郭に沿って延びることができ、発光板は、順に接続されている複数の制光主体で共に囲んだ局所空間に対して発光をすることによって、展示品底部に光を当て、且つ順に接続されている制光主体及び順に接続されている制光板によって光漏れを回避し、展示効果を向上させることができる。
【0024】
本発明の上記目的、特徴及び利点をより理解しやすくするために、図面を伴う好適な実施例を以下で詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、実施例において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。理解すべきこととして、以下の添付図面が、本発明のなんらかの実施例を示しているため、範囲に対する限定と見なされるべきではない。当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの添付図面に基づいて他の関連する添付図面を得ることができる。
【0026】
図1】本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台の立体構造概略図である。
【0027】
図2】本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台の断面構造概略図である。
【0028】
図3】本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台が展示天板を隠蔽するときの立体構造概略図である。
【0029】
図4】本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台の制光主体と制光板の構造概略図である。
【0030】
図5図2におけるA箇所の構造拡大概略図である。
【0031】
図6】本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台の位置決めレバーの立体構造概略図である。
【0032】
図7】本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台の制光ユニットの位置決めレバーが鉛直であるときの構造概略図である。
【0033】
図8図7におけるB-B箇所の構造概略図である。
【0034】
図9】本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台の制光ユニットの位置決めレバーが傾斜であるときの構造概略図である。
【0035】
図10図9におけるC-C箇所の構造概略図である。
【0036】
図11】本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台の制光主体の平面視の構造概略図である。
【0037】
図12図11におけるD-D箇所の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本発明の実施例の目的、技術案と利点をより明確にするために、以下は、本発明の実施例の添付図面を結び付けながら、本発明の実施例の技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。一般的には、ここで添付図面に記述され、示される本発明の実施例のコンポーネントは、様々な異なる配置で配置されてもよく、設計されてもよい。
【0039】
なお、類似した標号と英字は、以下の添付図面において類似項を表すため、一旦いずれかの一つが一添付図面において定義されると、その後の添付図面において、それについてさらに定義と解釈する必要はない。用語「上」、「下」、「内」、「外」、「左」、「右」などの指示方位又は位置関係は、添付図面に示す方位又は位置関係に基づくか、又は本明細書の製品の使用時に従来放置の方位又は位置関係であるか、又は当業者が従来理解の方位又は位置関係であり、単に本発明の記述を容易にし、記述を簡略化するためのものであり、言及される装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構成して動作しなければならないことを指示又は示唆するものではないため、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。用語「第一の」、「第二の」などは、単に記述を区別するためのものであり、相対的な重要性を指示又は示唆するものとして理解されるべきではない。「包括」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を一つ含む」という文章で限定された要素について、前記要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0040】
説明すべきこととして、明確に指定又は限定しない限り、「設置」、「接続」などの用語は、広義で理解すべきであり、たとえば、「接続」は、固定して接続してもよく、取り外し可能に接続してもよく、又は一体に接続してもよく、機械的に接続してもよく、或いは、電気的に接続してもよく、直接接続してもよく、中間媒体を介して間接的に接続してもよく、2つの要素の内部が連通してもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記用語の本発明における具体的な意味を理解し得る。
【0041】
以下に添付図面に基づき本発明の具体的な実施の形態を詳しく説明する。
【0042】
図1図4を参照すると、本発明の実施例は、透光珍品飾り物の自動展示台10を提供する。この透光珍品飾り物の自動展示台10は、展示品900の底部から光を当てることができ、展示効果が比較的良く、且つ光漏れが生じにくい。
【0043】
以下、本発明の実施例による透光珍品飾り物の自動展示台10の構造組成、動作原理及び有益な効果について具体的に説明する。
【0044】
この透光珍品飾り物の自動展示台10は、展示天板11と、発光板12と、制光コンポーネント13とを含み、そのうち、展示天板11は、展示品900を乗せるために用いられ、発光板12は、展示天板11底部に設けられ、且つ展示天板11との間に間隔を隔て、共に調光空間121を囲み、発光板12は、調光空間121に光を当てて、展示天板11を介して展示品900底部に光を当てることができる。制光コンポーネント13は、制光移動機構131と、複数の制光ユニット132とを含み、制光ユニット132は、制光主体1321と、制光板1323とを含み、そのうち、制光主体1321は、長手状に設けられ、且つ両端端面には、いずれも鉛直な磁気吸着柱1322が設けられて、それぞれの磁気吸着柱1322によって複数の制光主体1321に順に接続され、換言すれば、二つの制光主体1321は、それぞれの磁気吸着柱1322によって相互に磁気吸着されて、接続を実現し、接続が容易で、解体も容易である。制光板1323は、制光主体1321頂部に設けられ、且つ一つの磁気吸着柱1322から別の磁気吸着柱1322まで延び、二つの制光主体1321がそれぞれの磁気吸着柱1322によって接続するときに、対応する二つの制光板1323も順に接続され、制光主体1321は、発光板12の頂面に立てて設けられ、且つ調光空間121内に位置し、制光板1323の頂部は、展示天板11の底面に当接することによって、制光主体1321と制光板1323によって展示天板11と発光板12との間の間隔を隔てて、順に接続されている複数の制光主体1321と制光板1323によって調光空間121内の個別空間を区画する目的を達成する。制光移動機構131は、調光空間121内に位置し、且つ複数の制光主体1321を順に接続させて、複数の制光主体1321を順次に展示品900の底部輪郭に沿って延びることができ、発光板12は、順に接続されている複数の制光主体1321で共に囲んだ局所空間に対して発光をすることによって、展示品900底部に光を当て、且つ順に接続されている制光主体1321及び順に接続されている制光板1323によって光漏れを回避し、展示効果を向上させることができる。
【0045】
説明すべきこととして、二枚の制光板1323が接続されるときに、接続箇所から光が漏れないことを保証するために、制光板1323長手方向の両端に遮光毛羽などを設けてもよい。なお、底部輪郭は、外部コンピュータなどの制御ユニットから直接入力してもよいし、展示天板11下方に位置するカメラ又は赤外線センサなどの機構でスキャンして得たものであってもよい。これは、本実施例において限定されない。
【0046】
図1図4の参照を続け、及び図5を参照すると、制光主体1321の側面に、第一の制光凹溝13211と第二の制光凹溝13214とが開設されてもよく、そのうち、第一の制光凹溝13211と第二の制光凹溝13214とは、間隔をあけて設けられ、且ついずれも制光主体1321の長手方向に沿って延設され、発光板12と平行であり、なお、第一の制光凹溝13211と第二の制光凹溝13214は、いずれも制光主体1321長手方向の両端を貫通する。
【0047】
制光移動機構131は、移動トロリ1316と、伸縮部材1317と、第一の移動輪1311と、第二の移動輪1312とを含み、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312は、いずれも伸縮部材1317に回動可能に接続され、且つ移動トロリ1316の進行方向と平行であり、伸縮部材1317は、移動トロリ1316に接続されている。そのうち、移動トロリ1316は、発光板12上にて移動することができ、それによって伸縮部材1317を移動させながら、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312をそれぞれ第一の制光凹溝13211と第二の制光凹溝13214に入らせることによって、対応する制光主体1321を底部輪郭に沿って延びており、換言すれば、移動トロリ1316が発光板12上にて底部輪郭に沿って移動可能である場合、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312がそれぞれ第一の制光凹溝13211と第二の制光凹溝13214に入る過程で、制光主体1321の長手方向が、対応する底部輪郭タンジェンシャル方向と不一致であれば、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312は、それぞれ第一の制光凹溝13211の内壁と第二の制光凹溝13214内壁に当接し、それによって対応する制光主体1321を回転させて、制光主体1321の長手方向を校正する目的を達成する。
【0048】
そして、伸縮部材1317は、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312を相互に離間させて、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312をそれぞれ第三の側壁13213と第二の側壁13215に当接することによって、第一の制光凹溝13211と第二の制光凹溝13214を挟持する目的を達成し、制光主体1321に接続されて、移動トロリ1316によって制光主体1321位置を動かさせることを容易にすることができ、本実施例において、第一の側壁13212と第三の側壁13213は、それぞれ第一の制光凹溝13211内上向きの側壁及び下向きの側壁であり、第二の側壁13215と第四の側壁13216は、それぞれ第二の制光凹溝13214内上向きの側壁及び下向きの側壁である。
【0049】
伸縮部材1317は、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312を相互に近接させて、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312をそれぞれ第一の側壁13212と第四の側壁13216に当接し、同様に第一の制光凹溝13211と第二の制光凹溝13214を挟持して、制光主体1321に接続され、移動トロリ1316によって制光主体1321位置を動かさせることを容易にすることができる。
【0050】
図1図5参照を続け、及び図6図12を参照すると、伸縮部材1317は、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312を相互に離間させて、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312のそれぞれの外周面をそれぞれ第三の側壁13213と第二の側壁13215に当接することができ、伸縮部材1317は、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312を相互に近接させて、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312をそれぞれ第一の側壁13212と第四の側壁13216に当接することができる。
【0051】
制光ユニット132は、位置決めレバー1325をさらに含んでもよく、制光主体1321上には、第一の制光凹溝13211と第二の制光凹溝13214とに連通する位置決め空間13210が開設されている。この位置決めレバー1325は、位置決め空間13210内に位置し、且つ位置決めレバー1325上には、順次に第一の回転部13251、第三の回転部13253及び第二の回転部13252が間隔をあけて設けられ、第三の回転部13253は、制光主体1321に回転可能に接続されて、位置決めレバー1325を制光主体1321に回転可能に接続する。
【0052】
且つこの位置決めレバー1325は、位置決めレバー1325が傾斜から鉛直に回転する過程で、第一の回転部13251が位置決めレバー1325の回転に伴って上方に移動して第一の側壁13212から突出するとともに、第二の回転部13252が位置決めレバー1325の回転に伴って第二の側壁13215以下まで下降することができ、即ち、第一の回転部13251と第二の回転部13252が位置決めレバー1325に伴って位置決め空間13210内にて移動し、且つ第一の回転部13251が位置決めレバー1325の回転に伴って上方に移動し、第一の側壁13212から突出する状態に移動し、第二の回転部13252が位置決めレバー1325の回転に伴って下降し、且つ第二の側壁13215以下に移動し、位置決めレバー1325が鉛直から傾斜に回転する過程で、第一の回転部13251が位置決めレバー1325の回転に伴って第一の側壁13212以下まで下降するとともに、第二の回転部13252が位置決めレバー1325の回転に伴って上方に移動して第二の側壁13215から突出することができ、即ち、第一の回転部13251と第二の回転部13252が位置決めレバー1325に伴って位置決め空間13210内にて移動し、且つ第一の回転部13251が位置決めレバー1325の回転に伴って下方に移動し、第一の側壁13212以下に移動し、第二の回転部13252が位置決めレバー1325の回転に伴って上昇し、且つ第二の側壁13215から突出する状態に移動し、
【0053】
且つ位置決めレバー1325が鉛直にあるときに、位置決めレバー1325の頂部が展示天板11の底面に当接して、発光板12頂面に制光主体1321を圧迫し、それによって調光空間121内の制光主体1321の位置をロックし、そのときに、第一の回転部13251が第一の側壁13212から突出し、第二の回転部13252が第二の側壁13215以下に位置し、
【0054】
位置決めレバー1325が傾斜にあるときに、位置決めレバー1325の頂部が展示天板11の底面に対して間隔を隔てて、制光主体1321を釈放し、そのときに、第一の回転部13251が第一の側壁13212以下に位置し、第二の回転部13252が第二の側壁13215から突出するように構成されている。
【0055】
そして、伸縮部材1317が第一の移動輪1311と第二の移動輪1312を相互に離間させて、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312のそれぞれの外周面をそれぞれ第三の側壁13213と第二の側壁13215に当接するとき、第二の移動輪1312に伴って第二の制光凹溝13214に入り、第二の移動輪1312は、第二の側壁13215に当接し、第二の移動輪1312は、第二の側壁13215から突出する第二の回転部13252を圧迫して、第二の回転部13252を下方に移動させ、それによって位置決めレバー1325を傾斜から鉛直に回転させて、位置決めレバー1325の頂部を展示天板11に当接し、同時に、第一の移動輪1311が第一の制光凹溝13211に入り、且つ第三の側壁13213に当接して転動することができ、それは、位置決めレバー1325が鉛直に回転することを容易にするように前記第一の回転部13251に当接しない。説明すべきこととして、本実施例において、位置決めレバー1325頂部は、一定の弾性を有しており、位置決めレバー1325が略鉛直状態にあるとき、その頂部は、展示天板11に当接して、位置決めレバー1325を回転させるための精度要求を容易にする。
【0056】
伸縮部材1317が第一の移動輪1311と第二の移動輪1312を相互に近接させて、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312をそれぞれ第一の側壁13212と第四の側壁13216に当接できるとき、第一の移動輪1311に伴って第一の制光凹溝13211に入り、且つ第一の移動輪1311が第一の側壁13212に当接し、第一の移動輪1311は、第一の側壁13212から突出する第一の回転部13251を圧迫して、第一の回転部13251を下方に移動させることができ、それによって位置決めレバー1325を鉛直から傾斜に回転させて、位置決めレバー1325の頂部と展示天板11底面との間に間隔を隔て、同時に、第二の移動輪1312は、第二の制光凹溝13214に入り、且つ第四の側壁13216に沿って転動し、それは、位置決めレバー1325を傾斜に回転することを容易にするように第二の回転部13252に接触しない。
【0057】
上記の、位置決めレバー1325を回転させる方式は、簡単であり、且つ移動トロリ1316は、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312によって制光主体1321方位を回転させながら制光主体1321位置をロックする動作、又は制光主体1321を移動させながら制光主体1321位置を釈放する動作を完了させて、上記局所空間の形状を調整する効率を向上させる。
【0058】
説明すべきこととして、本実施例において、第一の回転部13251と第二の回転部13252は、第一の移動輪1311と第二の移動輪1312が移動時に当接することを容易にするために、回動軸受などであってもよい。
【0059】
さらに、制光ユニット132は、制光釈放棒1326をさらに含んでもよく、制光釈放棒1326は、第一の側壁13212に昇降可能に設けられ、そして、制光釈放棒1326は、第一の側壁13212の両端まで延びてもよく、制光釈放棒1326の底面には、釈放突起13261が設けられ、釈放突起13261の末端端面は、釈放傾斜面13262であり、且つ釈放傾斜面13262は、第一の回転部13251に対応し、且つ、第一の移動輪1311が第一の制光凹溝13211に入って、第一の側壁13212を圧迫するとき、制光釈放棒1326が第一の移動輪1311の圧迫作用で下方に移動するとともに、釈放傾斜面13262が第一の回転部13251を圧迫し、それによって位置決めレバー1325を傾斜させ、位置決めレバー1325先端と展示天板11との当接状態を解除するように構成されている。換言すれば、制光釈放棒1326が第一の側壁13212の両端まで延びているので、第一の移動輪1311が第一の制光凹溝13211に入るときに、制光釈放棒1326を圧迫して、釈放傾斜面13262によって第一の回転部13251を速やかに圧迫して位置決めレバー1325を傾斜させて、制光主体1321を移動するときに位置決めレバー1325と展示天板11との当接状態を速やかに解除し、制光主体1321を速やかに釈放する目的を達成することができる。
【0060】
上述したのが本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するためのものではなく、当業者にとっては、矛盾しない限り、上記の実施例における特徴を組み合わせることができ、本発明に様々な変更や変化が可能である。任意の本発明の精神と原則内で行われる修正、同等の置換、改良などは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。そして、実施例は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示されるため、特許請求の範囲の同等要素の意味と範囲内の全ての変化も本発明に含まれるものであることを意図したものである。特許請求の範囲におけるいかなる符号は、関連する特許請求の範囲を限定するものではないと考えられるべきである。
【符号の説明】
【0061】
10-透光珍品飾り物の自動展示台;11-展示天板;12-発光板;121-調光空間;13-制光コンポーネント;131-制光移動機構;1316-移動トロリ;1317-伸縮部材;1311-第一の移動輪;1312-第二の移動輪;132-制光ユニット;1321-制光主体;13210-位置決め空間;13211-第一の制光凹溝;13212-第一の側壁;13213-第三の側壁;13214-第二の制光凹溝;13215-第二の側壁;13216-第四の側壁;1322-磁気吸着柱;1323-制光板;1325-位置決めレバー;13251-第一の回転部;13253-第三の回転部;13252-第二の回転部;1326-制光釈放棒;13261-釈放突起;13262-釈放傾斜面;900-展示品。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12