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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024021957
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】医療用酸素ボンベ収納バッグ
(51)【国際特許分類】
   A61M 16/10 20060101AFI20240208BHJP
   B65D 85/20 20060101ALI20240208BHJP
【FI】
A61M16/10 Z
B65D85/20 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022125183
(22)【出願日】2022-08-05
(71)【出願人】
【識別番号】522313776
【氏名又は名称】有限会社野村自動車
(74)【代理人】
【識別番号】100194478
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 文彦
(74)【代理人】
【識別番号】100198719
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 良裕
(72)【発明者】
【氏名】野村 佳介
【テーマコード(参考)】
3E068
【Fターム(参考)】
3E068AA31
3E068AC02
3E068BB17
3E068CC22
3E068CE10
3E068DD26
3E068DD30
3E068DE10
3E068EE40
(57)【要約】
【課題】装着対象を改造することなく、当該装着対象に対して確実に固定することが可能な医療用酸素ボンベ収納バッグの提供。
【解決手段】医療用酸素ボンベ収納バッグ1は、円筒軸方向に長い円筒状の医療用酸素ボンベを収納可能に構成され、底部21と胴部23と開口部25とを含むバッグ本体2と、固定ベルト31,32とを備える。底部21は、医療用酸素ボンベを円筒軸方向が鉛直方向と一致するように収納した場合に、当該医療用酸素ボンベの底面を支持する。胴部23は、医療用酸素ボンベの外周面を包囲するように底部21から鉛直方向に延在する。開口部25は、胴部23の上端に形成され医療用酸素ボンベを出し入れ可能に構成される。固定ベルト31,32は、胴部23のうち底部21とは反対側の上端部に設けられ、バッグ本体2の上端部側を当該装着対象に対して固定するためのベルトである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒軸方向に長い円筒状の医療用酸素ボンベを収納可能な医療用酸素ボンベ収納バッグであって、
前記医療用酸素ボンベを前記円筒軸方向が鉛直方向と一致するように収納した場合に、前記医療用酸素ボンベの底面を支持する底部と、前記医療用酸素ボンベの外周面を包囲するように前記底部から鉛直方向に延在する筒状の胴部と、前記胴部のうち上端部に形成され前記医療用酸素ボンベを出し入れ可能な大きさを有する開口部とを含むバッグ本体と、
前記胴部のうち前記上端部側に設けられ、前記上端部側を装着対象に対して固定するための第一固定ベルトと、
を備えることを特徴とする医療用酸素ボンベ収納バッグ。
【請求項2】
前記胴部のうち前記底部側の外面には、前記底部側を前記装着対象に固定するための第二固定ベルトを挿通可能なベルトループが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の医療用酸素ボンベ収納バッグ。
【請求項3】
前記胴部のうち前記開口部には、前記バッグ本体に収納した医療用酸素ボンベの大きさに応じて前記開口部の広さを調整するための開口調整部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用酸素ボンベ収納バッグ。
【請求項4】
前記開口調整部は、前記胴部のうち前記開口部側の内面一部に設けられる面ファスナーであり、
前記第一固定ベルトは、前記胴部の幅方向一端側に設けられる一端側固定ベルトと、前記一端側固定ベルトと間隙を隔てて前記胴部の幅方向他端側に設けられる他端側固定ベルトとを含むことを特徴とする請求項3に記載の医療用酸素ボンベ収納バッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用酸素ボンベ収納バッグに関し、より詳細には、医療用酸素ボンベを収納した状態で装着対象に装着可能な医療用酸素ボンベ収納バッグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、医療用酸素ボンベを収容するための技術が提案されている。例えば、特許文献1では、自動車のシートバック内部に酸素ボンベを収納可能な自動車シートが開示されている。特許文献1に記載の自動車シートによれば、シートバッグフレームの内部に形成された酸素ボンベ収容空間(S)(特許文献1の図1及び図3参照)に酸素ボンベが安置されるので、自動車シートに対して医療用酸素ボンベをしっかりと固定できる。
【0003】
また、特許文献2では、酸素ボンベから酸素を呼吸器疾患患者に供給するための携帯型酸素ボンベ用のキャリアバッグが開示されている。特許文献2の携帯型酸素ボンベ用のキャリアバッグによれば、患者が酸素吸入をしながらドーム状の透視部(特許文献2の図1参照)を介して流量調整器の設定状態やボンベ残量等を外部から容易に確認することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012-116463号公報
【特許文献2】特開2015-128714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した特許文献1においては、自動車シートそのものを改造する必要があるため、一般車両の自動車シートには適用し難いという問題がある。他方、上述した特許文献2においては、一般車両に積載することは可能であるものの、走行中の揺れに伴ってキャリアバッグが車内を移動するという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、装着対象を改造することなく、当該装着対象に対して確実に固定することが可能な医療用酸素ボンベ収納バッグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、円筒軸方向に長い円筒状の医療用酸素ボンベを収納可能な医療用酸素ボンベ収納バッグであって、前記医療用酸素ボンベを前記円筒軸方向が鉛直方向と一致するように収納した場合に、前記医療用酸素ボンベの底面を支持する底部と、前記医療用酸素ボンベの外周面を包囲するように前記底部から鉛直方向に延在する筒状の胴部と、前記胴部のうち上端部に形成され前記医療用酸素ボンベを出し入れ可能な大きさを有する開口部とを含むバッグ本体と、前記胴部のうち前記上端部側に設けられ、前記上端部側を装着対象に対して固定するための第一固定ベルトと、を備えることを特徴とする医療用酸素ボンベ収納バッグを提供している。
【0008】
ここで、前記胴部のうち前記底部側の外面には、前記底部側を前記装着対象に固定するための第二固定ベルトを挿通可能なベルトループが設けられているのが好ましい。
【0009】
また、前記胴部のうち前記開口部には、前記バッグ本体に収納した医療用酸素ボンベの大きさに応じて前記開口部の広さを調整するための開口調整部が設けられているのが好ましい。
【0010】
更に、前記開口調整部は、前記胴部のうち前記開口部側の内面一部に設けられる面ファスナーであり、前記第一固定ベルトは、前記胴部の幅方向一端側に設けられる一端側固定ベルトと、前記一端側固定ベルトと間隙を隔てて前記胴部の幅方向他端側に設けられる他端側固定ベルトとを含むのが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、バッグ本体が、医療用酸素ボンベの底面を支持する底部と、当該医療用酸素ボンベの外周面を包囲する胴部と、当該胴部の上端部に形成される開口部とを備えて構成される。また、バッグ本体の上端部側を装着対象に固定するための第一固定ベルトが設けられている。そのため、装着対象を改造することなく、当該装着対象に対してバッグ本体を確実に固定することが可能である。
【0012】
なお、本発明の医療用酸素ボンベ収納バッグのように、装着対象を改造することなく、当該装着対象にバッグ本体を確実に固定するための具体的構成は、上述した特許文献1,2には全く記載されていない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態に係る医療用酸素ボンベ収納バッグを示す図。
図2図1に示されるA矢視図(A)及びB矢視図(B)。
図3】医療用酸素ボンベを収納した状態の医療用酸素ボンベ収納バッグを側方から見た側面図。
図4図3の破線領域を拡大した拡大図。
図5】医療用酸素ボンベ収納バッグが装着されたフロントシートを後部座席側から見た斜視図。
図6】医療用酸素ボンベ収納バッグが装着されたフロントシートを車両左側方から見た側面図。
図7】医療用酸素ボンベ収納バッグが装着されたフロントシートを車両左前方から見た斜視図。
図8】ヘッドレスト一体型のフロントシートに医療用酸素ボンベ収納バッグが装着された状態を車両左後方から見た斜視図。
図9】ヘッドレスト一体型のフロントシートに医療用酸素ボンベ収納バッグが装着された状態を車両右側方から見た斜視図。
図10】医療用酸素ボンベ収納バッグが装着されたヘッドレスト一体型のフロントシートのうちヘッドレスト部分を拡大した拡大斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<1.実施形態>
本発明の実施形態による医療用酸素ボンベ収納バッグについて、図1から図7に基づいて説明する。なお、本実施形態において、医療用酸素ボンベ収納バッグとは、円筒軸方向に長い円筒状の医療用酸素ボンベを収納可能な布状の収納具(収納袋)をいう。
【0015】
以下では、医療用酸素ボンベ収納バッグの一例として、図1に示す医療用酸素ボンベ収納バッグ1を例示する。
【0016】
図1に示すように、医療用酸素ボンベ収納バッグ1は、バッグ本体2と、バッグ本体2を装着対象に対して固定するための固定ベルト31,32とを備えて構成される。
【0017】
バッグ本体2は、底部21と、底部21から鉛直方向に延在する胴部23と、胴部23の上端に形成される開口部25(図2参照)とを含む。
【0018】
底部21は、医療用酸素ボンベ9(図3参照)を円筒軸方向が鉛直方向と一致するように収納した場合(以下、単に「ボンベ収納状態」とも称する)に、医療用酸素ボンベ9の底面を支持する。
【0019】
胴部23は、ボンベ収納状態において、医療用酸素ボンベ9の外周面を包囲するように底部21から上方に向かって延在する。
【0020】
図2及び図3に示すように、胴部23は、装着対象側に配置される第一側面23Aと、第一側面23Aとは反対側の第二側面23Bとを含む。胴部23は、第一側面23Aの幅方向両端部と第二側面23Bの幅方向両端部とがそれぞれ接続されることにより、筒状に構成されている。
【0021】
開口部25は、胴部23のうち底部21とは反対側の端部(胴部23の上端部)に形成され、医療用酸素ボンベ9を鉛直方向に出し入れ可能に構成される。
【0022】
図2に示すように、胴部23のうち開口部側の内面一部には、面ファスナーHLが設けられている。面ファスナーHLは、本発明に係る開口調整部の一例であり、バッグ本体2に収納される医療用酸素ボンベ9(図3参照)の大きさ(太さ)に応じて開口部25の広さを調整する。
【0023】
具体的には、図3に示すように、医療用酸素ボンベ9をバッグ本体2に収容した後、面ファスナーHLを接着させることで、医療用酸素ボンベ9の太さに応じて開口部25が絞られる。
【0024】
固定ベルト31,32は、胴部23のうち上端部側に設けられ、バッグ本体2の上端部側を装着対象(例えば、自動車の助手席)に対して固定するためのベルトである。固定ベルト31は、胴部23の幅方向一端側に設けられる。また、固定ベルト32は、固定ベルト31と間隙を隔てて胴部23の幅方向他端側に設けられる。
【0025】
図2(A)及び(B)に示すように、固定ベルト31は、胴部23の第一側面23Aに設けられる固定ベルト31Aと、胴部23の第二側面23Bに設けられる固定ベルト31Bとを含む。固定ベルト31Aの先端部には、ベルトアジャスターが設けられている。
【0026】
また、固定ベルト32は、胴部23の第一側面23Aに設けられる固定ベルト32Aと、胴部23の第二側面23Bに設けられる固定ベルト32Bとを含む。固定ベルト32Bの先端部には、ベルトアジャスターが設けられている。
【0027】
図4に示すように、固定ベルト32Bのベルトアジャスターに対して固定ベルト32Aを通すことができる。なお、図示は省略するが、反対側も同様に、固定ベルト31Aのベルトアジャスターに対して固定ベルト31Bを通すことができる。
【0028】
再び図1を参照する。図1に示すように、胴部23のうち底部21側の外面には、底部21側を装着対象(例えば、自動車の助手席)に固定するための固定ベルト41を挿通可能なベルトループ4が設けられている。ベルトループ4は、胴部23の幅方向(胴部23の長手方向に直交する方向)に固定ベルト41を挿通可能に構成されている。
【0029】
なお、固定ベルト41の両端部には、装着対象に巻き付けて固定するためのバックル411,412が設けられている。
【0030】
また、胴部23のうちベルトループ4の上側(開口部25側)には、弾性力(張力)によって調整器収納具を保持するためのゴムバンド5が設けられている。ここで、調整器収納具とは、酸素ボンベに装着する公知の調整器を収納するための収納袋である。
【0031】
続いて、図5乃至図7を参照しながら、医療用酸素ボンベ9を収納した医療用酸素ボンベ収納バッグ1を自動車の助手席(以下、フロントシートST1という)に装着する方法について説明する。
【0032】
フロントシートST1は、着脱式ヘッドレストHRを備えている。着脱式ヘッドレストHRは、左右2本のシャフトSHを介して高さを調整することが可能である。なお、フロントシートST1は、本発明に係る装着対象の一例である。
【0033】
図6及び図7に示すように、固定ベルト31を左側のシャフトSHに装着し、固定ベルト32を右側のシャフトSHに装着する。
【0034】
具体的には、固定ベルト31BをフロントシートST1の背面側から左側シャフトの前側を通して引っ掛けた上で、固定ベルト31Aのベルトアジャスターに対して固定ベルト31Bを通して固定する。同様に、固定ベルト32AをフロントシートST1の背面側から右側シャフトの前側を通して引っ掛けた上で、固定ベルト32Bのベルトアジャスターに対して固定ベルト32Aを通して固定する。これにより、装着対象であるフロントシートST1に対してバッグ本体2の上端部側が固定される。
【0035】
また、固定ベルト41がフロントシートST1の背もたれ下端部に巻き付けられ、バックル411,412を接続する。これにより、装着対象であるフロントシートST1に対してバッグ本体2の底部21側が固定される。
【0036】
上述した実施形態によれば、バッグ本体2が、医療用酸素ボンベ9の底面を支持する底部21と、医療用酸素ボンベ9の外周面を包囲する胴部23と、胴部23の上端部に形成される開口部25とを備えて構成される。また、バッグ本体2の上端部側を装着対象であるフロントシートST1に固定するための固定ベルト31,32が設けられている。そして、固定ベルト31,32により、装着対象に対してバッグ本体2の上端部側が固定される。
【0037】
そのため、装着対象を改造することなく、当該装着対象に対してバッグ本体2を確実に固定することが可能である。端的に言えば、装着対象を改造せずに済むため、各種の自動車シートに装着することが可能であり、汎用性が高い。
【0038】
また、上述した実施形態によれば、胴部23のうち底部21側の外面に固定ベルト41を挿通可能なベルトループ4が設けられている。そして、固定ベルト41により、装着対象に対してバッグ本体2の底部21側も固定される。つまり、装着対象に対してバッグ本体2の上端部側と底部21側との双方が固定される。そのため、固定ベルト31,32だけで固定する場合に比べて、バッグ本体2をより強固に固定することが可能である。
【0039】
また、上述した実施形態によれば、胴部23のうち開口部25側の内面一部には面ファスナーHLが設けられている。そして、医療用酸素ボンベ9をバッグ本体2に収容した後、面ファスナーHLを接着させることで、医療用酸素ボンベ9の太さに応じて開口部25が絞られる。そのため、バッグ本体2に収容した医療用酸素ボンベ9の揺動を抑制することが可能である。
【0040】
また、上述した実施形態によれば、一方の固定ベルト31が着脱式ヘッドレストHRの左側シャフトSHに装着され、他方の固定ベルト32が着脱式ヘッドレストHRの右側シャフトSHに装着される。その結果、接着した状態の面ファスナーHLを剥がそうとする力が分散されるので、面ファスナーHLの接着状態を維持しやすくなる。
【0041】
<2.変形例>
本発明による医療用酸素ボンベ収納バッグは上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
【0042】
例えば、上述した実施形態では、図5乃至図7に示すように、医療用酸素ボンベ収納バッグ1を装着する装着対象として着脱式ヘッドレストHRを備えるフロントシートST1を例示したが、これに限定されない。
【0043】
図8乃至図10に示すように、上述した医療用酸素ボンベ収納バッグ1をヘッドレスト一体側のフロントシートST2に装着するようにしてもよい。換言すれば、ヘッドレスト一体側のフロントシートST2を、医療用酸素ボンベ収納バッグ1を装着する装着対象としてもよい。
【0044】
具体的には、固定ベルト31A,31B及び固定ベルト32A,32Bのうち、フロントシートST2に近い固定ベルト31Bと固定ベルト32Bとを用いて、バッグ本体2のうち上端部側をフロントシートST2に対して固定するようにすればよい。
【0045】
より詳細には、図9及び図10に示すように、固定ベルト31BをフロントシートST2のヘッドレスト下部辺りに巻き付け、固定ベルト32Bの先端部に設けられたベルト通しに挿通して固定するようにすればよい。
【0046】
なお、図8及び図9に示すように、上述した実施形態と同じく、バッグ本体2のうち底部21の側は、固定ベルト41によって固定される。
【0047】
上述した変形例によれば、着脱式ヘッドレストHRを備えるフロントシートST1のみならず、ヘッドレスト一体型のフロントシートST2にも医療用酸素ボンベ収納バッグ1を装着することが可能である。
【0048】
また、上述した実施形態では、バッグ本体2のうち、上端部側を固定ベルト31A,31B及び固定ベルト32A,32BでフロントシートST1に固定し、底部側を固定ベルト41でフロントシートST1に固定する場合を例示したが、これに限定されない。バッグ本体2のうち上端部側を固定ベルト31A,31B及び固定ベルト32A,32Bによって確実にフロントシートST1に固定できるのであれば、固定ベルト41による底部側の固定は必ずしも必須ではない。
【0049】
また、上述した実施形態では、図2に示すように、開口調整部の一例として面ファスナーHLを例示したが、これに限定されず、開口部25を緒でくくる巾着によって開口調整部を構成するようにしてもよい。
【0050】
また、上述した実施形態では、装着対象として自動車のシートを例示したが、これに限定されず、車いすなどに医療用酸素ボンベ収納バッグ1を装着するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0051】
1 医療用酸素ボンベ収納バッグ
2 バッグ本体
4 ベルトループ
5 ゴムバンド
9 医療用酸素ボンベ
21 底部
23 胴部
23A 第一側面
23B 第二側面
25 開口部
31,32 固定ベルト
41 固定ベルト
411,412 バックル
HL 面ファスナー
HR 着脱式ヘッドレスト
SH シャフト
ST1,ST2 フロントシート

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10