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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024002264
(43)【公開日】2024-01-11
(54)【発明の名称】イレーザー
(51)【国際特許分類】
   B43L 21/02 20060101AFI20231228BHJP
【FI】
B43L21/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022101355
(22)【出願日】2022-06-23
(71)【出願人】
【識別番号】000001351
【氏名又は名称】コクヨ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085338
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 一博
(72)【発明者】
【氏名】花川 陽一
(57)【要約】
【課題】拭取部がボード面に対して好適に接するイレーザーを提供する。
【解決手段】拭取部Sが設けられた本体1と、本体1に装着され使用者の把持部を構成するカバー2とを備えたホワイトボードWB用のイレーザーであって、本体1の内部にマグネット3が配設されたものであり、マグネット3がクッション部材である第一のクッション部材Aを介してカバー2に支持されている。このような構成であれば、拭取部Sがボード面mに対して好適に接するイレーザーを提供し得るものとなる。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
拭取部が設けられた本体とこの本体に装着され使用者の把持部を構成するカバーとを備えたボード用のイレーザーであって、
前記本体の内部にマグネットが配設されたものであり、このマグネットがクッション部材を介して前記カバーに支持されているイレーザー。
【請求項2】
前記クッション部材が、弾性変形可能な合成樹脂製のものである請求項1記載のイレーザー。
【請求項3】
複数の前記マグネットが設けられたものであり、これら複数のマグネットがそれぞれ前記クッション部材を介して前記カバーに支持されている請求項1記載のイレーザー。
【請求項4】
前記本体が、前記カバーに対して着脱可能に構成されている請求項1記載のイレーザー。
【請求項5】
前記本体が、芯材と、この芯材の外面を被覆する張地とを備えたものである請求項1記載のイレーザー。
【請求項6】
前記クッション部材が、弾性変形可能な合成樹脂製のものであり、
前記芯材が、前記クッション部材と同じ素材により作られたものである請求項5記載のイレーザー。
【請求項7】
前記芯材に、前記マグネット及びクッション部材が収容される孔部が設けられている請求項5記載のイレーザー。
【請求項8】
前記張地の内面に、前記マグネットに臨む第二のクッション部材が配設されている請求項7記載のイレーザー。
【請求項9】
前記カバーが、第一方向に長手をなす略矩形状の天壁と、天壁の周縁部から延出した周壁とを備えたものであり、
前記周壁が、前記第一方向に長手をなす一対の第一周壁部を備えたものであり、前記第一周壁部における長手方向中央部分の延出寸法が、当該第一周壁部における長手方向両端部分の延出寸法よりも長く設定されている請求項1記載のイレーザー。
【請求項10】
前記長手方向両端部分が、外方に向かって漸次延出寸法が短くなるように形成されている請求項9記載のイレーザー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホワイトボード等のボードに使用されるイレーザーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来からこの種のイレーザーとしては、払拭体(4)の近傍に磁石(7)を配設してなるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
従来のイレーザーは、繰り返しの使用等に伴ってスポンジ部材(3)の弾性反発力があるにもかかわらず、鉄製の保持部材(6)に支持された磁石(7)の部分だけが外面側に過度に突出するものとなっていた。そのため、従来のイレーザーは、払拭体(4)の外面に凹凸が生じやすく、ボード面の真下に力をかけたときに弾性反発力の効果が少なくなり、払拭体(4)がボード面に対して好適に接しない場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016-117204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、少なくとも、拭取部がボード面に対して好適に接するイレーザーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
【0007】
請求項1に記載の発明は、拭取部が設けられた本体とこの本体に装着され使用者の把持部を構成するカバーとを備えたボード用のイレーザーであって、
前記本体の内部にマグネットが配設されたものであり、このマグネットがクッション部材を介して前記カバーに支持されているイレーザーである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、前記クッション部材が、弾性変形可能な合成樹脂製のものである請求項1記載のイレーザーである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、複数の前記マグネットが設けられたものであり、これら複数のマグネットがそれぞれ前記クッション部材を介して前記カバーに支持されている請求項1記載のイレーザーである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、前記本体が、前記カバーに対して着脱可能に構成されている請求項1記載のイレーザーである。
【0011】
請求項5に記載の発明は、前記本体が、芯材と、この芯材の外面を被覆する張地とを備えたものである請求項1記載のイレーザーである。
【0012】
請求項6に記載の発明は、前記クッション部材が、弾性変形可能な合成樹脂製のものであり、前記芯材が、前記クッション部材と同じ素材により作られたものである請求項5記載のイレーザーである。
【0013】
請求項7に記載の発明は、前記芯材に、前記マグネット及びクッション部材が収容される孔部が設けられている請求項5記載のイレーザーである。
【0014】
請求項8に記載の発明は、前記張地の内面に、前記マグネットに臨む第二のクッション部材が配設されている請求項7記載のイレーザーである。
【0015】
請求項9に記載の発明は、前記カバーが、第一方向に長手をなす略矩形状の天壁と、天壁の周縁部から延出した周壁とを備えたものであり、前記周壁が、前記第一方向に長手をなす一対の第一周壁部を備えたものであり、前記第一周壁部における長手方向中央部分の延出寸法が、当該第一周壁部における長手方向両端部分の延出寸法よりも長く設定されている請求項1記載のイレーザーである。
【0016】
請求項10に記載の発明は、前記長手方向両端部分が、外方に向かって漸次延出寸法が短くなるように形成されている請求項9記載のイレーザーである。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように本発明によれば、少なくとも、拭取部がボード面に対して好適に接するイレーザーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
図2】同実施形態における正面図。
図3】同実施形態における左側面図。
図4】同実施形態における平面図。
図5図4におけるX-X線断面図。
図6】同実施形態における分解斜視図。
図7】同実施形態における分解斜視図。
図8】同実施形態における分解斜視図。
図9】同実施形態におけるカバーの底面図。
図10】同実施形態の一使用状態を示す説明図。
図11】同実施形態における図5に対応する作用説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の一実施形態を、図1~11を参照して説明する。なお、本実施形態における上下方向、前後方向、及び、左右方向の設定は説明の便宜上のものである。
【0020】
この実施形態は、本発明を、ボードであるホワイトボードWB用のイレーザーに適用したものである。
【0021】
イレーザーは、マグネット(磁石)を用いた止着具等の物品が吸着可能に構成されたホワイトボードWBに好適に使用されるものである。すなわち、イレーザーは、紛失の抑制や迅速な使用(ボード面mに添着したインクIの消去作業)に資するべく、内部にマグネット3を内蔵させることにより、ホワイトボードWBのボード面mに固定させたままの状態を採り得るものとなっている。
【0022】
イレーザーは、ボード面mのインクI(ボード面mに文字や線図を表示させるもの)を拭き取るための主たる接触部となる拭取部Sが設けられた本体1と、本体1に装着され使用者によって把持される把持部を構成するカバー2とを備えたものである。
【0023】
イレーザーは、本体1の内部にマグネット3が配設されている。本実施形態のイレーザーは、マグネット3がクッション部材である第一のクッション部材Aを介してカバー2に支持されている。
【0024】
以下、この実施形態のイレーザーの各構成について詳述する。
【0025】
<本体1>
本体1は、柔軟性と弾力性を持った素材により作られた芯材11と、芯材11の外面を被覆する張地12とを備えたものである。本体1の下面は、ホワイトボードWBのボード面mに当接するとともに当該ボード面mに添着したインクIを拭き取るための拭取部Sを構成している。拭取部Sの外面は、略平滑面をなしている。
【0026】
[芯材11]
芯材11は、全体として第一方向である前後方向に長手をなす略矩形ブロック状の外形をなしている。
【0027】
芯材11は、弾性変形可能な合成樹脂製のものである。この実施形態では、芯材11は、EVA樹脂(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)により作られている。芯材11は、第一、第二のクッション部材A、Bと同じ又は同等のクッション性を具備した素材により作られている。
【0028】
芯材11には、カバー2に支持された円盤状のマグネット3及び円柱状をなす第一のクッション部材Aが収容される孔部Hが設けられている。孔部Hは、平面視又は底面視において円形状をなしており、上下方向に貫通したものとなっている。孔部Hは、芯材11の前後二箇所に一定の間隔を空けて穿設されている。各孔部Hには、それぞれ、カバー2に支持されたマグネット3と第一のクッション部材Aの下部a2が収容されるようになっている。
【0029】
[張地12]
張地12は、例えば、合成繊維であるマイクロファイバーを用いて作られたものである。張地12は、少なくとも、芯材11の底面を覆うものとなっている。この実施形態では、張地12は、芯材11の底面、芯材11における左右の側面、及び、芯材11の上面における一部である左右の両側端部を覆ったものとなっている。
【0030】
張地12における芯材11の底面を覆う部分は、拭取部Sを構成するものとなっている。張地12は、芯材11の外面に対して接着剤等の適宜の方法により固定されている。
【0031】
張地12の内面には、マグネット3に臨む第二のクッション部材Bが配設されている。第二のクッション部材Bは、張地12の内面に固定されている。
【0032】
この実施形態では、第二のクッション部材Bは、EVA樹脂(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)により作られている。第二のクッション部材Bは、円盤状をなしており、二つの各マグネット3に臨む孔部H内に配設されたものとなっている。
【0033】
本体1は、カバー2に対して着脱可能に構成されている。換言すれば、イレーザーは、本体1が使用に伴って汚れたり劣化したりした場合等において、同一形状をなす他の本体1と交換することができるように構成されている。
【0034】
本体1の上面には、カバー2に対して本体1を離脱させる際に用いられる摘み部材Tが取り付けられている。摘み部材Tはシート状のものであり、その下端部は、使用者に把持され得るように、芯材11の長手方向一端部である後端部とカバー2の周壁Yとの間から突出するように設けられている。
【0035】
本体1の芯材11に穿設された一対の孔部Hの内周面には、カバー2に支持された第一のクッション部材Aの外周面が当接し得るように構成されている。マグネット3を保持した第一のクッション部材Aは前後二箇所に間隔を空けて配設されている。このため、本体1は、二箇所に間隔を空けて配設された第一のクッション部材Aを介してカバー2に支持されているため、カバー2から簡単に離脱しないものとなっている。
【0036】
<カバー2>
カバー2は、本体1の拭取部Sが外部に露出し得るように本体1に対して装着されている。カバー2は、本体1の一部を覆うように当該本体1の上部に対して装着されたものである。
【0037】
カバー2は、第一方向である前後方向に長手をなす略矩形状の天壁21と、天壁21の周縁部から第一方向に対して交差する方向である下方に延出した周壁Yと、板状をなし天壁21の内面から下方に延設された板状リブr1と、天壁21の下面から筒状すなわち略円筒状に延設され第一のクッション部材Aにおける上部a1の外周面と係わり合う一対の筒状リブr2とを備えたものである。一対の筒状リブr2は、第一のクッション部材Aを支持する支持部Jを構成するものである。
【0038】
ここで、カバー2に設けられた支持部Jは、第一のクッション部材Aにおける上部a1と係り合う天壁21の一部分及び筒状リブr2によって構成されたものである。支持部Jは、第一のクッション部材Aの上部a1に外嵌し得るものとなっている。
【0039】
周壁Yは、第一方向に長手をなす一対の第一周壁部たる左右の側壁部22と、左右の側壁部22の前端部間を繋ぐ前壁部23と、左右の側壁部22の後端部間を繋ぐ後壁部24を備えている。
【0040】
左右の側壁部22における長手方向中央部分22aの延出寸法wは、当該左右の側壁部22における長手方向両端部分22bの延出寸法よりも長く設定されている。
【0041】
また、左右の側壁部22における長手方向両端部分22bは、外方に向かって漸次延出寸法が短くなるように形成されている。
【0042】
板状リブr1と筒状リブr2の下端縁には、本体1の上面が当接するものとなっている。
【0043】
<マグネット3・第一のクッション部材A>
この実施形態のイレーザーは、ホワイトボードWBに対して磁力を用いて固定するために複数すなわち二つのマグネット3が内蔵されており、当該二つのマグネット3がそれぞれ第一のクッション部材Aを介してカバー2に支持されている。
【0044】
マグネット3は、円盤状をなす既知の構成のものである。二つのマグネット3は、それぞれ柱状すなわち円柱状をなす第一のクッション部材Aの下面に背着材等を用いて固定されている。
【0045】
第一のクッション部材Aは、弾性変形可能な合成樹脂製のものである。この実施形態では、第一のクッション部材Aは、EVA樹脂(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)により作られている。第一のクッション部材Aは、第二のクッション部材Bや芯材11と同じ又は同等の素材により作られている。
【0046】
第一のクッション部材Aの上部a1は、カバー2に設けられた支持部Jに内嵌するようになっている。また、第一のクッション部材Aの下部a2及び第一のクッション部材Aの下面に取り付けられたマグネット3は芯材11に設けられた孔部Hに挿入されたものとなっている。
【0047】
以上説明したように、本実施形態に係るイレーザーは、拭取部Sが設けられた本体1とこの本体1に装着され使用者の把持部を構成するカバー2とを備えたボード用のものである。
【0048】
そして、本体1の内部に二つのマグネット3が配設されたものである。各マグネット3が、クッション部材である第一のクッション部材Aを介してカバー2に支持されている。
【0049】
このため、本実施形態であれば、拭取部SがホワイトボードWBのボード面mに対して好適に接するイレーザーを提供することができるものとなる。
【0050】
つまり、イレーザーは、ボード面mに接着するためのマグネット3が第一のクッション部材Aを介してカバー2に支持されている。このため、本実施形態であれば、本体1の芯材11と同様に第一のクッション部材Aが柔軟に圧縮及び曲げ変形し得るものとなる。その結果、この実施形態のイレーザーであれば、マグネット3の部分だけが拭取部Sから過度に外方に突出してしまい、拭取部Sの面一性が損なわれるような不具合が生じ難いものとなっている。
【0051】
また、図11に一例を示すように、使用時において、芯材11の一端部側に偏った荷重が及んだような場合であっても、芯材11だけでなく第一のクッション部材Aも柔軟に圧縮及び曲げ変形することになるため、払拭部Sは面一性を損なうことなくボード面mに対して好適に当接し得るものとなっている。
【0052】
第一のクッション部材Aが、弾性変形可能な合成樹脂製のものであるため、マグネット3を好適に支持し得るものとなっている。
【0053】
複数のマグネット3、すなわち、二つのマグネット3が設けられたものであり、これら二つのマグネット3がそれぞれ第一のクッション部材Aを介してカバー2に支持されている。
【0054】
このため、一方向に長手をなすイレーザーであっても、ホワイトボードWBのボード面mにバランスよく吸着し得るものとなっている。
【0055】
また、図11に示されるように、本体1の芯材11が大きく変形し、払拭部Sがカバー2に対して大きく傾斜するような姿勢になった場合であっても、二箇所に離間して配された第一のクッション部材Aがアンカー的に作用することになるため、本体1がカバー2に対して脱落し難いものとなっている。
【0056】
本体1が、カバー2に対して着脱可能に構成されているため、本体1のメンテナンスや交換を好適に行えるものとなっている。
【0057】
本体1が、芯材11と、芯材11の外面を被覆する張地12とを備えたものであるため、ボード面mに添着したインクIを消去し得る好適な構成を備えたものとなっている。
【0058】
第一のクッション部材Aが、弾性変形可能な合成樹脂製のものであり、芯材11が、第一のクッション部材Aと同じ素材により作られたものである。
【0059】
このため、拭取部Sの面一性が損なわれるような不具合が生じ難い好適な構成を備えたものとなっている。
【0060】
芯材11に、マグネット3及び第一のクッション部材Aが収容される孔部Hが設けられている。
【0061】
このため、強度に優れた芯材11の構造を確保しつつマグネット3を拭取部Sに近接させるための設計の自由度に優れたものとなっている。
【0062】
張地12の内面に、マグネット3に臨む第二のクッション部材Bが配設されている。
【0063】
このため、第二のクッション部材Bがマグネット3と張地12との間に介在することにより、拭取部Sの面一性が損なわれるような不具合がより一層生じ難いものとなっている。
【0064】
カバー2が、第一方向である前後方向に長手をなす略矩形状の天壁21と、天壁21の周縁部から下方に延出した周壁Yとを備えたものである。そして、周壁Yが、前後方向に長手をなす一対の第一周壁部である左右の側壁部22を備えたものである。左右の側壁部22における長手方向中央部分22aの延出寸法が、当該左右の側壁部22における長手方向両端部分22bの延出寸法よりも長く設定されている。
【0065】
このため、使用者は、左右の側壁部22の長手方向中央部分22aを好適に把持し得るものとなっている。また、使用者は、左右の側壁部22の長手方向中央部分22aを把持するように誘導されることになるため、イレーザーはバランスよく使用者に把持され易いものとなっている。
【0066】
左右の側壁部22の長手方向両端部分22bが、外方に向かって漸次延出寸法が短くなるように形成されている。このため、左右の側壁部22は外観に優れた形態を採り得るものとなっている。
【0067】
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
【0068】
クッション部材は、一定のクッション性を発揮し得るものであればよく、上述した実施形態に示されたものに限られるものではない。
【0069】
例えば、クッション部材は、コイルスプリング等のスプリングであってもよい。
【0070】
クッション部材は、弾性変形可能な合成樹脂製のものが好適であるが、具体的な樹脂材料や形態は適宜のものを採用することができるものである。例えば、クッション部材がゴムや発泡体により作られたものであってもよい。
【0071】
クッション部材は、矩形柱状のものであってもよいのはもちろんのことである。
【0072】
マグネットは、単数のものであってもよいし、二つ以上の複数設けられたものであってもよい。
【0073】
本体が、カバーに対して着脱可能に構成されていないものであってもよい。
一対の第一周壁部における長手方向両端部分が、外方に向かって漸次延出寸法が短くなるように形成されていないものであってもよい。
【0074】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【符号の説明】
【0075】
1…本体
2…カバー
3…マグネット
A…第一のクッション部材(クッション部材)
B…第二のクッション部材
WB…ホワイトボード
m…ボード面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11