(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024023750
(43)【公開日】2024-02-21
(54)【発明の名称】自動サービス機器の電子決済システムおよび自動サービス機器の電子決済方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/12 20120101AFI20240214BHJP
【FI】
G06Q20/12 310
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023214980
(22)【出願日】2023-12-20
(62)【分割の表示】P 2022065038の分割
【原出願日】2019-03-05
(71)【出願人】
【識別番号】000116987
【氏名又は名称】旭精工株式会社
(72)【発明者】
【氏名】宮地 勝
(72)【発明者】
【氏名】岩井 忠弘
(72)【発明者】
【氏名】湯川 賢二
(57)【要約】
【課題】安全性が高く安価な自動サービス機器の電子決済システムおよび自動サービス機器の電子決済方法を提供する。
【解決手段】利用者は享受者端末機126によって予め決済サーバー124から、電子決済の決済許可情報を取得し、享受者端末機126の表示装置に決済許可情報をコード化して表示する。機器端末機110の撮像装置150によってコード化された決済許可情報を撮像し、決済許可情報と料金を含む決済要求を店舗サーバー114を介して決済サーバー124に送信する。決済サーバー124は、決済許可情報が正当であると判断した場合、料金の決済を行い、その決済結果を店舗サーバー114に送信する。店舗サーバー114は、決済サーバー124から決済結果を取得し、対応する機器端末機110に対して、通信可能に接続されている自動サービス機器106の動作を開始させるための信号を送信する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
料金の収受に基づいて物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、
複数の前記自動サービス機器が通信可能に接続されると共に、前記料金を決済する決済サーバーに通信可能に接続される店舗サーバーと、を有する自動サービス機器の電子決済システムであって、
前記自動サービス機器は、撮像装置と、前記店舗サーバーと通信する通信手段とを有し、
前記自動サービス機器は、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスの提供を受ける享受者によって操作される享受者端末に表示される前記決済サーバーによって決済が許可されていることを示す決済許可情報を含むコードを、前記撮像装置によって撮像し、前記決済許可情報を抽出し、少なくとも前記決済許可情報と前記料金とを含む料金の決済要求を前記店舗サーバーを介して前記決済サーバーに出力し、
前記店舗サーバーは、前記決済要求に基づいて決済された決済結果を前記決済サーバーから取得し、対応する前記自動サービス機器に前記決済結果に基づ生成される前記自動サービス機器を動作させるための課金命令情報を出力し、
前記自動サービス機器は、前記課金命令情報の入力に基づいて動作を開始することを特徴とする自動サービス機器の電子決済システム。
【請求項2】
前記自動サービス機器から出力される前記決済要求に、前記自動サービス機器を特定する機器IDを付加して出力し、該機器IDが付加された前記決済要求を入力した前記店舗サーバーが、前記決済要求と前記機器IDを関連づけて記憶しておき、
前記店舗サーバーは、前記決済サーバーから取得した前記決済要求に対応する前記決済結果を、前記決済要求と関連づけて記憶された前記機器IDによって特定される前記自動サービス機器に前記課金命令情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の自動サービス機器の電子決済システム。
【請求項3】
前記自動サービス機器は、前記料金を貨幣の入金に基づいて決済し、前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、
前記撮像装置と前記通信手段は、前記貨幣識別装置に対応して取り付けられる機器端末装置に配置され、機器端末装置は、前記撮像装置と前記通信手段を制御し、前記課金命令情報を入力し、該課金命令情報に基づいて前記課金信号と同等の疑似課金信号を前記自動サービス機器制御手段に出力する機器端末制御手段を有し、
前記自動サービス機器制御手段は、前記疑似課金信号の入力に基づいて前記自動サービス機器の動作を開始することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動サービス機器の電子決済システム。
【請求項4】
前記自動サービス機器は、前記享受者の操作に基づいて、前記撮像装置を撮像待機状態に遷移させ、
前記撮像装置の撮像待機状態は、第1の所定時間継続し、該第1の所定時間内に前記を含むコードを取得できない場合は、前記撮像待機状態を解除し、
該第1の所定時間内に前記決済許可情報を含むコードを取得できる場合は前記コードの解析を行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の自動サービス機器の電子決済システム。
【請求項5】
前記店舗サーバーは、前記自動サービス機器から前記決済要求を前記店舗サーバーを介して前記決済サーバーに出力する際に、タイムアウト時間の計測を開始し、第2の所定時間内に前記決済要求に対応する前記決済結果の取得が無い場合はタイムアウト処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の自動サービス機器の電子決済システム。
【請求項6】
料金の収受に基づいて物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、
複数の前記自動サービス機器が通信可能に接続されると共に、前記料金を決済する決済サーバーに通信可能に接続される店舗サーバーと、を有する自動サービス機器の電子決済方法であって、
前記自動サービス機器は、撮像装置と、前記店舗サーバーと通信する通信手段とを有し、
前記自動サービス機器が、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスの提供を受ける享受者によって操作される享受者端末に表示される前記決済サーバーによって決済が許可されていることを示す決済許可情報を含むコードを、前記撮像装置によって撮像する工程と、
前記自動サービス機器が、前記コードから前記決済許可情報を抽出する工程と、
前記自動サービス機器が、少なくとも前記決済許可情報と前記料金とを含む料金の決済要求を前記店舗サーバーを介して前記決済サーバーに出力する工程と、
前記店舗サーバーが、前記決済要求に基づいて決済された決済結果を前記決済サーバーから取得する工程と、
前記店舗サーバーが、対応する前記自動サービス機器に前記決済結果に基づ生成される前記自動サービス機器を動作させるための課金命令情報を出力する工程と、
前記自動サービス機器が、前記課金命令情報の入力に基づいて動作を開始する工程と、を有することを特徴とする自動サービス機器の電子決済方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人が所有する携帯情報機器を端末機として用いることにより、対面取引ではない場合であっても商品又はサービスに対する決済を行えるようにした自動サービス機器の電子決済方法、及び電子決済システムに関する。
詳しくは、本発明は、個人が所有する携帯情報機器を端末機として用いることにより、対面取引ではない場合であっても商品又はサービスの自動サービス機器に対する料金の決済を行えるようにした自動サービス機器の電子決済方法、及び電子決済システムに関する。
さらに詳しくは、取引情報として自動サービス機器に連動して送信される二次元コードを個人が所有する携帯情報機器を端末機として用いて取得し、当該取引情報を利用することで現金やカードを用いること無く、対面取引ではない場合であっても商品又はサービスの自動サービス機器に対する決済を行えるようにした自動サービス機器の電子決済方法、及び電子決済システムに関する。
なお、本明細書において、自動サービス機器とは、飲料等の自動販売機、ゲーム機、コインランドリー機器、自動マッサージ機等、代金を受領して各種の商品又はサービスを自動的に提供する機器をいう。
サービスには、商品又はサービスの提供を含むものとする。
ワンタイムトークンとは、サーバーにアクセスする際に一回のみ使用できる情報、又は発行から所定時間の間有効な情報をいう。
二次元コードとは、縦と横の二方向に情報をもつコードをいい、QRコード(登録商標)が普及しているが、これに限らない。
タイムアウトとは、情報処理やデーター転送などがあまりに長引くことにより、許容される時間を超過することをいう。
タイムアウト処理とは、タイムアウトになった処理やデーター転送を途中で強制的に中断(処理を打ち切って終了)することをいう。
無効化とは、タイムアウト処理に関連する情報を削除し、又はその後の処理に用いないようにして、その後の情報処理に用いないようにすることをいう。
【背景技術】
【0002】
第1の従来技術として、商品又はサービスの提供者が支払額、支払い口座等の取引情報を二次元コード等を用いて表示し、顧客が携帯端末機のカメラ機能を用いて当該二次元コードを取得し、決済を行う電子決済システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
第2の従来技術として、業者端末において請求金額を入力して二次元コードに変換してディスプレイに表示し、ユーザ携帯端末で二次元コードを撮影して請求金額をディスプレイに表示し、これを承認した時、カード指定情報とユーザ特定IDを運用会社サーバに送信し、運用会社サーバでユーザ特定情報に基づきユーザ携帯端末のセキュリティチェックをした後、カード指定情報に基づき取得したカード情報に基づいて金融機関との間で決済手続をする、決済システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
第3の従来技術として、電子決済システムにおいてチェックアウトトークンを用いることが知られている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2013-530445 (
図1~
図15、段落0012)
【特許文献2】国際公開番号 WO2017/029824 (
図1~
図9、段落0011~0012)
【特許文献3】特許第5946441号 (
図1~
図9、段落0008)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
第1の従来技術は、印刷された二次元コードに支払い金額、商品又はサービス提供者の決済口座等の取引情報が表示され、これを享受者が携帯情報機器のカメラ機能を用いて撮影し、自己の支払元情報と共に決済要求情報として送信することで決済が完了することから、利便性が高いシステムである。しかし、このシステムを自動サービス機器に適用した場合、印刷された二次元コードにおける支払先情報を異なる支払先情報に書き換えて設置される恐れがあるため、俄には採用し難い。
第2の従来技術は、ユーザー端末からの決済要求を運用会社サーバーにおいて一括して処理するシステムを前提とし、業者端末に少なくとも業者自身を特定する業者IDと請求金額を含む二次元コードを作成してディスプレイに表示するので、第1の従来技術よりも二次元コードの改ざんに対する安全性が向上する。さらに、その二次元コードをユーザーの携帯端末で読み取り、それを解読してユーザー携帯端末のディスプレイに請求金額等を表示し、ユーザーはその金額を確認し承認したことを運用会社サーバーを介して業者端末に返信することから、取引の履歴を業者とユーザーとの間で確認することができる利点がある。しかし、運用会社サーバーは、その時点で公衆通信回線を介して接続している全ユーザーの処理を行わねばならない。そうすると、運用会社サーバーは、全てのユーザーを想定した構成にしなければ、応答速度が低下し、ユーザーの不満が増加する不都合が想定される。例えば、大規模なゲーム場運営会社においては、1000台を超えるゲーム機が設置されたゲーム場を十箇所以上所有する場合もあり、公衆通信回線を用いて10000台以上を同時に処理できるよう管理システムを構築せねばならず、高速かつ大容量のサーバーの設備等、及び運用コストが多大となる問題がある。特に、不正なアクセスを防止するため、同一人による接続時間を制限するタイムアウト管理を運用会社サーバーにおいて行うことが一般的であるが、同時に多数のタイムアウト管理を行うことは、運用会社サーバーにおける処理の負担になり、高速かつ大容量のサーバーの設置は避けられない。高速かつ大容量のサーバーでない場合、タイムアウト管理が適正に行われず、長時間に亘りアクセス可能になり、安全性を担保できない懸念がある。
第3の従来技術においては、電子決済システムにおいて、チェックアウトトークンを利用することから、安全性が高い決済システムである。しかし、第3の従来技術は多数のモバイル装置に対し一つの取引管理システムによって処理するシステムであるため、第1の従来技術と同様の問題が懸念される。
【0005】
本発明の第1の目的は、安全性が高いと共に、安価に構築できる自動サービス機器の電子決済方法を提供することである。
本発明の第2の目的は、安全性が高いと共に、安価に構築できる自動サービス機器の電子決済システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の自動サービス機器の電子決済システムは、料金の収受に基づいて物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、複数の前記自動サービス機器が通信可能に接続されると共に、前記料金を決済する決済サーバーに通信可能に接続される店舗サーバーと、を有する自動サービス機器の電子決済システムであって、前記自動サービス機器は、撮像装置と、前記店舗サーバーと通信する通信手段とを有し、前記自動サービス機器は、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスの提供を受ける享受者によって操作される享受者端末に表示される前記決済サーバーによって決済が許可されていることを示す決済許可情報を含むコードを、前記撮像装置によって撮像し、前記決済許可情報を抽出し、少なくとも前記決済許可情報と前記料金とを含む料金の決済要求を前記店舗サーバーを介して前記決済サーバーに出力し、前記店舗サーバーは、前記決済要求に基づいて決済された決済結果を前記決済サーバーから取得し、対応する前記自動サービス機器に前記決済結果に基づ生成される前記自動サービス機器を動作させるための課金命令情報を出力し、前記自動サービス機器は、前記課金命令情報の入力に基づいて動作を開始することを特徴とする。
本発明の自動サービス機器の電子決済方法は、料金の収受に基づいて物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、複数の前記自動サービス機器が通信可能に接続されると共に、前記料金を決済する決済サーバーに通信可能に接続される店舗サーバーと、を有する自動サービス機器の電子決済方法であって、前記自動サービス機器は、撮像装置と、前記店舗サーバーと通信する通信手段とを有し、前記自動サービス機器が、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスの提供を受ける享受者によって操作される享受者端末に表示される前記決済サーバーによって決済が許可されていることを示す決済許可情報を含むコードを、前記撮像装置によって撮像する工程と、前記自動サービス機器が、前記コードから前記決済許可情報を抽出する工程と、前記自動サービス機器が、少なくとも前記決済許可情報と前記料金とを含む料金の決済要求を前記店舗サーバーを介して前記決済サーバーに出力する工程と、前記店舗サーバーが、前記決済要求に基づいて決済された決済結果を前記決済サーバーから取得する工程と、前記店舗サーバーが、対応する前記自動サービス機器に前記決済結果に基づ生成される前記自動サービス機器を動作させるための課金命令情報を出力する工程と、前記自動サービス機器が、前記課金命令情報の入力に基づいて動作を開始する工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
以下に、目的を達成するためのその他の発明の態様を示す。
この目的を達成するため、その他の発明の第1の態様は以下のように構成されている。
少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを、前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置にて取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済方法であって、前記店舗サーバーは、前記二次元コードに関連する情報の受信に基づいて取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済方法である。
その他の発明の第2の態様は以下のように構成されている。
少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置にて取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において、所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済方法であって、前記店舗サーバーは、前記二次元コードに関連する情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する前記決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済方法である。
【0008】
その他の発明の第3の態様は以下のように構成されている。
少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置にて取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において、所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済方法であって、前記自動サービス機器端末機は、金額選択釦の操作に基づいて前記撮像装置を撮像待機状態とし、前記享受者端末機は、決済要求操作に基づいて前記決済サーバーに対し決済許可要求情報を送信し、前記決済サーバーは、前記決済許可要求情報に基づいてワンタイムトークンを前記享受者端末機に対し送信し、前記享受者端末機は、受信した前記ワンタイムトークンを前記二次元コードに変換して表示装置に表示し、前記自動サービス機器端末機は、撮像待機状態において前記二次元コードを検知した場合、画像情報として撮像した後、演算処理可能な二次元コード関連情報に変換して前記店舗サーバーへ送信し、前記店舗サーバーは、前記二次元コード関連情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する前記決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済方法である。
【0009】
その他の発明の第4の態様は以下のように構成されている。
さらに、
前記店舗サーバーは、前記決済結果情報に基づいて課金命令情報を前記自動サービス機器端末機へ送信し、前記自動サービス機器端末機は、前記課金命令情報に基づいて前記自動サービス機器制御装置に対し擬似課金信号を出力し、前記自動サービス機器制御装置は、前記擬似課金信号に基づいて自動サービス機能を開始すると共に、前記自動サービス機器端末機に対し課金結果信号を出力し、前記自動サービス機器端末機は前記課金結果信号の受信に基づいて前記課金結果信号を前記店舗サーバーに対し送信し、前記店舗サーバーは、前記課金結果信号を前記取引番号に関連付けて記録することを特徴とするその他の発明の第1~3の態様の発明の自動サービス機器の電子決済方法である。
【0010】
その他の発明の第5の態様は以下のように構成されている。
前記自動サービス機器端末機は、前記自動サービス機器制御装置からの許可情報に基づいて、前記金額選択釦の操作を有効にすることを特徴とするその他の発明の第3の態様の発明の自動サービス機器の電子決済方法である。
【0011】
その他の発明の第6の態様は以下のように構成されている。
少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを、前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済システムであって、前記店舗サーバーは、前記二次元コードに関連する情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済システムである。
【0012】
その他の発明の第7の態様は、以下のように構成されている。
少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において、所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済システムであって、前記店舗サーバーは、前記二次元コードに関連する情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、当該取引番号に関連する処理を無効化することを特徴とする自動サービス機器の電子決済システムである。
【0013】
その他の発明の第8の態様は以下のように構成されている。
少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基ついて前記自動サービス機器において、所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済システムであって、前記自動サービス機器端末機は、自動サービス機器の料金を選択するための金額選択釦を有し、当該金額選択釦の操作に基づいて前記撮像装置において撮像待機状態になると共に、当該撮像装置における撮像に基づいて演算処理可能な二次元コード関連情報に変換して前記店舗サーバーへ送信し、前記享受者端末機は、決済要求操作に基づいて前記決済サーバーに対し決済許可要求情報を送信すると共に、前記決済サーバーから受信したワンタイムトークンを二次元コードに変換して自己の享受者端末機表示装置に表示し、前記決済ゲートウエイサーバーは、前記店舗サーバーから店舗決済要求情報の受信に基づいて、取引番号を記録すると共に、前記決済サーバーへ決済GW決済要求情報を送信し、かつ前記決済サーバーからの決済結果情報の受信に基づいて、同一の取引番号に関連付けて当該決済結果情報を記録すると共に、前記店舗サーバーへ送信し、前記決済サーバーは、前記決済許可要求情報に基づいてワンタイムトークンを前記享受者端末機に対し送信すると共に、受信した前記二次元コード関連情報に基づいて決済処理を行った後、決済結果情報を前記決済ゲートウエイサーバーへ送信し、前記店舗サーバーは、前記二次元コード関連情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始すると共に、前記決済ゲートウエイサーバーへ店舗決済要求情報を送信すると共に、前記決済ゲートウエイサーバーからの記録した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報が前記タイムアウト時間内に受信されない場合、前記取引番号に関連する決済処理を無効化することを特徴とする自動サービス機器の電子決済システムである。
【0014】
その他の発明の第9の態様は以下のように構成されている。
さらに、
前記店舗サーバーは、前記決済結果情報に基づいて課金命令情報を前記自動サービス機器端末機へ送信し、前記自動サービス機器端末機は、前記課金命令情報に基づいて前記自動サービス機器制御装置に対し擬似課金信号を出力し、前記自動サービス機器制御装置は、前記擬似課金信号に基づいて自動サービス機能を開始すると共に、前記自動サービス機器端末機に対し課金結果信号を出力し、前記自動サービス機器端末機は前記課金結果信号の受信に基づいて前記課金結果信号を前記店舗サーバーに対し送信し、前記店舗サーバーは、前記課金結果信号を前記取引番号に関連付けて記録することを特徴とするその他の発明の第6~8の態様の自動サービス機器の電子決済システムである。
【0015】
その他の発明の第10の態様は以下のように構成されている。
前記自動サービス機器端末機は、前記自動サービス機器制御装置からの許可情報に基づいて、前記金額選択釦の操作を有効にすることを特徴とするその他の発明の第8の態様の自動サービス機器の電子決済システムである。
【0016】
その他の発明の第11の態様は以下のように構成されている。
少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記自動サービス機器端末機に表示した二次元コードを前記享受者端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済方法であって、前記店舗サーバーは、前記自動サービス機器端末機からの決済要求に関する情報の受信に関連して取引番号を生成して前記決済ゲートウエイサーバーへ送信し、前記決済サーバーは、前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号を含む決済GW決済要求情報が正当権限を有する場合、前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記取引番号に関連する前記店舗サーバーへ決済許可情報を送信し、前記店舗サーバーは、前記決済許可情報(SAI)に基づいてタイムアウト時間の計時を開始すると共に、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済方法である。
【0017】
その他の発明の第12の態様は以下のように構成されている。
少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記自動サービス機器端末機に表示した二次元コードを前記享受者端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済システムであって、前記店舗サーバーは、前記自動サービス機器端末機からの決済要求に関する情報の受信に関連して取引番号を生成して前記決済ゲートウエイサーバーへ送信し、前記決済サーバーは、前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号を含む決済GW決済要求情報が正当権限を有する場合、前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記取引番号に関連する前記店舗サーバーへ決済許可情報を送信し、前記店舗サーバーは、前記決済許可情報(SAI)に基づいてタイムアウト時間の計時を開始すると共に、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済システムである。
その他の発明の第13の態様の電子決済システムは、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される前記課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、外部装置と通信を行う通信装置を有し、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を前記通信装置を介して取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記代金が電子決済された場合に前記第1のシステムに前記課金信号を出力して前記自動サービス機器を動作させる第2のシステムと、を備える電子決済システムであって、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の前記結果を入力し、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力せず、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供せず、前記代金が電子決済されなかった場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、前記貨幣識別装置は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記自動サービス機器端末機は、前記貨幣識別装置に対応して前記自動サービス機器に取り付けられていることを特徴とする。
また、その他の発明の第14の態様の電子決済方法は、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される前記課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、外部装置と通信を行う通信装置を有し、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を前記通信装置を介して取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記代金が電子決済された場合に前記第1のシステムに前記課金信号を出力して前記自動サービス機器を動作させる第2のシステムと、を有する電子決済方法であって、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の前記結果を入力する工程と、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器が前記課金信号を出力する工程と、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器に前記課金信号を出力しない工程と、を有し、前記自動サービス機器は、前記自動サービス機器端末機から前記課金信号を入力した場合には、前記物品または前記サービスを提供する工程と、前記自動サービス機器端末機から前記課金信号を入力しない場合には、前記物品または前記サービスを提供しない工程と、前記貨幣識別装置から前記課金信号を入力した場合には、前記物品または前記サービスを提供する工程と、前記貨幣識別装置から前記課金信号を入力しない場合には、前記物品または前記サービスを提供しない工程と、を有し、前記代金が電子決済されない場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスを提供し、前記自動サービス機器端末機は、前記貨幣識別装置に対応して前記自動サービス機器に取り付けられていることを特徴とする。
その他の発明の第15の態様の自動サービス機器端末機は、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される前記課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、外部装置と通信を行う通信装置を有し、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を前記通信装置を介して取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記代金が電子決済された場合に前記第1のシステムに前記課金信号を出力して前記自動サービス機器を動作させる第2のシステムと、を有する電子決済システムの自動サービス機器端末機であって、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済をすることを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の前記結果を入力し、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器によって前記物品または前記サービスを提供し、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力せず、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスを提供せず、前記代金が電子決済されなかった場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力せず、前記貨幣識別装置は、前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力して前記自動サービス機器によって前記物品または前記サービスを提供し、前記自動サービス機器端末機は、前記貨幣識別装置に対応して前記自動サービス機器に取り付けられていることを特徴とする。
また、その他の発明の第16の態様の電子決済システムは、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される前記課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、外部装置と通信を行う通信装置を有し、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を前記通信装置を介して取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記代金が電子決済された場合に前記第1のシステムに前記課金信号を出力して前記自動サービス機器を動作させる第2のシステムと、を備える電子決済システムであって、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の前記結果を入力し、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力せず、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供せず、前記代金が電子決済されなかった場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、前記貨幣識別装置は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記第2のシステムは、前記決済サーバーと前記自動サービス機器端末機とに接続され、前記決済サーバーから前記代金の電子決済の前記結果を取得し、前記自動サービス機器端末機に前記代金の電子決済の前記結果を出力する中間サーバーを有し、前記中間サーバーは、前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求を、取引毎に生成される取引番号と、前記許可された取引に対応する前記自動サービス機器端末機を特定する識別番号とに関連づけて記憶し、前記決済サーバーから取得された前記代金の電子決済の前記結果に応じて前記課金信号を前記自動サービス機器端末機から出力させるための課金命令情報を、前記許可された取引の前記識別番号に対応する前記自動サービス機器端末機に出力し、前記課金命令情報を入力した前記自動サービス機器端末機は、前記課金信号を出力することを特徴とする。
また、その他の発明の第17の態様の電子決済システムは、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される前記課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、外部装置と通信を行う通信装置を有し、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を前記通信装置を介して取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記代金が電子決済された場合に前記第1のシステムに前記課金信号を出力して前記自動サービス機器を動作させる第2のシステムと、を備える電子決済システムであって、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の前記結果を入力し、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力せず、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供せず、前記代金が電子決済されなかった場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、前記貨幣識別装置は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記自動サービス機器端末機は、入力装置と表示装置を有し、前記自動サービス機器端末機は、前記自動サービス機器の筐体の外側から前記入力装置が操作可能に、前記表示装置が視認可能に、前記自動サービス機器に取り付けられていることを特徴とする。
また、その他の発明の第18の態様の電子決済システムは、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される前記課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、外部装置と通信を行う通信装置を有し、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を前記通信装置を介して取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記代金が電子決済された場合に前記第1のシステムに前記課金信号を出力して前記自動サービス機器を動作させる第2のシステムと、を備える電子決済システムであって、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の前記結果を入力し、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力せず、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供せず、前記代金が電子決済されなかった場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、前記貨幣識別装置は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記自動サービス機器には前記貨幣識別装置が2以上備わり、前記貨幣識別装置のそれぞれに対応して前記物品または前記サービスが提供されることを特徴とする。
また、その他の発明の第19の態様の電子決済システムは、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される前記課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、外部装置と通信を行う通信装置を有し、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を前記通信装置を介して取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記代金が電子決済された場合に前記第1のシステムに前記課金信号を出力して前記自動サービス機器を動作させる第2のシステムと、を備える電子決済システムであって、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の前記結果を入力し、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力せず、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供せず、前記代金が電子決済されなかった場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、前記貨幣識別装置は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記決済サーバーは、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスの提供を受ける享受者によって操作される享受者端末から前記許可要求を取得し、前記代金の電子決済を許可する場合には、前記享受者端末に前記代金の電子決済を許可する決済許可情報を出力し、前記享受者端末は、前記決済許可情報を取得し、前記決済許可情報に基づく二次元コードを表示し、前記自動サービス機器端末機は撮像装置を有し、前記自動サービス機器端末機は前記二次元コードを読み取り、前記二次元コードに基づいて前記代金の電子決済の要求を前記決済サーバーに出力することを特徴とする。
また、その他の発明の第20の態様の電子決済システムは、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される前記課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、外部装置と通信を行う通信装置を有し、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を前記通信装置を介して取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる前記課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記代金が電子決済された場合に前記第1のシステムに前記課金信号を出力して前記自動サービス機器を動作させる第2のシステムと、を備える電子決済システムであって、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の前記結果を入力し、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力せず、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供せず、前記代金が電子決済されなかった場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、前記貨幣識別装置は前記自動サービス機器に前記課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記決済サーバーは、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスの提供を受ける享受者によって操作される前記自動サービス機器端末機から前記許可要求を取得し、前記代金の電子決済を許可する場合には、前記自動サービス機器端末機に前記代金の電子決済を許可する決済許可情報を出力し、前記自動サービス機器端末機は、前記決済許可情報を取得し、前記決済許可情報に基づく二次元コードを表示し、前記享受者によって操作される享受者端末は撮像装置を有し、前記享受者端末は前記二次元コードを読み取り、前記二次元コードに基づいて前記代金の電子決済の要求を前記決済サーバーに送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明の電子決済方法によれば、安全性が高いと共に、安価に構築できる自動サービス機器の電子決済方法を提供することができる。また、本発明の電子決済システムによれば、安全性が高いと共に、安価に構築できる自動サービス機器の電子決済システムを提供することができる。
その他の発明の第1の態様によれば、享受者端末機の表示装置に表示された二次元コードを、自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した二次元コードに基づいて、店舗サーバーに続いて決済ゲートウエイサーバーを経由して決済サーバーへ決済要求を行い、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、電子決済に基ついて自動サービス機器において所定の商品、又はサービスを提供する。
店舗サーバーは、二次元コードに関連する情報の受信に基づいて、取引番号を生成すると共に、タイムアウト管理ための時間の計時を開始する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号を含む決済GW決済要求情報を決済サーバーへ送信して決済要求を行う。
決済サーバーは、決済要求に基づいて、決済処理を行った後、決済が完了した旨を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、決済できなかった場合、決済できなかった旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化するタイムアウト処理を実行する。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、所定の商品又はサービスの提供のための処理を始動する。
これにより、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー、又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第1の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【0019】
その他の発明の第2の態様によれば、享受者端末機の表示装置に表示された二次元コードを、自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した二次元コードに基づいて、店舗サーバーに続いて決済ゲートウエイサーバーを経由して決済サーバーへ決済要求を行い、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、電子決済に基ついて自動サービス機器において所定の商品、又はサービスを提供する。
享受者は、享受者端末機を操作して、決済サーバーに対し決済許可要求情報を送信する。
決済サーバーは決済許可要求情報が所定の要件を具備する場合、決済許可情報を当該享受者端末機へ送信する。
享受者端末機は、決済許可情報、及び決済に必要な情報を二次元コードに変換し、享受者端末機の表示装置に表示する。
享受者は、当該享受者端末機の表示装置に表示された二次元コードを自動サービス機器端末器の撮像装置にかざす。
自動サービス機器端末機における撮像装置は、当該二次元コードを撮像した後、演算処理可能な情報に変換した決済処理要求情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、取引番号を生成すると共に、タイムアウト管理のための時間の計時を開始し、さらに、取引番号に関連付けた決済処理要求情報を店舗決済要求情報(店舗サーバー識別情報を含むことができる。)として決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号を含む決済GW取引要求情報(決済ゲートウエイサーバー識別情報、又は、加盟店情報を含めることができる。)を決済サーバーへ送信して決済要求を行う。
決済サーバーは、決済要求に基づいて、正当権限の有無を判別すると共に、決済処理を行った後、決済が完了した旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、不適正である場合、決済できなかった旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化するタイムアウト処理を実行する。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、所定の商品又はサービスの提供のための処理を始動する。
これにより、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第1の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【0020】
その他の発明の第3の態様によれば、享受者端末機の表示装置に表示された二次元コードを、自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した二次元コードに基づいて、店舗サーバーに続いて決済ゲートウエイサーバーを経由して決済サーバーへ決済要求を行い、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、電子決済に基づいて自動サービス機器において所定の商品、又はサービスを提供する。自動サービス機器によって商品又はサービスの提供を受けようとする享受者は、自動サービス機器端末機を操作し、サービス要求操作として、金額選択釦の選択操作を行う。本実施例1においては、サービス料金を決定するためのタッチスイッチである。このサービス要求操作に基づいて、自動サービス機器端末機における撮像装置は撮像待機状態になる。
享受者は、享受者端末機を操作して、決済サーバーに対し決済許可要求情報を送信する。
決済サーバーは享受者端末機からのログイン情報が所定の要件を具備する場合、決済許可情報たるワンタイムトークンを当該享受者端末機へ送信する。
享受者端末機は、ワンタイムトークン、及び/又は決済に必要な情報を二次元コードに変換し、当該二次元コードを享受者表示装置に表示する。
享受者は、当該享受者表示装置表示された二次元コードを撮像装置にかざす。
自動サービス機器端末機における撮像装置は、当該二次元コードを撮像した後、演算処理可能な情報に変換した決済処理要求情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、決済処理要求情報に基づいて取引番号を生成すると共に、タイムアウト管理ための時間の計時を開始し、さらに、取引番号に関連付けた決済処理要求情報を店舗決済要求情報(店舗サーバー識別情報を含むことができる。)として決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号を含む決済GW取引要求情報(決済ゲートウエイサーバー識別情報、又は、加盟店情報を含めることができる。)を決済サーバーへ送信して決済要求を行う。
決済サーバーは、決済要求に基づいて、受信したワンタイムトークンが適正な条件を満たすか判別し、適正である場合、決済処理を行った後、決済が完了した旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、不適正である場合、決済できなかった旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化するタイムアウト処理を実行する。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、所定の商品又はサービスの提供のための処理を始動する。
これにより、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第1の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【0021】
その他の発明の第4の態様によれば、享受者端末機の表示装置に表示された二次元コードを、自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した二次元コードに基づいて、店舗サーバーに続いて決済ゲートウエイサーバーを経由して決済サーバーへ決済要求を行い、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、電子決済に基ついて自動サービス機器において所定の商品、又はサービスを提供する。
享受者は、享受者端末機を操作して、決済サーバーに対し決済許可要求情報を送信する。
決済サーバーは決済許可要求情報が所定の要件を具備する場合、決済許可情報としてのワンタイムトークンを当該享受者端末機へ送信する。
享受者端末機は、ワンタイムトークン、及び決済に必要な情報を二次元コードに変換し、享受者表示装置に表示する。
享受者は、当該享受者表示装置表示された二次元コードを撮像装置にかざす。
自動サービス機器端末機における撮像装置は、当該二次元コードを撮像した後、演算処理可能な情報に変換した決済処理要求情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、取引番号を生成すると共に、タイムアウト管理ための時間の計時を開始し、さらに、取引番号に関連付けた決済処理要求情報を店舗決済要求情報(店舗サーバー識別情報を含むことができる。)として決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号及びワンタイムトークンを含む決済GW取引要求情報(決済ゲートウエイサーバー識別情報、又は、加盟店情報を含めることができる。)を決済サーバーへ送信して取引要求を行う。
決済サーバーは、取引要求に基づいて、受信したワンタイムトークンが適正な条件を満たすか判別し、適正である場合、決済処理を行った後、決済が完了した旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、不適正である場合、決済できなかった旨の決済結果情報を送信を受けた決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化する等のタイムアウト処理を行う。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、擬似課金信号を出力する。
自動サービス機器制御装置は、擬似課金信号に基づいて、所定の商品又はサービスの提供を行う。
これにより、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第1の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【0022】
その他の発明の第5の態様によれば、第2又は第3の発明と同一の構成を含むので、第1の目的を達成できる利点がある。また、自動サービス機器制御装置からの許可情報に基づいて撮像装置は待機状態になる。換言すれば、自動サービス機器が稼働可能状態にある場合、撮像装置は二次元コードを撮像することができる。したがって、無駄な決済処理が行われない利点がある。
【0023】
その他の発明の第6の態様によれば、享受者端末機の表示装置に表示された二次元コードを、自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した二次元コードに基づいて、店舗サーバーに続いて決済ゲートウエイサーバーを経由して決済サーバーへ決済要求を行い、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、電子決済に基ついて自動サービス機器において所定の商品、又はサービスを提供する。
店舗サーバーは、二次元コードに関連する情報の受信に基づいて、取引番号を生成すると共に、タイムアウト管理ための時間の計時を開始する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号を含む決済GW決済要求情報を決済サーバーへ送信して決済要求を行う。
決済サーバーは、決済要求に基づいて、決済処理を行った後、決済が完了した旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、決済できなかった場合、決済できなかった旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化するタイムアウト処理を実行する。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、所定の商品又はサービスの提供のための処理を始動する。
これにより、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第2の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【0024】
その他の発明の第7の態様によれば、享受者端末機の表示装置に表示された二次元コードを、自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した二次元コードに基づいて、店舗サーバーに続いて決済ゲートウエイサーバーを経由して決済サーバーへ決済要求を行い、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、電子決済に基ついて自動サービス機器において所定の商品、又はサービスを提供する。自動サービス機器によって商品又はサービスの提供を受けようとする享受者は、自動サービス機器端末機を操作してサービス要求操作を行う。サービス要求操作は、例えば、サービス料金を決定するためのタッチスイッチである。このサービス要求操作に基づいて、自動サービス機器端末機における撮像装置は撮像待機状態になる。
享受者は、享受者端末機を操作して、決済サーバーに対し決済許可要求情報を送信する。
決済サーバーは決済許可要求情報が所定の要件を具備する場合、決済許可情報を当該享受者端末機へ送信する。
享受者端末機は、決済許可情報、及び決済に必要な情報を二次元コードに変換し、享受者表示装置に表示する。
享受者は、当該享受者表示装置表示された二次元コードを撮像装置にかざす。
自動サービス機器端末機における撮像装置は、当該二次元コードを撮像した後、演算処理可能に変換した決済要求処理情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、取引番号を生成すると共に、タイムアウト管理のための時間の計時を開始し、さらに、取引番号に関連付けた決済要求処理情報を店舗決済要求情報として決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号を含む決済GW取引要求情報(決済ゲートウエイサーバー識別情報、又は、加盟店情報を含めることができる。)を決済サーバーへ送信して決済要求を行う。
決済サーバーは、決済要求に基づいて、決済処理を行った後、決済が完了した旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、不適正である場合、決済できなかった旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化するタイムアウト処理を実行する。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、所定の商品又はサービスの提供のための処理を始動する。
これにより、本発明に係る自動サービス機器の電子決済システムは、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第2の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【0025】
その他の発明の第8の態様によれば、享受者端末機の表示装置に表示された二次元コードを、自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した二次元コードに基づいて、店舗サーバーに続いて決済ゲートウエイサーバーを経由して決済サーバーへ決済要求を行い、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、電子決済に基ついて自動サービス機器において所定の商品、又はサービスを提供する。自動サービス機器によって商品又はサービスの提供を受けようとする享受者は、自動サービス機器端末機を操作してサービス要求操作を行う。サービス要求操作は、例えば、サービス料金を決定するためのタッチスイッチである。このサービス要求操作に基づいて、自動サービス機器端末機における撮像装置は撮像待機状態になる。自動サービス機器によって商品又はサービスの提供を受けようとする享受者は、享受者端末機を操作して、決済サーバーに対し決済許可要求情報を送信する。
決済サーバーは決済許可要求情報が所定の要件を具備する場合、決済許可情報たるワンタイムトークンを当該享受者端末機へ送信する。
享受者端末機は、少なくともワンタイムトークンを二次元コードに変換し、享受者表示装置に表示する。
享受者は、当該享受者端末機表示装置に表示された二次元コードを撮像装置にかざす。
自動サービス機器端末機における撮像装置は、当該二次元コードを撮像した後、演算処理可能に変換した決済処理要求情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、決済処理要求情報の受信に基づいて取引番号を生成すると共に、タイムアウト管理ための時間の計時を開始し、さらに、取引番号に関連付けた決済処理要求情報を店舗決済要求情報(店舗サーバー識別情報を含むことができる。)として決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号を含む決済GW決済要求情報(決済ゲートウエイサーバー識別情報、又は、加盟店情報を含めることができる。)を決済サーバーへ送信して決済要求を行う。
決済サーバーは、決済要求に基づいて、受信したワンタイムトークンが適正な条件を満たすか判別し、適正である場合、決済処理を行った後、決済が完了した旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、決済処理できなかった場合、決済できなかった旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化するタイムアウト処理を実行する。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、所定の商品又はサービスの提供のための処理を始動する。
これにより、その他の発明の第8の態様に係る自動サービス機器の電子決済システムは、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第2の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【0026】
その他の発明の第9の態様によれば、享受者端末機の表示装置に表示された二次元コードを、自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した二次元コードに基づいて、店舗サーバーに続いて決済ゲートウエイサーバーを経由して決済サーバーへ決済要求を行い、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、電子決済に基ついて自動サービス機器において所定の商品、又はサービスを提供する。自動サービス機器によって商品又はサービスの提供を受けようとする享受者は、自動サービス機器端末機を操作し、サービス要求操作として金額選択釦の選択操作を行う。このサービス要求操作に基づいて、自動サービス機器端末機における撮像装置は撮像待機状態になる。
享受者は、享受者端末機を操作して、決済サーバーに対し決済許可要求情報を送信する。
決済サーバーは決済許可要求情報が所定の要件を具備する場合、決済許可情報としてのワンタイムトークンを当該享受者端末機へ送信する。
享受者端末機は、ワンタイムトークン、及び決済に必要な情報を二次元コードに変換し、享受者端末機表示装置に表示する。
享受者は、当該享受者表示装置に表示された二次元コードを撮像装置にかざす。
自動サービス機器端末機における撮像装置は、当該二次元コードを撮像した後、演算処理可能に変換した決済要求処理情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、取引番号を生成すると共に、タイムアウト管理ための時間の計時を開始し、さらに、取引番号に関連付けた決済要求処理情報を店舗決済要求情報(店舗サーバー識別情報を含むことができる。)として決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号を含む決済GW取引要求情報(決済ゲートウエイサーバー識別情報、又は、加盟店情報を含めることができる。)を決済サーバーへ送信して取引要求を行う。
決済サーバーは、取引要求に基づいて、受信したワンタイムトークンが適正な条件を満たすか判別し、適正である場合、決済処理を行った後、決済が完了した旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、不適正である場合、決済できなかった旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化するタイムアウト処理を行う。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、擬似課金信号を出力する。
自動サービス機器制御装置は、擬似課金信号に基づいて、所定の商品又はサービスの提供を行う。
これにより、その他の発明の第9の態様に係る自動サービス機器の電子決済システムは、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第2の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【0027】
その他の発明の第10の態様によれば、基本的構成は第8又は第9の発明と同一であるため、本願発明の第2の目的を達成できる。さらに、第10の発明において、自動サービス機器制御装置からの許可情報に基づいて撮像装置は撮像待機状態になる。換言すれば、自動サービス機器が稼働可能状態にある場合、撮像装置は二次元コードを撮像することができる。したがって、無駄な決済処理が行われない利点がある。
【0028】
その他の発明の第11の態様によれば、店舗サーバーは、自動サービス機器端末機からの決済要求に関する情報の受信に関連して取引番号を生成して決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した取引番号を含む店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号を含む決済GW決済要求情報を決済サーバーへ送信して決済要求を行う。
決済サーバーは、決済ゲートウエイサーバーからの取引番号を含む決済GW決済要求情報が正当権限を有する場合、決済ゲートウエイサーバーを経由して取引番号に関連する店舗サーバーへ決済許可情報を送信する。
店舗サーバーは、決済許可情報に基づいてタイムアウト管理ための時間の計時を開始した後、自動サービス機器端末機へ、少なくとも取引番号を送信する。
自動サービス機器端末機は、受信した取引番号を含む情報を二次元コードに変換して表示装置に表示する。
享受者端末機において、装着した撮像装置によって自動サービス機器端末機の表示装置に表示された二次元コードを取得し、取得した二次元コードに基づいて決済サーバーへ決済要求を行う。
決済サーバーは、決済要求に基づいて、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済を行った後、決済が完了した旨を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、決済できなかった場合、決済できなかった旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化するタイムアウト処理を実行する。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、所定の商品又はサービスの提供のための処理を行う。
これにより、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー、又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第1の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【0029】
その他の発明の第12の態様によれば、店舗サーバーは、自動サービス機器端末機からの決済要求に関する情報の受信に関連して取引番号を生成して決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、受信した取引番号を含む店舗決済要求情報を記録すると共に、少なくとも、取引番号を含む決済GW決済要求情報を決済サーバーへ送信して決済要求を行う。
決済サーバーは、決済ゲートウエイサーバーからの取引番号を含む決済GW決済要求情報が正当権限を有する場合、決済ゲートウエイサーバーを経由して取引番号に関連する店舗サーバーへ決済許可情報を送信する。
店舗サーバーは、決済許可情報に基づいてタイムアウト管理ための時間の計時を開始した後、自動サービス機器端末機へ、少なくとも取引番号を送信する。
自動サービス機器端末機は、受信した取引番号を含む情報を二次元コードに変換して表示装置に表示する。
享受者端末機において、装着した撮像装置によって自動サービス機器端末機の表示装置に表示された二次元コードを取得し、取得した二次元コードに基づいて決済サーバーへ決済要求を行う。
決済サーバーは、決済要求に基づいて、自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済を行った後、決済が完了した旨を決済ゲートウエイサーバーへ送信し、決済できなかった場合、決済できなかった旨の決済結果情報を決済ゲートウエイサーバーへ送信する。
決済ゲートウエイサーバーは、該当する取引番号に関連付けて決済結果情報を記録すると共に、当該決済結果情報を店舗サーバーへ送信する。
店舗サーバーは、受信した決済結果情報に基づいて、同一の取引番号によって特定される取引が、タイムアウト時間内であるか判別し、タイムアウト時間内である場合、適正な処理であると推認し、自動サービス機器端末機に対し、課金命令情報を送信する。タイムアウト時間を超過した場合、異常処理であるとして当該取引番号に関する処理を無効化するタイムアウト処理を実行する。
自動サービス機器端末機は、課金命令情報に基づいて、所定の商品又はサービスの提供のための処理を行う。
これにより、店舗サーバーにおいて取引番号を生成するので、決済ゲートウエイサーバー、又は決済サーバーでの処理が簡略化され、処理スピードに影響を与えることは無い。また、店舗サーバーにおいて、生成した取引番号に関連付けてタイムアウト管理を行うので、決済サーバーにおける演算処理が軽減され、確実にタイムアウト管理を行うことができるので、本発明の第2の目的を達成できる。また、自動サービス機器の分野においても政府が推奨する紙幣又は硬貨を用いないキャッシュレス化を達成できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】
図1は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの概要説明図である。
【
図2】
図2は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの機器端末機、店舗サーバー、及び決済ゲートウエイサーバーの接続図である。
【
図3】
図3は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの全体ブロック図である。
【
図4】
図4は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器としてのゲーム機における貨幣識別装置及び機器端末機の設置対応図であり、(A)は1対1の形態、(B)は1対2の形態、(C)は1対3の形態、(D)は機器端末機テーブルの一例である。
【
図5】
図5は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の店舗サーバーにおける機器端末機識別情報の登録に関する説明図であり、(A)はフローチャート、(B)はメニュー画面、(C)は新規登録画面、(D)は修正画面の一例である。
【
図6】
図6は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器としてのゲーム機であり、(A)は外観図、(B)はブロック図である。
【
図7】
図7は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器としてのゲーム機の作用説明用のフローチャートである。
【
図8】
図8は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの自動サービス機器端末機であり、(A)はブロック図、(B)は機器端末機テーブルの一例である。
【
図9】
図9は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの自動サービス機器端末機の作用説明用のフローチャートである。
【
図10】
図10は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの自動サービス機器端末機の表示装置における表示であり、(A)は金額選択釦152の選択画面、(B)は同装置の撮像待機画面、(C)は同装置の決済処理中の画面、及び(D)は決済完了画面の一例である。
【
図11】
図11は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済装置の実施例1の店舗サーバーのブロック図である。
【
図12】
図12は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの実施例1の店舗サーバーにおいて管理する管理テーブルの一例である。
【
図13】
図13は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの店舗サーバーの作用説明用のフローチャートである。
【
図14】
図14は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの決済ゲートウエイサーバーのブロック図である。
【
図15】
図15は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの決済ゲートウエイサーバーにおける決済GWテーブルの一例である。
【
図16】
図16は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの決済ゲートウエイサーバーの作用説明用のフローチャートである。
【
図17】
図17は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの決済サーバーのブロック図である。
【
図18】
図18は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの決済サーバーの作用を説明するためのフローチャートである。
【
図19】
図19は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの決済サーバーにおける決済サーバーテーブルの一例である。
【
図20】
図20は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの決済サーバーにおける決済アプリの作用説明図であり、(A)はダウンロード方法を説明するためのフローチャート、(B)は決済アプリテーブルの一例である。
【
図21】
図21は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システム置の享受者端末機(携帯情報機器)であり、(A)はブロック図、(B)は享受者端末機記憶テーブルの一例である。
【
図22】
図22は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの享受者端末機の作用説明図であり、(A)はフローチャート、(B)は変形例のフローチャート、(C)は(B)のフローチャートにおける決済画面の例である。
【
図23】
図23は、本発明にかかる実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの享受者端末機における表示画面であり、(A)は決済ブランド選択画面画面、(B)は決済許可要求画面、(C)は二次元コードを表示器に表示させた画面、(D)は取引確認画面の一例である。
【
図24】
図24は、本発明にかかる自動サービス機器の電子決済システムの実施例1の作用説明用のフローチャートである。
【
図25】
図25は、本発明にかかる自動サービス機器の電子決済システムの実施例2の作用説明用のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明の自動サービス機器の電子決済システムは、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、前記第1のシステムの前記代金を電子決済する第2のシステムと、を備える電子決済システムであって、前記第2のシステムは、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の結果を入力し、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供し、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器に課金信号を出力せず、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供せず、前記代金が電子決済されなかった場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、前記貨幣識別装置は前記自動サービス機器に課金信号を出力し、前記自動サービス機器が前記物品または前記サービスを提供することを特徴とする電子決済システムであることが好ましい。
本発明の電子決済方法は、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、前記第1のシステムの前記代金を電子決済する第2のシステムと、を有する電子決済方法であって、前記第2のシステムは、ネットワークに接続された決済サーバーによって実行される前記代金の電子決済の結果を取得し、該取得された前記結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する自動サービス機器端末機を有し、前記自動サービス機器端末機は、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め前記決済サーバーによって電子決済することを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の結果を入力する工程と、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器が課金信号を出力する工程と、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器に課金信号を出力しない工程と、を有し、前記自動サービス機器は、前記自動サービス機器端末機から課金信号を入力した場合には、前記物品または前記サービスを提供する工程と、前記自動サービス機器端末機から課金信号を入力しない場合には、前記物品または前記サービスを提供しない工程と、前記貨幣識別装置から課金信号を入力した場合には、前記物品または前記サービスを提供する工程と、前記貨幣識別装置から課金信号を入力しない場合には、前記物品または前記サービスを提供しない工程と、を有し、前記代金が電子決済されない場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスを提供することを特徴とする電子決済方法であることが好ましい。
自動サービス機器端末機は、物品またはサービスを提供する自動サービス機器と、貨幣の入金に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力する貨幣識別装置と、前記貨幣識別装置から出力される課金信号の入力に応じて前記自動サービス機器を制御する自動サービス機器制御手段を有し、代金として前記貨幣の入金に応じて前記物品または前記サービスを提供する第1のシステムと、前記第1のシステムの前記代金を電子決済する第2のシステムと、を有する電子決済システムの自動サービス機器端末機であって、前記自動サービス機器端末機は、前記第2のシステムに備わり、前記代金の電子決済をすることの許可要求に基づいて予め決済サーバーによって電子決済をすることを許可された取引に対応する前記代金の電子決済の要求に基づいて前記決済サーバーによって行われた前記代金の電子決済の結果を入力し、該入力した前記代金の電子決済の結果に応じて前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力し、前記代金が電子決済された場合には、前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力し、前記自動サービス機器によって前記物品または前記サービスを提供し、前記代金が電子決済されなかった場合には、前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力せず、前記自動サービス機器から前記物品または前記サービスを提供せず、前記代金が電子決済されなかった場合であっても前記代金が前記貨幣で入金された場合には、自動サービス機器端末機は前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力せず、前記貨幣識別装置は、前記自動サービス機器を動作させる課金信号を出力して前記自動サービス機器によって前記物品または前記サービスを提供することを特徴とする自動サービス機器端末機であることが好ましい。
【0032】
本発明の自動サービス機器の電子決済方法は、少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機又は前記享受者端末機に表示した二次元コードを、前記享受者端末機又は前記享受者端末機の撮像装置にて取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済方法であって、前記店舗サーバーは、前記二次元コードに関連する情報の受信に基づいて取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する前記決済結果情報が前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済方法であることが好ましい。
また、少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置にて取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基ついて前記自動サービス機器において、所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済方法であって、前記店舗サーバーは、前記二次元コードに関連する情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する前記決済結果情報が前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済方法であることが好ましい。
さらに、少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置にて取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基ついて前記自動サービス機器において、所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済方法であって、前記自動サービス機器端末機は、金額選択釦の操作に基づいて前記撮像装置を撮像待機状態とし、前記享受者端末機は、決済要求操作に基づいて前記決済サーバーに対し決済要求情報を送信し、前記決済サーバーは、前記決済要求情報に基づいてワンタイムトークンを前記享受者端末機に対し送信し、前記享受者端末機は、受信した前記ワンタイムトークンを前記二次元コードに変換して表示装置に表示し、前記自動サービス機器端末機は、撮像待機状態において前記二次元コードを検知した場合、画像情報として撮像した後、演算処理可能な二次元コード関連情報に変換して前記店舗サーバーへ送信し、前記店舗サーバーは、前記二次元コード関連情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する前記決済結果情報が前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済方法であることが好ましい。
本発明は、さらに、前記店舗サーバーは、前記決済結果情報に基づいて課金命令情報を前記自動サービス機器端末機へ送信し、前記自動サービス機器端末機は、前記課金命令情報に基づいて前記自動サービス機器制御装置に対し擬似課金信号を出力し、前記自動サービス機器制御装置は、前記擬似課金信号に基づいて自動サービス機能を開始すると共に、前記自動サービス機器端末機に対し課金結果信号を出力し、前記自動サービス機器端末機は前記課金結果信号の受信に基づいて前記課金結果信号を前記店舗サーバーに対し送信し、前記店舗サーバーは、前記課金結果信号を前記取引番号に関連付けて記録する自動サービス機器の電子決済方法であることが好ましい。
さらに、前記自動サービス機器端末機は、前記自動サービス機器制御装置からの許可情報に基づいて、前記金額選択釦の操作を有効にする自動サービス機器の電子決済方法であることが好ましい。
本発明は、少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記自動サービス機器端末機又は前記享受者端末機に表示した二次元コードを、前記自動サービス機器端末機又は前記享受者端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基ついて前記自動サービス機器において所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済システムであって、前記店舗サーバーは、前記二次元コードに関連する情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とする自動サービス機器の電子決済システムであることが好ましい。
さらに、少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記決済サーバーからの決済結果情報に基ついて、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基ついて前記自動サービス機器において、所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済システムであって、前記店舗サーバーは、前記二次元コードに関連する情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始し、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、当該取引番号に関連する処理を無効化することを特徴とする自動サービス機器の電子決済システムであることが好ましい。
さらに、少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記享受者端末機に表示した二次元コードを前記自動サービス機器端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記店舗サーバーに続いて前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記決済サーバーからの決済結果情報に基ついて、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基ついて前記自動サービス機器において、所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済システムであって、前記自動サービス機器端末機は、自動サービス機器の料金を選択するための金額選択釦を有し、当該金額選択釦の操作に基づいて前記撮像装置において撮像待機状態になると共に、当該撮像装置における撮像に基づいて演算処理可能な二次元コード関連情報に変換して前記店舗サーバーへ送信し、前記享受者端末機は、決済要求操作に基づいて前記決済サーバーに対し決済処理要求情報を送信すると共に、前記決済サーバーから受信したワンタイムトークンを二次元コードに変換して自己の享受者端末機表示装置に表示し、前記決済ゲートウエイサーバーは、前記店舗サーバーから決済要求情報の受信に基づいて、取引番号を記録すると共に、前記決済サーバーへ前記決済要求情報を送信し、かつ前記決済サーバーからの決済結果情報の受信に基づいて、同一の取引番号に関連付けて当該決済結果情報を記録すると共に、前記店舗サーバーへ送信し、前記決済サーバーは、前記決済処理要求情報に基づいてワンタイムトークンを前記享受者端末機に対し送信すると共に、受信した前記二次元コード関連情報に基づいて決済処理を行った後、決済結果情報を前記決済ゲートウエイサーバーへ送信し、前記店舗サーバーは、前記二次元コード関連情報の受信に関連して取引番号を生成すると共に、タイムアウト時間の計時を開始すると共に、前記決済ゲートウエイサーバーへ決済要求情報を送信すると共に、前記決済ゲートウエイサーバーからの記録した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報が前記タイムアウト時間内に受信されない場合、前記取引番号に関連する決済処理を無効化することを特徴とする自動サービス機器の電子決済システムであることが好ましい。
本発明にかかる自動サービス機器の電子決済システムは、さらに、前記店舗サーバーは、前記決済結果情報に基づいて課金命令情報を前記自動サービス機器端末機へ送信し、前記自動サービス機器端末機は、前記課金命令情報に基づいて前記自動サービス機器制御装置に対し擬似課金信号を出力し、前記自動サービス機器制御装置は、前記擬似課金信号に基づいて自動サービス機能を開始すると共に、前記自動サービス機器端末機に対し課金結果信号を出力し、前記自動サービス機器端末機は前記課金結果信号の受信に基づいて前記課金結果信号を前記店舗サーバーに対し送信し、前記店舗サーバーは、前記課金結果信号を前記取引番号に関連付けて記録する自動サービス機器の電子決済システムであることが好ましい。
さらに、本発明にかかる自動サービス機器の電子決済システムは、前記自動サービス機器端末機は、前記自動サービス機器制御装置からの許可情報に基づいて、前記金額選択釦の操作を有効にする自動サービス機器の電子決済システムであることが好ましい。
また、本発明にかかる自動サービス機器の電子決済方法は、少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記自動サービス機器端末機に表示した二次元コードを前記享受者端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済方法であって、前記店舗サーバーは、前記自動サービス機器端末機からの決済要求に関する情報の受信に関連して取引番号を生成して前記決済ゲートウエイサーバーへ送信し、前記決済サーバーは、前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号を含む決済GW決済要求情報が正当権限を有する場合、前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記取引番号に関連する前記店舗サーバーへ決済許可情報を送信し、前記店舗サーバーは、前記決済許可情報(SAI)に基づいてタイムアウト時間の計時を開始すると共に、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とすることが好ましい。
さらに、 本発明にかかる自動サービス機器の電子決済システムは、少なくとも、自動サービス機器のための自動サービス機器制御装置と、自動サービス機器端末機と、店舗サーバーと、享受者端末機と、決済ゲートウエイサーバーと、決済サーバーを含み、前記自動サービス機器端末機に表示した二次元コードを前記享受者端末機に装着した撮像装置によって取得し、取得した前記二次元コードに基づいて前記決済サーバーへ決済要求を行い、前記自動サービス機器に対する代金を支払元から支払先へ電子決済すると共に、前記電子決済に基づいて前記自動サービス機器において所定の商品又はサービスを提供する自動サービス機器の電子決済システムであって、前記店舗サーバーは、前記自動サービス機器端末機からの決済要求に関する情報の受信に関連して取引番号を生成して前記決済ゲートウエイサーバーへ送信し、前記決済サーバーは、前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号を含む決済GW決済要求情報が正当権限を有する場合、前記決済ゲートウエイサーバーを経由して前記取引番号に関連する前記店舗サーバーへ決済許可情報を送信し、前記店舗サーバーは、前記決済許可情報(SAI)に基づいてタイムアウト時間の計時を開始すると共に、前記決済サーバーからの前記決済ゲートウエイサーバーを経由した前記取引番号と同一の取引番号に関連する決済結果情報を前記タイムアウト時間内に受信しない場合、タイムアウト処理を実行することを特徴とすることが好ましい。
【実施例0033】
まず
図1を参照して、本発明にかかる自動サービス機器102の電子決済システム104の概要を説明する。本実施例1において、自動サービス機器102は、施設(アミューズメント施設、所謂ゲームセンター)100(
図1においては第1施設1001~第n施設100n)に設置されたゲーム機106である。具体的には、第1施設1001には多数のゲーム機1061a~1061n、第2施設1002には多数のゲーム機1062a~1062n、第n施設100nには多数のゲーム機106na~106nnが配置されている。なお、以下の説明において、ゲーム機は総称してゲーム機106として説明する。各ゲーム機106には液晶表示器等によって構成される表示装置たる端末表示装置108を有する自動サービス機器端末機110 (以下「機器端末機110」という。)が、それぞれ個別に取り付けられている。なお、端末表示装置108及び機器端末機110についても個別に番号を付すべきであるが、説明の便宜上全て同一の番号を用いる。機器端末機110はルーター112を用いたLAN(Local Area Network)によって店舗サーバー114(第1店舗サーバー1141、第2店舗サーバー1142、第n店舗サーバー114n)に接続され、店舗サーバー114は、インターネット116に接続されている。また、インターネット116には決済ゲートウエイサーバー118(以下「決済GWサーバー118」という。)が接続されている。決済GWサーバー118には専用回線122を介して決済サーバー124に接続されている。決済サーバー124は、更にクレジットカード、又は銀行に関する決済サーバー等の他の決済サーバー124に専用回線を介して接続され、所定の範囲において決済処理が可能に構築されている。本発明に係る決済サーバー124は、二次元コードを利用してインターネット116を介して決済を実行する決済システムの基盤を構成し、本決済システムのプラットフォーム、通称、電子決済ブランド130を構成している。自動サービス機器102による商品又はサービスの享受者(顧客)が保有する、享受者端末機126、例えば、携帯情報機器たるスマートフォン、携帯電話機、タブレットコンピュータ等も構成要件である。享受者端末機126は、公衆無線通信回線128及び通信事業者サーバー129の中継によって、決済サーバー124に接続可能である。
【0034】
次に施設100を
図2を参照しつつ説明する。
施設1001を例にすると、機器端末機110はゲーム機1061a~1061nに装置された貨幣識別装置1361~136nに対応づけて装着され、有線又は無線によるLAN(Local Area Network)111を介してルーター112に接続されている。ルーター112は、有線に又は無線の通信手段によって、店舗サーバー114に接続されている。通常、ゲーム機106は筐体毎に構成され、
図2又は
図3に示すように、ゲーム機1061aには一つの貨幣識別装置1361aが装着され、この貨幣識別装置1361aに対応づけて一つの機器端末機1101aが装着されている。しかし、例えば、クレーンゲームのように、1台のゲーム機筐体に対し複数、
図2及び
図4(B)においては、ゲーム機1061bに対し2つの貨幣識別装置1362a、1362bが装置され、各貨幣識別装置1362a、1362bに対し個別に機器端末機1102a、1102bがそれぞれ対応づけられて装着されている。また、
図2及び
図4(C)においては、ゲーム機1061nに対し3つの貨幣識別装置136na、136nb、136ncが装着され、それぞれに対応づけられて機器端末機110na、110nb、及び110ncが装着されている。さらに、1台のゲーム機106に対し、4以上の貨幣識別装置136及び機器端末機110が場合もある。
【0035】
次に自動サービス機器102たるゲーム機106を主に
図3を参照しつつ説明する。
ゲーム機106は、所定価値の硬貨C、例えば100円硬貨100C、500円硬貨500C等によって、所定のゲームの実行を提供する機能を有する機器であり、例えば、クレーンゲーム機、ビデオゲーム機、メダルゲーム機、トレーディングカードゲーム機、写真自動販売機等である。
【0036】
次にゲーム機106の主要なハード構成を、主に
図6を参照しつつ説明する。
ゲーム機106は、大まかには自動サービス機器制御装置132たるゲーム機制御装置133、ゲーム用ハードウエア134、貨幣識別装置136、ゲーム機識別情報記憶装置138、稼働可否情報出力装置142、料金情報出力装置144、ゲーム機通信装置146、電子決済起動装置148、及び稼働中信号出力装置149を含んでいる。
【0037】
ゲーム機制御装置133は、料金の受領を表す課金信号CHS、及び擬似課金信号FCSに基づいてゲーム用ハードウエア134を作動させてサービスの享受者に対しゲームの実行を提供する機能を有し、本実施例1においては、更にゲームの提供が可能か否かの稼働可否情報AVI、及び稼働中であることを表す稼働中信号RNSを機器端末機110へ出力する機能等を有する。ゲーム機制御装置133は、例えばマイクロコンピュータによって構成されている。
【0038】
ゲーム用ハードウエア134は、ゲーム機制御装置133からの起動信号STSを受信し、享受者による操作ボタン等の操作に基づいて、各種アクチュエータを所定のタイミングで作動させ、又はディスプレイに所定の表示を行う等によってゲームを提供する機能を有する。
【0039】
貨幣識別装置136は、ゲーム機106において設定された料金を貨幣によって受け付けた場合、ゲーム機制御装置133にパルス信号等の課金信号CHSを出力する機能を有し、公知の硬貨選別装置等が用いられる。
【0040】
ゲーム機識別情報記憶装置138は、ゲーム機106毎に個別に定められた自動機識別情報AIDを記憶し、要求に応じて出力する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。自動機識別情報AIDは、数字、アルファベット、又はそれらの組み合わせによって構成され、予め管理者によって記憶される。
【0041】
稼働可否情報出力装置142は、稼働可否情報出力装置142から出力される稼働可否情報AVIを記憶し、出力する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。稼働可否情報AVIは、例えば、ゲームの提供が可能である場合「1」のゲーム許可情報POI、不可である場合「0」の作働不能情報IPIが出力される。
【0042】
料金情報出力装置144は、当該ゲーム機106の1回当たりの料金情報CHIを記憶し、出力する機能を有し、ゲーム機106の料金設定に対応して予め管理者によって記憶される。料金は一種類に限らず、100円、500円等複数種に設定し、選択された金額を料金情報CHIとすることもできる。なお、料金情報CHIは上限額を設定することが好ましい。上限額の設定は、不正な決済処理が行われた場合の損害を軽減するためであり、例えば、自動サービス機器102である場合5000円以下、ゲーム機106である場合800円以下の決済に適用することが好ましい。
【0043】
ゲーム機通信装置146は、機器端末機110と通信によって情報交換する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。この通信は、無線又は有線で行われる。しかし、ゲーム場においては、ゲーム機106のレイアウトの自由度を高めるため、無線方式を採用することが好ましい。本実施例1においては、前述したように、ルーター112を経由する無線方式を採用している。
【0044】
電子決済起動装置148は、機器端末機110からの課金命令情報CHOに基づいて、課金信号CHSと同一の機能を有する擬似課金信号FCSを受信した場合、起動信号STSを出力し、ゲーム用ハードウエア134を起動させ、又は享受者による操作によってゲームをスタートさせる機能を有する。
【0045】
稼働中信号出力装置149は、ゲーム機106が稼働中である場合、稼働中信号RNSを出力する機能を有する。本実施例1において、稼働中信号出力装置149は、起動信号STSの出力に基づいて稼働中信号RNSを出力する。したがって、稼働中信号RNSを検知することにより、ゲーム機106が稼働していると推定することができる。なお、稼働中信号RNSは、その他の同様の機能を有する信号、例えば、稼働中は貨幣識別装置136への硬貨の投入や、擬似課金信号FCSの受入を禁止する禁止信号(インヒビット信号)を出力する場合、当該インヒビット信号を用いることができる。
【0046】
次に、ゲーム機106における作用を
図7に示すフローチャートを参照しつつ説明する。まずステップAS1において、稼働可否情報出力装置142からの稼働可否情報AVIを判別し、作動可能情報POIである場合ステップAS2へ進み、作働不能情報IPIである場合、ステップAS3へ進む。
ステップAS2において、ゲーム許可情報POIである「1」の信号を機器端末機110へ出力しステップAS4へ進む。
ステップAS3において、作働不能情報IPIであるである「0」の信号を機器端末機110へ送信し、ステップAS1へ戻る。
ステップAS4において、貨幣識別装置136から課金信号CHSが出力されたか判別し、出力された場合はステップAS5へ進み、課金信号CHSが出力されない場合、ステップAS6へ進む。
ステップAS6において、機器端末機110からの擬似課金信号FCSを判別した場合、ステップAS5へ進み、判別しない場合ステップAS1へ戻る。
ステップAS5において、稼働中信号出力装置149が稼働中信号RNSを出力した後、ステップAS7へ進む。
ステップAS7において、電子決済起動装置148が起動信号STSを出力した後、ステップAS8へ進む。
ステップAS8において、起動信号STSに基づいてゲーム用ハードウエア134が作動を開始してゲームを開始した後、ステップAS1へ戻る。
【0047】
次ぎに機器端末機110を主に
図3及び
図8を参照しつつ説明する。
機器端末機110は、取引要求操作TROがなされた場合、撮像装置150が所定時間の間、撮像待機状態に保たれて自動撮像可能状態を維持し、撮像した二次元コードTDC、及び決済要求に必要な情報を店舗サーバー114へ送信する機能を有する。
本実施例1において機器端末機110は、
図8に示すように、撮像装置150、金額選択釦152、機器端末機演算装置154、機器端末機表示装置156(特許請求の範囲においては「表示装置(156)」として表される。)、機器端末機入力装置157、タッチパネル158、コード変換装置159、加盟店識別情報記憶装置160、機器端末機記憶装置162、機器端末機識別情報記憶装置164、機器端末機通信装置166、機器端末機時計装置168、及び機器端末機バスライン170を含んでいる。なお、本実施例1において、機器端末機110は自動サービス機器102たるゲーム機106と別個に構成されているが、ゲーム機制御装置133の一部として、換言すればゲーム機106と一体に構成することもでき、この場合、前記機器端末機110と同様の機能を発揮する構成が機器端末機110に相当する。
本実施例1において取引要求操作TROは、機器端末機110に設けられた金額選択釦152の選択操作である。具体的には、選択した金額選択釦152を押動することが取引要求操作TROであるが、これに限らない。例えば、金額選択釦152とは別に操作釦を設け、当該操作釦を押すことによって、金額選択釦152が機能するようにしても良い。
本実施例1においては、機器端末機110から出力される決済処理要求情報SRIには、少なくとも、ワンタイムトークン1TT、料金情報CHIを含み、及び機器端末機識別情報TIDをも含めることができる。前述したように、一台のゲーム機106において、複数人が個別の操作装置を操作して個別にゲームをすることが可能なゲーム機106の場合、当該複数の操作装置毎に機器端末機110を設ける必要があるので、機器端末機識別情報TIDを用いることが好ましい。しかし、ゲーム機106と機器端末機110とが一対一の関係にある場合、機器端末機識別情報TIDは、自動機識別情報AIDによって代用することができる。この場合、自動機識別情報AIDを機器端末機識別情報TIDと見做すことができる。逆に、機器端末機識別情報TIDによって自動機識別情報AIDを代用することもできる。
【0048】
まず、撮像装置150を説明する。
撮像装置150は、取引要求操作TROに基づいて待機状態になり、被写体、本実施例1においては、QRコードQRCの画像情報GRDを取得する機能を有し、所謂デジタルカメラであり、静止画像たる写真を取得し、コード変換装置159へ提供する。本実施例1において、享受者端末機表示装置176に表示された決済要求コードSDCたる二次元コードTDC、具体的にはQRコードQRCを撮像する機能を有し、公知のCCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOSカメラ等のデジタルカメラ装置によって構成されている。撮像装置150は、被写体、本実施例1においてはQRコードQRCを検知した場合、自動的に焦点を合わせ、焦点が合ったところで撮像する。撮像された撮像情報TPIは、機器端末機記憶装置162に記録される。撮像装置150は、機器端末機110と一体、又は別体に設けることができる。また、撮像装置150は常時待機状態にしておいても良いが、消費電力、耐久性の面において不利である。
【0049】
次に金額選択釦152を説明する。
金額選択釦152は、電子決済を利用してゲームを行う場合において、ゲーム料金を選択し、かつ決定する機能、及び電子決済取引を開始するための取引要求をするための機能、換言すれば取引要求操作TROを行う機能を有する。したがって、ゲーム機106においてゲームをする場合において、電子決済を利用する享受者は、まず、金額選択釦152を押さなければならない。本実施例1において、金額選択釦152は、後述するタッチパネル158に表示された100円釦1521、又は500円釦1525をタップすることによって、ゲーム金額が選択されると共に、当該機器端末機110における撮像装置150が撮像可能な撮影待機状態にされる。
電子決済プラットフォームたる電子決済ブランド130とは、所謂スマートフォン等の享受者端末機126等からの要求に基づいて、決済を行うことを可能にする基本システムであり、Alipay(登録商標)等によって周知である。
本実施例1において、
図10に示すように、100円釦1521、及び500円釦1525が設定されている。金額選択釦152は、3種以上のゲーム料金である場合、3以上の金額選択釦152を配置することができ、ゲーム料金が一種類の場合、金額選択釦152は一つ配置される。金額選択釦152が一つである場合、選択に該当しないが、本発明においてはこの場合も選択として取り扱う。
【0050】
次に、機器端末機演算装置154を説明する。
機器端末機演算装置154は、演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ機器端末機110を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
【0051】
次に機器端末機表示装置156を説明する。
機器端末機表示装置156は、液晶表示装置(liquid crystal monitor)等の表示装置であって、通常は、金額選択釦152たる前述した100円釦1521、及び500円釦1525が表示されると共に、享受者に対する案内部GUIDE、及び決済結果情報SEIを表示する機能を有する。
100円釦1521、又は500円釦1525がタップされて金額が選択された後は、案内部GUIDEには、決済処理中で有ることを意味する「決済処理中です」等の案内が表示される。機器端末機表示装置156は前述した端末表示装置108である。
【0052】
次に機器端末機入力装置157を説明する。
機器端末機入力装置157は、機器端末機110において必要な情報を入力できる機能を有する。本実施例1においては、パネルのセンサーによって、指先で触れた位置を検出するタッチスクリーン方式が用いられているが、これに限らず、同様の機能を有する他の装置を用いることができる。
【0053】
次にタッチパネル158を説明する。
タッチパネル158は、機器端末機表示装置156に表示されている表示部分を指で触れることで入力操作できる機能を有する。本実施例1において、タッチパネル158は、機器端末機表示装置156に機器端末機入力装置157を重ね合わせることにより構成される公知のタッチパネルを採用しているが、これに限らず、同様の機能を有する他の装置を用いることができる。
【0054】
次にコード変換装置159を説明する。
コード変換装置159は、撮像装置150によって画像情報GRDとして取得した二次元コードTDCたるQRコードQRCを機器端末機110における機器端末機演算装置154等において演算処理可能な情報に変換し、出力する機能を有し、公知のプログラムによって構成されている。
したがって、コード変換装置159から出力された情報は、二次元コードTDCに関連する情報であり、機器端末機110から送信された情報は、二次元コードに関連する情報である。
【0055】
次に加盟店識別情報記憶装置160を説明する。
加盟店識別情報記憶装置160は、加盟店識別情報MIDを記憶し、出力する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。加盟店識別情報MIDは、予め、管理者によって加盟店識別情報記憶装置160に記憶され、書き換えることが出来ないことが好ましい。
加盟店識別情報MIDは、法人、団体、個人等が所定の基準を満たすことにより付与される使用主体の識別情報であり、世界で唯一の識別情報である。例えば、決済GWサーバー118において、加盟店識別情報MIDに紐付けて支払先情報PEIを記憶しておくことによって、支払先PYEを間接的に特定することができ、電子決済における通信等の過程でのスキミング等による不正被害を防止することができる。
【0056】
次に機器端末機記憶装置162を説明する。
機器端末機記憶装置162は、機器端末機110において処理する情報を必要に応じて記憶する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。本実施例1においては、機器端末機テーブルTATに、機器端末機識別情報TIDに関連付けられて自動機識別情報AID、加盟店識別情報MID、サービス名情報SNI、決済ゲートウエイサーバー識別情報SGI、料金情報CHI、稼働可否情報AVI、及び電子決済ブランド識別情報SBI (決済サーバー識別情報SID)が記憶される。自動機識別情報AID、加盟店識別情報MID、サービス名情報SNI、及び決済ゲートウエイサーバー識別情報SGIは、予め管理者によって記録される。料金情報CHIは、金額選別釦152によって選定された料金情報CHIが記録される。換言すれば、100円釦1521がタップされた場合、料金情報CHIとして100が記録され、500円釦1525がタップされた場合、料金情報CHIとして500が記録される。制御装置稼働可否情報AVIは、稼働可否情報出力装置142からの稼働可否情報AVIが変化する毎に更新される。決済ゲートウエイサーバー識別情報SGI及び決済サーバー識別情報SIDは、例えば、URL(Uniform Resource Locator)である。
【0057】
次に機器端末機識別情報記憶装置164を説明する。
機器端末機識別情報記憶装置164は機器端末機110毎に付与される機器端末機識別情報TIDを記憶する機能を有し、公知の記憶装置によって構成される。機器端末機識別情報TIDは予め管理者によって記録される。
【0058】
次に機器端末機通信装置166を説明する。
機器端末機通信装置166は、自動サービス機器102、本実施例1においてはゲーム機106のゲーム機制御装置133、及び店舗サーバー114と通信する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。機器端末機通信装置166は、ゲーム機106におけるゲーム機通信装置146とは有線によって通信し、店舗サーバー114の店舗通信装置228とは無線LAN等を介して接続されることが好ましい。
【0059】
次に機器端末機時計装置168を説明する。
機器端末機時計装置168は、機器端末機110において用いる日時情報DTIを出力する機能を有し、公知の時計装置が用いられる。
【0060】
次に機器端末機バスライン170を説明する。
機器端末機バスライン170は、機器端末機110を構成する装置間のデーターの転送を仲介する機能を有し、公知のバスラインが用いられる。
【0061】
次に機器端末機テーブルTATを説明する。
図8(B)に示すように本実施例1において、機器端末機110の機器端末機識別情報記憶装置164には機器端末機テーブルTATが記憶され、端末機識別情報TIDとして、例えば、A-101-001、決済GWサーバー識別情報SGIとして、決済GWサーバー118のURLである「http/www.asahigw.com」、加盟店識別情報MIDとして、例えば「1111111111」、サービス名情報SNIとして△△ゲーム、料金情報CHIとして、例えば100円を意味する100、稼働可否情報AVIとして、例えばゲーム許可情報POIを意味する「1」、電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバー識別情報SID)としてURLである「http/www.asahisv.com」が記録される。
【0062】
次に、機器端末機110における作用を
図9に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップES1において、稼働可否情報出力装置142からの稼働可否情報AVIがゲームを提供可能な状態、換言すれば、ゲーム許可状態にあるか判断し、可能である場合ステップES2へ進み、可能でない場合ステップES1をループする。換言すれば、稼働可否情報AVIが「1」である場合、ゲームの提供が可能であるからステップES2へ進み、「0」である場合ステップES1をループする。
ステップES2において、機器端末機表示装置156に金額選択釦152を表示し、ステップES3へ進む。具体的には、
図10に示すように、100円選択釦1521、及び500円選択釦1525の表示と共に、案内部GUIDEに利用者に対する伝達事項として、「支払金額を選択して下さい」等の選択を促す案内が表示される。表示された100円選択釦1521、又は500円選択釦1525の何れかを選択(タップ)することにより、料金情報CHIが決定される。金額が一種類である場合、単に表示のみとし、金額選択釦152のタップによって、料金情報CHIを100円に設定する。
ステップES3において、100円選択釦1521、又は500円選択釦1525の何れかが享受者によってタップ(選択)されたか判別し、判別された場合、ステップES4へ進み、判別されない場合ステップES3をループする。換言すれば、金額選択釦152がタップされることにより、料金情報CHIが決定される。よって、ステップES3は、取引待機状態TWMであり、金額選択釦152をタップすることは、取引要求操作TROである。
ステップES4において、機器端末機記憶装置162に選択された金額を料金情報CHIとして記録すると共に撮像装置150を撮像待機状態にすると共に、案内部GUIDEに二次元コードTDCを翳すことを促す案内を表示した後、ステップES5へ進む。撮像装置150が撮像待機状態になった場合において、QRコードQRCの検知に基づいて自動的に焦点を合わせた後、撮像する。
ステップES5において、享受者端末機表示装置176のQRコードQRCが検知されたか判別し、検知された場合ステップES6へ進み、検知されない場合ステップES7へ進む。したがって、ステップES4とES5は、撮像待機状態PWMを構成する。撮像待機状態PWMにおいて、選択した金額選択釦152を点滅させるなど、待機状態であることを積極的に表示することが好ましい。
ステップES7において、撮像装置150が撮像可能状態になってから所定時間、例えば60秒経過したか判別し、経過しない場合ステップES5へ戻り、経過した場合ステップES8へ進む。換言すれば、ステップES5とES7によって、タイムアウト管理を行っている。
ステップES7において、所定時間を経過したと判別した場合、ステップES8へ進む。
ステップES8において、機器端末機表示装置156にタイムアウトである旨の表示を行って処理を終了する。
一方、撮像装置150にQRコードQRCが翳された場合、ステップES6において撮像装置150によってQRコードQRCを撮像し、ステップES9へ進む。
ステップES9において、機器端末機表示装置156に「処理中」である旨の表示をしてステップES10へ進む。
ステップES10において、撮像装置150によって撮像したQRコードQRCをコード変換装置159によって演算装置によって演算可能な情報に変換し、ステップES11へ進む。
ステップES11において、QRコードQRCから変換したQRコードQRCに関連する情報を店舗サーバー114へ送信した後、ステップES12へ送信する。
ステップES12において、店舗サーバー114からの課金命令情報CHOが存在するか判別し、判別した場合ステップES13へ進み、判別しない場合、ステップES12をループする。
ステップES13において、ゲーム機制御装置133へ擬似課金信号FCSを出力し、ステップES14へ進む。
ステップES14において、ゲーム機制御装置133から出力された課金結果信号CRSたる稼働中信号RNSを判別した場合、ステップES15へ進み、判別しない場合、ステップES14をループする。なお、稼働中信号RNSは、本実施例1においては、ゲーム機106のゲーム機能の起動に関連する信号であるが、実際にゲーム機が作動中に出力する信号を利用してもよい。また、ゲーム機能の起動に関連する信号であるので、ゲームが起動されない場合であっても、享受者の操作によってゲームをスタートさせることが出来る信号であっても良い。
ステップES15において、課金結果情報CEIを機器端末機記憶装置162に記録した後、ステップES16へ進む。
ステップES16において、課金結果情報CEIを店舗サーバー114へ送信し、処理を終了する。
【0063】
次に店舗サーバー114を主に
図11を参照しつつ説明する。
店舗サーバー114は、機器端末機110においてQRコードQRCを撮像した後、演算可能な情報に変換されて送信された決済処理要求情報SRIを受信した場合、所定の規則に基づいて取引番号TNOを生成して当該取引番号TNOと共に店舗決済要求情報ORIを決済GWサーバー118へ送信し、決済GWサーバー118から決済結果情報SEIを受信した場合、店舗テーブルSSTに記録すると共に、該当する機器端末機110へ課金命令情報CHOを出力し、及び取引番号TNOの生成から所定時間内に決済GWサーバー118から決済結果情報SEIを受信しない場合には当該決済処理要求情報SRIに基づく取引要求を無効にする機能を有する。さらに、店舗サーバー114が管理する多数のゲーム機1061~106nの識別情報、換言すれば、機器端末機識別情報TIDの登録、削除、又は修正を行う機能を有する。
本実施例1において、店舗サーバー114は、少なくとも、取引番号生成装置218、店舗演算装置222、店舗記憶装置224、店舗表示装置226、店舗通信装置228、店舗入力装置232、店舗時計装置234、店舗タイマー装置236、及び店舗バスライン238を含んでいる。なお、店舗サーバー114は、一店舗に対し一台が原則であるが、ゲーム機106の台数が多い大規模な店舗の場合、店舗サーバー114を複数にすることができ、各店舗のゲーム機106の台数が少ない場合、複数の店舗を一台の店舗サーバー114で管理することができる。
【0064】
次に取引番号生成装置218を説明する。
取引番号生成装置218は、金額選択釦152のタップによって機器端末機110から出力された決済処理要求情報SRIを受信した場合、取引番号TNOを所定の規則に基づいて発生させる機能を有し、プログラムによって構成されている。この取引番号TNOは、単独、又は店舗サーバー識別情報OID、料金情報CHI等の他の決済処理要求情報SRIと共に、店舗決済要求情報ORIとして決済GWサーバー118へ送信される。取引番号TNOは、数字のみの組み合わせ、数字と文字の組み合わせ、及び文字のみの組み合わせ、若しくは記号のみの組み合わせ等を採用することができる。本実施例1における取引番号TNOは、
図12の店舗テーブルSSTに示すように、年月日、時刻、及び機器端末機識別情報TIDが組み合わされているが、適宜に構成することができる。
【0065】
次に店舗演算装置222を説明する。
店舗演算装置222は、演算装置、ROM、RAM等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ店舗サーバー114を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
【0066】
次に店舗記憶装置224を説明する。
店舗記憶装置224は、機器端末機110、及び決済GWサーバー118と通信しつつ処理する過程において、必要な情報を記憶する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。店舗記憶装置224には後述の店舗テーブルSSTが記憶される。店舗テーブルSSTには、少なくとも、取引番号TNOに紐付けてシリアルNo、機器端末機識別情報TID、電子決済ブランド識別情報SBI、決済GWサーバー識別情報GID、料金情報CHI、取引番号生成時刻TGT、ワンタイムトークン1TT、課金命令情報CHO、決済結果情報SEI、及び課金結果情報CEIその他の必要情報が記録(記憶)される。店舗テーブルSSTには、機器端末機110、及び決済GWサーバー118から情報を受信する毎に、該当する取引番号TNOに紐付けて受信した各種情報が記録される。決済GWサーバー識別情報GIDは、決済GWサーバー118を特定するための情報であり、例えば、URLである。さらに、店舗記憶装置224には、後述する機器端末機管理テーブルTCTが記憶される。
【0067】
次に店舗表示装置226を説明する。
店舗表示装置226は、操作者とのインターフェース機能を有し、公知の表示装置(ディスプレイ)が用いられる。
【0068】
次に店舗通信装置228を説明する。
店舗通信装置228は、機器端末機110とはLAN111、及び決済GWサーバー118との間ではインターネット116を介して通信によって各種情報を伝達する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。なお、決済GWサーバー118との通信はインターネット116に限らない。
【0069】
次に店舗入力装置232を説明する。
店舗入力装置232は、店舗サーバー114において必要な情報を入力する機能を有し、公知のキーボードが用いられる。
【0070】
次に店舗入力装置232を用いて行う機器端末機管理テーブルTCTの管理について主に
図4を参照しつつ説明する。
まず、機器端末機管理テーブルTCTを説明する。機器端末機管理テーブルTCTは、ゲーム機106と機器端末機110を関係付ける機能を有する。換言すれば、ゲーム機106たる自動機識別情報AIDと機器端末機識別情報TIDとを関係づける機能を有する。さらに、ゲーム機106に装置される貨幣識別装置136とも直接的又は間接的に関係づけられることになる。ゲーム機106と機器端末機110とを関係づけることにより、ゲーム機106における機器端末機110を用いた売上を算出する場合等に活用することができる。機器端末機管理テーブルTCTは、
図4(D)に示すように、ゲーム機識別情報たる自動機識別情報AIDに関連付けて、機器端末機識別情報TIDが登録される。すなわち、ゲーム機106と機器端末機110が一対一の関係の場合、自動機識別情報AIDに対し一つの機器端末機識別情報TIDが記録され、一対二の関係の場合、一の自動機識別情報AIDに対し二の機器端末機識別情報TIDが記録され、一対三の関係場合一の自動機識別情報AIDに対し三つの機器端末機識別情報TIDが記録される。
さらに、機器端末機管理テーブルTCTには、自動機識別情報AID及び機器端末機識別情報TIDに関連付けて加盟店名及びサービス名等を記録することが好ましい。
【0071】
次に自動機識別情報AID及び機器端末機識別情報TIDの登録(記録)方法について
図5を参照しつつ説明する。登録プログラムは、店舗記憶装置224に記録されている。
登録プログラムを起動させると、まずステップRS1において、店舗表示装置226に同図(B)に示すメニュー画面MNSが表示され、新規登録釦282、及び修正釦284が表示され、ステップRS2へ進む。
ステップRS2において、新規登録釦282が押された場合、ステップRS3へ進み、修正釦284が押された場合、ステップRS4へ進む。
ステップRS3において、同図(C)に示す新規登録画面NRSが表示され、自動機識別情報AIDのAID入力欄286、及び機器端末機識別情報TIDのTID入力欄288、及び登録釦292が表示され、ステップRS5へ進む。
ステップRS5において、AID入力欄286及びTID入力欄288に店舗入力装置232を用いて必要な情報が入力され、登録釦292が押されたことを判別した場合、ステップRS6へ進み、当該新規登録情報を機器端末機管理テーブルTCTへ記録し、処理を終了する。前述したように、加盟店名及びサービス名等の入力欄を設け、これらをも記録できるようにすることが好ましい。
記録済み情報を修正する場合、ステップRS4において同図(D)に示す修正画面RVSが表示され、対象とする自動機識別情報AIDの修正AID入力欄294、検索釦296、機器端末機識別情報TIDの修正TID入力欄298、及び修正登録釦300が表示され、ステップRS7へ進む。
ステップRS7において、修正AID入力欄294における入力及び検索釦296の押動を判別した場合、ステップRS8へ進む。
ステップRS8において、修正AID入力欄294における自動機識別情報AIDに対応する記録情報が検索されて修正AID入力欄294、及び修正TID入力欄298に表示され、ステップRS9へ進む。表示された修正画面RVSにおいて、自動機識別情報AID、又は機器端末機識別情報TIDを修正する。
ステップRS9において、修正登録釦300が押されたことを判別した場合、ステップRS6へ進み、前述のように、機器端末機管理テーブルTCTへ記録し、処理を終了する。また、登録済み情報の削除も可能である。更に、修正画面RVSにおいても、加盟店名、及びサービス名等の欄を設け、これらをも修正できるようにすることが好ましい。
以上説明したように、店舗サーバー114において、機器端末機管理テーブルTCT等の登録、又は修正が可能である。
【0072】
次に店舗時計装置234を説明する。
店舗時計装置234は、店舗サーバー114において用いる日時情報DTIを出力する機能し、公知の時計装置が用いられる。
【0073】
次に店舗タイマー装置236を説明する。
店舗タイマー装置236は、機器端末機110から決済処理要求情報SRIを受けて取引番号TNOを生成した後に計時を開始し、当該計時時間が所定時間を経過するまでの間に、決済GWサーバー118から決済結果情報SEIを受信しなかった場合、タイムアウト情報TOIを出力する機能を有する。店舗サーバー114においては、タイムアウト情報TOIに基づいて、当該決済処理要求情報SRIに基づく処理を無効とし、その旨を取引番号TNOに対応づけて店舗テーブルSSTに記録する。本実施例1において、店舗タイマー装置236はソフトウエアによって構築され、取引番号TNOが生成された後、当該取引番号TNOに関連付けてタイムアウト管理が行われる。換言すれば、取引番号TNOが生成された後に計時を開始し、同一取引番号TNOに係る決済GWサーバー118からの決済結果情報SEIが予め定めたタイムアウト時間TOH内に受信した場合、決済結果情報SEIを有効とし、タイムアウト時間TOHを超過した場合、タイムアウト情報TOIが出力され、取引が中止されたものとして、当該取引番号TNOに係る処理を無効化する。この無効化によって、店舗サーバー114は、当該取引番号TNOに関する決済処理に基づいて、機器端末機110に対し課金命令情報CHOを送信することはない。
【0074】
次に店舗バスライン238を説明する。
店舗バスライン238は、店舗サーバー114を構成する装置間の通信を行う機能を有し、公知のバスラインである。
【0075】
次に店舗記憶装置224に記憶される店舗テーブルSSTを
図12を参照しつつ説明する。
店舗テーブルSSTは、生成された取引番号TNOに関連付けて各種情報を記録するためのテーブルであり、必須の情報及び任意の情報が記憶される。店舗テーブルSSTは、少なくとも取引番号TNOに関連付けられて、シリアルナンバーSNO、機器端末機識別情報TID、電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバー識別情報SID)、決済GWサーバー識別情報GID、料金情報CHI、取引番号生成時刻SGT、セキュリティ情報SCI(ワンタイムトークン1TT)、課金命令情報CHO、決済結果情報SEI、及び課金結果情報CEIが記録されるが、これに加え、機器端末機110における日時情報TDI、店舗サーバー識別情報OID、及び加盟店識別情報MID等を記録することができる。店舗サーバー識別情報OIDは、例えばURLである。
【0076】
次に、店舗サーバー114における作用を
図13に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップSS1において、取引要求操作TROに基づく決済処理要求情報SRIを受信したか判別し、決済処理要求情報SRIを受信した場合ステップSS2へ進み、受信しない場合はステップSS1をループする。
ステップSS2において、取引番号生成装置218において所定の規則に基づいて自動的に取引番号TNOを生成し、当該取引番号にTNOに関連付けて機器端末機110から送信された決済処理要求情報SRIを店舗テーブルSSTに記録した後、ステップSS3へ進む。
ステップSS3において、店舗タイマー装置236は取引番号TNOの生成に基づいて、当該取引番号TNOに関連付けてタイムアウト時間TOHの計時を開始した後、ステップSS4へ進む。換言すれば、取引番号TNOの生成に基づいて、タイムアウト時間TOHの管理が開始される。
ステップSS4において、取引番号TNOに関連付けて店舗決済要求情報ORI(少なくとも、取引番号TNO、及びワンタイムトークン1TTを含み、店舗サーバー識別情報OID、料金情報CHI、決済サーバー識別情報SID、機器端末機識別情報TID等を含めても良い。)を決済GWサーバー118へ送信した後、ステップSS5へ進む。
ステップSS5において、店舗サーバー114において予め設定されたタイムアウト時間TOHが経過したか判別する。換言すれば、タイムアウト情報TOIが出力されていない場合、ステップSS6へ進み、タイムアウト情報TOIが出力されている場合ステップSS7へ進む。
ステップSS6において、決済GWサーバー118から決済結果情報SEIを受信したか判別し、受信した場合ステップSS8へ進み、受信しない場合ステップSS5へ戻る。したがって、ステップSS5及びSS6が店舗タイマー装置236に相当すると共に、タイムアウト管理状態TMMと言える。
ステップSS7において、店舗テーブルSSTに取引番号TNOに関連付けて、タイムアウト時間TOH内に決済されなかった旨のタイムアウト情報TOIを記録すると共に、当該取引番号TNOに関する処理を中止するタイムアウト処理TOTを行って処理を終了する。
ステップSS8において、店舗テーブルSSTに取引番号TNOに関連付けて決済結果情報SEIを記録した後、ステップSS9へ進む。
ステップSS9において、機器端末機110へ課金命令情報CHOを出力し、ステップSS10へ進む。
ステップSS10において、決済GWサーバー118から課金結果情報CEIを受信したか判別し、受信した場合ステップSS12へ進み、受信しない場合ステップSS10をループする。
ステップSS11において、店舗テーブルSSTに課金結果情報CEIを記録した後、処理を終了する。
【0077】
次に決済GWサーバー118を主に
図14を参照しつつ説明する。
決済GWサーバー118は、店舗サーバー114から、店舗決済要求情報ORI(少なくとも、取引番号TNO及びワンタイムトークン1TTを含み、店舗サーバー識別情報OID等を含むことが出来る。)を受信した場合、当該取引番号TNO及び、少なくとも必要な情報、例えば、店舗サーバー識別情報OID、機器端末機識別情報TID等を取引番号TNOに関連付けて記録すると共に、決済サーバー124に対し、決済GW決済要求情報GRIを送信し、決済サーバー124から決済結果情報SEIを受信した場合、当該決済結果情報SEIを取引番号TNOに関連付けて記憶すると共に、店舗サーバー114へ送信する機能を有する。本実施例1において、決済GWサーバー118は、少なくとも、決済GW演算装置202、決済GW記憶装置204、決済GW表示装置206、決済GW通信装置208、決済GW入力装置212、決済GW時計装置214、及び決済GWバスライン216を含んでいる。
【0078】
次に決済GW演算装置202を説明する。
決済GW演算装置202は、演算装置、RAM、ROM等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ決済GWサーバー118を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
【0079】
次に決済GW記憶装置204を説明する。
決済GW記憶装置204は、店舗サーバー114、又は決済サーバー124と通信しつつ処理する過程において必要な情報を記憶する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。決済GW記憶装置204は、少なくとも、後述する決済GWテーブルSGTが記憶される。
【0080】
次に決済GW表示装置206を説明する。
決済GW表示装置206は、操作者とのインターフェース機能を有し、公知の表示装置(ディスプレイ)が用いられる。
【0081】
次に決済GW通信装置208を説明する。
決済GW通信装置208は、店舗サーバー114との間ではインターネット116を介して通信し、決済サーバー124との間では専用回線122を介して通信する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。
【0082】
次に決済GW入力装置212を説明する。
決済GW入力装置212は、決済GW演算装置202において必要な情報を入力する機能し、公知のキーボードが用いられる。
【0083】
次に決済GW時計装置214を説明する。
決済GW時計装置214は、決済GWサーバー118において用いる日時情報DTIを出力する機能し、公知の時計装置が用いられる。
【0084】
次に決済GWバスライン216を説明する。
決済GWバスライン216は、決済GWサーバー118を構成する装置間の通信を行う機能を有し、公知のバスラインである。
【0085】
次に決済GW記憶装置204に記憶される決済GWテーブルSGTを
図15を参照しつつ説明する。
図15に示す決済GWテーブルSGTは、店舗サーバー114、及び決済サーバー124との間で通信する過程において適宜に情報が記憶され、所定期間保存される。決済GWテーブルSGTは、取引番号TNOに紐付けられて、店舗サーバー114から送信された店舗決済要求情報ORIに含まれているシリアルNo.SNO、機器端末機識別情報TID、電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバー識別情報SID)、料金情報CHI、取引番号生成時刻SGT、店舗サーバー識別情報OID、ワンタイムトークン1TT、及び決済結果情報SEIその他必要な情報が記憶される。
【0086】
次に、決済GWサーバー118における作用を
図16に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップGS1において、店舗サーバー114からから店舗決済要求情報ORI、具体的には、少なくとも取引番号TNO、ワンタイムトークン1TT、本実施例1においては、さらに、店舗サーバー識別情報OID、電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバーSID)、料金情報CHI等を受信したか判別し、受信した場合ステップGS2へ進み、受信しない場合ステップGS1をループする。
ステップGS2において、決済GWテーブルSGTに、少なくとも、取引番号TNOに紐づけて、ワンタイムトークン1TT、店舗サーバー識別情報OID、機器端末機識別情報TID、料金情報CHI、及び決済サーバー識別情報SIDその他必要な情報を記録し、ステップGS3へ進む。
ステップGS3において、少なくとも、取引番号TNO、ワンタイムトークン1TT、本実施例1においては、さらに、機器端末機識別情報TID、決済GWサーバー識別情報SGI、料金情報CHIその他必要な取引情報を、店舗決済要求情報ORIに含まれる決済サーバー識別情報SIDによって特定される決済サーバー124へ送信した後、ステップGS4へ進む。
ステップGS4において、決済サーバー124から決済結果情報SEIを受信したか判別し、受信した場合ステップGS5へ進み、受信しない場合ステップGS4をループする。したがって、ステップGS4は決済結果待機状態といえる。
ステップGS5において、決済GWテーブルSGTにおける同一の取引番号TNOに紐付けて決済結果情報SEIを記録した後、ステップGS6へ進む。
ステップGS6において、決済結果情報SEIを同一の取引番号TNOに紐付けられている店舗サーバー識別情報OIDによって特定される店舗サーバー114へ送信して処理を終了する。決済結果情報SEIは、決済処理が完了した場合「Compleat」、決済処理が不調である場合「failure」、待機中である場合「Waiting」,決済結果情報SEIの受領前は「Not yet」等が記録される。
【0087】
次に決済サーバー124を主に
図17を参照しつつ説明する。
決済サーバー124は、決済GWサーバー118から決済処理要求情報としての決済GW決済要求情報GRI(少なくとも、取引番号TNO、ワンタイムトークン1TT、若しくは機器端末機識別情報TID、取引番号TNO、及び決済GWサーバー識別情報GID、又は料金情報CHI等)を受信した場合、所定の決済要件を満たすか判別し、当該享受者端末機126、及び決済GWサーバー118に対し決済結果情報SEIを出力する機能を有する。すなわち、決済要件を満たす場合、決済処理SETを実行して決済GWサーバー118に対し決済完了情報SFI、決済要件を満たさない場合、決済処理SETを実行することなく、決済不能情報SUIを決済要求を受けた決済GWサーバー118へ送信する。換言すれば、決済サーバー124は、電子決済ブランド130を構成する。したがって、決済サーバー124は、電子決済ブランド130毎に設置される。本実施例1において、ワンタイムトークン1TT(セキュリティ情報SCI)が、自己が送信したワンタイムトークン1TTであり、当該ワンタイムトークン1TTの送信から今回の受信までの時間的要件が所定の条件に当てはまる場合、正当権限に基づく決済要求であると認定し、所定の条件に当てはまらない場合、不当な決済要求であるとして処理すると共に、ワンタイムトークン1TTが所定の要件を満たさない場合も不当な決済要求であるとして処理する。ワンタイムトークン1TTは、例えば、クレジットカード番号、又は暗号鍵における秘密鍵であっても良い。したがって、ワンタイムトークン1TTは、セキュリティ情報SCIである。決済処理SETとは、享受者が電子決済ブランド130と契約する際に登録した、銀行口座等の支払元PYS(支払元情報PAI)から、サービス又は商品の提供事業者たるゲーム場運営事業者の銀行口座等の支払先PYE(支払先情報PEI)へ資金移動を行う処理であって、当該資金移動処理の完了によって決済処理SETが完了したと見なす。換言すれば、実際に資金が移動したことを問わず、電子決済において、資金移動に必要な処理が終了したことをいう。本実施例1において、決済サーバー124はコンピューターであり、少なくとも、決済サーバー演算装置242、決済サーバー記憶装置244、決済サーバー表示装置246、決済サーバー通信装置248、決済サーバー時計装置250、決済サーバー入力装置252、及び決済サーバーバスライン258を含んでいる。なお、決済サーバー124においても、セキュリティ情報SCIを決済GWサーバー118へ送信後、所定時間経過しても決済要求が行われない場合、タイムアウト処理を行うことが好ましい。換言すれば、タイムアウトである場合、決済サーバー124における同一取引番号TNOに関する処理を中断することが好ましい。
【0088】
次に決済サーバー演算装置242を説明する。
決済サーバー演算装置242は、演算装置、ROM、RAM等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ決済サーバー124を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
【0089】
次に決済サーバー記憶装置244を説明する。
決済サーバー記憶装置244は、決済GWサーバー118、及び享受者端末機126と通信しつつ処理する中で必要な情報を記憶する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。後述するように、決済サーバーテーブルSVT及び決済アプリテーブルSATが記録される。
【0090】
次に決済サーバーテーブルSVTを
図19を参照しつつ説明する。
決済サーバーテーブルSVTには、決済処理SETや、決済処理SETの検証に必要な情報が取引番号TNOに紐付けられて記録される。例えば、取引番号TNOに紐付けてワンタイムトークン1TT (セキュリティ情報SCI)、シリアルNo.SNO、機器端末機識別情報TID、電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバー識別情報SID)、料金情報CHI、取引番号生成時刻SGT、決済GWサーバー識別情報GID、店舗サーバー識別情報OID、享受者識別情報UID、享受者メールアドレスBMA、決済結果情報SEIが記録されるが、これらに限らない。
【0091】
次に決済サーバー表示装置246を説明する。
決済サーバー表示装置246は、操作者とのインターフェース機能を有し、公知の表示装置(ディスプレイ)が用いられる。
【0092】
次に決済サーバー通信装置248を説明する。
決済サーバー通信装置248は、決済GWサーバー118との間で決済GW決済要求情報GRIを専用回線122を介して通信によって伝達すると共に、公衆無線通信回線128及び通信事業者サーバー129を介して享受者端末機126の間で通信によって情報を交換する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。
【0093】
次に決済サーバー時計装置250を説明する。
決済サーバー時計装置250は、決済サーバー124において用いる日時情報DTIを出力する機能を有し、公知の時計装置が用いられる。
【0094】
次に決済サーバー入力装置252を説明する。
決済サーバー入力装置252は、決済サーバー124において必要な情報を入力する機能を有し、公知のキーボードが用いられる。
【0095】
次にワンタイムトークン生成装置254を説明する。
ワンタイムトークン生成装置254は、インターネット通信等における通信における盗みとりや改ざんを防止するためのセキュリティ情報SCIを出力する機能を有する。セキュリティ情報SCIとは、第三者によって情報が盗み取られない、又は通信内容が理解できないようにするための情報であって、例えば、コード化情報、暗号化した場合の解読情報が知られているが、これらに限定されない。換言すれば、第三者が容易に決済サーバー124にアクセスできないように、若しくは通信を盗みとり、又は通信内容を把握できないようにするための情報の総称である。本実施例1において、ワンタイムトークン生成装置254は、ソフトウエアによって構成される。ワンタイムトークン1TTとは、所謂、使い捨てのパスワードであり、詳しくは、一定時間の間だけ有効なパスワード、又は一回使うとパスワードである。本実施例1において、ワンタイムトークン1TTとは、本人又は他人を問わず、1回のみ決済サーバー124との接続確立(アクセス)に利用できる情報であり、例えば、1回のみ利用可能なURLである。しかし、ワンタイムトークン1TTとして、クレジットカード番号等を用いることも出来る。
【0096】
次に決済アプリ提供装置256を説明する。
決済アプリ提供装置256は、享受者端末機126において決済に必要な決済アプリケーションソフトウエア(settlement application software)を提供する機能を有する。本実施例1において、享受者端末機126から決済アプリケーションソフトウエアSAS(以下「決済アプリSAP」という)のダウンロード要求があった場合、当該決済アプリSAPのソフトウエアを当該享受者端末機126へ送信すると共に、利用に必要な決済アプリログイン情報LGI等の情報を、決済アプリテーブルSATに記録する機能を有する。決済アプリテーブルSATは、決済サーバー記憶装置244に記録される。本実施例1において、決済アプリ提供装置256は、ソフトウエアによって構成される。
【0097】
次に決済サーバーバスライン258を説明する。
決済サーバーバスライン258は、決済サーバー124を構成する装置間の通信を行う機能を有し、公知のバスラインである。
【0098】
次に決済アプリテーブルSATを
図20(B)を参照しつつ説明する。
決済アプリテーブルSATには、少なくとも、享受者識別情報UID、及び決済アプリログイン情報LGIたる享受者メールアドレスBMA、決済アプリログインパスワードBPW、及び支払元情報PAIが記憶される。本実施例1において、支払元情報PAIは、銀行口座等の金融機関口座情報BAIである。しかし、支払元情報PAIは、クレジットカード番号、デビットカード番号等、公知の料金の支払いが可能なシステムにおける支払元情報PAI、又は支払元情報PAIに辿り着ける関連情報を用いることができる。よって、支払元情報PAIの記録は、紐付けて特定できる場合、決済サーバー124に限らず設定することができる。
【0099】
次に決済サーバー124の作用を
図18のフローチャートを参照しつつ説明する。決済サーバー記憶装置244には、一回当たりの決済上限金額が予め設定されている。ゲーム機106の場合、当該金額は、例えば800円である。
ステップPS1において、享受者端末機126から決済許可要求情報SARが送信されたか判別し、決済許可要求情報SARを判別した場合、ステップPS2へ進み、判別しない場合ステップPS1をループする。したがって、ステップPS1は、決済許可要求待受状態AWMと言える。
ステップPS2において、決済許可要求情報SARが正当権限に基づく許可要求であるか判別し、正当権限を有する場合ステップPS3へ進み、正当権限を有しない場合ステップPS4へ進む。正当権限を有するか否かは、決済アプリログイン情報LGIが正しければ正当権限を有すると見做すことが出来る。換言すれば、享受者メールアドレスBMA、決済アプリログインパスワードBPWが正しければ正当権限を有すると判断することができる。
ステップPS3において、ワンタイムトークン生成装置254はワンタイムトークン1TTを生成した後、ステップPS5へ進む。
ステップPS4において、正当権限を有しないので、不当要求処理UDTを実行する。不当要求処理UDTは、例えば、不当要求情報UDIを決済許可要求情報SARを送信してきた享受者端末機126へ送信する。不当要求情報UDIとしては、「ログイン情報が間違っています」等のメッセージである。
ステップPS5において、ワンタイムトークン1TTを、決済許可要求情報SARを受けた享受者端末機126へ送信した後、ステップPS6へ進む。
ステップPS6において、決済GWサーバー118から、決済GW決済処理要求情報GRIを受信したか判別し、受信した場合ステップPS7へ進み、受信しない場合ステップPS6をループする。したがって、ステップPS6は、決済要求待受状態SWMといえる。
ステップPS7において、ワンタイムトークン1TTが正当権限を有するか判別し、正当権限を有する場合、ステップPS8へ進み、正当権限を有しない場合、ステップPS9へ進む。正当権限とは、ワンタイムトークン1TTが発行されてからの有効時間内での受信であれば有効とする。ワンタイムトークン1TTが暗号鍵の秘密鍵である場合には、当該秘密鍵が合致することをいう。
ステップPS8において、受信した決済GW決済要求情報GRIに係る情報を決済サーバーテーブルSVTに記録した後、決済処理SETを実行し、及び決済結果情報SEIを要求を受けた享受者端末機126へ送信し、ステップPS10へ進む。本実施例1において、決済処理SETは、例えば、支払先情報PEIに関連する決済GWサーバー識別情報GIDに基づいて支払先PYEを特定し、ログイン情報(享受者メールアドレスBMA、決済アプリログインパスワードBPW等)に基づいて決済アプリテーブルSATにおける支払元情報PAIである金融機関口座情報BAIを特定し、料金情報CHIに基づく金額の資金移動処理を行う処理であり、実際に資金が移動されたか否かは問わない。ステップPS8における決済結果情報SEIは、決済完了情報TCIである。
ステップPS9において、決済中止処理SCT、及び決済結果情報SEIを送信してステップPS10へ進む。決済中止処理SCTとは、決済処理SETを終了することであり、結果として決済処理SETは行われない。本ステップPS9における決済結果情報SEIは、未決済情報USIである。
ステップPS10において、決済結果情報SEI(決済完了情報TCI又は未決済情報USI)を決済アプリテーブルSATに登録されている享受者メールアドレスMADに紐付けて電子メールによって、享受者端末機126に送信した後、ステップPS11へ進む。
ステップPS11において、決済結果情報SEI(決済完了情報TCI又は未決済情報USI)を決済GW決済要求情報GRIに含まれている決済GWサーバー識別情報GIDによって特定される決済GWサーバー118へ送信した後、処理を終了する。
【0100】
次に決済サーバー124において、決済アプリSAPのダウンロード要求があった場合の作用を
図20に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
決済アプリ提供装置256は、ステップAPS1において、享受者端末機126からダウンロード要求情報DLRがあるか判別し、ダウンロード要求情報DLRを判別した場合、ステップAPS2へ進み、判別しない場合ステップAPS1をループする。
ステップAPS2において、電子決済ブランド130を利用するに必要な、享受者識別情報UIDの入力を求め、ステップAPS3へ進む。享受者識別情報UIDは、例えば、享受者端末機126に割り当てられている電話番号であるがこれに限らない。
ステップAPS3において、享受者識別情報UIDの受信を判別した場合、ステップAPS4へ進み、判別しない場合ステップAPS3をループする。
ステップAPS4において、決済アプリログイン識別情報PIDを要求し、ステップAPS5へ進む。決済アプリログイン識別情報PIDは、例えば、電子メールアドレスであるがこれに限らない。
ステップAPS5において、決済アプリログイン識別情報PIDを判別した場合、ステップAPS6へ進み、判別しない場合ステップAPS5をループする。
ステップAPS6において、決済アプリログインパスワードBPWを要求し、ステップAPS7へ進む。決済アプリログインパスワードBPWは、例えば、任意に設定されるパスワードである。
ステップAPS7において、決済アプリログインパスワードBPWを受信した場合、ステップAPS8へ進み、受信しない場合ステップAPS7をループする。
ステップAPS8において、決済口座情報SPIの入力を求め、ステップAPS9へ進む。決済口座情報SPIは、例えば、金融機関口座情報BAIであるがこれに限らない。
ステップAPS9において、決済口座情報SPIが入力されたことを判別した場合、ステップAPS10へ進む。
ステップAPS10において、これら情報を関連付けて決済アプリテーブルSATに記録し、処理を終了する。なお、決済アプリSAPのダウンロード方法は、前述の方法に限られず、ダウンロード要求DLAに続いて所定のパスワードが入力された場合に、ダウンロードを可能にする等、適宜のダウンロード方式を採用することができる。この場合、前述した情報は、別途記録することが必要である。
【0101】
次に享受者端末機126を主に
図21を参照しつつ説明する。
享受者端末機126は、取得した決済アプリSAPによって、通信事業者が提供する公衆無線通信回線128、及び通信事業者サーバー129を介して、電子決済ブランド130たる決済サーバー124へ決済処理要求情報SRIを送信すると共に、決済サーバー124から送信されたセキュリティ情報SCI(ワンタイムトークン1TT)を機器端末機110の端末表示装置108たる機器端末機表示装置156に二次元コード情報TDCとして表示する機能を有する。享受者端末機126は、携帯情報機器であり、所謂、スマートフォン、タブレット型コンピューター等が用いられ、本実施例1においてはスマートフォンが用いられる。享受者端末機126は、少なくとも、享受者端末機演算装置172、享受者端末機表示装置176、享受者端末機記憶装置178、享受者端末機通信装置182、享受者端末機入力装置186、コード化装置188、享受者端末機時計装置190、及び享受者端末機バスライン192を含んでいる。
【0102】
まず、享受者端末機演算装置172を説明する。
享受者端末機演算装置172は、演算装置、ROM、RAM等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ享受者端末機126を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
【0103】
次に享受者端末機表示装置176を説明する。
享受者端末機表示装置176は、享受者たる使用者とのインターフェース機能を有し、公知の表示装置(ディスプレイ)が用いられる。また、享受者端末機表示装置176の表面に透明のタッチパネル(図示せず)が配置されることにより、享受者端末機入力装置186を構成する。
【0104】
次に享受者端末機記憶装置178を説明する。
享受者端末機記憶装置178は、享受者端末機126において必要な情報を記憶する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。享受者端末機記憶装置178には享受者端末機テーブルRTTが記憶される。
図21(B)に示すように、享受者端末機テーブルRTTには、少なくとも、享受者識別情報UID、及び決済アプリログイン情報LGIたる決済アプリログイン識別情報PID(享受者メールアドレスBMA)、及び決済アプリログインパスワードAPWが記録される。記憶された決済アプリログイン情報LGIIを用いることにより、決済サーバー124にログインする際の操作が簡素化される。必要により、支払元情報PAIを記録し、セキュリティ情報SCIと共に、決済サーバー124へ送信することができる。
【0105】
次に享受者端末機通信装置182を説明する。
享受者端末機通信装置182は、決済サーバー124との間で決済処理要求情報SRI、領収メールSCM等を公衆無線通信回線128を介して通信によって送受信する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。
【0106】
次に決済アプリ記憶装置184を説明する。
決済アプリ記憶装置184は、決済処理を実行するための決済アプリSAPを、決済サーバー124からダウンロードしてインストールされたプログラムを記憶する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。一つの享受者端末機126に対して複数の決済アプリSAPをインストールすることができ、用途に合わせて選択的に使用することができる。また、決済アプリ記憶装置184には、セキュリティ情報SCI、セキュリティ情報SCIを決済サーバー124へ送信した日時情報DTI、決済サーバー識別情報SID、及び領収メールSCM等が記憶される。これらの決済要求に関する履歴情報は、決済に関するトラブルが発生した場合、読み出すことにより履歴情報として用いることができる。
【0107】
次に享受者端末機入力装置186を説明する。
享受者端末機入力装置186は、決済アプリSAPのダウンロードやログインに等に必要な情報を入力する機能を有する。本実施例1においては、享受者端末機表示装置176に重ねて配置されたタッチパネル(図示しない)により構成された、公知の入力装置である。享受者端末機入力装置186は、文字種を切り替えることにより、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットの大文字、小文字、数字、及び記号を入力することができる。
【0108】
次にコード化装置188を説明する。
コード化装置188は、決済許可情報SAIたる、少なくとも、決済サーバー124から受信したワンタイムトークン1TT(セキュリティ情報SCI)をコード化し、決済要求コードSDCとして出力する機能、具体的には二次元コードTDCたるQRコードQRCに変換し、出力する機能を有し、公知のプログラムによって構成されたQRコード変換装置が用いられる。コード化とは、文字又は数字をコンピューター処理で取り扱い易くするため、これらを記号で表現できるよう体系化することであり、本実施例1においては、二次元コードTDC、例えば、QRコードQRCによって表される。しかし、一次元バーコード等他のコード化手段であってもよい。したがって、本実施例1において、決済要求コードSDCとは、QRコードQRCである。
決済要求コードSDCたる二次元コードTDCに変換する情報は、少なくとも決済許可情報SDI(ワンタイムトークン1TT)である。決済要求コードSDCには、享受者端末機126に記録されている享受者識別情報UID、支払元情報PAI等を含ませることもできる。
支払元情報PAIは、支払先PYEを直接的又は間接的に特定できる情報であり、直接的な支払先情報PEIとしては、金融機関等における口座情報であり、間接的な支払先情報PEIとしては、金融機関等における口座が記録されている決済GWサーバー118等の識別情報である。その意味において、取引番号TNOも間接的な支払先情報PEIとして用いることもできる。したがって、また、QRコードQRCには、電子決済に必要なその他の情報、例えば、決済サーバー識別情報SID等を含めることができる。QRコードQRCは、前述したように、二次元コードTDCの一種であるので、他の公知の二次元コードTDC、または将来出現するコードに置き換えることができる。
【0109】
次に享受者端末機時計装置190を説明する。
享受者端末機時計装置190は、享受者端末機126において用いる日時情報DTIを出力する機能を有し、公知の時計装置が用いられる。
【0110】
次に享受者端末機バスライン192を説明する。
享受者端末機バスライン192は、享受者端末機126を構成する装置間のデーターの転送を仲介する機能を有し、公知のバスラインが用いられる。
【0111】
本実施例1において、享受者端末機126には予め決済アプリSAPを決済サーバー124からダウンロードし、インストールしておく。インストールする場合、享受者端末機入力装置186を用いて必要な情報を入力する。必要な情報としては、例えば、
図20(B)に示す、享受者識別情報UIDたる携帯電話番号MTN、決済アプリログイン識別情報PIDたる享受者メールアドレスBMA、決済アプリログインパスワードAPWたる決済アプリログインパスワードBPW、支払元情報PAIを特定するための金融機関口座情報BAIを予め決済サーバー124の決済サーバー記憶装置244、又は享受者端末機記憶装置178に登録(記録)しておく。なお、決済アプリログイン情報LGIは、享受者端末機126の享受者端末機記憶装置178に記憶させた場合、当該記憶内容をログインに利用することにより、決済アプリSAPを迅速に立ち上げることができる。ただし、享受者端末機126の起動時に生体認証を要求する等、高度の安全性が担保されている場合が好ましい。
【0112】
決済アプリSAPは、決済許可要求情報SARを決済サーバー124へ送信し、決済サーバー124から決済許可情報ASI(ワンタイムトークン1TT)を受信した場合、少なくとも決済許可情報ASIをコード化された決済要求コードSDCたるQRコードQRCに変換して二次元コードTDCとして享受者端末機表示装置176に表示し、決済サーバー124から決済結果情報SEIを受信した場合、当該決済結果情報SEIを享受者端末機表示装置176に表示する機能を有する。具体的には、本実施例1において、決済要求コードSDCは、ワンタイムトークン1TTであり、当該ワンタイムトークン1TTが正当権限を有するか電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバー識別情報SID)によって特定される決済サーバー124において正当権限を有するか判別される。
決済アプリSAPを起動する場合、享受者端末機表示装置176に表示された当該決済アプリSAPのアイコンをタップする。本実施例1においては、
図23(A)に示すように、第一決済アプリSAP1、第二決済アプリASP2、及び第三決済アプリSAP3が表示されるので、今回の決済に適当なアイコンをタップする。決済アプリSAPは、決済ブランド毎異なるが、処理手順は同一であるので、以降の説明においては、総称して決済アプリSAPとして説明する。決済アプリSAPのタップにより、当該決済アプリSAPが起動し、決済アプリログイン情報LGIとして、享受者端末機126の享受者端末機記憶装置178に記憶されている享受者メールアドレスBMA、及び決済アプリログインパスワードBPWが、決済サーバー124へ送信される。これにより、
図23(B)に示すように、決済サーバー124から決済許可情報GAI等が送信されるまで、享受者端末機表示装置176には「決済許可要求中」等の処理待ち中である旨の処理待ち表示WATがなされる。決済サーバー124において、それらが予め決済サーバー記憶装置244に記憶(登録)された情報と一致する場合、決済許可情報SAI(ワンタイムトークン1TT)が享受者端末機126へ送信される。決済許可情報SAIを受信した享受者端末機126は、コード化装置188において、所定の規則に基づいて当該決済許可情報SAIを二次元コードTDCに変換した後、当該二次元コードTDCたるQRコードQRCを、同図(C)に示すように、享受者端末機表示装置176に表示する。決済アプリログイン情報LGI等は、手入力によって行うこともできる。享受者は、享受者端末機表示装置176に表示されたQRコードQRCを機器端末機110の撮像装置150に翳すことで当該QRコードQRCは、自動的に画像情報として撮像装置150によって撮像される。
決済完了情報SFIが送信された場合、享受者端末機表示装置176には、同図(D)に示すように、支払完了表示TCI、加盟店名MNA、料金情報CHI、及び、決済年月日、取引番号TNO、等が表示される。しかし、少なくとも、料金情報CHIが表示されれば良い。さらに、端末機識別情報TID、サービス名SNI、及びその他の必要な情報、例えば、今回の決済で取得できるポイントを表示されればなおさら良い。決済結果情報SEIとして、未決済情報USIが送信された場合、未決済である旨の表示が享受者端末機表示装置176に表示される。なお、加盟店名MNAは、加盟店識別情報MIDから取得することができる。
【0113】
次に、享受者端末機126における作用を
図22に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップBS1において、決済アプリSAPがタップされて選択されたか判別し、タップされた場合ステップBS2へ進む。
ステップBS2において、決済アプリSAPが起動され、決済サーバー124へログイン処理がなされる。本実施例1においては、自動的に決済アプリログイン情報LGIである享受者メールアドレスBMA、及び享受者パスワードEPWが送信されてログインがなされ、ステップBS4へ進む。前述したように、決済サーバー124において、このログインは決済許可要求情報SARとして判別するので、当該享受者端末機126へワンタイムトークン1TTを送信する。
ステップBS4において、決済サーバー124から決済許可情報SAIが出力されているか判別し、決済許可要求情報SARたるワンタイムトークン1TTを判別した場合ステップBS5へ進み、決済不許可情報UAIである場合、ステップBS6へ進む。
ステップBS5において、当該ワンタイムトークン1TTが二次元コードTDCたるQRコードQRCへ変換され、享受者端末機表示装置176にQRコードQRCが表示された後、ステップBS7へ進む。
ステップBS6において、享受者端末機表示装置176に決済処理SETを拒否された旨の表示を行った後、処理を終了する。
ステップBS7において、決済サーバー124から決済結果情報SEIたる領収メールSCM、又は決済不能メールNSMを受信したか判別し、領収メールSCMの場合はステップBS8へ進み、決済不能メールNSMである場合ステップBS9へ進む。なお、メールを所定時間、決済サーバー124から受信しない場合、オーバータイムとしてエラー処理をして終了することが好ましい。
ステップBS8において、例えば、
図23(D)に示すように、享受者端末機表示装置176に支払完了表示(領収メールSC)を行って、処理を終了する。
ステップBS9において、享受者端末機表示装置176に支払未了表示(決済不能メールNSM)を行い、処理を終了する。
なお、
図22(B)に示すように、ステップBS8からステップBS8aへ進み、同図(C)に示すように、享受者端末機表示装置176に決済完了画面SCSを表示した後、ステップBS8bへ進む。決済完了画面SCSには、決済完了情報欄290が表示され、当該決済完了情報欄290には、「決済完了」等の決済が行われた旨の表示、料金情報CHI、及び加盟店名MNI等の支払対象者を表示することが好ましい。また、決済完了情報欄290の下方に、スクリーンショット釦302、及びSSキャンセル釦304が表示される。
ステップBS8bにおいて、スクリーンショット釦302がタップされたか判別し、タップされた場合ステップBS8Cへ進み、タップされない場合、ステップBS8bをループする。
ステップBS8bにおいて、決済完了画面SCSのコピーが作成され、享受者端末機記憶装置178に記録され、処理を終了する。このスクリーンショットの記録は、後日の決済に関するトラブルが発生した場合の証拠等に用いることが出来る。
【0114】
次に実施例1の自動サービス機器の電子決済システムの作用を
図24のフローチャートをも参照しつつ説明する。なお、享受者端末機126には決済アプリSAPがダウンロードされ、決済アプリログイン情報LGIが予め記憶されると共に、電子決済ブランド130たる決済サーバー124にも必要な情報が記録されているものとする。例えば、上限額を設定する場合には、一回の決済において決済可能な上限額、本実施例1においては800円が設定され、ワンタイムトークン1TTとしてクレジットカード番号が利用される場合には、当該享受者に関するクレジットカード番号が、決済サーバー124の決済サーバー記憶装置244に予め記録されている。
まず、自動サービス機器102たるゲーム機106において、電源が投入され、ゲーム機制御装置133が作動を開始した場合、ステップAS1において、稼働可否情報出力装置142において、ゲーム機106が稼働可能か否かが判別され、稼働可能である場合、ステップAS2へ進み、稼働可否情報AVIとしてゲーム許可情報POIである「1」の許可情報を自動機識別情報AIDと共に機器端末機110へ出力し、稼働不能である場合、作働不能情報IPIである「0」の課金不許可信号を自動機識別情報AIDと共に機器端末機110へ出力する。
機器端末機110は、ステップES1において、自動サービス機器制御装置132たるゲーム機制御装置133からのゲーム許可情報POIの受信を判別した場合、ステップES2へ進む。ステップES2において、機器端末機記憶装置162における機器端末機テーブルTATに機器端末機識別情報TIDに関連付けて当該稼働可否情報AVIを記憶すると共に、機器端末機表示装置156に金額選択釦152である100円選択釦1521、及び500円選択釦1525、並びに「支払金額を選択して下さい」の案内部GUIDEを表示した後、ステップES3へ進み、金額選択釦152がタップされたかを判別する、取引待機状態TWMになる。
享受者がゲーム機106においてゲームのサービスを受けようとする場合、取引要求操作TROとして金額選択釦152をタップする。
換言すれば、ステップES3において、100円選択釦1521、又は500円選択釦1525の何れかが享受者によってタップ(選択)されたか判別した場合、ステップES4へ進み、撮像装置150が撮像待機状態PWMになると共に、
図10(B)に示すように、機器端末機表示装置156に「QRコードを読ませて下さい」の二次元コードTDCの撮像を促す案内部GUIDEを表示して、ステップES5へ進む。
ステップES5において、撮像装置150が二次元コードTDCたるQRコードQRCを検出可能な撮像待機状態PWMを所定時間継続する。所定時間内にQRコードQRCを検出しない場合、撮影待機状態PWMは解除され、取引待機状態TWMになる。
享受者は、自己の享受者端末機126を操作し、決済アプリSAPを起動する。
即ち、ステップBS1において、電子決済ブランド130(決済サーバー124)をタップし(電子決済ブランド130が複数存在する場合は、何れか一つを選択してタップする)、選択された決済アプリSAPが起動し、ステップBS3へ進む。
ステップBS3において、前述のように、メールアドレスMAD、及び決済アプリログインパスワードBPWを決済サーバー124へ送信し、自動的にログインする。換言すれば、メールアドレスMAD、及び決済アプリログインパスワードBPWは、決済許可要求情報SARである。
決済サーバー124におけるステップPS1において、享受者端末機126からの決済許可要求情報SARの受信を判別するとステップPS2へ進む。ステップPS2において、正当権限に基づく決済許可要求情報SARであるか判別し、正当権限に基づく要求である場合、ステップPS3へ進み、不当要求である場合ステップPS4へ進む。
ステップPS3において、ワンタイムトークン生成装置254がワンタイムトークン1TTを出力した後、ステップPS5において、決済許可要求情報SARを送信した享受者端末機126へ返信した後、ステップPS6へ進み、決済GWサーバー118からの決済要求待受状態SWMになる。出力されたワンタイムトークン1TTは、享受者端末機126の享受者端末器識別情報BID、決済アプリログイン情報LGIに関連付けられて決済サーバーテーブルSVTに記録される。
享受者端末機126は、ステップBS4において、決済サーバー124からの決済許可情報SAIとしてのワンタイムトークン1TTを受信したことを判別した後、ステップBS5へ進み、当該ワンタイムトークン1TTをコード化装置188によって、二次元コードTDCたるQRコードQRCに変換して享受者端末機表示装置176に表示した後、ステップBS7へ進み、決済サーバー124からの決済結果情報SEIの待ち受け状態になる。
享受者は、享受者端末機126の享受者端末機表示装置176を撮像装置150に翳す。
機器端末機110は、ステップES5でQRコードQRCを検知すると、ステップES6へ進み、当該QRコードQRCを撮像した後、ステップES9へ進む。
ステップES9において、機器端末機表示装置156に「処理中表示」を行った後、コード変換装置159において、QRコードQRCを演算可能な情報に変換した後、店舗サーバー114へワンタイムトークン1TTと共に、端末機識別情報TID、料金情報CHIを決済処理要求情報SRIとして店舗サーバー114へ送信した後、ステップES12へ進み、店舗サーバー114からの課金指令情報CHOの待ち受け状態になる。本実施例1において、決済処理要求情報SRIには、享受者とのトラブル発生時に活用することも考慮し、少なくとも、機器端末機識別情報TIDを含み、電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバー識別情報SID)、料金情報CHI、及び日時情報DTIが含まれることが好ましい。
店舗サーバー114は、決済処理要求情報SRIを受信したことをステップSS1で判別した場合、ステップSS2へ進み、取引番号TNOを所定の規則に基づいて生成した後、ステップSS3において、タイムアウトを判別するタイムアウト時間TOHの計時を開始した後、ステップSS4へ進む。ステップSS4において、少なくとも、取引番号TNO、ワンタイムトークン1TT、料金情報CHI、及び店舗サーバー識別情報OID等を含む店舗決済要求情報ORIを決済GWサーバー118へ送信し、ステップSS5へ進む。ステップSS5においてタイムアウト時間TOHになったか判別しタイムアウト時間TOHに満たない場合、ステップSS6へ進み、決済結果情報SEIを受信したか判別し、受信していない場合はステップSS5へ戻る。ステップSS5とSS6により、タイムアウト管理状態TMMに入る。
【0115】
決済GWサーバー118は、ステップGS1において、取引番号TNOを含む店舗決済要求情報ORIを判別した場合、ステップGS2へ進み、受信した取引番号TNO及び店舗決済要求情報ORIに含まれる電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバー識別情報SID)、料金情報CHI、ワンタイムトークン1TT、及び店舗サーバー識別情報OIDを取引番号TNOに関連付けて決済GWテーブルSGTに記録した後、ステップGS3へ進む。ステップGS3において、電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバー識別情報SID)によって特定される決済サーバー124へワンタイムトークン1TT、取引番号TNO、決済GW識別情報GID、店舗サーバー識別情報OID、機器端末機識別情報TID、料金情報CHI、及び日時情報DTIを含む決済GW決済要求情報GRIを送信した後、決済結果情報SEIの待受状態になる。
【0116】
決済サーバー124は、決済GW決済要求情報GRIの受信をステップPS6において判別した場合、ステップPS7へ進み、セキュリティ情報SCIたるワンタイムトークン1TTが正当であるか判別し、正当である場合ステップPS8へ進み、決済GW決済要求情報GRIに含まれる情報を、当該ワンタイムトークン1TTに関連付けて決済サーバーテーブルSVTに記録すると共に、決済処理SEIを実行した後、ステップPS10へ進む。決済処理SEIとは、前述したように、本実施例1においては、享受者が施設100を運営する事業者へ料金情報CHIに係る料金を移動させることである。よって、決済サーバー124の決済サーバーテーブルSVTには、電子決済ブランド識別情報SBI(決済サーバー識別情報SID)と共に、料金情報CHIが記録される。電子決済ブランド130には予め支払元PYSが記録され、及び料金情報CHIから資金移動する金額が特定できる。また、決済GW処理要求情報GRIに含まれている取引番号TNO及び決済GWサーバー識別情報GIDによって、支払先PYEが特定できる。例えば、当該決済GWサーバー識別情報GIDによって特定される決済GWテーブルSGTに支払先情報PEIを記録しておくことにより、支払先PYEが特定できる。これによって、支払元PYSの金融機関口座情報BAIによって特定される決済口座から、支払先PYEの支払先情報PEIによって特定される決済口座へ送金処理を行うことにより、決済処理SETを完了することができる。
決済サーバー124におけるステップPS10において、決済結果情報SEIをログインIDとして決済サーバーテーブルSVTに記録されている享受者メールアドレスBMAへ送信する。具体的には、決済処理SEIが完了した場合、決済が完了した旨の領収メールSCMを享受者端末機126へ送信し、不調である場合、決済できなかった旨の決済不能メールNSMを享受者端末機126へ送信する。なお、決済完了画面SCS、又は取引履歴記録機能を享受者端末機126に備えることにより、享受者メールアドレスBMAは省略することができる。
【0117】
享受者端末機126は、ステップBS7において決済サーバー124から受信した決済結果情報SEIを判別するとステップBS8へ進み、享受者端末機表示装置176に決済結果情報SEIを表示する。例えば、決済が完了した場合には、
図23(D)に示すように、「支払い完了」等の領収メールSCMのメッセージが表示され、不調である場合には、決済処理要求情報SRIと共に「決済できません」の決済不能メールNSMのメッセージが表示される。
【0118】
決済サーバー124は引き続いて、ステップPS11において、取引番号TNOに紐付けて記録されている決済GWサーバー識別情報GIDによって特定される決済GWサーバー118に対し、取引番号TNOに紐付けて決済結果情報SEIを送信する。
【0119】
決済GWサーバー118は、ステップGS4において決済サーバー124からの決済結果情報SEIの受信を判別すると、ステップGS5に進み、決済結果情報SEIを取引番号TNOに関連付けて決済GWテーブルSGTに記録した後、ステップGS6において、当該取引番号TNOに紐付けて店舗サーバー識別情報OIDによって特定される店舗サーバー114へ送信する。
【0120】
店舗サーバー114は、タイムアウト管理状態TMMにおけるステップSS6において決済結果情報SEIの受信を判別した場合、ステップSS8へ進み、店舗テーブルSSTにおける同一の取引番号TNOに関連付けて受信した決済結果情報SEIを記録した後、ステップSS9へ進み、関連付けられて記録されている機器端末機識別情報TIDによって特定される機器端末機110へ課金命令情報CHOを送信した後、ステップSS10へ進み、課金結果情報CEIの待受状態になる。
【0121】
機器端末機110は、ステップES12において課金命令情報CHOを判別すると、ステップES13へ進み、擬似課金信号FCSをゲーム機制御装置133に対し出力する。擬似課金信号FCSは、貨幣識別装置136から出力される課金信号CHSと同一の機能を発揮させる信号を意味し、本実施例1においては、所定の時間幅と電圧値を有するパルス信号である。
【0122】
ゲーム機制御装置133は、ステップAS6において機器端末機110からの擬似課金信号FCSを判別した場合、ステップAS5へ進み、稼働中信号RNSを機器端末機110へ出力した後、ステップAS7へ進み、ゲーム用ハードウエア134を作動させて所定のゲームを開始させ、又はゲーム開始待機状態にされる。
【0123】
機器端末機110は、ステップES14において稼働中信号RNSを判別した場合、ステップES15へ進み、取引番号TNOに紐付けて課金結果情報CEIを機器端末機記憶装置162に記憶した後、ステップES16へ進み、店舗サーバー114へ課金結果情報CEIを送信する。なお、ゲーム機制御装置133から所定時間の間に、稼働中信号RNSを受信しなかった場合、課金失敗情報を出力することが好ましい。
【0124】
店舗サーバー114は、課金結果情報CEIの待受状態であるステップSS10において、課金結果情報CEIを判別した場合、ステップSS11へ進む。
ステップSS11において、店舗テーブルSSTに、取引番号TNOに紐付けて課金結果情報CEIを記録して処理を終了する。
したがって、店舗テーブルSSTには、取引番号TNOに紐付けられて、少なくとも、機器端末機識別情報TID、決済サーバー識別情報SID、料金情報CHI、取引番号生成時刻SGT、ワンタイムトークン1TT、課金命令情報CHO、決済結果情報SEI(決済承認情報SAI又は稼働可否情報AVI)、及び課金結果情報CEIが記憶されているので、履歴を調査する場合に利便性が高い。
【0125】
次に新たにゲーム機106を設置した場合の処理を、
図4及び
図5を参照しつつ説明する。
まず、店舗入力装置232を操作してステップRS1に進み、店舗表示装置226に
図5(B)で示すメニュー画面MNSを表示し、新規登録釦282をクリックするとステップRS2に進み、同図(C)に示す新規登録画面NRSが表示される。新規登録画面NRSにおけるAID入力欄286に自動機識別情報AID、TID入力欄288に機器端末機識別情報TID、及びその他の入力欄に対応する情報を入力した後、登録釦292をクリックするとステップRS6へ進み、機器端末機テーブルTATに登録される。登録済みの自動機識別情報AID、機器端末機識別情報TID等を修正する場合、メニュー画面MNSにおいて修正釦284をクリックすることにより、ステップRS4へ進み、修正画面RVSが表示される。修正AID入力欄294に修正対象の自動機識別情報AIDを入力して検索釦296をクリックすることによりステップRS8へ進み、同図(D)に示すように修正対象に係る登録情報が表示されるので、修正が必要な情報を修正した後、修正登録釦300をクリックするとステップRS6へ進み、修正情報が機器端末機テーブルTATに記録される。
上記実施例1は、サービスの享受者が二次元コードを享受者端末機126に表示させて、店舗側の撮像装置150によって取得する顧客提示型の二次元コード決済の例であるが、本発明は、店舗側が二次元コードを提示する店舗提示型の決済にも適用することができる。店舗提示型決済の場合、機器端末機が決済可能状態にされた情報に基づいて店舗サーバー114が、取引番号TNOを生成した後、電子決済ブランド130(決済サーバー124)からの決済許可情報を受信した時点からタイムアウト管理状態TMMに入り、所定時間のタイムアウト時間TOHの間に電子決済ブランド130から決済結果情報SEIを受信しない場合、タイムアウト処理TOTを実行することが好ましい。
店舗提示型に本発明を適用した実施例2を説明する。
実施例2も実施例1と同様に、自動サービス機器制御装置132(ゲーム機制御装置133)、機器端末機110、店舗サーバー114、決済GWサーバー118、享受者端末機126、及び決済サーバー124を含む基本的構成は、実施例1と同様である。しかし、店舗提示型である実施例2の場合、機器端末機110の機器端末機表示装置156に表示された二次元コードTDCたるQRコードQRCを、享受者端末機126に装備された撮像装置150によって撮像し、演算処理可能な二次元コードTDCに関連する情報に変換する。したがって、実施例2の機器端末機110は、実施例1の機器端末機110に対し、コード変換装置159が享受者端末機126におけるコード化装置188に置き換えられ、享受者端末機126におけるコード化装置188がコード変換装置159に置き換えられる。また、機器端末機110において、金額選択釦152は一つで有り、100円であるものとする。さらに、享受者端末機126に撮像装置150が設けられている。
店舗サーバー114は、決済許可要求情報SARの受信を判別した場合、ステップSS21において取引番号TNOを生成した後、ステップSS22において当該取引番号TNOに関連付けて受信した機器端末機識別情報TID、ブランド情報BRIを店舗テーブルSSTに記録した後、少なくとも、取引番号TNO、店舗サーバー識別情報OID、ブランド情報BRIを店舗決済要求情報ORIとして決済GWサーバー118へ送信する。
決済GWサーバー118は、店舗決済要求情報ORIの受信を判別すると、ステップGS21において、少なくとも、取引番号TNOに関連付けて店舗サーバー識別情報OID、ブランド情報BRIを決済GWテーブルSGTに記録した後、少なくとも、取引番号TNO、決済GWサーバー識別情報GID、ブランド情報BRIを決済GW決済要求情報GRIとして電子決済ブランド130たる決済サーバー124へ送信する。
決済サーバー124は、決済GW決済要求情報GRIの受信を判別すると、ステップPS21において、処理要求の正当権限を有するか判別し、正当権限を有する場合、ステップPS22へ進みワンタイムトークン1TTを発行した後、ステップPS23において、少なくとも、ワンタイムトークン1TTに関連付けて取引番号TNO、決済GW識別情報SGI、及びワンタイムトークン1TTを決済サーバーテーブルSVTに記録した後、少なくともワンタイムトークン1TT及び取引番号を受信した決済GWサーバー識別情報GIDによって特定される決済GWサーバー118へ、決済許可情報SAIとして送信する。正当権限の有無は、例えば、機器端末機110から送信された送信されたブランド情報BRIによって判別される。
決済GWサーバー118は、ステップGS23において、ワンタイムトークン1TTを判別した場合、同一の取引番号TNOに関連付けて受信したワンタイムトークン1TTを決済GWテーブルSGTに記録した後、同一取引番号TNOに関連付けられて記録されている店舗サーバー識別情報OIDによって特定される店舗サーバー114へワンタイムトークン1TTを送信する。
店舗サーバー114において、ワンタイムトークン1TTの受信を判別した場合、ステップSS23において、店舗テーブルSSTにおける同一取引番号TNOに関連付けてワンタイムトークン1TTを記録した後、ステップSS24へ進み、当該取引番号TNOに関するタイムアウト時間TOHの計時を開始した後、同一の取引番号TNOに関連して記録されている機器端末機識別情報TIDによって特定される機器端末機110へ、少なくとも、ワンタイムトークン1TT及び取引番号TNOを送信する。これによって、店舗サーバー114は、取引番号TNO毎のタイムアウト管理状態TMMになる。
機器端末機110は、ワンタイムトークン1TT及び取引番号TNOの受信を判別した場合、ステップES23においてワンタイムトークン1TT、取引番号TNO、及び料金情報CHIをQRコードQRCに変換し、機器端末機表示装置156に表示する。機器端末機表示装置156におけるQRコードQRCの表示は、例えば30秒間とし、60秒経過後はステップES24へ進み、切磋医処理中の表示を行う。
一方、享受者は、ステップBS21において、自己の享受者端末機126を操作し、決済アプリSAPを立ち上げてステップBS2へ進み、決済アプリSAPへログインする。したがって、この時点で不正なログインは排除されることになる。
享受者端末機126はこのログインによって、享受者端末機126の撮像装置150が撮像待機状態TWMになる。
享受者は、自己の享受者端末機126の撮像装置150を操作し、享受者端末機126のステップBS23において、機器端末機表示装置156に表示されたQRコードQRCの画像を撮像し、ステップBS24へ進む。
ステップBS24において、享受者端末機126は、コード変換装置159によって、QRコードQRCを演算処理可能な関連する情報に変換し、ステップBS25へ進む。演算処理可能な関連する情報には、少なくとも、ワンタイムトークン1TT、取引番号TNO、及び料金情報CHIを含んでいる。
ステップBS25において、享受者端末機表示装置176に表示された支払釦(図示せず)がタップされることより、決済を承認したものとして、少なくとも、ワンタイムトークン1TT、取引番号TNO、及び料金情報CHIを決済要求情報SRIとして決済サーバー124へ送信する。
決済サーバー124は、決済要求情報SRIの受信を判別すると、ステップPS23において、送信されたワンタイムトークン1TTが正当権限を有するか判別し、正当権限を有する場合、ステップPS24へ進む。本実施例2において、正当権限は、受信したワンタイムトークン1TTが、決済サーバーテーブルSVTに記録されたワンタイムトークン1TTと一致する場合、正当権限があり、異なる場合、不当な処理要求であると判別する。
ステップPS24において決済処理SETを実行した後、決済結果情報SEIを決済要求情報SRIを送信された享受者端末機126へ取引番号TNOと共に送信する。
享受者端末機126は、ステップBS26において決済結果情報SEIの受信を判別すると、享受者端末機表示装置176に決済結果情報SEI(領収メールSCM又は決済不能メールNSM)を表示する。
さらに、決済サーバー124は、決済サーバーテーブルSVTに受信したワンタイムトークン1TTに関連付けて記録されている決済GWサーバー118へ、少なくとも取引番号TNOと共に決済結果情報SEIを送信する。
決済GWサーバー118は、ステップGS23において、決済GWテーブルSGTに記録されている同一の取引番号TNOに関連付けて決済結果情報SEIを記録した後、当該取引番号TNOに関連付けて記録されている店舗サーバー識別情報OIDによって特定される店舗サーバー114へ少なくとも取引番号TNOと共に決済結果情報SEIを送信する。
店舗サーバー114において、決済結果情報SEIの受信を判別した場合、ステップSS24において、同一の取引番号TNOに関連付けて受信した決済結果情報SEIを記録した後、ステップSS26において、同一の取引番号TNOに係るタイムアウト時間TOHが所定の時間を超えたか判別し、超えていない場合、ステップSS27へ進み、タイムアウト時間TOH内であることを店舗テーブルSSTに記録した後、店舗テーブルSSTに記録されている同一の取引番号TNOに関連付けて記録されている機器端末機識別情報TIDによって特定される機器端末機110に対し課金命令情報CHOを送信する。タイムアウト時間THOを超過した場合、タイムアウト処理TOTを実行し、タイムアウト情報TOIが店舗テーブルSSTに記録される。
ゲーム機制御装置133は、擬似課金信号FCSに基づいて、ステップAS22において課金処理を行った後、ステップAS23へ進む。即ち、擬似課金信号FCSに基づいて、ゲーム機106において、ゲームを実行することが可能になる。
ゲーム機制御装置133は、ステップAS23において、RUN信号を機器端末機110へ出力する。このRUN信号は課金結果信号CEIであり、機器端末機110は、課金結果信号CEIの受信に基づいて、ステップES26において、同一の取引番号TNOに関連付けて、受信した課金結果信号CEIを機器端末機テーブルTATに記録した後、取引番号TNOと共に店舗サーバー114へ送信する。
店舗サーバー114は、店舗テーブルSSTにおける同一の取引番号TNOに関連付けて受信した課金結果信号CEIを記録する。これらの記録によって、ゲーム場と享受者との間に取引上の争いが生じた場合であって、各段階の記録を照合することにより、事実を確認することができ、当該争いの解決に利用できる。