(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024021359
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】朱印帳
(51)【国際特許分類】
B42D 1/00 20060101AFI20240208BHJP
A47G 33/00 20060101ALI20240208BHJP
【FI】
B42D1/00 G
A47G33/00 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022124138
(22)【出願日】2022-08-03
(71)【出願人】
【識別番号】597098590
【氏名又は名称】宮脇 一美
(74)【代理人】
【識別番号】100137486
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 雅直
(72)【発明者】
【氏名】宮脇 一美
(57)【要約】 (修正有)
【課題】表紙となる位置に従来にはない表装を施した斬新な朱印帳を実現する。
【解決手段】表面体1と裏面体2の間に朱印帳本体3を挟んで構成されるものであって、表面体1は主材に板材11を用い、板材11に孔加工を施してその孔11xに組子12を嵌め込んだものであるので、従来にはない見え掛かりや格調の表装を備えるとともに、強度、耐久性にも優れた、斬新な朱印帳Aを提供することが可能となる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面体と裏面体の間に朱印帳本体を配置して構成される朱印帳であって、
表面体は主材に板材を用い、板材に孔加工を施してその孔に組子を嵌め込んだものである、ことを特徴とする朱印帳。
【請求項2】
組子を、表面が板材の表面から僅かに凸となる状態に嵌め込んでいる、請求項1に記載の朱印帳。
【請求項3】
組子を、表面が板材の表面から僅かに凹となる状態に嵌め込んでいる、請求項1に記載の朱印帳。
【請求項4】
組子の裏面にシート状の裏当て材を貼り合わせている、請求項1~3の何れかに記載の朱印帳。
【請求項5】
組子と板材の孔が接する位置に、組子や板材よりも弾性変形し易いスペーサ部材を介在させている、請求項1~3の何れかに記載の朱印帳。
【請求項6】
組子のうち板材と接する部位の一部を、他の部位よりも弾性変形し易い素材で構成している、請求項1~3の何れかに記載の朱印帳。
【請求項7】
板材に複数の孔を設け、それぞれ組子を嵌め込んでいる、請求項1~3の何れかに記載の朱印帳。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表紙となる位置に従来にはない表装を施した朱印帳に関するものである。
【背景技術】
【0002】
朱印帳は、巡礼者が納経した証として寺から授かった朱印を残していくために作られたと言われている。今日では一般人にも気軽に利用できるものが市販されている。
【0003】
朱印帳には、表裏の表紙の間に頁を綴じ込んだ和綴じタイプのものや、表裏の表紙の間が蛇腹状に連なった蛇腹タイプのものが知られている。また、これらの使い勝手を工夫したものとして、朱印帳の頁をポケット構造にして朱印を差し込むようにしたもの等も提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-30578号公報
【特許文献2】特開2021-130309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、朱印帳は本来、各寺において参拝者が持参した朱印帳に直接手書きで各寺の本尊の真言を書き込み朱印を押印したものが基本であり、朱印帳はその人の神仏を巡った足跡を残す証であって人生の貴重な遍歴であり、やり直し(作り直し)や差し替えができないものである。
【0006】
そうであるからこそ、朱印帳は、その人が生涯を終える瞬間まで傍らに置いて大切に扱われ、そのため仏壇仏具と同様、持ち主の価値観に見合った朱印帳が求められる傾向にある。
【0007】
これまでの朱印帳は、表紙を含めて全体的に良質な和紙で作られ、飾り線や絵付けが施されたものが高品質とされている。和紙は周知のように日本古来の製法によって作られるもので、高級であり強度や耐久性に優れているとされている。
【0008】
しかしながら、和紙もやはり紙であるから損傷や汚損、退色、湿気による反りは避けられない。特に、朱印帳のなかで最も露出の多い表紙は常に外に晒されており、繰り返し手が触れる箇所となるため、劣化し易く、そこだけのメンテナンスも難しいものとなっている。
【0009】
装飾的に見ても、表紙の一部に飾り線や絵付けを施すだけでは、表装に自ずと一定の限界がある。
【0010】
本発明は、このような課題に着目し、表紙となる位置に従来にはない表装を施した斬新な朱印帳を実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0012】
すなわち、本発明の朱印帳は、表面体と裏面体の間に朱印帳本体を配置して構成されるものであって、表面体は主材に板材を用い、板材に孔加工を施してその孔に組子を嵌め込んだものである、ことを特徴とする。
【0013】
組子は基本的に木片の嵌め合いだけで造形物を作成するという日本古来の伝統技法であり、枠となる地組の形と、その地組の中に嵌め込まれて中子となる葉組子の形によって、様々な模様を表現するものである。
【0014】
このように、組子を板材に設けた孔に嵌め込んで表面体を構成すれば、和紙製の表紙等に比べて強度や耐久性に優れるとともに、組子の部分が表面体の周囲にある主材とは異なる趣を呈し、且つ組子を構成する木片の間に深さ方向の隙間ができて、表面体の奥行方向に立体感が生まれ、伝統技法である組子自体の繊細で優美な存在感とも相俟って、表面体ひいては朱印帳の見え掛かりが斬新で格調の際立ったものになる。
【0015】
しかも、板材と組子は別体であるため、色や素材等の組み合わせは任意であり、バリエーション展開が自在であるとともに、分離も可能であるためメンテナンスも容易であり、組子を入れ替えることで表装を一新することも可能になる。
【0016】
組子は、表面が板材の表面から僅かに凸となる状態に嵌め込んでいることが好ましい。
【0017】
このようにすれば、組子の部分が表面体の周囲から目立つ状態になり、表面体の格調を更に際立たせるとともに、組子以外の方法では実現が難しい独特の構造が実現可能となる。
【0018】
或いは組子は、表面が板材の表面から僅かに凹となる状態に嵌め込んでいることが好ましい。
【0019】
このようにすると、逆に表面体の表面から沈んだ位置に組子が組み込まれた状態になるため、突出して設けた場合とは異なる立体感の朱印帳を構成することができる。
【0020】
これらの場合、組子の裏面にシート状の裏当て材を貼り合わせることも有効である。このようにすれば、裏当て材の選択次第で、表側からみたときの、組子の隙間から見える色や模様、柄等の組み合わせに工夫を凝らすことができ、組子を更に浮き上がらせ、引き立たせる効果を奏する。
【0021】
組付けの便のためには、組子と板材の孔が接する位置に、組子や板材よりも弾性変形し易いスペーサ部材を介在させていることも有効である。スペーサ部材を用いれば、組子と板材の孔の交差を厳格に追求せずとも、組子と板材の嵌め合い隙間を可及的に0に近づけることができる。
【0022】
或いは、組付けの便のためには、組子のうち板材と接する部位の一部を、他の部位よりも弾性変形し易い素材で構成していることも有効である。弾性変形し易い素材を用いれば、組子と板材の孔の交差を厳格に追求せずとも、組子と板材の嵌め合い隙間を可及的に0に近づけることができる。
【0023】
さらに、板材に複数の孔を設け、それぞれ組子を嵌め込んで表面体を構成すれば、朱印帳のデザインを更にバリエーション展開することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の朱印帳は、以上説明したように、表紙となる位置に組子を取り入れたことにより、従来にはない見え掛かりや格調の表装を備えるとともに、強度、耐久性にも優れた、斬新な朱印帳を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の一実施形態に係る朱印帳を示す斜視図。
【
図5】同朱印帳の表面体を構成する板材に組子を嵌め込んだ断面図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0027】
図1及び
図2に示す朱印帳Aは、蛇腹タイプと称されるもので、表面体1と裏面体2の間に朱印帳本体3を配置して構成される。
【0028】
表面体1は、主材を無垢の板材11とするもので、板材11には湿気によって反りにくい素材、例えば檜や桐などが用いられている。
【0029】
裏面体2は、表面体1と同じく主材21を無垢の板材とするもので、板材21には湿気によって反りにくい素材、例えば檜や桐などが用いられている。この実施形態の裏面体は表面体と同じ材質である。
【0030】
朱印帳本体3は、例えば和紙製の白紙を蛇腹状に織り込んで、表裏に記帳可能な複数の連続する頁となる紙葉部31を形成したもので、一端側の紙葉部31aを表面体1の裏面1bに糊付けし、他端側の紙葉部31bを裏面体2の表面2aに糊付けすることによって朱印帳Aを構成している。朱印帳本体3の各紙葉部31の縦横寸法は表面体1の板材11の縦横寸法や裏面体2の板材21の縦横寸法と略同一か若しくはよりも小さい寸法関係に設定されている。
図1に示す線1cは、表面体1の板材11に表装のために付された飾り線であって、溝や色付け等によって構成されている。このような飾り付けとして伝統的な工芸技法である象嵌や蒔絵などを施しても良い。
【0031】
そして、
図3に示す表面体1の主材となる板材11に孔11xを加工して、その孔11xに
図4に示す組子12を嵌め込み、嵌め込んだ
図5の状態で、組子12の表面12aを板材11の表面11aよりも僅かに突出させている。
【0032】
組子12は、一般的な技法に則って、地組12xに葉組子12yを嵌め込んで構成される。組子は古来より年月をかけて磨き抜かれてきた木工技術で、釘を使わずに木を組み付ける技法であり、細く引き割った木片に溝や穴、ホゾ加工等を施し、工具で調節しながら1本1本木片同士を組み付ける伝統的な技法である。
【0033】
組子は、地組と葉組子の組み合わせで多様なデザインが生み出される。この実施形態の地組12xは、六角形に連ねた枠を構成する木片とその内側の対角を繋ぐ木片とで三角形(図中斜線部)を構成し、その中に放射状に延びる木片からなる葉組子12yを嵌め込んだ構図とされている。組子12全体の表面12a及び裏面12bは面一であり、かつ表面12aの形状と裏面12bの形状は略対称形状とされていて、地組12xと葉組子12yのあいだに表から裏に貫通する隙間12zが形成されている。
【0034】
そして、板材11にも対応する六角形の孔11xを形成し、その孔11xに組子12を、交差が極力0に近づくように調整して嵌め込んでいる。板材11の厚みd1に対して組子12の厚みd2は僅かに厚肉としてあり、嵌め込む際に板材11の裏面11bと組子12の裏面12bを面一にし、組子12の表面12aが板材11の表面11aから僅かに突出して凸部12cとなるようにしている。凸部12cは、例えばB5~B6サイズの朱印帳Aの場合で0.5~1mmが好適である。組子12も板材11も通常は木製であるが、別体であるため同じ木であっても色や素材等の組み合わせは任意であり、木以外の素材を用いることも妨げるものではない。
【0035】
そして、板材11と組子12の裏面11b、12bに朱印帳本体3の前端側の紙葉部31aを糊により貼り合わせ、板材21の表面21aに朱印帳本体3の後端側の紙葉部31bを糊により貼り合わせて、板材11と組子12を不離一体にしている。
【0036】
その際、表側については板材11と組子12の裏面11b、12bに朱印帳本体3の前端側の紙葉部31aを糊により貼り合わせる前に、組子12の裏面12bとなる位置にシート状の裏当て材4を貼り合わせている。この裏当て材4は、表側から見たとき組子12の隙間12zから視認される範囲に置かれた色紙(例えば赤)で構成されているもので、この裏当て材4を介して組子12の裏面12bに印紙シート3の前端側の紙葉部31aが貼り合わされている。
【0037】
この場合、朱印帳本体3の前端側の紙葉部31aを直接組子12の裏面12bに裏当て材として貼り付けることもできる。しかしながら、組子12と別体の裏当て材4を用いることで、組子12の背面12b側の色や厚み、柄、素材の選択が自由となる。裏当て材4には織物(小紋、そのほか)など適宜の素材を用いることもできる。
【0038】
図6は、このようにして構成された表面体1の斜視図である。
【0039】
このように本実施形態の朱印帳Aは、表面体1と裏面体2の間に朱印帳本体3を配置して構成されるものであり、表面体1は主材に板材11を用い、板材11に孔加工を施してその孔11xに組子12を嵌め込んでいる。
【0040】
前述したように、組子は基本的に木片の嵌め合いだけで造形物を作成するという日本古来の伝統技法であり、枠となる地組の形と、その地組の中に嵌め込まれて中子となる葉組子の形によって、様々な模様を表現するものである。
【0041】
そして、本実施形態のように組子12を板材11に設けた孔11xに嵌め込んで表面体1を構成すれば、和紙製の表紙等に比べて強度や耐久性に優れるとともに、組子12の部分が表面体1の周囲にある板材11とは異なる趣を呈し、且つ組子12を構成する木片の間に深さ方向の隙間12zができて、表面体1の奥行方向に立体感が生まれ、匠の技が光る組子12自体の繊細で優美な存在感と相俟って、表面体11ひいては朱印帳Aの見え掛かりが斬新で格調の際立ったものになる。
【0042】
しかも、板材11と組子12は別体であるため、色や素材等の組み合わせは任意であり、バリエーション展開が自在であるとともに、分離も可能であるためメンテナンス性にも優れ、組子12を入れ替えることで表装を一新することも可能になる。
【0043】
板材(或いは紙素材)をレーザー加工して類似のものを作ることもできなくはないが、これだけでは木片のつなぎに相当する部分が不離一体となるため、組子とは似て非なるものになるに過ぎない。
【0044】
以上により、本実施形態によれば、従来にはない見え掛かりや格調を備え、強度、耐久性にも優れた、斬新な朱印帳Aを提供することが可能となる。組子12を板材11の孔11xに収めることは、組子12を外力から保護することにもなる。
【0045】
特に組子12を、表面12aが板材11の表面11aから僅かに凸となる状態に嵌め込んでいるため、組子12の部分が表面体1の周囲から目立つ状態になり、伝統工芸である組子の存在感と相俟って、表面体1の格調をより際立たせるとともに、組子以外の方法(例えばレーザー加工など)ではより実現が難しい独特の構造が実現可能となる。
【0046】
また、組子12の裏面12bにシート状の裏当て材4を貼り合わせており、組子12の隙間を通して裏当て材4が見えるので、裏当て材4の選択次第で、表側から見たとき、組子12の隙間12zから見える色や模様、柄、素材に工夫を凝らすことができ、組子12を更に浮き上がらせ、引き立たせる効果を奏する。
【0047】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
【0048】
例えば、上記実施形態では特に組子12を、表面12aが板材11の表面11aから僅かに凸となる状態に嵌め込んで朱印帳の表面体を構成したが、
図7に示すように、組子12を、表面12aが板材11の表面11aから僅かに凹んで凹部12dとなる状態に嵌め込んで朱印帳の表面体1を構成してもよい。凹部12dは、例えばB5~B6サイズの朱印帳Aの場合で0.5~1mmが好適である。
【0049】
この表面体1は、板材11に段付き孔11yを設け、その段部の上面に裏当て材4を配して、その上から孔11yの深さよりも厚みの薄い組子12を押し込んだものである。
【0050】
このようにすれば、逆に表面体1の表面から沈んだ位置に組子12が組み込まれた状態になるため、突出して設けた場合とは異なる趣の異なる立体感の表装を備えた朱印帳を構成することができる。この場合も、レーザー加工による場合に比べて組子自体の構造が似て非なるものになり、組子の部分を下に凹とする造形も、組子以外の方法(例えばレーザー加工)では実現が難しい独特の構造が実現可能となる。
【0051】
この場合、
図8に示すように板材11に貫通孔11xを形成して背面側から固定具13を押し込めば、組子12を、固定具13との間に裏当て材4を挟み込むようにして孔11xに嵌め込むことができる。
図8で組子12を上に凸とすれば、前記実施形態のように組子12を凸状に嵌め込んだ表面体1となる。
【0052】
また、
図9に示すように組子12を地組だけ(図では地組のうちの枠のみ)とした場合には、組子12の内側の隙間を大きくとることができるため、裏当て材4の存在をより際立たせることができる。
【0053】
また、上記実施形態では、板材と組子の交差を可及的に0に近づけるように調整しながら組み込んだが、
図10に示すように、組子12と板材の孔11yが接する位置に、組子12や板材11よりも弾性変形し易いスペーサ部材14を介在させてもよい。スペーサ部材14を用いれば、組子12と板材11の孔11xの交差を厳格に追求せずとも、組子12と板材11の嵌め合わせ隙間を可及的に0に近づけることができる。
【0054】
図10(a)は組子12の外周にスペーサ部材14を貼り付けた例であり、
図10(b)は板材11の孔11xの内周にスペーサ部材14を貼り付けた例である。
【0055】
或いは、
図11に示すように、組子12のうち板材11と接する部位の一部(図示例では組子12を構成する地組12xの枠の部分のみ)を、他の部位よりも弾性変形し易い素材で構成しても構わない。このようにしても、組子12と板材11の孔11xの交差を厳格に追求せずとも、組子12と板材11の嵌め合わせ隙間を可及的に0に近づけることができる。
【0056】
これらの場合も含めて、
図12に示すように組子12の上面側に鍔部12zを形成すれば、組子12と孔11xの嵌め合い隙間を表面側から視認不可とることができるので、匠の技を表現するために敢えて嵌め合い部分を露出させることが必要でなければ、このような見た目の改善も有効である。
【0057】
さらに、
図13に示すように、朱印帳を構成する表面体1の板材11に複数の孔11xを設け、それぞれの孔11xに組子12を嵌め込んでバリエーション展開を図ってもよい。図では六角形の組子12を3連にしているが、組子の形状は何角形でも円でも構わない。組子の形の組み合わせや数、配置なども種々に実施することができる
【0058】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【符号の説明】
【0059】
1…表面体
2…裏面体
3…朱印帳本体
4…裏当て材
11…板材
11x…孔
12…組子
A…朱印帳