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  • 特開-荷重発生部材及び同製造方法 図1
  • 特開-荷重発生部材及び同製造方法 図2
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  • 特開-荷重発生部材及び同製造方法 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024022072
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】荷重発生部材及び同製造方法
(51)【国際特許分類】
   F16F 9/58 20060101AFI20240208BHJP
   F16F 9/32 20060101ALI20240208BHJP
【FI】
F16F9/58 B
F16F9/32 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022125405
(22)【出願日】2022-08-05
(71)【出願人】
【識別番号】509186579
【氏名又は名称】日立Astemo株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎
(72)【発明者】
【氏名】木村 翼
【テーマコード(参考)】
3J069
【Fターム(参考)】
3J069AA46
3J069DD47
3J069EE54
(57)【要約】
【課題】低コストで高い面精度を備えた荷重発生部材を提供すること。
【解決手段】オイルロック荷重を発生可能な荷重発生部材20は、樹脂製である。挿入方向と反対側を向いている第1端面21の外周縁22は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第1段差部23を有している。第1段差部23のうち、挿入方向と反対側を向いている環状の面を第1環状面24とすると、第1環状面24の外周縁は、第1パーティングライン26を有している。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内周面を有する第1部材の内部に対して挿入される際に、オイルロック荷重を発生可能であり、
挿入方向と反対側を向いている第1端面の外周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第1段差部を有し、
前記第1段差部のうち、挿入方向と反対側を向いている環状の面を第1環状面とすると、
前記第1環状面の外周縁は、第1パーティングラインを有している樹脂製の荷重発生部材。
【請求項2】
挿入方向を基準として、前記第1段差部の寸法は、前記第1パーティングラインの寸法よりも長い、請求項1に記載の荷重発生部材。
【請求項3】
挿入方向を向いている第2端面の内周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第2段差部を有し、
前記第2段差部のうち、挿入方向を向いている環状の面を第2環状面とすると、
前記第2環状面の内周縁は、第2パーティングラインを有している、請求項2に記載の荷重発生部材。
【請求項4】
挿入方向を基準として、前記第2段差部の寸法は、前記第2パーティングラインの寸法よりも長い、請求項3に記載の荷重発生部材。
【請求項5】
外周面は、前記第2端面へ向かうに連れて径が小さくなる縮径部を有している、請求項1~請求項4のいずれかに記載の荷重発生部材。
【請求項6】
内周面を有する第1部材の内部に対して挿入される際に、オイルロック荷重を発生可能な筒状の荷重発生部材の製造方法であって、
前記荷重発生部材は、金型の内部の空間に溶融樹脂が充填されて成形可能な樹脂成形品であり、
前記荷重発生部材のなかの、挿入方向と反対側を向いている第1端面の外周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第1段差部を有し、
前記荷重発生部材のなかの、挿入方向を向いている第2端面の内周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第2段差部を有し、
前記荷重発生部材の外周面は、前記第2端面へ向かうに連れて径が小さくなる縮径部を有し、
前記金型は、
前記第1段差部のうち、挿入方向と反対側を向いている環状の面を第1環状面とすると、第1環状面の外周縁に第1パーティングラインが形成され、
挿入方向を基準として、前記第1段差部の寸法は、前記第1パーティングラインの寸法よりも長くなるように設定され、
かつ、
前記第2段差部のうち、挿入方向を向いている環状の面を第2環状面とすると、前記第2環状面の内周縁に第2パーティングラインが形成され、
挿入方向を基準として、前記第2段差部の寸法は、前記第2パーティングラインの寸法よりも長くなるように設定されている、荷重発生部材の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オイルロック荷重を発生可能な荷重発生部材に関する。
【背景技術】
【0002】
自動二輪車や自動三輪車に代表される鞍乗り型車両には、車軸と車体と接続し、路面からの振動を吸収するための油圧緩衝器が設けられている。このような油圧緩衝器に関する従来技術が特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された油圧緩衝器は、自動二輪車に備えられるフロントフォークである。このフロントフォークは、アウターチューブと、アウターチューブの内に一部が進退可能に配されたインナーチューブと、からなり全体として伸縮可能な伸縮体を備えている。
【0004】
伸縮体の内部には、シリンダと、シリンダの内部を上側の第1油室と下側の第2油室とに区画しているピストンと、ピストンに固定されたロッドと、が配されている。
【0005】
車輪から伸縮体へ衝撃が加わるとピストンが移動し、ピストンに形成された連通孔を介してオイル(作動油)が第1油室と第2油室との間を行き来することにより、オイルの流路抵抗による減衰力が発生し、フロントフォークは衝撃を吸収する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第6661846号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
先行技術のフロントフォークは、シリンダとインナーチューブとの接触を防ぐオイルロック機構を備えている。オイルロック機構は、円筒状のオイルロックカップ(第1部材)と、オイルロックカップに挿入可能な円筒状のオイルロックピースと、から構成されている。
【0008】
オイルロックピースの外周面には、金属製の荷重発生部材が取り付けられている。荷重発生部材とオイルロックカップとの隙間はオイルロック荷重発生時に作動油が流れる流路となる。そのため、荷重発生部材には高い面精度が求められるが、面精度を高めるために切削加工を増やすと製造コストも高くなる。
【0009】
本発明は、低コストで高い面精度を備えた荷重発生部材の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、鋭意検討の結果、内周面を有する第1部材の内部に対して挿入される際に、オイルロック荷重を発生可能であり、挿入方向と反対側を向いている第1端面の外周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第1段差部を有し、前記第1段差部のうち、挿入方向と反対側を向いている環状の面を第1環状面とすると、前記第1環状面の外周縁は、第1パーティングラインを有している樹脂製の荷重発生部材であり、低コストで高い面精度を備えた荷重発生部材を提供できることを知見した。本発明は、これらの知見に基づいて完成させた。
【0011】
本開示によれば、内周面を有する第1部材の内部に対して挿入される際に、オイルロック荷重を発生可能であり、挿入方向と反対側を向いている第1端面の外周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第1段差部を有し、前記第1段差部のうち、挿入方向と反対側を向いている環状の面を第1環状面とすると、前記第1環状面の外周縁は、第1パーティングラインを有している樹脂製の荷重発生部材が提供される。
【0012】
第2に、好ましくは、第1に記載の荷重発生部材であって、
挿入方向を基準として、前記第1段差部の寸法は、前記第1パーティングラインの寸法よりも長い。
【0013】
第3に、好ましくは、第2に記載の荷重発生部材であって、
挿入方向を向いている第2端面の内周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第2段差部を有し、前記第2段差部のうち、挿入方向を向いている環状の面を第2環状面とすると、前記第2環状面の内周縁は、第2パーティングラインを有している。
【0014】
第4に、好ましくは、第3に記載の荷重発生部材であって、
挿入方向を基準として、前記第2段差部の寸法は、前記第2パーティングラインの寸法よりも長い
【0015】
第5に、好ましくは、第1~第4のいずれかに記載の荷重発生部材であって、
外周面は、前記第2端面へ向かうに連れて径が小さくなる縮径部を有している。
【0016】
第6に、内周面を有する第1部材の内部に対して挿入される際に、オイルロック荷重を発生可能な筒状の荷重発生部材の製造方法であって、前記荷重発生部材は、金型の内部の空間に溶融樹脂が充填されて成形可能な樹脂成形品であり、前記荷重発生部材のなかの、挿入方向と反対側を向いている第1端面の外周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第1段差部を有し、前記荷重発生部材のなかの、挿入方向を向いている第2端面の内周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第2段差部を有し、前記荷重発生部材の外周面は、前記第2端面へ向かうに連れて径が小さくなる縮径部を有し、
前記金型は、前記第1段差部のうち、挿入方向と反対側を向いている環状の面を第1環状面とすると、第1環状面の外周縁に第1パーティングラインが形成され、挿入方向を基準として、前記第1段差部の寸法は、前記第1パーティングラインの寸法よりも長くなるように設定され、かつ、前記第2段差部のうち、挿入方向を向いている環状の面を第2環状面とすると、前記第2環状面の内周縁に第2パーティングラインが形成され、挿入方向を基準として、前記第2段差部の寸法は、前記第2パーティングラインの寸法よりも長くなるように設定されている、荷重発生部材の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0017】
本開示によれば、低コストで高い面精度を備えた荷重発生部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】実施例による荷重発生部材を備えた油圧緩衝器の断面図である。
図2図1に示された油圧緩衝器のオイルロック機構の断面図である。
図3図2に示されたオイルロック機構が有する荷重発生部材を模式的に示した断面図である。
図4図3に示された荷重発生部材を成形可能な金型の断面図である。
図5図2の線5で囲われた部位の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中Upは上、Dnは下を示している。
【0020】
<実施例>
図1には、実施例による荷重発生部材20を備えた油圧緩衝器10が示されている。この油圧緩衝器10は、例えば、二輪車等の鞍乗型車両のフロントフォークとして用いられる。
【0021】
油圧緩衝器10は、インナーチューブ11と、インナーチューブ11の下側の開口を塞いでいる閉塞部材12と、インナーチューブ11の下端部11aに固定されており車軸を回転可能に保持可能な保持部材13と、下端部14aが保持部材13に支持されていると共に閉塞部材12を貫通して上方へ延びているロッド14と、を備えている。
【0022】
インナーチューブ11の内部には、下端部が閉塞部材12に支持されている圧縮コイルばね15が配されている。圧縮コイルばね15の上端部は、シリンダ(図示なし)を支持している。油圧緩衝器10が圧縮されると、シリンダは下方へ移動すると共に、圧縮コイルばね15により上方へ移動するように押される。
【0023】
図2を参照する。インナーチューブ11の下部には、作動油Oiが溜められている。油圧緩衝器10は、シリンダの下端部がインナーチューブ11の閉塞部材12に対して接触させないためのオイルロック機構40を備えている。
【0024】
オイルロック機構40は、閉塞部材12と一体化されている円筒状のオイルロックカップ41(第1部材)と、オイルロックカップ41に挿入可能なオイルロックピース42と、から構成されている。
【0025】
[第1部材]
オイルロックカップ41(第1部材)は、円筒状の部位であるが、内周面41aを有する限り、その形状は実施例に限られない。オイルロックカップ41の外径は、圧縮コイルばね15の内径よりも小さい。
【0026】
[荷重発生部材]
オイルロックピース42は、シリンダの下端部に固定されている。オイルロックピース42は円筒状であり内部をロッド14が貫通している。オイルロックピース42の外径は、オイルロックピース42の内径よりも小さい。
【0027】
オイルロックピース42は、互いに径が異なる大径部43及び小径部44を有している。小径部44は、オイルロックピース42の下端に位置している。オイルロックピース42の小径部44には、オイルロックピース42がオイルロックカップ41の内部に対して挿入される際に、オイルロック荷重を発生可能な荷重発生部材20が取り付けられている。
【0028】
[第1端面、第2端面]
図3は、荷重発生部材20の軸線AXを含む断面を模式的に描いた図である。荷重発生部材20は、樹脂製の筒状部材である。荷重発生部材20のうち、オイルロックカップ41(図2参照)への挿入方向と反対側(上側)を向いている環状の面を第1端面21とし、オイルロックカップ41への挿入方向側(下側)を向いている環状の面を第2端面31とする。
【0029】
[第1段差部、第1パーティングライン]
第1端面21の外周縁22は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第1段差部23を有している。第1段差部23のうち、挿入方向と反対側を向いている環状の面を第1環状面24とする。第1環状面24の外周縁25は、第1パーティングライン26を有している。
【0030】
[第1段差部23の寸法]
挿入方向(上下方向)を基準として、第1段差部23の寸法Aは、第1パーティングライン26の寸法aよりも長い。
【0031】
[第2段差部、第2パーティングライン]
第2端面31の内周縁32は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第2段差部33を有している。第2段差部33のうち、挿入方向を向いている環状の面を第2環状面34とする。第2環状面34の内周縁35は、第2パーティングライン36を有している。
【0032】
[第2段差部の寸法]
挿入方向を基準として、第2段差部33の寸法Bは、第2パーティングライン36の寸法bよりも長い。
【0033】
[縮径部]
荷重発生部材20の外周面51は、径が一定の一般部52と、一般部52の挿入方向側の端部から第2端面31へ向かうに連れて径が小さくなる縮径部53を有している。なお、荷重発生部材20の内周面54の内径は一定である。
【0034】
[荷重発生部材の製造方法]
図3及び図4を参照する。荷重発生部材20は、金型19内の空間に対して射出された溶融樹脂を固めた後に取り出して成形品を得る射出成形により製造される。なお、射出成形についての一般的な工程についての説明は省略する。
【0035】
金型19は、荷重発生部材20の第1環状面24の外周縁に第1パーティングライン26が形成され、且つ、第2環状面34の内周縁に第2パーティングライン36が形成されるように、設定されている。以下、金型19の詳細な形状について説明する。
【0036】
[金型]
金型19は、凹部61を有する固定型60(キャビティ)と、凹部61に挿入可能な凸部71を有している可動型70(コア)と、を備えている。
【0037】
[可動型]
可動型70の凸部71は、凹部61の内周面62に対して接触可能な外周面72を有する基部73と、基部73の中心から凹部61の底面66へ向かって延びている円柱状の延出部74と、を有している。延出部74の先端面75は、凹部61の底面66に接触している。延出部74の外周面76は、荷重発生部材20の内周面54を形成可能な面である。
【0038】
基部73は凹部61の底面66に対向している環状の第1面77を有している。第1面77は、荷重発生部材20の第1端面21を形成可能な面である。第1面77は、第1面77の外周縁から底面66へ向かって突出している環状の第1突出部78を有している。第1突出部78は、荷重発生部材20の第1段差部23を形成可能な部位である。
【0039】
第1突出部78の外周面79は凹部61の内周面62に接触している。そのため、外周面79の端部79aには、荷重発生部材20の第1パーティングライン26が形成可能である。
【0040】
[固定型]
固定型60の凹部61の底面66は延出部74の先端と接触していない環状の第2面67を有している。第2面67は、荷重発生部材20の第2端面31を形成可能な面である。第2面67は、凸部71の第1面77側へ突出している環状の第2突出部68を有している。第2突出部68は、荷重発生部材20の第2段差部33を形成可能な部位である。
【0041】
第2突出部68の内周面69は、延出部74の外周面76に接触している。そのため、内周面69の端部69aには、荷重発生部材20の第2パーティングライン36が形成可能である。
【0042】
固定型60の凹部61の内周面62は、荷重発生部材20の外周面51を形成可能である。凹部61の内周面62は、第2面67へ向かうに連れて径が小さくなる縮径部63を有している。固定型60の縮径部63は、荷重発生部材20の縮径部53を形成可能である。
【0043】
[実施例の効果]
図3及び図5を参照する。上記の通り、荷重発生部材20は、射出成形により成形される樹脂成形品である。切削加工を必要とする金属加工品でないため、低コストで製造できる。
【0044】
一方で、樹脂成形品には成形品本体から僅かに突出したパーティングラインが不可避的に形成される。ただし、荷重発生部材20の第1端面21の外周縁は、挿入方向へ凹むように段差状に形成された第1段差部23を有している。そのため、第1段差部23は、第1環状面24の外周縁25に形成された第1パーティングライン26の少なくとも一部を吸収することができる。荷重発生部材20の外周面51及び第1端面21の面精度を高めることができる。なお、第1端面21は、オイルロックピース42の小径部44と大径部43を接続している接続面45に対して接触可能な面である。
【0045】
以上の構成により、荷重発生部材20は低コストで面精度が高いと言える。
【0046】
加えて、挿入方向(上下方向)を基準として、第1段差部23の寸法Aは、第1パーティングライン26の寸法aよりも長い。第1パーティングライン26は、第1端面21を超えて突出せずに第1段差部23に全体が吸収される。荷重発生部材20の面精度をさらに高めることができる。
【0047】
加えて、荷重発生部材20の第2端面31の内周縁23は、挿入方向と反対側(上方)へ凹むように段差状に形成された第2段差部33を有している。そのため、第2段差部33は、第2環状面34の外周縁に形成された第2パーティングライン36の少なくとも一部を吸収することができる。荷重発生部材20の内周面54及び第2端面31の面精度を高めることができる。なお、荷重発生部材20の内周面54は、オイルロックピース42の小径部44の外周面46に対して嵌合可能な面である。
【0048】
加えて、挿入方向を基準として、第2段差部33の寸法Bは、第2パーティングライン36の寸法bよりも長く設定されている。第2パーティングライン36は、第2端面31を超えて突出せずに第2段差部33に全体が吸収される。荷重発生部材20の面精度をさらに高めることができる。
【0049】
加えて、荷重発生部材20の外周面51は、第2端面31へ向かうに連れて径が小さくなる縮径部53を有している。そのため、荷重発生部材20を軽量化することができる。
【0050】
なお、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明の荷重発生部材は、自動二輪車の油圧緩衝器に好適である。
【符号の説明】
【0052】
20…荷重発生部材
21…第1端面
22…第1端面の外周縁
23…第1段差部
24…第1環状面
25…第1環状面の外周縁
26…第1パーティングライン
31…第2端面
32…第2端面の内周縁
33…第2段差部
34…第2環状面
35…第2環状面の内周縁
36…第2パーティングライン
41…オイルロックカップ(第1部材)
51…荷重発生部材の外周面
53…荷重発生部材の縮径部
A…第1段差部の寸法
a…第1パーティングラインの寸法
B…第2段差部の寸法
b…第2パーティングラインの寸法
図1
図2
図3
図4
図5