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特開2024-21923プリンタシステムおよびプリンタシステムの制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024021923
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】プリンタシステムおよびプリンタシステムの制御方法
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20240208BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20240208BHJP
【FI】
B41J29/38 401
G06F3/048
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022125128
(22)【出願日】2022-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】502129933
【氏名又は名称】株式会社日立産機システム
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】青野 正裕
(72)【発明者】
【氏名】大川 佳祐
(72)【発明者】
【氏名】栗原 裕子
【テーマコード(参考)】
2C061
5E555
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AQ05
2C061HJ07
2C061HJ08
2C061HK05
2C061HN04
2C061HN15
2C061HQ02
5E555AA11
5E555BA09
5E555BA14
5E555BB09
5E555BB14
5E555BC01
5E555CA12
5E555DB11
5E555DC18
5E555EA16
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】 複数台のプリンタを備えたプリンタシステムにおいて、1台のプリンタから他のプリンタの運転操作を行うことを容易にしたプリンタシステムおよびプリンタシステムの制御方法を提供する。
【解決手段】 プリンタシステムは、表示操作部に表示したGUIにより印字駆動部を制御する印字機構部制御ソフトを有している複数台のプリンタを備えており、該複数台のプリンタ間をネットワークで接続している。そして、複数台のプリンタの内の1台のプリンタは他のプリンタを操作する操作側プリンタである。操作側プリンタは、自機のためのGUIファイルと前記印字機構部制御ソフトに指令を与える制御ソフトを備えており、被操作側プリンタを操作するためのGUIファイルおよび制御ソフトを構築し、該構築した被操作側プリンタのGUIファイルおよび制御ソフトに基づき、被操作側のプリンタを運転操作する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示操作部に表示したGUIにより印字駆動部を制御する印字機構部制御ソフトを有している複数台のプリンタを備え、該複数台のプリンタ間をネットワークに接続したプリンタシステムであって、
少なくとも前記複数台のプリンタの内の1台のプリンタは他のプリンタを操作する操作側プリンタであり、該操作側プリンタは、自機のためのGUIファイルと前記印字機構部制御ソフトに指令を与える制御ソフトを備えており、前記操作側プリンタは、被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを構築し、該構築した前記被操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトに基づき、前記被操作側プリンタを運転操作するようにしたプリンタシステム。
【請求項2】
請求項1に記載されたプリンタシステムにおいて、
前記操作側プリンタが構築する前記被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトは、前記被操作側プリンタが前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを備えている場合には、前記被操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを前記ネットワークを介して取込むことにより構築することを特徴とするプリンタシステム。
【請求項3】
請求項1に記載されたプリンタシステムにおいて、
前記操作側プリンタが構築する前記被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトは、前記被操作側プリンタが前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを備えておらず他のプリンタにより操作されていない場合には、前記操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを複製することにより構築することを特徴とするプリンタシステム。
【請求項4】
請求項1に記載されたプリンタシステムにおいて、
前記操作側プリンタが構築する前記被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトは、前記被操作側プリンタが前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを備えておらず他プリンタにより操作されている場合には、前記他プリンタが保有する前記被操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを入手することにより構築することを特徴とするプリンタシステム。
【請求項5】
請求項1に記載されたプリンタシステムにおいて、
前記被操作側プリンタが前記印字機構部制御ソフトしか持たない簡易型プリンタであり、
前記簡易型プリンタが他プリンタにより操作されていない場合には、前記操作側プリンタは、前記自機の前記GUIファイルを複製して簡易型プリンタ用の前記GUIファイルを複製し、該複製したGUIファイルを用いて前記簡易型プリンタを運転操作することを特徴とするプリンタシステム。
【請求項6】
請求項1に記載されたプリンタシステムにおいて、
前記被操作側プリンタは、前記操作側プリンタからのアクセスにより、前記被操作側プリンタがすでに他のプリンタにより操作されているか否かを前記操作側プリンタに伝達する機能を備えていることを特徴とするプリンタシステム。
【請求項7】
請求項1に記載されたプリンタシステムにおいて、
プリンタ印字された状態を検査する印字検査装置を備えており、前記操作側プリンタは、前記自機の前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを複製して前記印字検査装置を操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを構築し、該構築された前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを用いて前記印字検査装置を運転操作することを特徴とするプリンタシステム。
【請求項8】
表示操作部に表示したGUIにより印字駆動部を制御する印字機構部制御ソフトを有している複数台のプリンタを備え、該複数台のプリンタ間をネットワークに接続したプリンタシステムの制御方法であって、
他プリンタを操作する操作側プリンタは、自機のためのGUIファイルおよび前記印字機構部制御ソフトに指令を与える制御ソフトを備え、被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを構築し、該構築した被操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトに基づき、被操作側プリンタを運転操作するようにしたプリンタシステムの制御方法。
【請求項9】
請求項8に記載されたプリンタシステムの制御方法において、
前記操作側プリンタが構築する前記被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトは、前記被操作側プリンタが前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを備えている場合には、前記被操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを取込むことにより構築することを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
【請求項10】
請求項8に記載されたプリンタシステムの制御方法において、
前記操作側プリンタが構築する前記被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトは、前記被操作側プリンタが前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを備えておらず他のプリンタにより操作されていない場合には、前記操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを複製して構築するようにしたことを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
【請求項11】
請求項8に記載されたプリンタシステムの制御方法において、
前記操作側プリンタが構築する前記被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトは、前記被操作側プリンタが前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを備えておらず他プリンタにより操作されている場合には、前記他プリンタが保有する前記被操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを入手して構築することを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
【請求項12】
請求項8に記載されたプリンタシステムの制御方法において、
前記被操作側プリンタとして前記印字機構部制御ソフトしか持たない簡易型プリンタを配備し、
前記簡易型プリンタが他プリンタにより操作されていない場合には、前記操作側プリンタは、前記自機の前記GUIファイルを複製して簡易型プリンタ用の前記GUIファイルを複製し、該複製したGUIファイルを用いて前記簡易型プリンタを運転操作することを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
【請求項13】
請求項8に記載されたプリンタシステムの制御方法において、
前記被操作側プリンタは、前記操作側プリンタからのアクセスにより、前記被操作側プリンタがすでに他のプリンタにより操作されているか否かを前記操作側プリンタに伝達するようにしたことを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
【請求項14】
請求項8に記載されたプリンタシステムの制御方法において、
プリンタ印字された状態を検査する印字検査装置を備えており、前記操作側プリンタは、前記自機の前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを複製して前記印字検査装置を操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを構築し、該構築された前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを用いて前記印字検査装置を運転操作することを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタシステムおよびプリンタシステムの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
生産された製品等(被印字物)に製品名、製造年月日、消費期限日等を印字するプリンタとして、産業用のプリンタ(例えば、インクジェットプリンタ)が使用されている。産業用のプリンタは、一般的に、操作者が本体に取り付けられた表示操作部(例えば、タッチパネル)から印字内容などの情報やデータを制御部に入力し、さらに表示操作部の画面に表示された画像を参照し、それらの中から目的の動作を行うための画像を指などの操作により指示を行いながらプリンタを運転し印字動作を行うようになっている。すなわち、操作者は、いわゆるGUI(Graphical User Interface)によりプリンタに運転指令を入力し、その運転指令によりプリンタが印字動作を実行する。複数の生産ラインが設置されている場合には、プリンタも複数台設置される場合が多く、プリンタを操作するために複数人の操作者が必要となる。
【0003】
ところで、WO2013/014874(特許文献1)には、プリンタに関するものではないが、多数の機器の連携動作をしやすくするために、多数の機器を特定し、その機器に対応するGUIを描画する(画面に表示する)技術が紹介されている。すなわち、この特許文献1には、「ネットワークに接続された第1及び第2の機器を特定する機器情報を取得する機器情報管理部と、前記第1の機器が有する第1の機能と、前記 第2の機器が有する第2の機能とで実現される連携動作を特定する連携情報を取得する機器連携サービス情報管理部と、前記機器情報により特定される前記第1及び第2の機器を示す第1及び第2のGUI部品、並びに、前記連携情報により特定される前記 連携動作を示す第3のGUI部品を関係付けて描画するGUI生成描画部とを備える。」ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】WO2013/014874
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、生産ラインに多くのプリンタが設置される場合には、それら多くのプリンタを同時期に運転操作するには多くの人手を必要とする。しかし、それは容易ではない。そのため、複数台のプリンタが配備されている場合に、一人の操作者がその中の1台のプリンタから、他のプリンタを操作したいという要求がある。もし、複数台のプリンタを、1台のプリンタから操作することができれば、一人の操作者が、他のプリンタの設置位置まで移動しなくても運転操作(プリンタによる印字動作)ができるので、少人数で効率よくプリンタの運転操作が可能となる。
【0006】
そこで、本発明は、複数台のプリンタを備えたプリンタシステムにおいて、その中の1台のプリンタから他のプリンタの運転操作を行うことを容易にしたプリンタシステムおよびプリンタシステムの制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するために、本発明は、その一例を挙げると、表示操作部に表示したGUIにより印字駆動部を制御する印字機構部制御ソフトを有している複数台のプリンタを備え、該複数台のプリンタ間をネットワークに接続したプリンタシステムであって、少なくとも前記複数台のプリンタの内の1台のプリンタは他のプリンタを操作する操作側プリンタであり、該操作側プリンタは、自機のためのGUIファイルと前記印字機構部制御ソフトに指令を与える制御ソフトを備えており、前記操作側プリンタは、被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを構築し、該構築した前記被操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトに基づき、前記被操作側プリンタを運転操作するようにしたプリンタシステムである。
【0008】
また、本発明の他の例を挙げると、表示操作部に表示したGUIにより印字駆動部を制御する印字機構部制御ソフトを有している複数台のプリンタを備え、該複数台のプリンタ間をネットワークに接続したプリンタシステムの制御方法であって、他プリンタを操作する操作側プリンタは、自機のためのGUIファイルおよび前記印字機構部制御ソフトに指令を与える制御ソフトを備え、被操作側プリンタを操作するための前記GUIファイルおよび前記制御ソフトを構築し、該構築した被操作側プリンタの前記GUIファイルおよび前記制御ソフトに基づき、被操作側プリンタを運転操作するようにしたプリンタシステムの制御方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数台のプリンタを備えたプリンタシステムにおいて、1台のプリンタから他のプリンタの運転操作を簡単に行うことができるプリンタシステムおよびプリンタシステムの制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施例1におけるプリンタシステムの外観を示す図である。
図2】インクジェットプリンタの印字動作を説明するための図である。
図3】本発明の実施例1におけるプリンタシステムの構成を示す図である。
図4】他のプリンタを運転操作する際のGUIの初期画面の例を示す図である。
図5】本発明の実施例2におけるプリンタシステムの構成を示す図である。
図6】本発明の実施例3におけるプリンタシステムの構成を示す図である。
図7】本発明の実施例4におけるプリンタシステムの構成を示す図である。
図8】実施例4における接続機器確認のフローを示す図である。
図9】本発明の実施例5におけるプリンタシステムの構成を示す図である。
図10】本発明の実施例6におけるプリンタシステムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施例について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。すなわち、本発明の技術思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その構成を変更しうることは当業者であれば容易に理解される。例えば、本発明は、インクジェットプリンタを用いたプリンタシステムだけでなく、他のプリンタによるプリンタシステムであっても実現することができる。
【0012】
また、以下に説明する実施例の構成において、同一機器又は同様の機能を有する部分には同一の符号を用い、重複する説明を省略することがある。
【0013】
また、図面に示す各構成の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の製品における機器構成の位置、大きさ、形状、範囲などを表してはいない。それ故、本発明は、図面に開示された構成機器の位置、大きさ、形状、範囲などに限定されるものではない。
【0014】
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について、図1図4を用いて説明する。なお、この実施例では、産業用のプリンタとして良く用いられているインクジェットプリンタを例にとり説明する。なお、以下の説明においては、インクジェットプリンタを単に、プリンタと称して説明する場合がある。図1は、本発明の実施例1におけるプリンタシステムの外観を示す図である。図2は、インクジェットプリンタの印字動作を説明するための図である。図3は、本発明の実施例1におけるプリンタシステムの構成を示す図である。図4は、他のプリンタを運転操作する際のGUIの初期画面の例を示す図である。
【0015】
まず、図1を用いて、実施例1におけるプリンタシステムの全体構成を説明する。図1において、実施例1は2台のプリンタ(インクジェットプリンタ)で構成されるプリンタシステムを示している。プリンタ101(インクジェットプリンタ)とプリンタ102(インクジェットプリンタ)は、夫々、装置本体1、印字ヘッド2、制御部3、表示操作部4、およびケーブル5を備えている。つまり、プリンタ101とプリンタ102は、同様の構成を有するプリンタである。
【0016】
装置本体1は、印字に使用するインクを印字ヘッド2に供給するとともに、印字ヘッド2から印字に使用しないインクを回収する機器を有している。各プリンタの印字ヘッド2は、コンベアライン6により搬送されている製品等の被印字物7に対し、予め設定された文字を印字する。
【0017】
制御部3は、装置本体1および印字ヘッド2を制御するために設けられている。この実施例1では、制御部3は、後述するように、自機であるプリンタから、他機であるプリンタを運転操作する機能も有する。
【0018】
表示操作部4は、操作者がGUI画面を見ながら運転操作を実行可能なように、操作機能と表示機能を有する機器であり、タッチパネルなどを使用する。なお、表示操作部4は、装置本体1の前面の上方部に設置している例を示しているが、タブレットなどのように可搬可能な機器を使用しても良い。
【0019】
ケーブル5は、装置本体1と印字ヘッド2の間を接続し、インクの流路を形成する。また、ケーブル5内には、制御部3の制御信号等を印字ヘッド2に送信する電線等も存在する。
【0020】
そして、101とプリンタ102との間は、ケーブルや無線LANなどのネットワーク回線9により接続され、それらの機器間における相互の情報通信を可能にする通信ネットワークが形成されている。
【0021】
ここで、実施例の説明に使用する各図面において、プリンタについては複数台設置していることを明確にするために夫々異なる符号(番号)を付しているが、各プリンタ内の構成機器はほぼ同様の構成である場合が多い。そのため、各図のプリンタ内の構成に関しては、同じ構成要素(機器やソフトウェアなど)には、同じ符号(番号)を使用する。そのことにより、既に説明した構成要素について、基本的に重複した説明を省略する。このことは、以下に説明する他の実施例においても同様である。
【0022】
次に、図2により、この実施例1におけるインクジェットプリンタの印字動作の概要について説明する。図2では、図1のプリンタ101のみを示すが、プリンタ102も同様の構成である。図2において、プリンタ101は、装置本体1、印字ヘッド2、制御部3を有する。印字機構部10は、装置本体1と印字ヘッド2とを含む機構全体を示す。なお、この図2では、表示操作部4を省略した。
【0023】
まず、装置本体1は、インク80を貯留(収容)するインクタンク11と、インク80を印字ヘッド2に供給するためのインク供給用のポンプ12と、印字ヘッド2のガター25により捕集されたインクをインクタンク11に回収するためのインク回収用のポンプ13と、インク流通のための経路とを備えている。
【0024】
印字ヘッド2は、装置本体1から送給されたインクを液滴化する(インク粒子にする)ためのインクノズル21を備える。インクノズル21は、圧電素子を備えており、その圧電素子に周期的な励振電圧を加えている。これにより、インクノズル21に供給されたインクが励振され、インクノズル21よりインク柱81として吐出(噴出)されたのち、連続的なインク液滴が生成される。生成されたインク液滴は、高速で直進する。
【0025】
さらに、印字ヘッド2は、帯電電極22と、偏向電極(偏向電極正極23と偏向電極負極24とで構成される)と、ガター25とを備えている。帯電電極22は、飛翔中のインク液滴に対し印字内容に対応した帯電電圧を印加し、インク液滴を帯電させる。偏向電極は、帯電されたインク液滴に対し帯電量に対応した偏向を生じさせ、被印字物7に向けインク液滴82を飛翔させる。これにより、インク液滴82が被印字物7に到達し着弾する。このインク液滴の着弾により、被印字物7に印字が行われる。一方、印字に使用しないインク液滴83(帯電電極22で帯電されなかったインク液滴)は偏向電極内で偏向されずに直進し、ガター25により捕集(捕捉)される。ガター25により捕集されたインクは、インク回収用のポンプ13によりインクタンク11に回収される。
【0026】
次に、図3により、本発明の実施例1におけるプリンタシステムの構成を説明する。図3において、プリンタ101とプリンタ102は、ネットワーク回線9により接続され、相互の情報通信を可能にする通信ネットワークが形成されている。ここでは、プリンタ101から、プリンタ102を運転操作する場合を説明する。
【0027】
プリンタ101は、実装されたウェブブラウザ31でGUI画面を表示操作部4に表示し、操作者はこの画面を見ながら表示操作部4を操作することにより、他のプリンタ102を運転操作する。プリンタ101の制御部3内に配備されるウェブブラウザ31はウェブサーバ32にアクセスする。ウェブサーバ32はブラウザからのアクセスに応じてGUIファイル33をウェブブラウザ31に送信する。GUIファイルは例えばHTML(Hyper Text Markup Language)言語で記載されたHTMLファイルである。また、制御ソフト34は、特別なURLを有しており、ウェブブラウザ31からこのURLへのアクセスがあるとウェブサーバ32はそのアクセスを制御ソフト34へと転送し、制御ソフト34はアクセスに応じた処理を行う。印字機構部制御ソフト35は、図2で示したような、プリンタ101の印字機構部10を制御するソフトウェアである。制御ソフト34は必要に応じて印字機構部制御ソフト35と通信し、印字機構部10の制御に関する指令を行う。なお、制御ソフト34と印字機構部制御ソフト35は異なるCPUに実装されることもある。プリンタ102の構成の詳細な説明は省略する。
【0028】
次に、プリンタ101からプリンタ102を運転操作することについて説明する。操作側となるプリンタ101には、自機を操作するGUIを表示するのと同一のウェブブラウザ31が実装されている。被操作側のプリンタ102には、ウェブサーバ32、GUIファイル33、制御ソフト34、および印字機構部制御ソフト35が実装されている。被操作側のプリンタ102におけるこれらの役割は操作側のプリンタ101に関して説明したものと同様である。また、被操作側のプリンタ102には、自機のGUIを表示するためのウェブブラウザ31も実装されている。両機はネットワーク回線9で接続されており、プリンタ101のウェブブラウザ31から、被操作側のプリンタ102のウェブサーバ32へアクセスが可能である。プリンタ101のウェブブラウザ31からのアクセスに応じて、被操作側のプリンタ102のウェブサーバ32はGUIファイル33の送信や、制御ソフト34へのアクセス転送を行う。
【0029】
このような、操作側プリンタと被操作側プリンタの情報の送受信により、操作側のプリンタ101から、被操作側のプリンタ102をアクセスすることができ、操作側のプリンタ101の表示操作部4の操作指令により、被操作側のプリンタ102の印字機構部制御ソフト35を起動させ、プリンタ102の印字機構部10を運転操作することができる。なお、この実施例1では、プリンタ101から、プリンタ102を運転操作することを説明したが、反対に、プリンタ102が、プリンタ101を駆動することもできる。また、1台のプリンタが、他の1台のプリンタを操作する場合について説明したが、被操作側のプリンタは2台以上あっても問題はない。
【0030】
次に、図4により、操作側のプリンタ101の表示操作部4における、被操作側のプリンタ102を起動する際の、初期画面の例について説明する。図4の画面41には接続機器を選択するプルダウンメニューが備わっている。これを選択すると画面42に示すように、接続されている機器リストが表示される。この機器リストから、切替えたい所望のプリンタ(被操作側のプリンタ)を選択すると、画面43に示すように、そのプリンタの操作画面に切替わる。
【0031】
以上説明した本発明の実施例1によれば、操作側のプリンタのGUIにより、被操作側のプリンタを運転操作することができる。また、この例におけるプリンタ101と102は、制御部3内に同様の機能を有するソフトウェアを備えているので、相互に操作側と被操作側とを切り替えることが加能である。
【0032】
<実施例2>
次に、本発明の実施例2について、図5を用いて説明する。この実施例2は、実施例1と基本的には同様の構成であるが、被操作側のプリンタ103は実施例1のプリンタ102と構成が異なる。すなわち、この実施例2における被操作側のプリンタ103は、印字機構部制御ソフト35は有しているが、その他の構成がない簡易型プリンタである。つまり、簡易型のプリンタ103は、GUIファイルや制御ソフトなどを備えていないのでプリンタ103が自分で独立して運転することはできない構造である。このプリンタ103の運転は、操作側のプリンタ101がネットワーク経由で実行する。
【0033】
図5に示すように、操作側プリンタであるプリンタ101は、ウェブブラウザ31がウェブサーバ32に対して、プリンタ103(簡易型プリンタ)に紐づくURLへのアクセスを実行する。ウェブサーバ32はURLに基づきプリンタへ103のアクセスであることを検知し、GUI複製部36に対してGUIファイルおよび制御ソフトの複製を依頼する。GUI複製部36は、自機を操作するためのGUIファイル33及び自機を制御するための制御ソフト34を複製し、プリンタ103を操作するための複製GUIファイル37及びプリンタ103を制御するための複製制御ソフト38を構築(作成)する。ウェブサーバ32は、ウェブブラウザ31からのアクセスに応じて、複製GUIファイル37の送信や複製制御ソフト38へのアクセスの転送を実行する。複製制御ソフト38は、必要に応じてネットワーク回線9を介してプリンタ103に実装されている印字機構部制御ソフト35へアクセスする。これにより、プリンタ103の印字機構部制御ソフト35が、印字機構部10を駆動し、印字動作を実行する(運転する)ことができる。
【0034】
この本発明の実施例2によれば、操作側のプリンタは、自機の運転操作だけでなく、簡易型のプリンタの運転操作も実行することができる。この場合、簡易型のプリンタは操作側のプリンタが有する機能がない分安価なものとすることができ、プリンタシステム全体のコスト低減を実現できる。
【0035】
<実施例3>
次に、本発明の実施例3におけるプリンタシステムについて、図6を用いて説明する。この実施例3は、実施例2に示したような簡易型のプリンタ103を、既に他のプリンタ102が運転操作している場合において、プリンタ101が操作側プリンタとして、プリンタ103を運転操作する場合のシステムを示している。つまり、既に他機により操作されている簡易型のプリンタ103をプリンタ101が操作することが可能なように切替える場合である。この、運転操作の切替は次のように実施される。なお、プリンタ内の各構成部分については、すでに説明しているので、ここではそれらの説明は省略する。
【0036】
まず、プリンタ101のウェブブラウザ31は、ウェブサーバ32に対して、プリンタ103へのアクセスを実行する。ウェブサーバ32は、接続確認部39に対しURLが示す接続先の情報確認を依頼する。これにより、接続確認部39は、プリンタ103の印字機構部制御ソフト35に対して機器情報を要求する。印字機構部制御ソフト35は、制御情報ファイル40を保持しており、これに基づいた情報を提供する。制御情報ファイル40には、自機が他機から制御されているかの真偽値と制御されている場合に制御している他機のURL情報を持つ。この場合、プリンタ103は他のプリンタ102から制御されているため、制御情報ファイル40は制御されているかの真偽値に対して真、他機のURLとしてプリンタ102のURLの値を持っている。プリンタ102は、プリンタ103を操作していることから、実施例2において説明したように、プリンタ103に対して自機の複製である複製GUIファイル37と複製制御ソフト38を保持している。そこで、プリンタ101の接続確認部39は、プリンタ103の印字機構部制御ソフト35から取得した情報に基づき、ウェブサーバ32に接続先であるプリンタ102のURLを伝送する。ウェブサーバ32は、ウェブブラウザ31のアクセスを取得したURLに基づいて、プリンタ102のウェブサーバ32に転送する。プリンタ102のウェブサーバ32は、アクセスに応じて、プリンタ103の操作に使用していたプリンタ103を操作するための複製GUIファイル37および複製制御ソフト38を、プリンタ101に送信する。これにより、プリンタ101は、それらの複製GUIファイル37および複製制御ソフト38を保存する。これにより、プリンタ101は、プリンタ103の運転操作を実行することが可能になる。なお、この場合、プリンタ101がプリンタ102から複製GUIファイル37および複製制御ソフト38を入手する代わりに、実施例2と同様に、プリンタ101が複製GUIファイル37および複製制御ソフト38を生成することでも良い。
【0037】
この本発明の実施例3によれば、既に他のプリンタが簡易型のプリンタを運転操作していた場合でも、その簡易型のプリンタの運転操作を自機プリンタで実行することを可能にすることができる。
【0038】
<実施例4>
次に、本発明の実施例4について、図7図8を用いて説明する。図7は、実施例4におけるプリンタシステムの構成を示す図である。図8は、実施例4における接続機器確認のフローを示す図である。
【0039】
上述した実施例から明らかなように、プリンタから別のプリンタへアクセスして運転操作を実施する場合は複数存在し、アクセスする対象のプリンタやプリンタの状態によって差異が存在する。この実施例4では、被操作側のプリンタに対するアクセスの際の差異を吸収し、操作者から見て差異を意識しないで他のプリンタへのアクセスを行うことを実現する。図7に示すこの実施例において、操作側のプリンタはプリンタ101であるとして説明する。
【0040】
プリンタ101のウェブブラウザ31は、ウェブサーバ32に対して所望の被操作側の機器のURLへのアクセスを発行する。ウェブサーバ32は、アクセス対象が外部の機器である場合に接続確認部39に対して接続確認要求を発行する。接続確認部39は、アクセス先のURLに対して接続機器確認を行う。
【0041】
この接続確認のフローを図8に示す。まず、接続機器確認S81にて接続機器確認を行う。接続先がプリンタ105であった場合、GUI接続情報取得S82において、プリンタ105のウェブサーバ32からGUIの接続先情報を取得する。接続先が簡易プリンタであった場合、制御情報確認S83にて制御情報を確認する。接続先が他の機器から操作されていない簡易型のプリンタ104であった場合、プリンタ104の印字機構部制御ソフト35から取得した制御情報ファイル40には制御されているか否かの真偽値データが偽になっており他の機器から制御されていないことがわかる。その場合、制御複製84にてプリンタ101のGUI複製部36に対しGUI複製依頼を出す。
【0042】
これにより、プリンタ101のGUI複製部36は自機のGUIファイル33及び制御ソフト34を複製し、複製GUIファイル37及び複製制御ソフト38を作成する。
【0043】
プリンタ101の接続確認部39は、この複製GUIファイル37のURIをプリンタ105のウェブサーバ32に伝達する。接続先が他のプリンタ102から制御されている簡易型のプリンタ103の場合、その印字機構部制御ソフト35から取得した制御情報ファイル40には制御されているか否かの真偽値データが真になっており他の機器(プリンタ102)により制御されていることがわかる。制御機器情報取得S85にて制御しているプリンタ102の複製GUIファイル37のURLの値を、プリンタ103の制御情報ファイル40から取得し、プリンタ101のウェブサーバ32へ伝達する。いずれも場合にも、プリンタ101のウェブサーバ32は、最終的にGUIのURLを取得することが可能となり、GUI表示S86にておプリンタ101の表示操作部4にGUIを表示することができる。
【0044】
このような方法により、操作者は接続対象機器と操作側プリンタの相違を意識することなく操作が可能になる。この場合の、操作者に対するGUIの例は、図4に示した通りである。すなわち、図4の初期の画面41には接続対象機器を選択するプルダウンメニューが備わっている。画面42に示すようなプルダウンメニューにおいて、操作したいプリンタの機器リストが表示される。機器リストから所望のプリンタを選択すると、画面43に示すように、そのプリンタの操作画面に切り替わる。この中で。プルダウンメニューに示される各プリンタは、操作プリンタと同様の機器であったり、簡易型のプリンタであったりするが、操作者は、その差異を意識する必要はない。
【0045】
以上説明したように、本発明の実施例4によれば、操作者は、接続する(操作する)対象のプリンタが通常のプリンタか簡易型のプリンタであるかを意識することなく、スムーズに操作対象のプリンタを運転操作することができる。
【0046】
<実施例5>
次に、本発明の実施例5について、図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施例5におけるプリンタシステムの構成を示す図である。
【0047】
この実施例5は、GUIが別のネットワークに存在する場合でも、操作側のプリンタにGUI表示を可能とするものである。すなわち、実施例3(図6)に説明した実施例のように、他のプリンタ102により制御されている簡易型のプリンタ103へアクセスする場合に、他のプリンタ102が別のネットワークに存在し、自機(プリンタ101)からプリンタ102に直接アクセスできない場合がある。そのような場合にも、接続可能な構成を図9に示す。この実施例でも、他のプリンタを操作する操作側プリンタは、プリンタ101であるとして説明する。
【0048】
図9の実施例5では、図6に示す実施例3と同様に、プリンタ102が簡易型のプリンタ103を運転操作している場合に、プリンタ101が簡易型のプリンタ103を運転操作するように切替える。この実施例5では、自機プリンタ(プリンタ101)と他のプリンタ102とは別のネットワークに存在していることから、操作側のプリンタ101は他のプリンタ102に直接アクセスすることはできない。
【0049】
この場合の運転切替は、まず、プリンタ101のウェブブラウザ31がウェブサーバ32へアクセスし、ウェブサーバ32が接続確認部39に接続確認要求をする。接続確認部39は、プリンタ103の印字機構部制御ソフト35にアクセスする。この場合、プリンタ103の制御情報ファイル40には、プリンタ102のURLの代わりに自機に備わるルータ50のURLが格納されている。プリンタ101の接続確認部39は、プリンタ103からそのURLを受け取りウェブサーバ32に伝送する。このURLを受け取ったウェブサーバ32は、プリンタ103のルータ50に対してアクセスを行う。ルータ50は自機を制御しているプリンタ102のウェブサーバ32のURLを知っており、ここに送信されてきたアクセスを転送する。これによりプリンタ101のウェブサーバ32は、ルータ50を介して別ネットワークのウェブサーバ32にアクセス可能となる。
【0050】
このようにして、プリンタ101は、プリンタ101とは別のネットワークに存在するプリンタ102の複製GUIファイル37および複製制御ソフト38を、ルータ50を経由して入手することができる。そして、プリンタ101は、入手した複製GUIファイル37および複製制御ソフト38を用いて、プリンタ103を運転操作することができる。
【0051】
以上説明した本発明の実施例5によれば、別のネットワークに接続されているプリンタの複製GUIファイル37および複製制御ソフト38を入手することができ、自機から被操作のプリンタを制御することができる。
【0052】
<実施例6>
次に、本発明の実施例6について、図10を用いて説明する。図10は、本発明の実施例6におけるプリンタシステムの構成を示す図である。この実施例6は、基本的に実施例4(図7に示すプリンタシステム)と同様の構成であり、基本的な動作は実施例4と同様である。
【0053】
この実施例6では、プリンタ101が操作する接続機器がプリンタではなく、プリンタシステムの一部として設置される印字検査装置201、202であることが、実施例4と異なる。印字検査装置201,202は、印字情報を設定しておき、印字された状態が正常であるか否かを検査するために設けられる。ここでは、印字検査装置201、202は簡易型のプリンタと類似のソフトウェア構成をとっているものとして説明する。プリンタ101は、ウェブサーバ32と自機のGUIファイル33,制御ソフト34を備えている。GUIの表示方法は、実施例1と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0054】
この実施例6においては、接続対象機器である印字検査装置201、202に対し自機であるプリンタ101の情報提供部45の情報を接続確認部39によって提供する。
これは、例えば印字検査装置201、202に対して現在印字している文字情報を提供し、検査のための印字情報を印字検査装置201、202において設定する必要をなくすために用いる。一方で、接続先の機器(印字検査装置201、202)が、他のプリンタ102により印字検査装置201が操作されている場合、検査のための印字情報は他のプリンタ102から既に情報提供されていることが想定されるため情報提供は行わない。このように、接続確認部39からの接続先情報に応じて情報提供部45は提供情報の変更を行う。
【0055】
以上説明した本発明の実施例6によれば、プリンタ101から、プリンタ以外の接続対象機器(この例では、印字検査装置)に対しても、他のプリンタを運転操作すると同様の方法により運転操作を行うことができる。
【符号の説明】
【0056】
1…装置本体、2…印字ヘッド、3…制御部、4…表示操作部、5…ケーブル、6…コンベアライン、7…被印字物、9…ネットワーク回線、10…印字機構部、11…インクタンク、12…ポンプ、13…ポンプ、21…インクノズル、22…帯電電極、23…偏向電極正極、24…偏向電極負極、25…ガター、31…ウェブブラウザ、32…ウェブサーバ、33…GUIファイル、34…制御ソフト、35…印字機構部制御ソフト、36…GUI複製部、37…複製GUIファイル、38…複製制御ソフト、39…接続確認部、40…制御情報ファイル、45…情報提供部、80…インク、81…インク柱、82…インク液滴、83…インク液滴、101…プリンタ、102…プリンタ、103…プリンタ、104…プリンタ、105…プリンタ、201…印字検査装置、202…印字検査装置
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