IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 菱洋エレクトロ株式会社の特許一覧

特開2024-21886情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
<>
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図1
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図2
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図3
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図4
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図5
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図6
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図7
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図8
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図9
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024021886
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06V 10/82 20220101AFI20240208BHJP
   G06T 7/00 20170101ALI20240208BHJP
【FI】
G06V10/82
G06T7/00 350C
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022125047
(22)【出願日】2022-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】391021684
【氏名又は名称】菱洋エレクトロ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】藤井 浩
(72)【発明者】
【氏名】亀岡 瑶
(72)【発明者】
【氏名】原 泰彦
【テーマコード(参考)】
5L096
【Fターム(参考)】
5L096BA03
5L096CA04
5L096CA22
5L096DA01
5L096GA51
5L096KA04
5L096KA15
(57)【要約】
【課題】学習済みモデルの大型化を抑制し、かつ推論精度を向上させることができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置10は、カメラ11、記憶部14b、指示入力部P1、第1学習部P2及び判定部P3を有する。指示入力部P1は、撮像画像Imに対応付けられたラベル情報Lbと、複数の学習済みモデルM1の中から選択された学習済みモデルM1を示すモデル選択情報Smとを使用者が指示入力可能である。第1学習部P2は、撮像画像Im、及び撮像画像Imに対応付けられたラベル情報Lbに基づき、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを推論可能になるように、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1の学習を行う。判定部P3は、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1に撮像画像Imを入力し、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象物を撮像して撮像画像を出力するカメラと、
複数の学習済みモデルを記憶可能である記憶部と、
前記撮像画像に対応付けられ、前記撮像画像に前記対象物の正常状態又は異常状態のいずれが表れているかを示すラベル情報と、複数の前記学習済みモデルの中から選択された前記学習済みモデルを示すモデル選択情報とを使用者が指示入力可能である指示入力部と、
前記撮像画像、及び前記撮像画像に対応付けられた前記ラベル情報に基づき、前記対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを推論可能になるように、前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルの学習を行う第1学習部と、
前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルに前記撮像画像を入力し、前記対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する判定部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記第1学習部は、前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルを追加学習可能である、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
サーバに接続され、
前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルが前記記憶部に記憶されていないとき、前記学習済みモデルを前記サーバから取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記カメラは、動画像である前記撮像画像を出力し、
前記指示入力部は、前記動画像をキャプチャすることによって静止画像である前記撮像画像を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、射出成形機の金型の開閉動作において、金型が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
第2学習部、モデル推論部及び選択モデルを有し、
前記第2学習部は、前記撮像画像、及び前記撮像画像に対応付けられた前記モデル選択情報に基づいて、前記選択モデルの学習を行い、
前記モデル推論部は、前記選択モデルに前記撮像画像を入力して前記学習済みモデルと対応関係にある前記モデル選択情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
試算部を有し、
前記記憶部は、複数の試算画像を記憶し、
前記指示入力部は、前記使用者が、複数の前記試算画像の中から試算に用いる前記試算画像の識別情報を指示入力可能であり、
前記試算部は、複数の前記学習済みモデルの各々に、前記使用者が指示入力した前記試算画像の前記識別情報に対応付けられた前記試算画像を入力して試算値の各々を取得し、前記試算値が閾値以上である前記学習済みモデルと対応関係にある前記モデル選択情報を出力する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
対象物を撮像して撮像画像を出力するカメラと、複数の学習済みモデルを記憶可能である記憶部とを用意し、
指示入力部により、前記撮像画像に対応付けられ、前記撮像画像に前記対象物の正常状態又は異常状態のいずれが表れているかを示すラベル情報と、複数の前記学習済みモデルの中から選択された前記学習済みモデルを示すモデル選択情報とを使用者が指示入力し、
第1学習部により、前記撮像画像、及び前記撮像画像に対応付けられた前記ラベル情報に基づき、前記対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを推論可能になるように、前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルを学習させ、
判定部により、前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルに前記撮像画像を入力し、前記対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する、
情報処理方法。
【請求項9】
撮像画像に対応付けられ、前記撮像画像に対象物の正常状態又は異常状態のいずれが表れているかを示すラベル情報と、複数の学習済みモデルの中から選択された前記学習済みモデルを示すモデル選択情報とを使用者が指示入力可能である指示入力部のプログラムと、
前記撮像画像、及び前記撮像画像に対応付けられた前記ラベル情報に基づき、前記対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを推論可能になるように、前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルの学習を行う第1学習部のプログラムと、
前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルに前記撮像画像を入力し、前記対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する判定部のプログラムと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、対象物を撮像した撮像画像を機械学習させて学習済みモデルを生成し、学習済みモデルを用いて推論値を出力する情報処理装置がある。
【0003】
機械学習の分野では、一旦学習を行った学習済みモデルに、更に追加学習を行い、学習済みモデルの推論精度を向上させる技術が知られている。
【0004】
例えば、特開2022-32962号公報には、全国共通の学習済みモデルであるグローバルモデルと、追加学習される地域特有の学習済みモデルであるローカルモデルとを有し、グローバルモデルを用いた深層学習による商品の認識結果と、ローカルモデルを用いた深層学習による商品の認識結果とに基づき、撮像画像に写し出されている商品を特定する画像認識装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2022-32962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の情報処理装置では、多種類の対象物を推論可能にし、かつ推論精度を向上させようとすると、大量の学習データによる学習が必要になり、大量の学習データを学習できるように、学習済みモデルのサイズが大型化する。
【0007】
そこで、本発明は、学習済みモデルの大型化を抑制し、かつ推論精度を向上させることができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様の情報処理装置は、カメラ、記憶部、指示入力部、第1学習部及び判定部を有する。前記カメラは、対象物を撮像して撮像画像を出力する。前記記憶部は、複数の学習済みモデルを記憶可能である。前記指示入力部は、前記撮像画像に対応付けられ、前記撮像画像に前記対象物の正常状態又は異常状態のいずれが表れているかを示すラベル情報と、複数の前記学習済みモデルの中から選択された前記学習済みモデルを示すモデル選択情報とを使用者が指示入力可能である。前記第1学習部は、前記撮像画像、及び前記撮像画像に対応付けられた前記ラベル情報に基づき、前記対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを推論可能になるように、前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルの学習を行う。前記判定部は、前記モデル選択情報に示された前記学習済みモデルに前記撮像画像を入力し、前記対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する。
【発明の効果】
【0009】
(請求項1、8、9)
(A)情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムは、複数の学習済みモデルの中から対象物に適した学習済みモデルを選択して学習及び推論を行うことにより、学習済みモデルの大型化を抑制し、かつ推論精度を向上させることができる。
【0010】
(B)使用者は、カメラによって対象物を撮像した後、即座に、指示入力部によって対象物に対応付けられたラベル情報を指示入力可能である。これにより、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムは、簡便に、学習済みモデルの学習を行い、推論精度を向上させることができる。
【0011】
(請求項2)
(C)情報処理装置は、追加学習によって学習済みモデルの推論精度を向上させることが可能である。
【0012】
(請求項3)
(D)情報処理装置は、指示入力部によって指示入力された学習済みモデルが記憶部に記憶されていないとき、学習済みモデルをサーバから取得することができる。これにより、情報処理装置は、学習済みモデルのすべてを記憶部に記憶しなくてもよく、記憶部を軽量化することができる。
【0013】
(請求項4)
(E)情報処理装置は、カメラによって動的な対象物を撮像し、動画像である撮像画像をキャプチャし、静止画像である撮像画像を取得することができる。
【0014】
(請求項5)
(F)情報処理装置は、射出成形機の動作状態に異常がないか、監視することができる。
【0015】
(請求項6)
(G)撮像画像、及び撮像画像に対応付けられたモデル選択情報が記憶部に蓄積された後、第2学習部が、選択モデルの学習を行うと、モデル推論部は、選択モデルを用いてモデル選択情報を推論することができる。推論されたモデル選択情報は、お勧め情報として表示部に表示される。使用者は、表示部に表示されたお勧め情報を参考にし、より確実に、対象物に適したモデル選択情報を指示入力することができる。
【0016】
(請求項7)
(H)試算部は、使用者による試算画像の識別情報の入力に応じ、複数の学習済みモデルの中から対象物に適した学習済みモデルのモデル選択情報を試算して出力することができる。これにより、学習済みモデルのバージョン等に関わらず対象物に適した学習済みモデルのモデル選択情報を出力することができ、学習済みモデルのバージョン管理等にかける手間を減少させることができる。
【0017】
本発明によれば、推論精度が向上し、かつ学習済みモデルを小型化することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す図である。
図2】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置とサーバを示すブロック図である。
図3】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置の学習処理を説明するためのブロック図である。
図4】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置の学習処理を説明するためのフローチャートである。
図5】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置のキャプチャ画面を説明するための説明図である。
図6】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置のラベル情報入力画面を説明するための説明図である。
図7】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置の判定処理を説明するためのブロック図である。
図8】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置の学習処理を説明するためのブロック図である。
図9】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置の判定処理を説明するためのブロック図である。
図10】本発明の第3実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置の判定処理を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0020】
(第1実施形態)
図1は、情報処理システム1の全体構成を示す図である。情報処理システム1は、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する。対象物は、例えば、射出成形機Jに設けられた金型であるが、これに限定されない。
【0021】
図1に示すように、情報処理システム1は、情報処理装置10とサーバ20を有する。情報処理装置10は、例えばエッジであり、複数設けることができ、サーバ20に、無線通信、有線通信及び/又は移動体通信等のネットワークを介して接続可能である。
【0022】
情報処理装置10は、射出成形機Jに接続することが可能である。射出成形機Jは、固定側金型に可動側金型を押圧することによって型締を行い、固定側金型に設けられたキャビティと可動側金型に設けられたコアの間に形成された空間に、加熱によって溶融された樹脂を注入し、樹脂を冷却して固化させた後、可動側金型を固定側金型から引き離して型開きを行い、エジェクタピン等によってコアから固化した成形物を取り外す取外し工程を行う。正常状態であれば、取外し工程後に固定側金型と可動側金型の間に成形物は残らないものの、成形物が残って異常状態になると、次回の型締の際に、射出成形機Jが成形物を押し潰すトラブルが生じる。
【0023】
情報処理装置10は、取外し工程後において、金型が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定し、異常状態にあると判定したとき、射出成形機Jに、動作を停止させるための停止信号を送信可能である。
【0024】
図2は、情報処理装置10とサーバ20を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置10は、カメラ11、操作部12、表示部13及び制御部14を有する。
【0025】
カメラ11は、情報処理装置10の本体に有線接続されるが、無線接続されてもよいし、情報処理装置10と一体に構成されてもよい。カメラ11は、対象物に向けて設置され、対象物の動画像及び静止画を撮像可能であり、対象物を撮像して制御部14に撮像画像Imを出力する。
【0026】
操作部12は、使用者の操作によって指示入力可能であり、指示入力を制御部14に出力する。操作部12は、例えば、キーボードや、マウス及びタッチパネルである。
【0027】
表示部13は、LCDやOLED等の表示装置を有し、制御部14の制御の下、表示画像を表示する。
【0028】
制御部14は、CPU及びGPU等によって構成される処理装置14aと、SSD、HDD等によって構成される記憶部14bとを有する。制御部14の各処理部の機能は、処理装置14aが記憶部14bから各種プログラム及びデータを読み込み、実行することによって実現される。
【0029】
記憶部14bには、情報処理装置10を制御するための各種データやプログラムの他、指示入力部P1、第1学習部P2及び判定部P3の処理部の各々のプログラムや複数の学習済みモデルM1も記憶される。図2及び図3において、制御部14がプログラムを読み込んで実現する処理部の各々の機能は、一点鎖線を用いて表される。以下の図も同様である。
【0030】
指示入力部P1は、操作部12を介し、使用者が、ラベル情報Lbとモデル選択情報Smの他、各種指示を入力可能である。
【0031】
ラベル情報Lbは、撮像画像Imに、対象物の正常状態又は異常状態のいずれが表れているかを示す。
【0032】
モデル選択情報Smは、学習済みモデルM1の識別情報を有し、複数の学習済みモデルM1の中から選択された学習済みモデルM1を示す。モデル選択情報Smは、例えば、コアの個数や配置、金型の形状、金型の色等のプロパティ情報も含む。
【0033】
図3は、学習処理を説明するためのブロック図である。図3に示すように、第1学習部P2は、記憶部14bに記憶された撮像画像Im、及び撮像画像Imに対応付けられたラベル情報Lbに基づき、対象物の正常状態又は異常状態と相関する推論値を出力するように、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1の学習を行う。第1学習部P2における学習には、ディープラーニングや、ニューラルネットワーク等の技術を用いることができる。第1学習部P2は、初期状態の学習済みモデルM1に学習を行ってもよいし、一旦学習された学習済みモデルM1に追加学習を行ってもよい。
【0034】
図4は、学習処理を説明するためのフローチャートである。図4に示すように、使用者は、操作部12からモデル選択情報Smを入力する(S1)。指示入力部P1は、モデル選択情報Smのプロパティ情報を表示部13に表示し、使用者に、複数の学習済みモデルM1の中からいずれの学習済みモデルM1を選択するかを促し、モデル選択情報Smを入力させる。例えば、指示入力部P1は、金型のコア数が、2個、4個及び8個に適した複数の学習済みモデルM1を表示部13に表示し、使用者に、それらの中からいずれの学習済みモデルM1を選択するかを促し、モデル選択情報Smを入力させる。
【0035】
図5は、キャプチャ画面G1を説明するための説明図である。図5に示すように、指示入力部P1は、キャプチャ画面G1を表示部13に表示し、キャプチャ処理を開始する(S2)。キャプチャ画面G1は、動画像である撮像画像Imを再生表示するための動画像表示領域A1、撮像画像Imの再生表示を開始するための開始ボタンB1、撮像画像Imの再生表示を停止するための停止ボタンB2、動画像をキャプチャして静止画像である撮像画像Imを取得するためのキャプチャボタンB3、ラベル情報Lbの入力処理に進むためのラベル入力ボタンB4、及び、戻るボタンB5を有する。
【0036】
使用者が開始ボタンB1を押すと、指示入力部P1は、記憶部14bに記憶された動画像である撮像画像Imを読み込み、動画像表示領域A1に再生表示する。指示入力部P1は、使用者の指示入力に応じ、カメラ11によって撮像されたライブの動画像である撮像画像Imを取り込んで動画像表示領域A1に再生表示してもよい(図3の破線)。使用者がキャプチャボタンB3を押すと、指示入力部P1は、動画像表示領域A1に表示されている動画像を静止画像にキャプチャし、静止画像である撮像画像Imを記憶部14bに記憶させる。
【0037】
図6は、ラベル情報入力画面G2を説明するための説明図である。使用者がラベル入力ボタンB4を押すと、図6に示すように、指示入力部P1は、ラベル情報入力画面G2を表示部13に表示し、撮像画像Imのラベル情報Lbの入力処理を行う(S3)。ラベル情報入力画面G2は、静止画像を表示するための静止画像表示領域A2、正常状態であることを示すラベル情報Lbを入力するためのOKボタンC1、異常状態であることを示すラベル情報Lbを入力するためのNGボタンC2、不要な静止画像をスキップするためのスキップボタンC3、学習を開始するための学習ボタンC4、キャプチャ画面G1に戻るための戻るボタンC5、次の静止画像に進むための進むボタンFw、及び、前の静止画像に戻るための戻るボタンBkを有する。
【0038】
使用者が進むボタンFwを押すと、指示入力部P1は、次の静止画像を記憶部14bから読み込んで、静止画像表示領域A2に表示させる。また、使用者が戻るボタンBkを押すと、指示入力部P1は、前の静止画像を記憶部14bから読み込んで静止画像表示領域A2に表示させる。
【0039】
使用者は、静止画像表示領域A2に表示されている静止画像が対象物の正常状態を表すものであればOKボタンC1を押し、一方、静止画像が対象物の異常状態を表すものであればNGボタンC2を押し、正常状態又は異常状態を示すラベル情報Lbを入力する。ラベル情報Lbの入力があると、指示入力部P1は、ラベル情報Lb及びモデル選択情報Smを撮像画像Imに対応付けて記憶部14bに記憶させる。
【0040】
また、使用者は、静止画像表示領域A2に表示されている静止画像が学習に不要なものであればスキップボタンC3を押す。スキップボタンC3が押されると、指示入力部P1は、静止画像表示領域A2に表示されている静止画像をスキップし、次の静止画像を記憶部14bから読み込み、静止画像表示領域A2に表示させる。
【0041】
使用者が学習ボタンC4を押すと、第1学習部P2は、追加学習を開始する(S4)。第1学習部P2は、S1において指示入力されたモデル選択情報Smに対応付けられた学習済みモデルM1とラベル情報Lbが付与された撮像画像Imを記憶部14bから読み込み、学習済みモデルM1の追加学習を行う。
【0042】
使用者が戻るボタンC5を押すと、指示入力部P1は、キャプチャ処理に戻り、キャプチャ画面G1を表示する。
【0043】
図7は、判定処理を説明するためのブロック図である。図7に示すように、判定部P3は、記憶部14bから指示入力部P1によって指示入力されたモデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1を読み込む。判定部P3は、学習済みモデルM1に、カメラ11によって撮像された撮像画像Imを入力して推論値を算出し、推論値が閾値未満であるとき、対象物が正常状態であると判定し、推論値が閾値以上であるとき対象物が異常状態であると判定する。閾値は、正常状態及び異常状態が的確に判定できるように、経験的又は実験的に調整される。判定部P3は、対象物が異常状態にあると判定したとき、表示部13に警告を表示するとともに、射出成形機Jに、動作の停止指示を送信する。
【0044】
(第2実施形態)
第1実施形態では、モデル選択情報Smが使用者によって指示入力されるが、第2実施形態では、使用者がモデル選択情報Smを指示入力する際に、お勧め情報Rcを表示部13に表示することができる。
【0045】
図8は、情報処理装置10aの学習処理を説明するためのブロック図である。図9は、情報処理装置10aの判定処理を説明するためのブロック図である。実施形態の説明では、他の実施形態と同じ構成については、説明を省略する。
【0046】
情報処理装置10aは、指示入力部P1、第1学習部P2、判定部P3及び学習済みモデルM1の他、図8に示すように、第2学習部P4、モデル推論部P5及び選択モデルM2も有する。
【0047】
第2学習部P4は、撮像画像Im、及び撮像画像Imに対応付けられた学習済みモデルM1を示すモデル選択情報Smに基づいて、選択モデルM2の学習を行う。第2学習部P4における学習には、ディープラーニングや、ニューラルネットワーク等の技術を用いることができる。第2学習部P4は、初期状態の選択モデルM2に学習を行ってもよいし、一旦学習された選択モデルM2に追加学習を行ってもよい。
【0048】
モデル選択情報Smは、ラベル情報Lbの入力処理において、撮像画像Imに対応付けて記憶部14bに記憶させたものを用いることができる(図4のS3)。
【0049】
選択モデルM2は、複数の学習済みモデルM1の各々に、一対一に対応付けられ、複数用意される。
【0050】
第2学習部P4は、モデル選択情報Smに示される学習済みモデルM1に対応付けられた選択モデルM2に、モデル選択情報Smに対応付けられた撮像画像Imを入力し、撮像画像Imに相関した推論値が出力されるように、学習を行う。
【0051】
図9に示すように、モデル推論部P5は、選択モデルM2の各々に撮像画像Imを入力し、学習済みモデルM1と対応関係にあるモデル選択情報Smを推論して出力する。より具体的に、モデル推論部P5は、撮像画像Imを選択モデルM2の各々に入力して推論値の各々を取得し、推論値のいずれかが閾値以上であるとき、お勧め情報Rcとして、表示部13に、閾値以上の推論値を出力した選択モデルM2に対応した学習済みモデルM1のモデル選択情報Smを表示する。閾値は、お勧め情報Rcが的確に表示されるように、経験的又は実験的に調整される。使用者は、表示部13に表示されたお勧め情報Rcを参考にし、操作部12を介し、学習済みモデルM1のモデル選択情報Smを指示入力する。
【0052】
判定部P3は、使用者に指示入力されたモデル選択情報Smに対応付けられた学習済みモデルM1を読み込み、学習済みモデルM1に撮像画像Imを入力し、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する。
【0053】
(第3実施形態)
第1及び第2実施形態では、指示入力部P1によってモデル選択情報Smが入力されるが、モデル選択情報Smは、試算によって取得されてもよい。
【0054】
図10は、情報処理装置10bの判定処理を説明するための説明図である。実施形態の説明では、他の実施形態と同じ構成については、説明を省略する。
【0055】
図10に示すように、記憶部14bには、複数の試算画像Ieが記憶される。試算画像Ieは、例えば、金型を初めて導入する際に、カメラ11によって撮像され、試算画像の識別情報Idに対応付けられ、記憶部14bに記憶される。
【0056】
指示入力部P1は、使用者が、複数の試算画像Ieの中から試算に用いる試算画像の識別情報Idを指示入力可能である。
【0057】
情報処理装置10bは、指示入力部P1、第1学習部P2、判定部P3及び学習済みモデルM1の他、試算部P6も有する。試算部P6は、記憶部14bに記憶された複数の学習済みモデルM1の各々に、使用者が指示入力した試算画像Ieの識別情報Idに対応付けられた試算画像Ieを入力して試算値の各々を取得し、推論値のいずれかが閾値以上であるとき、閾値以上の推論値を出力した学習済みモデルM1のモデル選択情報Smを出力する。閾値は、モデル選択情報Smが的確に出力されるように、経験的又は実験的に調整される。
【0058】
例えば、使用者が射出成形機Jの金型を別の金型に交換し、指示入力部P1を介し、交換後の金型に対応した試算画像の識別情報Idを指示入力すると、試算部P6は、記憶された学習済みモデルM1のすべてと、試算画像の識別情報Idに対応付けられた試算画像Ieとを記憶部14bから読み込み、順次、学習済みモデルM1の各々に試算画像Ieを入力し、推論値の各々を取得する。試算部P6は、推論値のいずれかが閾値以上であるとき、閾値以上の推論値を出力した学習済みモデルM1に対応付けられたモデル選択情報Smを出力する。
【0059】
判定部P3は、試算部P6から出力されたモデル選択情報Smに対応付けられた学習済みモデルM1を読み込み、学習済みモデルM1に撮像画像Imを入力し、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する。
【0060】
(作用効果)
実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
【0061】
(a)情報処理装置10、10a、10b、情報処理方法及び情報処理プログラムは、複数の学習済みモデルM1の中から対象物に適した学習済みモデルM1を選択して学習及び推論を行うことにより、学習済みモデルM1の大型化を抑制し、かつ推論精度を向上させることができる。
【0062】
(b)使用者は、カメラ11によって対象物を撮像した後、即座に、指示入力部P1によって対象物に対応付けられたラベル情報Lbを指示入力可能である。これにより、情報処理装置10、10a、10b、情報処理方法及び情報処理プログラムは、簡便に、学習済みモデルM1の学習を行い、推論精度を向上させることができる。
【0063】
(c)情報処理装置10、10a、10bは、追加学習によって学習済みモデルM1の推論精度を向上させることが可能である。
【0064】
(d)情報処理装置10、10a、10bは、指示入力部P1によって指示入力された学習済みモデルM1が記憶部14bに記憶されていないとき、学習済みモデルM1をサーバ20から取得することができる。これにより、情報処理装置10、10a、10bは、学習済みモデルM1のすべてを記憶部14bに記憶しなくてもよく、記憶部14bを軽量化することができる。
【0065】
(e)情報処理装置10、10a、10bは、カメラ11によって動的な対象物を撮像し、動画像である撮像画像Imをキャプチャし、静止画像である撮像画像Imを取得することができる。
【0066】
(f)情報処理装置10、10a、10bは、射出成形機Jの動作状態に異常がないか、監視することができる。
【0067】
(g)撮像画像Im、及び撮像画像Imに対応付けられたモデル選択情報Smが記憶部14bに蓄積された後、第2学習部P4が、選択モデルM2の学習を行うと、モデル推論部P5は、選択モデルM2を用いてモデル選択情報Smを推論することができる。推論されたモデル選択情報Smは、お勧め情報Rcとして表示部13に表示される。使用者は、表示部13に表示されたお勧め情報Rcを参考にし、より確実に、対象物に適したモデル選択情報Smを指示入力することができる。
【0068】
(h)試算部P6は、使用者による試算画像の識別情報Idの入力に応じ、複数の学習済みモデルM1の中から対象物に適した学習済みモデルM1のモデル選択情報Smを試算して出力することができる。これにより、学習済みモデルM1のバージョン等に関わらず対象物に適した学習済みモデルM1のモデル選択情報Smを出力することができ、学習済みモデルM1のバージョン管理等にかける手間を減少させることができる。
【0069】
実施形態によれば、情報処理装置10、10a、10bは、推論精度が向上し、かつ学習済みモデルM1を小型化することができる。
【0070】
すなわち、情報処理装置10、10a、10bは、カメラ11、記憶部14b、指示入力部P1、第1学習部P2及び判定部P3を有する。カメラ11は、対象物を撮像して撮像画像Imを出力する。記憶部14bは、複数の学習済みモデルM1を記憶可能である。指示入力部P1は、撮像画像Imに対応付けられ、撮像画像Imに対象物の正常状態又は異常状態のいずれが表れているかを示すラベル情報Lbと、複数の学習済みモデルM1の中から選択された学習済みモデルM1を示すモデル選択情報Smとを使用者が指示入力可能である。第1学習部P2は、撮像画像Im、及び撮像画像Imに対応付けられたラベル情報Lbに基づき、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを推論可能になるように、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1の学習を行う。判定部P3は、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1に撮像画像Imを入力し、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する。
【0071】
また、第1学習部P2は、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1を追加学習可能である。
【0072】
また、サーバ20に接続され、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1が記憶部14bに記憶されていないとき、学習済みモデルM1をサーバ20から取得する。
【0073】
また、カメラ11は、動画像である撮像画像Imを出力し、指示入力部P1は、動画像をキャプチャすることによって静止画像である撮像画像Imを取得する。
【0074】
また、判定部P3は、射出成形機Jの金型の開閉動作において、金型が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する。
【0075】
また、情報処理装置10aは、第2学習部P4、モデル推論部P5及び選択モデルM2を有し、第2学習部P4は、撮像画像Im、及び撮像画像Imに対応付けられたモデル選択情報Smに基づいて、選択モデルM2の学習を行う。モデル推論部P5は、選択モデルM2に撮像画像Imを入力して学習済みモデルM1と対応関係にあるモデル選択情報Smを出力する。
【0076】
また、情報処理装置10bは、試算部P6を有する。記憶部14bは、複数の試算画像Ieを記憶する。指示入力部P1は、使用者が、複数の試算画像Ieの中から試算に用いる試算画像の識別情報Idを指示入力可能である。試算部P6は、複数の学習済みモデルM1の各々に、使用者が指示入力した試算画像の識別情報Idに対応付けられた試算画像Ieを入力して試算値の各々を取得し、試算値が閾値以上である学習済みモデルM1と対応関係にあるモデル選択情報Smを出力する。
【0077】
また、情報処理方法は、対象物を撮像して撮像画像Imを出力するカメラ11と、複数の学習済みモデルM1を記憶可能である記憶部14bとを用意する。指示入力部P1により、撮像画像Imに対応付けられ、撮像画像Imに対象物の正常状態又は異常状態のいずれが表れているかを示すラベル情報Lbと、複数の学習済みモデルM1の中から選択された学習済みモデルM1を示すモデル選択情報Smとを使用者が指示入力する。第1学習部P2により、撮像画像Im、及び撮像画像Imに対応付けられたラベル情報Lbに基づき、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを推論可能になるように、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1の学習を行う。判定部P3により、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1に撮像画像Imを入力し、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する。
【0078】
また、情報処理プログラムは、指示入力部P1のプログラム、第1学習部P2のプログラム及び判定部P3のプログラムを有する。指示入力部P1のプログラムは、撮像画像Imに対応付けられ、撮像画像Imに対象物の正常状態又は異常状態のいずれが表れているかを示すラベル情報Lbと、複数の学習済みモデルM1の中から選択された学習済みモデルM1を示すモデル選択情報Smとを使用者が指示入力可能である。第1学習部P2のプログラムは、撮像画像Im、及び撮像画像Imに対応付けられたラベル情報Lbに基づき、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを推論可能になるように、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1の学習を行う。判定部P3のプログラムは、モデル選択情報Smに示された学習済みモデルM1に撮像画像Imを入力し、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定する。
【0079】
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0080】
例えば、実施形態では、学習済みモデルM1及び選択モデルM2が、記憶部14bに記憶される例を説明したが、これに限定されない。学習済みモデルM1及び選択モデルM2のすべて又は一部が、サーバ20に記憶されてもよいし、追加学習したモデルについては、サーバ20に送信せず、記憶部14bに記憶するようにしてもよい。また、指示入力部P1によって指示入力された学習済みモデルM1が記憶部14bに記憶されていないとき、学習済みモデルM1をサーバ20から取得するようにしてもよい。
【0081】
また、第1及び第2実施形態において、指示入力部P1によって指示入力されるモデル選択情報Sm、及び第3実施形態において、試算部P6によって出力されるモデル選択情報Smは、1つでも複数でもよい。モデル選択情報Smが複数出力されたとき、判定部P3は、複数のモデル選択情報Smの各々に対応付けられた学習済みモデルM1のすべてに撮像画像Imを入力し、算出された各推論値の平均値に基づいて、対象物が正常状態又は異常状態のいずれにあるかを判定することができる。
【0082】
また、第2実施形態では、モデル推論部P5が出力したモデル選択情報Smが、お勧め情報Rcとして、表示部13に表示されるが、モデル推論部P5が出力したモデル選択情報Smは、表示部13に表示されるだけではなく、判定部P3における学習済みモデルM1の読み込みに用いられてもよい。
【0083】
また、制御部14は、カメラ11によって撮像された撮像画像Imに対し、トリミング、解像度の調整、コントラスト補正、明るさ補正、色補正、ノイズ除去、平滑化、及び輪郭強調等の各種の前処理や、水平反転、垂直反転、回転、拡大、縮小、及び明度変更等の水増しを行うことができる。
【0084】
また、本実施形態における各手順の各ステップは、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実行し、あるいは実行毎に異なった順序で実行してもよい。さらに、本実施形態における各手順の各ステップの全てあるいは一部をハードウェアにより実現してもよい。
【符号の説明】
【0085】
1・・・情報処理システム
10、10a、10b・・・情報処理装置
11・・・カメラ
12・・・操作部
13・・・表示部
14・・・制御部
14a・・処理装置
14b・・記憶部
20・・・サーバ
A1・・・動画像表示領域
A2・・・静止画像表示領域
B1・・・開始ボタン
B2・・・停止ボタン
B3・・・キャプチャボタン
B4・・・ラベル入力ボタン
B5・・・戻るボタン
Bk・・・戻るボタン
C1・・・OKボタン
C2・・・NGボタン
C3・・・スキップボタン
C4・・・学習ボタン
C5・・・戻るボタン
Fw・・・進むボタン
G1・・・キャプチャ画面
G2・・・ラベル情報入力画面
J ・・・射出成形機
Id・・・試算画像の識別情報
Im・・・撮像画像
Lb・・・ラベル情報
M1・・・学習済みモデル
M2・・・選択モデル
P1・・・指示入力部
P2・・・第1学習部
P3・・・判定部
P4・・・第2学習部
P5・・・モデル推論部
P6・・・試算部
Rc・・・お勧め情報
Sm・・・モデル選択情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10