(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024021354
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】非接触式タッチパネルおよび非接触式タッチパネルを備えた自動機
(51)【国際特許分類】
G06F 3/041 20060101AFI20240208BHJP
G06F 3/042 20060101ALI20240208BHJP
G06F 3/039 20130101ALI20240208BHJP
G06F 3/0346 20130101ALI20240208BHJP
G06F 3/0354 20130101ALI20240208BHJP
【FI】
G06F3/041 580
G06F3/041 520
G06F3/042 L
G06F3/042 484
G06F3/039
G06F3/0346 422
G06F3/0354 451
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022124123
(22)【出願日】2022-08-03
(71)【出願人】
【識別番号】504373093
【氏名又は名称】日立チャネルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000279
【氏名又は名称】弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】竹村 尚則
【テーマコード(参考)】
5B087
【Fターム(参考)】
5B087AA09
5B087AB02
5B087AB16
5B087BC13
5B087BC32
(57)【要約】
【課題】より簡単に使い勝手を向上できるようにした非接触式タッチパネルおよび非接触式タッチパネルを備えた自動機を提供すること。
【解決手段】接触式タッチパネル210に取り付けられる非接触式タッチパネル1は、指先の位置を検出する指先位置検出部110と、指先位置検出部により検出された位置に応じて、接触式タッチパネルを操作するための入力を生成する操作入力生成部120とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接触式タッチパネルに取り付けられる非接触式タッチパネルであって、
指先の位置を検出する指先位置検出部と、
前記指先位置検出部により検出された位置に応じて、前記接触式タッチパネルを操作するための入力を生成する操作入力生成部と
を備える非接触式タッチパネル。
【請求項2】
前記接触式タッチパネルは、表示パネルと、前記表示パネルの上側に設けられる光学式操作パネルとを備え、前記光学式操作パネルは発光部から受光部へ向かう光線が遮られることにより指先の位置を検出するものであり、
前記指先位置検出部は、前記光学式操作パネルの上側に設けられ、発光部から受光部へ向かう光線が遮られることにより指先の位置を検出する光学式操作パネルとして構成されており、
前記操作入力生成部は、前記指先位置検出部により検出された位置に対応する箇所を遮光状態とする電子遮光板として構成される
請求項1に記載の非接触式タッチパネル。
【請求項3】
前記指先位置検出部は、前記光学式操作パネルの高さ寸法よりも高い寸法を有する中空筒状に形成されている
請求項2に記載の非接触式タッチパネル。
【請求項4】
前記操作入力生成部は、前記指先位置検出部により検出される指先の位置と前記表示パネル上での位置との間に発生する視差を補正して所定箇所を遮光状態とする
請求項2に記載の非接触式タッチパネル。
【請求項5】
前記接触式タッチパネルは、表示パネルと、前記表示パネルの上側に設けられる接触式操作パネルとを備え、
前記指先位置検出部は、前記接触式操作パネルの上側に設けられ、発光部から受光部へ向かう光線が遮られることにより指先の位置を検出する光学式操作パネルとして構成されており、
前記操作入力生成部は、前記接触式操作パネル上にマトリクス状に配置された複数の伸縮可能なピン部材を有しており、前記指先位置検出部により検出された所定位置に対応する前記ピン部材を上下方向へ伸縮させることにより、前記接触式操作パネル上の前記所定位置に対応する位置を押圧する
請求項1に記載の非接触式タッチパネル。
【請求項6】
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の非接触式タッチパネルが筐体上の接触式タッチパネルの上に取り付けられる自動機。
【請求項7】
前記筐体内の制御部は、前記接触式タッチパネルにのみ電気的に接続される
請求項6に記載の自動機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触式タッチパネルおよび非接触式タッチパネsルを備えた自動機に関する。
【背景技術】
【0002】
社会には数多くの自動機が導入されている。例えば銀行、コンビニエンスストアに設置されている自動預金預払機(ATM)、鉄道の駅に設置されている自動券売機、空港のチェックインカウンタに設置されている自動チェックイン端末などがある。それらの自動機には、操作の手順を案内するための表示器と、表示器に表示されたボタンを操作するためのタッチパネルとが搭載されている。
【0003】
タッチパネルの方式には、光学式、静電容量式、抵抗膜式などがあるが、多くのATM、自動券売機、自動チェックイン端末には光学式タッチパネルが採用されている。不特定多数の利用者が光学式タッチパネル面を指で押下して操作することにより、自動機を利用している。
【0004】
近年は、新型コロナウイルス感染症の発生により様々な社会活動の中での感染リスクが心配されているため、光学式タッチパネルはユーザに不安感を与える可能性がある。さらに光学式タッチパネルを消毒薬で定期的に清掃する必要があり、保守作業の手間がよけいにかかり、自動機の効率も低下している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
自動機に設けられた接触式タッチパネルを非接触式タッチパネルに交換することも考えられるが、既存の自動機の接触式タッチパネルを現場で非接触式タッチパネルに交換するのは大変な手間がかかる。タッチパネルの電気信号を配線し直したり、自動機の制御部のコンピュータプログラムを更新したりする必要があるためである。
【0007】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、より簡単に使い勝手を向上できるようにした非接触式タッチパネルおよび非接触式タッチパネルを備えた自動機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決すべく、本発明の一つの観点に従う非接触式タッチパネルは、接触式タッチパネルに取り付けられる非接触式タッチパネルであって、指先の位置を検出する指先位置検出部と、指先位置検出部により検出された位置に応じて、接触式タッチパネルを操作するための入力を生成する操作入力生成部とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、指先位置検出部の検出した指先の位置に応じて、接触式タッチパネルを操作するための操作入力を生成し、接触式タッチパネルへ入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】非接触式タッチパネルを備えた自動機の全体構成図である。
【
図2】既存の接触式タッチパネルと後付けの非接触式タッチパネルとの関係を示す説明図である。
【
図3】非接触式タッチパネルを上方から見た平面図である。
【
図4】
図3中の矢示IV方向から見た模式的な断面図である。
【
図5】既存の接触式タッチパネル上に非接触式タッチパネルを後から取り付けた様子を示す説明図である。
【
図6】既存の接触式タッチパネル上の空中でユーザの指先を検出し、検出した位置に応じて電子遮光板の所定箇所を遮光することにより、既存の接触式タッチパネルへ入力する様子を示す説明図である。
【
図7】第2実施例に係り、ユーザの視差に応じて、電子遮光板の遮光位置を補正する様子を示す説明図である。
【
図8】第3実施例に係る非接触式タッチパネルの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、非接触式タッチパネル1が後付けされた自動機2の全体図を示す。
図2は、既存の接触式タッチパネル210と後付けの非接触式タッチパネル1との関係を示す。
図3は、非接触式タッチパネル1を上方から見た平面図である。
図4は、
図3中の断面図である。
図5は、既存の接触式タッチパネル210上に非接触式タッチパネル1を後から取り付けた様子を示す。
【0012】
本実施形態では、自動機2に既に設けられた接触式タッチパネル210上に非接触式タッチパネル1をいわゆる後付けで搭載し、接触式タッチパネル210の表示を見て操作するユーザの指先4の位置を指先位置検出部110により非接触で検出する。本実施形態では、非接触で検出したユーザの指先4の位置に応じて、接触式タッチパネルを操作するための入力を操作入力生成部120で生成する。したがって、ユーザは、接触式タッチパネル210を直接手で触れることなく、接触式タッチパネル210の上方における空中操作で、接触式タッチパネル210を間接的に操作することができる。
【0013】
図5に示すように、接触式タッチパネル210は、表示パネル212と、表示パネル212の上側に設けられる光学式操作パネル211とを備える。光学式操作パネル211は、発光部213から受光部214へ向かう光線が遮られることにより、指先4の位置を検出する。
【0014】
指先位置検出部110は、操作入力生成部120の上側に設けられ、発光部111から受光部112へ向かう光線が遮られることにより、指先4の位置を検出する光学式操作パネルとして構成される。
図3,
図4に示すように、操作入力生成部120は、指先位置検出部110により検出された位置に対応する箇所を遮光状態122とする液晶部材121から電子遮光板として構成される。
【0015】
図2に示すように、指先位置検出部110は、光学式操作パネル211の高さ寸法H1よりも高い寸法H2を有する中空角筒状に形成されている。これにより、ユーザは、接触式タッチパネル210の光学式操作パネル211に直接指先を触れる前に、指先位置検出部110の空間内でどこにも触れずに入力操作を行うことができる。
【0016】
操作入力生成部120は、指先位置検出部110により検出される指先4の位置と表示パネル212上での位置との間に発生する視差を補正して所定箇所を遮光状態122とすることもできる。操作入力生成部120は、標準的な身長のユーザを想定して位置ずれ(視差)を推測し、この位置ずれを解消するように、遮光位置を調整する。
【0017】
接触式タッチパネル210は、上述の通り、表示パネル212と、表示パネル212の上側に設けられる接触式操作パネル211とを備える。指先位置検出部110は、光学式操作パネル211の上側に設けられ、発光部111から受光部112へ向かう光線が遮られることにより指先4の位置を検出する光学式操作パネルとして構成される。
【0018】
図8で後述のように、操作入力生成部120Aは、接触式操作パネル210A上にマトリクス状に配置された複数の伸縮可能なピン部材123を有しており、指先位置検出部110により検出された所定位置に対応するピン部材123を上下方向へ伸縮させることにより、接触式操作パネル211A上の所定位置に対応する位置を押圧してもよい。
【0019】
本実施形態の非接触式タッチパネル1は、自動機2の有する接触式タッチパネル210の上にいわゆる後付けで取り付けられるが、自動機2の制御部220とは制御の点で接続されてない。つまり、自動機2の制御部220と非接触式タッチパネル1とは、制御信号の流れる電気的配線でつながれていない。非接触式タッチパネル1は、自動機2内の電源装置250から給電されるが、これは単なる電力の供給であり、いかなる制御信号も含まれていない。
【0020】
指先位置検出部110がユーザの指先の位置を検出する方式としては、光学式、カメラ式などがある。本実施形態では、ユーザの指先の位置を透過型光電スイッチのような機構で検出する場合を例にあげて説明する。カメラを用い、三角測量方式で指先4の位置を検出する構成としてもよい。
【実施例0021】
図1~図 を用いて実施例1を説明する。
図1は、自動機2の全体構成図である。自動機2は、例えばATMである。自動機2は、例えば、筐体200と、接触式タッチパネル210と、制御部220と、紙幣部230と、通信部240と、電源装置250とを備える。筐体201には、紙幣等を出し入れする紙幣等出し入れ口201と接触式タッチパネル210とが設けられている。
【0022】
接触式タッチパネル210は、自動機2の操作案内を表示したり、ユーザから入力された情報を表示したりする。
【0023】
制御部220は、プロセッサ、主記憶装置および補助記憶装置を備えており(いずれも不図示)、補助記憶装置内には所定のコンピュータプログラムがあらかじめ格納されている。プロセッサは、所定のコンピュータプログラムを補助記憶装置から主記憶装置へ読み出して実行することにより、ATMとしての各機能を実現させる。
【0024】
接触式タッチパネル210は、ユーザとの間で情報を交換する装置であり、光学式タッチパネルとして構成される。
【0025】
紙幣部230は、例えば、紙幣制御部、入出金部と、紙幣判別部と、一時保留部、紙幣搬送部と、収納部および回収部(いずれも不図示)とを含んで構成される。
【0026】
紙幣制御部は、紙幣部230の動作を制御する。入出金部は、入金処理の際にユーザにより投入された紙幣(入金紙幣)の受け付けや、出金処理の際にユーザに対して出金される紙幣(出金紙幣)の払い出しを行う。紙幣判別部は、入金処理時または出金処理時に紙幣の金種、正損、真偽、折れや破れ等の紙幣状態を判別する。一時保留部は、紙幣判別部で読み取った入金紙幣の金種、枚数や合計金額等が、接触式タッチパネル210を介してユーザにより確認され、自動機2と図外の勘定系ホストとで入金処理が確定するまでの間に、紙幣を一時的に収納する際に用いられる。
【0027】
紙幣搬送部は、紙幣を各機能部に搬送する搬送路や搬送部材である。収納部は、自動機2で取り扱う紙幣を金種毎に収納する紙幣カセットである。一般的に、自動機2では複数種類の金種の紙幣を扱うため、複数の収納部が備えられる。回収部は、紙幣判別部が入出金に不適であると判断した紙幣や、ユーザが取り忘れた紙幣を回収して保存する。
【0028】
通信部240は、勘定系ホストおよび管理センタ(不図示)と通信する。通信部240は、接触式タッチパネル210から入力された情報(データ)を勘定系ホストまたは管理センタへ送信したり、勘定系ホストまたは管理センタから受信した情報を接触式タッチパネル210へ表示したりする。なお、管理センタは、複数の自動機2を遠隔管理するコンピュータシステムである。
【0029】
電源装置250は、外部の商用電源3からの電源を所定の直流電源などに変換して、自動機2の各部へ供給する。非接触式タッチパネル1は、電源装置250から給電されてもよい。非接触式タッチパネル1が独自の電源装置を内蔵する場合は、商用電源3と独自の電源装置とを接続すればよい。
【0030】
図2に示すように、接触式タッチパネル210は、液晶表示装置などの表示パネル212と、表示パネル212の上に設けられた光学式操作パネル211とを含む。接触式タッチパネル210の上側には非接触式タッチパネル1が後付けで取り付けられる。
【0031】
非接触式タッチパネル1は、指先位置検出部110と、操作入力生成部120とを備えている。指先位置検出部110は光学式操作パネルであり、ユーザの指先の位置を光学的に検出して電気信号を出力する。操作入力生成部120は、複数の液晶表示装置121から構成されている。操作入力生成部120は、指先位置検出部110からの電気信号に応じた位置の液晶を遮光状態とする。
【0032】
ここで、操作入力生成部120は、指先位置検出部110で検出された位置検出信号に応じて光学式操作パネル211を操作するための信号を生成する。操作入力生成部120は、光学式操作パネル211を操作するために、液晶表示装置121の所定箇所を遮光状態とし、あたかもそこに指4の先端が存在するかのように振る舞う。
【0033】
指先位置検出部110は、光学式操作パネルとして構成されており、
図3に示すように発光部111から受光部112への光線が遮られることで物体を検知する。
図2に戻り、指先位置検出部110は、光学式操作パネル211の高さ寸法H1よりも大きい高さ寸法H2を有する。寸法H1は例えば数ミリ(5ミリ程度)であり、寸法H2は例えば十数ミリ~数十ミリ(20ミリ程度)である。ユーザの指先4の位置は、指先位置検出部110内で検出される。通常の操作では、ユーザの指先4は光学式操作パネル211に接触することはない。
【0034】
図3に示すように、指先位置検出部110のX軸方向の一つの辺には複数の発光部111Xが配置されており、対向する他の辺には複数の受光部112Xが配置されている。同様に、指先位置検出部110のY軸方向の一つの辺には複数の発光部111Yが配置されており、対向する他の辺には複数の受光部112Yが配置されている。これにより指先位置検出部110内には、光線が縦横に張り巡らされた物体検出空間が形成される。
【0035】
指先4が物体検出空間に挿入されると、X軸方向の光線とY軸方向の光線とがそれぞれいくつか遮られるため、遮られた光線を受光する受光部112X,112Yから信号が出力される。これにより、指先4の位置を検出できる。
【0036】
操作入力生成部120は、X軸方向の液晶表示装置121Xと、Y軸方向の液晶表示装置121Yを備える。指先位置検出部110において遮光された受光部112X,112Yの位置が検出されると、操作入力生成部120は、遮光されたX軸方向受光部112Xの位置に対応する液晶を遮光状態122Xとするとともに、遮光されたY軸方向受光部112Yの位置に対応する液晶を遮光状態122Yとする。
【0037】
図3,
図5に示すように、操作入力生成部120は、光学式操作パネル211の内側に挿入されており、通常時は透明状態となって、
図5に示すように、発光部213からの光線をそのまま透過させ、受光部214へ入射させる。操作入力生成部120は、指先検出時(物体検知時)には、検知された指先に対応するX軸方向の位置の液晶を遮光状態122Xとするとともに、Y軸方向の位置の液晶を遮光状態122Yとする。すなわち
図6にも示すように、指先4の位置に応じて操作入力生成部120は、光学式操作パネル211に対応する箇所を遮光状態122とする。これにより、
図6に示すように、光学式操作パネル211は、指先4の位置を検出する。
【0038】
このように構成される本実施例によれば、既に設けられている接触式タッチパネル210の上に後から非接触式タッチパネル1を取り付けるだけで、接触式タッチパネル210を非接触式タッチパネルに変換することができる。したがって、手軽かつ低コストにユーザの使い勝手を向上することができ、信頼性を向上できる。
【0039】
本実施例では、既存の接触式タッチパネル210の上に非接触式タッチパネル1を後付けで搭載するだけでよく、非接触式タッチパネル1と制御部220とを電気的に接続する必要はない。非接触式タッチパネル1は、接触式タッチパネル210と電気的に接続されておらず独立した存在である。したがって、非接触式タッチパネルを制御部220に電気的に接続する場合(想定例)と比べて、本実施例は、信号線接続作業、および制御部220のコンピュータプログラムを更新する作業などが不要であり、低コストに自動機2の機能を向上させることができる。
【0040】
本実施例では、後付けする非接触式タッチパネル1の指先位置検出部110の高さ寸法H2を、既存の接触式タッチパネル210の光学式操作パネル211の高さ寸法H1よりも大きく設定するため(H2>H1)、ユーザの指先4を光学式操作パネル211に接触させずに、指先位置検出部110の検出空間内で検出することができる。
このように構成される本実施例も実施例1と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例では、非接触式タッチパネル1の追加搭載による視差PAを補正することができるため、ユーザの使い勝手をさらに向上させることができる。