(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024022200
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】サイロ用投入口装置
(51)【国際特許分類】
B65G 65/32 20060101AFI20240208BHJP
B65D 88/26 20060101ALI20240208BHJP
【FI】
B65G65/32 B
B65D88/26 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022125607
(22)【出願日】2022-08-05
(71)【出願人】
【識別番号】000163095
【氏名又は名称】極東開発工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 大輝
(72)【発明者】
【氏名】田中 遥子
【テーマコード(参考)】
3E170
3F075
【Fターム(参考)】
3E170AA16
3E170AB15
3E170GA09
3E170GA10
3E170WC12
3F075AA08
3F075BA04
3F075BB01
3F075CA01
3F075CA06
3F075CC15
3F075CD12
3F075DA30
(57)【要約】
【課題】サイロの上端部の変形や破損を防止できるサイロ用投入口装置を提供する。
【解決手段】端縁部A21により画定され、貯留物が投入される投入開口が上端部に形成されたサイロに対し、投入開口に重ねて取り付けられる取付体3と、取付体3を下方から支持する支持体6と、を備え、取付体3は、サイロの端縁部A21に載置可能なサイロ載置部30b1と、一端側の開口が前記サイロ内に連通し、貯留物をエア搬送によりサイロ内に投入可能な投入口が他端側に形成された投入部とを備え、支持体6は、少なくとも上下方向に変形可能な弾性を有し、サイロ載置部30b1と対向する端縁部A21の上部に設けられる、サイロ用投入口装置。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端縁部により画定され、貯留物が投入される投入開口が上端部に形成されたサイロに対し、前記投入開口に重ねて取り付けられる取付体と、
前記取付体を下方から支持する支持体と、を備え、
前記取付体は、前記サイロの前記端縁部に載置可能なサイロ載置部と、一端側の開口が前記サイロ内に連通し、前記貯留物をエア搬送により前記サイロ内に投入可能な投入口が他端側に形成された投入部とを備え、
前記支持体は、少なくとも上下方向に変形可能な弾性を有し、前記サイロ載置部と対向する前記端縁部の上部に設けられる、サイロ用投入口装置。
【請求項2】
前記サイロは、前記端縁部を有する筒部を備え、
径方向外側に延びる突出部を有し、且つ前記筒部に締め付け固定される湾曲形状のバンドを備え、
前記支持体は、前記筒部が有する前記端縁部の上部に設けられ、
前記取付体は、前記支持体に載置可能な前記サイロ載置部に加えて、前記突出部に載置される突出載置部を備える、請求項1に記載のサイロ用投入口装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイロ用投入口装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、燃料等に用いられる木質のペレットを貯蔵するサイロが屋外に設置されている(特許文献1参照)。このサイロは縦長円筒状に形成されており、前記サイロの上端部には上端開口を有する筒部が設けられている。また、前記上端開口は、前記ペレットを落下投入するための投入口となっている。
【0003】
よって、例えば、所定量の前記ペレットが収容されたフレキシブルコンテナバックを、クレーンにより前記サイロの前記投入口の真上まで吊り上げ、その状態で前記フレキシブルコンテナバック内の前記ペレットを前記投入口から前記サイロ内に投入する落下投入方法により、前記ペレットが前記サイロ内に投入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記ペレットを前記サイロ内に投入する方法としては前記落下投入方法以外に、エア搬送方法がある。このエア搬送方法では、例えば、地上側に設置されたエア搬送装置の送風管と前記サイロの前記投入口とをホースで接続し、前記エア搬送装置に投入された前記ペレットを、エア搬送により前記ホースを介して前記投入口から前記サイロ内に投入する。なお、前記エア搬送方法を採用する場合、前記サイロの上端部の前記投入口付近には、搬送のための搬送エアを前記サイロ外に逃がすために、サイロ用投入口装置を取り付ける必要がある。
【0006】
一方で、前記サイロは、一般に樹脂を成型することにより構成されている。そのため、例えば、成型された前記サイロにおいて、バリやヒケなどにより、前記筒部の上端には凹凸部分が形成されることがある。よって、前記サイロ用投入口装置を取り付けるべく、前記筒部の上端に前記サイロ用投入口装置を載置した際には、前記筒部の上端の前記凹凸部分のうち、上方に突出した凸部分に集中して荷重がかかり、前記サイロの上端の破損や変形につながるおそれがある。
【0007】
そこで、本発明は、サイロの上端部の変形や破損を防止できるサイロ用投入口装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、端縁部により画定され、貯留物が投入される投入開口が上端部に形成されたサイロに対し、前記投入開口に重ねて取り付けられる取付体と、前記取付体を下方から支持する支持体と、を備え、前記取付体は、前記サイロの前記端縁部に載置可能なサイロ載置部と、一端側の開口が前記サイロ内に連通し、前記貯留物をエア搬送により前記サイロ内に投入可能な投入口が他端側に形成された投入部とを備え、前記支持体は、少なくとも上下方向に変形可能な弾性を有し、前記サイロ載置部と対向する前記端縁部の上部に設けられる、サイロ用投入口装置である。
【0009】
前記構成によれば、少なくとも上下方向に変形可能な弾性を有し、前記取付体を下方から支持する前記支持体が、前記サイロ載置部と対向する前記端縁部の上部に設けられるため、前記サイロに対し、前記投入開口に重ねて前記取付体を取り付けて、前記サイロ載置部を前記端縁部に載置する際には、前記サイロ載置部が前記支持体を上下方向に弾性変形させながら前記支持体に載置されることで前記支持体の支持高さが均一になるため、前記支持体が前記サイロ載置部を周方向で均一に支持でき、前記サイロの上端部に加わる負荷を均一にできる。
【0010】
また、本発明では、前記サイロは、前記端縁部を有する筒部を備え、径方向外側に延びる突出部を有し、且つ前記筒部に締め付け固定される湾曲形状のバンドを備え、前記支持体は、前記筒部が有する前記端縁部の上部に設けられ、前記取付体は、前記支持体に載置可能な前記サイロ載置部に加えて、前記突出部に載置される突出載置部を備えていてもよい。
【0011】
前記構成によれば、前記支持体は、前記筒部が有する前記端縁部の上部に設けられるため、例えば、前記サイロ載置部が前記支持体に載置されることにより、前記取付体を前記サイロに取り付けることができ、また、湾曲形状の前記バンドが前記筒部に締め付け固定され、前記突出載置部が前記突出部に載置されることにより、前記取付体は、前記バンドを介して前記サイロに取り付けられるため、前記サイロ用投入口装置を前記サイロから外れ難くできる。
【発明の効果】
【0012】
よって、本発明のサイロ用投入口装置によれば、前記サイロの上端部に加わる負荷を均一にできるため、前記サイロの上端部の変形や破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、一実施形態において、エア搬送方法によりペレットをサイロ内に投入している状態を示す。
【
図2】
図2は、サイロに設置された一実施形態に係るサイロ用投入口装置の正面図である。
【
図3】
図3は、一実施形態に係るサイロ用投入口装置の平面図である。
【
図4】
図4は、一実施形態に係るサイロ用投入口装置と筒部の
図3におけるIV-IV方向における部分拡大断面図である。
【
図5】
図5は、一実施形態に係るサイロ用投入口装置のサイロに対する取り付け構造を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明のサイロ用投入口装置及びその設置方法に関して、一実施形態を説明する。このサイロ用投入口装置1は、例えば、屋外に設置されたサイロA内に、貯留物であり、燃料として使用される木質のペレット(図示しない)を投入して貯留する際に用いられる。
【0015】
以下の説明に際して、サイロAやサイロ用投入口装置1の上下の方向を「上下方向Y」と、サイロAやサイロ用投入口装置1の径の方向を「径方向X」と、サイロAやサイロ用投入口装置1の周の方向を「周方向」と称する。また、径方向Xのうち、
図3における上下の方向を「第一径方向X1」と、
図3における左右の方向を「第二径方向X2」と称する。
【0016】
説明の便宜上、まず、サイロ用投入口装置1が適用されるサイロAについて説明する。
【0017】
図1に示すように、サイロAは、縦長円筒状に形成されており、地上に設置された格子状の架台A4によって、地上から所定の高さ位置で支持されている。縦長円筒状のサイロAの上端部において、サイロ上端面A1が上側からサイロA内を覆っている。本実施形態のサイロ上端面A1は、径方向Xの外側から内側に進むほど上側に湾曲する湾曲形状に構成されている。本実施形態のサイロAは、樹脂成型により構成される。
【0018】
図1に示すように、サイロ上端面A1には、上側に突出する筒状の筒部A2が設けられている。よって、サイロAは、筒部A2を備える。本実施形態の筒部A2は、円筒状に構成される。
図4に示すように、筒部A2は、内面として周方向と上下方向Yに広がる筒内部A23と、外面として周方向と上下方向Yに広がる筒外部A22と、上端としての端縁部A21とを有する。本実施形態の筒内部A23と筒外部A22とは、上下方向Yに沿って延びる。そのため、筒部A2は、上下方向Yの各位置において径方向Xの長さが一定の筒状である。また、筒部A2は、中心軸が上下方向Yに沿って延びる筒状である。
図4,5に示すように、端縁部A21は、筒外部A22と筒内部A23とを連結している。この端縁部A21は、周方向及び径方向Xに広がる。そのため、端縁部A21は、筒部A2の上端面A21として構成されている。ところで、上述の通り、本実施形態のサイロAは、樹脂成型により構成される。そのため、本実施形態の端縁部A21には、バリやヒケが生じることによって、凹凸部分(図示しない)が形成されることがある。また、
図5に示すように、端縁部A21は、筒状の筒部A2における上端開口A20を画定している。筒部A2は、筒部A2内がサイロA内に連通している。そのため、上端開口A20は、サイロA内にペレットを投入するための投入開口A20として利用される。
【0019】
図1に示すように、サイロAの下部は円錐台状に形成されており、サイロAの下端には開閉可能な取出口A3が形成されている。これにより、サイロAは、投入開口A20からサイロA内に投入されたペレットを貯留し、取出口A3を開放することで、サイロA内に貯留されているペレットを外部へ取り出すことができるようになっている。このため、サイロAの下端には、取出口A3を開閉する取出機構(図示及び採番しない)が設けられている。
【0020】
続いて、サイロ用投入口装置1の構成について説明する。
【0021】
図1に示すように、サイロ用投入口装置1は、サイロAの上端部に着脱可能に設置され、少なくともエア搬送方法によりペレットをサイロA内に投入できるようにするためのものである。
図5に示すように、サイロ用投入口装置1は、取付構造体2と、支持体6とを備える。
【0022】
取付構造体2は、サイロAの上端部に設けられて使用される。
図5に示すように、取付構造体2は、取付体3と、バンド4と、取付体3とバンド4とを固定する固定手段5(
図3,4参照)とを備える。
【0023】
取付体3は、サイロAに対して、投入開口A20に重ねて取り付けられるためのものである。
図5に示すように、取付体3は、筒体30と、蓋体31とを備える。
【0024】
図4に示すように、筒体30は、筒本体部300と、筒フランジ部30aとを備える。また、
図5に示すように、筒本体部300は、円筒状に形成されている。そのため、筒本体部300は、内面として周方向と上下方向Yに広がる筒内面301と、外面として周方向と上下方向Yに広がる筒外面302とを有する。さらに、本実施形態では、筒内面301と筒外面302とが、上下方向Yに沿って延びる。そのため、筒本体部300は、上下方向Yの各位置において径方向Xの長さが一定になっている筒状である。筒内面301と筒外面302とは、上下方向Yの上側において、周方向と径方向Xに広がる筒上端面303(
図2,5参照)により連結されている。そのため、筒本体部300は、上端として筒上端面303を有する。この筒上端面303は、周方向に沿って延びる。この筒上端面303は、円筒状の筒本体部300における上端開口30Xを画定する。筒本体部300の上端開口30Xは、落下投入方法によりペレットをサイロA内に投入する際に利用される落下用投入口30Xとして構成される。
図4に示すように、筒本体部300の内径は、筒部A2の内径よりも小さい。また、筒本体部300の外径は、筒部A2の内径よりも小さい。
【0025】
図2,3,5に示すように、筒本体部300の筒外面302には、第一筒ブラケット304と、第二筒ブラケット305とが固定されている。第一筒ブラケット304は、平面視Ω状に構成されている。第一筒ブラケット304には、第一径方向X1において、ボルト等の締結部材が挿通される挿通孔(採番しない)が形成されている。第二筒ブラケット305は、平面視L字状に構成されている。第二筒ブラケット305には、第一径方向X1において、ボルト等の締結部材が挿通される挿通孔(採番しない)が形成されている。
図3に示すように、本実施形態では、第一筒ブラケット304と第二筒ブラケット305とが、第二径方向X2で対向するように配置されている。そのため、第一筒ブラケット304と第二筒ブラケット305とにより、筒体30の最大径の部位が規定される。
【0026】
図2,3に示すように、筒本体部300には、投入部として構成される投入管306が設けられている。投入管306は、後述するエア搬送装置Bからエア搬送されたペレットをサイロA内に案内して投入するための配管である。
図2に示すように、投入管306は、径方向Xに延びる投入横管307と、筒本体部300内に配置される投入エルボ管308とを備える。投入横管307は、径方向Xに延びる直管である。投入横管307は、筒本体部300の筒内面301及び筒外面302を貫通した状態で、筒本体部300に固定されている。本実施形態の投入横管307は、径方向Xに沿って筒本体部300を貫通している。投入横管307の一端は、筒本体部300の外側に配置され、投入横管307の他端は、筒本体部300の内側に配置されている。そのため、投入横管307の一端は、エア搬送されたペレットをサイロA内に投入可能なエア搬送用投入口として構成される。よって、本実施形態では、筒本体部300の上端開口30Xから落下投入方方法によってペレットを投入でき、投入横管307の一端からエア搬送方法によってペレットを投入できる。したがって、本実施形態のサイロ用投入口装置1は、落下投入方法とエア搬送方法の2種類の投入方法のどちらであっても、ペレットを投入可能に構成されている。なお、本実施形態の投入横管307の一端には、周方向に突出するフランジ部Aが形成されている。また、本実施形態では、フランジ部Aが投入横管307の全周に形成されている。
【0027】
投入エルボ管308は、エルボ状の管である。
図2に示すように、投入エルボ管308は、一端が投入横管307の他端に接続されて下側に屈曲している。本実施形態の投入エルボ管308は、少なくとも他端が筒本体部300及び後述する筒フランジ部30aよりも下側に配置されている。そのため、本実施形態の投入管306では、投入側端部としての投入横管307の一端が排出側端部としての投入エルボ管308の他端よりも上側に配置されている。
【0028】
よって、
図2に示すように、投入横管307の一端としてのエア搬送用投入口は、投入部の他端側に形成され、貯留物をエア搬送によりサイロA内に投入可能な投入口であり、投入エルボ管308の他端における開口は、投入部の一端側の開口としてサイロA内に連通する。
【0029】
図3に示すように、本実施形態の投入管306は、筒体30の中心を通る第一径方向X1の仮想線(図示しない)から45°回転した位置に中心軸が位置するように配置されている。また、本実施形態の投入管306は、筒体30の中心を通る第二径方向X2の仮想線よりも
図3における下側に配置されている。さらに、本実施形態の投入管306は、
図2,3における左側に配置されている。
【0030】
また、
図2,3に示すように、本実施形態の筒本体部300には、排出管309が設けられている。排出管309は、投入管306からサイロA内に投入された搬送エアを外部に排出するための配管である。本実施形態の排出管309は、円筒状で径方向Xに延びる直管である。排出管309は、筒本体部300の筒内面301及び筒外面302を貫通した状態で、筒本体部300に固定されている。そのため、排出管309は、一端が筒本体部300の外側に配置され、他端が筒本体部300の内側に配置されている。よって、排出管309は、筒本体部300内外に連通している。なお、本実施形態の排出管309において、筒本体部300の内側に配置される長さが、筒本体部300外側に配置される長さよりも短い。本実施形態の排出管309の内径は、投入管306の内径よりも大径である。
【0031】
図3に示すように、本実施形態の排出管309は、筒体30の中心を通る第一径方向X1の仮想線(図示しない)から45°回転した位置に中心軸が位置するように配置されている。また、本実施形態の排出管309は、筒体30の中心を通る第二径方向X2の仮想線よりも
図3における下側に配置されている。さらに、本実施形態の排出管309は、
図2,3において、投入管306よりも右側に配置されている。加えて、本実施形態の排出管309の他端は、上下方向Yにおいて、投入管306の排出側端部よりも上側に配置されている。
【0032】
図2,4,5に示すように、筒フランジ部30aは、筒本体部300の下側に設けられている。筒フランジ部30aは、筒フランジ本体部30bと、筒スカート部30cとを備える。
【0033】
図3に示すように、筒フランジ本体部30bは、環状に構成されている。本実施形態の筒フランジ本体部30bは、周方向に沿って延びる。また、
図2,4に示すように、筒フランジ本体部30bは、径方向Xの長さが上下方向Yの長さより長い。筒フランジ本体部30bは、筒本体部300の下端に接続されている。筒フランジ本体部30bの下端30b1は、周方向と径方向Xに広がる。この筒フランジ本体部30bの下端30b1は、周方向と径方向Xに沿う平面状の下端面30b1として構成されている。
図4に示すように、本実施形態の筒フランジ本体部30bの内径は、筒本体部300と筒部A2の内径よりも小径である。また、筒フランジ本体部30bの外径は、筒本体部300と筒部A2の外径よりも大径である。ここで、上述の通り、筒本体部300の外径は、筒部A2の内径よりも小さい。そのため、筒フランジ本体部30bのうち、筒本体部300と筒部A2との間が、筒本体部300と筒部A2との径差を補う部分(採番しない)となる。
【0034】
図4に示すように、筒スカート部30cは、筒フランジ本体部30bの下端面30b1から突出している。本実施形態の筒スカート部30cは、周方向全周に延びることによって環状に構成されている。本実施形態の筒スカート部30cは、上下方向Yに沿って延びる。筒スカート部30cの内径は、筒部A2の外径よりも大径である。そのため、
図4に示すように、筒部A2を径方向Xの外側から保護できると共に、後述する支持本体部61の径方向Xに延びる変形を許容できる。また、筒スカート部30cは、上下方向Yにおいて、筒部A2や筒本体部300よりも短い。さらに、筒スカート部30cは、上下方向Yの長さが、筒フランジ本体部30bよりも長い。
【0035】
図2,4に示すように、筒スカート部30cには、取付体3と後述するバンド4とを一体にして取付構造体2を構成する際に利用される筒取付部30dが設けられている。筒取付部30dは、上向きに開口するチャンネル材からなり、筒スカート部30cの径方向Xの外側に溶接されている。筒取付部30dには、上下方向Yに貫通する貫通孔が形成されている。ここで、
図3に示すように、本実施形態の筒取付部30dは、1つの筒固定取付部30hと、2つの筒可動取付部30e,30eとを備える。そのため、本実施形態の筒スカート部30cには、複数(具体的には、3つ)の筒取付部30dが設けられている。
図4に示すように、筒取付部30dは、筒スカート部30cから径方向Xの外側に突出して、下面が平面として構成される。
図3に示すように、筒可動取付部30eは、筒固定取付部30hよりも周方向で大きく形成されている。また、筒可動取付部30eに形成される貫通孔30fは、筒固定取付部30hに形成された貫通孔(図示及び採番しない)よりも周方向で大きく形成されている。そのため、筒可動取付部30eには、貫通孔30fとして周方向に延びる長孔30fが形成されている。さらに、
図4に示すように、本実施形態の筒可動取付部30eには、貫通孔30fよりも径方向Xの内側に、筒可動取付部30eに溜まった雨水を下側に落とすための水抜き孔30gが形成されている。
図3に示すように、これらの筒取付部30dは、周方向で等間隔(具体的には、120°毎)に配置されている。具体的に、2つの筒可動取付部30e,30eは、筒体30の中心を通る第二径方向X2の仮想線よりも
図3における下側に配置され、1つの筒固定取付部30hは、筒体30の中心を通る第二径方向X2の仮想線よりも
図3における上側に配置されている。なお、2つの筒可動取付部30e,30eは、筒体30の中心を通り、第一径方向X1に延びる仮想線から60°回転した位置に中心軸が位置するように配置されている。そして、1つの筒固定取付部30hは、筒体30の中心を通る第一径方向X1の仮想線上に中心軸が位置するように配置されている。
【0036】
図2,5に示すように、蓋体31は、落下投入方法によりペレットをサイロA内に投入するなどで落下用投入口30Xを開放する場合を除き、筒体30を上側から塞ぐためのものである。蓋体31は、蓋本体310と、蓋スカート部312とを備える。
【0037】
図2に示すように、蓋本体310は、筒本体部300に上側から被さることよって、落下用投入口30Xを上側から覆う。
図3に示すように、本実施形態の蓋本体310は、平面視円形状の板体である。
図2,3に示すように、蓋本体310は、筒部A2の内径及び筒本体部300の内径より大径である。蓋本体310の上端面には、作業者により蓋体31を回動する際に利用される取手部311が形成されている。
【0038】
図2に示すように、蓋スカート部312は、蓋本体310の下面から突出している。本実施形態の蓋スカート部312は、周方向全周に延びることによって環状に構成されている。蓋スカート部312の内径は、筒本体部300の外径よりも大径である。そのため、
図2,3に示すように、蓋体31で筒体30を塞いで取付体3を構成する際には、蓋スカート部312は、筒外面302を径方向Xの外側から囲い、径方向Xで筒体30内への雨水や伝い水の浸入や虫の侵入を防ぐ。また、蓋スカート部312の外径は、筒本体部300の筒外面302に固定されている第一筒ブラケット304と第二筒ブラケット305とにより規定される筒体30の最大径の部位よりも小さい。よって、蓋体31で筒体30を塞いで取付体3を構成する際に、蓋スカート部312は、第一筒ブラケット304と第二筒ブラケット305に載置される。
【0039】
図2,3,5に示すように、蓋スカート部312には、第一蓋ブラケット313と、第二蓋ブラケット314とが固定されている。第一蓋ブラケット313は、平面視Ω状に構成される。第一蓋ブラケット313には、第一径方向X1において、ボルトなどの締結部材を挿通するための挿通孔(採番しない)が形成されている。第一蓋ブラケット313は、周方向で、第一筒ブラケット304よりも短い。そのため、蓋体31で筒体30を塞いで取付体3を構成する際に、第一蓋ブラケット313は、第一筒ブラケット304に重なることができる。よって、
図3に示すように、第一蓋ブラケット313に第一筒ブラケット304を重ねた状態において、第一筒ブラケット304の挿通孔と第一蓋ブラケット313の挿通孔にボルト(採番しない)を挿通することにより、蓋体31は、蓋本体310が落下用投入口30Xを閉鎖した状態の閉鎖位置(
図2の実線位置)と、蓋本体310が落下用投入口30Xを開放した状態の開放位置(
図2の2点鎖線位置)との間で回動可能になる。
図3に示すように、第二蓋ブラケット314は、平面視L字状に構成されている。第二蓋ブラケット314には、第一径方向X1において、ボルト等の締結部材が挿通される挿通孔(採番しない)が形成されている。
図3に示すように、本実施形態では、第一蓋ブラケット313と第二蓋ブラケット314とが、第二径方向X2で対向するように配置されている。
【0040】
図2に示すように、バンド4は、筒部A2に締め付け固定されることにより使用される。バンド4は、バンド本体40と、突出部41とを有する。
【0041】
図5に示すように、バンド本体40は、湾曲形状(具体的には、有端湾曲形状)の帯板である。バンド本体40の内径は筒部A2の外径よりも大径である。
図4に示すように、バンド本体40の外径は、筒フランジ本体部30bの外径及び筒スカート部30cの内径よりも小径である。
【0042】
図2~5に示すように、突出部41は、バンド本体40の外面から径方向Xの外側に突出している。また、本実施形態の突出部41は、バンド本体40の上端から径方向Xの外側に突出している。本実施形態の突出部41は、バンド本体40の端部同士を固定するための一対の被締付部41a,41aと、バンド4と取付体3とを一体にして取付構造体2を構成する際に利用されるバンド取付部410とを備える。
【0043】
図2,3,5に示すように、一対の被締付部41a,41aは、バンド本体40の周方向の両端から径方向Xの外側に突出している。各被締付部41a,41aには、ボルト(採番しない)が挿通される貫通孔(採番しない)が形成されている。なお、各貫通孔は、径方向Xに延びる長孔とされている。
【0044】
図3,5に示すように、バンド取付部410は、周方向に所定間隔(具体的には、120°毎)をあけて複数(具体的には、3つ)設けられている。バンド取付部410は上面が平面として構成される。本実施形態のバンド取付部410は、1つのバンド固定取付部411と、2つのバンド可動取付部413,413とを備える。バンド固定取付部411は、平板状に構成されている。
図5に示すように、バンド固定取付部411には、上下方向Yに貫通する貫通孔412が形成されている。この貫通孔412は、径方向Xに延びる長孔である。また、
図3に示すように、バンド固定取付部411は、バンド4の中心を通る第一径方向X1の仮想線上に中心軸が位置するように配置されている。さらに、本実施形態のバンド固定取付部411は、第一径方向X1において、被締付部41aと対向するように配置されている。
【0045】
図2~5に示すように、バンド可動取付部413,413は、上向きに開口するチャンネル材からなり、
図4に示すように、上板部413aには上下方向Yに貫通する貫通孔414が形成されている。この貫通孔414は、上板部413aを径方向Xの外側端から内側に切り欠くことにより形成されている。また、この貫通孔414は、径方向Xに延びる長孔として構成される。また、バンド可動取付部413の下板部413bには、貫通孔414よりも径方向Xの内側に、上下方向Yに貫通する水抜き孔415が形成されている。
図3に示すように、バンド可動取付部413,413は、バンド本体40の中心を通る第一径方向X1の仮想線から、
図3における左右それぞれで60°回転した位置に径方向Xの中心軸が位置するように配置されている。また、バンド可動取付部413,413は、筒体30の中心を通る第二径方向X2の仮想線よりも
図3における下側に配置される。
【0046】
図3,4に示すように、固定手段5は、複数のボルト50およびナット51により構成されている。ボルト50は、貫通孔30fと貫通孔414に挿通可能に構成されている。ボルト50の軸の径は、周方向に延びる長孔30fとしての貫通孔30fよりも小径である。そのため、ボルト50と貫通孔30fとは周方向で相対的に動くことが可能である。
【0047】
図4,5に示すように、支持体6は、取付体3を下方から支持するためのものである。本実施形態の支持体6は、例えば、汎用の樹脂製パッキンにより構成されている。そのため、支持体6は、少なくとも上下方向Yに変形可能な弾性体である。支持体6は、支持取付部60と、支持取付部60の取り付け時の方向での上端に設けられる支持本体部61とを備える。この支持取付部60は、端縁部A21に取り付けられることにより使用される。ここで、本実施形態の支持取付部60には、芯材(採番しない)が内在している。この芯材は、支持取付部60をU字状に曲げられている。そのため、
図4に示すように、本実施形態の支持取付部60は、芯材に追従することにより、断面がU字状に構成されている。よって、
図4に示すように、本実施形態の支持取付部60は、径方向Xの内側と外側から筒部A2をはさむことにより、端縁部A21に取り付けられる。加えて、本実施形態において、U字状の支持取付部60には、内側に突出する支持突出部62が形成されている。また、本実施形態の支持取付部60は、周方向に広がる端縁部A21に対して全周に取り付けられるべく、環状に構成されている。支持本体部61は、断面形状が中空の円形状に構成される。支持本体部61は、上下方向Yに弾性変形可能に構成されている。具体的に、本実施形態の支持本体部61は、上下方向Yの圧縮により径方向Xに延びるように変形可能である。支持本体部61は、支持取付部60の上端に設けられている。また、本実施形態の支持本体部61は、環状の支持取付部60の全周に亘って配置されている。
【0048】
以上が、サイロ用投入口装置1の構成に関する説明であった。続いて、サイロ用投入口装置1を介してサイロA内に投入されるペレット、該ペレットを収容するフレキシブルコンテナバックC、エア搬送方法によりペレットをサイロA内に投入するために利用されるエア搬送装置B、ブロワE、バグフィルタFについて説明する。
【0049】
ペレットは、例えば、暖房装置の燃料として利用される。
図1に示すように、このペレットは、複数のフレキシブルコンテナバックCに所定量ずつ収容されている。フレキシブルコンテナバックCは、ペレットが収容されるバック本体C1と、バック本体C1に固定された引掛部C3とを有する。バック本体C1は略直方体状に形成され、バック本体C1の底面には、内部に収容されたペレットを排出可能な排出口(図示及び採番しない)が開閉可能に設けられている。
【0050】
前記複数のフレキシブルコンテナバックCは、トラックDの荷台D1上に積み込まれてサイロAの設置場所まで輸送される。トラックDには、多段式のブームD20と、ブームD20の先端部に設けられた吊下フックD21とを備えたクレーンD2が搭載されている。クレーンD2は、吊下フックD21にフレキシブルコンテナバックCの引掛部C3を引っ掛けることで、フレキシブルコンテナバックCを吊り上げることができるようになっている。
【0051】
図示しないが、例えば、フレキシブルコンテナバックCをトラックDのクレーンD2により、サイロAの上端部に設置されたサイロ用投入口装置1の落下用投入口30Xの真上まで吊り上げ、蓋本体310を開放位置まで回動させて落下用投入口30Xを開放した状態でフレキシブルコンテナバックCの排出口を開放することで、フレキシブルコンテナバックC内のペレットを、サイロA内へ落下投入できる。
【0052】
図1に示すように、エア搬送装置Bは、地上側(具体的には、トラックDの荷台D1)に設置され、サイロA内に搬送エアと共にペレットを投入するために利用される。エア搬送装置Bは、フレキシブルコンテナバックC内のペレットを投入可能な投入口(採番しない)を有するホッパ(採番しない)を備える。また、エア搬送装置Bは、自発的に搬送エアを発生させる機能を有している。このエア搬送装置Bには、投入ホースB1が接続される。また、
図1に示すように、投入ホースB1が投入管306の一端に接続される。
【0053】
サイロ用投入口装置1を用いたエア搬送方法では、
図1に示すように、例えば、サイロ用投入口装置1をサイロAの筒部A2に設置し、投入ホースB1を投入管306の一端とエア搬送装置Bに接続し、クレーンD2によりフレキシブルコンテナバックCをエア搬送装置Bのホッパの真上まで移動させ、フレキシブルコンテナバックCの排出口を開放して投入口を介してエア搬送装置B内にペレットを投入する。そして、エア搬送装置Bを駆動させることにより、ペレットが、エア搬送により投入ホースB1内を伝って搬送され、サイロ用投入口装置1を介して搬送エアと共にサイロA内に投入される。
【0054】
図1に示すように、ブロワEは、投入管306からサイロA内に投入される搬送エアを、排出管309の一端に接続された排出ホースE1を介してサイロA外に強制的に排出するものである。ブロワEは、搬送エアを吸い込む吸気口(採番しない)と、搬送エアを外部に排出する排気口(採番しない)とを有している。ブロワEの吸気口は、例えば管継手(採番しない)を介して排出ホースE1に接続されている。ブロワEの排気口には、該排気口から排気される搬送エアに含まれる粉塵等を除去するバグフィルタFが接続されている。これにより、投入管306からペレットと共にサイロA内に投入された搬送エアは、排出管309、排出ホースE1及び管継手を介してブロワEにより吸引され、バグフィルタFを介してサイロA外へ強制的に排出される。
【0055】
なお、ブロワEによりサイロA内の搬送エアが排出管309を介してサイロA外に排出されることで、サイロA内は負圧になる。
【0056】
続いて、サイロ用投入口装置1の設置方法について説明する。
【0057】
まず、地上において、取付体3とバンド4とを一体にして取付構造体2を仮組む仮組工程を行う。取付体3とバンド4とを一体にするべく、被締付部41a,41aに筒スカート部30cを載置すると共に、バンド取付部410に筒取付部30dを載置することにより、筒フランジ部30aをバンド4の突出部41に載置する。そのため、取付体3は、突出部41に載置される突出載置部を備え、本実施形態の突出載置部は、筒スカート部30cと筒取付部30dにより構成される。
【0058】
その後、バンド4(具体的には、バンド本体40)の径を変化可能な状態として、固定手段5でバンド取付部410と筒取付部30dとを固着させずに分離しない程度に連結するように固定する。具体的に、バンド固定取付部411に筒固定取付部30hを重ね、貫通孔412と貫通孔(図示及び採番しない)とにボルト50を挿通して、バンド固定取付部411と筒固定取付部30hとが分離しない程度にナット51を緩く締めて螺合する。また、バンド可動取付部413に筒可動取付部30eを重ね、貫通孔414と貫通孔30fとにボルト50を挿通して、バンド可動取付部413と筒可動取付部30eとが分離しない程度にナット51を緩く締めて螺合する。ここで、本実施形態では、ボルト50の軸の径は、貫通孔30fよりも小径であり、ボルト50と貫通孔30fとは周方向で相対的に動くことが可能である。よって、ボルト50とナット51とを螺合して、固定手段5で分離しない程度に連結するように固定した後であっても、筒可動取付部30eに対して固定手段5とバンド可動取付部413を周方向で動かすことにより、バンド本体40の径を変化できる。このように、サイロ用投入口装置1(具体的には、取付構造体2)を仮組む仮組工程を行う。
【0059】
続いて、作業者がサイロAに登って、支持体6を筒部A2に設置する支持体配置工程を行う。具体的には、支持取付部60を筒部A2の端縁部A21の上部に取り付ける。ここで、本実施形態の支持取付部60は、内在されるU字状の芯材に追従することによって、断面がU字状に構成されている。また、支持取付部60には、内側に突出する支持突出部62が形成されている。そのため、
図4に示すように、支持突出部62を弾性変形させて筒内部A23と筒外部A22とに当接させるように、支持取付部60で筒部A2をはさむことにより、支持取付部60は端縁部A21に取り付けられる。
【0060】
ところで、端縁部A21には、バリやヒケが生じることによって、凹凸部分が形成されていることがある。そのため、端縁部A21に支持取付部60を取り付けた際には、支持取付部60が端縁部A21の凹凸部分を覆う。さらに、本実施形態では、環状の支持取付部60を、周方向に広がる端縁部A21の全域に取り付ける。以上のように、支持体6を筒部A2の上端面A21としての端縁部A21に設ける支持体配置工程を行う。
【0061】
次に、仮組みした取付構造体2をサイロA上に運んでから、筒部A2に取り付ける取付工程を行う。具体的に、本実施形態の取付工程として、取付構造体2の下端面30b1を端縁部A21に設置された支持体6に設置する設置工程と、バンド4を筒部A2に締め付けて固定する締付工程とを行う。
【0062】
本実施形態の設置工程では、クレーンD2により仮組みした取付構造体2を筒部A2の真上に吊り上げて、上記の支持体配置工程でサイロAに登った作業者が、取付体3を投入開口A20に重ねるようにして、取付構造体2をサイロAに設置する。ところで、
図4に示すように、バンド本体40の内径及び筒スカート部30c内径は、筒部A2の外径よりも大径である。また、筒フランジ本体部30bの下端面30b1は、周方向と径方向Xに沿う平面状に構成されている。そのため、設置工程では、
図2,4に示すように、バンド本体40と筒スカート部30cとを筒部A2に外嵌し、筒フランジ本体部30bの下端面30b1を筒部A2の端縁部A21に載置する。よって、筒フランジ本体部30bの下端面30b1は、サイロAの端縁部A21に載置可能なサイロ載置部30b1として構成される。ところで、上述した支持体配置工程により、筒部A2の端縁部A21には支持体6が設置されている。そのため、サイロ載置部30b1は、端縁部A21(具体的には、端縁部A21の上部)と上下方向Yで対向しながら、支持体6(具体的には、支持本体部61)を上側から圧縮して径方向Xに延びるように変形させながら支持本体部61に載置される。具体的に、
図4に示すように、断面形状が中空の円形状に構成される本実施形態の支持本体部61が、サイロ載置部30b1によって上下方向Yに変形する。ここで、本実施形態の端縁部A21には、凹凸部分が形成されていることがある。そのため、サイロ載置部30b1は、支持本体部61のうち、凹凸部分における凸部分に設置された支持本体部61に最初に載置され、前記支持本体部61が下側に変形することで、凹凸部分における凹部分に設置された支持本体部61に載置される。また、本実施形態の支持本体部61は、環状の支持取付部60の全周に亘って配置されている。そのため、周方向の全周において、支持本体部61が弾性変形しながら取付構造体2を支持する。よって、弾性変形した支持本体部61の上面が平坦となるので、全周での支持体6による支持高さが均一になる。
【0063】
設置工程を行った後、締付工程を行う。締付工程では、バンド本体40を周方向で筒部A2の筒外部A22に当接するように締め付けた状態において、一対の被締付部41a,41aの貫通孔にボルトを挿通して、バンド4を筒部A2に締め付け固定させる。この際、バンド本体40を締め付けることにより、バンド可動取付部413,413が筒可動取付部30eに対して相対的に周方向に動き、固定手段5が筒可動取付部30eに形成される周方向に延びる長孔30fとしての貫通孔30fに対して周方向に動く。これにより、バンド本体40の締め付けが支障なく行われる。
【0064】
その後、ナット51を締めることにより、固定手段5で突出載置部としての筒取付部30dと突出部41(具体的には、バンド取付部410)とを固着するように締め付け固定する本組工程を行う。これにより、取付体3とバンド4とが上下方向Yにおいて固着した状態で一体となり、取付構造体2が組まれる。
【0065】
以上、本実施形態によれば、
図4に示すように、断面がU字状に構成される支持取付部60が筒部A2をはさんで端縁部A21に取り付けられることにより、上下方向Yに変形可能に構成された弾性体である支持体6が端縁部A21の上部に設けられる。そのため、取付体3を投入開口A20に重ねるようにして、取付構造体2を筒部A2に取り付ける際に、サイロ載置部30b1としての下端面30b1は支持本体部61に載置され、支持本体部61は、上側から圧縮されながら径方向Xに延びるように変形する。よって、支持本体部61による支持高さが均一となる。したがって、支持本体部61が下端面30b1を周方向で均一に支持でき、筒部A2に加わる負荷を均一にできる。
【0066】
また、本実施形態では、サイロ載置部30b1が支持本体部61に載置されることによって、取付体3がサイロAに取り付けられることに加えて、突出載置部が突出部41に載置されることで、締め付け固定されたバンド4を介して取付体3がサイロAに取り付けられる。そのため、サイロ用投入口装置1をサイロAに安定して設置でき、またサイロ用投入口装置1をサイロAから外れ難くできる。
【0067】
また、本実施形態のサイロ用投入口装置1の設置方法によれば、仮組工程では、地上において、突出載置部としての筒スカート部30cと筒取付部30dとを被締付部41a,41aとバンド取付部410に載置し、貫通孔412と貫通孔(図示及び採番しない)とにボルト50を挿通して、バンド固定取付部411と筒固定取付部30hとが分離しない程度にナット51を緩く締めて螺合することにより、サイロ用投入口装置1を仮組みし、設置工程では、クレーンD2により仮組みした取付構造体2を筒部A2の真上に吊り上げて、取付構造体2をサイロAに設置し、締付工程では、バンド本体40を周方向で筒部A2の筒外部A22に当接するように締め付けた状態において、一対の被締付部41a,41aの貫通孔にボルトを挿通して、バンド4を筒部A2に締め付け固定する。よって、バンド4を筒部A2に締め付けて固定する際には、仮組みしたサイロ用投入口装置1をサイロAの筒部A2に設置できる。
【0068】
また、本実施形態では、設置工程よりも前に支持体配置工程を行うため、設置工程では、サイロ載置部30b1が支持本体部61に載置されることにより、支持体6による支持高さが均一になって、筒部A2に加わる負荷を均一にできる。よって、サイロAの上端部の変形や破損を防止できる。
【0069】
また、
図4に示すように、本実施形態の筒本体部300の内径は、筒部A2の内径よりも小さい。そのため、サイロ用投入口装置1を介してサイロA内にペレットを投入する際には、ペレットがサイロ用投入口装置1から漏れることがなく、確実にペレットをサイロA内に投入できる。さらに、
図4に示すように、本実施形態では、筒本体部300の外径も筒部A2の内径よりも小さい。そのため、筒本体部300を筒部A2の内径上に配置でき、サイロ用投入口装置1を介してペレットを確実にサイロA内に投入できる。
【0070】
また、
図2に示すように、本実施形態の投入エルボ管308は、少なくとも他端が筒本体部300及び筒フランジ部30aよりも下側に配置されている。そのため、サイロ用投入口装置1をサイロAに設置した状態において、投入管306の排出側端部をサイロA内に配置でき、ペレットを確実にサイロA内に投入できる。
【0071】
また、
図2,3に示すように、本実施形態の排出管309において、筒本体部300の内側に配置される長さが、筒本体部300の外側に配置される長さよりも短い。そのため、例えば、落下用投入口30Xからペレットを投入した際に、排出管309のうち、筒本体部300の内側に配置される部分がペレットの落下の妨げになることを抑制できる。
【0072】
図2に示すように、本実施形態の排出管309の内径は、投入管306の内径よりも大径である。そのため、エア搬送によりペレットを投入する際に、投入される搬送エアの量よりも排出される搬送エアの量を多くすることができ、サイロA内を負圧にしやすい。
【0073】
また、本実施形態の排出管309の他端は、上下方向Yにおいて、投入管306の排出側端部よりも上側に配置されている。そのため、排出管309の他端と投入管306の排出側端部の上下方向Yの配置をずらすことにより、エア搬送によるペレット及び搬送エアの投入と搬送エアの排出とが互いに妨げになることを防止できる。
【0074】
また、
図4に示すように、本実施形態の筒スカート部30cは、その内径が筒部A2の外径よりも大径であり、且つ周方向全周に延びることによって環状に構成されている。そのため、取付体3を筒部A2に取り付けた際には、筒スカート部30cが筒部A2を径外側から保護することにより、全周から筒部A2内への虫などの侵入を防止できる。さらに、筒スカート部30cは、径方向Xに延びるように変形した支持本体部61を径方向Xの外側から保護することができる。
【0075】
また、本実施形態の投入管306、排出管309及び2つの筒可動取付部30e,30eは、第二径方向X2の仮想線よりも
図3における下側に配置されている。そのため、固定手段5による筒可動取付部30e,30eとバンド可動取付部413,413との締め付け固定、投入ホースB1と投入管306との接続、排出管309と排出ホースE1との接続を片側で行うことができるため、作業者の作業負担を軽減できる。
【0076】
また、本実施形態の筒取付部30d及びバンド取付部410は、周方向で等間隔(具体的には、120°毎)に配置されている。そのため、周方向における一定間隔ごとに、固定手段5で、筒取付部30dとバンド取付部410とを固定することにより、取付体3とバンド4とをしっかりと取り付け固定できる。
【0077】
また、
図3に示すように、本実施形態の投入管306及び排出管309は、筒体30の中心を通る第一径方向X1を通る仮想線から45°回転した位置に中心軸が位置するように配置され、2つの筒可動取付部30e,30eは、筒体30の中心を通り、第一径方向X1に延びる仮想線から60°回転した位置に中心軸が位置するように配置されている。そのため、投入管306、排出管309及び2つの筒可動取付部30e,30eは、ズレいた位置に配置されているので、例えば固定手段5による筒可動取付部30e,30eとバンド可動取付部413,413との締め付け固定の際に、投入管306及び排出管309が締め付け固定の妨げになることを防止できる。
【0078】
また、本実施形態では、ブロワEによりサイロA内の搬送エアが排出管309を介してサイロA外に排出されることでサイロA内が負圧になるため、その負圧によって、筒体30(具体的には、サイロ載置部30b1)は支持体6(具体的には、支持本体部61)に吸着される。よって、筒体30がサイロAから脱落することを抑制できる。ここで、本実施形態では、筒本体部300の下端に接続される筒フランジ本体部30bの外径は、筒本体部300と筒部A2の外径よりも大径である。そして、
図4に示すように、設置工程により、サイロ載置部30b1が支持本体部61に載置されることにより、支持本体部61は上側から圧縮されて径方向Xに延びる。よって、径方向Xに延びた支持本体部61は、径方向Xの内側及び外側においてサイロ載置部30b1に吸着される。したがって、本実施形態では、より一層、筒体30がサイロAから脱落することを抑制できる。
【0079】
また、本実施形態のバンド取付部410は、上面が平面として構成されている。そのため、バンド取付部410に筒取付部30dを載置しやすい。
【0080】
また、本実施形態の支持取付部60は、断面がU字状に構成され、径方向Xの内側と外側から筒部A2をはさむことにより、端縁部A21に取り付けられる。そのため、径方向Xの内側及び外側において、支持体6が筒部A2から外れることを防止できる。
【0081】
また、本実施形態では、取付工程よりも前に支持体配置工程を行う。ここで、支持体6は、汎用のパッキンにより構成されている。そのため、作業者が支持体6をサイロAの上側に運んでも、作業者の負担は少なくてすむ。
【0082】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能なものとする。
【0083】
上記実施形態のサイロ上端面A1は、径方向Xの外側から内側に進むほど上側に湾曲する湾曲形状に構成されていた。しかし、これに限らず、サイロ上端面A1は、上下方向Yの高さが一定の平面として構成されていてもよい。
【0084】
上記実施形態のサイロAは、樹脂成型により構成されていた。そのため、上記実施形態のサイロAは、樹脂製であった。しかし、これに限らず、例えば、サイロAは金属製であってもよい。
【0085】
上記実施形態では、サイロ上端面A1には上側に突出する筒状の筒部A2が設けられていた。そして、端縁部A21により画定される上端開口A20が投入開口A20として利用されていた。しかし、これに限らず、例えば、サイロ上端面A1に筒部A2を設けず、サイロ上端面A1に開口が形成され、該開口が投入開口として構成されていてもよい。この場合、サイロ上端面A1のうち、開口の周りが端縁部として構成され、支持体6は、サイロ上端面A1に構成される端縁部の上部に設置されることが考えられる。
【0086】
上記実施形態では、筒本体部300の外径は、筒部A2の内径よりも小さい場合について説明した。しかし、これに限らず、例えば、筒本体部300の外径及び内径それぞれが、筒部A2の外径及び内径それぞれと略同一であってもよい。この場合、筒本体部300の下端が、筒部A2の端縁部A21に載置されるサイロ載置部として構成されることが考えられる。さらに、筒本体部300の内径は、筒部A2の外径よりも大きくてもよい。この場合、筒フランジ本体部30bは、少なくとも筒本体部300と筒部A2との径差をなくすために筒本体部300の径内側に配置されるように、筒本体部300の下端に接続されることが考えられる。
【0087】
図4に示すように、上記実施形態では、筒本体部300の下端に接続されている筒フランジ本体部30bの下端面30b1が、端縁部A21に設置された支持体6に載置されていた。そのため、筒本体部300は、筒部A2よりも上側に配置されていた。しかし、これに限らず、例えば、筒部A2の内径よりも外径が小さい筒本体部300を筒部A2内に挿入するようにしてもよい。これにより、ペレットを確実にサイロA内に投入できる。
【0088】
上記実施形態では、筒部A2が円筒状に構成されていた。しかし、これに限らず、例えば、筒部A2が角筒状であってもよい。この場合、筒本体部300も角筒状であってもよい。
【0089】
上記実施形態の筒部A2は、上下方向Yの各位置における径方向Xの長さが一定の筒状であった。しかし、これに限らず、例えば、筒部A2は、上側又は下側に進むほど径方向Xの長さが長くなる又は短くなる筒状であってもよい。
【0090】
また、上記実施形態の筒部A2は、中心軸が上下方向Yに沿って延びる筒状であった。しかし、これに限らず、筒部A2は、中心軸が上下方向Yに対して斜めとなるように上下方向Yに延びる筒状でもよい。なお、筒本体部300についても同様である。
【0091】
上記実施形態の筒本体部300における筒上端面303が落下用投入口30Xとしての上端開口30Xを画定することにより、サイロ用投入口装置1は落下投入方法によりペレットをサイロA内に投入可能に構成されていた。しかし、これに限らず、例えば、筒本体部300は上端が閉じられた筒状に構成されることにより、サイロ用投入口装置1はエア搬送方法のみによりペレットをサイロA内に投入可能に構成されていてもよい。
【0092】
上記実施形態では、筒本体部300の外径は筒部A2の内径よりも小さかった。しかし、これに限らず、例えば、筒本体部300の内径が筒部A2の外径よりも大きくてもよい。
【0093】
上記実施形態の投入管306では、投入側端部としての投入横管307の一端が排出側端部としての投入エルボ管308の他端よりも上側に配置されていた。しかし、これに限らず、上下方向Yにおいて、投入側端部としての投入横管307の一端が排出側端部としての投入エルボ管308の他端とY同じ位置にあってもよい。
【0094】
上記実施形態では、U字状に曲げられた芯材に追従することにより、該芯材を内在する支持取付部60は、断面がU字状に構成されていた。しかし、これに限らず、例えば、支持取付部60には芯材が内在しておらず、支持取付部60は断面がU字状でなくてもよい。また、この場合、支持取付部60は、上記実施形態のように筒部A2をはさむ以外の方法、例えば、端縁部A21に接着によって取り付けられることが考えられる。
【0095】
上記実施形態では、支持本体部61は、断面形状が中空の円形状に構成されていた。しかし、これに限らず、支持本体部61は上下方向Yに変形するように構成されていればよい。
【0096】
上記実施形態では、
図5に示すように、支持取付部60は環状に構成されていた。そのため、支持体6は、周方向に広がる端縁部A21の全周に設けられていた。しかし、これに限らず、支持体6は、周方向に広がる端縁部A21に対して周方向に間隔をあけて複数設けられていてもよい。ここで、上述の通り、上記実施形態では、ブロワEによりサイロA内の搬送エアが排出管309を介してサイロA外に排出されることで、サイロA内は負圧になる。そのため、支持体6が、周方向に間隔をあけて複数設けられている場合であっても、サイロ載置部30b1と端縁部A21との上下方向Yの隙間から、ペレットやペレットをサイロA内に投入した際にサイロA内に流れる粉塵が筒部A2の外側に流れることは抑制される。
【0097】
ところで、上記実施形態では、筒スカート部30cの内径は、筒部A2の外径よりも大径である。そのため、
図4に示すように、サイロ用投入口装置1をサイロAに設置した状態において、筒スカート部30cと筒部A2との間には径方向Xで隙間が形成される。よって、ペレットをサイロA内に投入した際にサイロA内に流れる粉塵が、この隙間を介してサイロ用投入口装置1の外部に漏れないようにするために、隙間にシール部材を配置してもよい。
【0098】
例えば、上記実施形態では、木質のペレットをサイロA内に貯留される貯留物として説明したが、農産物、木質以外のペレットや家畜飼料等をサイロAの貯留物としてもよい。
【0099】
上記実施形態では、投入管306及び排出管309が筒本体部300に設けている場合について説明したが、これに限らず、投入管306及び排出管309の少なくとも一方を蓋体31に設けてもよい。この場合、投入管306及び排出管309の少なくとも一方が蓋本体310を上下方向Yに貫通した状態で、蓋本体310に固定されることが考えられる。また、サイロ用投入口装置1が排出管309を備える場合について説明したが、これに限らず、例えば、サイロ用投入口装置1は排出管309を備えず、サイロAが排出管309を備えるように構成されていてもよい。
【0100】
上記実施形態の蓋体31は、落下用投入口30Xを開閉するために筒体30に対して回動可能に構成されていたが、これに限らず、例えば、蓋体31は径方向にスライドすることにより落下用投入口30Xを開閉可能に構成されていてもよい。
【0101】
上記実施形態の固定手段5は、ボルトおよびナットにより構成されていたが、これに限らず、取付体3とバンド4とを固定するものであれば、他の固定手段5を用いてもよい。この場合、他の固定手段5により、仮組工程では、バンドの径を変化可能な状態として、突出部41及び突出載置部の両者を固着せず、両者が分離しない程度で連結するように固定し、本組工程では、突出載置部及び突出部41を両者が固着するように締め付け固定することが考えられる。
【0102】
上記実施形態では、バンド4が筒部A2に締め付けられることにより、サイロ用投入口装置1がサイロAに取り付けられていたが、これに限らず、例えば、筒部A2の端縁部A21に支持体6を配置して、サイロ載置部30b1が支持体6に支持されることにより、サイロ用投入口装置1がサイロAに取り付けられていてもよい。この場合、サイロ用投入口装置1は、バンド4を備えなくてもよい。
【0103】
上記実施形態では、サイロAは樹脂製である場合について説明したが、これに限らず、例えば、サイロAは金属やコンクリートや石により構成されていてもよい。
【0104】
上記実施形態の突出部41を構成する一対の被締付部41a,41aと、バンド取付部410とが、周方向に間隔をあけて配置されていた。しかし、これに限らず、例えば、突出部41を構成するバンド取付部410が周方向全周に設けられていてもよい。この場合、突出載置部も周方向全周に設けられていてもよい。
【0105】
上記実施形態では、設置工程において取付構造体2を筒部A2の真上に吊り上げて、取付構造体2をサイロAに設置すると説明した。しかし、これに限らず、例えば、取付工程として設置工程を行わずに、仮組工程により取付体3とバンド4とを一体化して構成した取付構造体2をサイロA上に運び、バンド4を筒部A2に締め付ける締付工程のみを行うようにしてもよい。この場合、サイロ載置部30b1として構成される下端面30b1が、支持本体部61と上下方向Yで離間するように配置されることが考えられる。そして、取付構造体2の自重によって取付構造体2が下側に動くことにより、後ほど、サイロ載置部30b1として構成される下端面30b1を支持本体部61に載置するようにしてもよい。よって、サイロ載置部30b1は、支持体6(具体的には、支持本体部61)に載置可能に構成されていればよい。
【0106】
上記実施形態では、バンド本体40が有端湾曲形状の帯板である場合について説明した。しかし、これに限らず、バンド本体40が端部を有しない無端湾曲形状(即ち、環状)に構成されていてもよい。この場合、バンド本体40は、周方向の長さを変化可能に構成されることが考えられる。よって、筒部A2の周方向の長さに合わせて、バンド40を周方向の長さを変化させることにより、バンド40を筒部A2に締め付けることができる。
【符号の説明】
【0107】
1:サイロ用投入口装置、2:取付構造体、3:取付体、30:筒体、300:筒本体部、301:筒内面、302:筒外面、303:筒上端面、304:第一筒ブラケット、305:第二筒ブラケット、306:投入管、307:投入横管、308:投入エルボ管、309:排出管、31:蓋体、310:蓋本体、311:取手部、312:蓋スカート部、313:第一蓋ブラケット、314:第二蓋ブラケット、30a:筒フランジ部
30b:筒フランジ本体部、30b1:下端面、サイロ載置部、30c:筒スカート部
30d:筒取付部、30e:筒可動取付部、30f:貫通孔、30g:水抜き孔、30h:筒固定取付部、30X:上端開口、落下用投入口、4:バンド、40:バンド本体、41:突出部、410:バンド取付部、411:バンド固定取付部、412:貫通孔、413:バンド可動取付部、413a:上板部、413b:下板部、414:貫通孔、415:水抜き孔、41a:被締付部、5:固定手段、50:ボルト、51:ナット、6:支持体、60:支持取付部、61:支持本体部、62:支持突出部、A:サイロ、フランジ部、A1:サイロ上端部、A1:サイロ上端面、A2:筒部、A20:上端開口、投入開口、A21:端縁部、A22:筒外部、A23:筒内部、A3:取出口、A4:架台、B:エア搬送装置、B1:投入ホース、C:フレキシブルコンテナバック、C1:バック本体、C3:引掛部、D:トラック、D1:荷台、D2:クレーン、D20:ブーム、D21:吊下フック、E:ブロワ、E1:排出ホース、F:バグフィルタ、X:径方向、X1:第一径方向、X2:第二径方向、Y:上下方向