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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024022423
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】移動端末会議スピーカボックス
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/32 20060101AFI20240208BHJP
   H04R 3/00 20060101ALI20240208BHJP
   H04N 5/64 20060101ALN20240208BHJP
   H04R 1/02 20060101ALN20240208BHJP
【FI】
H04R1/32 310A
H04R3/00 310
H04N5/64 541N
H04R1/02 102Z
H04R1/02 103B
【審査請求】有
【請求項の数】25
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022188346
(22)【出願日】2022-11-25
(31)【優先権主張番号】202210936339.7
(32)【優先日】2022-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522461804
【氏名又は名称】立臻科技(昆山)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Luxsan Technology (Kunshan) Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】168 First Avenue, Kunshan Integrated Free Trade Zone, Kunshan, Jiangsu, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】余家徳
【テーマコード(参考)】
5D017
5D018
5D220
【Fターム(参考)】
5D017AE24
5D017AE30
5D018AF03
5D018AF22
5D220AA12
5D220BA02
5D220DD03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】反転アセンブリの存在により、挟角を呈して設けられたケース及び移動端末を机面に横向きに置くスピーカボックスを提供する。
【解決手段】移動端末会議スピーカボックスにおいて、反転アセンブリ2の一端は、ケース1に接続され、接続材3は、反転アセンブリの他端に設けられ、移動端末に挿着して通信接続する。反転アセンブリは、ケースを、移動端末のスクリーンに突き合わせられる第1の位置と移動端末の背面に突き合わせられる第2の位置との間で回動する。第1のホーンは、ケース内に設けられ、移動端末の音声を拡大する。検出アセンブリ6は、ケースに設けられ、ケースの位置を検出する。制御ユニットは、検出アセンブリと第1のホーンとを通信接続し、検出アセンブリが検出したケースの位置情報を受信して、第1のホーンの作動を制御する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース(1)と、
一端が前記ケース(1)に接続される反転アセンブリ(2)と、
前記ケース(1)を、移動端末(100)のスクリーンに突き合わせられる第1の位置と前記移動端末(100)の背面に突き合わせられる第2の位置との間で回動可能にするように構成される前記反転アセンブリ(2)の他端に設けられ、移動端末(100)に挿着して通信接続するように構成される接続材(3)と、
前記ケース(1)内に設けられ、前記移動端末(100)の音声を拡大するように構成される第1のホーン(4)と、
前記ケース(1)に設けられ、前記ケース(1)の位置を検出するように構成される検出アセンブリ(6)と、
前記検出アセンブリ(6)と第1のホーン(4)とを通信接続し、前記検出アセンブリ(6)により検出された前記ケース(1)の位置情報を受信して、前記第1のホーン(4)の作動を制御するように構成される制御ユニット(300)と、を備える、
ことを特徴とする移動端末会議スピーカボックス。
【請求項2】
前記ケース(1)内に設けられて前記制御ユニット(300)に通信接続され、前記移動端末(100)の音声を拡大するように構成される第2のホーン(5)をさらに備え、前記ケース(1)が前記第1の位置に位置する状態で、前記第2のホーン(5)が動作し、前記ケース(1)が前記第2の位置に位置する状態で、前記第1のホーン(4)が動作し、前記ケース(1)が前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置に位置する状態で、前記第1のホーン(4)と前記第2のホーン(5)とが同時に動作する、
ことを特徴とする請求項1に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項3】
前記検出アセンブリ(6)は、
前記ケース(1)の正面に設けられ、前記第1の位置に位置する前記ケース(1)を検出するように構成される第1の検出材(61)と、
前記ケース(1)の裏面に設けられ、前記第2の位置に位置する前記ケース(1)を検出するように構成される第2の検出材(62)と、を備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項4】
前記ケース(1)は、第1の外殻(11)及び第2の外殻(12)を備え、前記第1の外殻(11)と前記第2の外殻(12)とが係合接続し、且つ前記第1の外殻(11)と前記第2の外殻(12)との間に取付キャビティが形成され、前記第1のホーン(4)及び前記第2のホーン(5)はいずれも前記取付キャビティ内に位置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項5】
前記第1のホーン(4)と前記第2のホーン(5)との両者のうち、それらの1つは、前記第1の外殻(11)に固定され、もう1つは、前記第2の外殻(12)に固定され、前記第1の外殻(11)には、第1の音量孔(111)が設けられ、前記第2の外殻(12)には、第2の音量孔(121)が設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項6】
前記第1のホーン(4)は、少なくとも2つ設けられ、前記第2のホーン(5)は、少なくとも2つ設けられており、前記第1のホーン(4)と前記第2のホーン(5)とは数量が同じで、且つ時計回りに沿って交互に配列される、
ことを特徴とする請求項2に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項7】
前記第1の検出材(61)及び前記第2の検出材(62)はいずれも前記取付キャビティ内に位置する、
ことを特徴とする請求項4に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項8】
前記第1の外殻(11)には第1の検出孔(112)が設けられており、前記第1の検出材(61)は、第1の外殻(11)に固定され、前記第1の検出材(61)は、前記第1の検出孔(112)により前記移動端末(100)のスクリーンとの間の距離を検出し、前記第2の外殻(12)には第2の検出孔(122)が設けられており、前記第2の検出材(62)は、前記第2の外殻(12)に固定され、前記第2の検出材(62)は、前記第2の検出孔(122)により前記移動端末(100)の背面との間の距離を検出する、
ことを特徴とする請求項7に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項9】
前記ケース(1)に設けられ、ユーザの音声を受信するように構成されるマイクアセンブリ(7)をさらに備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項10】
前記マイクアセンブリ(7)は、それぞれ前記ケース(1)の正面及び裏面に位置する第1のマイク(71)及び第2のマイク(72)を備える、
ことを特徴とする請求項9に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項11】
前記ケース(1)が前記第1の位置に位置する状態で、前記第2のマイク(72)が動作し、前記ケース(1)が前記第2の位置に位置する状態で、前記第1のマイク(71)が動作し、前記ケース(1)が前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置に位置する状態で、前記第1のマイク(71)と前記第2のマイク(72)とが同時に動作する、
ことを特徴とする請求項10に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項12】
前記反転アセンブリ(2)は、第1の反転材(21)及び第2の反転材(22)を備え、前記第1の反転材(21)と前記第2の反転材(22)との間は、回動接続し、前記ケース(1)と前記第2の反転材(22)との間は、回動接続し、前記接続材(3)は、前記第1の反転材(21)に設けられる、
ことを特徴とする請求項1~11のいずれか1項に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項13】
前記反転アセンブリ(2)は、
前記第1の反転材(21)と前記第2の反転材(22)との間に設けられ、前記第1の反転材(21)を前記第2の反転材(22)に対していずれか1つの位置方向に動き止めるように構成され、及び/又は、
前記第2の反転材(22)と前記ケース(1)との間に設けられ、第2の反転材(22)を前記ケース(1)に対していずれか1つの位置方向に動き止めるように構成される、ダンピングアセンブリ(23)をさらに備える、
ことを特徴とする請求項12に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項14】
前記反転アセンブリ(2)は、回動軸(221)及び回動孔をさらに備え、前記回動軸(221)と前記回動孔との両者のうち、それらの1つは、第1の反転材(21)に設けられ、もう1つは、第2の反転材(22)に設けられ、前記回動軸(221)は、前記回動孔の中に穿設される、
ことを特徴とする請求項13に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項15】
前記回動軸(221)は、第2の反転材(22)に設けられ、前記回動孔は、前記第1の反転材(21)に設けられ、前記第1の反転材(21)には、摩擦部(211)が設けられており、前記ダンピングアセンブリ(23)は、ダンピング材(231)を備え、前記ダンピング材(231)は、一部の前記回動軸(221)に環設され、且つ前記摩擦部(211)に当接可能である、
ことを特徴とする請求項14に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項16】
前記摩擦部(211)の表面粗さは、前記第1の反転材(21)の他の部位の表面粗さよりも大きい、
ことを特徴とする請求項15に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項17】
前記回動軸(221)は、前記第2の反転材(22)に設けられ、前記回動孔は、前記第1の反転材(21)に設けられ、前記ダンピングアセンブリ(23)は、ダンピングリング(232)及びダンピングシート(233)を備え、前記ダンピングリング(232)の軸方向には、いくつかの弾性凸起が均等に凸設されており、いくつかの前記弾性凸起の間には、いくつかの凹溝(23221)が形成され、前記ダンピングシート(233)には、係着部(2331)が凸設されており、前記ダンピングリング(232)は、前記回動軸(221)に固設され、前記ダンピングシート(233)は、前記第1の反転材(21)に固設され、前記第2の反転材(22)が前記第1の反転材(21)に対して回動する過程において、前記係着部(2331)は、択一に前記凹溝(23221)の中に係着される、
ことを特徴とする請求項14に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項18】
前記ダンピングリング(232)は、ストッパシート(2321)及び弾性リング(2322)を備え、前記弾性リング(2322)の断面は、波形を呈し、前記凹溝(23221)は、前記弾性リング(2322)のいずれか2つの隣り合う波の間に位置し、前記ストッパシート(2321)は、前記弾性リング(2322)の一端に設けられ、前記ストッパシート(2321)は、前記回動軸(221)の端部に当接する、
ことを特徴とする請求項17に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項19】
前記ストッパシート(2321)には、位置決め孔(3211)が設けられ、前記回動軸(221)の端部には、位置決め材が設けられており、前記位置決め材は、前記位置決め孔(3211)に穿設される、
ことを特徴とする請求項18に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項20】
前記ストッパシート(2321)と前記弾性リング(2322)とは、一体成形に設けられる、
ことを特徴とする請求項18に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項21】
前記ダンピングリング(232)と前記回動軸(221)との間は、粘着又は溶着され、及び/又は、
前記ダンピングシート(233)と前記第1の反転材(21)との間は、粘着又は溶着される、
ことを特徴とする請求項18に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項22】
前記回動軸(221)の軸方向には、連通孔(2211)が設けられており、前記接続材(3)に接続するケーブル(200)は、一部が前記第1の反転材(21)内に位置し、前記ケーブル(200)は、前記連通孔(2211)を通過し且つ一部が前記第2の反転材(22)内に位置する、
ことを特徴とする請求項14に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項23】
前記ケース(1)には、殻接続部(13)が凸設されており、前記第2の反転材(22)の一端には、第2の逃がし部(222)が凹設されており、前記殻接続部(13)は、前記第2の逃がし部(222)内に位置し、前記殻接続部(13)の両側と前記第2の逃がし部(222)の両側とは、それぞれ回動接続し、及び/又は、
前記第2の反転材(22)の他端には、第2の接続部(223)が凸設されており、前記第1の反転材(21)の一端には、第1の逃がし部(212)が設けられており、前記第2の接続部(223)は、前記第1の逃がし部(212)内に位置し、且つ前記第2の接続部(223)の両側と前記第1の逃がし部(212)の両側とは、それぞれ回動接続する、
ことを特徴とする請求項12に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項24】
前記ケース(1)の、前記第2の反転材(22)に近い一端、及び前記殻接続部(13)の、前記第2の逃がし部(222)に近い一端にはいずれも円弧面が設けられており、及び/又は、
前記第2の反転材(22)の両端、前記第2の逃がし部(222)の底部及び前記第2の接続部(223)の、前記第1の反転材(21)に近い一端にはいずれも円弧面が設けられており、及び/又は、
前記第1の反転材(21)の、前記第2の反転材(22)に近い一端には円弧面が設けられている、
ことを特徴とする請求項23に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【請求項25】
前記ケース(1)は、
移動端末(100)のスクリーンに接触するように構成される正面緩衝材(114)、及び/又は、
前記移動端末(100)の背面に接触するように構成される裏面緩衝材(124)を備える、
ことを特徴とする請求項1~11のいずれか1項に記載の移動端末会議スピーカボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スピーカボックスの技術分野に関し、特に、移動端末会議スピーカボックスに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話は応用がますます広がり、現代人にとって必須のツールになっており、人々のその機能への要求は日増しに高まり、簡単な双方の対話から3方の参加が必要とされる多方会談、ひいては携帯電話の会議の機能ニーズへと発展している。
【0003】
従来技術では、多くの型番の携帯電話は、ハンズフリー機能を備え、人々は、携帯電話のハンズフリー機能を使用して多方会談を行うことができる。しかし、携帯電話内蔵のスピーカは、パワーが限られており、発した音声の音量が低く、且つさまざまな干渉信号がいずれも携帯電話内蔵のマイクロホンに受信されて、音声の伝送に干渉するため、会談の人数が3人以上になると、オーディオ信号の受信であれ発信であれ、音声効果がいずれも悪くなり、はっきり聞き取ることができず、その上、携帯電話のスピーカの発声方向が単一であるため、スピーカの発声方向にいない会談者ははっきり聞き取れなくなる。
【0004】
市場には、ブルートゥース(登録商標)スピーカボックスも存在するが、ブルートゥース(登録商標)スピーカボックスを使用する場合は、スピーカボックスに電力を補充するために電源コードを余分に携帯する必要があり、ブルートゥース(登録商標)スピーカボックスは、体積が大きく電源コードが必要なため、携帯が不便である。
【0005】
また、会議中に、携帯電話のスクリーンを観るニーズもあり、ホルダがない場合、人為的に把持する必要があり、複数人の会議での使用が非常に不便である。
【0006】
したがって、スピーカの発声方向が単一であるという課題を解決するために、携帯電話会議スピーカボックスの開発が急務となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、従来技術において移動端末のスピーカの発声方向が単一であるという課題を解決するための移動端末会議スピーカボックスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、以下の技術案を採用する。
【0009】
本発明は、
ケースと、
一端が前記ケースに接続される反転アセンブリと、
前記ケースを、前記移動端末のスクリーンに突き合わせられる第1の位置と前記移動端末の背面に突き合わせられる第2の位置との間で回動可能にするように構成される前記反転アセンブリの他端に設けられ、移動端末に挿着して通信接続するように構成される接続材と、
前記ケース内に設けられ、前記移動端末の音声を拡大するように構成される第1のホーンと、
前記ケースに設けられ、前記ケースの位置を検出するように構成される検出アセンブリと、
前記検出アセンブリと第1のホーンとを通信接続し、前記検出アセンブリにより検出された前記ケースの位置情報を受信して、前記第1のホーンの作動を制御するように構成される制御ユニットと、を備える移動端末会議スピーカボックスを提供する。
【0010】
好ましいものとして、前記移動端末会議スピーカボックスは、前記ケース内に設けられて前記制御ユニットに通信接続され、前記移動端末の音声を拡大するように構成される第2のホーンをさらに備え、そのうち、前記ケースが前記第1の位置に位置する状態で、前記第2のホーンが動作し、前記ケースが前記第2の位置に位置する状態で、前記第1のホーンが動作し、前記ケースが前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置に位置する状態で、前記第1のホーンと前記第2のホーンとが同時に動作する。
【0011】
好ましいものとして、前記検出アセンブリは、前記ケースの正面に設けられ、前記第1の位置に位置する前記ケースを検出するように構成される第1の検出材と、前記ケースの裏面に設けられ、前記第2の位置に位置する前記ケースを検出するように構成される第2の検出材と、を備える。
【0012】
好ましいものとして、前記ケースは、第1の外殻及び第2の外殻を備え、前記第1の外殻と前記第2の外殻とが係合接続し、且つ前記第1の外殻と前記第2の外殻との間に取付キャビティが形成され、前記第1のホーン及び前記第2のホーンはいずれも前記取付キャビティ内に位置する。
【0013】
好ましいものとして、前記第1のホーンと前記第2のホーンとの両者のうち、それらの1つは、前記第1の外殻に固定され、もう1つは、前記第2の外殻に固定され、前記第1の外殻には、第1の音量孔が設けられ、前記第2の外殻には、第2の音量孔が設けられている。
【0014】
好ましいものとして、前記第1のホーンは、少なくとも2つ設けられ、前記第2のホーンは、少なくとも2つ設けられており、前記第1のホーンと前記第2のホーンとは数量が同じで、且つ時計回りに沿って交互に配列される。
【0015】
好ましいものとして、前記第1の検出材及び前記第2の検出材はいずれも前記取付キャビティ内に位置する。
【0016】
好ましいものとして、前記第1の外殻には第1の検出孔が設けられており、前記第1の検出材は、第1の外殻に固定され、前記第1の検出材は、前記第1の検出孔により前記移動端末のスクリーンとの間の距離を検出し、前記第2の外殻には第2の検出孔が設けられており、前記第2の検出材は、前記第2の外殻に固定され、前記第2の検出材は、前記第2の検出孔により前記移動端末の背面との間の距離を検出する。
【0017】
好ましいものとして、前記移動端末会議スピーカボックスは、前記ケースに設けられ、ユーザの音声を受信するように構成されるマイクアセンブリをさらに備える。
【0018】
好ましいものとして、前記マイクアセンブリは、それぞれ前記ケースの正面及び裏面に位置する第1のマイク及び第2のマイクを備える。
【0019】
好ましいものとして、前記ケースが前記第1の位置に位置する状態で、前記第2のマイクが動作し、前記ケースが前記第2の位置に位置する状態で、前記第1のマイクが動作し、前記ケースが前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置に位置する状態で、前記第1のマイクと前記第2のマイクとが同時に動作する。
【0020】
好ましいものとして、前記反転アセンブリは、第1の反転材及び第2の反転材を備え、前記第1の反転材と前記第2の反転材との間は、回動接続し、前記ケースと前記第2の反転材との間は、回動接続し、前記接続材は、前記第1の反転材に設けられる。
【0021】
好ましいものとして、前記反転アセンブリは、前記第1の反転材と前記第2の反転材との間に設けられ、前記第1の反転材を前記第2の反転材に対していずれか1つの位置方向に動き止めるように構成され、及び/又は、
前記第2の反転材と前記ケースとの間に設けられ、第2の反転材を前記ケースに対していずれか1つの位置方向に動き止めるように構成される、ダンピングアセンブリをさらに備える。
【0022】
好ましいものとして、前記反転アセンブリは、回動軸及び回動孔をさらに備え、前記回動軸と前記回動孔との両者のうち、それらの1つは、第1の反転材に設けられ、もう1つは、第2の反転材に設けられ、前記回動軸は、前記回動孔の中に穿設される。
【0023】
好ましいものとして、前記回動軸は、第2の反転材に設けられ、前記回動孔は、前記第1の反転材に設けられ、前記第1の反転材には、摩擦部が設けられており、前記ダンピングアセンブリは、ダンピング材を備え、前記ダンピング材は、一部の前記回動軸に環設され、且つ前記摩擦部に当接可能である。
【0024】
好ましいものとして、前記摩擦部の表面粗さは、前記第1の反転材の他の部位の表面粗さよりも大きい。
【0025】
好ましいものとして、前記回動軸は、前記第2の反転材に設けられ、前記回動孔は、前記第1の反転材に設けられ、前記ダンピングアセンブリは、ダンピングリング及びダンピングシートを備え、前記ダンピングリングの軸方向には、いくつかの弾性凸起が均等に凸設されており、いくつかの前記弾性凸起の間には、いくつかの凹溝が形成され、前記ダンピングシートには、係着部が凸設されており、前記ダンピングリングは、前記回動軸に固設され、前記ダンピングシートは、前記第1の反転材に固設され、前記第2の反転材が前記第1の反転材に対して回動する過程において、前記係着部は、択一に前記凹溝の中に係着される。
【0026】
好ましいものとして、前記ダンピングリングは、ストッパシート及び弾性リングを備え、前記弾性リングの断面は、波形を呈し、前記凹溝は、前記弾性リングのいずれか2つの隣り合う波の間に位置し、前記ストッパシートは、前記弾性リングの一端に設けられ、前記ストッパシートは、前記回動軸の端部に当接する。
【0027】
好ましいものとして、前記ストッパシートには、位置決め孔が設けられ、前記回動軸の端部には、位置決め材が設けられており、前記位置決め材は、前記位置決め孔に穿設される。
【0028】
好ましいものとして、前記ストッパシートと前記弾性リングとは、一体成形に設けられる。
【0029】
好ましいものとして、前記ダンピングリングと前記回動軸との間は、粘着又は溶着され、及び/又は、
前記ダンピングシートと前記第1の反転材との間は、粘着又は溶着される。
【0030】
好ましいものとして、前記回動軸の軸方向には、連通孔が設けられており、前記接続材に接続するケーブルは、一部が前記第1の反転材内に位置し、前記ケーブルは、前記連通孔を通過し且つ一部が前記第2の反転材内に位置する。
【0031】
好ましいものとして、前記ケースには、殻接続部が凸設されており、前記第2の反転材の一端には、第2の逃がし部が凹設されており、前記殻接続部は、前記第2の逃がし部内に位置し、前記殻接続部の両側と前記第2の逃がし部の両側とは、それぞれ回動接続し、及び/又は
前記第2の反転材の他端には、第2の接続部が凸設されており、前記第1の反転材の一端には、第1の逃がし部が設けられており、前記第2の接続部は、前記第1の逃がし部内に位置し、且つ前記第2の接続部の両側と前記第1の逃がし部の両側とは、それぞれ回動接続する。
【0032】
好ましいものとして、前記ケースの、前記第2の反転材に近い一端、及び前記殻接続部の、前記第2の逃がし部に近い一端にはいずれも円弧面が設けられており、及び/又は、
前記第2の反転材の両端、前記第2の逃がし部の底部及び前記第2の接続部の、前記第1の反転材に近い一端にはいずれも円弧面が設けられており、及び/又は、
前記第1の反転材の、前記第2の反転材に近い一端には円弧面が設けられている。
【0033】
好ましいものとして、前記ケースは、移動端末のスクリーンに接触するように構成される正面緩衝材、及び/又は、
前記移動端末の背面に接触するように構成される裏面緩衝材を備える。
【発明の効果】
【0034】
本発明の有益な効果は、以下の通りである。
本発明は、移動端末会議スピーカボックスを提供し、使用状態にあるときに、移動端末の音声は、第1のホーンにより拡大することができ、制御ユニット及び検出アセンブリの設定により、制御ユニットは、検出アセンブリにより検出されたケースの位置に応じて第1のホーンを作動するように制御することができ、第1のホーンは、ケースの異なる位置状態に応じて移動端末の音声に対して異なるモードの拡大を行うことができ、これにより、異なる会議のニーズが満たされ、1人や2人だけが移動端末前で会議に参加するときに、ケースを第1の位置又は第2の位置の状態にすることができ、人数が多く移動端末の周囲を取り囲む必要があるときに、ケースを第3の位置の状態にすることができ、さらに、反転アセンブリの存在により、挟角を呈して設けられたケース及び移動端末を、机面に横向きに置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】本発明の実施例における移動端末会議スピーカボックスの構造模式図である。
図2】本発明の実施例における第2の外殻及び第2のホーンの構造模式図である。
図3】本発明の実施例における第1の外殻及び第1のホーンの構造模式図である。
図4】本発明の実施例における移動端末会議スピーカボックスの内部の構造模式図である。
図5図2におけるA箇所の部分拡大模式図である。
図6】本発明の実施例におけるダンピングリング及びストッパシートの構造模式図である。
図7】本発明の実施例におけるダンピングリングの構造模式図である。
図8】本発明の実施例における移動端末会議スピーカボックスが第2の位置に位置する構造模式図である。
図9】本発明の実施例における移動端末会議スピーカボックスが第1の位置に位置する斜視構造模式図である。
図10】本発明の実施例における移動端末会議スピーカボックスが第1の位置に位置する右側面の構造模式図である。
図11】本発明の実施例における移動端末会議スピーカボックスが第3の位置に位置する構造模式図1である。
図12】本発明の実施例における移動端末会議スピーカボックスが第3の位置に位置する構造模式図2である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、図面を参照しながら本発明の技術案を明確且つ完全に説明するが、説明される実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではないことは明らかである。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を要しない前提で得られる全ての他の実施形態は、いずれも本発明の保護範囲に属している。
【0037】
なお、本発明の説明において、用語「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「内」、「外」などによって指示される方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本発明の説明を容易にし説明を簡略化するためのものに過ぎず、かかる装置又は素子が、特定の方位を有し、特定の方位で構成され操作されなければならないことを指示又は暗示するものではないため、本発明を制限するものとしては理解できない。また、用語「第1」、「第2」は、説明の目的のためのものに過ぎず、相対的な重要性を指示又は暗示するものとしては理解できない。そのうち、用語「第1の位置」及び「第2の位置」は、2つの異なる位置であり、さらに、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の真上及び斜め上にあることを含み、又は単に第1の特徴の水平高さが第2の特徴より高いことを示す。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の真下及び斜め下にあることを含み、又は単に第1の特徴の水平高さが第2の特徴より小さいことを示す。
【0038】
なお、本発明の説明では、別途明確に規定及び限定されない限り、用語「取り付け」、「繋がる」、「接続」は、広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能に接続され、又は一体に接続されてもよく、機械的接続であってもよいし、電気的接続であってもよく、直接繋がってもよいし、中間媒体を介して間接繋がってもよく、2つの素子の内部の連通であってもよい。当業者であれば、上記用語の本発明における具体的な意味は、具体的な状況に応じて理解することができる。
【0039】
以下、本発明の実施例を詳しく説明するが、前記実施例の例は、図面に示されており、そのうち、最初から最後まで同じ又は類似する符号は、同じ又は類似の素子、或いは同じ又は類似の機能を有する素子を示す。以下、図面を参照することにより説明される実施例は、例示的なものであり、本発明を解釈するためのものに過ぎず、本発明を制限するものとしては理解できない。
【0040】
従来技術では、多くの型番の移動端末は、ハンズフリー機能を備え、人々は、移動端末のハンズフリー機能を使用して多方会談を行うことができる。しかし、移動端末内蔵のスピーカは、パワーが限られており、発した音声の音量が低く、且つさまざまな干渉信号がいずれも移動端末内蔵のマイクロホンに受信され、音声の伝送に干渉するため、会談の人数が3人以上になると、オーディオ信号の受信であれ発信であれ、音声効果がいずれも悪く、はっきり聞き取ることができず、その上、移動端末のスピーカの発声方向が単一であるため、スピーカの発声方向にいない会談者ははっきり聞き取れなくなる。市場には、ブルートゥース(登録商標)スピーカボックスも存在するが、ブルートゥース(登録商標)スピーカボックスを使用する場合、スピーカボックスに電力を補充するために電源コードを余分に携帯する必要があり、ブルートゥース(登録商標)スピーカボックスは、体積が大きく電源コードが必要であるため、携帯が不便になる。また、会議中に、移動端末のスクリーンを観るニーズもあり、ホルダがない場合、人為的に把持する必要があり、複数人の会議での使用が非常に不便である。
【0041】
上記の、スピーカの発声方向が単一であるという課題を解決するために、図1~12に示すものを参照し、本実施例は、ケース1、反転アセンブリ2、接続材3、第1のホーン4、第2のホーン5及び検出アセンブリ6を備える移動端末会議スピーカボックスを提供し、そのうち、反転アセンブリ2の一端は、ケース1に接続され、接続材3は、反転アセンブリ2の他端に設けられ、移動端末100に挿着して通信接続するように構成され、反転アセンブリ2は、ケース1を、移動端末100のスクリーンに突き合わせられる第1の位置と移動端末100の背面に突き合わせられる第2の位置との間で回動可能にするように構成され、第1のホーン4は、ケース1の正面に設けられ、移動端末100の音声を拡大するように構成され、第2のホーン5は、ケース1の裏面に設けられ、移動端末100の音声を拡大するように構成され、検出アセンブリ6は、ケース1に設けられ、ケース1の位置を検出するように構成され、ケース1が第1の位置に位置する状態で、第2のホーン5が動作し、ケース1が第2の位置に位置する状態で、第1のホーン4が動作し、ケース1が第1の位置と第2の位置との間の第3の位置に位置する状態で、第1のホーン4と第2のホーン5とが同時に動作する。上記設定により、移動端末100の音声は、3つの拡大方式を有することができ、具体的には、移動端末100の音声は、第1のホーン4により拡大したり、第2のホーン5により拡大したり、第1のホーン4と第2のホーン5とにより同時に拡大したりしてもよく、異なる会議のニーズを満たすことができる。例示的に、1人や2人だけが移動端末100のスクリーン前でビデオ又はオーディオ会議に参加する場合、ケース1を第1の位置又は第2の位置の状態にして、第1のホーン4又は第2のホーン5を採用して移動端末100の音声を拡大することができ、人数が多く移動端末100の周囲を取り囲む必要がある場合は、ケース1を第3の位置の状態にすることができ、この時、第1のホーン4と第2のホーン5とは同時に移動端末100の音声を拡大し、さらに、反転アセンブリ2の存在により、挟角を呈して設けられたケース1及び移動端末100を、机面に横向きに置くことができ、この時、第1のホーン4及び第2のホーン5の伝播方向はいずれも水平方向であり、且つ方向が逆であり、移動端末100の四周を取り囲む人に会議中の音声をはっきり伝達することができる。
【0042】
無論、上記実施例において、第1のホーン4及び第2のホーン5はいずれも単一方向にしか拡声することができず、選択可能に、第1のホーン4及び第2のホーン5は、一体に集積されてもよい。別の実施形態において、第1のホーン4は、両面拡声のホーンであってもよく、動作時に、ある1つの片面が拡声したり両面が共同に拡声したりしてもよく、本実施例において、第2のホーン5の設定を直接に切り捨てもよく、同様に両面拡声の効果を奏することができる。他の実施形態において、第1のホーン4及び第2のホーン5はいずれも両面拡声のホーンであってもよく、これにより、好適なステレオサウンドを提供することができ、好ましくは、ケース1が第3の位置の状態にされるときに、第1のホーン4と第2のホーン5とは、同時に両面により移動端末100の音声を拡大し、ケース1が第1の位置又は第2の位置の状態にされるときに、拡大された音声は、移動端末100から離れたホーンの、移動端末から離れた一面からのみ放出される。
【0043】
本実施例において、移動端末100は、携帯電話又はタブレットであってもよい。そのうち、各図示における移動端末100の形態は、携帯電話である。なお、移動端末会議スピーカボックスは、コントローラをさらに備え、コントローラは、検出アセンブリ6、第1のホーン4及び第2のホーン5にいずれも通信接続され、コントローラは、検出アセンブリ6により検出されたケース1の位置信号を受信すると、第1のホーン4及び/又は第2のホーン5を動作するように制御する。そのうち、コントローラは、制御ユニット300に設けられ、また、制御ユニット300が回路基板であるときに、コントローラは即ち、回路基板に設けられる。
【0044】
そのうち、ケース1と移動端末100との間が90度程度又は270度程度の挟角を呈するときに、ケース1は、移動端末100のホルダとされることができ、移動端末100を横向きに立てることができる。特に、ケース1が移動端末100の後側に位置するときに、即ち、移動端末100との間の挟角が180度よりも大きいときに、ケース1は、移動端末100のスクリーンを遮蔽せず、ユーザは、移動端末100のスクリーンにより、映画又は会議により展示された内容を観ることができ、より良い使用体験を有することができる。
【0045】
検出アセンブリ6の構造に関し、本実施例において、選択可能に、検出アセンブリ6は、第1の検出材61及び第2の検出材62を備え、第1の検出材61は、ケース1の正面に設けられ、第1の検出材61は、第1の位置に位置するケース1を検出するように構成され、第2の検出材62は、ケース1の裏面に設けられ、第2の検出材62は、第2の位置に位置するケース1を検出するように構成される。
【0046】
具体的には、コントローラは、第1の検出材61及び第2の検出材62に通信接続される。第1の検出材61の具体的な構造に関し、本実施例において、選択可能に、第1の検出材61は、赤外センサーであってもよく、ケース1が移動端末100のスクリーンに突き合わせられるときに、第1の検出材61が遮蔽され、この時、第1の検出材61は検出信号を発し、コントローラは、第2のホーン5を動作するように制御する。第2の検出材62の具体的な構造に関し、本実施例において、選択可能に、第2の検出材62は、赤外センサーであってもよく、ケース1が移動端末100の背面に突き合わせられるときに、第2の検出材62が遮蔽され、この時、第2の検出材62は検出信号を発し、コントローラは、第1のホーン4を動作するように制御する。
【0047】
無論、本実施例の他の実施形態において、第1の検出材61及び第2の検出材62はいずれも距離センサーであってもよい。具体的には、第1の検出材61は、移動端末100のスクリーンとの間の距離がプリセット距離よりも小さいことを検出したときに、検出信号を生成し、コントローラは、第2のホーン5を動作するように制御する。第2の検出材62は、移動端末100の背面との間の距離がプリセット距離よりも小さいことを検出したときに、検出信号を生成し、コントローラは、第1のホーン4を動作するように制御する。そのうち、さらに、プリセット距離は、2ミリメートル~10ミリメートルであってもよく、無論、他の実施形態において、プリセット距離は、1ミリメートル又は0ミリメートルであってもよい。
【0048】
スピーカボックスの設計、加工及び生産を容易にするために、本実施例において、選択可能に、ケース1は、第1の外殻11及び第2の外殻12を備え、第1の外殻11と第2の外殻12とが係合接続し、且つ第1の外殻11と第2の外殻12との間に取付キャビティが形成され、第1のホーン4及び第2のホーン5はいずれも取付キャビティ内に位置する。該設定は外力の衝撃を受けないように、第1のホーン4及び第2のホーン5を保護することができる。選択可能に、第1の外殻11と第2の外殻12との間は、螺着、係着又は粘着の方式により接続可能である。
【0049】
選択可能に、第1のホーン4と第2のホーン5との両者のうち、それらの1つは、第1の外殻11に固定され、もう1つは、第2の外殻12に固定され、第1の外殻11には、第1の音量孔111が設けられ、第2の外殻12には、第2の音量孔121が設けられている。具体的には、第1の外殻11と第2の外殻12との相対位置に応じて第1のホーン4と第2のホーン5との相対位置を設けることができる。例示的に、第1の外殻11は、移動端末100のスクリーンに突き合わせ可能であり、本実施例において、第2のホーン5が第2の外殻12に固定される。該設定は、固定後のホーンの音声の伝播をより容易にし、且つ、ホーンの接続線路が背部に設けられるため、上記設定は、線路の配置に有利である。
【0050】
ホーンの数量に関し、本実施例において、好ましくは、第1のホーン4は、少なくとも2つ設けられ、第2のホーン5は、少なくとも2つ設けられている。上記数量の設定は、一方で、外へ再生する音量を大きくすることができ、他方で、同じ側におけるそれらのうちの1つのホーンが損傷した後、他のホーンにより交替を行うこともでき、作業の遅延が回避される。
【0051】
選択可能に、第1のホーン4の厚さ及び第2のホーン5の厚さは同じであり、第1のホーン4の背面と第2のホーン5の正面とは面一であり、且つ第1のホーン4の正面と第2のホーン5の背面とは面一である。上記厚さの設定は、ケース1の内部空間を可能な限り合理的に利用することができる。無論、異なる使用効果を得る、又は異なる作業ニーズに適応するために、第2のホーン5のパワーが第1のホーン4よりも大きくなることを選択することができ、この時、第2のホーン5の厚さは、第1のホーン4の厚さより大きくなってもよい。
【0052】
取り付けを容易にするために、本実施例において、選択可能に、第1のホーン4と第2のホーン5とは数量が同じで、且つ時計回りに沿って交互に配列される。該設定は、重力の均等分配の実現に寄与し、移動端末会議スピーカボックス全体の手感をより良くさせ、且つ机面に置かれる安定性の向上に寄与する。
【0053】
本実施例において、選択可能に、第1の検出材61及び第2の検出材62はいずれも取付キャビティ内に位置する。上記位置の設定は外力の衝撃を受けないように、第1の検出材61及び第2の検出材62を保護することができ、第1の検出材61及び第2の検出材62の使用寿命の向上に寄与する。
【0054】
検出方式に関し、具体的には、第1の外殻11には第1の検出孔112が設けられており、第1の検出材61は、第1の外殻11に固定され、第1の検出材61は、第1の検出孔112により移動端末100のスクリーンとの間の距離を検出し、第2の外殻12には第2の検出孔122が設けられており、第2の検出材62は、第2の外殻12に固定され、第2の検出材62は、第2の検出孔122により移動端末100の背面との間の距離を検出する。第1の検出孔112及び第2の検出孔122の設定は、取付キャビティを外界に連通させ、さらに検出信号の伝送を実現する。さらに、2つの保護蓋は、それぞれ第1の検出孔112及び第2の検出孔122に蓋設される。そのうち、保護蓋の材質はガラスである。
【0055】
別の実施形態において、第1の外殻11及び第2の外殻12は、透明材質であってもよく、この場合、第1の検出孔112及び第2の検出孔122が設けられなくてもよく、さらに、内部の構造を観察することができ、第1の検出材61及び第2の検出材62が光センサーであるときに、ケースの位置状態を速やかに検出することができる。
【0056】
移動端末100のマイクが会議中に異なる方向の会議参加者の音声をはっきり受信しにくいことを考慮し、移動端末会議スピーカボックスは、マイクアセンブリ7をさらに備え、マイクアセンブリ7は、ケース1に設けられ、マイクアセンブリ7は、会議参加者の音声を受信するように構成される。
【0057】
具体的には、第1のホーン4及び第2のホーン5を参照し、マイクアセンブリ7は、第1のマイク71及び第2のマイク72を備え、第1のマイク71及び第2のマイク72は、それぞれケース1の正面及び裏面に位置し、ケース1が第1の位置に位置する状態で、第2のマイク72が動作し、ケース1が第2の位置に位置する状態で、第1のマイク71が動作し、ケース1が第1の位置と第2の位置との間の第3の位置に位置する状態で、第1のマイク71と第2のマイク72とが同時に動作する。2つのマイクの設定は、多方位の会議参加者の音声の収集を実現可能である。そのうち、2つのマイクはいずれも取付キャビティ内に設けられ、第1の外殻11には、正面音孔113が設けられており、第1のマイク71は、正面音孔113によりユーザの音声を受信し、第2の外殻12には裏面音孔123が設けられており、第2のマイク72は、裏面音孔123によりユーザの音声を受信する。
【0058】
移動端末100のスクリーンを擦れから保護するために、本実施例において、好ましくは、ケース1は、正面緩衝材114を備え、正面緩衝材114は、移動端末100のスクリーンに接触するように構成される。そのうち、正面緩衝材114は、ゴム材質又はシリコーンゴム材質であってもよい。
【0059】
選択可能に、ケース1の正面には、正面支持部が凸設されており、正面緩衝材114は、正面支持部に設けられる。正面支持部の設定は、ケース1と移動端末100のスクリーンとの間の距離の拡張に寄与し、一方で、正面緩衝材114が緩衝の役割を果たすことができる前提で、厚さを可能な限り薄くすることができ、ケース1全体が移動端末100のスクリーンに突き合わせられることを回避することを可能にする。他方で、移動端末会議スピーカボックスの動作方式は、ケース1が任意の位置にある状況で、2つのホーンが同時に動作するという方式であってもよい。又は、別の実施形態において、ケース1が第1の位置に位置する状態で、第1のホーン4と第2のホーン5とは同時に動作し、ケース1が第2の位置に位置する状態で、第1のホーン4は動作する。本実施例において、正面支持部の設定は、正面緩衝材が移動端末100のスクリーンに突き合わせられるときに、ケース1の正面の大部分と移動端末100のスクリーンとの間にスリットがあり、第1のホーン4の音声が該スリットにより伝播して出てくることができることを可能にする。選択可能に、正面支持部がケース1の正面より突出する距離は、2ミリメートル~5ミリメートルであってもよく、即ち、正面緩衝材114が移動端末100のスクリーンに突き合わせられるときに、第1の外殻11における、第1の音量孔111が設けられる位置と移動端末100のスクリーンとの間の距離は、2ミリメートル~5ミリメートルである。
【0060】
移動端末100の背面を擦れから保護するために、選択可能に、ケース1は、裏面緩衝材124を備え、裏面緩衝材124は、移動端末100の背面に接触するように構成される。そのうち、裏面緩衝材124は、ゴム材質又はシリコーンゴム材質であってもよい。
【0061】
さらに、ケース1の裏面には、裏面支持部が凸設されており、裏面緩衝材124は、裏面支持部に設けられる。一方で、裏面緩衝材124が緩衝の役割を果たすことができるうえで、厚さを可能な限り薄くすることができ、ケース1全体が移動端末100の背面に突き合わせられることを回避することを可能にする。他方で、上記裏面支持部の存在のもと、移動端末会議スピーカボックスの動作方式は、ケース1が任意の位置にある状況で、2つのホーンが同時に動作するという方式であってもよい。又は、別の実施形態において、ケース1が第1の位置に位置する状態で、第2のホーン5は動作し、ケース1が第2の位置に位置する状態で、第1のホーン4と第2のホーン5とは同時に動作する。裏面支持部の高さ設定に関し、正面支持部を参照することができる。
【0062】
一実施形態において、ケース1の正面には、正面支持部が凸設されており、ケース1の裏面には、裏面支持部が凸設されており、移動端末100のスクリーンを擦れから保護することができ、移動端末100の背面を擦れから保護することもできる。
【0063】
無論、裏面支持部及び正面支持部を有する実施例において、移動端末会議スピーカボックスの動作方式は、ケース1が任意の位置にある状況で、2つのホーンが同時に動作し、又はケース1が第1の位置に位置する状態で、第1のホーン4が動作し、ケース1が第2の位置に位置する状態で、第2のホーン5が動作するという方式であってもよい。
【0064】
裏面支持部及び正面支持部を有する実施例において、第1のマイク71及び第2のマイク72の動作方式は、第1のホーン4及び第2のホーン5の動作方式を参照することができ、具体的な動作方式を限定としない。例示的に、ケース1が第1の位置にあるときに、第1のマイク71は動作し、ケース1が第2の位置にあるときに、第2のマイク72は動作する。本実施例の別の実施形態において、ケース1が任意の位置にあるときに、第1のマイク71と第2のマイク72とは同時に動作する。
【0065】
反転アセンブリ2に関し、本実施例において、選択可能に、反転アセンブリ2は、第1の反転材21及び第2の反転材22を備え、第1の反転材21と第2の反転材22との間は、回動接続し、ケース1と第2の反転材22との間は、回動接続し、接続材3は、第1の反転材21に設けられる。2つの反転材の設定は、ケース1が第1の位置と第2の位置との間で変換することを実現可能であり、且つ使用がより快適で、見た目もよりテクノロジー感を持っている。
【0066】
本実施例において、選択可能に、ケース1には、殻接続部13が凸設されており、第2の反転材22の一端には、第2の逃がし部222が凹設されており、殻接続部13は、第2の逃がし部222内に位置し、殻接続部13の両側と第2の逃がし部222の両側とはそれぞれ回動接続する。上記構造の設定により、ケース1及び第2の反転材22の全体のサイズの低減に寄与する。
【0067】
別の実施形態において、第2の反転材22の他端には第2の接続部223が凸設されており、第1の反転材21の一端には、第1の逃がし部212が設けられており、第2の接続部223は、第1の逃がし部212内に位置し、且つ第2の接続部223の両側と第1の逃がし部212の両側とはそれぞれ回動接続する。上記構造の設定により、第2の反転材22及び第1の反転材21の全体のサイズの低減に寄与する。
【0068】
3つ目の実施形態において、ケース1には、殻接続部13が凸設されており、第2の反転材22の一端には、第2の逃がし部222が凹設されており、殻接続部13は、第2の逃がし部222内に位置し、殻接続部13の両側と第2の逃がし部222の両側とはそれぞれ回動接続し、且つ第2の反転材22の他端には、第2の接続部223が凸設されており、第1の反転材21の一端には、第1の逃がし部212が設けられており、第2の接続部223は、第1の逃がし部212内に位置し、且つ第2の接続部223の両側と第1の逃がし部212の両側とはそれぞれ回動接続する。上記構造の設定により、反転アセンブリ2の全体のサイズの低減に寄与する。
【0069】
反転アセンブリ2のサイズをさらに縮小するために、本実施例は、以下の3つの実施形態が設けられ、そのうち、一実施形態において、ケース1の、第2の反転材22に近い一端、及び殻接続部13の、第2の逃がし部222に近い一端にはいずれも円弧面が設けられている。第2の実施形態において、第2の反転材22の両端、第2の逃がし部222の底部及び第2の接続部223の、第1の反転材21に近い一端にはいずれも円弧面が設けられている。第3の実施形態において、第1の反転材21の、第2の反転材22に近い一端には円弧面が設けられている。言い換えれば、ケース1と第2の反転材22との隣り合う端はいずれも半円柱構造であり、第2の反転材22と第1の反転材21との隣り合う端はいずれも半円柱構造である。上記円弧面の設定は、反転アセンブリ2が折曲可能である前提で、ケース1と第2の反転材22との間の隙間及び第2の反転材22と第1の反転材21との間の隙間が、可能な限り低減され、反転アセンブリ2のサイズをさらに縮小するようにする。なお、上記3つの実施形態は、個別に実施するか又は任意の2つ又は3つを同時に実施してもよく、円弧面が存在する実施形態であれば、いずれも反転アセンブリ2のサイズの縮小に有利である。より一層、各円弧面が会議音響の中間から両側方向へと徐々に収縮し、これにより、ケース1と第2の反転材22との間の隙間及び第2の反転材22と第1の反転材21との間の隙間は、会議音響の中間から両側方向へと徐々に広がり、反転アセンブリ2の折曲過程において、ケース1と第2の反転材22との間及び第2の反転材22と第1の反転材21との間に干渉が現れることを回避する。
【0070】
反転アセンブリ2は、ダンピングアセンブリ23をさらに備え、ダンピングアセンブリ23の設定に関し、別の実施形態において、ダンピングアセンブリ23は、第1の反転材21と第2の反転材22との間に設けられ、第1の反転材21を第2の反転材22に対していずれか1つの位置方向に動き止めるように構成される。ダンピングアセンブリ23の設定は、第1の反転材21の、第2の反転材22の相対位置に対する固定を実現可能であり、さらに、移動端末100と移動端末会議スピーカボックスとの相対位置の固定に寄与し、また、使用の手感を向上させ、ユーザ体験を改善することができる。
【0071】
別の実施形態において、ダンピングアセンブリ23は、第2の反転材22とケース1との間に設けられ、ダンピングアセンブリ23は、第2の反転材22をケース1に対していずれか1つの位置方向に動き止めるように構成される。ダンピングアセンブリ23の設定は、第2の反転材22とケース1との相対位置の固定を実現可能であり、さらに、移動端末100と移動端末会議スピーカボックスとの相対位置の固定に寄与し、また、使用の手感を向上させ、ユーザ体験を改善することができる。
【0072】
3つ目の実施形態において、第1の反転材21と第2の反転材22との間及び第2の反転材22とケース1との間にはいずれもダンピングアセンブリ23が設けられている。上記設定は、移動端末会議スピーカボックスが、移動端末100に対していずれか1つの角度に動き止められることができるようにする。
【0073】
回動接続の関係に関し、本実施例において、具体的には、反転アセンブリ2は、回動軸221及び回動孔をさらに備え、回動軸221と回動孔との両者のうち、それらの1つは、第1の反転材21に設けられ、もう1つは、第2の反転材22に設けられ、回動軸221は、回動孔の中に穿設される。他の実施形態において、ヒンジの形式を採用して第1の反転材21と第2の反転材22との相対回動を実現してもよい。
【0074】
ダンピングアセンブリ23の構造に関し、本実施例において、選択可能に、回動軸221は、第2の反転材22に設けられ、回動孔は、第1の反転材21に設けられ、第1の反転材21には、摩擦部211が設けられており、ダンピングアセンブリ23は、ダンピング材231を備え、ダンピング材231は、一部の回動軸221に環設され、且つ摩擦部211に当接可能である。具体的には、ダンピング材231はゴムリングであり、ゴムリングは、回動軸221に嵌設される。上記設定は、一方で、ダンピングの役割を果たし、他方で、さらに、密封の役割を果たし、塵埃が第1の反転材21に入ることを回避することができる。
【0075】
選択可能に、摩擦部211の表面粗さは、第1の反転材21の他の部位の表面粗さよりも大きい。該設定は、ダンピング材231と摩擦部211との間の摩擦力を大きくさせ、さらに、第1の反転材21と第2の反転材22との間の相対位置のロック効果の向上に寄与する。
【0076】
摩擦部211の製造に関し、本実施例において、選択可能に、摩擦部211は、テクスチャリングプロセスにより製造される。無論、他の実施形態において、表面がテクスチャリングプロセス処理を経た摩擦シートを第1の反転材21に固定する方式により実現されてもよい。
【0077】
ダンピングアセンブリ23の構造に関し、別の実施形態において、選択可能に、回動軸221は、第2の反転材22に設けられ、回動孔は、第1の反転材21に設けられ、ダンピングアセンブリ23は、ダンピングリング232及びダンピングシート233を備え、ダンピングリング232の軸方向には、いくつかの弾性凸起が均等に凸設されており、いくつかの弾性凸起の間には、いくつかの凹溝23221が形成され、ダンピングシート233には、係着部2331が凸設されており、ダンピングリング232は、回動軸221に固設され、ダンピングシート233は、第1の反転材21に固設され、第2の反転材22が第1の反転材21に対して回動する過程において、係着部2331は、択一に凹溝23221の中に係着される。上記の凹溝23221及び係着部2331の設定は、第1の反転材21と第2の反転材22との間の回動過程において、明らかなガタ感が現れ、操作の手感が向上し、且つ係着部2331が凹溝23221内に係着されるため、第1の反転材21と第2の反転材22との間がより確実に固定され、弾性凸起の弾性力を克服しなければ、第1の反転材21と第2の反転材22との間の角度を変えることができないようにする。
【0078】
具体的には、ダンピングリング232は、ストッパシート2321及び弾性リング2322を備え、弾性リング2322の断面は、波形を呈し、ストッパシート2321は、弾性リング2322の一端に設けられ、ストッパシート2321は、回動軸221の端部に当接する。上記構造の設定は、ダンピングリング232の設計及び製造をより簡単にして実現を容易にし、コストを下げる一方で、ストッパシート2321の設定は、ダンピングリング232の取り付け位置の決定に寄与し、取り付け効率が高められる。
【0079】
好ましくは、ストッパシート2321と弾性リング2322とは、一体成形に設けられる。具体的には、ダンピングリング232は、シート状部材によりプレス成形され又はプレス後に折曲成形される。該プロセスは、ダンピングリング232のコストを可能な限り低くし、且つストッパシート2321と弾性リング2322との間の接続関係をより確実にする。
【0080】
本実施例において、好ましくは、ストッパシート2321には、位置決め孔23211が設けられており、回動軸221の端部には、位置決め材が設けられており、位置決め材は、位置決め孔23211に穿設される。該設定における位置決め孔23211及び位置決め材の役割は、一方で、取り付けの精度及び効率を高め、他方で、第1の反転材21と第2の反転材22との間で相対回動が発生するときに、さらに、ダンピングリング232と回動軸221との間で相対回動が発生することが防止でき、ダンピングリング232とダンピングシート233との間の位置決め精度が高められ、さらに第1の反転材21と第2の反転材22との間の位置決め精度の実現に寄与する。
【0081】
選択可能に、ダンピングリング232と回動軸221との間は、粘着又は溶着される。また、ダンピングシート233と第1の反転材21との間は、粘着又は溶着される。そのうち、溶着は、レーザ溶着又は超音波溶着のプロセスを採用して実現されてもよい。位置決め材がプラスチック材質であるときに、それを溶解した後にストッパシート2321に固着させてもよい。
【0082】
好ましいものとして、ダンピングシート233は2つ設けられており、2つのダンピングシート233は、ダンピングリング232の周方向に設けられ且つダンピングリング232の中心に対して対称となる。2つのダンピングシート233の設定は、ダンピングリング232の2つの凹溝23221が、2つのダンピングシート233における係着部2331に同時に係着されるようにさせ、ダンピング効果がさらに高められる。
【0083】
選択可能に、ダンピングリング232及びダンピングシート233の材質はいずれもベリリウム銅、又はその他の弾性を持つ金属材質であってもよい。そのうち、係着部2331は、ダンピングシート233の一側をプレスした後に、他側に形成された凸起構造である。
【0084】
別の実施形態において、ダンピングリング232及びダンピングシート233の態様と、ダンピング材231及び摩擦部211の態様とは、共同で存在してもよく、これにより第1の反転材21と第2の反転材22との間のダンピング係数をさらに増加させる。
【0085】
制御ユニット300と接続材3との間にケーブル200が設けられ、制御ユニット300が第2の外殻12に取り付けられ、接続材3が第1の反転材21に取り付けられているため、ケーブル200は第2の反転材22を通過する必要があり、第1の反転材21と第2の反転材22とが相対回動するときにケーブル200が摩耗を受けることを回避するために、本実施例において、好ましくは、第1の回動軸221の軸方向には、連通孔2211が設けられており、接続材3に接続するケーブル200は、一部が第1の反転材21内に位置し、ケーブル200は連通孔2211を通過し且つ一部が第2の反転材22内に位置する。
【0086】
好ましいものとして、接続材3は、USB-Cインタフェース又はlightingインタフェースを備える。該設定は、接続材3と移動端末100とが挿着した後に電気接続も実現でき、使用過程における移動端末会議スピーカボックスへの個別給電が回避され、移動端末会議スピーカボックスの付属品をさらに簡素化し、移動端末会議スピーカボックスの使用及び携帯に便利を提供する。
【0087】
無論、本発明の上記実施例は、本発明を明確に説明するために挙げられた例に過ぎず、本発明の実施形態を限定するものではない。当業者であれば、上記説明を基に、さらに、その他の異なる形式の変化又は変動が可能である。ここでは全ての実施形態を列挙する必要も方法もない。本発明の精神及び原則内で行われるあらゆる修正、等価の置換及び改良などは、いずれも本発明の請求の範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0088】
100 移動端末
200 ケーブル
300 制御ユニット
1 ケース
11 第1の外殻
111 第1の音量孔
112 第1の検出孔
113 正面音孔
114 正面緩衝材
12 第2の外殻
121 第2の音量孔
122 第2の検出孔
123 裏面音孔
124 裏面緩衝材
13 殻接続部
2 反転アセンブリ
21 第1の反転材
211 摩擦部
212 第1の逃がし部
22 第2の反転材
221 回動軸
2211 連通孔
222 第2の逃がし部
223 第2の接続部
23 ダンピングアセンブリ
231 ダンピング材
232 ダンピングリング
2321 ストッパシート
23211 位置決め孔
2322 弾性リング
23221 凹溝
233 ダンピングシート
2331 係着部
3 接続材
4 第1のホーン
5 第2のホーン
6 検出アセンブリ
61 第1の検出材
62 第2の検出材
7 マイクアセンブリ
71 第1のマイク
72 第2のマイク
図1
図2
図3
図4
図5
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図12