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特開2024-22109情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024022109
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/26 20060101AFI20240208BHJP
   G08G 1/005 20060101ALI20240208BHJP
   G06F 16/909 20190101ALI20240208BHJP
   G06F 16/9038 20190101ALI20240208BHJP
【FI】
G01C21/26 P
G08G1/005
G01C21/26 C
G06F16/909
G06F16/9038
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022125467
(22)【出願日】2022-08-05
(71)【出願人】
【識別番号】500168811
【氏名又は名称】株式会社ナビタイムジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(74)【代理人】
【識別番号】100220423
【弁理士】
【氏名又は名称】榊間 城作
(72)【発明者】
【氏名】中村 康二
(72)【発明者】
【氏名】馬場 亮輔
(72)【発明者】
【氏名】西岡 史音
【テーマコード(参考)】
2F129
5B175
5H181
【Fターム(参考)】
2F129AA02
2F129CC13
2F129CC27
2F129DD09
2F129DD20
2F129DD38
2F129DD40
2F129EE02
2F129EE52
2F129EE90
2F129FF11
2F129FF20
2F129FF32
2F129FF37
2F129FF60
2F129HH02
2F129HH12
2F129HH35
5B175DA03
5H181AA21
5H181BB04
(57)【要約】
【課題】特定区間に存在する施設を容易に検索すること。
【解決手段】情報処理システムは、交通機関の路線の区間を特定する区間特定手段と、検索対象の施設の一以上の種別を決定する種別決定手段と、前記種別に基づいて、前記区間に含まれる各地点に対して周辺の施設を検索する施設検索手段と、前記各地点のリストとともに、前記施設検索手段による検索結果を前記各地点に対応付けて表示部に表示する表示制御手段と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
交通機関の路線の区間を特定する区間特定手段と、
検索対象の施設の一以上の種別を決定する種別決定手段と、
前記種別に基づいて、前記区間に含まれる各地点に対して周辺の施設を検索する施設検索手段と、
前記各地点のリストとともに、前記施設検索手段による検索結果を前記各地点に対応付けて表示部に表示する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設の有無に関する情報を前記各地点に対応付けて前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設の件数に関する情報を前記各地点に対応付けて前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記交通機関の車両の前記各地点における停車又は通過に関する情報を前記各地点に対応付けて前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設の名称に関する情報を前記各地点からの距離が近い順に前記各地点に対応付けて前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設の名称に関する情報をユーザの評価が高い順に前記各地点に対応付けて前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設のサムネイル画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記検索結果を前記各地点のリストに沿ったライン上に重畳表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記検索対象の施設の利用シーンを決定するシーン決定手段をさらに備え、
前記種別決定手段は、前記シーン決定手段が決定した前記利用シーンに関連する施設の種別を前記種別として決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記区間特定手段は、前記シーン決定手段が決定した前記利用シーンに応じた路線の区間を前記区間として特定することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記区間特定手段は、定期券に設定された路線の経路を前記区間として特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記区間特定手段は、ユーザが指定した出発地から目的地までの経路を前記区間として決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記表示制御手段は、前記区間の利用者が受けられる特典に関する情報を前記検索結果とともに前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記施設検索手段は、前記各地点から所定距離の範囲内に位置する施設を対象に前記検索を行い、
前記所定距離は、前記交通機関の車両種別に応じた距離に設定されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記施設検索手段は、前記交通機関の車両が前記区間の開始地点を所定の時刻で出発した場合における各地点の到着時刻に利用可能な施設を対象に前記検索を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項16】
コンピュータを、
交通機関の路線の区間を特定する区間特定手段と、
検索対象の施設の一以上の種別を決定する種別決定手段と、
前記種別に基づいて、前記区間に含まれる各地点に対して周辺の施設を検索する施設検索手段と、
前記各地点のリストとともに、前記施設検索手段による検索結果を前記各地点に対応付けて表示部に表示する表示制御手段と、
として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項17】
通信可能に接続された複数のコンピュータによって構成される情報処理システムであって、
交通機関の路線の区間を特定する区間特定手段と、
検索対象の施設の一以上の種別を決定する種別決定手段と、
前記種別に基づいて、前記区間に含まれる各地点に対して周辺の施設を検索する施設検索手段と、
前記各地点のリストとともに、前記施設検索手段による検索結果を前記各地点に対応付けて表示部に表示する表示制御手段と、
を備えた情報処理システムを機能させるために、
上記コンピュータの少なくとも1つを上記手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
【請求項18】
通信可能に接続された複数のコンピュータによって、請求項1~15のいずれかに記載の情報処理システムを機能させるために、
上記コンピュータのうちの1つを請求項1~15のいずれかに記載の情報処理システムにおける各手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
【請求項19】
コンピュータを、請求項1~15のいずれかに記載の情報処理システムにおける各手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
【請求項20】
通信可能に接続された複数の情報処理装置によって、
交通機関の路線の区間を特定する区間特定手段と、
検索対象の施設の一以上の種別を決定する種別決定手段と、
前記種別に基づいて、前記区間に含まれる各地点に対して周辺の施設を検索する施設検索手段と、
前記各地点のリストとともに、前記施設検索手段による検索結果を前記各地点に対応付けて表示部に表示する表示制御手段と、
を備えた情報処理システムを構成するために、
上記手段の少なくとも1つを備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項21】
区間特定手段が、交通機関の路線の区間を特定するステップと、
種別決定手段が、検索対象の施設の一以上の種別を決定するステップと、
施設検索手段が、前記種別に基づいて、前記区間に含まれる各地点に対して周辺の施設を検索するステップと、
表示制御手段が、前記各地点のリストとともに、前記施設検索手段による検索結果を前記各地点に対応付けて表示部に表示するステップと、
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、駅等の周辺の施設を検索し、検索結果をリスト表示する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-226781
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術においては、特定区間(探索経路の出発地から目的地までの区間、定期券の路線区間、旅行中の乗車区間、フリーきっぷ区間等)内の施設情報を手に入れるためには、周辺検索を複数回行う必要が生じることがあり、手間がかかっていた。また、特定区間内における各駅周辺の施設状況を比較することが難しかった。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、特定区間に存在する施設を容易に検索することができる情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様に係る情報処理システムは、交通機関の路線の区間を特定する区間特定手段と、検索対象の施設の一以上の種別を決定する種別決定手段と、前記種別に基づいて、前記区間に含まれる各地点に対して周辺の施設を検索する施設検索手段と、前記各地点のリストとともに、前記施設検索手段による検索結果を前記各地点に対応付けて表示部に表示する表示制御手段と、を備える。
【0006】
第2態様に係る情報処理システムは、上記第1態様に係る情報処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設の有無に関する情報を前記各地点に対応付けて前記表示部に表示する。
【0007】
第3態様に係る情報処理システムは、上記第1又は第2態様に係る情報処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設の件数に関する情報を前記各地点に対応付けて前記表示部に表示する。
【0008】
第4態様に係る情報処理システムは、上記第1~第3態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記交通機関の車両種別に応じて、車両の停車又は通過に関する情報を前記各地点に対応付けて前記表示部に表示する。
【0009】
第5態様に係る情報処理システムは、上記第1~第4態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設の名称に関する情報を前記各地点からの距離が近い順に前記各地点に対応付けて前記表示部に表示する。
【0010】
第6態様に係る情報処理システムは、上記第1~第4態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設の名称に関する情報をユーザの評価が高い順に前記各地点に対応付けて前記表示部に表示する。
【0011】
第7態様に係る情報処理システムは、上記第1~第6態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記検索結果として、前記施設のサムネイル画像を前記表示部に表示する。
【0012】
第8態様に係る情報処理システムは、上記第1~第7態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記検索結果を前記各地点のリストに沿ったライン上に重畳表示する。
【0013】
第9態様に係る情報処理システムは、上記第1~第8態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記検索対象の施設の利用シーンを決定するシーン決定手段をさらに備え、前記種別決定手段は、前記シーン決定手段が決定した前記利用シーンに関連する施設の種別を前記種別として決定する。
【0014】
第10態様に係る情報処理システムは、上記第9態様に係る情報処理システムにおいて、前記区間特定手段は、前記シーン決定手段が決定した前記利用シーンに応じた路線の区間を前記区間として特定する。
【0015】
第11態様に係る情報処理システムは、上記第1~第10態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記区間特定手段は、定期券に設定された路線の経路を前記区間として特定する。
【0016】
第12態様に係る情報処理システムは、上記第1~第11態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記区間特定手段は、ユーザが指定した出発地から目的地までの経路を前記区間として決定する。
【0017】
第13態様に係る情報処理システムは、上記第1~第12態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記区間の利用者が受けられる特典に関する情報を前記検索結果とともに前記表示部に表示する。
【0018】
第14態様に係る情報処理システムは、上記第1~第13態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記施設検索手段は、前記各地点から所定距離に位置する施設を対象に前記検索を行い、前記所定距離は、前記交通機関の車両種別に応じた距離に設定される。
【0019】
第15態様に係る情報処理システムは、上記第1~第14態様のいずれかに係る情報処理システムにおいて、前記施設検索手段は、前記交通機関の車両が前記区間の開始地点を所定の時刻で出発した場合における各地点の到着時刻に利用可能な施設を対象に前記検索を行う。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、特定区間に存在する施設を容易に検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、一実施の形態に係る情報処理システムの概略的な構成を示す図である。
図2図2は、一実施の形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図3図3は、一実施の形態に係る情報処理システムによる施設検索結果の表示例を示す図である。
図4図4は、一実施の形態に係る情報処理システムによる施設検索結果の表示例を示す図である。
図5図5は、施設の詳細情報の表示例を示す図である。
図6図6は、経路探索画面から施設検索画面への遷移の一例を示す図である。
図7図7は、一実施の形態に係る情報処理システムによる施設検索結果の表示例を示す図である。
図8図8は、一実施の形態に係る情報処理システムによる施設検索結果の表示例を示す図である。
図9図9は、一実施の形態に係る情報処理システムによる施設検索結果の表示例を示す図である。
図10図10は、店舗情報画面の表示例を示す図である。
図11図11は、一実施の形態に係る情報処理システムによる施設検索結果の表示例を示す図である。
図12図12は、店舗情報画面の表示例を示す図である。
図13図13は、一実施の形態に係る情報処理システムによる施設検索結果の表示例を示す図である。
図14図14は、一実施の形態に係る情報処理システムによる施設検索結果の表示例を示す図である。
図15図15は、一実施の形態に係る情報処理システムによる施設検索結果の表示例を示す図である。
図16図16は、画面遷移の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
【0023】
(情報処理システムの構成)
図1は、一実施の形態に係る情報処理システム1の概略的な構成を示す図である。なお、同図において、各機能を行う機能部は、それぞれ各機能を行う手段ということができる。
【0024】
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置2と、サーバ3とを備えている。端末装置2及びサーバ3は、インターネット等のネットワーク4を介して互いに通信可能に接続されている。端末装置2は、情報処理システム1を利用した施設検索を行うユーザが利用する端末である。また、サーバ3は、端末装置2とネットワーク4を介して双方向通信を行い、各種の処理を行う。なお、ネットワーク4は、有線回線と無線回線のいずれでもよく、回線の種類や形態は問わない。また、端末装置2及びサーバ3の少なくとも一部は、コンピュータにより実現される。
【0025】
まず、端末装置2について説明する。端末装置2は、ユーザが使用するものであり、たとえば、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末、ノートブックコンピュータ、またはデスクトップコンピュータなどの電子機器である。
図1に示すように、端末装置2は、端末通信部21と、端末制御部22と、端末入力部23と、端末表示部24、端末記憶部25とを有している。各部21~25は、互いに通信可能に接続されている。
【0026】
端末通信部21は、端末装置2とネットワーク4との間の通信インターフェースである。端末通信部21は、ネットワーク4を介して端末装置2とサーバ3との間で情報を送受信する。
【0027】
端末制御部22は、端末装置2の各種処理を行う制御手段である。端末制御部22は、端末装置2内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
【0028】
また、端末制御部22は、ユーザが端末入力部23を介して端末装置2に入力した情報を取得する取得部22aを有している。取得部22aが取得した情報は、端末通信部21によりネットワーク4を介してサーバ3に送られる。
【0029】
端末入力部23は、ユーザが端末装置2に情報を入力するためのインターフェースであり、たとえばモバイル端末におけるタッチパネルやマイクロフォン、ノートブックコンピュータにおけるタッチパッド、キーボードまたはマウスなどである。ユーザは、端末入力部23により経路探索の出発地及び目的地を入力する。
【0030】
端末表示部24は、端末装置2からユーザに対して各種情報を表示するインターフェースであり、たとえば液晶ディスプレイ等の映像表示デバイスである。端末表示部24は、ユーザからの操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示してもよい。
【0031】
端末記憶部25は、たとえば内蔵メモリや外部メモリ(SDメモリカード等)などのデータストレージである。端末記憶部25には、端末制御部22が取り扱う各種データや端末通信部21がネットワーク4を介してサーバ3からダウンロードした動画データ(画像データ)等が記憶される。端末記憶部25は、必ずしも端末装置2内に設けられていなくてもよく、端末記憶部25の一部または全部は、ネットワーク4を介して端末装置2と通信可能に接続された別の装置内に設けられていてもよい。
【0032】
次に、サーバ3について説明する。図1に示すように、サーバ3は、サーバ通信部31と、サーバ制御部32と、サーバ記憶部33とを有している。各部31~33は、互いに通信可能に接続されている。
【0033】
このうちサーバ通信部31は、サーバ3とネットワーク4との間の通信インターフェースである。サーバ通信部31は、ネットワーク4を介してサーバ3と端末装置2との間で情報を送受信する。
【0034】
サーバ記憶部33は、たとえばハードディスク等の固定型データストレージである。サーバ記憶部33には、サーバ制御部32が取り扱う各種データが記憶される。たとえば、サーバ記憶部33は、交通ネットワーク情報を含む経路ネットワーク情報データベースと、地図情報を含む地図情報データベースと、施設情報とを含んでいる。
【0035】
交通ネットワーク情報は、鉄道やバス等の交通網や道路網(道路ネットワーク)を規定する情報である。交通網の情報としては、交通機関の路線情報、時刻表情報、料金情報等を含む。道路網の情報は、例えば交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのデータと、ノード間の道路区間であるリンクのデータとの組み合わせによって表現される。
【0036】
地図情報は、全国および各地方の道路地図などの地図データと、地図データに対応付けられた地図オブジェクト情報を含む。地図オブジェクト情報とは、地図上に表示される施設の形状についての形状情報、地図上に表示される注記についての注記情報、地図上に表示される記号についての記号情報などである。また、地図情報は公共交通機関の路線図に関する路線図情報を含んでいてもよい。
【0037】
施設情報は、位置情報(経緯度情報)が地図情報と紐づけられた各種施設に関する情報である。具体的には、各施設の利用シーン、種別(ジャンル)、住所、営業時間、定休日又は営業日、ユーザ(クチコミ)評価等の情報を含んでいる。
【0038】
上記の交通ネットワーク情報、地図情報及び施設情報は、所定のタイミングでアップデートされてもよい。
【0039】
なお、サーバ記憶部33は、必ずしもサーバ3内に設けられていなくてもよく、サーバ記憶部33の一部または全部は、ネットワーク4を介してサーバ3と通信可能に接続された別の装置内に設けられていてもよい。
【0040】
サーバ制御部32は、シーン決定部32aと、区間特定部32bと、種別決定部32cと、施設検索部32d、表示制御部32eとを有している。これらの各部32a~32eは、サーバ3内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
【0041】
シーン決定部32aは、検索対象の施設の利用シーンを決定する。具体的には、ユーザが端末装置2の端末入力部23を介して入力した情報(キーワード)に基づいて利用シーンを決定する。利用シーンとは、例えば、観光、フリーパス、引っ越し、飲み会、所定のサービスに対応したパスポート(サブスクリプションサービス)等の名称、子育て等、施設を利用する目的/状況である。
【0042】
図3は、端末装置2の端末表示部24に表示された表示画面50の一例を示す図である。図3に示すように、検索タグ51として、利用シーンを任意のキーワードでユーザが入力可能となっている。入力したキーワードは、変更ボタン51aを選択することにより、変更可能となっている。なお、プルダウンメニューからユーザが選択できるようにしてもよい。
【0043】
図1に戻って、区間特定部32bは、交通機関(電車、バス等)の路線の区間を特定する。例えば、端末装置2のユーザが出発地と目的地を指定して経路を探索した場合は、区間特定部32bは、その経路を区間として特定する。また、例えば、ユーザが定期券を指定した場合は、区間特定部32bは、その定期券に設定された路線の経路を区間として決定する。また、シーン決定部32aにより、利用シーンが決定されている場合には、区間特定部32bは、その利用シーンに応じて区間を特定する。例えば、利用シーンとして特定のフリーパスが指定(決定)されている場合には、当該特定のフリーパスが有効な路線の範囲を区間として決定する。
【0044】
図3は、端末装置2の端末表示部24に表示された表示画面50の一例を示す図である。図3に示すように、検索タグ51として、利用シーンの「観光地」、「〇〇フリーパス」が入力されている。そのため、区間特定部32bは、「〇〇フリーパス」が有効な路線の範囲「京都駅前~清水道」までを区間として特定している。区間特定部32bが特定した区間は、後述の表示制御部32eによって表示画面50の区間表示領域53にリスト表示される。
【0045】
図1に戻って、種別決定部32cは、検索対象の施設の一以上の種別(ジャンル)を決定する。種別とは、例えば、コンビニ、観光スポット、ATM、スーパーマーケット、100円ショップ、公園、銭湯、カフェ、料理ジャンル(らーめん、そば、中華、イタリアン等)等である。種別は、ユーザが端末装置2の端末入力部23を介して入力した情報に基づいて決定してもよいし、検索タグ51に入力したキーワード(利用シーン)に応じて自動的に決定してもよい。例えば、検索タグ51にキーワード「引っ越し」を入力した場合に「スーパー、コンビニ、100円ショップ」等がデフォルトで種別として決定されるようにしてもよい。この場合、デフォルトで決定された種別を後述のプルダウンメニュー52bに表示し、必要に応じてユーザが種別を追加または削除することで種別をカスタマイズできるようにしてもよい。
【0046】
図3に示す表示例では、表示画面50の絞り込み領域52において、施設の種別がプルダウンメニュー52bから選択できる。このプルダウンメニュー52bの項目は、初期設定で事前に決められていてもよいし、検索タグ51のキーワード(利用シーン)に連動して決まるようにしてもよい。ユーザがプルダウンメニュー52bから選択した種別は、後述の表示制御部32eによって種別表示領域54に表示される。これにより、ユーザが住環境に求める複数観点について一覧で比較することができる。
【0047】
図1に戻って、施設検索部32dは、種別決定部32cが決定した種別に基づいて、区間特定部32bが特定した区間に含まれる各地点(各駅、各停留所等)に対して周辺の施設を検索する。具体的には、施設検索部32dは、各地点から所定距離(図3の例では100m)の範囲内に位置する施設を対象に検索を行う。この所定距離は、ユーザが任意に設定できるようにしてもよいし、ユーザが利用する交通機関の車両種別に応じた距離に設定してもよい。例えば、ユーザが利用する交通機関の車両種別がバスの場合は、車両種別が電車の場合よりも所定距離が短く設定されるようにしてもよい。これは、バスは電車よりも地点(停留所)間の移動距離が短いためである。
【0048】
また、施設検索部32dは、交通機関の車両が区間の開始地点(出発地点)を所定の出発時刻に発車した場合に、当該車両が各地点(各駅、各停留所)に到着する到着時刻を考慮して、利用可能な施設を対象に施設検索を行うようにしてもよい。具体的には、施設検索部32dは、サーバ記憶部33に記憶された施設情報に含まれる営業時間に関する情報に基づき、運航便(車両)の各地点の到着時刻と、各地点から各施設までの徒歩ルートの距離及び所要時間とに基づいて、各施設が営業中か否かを判定し、該判定が肯定された施設を施設検索の対象とするようにしてもよい。これにより、当該区間の各地点に実際に到着する時刻に利用可能な施設を効率的に検索することができる。
【0049】
表示制御部32eは、端末装置2の端末表示部24に各種情報を表示するとともに、ユーザが操作可能なGUIを表示する。また、表示制御部32eは、各地点のリストとともに、施設検索部32dによる検索結果を各地点に対応付けて端末表示部24に表示する。
【0050】
図3に示す表示例では、表示制御部32eは、区間表示領域53に区間の各地点(各駅/停留所)をリストで表示し、施設検索部32dによる施設の検索結果(施設の有無に関する情報)を各地点に対応付けて検索結果表示領域55に表示している。検索結果表示領域55において、施設の各種別54に該当する施設が存在する場合には、リスト表示された各地点の同じ行にマーク(〇印)が表示されている。
【0051】
図4は、検索結果の他の表示例を示す図である。図4に示すように、検索結果表示領域55のマーク(〇印)の中に該当する施設の件数が表示されている。このマーク(〇印)をユーザがタップ等で選択すると、図5に示すように、該当する施設の詳細情報が表示画面50に表示される。
【0052】
図5は、施設の詳細情報の表示例を示す図である。図5に示すように、該当施設の所在地がマップ56上に表示されるとともに、営業時間等の情報が施設情報領域57に表示される。この施設情報領域57は、該当施設が複数存在する場合には、画面上でフリック操作等をすることにより他の施設情報に表示を切り替えることができる。図5の例では、「〇〇湯」の施設情報が表示された領域を左へフリック操作することにより、画面右側に隠れた他の施設情報を画面中央に表示させることができる。
【0053】
図6は、経路探索画面から施設検索画面への遷移の一例を示す図である。図6(A)に示すように、端末装置2のユーザが経路探索を行うと、出発地から経由地あるいは経由地から目的地の間の区間に存在する停車駅数が表示される。そして、ユーザが停車駅数を選択すると、図6(B)に示すように、当該停車駅数を構成する停車駅がリスト表示される。さらに、「施設情報」ボタンをユーザが選択することにより、図6(C)に示すように、施設検索画面に切り替えることができる。なお、これは画面遷移の一例であって、これに限定されるものではない。例えば、図6(A)に示す経路探索画面から直接、図6(C)に示す施設検索画面に遷移するようにしてもよい。
【0054】
図16は、画面遷移の他の例を示す図である。図16(A)に示すように、経路探索画面において、停車駅数を選択すると、図16(D)に示す施設検索画面に遷移する。また、図16(A)に示す経路探索画面における「定期券利用」に関する領域を選択するか、図16(B)に示す経路探索画面の「定期券料金・定期券登録」に関する領域を選択することにより、図16(C)に示す定期券情報画面に遷移する。そして、図16(C)において、「この区間の施設を確認する」と表示された領域を選択すると、図16(D)に示す施設検索画面に遷移する。
【0055】
図7は、施設検索結果の他の表示例を示す図である。図7に示すように、施設の種別として、例えば、各店舗のロゴ54a~54dが表示画面50に表示されている。そして、リスト表示された各地点(駅)とともに、停車地点(停車駅)を示すマーク58が表示画面50に表示されている。これにより、例えば、ユーザが利用する電車が急行電車であった場合に、当該急行電車の停車駅周辺の特定の施設(店舗)を効率よく検索することができる。なお、停車駅ではなく通過駅を明示的に示すようにしてもよい。
【0056】
図8は、電車の停車/通過駅情報とともに施設検索結果を表示した他の例を示す図である。図8に示すように、検索対象の区間の各駅のリストとともに、各車両種別(各停、急行、通勤特急等)の停車駅を示すマーク(〇印)が表示された停車駅情報領域61と、各駅に対応付けた各種別の施設件数が表示された施設検索結果領域62とが表示画面60に表示されている。このように、各車両種別の停車駅/通過駅に関する情報を施設検索結果と併せて表示させることにより、不動産物件の検索時等において不動産物件の最寄り駅の施設情報を車両種別に応じて効率的に検索することができる。また、ユーザが生活に必要とする施設の充実具合と交通の利便性とを、沿線の駅ごとに一目で把握することができる。これにより、不動産物件の検索対象となる最寄り駅を選択する際のユーザの意思決定を補助することができる。
【0057】
図9は、施設検索結果の他の表示例を示す図である。図9に示すように、リスト表示された各地点(各駅/停留所)に沿ったライン上に各施設の店舗のサムネイル画像が検索結果表示領域55に表示されている。このサムネイル画像は、各行において、各地点(各駅/停留所)に距離が近い順に表示されている。図9に示す例では、例えば、「錦糸町」駅に近い順に店舗AAA、店舗BBB、店舗CCCの順に表示されている。ここで、例えば、端末装置2のユーザが、「水天宮前」駅の周辺の店舗HHHのサムネイル画像をタップ操作等で選択すると、図10に示す店舗情報画面に遷移する。
【0058】
図10は、店舗情報画面の表示例を示す図である。図10に示すように、該当施設の所在地がマップ56上に表示されるとともに、クーポン57a等の情報が表示画面50に表示される。
【0059】
図11は、施設検索結果の他の表示例を示す図である。図11に示すように、各地点(各駅/停留所)に対応付けて、各施設がユーザ評価(クチコミ評価)の高い順に検索結果表示領域55に表示されている。ユーザ評価は施設選択にあたってユーザの意思決定に役立つ情報であり、このようにユーザ評価と関連付けて施設検索結果を表示することにより、ユーザが効率的に施設を検索することができる。また、ユーザ評価の高い施設(店舗)が区間内のどの地点(駅/停留所)に存在しているかをユーザが容易に把握することができる。図11において、例えば、ユーザが「錦糸町」駅周辺のラーメン店として最もユーザ評価の高い店舗を選択すると、図12に示す店舗情報画面に遷移する。
【0060】
図12は、店舗情報画面の表示例を示す図である。図10に示すように、該当施設の所在地がマップ56上に表示されるとともに、営業時間、クーポン57a等の情報が表示画面50に表示される。
【0061】
図13は、施設検索結果の他の表示例を示す図である。図13に示すように、検索タグ51としてキーワード「ABCパスポート」が指定されている。この「ABCパスポート」は、あるサービスの提供を受けるためのパスポート(サブスクリプションサービス)の名称の一例である。例えば、所定期間、定額料金にて特定の鉄道事業者のMaaS(Mobility as a Service)に関するサービスの提供を受けることができるパスポートであって、そのパスポート画面を店舗で提示すること等により割引やサービス等の店舗特典が受けられるものである。このパスポートに対応した各店舗のロゴ(E~H)が種別表示領域54に表示されている。これにより、所望の割引やサービスを受けられる店舗が区間内のどの地点(駅/停留所)の周辺に存在しているかをユーザが容易に把握することができる。このパスポートは店舗特典に加え、特定の路線区間内であれば鉄道の乗降が自由であるフリーパス機能を有するものであってもよい。
【0062】
図14は、施設検索結果の他の表示例を示す図である。図14に示すように、区間内の各地点(駅)に対応付けて、各施設(店舗)のロゴ54i~54kとともに特典情報541が表示画面50に表示されている。この特典情報541は、区間内の地点(駅/停留所)に紐づく特典に関する種別である。例えば、検索対象の区間が定期券の区間であった場合に、その定期券の所有者が特典を受けられる地点(駅/停留所)を検索する際にこの特典情報541を種別として指定する。図14の例では、特典として「ワークスペースの利用」ができる駅に対応付けてマーク(〇印)が表示されている。これにより、所定の区間の利用者であるユーザが、その区間の特典を受けられる駅を容易に把握することができる。
【0063】
図15は、施設検索結果の他の表示例を示す図である。図15に示すように、検索タグ51として、キーワード(利用シーン)「子育て」が指定されている。そして、表示画面50の施設検索の結果が、上記利用シーン「子育て」に関連する施設種別ごとに検索結果表示領域55に表示されている。このように、ユーザが具体的な利用シーンを指定することにより、ユーザが利用する区間内の所望の施設を効率的に検索することができる。
【0064】
(動作の一例)
次に、図2を参照して、情報処理システム1による動作の一例について説明する。図2は、情報処理システム1による動作の一例を示すフローチャートである。
【0065】
まず、サーバ制御部32のシーン決定部32aは、ユーザが端末装置2の端末入力部23を介して入力した情報(キーワード)に基づいて検索対象の施設の利用シーンを決定する(ステップS10)。
【0066】
次に、サーバ制御部32の区間特定部32bは、サーバ通信部31が受信した情報に基づいて、交通機関の路線の区間を特定する(ステップS11)。例えば、サーバ通信部31が受信した情報が経路探索の探索結果であれば、その出発地から目的地までのルートの区間を施設探索のための区間として特定する。また、ステップS10において、施設の利用シーンが決定されている場合には、区間特定部32bは、決定された利用シーンに応じた区間を特定する。例えば、利用シーンとして特定の「フリーパス」が決定されている場合には、その特定の「フリーパス」が有効な路線の範囲を区間として特定される。
【0067】
次に、サーバ制御部32の種別決定部32cは、検索対象の施設の一以上の種別を決定する(ステップS12)。ここで、ステップS10において利用シーンが決定されている場合には、種別決定部32cは、シーン決定部32aが決定した利用シーンに関連する施設の種別を検索対象の施設の種別として決定する。
【0068】
そして、サーバ制御部32の施設検索部32dは、種別決定部32bが決定した種別に基づいて、区間に含まれる各地点に対して周辺の施設を検索する(ステップS13)。
【0069】
最後に、サーバ制御部32の表示制御部32eは、各地点のリストとともに、施設検索部32dによる検索結果を各地点に対応付けて端末表示部24に表示する(ステップS14)。
【0070】
以上説明したように、本実施形態によれば、交通機関の路線の区間を特定する区間特定部32bと、検索対象の施設の一以上の種別を決定する種別決定部32cと、種別に基づいて、区間に含まれる各地点に対して周辺の施設を検索する施設検索部32dと、各地点のリストとともに、施設検索部32dによる検索結果を各地点に対応付けて端末表示部24に表示する表示制御部32eと、を備えるので、特定区間に存在する施設を容易に検索することができる。
【0071】
なお、上述した実施形態で説明した情報処理システム1の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ハードウェアで構成する場合には、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD-ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
【0072】
また、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
【0073】
さらに、一つ又は複数の情報処理装置によって情報処理システム1を機能させてもよい。複数の情報処理装置を用いる場合、情報処理装置のうちの1つをコンピュータとし、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより情報処理システム1の少なくとも1つの手段として機能が実現されてもよい。
【0074】
また、方法の発明においては、全ての工程(ステップ)をコンピュータによって自動制御で実現するようにしてもよい。また、各工程をコンピュータに実施させながら、工程間の進行制御を人の手によって実施するようにしてもよい。また、さらには、全工程のうちの少なくとも一部を人の手によって実施するようにしてもよい。
【0075】
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や様々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
【符号の説明】
【0076】
1 情報処理システム
2 端末装置
21 端末通信部
22 端末制御部
23 端末入力部
24 端末表示部
25 端末記憶部
3 サーバ
31 サーバ通信部
32 サーバ制御部
32a シーン決定部
32b 区間特定部
32c 種別決定部
32d 施設検索部
32e 表示制御部
33 サーバ記憶部
4 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図15
図16