IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ダイハツ工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-アタッチメント 図1
  • 特開-アタッチメント 図2
  • 特開-アタッチメント 図3
  • 特開-アタッチメント 図4
  • 特開-アタッチメント 図5
  • 特開-アタッチメント 図6
  • 特開-アタッチメント 図7
  • 特開-アタッチメント 図8
  • 特開-アタッチメント 図9
  • 特開-アタッチメント 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024021470
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】アタッチメント
(51)【国際特許分類】
   B66F 7/28 20060101AFI20240208BHJP
   B60S 5/00 20060101ALI20240208BHJP
【FI】
B66F7/28 D
B60S5/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022124305
(22)【出願日】2022-08-03
(71)【出願人】
【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100147
【弁理士】
【氏名又は名称】山野 宏
(72)【発明者】
【氏名】佐谷 健吾
【テーマコード(参考)】
3D026
【Fターム(参考)】
3D026EA60
(57)【要約】
【課題】車両のリフトアップポイントに適切かつ容易に配置可能なアタッチメントを提供する。
【解決手段】車両と車両昇降用のリフトとの間に配置されるアタッチメントであって、ゴムブロックと、前記ゴムブロックの側面に取り付けられた取付部材と、を備え、前記取付部材は、前記車両の下面に着脱される磁石と、前記車両からの荷重に応じて前記磁石の上面の位置を上下方向に変位させる第一弾性体と、を備える、アタッチメント。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両と車両昇降用のリフトとの間に配置されるアタッチメントであって、
ゴムブロックと、
前記ゴムブロックの側面に取り付けられた取付部材と、を備え、
前記取付部材は、
前記車両の下面に着脱される磁石と、
前記車両からの荷重に応じて前記磁石の上面の位置を上下方向に変位させる第一弾性体と、を備える、
アタッチメント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両と車両昇降用のリフトとの間に配置されるアタッチメントに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両整備用リフトを開示する。このリフトは、昇降装置部により昇降されるリフトテーブル、及びリフトテーブルに進退自在に収納されるスライドテーブルを備える。スライドテーブルは、ホイールベースの異なる種々の車両に対応可能に設けられている。車両のリフトアップポイントは、ホイールベースによって異なる。車両のリフトアップポイントとリフトテーブル又はスライドテーブルとの間には、ゴム等の弾性体からなるアタッチメントが配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-222096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両ごとに定められたリフトアップポイントにアタッチメントを適切かつ容易に配置することが望まれる。リフトアップポイントにアタッチメントを適切に配置するためには、リフトテーブルを少しずつ上昇させて、アタッチメントが車両のリフトアップポイントとリフトテーブル又はスライドテーブルとの間に配置されるか否かを確認しつつ、位置調整を行う必要がある。この位置調整は、車両下を覗き込みながら行う。リフトアップポイントは、通常、1車両あたり左右前後に一つずつ設けられ、合計4箇所ある。各車両のリフトアップポイントごとに位置調整を行うため、時間がかかる上に、車両下を覗き込む姿勢が作業者の身体的負担になっている。
【0005】
本発明の目的の一つは、車両のリフトアップポイントに適切かつ容易に配置可能なアタッチメント提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るアタッチメントは、車両と車両昇降用のリフトとの間に配置されるアタッチメントであって、ゴムブロックと、前記ゴムブロックの側面に取り付けられた取付部材と、を備え、前記取付部材は、前記車両の下面に着脱される磁石と、前記車両からの荷重に応じて前記磁石の上面の位置を上下方向に変位させる第一弾性体と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明のアタッチメントは、磁石によって車両のリフトアップポイントにくっつく。磁石による装着であれば、車両のリフトアップポイントに一回で適切にアタッチメントを装着できる。本発明のアタッチメントであれば、一つのリフトアップポイントに対して何度も位置調整を行う必要がなく、作業時間を短縮することができる。位置調整の回数が減ると、身体的負担も軽減される。リフトアップポイントをある程度把握していれば、車両下を覗き込んで確認しなくても磁石でアタッチメントを車両に装着できるので、作業姿勢の改善も期待できる。
【0008】
磁石の上面の位置は、車両の荷重に応じて上下方向に変位するため、ゴムブロックの上面の位置に追従して下がる。車両の荷重によってゴムブロックが圧縮されて変位しても、磁石の上面とゴムブロックの上面とが面一となる。よって、車両の荷重がアタッチメントに作用した際、ゴムブロックで車両のリフトアップポイントを適切に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態1のアタッチメントの第一状態を説明する説明図である。
図2図2は、実施形態1のアタッチメントの第二状態を説明する説明図である。
図3図3は、実施形態1のアタッチメントの第三状態を説明する説明図である。
図4図4は、実施形態1-1のアタッチメントの第一状態での取付部材の内部構造図である。
図5図5は、実施形態1-1のアタッチメントの第三状態での取付部材の内部構造図である。
図6図6は、実施形態1-1のアタッチメントの第三状態から第一状態への戻し方を説明する説明図である。
図7図7は、実施形態1-2のアタッチメントの第一状態での取付部材の内部構造図である。
図8図8は、実施形態1-2のアタッチメントの第二状態での取付部材の内部構造図である。
図9図9は、実施形態1-2のアタッチメントの第三状態から第一状態への戻し方を説明する説明図である。
図10図10は、実施形態2のアタッチメントの第一状態での取付部材の内部構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のアタッチメントの具体例を、図面を参照して説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。図面における各部の寸法比も実際と異なる場合がある。
【0011】
<全体構成>
実施形態のアタッチメント1は、図1から図3に示すように、車両10とリフト100との間に配置される。リフト100は、車両10を昇降するものである。車両10は、リフト100のテーブル110で支持される。車両10のリフトアップポイントは、車両ごとに定められている。アタッチメント1は、ゴムブロック2を備える。ゴムブロック2は、車両10をリフトアップする際に、リフト100で車両10を損傷させないために配置される。
【0012】
図1は、車両10からの荷重がアタッチメント1に作用していない第一状態を示す。第一状態は、リフト100が上昇する前、例えばリフト100が最下位置で停止している状態である。図2は、車両10からの最大荷重がアタッチメント1に作用している第二状態を示す。第二状態は、リフト100が上昇しており、テーブル110が車両10の全荷重を支持している状態である。図3は、第二状態からリフト100が下降し、車両10からの荷重がアタッチメント1に作用していない第三状態を示す。第三状態は、リフト100が下降した後、例えばリフト100が最下位置で停止している状態である。図2及び図3に示す黒塗り矢印は、リフト100の操作方向を示している。ゴムブロック2は、第一状態及び第三状態の各々において圧縮されていない非圧縮状態であり、第二状態において圧縮状態である。図1から図3の左右方向が車両10の車長方向である。
【0013】
実施形態のアタッチメント1の特徴の一つは、取付部材3を備える点にある。取付部材3は、図1から図3に示すように、ゴムブロック2の側面に取り付けられている。本例の取付部材3は、ゴムブロック2が車両10とリフト100との間に配置された状態における前方を向く面及び後方を向く面の双方に取り付けられている。取付部材3は、図4から図10に示すように、磁石4と第一弾性体5とを備える。磁石4は、車両10の下面に着脱される。磁石4が車両10の下面にくっつくと、図1に示すように、アタッチメント1が車両10に固定される。磁石4が車両10の下面から外れると、図3に示すように、アタッチメント1が車両10から外れる。第一弾性体5は、車両10からの荷重に応じて磁石4の上面40の位置を上下方向に変位させる。
【0014】
<実施形態1>
実施形態1のアタッチメント1では、図1に示す第一状態、図2に示す第二状態、及び図3に示す第三状態の各々において、ゴムブロック2の上面20と磁石4の上面40との位置関係が以下となる。第一状態では、磁石4の上面40は、ゴムブロック2の上面20と面一、又はゴムブロック2の上面20よりも上方に位置する。本例の第一状態では、磁石4の上面40は、ゴムブロック2の上面20よりも上方に位置する。第二状態では、磁石4の上面40は、ゴムブロック2の上面20と面一である。第三状態では、磁石4の上面40は、ゴムブロック2の上面20よりも下方に位置する。実施形態1のアタッチメント1の取付部材3は、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20よりも下方に位置した状態で磁石4を保持する保持機構を備える。つまり、保持機構は、第三状態で磁石4を保持する。保持機構は、図4から図6を参照して説明する実施形態1-1の保持機構6でもよいし、図7から図9を参照して説明する実施形態1-2の保持機構7でもよい。
【0015】
実施形態1-1の保持機構6は、シャフト61とレバー65と第二弾性体67とを備える。シャフト61は、磁石4に繋がっている。レバー65は、シャフト61と交差する方向に延設された揺動自在の部材であり、シャフト61が貫通している孔651hを備える。第一弾性体5は、磁石4とレバー65との間でシャフト61の外周に配置された圧縮ばねである。第二弾性体67は、シャフト61の側面における向かい合った二箇所が孔651hの内周縁651heに当て止めされた状態を維持するようにレバー65を押圧している。実施形態1-1の保持機構6は、自在鉤を応用した構造を備える。
【0016】
実施形態1-2の保持機構7は、シャフト71とストッパー75とを備える。シャフト71は、磁石4につながっている。ストッパー75は、底751bを有する筒部751と、筒部751の内側に配置された軸部752と、底751bと軸部752の端面との間に配置された第二弾性体77とを備える。筒部751及び軸部752の各々は、シャフト71が貫通している孔751h,752hを備える。第二弾性体77は、軸部752をシャフト71に押圧している。第一弾性体5は、磁石4と筒部751との間でシャフト71の外周に配置された圧縮ばねである。実施形態1-2の保持機構7は、紐ストッパーを応用した構造を備える。
【0017】
本例の磁石4は、永久磁石である。本例の磁石4の形状は、半球状である。磁石4が半球状であると、磁石4と車両10の下面との接触点が確保され易い。例えば、磁石4の上面40がシャフト71の軸方向に直交する平面である場合、ゴムブロック2の側面が傾斜していると、磁石4の上面40と車両10の下面とが非平行となり、磁石4の上面40が車両10の下面に接触し難い。磁石4の上面40が球面であると、ゴムブロック2の側面の傾斜角度によらず、磁石4の上面が車両10の下面に適切に接触し易い。磁石4の磁力は、第一状態において、アタッチメント1を車両10の下面に固定した状態が保持され、かつ第二状態から第三状態に移行する過程において、車両10に対する磁石4の吸着力がゴムブロック2における圧縮状態から非圧縮状態に復帰する際の反発力よりも小さくなる範囲で適宜選択できる。上記吸着力が上記反発力よりも小さいと、第二状態からリフト100を下降させて第三状態とすると、図3に示すように、磁石4が車両10の下面から外れ、アタッチメント1が車両10から外れる。
【0018】
ゴムブロック2は、従来の構成を参照できる。本例のゴムブロック2の形状は、側方から見て、台形状である。本例のゴムブロック2の側面は、鉛直方向に対して傾斜している。
【0019】
≪実施形態1-1≫
実施形態1-1のアタッチメント1における取付部材3は、図4から図6に示すように、磁石4と第一弾性体5と保持機構6とケース9とを備える。図4は、第一状態での取付部材3を示す。図5は、第二状態での取付部材3を示す。図6は、第三状態での取付部材3を示す。
【0020】
〔磁石〕
磁石4は、上面40が露出されるように支持体45に取り付けられている。支持体45の下部には穴46が設けられている。穴46は、ねじ切りされた止まり穴である。穴46には、後述するシャフト61の第一端部611が取り付けられている。磁石4は、シャフト61の軸上に位置する。磁石4の上面40は、ケース9の外側に位置する。支持体45の一部は、ケース9の内側に位置する。
【0021】
〔第一弾性体〕
第一弾性体5は、圧縮ばねである。第一弾性体5は、磁石4と後述するレバー65との間でシャフト61の外周に配置されている。本例の第一弾性体5は、磁石4を支持する支持体45の端面に当て止めされている。第一弾性体5の外径は、支持体45の外径よりも小さい。また、第一弾性体5の外径は、レバー65に設けられた孔651hの内径よりも大きい。本例では、第一弾性体5の内径も、孔651hの内径よりも大きい。第一弾性体5は、支持体45とレバー65との間で車両10の荷重に応じて伸縮する。第一弾性体5は、車両10の荷重に応じて磁石4の上面40の位置を上下方向に変位させる。第一弾性体5は、第一状態において、磁石4、支持体45、及びシャフト61の合計重量が荷重として作用した状態で、自然長からわずかに圧縮された初期状態である。第一弾性体5は、第二状態及び第三状態において、第一状態での圧縮からさらに圧縮されている。第一弾性体5は、ケース9の内側に位置する。
【0022】
〔保持機構〕
保持機構6は、シャフト61とレバー65と第二弾性体67とを備える。保持機構6は、第一弾性体5によって変位された磁石4の上面40の位置に磁石4を保持する。保持機構6は、第一状態において、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20と面一又はゴムブロック2の上面20よりも上方に位置する状態で磁石4を保持する。保持機構6は、第二状態において、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20と面一の状態で磁石4を保持する。保持機構6は、第三状態において、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20よりも下方に位置した状態で磁石4を保持する。保持機構6は、ケース9の内側に位置する。
【0023】
シャフト61は、第一端部611及び第二端部612を有する棒状部材である。シャフト61は、例えば丸棒部材である。第一端部611は、例えばねじ切りされた雄ねじである。第一端部611は、支持体45の穴46にねじ結合されている。第一端部611と支持体45とが結合されることで、シャフト61は磁石4につながっている。第二端部612は、シャフト61の径方向外方に突出したフランジを有する。フランジの外径は、後述するレバー65に設けられた孔651hの内径よりも大きい。フランジは、孔651hからシャフト61が上方に抜けるのを防止する役割を果たす。
【0024】
レバー65は、シャフト61と交差する方向に延設された揺動自在の部材である。本例のレバー65は板状部材である。レバー65の支点655は、図4から図6の紙面に直交する軸で構成され、後述するケース9に固定されている。レバー65は、第一端部651及び第二端部652を備える。第一端部651には、シャフト61が貫通している孔651hが設けられている。孔651hの内径は、シャフト61の外径よりも若干大きい。第二端部652は、後述するケース9に設けられた孔92hを通ってケース9の外側に位置する。レバー65は、後述する第二弾性体67によって傾いている。本例のレバー65では、第一端部651が上方に位置し、第二端部652が下方に位置している。この傾きによって、孔651hの内周縁651heには、シャフト61の側面における向かい合った二箇所が当て止めされている。この当て止めによって、シャフト61がレバー65に保持されている。
【0025】
第二弾性体67は、圧縮ばねである。第二弾性体67は、レバー65と後述するケース9の上部91との間に配置されている。第二弾性体67の一部は、上部91に設けられた凹部91cに嵌まっている。第二弾性体67は、レバー65における第二端部652と支点655との間をレバー65の上方から押圧している。第二弾性体67がレバー65を押圧することで、上述したように、シャフト61の側面における向かい合った二箇所がレバー65の孔651hの内周縁651heに当て止めされた状態が維持される。第二弾性体67は、第一状態、第二状態、及び第三状態のいずれの状態においても圧縮状態である。第二弾性体67は、磁石4、支持体45、シャフト61、及び第一弾性体5の合計重量が荷重としてレバー65の第一端部651に作用した状態で、レバー65の第二端部652を下方に押し下げることができる程度のばね定数を有する。
【0026】
〔ケース〕
ケース9は、磁石4を支持している支持体45、第一弾性体5、及び保持機構6の大部分を収納している。本例のケース9は、上部91及び側部92を備える。上部91には、支持体45が貫通している孔91hが設けられている。上部91の一部は、ケース9の内側に向かって厚肉化されている。この厚肉化された箇所には、ケース9の内側に向いて開口する凹部91cが設けられている。凹部91cには、第二弾性体67の一部が嵌まっている。側部92には、レバー65の第二端部652が貫通している孔92hが設けられている。孔92hは、第二端部652が上下に移動自在な大きさを有する。本例のケース9は下方に開口している。ケース9が開口を備えると、取付部材3の内部構造に不具合が生じた際に修理し易い。ケース9は、下方の開口部を塞ぐ底部を備えていてもよい。ケース9が底部を備えると、ケース9の内部に埃等の異物が入ることを抑制し易い。
【0027】
ケース9は、例えばゴムブロック2にねじ止めされることで、取付部材3がゴムブロック2に固定されている。
【0028】
〔アタッチメントの使用手順〕
図1に示すように、リフト100が降下した状態、例えばリフト100が最下位置で停止している状態で、アタッチメント1を車両10の下面に取り付ける。アタッチメント1の取り付けは、車両10ごとに定められた4箇所のリフトアップポイントの各々に磁石4を吸着させることで行う。このとき、車両10からの荷重はアタッチメント1に作用していない。この状態が第一状態である。磁石4が車両10に吸着することで、アタッチメント1は車両10からぶら下がった状態で取り付けられる。
【0029】
図2に示すように、アタッチメント1を取り付けたら、リフト100を上昇させる。リフト100の上昇は、テーブル110が車両10を支持するまで行う。テーブル110が車両10を支持した状態では、車両10からの最大荷重がアタッチメント1に作用している。つまり、ゴムブロック2は、車両10の荷重により最も圧縮された状態となる。この状態が第二状態である。
【0030】
図3に示すように、車両10の点検又は整備が終了したら、リフト100を最下位置まで降下させる。リフト100を最下位置まで降下させると、車両10からの荷重はアタッチメント1に作用しない。このとき、磁石4が車両10の下面に吸着できず、アタッチメント1が車両10の下面から外れる。この状態が第三状態である。
【0031】
〔作用〕
第一状態では、図4に示すように、第一弾性体5が初期状態であり、磁石4の上面40が最も上方に位置している。第二弾性体67がレバー65を押圧しており、シャフト61の側面における向かい合った二箇所が孔651hの内周縁651heに当て止めされている。この当て止めによって、磁石4の上面40が最も上方に位置した状態でシャフト61がレバー65に保持されている。第一状態では、図1に示すように、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20よりも上方に位置する状態で磁石4が保持されている。そのため、第一状態では、磁石4が車両10の下面にくっつき、アタッチメント1が車両10に固定される。
【0032】
第二状態では、図2に示すように、ゴムブロック2が車両10とリフト100との間で圧縮され、磁石4が車両10から荷重を受ける。この荷重に応じて、磁石4の上面40の位置が下方に変位する。具体的には、上記荷重によってシャフト61が下がることで、磁石4の上面40の位置が下方に変位する。磁石4の上面40が下方に変位すると、図5に示すように、第一弾性体5が支持体45とレバー65との間で圧縮される。第二状態であっても、第二弾性体67はレバー65を押圧しており、シャフト61の側面における向かい合った二箇所は孔651hの内周縁651heに当て止めされている。この当て止めによって、第一弾性体5が圧縮された状態でもシャフト61がレバー65に保持されている。第二状態では、図2に示すように、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20と面一である状態で磁石4が保持されている。第二状態では、磁石4は、車両10の下面にくっついたままである。
【0033】
第三状態では、図3に示すように、ゴムブロック2は、車両10からの荷重を受けず、圧縮状態から非圧縮状態に戻る。第三状態では、図5に示すように、第一弾性体5が圧縮した状態でシャフト61がレバー65に保持されたままである。そのため、第三状態では、図3に示すように、磁石4の上面40は、ゴムブロック2の上面20よりも下方に位置する。磁石4の上面40とゴムブロック2の上面20との間の距離Dによって、磁石4には、アタッチメント1を車両10の下面に吸着させるほど十分な吸着力が作用しない。よって、第三状態では、磁石4が車両10の下面から外れ、アタッチメント1が車両10から外れる。
【0034】
取付部材3を第三状態から第一状態へ戻す際は、図6に示すように、レバー65の第二端部652を上方に持ち上げる。このとき、第二弾性体67は、レバー65によってさらに圧縮される。第二端部652が上方に持ち上げられると、第一端部651が下がり、シャフト61の側面における向かい合った二箇所による孔651hの内周縁651heに対する当て止めが解除される。上記当て止めが解除されると、第一弾性体5が伸長して、シャフト61が上方に移動し、磁石4の上面40が最も上方に位置する。図6に示す白抜き矢印はシャフト61の移動方向を示している。第二端部652の持ち上げを解除すると、取付部材3が第一状態に戻る。
【0035】
〔効果〕
第一状態では、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20よりも上方に位置する状態で磁石4が保持されているので、磁石4が車両10の下面にくっつき、アタッチメント1が車両10に固定される。磁石4による装着であれば、車両10のリフトアップポイントに一回で適切にアタッチメント1を装着できる。第二状態では、車両10の荷重に応じて磁石4の上面40が下方に変位するので、ゴムブロック2の上面20で車両10を適切の支持できる。第三状態では、取付部材3の機械的機構によってアタッチメント1が常に車両10から外れるので、アタッチメント1の取り外しの忘れを防止できる。第二状態から第三状態にするには、リフト100を下げるだけでよく、作業者が取付部材3に対して何らかの操作をする必要はない。レバー65の操作だけで、取付部材3を第三状態から第一状態へ戻すことができ、操作が簡易である。
【0036】
取付部材3がゴムブロック2の側面に取り付けられているため、取付部材3はゴムブロック2の上面20の弾性変形の影響を受け難い。そのため、取付部材3は、ゴムブロック2から脱落し難く、取付部材3の内部構造の不具合が生じ難い。もし取付部材3がゴムブロック2の上面20に露出するようにゴムブロック2に埋め込まれて取り付けられていたら、取付部材3は、ゴムブロック2の上面20の弾性変形に伴ってゴムブロック2に対する初期の取付位置からずれたり、外れたりするおそれがある。さらには、取付部材3の内部構造に不具合が生じるおそれがある。取付部材3がゴムブロック2の側面に取り付けられていることで、レバー65の第二端部652をゴムブロック2の外側に突出させ易く、レバー65の操作を行い易い。取付部材3がゴムブロック2の側面に取り付けられていると、既存のゴムブロック2に取付部材3を後付けし易い。
【0037】
≪実施形態1-2≫
実施形態1-2のアタッチメント1における取付部材3は、図7から図9に示すように、磁石4と第一弾性体5と保持機構7とケース9とを備える。図7は、第一状態での取付部材3を示す。図8は、第二状態での取付部材3を示す。図9は、第三状態での取付部材3を示す。実施形態1-2における取付部材3は、実施形態1-1における取付部材3に対して、主に保持機構の構成が異なる。以下の説明では、上述した実施形態1-1との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
【0038】
〔保持機構〕
保持機構7は、シャフト71とストッパー75とを備える。シャフト71は、実施形態1-1のシャフト61と同じである。シャフト71の第一端部711は、ねじ切りされた雄ねじである。シャフト71の第二端部712は、フランジを有する。ストッパー75は、筒部751と軸部752と第二弾性体77とを備える。
【0039】
筒部751は、シャフト71と交差する方向に延設された筒状部材である。本例の筒部751は、シャフト71と直交する方向に延設された円筒状の部材である。筒部751は、第一端部に開口部、及び第二端部に底751bを有する有底の筒状部材である。筒部751は、後述するケース9における向かい合う側部92間を橋渡すように配置されている。筒部751の第一端部は側部92に設けられた孔92hに固定されており、筒部751の第二端部は側部92に設けられた凹部92cに嵌まっている。筒部751における向かい合った周壁の各々には、孔751hが設けられている。孔751hには、シャフト71が貫通している。孔751hの内径は、シャフト71の外径よりも若干大きい。第一弾性体5は、磁石4と筒部751との間でシャフト71の外周に配置されている。本例の第一弾性体5は、磁石4を支持する支持体45の端面に当て止めされている。
【0040】
軸部752は、筒部751の内側に同軸状に配置された棒状の部材である。本例の軸部752は、丸棒状の部材である。軸部752の外径は、筒部751の内径よりも小さい。軸部752は、軸本体、及び軸本体の第一端部に設けられたフランジを備える。軸本体の第一端部は、側部92に設けられた孔92hを通ってケース9の外側に位置する。フランジは、軸本体よりも大きな外径を有し、筒部751から露出すると共にケース9の外側に位置する。フランジは、軸部752を筒部751へ押し込んだ際、筒部751の開口部に当たることで、軸部752の押し込み方向の移動を規制するストッパーの役割を果たす。軸部752には、孔752hが設けられている。孔752hには、シャフト71が貫通している。孔752hの内径は、シャフト71の外径よりも若干大きい。本例では、孔752hの内径と孔751hの内径とは同じである。軸部752の第二端部には、図示しない係止部が設けられている。係止部は、例えば、軸部752の周面から径方向に突出した突片で構成されている。係止部は、例えば、軸部752の周面における向かい合った二箇所に設けられている。係止部は、孔751hの内面に当て止めされることで、軸部752が筒部751から抜けることを規制する役割を果たす。
【0041】
孔751hの軸と孔752hの軸とが揃っていると、シャフト71の側面は孔751h,752hの各内面との間に隙間が構成される。孔751hの軸と孔752hの軸とがずれていると、シャフト71の側面における向かい合った二箇所は孔751hの内面と孔752hの内面とで挟持される。この挟持によって、シャフト71がストッパー75に保持されている。
【0042】
第二弾性体77は、圧縮ばねである。第二弾性体77は、筒部751の底751bと軸部752の第二端部の端面との間に配置されている。第二弾性体77は、軸部752をシャフト71に押圧している。第二弾性体77が軸部752を押圧することで、孔751hの軸と孔752hの軸とがずれ、上述したように、シャフト71の側面における向かい合った二箇所が孔751hの内面と孔752hの内面とで挟持された状態が維持される。第二弾性体77は、第一状態、第二状態、及び第三状態のいずれの状態においても圧縮状態である。
【0043】
〔ケース〕
本例のケース9は、上部91及び側部92を備える。上部91には、支持体45が貫通している孔91hが設けられている。側部92には、ストッパー75の軸部752が貫通している孔92hが設けられている。側部92における孔92hと向かい合う領域は、ケース9の内側に向かって厚肉化されている。この厚肉化された箇所には、ケース9の内側に向いて開口する凹部92cが設けられている。凹部92cには、筒部751の一部が嵌まっている。本例のケース9は下方に開口している。ケース9は、下方の開口部を塞ぐ底部を備えていてもよい。
【0044】
〔アタッチメントの使用手順〕
アタッチメント1の使用手順は、実施形態1-1と同様である。
【0045】
〔作用〕
第一状態では、図7に示すように、第一弾性体5が初期状態であり、磁石4の上面40が最も上方に位置している。第二弾性体77が軸部752をシャフト71に押圧しており、シャフト71の側面における向かい合った二箇所が孔751hの内面と孔752hの内面とで挟持されている。この挟持によって、磁石4の上面40が最も上方に位置した状態でシャフト71がストッパー75に保持されている。第一状態では、図1に示すように、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20よりも上方に位置する状態で磁石4が保持されている。そのため、第一状態では、磁石4が車両10の下面にくっつき、アタッチメント1が車両10に固定される。
【0046】
第二状態では、図2に示すように、ゴムブロック2が車両10とリフト100との間で圧縮され、磁石4が車両10から荷重を受ける。この荷重に応じて、磁石4の上面40の位置が下方に変位する。具体的には、上記荷重によってシャフト71が下がることで、磁石4の上面40の位置が下方に変位する。磁石4の上面40が下方に変位すると、図8に示すように、第一弾性体5が支持体45と筒部751との間で圧縮される。第二状態であっても、第二弾性体77は軸部752をシャフト71に押圧しており、シャフト71の側面における向かい合った二箇所が孔751hの内面と孔752hの内面とで挟持されている。この挟持によって、第一弾性体5が圧縮された状態でもシャフト71がストッパー75に保持されている。第二状態では、図2に示すように、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20と面一である状態で磁石4が保持されている。第二状態では、磁石4は、車両10の下面にくっついたままである。
【0047】
なお、第一状態から第二状態にいたる過程において、シャフト71は、孔751hの内面と孔752hの内面の双方に摺動しながら下がる。
【0048】
第三状態では、図3に示すように、ゴムブロック2は、車両10からの荷重を受けず、圧縮状態から非圧縮状態に戻る。第三状態では、図8に示すように、第一弾性体5が圧縮した状態でシャフト71がストッパー75に保持されたままである。そのため、第三状態では、図3に示すように、磁石4の上面40は、ゴムブロック2の上面20よりも下方に位置する。磁石4の上面40とゴムブロック2の上面20との間の距離Dによって、磁石4には、アタッチメント1を車両10の下面に吸着させるほど十分な吸着力が作用しない。よって、第三状態では、磁石4が車両10の下面から外れ、アタッチメント1が車両10から外れる。
【0049】
取付部材3を第三状態から第一状態へ戻す際は、図9に示すように、ストッパー75の軸部752の第一端部を筒部751の内側に押圧する。このとき、第二弾性体77は、軸部752によってさらに圧縮される。軸部752を筒部751の内側に押圧すると、孔751hの軸と孔752hの軸とが揃い、シャフト71の側面と孔751h,752hの各内面との間に隙間が構成される。上記隙間が構成されると、第一弾性体5が伸長して、シャフト71が上方に移動し、磁石4の上面40が最も上方に位置する。図9に示す白抜き矢印はシャフト71の移動方向を示している。軸部752における筒部751の内側への押圧を解除すると、取付部材3が第一状態に戻る。
【0050】
〔効果〕
実施形態1-2における取付部材3も、実施形態1-1における取付部材3と同様の効果を奏する。実施形態1-2における取付部材3も、第三状態では、取付部材3の機械的機構によってアタッチメント1が常に車両10から外れるので、アタッチメント1の取り外しの忘れを防止できる。第二状態から第三状態にするには、リフト100を下げるだけでよく、作業者が取付部材3に対して何らかの操作をする必要はない。ストッパー75の軸部752の操作だけで、取付部材3を第三状態から第一状態へ戻すことができ、操作が簡易である。取付部材3がゴムブロック2の側面に取り付けられていることで、軸部752の第一端部をゴムブロック2の外側に突出させ易く、軸部752の操作を行い易い。
【0051】
<実施形態2>
図10を参照して、実施形態2のアタッチメント1を説明する。実施形態2のアタッチメント1では、図1に示す第一状態、図2に示す第二状態、及び図3に示す第三状態の各々において、ゴムブロック2の上面20と磁石4の上面40との位置関係が以下となる。第一状態及び第三状態の各々では、磁石4の上面40は、ゴムブロック2の上面20と面一、又はゴムブロック2の上面20よりも上方に位置する。つまり、第一状態と第三状態とでは、磁石4の上面40の位置が同じである。第二状態では、磁石4の上面40は、ゴムブロック2の上面20と面一である。実施形態2のアタッチメント1は、実施形態1で説明した保持機構6,7に相当する保持機構を備えない。
【0052】
実施形態2のアタッチメント1では、磁石4が電磁石である。電磁石は、可動鉄心81とコイル82と電源部83を備える。可動鉄心81は、第一弾性体5と直列に配置されている。コイル82は、可動鉄心81の外周に配置されている。電源部83は、コイル82に電力を供給する。
【0053】
可動鉄心81は、上下方向に延設された棒状部材である。可動鉄心81の第一端部は、ケース9の上部91に設けられた孔91hを通ってケース9の外側に位置する。第一端部の先端面が磁石4の上面40である。第一端部の先端面の形状は、例えば半球状である。第一弾性体5は、可動鉄心81の第二端部の端面と後述するケース9の底部93との間に配置されている。可動鉄心81と第一弾性体5とは直列に配置されている。コイル82は、可動鉄心81の外周に配置されている。コイル82は、ケース9に固定されている。電源部83は、リード線85によってコイル82に電力を供給する。コイル82に電力が供給されると、可動鉄心81は磁力を発生して磁石として機能する。コイル82に電力が供給されないと、可動鉄心81は磁力を発生せず磁石として機能しない。電源部83は、コイル82への電力の供給と停止を切り替えるスイッチ84を備える。電源部83はケース9の外部に設けられてもよい。電源部83は、例えば、ゴムブロック2の側面のうち、取付部材3が取り付けられていない面に固定してもよい。
【0054】
ケース9は、第一弾性体5、可動鉄心81の大部分、コイル82、及び電源部83を収納している。本例のケース9は、上部91と側部92と底部93とを備える。上部91には、可動鉄心81の第一端部が貫通している孔91hが設けられている。底部93の一部は、ケース9の内側に向かって厚肉化されている。この厚肉化された箇所には、ケース9の内側に向いて開口する凹部93cが設けられている。凹部93cには、第一弾性体5の一部が嵌まっている。底部93には、スイッチ84が貫通している孔93hが設けられている。
【0055】
〔作用〕
第一状態では、図10に示すように、第一弾性体5が可動鉄心81の重量により自然長からわずかに圧縮された初期状態であり、磁石4の上面40が最も上方に位置している。この状態で、スイッチ84をONにしてコイル82に電力を供給すると、可動鉄心81は磁力を発生して磁石として機能する。第一状態では、図1に示すように、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20よりも上方に位置する状態で磁石4が保持されている。そのため、第一状態では、磁石4が車両10の下面にくっつき、アタッチメント1が車両10に固定される。
【0056】
第二状態では、図2に示すように、ゴムブロック2が車両10とリフト100との間で圧縮され、磁石4が車両10から荷重を受ける。この荷重に応じて、磁石4の上面40の位置が下方に変位する。具体的には、上記荷重によって可動鉄心81が下がることで、磁石4の上面40の位置が下方に変位する。磁石4の上面40が下方に変位すると、第一弾性体5が可動鉄心81とケース9の底部93との間で圧縮される。第二状態では、図2に示すように、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20と面一である。第二状態では、アタッチメント1の位置が固定されているので、磁石4が車両10の下面にくっついていなくてもよい。そのため、ゴムブロック2が圧縮されてアタッチメント1の位置が固定されれば、スイッチ84をOFFにしてコイル82への電力の供給を止める。電力の供給を止めると、可動鉄心81は磁力を失って磁石として機能しなくなる。つまり、車両10への磁石4の吸着力がゼロになる。
【0057】
第三状態では、図3に示すように、ゴムブロック2は、圧縮状態から解除されて非圧縮状態に戻る。第二状態においてスイッチ84をOFFにしたので、磁石4が車両10の下面から外れ、アタッチメント1が車両10から外れる。第三状態では、車両10からの荷重を受けないので、可動鉄心81が上方に移動し、第一弾性体5が初期状態に戻る。
【0058】
〔効果〕
実施形態2のアタッチメント1も、第一状態では、磁石4の上面40がゴムブロック2の上面20よりも上方に位置する状態で磁石4が保持されているので、磁石4が車両10の下面にくっつき、車両10に固定される。磁石4による装着であれば、車両10のリフトアップポイントに一回で適切にアタッチメント1を装着できる。第二状態では、車両10の荷重に応じて磁石4の上面40が下方に変位するので、ゴムブロック2の上面20で車両10を適切の支持できる。取付部材3がゴムブロック2の側面に取り付けられていることの効果は、実施形態1-1と同様である。
【0059】
本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0060】
1 アタッチメント
2 ゴムブロック、20 上面
3 取付部材
4 磁石、40 上面、45 支持体、46 穴
5 第一弾性体
6 保持機構
61 シャフト、611 第一端部、612 第二端部
65 レバー
651 第一端部、651h 孔、651he 内周縁、652 第二端部
655 支点
67 第二弾性体
7 保持機構
71 シャフト、711 第一端部、712 第二端部
75 ストッパー
751 筒部、751b 底、751h 孔、752 軸部、752h 孔
77 第二弾性体
81 可動鉄心、82 コイル、83 電源部、84 スイッチ、85 リード線
9 ケース
91 上部、91h 孔、91c 凹部
92 側部、92h 孔、92c 凹部
93 底部、93h 孔、93c 凹部
10 車両
100 リフト、110 テーブル
D 距離
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10