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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024022868
(43)【公開日】2024-02-21
(54)【発明の名称】加熱収縮装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 53/04 20060101AFI20240214BHJP
   B65B 53/00 20060101ALN20240214BHJP
【FI】
B65B53/04 B
B65B53/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022126279
(22)【出願日】2022-08-08
(71)【出願人】
【識別番号】000253019
【氏名又は名称】澁谷工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100156199
【弁理士】
【氏名又は名称】神崎 真
(74)【代理人】
【識別番号】100124497
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 洋樹
(72)【発明者】
【氏名】谷口 恒平
(57)【要約】
【課題】簡略な構成で、耐久性の高い加熱収縮装置を提供する。
【解決手段】加熱収縮装置10は、キャップCが装着され、熱収縮性ラベルが被せられた容器Vを供給ホイール12から受け取る。加熱収縮装置10は、回転体18の外周に供給ホイール12から供給される容器Vの底面を支持する複数のプレート40を備える。プレート40に支持された容器Vの上方に容器Vの上部を把持するグリッパ26と、グリッパ26の下方に設けられ、グリッパ26に把持される容器Vを収容可能な加熱筒24と、グリッパ26を昇降する昇降機構30とを備える。グリッパ26により容器Vが供給される際、プレート40は前進位置にて容器Vを受け取り、グリッパ26により把持される容器Vが加熱筒24内に移動される際、プレート40を退避位置に位置する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャップが装着されるとともに熱収縮性ラベルが被せられた容器を供給する容器供給手段と、
回転体の外周に複数設けられ、前記容器供給手段から供給される容器の底面を支持するプレートと、
前記プレートに支持された前記容器の上方に配置され、前記容器の上部を把持する容器把持手段と、
前記容器把持手段の下方に設けられ、前記容器保持手段によって把持されている容器を収容可能な加熱筒と、
前記容器把持手段を昇降させる昇降手段とを備え、
前記プレートを前進位置と退避位置とに移動可能とし、
前記容器供給手段によって容器が供給される際には前記プレートを前進位置に位置させて前記容器を受け取るとともに、
前記容器把持手段によって把持される容器が前記加熱筒内に移動される際には前記プレートを退避位置に位置させる
ことを特徴とする加熱収縮装置。
【請求項2】
前記容器把持手段は、前記容器に形成されたフランジの下方を把持するグリッパと、付勢手段によって下方に付勢されるとともに、前記容器に装着されたキャップの天面を押圧する押圧部材とを備え、前記プレートに容器が供給されると、前記容器把持手段を下降させることにより前記容器に装着されたキャップの天面を前記押圧部材に押し当てた後に前記グリッパを閉じることを特徴とする請求項1に記載の加熱収縮装置。
【請求項3】
前記プレートを昇降可能に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱収縮装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に被せられた熱収縮性ラベルを加熱収縮させる加熱収縮装置に関する。
【背景技術】
【0002】
容器に被せられた熱収縮性ラベルを加熱収縮させる加熱収縮装置としては、シュリンクラベルが胴周囲に装着された容器をびん台とトップロケータの間に保持し、上端が開口された加熱筒をびん台の下方から上昇させ容器を加熱筒内へと挿入し、加熱筒の蒸気噴射ノズルによりシュリンクラベルを加熱し収縮させる構成が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-001807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の構成では、加熱筒に接続されている蒸気の供給配管をフレキシブルチューブにしなければならず、昇降動作に伴う負荷によってフレキシブルチューブが破損する可能性がある。一方、加熱筒を固定し、加熱筒内に容器を挿入するためには、容器を保持するトップロケータとびん台を同期させながら昇降させる必要があり機構や制御が複雑となる。
【0005】
本発明は、簡略な構成で、耐久性の高い加熱収縮装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の発明である加熱収縮装置は、キャップが装着されるとともに熱収縮性ラベルが被せられた容器を供給する容器供給手段と、回転体の外周に複数設けられ、前記容器供給手段から供給される容器の底面を支持するプレートと、前記プレートに支持された前記容器の上方に配置され、前記容器の上部を把持する容器把持手段と、前記容器把持手段の下方に設けられ、前記容器保持手段によって把持されている容器を収容可能な加熱筒と、前記容器把持手段を昇降させる昇降手段とを備え、前記プレートを前進位置と退避位置とに移動可能とし、前記容器供給手段によって容器が供給される際には前記プレートを前進位置に位置させて前記容器を受け取るとともに、前記容器把持手段によって把持される容器が前記加熱筒内に移動される際には前記プレートを退避位置に位置させることを特徴としている。
【0007】
本発明の第2の発明である加熱収縮装置は、第1の発明において、前記容器把持手段が、前記容器に形成されたフランジの下方を把持するグリッパと、付勢手段によって下方に付勢されるとともに、前記容器に装着されたキャップの天面を押圧する押圧部材とを備え、前記プレートに容器が供給されると、前記容器把持手段を下降させることにより前記容器に装着されたキャップの天面を前記押圧部材に押し当てた後に前記グリッパを閉じることを特徴としている。
【0008】
本発明の第3の発明である加熱収縮装置は、第1または第2の発明において、前記プレートを昇降可能に配置したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、簡略な構成で、耐久性の高い加熱収縮装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態である加熱収縮装置の配置を示す平面図である。
図2】供給ホイールのネックグリッパに把持される容器が供給ホイールから受け渡される位置での加熱収縮装置の縦断面図である。
図3】加熱収縮装置のグリッパ周辺の詳細な構成を示す拡大図である。
図4】加熱収縮装置により搬送される容器と、加熱筒、グリッパ、プレートの配置を時系列で示す縦断面図である。
図5】加熱収縮装置により搬送される容器と、加熱筒、グリッパ、プレートの図4に続く配置を時系列で示す縦断面図である。
図6】加熱収縮装置により搬送される容器と、加熱筒、グリッパ、プレートの図5に続く配置を時系列で示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である加熱収縮装置の配置を示す平面図である。
【0012】
本実施形態の加熱収縮装置10は、例えば回転ホイール型の装置であり、胴部の周りに熱収縮性ラベルが被せられた充填済みの容器V(例えば樹脂製容器、図2参照)を供給ホイール12から受け取り、後述する加熱筒24において熱収縮性ラベルを熱収縮させ容器Vの胴部に適合させた後、排出ホイール14へと受け渡す。本実施形態の供給ホイール12および排出ホイール14は、容器Vの首部に設けられたフランジVf(図3参照)の下方をネックグリッパで把持して容器Vを搬送するが、容器Vの底面を支持して搬送する構成であってもよい。なお、後述する加熱収縮装置10における各部の動作は、制御装置16によって制御される。
【0013】
図2は、供給ホイール12のネックグリッパ12Aに把持される容器Vが供給ホイール12から受け渡される位置での加熱収縮装置10の縦断面図であり、図2では加熱収縮装置10の片側半分のみが描かれる。
【0014】
加熱収縮装置10は、回転軸Lの周りに回転する回転体18を備え、回転体18は、基部20の上に回転自在に支持される。本実施形態の回転体18は、例えば、下段回転体18A、中段回転体18B、上段回転体18Cの上下3段に分けられ、回転軸Lの周りに一体的に回転可能である。
【0015】
下段回転体18Aは、ベアリング20Aなどを介して基部20に回転自在に保持され、ギヤ22を通して基部20に据え付けられた図示しないモータにより回転軸L周りに回転される。また、下段回転体18Aの外周部上面には、外周に沿って所定間隔で複数の加熱筒24が配置される。加熱筒24には複数の蒸気噴射ノズル24Aが設けられ、蒸気供給管24Bから供給される蒸気が加熱筒24内に噴射される。
【0016】
中段回転体18Bの外周部において、各加熱筒24の真上には、下端部にグリッパ26が設けられた昇降ロッド28がスリーブ29を介して昇降自在に保持される。グリッパ26の先端は下向きに配置され、後述するように上方から容器Vの首部を把持することができる。
【0017】
昇降ロッド28の上端は上段回転体18Cの外周部に設けられた昇降機構30に取り付けられる。昇降機構30は、上段回転体18Cの外周部に取り付けられた鉛直レール30Aと、鉛直レール30Aに昇降自在に係合されるスライダ30Bと、スライダ30Bに取り付けられたベース部材30Cと、ベース部材30Cから径方向外側に延出するカムフォロア30Dと、上段回転体18Cの周囲に固定され、カムフォロア30Dが係合されるカム30Eとから主に構成される。すなわち、回転体18が回転されると、カム30Eと係合するカムフォロア30Dが昇降され、カム30Eの形状に合わせてベース部材30Cが昇降される。
【0018】
昇降ロッド28の上端部は、スライダ33を介してベース部材30Cに取り付けられたエアシリンダ32に取り付けられる。エアシリンダ32は、通常スライダ33を最下降位置に保持しており、ラインが緊急停止された場合など、グリッパ26を上方に退避させる必要がある場合に、カム機構(カムフォロア30D、カム30E)に代わってグリッパ26を上方へと退避させる。すなわち、制御装置16は、各容器Vの加熱時間をカウントし、運転中に非常停止がかかって回転体18が停止した場合、決められた加熱時間が経過した容器Vを把持しているグリッパ26のエアシリンダ32を上昇させて容器を加熱筒24から取り出すことにより、容器Vが過剰に加熱されることを防止し、常に所定時間加熱するよう制御する。なお、通常運転時、昇降ロッド28およびグリッパ26は、カム機構により昇降されるベース部材30Cと一体的に昇降される。
【0019】
また、中段回転体18Bの下面には、各昇降ロッド28に対応して下向きに延出する支持部材34が設けられ、支持部材34の下端には進退用エアシリンダ36が取り付けられる。進退用エアシリンダ36には昇降用エアシリンダ38が取り付けられ、昇降用エアシリンダ38には径方向外向きに水平に延出するプレート40が取り付けられる。プレート40は、グリッパ26に保持される容器Vの底面高さ付近に位置し、進退用エアシリンダ36により回転体18の径方向に沿って進退可能である。プレート40は、容器Vの下方位置(前進位置)と容器Vの下方から内側に退避した位置(退避位置)との間で進退されるとともに、昇降用エアシリンダ38により容器Vの底面に当接し支持する高さ(支持高さ)と、底面から離隔する高さ(離隔高さ)の間で昇降可能である。
【0020】
図3は、加熱収縮装置10のグリッパ26の周辺の詳細な構成を示す拡大図である。図3(a)には、開放されたグリッパ26がネックグリッパ12Aに把持される容器Vやネックグリッパ12Aと干渉しない上方位置に待機された状態が示される(グリッパ待機高さ)。なお、図3(a)において、容器Vは供給ホイール12のネックグリッパ12Aにより把持され、その底面はプレート40により支持されている。
【0021】
グリッパ26の一対のグリッパ片26Aは、回転軸42を通して昇降ロッド28の下端部に軸支される。グリッパ片26Aの先端部は回転軸42の下方に延出し、基端部は回転軸42の上方に延出する。グリッパ片26Aの上端には各々カムフォロア44が設けられる。また、グリッパ片26Aの基端部はそれぞれ一対のスプリング46により互いに内側に付勢され、これによりグリッパ26は開放される方向に常時付勢されている。
【0022】
昇降ロッド28の下端部内において、グリッパ片26Aの上方には、昇降ロッド28内を昇降可能なカム48が配置される。カム48の下端部はテーパ形状とされ、その先端はグリッパ片26Aのカムフォロア44の間に挿入される。すなわち、カムフォロア44はスプリング46の付勢力によりカム48の下端部を両側から挟持する。
【0023】
カム48と昇降ロッド28の間には、カム48を昇降ロッド28に対して上向に付勢するようにスプリング50が介装される。また、昇降ロッド28内においてカム48の上方には外部から圧縮空気が供給される空気室51が設けられる。すなわち、圧縮空気が空気室51に供給されると、カム48はスプリング50の付勢力に抗して下降され、テーパ形状とされた下端部はカムフォロア44の間に押し込まれる。これによりグリッパ片26Aの先端が閉じられる。
【0024】
また、本実施形態では、昇降ロッド28の下端にあって、一対のグリッパ片26Aの先端部の間に、容器VのキャップCの天面に押し当てられる押圧部材52が配置される。押圧部材52は、キャップCの天面に押し当てられる当接部52Aと、当接部52Aを支持する軸部52Bを備える。軸部52Bは、昇降ロッド28の下端に取り付けられた受け部材54に昇降自在に嵌装され、当接部52Aと受け部材54の間にはスプリング56が介装される。これにより押圧部材52は下向きに付勢される。
【0025】
図3(b)には、供給ホイール12のネックグリッパ12Aが開放されるとともに、グリッパ26が上方待機位置から容器VのフランジVf下を把持する高さ(容器把持高さ)まで下降され、押圧部材52がプレート40に支持される容器VのキャップC天面に押し当てられ、更圧縮空気によりカム48がグリッパ片26Aの間に挿入されてグリッパ26が容器Vの首部のフランジVf下を把持した状態が示される。
【0026】
なお、キャップCに押接された押圧部材52の軸部52Bは、昇降ロッド28が下降するにしたがってスプリング56の付勢力に抗して受け部材54内へと押し込まれる。これにより、グリッパ26により容器VのフランジVf下が把持されるまでの間、容器Vは押圧部材52とプレート40により上下に挟まれて確りと保持される。なお、グリッパ26は後述するように昇降機構30により更に下降可能であり、グリッパ26に把持される容器Vを加熱筒24内へと移動可能である。
【0027】
次に図1および図4図6を参照して、本実施形態の、加熱収縮装置10における加熱収縮処理作動について説明する。なお、図4図6は、加熱収縮装置10により搬送される容器Vと、加熱筒24、グリッパ26、プレート40の配置を図1の区間AFに亘って時系列で示す縦断面図である。
【0028】
加熱収縮装置10は、位置Aにおいて供給ホイール12から熱収縮ラベルが被せられた充填済みの容器Vを受け取る。ネックグリッパ12Aに保持される容器Vが位置Aに搬送されるタイミングで、加熱収縮装置10の1組の加熱筒24、グリッパ26、プレート40が位置Aに達する。このとき図4(a)に示されるように、グリッパ26は開放状態でグリッパ待機高さにあり、プレート40は離隔高さにおいて径方向外側に押し出された前進位置にある。
【0029】
図1の区間ABでは、図4(a)の状態から直ちに昇降用エアシリンダ38によりプレート40が支持高さにまで上昇され、図4(b)に示されるようにプレート40は供給ホイール12のネックグリッパ12Aに保持される容器Vの底面を支持する。また、ネックグリッパ12Aが開放されて容器Vから離脱されると、図4(c)に示されるように、グリッパ26が昇降機構30により下降され、その先端が容器把持高さにまで下降される。なお、グリッパ26の先端が容器把持高さまで下降されるまでに押圧部材52の当接部52AがキャップCの天面に押圧される。容器Vはプレート40と当接部52Aによって上下から保持される。
【0030】
次に、圧縮空気が空気室51に供給され、下方に押し出されたカム48がグリッパ片26Aのカムフォロア44の間に挿入され、図5(d)のようにグリッパ26が閉じられる。これにより容器VのフランジVf下がグリッパ26により把持される。容器Vがグリッパ26により確りと把持されると、その状態を維持したまま、図5(e)に示されるように昇降用エアシリンダ38によりプレート40が再び離隔高さまで下降される。そして進退用エアシリンダ36により、図6(f)に示されるようにプレート40が退避位置まで後退され、位置Bに達する。
【0031】
次に区間BCでは、昇降機構30によりグリッパ26に把持される容器Vが加熱筒24内の所定の高さ(容器加熱高さ)までに挿入され図6(g)の状態とされる。区間CDでは、図6(g)の状態、すなわち容器Vを加熱筒24内に収容したまま容器Vが搬送され、容器Vに被せられた熱収縮性ラベル全体に蒸気噴射ノズル24Aから加熱蒸気が吹き付けられる。これにより熱収縮性ラベルが容器Vの胴部形状に沿って適合される。
【0032】
区間DEでは、区間BCとは逆に、昇降機構30によりグリッパ26が容器加熱高さから容器把持高さまで上昇され、容器Vが加熱筒24内から引き出され、再び図6(f)の状態とされる。
【0033】
区間EFでは、区間ABとは逆に図6(f)、図5(e)、(d)、図4(c)、(b)、(a)の順で状態が推移する。すなわち、グリッパ26が容器把持高さまで上昇されると(図6(f))、プレート40が、離隔高さにおいて進退用エアシリンダ36により前進位置まで移動され(図5(e))、昇降用エアシリンダ38により支持高さまで上昇され容器Vがプレート40により支持される(図5(d))。プレート40により容器Vが支持されると、空気室51への圧縮空気の供給が停止されてグリッパ26が開放される(図4(c))。位置Fに到達するタイミングで、グリッパ26は昇降機構30によりグリッパ待機高さまで上昇される(図4(b))。これにより容器Vはグリッパ26から解放され、押圧部材52の当接部52AもキャップCから離隔する。またこのとき、排出ホイール14のネックグリッパ14Aが位置Fに達し容器VのフランジVf下を把持する。容器VのフランジVf下が排出ホイール14のネックグリッパ14Aにより把持されると直ちに、昇降用エアシリンダ38によりプレート40が隔離高さまで下降されて図4(a)の状態となり、容器Vは排出ホイール14により下流側へと排出される。なお、図4図6には区間EFに係る構成や動作が括弧内に示される。
【0034】
以上のように、本実施形態によれば、フレキシブルチューブを用いることなく簡略な構成で容器を加熱筒内へ出し入れすることができ、耐久性の高い加熱収縮装置を提供することができる。
【符号の説明】
【0035】
10 加熱収縮装置
12 供給ホイール(容器供給手段)
18 回転体
24 加熱筒
26 グリッパ(容器把持手段)
30 昇降機構(昇降手段)
40 プレート
C キャップ
V 容器
図1
図2
図3
図4
図5
図6