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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024024208
(43)【公開日】2024-02-22
(54)【発明の名称】駐車場概要又は道路概況提供システム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/14 20060101AFI20240215BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240215BHJP
【FI】
G08G1/14 A
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022126874
(22)【出願日】2022-08-09
(71)【出願人】
【識別番号】522318036
【氏名又は名称】角村 雅子
(74)【代理人】
【識別番号】100205523
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 浩也
(72)【発明者】
【氏名】角村 雅子
【テーマコード(参考)】
5H181
5L049
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181BB04
5H181CC04
5H181FF05
5H181FF22
5H181FF32
5H181KK01
5H181KK10
5L049CC13
(57)【要約】      (修正有)
【課題】実際の一般利用者が欲している駐車場そのもの形状や、駐車難易度に関しての駐車場の評価、概要又は道路概況等を表示するシステムを提供する。
【解決手段】個別駐車場データ、並びに個別駐車場データのメタデータを保有する駐車場データベースと、駐車場データベースを有する1つ又は複数の駐車場データサーバ20と、個別駐車場データ及び個別駐車場データのメタデータを入力するクライアントデバイス40とを備え、クライアントデバイスは、通信部で受信した個別駐車場データ及び個別駐車場データのメタデータを表示するディスプレイ部とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
個別駐車場データ、並びに個別駐車場データのメタデータを保有する駐車場データベースと、
前記駐車場データベースを有する1つ又は複数の駐車場データサーバと、
前記個別駐車場データ及び前記個別駐車場データのメタデータを入力するクライアントデバイスと
を備え、
前記クライアントデバイスは、
前記個別駐車場データ及び前記個別駐車場データのメタデータの送受信を行う通信部、
前記通信部で受信した前記個別駐車場データ及び前記個別駐車場データのメタデータを表示するディスプレイ部と、
を備える、
ことを特徴とする駐車場概要又は道路概況提供システム
【請求項2】
道路概況データ、並びに道路概況データのメタデータを保有する道路概況データベースと、
前記道路概況データベースを有する1つ又は複数の道路概況データサーバと、
前記道路概況データ及び前記道路概況データのメタデータを入力するクライアントデバイスと
を備え、
前記クライアントデバイスは、
前記道路概況データ及び前記道路概況データのメタデータの送受信を行う通信部、
前記通信部で受信した前記道路概況データ及び前記道路概況データのメタデータを表示するディスプレイ部と、
を備える、
ことを特徴とする駐車場概要又は道路概況提供システム
【請求項3】
請求項1又は請求項2の駐車場概要又は道路概況提供システムであって、
地図を定義する地図データを記憶する地図データベースと、
前記地図データベースを保有する1つ又は複数の地図サーバと、
を備え、
さらに前記地図サーバは、
前記クライアントデバイスから受信した個別駐車場データ及び前記個別駐車場データのメタデータ、又は前記道路概況データ及び前記道路概況データのメタデータと合致する地図データを選択する地図選択部と、
前記地図選択部で選択された前記地図データ、前記個別駐車場データ、前記個別駐車場データのメタデータ、前記道路概況データ又は前記道路概況データのメタデータを前記クライアントデバイスに送信する通信部と、
を備え、
さらに前記クライアントデバイスは、
前記通信部から受信した地図データに、同じく受信した前記個別駐車場データ及び前記個別駐車場データのメタデータ、又は前記道路概況データ及び前記道路概況データのメタデータをデータオーバレイ表示生成するオーバレイ生成部と、
を備える、
ことを特徴とする駐車場概要又は道路概況提供システム
【請求項4】
請求項1の駐車場概要又は道路概況提供システムであって、
前記個別駐車場データのメタデータの下位階層には、
前記個別駐車場の評価ポイントと、
前記個別駐車場の特性を示す2以上の情報と、
を備えることを特徴とする駐車場概要又は道路概況提供システム
【請求項5】
請求項2の駐車場概要又は道路概況提供システムであって、
前記道路概況データのメタデータの下位階層には、
前記道路概況の評価ポイントと、
前記道路概況の特性を示す2以上の情報と、
を備えることを特徴とする駐車場概要又は道路概況提供システム
【請求項6】
請求項4の駐車場概要又は道路概況提供システムであって、
前記評価ポイント、前記特性を示す2以上の情報には写真の画像であるピクチャデータ、又は映像データそのものであるムービーデータが紐づいている、
ことを特徴とする駐車場概要又は道路概況提供システム
【請求項7】
請求項5の駐車場概要又は道路概況提供システムであって、
前記評価ポイント、前記特性を示す2以上の情報には写真の画像であるピクチャデータ、又は映像データそのものであるムービーデータが紐づいている、
ことを特徴とする駐車場概要又は道路概況提供システム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車場の形状等の概要又は道路の概況を入力し、アプリケーションにて評価を表示するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、通信網の発達やビックデータ解析により、駐車場のマッチングシステムや駐車場の管理システムが登場している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-187487号
【特許文献2】特開2020-187607号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記先行技術のうち、特許文献1は、店舗のサービスチケット売買と駐車場マッチングさせ、駐車場の空き状況と、店舗の利用の促進を行うシステムであり、特許文献2は駐車場の管理を集中的に中央管理するシステムである。
【0005】
しかし両発明とも、駐車場の空き具合を主に管理するシステムであって、一般利用者が欲している駐車場そのもの形状や、駐車難易度に関してのデータ又は評価は提供されていない。
【0006】
本願発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザ等によって収集された駐車場の形状、駐車難易度又は道路の概況を入力するサーバを準備し、当該サーバーから配信、アプリケーションにて評価等を表示するシステム提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、個別駐車場データ、並びに個別駐車場データのメタデータを保有する駐車場データベースと、前記駐車場データベースを有する1つ又は複数の駐車場データサーバと、前記個別駐車場データ及び前記個別駐車場データのメタデータを入力するクライアントデバイスとを備え、前記クライアントデバイスは、前記個別駐車場データ及び前記個別駐車場データのメタデータの送受信を行う通信部、前記通信部で受信した前記個別駐車場データ及び前記個別駐車場データのメタデータを表示するディスプレイ部とを備えることを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明は、道路概況データ、並びに道路概況データのメタデータを保有する道路概況データベースと、前記道路概況データベースを有する1つ又は複数の道路概況データサーバと、前記道路概況データ及び前記道路概況データのメタデータを入力するクライアントデバイスとを備え、前記クライアントデバイスは、前記道路概況データ及び前記道路概況データのメタデータの送受信を行う通信部、前記通信部で受信した前記道路概況データ及び前記道路概況データのメタデータを表示するディスプレイ部と、を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、実際の一般利用者が欲している駐車場そのもの形状や、駐車難易度に関しての駐車場の評価、概要又は道路概況等を表示するシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態に係る駐車場概要又は道路概況提供システムSの概要構成の一例を示す図である。
図2】本実施形態に係る地図サーバ10の概要構成の一例を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係る駐車場サーバ20の概要構成の一例を示すブロック図である。
図4】本実施形態に係る道路概況サーバ30の概要構成の一例を示すブロック図である。
図5】本実施形態に係るクライアントデバイス40の概要構成の一例を示すブロック図である。
図6】本実施形態に係る個別駐車場データ821のデータ構造例を示した図である。
図7】本実施形態に係るユーザ4が駐車場概要又は道路概況提供システムSを利用するために必要な初期設定をする際における処理例を示すフローチャートである。
図8】本実施形態に係るクライアントデバイス40に表示される初期設定画面の一例を示す図である。
図9】本実施形態に係るクライアントデバイス40に表示される立ち上げ画面の一例を示す図である。
図10】本実施形態に係るクライアントデバイス40を用いて駐車場サーバ20が個別駐車場データ821を登録する際における処理例を示すフローチャート図である。
図11】本実施形態に係るクライアントデバイス40に表示される個別駐車場データ登録画面の一例を示す画面の一例を示す図である。
図12】本実施形態に係る地図サーバ10及び駐車場サーバ20を用いて、クライアントデバイス40が地図上にオーバレイ表示及び個別駐車場データの表示を行う処理例を示すフローチャート図である。
図13】本実施形態に係るクライアントデバイス40の地図表示に個別駐車場データ821を表示する印がオーバレイ表示される画面の一例を示す図である。
図14】本実施形態に係るクライアントデバイス40に個別駐車場データ821を表示される画面の一例を示す図である。
図15】本実施形態に係るクライアントデバイス40を用いて道路概況サーバ30が道路概況データ822を登録する際における処理例を示すフローチャート図である。
図16】本実施形態に係るクライアントデバイス40に表示される道路概況データ登録画面の一例を示す図である。
図17】本実施形態に係る地図サーバ10及び道路概況サーバ30を用いて、クライアントデバイス40が地図上にオーバレイ表示及び道路概況データの表示を行う処理例を示すフローチャート図である。
図18】本実施形態に係るクライアントデバイス40の地図表示に道路概況データ822を表示する印がオーバレイ表示される画面の一例を示す図である。
図19】本実施形態に係るクライアントデバイス40に道路概況データ822を表示される画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】
[1.駐車場概要又は道路概況提供システムSの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る駐車場概要又は道路概況提供システムS(以下、「本システムS」という)の構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る本システムSの概要構成の一例を示す図である。
【0013】
図1に示すように、本システムSは、地図システム管理者1等が管理する地図サーバ10、駐車場サーバ管理者2等が管理する駐車場サーバ20、道路概況サーバ管理者3等が管理する道路概況サーバ30及びユーザ4等が管理するクライアントデバイス40から構成され、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
【0014】
地図サーバ10は、管理する者は特定しないが、例えば地図アプリケーション業者といったシステム管理者1等が管理する。地図サーバ10の詳細は後述するが、サーバ装置等で構築され、内部の記憶部に地図のデータベースや処理プログラム等を有している。
【0015】
駐車場サーバ20は、管理する者は特定しないが、例えば地図アプリケーション業者といったシステム管理者1等でも良いし、別の駐車場サーバ管理者2等が管理しても良い。駐車場サーバ20の詳細は後述するが、サーバ装置等で構築され、内部の記憶部に駐車場のデータベースや処理プログラム等を有し、本システムの中核となる装置である。
【0016】
道路概況サーバ30は、管理する者は特定しないが、例えば地図アプリケーション業者といったシステム管理者1等でも良いし、駐車場管理業者といった駐車場サーバ管理者2等でも良いし、別の道路概況サーバ管理者3等が管理しても良い。道路概況サーバ30の詳細は後述するが、サーバ装置等で構築され、内部の記憶部に道路概況データのデータベースや処理プログラム等を有し、本システムの中核となる装置である。
【0017】
クライアントデバイス40はユーザ4等が管理、保有、もしくは契約をしている通信機機能を有した汎用端末であり、パソコンであってもよく、タブレット、もしくはスマートフォン等でも良い。内部にWEBブラウザアプリケーションを有している、もしくは専用アプリケーションを有しており、それらを使って、ネットワークNWを介し、地図サーバ10、駐車場サーバ20及び道路概況サーバ30に接続を行って、地図データ811、個別駐車場データ821及び道路概況データ822等の送受信を行い、地図のオーバレイ表示を行う。
なおユーザ4等とは駐車場サーバ管理者2等及び道路概況サーバ管理者3等も含み、管理者自身がデータを入力、閲覧することも想定され、クライアントデバイス40は管理者の入力端末も含まれるものとする。
【0018】
[2.地図サーバ10の構成]
次に、図2を参照しながら、地図サーバ10の構成について説明する。
【0019】
図2は本実施形態に係る地図サーバ10の概要構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように地図サーバ10は、通信部101、入出力インターフェース部102、処理部103、記憶部104及びシステムバス105等を備えている。
【0020】
地図サーバ10は複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、リクエストに応じてWEBページを送信するサーバ装置、及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよい。
【0021】
通信部101は汎用の通信プロトコル制御部から構成され、ネットワークNW、及び他端末に接続して、駐車場サーバ管理者2等が管理する駐車場サーバ20、道路概況サーバ管理者3等が管理する道路概況サーバ30及びユーザ4等が管理するクライアントデバイス40との通信状態を制御する。具体的には、後述する地図選択部111で選択された地図データ811をクライアントデバイス40に送信する。
【0022】
入出力インターフェース部102は、通信部101、処理部103及び記憶部104各部との間のインターフェース処理を行う。
【0023】
処理部103は不図示であるが、記憶部104に格納されているプログラムをCPU等が実行することにより各手段の機能を実現することができる。以下、処理部103内の各部の機能について説明する。
【0024】
地図選択部111は、クライアントデバイス40から受信した個別駐車場データ821及び道路概況データ822のメタデータ900内のロケーションデータ901と合致する地図データ811を選択する。同様に、地図選択部111は、クライアントデバイス40から受信した道路概況データ822及び道路概況データ822のメタデータ900内のロケーションデータ901と合致する地図データ811を選択する。具体的動作は後述の実施例において説明する。
【0025】
記憶部104は、例えばハードディスクドライブ及びSSD(Solid State Drive)等により構成されている。この記憶部104には、地図データ811の地図データベース850等が構築されている。なお、記憶部104は、本発明における記憶手段及び入力及び事前保管データ記憶手段の一例である。
【0026】
[3.駐車場サーバ20の構成]
次に、図3を参照しながら、駐車場サーバ20の構成について説明する。
【0027】
図3は本実施形態に係る駐車場サーバ20の概要構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように駐車場サーバ20は、通信部201、入出力インターフェース部202、処理部203、記憶部204及びシステムバス205等を備えている。
【0028】
駐車場サーバ20は複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、リクエストに応じてWEBページを送信するサーバ装置、及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよいし、地図サーバ10又は道路概況サーバ30と兼ねても良い。
【0029】
通信部201は汎用の通信プロトコル制御部から構成され、ネットワークNW、及び他端末に接続して、システム管理者1等が管理する地図サーバ10及びユーザ4等が管理するクライアントデバイス40との通信状態を制御する。
【0030】
入出力インターフェース部202は、通信部201、処理部203及び記憶部204各部との間のインターフェース処理を行う。
【0031】
処理部203は不図示であるが、記憶部204に格納されているプログラムをCPU等が実行することにより各手段の機能を実現することができる。以下、処理部203内の各部の機能について説明する。
【0032】
記憶部204は、例えばハードディスクドライブ及びSSD等により構成されている。この記憶部204には、個別駐車場データ821等を保有するの駐車場データベース860及び本システムSを利用するユーザ4等を管理するユーザ管理データベース880等が構築されている。ユーザ管理データベース880は専用の別サーバに設置しても良いし、設置しなくても良い。ユーザ管理データベース880はスーパーユーザとして、駐車場サーバ20を管理する駐車場サーバ管理者2等をあらかじめ登録し、スーパーユーザが自由に個別駐車場データ821等登録可能としても良い。なお、記憶部204は、本発明における記憶手段及び入力及び事前保管データ記憶手段の一例である。
【0033】
[4.道路概況サーバ30の構成]
次に、図4を参照しながら、道路概況サーバ30の構成について説明する。
【0034】
図4は本実施形態に係る道路概況サーバ30の概要構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように道路概況サーバ30は、通信部301、入出力インターフェース部302、処理部303、記憶部304及びシステムバス305等を備えている。
【0035】
道路概況サーバ30は複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、リクエストに応じてWEBページを送信するサーバ装置、及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよいし、地図サーバ10又は駐車場サーバ20と兼ねても良い。
【0036】
通信部301は汎用の通信プロトコル制御部から構成され、ネットワークNW、及び他端末に接続して、システム管理者1等が管理する地図サーバ10及びユーザ4等が管理するクライアントデバイス40との通信状態を制御する。
【0037】
入出力インターフェース部302は、通信部301、処理部303及び記憶部304各部との間のインターフェース処理を行う。
【0038】
処理部303は不図示であるが、記憶部304に格納されているプログラムをCPU等が実行することにより各手段の機能を実現することができる。以下、処理部303内の各部の機能について説明する。
【0039】
記憶部304は、例えばハードディスクドライブ及びSSD等により構成されている。この記憶部304には、道路概況データ822等を保有する道路概況データベース870及び本システムSを利用するユーザ4等を管理するユーザ管理データベース880等が構築されている。ユーザ管理データベース880は専用の別サーバに設置しても良いし、設置しなくても良い。ユーザ管理データベース880はスーパーユーザとして、道路概況サーバ30を管理する道路概況サーバ管理者3等をあらかじめ登録し、スーパーユーザが自由に道路概況データ822等登録可能としても良い。なお、記憶部204は、本発明における記憶手段及び入力及び事前保管データ記憶手段の一例である。
【0040】
[5.クライアントデバイス40の構成]
次に、図5を参照しながら、クライアントデバイス40の構成について説明する。
【0041】
図5は本実施形態に係るクライアントデバイス40の概要構成の一例を示すブロック図である。図5に示すようにクライアントデバイス40は、通信部401、入出力インターフェース部402、処理部403、記憶部404、システムバス405、撮影部406、無線部407及びディスプレイ部408等を備えている。
【0042】
クライアントデバイス40は前述の通り、パソコンであってもよく、タブレット、もしくはスマートフォン等でも良い。内部にWEBブラウザアプリケーションを有している、もしくは専用アプリケーションを有しており、当該WEBブラウザアプリケーション又は専用アプリケーションで各機能を実現しても良い。
【0043】
通信部401は汎用の通信プロトコル制御部から構成され、ネットワークNW、及び他端末に接続して、システム管理者1等が管理する地図サーバ10、駐車場サーバ管理者2等が管理する駐車場サーバ20、道路概況サーバ管理者3等が管理する道路概況サーバ30との通信状態を制御する。具体的には、地図データ811、個別駐車場データ821及び道路概況データ822の送受信を行う。無線部407と兼ねても良い。
【0044】
入出力インターフェース部402は、通信部401、処理部403、記憶部404、システムバス405、撮影部406、無線部407及びディスプレイ部408等各部との間のインターフェース処理を行う。
【0045】
処理部403は不図示であるが、記憶部404に格納されているプログラムをCPU等が実行することにより各手段の機能を実現することができる。以下、処理部403内の各部の機能について説明する。
【0046】
登録部411は、各データを入力する登録ユーザ833として登録する。また本システムSを管理する管理者を登録ユーザ833として登録しても良い。具体的動作は後述の実施例において説明する。
【0047】
オーバレイ生成部412は、個別駐車場データ821及び道路概況データ822のメタデータ900に基づき、受信した地図データ811に個別駐車場データ821及び道路概況データ822をオーバレイ表示生成する。具体的動作は後述の実施例において説明する。
【0048】
記憶部404は、例えばハードディスクドライブ及びSSD等により構成されている。この記憶部404には、登録ユーザ833のデータベース等が構築されている。なお、記憶部404は、本発明における記憶手段及び入力及び事前保管データ記憶手段の一例である。
【0049】
撮影部406は、主に市販のコンピュータ、タブレット及びスマートフォンに付設されている一連のカメラ装置及びデータ生成部であり、個別駐車場データ821及び道路概況データ822を撮影し、撮影したユーザ4を示すユーザデータ902及び撮影した場所を示すロケーションデータ901をメタデータとして生成を行う。
【0050】
無線部407は、主に市販のコンピュータ、タブレット及びスマートフォンに付設されているWi-Fi(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)といった規格された無線方式に準じ通信を行うものであり、事前に定められた範囲の他のクライアントデバイスが管理するユーザ4を認識する。また位置を測定するGPS機能を搭載しても良い。
【0051】
ディスプレイ部408は、主に市販のコンピュータ、タブレット及びスマートフォンに付設されているディスプレイ装置であり、例えばオーバレイ生成部412で生成された画像を表示する。
【0052】
[5.個別駐車場データ821のデータ構造例]
次に本実施形態に係る個別駐車場データ821のデータ構造例について図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る個別駐車場データ821のデータ構造例を示した図である。以下の説明は、個別駐車場データ821のデータ構造の一例として示すものであって、別の要素及びデータを持たせても良いし、道路概況データ822も同様の構造でも良い。
【0053】
個別駐車場データ821は写真の画像であるピクチャデータ821p及びその属性を表すメタデータ900からなる。ピクチャデータ821pはJPEG、PNG、GIFといった形式でも良いし、規格化されているデータであれば特に定めない。また映像データそのものであるムービーデータ822mと置き換えても良い。ムービーデータ822mはAVI、QuickTime、WFM、FLVといった形式でも良いし、規格化されている映像データであれば特に定めない。またピクチャデータ821p及びムービーデータ822mは1つでもよいし、メタデータ900内の各データに紐づいて1枚づつ存在してもよい。
【0054】
メタデータ900は個別駐車場データ821及び道路概況データ822の属性及び評価を表す。メタデータの下位階層には個別駐車場データ821の場所を表すロケーションデータ901、個別駐車場データ821を登録したユーザを表すユーザデータ902、評価ポイント903、入口情報904、誘導路情報905、駐車スペース情報906、機械式情報907、高さ制限情報908及び優先駐車場の有無909等といったといった当該個別駐車場の特性を示すデータをおいても良いし、それ以外の属性をおいても良い。なお、道路概況データ822のメタデータの下位階層には、道路概況データ822の場所を表すロケーションデータ901、道路概況データ822を登録したユーザを表すユーザデータ902、道路評価ポイント913、カーブ状態情報914、交通量915、路面状態情報916、標識情報917、傾斜情報918及び凍結情報919等といったといった当該道路の特性を示すデータをおいても良いし、それ以外の属性をおいても良い。
【0055】
ロケーションデータ901は、駐車場又は道路の概況の様子を登録した場所を、クライアントデバイス40が受信した無線部407等でGPS(Global Positioning System)信号を受信し、当該個別駐車場の場所として生成されたデータでも良いし、規格化された無線通信、例えばWi-Fi(登録商標)によって位置を特定して、生成されたデータでも良い。
【0056】
ユーザデータ902は、当該個別駐車場データ821及び道路概況データ822を登録したユーザを特定するために生成されるデータである。ユーザデータ902は、クライアントデバイス40を管理するユーザ4が特定されれば良く、共通ロジックで生成される必要があるが、一ユーザに1IDが割り当てられる一意性があれば、特にロジックは定めない。
【0057】
駐車場の評価ポイント903、入口情報904、誘導路情報905、駐車スペース情報906、機械式情報907、高さ制限情報908及び優先駐車場の有無909は、個別駐車場データ821の特性を示す文字データの一例である。ユーザ4が記録しても良いし、しなくても良い。またそれぞれのデータが、ピクチャデータ821p又はムービーデータ822mと紐づいていても良い。
【0058】
[6.ユーザ4のアカウント設定実施例]
次に本実施形態に係るクライアントデバイス40による、新規ユーザ4登録動作について図7、及び図8を参照しながら説明する。図7は、本実施形態に係るユーザ4が本システムSを利用するために必要な初期設定をする際における処理例を示すフローチャートである。図8はクライアントデバイス40に表示される初期設定画面の一例を示す図である。なお、駐車場サーバ20を例として挙げているが、道路概況サーバ30も同様の動き、または同時に動作としても良い。
【0059】
(ステップS11)
クライアントデバイス40のディスプレイ部408には、例えば図8のような登録画面が表示され入力待ち状態となる。図8に示す項目は初期設定項目の一例である。
【0060】
(ステップS12)
クライアントデバイス40にてユーザ4が入力フォームの項目、例えばアカウント名408a1、性別・年齢408a2、及びユーザカテゴリー408a3に対して必要データを入力する。性別・年齢408a2は駐車場の使用属性に重要な情報であるが、入力しは必須としなくともよい。ユーザカテゴリー408a3は、駐車場サーバ20から送信をした決められたカテゴリー名を選択しても良いし、駐車場サーバ20が端末ごとに固定入力しても良い。カテゴリー名とは、全ての登録・変更を許可するスーパーユーザや、限定的な機能しか持たない一般ユーザといったカテゴライズを指す。ユーザ4は登録ボタン408a4を押下し、クライアントデバイス40はネットワークNWを介して駐車場サーバ20へ初期設定データを送信する。
【0061】
(ステップS13)
駐車場サーバ20は設定データに不備がないかチェックを行っても良いし、行わなくても良い。行った場合は、チェックが正しくない際はエラーメッセージと共にステップS12に戻る。正しい時はステップS14へ進む。
【0062】
(ステップS14)
駐車場サーバ20は入力された初期設定データをユーザ管理データベース880に登録をする。
【0063】
[7.駐車場サーバ20による個別駐車場データ821登録実施例]
次に本実施形態に係るクライアントデバイス40を用いて、駐車場サーバ20による、個別駐車場データ821登録実施例について図9乃至図11を参照しながら説明する。図9はクライアントデバイス40に表示される立ち上げ画面の一例を示す図、図10は本実施形態に係るクライアントデバイス40を用いて駐車場サーバ20が個別駐車場データ821を登録する際における処理例を示すフローチャート図、及び図11は本実施形態に係るクライアントデバイス40に表示される個別駐車場データ登録画面の一例を示す画面の一例を示す図である。
【0064】
(ステップS21)
クライアントデバイス40のディスプレイ部408には、例えば専用アプリケーション画面から、図9のような初期表示画面が表示され入力待ち状態となる。図9に示す項目は初期表示画面の一例である。
【0065】
(ステップS22)
ユーザ4が「個別駐車場データ登録」ボタン408b1を押下又はクリックすると、例えばクライアントデバイス40は図11に示すような個別駐車場データ登録画面を表示する。図11に示す項目は個別駐車場データ登録画面の一例である。
【0066】
(ステップS23)
クライアントデバイス40にて写真撮影及び登録画面にて、例えば撮影部406を用いて撮影可能な画像が408c1が表示される。ユーザ4は、撮影する位置を無線部407又はクライアントデバイス40の無線部407等で受信したGPS信号やWi-Fi信号を用いて取得したロケーションデータ901を記録する。
【0067】
(ステップS24)
撮影可能な画像が408c1に表示された際に、登録したい状況にあわせ撮影ボタン408c2乃至408c4を押下又はクリックをすると、撮影部406によってメタデータ900としてロケーションデータ901及びユーザデータ902が生成され、個別駐車場データ821を生成する。
【0068】
(ステップS25)
個別駐車場データ821を生成後、408c5乃至408c8といった各項目を選択又は自由に入力する。入力データは、画像データと共に駐車場の評価ポイント903、入口情報904、誘導路情報905、駐車スペース情報906、機械式情報907、高さ制限情報908及び優先駐車場の有無909等といったといったデータに登録される。
【0069】
(ステップS26)
登録ボタン408c9を押下すると、生成された個別駐車場データ821は、クライアントデバイス40から駐車場サーバ20に通信部401を用いてNWを通し、送信される。通信部201を用いて個別駐車場データ821を受信した駐車場サーバ20は、個別駐車場データ821を駐車場データベース860に登録を行う。
【0070】
[8.クライアントデバイス40によるオーバレイ表示処理及び個別駐車場データの表示実施例]
次に本実施形態に係る地図サーバ10及び駐車場サーバ20を用いて、クライアントデバイス40が地図上にオーバレイ表示及び個別駐車場データの表示を行う実施例について、図9図12乃至図14を参照しながら説明する。図12は本実施形態に係る地図サーバ10及び駐車場サーバ20を用いて、クライアントデバイス40が地図上にオーバレイ表示及び個別駐車場データの表示を行う処理例を示すフローチャート図、図13は本実施形態に係るクライアントデバイス40の地図表示に個別駐車場データ821を表示する印がオーバレイ表示される画面の一例を示す図、及び図14は本実施形態に係るクライアントデバイス40に個別駐車場データ821を表示される画面の一例を示す図である。
【0071】
(ステップS31)
クライアントデバイス40のディスプレイ部408には、例えば専用アプリケーション画面から、図9のような初期表示画面が表示され入力待ち状態となる。図9に示す項目は初期表示画面の一例である。ユーザ4が地図表示を指示するために、例えば駐車場データ検索ボタン408b2を押下又はクリックする。
【0072】
(ステップS32)
クライアントデバイス40は、無線部407等で受信したGPS信号やWi-Fi信号を用いて取得した現在のロケーションデータ901、及びクライアントデバイス40に登録されているユーザデータ902を、通信部401を用いてNWを通し、駐車場サーバ20に送信する。通信部201を用いてロケーションデータ901とユーザデータ902を受信した駐車場サーバ20は、駐車場データベース860から受信したロケーションデータ901が合致するメタデータ900を含む個別駐車場データ821を検索する。
【0073】
(ステップS33)
クライアントデバイス40は、無線部407等で受信したGPS信号やWi-Fi信号を用いて取得した現在のロケーションデータ901を、通信部401を用いてNWを通し、地図サーバ10に送信する。通信部101を用いてロケーションデータ901を受信した駐車場サーバ20は、地図データベース850から受信したロケーションデータ901と合致する地図データ811を地図選択部111によって選択する。
【0074】
(ステップS34)
ステップS32で検索された個別駐車場データ821は、駐車場サーバ20からクライアントデバイス40に通信部201を用いてNWを通し、送信される。この時点で個別駐車場データ821自体を送信せずに、メタデータ900のみを送信しても良い。
【0075】
(ステップS35)
ステップS33で検索された地図データ811は、地図サーバ10からクライアントデバイス40に通信部101を用いてNWを通し、送信される。
【0076】
(ステップS36)
クライアントデバイス40は、図13に示す通り、地図表示エリア408d1、ステップS34で受信した個別駐車場データ821を表示するパーキングアイコン408d2乃至408d5を、ステップS35で受信した地図データ811である現在地図に、オーバレイ生成部412を用いて地図表示エリア408d1へオーバレイ表示させる。個別駐車場データ821を表示するパーキングアイコン408d2乃至408d5は、アイコンとせずメタデータ900内の画像を表示しても良い。
【0077】
(ステップS37)
ユーザ4は、クライアントデバイス40上のディスプレイ部408に表示されたパーキングアイコン408d2乃至408d5を押下又はクリックをした場合、図14に示す通り、個別駐車場データの詳細を示す画面を表示しても良い。複数のユーザ4が複数の評価、データを登録している場合は、平均値をとっても良いし、多数のものを表示しても良いし、全てのデータを表示しても良く、ここでは定めない。
【0078】
(ステップS38)
各項目の表示ボタン408e2乃至408e4を押下又はクリックした場合、写真表示エリア408e1に表示をしてもよいし、しなくてもよい。「戻る」ボタン408e9を押下又はクリックをした場合は図9の初期画面に戻る。
【0079】
9.道路概況サーバ30による道路概況データ822登録実施例]
次に本実施形態に係るクライアントデバイス40を用いて、道路概況サーバ30による、道路概況データ822登録実施例について図9図15及び図16を参照しながら説明する。図9はクライアントデバイス40に表示される立ち上げ画面の一例を示す図、図15は本実施形態に係るクライアントデバイス40を用いて道路概況サーバ30が道路概況データ822を登録する際における処理例を示すフローチャート図、及び図16は本実施形態に係るクライアントデバイス40に表示される道路概況データ登録画面の一例を示す図である。
【0080】
(ステップS41)
クライアントデバイス40のディスプレイ部408には、例えば専用アプリケーション画面から、図9のような初期表示画面が表示され入力待ち状態となる。図9に示す項目は初期表示画面の一例である。
【0081】
(ステップS42)
ユーザ4が「道路概況データ登録」ボタン408b3を押下又はクリックすると、例えばクライアントデバイス40は図16に示すような道路概況データ登録画面を表示する。図16に示す項目は道路概況データ登録画面の一例である。
【0082】
(ステップS43)
クライアントデバイス40にて写真撮影及び登録画面にて、例えば撮影部406を用いて撮影可能な画像が408f1が表示される。ユーザ4は、撮影する位置を無線部407又はクライアントデバイス40の無線部407等で受信したGPS信号やWi-Fi信号を用いて取得したロケーションデータ901を記録する。
【0083】
(ステップS44)
撮影可能な画像が408f1に表示された際に、登録したい状況にあわせ撮影ボタン408f2乃至408f4を押下又はクリックをすると、撮影部406によってメタデータ900としてロケーションデータ901及びユーザデータ902が生成され、道路概況データ822を生成する。
【0084】
(ステップS45)
道路概況データ822を生成後、408f5乃至408f8といった各項目を選択又は自由に入力する。入力データは、画像データと共に道路評価ポイント913、カーブ状態情報914、交通量915、路面状態情報916、標識情報917、傾斜情報918及び凍結情報919等といったといったデータに登録される。
【0085】
(ステップS46)
登録ボタン408f9を押下すると、生成された道路概況データ822は、クライアントデバイス40から道路概況サーバ30に通信部401を用いてNWを通し、送信される。通信部201を用いて道路概況データ822を受信した道路概況サーバ30は、道路概況データ822を道路概況データベース870に登録を行う。
【0086】
[10.クライアントデバイス40によるオーバレイ表示処理及び道路概況データの表示実施例]
次に本実施形態に係る地図サーバ10及び道路概況サーバ30を用いて、クライアントデバイス40が地図上にオーバレイ表示及び道路概況データの表示を行う実施例について、図9図17乃至図19を参照しながら説明する。図17は本実施形態に係る地図サーバ10及び道路概況サーバ30を用いて、クライアントデバイス40が地図上にオーバレイ表示及び道路概況データの表示を行う処理例を示すフローチャート図、図18は本実施形態に係るクライアントデバイス40の地図表示に道路概況データ822を表示する印がオーバレイ表示される画面の一例を示す図、及び図19は本実施形態に係るクライアントデバイス40に道路概況データ822を表示される画面の一例を示す図である。
【0087】
(ステップS51)
クライアントデバイス40のディスプレイ部408には、例えば専用アプリケーション画面から、図9のような初期表示画面が表示され入力待ち状態となる。図9に示す項目は初期表示画面の一例である。ユーザ4が地図表示を指示するために、例えば道路概況データ検索ボタン408b4を押下又はクリックする。
【0088】
(ステップS52)
クライアントデバイス40は、無線部407等で受信したGPS信号やWi-Fi信号を用いて取得した現在のロケーションデータ901、及びクライアントデバイス40に登録されているユーザデータ902を、通信部401を用いてNWを通し、道路概況サーバ30に送信する。通信部201を用いてロケーションデータ901とユーザデータ902を受信した道路概況サーバ30は、道路概況データベース870から受信したロケーションデータ901が合致するメタデータ900を含む道路概況データ822を検索する。
【0089】
(ステップS53)
クライアントデバイス40は、無線部407等で受信したGPS信号やWi-Fi信号を用いて取得した現在のロケーションデータ901を、通信部401を用いてNWを通し、地図サーバ10に送信する。通信部101を用いてロケーションデータ901を受信した道路概況サーバ30は、地図データベース850から受信したロケーションデータ901と合致する地図データ811を地図選択部111によって選択する。
【0090】
(ステップS54)
ステップS32で検索された道路概況データ822は、道路概況サーバ30からクライアントデバイス40に通信部201を用いてNWを通し、送信される。この時点で道路概況データ822自体を送信せずに、メタデータ900のみを送信しても良い。
【0091】
(ステップS55)
ステップS33で検索された地図データ811は、地図サーバ10からクライアントデバイス40に通信部101を用いてNWを通し、送信される。
【0092】
(ステップS56)
クライアントデバイス40は、図18に示す通り、地図表示エリア408g1、ステップS54で受信した道路概況データ822を表示する概況アイコン408g2乃至408g5を、ステップS55で受信した地図データ811である現在地図に、オーバレイ生成部412を用いて地図表示エリア408g1へオーバレイ表示させる。道路概況データ822を表示する概況アイコン408g2乃至408g5は、アイコンとせずメタデータ900内の画像を表示しても良い。
【0093】
(ステップS57)
ユーザ4は、クライアントデバイス40上のディスプレイ部408に表示された概況アイコン408g2乃至408g5を押下又はクリックをした場合、図19に示す通り、道路概況データの詳細を示す画面を表示しても良い。複数のユーザ4が複数の評価、データを登録している場合は、平均値をとっても良いし、多数のものを表示しても良いし、全てのデータを表示しても良く、ここでは定めない。
【0094】
(ステップS58)
各項目の表示ボタン408h2乃至408h4を押下又はクリックした場合、写真表示エリア408h1に表示をしてもよいし、しなくてもよい。「戻る」ボタン408h9を押下又はクリックをした場合は図9の初期画面に戻る。
【符号の説明】
【0095】
S 駐車場概要又は道路概況提供システム
NW ネットワーク
1 地図システム管理者
2 駐車場サーバ管理者
3 道路概況サーバ管理者
4 ユーザ
10 地図サーバ
20 駐車場サーバ
30 道路概況サーバ
40 クライアントデバイス
101 通信部
102 入力インターフェース部
103 処理部
104 記憶部
105 システムバス部
111 地図選択部
201 通信部
202 入力インターフェース部
203 処理部
204 記憶部
205 システムバス部
301 通信部
302 入力インターフェース部
403 処理部
404 記憶部
405 システムバス部
401 通信部
402 入力インターフェース部
403 処理部
404 記憶部
405 システムバス部
406 撮影部
407 無線部
408 ディスプレイ部
411 登録部
412 オーバレイ生成部
811 地図データ
821 個別駐車場データ
822 道路概況データ
833 登録ユーザデータ
850 地図データベース
860 駐車場データベース
870 道路概況データベース
880 ユーザ管理データベース
900 メタデータ
901 ロケーションデータ
902 ユーザデータ
903 駐車場評価ポイント
904 入口情報
905 誘導路情報
906 駐車スペース情報
907 機械式情報
908 高さ制限情報
909 優先駐車場の有無
913 道路評価ポイント
914 カーブ状態情報
915 交通情報
916 路面状態情報
917 標識情報
918 傾斜情報
919 凍結情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図10
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