(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024022105
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】マンホール蓋および蓋枠
(51)【国際特許分類】
E02D 29/14 20060101AFI20240208BHJP
【FI】
E02D29/14 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022125463
(22)【出願日】2022-08-05
(71)【出願人】
【識別番号】595146390
【氏名又は名称】岸和田ステンレス株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】393013618
【氏名又は名称】光海陸産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100131705
【弁理士】
【氏名又は名称】新山 雄一
(74)【代理人】
【識別番号】100114292
【弁理士】
【氏名又は名称】来間 清志
(72)【発明者】
【氏名】小原 健志
(72)【発明者】
【氏名】鵜野 禎史
(72)【発明者】
【氏名】野村 敏晴
(72)【発明者】
【氏名】小松 雄輔
(72)【発明者】
【氏名】高野 雄造
【テーマコード(参考)】
2D147
【Fターム(参考)】
2D147BB21
(57)【要約】
【課題】脆性破壊による割れの発生を抑制し、道路上における安全性を向上することのできるマンホール蓋および蓋枠を提供する。
【解決手段】金属板によって形成されたマンホール蓋10であって、円板状に形成され、外周側において周方向にわたって上方に延在する縁部11aを有し、上面側に凹部11bが形成された蓋本体11と、蓋本体11の下面側に設けられ、蓋本体11を補強する補強部12と、を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属板によって形成されたマンホール蓋であって、
円板状に形成され、外周側において周方向にわたって上方に延在する縁部を有し、上面側に凹部が形成された蓋本体と、
前記蓋本体の下面側に設けられ、前記蓋本体を補強する補強部と、を備えた
マンホール蓋。
【請求項2】
前記補強部は、互いに間隔をおいて配置され、それぞれ直線状に延在して前記蓋本体の下面を横断する複数の補強部材を有している
請求項1に記載のマンホール蓋。
【請求項3】
前記補強部は、互いに間隔をおいて配置され、前記蓋本体の中心部側から径方向外側に向かって延在する複数の補強部材を有している
請求項1に記載のマンホール蓋。
【請求項4】
前記補強部は、前記蓋本体に対して接着剤によって接続されている
請求項1に記載のマンホール蓋。
【請求項5】
前記縁部の上端部には、前記縁部の上端側を周方向にわたって円弧状に曲げることによって曲面部が形成されている
請求項1に記載のマンホール蓋。
【請求項6】
前記蓋本体の前記凹部には、マンホールが設置される道路を舗装する材料が取付可能である
請求項1に記載のマンホール蓋。
【請求項7】
前記蓋本体は、マンホールの開口部を閉鎖した状態を保持するロック機構を有している
請求項1に記載のマンホール蓋。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載のマンホール蓋が取り付けられる
蓋枠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、歩道に設置されるマンホールの開口部を閉鎖するマンホール蓋および蓋枠に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のマンホール蓋は、排水設備や電気設備の点検用のマンホールの開口部を閉鎖するものであり、鋳造によって形成されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のマンホール蓋は、鋳鉄製であるため、靭性が低く、衝撃力が作用した場合に脆性破壊によって割れる可能性がある。マンホール蓋は、脆性破壊によって割れると、割れた部材がマンホールの開口部から落下して、開口部が開放された状態となり、道路上における安全性の問題が生じる可能性がある。
【0005】
本発明の目的とするところは、脆性破壊による割れの発生を抑制し、道路上における安全性を向上することのできるマンホール蓋および蓋枠を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るマンホール蓋は、金属板によって形成されたマンホール蓋であって、円板状に形成され、外周側において周方向にわたって上方に延在する縁部を有し、上面側に凹部が形成された蓋本体と、前記蓋本体の下面側に設けられ、前記蓋本体を補強する補強部と、を備えている。
【0007】
また、本発明に係るマンホール蓋は、前記補強部が、互いに間隔をおいて配置され、それぞれ直線状に延在して前記蓋本体の下面を横断する複数の補強部材を有している。
【0008】
また、本発明に係るマンホール蓋は、前記補強部が、互いに間隔をおいて配置され、前記蓋本体の中心部側から径方向外側に向かって延在する複数の補強部材を有している。
【0009】
また、本発明に係るマンホール蓋は、前記補強部が、前記蓋本体に対して接着剤によって接続されている。
【0010】
また、本発明に係るマンホール蓋は、前記縁部の上端部に、前記縁部の上端側を周方向にわたって円弧状に曲げることによって曲面部が形成されている。
【0011】
また、本発明に係るマンホール蓋は、前記蓋本体の前記凹部に、マンホールが設置される道路を舗装する材料が取付可能である。
【0012】
また、本発明に係るマンホール蓋は、前記蓋本体が、マンホールの開口部を閉鎖した状態を保持するロック機構を有している。
【0013】
また、本発明に係る蓋枠は、前記マンホール蓋が取り付けられる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、金属板によって形成され、要求される強度を有するマンホール蓋によってマンホールの開口部を閉鎖することが可能となり、衝撃力が作用することによる割れを抑制することができるので、道路上における安全性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の第1実施形態に係るマンホール蓋および蓋枠の側面断面図である。
【
図2】本発明の第1実施形態に係る一部にマンホールの裏面を表したマンホール蓋および蓋枠の平面図である。
【
図3】本発明の第1実施形態に係るマンホール蓋の要部断面図である。
【
図4】本発明の第1実施形態に係る蓋枠に対するマンホール蓋の収まりを示す要部断面図である。
【
図5】本発明の第1実施形態に係るロック機構を説明するマンホール蓋および蓋枠の要部断面図である。
【
図6】本発明の第2実施形態に係るマンホール蓋の要部断面図である。
【
図7】本発明の第3実施形態に係る一部にマンホールの裏面を表したマンホール蓋および蓋枠の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<第1実施形態>
図1乃至
図5は、本発明の第1実施形態を示すものである。
図1はマンホール蓋および蓋枠の側面断面図であり、
図2は一部にマンホール蓋の裏面を表したマンホール蓋および蓋枠の平面図であり、
図3はマンホール蓋の要部断面図であり、
図4は蓋枠に対するマンホール蓋の収まりを示す要部断面図であり、
図5はロック機構を説明するマンホール蓋および蓋枠の要部断面図である。
【0017】
本発明のマンホール蓋10は、例えば、
図1に示すように、道路の歩道1に設置される排水設備や電気設備の点検用のマンホールの開口部2を閉鎖するものである。マンホール蓋10は、マンホールの開口部2の周りに配置された蓋枠20に対して着脱自在に構成されている。マンホールが設置される歩道1は、歩道1を舗装する材料としての例えばインターロッキングブロック3によって舗装される。
【0018】
マンホール蓋10は、
図1および
図2に示すように、円板状に形成された蓋本体11と、蓋本体11の下面側から蓋本体11を補強する補強部12と、補強部12の下面側に配置された下板13と、マンホール蓋10を蓋枠20に固定するための一対のロック機構14と、を備えている。蓋本体11、補強部12および下板13は、例えば、JIS G 3323のSGMHC等の高耐食性を有する金属板から形成されている。
【0019】
蓋本体11は、
図1に示すように、円形状の金属板を例えばヘラ絞り等の塑性加工を施すことによって外周側において周方向にわたって上方に延在する縁部11aが形成され、上面側に凹部11bが形成されている。凹部11bには、歩道1の舗装に用いられるインターロッキングブロック3が設置可能である。また、縁部11aの上端部は、
図4に示すように、例えばヘラ絞り等の塑性加工を施すことによって、周方向にわたって上端側を外周側に円弧状に曲げることによって曲面状に形成される曲面部11a1を有している。
【0020】
補強部12は、
図1および
図2に示すように、互いに間隔をおいて配置され、それぞれ直線状に延在して蓋本体11の下面側を横断する複数の補強部材12aを有している。複数の補強部材12aは、それぞれ、
図3に示すように、金属板を屈曲することによって幅方向の両側に対して中央部側を下方に張り出させることによって形成されている。また、複数の補強部材12aの延在方向の両端側には、
図2および
図4に示すように、後述する蓋枠20の固定リング22の上面に当接するゴム等の弾性部材からなる当接部材12a1が取り付けられている。マンホール蓋10は、当接部材12a1を介して固定リング22に支持される。
【0021】
下板13は、
図1および
図2に示すように、円板状の部材からなり、複数の補強部材12aの延在方向の両側を除く、蓋本体11の下方の径方向中央部側に配置されている。
【0022】
ここで、蓋本体11と複数の補強部材12aとの間、および、複数の補強部材12aと下板13との間は、例えばエポキシ系の接着剤によって接続する。蓋本体11と複数の補強部材12aとの間、および、複数の補強部材12aと下板13との間を接着剤によって接続する場合には、接着剤が乾くまで接着面同士を互いに押し付け合った状態を保持する必要があるため、接続する部材同士をリベットによって固定する。
【0023】
一対のロック機構14は、
図2に示すように、それぞれ、蓋本体11の外周側における、蓋本体11の中心部を通る直線状に並ぶ位置に配置されている。ロック機構14は、
図5に示すように、蓋本体11の上面側に設けられる筒状部材14aと、蓋本体11の下面側において蓋枠20に対して係脱自在に設けられ、蓋枠20の後述する係合部に係合することによって蓋本体11が開口部2を閉鎖した状態を保持するロック部材14bと、を有している。ロック機構14は、筒状部材14aの上端からハンドルを挿入することによって、ロック部材14bの係合部に対して係合する状態と係合が解除された状態とを切り替える操作が可能である。
【0024】
蓋枠20は、マンホール蓋10の外周側に位置する円筒状の枠本体21と、枠本体21が固定される固定リング22と、を有している。
【0025】
枠本体21は、マンホール蓋10と同様に、例えば、JIS G 3323のSGMHC等の高耐食性を有する金属板から形成されている。枠本体の上端部には、
図4に示すように、蓋本体11の曲面部11a1の端部との間の隙間を閉鎖してマンホール内への水の浸入を防止するためのゴム等の弾性部材からなるシール部材21aが周方向にわたって設けられている。
【0026】
また、枠本体21は、マンホール蓋10を案内する複数の案内部21bと、枠本体21を固定リング22に固定するための複数の固定片21cと、ロック機構14のロック部材14bが係合する係合部21dと、を有している。
【0027】
複数の案内部21bは、それぞれ、枠本体21の周方向に間隔をおいて配置され、枠本体21の上端側の内周面から張り出すように形成され、枠本体21に対するマンホール蓋10を径方向に位置決めする。
【0028】
複数の固定片21cは、それぞれ、枠本体21の周方向に間隔をおいて配置され、枠本体21の下端側の外周面から張り出すように形成されている。固定片21cには、ボルト21c1を挿通するための孔が形成されている。
【0029】
係合部21dは、枠本体21における、マンホール蓋10の一対のロック機構14のそれぞれに対向する部分に、
図5に示すように、ロック部材14bを挿通可能な挿通孔21d1を形成するとともに、挿通孔21d1の外周面側を、枠本体21の外周面から張り出すように形成されたカバー21d2によって覆うことによって形成されている。
【0030】
固定リング22は、
図1および
図2に示すように、断面矩形状のコンクリート製の環状部材であり、マンホールの開口部2の外周側に配置される。固定リング22の上面には、
図4に示すように、ボルト21c1によって枠本体21が固定されている。尚、固定リング22は、蓋枠20として必ずしも必要な構成部品ではなく、マンホールの開口部2の周りの部分に枠本体21を直接的に固定してもよい。
【0031】
以上のように構成されたマンホール蓋10および蓋枠20において、蓋枠20は、マンホールの開口部2として歩道1の路面よりもやや低い位置に埋設される。また、マンホール蓋10は、蓋本体11の凹部11bに歩道1の舗装に用いられるインターロッキングブロック3を取り付けた状態で蓋枠20に取り付けられる。これにより、マンホールの開口部2は、インターロッキングブロック3が取り付けられたマンホール蓋10によって閉鎖され、マンホールが設置される歩道1は、開口部2を含む全面にわたってインターロッキングブロック3によって舗装された状態となる。
【0032】
このとき、マンホール蓋10は、径方向の中央部側に対して外周側が周方向にわたって上方に延在する蓋本体11と、蓋本体11の下面側に配置された補強部12を有しているため、上方から作用する所定の荷重に対する変形や破損が抑制される。
【0033】
また、歩道1の路面には、マンホール蓋10の蓋本体11の縁部11aの上端側に位置する曲面部11a1および一対のロック機構14の上端部のみが露出する。
【0034】
このように、本実施形態のマンホール蓋10によれば、金属板によって形成されたマンホール蓋10であって、円板状に形成され、外周側において周方向にわたって上方に延在する縁部11aを有し、上面側に凹部11bが形成された蓋本体11と、蓋本体11の下面側に設けられ、蓋本体11を補強する補強部12と、を備えている。
【0035】
また、本実施形態の蓋枠20によれば、マンホール蓋10が取り付けられる。
【0036】
これにより、金属板によって形成され、要求される強度を有するマンホール蓋10によってマンホールの開口部2を閉鎖することが可能となり、衝撃力が作用することによる割れを抑制することができるので、歩道1上における安全性を向上することが可能となる。また、マンホール蓋10は、鋳鉄製のマンホール蓋のように、鋳造時における所謂、砂かみ、ひけ巣等の欠陥が発生しないため、歩留まりを向上させることが可能となる。
【0037】
また、補強部12は、互いに間隔をおいて配置され、それぞれ直線状に延在して蓋本体11の下面を横断する複数の補強部材12aである、ことが好ましい。
【0038】
これにより、蓋本体11における補強部材12aが横断する方向にわたって、一の補強部材12aによって支持することができるので、それぞれの補強部材12aによって強固に蓋本体11を補強することが可能となる。
【0039】
また、補強部12は、蓋本体11に対して接着剤によって接続されている、ことが好ましい。
【0040】
これにより、蓋本体11に補強部材12aを溶接によって接続する場合と比較して、溶接に起因する歪みが生じないため、品質の向上を図ることが可能となる。
【0041】
また、縁部11aの上端部には、縁部11aの上端側を周方向にわたって円弧状に曲げることによって曲面部11a1が形成されている、ことが好ましい。
【0042】
これにより、歩道1の路面に金属板の端部が露出することがないので、歩道1を移動する歩行者の安全性を向上することが可能となる。
【0043】
また、蓋本体11の凹部11bには、インターロッキングブロック3が取付可能である、ことが好ましい。
【0044】
これにより、歩道において蓋本体11が目立たなくなるため、歩道の見栄えを向上させることが可能となる。
【0045】
また、蓋本体11は、マンホールの開口部2を閉鎖した状態を保持するロック機構14を有している、ことが好ましい。
【0046】
これにより、マンホールの開口部2の不用意な開放を防止することが可能となり、歩道1における安全性を向上することが可能となる。
【0047】
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態を示すものであり、マンホール蓋の要部断面図である。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
【0048】
本実施形態のマンホール蓋10は、補強部12が、第1実施形態と同様に、互いに間隔をおいて配置され、それぞれ直線状に延在して蓋本体11の下面を横断する複数の補強部材12bを有している。複数の補強部材12bは、それぞれ角筒状に形成されている。補強部材12bは、平面状の一側面が接着剤によって蓋本体11の下面に固定され、一側面に対抗する側面に接着剤によって下板13が固定される。
【0049】
以上のように構成されたマンホール蓋10において、前記実施形態と同様に、蓋本体11が複数の補強部材12bを有する補強部12によって補強される。
【0050】
このように、本実施形態のマンホール蓋10によれば、第1実施形態と同様に、金属板によって形成され、要求される強度を有するマンホール蓋10によってマンホールの開口部2を閉鎖することが可能となり、衝撃力が作用することによる割れを抑制することができるので、歩道1上における安全性を向上することが可能となる。
【0051】
<第3実施形態>
図7は、本発明の第3実施形態を示すものであり、一部にマンホールの裏面を表したマンホール蓋および蓋枠の平面図である。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
【0052】
本実施形態のマンホール蓋10は、補強部12が、互いに間隔をおいて配置され、蓋本体11の中心部から径方向外側に向かって延在する複数の補強部材12cを有している。複数の補強部材12cは、それぞれ、金属板を屈曲することによって、直線状に延在するように形成されている。
【0053】
以上のように構成されたマンホール蓋10において、前記実施形態と同様に、蓋本体11が複数の補強部材12cを有する補強部12によって補強される。
【0054】
このように、本実施形態のマンホール蓋10によれば、第1実施形態と同様に、金属板によって形成され、要求される強度を有するマンホール蓋10によってマンホールの開口部2を閉鎖することが可能となり、衝撃力が作用することによる割れを抑制することができるので、歩道1上における安全性を向上することが可能となる。
【0055】
また、補強部12は、互いに間隔をおいて配置され、蓋本体11の中心部側から径方向外側に向かって延在する複数の補強部材12cを有している、ことが好ましい。
【0056】
これにより、蓋本体11の中心部側から放射状に延在する複数の補強部材12cによって蓋本体11を支持することができるので、均一に補強することが可能となる。
【0057】
尚、前記実施形態では、歩道1に設置されるマンホールの開口部2を閉鎖するマンホール蓋に本発明を適用したものを示したが、これに限られるものではなく、車両が走行する車道に設置されるマンホールの開口部を閉鎖するマンホール蓋に本発明を適用してもよい。
【0058】
また、前記実施形態では、蓋本体11の凹部11bにインターロッキングブロック3を取り付けるようにしたマンホール蓋10を示したが、これに限られるものではない。蓋本体11の凹部11bには、例えばアスファルト等、道路を舗装する材料を取り付けてもよいし、道路を装飾するための材料を取り付けるようにしてもよい。
【0059】
また、前記実施形態では、蓋本体11の凹部11bに歩道1を舗装する材料としてのインターロッキングブロック3を設置したものを示したが、蓋本体の外周側において周方向にわたって上方に延在する縁部を形成することによって蓋本体を補強することが可能であれば、必ずしも上面側に形成された凹部に道路を舗装する材料を設置する必要はない。
【符号の説明】
【0060】
1 歩道
2 開口部
3 インターロッキングブロック
10 マンホール蓋
11 蓋本体
11a 縁部
11b 凹部
12 補強部
12a、12b、12c 補強部材
14 ロック機構
20 蓋枠