(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024021153
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
B60K 35/00 20240101AFI20240208BHJP
【FI】
B60K35/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022123787
(22)【出願日】2022-08-03
(71)【出願人】
【識別番号】000231512
【氏名又は名称】日本精機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】後藤 彰大
(72)【発明者】
【氏名】大塚 観月
【テーマコード(参考)】
3D344
【Fターム(参考)】
3D344AA03
3D344AA27
3D344AB01
3D344AD01
(57)【要約】
【課題】 コスト上昇を抑制することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 表示部21の加飾部材10とは反対側に配置される光源30と、光源30から発せられる照明光を第2加飾領域R2に導くための一対の第1、第2の反射部51、52を有するケース部材50とを備え、第1の反射部51は照明光を第2の反射部52に導くために光源30と表示部21との間に設けられ、第2の反射部52は第1の反射部51によって反射された照明光を第2加飾領域R2に導くために第2加飾領域R2と向かい合うように設けられる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加飾部材によって覆われる表示部を備え、
前記加飾部材が前記表示部に対応する領域である第1加飾領域と前記表示部に対応しない領域である第2加飾領域とを少なくとも含むように構成された表示装置であって、
前記表示部の前記加飾部材とは反対側に配置される光源と、
前記光源から発せられる照明光を前記第2加飾領域に導くための一対の第1、第2の反射部を有するケース部材とを備え、
前記第1の反射部は、前記照明光を前記第2の反射部に導くために、前記光源と前記表示部との間に設けられ、
前記第2の反射部は、前記第1の反射部によって反射された前記照明光を前記第2加飾領域に導くために、前記第2加飾領域と向かい合うように設けられることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記ケース部材は、前記第1の反射部と前記第2の反射部との間に形成される第1の照明空間と、前記第1の照明空間と連通するように前記第1の照明空間と前記第2加飾領域との間に形成される第2の照明空間と、前記第2の照明空間を囲む壁部とを備えることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記光源が配設される回路基板を備え、
前記第1の照明空間は前記回路基板の板面方向に対し傾斜するように設けられ、
前記第2の照明空間は前記板面方向に対し直交するように設けられることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記ケース部材は、前記第1の反射部と前記第2の反射部と前記壁部とが一体化された樹脂ケースとして構成されることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示部は、単一のディスプレイであることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加飾部材によって覆われる表示手段を備えた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、この種の表示装置にあっては、例えば特許文献1に記載されているように、車両のインストルメントパネルに設けられ、使用時にはディスプレイにより必要な視覚情報を提供し、不使用時にはディスプレイが存在しないように見せかけることができるようにしたものが知られている。より具体的には、この特許文献1に記載の表示装置は、上下に並設された2つのディスプレイの前方側が木目調模様の加飾部材で覆われており、当該加飾部材には、表示光を透過し得る多数の微細孔が形成される。そして、2つのディスプレイの使用時には前記微細孔を通して2つのディスプレイに表示された画面を加飾部材に備えられる2つの加飾領域にて視認することができ、2つのディスプレイの不使用時には木目調模様の加飾部材で画面を隠すことができる構成としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載の表示装置では、上述した2つの加飾領域に対応させて2つのディスプレイが採用されている。このため装置の費用が嵩む傾向にあり、コストが上昇するという問題がある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、コスト上昇を抑制することが可能な表示装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、加飾部材によって覆われる単一の表示部を備え、前記加飾部材が前記表示部に対応する領域である第1加飾領域と前記表示部に対応しない領域である第2加飾領域とを少なくとも含むように構成された表示装置であって、前記表示部の前記加飾部材とは反対側に配置される光源と、前記光源から発せられる照明光を前記第2加飾領域に導くための一対の第1、第2の反射部を有するケース部材とを備え、前記第1の反射部は、前記照明光を前記第2の反射部に導くために、前記光源と前記表示部との間に設けられ、前記第2の反射部は、前記第1の反射部によって反射された前記照明光を前記第2加飾領域に導くために、前記第2加飾領域と向かい合うように設けられることを特徴とする。
【0006】
また本発明は、前記ケース部材は、前記第1の反射部と前記第2の反射部との間に形成される第1の照明空間と、前記第1の照明空間と連通するように前記第1の照明空間と前記第2加飾領域との間に形成される第2の照明空間と、前記第2の照明空間を囲む壁部とを備えることを特徴とする。
【0007】
また本発明は、前記光源が配設される回路基板を備え、前記第1の照明空間は前記回路基板の板面方向に対し傾斜するように設けられ、前記第2の照明空間は前記板面方向に対し直交するように設けられることを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記ケース部材は、前記第1の反射部と前記第2の反射部と前記壁部とが一体化された樹脂ケースとして構成されることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記表示部は、単一のディスプレイであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、所期の目的を達成でき、コスト上昇を抑制することが可能な表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施形態による車室内を模式的に示す図。
【
図2】
図1中、車幅方向とは直交する方向に沿った表示装置の要部断面図。
【
図3】
図1中、車幅方向とは直交する方向に沿った表示装置の他の要部断面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を用いて本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明では、表示装置Mを視認する視認者側を前方側とし、視認者側とは反対側となる反視認者側を背後側として各部の説明を行うことがある。
【0013】
表示装置Mは、
図1、
図2に示すように車両のインストルメントパネルD1に設けられ、加飾部材10と、この加飾部材10によって覆われる表示手段20と、表示手段20の背後側に設けられる光源30と、この光源30が実装される回路基板40と、加飾部材10と回路基板40との間に位置するケース部材50と、回路基板40の背後側を覆うカバー60とを備えている。なお、
図1中、D2は車両のフロントガラスを示している。
【0014】
加飾部材10は、例えば保護部11と、加飾部12と、基材13と、反射層14とから主に構成される。ここでの加飾部材10は、前方側から保護部11、加飾部12、基材13、反射層14の順に積層配置される。
【0015】
保護部11は、例えば透光性の艶消材である硬度の高い微小な粒径のビーズを含有するインクが印刷された保護層を適用することができ、表示装置M(加飾部材10)の最前面に形成される。
【0016】
加飾部12は、例えば透光性の着色インクが複数層印刷形成された加飾層を適用することができ、保護部11と基材13の間に設けられる。この場合、加飾部12は、例えば基材13の前方側に一様に塗布された茶色の着色層と、その前方側に形成される土色の筋状模様からなる着色層とで構成される。このように構成することで、木目調の色、模様で形成された加飾部12を得ることができる。また、加飾部12は、表示手段20の後述する表示部から出射された光を透過可能に構成される。
【0017】
基材13は、例えば透光性もしくは半透過性の樹脂材料で形成された薄板状のパネル体を適用することができる。
【0018】
反射層14は、例えば基材13の背後側に形成された透光性を有するハーフミラー層を適用することができる。なお、反射層14は、ハーフミラー層に代えて、金属フィラーを含有するインクが印刷された半透光性の印刷層で形成してもよい。なお、反射層14の背後側には、必要に応じて遮光性の黒色印刷層で形成された図示省略した遮光部を設けてもよい。当該遮光部を設ける場合、ケース部材50の後述する壁部や表示手段20に対応するエリアには遮光部を形成しなくてもよい。また、本例の場合、保護部11と加飾部12と基材13と反射層14とから主に構成された加飾部材10は、前記表示部に対応する領域である第1加飾領域R1と、当該表示部に対応しない領域(すなわち前記壁部に対応する領域)である第2加飾領域R2とを少なくとも含むように構成される。
【0019】
表示手段20は、表示部21と、液晶表示部22と、インジケータ表示部23とを有する。表示部21、液晶表示部22、インジケータ表示部23は車両の車幅方向Cに沿うように設けられる。また、この場合、単一の表示部21の左右に液晶表示部22、インジケータ表示部23が設置された構成としている。
【0020】
表示部21は、例えば矩形状のディスプレイであり、各種の車両情報(例えばシフトポジション情報や残燃料に関する残燃料情報、燃費情報等)を表示する液晶表示パネル21aと、この液晶表示パネル21aに光を供給するための図示省略したバックライトユニットと、液晶表示パネル21a及びバックライトユニットを収容する金属製のフレーム部材21bとから主に構成される。フレーム部材21bには液晶表示パネル21aの表示面に対応する位置に開口部21cが開口形成されている。
【0021】
液晶表示部22は、各種の車両情報(例えば車速情報や走行距離情報等)を表示するセグメント式の液晶表示パネルを適用することができる。
【0022】
インジケータ表示部23は、インジケータパネル23aに設けられた複数個の表示意匠部23bと、これら個々の表示意匠部23b毎に設けられる複数個のインジケータ用光源23cと、個々の表示意匠部23b毎に照明室を形成することを目的として設けられた仕切壁部23dとを備える(
図3参照)。
【0023】
インジケータパネル23aには表示意匠部23bを除いて上述した遮光部23eが設けられている。表示意匠部23bとしては、例えばシートベルトが未装着であることを示す警告マーク等を適用することができる。インジケータ用光源23cは、適宜の色を発するチップ型発光ダイオードを適用することができ、例えば表示意匠部23bがシートベルト未装着警報を示す警告マークの場合、インジケータ用光源23cは赤色光を発するチップ型発光ダイオードが採用される。インジケータ用光源23cから発せられる光は仕切壁部23dの内部を通ってインジケータパネル23aに至る。これにより表示意匠部23bが所定の色で発光表示される。
【0024】
光源30は、例えば所定の色の照明光を発することが可能なRGB光源を適用することができる。光源30は、表示部21の加飾部材10側とは反対側に配置され、加飾部材10に設けられた第2加飾領域R2に照明光を供給する発光体である。また、ここでの詳細図示は省略するが、光源30は第2加飾領域R2に沿うように複数個設けられている。
【0025】
回路基板40は、所定の配線パターンが施された硬質配線基板を適用することができる。回路基板40は、加飾部材10(表示手段20)と概ね平行状態をなすように表示手段20の加飾部材10側とは反対側に設けられる。そして、表示手段20側を向く回路基板40の一方の面部41にインジケータ用光源23cや光源30、制御部42が実装(配設)される。制御部42は、表示部21や液晶表示部22の表示制御、及びインジケータ用光源23cや光源30の発光制御を行うマイクロコンピュータである。
【0026】
ケース部材50は、例えば白色の合成樹脂材料によって形成された樹脂ケースを適用することができ、光源30から発せられる照明光を第2加飾領域R2に導くための一対の第1、第2の反射部51、52と、第1の反射部51と第2の反射部52との間に形成される第1の照明空間53と、第1の照明空間53と連通するように第1の照明空間53と第2加飾領域R2との間に形成される第2の照明空間54と、第1、第2の反射部51、52の前方側に位置し第2の照明空間54を囲む壁部55とを備えている。なお、本例の場合、ケース部材50は、第1の反射部51と第2の反射部52と壁部55とが一体化された樹脂ケースとして構成される。
【0027】
第1の反射部51は、断面略三角形状に形成され、照明光を第2の反射部52に導くために光源30と表示部21との間に設けられる。第1の反射部51は、光源30から発せられる照明光を第2の反射部52に導くための傾斜した第1の反射面51aを備えている。第1の反射面51aは、光源30から発せられる照明光の光路を略直角に折り曲げる機能を有する。
【0028】
第2の反射部52は、断面略三角形状に形成され、
図2中、第1の反射部51の左方側に位置する。第2の反射部52は、第1の反射部51によって反射された照明光を第2加飾領域R2に導くために第2加飾領域R2と向かい合うように設けられる。
【0029】
つまり、この場合、第2の反射部52は、第2加飾領域R2に対応するように第2加飾領域R2の真下に設けられ、第1の反射面51a(第1の反射部51)によって反射された照明光を第2加飾領域R2に導くための傾斜した第2の反射面52aを備えている。第2の反射面52aは、第1の反射面51aによって反射された照明光の光路を再び略直角に折り曲げる機能を有する。なお、本例の場合、第2の反射面52a(第2の反射部52)は、第1の照明空間53を介して第1の反射面51a(第1の反射部51)と対向配置される。
【0030】
第1の照明空間53は、第1の反射部51から第2の反射部52へと至る照明光の光路中に位置する部位であり、一方の面部41の形成される方向である回路基板40の板面方向に対して傾斜するように設けられる。第1の照明空間53は、第2の反射部52から第2加飾領域R2へと至る照明光の光路中に位置する部位であり、回路基板40の前記板面方向に対して略直交するように設けられる。
【0031】
壁部55は、第2の反射面52a(第2の反射部52)によって光路が略直角に折り曲げられた照明光を囲む立壁部であり、第1、第2の反射部51、52と第2加飾領域R2との間に設けられる。ここで、表示部21とケース部材50との位置関係に着目すると、第1の反射部51は前記板面方向に対して略直交する方向から見たときに表示部21と重なり合うように設けられ、第2の反射部52及び壁部55は前記板面方向に対して略直交する方向から見たときに表示部21と重ならないように設けられる。なお、本例の場合、壁部55の内部には第2の反射面52aによって反射された照明光を第2加飾領域R2に導くための上述した第2の照明空間54が形成されることになる。
【0032】
カバー60は、例えば合成樹脂材料によって略平板状に形成されている。
【0033】
以上の各部により表示装置Mが構成される。このような構成において、液晶表示パネル21aや液晶表示部22は、制御部42からの表示用制御信号に基づいて表示動作がなされ、インジケータ用光源23cや光源30は、制御部42からの点灯用制御信号に基づいて点灯動作がなされる。
【0034】
以下の説明では、液晶表示パネル21aの表示と光源30の点灯にのみ着目して説明する。前記表示用制御信号の入力に基づいて液晶表示パネル21aに各種の車両情報が表示されると、加飾部材10を構成する各部(つまり保護部11、加飾部12、基材13、反射層14)が何れも透光性を有していることに起因して、表示装置Mを視認する視認者側からは加飾部材10の第1加飾領域R1に表示された各種の車両情報を視認することができる。
【0035】
一方、前記点灯用制御信号の入力に基づいて光源30が点灯すると、光源30からの照明光は第1の反射部51及び第2の反射部52を通じて加飾部材10の第2加飾領域R2に反射導光される。この際、加飾部材10を構成する各部(つまり保護部11、加飾部12、基材13、反射層14)が何れも透光性を有していることに起因して、表示装置Mを視認する視認者側は、当該反射導光された照明光(間接照明光)を受けて加飾部材10の第2加飾領域R2に発光表示されるライン状発光部を視認することができる。
【0036】
以上のように本実施形態によれば、表示部21の加飾部材10とは反対側に配置される光源30と、光源30から発せられる照明光を第2加飾領域R2に導くための一対の第1、第2の反射部51、52を有するケース部材50とを備え、第1の反射部51は、照明光を第2の反射部52に導くために、光源30と表示部21との間に設けられ、第2の反射部52は、第1の反射部51によって反射された照明光を第2加飾領域R2に導くために、第2加飾領域R2と向かい合うように設けられるものである。
【0037】
従って、視認者が視認する前記ライン状発光部は、光源30から発せられる照明光によって第2加飾領域R2に発光表示されることから、従来のように加飾領域毎にディスプレイを設置することが不要となるため、コスト上昇を抑制することが可能となる。また、間接光によって前記ライン状発光部が発光表示されることから、前記ライン状発光部の輝度ムラを抑制することができるという利点もある。さらには、第2加飾領域R2を第1加飾領域R1の近くに設けることが可能となるため、両加飾領域R1、R2に表示される情報が一体感のある見栄えとなり、表示品位(商品性)を高めることができる。
【0038】
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
【0039】
例えば、前記残燃料が所定の閾値以下であって、前記残燃料が所定の閾値以下であることを示す前記残燃料情報が液晶表示パネル21a(表示部21)に表示されているような場合、制御部42による制御のもと、光源30から赤色光が発せられるようにしてもよい。つまり、この場合、第2加飾領域R2は赤色のライン状発光部となり、表示部21に表示される前記残燃料情報と第2加飾領域R2に表示される報知情報とは互いに連携した表示となる。これにより視認者は前記残燃料が僅かであることを当該赤色のライン状発光部を視認することで容易に認識することが可能となる。
【0040】
また、このように表示部21に表示される前記残燃料情報と第2加飾領域R2に表示される報知情報とを互いに連携させるような場合、表示部21及び第2加飾領域R2に表示される情報の誘目性を高めるために、液晶表示部22に表示される情報の輝度、及びインジケータ用光源23cの発光輝度(つまり第2加飾領域R2に表示される情報の輝度)をある程度、低下させるようにしてもよい。さらには、液晶表示部22とインジケータ表示部23とのうち少なくとも一方を廃止した構成でもよい。液晶表示部22及びインジケータ表示部23を廃止した場合、表示手段20は、単一のディスプレイである表示部21のみで構成されることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0041】
10 加飾部材
20 表示手段
21 表示部
21a 液晶表示パネル
22 液晶表示部
23 インジケータ表示部
30 光源
40 回路基板
50 ケース部材
51 第1の反射部
51a 第1の反射面
52 第2の反射部
52a 第2の反射面
53 第1の照明空間
54 第2の照明空間
55 壁部
D1 インストルメントパネル
R1 第1加飾領域
R2 第2加飾領域