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特開2024-22511再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法及びその環境配慮型再生レンガ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024022511
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法及びその環境配慮型再生レンガ
(51)【国際特許分類】
   B28B 1/14 20060101AFI20240208BHJP
   C04B 18/16 20230101ALI20240208BHJP
   C04B 28/02 20060101ALI20240208BHJP
   B28C 7/04 20060101ALI20240208BHJP
   E04C 1/00 20060101ALI20240208BHJP
【FI】
B28B1/14 Z
C04B18/16
C04B28/02
B28C7/04
E04C1/00 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023120955
(22)【出願日】2023-07-25
(31)【優先権主張番号】111129219
(32)【優先日】2022-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】523282202
【氏名又は名称】陳中和
(71)【出願人】
【識別番号】523282213
【氏名又は名称】陳柏亨
(71)【出願人】
【識別番号】523282763
【氏名又は名称】陳俐穎
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】陳中和
(72)【発明者】
【氏名】陳柏亨
(72)【発明者】
【氏名】陳俐穎
【テーマコード(参考)】
4G056
4G112
【Fターム(参考)】
4G056AA06
4G056AA25
4G056CB27
4G112PA30
4G112PE02
(57)【要約】
【課題】
再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法及びその環境配慮型再生レンガを提供する。
【解決手段】
環境配慮型再生レンガの製造方法ステップは、S1、原料珪酸カルシウムボードの用意と、S2、原料石膏ボードを用意し、S1の原料珪酸カルシウムボードと混合して微粉化するステップと、S3、原料セメントを用意し、S2で微粉化された原料石膏ボードと、珪酸カルシウムボードとを混合するステップと、S4、原料水を用意し、S3の原料と混合するステップと、S5、少量の界面活性剤と接着剤とを含む補強剤を用意しステップS4の原料と混合するステップと、S6、以上の工程で用意された原料と一定の比例により、再度均一に混合した上、少なくとも1つの型に流し込むステップと、S7、環境配慮型再生レンガ製品に成形するステップと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステップ
S1 原料珪酸カルシウムボードを用意するステップと、
S2 原料石膏ボードを用意しS1の前記原料珪酸カルシウム板を混合して微粉化するステップと、
S3 原料セメントを用意し、S2の原料前記石膏ボードと、前記珪酸カルシウムボードの微粉末とを混合するステップと、
S4 原料水を用意し、S3の前記原料と混合するステップと、
S5 少量の界面活性剤と接着剤とを含む補強剤を用意し、S4の前記原料と混合するステップと、
S6 以上のステップで用意された原料を一定比例により、再度均一に混合した上、少なくとも1つの型に流し込むステップと、
S7 再生レンガ製品に成形するステップと、を含むことを特徴とする、再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法。
【請求項2】
微粉化された前記珪酸カルシウムボードと、前記石膏ボードとを混合した微粉末と、セメントと、前記補強剤の比率が1:1:1であることを特徴とする、請求項1記載の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法。
【請求項3】
前記補強剤である前記接着剤の占める割合は、界面活性剤に対して0.1%~0.2%であることを特徴とする、請求項1記載の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法。
【請求項4】
前記環境配慮型再生レンガは、少なくとも3つ以上の面を有し、幾何の立体状、または任意の立体状を形成し、原料は前記珪酸カルシウムボードと前記石膏ボードとを混合した上微粉化した微粉末と、前記石膏ボードと、前記セメントと、前記水と、前記界面活性剤及び前記接着剤を含有する補強剤とを含む、前記界面活性剤は植物性活性界面剤を実施するが、この限りではないことを特徴とする、再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガ。
【請求項5】
前記再生レンガ体は、一つまたそれ以上の面に少なくとも2つの孔部を設けることを特徴とする、請求項4記載の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガ。
【請求項6】
前記再生レンガ体は前記孔部の隣接場所に少なくとも2つの固定孔が設けられ、前記固定孔の内壁はネジ状または平坦状を形成し、前記固定孔は前記再生レンガ体を貫通するかまたは貫通しておらず、前記再生レンガ体固定孔の端面は平面、または凹凸面であり、前記固定孔には挿入具として固定棒が設けられていることを特徴とする、請求項5記載の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガ。
【請求項7】
前記固定棒は、ネジ山または平らな内壁面の前記固定孔に対応するため、膨張ネジ、スクリューまたは柱体であるが、この限りではないことを特徴とする、請求項6記載の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガ。
【請求項8】
前記再生レンガ体の前記孔部には、少なくとも1つの挿入具の挿入に用いられ、前記挿入具は中空状または中実状の管材であることを特徴とする、請求項5または請求項6記載の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガ。
【請求項9】
前記再生レンガ体の1つまたは複数の面に複数の縞または模様を設け、前記縞は規則的または不規則的であり、前記縞の形状は凹状縞または凸状縞を形成することを特徴とする、請求項4~6のいずれか一項に記載の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法及びその環境配慮型再生レンガに関する。
【背景技術】
【0002】
公知の赤レンガは、砂と粘土とを混ぜて窯で焼成したものである。しかし、内部に不純物と石が含まれているため、日干しれんがを作るときに手作業で不純物と石を取り除く必要があるほか、セ氏約500度の高温の窯で焼く際に、水分が約10%を超えると焼成時に割れが発生しやすくなるので、そのため、数日間を放置して換気させる必要がある。時間かかるばかりでなく、コストも割高になる。また、公知レンガは、(1)重いので床の負荷が重くなる、(2)吸水しやすい、(3)壁ガンになりやすい、(4)製造過程で加熱されると膨張、変形してしまい、一様に焼成できない、(5)表面に凹凸ができてしまい、(6)緻密でないため遮音性が低い、(7)再利用できないことから実用性に欠けるという欠点がある。そこで、当業者及び消費者が突破口を開こうと躍起になっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の主な目的は、再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法及びその環境配慮型再生レンガを提供する。原料である珪酸カルシウムボードと石膏ボードとの混合物を微粉化し、セメントと水と補強剤を一定の割合で混合し、型に流し込み、最後に本案の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガ製品に成形し、既存技術の不足点を補う。
【0004】
本発明の次の目的は、再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法及びその環境配慮型再生レンガを提供する。再生レンガ体は、面と、面に設けられた孔部と、隣接する孔部に設けられた固定孔及び挿入部としての固定棒と、孔部を貫通する挿入部と、縞を設けられた面とを含む。本案の環境配慮型再生レンガ原料は、珪酸カルシウムボードと石膏ボードとの混合物の微粉末と、セメントと、水と界面活性剤と接着剤とを混合された補強剤とを実施するが、この限りではない。該界面活性剤は植物性界面活性剤を実施するが、この限りではない。
【0005】
本発明また一つの目的は、再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法及びその環境配慮型再生レンガを提供する。本案を適用した環境配慮型再生レンガは変形しにくく、規格が一致しており、表面が比較的平坦で精緻であり、軽量で振動に強く、防水性と遮音性が高い。
【0006】
本発明さらに一つの目的は、再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法及びその環境配慮型再生レンガを提供する。本案を適用した場合、環境配慮とグリーン製品の効果を実現できる。
【0007】
本案で解決しようとする課題は、公知の赤レンガは砂と粘土とを混ぜて窯で焼成したものである。しかし、内部に不純物と石が含まれているため日干しれんがを作るときに手作業で不純物と石を取り除く必要があり、さらに、窯で焼く際に、水分が約10%を超えると焼成時に割れが発生しやすくなるので、数日間放置して換気する必要があり、時間がかかるばかりでなく、コストも割高になる。また、従来のレンガは、(1)重いので床の負荷が重くなる、(2)吸水しやすい、(3)壁ガンになりやすい、(4)製造過程で加熱されると膨張、変形してしまい、一様に焼成できない、(5)表面に凹凸ができる、(6)緻密でないため遮音性が低い、(7)再利用できないなど実用性に欠けるという欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述課題を解決するための手段は、再利用可能で、形状変更簡単、製造しやすい環境配慮型再生レンガの製造方法を提供する。特徴として、環境配慮型再生レンガの製造方法は、次のステップを含む。
[ステップ]
【0009】
S1、原料珪酸カルシウムボードを用意するステップと、
S2、原料石膏ボードを用意し、S1の原料珪酸カルシウムボードとを混合して微粉化するステップと、
S3、原料セメントを用意し、S2の原料石膏ボードと、珪酸カルシウムボードの微粉末とを混合するステップと、
S4、原料水を用意し、S3の原料と混合するステップと、
S5、少量の界面活性剤と接着剤とを含む補強剤を用意し、S4の原料と混合するステップと、
S6、以上のステップで用意された原料を一定比例により、再度均一に混合した上、少なくとも1つの型に流し込むステップと、
S7、再生レンガ製品に成形するステップと、を含む。
【0010】
そのうち、珪酸カルシウムボードと、石膏ボードとを混合した微粉末と、セメントと、補強剤の比率が1:1:1である。
【0011】
そのうち、補強剤である接着剤の占める割合は、界面活性剤に対して0.1%~0.2%である。
【0012】
上記目的を達成するために、再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガの製造方法及びその環境配慮型再生レンガを提供する。本案の環境配慮型再生レンガは次の特徴を有する。
【0013】
幾何学的な立体形状または任意形状の立体形状を有し、少なくとも3つの面以上を備えた少なくとも一つの再生レンガ体と、該環境配慮型再生レンガ原料は珪酸カルシウムボードと石膏ボードとを混合した上微粉化した微粉末と、セメントと、水と、界面活性剤及び接着剤を含む補強剤とを含む、該界面活性剤は植物性の界面活性剤を実施するが、これに限定されない。
【0014】
そのうち、本案の再生レンガ体は、一つまたそれ以上の面に少なくとも2つの孔部を設けられている。
【0015】
そのうち、本案の再生レンガ体には、孔部の隣接場所に少なくとも2つの固定孔を設けられ、該固定孔の内壁はネジ状または平坦状であり、該固定孔は再生レンガ体を貫通するかまたは貫通しておらず、該再生レンガ体固定孔の端面は平面、凹凸面であり、該固定孔には挿入具として固定棒が設けられている。
【0016】
本案の固定棒は、ネジ山または平らな内壁面の固定孔にあわせるため、膨張ネジ、スクリューまたは柱体を実施するが、この限りではない。
【0017】
本案の再生レンガ体の孔部が少なくとも1つの挿入具の挿入に用いられ、該挿入具は中空状または中実状の管材を実施するが、この限りではない。
【0018】
本案の再生レンガ体の1面または複数の面に複数の縞または模様を設け、該縞は規則的または不規則的であり、該縞の形状は凹状縞または凸状縞を形成する。
【0019】
先行技術の効果と比較したところ、本案の製造方法において、用意された珪酸カルシウムボード及び石膏ボードとを混合した上微粉化し、セメントと、水と、補強剤を一定の比例により再混合した上、型に流し込み、本案の環境配慮型再生レンガ体製品を成形する。本案の環境配慮型再生レンガ体は、面と、面に設けられた孔部と、孔部に隣接する場所に固定孔と、挿入具としての固定棒を設け、該孔部に挿入具を挿入し、該面に縞を設ける。本案の環境擁護再生レンガ体の原料は、珪酸カルシウムボードと石膏ボードとを混合し微粉化した微粉末と、セメントと、水と、界面活性剤と接着剤からなる補強剤とを含み、界面活性剤は植物性界面活性剤を実施するが、これに限定されない。これにより成形される環境配慮型再生レンガは、均一な仕様を有し、変形しにくく、表面が比較的になめらかで精緻、軽量、振動に強い、防水、遮音性の良い。適用性が向上されるばかりでなく、自由に形を変えて製造でき、再利用可能で、環境に優しくグリーン効果を有し、産業上の利用可能性を大幅に向上し、新規性と進歩性を有する製品である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の環境配慮型再生レンガのステップを示す図である。
図2】本発明の環境配慮型再生レンガ原料の構造を示す図である。
図3】本発明の環境配慮型再生レンガの立体図である。
図4】本発明の環境配慮型再生レンガに固定棒が配置された構造図である。
図5】本発明の環境配慮型再生レンガに縞模様を付けた構造図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0021】
本案を図面とあわせて、実施例をもちました、以下の通り詳細説明する。ただし、説明に使用される図面は例示及補助的な説明に過ぎず、本案の実際スケールや精確配置ではない。よって、付図のスケールと配置関係には、本案の実施範囲を拘束されないものとする。
【0022】
図1ないし図5、それぞれ本案の環境配慮型再生レンガのステップ図と、構造図及び立体図と、本案の環境配慮型再生レンガに固定棒を配置された構造図と、環境配慮型再生レンガに縞模様を付けた構造図を参照する。本案の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガ製造方法の特徴として、該環境配慮型再生レンガの製造方法は,図1図2に示すように、
[ステップ]
S1:原料珪酸カルシウムボード1を用意するステップと、
S2:原料石膏ボード2を用意し、S1の該原料珪酸カルシウムボード1とを混合して微粉化するステップにおいて、該珪酸カルシウムボード1と、該石膏ボード2との比例は一定しない、主に混合して微粉化することを目的とし、微粉化された該珪酸カルシウムボード1と、該石膏ボード2と、該セメント3と、該補強剤5の比例は1:1:1、S2において、該珪酸カルシウムボード1と、該石膏ボード2はクラッシャーを用いて微粉化し、
S3:原料セメント3を用意し、S2で微粉化された原料石膏ボード2と、珪酸カルシウムボード1とを混合するステップと、
S4:原料水4を用意しS3の原料と混合するステップと、
S5:補強剤5を用意し、S4の原料と混合する。該補強剤5は、少量の界面活性剤51と、該接着剤52とを含む。該補強剤5の該界面活性剤51は、植物性界面活性剤を実施するが、この限りではない。該補強剤5のうち、該接着剤52の占める比例は0.1%~0.2%である。本実施例において、該補強剤5は主に該環境配慮型再生レンガの再補強に用いられる。
【0023】
S6:以上の工程で用意された原料と一定の比例により、再度均一に混合した上、少なくとも1つの型に流し込むステップと、
S7:環境配慮型再生レンガ製品に成形するステップと、を含む。
【0024】
本案の環境配慮型再生レンガと従来の赤レンガと異なるところは、
(1)壁を作ったり、床を敷いたりする際、従来の赤レンガが水を吸収して変形しやすいため、工事に複数のプロセスが必要である。一例として、赤レンガで壁を作ったり、床を敷いたりする場合、表面が粗いため、荒目砂セメントで覆ってから、次に細砂セメントで滑らかにした上、漆喰を塗ってから塗装などを経てから、その後の工事が続けられる。一方、本案の環境配慮型再生レンガを適用した場合、表面がなめらかで精緻であるため、直接に漆喰を塗ることができる。
【0025】
(2)本案の環境配慮型再生レンガを適用した場合、従来工事で手間と時間の消費を軽減することができ、建材と施工コストを軽減し、工事期間を大幅に短縮することができる。
【0026】
(3)本案の環境配慮型再生レンガを室外、特に敷煉瓦に用いる場合は、吸水や変形しにくいである。
【0027】
本案の再利用及び形状変化可能な環境配慮型再生レンガは、前述した環境配慮型再生レンガ製造方法によって、環境配慮型再生レンガ600に成形する。特徴として、少なくとも1つの環境配慮型再生レンガ体6が少なくとも3つの面61を有し、該環境配慮型再生レンガ体6の形状は幾何立体形または任意形状であっても良い。ただし、三角立体形、方形立体形、長方立体形、円柱立体形を含むが、これに限られない。該環境配慮型再生レンガ600の原料は、微粉化した珪酸カルシウムボード1と、石膏ボード2との混合物と、セメント3と,水4と、界面活性剤51と接着剤52とを含む補強剤5と、を含む。該界面活性剤51は植物性活性界面剤(図2に示す)を実施するが、この限りではない。本実施例において、該再生レンガ体6は、長方立体形を形成していて、かつ、6つの面61を有し、該面61は前面A、後面B、左面C、右面D、上面Eと、底面Fとを含む。該再生レンガ体6は一つまたそれ以上の面61に少なくとも2つの孔部62を設けることにより、該再生レンガ体6によって構成する建造物の耐震強度が向上されるとともに、遮音効果も向上される(図3に示す)。
【0028】
図4図2とを合わせて参照する。本案の再生レンガ体6は、孔部62の隣接場所に少なくとも2つの固定孔631を設け、該固定孔631の内壁面632はネジ山または平らであり、該再生レンガ体6の該固定孔631が該再生レンガ体6を貫通するかまたは貫通されない。該再生レンガ体6の該固定孔631の端面は平面または凹凸面を形成する。該再生レンガ体6それぞれの固定孔631に挿入具としての固定棒63を設けることにより,本案の再生レンガ体6壁の積み重ねや床舗装において、精確に施工することができ、該固定棒63と対向するもう1つの該環境配慮型再生レンガ600の該再生レンガ体6に設ける該固定孔631とを互いに插設して固定し、壁や床の歪を避けられる。該固定棒63は、ネジ山または平らな内壁面632の固定孔631に対応するため、膨張ネジ、スクリューまたは柱体を実施するが、この限りではない。該環境配慮型再生レンガ600の原料は、前述したものを実施するが、微粉化された該珪酸カルシウムボード1と、該石膏ボード2と、該セメント3と、該水4と、該界面活性剤51と、接着剤52とを含めた補強剤5(図2に示す)とを含む。該孔部62は製造方法または成形後に該環境配慮型再生レンガ体6に設け、該環境配慮型再生レンガ体6の該孔部62に挿入するための挿入具7を設けることにより、本案を適用された建造物の耐震強度と、遮音効果を向上することができる。該孔部62の該挿入具7は管材を形成する挿入具であり、該挿入具7は中空状または中実状の管材を用いるが(図4に示す)が、この限りではない。
【0029】
引き続き、図5を参照する。本案の該再生レンガ体6は、それぞれ一つまたは以上の面61において、複数の縞64(図5に示す)または模様65(図示していない)を設けられ、該縞64は規則状または非規則状縞である。該縞64の形状は、凹型縞または凸型縞を形成して、滑り止め、摩擦力を増やして、2つの該環境配慮型再生レンガ600同士の照準に用いり、壁の歪を避けられる。
【0030】
前述した該環境配慮型再生レンガ600製品は、次の特性を有する(従来の赤レンガとを比較した場合)。
【0031】
(1)規格が一致している。
【0032】
(2)変形しにくい。
【0033】
(3)表面が比較的になめらかで微細である。
【0034】
(4)軽量(床負荷が比較的軽い)。
【0035】
(5)震度に強い。
【0036】
(6)防水。
【0037】
(7)遮音効果が優れる。
【0038】
(8)本案の該環境配慮型再生レンガ600を建造物に適用し、その後撤去して、前述の製造方法によって、再利用可能なため、砂、水などの建材及び手間を省くことができ、建材の利用性が大きく向上される。
【0039】
(9)環境に配慮したグリーンな製品である。
【0040】
本案の製造方法は、微粉化した珪酸カルシウムボード1原料と、石膏ボード2原料との混合物、該セメント3と、該水4と、該補強剤5を一定の比例により再び均一に混合した上、型に流し込み、該環境配慮型再生レンガ600製品に成形する。該環境配慮型再生レンガ600は、該環境配慮型再生レンガ体6を含み、面61を有し、該面61に孔部62を設け、該孔部62の隣接場所に固定孔631と、挿入具としての固定棒桿63とを含む。該孔部62に該挿入具7が挿入していて、該面61に縞64を設ける。該環境配慮型再生レンガ600の原料は、微粉化した珪酸カルシウムボード1原料と、石膏ボード2原料との混合物と、該セメント3と、該水4と、該界面活性剤51と、該接着剤52とを含む補強剤5とを含む。該界面活性剤51は、植物性活性界面剤を実施するが、この限りではない。これらのプロセスを適用して成形された該環境配慮型再生レンガ600の規格が一致しており、変形しにくく、表面も比較的なめらかで精緻であり、軽量、振動に強い、優れる防水性、極めて良い遮音効果を有するため、任意形状に成形することができ、製造が簡単、再利用可能、環境配慮、グリーン効果を有し、産業利用性を拡大できるばかりでなく、新規性及び進歩性を有する。
図1
図2
図3
図4
図5