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  • 特開-吸収性衛生用品を製造するための機械 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024022539
(43)【公開日】2024-02-16
(54)【発明の名称】吸収性衛生用品を製造するための機械
(51)【国際特許分類】
   B26D 5/00 20060101AFI20240208BHJP
   B26F 1/44 20060101ALI20240208BHJP
   B26D 7/26 20060101ALI20240208BHJP
   B26D 5/06 20060101ALI20240208BHJP
   A61F 13/15 20060101ALI20240208BHJP
【FI】
B26D5/00 H
B26F1/44 J
B26D7/26
B26D5/06 Z
A61F13/15 351A
A61F13/15 380
A61F13/15 370
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023126224
(22)【出願日】2023-08-02
(31)【優先権主張番号】102022000016608
(32)【優先日】2022-08-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(71)【出願人】
【識別番号】509349004
【氏名又は名称】ジーディーエム エス.ピー.エー.
【氏名又は名称原語表記】GDM S.P.A.
【住所又は居所原語表記】Via Battindarno, 91, I-40133 Bologna(IT)
(74)【代理人】
【識別番号】100134636
【弁理士】
【氏名又は名称】金高 寿裕
(74)【代理人】
【識別番号】100114904
【弁理士】
【氏名又は名称】小磯 貴子
(72)【発明者】
【氏名】フリジェーニ,アンドレア
(72)【発明者】
【氏名】ピアントーニ,マッテオ
(72)【発明者】
【氏名】サッコマーニ,アレッサンドロ
(72)【発明者】
【氏名】ザヴァッローニ,アレッサンドロ
【テーマコード(参考)】
3B200
3C021
3C060
【Fターム(参考)】
3B200EA21
3B200EA27
3C021JA02
3C021JA09
3C060AA03
3C060AA04
3C060AB01
3C060BA03
3C060BB08
3C060BD03
3C060BE08
3C060BE10
3C060BG06
3C060BG11
3C060BG13
(57)【要約】      (修正有)
【課題】製造される吸収性用品のサイズに応じて、どちらか一方を作動させることができるように、アンビル部材および切断部材を備えた2つの切断ユニットを機械に提供する。
【解決手段】吸収性衛生用品を製造するためのセグメント(4)に連続ウェブ(3)を分割するように構成された少なくとも1つの切断ユニット(2)を備える、吸収性衛生用品を製造するための機械であって、アンビル部材(5)は、連続ウェブ(3)およびそこから得られるセグメント(4)を保持するためのドラム(7)であって、その回転軸(7a)周りに回転するドラム(7)を備え、切断部材(6)は、第1の切断ローラ(9)および第2の切断ローラ(10)であって、両方がアンビル部材(5)のドラム(7)と連動して動作し且つ各々がそれぞれの回転軸(9a、10a)周りに回転する第1の切断ローラ(9)および第2の切断ローラ(10)を備える、機械。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸収性衛生用品を製造するためのセグメント(4)に連続ウェブ(3)を分割するように構成された少なくとも1つの切断ユニット(2)を備える、吸収性衛生用品を製造するための機械であって、
前記切断ユニット(2)は、アンビル部材(5)と前記アンビル部材(5)と連動して動作する切断部材(6)とを備え、
前記アンビル部材(5)は、前記連続ウェブ(3)およびそこから得られる前記セグメント(4)を保持するためのドラム(7)であって、その回転軸(7a)周りに回転するドラム(7)を備え、
前記切断ユニット(2)は、少なくとも前記アンビル部材(5)の前記ドラム(7)の回転速度に応じて前記切断部材(6)の動きを制御するように構成された制御および駆動ユニット(8)を備え、
前記切断部材(6)は、互いに異なる第1の切断ローラ(9)および第2の切断ローラ(10)であって、両方が前記アンビル部材(5)の前記ドラム(7)と連動して動作し且つ各々がそれぞれの回転軸(9a、10a)周りに回転する第1の切断ローラ(9)および第2の切断ローラ(10)を備え、
作動手段(13、14)が、前記第1の切断ローラ(9)をその回転軸(9a)周りに、対応する運動伝達手段(T1)を介して回転させ、前記第2の切断ローラ(10)をその回転軸(10a)周りに、対応する運動伝達手段(T2)を介して回転させるように構成されており、
制御および駆動ユニット(8)は、前記作動手段(13、14)を介した前記第1の切断ローラ(9)および前記第2の切断ローラ(10)の作動をそれぞれ吸収性衛生用品の第1のサイズ範囲および第2のサイズ範囲に応じて選択的に命令し、前記第1のサイズ範囲に属するサイズに対応する運動法則を前記第1の切断ローラ(9)に与え、前記第2のサイズ範囲に属するサイズに対応する運動法則を前記第2の切断ローラ(10)に適用するように構成されており、各運動法則はそれぞれの加速度および減速度を持つ、機械。
【請求項2】
前記制御および駆動ユニット(8)は、外部からプログラムされ且つ前記作動手段(13、14)の前記運動法則に関する命令を受信するように構成される、請求項1に記載の機械。
【請求項3】
前記作動手段(14)は、前記第1の切断ローラ(9)、あるいは前記第2の切断ローラ(10)を移動させるように構成される、請求項1または2に記載の機械。
【請求項4】
前記作動手段(13、14)は、前記第1の切断ローラ(9)を作動させるための第1の作動手段(14)と、前記第2の切断ローラ(9)を作動させるための第2の作動手段(13)とを備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の機械。
【請求項5】
吸収性衛生用品を製造するためのセグメント(4)に連続ウェブ(3)を分割する切断ステップを含む、吸収性衛生用品を製造するための方法であって、
前記切断ステップは、吸収性衛生用品の第1のサイズ範囲および第2のサイズ範囲に応じて両方が同一のアンビル部材(5)と連動して動作する第1の切断ローラ(9)および第2の切断ローラ(10)の一方の回転を選択的に命令し、前記第1の切断ローラ(9)または前記第2の切断ローラ(10)の一方に回転速度を適用することを含み、
前記切断ステップでは、前記第1の切断ローラ(9)および前記第2の切断ローラ(10)の一方はその回転軸(9a、10a)周りに回転し、他方は停止状態のままであり、
前記切断ステップは、前記第1のサイズ範囲または前記第2のサイズ範囲に属するサイズに対応する前記第1の切断ローラ(9)または前記第2の切断ローラ(10)の回転に運動法則を適用することを含み、各運動法則はそれぞれの加速度および減速度を持つ、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性衛生用品を製造するための機械に関する。
【背景技術】
【0002】
特に、吸収性衛生用品を製造するための機械は、連続ウェブをセグメントに切断するための少なくとも1つの切断ユニットを備える。
【0003】
例として且つ本発明を限定することなく、連続ウェブは、不織布のウェブ、ポリマー材料(例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン)を含むウェブ、または天然または半天然ポリマー材料(例えば、セルロースおよび誘導体)を含むウェブの形態であり得る。典型的には、切断ユニットは、互いに連携して動作する切断部材およびアンビル部材を備える。
【0004】
アンビル部材は、切断部材によってセグメントに分割されている連続ウェブを支持し供給する。
【0005】
一般的に言えば、切断部材は回転式であり、アンビル部材によって支持された連続ウェブがセグメントに分割されるようにアンビル部材に衝突する1つまたは複数の切断刃を備える。
【0006】
アンビル部材も回転式であってよく、使用中、一定の回転速度を有する。
【0007】
製造される吸収性用品のサイズに等しい長さの分離したセグメントを作成するために、切断部材は、適切な間隔で2つの連続した切断を行わなければならず、したがって、切断中、切断刃は、アンビル部材と同一の回転速度で移動しなければならない。
【0008】
切断を行った後、切断部材の運動法則は変化し得、これは、切断刃が再びアンビル部材と同一速度で移動する必要があるときに切断部材が加速してその後減速し得る、または減速してその後加速し得ることを意味する。現在、切断部材は電気アクチュエータによって駆動され、電子カムは吸収性用品のサイズに対応する運動法則に従って切断部材の速度を制御する。
【0009】
電子カムは、2つ以上の運動法則を切断部材に適用することを可能にし、その結果、単一の切断ユニットを使用して吸収性用品の2つ以上のサイズに対応するセグメントを作成することができる。
【0010】
これには、サイズ変更作業に伴う機械のダウンタイムの短縮という点で、疑いの余地のない利点がある。
【0011】
柔軟性は現在の機械によって満たされるべき唯一の要件ではなく、当該機械は高い生産速度で動作できなければならない。
【0012】
これは、切断部材のアクチュエータの選択に影響し、当該アクチュエータは、「S」で示される小型サイズから「L」で示される大型サイズまで、電子カムによって適用される運動法則に従わなければならないので、必然的に高出力でなければならず、したがって、コストが高く、設置面積も大きくなる。
【0013】
したがって、生産速度の観点から機械に要求される性能と柔軟性のニーズとが衝突することに留意する必要がある。
【0014】
生産速度を低下させることなく柔軟性のニーズを満たすために採用された別の解決策は、製造される吸収性用品のサイズに応じて、どちらか一方を作動させることができるように、各々がアンビル部材および切断部材を備えた2つの切断ユニットを機械に提供することである。
【0015】
この解決策は、単一の切断ユニットを持つ場合よりもコスト高になるだけでなく、一の切断ユニットから別の切断ユニットに切り替えるときの機械のダウンタイムを伴う。
【0016】
さらに、各々がアンビル部材および切断部材を有する複数の切断ユニットを機械に設けると、必然的に、冗長部品を含む構成部品およびそれらに必要な駆動装置のコストが増加する。
【発明の概要】
【0017】
出願人は、吸収性衛生用品を製造するためのセグメントに連続ウェブを分割するように構成された少なくとも1つの切断ユニットを備える、吸収性衛生用品を製造するための機械を開発した。
【0018】
切断ユニットは、アンビル部材とアンビル部材と連動して動作する切断部材とを備える。
【0019】
アンビル部材は、連続ウェブおよびそこから得られるセグメントを保持するためのドラムであって、その回転軸周りに回転するドラムを備える。
【0020】
切断ユニットは、少なくともアンビル部材のドラムの回転速度に応じて切断部材の動きを制御するように構成された制御および駆動ユニットを備える。
【0021】
切断部材は、互いに異なる第1の切断ローラおよび第2の切断ローラであって、両方がアンビル部材のドラムと連動して動作し且つ各々がそれぞれの回転軸周りに回転する第1の切断ローラおよび第2の切断ローラを備える。
【0022】
作動手段は、第1の切断ローラをその回転軸周りに、対応する運動伝達手段を介して回転させ、第2の切断ローラをその回転軸周りに、対応する運動伝達手段を介して回転させるように構成される。
【0023】
制御および駆動ユニットは、作動手段を介した第1の切断ローラおよび第2の切断ローラの作動をそれぞれ吸収性衛生用品の第1のサイズ範囲および第2のサイズ範囲に応じて選択的に命令し、第1のサイズ範囲に属するサイズに対応する運動法則を第1の切断ローラに適用し、第2のサイズ範囲に属するサイズに対応する運動法則を第2の切断ローラに適用するように構成される。
【0024】
各運動法則はそれぞれの加速度および減速度を有する。
【0025】
有利なことに、切断部材の運動法則を2つの別個の切断ローラ間で分けられることにより、生産速度に悪影響を与えることなく柔軟性のニーズを満たすことが可能になり、したがって、従来技術の解決策と比較して機械効率が向上する。
【0026】
別の利点は、伝達システムのサイズが制限されることによるものであり、これにより、従来技術の解決策と比較して、コストが低くなり、消費量が減り、設置面積が小さくなる。
【0027】
さらに、有利なことに、別のサイズに変更する際に追加の操作を必要としない。
【0028】
有利なことに、各切断ローラは特定の運動法則に対応し、それにより各ローラの速度に関する性能を最大化する。
【0029】
有利なことに、既知のタイプの切断ユニットによって処理可能なサイズ範囲が規定されると、この範囲を2つ以上の範囲に部分化することにより、駆動システムの出力を増加させることなく生産速度を増加させることが可能である。
【0030】
好ましくは、制御および駆動ユニットは、外部からプログラムされ且つ作動手段の運動法則に関する命令を受信するように構成される。
【0031】
有利なことに、制御および駆動ユニットの設定は、処理される吸収性用品のサイズに基づく。
【0032】
好ましくは、切断ユニットは、第1の切断ローラを作動させるための第1の作動手段と、第2の切断ローラを作動させるための第2の作動手段とを備える。
【0033】
有利なことに、各切断ローラにそれぞれのアクチュエータを専用にすることにより、達成可能な生産速度の点で性能が最大化され、サイズ切り替え時間が最小限に抑えられる。
【0034】
あるいは、作動手段は、第1の切断ローラまたは第2の切断ローラのいずれかを移動させるように構成される。有利なことに、処理されるサイズに基づいて第1の切断ローラまたは第2の切断ローラに接続される単一のアクチュエータを使用することが可能である。
【0035】
好ましくは、作動手段は、第1の切断ローラを作動させるための第1の作動手段と、第2の切断ローラを作動させるための第2の作動手段とを備える。
【0036】
本発明は、吸収性衛生用品を製造するためのセグメントに連続ウェブを分割する切断ステップを含む、吸収性衛生用品を製造するための方法を提供する。
【0037】
切断ステップは、吸収性衛生用品の第1のサイズ範囲および第2のサイズ範囲に応じて、両方が同一のアンビル部材と連動して動作する第1の切断ローラおよび第2の切断ローラの一方の回転を選択的に命令し、第1の切断ローラまたは第2の切断ローラの一方に回転速度を適用することを含む。
【0038】
切断ステップでは、第1の切断ローラおよび第2の切断ローラの一方はその回転軸周りに回転する一方、他方は停止状態のままである。
【0039】
切断ステップは、第1のサイズ範囲または第2のサイズ範囲に属するサイズに対応する第1の切断ローラまたは第2の切断ローラの回転に運動法則を適用することを含み、各運動法則はそれぞれの加速度および減速を有する。
【0040】
本発明のさらなる特徴および利点は、吸収性衛生用品を製造するための機械および関連する方法の好ましいが非排他的な実施形態の以下の例示的な、したがって非限定的な説明においてより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
以下に、本発明の範囲を制限することなく説明の目的のみで提供される添付図面を参照して説明を行う。
図1】本発明による吸収性衛生用品を製造するための機械を示す概略正面図である。
図2図1の機械の切断ユニットの概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
参照番号1は、本発明による吸収性衛生用品を製造するための機械を示す。
【0043】
機械1は、吸収性衛生用品を製造するためのセグメント4に連続ウェブ3を分割するように構成された少なくとも1つの切断ユニット2を備える。
【0044】
切断ユニット2は、アンビル部材5とアンビル部材5と連動して動作する切断部材6とを備える。
【0045】
アンビル部材5は、連続ウェブ3およびそこから得られるセグメント4を保持するためのドラム7であって、その回転軸7a周りに回転するドラム7を備える。
【0046】
切断ユニット2は、少なくともアンビル部材5のドラム7の回転速度に応じて切断部材6の動きを制御するように構成された制御および駆動ユニット8を備える。
【0047】
切断部材2は、第1の切断ローラ9および第2の切断ローラ10を備え、両方がアンビル部材5のドラム7と連動して動作し且つ各々がそれぞれの回転軸9a、10a周りに回転する。
【0048】
第1の切断ローラ9および第2の切断ローラ10は各々、それぞれの回転軸9a、10a周りに回転駆動されるそれぞれの切断部材11を備える。
【0049】
制御および駆動ユニット8は、製造される吸収性用品のサイズに関連して、第1の切断ローラ9の回転速度、あるいは第2の切断ローラ10の回転速度を制御するように構成される。
【0050】
制御および駆動ユニット8は、第1のサイズ範囲に応じて第1のローラ9の回転速度を制御するように、あるいは、第2のサイズ範囲に応じて第2のローラ10の回転速度を制御するように構成される。
【0051】
有利なことに、制御および駆動ユニット8は、処理されるサイズに応じて、第1の切断ローラ9の回転速度、あるいは第2の切断ローラ10の回転速度を制御するように構成される。
【0052】
したがって、第1の切断ローラ9および第2のローラ10は、第1のローラ9および第2のローラ10に関連付けられたサイズに対応するそれぞれの運動法則によって制御されるので、それぞれのアクチュエータによって許容される最大速度で回転できる。
【0053】
制御および駆動ユニット8は、第1のサイズ範囲または第2のサイズ範囲に属するサイズに対応する運動法則に従って、第1のローラ9または第2のローラ10の回転速度を制御するように構成され、各運動法則はそれぞれの加速度および減速を有する。
【0054】
制御および駆動ユニット8は、第1のローラ9に適用される運動法則に関する命令を受信し、第2のローラ10に適用される運動法則に関する命令を受信するように構成される。
【0055】
制御および駆動ユニット8は、外部からプログラムされ且つ作動手段13、14の運動法則に関する命令を受信するように構成される。
【0056】
例えば、命令は、機械1に設置されたコントロールパネルを使用して入力されてもよい。
【0057】
第1の変形実施形態では、機械1は、第1の切断ローラ9を作動させるための第1の作動手段12と、第2の切断ローラ10を作動させるための第2の作動手段13とを備える。
【0058】
好ましくは、アクチュエータ12、13は電気アクチュエータである。
【0059】
第1の変形実施形態では、機械1は、第1の切断ローラ9、あるいは第2の切断ローラ10を移動させるように構成された作動手段14、13を備える。
【0060】
この実施形態では、第1のサイズ範囲に対応するサイズを作成するために移動中のローラが第1の切断ローラ9である場合、作動手段14は第1の切断ローラ9に関連付けられている。
【0061】
第2のサイズ範囲に対応するサイズを作成するために移動中のローラが第2の切断ローラ10である場合、作動手段14は第2の切断ローラ10に関連付けられている。
【0062】
作動手段13、14は、第1の切断ローラ9をその回転軸9a周りに、対応する運動伝達手段T1を介して回転させ、第2の切断ローラ10をその回転軸10a周りに、対応する運動伝達手段T2を介して回転させるように構成される。
【0063】
制御および駆動ユニット8は、作動手段13、14を介した第1の切断ローラ9および第2の切断ローラ10の作動をそれぞれ吸収性衛生用品の第1のサイズ範囲および第2のサイズ範囲に応じて選択的に命令し、第1のサイズ範囲に属するサイズに対応する運動法則を第1の切断ローラ9に適用し、第2のサイズ範囲に属するサイズに対応する運動法則を第2の切断ローラ10に与えるように構成されており、各運動法則はそれぞれの加速度および減速を有する。
【0064】
機械1は、連続ウェブ3およびそこから得られるセグメント4を保持するためのドラム7を作動させるための作動手段15を備える。
【0065】
好ましくは、本開示で言及される作動手段は電気アクチュエータである。
【0066】
本発明はまた、吸収性衛生用品を製造するためのセグメント4に連続ウェブ3を分割するように構成された切断ステップを含む、吸収性衛生用品を製造するための方法に関する。
【0067】
切断ステップは、第1の切断ローラ9または第2の切断ローラ10であって、吸収性衛生用品の第1のサイズ範囲および第2のサイズ範囲に応じて、両方が同一のアンビル部材5と連動して動作する第1の切断ローラ9または第2の切断ローラ10の回転速度を制御することを含む。
【0068】
切断ステップは、第1の切断ローラ9および第2の切断ローラ10であって、吸収性衛生用品の第1のサイズ範囲および第2のサイズ範囲に応じて、両方が同一のアンビル部材5と連動して動作する第1の切断ローラ9および第2の切断ローラ10の一方の回転を選択的に命令し、第1の切断ローラ9または第2の切断ローラ10の一方に回転速度を適用することを含む。
【0069】
切断ステップでは、第1の切断ローラ9および第2の切断ローラ10の一方はその回転軸9a、10a周りに回転し、他方は停止状態のままである。
【0070】
切断ステップは、第1のサイズ範囲または第2のサイズ範囲に属するサイズに対応する第1の切断ローラ9または第2の切断ローラ10の回転に運動法則を適用することを含み、各運動法則はそれぞれの加速度および減速度を有する。
図1
図2
【外国語明細書】