(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024024420
(43)【公開日】2024-02-22
(54)【発明の名称】チャンバ、蓋及びリークテスタ
(51)【国際特許分類】
G01M 3/32 20060101AFI20240215BHJP
【FI】
G01M3/32 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022127228
(22)【出願日】2022-08-09
(71)【出願人】
【識別番号】594123387
【氏名又は名称】ヤマハファインテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100159499
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 義典
(74)【代理人】
【識別番号】100120329
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 一規
(72)【発明者】
【氏名】石井 徹
(72)【発明者】
【氏名】山本 稔
(72)【発明者】
【氏名】本間 大介
(72)【発明者】
【氏名】藤田 幸正
【テーマコード(参考)】
2G067
【Fターム(参考)】
2G067AA44
2G067BB02
2G067BB03
2G067BB12
2G067BB26
2G067CC13
2G067DD18
(57)【要約】
【課題】本発明は、異なるサイズのワークを位置決めすることが可能なチャンバを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係るチャンバ10は、開口100aを有するワーク100を内部に収容するリークテスタ用チャンバであって、ワーク100の収容空間Sを形成する凹部11aを有する第1部材11と、凹部11aの開放端部を閉塞可能な第2部材21と、収容空間S内において開口100aが所定の位置となるようにワーク100を位置決めする位置決め機構31とを備え、位置決め機構31が、ワーク100を第1部材11及び第2部材21と離間した状態で保持する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有するワークを内部に収容するリークテスタ用チャンバであって、
前記ワークの収容空間を形成する凹部を有する第1部材と、
前記凹部の開放端部を閉塞可能な第2部材と、
前記収容空間内において前記開口が所定の位置となるように前記ワークを位置決めする位置決め機構と
を備え、
前記位置決め機構が、前記ワークを前記第1部材及び前記第2部材と離間した状態で保持するチャンバ。
【請求項2】
前記位置決め機構が、それぞれ前記第2部材に配置されるスペーサ板及び押圧体を有しており、
前記スペーサ板が、前記ワークと前記凹部の内面との間に介在し、
前記押圧体が、前記ワークを挟んで前記スペーサ板と対向するように配置されており、
前記押圧体が、前記ワークを前記スペーサ板側に押圧可能に設けられている請求項1に記載のチャンバ。
【請求項3】
前記押圧体が前記ワークを介して前記スペーサ板を押圧することで、前記スペーサ板と前記凹部の内面とが密着する請求項2に記載のチャンバ。
【請求項4】
前記位置決め機構が、前記スペーサ板と前記第2部材とを接続する接続部を有しており、
前記スペーサ板が、前記接続部によって片持ち梁状に保持される請求項2又は請求項3に記載のチャンバ。
【請求項5】
前記接続部が、前記スペーサ板を揺動可能な揺動機構と、前記スペーサ板と前記ワークとの間隔を保持可能な固定機構とを有する請求項4に記載のチャンバ。
【請求項6】
前記第2部材は、前記ワークを前記スペーサ板と前記押圧体との間に配置した状態で前記凹部の開放端部を閉塞可能に構成されている請求項2又は請求項3に記載のチャンバ。
【請求項7】
前記接続部は、前記第2部材が前記凹部の開放端部を閉塞する前には、前記スペーサ板及び前記押圧体を前記ワークと接触しないように保持し、かつ前記第2部材が前記凹部の開放端部を閉塞した際には、前記スペーサ板及び前記押圧体を前記ワークと接触するように保持する請求項4に記載のチャンバ。
【請求項8】
前記固定機構が、前記スペーサ板を前記第2部材から離れる方向に押す弾性体を有する請求項5に記載のチャンバ。
【請求項9】
前記位置決め機構が、
前記収容空間内に突出し、この突出方向において前記ワークを所定の位置に支持する第1移動体と、
前記第1移動体と対向するように前記収容空間内に突出し、前記ワークを前記第1移動体側に押圧する第2移動体と
を有する請求項1又は請求項2に記載のチャンバ。
【請求項10】
前記第1移動体及び前記第2移動体がそれぞれ前記第1部材を貫通している請求項9に記載のチャンバ。
【請求項11】
前記第1移動体が、数値制御アクチュエータによって伸縮するロッドを有する請求項9に記載のチャンバ。
【請求項12】
さらにノズルを備えており、
前記位置決め機構は、前記ノズルが前記開口に装着可能となる位置に前記ワークを位置決めする請求項1又は請求項2に記載のチャンバ。
【請求項13】
開口を有するワークを収容するリークテスタ用チャンバに用いられる蓋であって、
前記チャンバ内への前記ワークの出入口を閉塞可能な蓋本体と、
前記蓋本体と間隔を空けて前記蓋本体の内面側に配置されるスペーサ板と、
前記蓋本体の内面に配置されており、前記スペーサ板との間に前記ワークを挟み込み可能な押圧体と
を備える蓋。
【請求項14】
請求項1に記載されているチャンバを備えるリークテスタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チャンバ、蓋及びリークテスタに関する。
【背景技術】
【0002】
開口を有するワークのガス漏れの有無等を検査するためにリークテスタが用いられている。このリークテスタとしては、開口が所定の位置となるようにワークをチャンバ内に位置決めしたうえで、ワークの開口にノズルを装着し、このノズルを介してワーク内の空間にトレーサガスを供給するものが公知である(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、第1、第2のチャンバ構成体を互いに接合することで、ワークを収容するための収容空間が形成されるチャンバが記載されている。特許文献1には、前記収容空間をワークに対応した形状とするとともに、この収容空間を形成する第1チャンバ構成体の内面によってワークを部分的に支持することで、ワークをチャンバ内に位置決めすることが記載されている。
【0005】
特許文献1に記載されているチャンバは、ワークのサイズに対応して設計される。そのため、特許文献1に記載された構成によると、ワークのサイズが異なると、その都度別のチャンバを用意することを要する。このように、特許文献1に記載されているチャンバは汎用性に欠ける。
【0006】
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、本発明の目的は、異なるサイズのワークを位置決めすることが可能なチャンバを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の一態様に係るチャンバは、開口を有するワークを内部に収容するリークテスタ用チャンバであって、前記ワークの収容空間を形成する凹部を有する第1部材と、前記凹部の開放端部を閉塞可能な第2部材と、前記収容空間内において前記開口が所定の位置となるように前記ワークを位置決めする位置決め機構とを備え、前記位置決め機構が、前記ワークを前記第1部材及び前記第2部材と離間した状態で保持する。
【0008】
(2)前記(1)において、前記位置決め機構が、それぞれ前記第2部材に配置されるスペーサ板及び押圧体を有しており、前記スペーサ板が、前記ワークと前記凹部の内面との間に介在し、前記押圧体が、前記ワークを挟んで前記スペーサ板と対向するように配置されており、前記押圧体が、前記ワークを前記スペーサ板側に押圧可能に設けられているとよい。
【0009】
(3)前記(2)において、前記押圧体が前記ワークを介して前記スペーサ板を押圧することで、前記スペーサ板と前記凹部の内面とが密着するとよい。
【0010】
(4)前記(2)又は(3)において、前記位置決め機構が、前記スペーサ板と前記第2部材とを接続する接続部を有しており、前記スペーサ板が、前記接続部によって片持ち梁状に保持されるとよい。
【0011】
(5)前記(4)において、前記接続部が、前記スペーサ板を揺動可能な揺動機構と、前記スペーサ板と前記ワークとの間隔を保持可能な固定機構とを有するとよい。
【0012】
(6)前記(2)から(5)のいずれかにおいて、前記第2部材は、前記ワークを前記スペーサ板と前記押圧体との間に配置した状態で前記凹部の開放端部を閉塞可能に構成されているとよい。
【0013】
(7)前記(4)又は(5)、或いは前記(4)又は(5)を引用する前記(6)において、前記接続部は、前記第2部材が前記凹部の開放端部を閉塞する前には、前記スペーサ板及び前記押圧体を前記ワークと接触しないように保持し、かつ前記第2部材が前記凹部の開放端部を閉塞した際には、前記スペーサ板及び前記押圧体を前記ワークと接触するように保持するとよい。
【0014】
(8)前記(5)において、前記固定機構が、前記スペーサ板を前記第2部材から離れる方向に押す弾性体を有するとよい。
【0015】
(9)前記(1)から(8)のいずれかにおいて、前記位置決め機構が、前記収容空間内に突出し、この突出方向において前記ワークを所定の位置に支持する第1移動体と、前記第1移動体と対向するように前記収容空間内に突出し、前記ワークを前記第1移動体側に押圧する第2移動体とを有するとよい。
【0016】
(10)前記(9)において、前記第1移動体及び前記第2移動体がそれぞれ前記第1部材を貫通しているとよい。
【0017】
(11)前記(9)又は(10)において、前記第1移動体が、数値制御アクチュエータによって伸縮するロッドを有するとよい。
【0018】
(12)前記(1)から(11)のいずれかにおいて、当該チャンバは、さらにノズルを備えており、前記位置決め機構は、前記ノズルが前記開口に装着可能となる位置に前記ワークを位置決めするとよい。
【0019】
(13)本発明の別の一態様に係る蓋は、開口を有するワークを収容するリークテスタ用チャンバに用いられる蓋であって、前記チャンバ内への前記ワークの出入口を閉塞可能な蓋本体と、前記蓋本体と間隔を空けて前記蓋本体の内面側に配置されるスペーサ板と、前記蓋本体の内面に配置されており、前記スペーサ板との間に前記ワークを挟み込み可能な押圧体とを備える。
【0020】
(14)本発明のさらに別の一態様に係るリークテスタは、前記(1)から(12)のいずれかのチャンバを備える。
【発明の効果】
【0021】
本発明の一態様に係るチャンバは、前記位置決め機構が、前記ワークを前記第1部材及び前記第2部材と離間した状態で位置決めできるので、前記収容空間を前記ワークのサイズに対応させることを要しない。従って、当該チャンバは、異なるサイズのワークを前記収容空間内に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るチャンバを示す模式的斜視図である。
【
図2】
図2は、
図1のチャンバにおける第2部材を除いた状態を示す模式的斜視図である。
【
図3】
図3は、
図1のチャンバにおける第2部材及びこの第2部材に配置されている位置決め機構を示す模式的平面図である。
【
図4】
図4は、
図3の第2部材及び位置決め機構のIV-IV線断面図である。
【
図5】
図5は、
図3の第2部材及び位置決め機構のV-V線断面図である。
【
図6】
図6は、
図3の第2部材及び位置決め機構のVI-VI線断面図である。
【
図7】
図7は、
図1のチャンバにおける第2部材を第1部材に密着させる手順を示す模式的断面図である。
【
図8】
図8は、
図1のチャンバにおける第2部材を第1部材に密着させる
図7の次の手順を示す模式的断面図である。
【
図9】
図9は、
図1のチャンバにおける第2部材を第1部材に密着させた状態を示す模式的断面図である。
【
図10】
図10は、
図1のチャンバにおけるワークの位置決め後の状態を示す模式的平面図である。
【
図13】
図13は、
図1のチャンバとは異なる実施形態に係るチャンバを示す模式的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。なお、各図は模式的なものであって、実際の寸法や比率等とは一致しないことがある。
【0024】
[第一実施形態]
<チャンバ>
図1のチャンバ10は、リークテスタ用のチャンバである。当該チャンバ10は、開口100aを有するワーク100を内部に収容する。ワーク100は、例えば中空体である。ワーク100の形状としては、特に限定されるものではないが、例えば互いに平行な2つの面(第1面101及び第2面102)を有し、第1面101及び第2面102を接続する面(第3面103)に開口100aが設けられた形状とすることができる。当該チャンバ10は、ワーク100内に封入されたトレーサガス等の流体のワーク100からの漏れの有無を検査可能に設けられている。
【0025】
当該チャンバ10は、ワーク100の収容空間Sを形成する凹部11aを有する第1部材11と、凹部11aの開放端部を閉塞可能な第2部材21と、収容空間S内において開口100aが所定の位置となるようにワーク100を位置決めする位置決め機構31とを備える。収容空間Sは、第2部材21によって凹部11aの開放端部が閉塞されることで、密閉空間として構成される。
【0026】
また、当該チャンバ10は、ノズル41を備える。ノズル41は、第1部材11を貫通して収容空間S内に突出している。ノズル41は、凹部11aの深さ方向と垂直な方向に突出している。換言すると、ノズル41は、第1部材11における凹部11aが開口している外面(具体的には後述する周壁部12の開放側の端面)と平行な方向に突出している。ノズル41は、軸方向に進退可能に構成されている。ノズル41は、収容空間S内で開口100aに装着されて、ワーク100内に流体を封入する。
【0027】
位置決め機構31は、ワーク100を第1部材11及び第2部材21と離間した状態で保持する。位置決め機構31は、凹部11aの深さ方向にワーク100を位置決めする第1位置決め機構31aと、凹部11aの深さ方向以外の方向にワーク100を位置決めする第2位置決め機構31bとを有する。
【0028】
位置決め機構31は、ノズル41が開口100aに装着可能となる位置にワーク100を位置決めする。つまり、当該チャンバ10は、ノズル41の配置は一定に保ちつつ、このノズル41の位置に合致するように位置決め機構31によって収容空間S内にワーク100を位置決めする。このように構成されていることで、異なるサイズのワーク100を収容空間S内の所望の位置に容易に位置決めすることができる。その結果、異なるサイズのワーク100に対するリークテストを容易に行うことができる。
【0029】
当該チャンバ10は、位置決め機構31が、ワーク100を第1部材11及び第2部材21と離間した状態で位置決めできるので、収容空間Sをワーク100のサイズに対応させることを要しない。従って、当該チャンバ10は、異なるサイズのワーク100を収容空間S内に位置決めすることができる。
【0030】
以下、当該チャンバ10を構成する各部材について詳説する。
【0031】
(第1部材)
図2に示すように、第1部材11は、筒状の周壁部12と、周壁部12の一方の端部開口を閉塞する底壁部13とを有する。周壁部12は、例えば四角筒状である。凹部11aは、周壁部12の内面と底壁部13の内面とによって画定される。凹部11aは、例えば直方体状である。
【0032】
(第2部材)
第2部材21は、前述のように凹部11aの開放端部を閉塞可能に構成されている。すなわち、第2部材21は、チャンバ10内へのワーク100の出入口を閉塞可能な蓋本体である。第2部材21は、板状である。第2部材21は、内面の周縁部分で周壁部12の開放側の端面と密着可能に構成されている。第2部材21の内面は、凹部11aの内面とともに、ワーク100の収容空間Sを画定する。なお、第2部材の「内面」とは、凹部の開放端部を閉塞した状態で収容空間Sに面する側の面を意味する。
【0033】
第1部材11と第2部材21との密着部分には、気密を保つための封止部材が配置されていてもよい。例えば、第1部材11の周壁部12の開放側の端面と、第2部材21の内面の周縁部分との一方又は両方には、予め前記封止部材が取り付けられていてもよい。前記封止部材としては、例えばOリングが挙げられる。
【0034】
(第1位置決め機構)
図3から
図5に示すように、第1位置決め機構31aは、それぞれ第2部材21に配置されるスペーサ板32及び押圧体33を有する。また、第1位置決め機構31aは、スペーサ板32と第2部材21とを接続する接続部35を有する。本実施形態において、スペーサ板32と押圧体33とは、水平方向に対向している。
【0035】
第1位置決め機構31aは、ワーク100をスペーサ板32と押圧体33との間に配置した状態で、ワーク100とともに収容空間Sに収容される。つまり、第2部材21は、ワーク100をスペーサ板32と押圧体33との間に配置した状態で凹部11aの開放端部を閉塞可能に構成されている。このように構成されていることで、当該チャンバ10は、収容空間S内へのワーク100の出し入れが容易であるとともに、収容空間S内にワーク100を容易かつ確実に位置決めすることができる。
【0036】
〔スペーサ板〕
図7から
図10に示すように、スペーサ板32は、ワーク100と凹部11aの内面、より詳しくはワーク100の第1面101と凹部11aの底面、との間に介在する。スペーサ板32の板厚は、ワーク100の開口100aとノズル41との位置が、凹部11aの深さ方向において一致するように調整されている。スペーサ板32には、ワーク100から漏出した流体が通過可能な流路が形成されていてもよい。この流路としては、特に限定されるものではなく、例えばワーク100と対向する面に形成される溝であってもよい。また、スペーサ板32に多孔質等からなる通気部を設けることで前記流路としてもよい。
【0037】
スペーサ板32は、例えば板厚方向視で矩形状である。スペーサ板32は、凹部11aの底面と対向する側に配置される本体32aと、ワーク100と対向するように本体32aに積層される補助部32bとを有する。補助部32bは、流体の封入によってワーク100が膨張した際等にワーク100の変形を吸収しつつ、ワーク100の位置を保持する。
【0038】
〔押圧体〕
押圧体33は、ワーク100を挟んでスペーサ板32と対向するように配置される。つまり、押圧体33は、ワーク100の第2面102と第2部材21の内面との間に介在している。押圧体33は、例えば板状である。押圧体33は、ワーク100をスペーサ板32側に押圧可能に設けられている。押圧体33は、コイルばね等のばね部材34によって第2部材21側から支持されている。ばね部材34は、ワーク100が収容空間S内に収容された状態で、ワーク100の第2面102と押圧体33とを接触させつつ、ワーク100を介してスペーサ板32を凹部11aの底面側に押す。押圧体33には、ワーク100から漏出した流体が通過可能な流路が形成されていてもよい。この流路としては、特に限定されるものではなく、例えばスペーサ板32と同様の溝、通気部等が挙げられる。
【0039】
第1位置決め機構31aは、ワーク100と凹部11aの底面との間に介在するスペーサ板32と、ワーク100を挟んでスペーサ板32と対向する押圧体33とを有しており、押圧体33がワーク100をスペーサ板32側に押圧可能であるので、ワーク100を第1部材11及び第2部材21と離間した状態で容易に保持することができる。
【0040】
押圧体33は、ワーク100を介してスペーサ板32を押圧することで、スペーサ板32を凹部11aの底面に密着させる。つまり、当該チャンバ10によると、スペーサ板32の板厚分の間隔を空けてワーク100が凹部11aの底面に対向する。そのため、当該チャンバ10は、スペーサ板32の板厚に基づいて、凹部11aの底面とワーク100との間隔を制御することができる。従って、例えば
図11に示すように、ワーク100における開口100aの配置に対応してスペーサ板32の板厚を調整することで、異なる形状や異なるサイズのワーク100であってもチャンバ10内に容易かつ安定的に収容することができる。なお、スペーサ板32の板厚の調整方法は、特に限定されるものではなく、例えば本体32a及び補助部32bのいずれか一方又は両方の厚さを変化させることで行うことができる。
【0041】
〔接続部〕
接続部35は、スペーサ板32を片持ち梁状に保持している。接続部35は、スペーサ板32の外縁に沿ってスペーサ板32を直線状に保持しており、より詳しくはスペーサ板32の下縁に沿ってスペーサ板32を直線状に保持している。このように、スペーサ板32が、接続部35によって片持ち梁状に保持されていることで、スペーサ板32と押圧体33との間にワーク100を配置しやすい。また、この構成によると、スペーサ板32を凹部11aの底面に容易に密着させやすい。
【0042】
接続部35は、ワーク100をスペーサ板32と押圧体33との間に配置する際におけるワーク100の経路の外側に設けられていることが好ましい。当該チャンバ10は、ワーク100がスペーサ板32と押圧体33との間に配置された際に、ワーク100を下方から支持する載置台42を有している。載置台42は、例えば第2部材21に接続されている。接続部35は、この載置台42へのワーク100の配置が妨げられない位置(本実施形態では載置台42よりも下側)でスペーサ板32と第2部材21とを接続している。このように構成されていることで、ワーク100の配置及び取り出しを短時間で容易にかつ確実に行うことができる。
【0043】
図4から
図6に示すように、接続部35は、スペーサ板32を揺動可能な揺動機構36と、スペーサ板32とワーク100との間隔を保持可能な固定機構37とを有する。より詳しくは、接続部35は、スペーサ板32の両側で接続されるように互いに間隔を空けて配置される一対の揺動機構36を有しており、各揺動機構36と対をなすように固定機構35がスペーサ板32の両側に配置されている。当該チャンバ10は、接続部35が揺動機構36及び固定機構37を有することで、スペーサ板32を揺動可能な状態と所定の位置で固定された状態とに制御できる。その結果、例えばワーク100をスペーサ板32と押圧体33との間に配置する際にスペーサ板32を固定しておくことで、スペーサ板32とワーク100とが意図せず接触することを抑制できる。また、ワーク100がチャンバ10内に収容された状態でスペーサ板32を揺動可能にしておくことで、スペーサ板32を凹部11aの底面に容易に密着させることができる。
【0044】
揺動機構36は、例えば棒状である。揺動機構36は、長手方向の両端でスペーサ板32と第2部材21とに接続されている。揺動機構36は、スペーサ板32の揺動中心となる回転軸Xを有する。一対の揺動機構36に設けられている回転軸X同士は同軸上に位置している。
【0045】
また、揺動機構36は、スペーサ板32と第2部材21との間隔を変化させることが可能な伸縮部36aを有する。伸縮部36aには、圧縮ばね等のばね部材が配置されている。伸縮部36aは、通常は伸長された状態で保持されている。伸縮部36aは、スペーサ板32が凹部11aの底面に支持された状態で、第2部材21がスペーサ板32側に押された際に、押圧体33をワーク100に押圧することができるように縮小可能に構成されている。
【0046】
固定機構37は、スペーサ板32を第2部材21と平行に固定可能に構成されている。固定機構37は、例えば棒状であり、先端部(スペーサ板32と近接する側の端部)にスペーサ板32の揺動を停止するための押圧部37aを有する。また、固定機構37は、スペーサ板32を第2部材21から離れる方向に押す弾性体37bを有する。さらに、固定機構37は、押圧部37aとスペーサ板32との間隔やスペーサ板32に対する押圧力等を制御するためのエアシリンダ等の駆動源を有していてもよい。固定機構37は、スペーサ板32を固定する固定位置と、スペーサ板32の揺動を可能とする揺動可能位置とに移動又は伸縮可能に構成されている。
【0047】
図6に示すように、押圧部37aは、回転軸Xを挟んで反対側に位置する部分(回転軸Xよりも上側に位置する部分と回転軸Xよりも下側に位置する部分)を同じ力で押圧することでスペーサ板32の揺動を停止可能に構成されている。
図6において、押圧部37aは板状である。但し、押圧部37aの具体的な形状は特に限定されるものではない。また、押圧部37aは、1つの部材からなる必要はなく、例えば回転軸Xを挟んで反対側に位置する部分を2以上の部材によって押圧するように設けられていてもよい。
【0048】
弾性体37bは、例えば圧縮ばね等のばね部材である。固定機構37は、弾性体37bを有することで、押圧部37aをスペーサ板32に接触させつつ、弾性体37bの弾性力を利用してスペーサ板32を揺動可能に保持することができる。その結果、スペーサ板32が意図せず傾くことを抑制しつつ、スペーサ板32を凹部11aの底面に容易かつ確実に密着させることができる。なお、固定機構37は弾性体37bを有するので、押圧部37aをさらに押し込むことでスペーサ板32を容易に固定することができる。
【0049】
(蓋)
第2部材21と第1位置決め機構31aとは、チャンバ10内に密閉空間を形成するための蓋50として構成されている。当該蓋50は、開口100aを有するワーク100を収容するリークテスタ用の蓋である。当該蓋50は、それ自体本発明の一実施形態である。当該蓋50は、チャンバ10内へのワーク100の出入口を閉塞可能な蓋本体(第2部材21)と、前記蓋本体と間隔を空けて前記蓋本体の内面側に配置されるスペーサ板32と、前記蓋本体の内面に配置されており、スペーサ板32との間にワーク100を挟み込み可能な押圧体33とを備える。
【0050】
当該蓋50は、異なるサイズのワーク100を収容空間S内に位置決めすることができる。
【0051】
(第1位置決め機構による位置決め手順)
次に、
図7から
図9を参照して、第1位置決め機構31aによるワーク100の位置決め手順について説明する。
【0052】
前述のように、第1位置決め機構31aは、ワーク100を凹部11aの深さ方向に位置決めする。第1位置決め機構31aによってワーク100を位置決めするにあたっては、まず、
図7に示すように、ワーク100をスペーサ板32と押圧体33との間の空間に配置する。より詳しくは、スペーサ板32と押圧体33との間隔がワーク100の第1面101及び第2面102の間隔よりも大きく保たれた状態で、スペーサ板32及び押圧体33とワーク100とが接触しないようにワーク100を載置台42上に配置する。この際、スペーサ板32は固定機構37によって第2部材21と平行に固定されている。これにより、スペーサ板32の揺動に起因してスペーサ板32とワーク100とが接触することが抑制される。
【0053】
次に、
図8に示すように、凹部11aの開放端部を閉塞するように第2部材21を移動させる。この際に、固定機構37は、前述の固定位置から揺動可能位置に移動又は縮小される。固定機構37は、第2部材21の移動中にワーク100を安定的に保持できるように、スペーサ板32が凹部11aの底面に接触する直前に前記固定位置から前記揺動可能位置に移動又は縮小されることが好ましい。なお、当該チャンバ10は、前述の弾性体37bの弾性力を用いることで、押圧体37aをスペーサ板32に接触させつつ、スペーサ板32を揺動可能に保持することも可能である。この構成によると、スペーサ板32の意図しない傾き等を抑制しやすい。
【0054】
続いて、
図9に示すように、第2部材21によって凹部11aの開放端部を閉塞する。当該チャンバ10は、揺動機構36が伸縮可能で、かつ固定機構37が移動又は伸縮可能であるので(すなわち、接続部35が伸縮可能に設けられているので)、第2部材21によって凹部11aの開放端部を閉塞することで、凹部11aの深さに対応してスペーサ板32と押圧体33との間隔が自動的に調整される。より詳しくは、ワーク100の第1面101がスペーサ板32に接し、かつワーク100の第2面102が押圧体33に接するように、スペーサ板32と押圧体33との間隔が自動的に調整される。その結果、ばね部材34の作用によって、ワーク100は、押圧体33によってスペーサ板32側に押圧された状態で保持される。
【0055】
また、この際に、スペーサ板32は、押圧体33によってワーク100を介して凹部11aの底面側に押される。スペーサ板32は、凹部11aの底面に追随できるように揺動可能に保持されているため、凹部11aの底面に密着する。その結果、収容空間S内におけるスペーサ板32の配置が安定し、収容空間S内におけるワーク100の位置決めをより確実に行うことができる。
【0056】
このように、接続部35は、第2部材21が凹部11aの開放端部を閉塞する前には、スペーサ板32及び押圧体33をワーク100と接触しないように保持し、かつ第2部材21が凹部11aの開放端部を閉塞した際には、スペーサ板32及び押圧体33をワーク100と接触するように保持する。その結果、収容空間S内へのワーク100の収容及び収容空間S内におけるワーク100の位置決めを容易かつ確実に行うことができる。
【0057】
(第2位置決め機構)
図2に示すように、第2位置決め機構31bは、収容空間S内に突出し、この突出方向においてワーク100を所定の位置に支持する第1移動体38と、第1移動体38と対向するように収容空間S内に突出し、ワーク100を第1移動体38側に押圧する第2移動体39とを有する。当該チャンバ10は、第2位置決め機構31bを有することで、収容空間S内にワーク100を容易かつ確実に位置決めすることができる。
【0058】
図10に示すように、第2位置決め機構31bは、第1位置決め機構31aによる位置決め方向(凹部11aの深さ方向)と垂直な方向からワーク100を位置決めすることが好ましい。また、第2位置決め機構31bは、ノズル41の突出方向と直交する方向からワーク100を位置決めすることが好ましい。すなわち、第2位置決め機構31bは、載置台42に配置されたワーク100を、第1位置決め機構31aとあわせて平面視で直交する4方向から位置決めできるように、凹部11aの深さ方向と垂直な方向からワーク100を位置決めすることが好ましい。このように構成されていることで、第1位置決め機構31a及び第2位置決め機構31bによって、ワーク100の開口100aとノズル41との位置が平面視で一致するように、すなわち、開口100aが所定の位置となるようにワーク100が位置決めされる。また、位置決めされているワーク100の開口100aにノズル41を装着することで、このワーク100を互いに直交する3軸方向から支持することができる。その結果、収容空間S内におけるワーク100の配置を容易かつ安定的に維持することができる。
【0059】
第1移動体38及び第2移動体39は、それぞれ第1部材11を貫通している。このように構成されていることで、第2部材21が凹部11aの開放端部を閉塞することによって凹部11aの深さ方向に位置決めされたワーク100を、この深さ方向と垂直な方向から容易に位置決めすることができる。
【0060】
第1移動体38は、収容空間S内に突出するロッド(第1ロッド38a)を有する。第1ロッド38aの先端部には支持部(第1支持部38b)が配置されている。第1支持部38bは例えば板状である。
【0061】
第1移動体38は、第1ロッド38aの突出長さを制御する制御部(第1制御部38c)を有する。第1制御部38cは、収容空間Sの外側に配置されている。第1制御部38cは、例えば数値制御アクチュエータである。すなわち、第1移動体38は、数値制御アクチュエータによって伸縮する第1ロッド38aを有している。このように構成されていることで、ワーク100の開口100aとノズル41の位置とが平面視で一致するように、第1制御部38cによって第1ロッド38aの突出長さを容易かつ確実に制御することができる。その結果、収容空間S内におけるワーク100の位置決めをより容易かつ確実に行うことができる。
【0062】
第2移動体39は、収容空間S内に突出するロッド(第2ロッド39a)を有する。第2ロッド39aの先端部には支持部(第2支持部39b)が配置されている。第2支持部39bは例えば板状である。
【0063】
第2移動体39は、第2支持部39bによってワーク100を支持できるように、第2ロッド39aの突出長さを制御する制御部(第2制御部39c)を有する。第2制御部39cは、収容空間Sの外側に配置されている。第2制御部39cとしては、数値制御アクチュエータ、圧力シリンダ等が挙げられる。このように構成されていることで、第1制御部38cによって第1ロッド38aの突出長さが制御された状態で、第1支持部38bと第2支持部39bとの間にワーク100を挟み込めるように、第2ロッド39aの突出長さを容易に制御することができる。その結果、収容空間S内におけるワーク100の位置決めをより容易かつ確実に行うことができる。
【0064】
[第二実施形態]
<リークテスタ>
図12のリークテスタ60は、当該チャンバ10を備える。当該リークテスタ60における当該チャンバ10以外の具体的な構成は特に限定されるものではない。当該リークテスタ60は、例えば当該チャンバ10と、当該チャンバ10内に形成される収容空間を減圧する第1真空ポンプ61と、前記収容空間内に収容されたワークの内部空間をノズル41を介して減圧する第2真空ポンプ62と、第2真空ポンプ62による真空引き後に前記ワークの内部空間にノズル41を介してトレーサガスを封入するトレーサガス供給部63と、前記ワークから漏れ出たトレーサガスを検出するリークディテクタ64と、前記ワークのリークテスト後にノズル41を介してトレーサガスを回収するトレーサガス回収部65と、前記ワークのリークテスト後にノズル41を介してワーク内を大気に戻す大気開放部66とを備える構成とすることができる。前記トレーサガスとしては、特に限定されるものではないが、例えば水素、ヘリウム、これらのガスを含む混合ガス等が挙げられる。
【0065】
当該リークテスタ60は、当該チャンバ10を備えているので、異なるサイズのワークを前記収容空間内に位置決めすることができる。そのため、当該リークテスタ60は、異なるサイズのワークのリークテストを容易に行うことができる。
【0066】
[その他の実施形態]
前記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
【0067】
前記第1部材及び前記第2部材の具体的な形状は、前記実施形態に記載された形状に限定されない。例えば当該チャンバは、前記第1部材に加えて、前記第2部材にも凹部が設けられていてもよい。この場合、前記第1部材に設けられた凹部と前記第2部材に設けられた凹部とによって画定される領域全体が前述の収容空間として形成され得る。
【0068】
前記第2部材は、前記第1部材に設けられた凹部の深さ方向の途中まで挿入されるように構成されていてもよい。この場合、例えば前記第2部材を前記凹部内に挿入していくことで、前記押圧体が前記ワークを介して前記スペーサ板を押圧するように構成することも可能である。
【0069】
前記実施形態では、位置決め機構が第1位置決め機構及び第2位置決め機構を有する構成について説明した。但し、
図13に示すように、当該チャンバ70は、第1位置決め機構71のみを有する構成とすることも可能である。また、当該チャンバは、前記第2位置決め機構のみを有する構成とすることも可能であり、前記第1位置決め機構及び前記第2位置決め機構のいずれかに代えて、或いは前記第1位置決め機構及び前記第2位置決め機構とともに、他の位置決め機構を有する構成とすることも可能である。
【0070】
前記実施形態では、前記接続部が前記スペーサ板の下縁に沿って前記スペーサ板を直線状に保持する構成について説明した。但し、前記接続部は、前記スペーサ板の下縁以外の外縁に沿って配置されていてもよい。例えば
図14のチャンバ80は、接続部85がスペーサ板82の上縁に沿って配置されている。当該チャンバ80は、このような構成によっても、異なるサイズのワークをチャンバ80内の収容空間内に位置決めすることができる。
【0071】
前記スペーサ板及び前記押圧体の具体的な構成は、前記実施形態に記載された構成に限定されない。例えば前記スペーサ板は、前述の補助部を有していなくてもよい。また、前記押圧体は、板状以外の形状とすることも可能である。さらに、ワークの外面に凹凸等が形成されている場合には、前記スペーサ板及び前記押圧体のワークと接する面は、ワークの外面に対応する凹凸等を有していてもよい。
【0072】
前記収容空間内におけるスペーサ板の配置は、凹部の形状等の当該チャンバ全体の仕様に基づいて設定可能である。前記スペーサ板は、ワークと、凹部の底面以外の内面との間に介在するように設けられてもよい。
【0073】
前記スペーサ板は、前記接続部によって片持ち梁状に保持されない構成とすることも可能である。例えば前記スペーサ板と前記第2部材とが、前記スペーサ板の4隅で接続される構成を採用することも可能である。またこの場合、前記スペーサ板と前記第2部材とを接続する部分をそれぞれ伸縮可能に構成してもよい。但し、装置全体の簡素化や、収容空間内へのワークの出し入れの容易化等の観点から、前記スペーサ板は、前記接続部によって片持ち梁状に保持されることが好ましい。
【0074】
前記接続部は、前記スペーサ板を複数の方向に傾動可能に設けられていてもよい。また、前記揺動機構及び前記固定機構の具体的な構成は前記実施形態に記載された構成に限定されない。例えば前記固定機構は、エアシリンダ等の駆動源のみによって移動又は伸縮されるように設けられていてもよく、前記弾性体のみによって伸縮されるように設けられていてもよい。
【0075】
前記第2位置決め機構における前記第1移動体及び前記第2移動体の突出方向は、チャンバの具体的な構成に応じて設定可能である。例えば当該チャンバが第1位置決め機構を有しない場合であれば、前記第2位置決め機構は、前記ワークを第1部材に設けられた凹部の深さ方向に位置決めするように設けられていてもよい。
【0076】
前述のように、前記第1移動体は、数値制御アクチュエータによってロッドの突出長さを制御することが好ましい。但し、前記ロッドの突出長さを制御するための機構は、ワークの仕様等に応じて変更可能である。
【0077】
当該リークテスタは、ガス以外の流体を用いた装置として構成することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0078】
以上説明したように、本発明の一態様に係るチャンバは、収容空間内にワークを位置決めするのに適している。
【符号の説明】
【0079】
10、70、80 チャンバ
11 第1部材
11a 凹部
12 周壁部
13 底壁部
21 第2部材
31 位置決め機構
31a、71 第1位置決め機構
31b 第2位置決め機構
32、82 スペーサ板
32a 本体
32b 補助部
33 押圧体
34 ばね部材
35、85 接続部
36 揺動機構
36a 伸縮部
37 固定機構
37a 押圧部
37b 弾性体
38 第1移動体
38a 第1ロッド
38b 第1支持部
38c 第1制御部
39 第2移動体
39a 第2ロッド
39b 第2支持部
39c 第2制御部
41 ノズル
42 載置台
50 蓋
60 リークテスタ
61 第1真空ポンプ
62 第2真空ポンプ
63 トレーサガス供給部
64 リークディテクタ
65 トレーサガス回収部
66 大気開放部
100 ワーク
100a 開口
101 第1面
102 第2面
103 第3面
S 収容空間
X 回転軸