(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024023127
(43)【公開日】2024-02-21
(54)【発明の名称】スタンディングスクワットカーフレーズ(Standing squat calf raise)
(51)【国際特許分類】
A63B 23/00 20060101AFI20240214BHJP
A63B 21/062 20060101ALI20240214BHJP
【FI】
A63B23/00 Z
A63B21/062
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023051407
(22)【出願日】2023-03-28
(31)【優先権主張番号】10-2022-0098763
(32)【優先日】2022-08-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522393125
【氏名又は名称】ニューテックウェルネス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ビョン,ヒョン ジョン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】使用者が足を踏み込んだ状態で床面に向かって荷重を持ち上げ下げする動作を実行することができるスタンディングスクワットカーフレーズの提供。
【解決手段】使用者が足を踏み込んだまま、床面に向かって荷重を持ち上げ下げする動作を行うことができるスタンディングスクワットカーフレーズ1において、床面に安着したまま、複数のフレームで装着空間を形成するフレーム部10、フレーム部10に回動可能なように連結され、床面方向に荷重を印加する荷重印加部20、フレーム部10の前方側下部に形成され、使用者が足を踏み込む空間を提供する足場部30及び、荷重印加部20とフレーム部10を媒介し、荷重印加部20が一定の高さに据え置かれるようにする可動据置部40を含み、足場部30は、後方一側端の高さが変化し、使用者が踏み込む踏み込み面の傾斜度が変化するようにすることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が足を踏み込んだまま、床面に向けた荷重を持ち上げ下げする動作を行うことができるスタンディングスクワットカーフレーズにおいて、
床面に安着したまま、複数のフレームで装着空間を形成するフレーム部;
前記フレーム部に回動可能なように連結され、底面方向に荷重を印加する荷重印加部;
前記フレーム部の前方側下部に形成され、使用者が足を踏み込む空間を提供する足場部;及び、
前記荷重印加部と前記フレーム部とを媒介し、前記荷重印加部が一定の高さに据え置かれるようにする可動据置部;
を含み、
前記足場部は、
後方一側端の高さが変化し、使用者が踏み込む踏み込み面の傾斜度が変化するようにすることを特徴とするスタンディングスクワットカーフレーズ。
【請求項2】
前記足場部は、
前記フレーム部に安着される第1足場安着部及び前記フレーム部に安着され、前記足場安着部と離隔して配置され、高さ方向に従って形成された複数のひっかかり部を形成する第2足場安着部を備える足場フレーム及び、
一側は前記第1足場安着部に連結され、他側は前記第2足場安着部に連結されたまま、使用者が踏み込む空間を提供する足場支持部を備え、
前記複数のひっかかり部は、
下部側から上部側に向かって第1ひっかかり部、第2ひっかかり部及び、第3ひっかかり部順に配列され、
前記足場支持部は、
一定角度を形成したまま、連結された第1支持板と第2支持板とからなる支持板部及び、
前記第2足場安着部と対向する前記第2支持板の一側端に連結されて前記ひっかかり部にひっかかる調整バーを備え、
前記調整バーは、
前記複数のひっかかり部のいずれか一つにひっかかって、前記支持板部の床面に対する傾きが変化することを特徴とする、請求項1に記載のスタンディングスクワットカーフレーズ。
【請求項3】
前記フレーム部は、
床面に支持される四角枠状の支持フレーム、
前記支持フレームの後方側に起立して連結される起立フレーム、
前記起立フレームに連結され、前記足場部に向かって前方側に突出して前記可動据置部が連結される据置フレーム及び、
前記起立フレームと前記支持フレームとを媒介して、前記起立フレームの前記支持フレームに対する連結を補強する補強フレームを備え、
前記補強フレームは、
外側から突出して物を掛けることができる空間を提供するひっかかり部が形成されることを特徴とする、請求項2に記載のスタンディングスクワットカーフレーズ。
【請求項4】
前記荷重印加部は、
前記起立フレームに回動可能なように連結されたまま、前記足場部の上部側に延長されるメイン回動部、
前記起立フレームに回動可能なように連結され、前記メイン回動部より下部側に配置されたまま、前記足場部の上部側に延長されるサブ回動部及び、
前記メイン回動部と前記サブ回動部を連結し、前記メイン回動部と前記サブ回動部との離隔距離が変化するようにする連結リンク部を備え、
前記メイン回動部は、
前記起立フレームに回動可能なように連結されるメイン回動バー、
前記メイン回動バーの一側端に連結され、平行バーと前記平行バーから折曲されるように形成され、使用者がグリップすることができる空間を提供する折曲バーからなる荷重台座部及び、
前記平行バーの下部側に連結され、緩衝材質で形成される緩衝部を備え、
前記平行バーは、直線状に形成された平行本体部及び前記平行本体部の先端から折り曲げられた折曲部とから構成され、
前記緩衝部は、
前記平行本体部に形成されてクッション感を与えるメインクッション部及び、
前記折曲部に形成されてクッション感を与える補助クッション部を備え、
前記サブ回動部は、
前記起立フレームに回動可能なように連結されるサブ回動バー及び、前記サブ回動バーの両側端に連結されるサブ据置部を備え、
前記連結リンク部は、
前記メイン回動バーに回動可能なように連結される第1回動バー、
前記サブ回動バーに回動可能なように連結され、前記第1回動バーと同芯の多段に連結される第2回動バー及び、
前記第2回動バーの前記第1回動バーに対するスライディングするかどうかを決定する高さ調節部を備え、
前記荷重印加部は、
前記起立フレームと前記荷重台座部とを介して、前記メイン回動部の前記起立フレームに対する回動をガイドし、連結構造を補強するガイドリンク部をさらに備えることを特徴とする、請求項3に記載のスタンディングスクワットカーフレーズ。
【請求項5】
前記可動据置部は、
前記据置フレームに回動可能なように連結される安着回動部、
前記起立フレームに回動可能なように連結され、第1連結回転軸及び第2連結回転軸を提供する据置連結部、
一側は前記安着回動部に連結され、他側は前記第1連結回転軸に連結され、前記据置連結部の回転力を前記安着回動部に伝達する第1可動リンク部、
前記荷重印加部に回動可能なように連結され、第3連結回転軸を提供する印加回動部、
一側は前記第3連結回転軸に連結され、他側は前記第2連結回転軸に連結され、前記印加回動部の回転力を前記据置連結部に伝達する第2可動リンク部及び、
前記印加回動部に連結され、使用者が外力を印加する空間を提供する印加取っ手部を備え、 前記印加取っ手部に印加された回転力は、
前記印加回動部、前記第2可動リンク部、前記据置連結部、前記第1可動リンク部を通じて前記安着回動部に伝達され、
前記安着回動部は、
前記印加取っ手部に対する回転力の方向に応じて、前記サブ回動バーの位置移動経路上に配置され、前記サブ回動バーを支持するか、前記サブ回動バーの位置移動経路上から離脱して前記サブ回動バーの位置移動を制限しないことを特徴とする、請求項4に記載のスタンディングスクワットカーフレーズ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスタンディングスクワットカーフレーズに関するものであり、詳細には、使用者が足を踏み込んだ状態で床面に向かって荷重を持ち上げ下げする動作を実行することができるスタンディングスクワットカーフレーズに関するものである。
【背景技術】
【0002】
カーフレーズは、ウェイトトレーニングでふくらはぎを鍛える運動である。
【0003】
一般的に、階段のようなところで前足裏(爪先)で立ったまま、最大限上下に広く動かすものであるが、期待通りいかなければ、簡略にでも運動効果をあげることができる。可能であれば可動範囲は広い方が良い。
【0004】
スクワット姿勢から始まり、腰を最大限に持ち上げた状態で、広背筋を押しながら臀部で支える感じを維持しながら、爪先を持ち上げて下げれば良い。
【0005】
スクワットをするときに比べてバーベルやダンベルの重量を軽くしなければならない。スクワットをするときに比べて体が震えて重心をとりにくいかもしれないが、初盤にカーフレーズ姿勢に適応が必要だと思えば、スミスマシンでやってみるのも良い。
【0006】
長所は、どこにでも立っているだけで簡単に運動できるという点である。可動範囲、運動速度を減らせば、それほど表示が出ず、おかしく見えないように運動することができる。また、姿勢をどのようにするかによって運動効果が異なり、基本的に単純であるため、多様な変種が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2020-0122326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、使用者が足を踏み込んだまま、床面に向けた荷重を持ち上げ下げする動作を行う際に、使用者が足を踏み込む足場の傾斜度を変えて使用者の運動効率を高めることができるスタンディングスクワットカーフレーズを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズは、使用者が足を踏み込んだまま、床面に向かって荷重を持ち上げ下げする動作を行うことができるスタンディングスクワットカーフレーズにおいて、床面に安着したまま、複数のフレームで装着空間を形成するフレーム部、前記フレーム部に回動可能なように連結され、床面方向に荷重を印加する荷重印加部、前記フレーム部の前方側下部に形成され、使用者が足を踏み込む空間を提供する足場部及び、前記荷重印加部と前記フレーム部とを媒介し、前記荷重印加部が一定の高さに据え置かれるようにする可動据置部を含め、前記足場部は、後方一側端の高さが変化し、使用者が踏み込む踏み込み面の傾斜度が変化するようにすることができる。
【0010】
本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの前記足場部は、前記フレーム部に安着される第1足場安着部及び前記フレーム部に安着され、前記足場安着部と離隔して配置され、高さ方向に従って形成された複数のひっかかり部を形成する第2足場安着部を備える足場フレーム及び、一側は前記第1足場安着部に連結され、他側は前記第2足場安着部に連結されたまま、使用者が踏み込む空間を提供する足場支持部を備え、前記複数のひっかかり部は、下部側から上部側に向かって第1ひっかかり部、第2ひっかかり部及び第3ひっかかり部順に配列され、前記足場支持部は、一定角度を形成したまま、連結された第1支持板と第2支持板とからなる支持板部及び、前記第2足場安着部と対向する前記第2支持板の一側端に連結されて前記ひっかかり部にひっかかる調整バーを備え、前記調整バーは、前記複数のひっかかり部のうちいずれか一つにひっかかり、前記支持板部の床面に対する傾きが変化するようにすることができる。
【0011】
本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの前記フレーム部は、床面に支持される四角枠状の支持フレーム、前記支持フレームの後方側に起立して連結される起立フレーム、前記起立フレームに連結され、前記足場部に向かって前方側に突出して前記可動据置部が連結される据置フレーム及び、前記起立フレームと前記支持フレームとを介して、前記起立フレームの前記支持フレームに対する連結を補強する補強フレームを備え、前記補強フレームは、外側から突出して物を掛けることができる空間を提供するひっかかり部が形成されることができる。
【0012】
本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの前記荷重印加部は、前記起立フレームに回動可能なように連結されたまま、前記足場部の上部側に延長されるメイン回動部、前記起立フレームに回動可能なように連結され、前記メイン回動部より下部側に配置されたまま、前記足場部の上部側に延長されるサブ回動部及び、前記メイン回動部と前記サブ回動部を連結し、前記メイン回動部と前記サブ回動部の離隔距離が変化するようにする連結リンク部を備え、前記メイン回動部は、前記起立フレームに回動可能なように連結されるメイン回動バー、前記メイン回動バーの一側端に連結され、平行バーと前記平行バーから折曲するように形成され、使用者がグリップすることができる空間を提供する折曲バーで構成される荷重台座部及び、前記平行バーの下部側に連結され、緩衝材質で形成される緩衝部を備え、前記平行バーは、直線状に形成された平行本体部及び前記平行本体部の先端から折り曲げられた折曲部から構成され、前記緩衝部は、前記平行本体部に形成されてクッション感を与えるメインクッション部及び、前記折曲部に形成されてクッション感を与える補助クッション部とを備え、前記サブ回動部は、前記起立フレームに回動可能なように連結されるサブ回動バー及び前記サブ回動バーの両側端に連結されるサブ据置部を備え、前記連結リンク部は、前記メイン回動バーに回動可能なように連結される第1回動バー、前記サブ回動バーに回動可能なように連結され、前記第1回動バーと同芯の多段に連結される第2回動バー及び、前記第2回動バーの前記第1回動バーに対するスライディングするかどうかを決定する高さ調節部を備え、前記荷重印加部は、前記起立フレームと前記荷重台座部を介して、前記メイン回動部の前記起立フレームに対する回転をガイドし、連結構造を補強するガイドリンク部をさらに備えることができる。
【0013】
本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの前記可動据置部は、前記据置フレームに回動可能なように連結される安着回動部、前記起立フレームに回動可能なように連結され、第1連結回転軸及び第2連結回転軸を提供する据置連結部、一側は前記安着回動部に連結され、他側は前記第1連結回転軸に連結され、前記据置連結部の回転力を前記安着回動部に伝達する第1可動リンク部、前記荷重印加部に回動可能なように連結され、第3連結回転軸を提供する印加回動部、一側は、前記第3連結回転軸に連結され、他側は、前記第2連結回転軸に連結されて前記印加回動部の回転力を前記据置連結部に伝達する第2可動リンク部及び前記印加回動部に連結され、使用者が外力を印加する空間を提供する印加取っ手部を備え、前記印加取っ手部に印加された回転力は、前記印加回動部、前記第2可動リンク部、前記据置連結部、前記第1可動リンク部を通じて前記安着回動部に伝達され、前記安着回動部は、前記印加取っ手部に対する回転力の方向に応じて、前記サブ回動バーの位置移動経路上に配置されて前記サブ回動バーを支持するか、前記サブ回動バーの位置移動経路上から離脱され、前記サブ回動バーの位置移動を制限しないことができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、使用者が足を踏み込んだまま床面に向けた荷重を持ち上げるか、下げる動作を行う際、使用者が足を踏み込む足場の傾斜度を変えて使用者の運動効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズを示す概略斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズのフレーム部を説明するための概略図である。
【
図3】一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの足場部を説明するための概略図である。
【
図4】一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの足場部を説明するための概略図である。
【
図5】本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの荷重印加部を説明するための概略図である。
【
図6】本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの荷重印加部を説明するための概略図である。
【
図7】本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの荷重印加部を説明するための概略図である。
【
図8】本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの可動据置部を説明するための概略図である。
【
図9】本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの可動据置部を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、図面を参照して本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。ただし、本発明思想は提示される実施例に限定されず、本発明思想を理解する当業者は、同一思想の範囲内において他の構成要素を追加、変更、削除等を通じて、退歩的な他の発明や本発明思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができるだろうが、これもまた本願発明思想の範囲内に含まれると言うことができる。
【0017】
また、各実施例の図面に示される同一思想の範囲内の機能が同一の構成要素は、同一の参照符号を用いて説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズを示す概略斜視図であり、
図2は、本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズのフレーム部を説明するための概略図である。
【0019】
図1及び
図2を参照すれば、本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズ(以下「カーフレーズ」という)は、使用者が足を踏み込んだまま、床面に向けて荷重を持ち上げたり下げたりする動作を行うことができる一種の運動器具である。
【0020】
本発明のカーフレーズ(1)(Calf raise)は、フレーム部(10)、荷重印加部(20)、足場部(30)、及び可動据置部(40)を含むことができる。
【0021】
前記フレーム部(10)は、床面に安着したまま複数のフレームで装着空間を形成することができる。
【0022】
前記フレーム部(10)は、支持フレーム(11)、起立フレーム(13)、据置フレーム(15)及び補強フレーム(17)を備えることができる。
【0023】
前記支持フレーム(11)は、床面に支持される四角枠状に形成されることができ、床面と接触する円形の支持部を備えて、前記支持フレーム(11)の床面との水平を調節するか、前記支持フレーム(11)に印加された荷重を床面に伝達することができる。
【0024】
前記起立フレーム(13)は、前記支持フレーム(11)の後方側に起立され連結されることができ、2つの支持片が平行に配置されて形成されることができる。
【0025】
前記据置フレーム(15)は、前記起立フレーム(13)に連結され、前記足場部(30)に向かって前方側に突出して前記可動据置部(40)が連結/設置される空間を提供することができる。
【0026】
前記補強フレーム(17)は、前記起立フレーム(13)と前記支持フレーム(11)を介して、前記起立フレーム(13)の前記支持フレーム(11)に対する連結を補強することができる。
【0027】
具体的には、前記補強フレーム(17)は、前記支持フレーム(11)の両側に形成され、2つの支持片をそれぞれ支持補強することができる。
【0028】
また、前記補強フレーム(17)は、外側から突出して物品を掛けることができる空間を提供するひっかかり部(171)が形成されることができる。
【0029】
前記荷重印加部(20)は、前記フレーム部(10)に回動可能なように連結され、床面方向に荷重を印加することができる。ここで、上部から下部に向かう荷重は、吊り下げ錘又は弾性スプリングによる復元力などで提供することができる。
【0030】
前記足場部(30)は、前記フレーム部(10)の前方側下部に形成され、使用者が足を踏み込む空間を提供することができる。
【0031】
前記可動据置部(40)は、前記荷重印加部(20)と前記フレーム部(10)とを介在して、前記荷重印加部(20)が一定の高さに据え置かれるようにすることができる。
【0032】
具体的には、前記可動据置部(40)は、前記荷重印加部(20)の前記フレーム部(10)に対する回動経路上に配置されるか、経路上から離脱可能であり、これは使用者が印加した外力によって動作することができる。
【0033】
前記可動据置部(40)に関する具体的な説明は、以下、
図8及び
図9を参照して詳細に説明することにする。
【0034】
前記足場部(30)は、後方一側端の高さが変化し、使用者が踏み込む踏み面の傾斜度が変化するようにすることができる。
【0035】
具体的には、前記足場部(30)は、前記フレーム部(10)の前方から後方に向かって上向きに傾斜して形成されて、その上向き角度が変わることができ、これは、使用者によって実現されることができる。
【0036】
使用者は、前記足場部(30)の角度変化に応じて、身体の中心をつかむための力の分配及び強度が異ならなければならず、これにより、使用者が強化したい部位の筋肉を鍛えることができる。
【0037】
図3及び
図4は、本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの足場部を説明するための概略図である。
【0038】
図3及び
図4を参照すれば、本発明の一実施例によるカーフレーズ(1)の前記足場部(30)は、足場フレーム(31)及び足場支持部(33)を備えることができる。
【0039】
前記足場フレーム(31)は、前記フレーム部(10)に安着される第1足場安着部(311)及び前記フレーム部(10)に安着し、前記足場安着部と離隔して配置され、高さ方向に従って形成された複数のひっかかり部を形成する第2足場安着部(312)を備えることができる。
【0040】
前記足場支持部(33)は、一側は前記第1足場安着部(311)に連結され、他側は前記第2足場安着部(312)に連結された状態で、使用者が踏み込む空間を提供することができる。
【0041】
前記複数のひっかかり部は、下部側から上部側に向かって第1ひっかかり部(312a)、第2ひっかかり部(312b)、及び第3ひっかかり部(312c)の順に配列されることができる。
【0042】
前記足場支持部(33)は、一定角度を形成したまま、連結された第1支持板(331a)と第2支持板(331b)とからなる支持板部(331)及び前記第2足場安着部(312)と対向する前記第2支持板(331b)の一側端に連結されて前記ひっかかり部にひっかかる調整バー(333)を備えることができる。
【0043】
前記第1支持板(331a)は、前記第1足場安着部(311)に嵌め込まれたまま、一定角度回転可能であることができる。
【0044】
前記第1支持板(331a)と前記第2支持板(331b)とが一定角度を形成するように配置されることにより、使用者が足を踏み込む際に、より安定して身体のバランスを保つことができる。
【0045】
また、前記支持板部(331)は上部側に突出した微細な突起を形成し、滑りを防止することができ、貫通して形成された複数の通孔を通じて水分や異物等が上側面に滞留せず、離脱するようにすることができる。
【0046】
前記調整バー(333)は、前記複数のひっかかり部のいずれか一つにひっかかって、前記支持板部(331)の床面に対する傾きが変化するようにすることができる。
【0047】
使用者は、選択により、前記調整バー(333)の高さを決定することによって、足を踏み込む上向きの傾斜度を調整することができる。
【0048】
図4(a)は、前記調整バー(333)が第1ひっかかり部(312a)にひっかかった状態であり、
図4(b)は、前記調整バー(333)が第2ひっかかり部(312b)にひっかかった状態であり、
図4(c)は、前記調整バー(333)が第3ひっかかり部(312c)にひっかかった状態である。
【0049】
図5から
図7は、本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの荷重印加部を説明するための概略図である。
【0050】
図5から
図7を参照すれば、本発明の一実施例によるカーフレーズ(1)の荷重印加部(20)は、メイン回動部(21)、サブ回動部(23)及び連結リンク部(25)を備えることができる。
【0051】
メイン回動部(21)は、前記起立フレーム(13)に回動可能なように連結されたまま、前記足場部(30)の上部側に延長されることができる。
【0052】
具体的には、前記メイン回動部(21)は、メイン回動バー(211)、荷重台座部(213)、及び緩衝部(215)を備えることができる。
【0053】
前記メイン回動バー(211)は、前記起立フレーム(13)に回動可能なように連結されることができる。
【0054】
前記荷重台座部(213)は、前記メイン回動バー(211)の一側端に連結され、平行バー(213a)と前記平行バー(213a)とから折曲して形成され、使用者がグリップすることができる空間を提供する折曲バー(213b)から構成されることができる。
【0055】
前記平行バー(213a)は、直線状に形成された平行本体部(2131)及び前記平行本体部(2131)の先端から折り曲げられた折曲部(2133)から構成されることができる。
【0056】
前記緩衝部(215)は、前記平行バー(213a)の下部側に連結され、緩衝材で形成されることができる。
【0057】
具体的には、前記緩衝部(215)は、前記平行本体部(2131)に形成されてクッション感を与えるメインクッション部(215a)及び、前記折曲部(2133)に形成されクッション感を与える補助クッション部(215b)とを備えることができる。
【0058】
前記メインクッション部(215a)は、スクワット運動時に、使用者の肩に支持され、前記補助クッション部(215b)は使用者の肩及び背中に支持されることができる。
【0059】
前記サブ回動部(23)は、前記起立フレーム(13)に回動可能なように連結されて、前記メイン回動部(21)より下部側に配置されたまま、前記足場部(30)の上部側に延長されることができる。
【0060】
具体的には、前記サブ回動部(23)は、前記起立フレーム(13)に回動可能なように連結されるサブ回動バー(231)及び前記サブ回動バー(231)の両側端に連結されるサブ据置部(233)とを備えることができる。
【0061】
前記サブ据置部(233)は、スクワット運動時に使用者がグリップ可能な空間を提供することができ、使用者は前記サブ据置部(233)を通じて前記サブ回動部(23)を持ち下ろす動作をする同時に肩と背中に支持された前記メイン回動部(21)を持ち下ろす動作を並行することができる。
【0062】
前記連結リンク部(25)は、前記メイン回動部(21)と前記サブ回動部(23)とを連結し、前記メイン回動部(21)と前記サブ回動部(23)との離間距離が変化するようにすることができる。
【0063】
具体的には、前記連結リンク部(25)は、前記メイン回動バー(211)に回動可能なように連結される第1回動バー(251)、前記サブ回動バー(231)に回動可能なように連結さ
れ、前記第1回動バー(251)と同芯の多段に連結される第2回動バー(253)及び、前記第2回動バー(253)の前記第1回動バー(251)に対してスライディングするかどうかを決定する高さ調節部(255)を備えることができる。
【0064】
前記第2回動バー(253)は、中空(内側空洞。以下「中空」という。」)の第1回動バー(251)の内周面に沿ってスライディングすることができ、前記第1回動バー(251)と前記第2回動バー(253)に同時に挿入される前記高さ調整部(255)によって相互位置移動が制限されるか、前記第1回動バー(251)からの前記高さ調整部(255)の挿入解除に応じて相互位置移動が自由であることができる。
【0065】
また、前記荷重印加部(20)は、ガイドリンク部(27)をさらに備えることができる。
【0066】
前記ガイドリンク部(27)は、前記起立フレーム(13)と前記荷重台座部(213)とを介して、前記メイン回動部(21)の前記起立フレーム(13)に対する回動をガイドし、連結構造を補強することができる。
【0067】
図8及び
図9は、本発明の一実施例によるスタンディングスクワットカーフレーズの可動据置部を説明するための概略図である。
【0068】
図8及び
図9を参照すれば、本発明の一実施例によるカーフレーズ(1)の可動据置部(40)は、安着回動部(41)、据置連結部(42)、第1可動リンク部(43)、印加回動部(44)、第2可動リンク部(45)及び印加取っ手部(46)を備えることができる。
【0069】
前記安着回動部(41)は、前記据置フレーム(15)に回動可能なように連結されることができる。
【0070】
前記据置連結部(42)は、前記起立フレーム(13)に回動可能なように連結され、第1連結回転軸(421)及び第2連結回転軸(422)を提供することができる。
【0071】
前記第1可動リンク部(43)は、一側は前記安着回動部(41)に連結され、他側は前記第1連結回転軸(421)に連結され、前記据置連結部(42)の回転力を前記安着回動部(41)に伝達することができる。
【0072】
前記印加回動部(44)は、前記荷重印加部(20)に回動可能なように連結され、第3連結回転軸(441)を提供することができる。
【0073】
前記第2可動リンク部(45)は、一側が前記第3連結回転軸(441)に連結され、他側が前記第2連結回転軸(422)に連結されて前記印加回動部(44)の回転力を前記据置連結部(42)に伝達することができる。
【0074】
前記印加取っ手部(46)は、前記印加回動部(44)に連結され、使用者が外力を印加する空間を提供することができる。
【0075】
前記印加取っ手部(46)に印加された回転力は、前記印加回動部(44)、前記第2可動リンク部(45)、前記据置連結部(42)、前記第1可動リンク部(43)を通じて、前記安着回動部(41)に伝達されることができる。
【0076】
前記安着回動部(41)は、前記印加取っ手部(46)に対する回転力の方向に応じて、前記サブ回動バー(231)の位置移動経路上に配置され、前記サブ回動バー(231)を支持するか、前記サブ回動バー(231)の位置移動経路上から離脱して前記サブ回動バー(231)の位置移動を制限しないことができる。
【0077】
図8及び
図9は、前記可動据置部(40)を説明するために、一部の構成要素を除去した状態の図である。
【0078】
図8を参照すれば、前記安着回動部(41)が、前記サブ回動バー(231)を構成する2つのサブ回動片の間に形成されたサブ連結部(235)に安着した状態で、この場合、前記荷重印加部(20)は、上部側への位置移動は可能であるが、下部側への位置移動は制限されることができる。
【0079】
図8の状態は、一種のカーフレーズ(1)を通じた運動待機状態であり、一定高さに配置されたメイン回動バー(211)の下部空間で、使用者が足場を踏み込んだまま、運動準備ができるようにする。
【0080】
図9を参照すれば、前記印加取っ手に印加された外力により、前記印加回動部(44)、前記第2可動リンク部(45)、前記据置連結部(42)、前記第1可動リンク部(43)及び、前記安着回動部(41)が回動した状態で、一種のカーフレーズ(1)運動実施状態となる。
【0081】
ここで、前記安着回動部(41)は、前記サブ連結部(235)と離隔した状態であり、前記サブ連結部(235)の上下位置移動経路上に配置されていないので、前記荷重印加部(20)は上下自由に位置移動が可能であり、使用者のスクワット運動を可能にする。
【0082】
前記において本発明による実施例に基づいて本発明の構成及び特徴を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明思想と範囲内において多様に変更又は変形できることは、本発明が属する技術分野の当業者には明らかであり、したがってこのような変更又は変形は添付の特許請求範囲に属することを明らかにする。
【符号の説明】
【0083】
1:スタンディングスクワットカーフレーズ
10:フレーム部
11: 支持フレーム
13: 起立フレーム
15: 据置フレーム
17: 補強フレーム
20: 荷重印加部
21: メイン回動部
23: サブ回動部
25: 連結リンク部
27: ガイドリンク部
30: 足場部
31: 足場フレーム
33: 足場支持部
40: 可動据置部
41: 安着回動部
42:据置連結部
43:第1可動リンク部
44:印加回動部
45:第2可動リンク部
46: 印加取っ手部