(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024023529
(43)【公開日】2024-02-21
(54)【発明の名称】リーク検出システムならびにそれを作製および使用する方法
(51)【国際特許分類】
G01M 3/16 20060101AFI20240214BHJP
【FI】
G01M3/16 E
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023204865
(22)【出願日】2023-12-04
(62)【分割の表示】P 2022038405の分割
【原出願日】2018-11-26
(31)【優先権主張番号】62/590,883
(32)【優先日】2017-11-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カー、レイモンド アラン
(72)【発明者】
【氏名】カーター、ジェームズ クリストファー
(72)【発明者】
【氏名】ドミー、ステファヌ
(72)【発明者】
【氏名】ゴラブ、チャールズ エス.
(72)【発明者】
【氏名】ナレ、ジュリアン
(72)【発明者】
【氏名】グェン、ハイ ビー.
(72)【発明者】
【氏名】リング、ジェラルド エイチ.
(57)【要約】 (修正有)
【課題】多くの産業は、有害な流体または貴重な流体の漏出に関して効果的におよび正確にモニタリングする方式を要求し続けている。
【解決手段】リーク検出システム100であって、リーク検出システム100は、ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を有する第1の状態、ならびに、センサー102の動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサー102と;センサー102に動作可能に接続されている通信デバイス104と;流体漏出をモニタリングするためにリーク検出システム100を流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメント120とを含む、リーク検出システム100が提供される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リーク検出システムであって、前記リーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、前記センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
前記センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするために前記リーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメントと
を含む、リーク検出システム。
【請求項2】
流体システムであって、前記流体システムは、
流体を有する流体コンポーネントと;
前記流体コンポーネントに取り付けられているリーク検出システムと
を含み、
前記リーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、前記センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
前記センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするために前記リーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメントと
を含む、流体システム。
【請求項3】
リーク検出システムを使用する方法であって、前記方法は、
少なくとも1つのリーク検出システムを提供するステップであって、
前記少なくとも1つのリーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、前記センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
前記センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするために前記リーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメントと
を含む、ステップ;ならびに、
流体漏出をモニタリングするために前記少なくとも1つのリーク検出システムを前記流体コンポーネントに取り付けるステップ
を含む、方法。
【請求項4】
前記センサーは、基板と;前記基板と通信している第1の検出エレメントとを含み、前記第1の検出エレメントは、流体接触に応答して変化するように適合されている、請求項1に記載のリーク検出システム。
【請求項5】
前記第1の検出システムは、電気回路を含む、請求項4に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【請求項6】
前記センサーの前記電気回路は、平行なコーム回路を含む、請求項5に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【請求項7】
前記センサーの前記電気回路は、曲がりくねった回路を含む、請求項5に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【請求項8】
前記センサーは、流体接触に応答して、測定される特性の変化を経験する、請求項1に記載のリーク検出システム。
【請求項9】
前記センサーの前記動作性は、流体接触に応答した測定される特性の前記変化を通してモニタリングされる、請求項8に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【請求項10】
前記測定される特性は、前記第1の検出エレメントの抵抗、インピーダンス、静電容量、電流、または電圧のうちの少なくとも1つである、請求項8に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【請求項11】
前記センサーは、並列に電気的に接続されている2つの電気回路を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【請求項12】
前記センサーは、直列に電気的に接続されている2つの電気回路を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【請求項13】
前記流体コンポーネントは、パイプ、パイプ・ベンド、マニホールド、エルボ、パイプ・カップリング、バルブ、ポンプ、または調整器のうちの少なくとも1つである、請求項1~3のいずれか一項に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【請求項14】
前記取り付けコンポーネントは、クランプを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【請求項15】
前記センサーからの情報を編集および分析するために前記通信デバイスに動作可能に接続されている通信ハブをさらに含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、リーク検出システム、ならびに、それを作製および使用する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの産業用途および商業用途は、たとえば、加工ステップ、製作機能、たとえば、マスキングまたはエッチングなど、または温度制御において使用され得る流体の使用を伴う。いくつかの流体は、とりわけ有害である可能性があり、または、環境への悪影響または生物学的な影響の観点から特別な注意を必要とする。他の流体は、たとえば、半導体準備材料など、非常に貴重である可能性がある。
【0003】
多くの産業は、有害な流体または貴重な流体の漏出に関して効果的におよび正確にモニタリングする方式を要求し続けている。
【図面の簡単な説明】
【0004】
実施形態は、例として図示されており、添付の図の中に限定されることを意図していない。
【0005】
【
図1】ある実施形態による例示的なリーク検出システムの斜視図である。
【
図2】接合している流体コンポーネント同士の間の流体インターフェースの上に配設されている、実施形態による複数の例示的なリーク検出システムの側面図である。
【
図3】ある実施形態によるセンサーの概略図である。
【
図4】ある実施形態によるセンサーの立面断面図である。
【
図5】別の実施形態によるセンサーの立面断面図である。
【
図6】別の実施形態によるセンサーの立面断面図である。
【
図7】別の実施形態によるセンサーの概略図である。
【
図8】ある実施形態によるセンサーの立面断面図である。
【
図9】ある実施形態による、ドライ状態にある別のセンサーの概略図である。
【
図10】ある実施形態による、ウェット状態にある
図9のセンサーの概略図である。
【
図11】ある実施形態による、電気回路を有する別のセンサーの概略図である。
【
図12】ある実施形態による、電気回路を有する別のセンサーの概略図である。
【
図13】ある実施形態による、2つの検出エレメントを有するセンサーの立面断面図である。
【
図14】ある実施形態による、流体導管の斜視図であり、流体導管は、それに連結されている複数のセンサーを有しており、それぞれのセンサーは、異なる取り付けエレメントを有している、図である。
【
図15】ある実施形態によるリーク検出システムの斜視図である。
【
図16】ある実施形態による取り付けエレメントの斜視図である。
【
図17】ある実施形態によるリーク検出アレイの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図と組み合わせた以下の説明は、本明細書で開示されている教示を理解することを支援するために提供されている。以下の議論は、本教示の特定の実装形態および実施形態に焦点を合わせることとなる。この焦点は、本教示を説明することを支援するために提供されており、本教示の範囲または適用可能性に対する限定として解釈されるべきではない。しかし、他の実施形態は、開示されているような教示に基づいて使用され得る。
【0007】
「を含む(comprises)」、「を含む(comprising)」、「を含む(includes)」、「を含む(including)」、「を有する(has)」、「を有する(having)」という用語、または、その任意の他の変化形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。たとえば、特徴のリストを含む方法、物品、または装置は、必ずしも、それらの特徴のみに限定されるわけではなく、明示的に列挙されていない他の特徴、または、そのような方法、物品、もしくは装置に固有の他の特徴を含むことが可能である。さらに、対照的なことが明示的に述べられていない限り、「または」は、包含的な「または」を表しており、排他的な「または」を表していない。たとえば、条件AまたはBは、以下のうちのいずれか1つによって満たされる:Aは真であり(または、存在している)、かつ、Bは偽である(または、存在していない);Aは偽であり(または、存在していない)、かつ、Bは真である(または、存在している);ならびに、AおよびBの両方が真である(または、存在している)。
【0008】
また、「a」または「an」の使用は、本明細書で説明されているエレメントおよびコンポーネントを説明するために用いられる。これは、単に、便宜上行われているに過ぎず、本発明の範囲の一般的な意味を与えるためのものである。この記述は、そうでないということを意味することが明確でない限り、複数形も含むものとして、1つ、少なくとも1つ、または単数形を含むように読まれるべきであり、または、その逆も同様である。たとえば、単一のアイテムが本明細書で説明されているときには、2つ以上のアイテムが単一のアイテムの代わりに使用され得る。同様に、2つ以上のアイテムが本明細書で説明されている場合に、単一のアイテムが、その2つ以上のアイテムに置換され得る。
【0009】
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術的および科学的な用語は、本発明が属する当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有している。材料、方法、および例は、単なる例示的なものに過ぎず、限定するものであることを意図していない。本明細書で説明されていない範囲において、特定の材料および加工行為に関する多くの詳細が、従来のものであり、流体輸送技術分野の中のテキストブックおよび他のソースの中に見出され得る。
【0010】
本明細書で説明されている実施形態のうちの1つまたは複数によるリーク検出システムは、一般的に、センサーと、センサーに連結されている通信デバイスと、流体漏出をモニタリングするためのエリアにリーク検出システムを動作可能に連結するように適合されている取り付けエレメントとを含むことが可能である。ある実施形態では、リーク検出システムは、流体コンポーネントの上の流体インターフェースに隣接して配設され得る。特定の実施形態によれば、流体コンポーネントは、接合部を含むことが可能であり、それによって、流体は、流体インターフェースから、たとえば、パイプ接合部、パイプ・カップリング、パイプ、パイプ・ベンド、マニホールド、エルボ、バルブ、ポンプ、調整器、継ぎ目線もしくは溶接線、ノズルまたは噴霧器、ネジ山付きのポート、サンプリング・バルブ、排気ライン、流体入口部もしくは出口部、または、任意の他の同様の接合部などからリークする可能性がある。別の実施形態では、センサーは、ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を有する第1の状態を有することが可能である。ある実施形態では、センサーは、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有することが可能である。通信デバイスは、ワイヤレス・プロトコルまたはワイヤード接続を通して、通信ハブまたは受信デバイスに、(第1または第2の)条件を送信することが可能であり、通信ハブまたは受信デバイスは、モニタリングされているエリアの条件をユーザーまたはシステムに伝えるように適合されており、ユーザーまたはシステムは、漏出に応答することが可能である。特定の実施形態では、取り付けエレメントは、除去可能であるか、再使用可能であるか、または、その両方である可能性がある。すなわち、取り付けエレメントは、モニタリングされている流体コンポーネント、または、流体コンポーネントのエリアもしくは表面と選択的に係合され得り、また、そこから選択的に解除され得る。
【0011】
特定の実施形態によれば、本明細書で説明されているようなリーク検出システムは、いくつかの異なる技術的な特殊性に及ぶ流体コンポーネントの上の漏出をモニタリングするために位置決めされ得る。たとえば、本明細書で説明されている1つまたは複数の実施形態によるリーク検出システムは、電子的なデバイス製作において、たとえば、半導体産業および超伝導体産業;医療用デバイス、たとえば、流体輸送ラインおよびポンプなど;パイプ・カップリング、たとえば、油およびガス産業、飲料水システム、ならびに下水道の中に見出されるようなものなど;製作、メンテナンス、および設計における航空宇宙産業;食品および飲料産業;ならびに、自動車産業などにおいて利用され得る。特定の実施形態では、リーク検出システムは、半導体流体を収容する流体コンポーネントに取り付けられ得り、半導体流体は、HF、H2SO4、HNO3、NaClO、H2O2、H3PO4、CMP、HCL、脱イオン水、エタノール、エタノールIPA、アセトン、炭化水素溶媒、トルエンのうちの少なくとも1つを含むことが可能であり、または、別の半導体流体であることが可能である。さらに他の実施形態によれば、本明細書で説明されているリーク検出システムは、小さい流体漏出を迅速におよび正確に検出することによって、リークに対する応答時間を低減させることが可能であり、リークがより大きく成長する機会を持つ前に、オペレーターが可能性のあるリークに対処することを可能にする。
【0012】
ある実施形態によれば、センサーは、特定の流体漏出を知覚するように適合され得る。たとえば、センサーは、約0.0001mLから約1mLの流体漏出を知覚するように適合され得る。複数の実施形態において、センサーは、少なくとも約0.0001mL、たとえば、少なくとも0.001mL、または少なくとも0.01mL、または少なくとも0.05mL、または少なくとも0.1mLなどの流体漏出を知覚するように適合され得る。
【0013】
図1は、リーク検出システム100の図示を含む。
図1に示されているように、リーク検出システム100は、一般的に、センサー102および通信デバイス104を含むことが可能である。センサー102および通信デバイス104は、共通のキャリア(たとえば、基板106など)に連結され得り、共通のキャリアは、センサー102および通信デバイス104を互いに空間的に連結された状態に維持することが可能である。下記に説明されている別の実施形態では、センサー102および通信デバイス104は、互いに連結され得るか、または、リーク検出システムの別の物体に連結され得り、基板106の除去を可能にする。複数の実施形態において、随意的に、リーク検出システム100は、ソルト・パック(salt puck)107を含み、センサー102を通したより良好なモニタリングのために、流体の成分を溶解させることが可能である。
【0014】
図2は、接合している流体コンポーネント105同士の間の流体インターフェース114の上に配設されている、実施形態による複数の例示的なリーク検出システム100の側面図を含む。
図2に図示されているように、少なくとも1つのリーク検出システム100は、たとえば、第1の流体導管116および第2の流体導管118の軸線方向の端部同士の間などで、それらの間の流体漏出をモニタリングするために、流体インターフェース114を有する表面を有する流体コンポーネント105に動作可能に連結され得る。複数のリーク検出システム100は、流体コンポーネント105の表面または流体インターフェース114の上のどこかに設置され得る。それぞれのリーク検出システム100は、流体漏出に関して、エリア108、110、および112をモニタリングすることが可能である。ある実施形態では、エリア108、110、および112は、それぞれ、少なくとも1cm
2、たとえば、少なくとも2cm
2、または少なくとも3cm
2、または少なくとも4cm
2、または少なくとも5cm
2、または少なくとも10cm
2、または少なくとも20cm
2、または少なくとも30cm
2、または少なくとも40cm
2、または少なくとも50cm
2、または少なくとも75cm
2、または少なくとも100cm
2などであることが可能である。ある実施形態では、エリア108、110、および112は、サイズが等しくなっていることが可能であり、また、互いに同じ相対的な形状を有することが可能である。別の実施形態では、エリア108、110、および112は、同じ形状またはサイズを有する必要はない。すなわち、エリア108は、エリア110よりも大きくなっていることが可能である。代替的に、エリア112は、概して円形の形状を有することが可能であり、一方、エリア108は、概して長方形になっていることが可能である。エリア108、110、および112の形状およびサイズは、いくつかの要因、たとえば、センサー102のサイズまたは感度、センサー102の相対的な場所、または、さらにはモニタリングされている流体のタイプなどに依存する可能性がある。たとえば、流体導管の下側位置に配設されているセンサー102は、流体が流体導管の底部に溜まるかまたは収集する可能性があるので、より大きいエリアをモニタリングすることが可能であり、一方、流体導管の上側位置に配設されているセンサー102は、流体が上側位置に収集しない傾向が高い可能性があるので、小さいエリアだけしかモニタリングしない可能性がある。特定の実施形態では、単一のリーク検出システム100が、流体導管に沿って垂直方向に最も低い場所に位置決めされ得る。
【0015】
特定の場合において、エリア108、110、および112は、互いに隣接していることが可能であり、たとえば、互いに直ぐ隣接していることが可能であり、または、互いからわずかに間隔を離して配置され得る。すなわち、エリア108、110、および112は、互いにオーバーラップしていなくてもよい。別の場合において、エリア108、110、および112のうちの少なくとも2つは、少なくとも部分的にオーバーラップしていることが可能である。すなわち、少なくとも2つのエリア108、110、および112は、共通のエリアを共有することが可能である。たとえば、非限定的な実施形態として、エリア108および110は、それぞれ10cm2になっており、それらの間に少なくとも2cm2のオーバーラップを備えることが可能である。したがって、(エリア108および110によってカバーされるような)モニタリングされる有効エリアは、18cm2である。
【0016】
特定の実施形態によれば、リーク検出システム100のうちの少なくとも2つは、特定の量だけオーバーラップすることが可能である。たとえば、リーク検出システム100のうちの少なくとも2つは、少なくとも1%、または少なくとも2%、または少なくとも3%、または少なくとも4%、または少なくとも5%、または少なくとも10%、または少なくとも25%だけオーバーラップすることが可能である。別の特定の実施形態では、少なくとも2つのリーク検出システム100は、99%以下、または98%、以下、または97%以下、または96%以下、または95%以下、または90%以下、または75%以下だけオーバーラップすることが可能である。ある実施形態では、2つのリーク検出システム100は、少なくとも約1%および約99%以下だけオーバーラップすることが可能である。エリア108、110、および112のうちの少なくとも2つをオーバーラップさせることは、故障率を低減させ、そうでなければリーク検出システム100のうちの1つが故障したとした場合に起こる可能性のある漏出を検出することが可能である。
【0017】
図3は、ある実施形態によるセンサー102の概略図を含む。
図3に図示されているように、ある実施形態では、センサー102は、基板302を含むことが可能である。複数の実施形態において、センサー102は、検出エレメント304を含むことが可能である。検出エレメント304は、たとえば、接着剤、ネジ山付きのもしくは非ネジ山付きの締結具、表面粗さインターフェース、タイ・レイヤー、機械的な締結具、または別の適切な方法などによって、基板302に取り付けられ得る。
【0018】
ある実施形態では、検出エレメント304は、流体接触に応答して変化するように適合され得る。ある実施形態では、検出エレメント304は、センサー102またはリーク検出システム100の動作性をモニタリングするように適合され得る。ある実施形態では、検出エレメント304は、流体接触に応答して変化するように適合され得る第1の条件を有する第1の状態と、センサー102またはリーク検出システム100の動作性をモニタリングするように適合され得る第2の状態とを有することが可能である。ある実施形態では、検出エレメント304は、電気回路を含むことが可能である。より具体的には、検出エレメント304は、ドライ条件における開回路と、ウェット条件における(すなわち、流体接触しているとき)閉回路とを含むことが可能である。特定の実施形態では、電気回路は、複数の第1のフィンガーまたはトレース306と、複数の第2のフィンガーまたはトレース308とを含むことが可能であり、第1および第2の複数のフィンガー306および308は、距離Dを有するギャップ314だけ間隔を離して配置されており、互いから電気的に切り離されているようになっている。距離Dは、フィンガー306および308の長さの間で均一になっていてもよく、または、非均一になっていてもよい(たとえば、揺れ動いているかまたは変化している)。複数の実施形態において、センサー・トレースまたはフィンガー306、308の間の距離Dは、約5mmから約25mmの範囲にあることが可能である。基板302との流体相互作用は、ギャップ314をブリッジし、閉回路を生成させることが可能であり、電流が閉回路を通って流れることが可能である。検出エレメント304に電気的にバイアスをかける電源132(より詳細に下記に議論されている)が、回路が閉じられているときに電流フローを許容することが可能である。そのような発生のときに、検出エレメント304は、第1の条件(センサー102がドライ状態であることを示している)から第2の条件(センサー102がウェット状態であることを示している)へ切り替わることが可能であり、流体漏出の発生をリレーする信号を通信デバイス(
図1)が送信することを引き起こす。そのような行為は、たとえば、検出エレメント304に電気的に連結されている適当なエレメント312によって測定されるような電圧、電流、または抵抗の変化によって、起こることが可能である。
【0019】
ある実施形態では、検出エレメント304は、その長さに沿って1つまたは複数の切り離されているセグメントを有するワイヤーを含むことが可能である。流体に接触すると、切り離されているセグメントがブリッジされ、閉回路を生成させることが可能であり、電流が閉回路を通って流れることが可能である。ある実施形態では、切り離されているセグメントのうちの少なくとも1つは、ワイヤーの2つのセグメントの間の最短の距離(それは、ブリッジされた場合に、回路を完成させることとなる)によって測定されるような、少なくとも0.001インチ、たとえば、少なくとも0.01インチ、または少なくとも0.1インチ、または、さらには少なくとも1インチの長さを有することが可能である。別の実施形態では、切り離されているセグメントの長さは、10インチ以下、たとえば、5インチ以下、または、さらには2インチ以下などであることが可能である。切り離されているセグメント長さがより短いときには、回路を閉じるために必要とされる時間を減少させることが可能であり、リーク検出のレートを加速させる。
【0020】
ある実施形態では、リーク検出エレメント304は、モニタリングされている流体が導電性である用途に関して、とりわけ適切である可能性がある。すなわち、回路を閉じることは、ギャップ314をブリッジすることによって実施され、そして、それは、導電性の媒体を必要とする。例示的な導電性の流体は、蒸留水、塩水、アルコール、酸、および液体金属を含む。
【0021】
特定の実施形態では、基板302は、モニタリングされている表面から検出エレメント304へ流体を迅速に移送するように適合された材料を含むことが可能である。たとえば、基板302は、高い流体移送レートを有するウィッキング材料または他の適切な材料を含むことが可能である。例示的な材料は、クローズド・セル・フォームまたはオープン・セル・フォーム、織布または不織布メッシュ、テキスタイル、およびポリマーを含む。高い流体移送レートを有する材料の使用は、流体インターフェースから検出エレメント304への流体の移送を加速させ、センシング時間を低減させ、そして、リーク検出を加速させることが可能であるということが考えられる。
【0022】
ある実施形態では、基板302は、据え付けられた状態で測定されるような、10インチ以下の、たとえば、5インチ以下の、または1インチ以下の、または0.75インチ以下の、または0.5インチ以下の、または0.1インチ以下の、または、さらには0.01インチ以下の厚さを有することが可能である。別の実施形態では、基板302は、据え付けられた状態で測定されるような、少なくとも0.001インチの厚さを有することが可能である。ある実施形態では、基板302は、据え付けられた状態で測定されるような、少なくとも約0.001インチから約10インチの厚さを有することが可能である。特定の場合において、基板302は、据え付けの間に変形することが可能である。すなわち、基板302は、その据え付けられていない形状から弾性的にまたは塑性的に変形することが可能である。そのような変形は、リーク検出システム100がその上に据え付けられている表面の輪郭および起伏と基板302がより良好にフィットすることを許容することが可能である。変形は、たとえば、リーク検出システム100を表面に固定するのに必要な力によって引き起こされるような、基板の屈曲、圧縮、または膨張を通して起こることが可能である。
【0023】
ある実施形態では、据え付けの前に、弛緩した状態において、基板302は、概して平面的になっていることが可能である。すなわち、基板302は、それに沿った任意の場所において、2インチ以下、1.5インチ、1インチ、0.5インチ、または0.25インチだけ、平面から偏位することが可能である。別の実施形態では、基板302は、十分に可撓性になっていることが可能であり、平面的な表面の上に位置決めされているときに、基板302が概して平面的な形状をとるようになっている。
【0024】
別の実施形態では、据え付けの前に、弛緩した状態において、基板302は、概してアーチ形の断面を有することが可能である。たとえば、基板302は、少なくとも1インチの、たとえば、少なくとも2インチの、または少なくとも3インチの、または少なくとも4インチの、または少なくとも5インチの、または少なくとも6インチの、または少なくとも12インチの、または少なくとも24インチの、または、さらには少なくとも48インチなどの曲率半径Rを有することが可能である。ある実施形態では、Rは、0.001インチ以上であることが可能である。ある実施形態では、Rは、0.001インチ以上および48インチ以下であることが可能である。そのようなアーチ形の形状の基板302は、たとえば、円形断面を有する流体導管(たとえば、パイプおよびチュービング)との係合に適切である可能性がある。基板302の曲率半径は、モニタリングされている流体導管または表面の形状およびサイズに最良にフィットするように選択され得る。特定の実施形態では、基板302は、弛緩した状態において、アーチ形の断面を有することが可能であり、十分なローディング条件の発生のときに屈曲することが可能である。これは、屈曲が同時に流体導管の表面プロファイルおよびテクスチャー加工の中の偏位を収容することを許容しながら、流体導管による基板302の低歪み使用を許容することが可能である。
【0025】
特定の場合において、基板302は、据え付けられた厚さTEとは異なる初期厚さTIを有することが可能である。TIは、TEよりも大きくなっていることが可能である。たとえば、TIは、少なくとも1.01TE、または少なくとも1.05TE、または少なくとも1.1TE、または少なくとも1.2TE、または少なくとも1.3TE、または少なくとも1.4TE、または少なくとも1.5TE、または少なくとも2.0TE、または少なくとも5.0TEであることが可能である。ある実施形態では、TIは、100TE以下、または50TE以下、または25TE以下であることが可能である。ある実施形態では、TIは、少なくとも1.01TEおよび約100TE以下であることが可能である。TIおよびTEは、基板302の選択エリアまたは基板302のエリア全体にわたって測定されるような、基板302の絶対的な厚さ(特定の場所における厚さ)または平均厚さの測定値であることが可能である。
【0026】
基板302は、基板302の厚さだけ間隔を離して配置された対向する主要表面(すなわち、第1の主要表面316および第2の主要表面318)を画定することが可能である。検出エレメント304は、第1の主要表面316および第2の主要表面318のうちの1つに沿って配設され得る。図示されているように、ある実施形態では、検出エレメント304は、主要表面316または318に沿って中央に配設され得る。そのような中央位置は、基板302のすべての縁部から等しく検出エレメント304を変位させることによって、検出エレメント304との流体相互作用の体積および速度を最大化することが可能である。これは、流体が最初に接触する基板302の縁部にかかわらず、検出を減少させる可能性がある。代替的に、ある実施形態として、検出エレメント304は、基板302の周辺部分に配設され得り、すなわち、縁部のうちの1つのより近くに配設され得る。そのような位置は、非対称的なインターフェースを伴う特定の用途を有するリーク検出システム100に適切である可能性がある。
【0027】
特定の実施形態では、検出エレメント304は、基板302の表面積の90%未満、または、基板302の表面積の80%未満、または、基板302の表面積の70%未満、または、基板302の表面積の60%未満、または、基板の表面積の50%未満、または、基板の表面積の40%未満、または、基板の表面積の30%未満、または、基板の表面積の20%未満、または、基板の表面積の10%未満、または、基板の表面積の1%未満を占有することが可能である。別の特定の実施形態では、検出エレメント304は、基板302の表面積の少なくとも0.001%を占有することが可能である。別の特定の実施形態では、検出エレメント304は、基板302の表面積の少なくとも約0.001%、および、基板302の表面積の90%以下を占有することが可能である。
【0028】
図4は、ある実施形態によるセンサーの立面断面図を含む。
図4に図示されているように、特定の実施形態によれば、検出エレメント304は、基板302の中に少なくとも部分的に埋め込まれ得る。すなわち、検出エレメント304の少なくとも一部分は、基板302の主要表面316と主要表面318との間に配設され得る。より特定の実施形態では、第1の複数のフィンガー306または第2の複数のフィンガー308のうちの少なくとも1つの少なくとも一部分は、基板302の中に埋め込まれ得る。別の実施形態では、第1の複数のフィンガー306または第2の複数のフィンガー308のうちの少なくとも1つのすべてが、基板302の中に埋め込まれ得る。一層さらなる実施形態では、第1および第2の複数のフィンガー306および308のすべてが、基板302の中に埋め込まれ得る。主要表面316と主要表面318との間での検出エレメント304の少なくとも一部分の配設は、主要表面316および318に対して垂直の方向に測定されるような、流体がギャップ314(
図3)をブリッジするためにおよび回路を閉じるためにトラベルすることを必要とされる距離を低減させることによって、リーク検出を加速させることが可能である。
【0029】
図示されているように、ある実施形態では、第1の複数のフィンガー306のうちの少なくとも1つが、第2の複数のフィンガー308のうちの少なくとも1つから(主要表面316および318に対して垂直の方向に)垂直方向にオフセットされ得る。そのような位置決めは、検出エレメント304とモニタリングされている表面との間の距離をさらに低減させることによって、検出タイミングを加速させることが可能である。別の実施形態では、第1および第2の複数のフィンガー306および308は、主要表面316および318に関して、同じ相対的な位置に配設され得る。
【0030】
図5は、別の実施形態によるセンサーの立面断面図を示している。
図5に図示されているように、検出エレメント304は、主要表面316および318の両方の上に少なくとも部分的に配設され得る。たとえば、第1の検出エレメント502は、第1の主要表面316の上に配設され得り、第2の検出エレメント504は、第2の主要表面318の上に配設され得る。第1の主要表面316の上の第1の検出システム502の配設、および、第2の主要表面318の上の第2の検出エレメント504の配設は、流体モニタリングのための表面の上への検出エレメント304の可逆的な据え付けを許容することが可能である。ある実施形態では、リーク検出エレメント502および504は、単一の電源132を共有することが可能である。ある実施形態では、リーク検出エレメント502および504は、別個の電源をそれぞれ利用することが可能である。
【0031】
図6は、別の実施形態によるセンサーの立面断面図を含む。
図6に図示されているように、ある実施形態では、単一のリーク検出エレメント304は、基板302の上に配設され得り、第1の複数のフィンガー306のうちの少なくとも1つが第1の主要表面316に隣接していることが可能であり、第2の複数のフィンガー308のうちの少なくとも1つが第2の主要表面318に隣接していることが可能であるようになっている。図示されているように、第1および第2の複数のフィンガー306および308は、それぞれ、第1および第2の主要表面316および318の上に配設され得る。別の特定の実施形態では、第1および第2の複数のフィンガー306および308のうちの少なくとも1つは、それぞれ、第1および第2の主要表面316および318に隣接して、基板302の中に少なくとも部分的に埋め込まれ得る。
【0032】
再び
図4を参照すると、ある実施形態では、電源132は、主要表面316または318のうちの1つに隣接して配設され得る。特定の実施形態では、電源132は、主要表面316または318の上に配設され得る。すなわち、電源132は、主要表面316または318の上に置かれていることが可能である。動作時に、反対側の主要表面316または318(すなわち、電源の反対側の主要表面)は、モニタリングされている表面の上に配設され得り、それとの同一平面上の接触を許容する。
【0033】
別の特定の実施形態では、電源132は、基板302の中に部分的に埋め込まれ得り、部分的に見ることができる状態で基板の中へ延在するようになっている。たとえば、
図5および
図6に図示されているものなど、一層さらなる実施形態では、電源132は、基板302の中に完全に埋め込まれ得る。電気的接触部が、基板から延在することが可能であり、検出エレメントおよび通信デバイスの連結を可能にする。
【0034】
図7は、別の実施形態によるセンサーの概略図を含む。
図7に図示されているように、ある実施形態では、センサー102は、検出エレメント704を含むことが可能であり、検出エレメント704は、ドライ条件における閉回路と、ウェット条件における(すなわち、流体接触しているとき)開回路とを画定している。検出エレメント704は、基板702に連結され得る。ある実施形態では、基板702は、基板302に関して上記に説明されているような特質のいずれかまたはすべてを有することが可能である。たとえば、基板702は、据え付けられた厚さT
Eとは異なる初期厚さT
Iを有することが可能である。別の実施形態では、基板702は、基板302とは異なっていることが可能である。たとえば、下記に説明されているように、検出エレメント704の適用は、腐食性流体または有害流体との使用に最良に適している可能性があり、腐食性流体または有害流体は、露出されると連続的なワイヤー706破断または分断させることが可能である。したがって、腐食性流体または有害流体の損傷効果への露出に耐えるように適合された基板を利用することが望ましい可能性がある。本明細書で使用されているように、「ワイヤー」は、所定の長さおよび厚さを有する導電性の部材を表しており、ここで、その長さは、その厚さよりも大きくなっている。例示的なワイヤーは、円筒形状のワイヤー、巻かれたワイヤー、シングル・スレッドのワイヤー、リボン、バンド、シート、コード、および、他の同様のエレメントを含む。ワイヤーは、導電性の材料になっていることが可能である。複数の実施形態において、ワイヤーは、銅を含む金属材料になっていることが可能である。
【0035】
ある実施形態では、腐食性流体または有害流体と接触すると、基板702が分解するか、または損傷を受けることが望ましい可能性がある。具体的には、基板702は、流体と接触すると分解し、基板を通り検出エレメントへの流体のより迅速な前進を引き起こすことが可能である。
【0036】
特定の場合において、ワイヤー706は、基板702の上のワイヤー706の長さによって測定されるような、合計長さLWを有することが可能であり、合計長さLWは、ワイヤー706が基板702に進入する場所708と退出する場所709との間の直接的な距離によって測定されるような、ワイヤー706の有効長さLEよりも大きくなっていることが可能である。ある実施形態では、ワイヤー706は、真っ直ぐでないラインで基板702の上を通ることが可能である。図示されているように、ワイヤー706は、90度の角度で相互接続された複数の真っ直ぐなセグメントを形成することが可能である。本開示は、90度の角度を有するそれらの実施形態に限定されることを意図しているのではなく、その代わりに、鋭角および鈍角の両方でのライン・セグメントの相互接続をさらに含む。別の実施形態では、ワイヤー706は、概して曲がりくねった形状を有することが可能である。ワイヤー706は、他の形状を有することが可能であり、他の形状は、基板702の上に有効長さLEよりも大きい合計長さLWを有する、同心円状の円形、同心円状の楕円形、ジグザグ、スパイラル、および、他のアーチ形のまたは真っ直ぐなセグメント化された形状を含むことが可能である。有効長さLEよりも大きい合計長さLWを有するワイヤー706は、流体感度を増加させることが可能であり、または、さらには、センシング時間を低減させることが可能であるということが考えられる。
【0037】
ある実施形態では、検出エレメント704は、基板702の中に少なくとも部分的に埋め込まれている部分を含むことが可能である。
図8は、ある実施形態による検出エレメント704の断面図を図示している。
図8に図示されているように、ワイヤー706は、真っ直ぐでないラインで基板702を通って延在している。すなわち、ワイヤー706は、90度の角度で相互接続された複数の真っ直ぐなセグメントの中で基板を通って延在している。本開示は、90度の角度を有するそれらの実施形態に限定されることを意図しているのではなく、その代わりに、鋭角および鈍角の両方でのライン・セグメントの相互接続をさらに含む。基板702の中のさまざまな垂直方向のエレベーションにワイヤー706を配設することは、モニタリングされている表面に対する検出エレメント704の可逆的な据え付けを許容することが可能である。追加的に、ワイヤー706は、基板702のより大きい相対的な体積を占有しており、それは、基板702に接触している流体がワイヤー706に接触することとなるレートを加速させる。
【0038】
ある実施形態では、検出エレメントは、ワイヤー706の代わりに、または、ワイヤー706に加えて、2次元のもしくは3次元のマトリックス、または準マトリックス形状を有する導電性の構造体を含むことが可能である。特定の場合において、導電性の構造体は、低い曲げ弾性率を有することが可能であり、検出エレメントの屈曲を許容する。材料は、たとえば、オーバーモールドまたは押し出し加工することによって、導電性の構造体の周りに位置決めされ得り、導電性の構造体を保護し、または、モニタリングするための表面への導電性の構造体のより容易な取り付けを促進させる。
【0039】
特定の実施形態では、基板902の変化する特質は、基板902の測定される特性であることが可能である。たとえば、
図9は、流体接触の前に見られるようなセンサー102を図示している。
図9に示されているように、基板902は、初期長さL
Iおよび初期幅W
Iを有している。流体に接触した後に、基板902は、測定される特性に関して変化することが可能であり、
図10に図示されているように、最終的な長さL
Fおよび最終的な幅W
Fを有している。ある実施形態では、L
Iは、L
Fよりも小さくなっていることが可能であり、W
Iは、W
FL
Fよりも小さくなっていることが可能である。別の実施形態では、L
Iは、L
Fよりも大きくなっていることが可能であり、W
Iは、W
Fよりも大きくなっていることが可能である。基板902の一部分を横切って延在するワイヤー906は、基板902の測定される特性に関する変化の検出を許容することが可能である。より具体的には、エレメント912は、それが基板902によって課される歪みによって変化するときに、ワイヤー906の導電性または別の適切な特質を測定することが可能である。導電性または他の適切な特質が変化するときには、検出システム902は、第1の条件(ドライ)から第2の条件(ウェット)変化することが可能であり、したがって、流体漏出の通知を許容する。ワイヤー906は、複数のループを含むループしている形状を有するように図示されているが、ワイヤー906は、また、ワイヤー706に関連して上記に説明されているような任意の形状を有することも可能である。
【0040】
ある実施形態では、基板902は、流体と接触すると膨張するように適合された材料から形成され得る。たとえば、基板902は、繊維状材料、織布もしくは不織布材料、マトリックスもしくは準マトリックスベースの材料、または、流体と接触すると膨張するように適合された任意の他の適切な材料を含むことが可能であり、または、それから本質的に構成され得る。
【0041】
ワイヤー906は、基板902の中へ少なくとも部分的に延在することが可能である。ある実施形態では、ワイヤー906の大部分は、基板902の中に埋め込まれ得る。さらなる実施形態において、ワイヤー906のすべては、基板902の中に埋め込まれ得る。ワイヤー906の部分的なまたは完全な埋め込みは、流体漏出検出の速度を改善することが可能である。その理由は、基板902に作用する力が、基板902の主要表面の上に配設されているワイヤーとは対照的に、埋め込まれているワイヤー606により容易に伝達され得るからである。
【0042】
検出エレメント904および基板902は、それぞれ、検出エレメント304および704ならびに基板302および702に関連して上記に議論されている特徴のいずれかまたはすべてを含むことが可能である。
【0043】
ここで
図11~
図12を参照すると、ある実施形態によれば、センサー102は、基板302に連結されている検出エレメント304を含むことが可能であり、ここで、センサー102または検出エレメント904は、流体接触に応答して、1つまたは複数の変化する特質または測定される特性を有するように適合され得る。
【0044】
特定の実施形態では、
図11~
図12に示されているように、センサー102は、電気回路を含むことが可能である。
図3に示されているように、電気回路は、幾何学的に平行なコーム(parallel comb)回路設計を形成することが可能である。
図11は、ある実施形態による電気回路を有する別のセンサーの概略図を示している。
図11に図示されているように、電気回路は、2つのワイヤー706(AとDとの間)と706’(BとCとの間)との間に幾何学的に曲がりくねった設計を形成している。
図12は、ある実施形態による電気回路を有する別のセンサーの概略図を示している。
図12に図示されているように、電気回路は、2つのワイヤー706(AとDとの間)と706’(BとCとの間)との間に幾何学的にスパイラルの設計を形成している。センサー102は、電気回路の測定される特性の直列のまたは並列の測定を可能にすることができる。測定される特性は、流体接触に応答して変化を経験することが可能であり、センサー102が、その流体接触をモニタリングし、および/または、通信デバイス104を介して、その流体接触に応答する。測定される特性は、抵抗、インピーダンス、静電容量、電流、電圧、または、検出エレメント304もしくは回路の別の測定される特性のうちの少なくとも1つであることが可能である。複数の実施形態において、センサー102は、並列に電気的に接続されている2つの電気回路を含むことが可能である。複数の実施形態において、センサー102は、直列に電気的に接続されている2つの電気回路を含むことが可能である。
【0045】
複数の実施形態において、第1の状態において、センサー102の回路は、ドライ状態のときの第1の条件、および、ウェット状態のときの第2の条件を有するようにモニタリングされ得る。複数の実施形態において、第2の状態において、センサー102は、センサー102の動作性をモニタリングするように適合され得り、すなわち、第1の状態におけるリークを検出するためのセンサーの能力をモニタリングするように適合され得る。複数の実施形態において、これらの2つの動作を実行するために、センサー102およびリーク検出システム100の動作は、以下の通りである:1)AとDとの間の測定される特性を測定し、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の許容可能な動作性を保証する;2)BとCとの間の測定される特性を測定し、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の許容可能な動作性を保証する;ならびに、3)CおよびDが開いた状態でAとBとの間の測定される特性を測定し、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の第1の状態(すなわち、センサーが、ドライ状態のときの第1の条件、および、ウェット状態のときの第2の条件になっているかどうか)を検出する。これらのステップの順序は、変化させられ得り、継続的に行われ得る。代替的に、これらの2つの動作を実行するために、センサー102およびリーク検出システム100の動作は、以下の通りである:1)ポイントCおよびDをショートさせ、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の許容可能な動作性を保証する;ならびに、3)CおよびDが開いた状態でAとBとの間の測定される特性を測定し、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の第1の状態(すなわち、センサーが、ドライ状態のときの第1の条件、および、ウェット状態のときの第2の条件になっているかどうか)を検出する。そうであるので、リーク検出システム100を使用する方法は、1)少なくとも1つのリーク検出システム100を提供するステップであって、少なくとも1つのリーク検出システム100は、ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を有する第1の状態、ならびに、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有する、センサー102と、センサー102に動作可能に接続されている通信デバイス104と、流体漏出をモニタリングするための流体を有する流体コンポーネント105にリーク検出システム100を取り付けるように適合されている取り付けエレメント120とを有している、ステップ;ならびに、2)流体漏出をモニタリングするために流体コンポーネント105に少なくとも1つのリーク検出システム100を取り付けるステップを含むことが可能である。
【0046】
他の実施形態では、センサーは、基板を含むことが可能であり、基板は、流体に接触する結果として、ルミネセンス、蛍光、白熱光、温度の変化、圧力の変化を作り出すか、または、流体に接触することに応答して任意の他の適切な変化する特質を作り出すように適合されているということが企図されている。検出エレメントは、したがって、基板の変化する条件を検出するために選択され得る。たとえば、検出エレメントは、光学センサー、熱電対、または圧力トランスデューサーを含むことが可能である。流体に接触する結果として、基板が条件(ルミネセンス、蛍光、白熱光、温度、または圧力)に関して変化するとき、検出エレメントは、変化させられた条件をセンシングし、通信デバイス104への信号を発生させることが可能であり、漏出の警報を発生させるようになっている。
【0047】
図13は、ある実施形態による2つの検出エレメントを有するセンサー102の立面断面図を示している。
図13に図示されているように、および、ある実施形態によれば、センサー102は、1つまたは複数の基板1302の上に配設されている少なくとも2つの検出エレメント1304および1306を含むことが可能である。特定の実施形態では、検出エレメント1304および1306は、同じ基板1302の上に配設され得る。別の特定の実施形態では、検出エレメント1304および1306は、隣接した基板(集合的に「基板」と称される)の上に配設され得る。検出エレメント1304および1306は、基板1302の同じまたは異なる主要表面316または318の上に配設され得る。図示されているように、および、別の実施形態によれば、検出エレメント1304および1306は、また、基板1302の中に少なくとも部分的に埋め込まれ得る。
【0048】
ある実施形態では、検出エレメント1304および1306は、互いとは異なっていることが可能である。すなわち、少なくとも2つの検出エレメント1304および1306のそれぞれは、基板1302の異なる条件を検出するように適合され得る。たとえば、図示されているように、検出エレメント1304は、上記に説明されている検出エレメント304と同様であることが可能であり、一方、検出エレメント1306は、検出エレメント1104と同様であることが可能である。特定の実施形態では、検出エレメント1304および1306は、基板1302の上に間隔を離して配置され得る。これは、センサー102のより容易な組み立てを促進させることが可能であり、壊れたまたは不適切な検出エレメントのより容易な除去を許容することが可能である。別の実施形態では、検出エレメント1304および1306は、垂直方向にまたは水平方向にオーバーラップすることが可能である。垂直方向のまたは水平方向のオーバーラップは、センサーのサイズを低減させ、したがって、センサーを据え付けるのに必要なスペースを低減させることが可能である。
【0049】
上記に説明されている検出エレメントのいずれかは、抵抗器、キャパシター、インダクター、トランジスター、別の同様のコンポーネント、または、それらの任意の組み合わせなどのような、電子コンポーネントをさらに含むことが可能である。そのような電子コンポーネントは、上記に説明されている検出エレメントの完全な回路を開発するために必要である可能性がある。
【0050】
再び
図1を参照すると、通信デバイス104は、センサー102および/または通信ハブ105に動作可能に連結され得る。特定の実施形態では、通信デバイス104は、センサー102および/または通信ハブ105にワイヤレスに接続され得る。このワイヤレス通信は、たとえば、Bluetoothによって、または、別の短距離ワイヤレス・プロトコルによって行われ得る。別の特定の実施形態では、通信デバイス104は、導電性のワイヤーによって、センサー102および/または通信ハブ105に接続され得る。導電性のワイヤーはモニタリングされている流体に対して感度が高くないということを保証することに注意が払われるべきである。すなわち、導電性のワイヤーは、流体接触すると破壊されることとなる材料から構築されるべきではない。代替的に、導電性のワイヤーは、ワイヤーとリーク検出システム100の中の流体トラベルに関して疑わしいチャネルとの間に配設されている外側層またはシールド層によって、損害を与える流体相互作用に対して絶縁されるかまたはその他の方法で保護され得る。さらなる実施形態において、通信デバイス104は、センサー102および/または通信ハブ105と一体になっていることが可能である。
【0051】
ある実施形態では、通信デバイス104は、基板106に連結され得る。別の実施形態では、通信デバイスは、センサー102および/または通信ハブ105に連結され得る。
【0052】
通信デバイス104および/または通信ハブ105は、ワイヤレスまたはワイヤード通信デバイスであることが可能である。すなわち、通信デバイス104は、ワイヤレス・プロトコル、たとえば、HTMLもしくはHTMLSなど;ローカル・エリア・ネットワーク(LAN);または、ワイヤード・プロトコル、たとえば、導電性のワイヤーなどを使用して、動作することが可能である。通信デバイス104は、センサー102が流体漏出をセンシングするときに、入力信号をセンサー102から受信するように、および、出力信号を通信ハブまたは受信デバイス105に送信するように適合され得る。このように、通信デバイス104は、通信ハブ105に動作可能に接続されており、センサー102からの情報を編集および分析し、本明細書で説明されているようなセンサー102の第1の状態(第1の条件もしくは第2の条件)または第2の状態に基づいて、ユーザーまたはセンサー102自身にフィードバックを与えることが可能である。
【0053】
本発明の態様(たとえば、センサー102、通信デバイス104、または通信ハブ105の1つまたは複数の実施形態など)に関する動作を実施するためのコンピューター・プログラム・コードは、オブジェクト指向のプログラミング言語、たとえば、Java、Smalltalk、またはC++など、および、従来の手続き型プログラミング言語、たとえば、「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語などを含む、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれ得る。プログラム・コードは、完全にユーザーのコンピューターの上で、部分的にユーザーのコンピューターの上で、スタンド・アロンのソフトウェア・パッケージとして、部分的にユーザーのコンピューターの上で、および部分的にリモート・コンピューターの上で、または、完全にリモート・コンピューターもしくはサーバーの上で、実行することが可能である。後者のシナリオにおいて、リモート・コンピューターは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)もしくはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)を含む、任意のタイプのネットワークを通して、ユーザーのコンピューターに接続され得り、または、接続は、(たとえば、インターネット・サービス・プロバイダーを使用してインターネットを通して)外部コンピューターに行われ得る。
【0054】
ある実施形態では、通信デバイス104は、連続的に動作することが可能である。本明細書で使用されているように、「連続的に動作する」は、通信デバイスから、たとえば、通信ハブまたは受信デバイス105への、連続的なまたは途切れない信号の送信を表している。ある実施形態では、通信デバイス104は、パッシブに動作することが可能である。本明細書で使用されているように、「パッシブに動作する」は、閾値条件(すなわち、流体リーク)の発生のときにだけ、たとえば、通信ハブまたは受信デバイス105への信号の送信を表している。たとえば、通信デバイス104は、電源132によって給電され得る。ある実施形態では、センサー102が漏出をセンシングするときにだけ、通信デバイス104は、通信ハブまたは受信デバイス105へ信号を送信するために電力を受信することが可能である。これは、電源132からの電流消費を低減させることによって、リーク検出システム100の動作可能な寿命時間を増加させることが可能であり、したがって、リーク検出システム100のより遠隔の位置決めを可能にする。
【0055】
図示されているように、ある実施形態では、通信デバイス104は、それが基板106の外側表面を越えて延在するように露出され得る。したがって、通信デバイス104は、ユーザーが通信デバイス104を調節または交換することができるようにアクセス可能であり得る。ある実施形態では、通信デバイス104は、基板106の中に少なくとも部分的に(たとえば、完全に)埋め込まれ得る。これは、有害な流体への露出から通信デバイス104を保護することが可能であり、有害な流体は、そうでなければ、基板106の表面の上に配設されている場合には、通信デバイス104に接触する可能性がある。
【0056】
ある実施形態では、通信デバイス104は、基板106から除去可能であり得る。別の実施形態では、通信デバイス104は、交換可能であり得る。電気的なインターフェースは、通信デバイス104の迅速な交換を許容することが可能である。たとえば、電気的なインターフェースは、通信デバイス104の上の電気的な接続ポイントにマッチする電気的な接続ポイントを有する1つまたは複数のポートから構成され得る。さまざまな通信デバイス104は、電気的な接続ポイントの同じ配置を有することが可能であり、それによって、それらの間の迅速な交換および置き換えを可能にする。
【0057】
依然として
図1を参照すると、リーク検出システム100は、取り付けエレメント120をさらに含むことが可能であり、取り付けエレメント120は、流体インターフェース114(
図2)に隣接する表面にリーク検出システム100を取り付けるように適合されている。
【0058】
ある実施形態では、取り付けエレメント120は、ユニタリー本体部を含むことが可能である。すなわち、取り付けエレメント120は、単一のピースから形成され得る。別の実施形態では、取り付けエレメント120は、マルチピースの構築体を含むことが可能である。たとえば、取り付けエレメント120は、少なくとも2つのコンポーネントを含むことが可能であり、少なくとも2つのコンポーネントは、一緒に係合可能であるか、または、基板106またはその上に配設されている1つもしくは複数のコンポーネントに係合可能であり、単一のピースを形成する。
【0059】
ある実施形態では、取り付けエレメント120は、基板106に直接的に連結され得る。ある実施形態では、取り付けエレメント120は、センサー102、通信デバイス104、または、いくつかの他の適切な仲介物体を通して、基板106に間接的に連結され得る。
【0060】
取り付けエレメント120は、流体漏出をモニタリングするための表面にリーク検出システム100を解放可能に連結することが可能である。すなわち、ある実施形態では、取り付けエレメント120は、リーク検出システム100から除去可能であり得る。これは、リーク検出システム100に対して取り付けエレメント120の交換または調節を許容することが可能である。長期間の使用にわたって(とりわけ、高い温度において、または、湿気のある条件において)、取り付けエレメント120が劣化または消耗する可能性がある(それは、取り付けエレメント120を定期的に交換することによって大いに緩和され得る問題である)。別の実施形態では、取り付けエレメント120は、リーク検出システム100と一体になっていることが可能である。たとえば、取り付けエレメント120は、基板106、センサー102、または通信デバイス104の中へ成形されるかまたはその他の方法で製作され得り、そこから分離不可能であるようになっており、したがって、据え付けの間にまたは長期間の使用にわたって、事故的な分離を防止する。
【0061】
図1に図示されているように、ある実施形態では、取り付けエレメント120は、バンド122と、バンド122から延在する係合エレメント124と、係合エレメント124を受け入れるように適合されている開口部126とを含むことが可能である。流体導管の上にリーク検出システム100を据え付けるために、バンド122は、係合エレメント124が開口部126と係合することができるまで、流体導管の周りに位置決めされ得る。次いで、係合エレメント124は、開口部126の中へ挿入され、流体導管に対してリーク検出システム100を保持することが可能である。よりしっかりとした取り付けプロトコルを必要とする用途に関して、1つまたは複数の追加的な取り付けエレメント(たとえば、取り付けエレメント128および130)は、基板106に沿って、または、上記に説明されているものなどのような別の適切な様式で展開させられ得る。取り付けエレメント122、128、および130は、互いに同じまたは同様の取り付けプロトコルをそれぞれ含むことが可能である。たとえば、取り付けエレメント128は、係合エレメント124および開口部126を含むことが可能であり、係合エレメント124は、開口部126の中へ挿入可能であり得る。ある実施形態では、取り付けエレメント122、128、および130は、リーク検出システム100の表面に沿って間隔を離して配置され、表面との係合を強化し、基板106を横切るローディング条件を広げることが可能である。
【0062】
図14は、据え付けられたリーク検出システム1402を示しており、据え付けられたリーク検出システム1402は、流体導管1400の周りに据え付けられたバンド122、係合エレメント124、および開口部126を有している。ある実施形態では、
図14に示されているように、バンド122は、可撓性であり得るか、または、その他の方法で弾性的に変形可能であり得る。バンド122は、流体導管の周りに伸びるように適合されており、基板106を流体導管の中へ引き込むように作用する内向きに配向された保持力を提供することが可能である。例示的な材料は、織布ファブリック、不織布ファブリック、およびポリマーを含む。適切なポリマーは、たとえば、エラストマー、たとえば、ゴムなどを含むことが可能である。ある実施形態では、取り付けエレメント120は、レスト状態において測定されるような、アンロード時サイズS
Uと、ローディング条件下において測定されるような、ロード時サイズS
Lとを有することが可能であり、ここで、S
Lは、少なくとも1.01S
U、または少なくとも1.1S
U、または少なくとも1.5S
U、または少なくとも2.0S
U、または少なくとも5.0S
U、または少なくとも10.0S
U、または少なくとも20.0S
Uであることが可能である。別の実施形態では、S
Lは、200S
U以下であることが可能である。ある実施形態では、S
Lは、少なくとも約1.01S
Uおよび約200S
U以下であることが可能である。アンロード時サイズおよびロード時サイズは、それぞれ、アンロード時およびロード時の状態における取り付けエレメント120の長さ(すなわち、バンド122の長さ)であることが可能である。
【0063】
別の実施形態では、取り付けエレメント120は、ロープ、コード、ストリング、または他の同様のデバイスなどのような、細長い物体1404を含むことが可能である。細長い物体1404は、流体導管1400の表面の周りに結び付けられ、リーク検出システム100をそれに固定することが可能である。取り付けエレメント120として細長い物体1404を有する据え付けられたリーク検出システム1406が、
図14に図示されている。図示されているように、細長い物体1404の端部同士が、一緒に結ばれて結び目にされ得る。ある実施形態では、リーク検出システム100は、複数の細長い物体1404によって流体導管1400に固定され得る。細長い物体1404の長手方向の端部は、流体導管に沿って同じ相対的な円周方向の位置において、一緒に結ばれ得る。代替的に、長手方向の端部は、流体導管の円周部の周りに互い違いにされ得る。ある実施形態では、細長い物体1404は、その長手方向の端部において、係合メカニズムを有することが可能である。たとえば、細長い物体1404は、バックル、ラチェット、アイレット、ラチェッティング・タイ・システム、ケーブル・タイ、ネジ山付きのもしくは非ネジ山付きの締結具、または、細長い物体1404の対向する長手方向の端部同士の接続を許容する任意の他の適切な係合エレメントの中で終端することが可能である。
【0064】
一層さらなる実施形態では、取り付けエレメント120は、面ファスナー係合システムを含むことが可能である。細長い物体1404を備えた上記に説明されているリーク検出システム100と同様に、取り付けエレメント120は、面ファスナー係合を有する材料のバンド1408を含むことが可能であるということが企図される。バンド1408は、弾性的であってもまたは非弾性的であってもよく、また、流体導管1400に巻き付けられ得り、フックを有するバンド1408の第1の部分が、ループを有するバンド1408の第2の部分に連結され得るようになっている。そのような係合は、迅速に除去可能であり、長期間の使用にわたって劣化しない傾向が高い可能性がある。取り付けエレメント120として面ファスナー係合を有する、据え付けられたリーク検出システム1410が、
図14に図示されている。
【0065】
依然として、
図14を参照すると、ある実施形態では、取り付けエレメント120は、流体導管1400の円周部全体の周りに延在しないシステムを含むことが可能である。
【0066】
たとえば、リーク検出システム100は、裏面接着式材料1412によって流体導管に固定され得る。特定の実施形態では、裏面接着式材料1412は、リーク検出システム100と一体になっていることが可能である。別の特定の実施形態では、裏面接着式材料1412は、リーク検出システム100に取り付けられている個別のエレメントであることが可能である。本明細書で使用されているように、「個別のエレメント」は、通常の力を印加すると他の物体から分離可能である(または、以前には分離可能であった)はっきりと異なるコンポーネントを表している。取り付けエレメント120として裏面接着式材料1412を有する、据え付けられたリーク検出システム1414が、
図14に図示されている。
【0067】
別の実施形態では、取り付けエレメント120は、リーク検出システム100と流体導管1400との間に配設されている固定層(図示せず)を含むことが可能である。固定層は、ペースト、ゲル、パテ、高い塑性を有する材料、エポキシ、溶液、または、流体導管1400またはリーク検出システム100のうちの一方もしくは両方に適用され得る任意の他の物質を含むことが可能である。硬化すると、固定層は、リーク検出システム100の除去を防止することが可能である。取り付けエレメント120として固定層を有する、据え付けられたリーク検出システム1416が、
図14に図示されている。
【0068】
ある実施形態では、固定層は、弛緩可能であり得り、リーク検出システム100の除去を許容するようになっている。たとえば、固定層は、特定の温度、圧力、流体相互作用、または光タイプを導入すると、軟化させられ得り、または、その接着剤特性を喪失することが可能である。したがって、ユーザーは、流体導管1400からリーク検出システム100を選択的に解除することが可能である。
【0069】
さらに別の実施形態では、取り付けエレメント120は、クランプ1418を含むことが可能である。クランプ1418は、少なくとも部分的にリーク検出システム100の上方に、または、部分的にリーク検出システム100を通って延在することが可能であり、それに対する半径方向内向きの圧縮力を提供する。ある実施形態では、クランプ1418は、流体導管1400に対してリーク検出システム100を固定するために一緒に連結するように適合されている2つの半分体(第1の半分体1420および第2の半分体1422)を含むことが可能である。取り付けエレメント120としてクランプ1418を有する、据え付けられたリーク検出システム1424が、
図14に図示されている。
【0070】
図15は、ある実施形態によるリーク検出システムの斜視図を示している。
図15に図示されているように、ある実施形態によれば、取り付けエレメント120は、基板を形成することが可能であり、センサー102および通信デバイス104が、基板の上に配設されている。すなわち、ある実施形態によるリーク検出システム1500は、取り付けエレメント120に直接的に連結されているセンサー102および通信デバイス104を含むことが可能である。特定の実施形態では、センサー102および通信デバイス104を取り付けエレメント120と直接的に連結することは、以前に説明されたリーク検出システム100と比較して、リーク検出システム1500の重量を低減させることが可能である。追加的に、リーク検出システム1500は、リーク検出システム100と比較して、流体インターフェース114(
図2)のより近くにセンサー102を位置決めすることが可能である。特定の実施形態では、取り付けエレメント120は、基板302に関して上記に説明されているように、高い流体移送レートを有する材料を含むことが可能である。これは、センサー102への流体伝搬を加速させることが可能であり、したがって、リークの発生からユーザーまたはシステムへの通知までの遅延時間を減少させ、ユーザーまたはシステムは、次いで、リークを補正するためのステップをとることが可能である。
【0071】
図示されているように、リーク検出システム1500は、取り付けエレメント120の表面に沿って配設され得る。別の実施形態では、リーク検出システム1500は、取り付けエレメント120の中に少なくとも部分的に埋め込まれ得る。さらなる別の実施形態では、リーク検出システム1500は、取り付けエレメント120の中に完全に埋め込まれ得り、センサー102が見ることができない可能性があるようになっている。特定の実施形態では、センサー102および通信デバイス104のうちの少なくとも1つは、取り付けエレメント120を通して少なくとも部分的に見ることができる可能性がある。
【0072】
図16は、複数のフランジブル部分(frangible portion)1622を有する取り付けエレメント1620を図示している。
図16に示されているように、フランジブル部分1622は、取り付けエレメント1620のサイズ変更を許容することが可能である。すなわち、フランジブル部分は、取り付けエレメント1620の長さを調節するために選択的に断裂され得る。この点において、取り付けエレメント1620は、使用の前に測定されるときの初期長さ、および、取り付けの前に測定されるときの動作長さを有することが可能であり、ここで、動作長さは、初期長さ以下になっていることが可能であり、たとえば、初期長さよりも小さくなっていることが可能である。
【0073】
ある実施形態では、取り付けエレメントは、1つだけのフランジブル部分を含むことが可能である。他の実施形態では、取り付けエレメントは、少なくとも2フランジブル部分、たとえば、少なくとも3つのフランジブル部分、または少なくとも4つのフランジブル部分、または少なくとも5つのフランジブル部分、または少なくとも6つのフランジブル部分、または少なくとも7つのフランジブル部分、または少なくとも8つのフランジブル部分、または少なくとも9つのフランジブル部分、または少なくとも10個のフランジブル部分などを含むことが可能である。ある実施形態では、取り付けエレメントは、1000以下のフランジブル部分を含むことが可能である。ある実施形態では、取り付けエレメントは、少なくとも2つのフランジブル部分、および、1000以下のフランジブル部分を含むことが可能である。
【0074】
それぞれのフランジブル部分は、取り付けエレメントの構造的に弱化された部分を含むことが可能である。たとえば、フランジブル部分は、取り付けエレメントを通過する1つまたは複数のアパーチャーによって画定され得る。アパーチャーは、取り付けエレメントの厚さを通って少なくとも部分的に延在することが可能である。より特定の実施形態では、アパーチャーは、取り付けエレメントの厚さを通って完全に延在することが可能である。アパーチャーは、取り付けエレメントを横断し、たとえば、取り付けエレメントの部分によって間隔を置いて配置され得る。フランジブル部分は、取り付けエレメントに対して横断方向(または、概して横断方向)への十分な力の発生のときに断裂することが可能である。
【0075】
再び
図1を参照すると、リーク検出システム100は、電源132を含むことが可能であり、電源132は、センサー102、通信デバイス104、基板106、または取り付けエレメント120のうちの少なくとも1つに連結されている。特定の実施形態では、電源132は、バッテリーまたは他の電荷貯蔵デバイスを含むことが可能である。より特定の実施形態では、電源132は、たとえば、120V電力供給部によって再充電可能であり得る。電源132は、リーク検出システム100から除去可能であり、その交換を許容することが可能である。
【0076】
ある実施形態では、リーク検出システム100は、電気コンセントから電力を受け取ることが可能である。リーク検出システム100は、導電性のワイヤーを含むことが可能であり、導電性のワイヤーは、リーク検出システム100の上のエレメントから延在しており、壁コンセントの中へ挿入されるように適合されたプラグの中で終端している。この点において、リーク検出システム100は、電流の一定のフローを受け取ることが可能であり、リーク検出システム100を充電することまたはリーク検出システム100への電気的な供給をモニタリングすることの必要性を排除する。
【0077】
図17は、所定の長さの材料1710の上に配設されている複数のリーク検出システム1702を有するリーク検出アレイ1700を示している。
図17に示されているように、材料1710は、たとえば、テキスタイル、ポリマー、金属、合金、または他の適切な材料から形成された、織布もしくは不織布ファブリック、フィルム、または別の適切な基板などのような、ファブリックを含むことが可能である。特定の実施形態では、材料1710は、可撓性であることが可能であり、リーク検出アレイ1700が曲がることを許容する。
【0078】
それぞれのリーク検出システム1702は、以前に説明されたリーク検出システム100、1402、1406、1410、1414、1416、1424、および1500からの1つまたは複数の特徴を含むことが可能である。とりわけ、それぞれのリーク検出システム1702は、センサー1704および通信デバイス1706を含む。ある実施形態では、リーク検出システム1702は、互いに同一になっていることが可能である。たとえば、リーク検出システム1702の第1のリーク検出システムおよび第2のリーク検出システムは、互いに同一になっていることが可能である。別の実施形態では、リーク検出システム1702は、互いに異なっていることが可能である。たとえば、リーク検出システム1702の第1のリーク検出システムは、リーク検出システム1702の第3のリーク検出システムとは異なっていることが可能である。別の実施形態では、リーク検出システム1702のうちの少なくとも2つは、以前に本明細書で説明された異なるリーク検出システムを含むことが可能である。すなわち、リーク検出アレイ1700のリーク検出システム1702は、互いに異なって動作することが可能である。たとえば、リーク検出アレイ1700の第1のリーク検出システムは、
図4に図示されているものと同様であることが可能であり、一方、リーク検出アレイ1700の第2のリーク検出システムは、
図11および
図12に図示されているものと同様であることが可能である。
【0079】
ある実施形態では、リーク検出アレイ1700は、n-可分セクションへと分割可能であり得り、ここで、nは、リーク検出アレイ1700の中のリーク検出システム1702の数である。したがって、たとえば、(
図17に図示されているように)4つのリーク検出システム1702を備えたリーク検出アレイ1700は、4分割可能なセクションを含む。特定の場合において、リーク検出アレイ1700は、少なくとも2つのリーク検出システム、たとえば、少なくとも3つのリーク検出システム、または少なくとも4つのリーク検出システム、または少なくとも5つのリーク検出システム、または少なくとも10個のリーク検出システム、または少なくとも20個のリーク検出システム、または少なくとも50個のリーク検出システム、または少なくとも100個のリーク検出システムなどを含むことが可能である。ある実施形態では、リーク検出アレイ1700は、10,000個以下のリーク検出システム1702を含むことが可能である。ある実施形態では、リーク検出アレイ1700は、少なくとも2つのリーク検出システム1702および10,000個以下のリーク検出システム1702を含むことが可能である。
【0080】
隣接するリーク検出システム1702同士の間に配設されているフランジブル部分1708は、隣接するリーク検出システム1702および1702のより容易な分割を促進させることが可能である。すなわち、フランジブル部分1708は、ユーザーがリーク検出アレイ1700から個別のリーク検出システム1702を選択的に引きちぎることを許容することが可能である。ある実施形態では、フランジブル部分1708は、少なくとも1N、たとえば、少なくとも2N、または少なくとも5N、または少なくとも10N、または少なくとも100Nなどの力の印加のときに断裂することが可能である。別の実施形態では、フランジブル部分1708は、10,000N以下、たとえば、1000N以下、または125N以下などの力の印加のときに断裂することが可能である。別の実施形態では、フランジブル部分1708は、少なくとも1Nおよび10,000N以下の力の印加のときに断裂することが可能である。
【0081】
リーク検出システム1702のそれぞれは、リーク検出アレイ1700の他のリーク検出システム1702から独立して動作するように適合され得る。すなわち、それぞれのリーク検出システム1702は、自立的および自己充足的であることが可能である(効果的な動作のためにさらなる外側のコンポーネントを必要としない)。ある実施形態では、リーク検出システム1702は、互いに独立して動作することが可能であり、または、リーク検出アレイ1700のより小さいグループで、たとえば、一緒に接続されている2つのリーク検出システム1702などで動作することが可能である。
【0082】
ある実施形態では、リーク検出システム1702のうちの少なくとも1つは、センサー1704および通信デバイス1706のうちの少なくとも1つに連結されている電源1712をさらに含むことが可能である。特定の実施形態では、電源1712は、隣接するフランジブル部分1708の断裂のときに自己活性化する(すなわち、電流を発生させる)ことが可能である。これは、少なくとも1つのリーク検出システム1702が据え付けられる準備ができるまで、電源1712を保存することが可能である。
【0083】
リーク検出アレイ1700は、ハウジングの中にロールおよび貯蔵され得り、その中の開口部を通してアクセス可能であるということが企図される。ユーザーは、リーク検出アレイの露出された部分を把持し、ロールを巻き戻すことが可能である。適切な数のリーク検出システム1702を巻き戻すと、ユーザーは、それぞれのフランジブル部分1708を引き裂くことが可能であり、残りのリーク検出アレイ1700から適切なリーク検出システム1702を分離する。
【0084】
本明細書で説明されているようなリーク検出システムおよびアレイは、流体漏出モニタリングのためにさまざまな流体コンポーネントの上で使用され得る。例示的な流体コンポーネントは、電子的なデバイス製作において、たとえば、半導体産業および超伝導体産業;医療用デバイス、たとえば、流体輸送ラインおよびポンプなど;パイプ・カップリング、たとえば、油およびガス産業、飲料水システム、ならびに下水道の中に見出されるようなものなど;航空宇宙産業;食品および飲料産業;ならびに自動車産業などにおいて見出され得る。
【0085】
多くの異なる態様および実施形態が可能である。それらの態様および実施形態のうちのいくつかは、下記に説明されている。この明細書を読んだ後に、当業者は、それらの態様および実施形態が単なる例示目的のものに過ぎず、本発明の範囲を限定しないということを認識することとなる。実施形態は、下記に列挙されているような実施形態のうちの任意の1つまたは複数にしたがっていることが可能である。
【0086】
実施形態1. リーク検出システムであって、リーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためにリーク検出システムを基板に取り付けるように適合されている取り付けエレメントとを含む、リーク検出システム。
【0087】
実施形態2. リーク検出システムであって、リーク検出システムは、
センサーであって、センサーは、
流体接触に応答して変化するように適合されている基板;
基板と通信している第1のエレメントであって、第1のエレメントは、基板がドライ状態であるときには第1の条件を有し、基板がウェット状態であるときには第2の条件を有するように適合されている、第1のエレメント;および、
センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2のエレメント;
を含む、センサーと;
センサーに動作可能に連結されている通信デバイスであって、通信デバイスは、エレメントが第1の条件になっているか、第2の条件になっているか、または、その両方のときに、および、第2のエレメントがセンサーの動作不能性を検出するときに、受信デバイスに信号を送信するように適合されている、通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためのエリアにリーク検出システムを取り付けるように適合されている取り付けエレメントとを含む、リーク検出システム。
【0088】
実施形態3. リーク検出システムであって、リーク検出システムは、
センサーであって、センサーは、
ドライ状態のときの第1の測定される特性値とウェット状態のときの第2の測定される特性値との間で変化するように適合されている基板であって、第1および第2の測定される特性値は、互いに異なっている、基板;および
基板と通信している第1の検出システムであって、第1の検出システムは、第1の測定される特性と第2の測定される特性との間の変化に関して、基板をモニタリングするように適合されている、第1の検出システム;および、
センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の検出システム;
を含む、センサーと;
センサーに動作可能に連結されている通信デバイスであって、通信デバイスは、第1の検出システムが第1の測定される特性値を検出するか、第2の測定される特性値を検出するか、またはその両方を検出するときに、および、第2の検出システムがセンサーの動作不能性を検出するときに、受信デバイスに信号を送信するように適合されている、通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためのエリアにリーク検出システムを取り付けるように適合されている取り付けエレメントとを含む、リーク検出システム。
【0089】
実施形態4. リーク検出システムであって、リーク検出システムは、
センサーであって、センサーは、
ドライ状態のときの第1の測定される特性およびウェット状態のときの第2の測定される特性を有するように適合されている基板であって、第1および第2の測定される特性は、互いに異なっている、基板;
基板と通信している第1の検出システムであって、第1の検出システムは、第1の測定される特性値と第2の測定される特性値との間の変化に関して、基板をモニタリングするように適合されている、第1の検出システム;
センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の検出システム;
基板の第1の場所に配設されている第1のエレメント;ならびに、
基板の第2の場所に配設されている第2のエレメントであって、第2の場所は、第1の場所とは異なっている、第2のエレメント;
を含む、センサーと;
センサーに動作可能に連結されている通信デバイスであって、通信デバイスは、第1のエレメントと第2のエレメントとの間の距離が変化するときに、受信デバイスに信号を送信するように適合されている、通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためのエリアにリーク検出システムを取り付けるように適合されている取り付けエレメントとを含む、リーク検出システム。
【0090】
実施形態5. リーク検出アレイであって、リーク検出アレイは、
複数のリーク検出システムを有する所定の長さの材料を含み、
それぞれのリーク検出システムは、
センサーの動作性をモニタリングするように適合されている検出システムを含むセンサーと;
センサーに動作可能に連結されている通信デバイスと
を含み、
所定の長さの材料は、n-可分セクションへと分割可能であり、ここで、nは、リーク検出アレイの中のリーク検出システムの数である、リーク検出アレイ。
【0091】
実施形態6. リーク検出アレイであって、リーク検出アレイは、所定の長さの材料の上に配設されている複数のリーク検出システムを含み、リーク検出システムのうちの少なくとも1つは、リーク検出アレイから除去可能であり、流体システムと係合可能である、リーク検出アレイ。
【0092】
実施形態7. 流体システムであって、流体システムは、
流体を有する流体コンポーネントと;
流体コンポーネントに取り付けられているリーク検出システムとを含み、
リーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためにリーク検出システムを基板に取り付けるように適合されている取り付けエレメントと
を含む、流体システム。
【0093】
実施形態8. 電子的なデバイスを作製するためのコンポーネントであって、コンポーネントは、
電子的なデバイスを作製する際に使用される流体を受け入れるように適合されている流体コンポーネントと;
流体コンポーネントに取り付けられているリーク検出システムとを含み、
リーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
センサーに動作可能に連結されている通信デバイスであって、通信デバイスは、センサーが流体漏出をセンシングするときに受信デバイスに信号を送信するように適合されている、通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためのエリアにリーク検出システムを取り付けるように適合されている取り付けエレメントと
を含む、コンポーネント。
【0094】
実施形態9. パイプ・ジョイントであって、パイプ・ジョイントは、
第1のパイプと;
インターフェースにおいて第1のパイプに連結されている第2のパイプと;
第1および第2のパイプのうちの少なくとも1つに取り付けられているリーク検出システムであって、リーク検出システムは、インターフェースに隣接して配設されている、リーク検出システムとを含み、
リーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
センサーに動作可能に連結されている通信デバイスであって、通信デバイスは、センサーが流体漏出をセンシングするときに受信デバイスに信号を送信するように適合されている、通信デバイスと;
インターフェースにおける流体漏出をモニタリングするために、第1および第2のパイプのうちの少なくとも1つにリーク検出システムを取り付けるように適合されている取り付けエレメントとを含む、パイプ・ジョイント。
【0095】
実施形態10. センサーは、
基板と;
基板と通信している少なくとも1つの検出エレメントとを含む、先行する実施形態のいずれかに1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0096】
実施形態11. 第1の検出エレメントは、流体接触に応答して変化するように適合されている、実施形態10に記載のリーク検出システム、流体システム、または方法。
【0097】
実施形態12. 基板は、ドライ状態のときの第1の測定される特性とウェット状態のときの第2の測定される特性との間で変化するように適合されており、第1および第2の測定される特性は、互いに異なっている、実施形態10または11に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0098】
実施形態13. 第1の測定される特性は、第2の測定される特性よりも小さくなっている、実施形態12に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0099】
実施形態14. 基板の少なくとも一部分は、電気回路を含む、実施形態10~13のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0100】
実施形態15. 基板の少なくとも一部分は、流体と接触すると温度が変化するように適合されている温度反応性材料を含む、実施形態10~14のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0101】
実施形態16. 基板の少なくとも一部分は、流体と接触するとルミネセンスが変化するように適合されているルミネセンス反応性材料を含む、実施形態10~15のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0102】
実施形態17. 基板の少なくとも一部分は、流体と接触すると蛍光が変化するように適合されている蛍光反応性材料を含む、実施形態10~16のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0103】
実施形態18. 基板の少なくとも一部分は、流体と接触すると白熱光が変化するように適合されている白熱光反応性材料を含む、実施形態10~17のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0104】
実施形態19. 検出エレメントは、基板の条件の変化を検出するように適合されている、実施形態10~18のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0105】
実施形態20. 検出エレメントは、基板のルミネセンスの変化、基板の蛍光の変化、基板の白熱光の変化、基板の温度の変化、基板の測定される特性の変化、または、基板の圧力の変化を検出するように適合されている、実施形態10~19のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0106】
実施形態21. 検出エレメントは、基板に取り付けられている、実施形態10~20のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0107】
実施形態22. 検出エレメントは、接着剤によって基板に取り付けられている、実施形態10~21のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0108】
実施形態23. 検出エレメントは、機械的な締結具またはネジ山付きのもしくは非ネジ山付きの締結具によって、基板に取り付けられている、実施形態10~22のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0109】
実施形態24. 検出エレメントは、光学センサー、熱電対、および圧力トランスデューサーのうちの少なくとも1つを含む、実施形態10~23のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0110】
実施形態25. 検出エレメントは、少なくとも2つの検出エレメントを含む、実施形態10~24のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0111】
実施形態26. 少なくとも2つの検出エレメントのそれぞれは、基板の異なる条件を検出するように適合されている、実施形態25に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0112】
実施形態27. 検出エレメントは、電気回路を含む、実施形態10~26のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0113】
実施形態28. 検出エレメントは、ドライ状態においてオープン回路を含み、オープン回路は、流体と接触すると閉じられる、実施形態10~27のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0114】
実施形態29. 流体は、導電性である、実施形態28に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0115】
実施形態30. 検出エレメントは、ドライ状態において閉回路を含み、閉回路は、流体と接触すると分断または遮断される、実施形態10~27のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0116】
実施形態31. 流体は、腐食性である、実施形態30に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0117】
実施形態32. 検出エレメントは、所定の材料を含み、その材料は、ドライ状態において測定されるときの有効長さLDと、ウェット状態において測定されるときの有効長さLWとを有しており、LDは、LWとは異なっている、実施形態10~31のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0118】
実施形態33. LWは、LDよりも大きくなっている、実施形態32に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0119】
実施形態34. LWは、少なくとも1.01LD、少なくとも1.05LD、少なくとも1.1LD、少なくとも1.2LD、少なくとも1.3LD、少なくとも1.4LD、少なくとも1.5LD、少なくとも1.6LD、少なくとも1.7LD、少なくとも1.8LD、少なくとも1.9LD、または、さらには、少なくとも2.0LDである、実施形態32または33に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0120】
実施形態35. LWは、100LD以下、50LD以下、25LD以下、10LD以下、または、さらには、5LD以下になっている、実施形態32~34のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0121】
実施形態36. 材料は、ワイヤーなどのような導電性の材料を含む、実施形態32~35のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0122】
実施形態37. 材料の抵抗率は、変化するその有効長さに応答して変化する、実施形態32~36のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0123】
実施形態38. 材料の抵抗率は、有効長さが増加するにつれて増加する、実施形態32~37のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0124】
実施形態39. 材料の有効長さは、基板の測定される特性に依存している、実施形態32~38のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0125】
実施形態40. 電気回路は、抵抗器、キャパシター、インダクター、トランジスター、または、それらの任意の組み合わせをさらに含む、実施形態27~39のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0126】
実施形態41. 検出エレメントは、基板の第1の場所に配設されている第1のエレメントと、基板の第2の場所に配設されている第2のエレメントとをさらに含み、第1および第2のエレメントは、ドライ状態において測定されるときの距離DD、および、ウェット状態において測定されるときの距離DWによって分離されており、DDは、DWとは異なっている、実施形態10~40のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0127】
実施形態42. DWは、DDよりも大きくなっている、実施形態41に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0128】
実施形態43. 第1および第2のエレメントがDDによって分離されているときに測定されるような検出エレメントの電磁力は、第1および第2のエレメントがDWによって分離されているときとは異なっている、実施形態41または42に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0129】
実施形態44. 第1のエレメントと第2のエレメントとの間の電磁相互作用は、第1のエレメントと第2のエレメントとの間の距離が増加するにつれて減少するように適合されている、実施形態41~43のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0130】
実施形態45. 第1のエレメントは、導電性のバーを含む、実施形態41~44のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0131】
実施形態46. 第2のエレメントは、導電性のバーを含む、実施形態41~45のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0132】
実施形態47. 第1および第2のバーは、互いに比較して概して同じ形状を有している、実施形態41~46のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0133】
実施形態48. 第1および第2のバーは、互いに比較して異なる形状を有している、実施形態41~46のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0134】
実施形態49. 基板は、基板の厚さTSによって分離されている第1の主要表面および第2の主要表面を含む、実施形態10~48のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0135】
実施形態50. TSは、少なくとも0.01インチ、少なくとも0.1インチ、少なくとも0.2インチ、または、さらには、少なくとも0.3インチである、実施形態49に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0136】
実施形態51. 検出エレメントは、基板の主要表面に沿って配設されている、実施形態10~50のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0137】
実施形態52. 検出エレメントは、基板の中央位置に配設されている、実施形態10~51のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0138】
実施形態53. 検出エレメントは、基板の周辺部分に配設されている、実施形態10~51のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0139】
実施形態54. 検出エレメントによって占有される基板の表面積は、基板の合計表面積の50%未満であるか、基板の合計表面積の40%未満であるか、基板の合計表面積の30%未満であるか、基板の合計表面積の20%未満であるか、基板の合計表面積の10%未満であるか、または、基板の合計表面積の1%未満である、実施形態10~53のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0140】
実施形態55. 検出エレメントは、基板の中に少なくとも部分的に埋め込まれている、実施形態10~54のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0141】
実施形態56. 検出エレメントは、基板の中に完全に埋め込まれている、実施形態10~55のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0142】
実施形態57. 検出エレメントの少なくとも一部分は、基板の外側表面から見ることができない、実施形態10~56のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0143】
実施形態58. 検出エレメントの少なくとも一部分は、基板の外側表面から見ることができる、実施形態10~57のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0144】
実施形態59. センサーは、所定の表面の上に配設されるように適合されており、基板が検出エレメントとその表面との間にあるようになっている、実施形態10~58のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0145】
実施形態60. センサーは所定の表面の上に配設されるように適合されており、検出エレメントが基板とその表面との間にあるようになっている、実施形態10~58のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0146】
実施形態61. 基板は、可撓性である、実施形態10~60のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0147】
実施形態62. 基板は、弛緩した状態で概して平面的になっている、実施形態10~61のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0148】
実施形態63. 基板は、概してアーチ形の断面を有している、実施形態10~61のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0149】
実施形態64. 基板は、少なくとも1インチ、少なくとも2インチ、少なくとも3インチ、少なくとも4インチ、少なくとも5インチ、少なくとも6インチ、少なくとも12インチ、少なくとも24インチ、または、さらには、少なくとも48インチの曲率半径Rを有している、実施形態63に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0150】
実施形態65. センサーは、少なくとも0.0001mL、少なくとも0.001mL、少なくとも0.01mL、少なくとも0.05mL、または少なくとも0.1mLの流体漏出を知覚するように適合されている、実施形態10~64のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0151】
実施形態66. センサーは、0.0001mL、0.001mL、0.01mL、0.05mL、または0.1mLを接触するときに、流体リークを認識するように適合されている、実施形態10~65のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0152】
実施形態67. リーク検出システムは、センサーに動作可能に連結されている通信デバイスを含む、先行する実施形態のいずれかに1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0153】
実施形態68. 通信デバイスは、センサーに連結されている、実施形態67に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0154】
実施形態69. 通信デバイスは、基板に連結されている、実施形態67または68に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0155】
実施形態70. 通信デバイスは、ワイヤレス・プロトコルを使用して動作するように適合されている、実施形態67~69のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0156】
実施形態71. 通信デバイスは、ワイヤード・プロトコルを使用して動作するように適合されている、実施形態67~69のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0157】
実施形態72. 通信デバイスは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)を使用して動作するように適合されている、実施形態71に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0158】
実施形態73. 通信デバイスは、HTMLプロトコルまたはHTMLSプロトコルを使用して動作するように適合されている、実施形態71または72に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0159】
実施形態74. 通信デバイスは、センサーが流体漏出をセンシングするときに、受信デバイスに信号を送信するように適合されている、実施形態67~73のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0160】
実施形態75. 通信デバイスは、センサーにワイヤレスに接続されている、実施形態67~74のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0161】
実施形態76. 通信デバイスは、ワイヤーによってセンサーに接続されている、実施形態67~75のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0162】
実施形態77. 通信デバイスは、連続的な動作を有している、実施形態67~76のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0163】
実施形態78. 通信デバイスは、選択的な動作を有している、実施形態67~76のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0164】
実施形態79. 通信デバイスは、リーク検出システムに沿って露出されている、実施形態67~78のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0165】
実施形態80. 通信デバイスは、リーク検出システムから除去可能である、実施形態67~79のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0166】
実施形態81. 通信デバイスは、交換可能になっている、実施形態67~80のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0167】
実施形態82. リーク検出システムは、流体漏出をモニタリングするためのエリアにリーク検出システムを取り付けるように適合されている取り付けエレメントをさらに含む、先行する実施形態のいずれかに1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0168】
実施形態83. 取り付けエレメントは、センサーおよび通信デバイスと連結されている、実施形態82に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0169】
実施形態84. 取り付けエレメントは、センサー、通信デバイス、またはその両方と解放可能に連結されている、実施形態82または83に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0170】
実施形態85. 取り付けエレメントは、流体漏出をモニタリングするためのエリアと除去可能に係合可能になっている、実施形態82~84のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0171】
実施形態86. 取り付けエレメントは、マルチピースの構築体を含む、実施形態82~85のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0172】
実施形態87. 取り付けエレメントは、少なくとも2つのコンポーネントを含み、2つのコンポーネントは、互いに係合可能であり、流体漏出をモニタリングするためのエリアに係合するようになっている、実施形態82~86のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0173】
実施形態88. 取り付けエレメントは、接着剤を含む、実施形態82~87のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0174】
実施形態89. 取り付けエレメントは、接着剤テープを含む、実施形態81~88のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0175】
実施形態90. 取り付けエレメントは、織布ファブリックまたは不織布ファブリックなどのような、ファブリックを含む、実施形態81~89のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0176】
実施形態91. 取り付けエレメントは、ロープ、コード、ストリング、または、任意の他の同様の細長い物体を含む、実施形態81~90のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0177】
実施形態92. 取り付けエレメントは、面ファスナー係合システムを含む、実施形態81~91のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0178】
実施形態93. 取り付けエレメントは、第1の部分および第2の部分を有する細長い物体であり、第1の部分は、複数のフックを含み、第2の部分は、複数のフックと係合するように適合されている複数のループを含む、実施形態92に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0179】
実施形態94. 取り付けエレメントは、ケーブル・タイなどのような、ラチェッティング・タイ・システムを含む、実施形態81~93のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0180】
実施形態95. 取り付けエレメントは、ネジ山付きのナットなどのような、ネジ山付きの締結具を含む、実施形態81~94のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0181】
実施形態96. 取り付けエレメントは、パテなどのような、高い塑性を有する材料を含む、実施形態81~95のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0182】
実施形態97. 材料は、エポキシである、実施形態96に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0183】
実施形態98. 取り付けエレメントは、クランプを含む、実施形態81~97のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0184】
実施形態99. クランプは、第1の半分体および第2の半分体を含み、第1および第2の半分体は、流体漏出をモニタリングするためのエリアに取り付けエレメントを固定するために、一緒に連結するように適合されている、実施形態98に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0185】
実施形態100. 取り付けエレメントは、弾性的に変形可能になっている、実施形態81~99のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0186】
実施形態101. 取り付けエレメントは、レスト時に測定されるような、アンロード時の測定される特性SU、および、ローディング条件下において測定されるような、ロード時の測定される特性SLを有しており、SLは、少なくとも1.01SU、少なくとも1.1SU、少なくとも1.5SU、少なくとも2.0SU、少なくとも5.0SU、少なくとも10.0SU、または、さらには、少なくとも25SUである、実施形態81~100のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0187】
実施形態102. センサーの少なくとも一部分は、取り付けエレメントの中に埋め込まれている、実施形態81~101のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0188】
実施形態103. センサー全体が、取り付けエレメントの中に埋め込まれている、実施形態81~102のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0189】
実施形態104. センサーの少なくとも一部分は、取り付けエレメントを通して見ることができる、実施形態81~103のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0190】
実施形態105. センサーは、取り付けエレメントを通して見ることができない、実施形態81~103のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0191】
実施形態106. 取り付けエレメントは、再使用可能であるか、再係合可能であるか、または再取り付け可能である、実施形態81~105のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0192】
実施形態107. 取り付けエレメントは、使用の前に測定されるような初期長さ、および、取り付けの前に測定されるような動作長さを有しており、動作長さは、初期長さ以下になっている、実施形態81~106のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0193】
実施形態108. 動作長さは、初期長さよりも小さくなっている、実施形態107に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0194】
実施形態109.取り付けエレメントは、サイズ変更可能になっている、実施形態81~108のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0195】
実施形態110. 取り付けエレメントは、そのサイズ変更を許容するフランジブル部分を含む、実施形態81~109のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0196】
実施形態111. 取り付けエレメントは、その長さに沿って測定されるときに、均一な幅を有している、実施形態81~110のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0197】
実施形態112. 取り付けエレメントは、取り付けエレメントの最も長い寸法によって測定されるような長さLと、取り付けエレメントの最も短い寸法によって測定されるような厚さTと、取り付け方法の中間の寸法によって測定されるような幅Wとを含み、Lは、少なくとも1.5W、少なくとも2.0W、少なくとも5.0W、少なくとも10.0W、少なくとも50.0W、または、さらには、少なくとも100.0Wである、実施形態81~111のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0198】
実施形態113. センサーは、検出エレメントを含み、検出エレメントは、取り付けエレメントの中に少なくとも部分的に埋め込まれている、実施形態81~112のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0199】
実施形態114. リーク検出システムは、電源をさらに含む、先行する実施形態のいずれかに1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0200】
実施形態115. 電源は、バッテリーを含む、実施形態114に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0201】
実施形態116. 電源は、再充電可能である、実施形態1114または115に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0202】
実施形態117. 電源は、リーク検出システムから除去可能である、実施形態114~116のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0203】
実施形態118. 電源は、センサーに連結されている、実施形態114~117のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0204】
実施形態119. 電源は、通信デバイスに連結されている、実施形態114~118のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0205】
実施形態120. リーク検出システムは、リーク検出アレイの一部である、先行する実施形態のいずれかに1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0206】
実施形態121. リーク検出アレイは、複数のリーク検出システムを含む、実施形態120に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0207】
実施形態122. リーク検出アレイは、n-可分セクションへと分割可能であり、ここで、nは、リーク検出アレイの中のリーク検出システムの数である、実施形態120または121に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0208】
実施形態123. リーク検出アレイは、少なくとも2つのリーク検出システム、少なくとも3つのリーク検出システム、少なくとも4つのリーク検出システム、少なくとも5つのリーク検出システム、少なくとも10個のリーク検出システム、少なくとも20個のリーク検出システム、少なくとも50個のリーク検出システム、または少なくとも100個のリーク検出システムを含む、実施形態120~122のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0209】
実施形態124. リーク検出アレイは、所定の長さの材料を含み、リーク検出システムは、所定の長さの材料の上に配設されている、実施形態120~123のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0210】
実施形態125. 所定の長さの材料は、織布ファブリックもしくは不織布ファブリック、またはフィルムを含む、実施形態124に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0211】
実施形態126. 所定の長さの材料は、隣接するリーク検出システム同士の間に配設されているフランジブル部分を含む、実施形態124または125に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0212】
実施形態127. フランジブル部分は、少なくとも1N、少なくとも2N、少なくとも5N、少なくとも10N、または少なくとも100Nの圧力の印加のときに断裂するように適合されている、実施形態126に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0213】
実施形態128. リーク検出アレイは、
第1のリーク検出システムと、
第2のリーク検出システムとを含み、
第1のリーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
センサーに動作可能に連結されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためのエリアにリーク検出システムを取り付けるように適合されている取り付けエレメントと;
を含み、
第2のリーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
センサーに動作可能に連結されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためのエリアにリーク検出システムを取り付けるように適合されている取り付けエレメントと;
を含み、
第1および第2のリーク検出システムは、一緒に取り付けられており、第1のリーク検出システムおよび第2のリーク検出システムは、互いに独立して使用されるように適合されている、実施形態120~127のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0214】
実施形態129. リーク検出アレイは、第1のリーク検出システムおよび第2のリーク検出システムを含み、第1および第2のリーク検出システムは、互いに同一になっている、実施形態120~128のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0215】
実施形態130. リーク検出アレイは、第1のリーク検出システムおよび第3のリーク検出システムを含み、第1および第3のリーク検出システムは、互いに異なっている、実施形態120~128のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0216】
実施形態131. リーク検出アレイのそれぞれのリーク検出システムは、電源、ロジック・エレメント、またはそれらの組み合わせにリーク検出システムを連結するように適合されている電気的なインターフェースを含む、実施形態120~130のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0217】
実施形態132. リーク検出システムを使用する方法であって、方法は、
少なくとも2つのリーク検出システムを含むリーク検出アレイを提供するステップと;
リーク検出アレイから第1のリーク検出システムを分離するステップであって、第1のリーク検出システムは、
センサー;
センサーに連結されている通信デバイス;および、
取り付けエレメント;
を含む、ステップと;
流体漏出をモニタリングするためのエリアに第1のリーク検出システムを取り付けるステップとを含む、方法。
【0218】
実施形態133. 少なくとも2つのリーク検出システムは、同一になっている、実施形態132に記載の方法。
【0219】
実施形態134. 第1のリーク検出システムは、実施形態1~131のいずれか1つに記載のリーク検出システムを含む、実施形態132または133に記載の方法。
【0220】
実施形態135. リーク検出システムは、流体コンポーネントの上の流体インターフェースに隣接して配設されるように適合されている、先行する実施形態のいずれかに1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0221】
実施形態136. 流体コンポーネントは、半導体などのような電子的なデバイスを製作する際に使用される、実施形態135に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0222】
実施形態137. 流体インターフェースは、隣接するチューブ状のもの同士の間の接合部である、実施形態135または136に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0223】
実施形態138. リーク検出システムは、流体インターフェースの一部分の上に配設されている、実施形態135~137のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0224】
実施形態139. リーク検出システムは、流体インターフェース全体の上に配設されている、実施形態135~137のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0225】
実施形態140. 流体インターフェースは、概して環状になっている、実施形態135~139のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0226】
実施形態141. 流体インターフェースは、少なくとも1PSI、少なくとも2PSI、少なくとも3PSI、少なくとも4PSI、少なくとも5PSI、少なくとも10PSI、少なくとも20PSI、少なくとも50PSI、または少なくとも100PSIの内部流体圧力を有している、実施形態135~140のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0227】
実施形態142. 流体インターフェースは、1000PSI以下の内部流体圧力を有している、実施形態135~141のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0228】
実施形態143. リーク検出システムは、流体コンポーネントと除去可能に係合可能になっている、実施形態135~142のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、またはパイプ・ジョイント。
【0229】
実施形態144. リーク検出システムを使用する方法であって、方法は、
少なくとも1つのリーク検出システムを提供するステップであって、少なくとも1つのリーク検出システムは、
ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためにリーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメントと;
を含む、ステップ;ならびに、
流体漏出をモニタリングするために、少なくとも1つのリーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるステップを含む、方法。
【0230】
実施形態145. 第1の検出システムまたは検出エレメントは、電気回路を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0231】
実施形態146. センサーの電気回路は、平行なコーム回路を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0232】
実施形態147. センサーの電気回路は、曲がりくねった回路を含む、実施形態145に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0233】
実施形態148. センサーまたは検出エレメントは、流体接触に応答して、測定される特性の変化を経験する、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0234】
実施形態149. センサーの動作性は、流体接触に応答した測定される特性の変化を通してモニタリングされる、実施形態148に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0235】
実施形態150. 測定される特性は、検出エレメントの抵抗、インピーダンス、静電容量、電流、または電圧のうちの少なくとも1つである、実施形態148に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0236】
実施形態151. センサーは、並列に電気的に接続されている2つの電気回路を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0237】
実施形態152. センサーは、直列に電気的に接続されている2つの電気回路を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0238】
実施形態153. 取り付けエレメントは、流体漏出をモニタリングするために流体コンポーネントと除去可能に係合可能である、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0239】
実施形態154. 流体コンポーネントは、パイプ、パイプ・ベンド、マニホールド、エルボ、パイプ・カップリング、バルブ、ポンプ、または調整器のうちの少なくとも1つである、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0240】
実施形態155. 半導体流体は、HF、H2SO4、HNO3、NaClO、H2O2、H3PO4、CMP、HCL、脱イオン水、エタノール、エタノールIPA、アセトン、炭化水素溶媒、またはトルエンのうちの少なくとも1つを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0241】
実施形態156. センサーは、半導体流体を溶解させるように適合されているソルト・パックをさらに含む、実施形態155に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0242】
実施形態157. センサーは、約5mmから約25mmの範囲にあるセンサー・トレース同士の間の距離を含む電気回路を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0243】
実施形態158. センサーからの情報を編集および分析するために通信デバイスに動作可能に接続されている通信ハブをさらに含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0244】
実施形態159. 通信ハブは、センサーの第1の条件または第2の条件に基づいてフィードバックを与える、実施形態158に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0245】
実施形態160. 通信ハブは、マイクロコントローラーを含む、実施形態158に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0246】
実施形態161. 通信ハブは、ワイヤレス・プロトコルを使用して動作するように適合されている、実施形態158に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0247】
実施形態162. 通信ハブは、ワイヤード・プロトコルを使用して動作するように適合されている、実施形態158に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0248】
実施形態163. 通信ハブは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)を使用して動作するように適合されている、実施形態158に記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0249】
実施形態164. センサーの検出エレメントは、センサーの動作性を示すために長期間にわたってモニタリングされるように適合されている、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0250】
実施形態165. センサーの検出エレメントは、センサーの動作性を示すために、電気回路の中の2つのポイントにおいてインピーダンスを測定するように適合されている、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0251】
実施形態166. センサーの検出エレメントは、センサーの動作性を示すために、電気回路の中の2つのポイントにおいて直列にインピーダンスを測定するように適合されている、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0252】
実施形態167. センサーの検出エレメントは、流体漏出に対して電気回路の中の2つのポイントにおいて並列にインピーダンスを測定するように適合されている、先行する実施形態のいずれか1つに記載のリーク検出システム、リーク検出アレイ、流体システム、流体コンポーネント、もしくはパイプ・ジョイント、または方法。
【0253】
実施形態168. リーク検出システムを使用する方法であって、方法は、
少なくとも1つのリーク検出システムを提供するステップであって、少なくとも1つのリーク検出システムは、
オープン回路の中の2つのワイヤー同士の間のインピーダンス測定を行うことによって、ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、2つのワイヤー同士の間のインピーダンスを測定することによって、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためにリーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメントと;
を含む、ステップ;ならびに、
流体漏出をモニタリングするために、少なくとも1つのリーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるステップを含む、方法。
【0254】
実施形態169. リーク検出システムを使用する方法であって、方法は、
少なくとも1つのリーク検出システムを提供するステップであって、少なくとも1つのリーク検出システムは、
オープン回路の中の2つのワイヤー同士の間のインピーダンス測定を行うことによって、ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、2つのショートされたワイヤー同士の間のインピーダンスを測定することによって、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするためにリーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメントと;
を含む、ステップ;ならびに、
流体漏出をモニタリングするために、少なくとも1つのリーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるステップを含む、方法。
【0255】
複数の実施形態において、第1の状態において、センサー102の回路は、ドライ状態のときの第1の状態、および、ウェット状態のときの第2の条件を有するようにモニタリングされ得る。複数の実施形態において、第2の状態において、センサー102は、センサー102の動作性をモニタリングするように適合され得り、すなわち、第1の状態におけるリークを検出するためのセンサーの能力をモニタリングするように適合され得る。複数の実施形態において、センサー102の動作は、以下の通りである:1)AとDとの間の測定される特性を測定し、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の許容可能な動作性を保証する;2)BとCとの間の測定される特性を測定し、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の許容可能な動作性を保証する;ならびに、3)CおよびDが開いた状態でAとBとの間の測定される特性を測定し、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の第1の状態(すなわち、センサーが、ドライ状態のときの第1の条件、および、ウェット状態のときの第2の条件になっているかどうか)を検出する。これらのステップの順序は、変化させられ得り、継続的に行われ得る。代替的に、センサー102の動作は、以下の通りである:1)ポイントCおよびDをショートさせ、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の許容可能な動作性を保証する;ならびに、3)CおよびDが開いた状態でAとBとの間の測定される特性を測定し、回路、第1の検出エレメント304、およびセンサー102の第1の状態(すなわち、センサーが、ドライ状態のときの第1の条件、および、ウェット状態のときの第2の条件になっているかどうか)を検出する。そうであるので、リーク検出システム100を使用する方法は、1)少なくとも1つのリーク検出システム100を提供するステップであって、少なくとも1つのリーク検出システム100は、ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を有する第1の状態、ならびに、センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有する、センサー102と、センサー102に動作可能に接続されている通信デバイス104と、流体漏出をモニタリングするための流体を有する流体コンポーネント105にリーク検出システム100を取り付けるように適合されている取り付けエレメント120とを有している、ステップ;ならびに、2)流体漏出をモニタリングするために流体コンポーネント105に少なくとも1つのリーク検出システム100を取り付けるステップを含むことが可能である。
【0256】
上記に説明されている特徴のすべてが必要とされるわけではないということ、特定の特徴の一部分は必要とされなくてもよいということ、および、説明されているものに加えて1つまたは複数の特徴が提供され得るということに留意されたい。さらに、特徴が説明されている順序は、必ずしも、特徴が据え付けられる順序であるわけではない。
【0257】
明確化のために、別個の実施形態の文脈において本明細書で説明されている特定の特徴は、また、単一の実施形態の中で組み合わせて提供され得る。逆に、簡潔化のために、単一の実施形態の文脈において説明されているさまざまな特徴は、また、別個にまたは任意のサブコンビネーションで提供され得る。
【0258】
利益、他の利点、および、課題に対する解決策は、特定の実施形態に関して上記に説明されてきたが、しかし、利益、利点、課題に対する解決策、および、任意の利益、利点、または解決策が起こることまたはより顕著になることを引き起こすことができる任意の特徴は、任意のまたはすべての請求項の重要な、必要な、または本質的な特徴として解釈されるべきではない。
【0259】
本明細書で説明されている実施形態の仕様および図示は、さまざまな実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。その仕様および図示は、本明細書で説明されている構造または方法を使用する装置およびシステムのエレメントおよび特徴のすべての排他的で包括的な説明としての役割を果たすことは意図していない。また、別個の実施形態は、単一の実施形態の中で組み合わせて提供され得り、逆に、簡潔化のために、単一の実施形態の文脈において説明されているさまざまな特徴は、また、別個にまたは任意のサブコンビネーションで提供され得る。さらに、範囲で述べられている値への言及は、その範囲の中のそれぞれの値およびすべての値を含む。多くの他の実施形態は、本明細書を読んだ後にのみ、当業者に明らかになる可能性がある。他の実施形態は、本開示から使用および導出され得り、構造的な置換、論理的な置換、または任意の変化が、本開示の範囲から逸脱することなく行われ得るようになっている。したがって、本開示は、限定的なものというよりもむしろ例示的なものとしてみなされるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リーク検出システムであって、前記リーク検出システムは、
センサーであって、ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、前記センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
前記センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするために前記リーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメントと
を含み、前記リーク検出システムは複数のワイヤーを含む電気回路を備え、前記センサーの前記動作性をモニタリングすることはその前記第1の状態の前記流体漏出を検出するための前記センサーの能力をモニタリングすることを含み、前記センサーは電気回路の中の複数のワイヤーを備え、前記複数のワイヤーの2つのワイヤーは、スパイラル形状で配置され、かつ長さ方向に沿って互いに平行である、リーク検出システム。
【請求項2】
流体システムであって、前記流体システムは、
流体を有する流体コンポーネントと;
前記流体コンポーネントに取り付けられているリーク検出システムと
を含み、
前記リーク検出システムは、
センサーであって、ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、前記センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
前記センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするために前記リーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメントと
を含み、前記リーク検出システムは複数のワイヤーを含む電気回路を備え、前記センサーの前記動作性をモニタリングすることはその前記第1の状態の前記流体漏出を検出するための前記センサーの能力をモニタリングすることを含み、前記センサーは電気回路の中の複数のワイヤーを備え、前記複数のワイヤーの2つのワイヤーは、スパイラル形状で配置され、かつ長さ方向に沿って互いに平行である、流体システム。
【請求項3】
リーク検出システムを使用する方法であって、前記方法は、
少なくとも1つのリーク検出システムを提供するステップであって、
前記少なくとも1つのリーク検出システムは、
センサーであって、ドライ状態のときの第1の条件およびウェット状態のときの第2の条件を含む第1の状態、ならびに、前記センサーの動作性をモニタリングするように適合されている第2の状態を有するセンサーと;
前記センサーに動作可能に接続されている通信デバイスと;
流体漏出をモニタリングするために前記リーク検出システムを流体コンポーネントに取り付けるように適合されている取り付けエレメントと
を含む、ステップ;ならびに、
流体漏出をモニタリングするために前記少なくとも1つのリーク検出システムを前記流体コンポーネントに取り付けるステップ
を含み、前記リーク検出システムは複数のワイヤーを含む電気回路を備え、前記センサーの前記動作性をモニタリングすることはその前記第1の状態の前記流体漏出を検出するための前記センサーの能力をモニタリングすることを含み、前記複数のワイヤーの2つのワイヤーは、スパイラル形状で配置され、かつ長さ方向に沿って互いに平行である、方法。
【請求項4】
前記センサーは、基板と;前記基板と通信している第1の検出エレメントとを含み、前記第1の検出エレメントは、流体接触に応答して変化するように適合されている、請求項1に記載のリーク検出システム。
【請求項5】
前記第1の検出エレメントは、前記電気回路を含む、請求項4に記載のリーク検出システム。
【請求項6】
前記センサーの前記電気回路は、平行なコーム回路を含む、請求項5に記載のリーク検出システム。
【請求項7】
前記センサーの前記電気回路は、曲がりくねった回路を含む、請求項5に記載のリーク検出システム。
【請求項8】
前記センサーは、流体接触に応答して、測定される特性の変化を経験する、請求項1に記載のリーク検出システム。
【請求項9】
前記センサーの前記動作性は、流体接触に応答した測定される特性の前記変化を通してモニタリングされる、請求項8に記載のリーク検出システム。
【請求項10】
前記センサーは、基板と;前記基板と通信している第1の検出エレメントとを含み、前記測定される特性は、前記第1の検出エレメントの抵抗、インピーダンス、静電容量、電流、または電圧のうちの少なくとも1つである、請求項8に記載のリーク検出システム。
【請求項11】
前記センサーは、並列に電気的に接続されている2つの電気回路を含む、請求項1に記載のリーク検出システム。
【請求項12】
前記センサーは、直列に電気的に接続されている2つの電気回路を含む、請求項1に記載のリーク検出システム。
【請求項13】
前記流体コンポーネントは、パイプ、パイプ・ベンド、マニホールド、エルボ、パイプ・カップリング、バルブ、ポンプ、または調整器のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載のリーク検出システム。
【請求項14】
前記取り付けエレメントは、クランプを含む、請求項1に記載のリーク検出システム。
【請求項15】
前記センサーからの情報を編集および分析するために前記通信デバイスに動作可能に接続されている通信ハブをさらに含む、請求項1に記載のリーク検出システム。
【外国語明細書】