IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社東芝の特許一覧 ▶ 東芝電機サービス株式会社の特許一覧

特開2024-2281乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム
<>
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図1
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図2
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図3
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図4
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図5
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図6
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図7
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図8
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図9
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図10
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図11
  • 特開-乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024002281
(43)【公開日】2024-01-11
(54)【発明の名称】乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/123 20060101AFI20231228BHJP
【FI】
G08G1/123 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022101381
(22)【出願日】2022-06-23
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】秋場 昭希
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA06
5H181BB04
5H181CC12
5H181FF13
5H181FF18
5H181MA25
5H181MA26
5H181MA29
5H181MA30
5H181MA33
(57)【要約】
【課題】バス等の公共交通機関の利便性を改善する乗車管理サーバを提供すること。
【解決手段】実施形態に係る乗車管理サーバは、メモリと、第1の通信インタフェースと、プロセッサと、及び第2の通信インタフェースとを備える。前記メモリは、各車両の運行日時及び運行区間を含む運行情報を記憶する。前記第1の通信インタフェースは、乗車要求端末から乗車日時、乗車区間、及び所定スペースを必要とする乗車形態を含む乗車要求を受信し、前記乗車要求端末に対して乗車予約を送信する。前記プロセッサは、前記運行情報及び前記乗車要求に基づき対象車両を検出する。前記第2の通信インタフェースは、前記対象車両の車両端末に対して前記乗車要求を送信し、前記車両端末から前記乗車予約を受信する。
【選択図】 図11

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各車両の運行日時及び運行区間を含む運行情報を記憶するメモリと、
乗車要求端末から乗車日時、乗車区間、及び所定スペースを必要とする乗車形態を含む乗車要求を受信し、前記乗車要求端末に対して乗車予約を送信する第1の通信インタフェースと、
前記運行情報及び前記乗車要求に基づき対象車両を検出するプロセッサと、
前記対象車両の車両端末に対して前記乗車要求を送信し、前記車両端末から前記乗車予約を受信する第2の通信インタフェースと、
を備える乗車管理サーバ。
【請求項2】
前記運行情報は、車両設備に関する情報を含み、
前記プロセッサは、前記乗車形態に対応する前記車両設備を有する前記対象車両を検出する、請求項1の乗車管理サーバ。
【請求項3】
運行日時及び運行区間を含む運行情報を記憶するメモリと、
乗車管理サーバから乗車日時、乗車区間、及び所定スペースを必要とする乗車形態を含む乗車要求を受信し、前記乗車管理サーバに対して乗車予約を送信する通信インタフェースと、
前記運行情報及び前記乗車要求に基づき乗車許可又は不許可を判定し、判定結果を含む前記乗車予約を生成し、乗車許可の判定に対応して前記乗車形態に関する乗車案内を出力するプロセッサと、
を備える車両端末。
【請求項4】
前記プロセッサは、乗降記録又は車内映像に基づき混雑状況を検出し、前記運行情報、前記乗車要求、及び前記混雑状況に基づき乗車許可又は不許可を判定する、請求項3の車両端末。
【請求項5】
前記プロセッサは、所定スペースを必要とする乗車形態の乗車予約に基づき乗車許可又は不許可を判定する、請求項4の車両端末。
【請求項6】
前記プロセッサは、乗車許可の判定に対応して、車椅子利用、ベビーカー利用、盲導犬同伴、及び大型荷物所持の何れかを示す前記乗車形態に関する乗車案内を出力する、請求項3の車両端末。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記運行情報に基づく所定のタイミングで、前記乗車形態に関する乗車案内を出力する、請求項3の車両端末。
【請求項8】
コンピュータに、
乗車管理サーバから乗車日時、乗車区間、及び所定スペースを必要とする乗車形態を含む乗車要求を受信させ、
運行情報及び前記乗車要求に基づき乗車許可又は不許可を判定させ、
判定結果を含む乗車予約を生成させ、
前記乗車管理サーバに対して前記乗車予約を送信させ、
乗車許可の判定に対応して前記乗車形態に関する乗車案内を出力させるためのプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
バス等の公共交通機関は、車椅子利用者、ベビーカー利用者、盲導犬同伴者、又は大型荷物所有者等の様々な利用者に利用されている。これらの利用者が、バスに乗車する場合、車内には乗車形態に応じた一定の空きスペースが必要である。例えば、車椅子利用者の場合、車椅子用の専用スペースが必要である。ベビーカー利用者の場合、専用スペースでなくとも、やはり一定の空きスペースが必要である。加えて、乗降のためのスペースも必要である。
【0003】
利用者は、停留所等にバスが到着してから、到着したバスが乗車形態に適合しているかを確認し、適合している場合に、到着したバスに乗車することができる。自身の乗車形態に適合していない場合、到着したバスへの乗車を諦めて、次のバスを待つことになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-009452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の通り、公共交通機関を利用する利用者の乗車形態は様々であるが、停留所にバスが到着するまで乗車可否が判断できず不便である。到着したバスが自身の乗車形態に適合していなければ、次のバスを待つことになるが、次のバスが自身の乗車形態に適合しているとは限らない。交通機関の公共性に鑑み、改善が要望されている。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、バス等の公共交通機関の利便性を改善する乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る乗車管理サーバは、メモリと、第1の通信インタフェースと、プロセッサと、及び第2の通信インタフェースとを備える。前記メモリは、各車両の運行日時及び運行区間を含む運行情報を記憶する。前記第1の通信インタフェースは、乗車要求端末から乗車日時、乗車区間、及び所定スペースを必要とする乗車形態を含む乗車要求を受信し、前記乗車要求端末に対して乗車予約を送信する。前記プロセッサは、前記運行情報及び前記乗車要求に基づき対象車両を検出する。前記第2の通信インタフェースは、前記対象車両の車両端末に対して前記乗車要求を送信し、前記車両端末から前記乗車予約を受信する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る乗車管理システムの一例を示す概略図である。
図2図2は、実施形態に係るICカードの一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係るバス停端末の一例を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態に係るモバイル端末の一例を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態に係る乗車管理サーバの一例を示すブロック図である。
図6図6は、実施形態に係る車両構成の一例を示すブロック図である。
図7図7は、実施形態に係るICカードの登録情報の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係るバス停端末からの乗車要求の一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係るモバイル端末からの乗車要求の一例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る車両端末からの予約情報の一例を示す図である。
図11図11は、実施形態に係る乗車管理サーバによる乗車処理の一例を示すフローチャートである。
図12図12は、実施形態に係る車両端末による予約処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態に係る乗車管理システムについて図面を用いて説明する。
図1は、実施形態に係る乗車管理システムの一例を示す概略図である。図1に示すように、乗車管理カードシステムは、ICカード10、バス停端末20、モバイル端末30、乗車管理サーバ40、及び車両端末50を備える。
【0010】
ICカード10は、例えば85.6mm×54mm×0.76mmのサイズのカードであり、利用者に携帯されることを想定した携帯可能電子装置である。また、ICカードは、スマートカード等と呼ばれることもある。ICカード10は、非接触型(いわゆるワイヤレス)のICカードであり、非接触給電により動作電力を得る。つまり、ICカード10が、バス停端末20のカードリーダライタの通信エリア(磁界エリア)に入ると、ICカード10のアンテナ(コイル)が電磁誘導により起電し、発生した電流を得て動作する。本実施形態では、非接触でバス停端末20(カードリーダライタ)と通信する非接触型、及び接触してバス停端末20と通信する接触型の両機能をサポートするコンビ型と呼ばれるICカードについて説明する。
【0011】
バス停端末20は、各バス停に設置される乗車要求端末である。バス停端末20は、利用者によって翳されるICカード10と通信し、ICカード10から登録情報を受信し、また、ICカード10へ予約情報を送信する。また、バス停端末20は、乗車管理サーバ40と通信し、ICカード10からの登録情報に基づく乗車要求を送信し、乗車要求に対応する乗車予約を受信する。登録情報、乗車要求、及び乗車予約については後に詳しく説明する。
【0012】
モバイル端末30は、スマートフォン又はタブレットPC等の乗車要求端末である。モバイル端末30は、乗車管理サーバ40と通信し、入力情報等に基づく乗車要求を送信し、乗車要求に対応する乗車予約を受信する。
【0013】
乗車管理サーバ40は、1又は複数台のコンピュータであり、バス停端末20又はモバイル端末30と通信し、バス停端末20又はモバイル端末30からの乗車要求を受信し、バス停端末20又はモバイル端末30に対して予約情報を送信する。
【0014】
車両端末50は、公共交通機関で運行されるバス等の各車両5に搭載され、乗車管理サーバ40と通信し、乗車管理サーバ40からの乗車要求を受信し、乗車管理サーバ40に対して予約情報を送信する。
【0015】
乗車管理システムの利用者は、ICカード10又はモバイル端末30を利用して、サービスの提供を受ける。ICカード10は、バス停端末20が設置されるバス停(乗り場)で利用される。モバイル端末30は、バス停端末20が設置されるバス停での利用も可能であるが、乗車管理サーバ40と通信可能な環境であれば、利用場所は制限されない。
【0016】
続いて、ICカード10、バス停端末20、モバイル端末30、乗車管理サーバ40、及び車両端末50の詳細構成について説明する。
図2は、実施形態に係るICカードの一例を示すブロック図である。
ICカード10は、バス停端末20と通信するアンテナを備える。また、ICカード10は、プロセッサ11、メモリ12、及び通信インタフェース13等を備える。
【0017】
プロセッサ11は、メモリ12に記憶されたプログラムに基づいて演算及び制御などの各種処理を実行する。プロセッサ11は、CPU(central processing unit)、又はMPU(micro processing unit)等である。また、プロセッサ11は、メモリ12に記憶される金額情報、及び車両端末50(カードリーダライタ)から送信される精算コマンドに基づき、運賃支払い処理を実行する。
【0018】
メモリ12は、プロセッサ11により実行されるオペレーティングシステム又はアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。また、メモリ12は、プロセッサ11が各種処理を行う上で使用するデータなどを記憶する。また、メモリ12は、識別情報及び乗車情報を含む登録情報を記憶する。識別情報は、カードIDでもよいし、利用者IDでもよい。また識別情報は、利用者氏名を含んでもよい。また、メモリ12は、登録情報の送信に対応して受信される予約情報を記憶する。また、メモリ12は、チャージされる金額情報を記憶する。なお、ICカード10が金額情報を記憶する替りに、キャッシュレスサーバが、ICカード10の識別情報に対応付けられる金額情報を記憶してもよい。
【0019】
通信インタフェース13は、アンテナを介して、バス停端末20へデータを送信し、また、バス停端末20からのデータを受信する。例えば、通信インタフェース13は、登録情報を送信し、登録情報に対応する予約情報を受信する。
【0020】
図3は、実施形態に係るバス停端末の一例を示すブロック図である。
バス停端末20は、プロセッサ21、メモリ22、通信インタフェース23、カードリーダライタ24、及びディスプレイ25を備える。
【0021】
プロセッサ21は、メモリ22に記憶されたプログラムに基づいて、演算及び制御などの各種処理を実行する。プロセッサ21は、CPU又はMPU等である。プロセッサ21は、通信インタフェース23を介して定期的に日時を取得し、取得した日時に基づき現在日時を出力する。また、プロセッサ21は、ICカード10から送信される登録情報、メモリ22に記憶されるバス停ID、及び通信インタフェース23を介して受信される現在日時に基づき、乗車管理サーバ40へ送信する乗車要求を生成する。プロセッサ21により生成される乗車要求については後に詳しく説明する。
【0022】
メモリ22は、プロセッサ21により実行されるオペレーティングシステム又はアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。また、メモリ22は、プロセッサ21が各種処理を行う上で使用するデータなどを記憶する。例えば、メモリ22は、バス停端末20の設置場所であるバス停IDを記憶する。バス停IDは、乗車管理サーバ40へ送信する乗車要求に含まれる出発地の情報として利用される。なお、メモリ22は、バス停IDに替えて、経度と緯度で示される位置情報を記憶するようにしてもよい。位置情報は、乗車管理サーバ40へ送信する乗車要求に含まれる出発地の情報として利用され、乗車管理サーバ40は、位置情報から出発地のバス停(バス停ID)を検出する。
【0023】
通信インタフェース23は、乗車管理サーバ40へデータを送信し、また、乗車管理サーバ40からのデータを受信する。例えば、通信インタフェース23は、乗車要求を送信し、乗車要求に対応する予約情報を受信する。
【0024】
カードリーダライタ24は、ICカード10との間でデータを送受信するためのインタフェース装置である。カードリーダライタ24は、アンテナを備え、アンテナを介してICカード10のアンテナと非接触で通信する。
【0025】
ディスプレイ25は、プロセッサ21の表示制御により種々の情報を表示する液晶モニタ等である。例えば、ディスプレイ25は、ICカード10からの登録情報に基づき生成される乗車要求、及び乗車要求の送信に対応して受信される予約情報等を表示する。ICカード10の利用者は、ディスプレイ25を介して、乗車要求又は予約情報を確認することができる。
【0026】
図4は、実施形態に係るモバイル端末の一例を示すブロック図である。
モバイル端末30は、プロセッサ31、メモリ32、通信インタフェース33、及びユーザインタフェース34を備える。
【0027】
プロセッサ31は、メモリ32に記憶されたプログラムに基づいて、演算及び制御などの各種処理を実行する。プロセッサ31は、CPU又はMPU等である。プロセッサ31は、通信インタフェース33を介して定期的に日時を取得し、取得した日時に基づき現在日時を出力する。また、プロセッサ31は、乗車情報等に基づき、乗車管理サーバ40へ送信する乗車要求を生成する。プロセッサ31により生成される乗車要求については後に詳しく説明する。
【0028】
メモリ32は、プロセッサ31により実行されるオペレーティングシステム又はアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。また、メモリ32は、プロセッサ31が各種処理を行う上で使用するデータなどを記憶する。例えば、メモリ32は、個人情報及び乗車情報を含む登録情報を記憶する。また、メモリ32は、個人情報及び乗車情報から生成される乗車要求を記憶し、乗車要求の送信に対応して受信される予約情報を記憶する。
【0029】
通信インタフェース33は、乗車管理サーバ40へデータを送信し、また、乗車管理サーバ40からのデータを受信する。例えば、通信インタフェース23は、乗車要求を送信し、乗車要求に対応する予約情報を受信する。
【0030】
ユーザインタフェース34は、ディスプレイ341及びタッチパネル342を備える。ユーザインタフェース34は、タッチパネル342を介して入力される情報を受け付け、ディスプレイ341へ表示する。例えば、タッチパネル342は、入力される登録情報を受け付け、ディスプレイ341は、受け付けた登録情報を表示する。また、ディスプレイ341は、登録情報に基づき生成される乗車要求を表示し、さらに、乗車要求の送信に対応して受信される予約情報を表示する。
【0031】
図5は、実施形態に係る乗車管理サーバの一例を示すブロック図である。
乗車管理サーバ40は、プロセッサ41、メモリ42、第1の通信インタフェース43、第2の通信インタフェース44を備える。
【0032】
プロセッサ41は、メモリ42に記憶されたプログラムに基づいて、演算及び制御などの各種処理を実行する。プロセッサ41は、CPU又はMPU等である。プロセッサ41は、第1の通信インタフェース43を介して定期的に日時を取得し、取得した日時に基づき現在日時を出力する。
【0033】
また、プロセッサ41は、車両検出部411を備え、車両検出部411は、バス停端末20又はモバイル端末30から受信する乗車要求、及び各車両の運行日時及び運行区間を含む運行情報に基づき、1又は複数の対象車両を検出する。さらに、車両検出部411は、運行情報に含まれる各車両の車両設備に関する情報に基づき、乗車要求に含まれる乗車形態に対応する車両設備を有する1又は複数の対象車両を検出する。乗車形態は、所定スペースを必要とすることを示す。例えば、乗車形態は、車椅子利用、ベビーカー利用、盲導犬同伴、及び大型荷物所持の何れかを示す。即ち、車両検出部411は、各車両の運行日時、運行区間、及び車両設備に関する情報に基づき、1又は複数の対象車両を検出し、検出される車両に対して乗車要求の送信を指示する。車両検出部411は、1台の対象車両が検出される場合は、1台の対象車両に対して乗車要求の送信を指示し、複数台の対象車両が検出される場合は、最短待ち時間で乗車できる1台の車両を絞り込み、絞り込んだ1台の車両に対して乗車要求の送信を指示する。
【0034】
メモリ42は、プロセッサ41により実行されるオペレーティングシステム又はアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。また、メモリ42は、プロセッサ41が各種処理を行う上で使用するデータなどを記憶する。例えば、メモリ42は、各車両の運行日時、運行区間、並びに車両情報を含む運行情報、バス停端末20又はモバイル端末30から受信する乗車要求、及び乗車要求の送信に対応して受信される予約情報を記憶する。運行情報に含まれる車両情報は、乗車可能人数及び車両設備に関する情報を含む。
【0035】
メモリ42は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶した状態で、乗車管理サーバ40が譲渡されてもよいし、上記のプログラムを記憶しない状態で、乗車管理サーバ40が譲渡されてもよい。後者の場合、乗車管理サーバ40は、光ディスク又は半導体メモリのようなリムーバブルな記憶媒体に記憶された上記のプログラムを読み取り、読み取ったプログラムをメモリ42等へ書き込む。或いは、乗車管理サーバ40は、ネットワークなどを介して上記のプログラムをダウンロードし、ダウンロードしたプログラムをメモリ42等へ書き込む。
【0036】
第1の通信インタフェース43は、バス停端末20又はモバイル端末30へデータを送信し、また、バス停端末20又はモバイル端末30からのデータを受信する。例えば、第1の通信インタフェース43は、バス停端末20又はモバイル端末30から乗車要求を受信し、バス停端末20又はモバイル端末30へ向けて乗車要求に対応する予約情報を送信する。
【0037】
第2の通信インタフェース44は、車両端末50へデータを送信し、また、車両端末50からのデータを受信する。例えば、第2の通信インタフェース44は、車両端末50へ向けて乗車要求を送信し、車両端末50からの予約情報を受信する。
【0038】
図6は、実施形態に係る車両構成の一例を示すブロック図である。
車両5は、車両端末50、複数の車内カメラ57、及び複数の車内ディスプレイ58を備える。車両端末51は、プロセッサ51、メモリ52、通信インタフェース53、カードリーダライタ54、ユーザインタフェース55、及び入出力インタフェース56を備える。
【0039】
プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムに基づいて、演算及び制御などの各種処理を実行する。プロセッサ51は、CPU又はMPU等である。プロセッサ51は、通信インタフェース53を介して定期的に日時を取得し、取得した日時に基づき現在日時を出力する。また、プロセッサ51は、カードリーダライタ54を介してICカード10と通信し、ICカード10にチャージされた金額情報に基づき運賃精算処理を実行する。
【0040】
また、プロセッサ51は、乗車判定部511及び予約生成部512を備える。
乗車判定部511は、乗車口に設置される車内カメラ57からの画像を解析し、乗車人数をカウントし乗車記録を生成し、また、降車口に設置される車内カメラ57からの画像を解析し、降車人数をカウントし降車記録を生成し、乗車記録及び降車記録に基づき乗車人数を検出する。また、乗車判定部511は、乗車記録及び降車記録(即ち乗降記録)から混雑状況を検出する。又は乗車判定部511は、複数の車内カメラ57からの車内映像に基づき混雑状況を検出する。
【0041】
乗車判定部511は、乗車管理サーバ40からの乗車要求、メモリ52に記憶される運行情報、及び検出される混雑状況に基づき、乗車要求に対する乗車許可又は不許可を判定する。乗車判定部511は、運行情報に含まれる車両の運行日時、運行区間、及び車両設備に関する情報を参照し、乗車要求に含まれる乗車日時、乗車区間、及び乗車形態が満たされる場合で、且つ混雑状況が閾値以下の場合に乗車許可を判定し、それ以外の場合に乗車不許可を判定する。
【0042】
予約生成部512は、乗車許可に対応して乗車許可、乗車日時、乗車区間、及び乗車形態を含む予約情報を生成する。また、予約生成部512は、乗車不許可に対応して乗車不許可、乗車日時、乗車区間、及び乗車形態を含む予約情報を生成する。
【0043】
メモリ52は、プロセッサ51により実行されるオペレーティングシステム又はアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。また、メモリ52は、プロセッサ51が各種処理を行う上で使用するデータなどを記憶する。例えば、メモリ52は、車両の運行日時、運行区間、乗車形態に対応する設備を含む運行情報を記憶する。また、メモリ52は、乗車管理サーバ40から送信される乗車要求を記憶し、乗車要求の受信に対応して生成される予約情報を記憶する。
【0044】
メモリ52は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶した状態で、車両端末50が譲渡されてもよいし、上記のプログラムを記憶しない状態で、車両端末50が譲渡されてもよい。後者の場合、車両端末50は、光ディスク又は半導体メモリのようなリムーバブルな記憶媒体に記憶された上記のプログラムを読み取り、読み取ったプログラムをメモリ52等へ書き込む。或いは、車両端末50は、ネットワークなどを介して上記のプログラムをダウンロードし、ダウンロードしたプログラムをメモリ52等へ書き込む。
【0045】
通信インタフェース53は、乗車管理サーバ40からデータを受信し、また、乗車管理サーバ40へデータを送信する。例えば、通信インタフェース53は、乗車要求を受信し、乗車要求の受信に対応して生成される予約情報を送信する。
【0046】
カードリーダライタ54は、ICカード10との間でデータを送受信するためのインタフェース装置である。カードリーダライタ54は、アンテナを備え、アンテナを介してICカード10のアンテナと非接触で通信する。
【0047】
ユーザインタフェース55は、ディスプレイ551及びタッチパネル552を備える。ユーザインタフェース55は、タッチパネル552を介して入力される情報を受け付け、ディスプレイ551へ表示する。例えば、ディスプレイ551は、乗車許可、乗車日時、乗車区間、及び乗車形態を含む予約情報を表示する。ディスプレイ551が、乗車形態を表示することにより、運転手は、車椅子利用者、ベビーカー利用者、盲導犬同伴者、又は大型荷物所有者等の乗車形態の乗客の乗車を事前に知ることができる。
【0048】
入出力インタフェース56は、複数の車内カメラ57から出力される車内映像を入力する。また、入出力インタフェース56は、複数の車内ディスプレイ58へ出力する予約情報(乗車形態を含む)を表示する。車内ディスプレイ58が、予約情報を表示することにより、乗車中の乗客は、車椅子利用者、ベビーカー利用者、盲導犬同伴者、又は大型荷物所有者等の乗車形態の乗客が新たに乗車してくることを事前に知ることができる。
【0049】
図7は、実施形態に係るICカードの登録情報の一例を示す図である。
図7に示すように、ICカード10の登録情報は、識別情報及び乗車情報を含む。乗車情報は、到着地及び乗車形態を含む。乗車形態は、車椅子利用、ベビーカー利用、盲導犬同伴、及び大型荷物所持の何れかを示す。
【0050】
図8は、実施形態に係るバス停端末からの乗車要求の一例を示す図である。
図8に示すように、バス停端末20からの乗車要求は、識別情報及び乗車情報を含む。識別情報は、ICカード10から読み取られた情報である。乗車情報は、乗車日時(現在日時)、乗車区間、及び乗車形態を含む。乗車区間は、出発地(バス停ID又は位置情報)及び到着地を含み、到着地は、ICカード10から読み取られた情報である。乗車形態も、ICカード10から読み取られた情報である。
【0051】
図9は、実施形態に係るモバイル端末からの乗車要求の一例を示す図である。
図9に示すように、モバイル端末30からの乗車要求は、識別情報及び乗車情報を含む。乗車情報は、ユーザインタフェース34のタッチパネル341から入力される情報であり、乗車日時(指定日時)、乗車区間(指定区間)、及び乗車形態を含む。乗車区間は、出発地(指定されたバス停ID)及び到着地(指定されたバス停ID)を含む。
【0052】
図10は、実施形態に係る車両端末からの予約情報の一例を示す図である。
図10に示すように、車両端末50からの予約情報は、乗車要求に含まれていた識別情報、予約結果(乗車許可又は乗車不許可)、及び乗車要求に含まれていた乗車情報を含む。乗車情報は、乗車日時、乗車区間、及び乗車形態を含む。
【0053】
図11は、実施形態に係る乗車管理サーバによる乗車処理の一例を示すフローチャートである。
乗車管理サーバ40の第1の通信インタフェース43は、バス停端末20又はモバイル端末30からの乗車要求を受信する(ST11)。プロセッサ41の車両検出部411は、乗車要求及び運行情報に基づき、1又は複数の対象車両を検出する(ST12)。車両検出部411は、運行情報に含まれる各車両の運行日時、運行区間、及び車両設備に関する情報を参照し、乗車要求に含まれる乗車日時、乗車区間、及び乗車形態を満たす1又は複数の対象車両を検出する(ST12、YES)。即ち、車両検出部411は、乗車形態に対応する車両設備を有する1又は複数の対象車両を検出する。車両検出部411は、複数台の対象車両が検出される場合は、最短時間で乗車できる1台の対象車両を絞り込む。
【0054】
車両検出部411は、検出された対象車両又は絞り込まれた対象車両に対して、乗車要求を送信する(ST13)。第2の通信インタフェース44が、対象車両から乗車許可の予約情報を受信すると(ST14、YES)、第1の通信インタフェース43は、バス停端末20又はモバイル端末30へ乗車許可の予約情報を送信する(ST15)。
【0055】
バス停端末20は、乗車許可の予約情報を受信すると、受信した予約情報を表示し、また、受信した予約情報をICカード10へ書き込む。モバイル端末30は、乗車許可の予約情報を受信すると、受信した予約情報を記憶し、また、受信した予約情報を表示する。
【0056】
第2の通信インタフェース44が、対象車両から乗車不許可の予約情報を受信すると(ST14、NO)、車両検出部411は、次の対象車両を選択し、選択された次の対象車両に対して、乗車要求を送信する(ST13)。第2の通信インタフェース44が、対象車両から乗車許可の予約情報を受信すると(ST14、YES)、第1の通信インタフェース43は、バス停端末20又はモバイル端末30へ乗車許可の予約情報を送信する(ST15)。
【0057】
車両検出部411が、全く対象車両を検出しなければ(ST12、NO)、第1の通信インタフェース43は、バス停端末20又はモバイル端末30へ乗車不可の予約情報を送信する(ST16)。車両検出部411が、1又は複数台の対象車両を検出したが(ST12、YES)、どの車両からも乗車許可の予約情報を受け取れない場合(ST14、NO)、第1の通信インタフェース43は、バス停端末20又はモバイル端末30へ乗車不許可の予約情報を送信する(ST16)。
【0058】
図12は、実施形態に係る車両端末による予約処理の一例を示すフローチャートである。
車両端末50の通信インタフェース53が、乗車管理サーバ40からの乗車要求を受信すると(ST21、YES)、プロセッサ51の乗車判定部511は、メモリ52に記憶される運行情報及び受信した乗車要求等に基づき乗車許可又は不許可を判定する(ST22)。
【0059】
例えば、乗車判定部511は、乗車記録及び降車記録(即ち乗降記録)に基づき混雑状況を検出する。又は乗車判定部511は、複数の車内カメラ57からの車内映像に基づき混雑状況を検出する。乗車判定部511は、乗車管理サーバ40からの乗車要求、メモリ52に記憶される運行情報、及び検出される混雑状況に基づき、乗車許可又は不許可を判定する。乗車判定部511は、運行情報に含まれる車両の運行日時、運行区間、及び車両設備に関する情報を参照し、乗車要求に含まれる乗車日時、乗車区間、及び乗車形態が満たされる場合で、且つ混雑状況が閾値以下の場合に乗車許可を判定し、それ以外の場合に乗車不許可を判定する。
【0060】
乗車要求に含まれる乗車日時、乗車区間、及び乗車形態が満たされる場合とは、運行情報に含まれる運行区間が乗車要求に含まれる乗車区間を含み、乗車区間に対応する運行区間の運行日時が乗車日時より後の日時(乗車に間に合う日時)であり且つ時間差が一定時間以内(例えば30分以内)であり、さらに、乗車要求に含まれる乗車形態に対応する車両設備を有する場合である。例えば、乗車要求に含まれる運行形態が車椅子利用を示す場合は、運行情報に含まれる車両設備に関する情報が車椅子設備を示すことが条件の一つである。
【0061】
乗車要求が、車椅子利用、ベビーカー利用、盲導犬同伴、及び大型荷物所持の何れかを示す乗車形態を含み、混雑状況が閾値を超える場合、乗車判定部511は、乗車不許可を判定する。混雑が激しい場合、車椅子利用、ベビーカー利用、盲導犬同伴、及び大型荷物所持の利用者の乗降が困難であり、乗車判定部511は、乗車不許可を判定する。
【0062】
また、乗車判定部511は、運行情報、乗車要求、及び混雑状況に加えて、乗車予約に基づき、乗車許可又は不許可を判定してもよい。例えば、メモリ52に記憶された乗車予約(確定予約)が、所定の運行日時の所定の運行区間における所定スペースを必要とする乗車形態を示す場合、乗車要求が、所定の運行日時の所定の運行区間における所定スペースを必要とする乗車形態であれば、乗車判定部511は、重複予約を認めず不許可を判定する。
【0063】
乗車判定部511が、乗車許可を判定すると(ST22、YES)、予約生成部512は、判定結果である乗車許可を含む乗車予約を生成する(ST23)。通信インタフェース53は、乗車管理サーバ40に対して、生成された乗車許可を含む乗車予約を送信する(ST24)。
【0064】
また、入出力インタフェース56は、乗車許可の判定に対応して、車椅子利用、ベビーカー利用、盲導犬同伴、及び大型荷物所持の何れかを示す乗車形態に関する乗車案内を出力する(ST25)。車内ディスプレイ58は、乗車形態に関する乗車案内を表示する。
【0065】
例えば、入出力インタフェース56は、運行情報に基づく所定のタイミングで(乗車要求に含まれる乗車区間の直前のタイミングで)、乗車形態に関する乗車案内を出力し、車内ディスプレイ58は、所定のタイミングで、乗車形態に関する乗車案内を表示する。これにより、乗車中の乗客は、車椅子利用者、ベビーカー利用者、盲導犬同伴者、又は大型荷物所有者等の乗車形態の乗客が新たに乗車してくることを所定のタイミングで知ることができる。
【0066】
一方、乗車判定部511が、乗車不許可を判定すると(ST22、NO)、予約生成部512は、判定結果である乗車不許可を含む乗車予約を生成する(ST26)。通信インタフェース53は、乗車管理サーバ40に対して、乗車不許可を含む乗車予約を送信する(ST27)。
【0067】
以上説明した本実施形態によれば、バス等の公共交通機関の利便性を改善する乗車管理サーバ、車両端末、及びプログラムを提供することができる。
例えば、乗車管理サーバ40は、バス停端末20又はモバイル端末30等の乗車要求端末から乗車要求を受信し、運行情報及び乗車要求に基づき対象車両を検出し、対象車両の車両端末50に対して乗車要求を送信し、対象車両の車両端末50から乗車予約を受信し、バス停端末20又はモバイル端末30等の乗車要求端末に対して乗車予約を送信する。乗車要求端末は、乗車予約を受信し、乗車予約を表示する。
車椅子利用、ベビーカー利用、盲導犬同伴、又は大型荷物所持の乗車形態の利用者は、登録情報を記憶したICカード10をバス停端末20へ翳すだけ、又はモバイル端末30から乗車情報を入力するだけで、乗車を予約することができ、予約車両に確実に乗車することができる。バスが到着してから、乗車できないことが判明するような事態を防ぐことができる。
【0068】
また、車両端末50は、乗車管理サーバ40から乗車要求を受信し、運行情報及び乗車要求に基づき乗車許可又は不許可を判定し、判定結果を含む乗車予約を生成し、乗車管理サーバ40に対して乗車予約を送信し、乗車許可の判定に対応して乗車予約を出力する。例えば、車両端末50は、乗車形態に関する乗車案内を出力する。乗車管理サーバ40は、乗車予約の送信元の乗車要求端末に対して乗車予約を送信することができる。
また、車内ディスプレイ58は、乗車予約(例えば乗車形態に関する乗車案内)を表示することができる。乗車中の乗客は、車椅子利用者、ベビーカー利用者、盲導犬同伴者、又は大型荷物所有者等の乗車形態の乗客が新たに乗車してくることを事前に知ることができる。乗車形態に関する乗車案内の表示は、乗車中の乗客に対する呼び掛けとなり、所定の乗車形態の乗客の乗降をスムーズにすることができる。
さらに、ディスプレイ551は、乗車予約(例えば乗車形態に関する乗車案内)を表示することができる。運転手は、車椅子利用者、ベビーカー利用者、盲導犬同伴者、又は大型荷物所有者等の乗車形態の乗客が新たに乗車してくることを事前に知ることができる。これにより、運転手は、事前に、車内放送等で車椅子利用者等の乗客乗降について協力を呼び掛けることができる。
【0069】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0070】
5…車両
10…ICカード
11…プロセッサ
12…メモリ
13…通信インタフェース
20…バス停端末
21…プロセッサ
22…メモリ
23…通信インタフェース
24…カードリーダライタ
25…ディスプレイ
30…モバイル端末
31…プロセッサ
32…メモリ
33…通信インタフェース
34…ユーザインタフェース
40…乗車管理サーバ
41…プロセッサ
42…メモリ
43…第1の通信インタフェース
44…第2の通信インタフェース
50…車両端末
51…プロセッサ
52…メモリ
53…通信インタフェース
54…カードリーダライタ
55…ユーザインタフェース
56…入出力インタフェース
57…車内カメラ
58…車内ディスプレイ
341…ディスプレイ
342…タッチパネル
411…車両検出部
511…乗車判定部
512…予約生成部
551…ディスプレイ
552…タッチパネル

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12