(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024021230
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】座席管理システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20240208BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022123927
(22)【出願日】2022-08-03
(71)【出願人】
【識別番号】000166432
【氏名又は名称】戸田建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001014
【氏名又は名称】弁理士法人東京アルパ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】堤 隆志
(72)【発明者】
【氏名】村田 悠輔
(72)【発明者】
【氏名】宮路 寛人
(72)【発明者】
【氏名】平林 亮
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 康樹
(72)【発明者】
【氏名】大竹 智輝
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA11
(57)【要約】
【課題】利用者が着席している座席を、精度よく安定して判定する。
【解決手段】ビーコン装置14a~14cは、室内空間13のなかに配置された座席33a~33cのそれぞれに対応付けて配置される。管理装置12は、座席33a~33cのなかで、利用者80がどの座席33a~33cに着席しているかを管理する。ビーコン装置14a~14cは、ビーコン信号を送信する。管理装置12は、利用者80が所持する端末装置18がビーコン装置14a~14cから受信したビーコン信号に基づいて、利用者80が着席している座席33a~33cを判別する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内空間のなかに配置された複数の座席のそれぞれに対応付けて配置された複数のビーコン装置と、
複数の前記座席のなかで、利用者がどの座席に着席しているかを管理する管理装置と
を備え、
それぞれの前記ビーコン装置は、ビーコン信号を送信し、
前記管理装置は、前記利用者が所持する端末装置が前記ビーコン装置から受信した前記ビーコン信号に基づいて、前記利用者が着席している座席を判別する、
座席管理システム。
【請求項2】
前記管理装置は、
前記端末装置が受信した前記ビーコン信号の電波強度が所定の閾値よりも大きいビーコン装置が設置された座席を、前記利用者が着席していると判定する座席の候補として抽出し、抽出した候補のなかから、前記利用者が着席していると判定する座席を選択する、
請求項1の座席管理システム。
【請求項3】
前記管理装置は、
前記候補のなかから、前記端末装置が受信した前記ビーコン信号の電波強度が最も大きいビーコン装置が設置された座席に、前記利用者が着席していると判定する、
請求項2の座席管理システム。
【請求項4】
前記管理装置は、
端末装置が受信した前記ビーコン信号の電波強度に基づいて生成された推定モデルに基づいて、前記候補のなかから、前記利用者が着席していると判定する座席を選択する、
請求項2の座席管理システム。
【請求項5】
前記管理装置は、
他の利用者が既に着席していると判定した座席を、前記候補から除外する、
請求項2乃至4いずれかの座席管理システム。
【請求項6】
前記管理装置は、
前記利用者が着席していると判定した座席に配置されたビーコン装置から送信された前記ビーコン信号を前記端末装置が受信し続けている場合に、前記利用者が前記座席から移動していないと判定する、
請求項1乃至4いずれかの座席管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が着席した座席を管理する座席管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ビーコン送信器を利用した屋内測位システムが記載されている。
特許文献2には、電波を利用した屋内測位システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-215227号公報
【特許文献2】特開2009-288245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
屋内用途に適した測位システムとしては、上述したもののほかにも様々なものが提案されているが、オフィスの座席単位での位置測定をしたい場合、精度が低かったり、安定して検出できなかったり、コストが高かったりなどして、適切なシステムが存在しない。
この発明は、例えばこのような課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
座席管理システムは、室内空間のなかに配置された複数の座席のそれぞれに対応付けて配置された複数のビーコン装置と、複数の前記座席のなかで、前記利用者がどの座席に着席しているかを管理する管理装置とを有する。それぞれの前記ビーコン装置は、ビーコン信号を送信する。前記管理装置は、前記利用者が所持する端末装置が前記ビーコン装置から受信した前記ビーコン信号に基づいて、前記利用者が着席している座席を判別する。
前記管理装置は、前記端末装置が受信した前記ビーコン信号の電波強度が所定の閾値よりも大きいビーコン装置が設置された座席を、前記利用者が着席していると判定する座席の候補として抽出し、抽出した候補のなかから、前記利用者が着席していると判定する座席を選択してもよい。
前記管理装置は、前記候補のなかから、前記端末装置が受信した前記ビーコン信号の電波強度が最も大きいビーコン装置が設置された座席に、前記利用者が着席していると判定してもよい。
前記管理装置は、端末装置が受信した前記ビーコン信号の電波強度に基づいて生成された推定モデルに基づいて、前記候補のなかから、前記利用者が着席していると判定する座席を選択してもよい。
前記管理装置は、他の利用者が既に着席していると判定した座席を、前記候補から除外してもよい。
前記管理装置は、前記利用者が着席していると判定した座席に配置されたビーコン装置から送信された前記ビーコン信号を前記端末装置が受信し続けている場合に、前記利用者が前記座席から移動していないと判定してもよい。
【発明の効果】
【0006】
以上のような座席管理システムによれば、利用者が着席している座席を精度よく安定して判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1を参照して、座席管理システム10について説明する。
座席管理システム10は、室内空間13において、利用者80がどこにいるかを管理する。室内空間13には、利用者80が作業をするための複数の座席33a~33cが設置されている。座席管理システム10は、利用者80がどの座席33a~33cに着席しているかを管理する。
座席管理システム10は、例えば、複数のビーコン装置14a~14cと、無線通信装置16と、管理装置12とを有する。
【0009】
ビーコン装置14a~14cは、室内空間13のなかに配置され、例えば、それぞれの座席33a~33cに対応して、一つずつ設置されている。ビーコン装置14a~14cは、例えば、それぞれの座席33a~33cに設けられた作業机の裏に固定される。
ビーコン装置14a~14cは、ビーコン信号を送信する。ビーコン装置14a~14cは、例えばBLE(登録商標)ビーコンであり、ビーコン信号をブロードキャストする。
ビーコン装置14a~14cが送信するビーコン信号は、そのビーコン装置14a~14cを識別する識別情報を含む。
【0010】
無線通信装置16は、室内空間13のなかに配置され、利用者80が所持している端末装置18と、管理装置12との間の通信を中継する。
【0011】
端末装置18は、ビーコン装置14a~14cが送信したビーコン信号を受信する。端末装置18は、ビーコン装置14a~14cから例えば8~10m(メートル)以内にあるとき、ビーコン信号を受信できる。端末装置18は、受信したビーコン信号に含まれるビーコン装置14a~14dの識別情報と、受信したビーコン信号の電波強度を示す情報とを、無線通信装置16を介して管理装置12に対して送信する。
【0012】
管理装置12は、例えばサーバ装置(クラウド上に構築された仮想的なものを含む。)であり、利用者80の位置を管理する。
管理装置12は、無線通信装置16を介して端末装置18と通信し、端末装置18が送信した情報を受信する。
管理装置12は、受信した情報に基づいて、端末装置18を所持している利用者80が着席している座席33a~33cを判別する。
【0013】
図2を参照して、管理装置12について更に詳しく説明する。
管理装置12は、例えば、受信部21と、座席記憶部22と、端末記憶部23と、着席記憶部24と、着席判定部25とを有する。
【0014】
受信部21は、無線通信装置16を介して、端末装置18が送信した情報を受信する。
座席記憶部22は、座席33a~33cと、その座席33a~33cに設置されたビーコン装置14a~14cとの間の対応関係を示す情報を、あらかじめ記憶している。
端末記憶部23は、端末装置18と、その端末装置18を所持している利用者80との間の対応関係を示す情報を、あらかじめ記憶している。
着席記憶部24は、着席判定部25による判定結果に基づいて、それぞれの座席33a~33cに、その時点で着席している利用者80を記憶する。
着席判定部25は、座席記憶部22、端末記憶部23、着席記憶部24が記憶した情報と、無線通信装置16を介して端末装置18から受信部21が受信した情報とに基づいて、利用者80がどの座席33a~33cに着席しているかを判定する。
【0015】
図3を参照して、着席判定処理50について説明する。
着席判定処理50において、管理装置12は、利用者80がどの座席33a~33cに着席しているかを判定する。
着席判定処理50は、例えば、受信工程51と、利用者判別工程52と、座席判別工程53と、受信判定工程54と、離席記憶工程55と、閾値抽出工程56と、空席抽出工程57と、着席記憶工程58とを有する。
【0016】
まず、受信工程51において、受信部21は、無線通信装置16を介して端末装置18が送信した情報を受信する。その後、利用者判別工程52へ進む。
【0017】
利用者判別工程52において、着席判定部25は、端末記憶部23が記憶した情報に基づいて、受信工程51で受信部21が受信した情報に含まれる端末装置18の識別情報によって識別される端末装置18を所持している利用者80を判別する。その後、座席判別工程53へ進む。
【0018】
座席判別工程53において、着席判定部25は、着席記憶部24が記憶した情報に基づいて、利用者判別工程52で判別した利用者80が既に着席している座席33a~33cを判別する。
利用者80がどの座席33a~33cにもまだ着席していない場合は、閾値抽出工程56へ進む。
利用者80がいずれかの座席33a~33cに既に着席している場合は、受信判定工程54へ進む。
【0019】
受信判定工程54において、着席判定部25は、座席記憶部22が記憶した情報と、受信工程51で受信部21が受信した情報とに基づいて、座席判別工程53で判別した座席33a~33cに設置されたビーコン装置14a~14cからのビーコン信号を端末装置18が受信しているか否かを判定する。
受信している場合は、利用者80がまだその座席33a~33cに着席していると判定して、着席判定処理50を終了する。
受信していない場合は、離席記憶工程55へ進む。
【0020】
離席記憶工程55において、着席判定部25は、利用者80が座席33a~33cから離席したと判定する。着席記憶部24は、着席判定部25による判定結果を記憶する。その後、閾値抽出工程56へ進む。
【0021】
閾値抽出工程56において、着席判定部25は、受信工程51で受信部21が受信した情報に基づいて、端末装置18が受信したビーコン信号のうち、所定の閾値よりも電波強度が大きいものだけを抽出する。そして、座席記憶部22が記憶した情報に基づいて、抽出したビーコン信号を送信したビーコン装置14a~14cが設置された座席33a~33cを判別する。
端末装置18が受信したビーコン信号のなかに、電波強度が閾値よりも大きいビーコン信号がない場合は、利用者80がどの座席33a~33cにも着席していないと判定し、着席判定処理50を終了する。
端末装置18が受信したビーコン信号のなかに、電波強度が閾値よりも大きいビーコン信号が少なくとも一つある場合は、空席抽出工程57へ進む。
【0022】
空席抽出工程57において、着席記憶部24が記憶した情報に基づいて、閾値抽出工程56で判別した座席33a~33cのなかから、誰も着席していない座席33a~33cを抽出する。
誰も着席していない座席33a~33cがない場合は、利用者80がどの座席33a~33cにも着席していないと判定し、着席判定処理50を終了する。
誰も着席していない座席33a~33cが少なくとも一つある場合は、着席記憶工程58へ進む。
【0023】
着席記憶工程58において、着席判定部25は、空席抽出工程57で抽出した座席33a~33cのなかから、端末装置18が受信したビーコン信号の電波強度が最も大きいビーコン装置14a~14cが設置された座席33a~33cに、利用者80が着席したと判定し、着席記憶部24は、着席判定部25による判定結果を記憶する。その後、着席判定処理50を終了する。
【0024】
利用者80が座席33a~33cを移動していない場合でも、端末装置18を置く位置を変えたことなどにより、端末装置18が受信するビーコン信号の電波強度が変化する場合がある。このため、利用者80が既に着席している場合は、端末装置18が受信したビーコン信号の電波強度が最も大きいビーコン装置14a~14cが変化した場合であっても、着席している座席33a~33cに設置されたビーコン装置14a~14cからのビーコン信号を受信し続けていれば、その座席33a~33cに着席し続けていると判定する。これにより、誤判定を防ぐことができる。
【0025】
また、既に他の利用者80が着席している座席33a~33cについては、利用者80が着席している座席33a~33cの候補から除外することにより、一つの座席に複数の利用者80が着席していると誤って判定するのを防ぐことができる。
【0026】
閾値抽出工程56において、ビーコン装置14a~14cと端末装置18との間の距離が例えば1~3m(メートル)であるときに端末装置18が受信するビーコン信号の電波強度を閾値とする。これにより、端末装置18を所持した利用者80が座席33a~33cに近づくだけで、利用者80が着席した座席33a~33cを判定することができる。
【0027】
あるいは、ビーコン装置14a~14cと端末装置18との間の距離が例えば5~20cm(センチメートル)であるときに端末装置18が受信するビーコン信号の電波強度を、閾値抽出工程56における閾値としてもよい。そうすれば、利用者80が座席33a~33cに着席したときに、端末装置18をビーコン装置14a~14cに近づける操作が必要になるものの、誤判定を防ぐことができる。
【0028】
図4を参照して、管理装置12の別の例について、詳しく説明する。
この例における管理装置12は、
図2で説明した機能ブロックに加えて、更に、電波強度記憶部26を有する。
電波強度記憶部26は、座席33a~33cと、その座席33a~33cに利用者80が着席したときその利用者80が所持している端末装置18がビーコン装置14a~14cから受信するビーコン信号の電波強度との関係を示す情報を記憶する。
【0029】
例えば、座席管理システム10の運用開始前に、試験的に、端末装置18を所持した利用者80が座席33a~33cに着席し、そのときに端末装置18が受信したビーコン信号の電波強度を測定して、あらかじめ、電波強度記憶部26に記憶させる。
また、座席管理システム10の運用中に、受信部21が受信した情報に基づいて、端末装置18が受信したビーコン信号の電波強度を電波強度記憶部26に記憶させてもよい。
【0030】
着席判定部25は、電波強度記憶部26が記憶した情報に基づいて、端末装置18が受信したビーコン信号の電波強度から利用者80が着席した座席33a~33cを推定する推定モデルを生成する。推定モデルは、例えば、電波強度記憶部26が記憶した情報を統計解析することにより生成される。あるいは、電波強度記憶部26が記憶した情報を教師データとして人工知能に学習させることにより、推定モデルを生成してもよい。
【0031】
そして、例えば、
図3に示した着席判定処理50の着席記憶工程58において、着席判定部25は、空席抽出工程57で抽出した座席33a~33cが複数ある場合に、生成した推定モデルに基づいて、利用者80が着席している座席33a~33cを推定する。
【0032】
単純に、端末装置18が受信したビーコン信号の電波強度が最も大きいビーコン装置14a~14cが設置された座席33a~33cを、利用者80が着席している座席33a~33cと判定するのではなく、推定モデルに基づいて、利用者80が着席している座席33a~33cを推定するので、誤判定を防ぐことができる。
【0033】
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例である。本発明は、これに限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によって定義される範囲から逸脱することなく様々に修正し、変更し、追加し、又は除去したものを含む。これは、以上の説明から当業者に容易に理解することができる。
【0034】
人位置検知システムにおいて、例えばオフィスの座席単位で位置測定が精度よく安定して検出できる。これにより、自分の周辺の設備を操作する際に、わざわざ操作したい設備を選ぶ必要がない。また、在席管理を行うために人が手動で座席を選ぶ必要がない。
人と位置や座席をBLEビーコンとスマートフォンを連携させることにより結び付け、ユーザの操作なしにどの座席に座ったかをシステム上で把握し、近くの設備の操作や在席管理の実施を行うことにより、利便性を向上させる。
人感センサと異なり。検出された個人を特定できるので、例えば好みに合わせた設備制御などをすることができる。センサを設置する必要がないので、配線やメンテナンスなどのコストを削減できる。
複数設備がある場合でも、それぞれの操作が必要なく、スイッチが離れた場所にあることによる手間がかからない。
座席単位のような細かいグリッドで検知することができるので、設備と連動した制御に適用するのに十分な精度が得られる。
在席管理を行う際に、ワーカー等の利用者が使用する座席を選択する必要がなく、利用する座席を選ぶ手間がかからない。
席単位で設置したBLEビーコンとスマートフォンを連携させ、人と場所の紐づけをする。このシステムと、設備操作システムや在席管理システムを連携させ、利便性の高いサービスを提供する。
これにより、設備の自動/手動操作や在席管理、出勤時の情報提供といったサービスを提供できる。
BLEビーコンは、市販の製品で対応可能である。ただし、リアルタイムに検知結果が取得できる必要がある。
ユーザのスマホが検知した一番近いビーコンの情報だけで在席を検知するのではなく、その他のビーコン含めた電波強度やその前の検知状況、その席の使用状況、その他ユーザの検知状況といった情報を複合的に解析し、該当座席に該当ユーザが在席しているかを判断する。
離席は、該当BLEビーコン、もしくは周辺のBLEビーコンの電波状況から判断する。
ユーザは、スマートフォンを身に持っておくだけで在席検知ができる。あるいは、ユーザがスマートフォンをBLEビーコンの間近に設置することで、在席を検知する。在席を検知した後は、スマートフォンは間近に置く必要はない。
スマートフォンを所持しているだけで様々なサービスが受けられるので、利用者の利便性が高まる。
利用者の好みの環境を入れておけば、自動的に設備制御を調整できるので快適性が高まる。
各サービスはクラウド経由で制御している為、フレキシブルな制御変更やデータの収集が可能となる。
複合データを用いて在席状況をより正確に把握することで、誤検知の発生や精度の低下といった問題を軽減できる。
【符号の説明】
【0035】
10 座席管理システム、12 管理装置、13 室内空間、14a~14c ビーコン装置、16 無線通信装置、18 端末装置、21 受信部、22 座席記憶部、23 端末記憶部、24 着席記憶部、25 着席判定部、26 電波強度記憶部、33a~33c 座席、50 着席判定処理、51 受信工程、52 利用者判別工程、53 座席判別工程、54 受信判定工程、55 離席記憶工程、56 閾値抽出工程、57 空席抽出工程、58 着席記憶工程、80 利用者。