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特開2024-24534情報処理方法、情報処理システム及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024024534
(43)【公開日】2024-02-22
(54)【発明の名称】情報処理方法、情報処理システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/18 20120101AFI20240215BHJP
【FI】
G06Q50/18 310
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022127438
(22)【出願日】2022-08-09
(62)【分割の表示】P 2022127142の分割
【原出願日】2022-08-09
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-11-08
(71)【出願人】
【識別番号】519363649
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】福山 将英
(72)【発明者】
【氏名】奥村 光平
(72)【発明者】
【氏名】植野 健一
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC33
(57)【要約】
【課題】特許庁への提出書類を行うアプリケーションソフトウェアの操作の少なくとも一部を自動化することのできる情報処理方法、情報処理システム及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが実行する情報処理方法が提供される。この情報処理方法は、受付ステップと、取得ステップと、操作ステップとを備える。受付ステップでは、処理対象ファイルの指定を受け付ける。取得ステップでは、アプリケーションソフトウェアが提供する画面を画像として取得する。アプリケーションソフトウェアは、特許庁に対してオンライン手続きを行うものである。操作ステップでは、画像に基づいてアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、該判定の結果とファイルの種別毎に予め定められた手順と従って、アプリケーションソフトウェアを操作する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
受付ステップと、取得ステップと、操作ステップとを備え、
前記受付ステップでは、処理対象ファイルの指定を受け付け、
前記取得ステップでは、アプリケーションソフトウェアが提供する画面を画像として取得し、
前記アプリケーションソフトウェアは、特許庁に対してオンライン手続きを行うものであり、
前記操作ステップでは、前記画像に基づいて前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、該判定の結果と前記ファイルの種別毎に予め定められた手順と従って、前記アプリケーションソフトウェアを操作する
情報処理方法。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、マウスカーソルの移動と、マウスのボタンの押下と、キーボードのキーの押下との少なくとも1つを含む
情報処理方法。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、前記画像から所定のオブジェクトの座標を特定し、該特定した座標へのマウスカーソルの移動を含む
情報処理方法。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記受付ステップでは、フォルダの指定を受け付けることで、該フォルダに含まれる1又は複数の前記処理対象ファイルの指定を受け付ける
情報処理方法。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、前記処理対象ファイルが、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む1のファイルである場合、前記アプリケーションソフトウェアの文書入力オブジェクトのマウスによる押下又は該文書入力オブジェクトに対応するキーの押下により、送信ファイルを作成させる
情報処理方法。
【請求項6】
請求項4に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、前記処理対象ファイルが、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む複数のファイルである場合、前記アプリケーションソフトウェアの合成入力オブジェクトのマウスによる押下又は該合成入力オブジェクトに対応するキーの押下により、送信ファイルを作成させる
情報処理方法。
【請求項7】
請求項5に記載の情報処理方法において、
結合ステップを備え、
前記操作ステップでは、印刷結果をファイル出力するプリンタドライバを選択して前記送信ファイルをファイル出力し、
前記結合ステップでは、前記プリンタドライバにより出力された複数のファイルを、予め定めた順序で結合する
情報処理方法。
【請求項8】
請求項4に記載の情報処理方法において、
結合ステップを備え、
前記操作ステップでは、前記フォルダに単独で提出可能な書類に対応する前記処理対象ファイルが複数存在した場合に、該処理対象ファイルのそれぞれに対応する複数の送信ファイルを作成させ、印刷結果をファイル出力するプリンタドライバを選択して前記送信ファイルのそれぞれをファイル出力し、
前記結合ステップでは、前記プリンタドライバにより出力された複数のファイルを、予め定めた順序で結合する
情報処理方法。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理方法において、
提示ステップを備え、
前記提示ステップでは、前記アプリケーションソフトウェアが作成した送信ファイルを選択可能な態様で提示し、
前記受付ステップでは、前記提示ステップで提示した送信ファイルから選択された送信ファイルを前記処理対象ファイルとして受け付ける
情報処理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理方法において、
前記提示ステップでは、前記送信ファイルを格納するフォルダに同時提出すべき複数の送信ファイルが格納されていた場合、該同時提出すべき複数の送信ファイルを視認可能かつ同時選択可能な態様で提示する
情報処理方法。
【請求項11】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、前記アプリケーションソフトウェアが本人認証画面を提供した場合、前記処理対象ファイルに基づいて認証情報を入力する
情報処理方法。
【請求項12】
少なくとも1つの装置からなる情報処理システムであって、
請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備える
情報処理システム。
【請求項13】
プログラムであって、
少なくとも1つのコンピュータに、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報処理方法の各ステップを実行させる
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、情報処理システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許出願等の特許庁への書類の提出は、インターネット出願と称されるアプリケーションソフトウェアを用いて、オンラインで行われることが通常である。このアプリケーションソフトウェアは、基本的には、出願人や、その代理人である弁理士が操作するものであるが、当該アプリケーションソフトウェアの操作に不慣れであったり、多忙であることが理由で、パラリーガル等に操作を委託することがある。その場合、弁理士等が提出書類の作成及び修正を行った後、パラリーガルがインターネット出願ソフトに入力した結果を弁理士に返し、必要であれば都度修正を行う、といったことを繰り返している。なお、提出書類自体の作成を補助する技術には、様々なものが存在する(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6914491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、提出書類の確認の際には、アプリケーションソフトウェアからプリンタドライバを介して出力された印刷物やファイル等のやり取りを行うこともあり、結果としてやり取りが多く煩雑であった。また、アプリケーションソフトウェアからプリンタドライバを介して出力された印刷物やファイル等は、記録として保存しておくことも多く、これらの作業は避けられないものであることも多い。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、特許庁への提出書類を行うアプリケーションソフトウェアの操作の少なくとも一部を自動化することのできる情報処理方法、情報処理システム及びプログラムを提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが実行する情報処理方法が提供される。この情報処理方法は、受付ステップと、取得ステップと、操作ステップとを備える。受付ステップでは、処理対象ファイルの指定を受け付ける。取得ステップでは、アプリケーションソフトウェアが提供する画面を画像として取得する。アプリケーションソフトウェアは、特許庁に対してオンライン手続きを行うものである。操作ステップでは、画像に基づいてアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、該判定の結果とファイルの種別毎に予め定められた手順と従って、アプリケーションソフトウェアを操作する。
【0007】
本発明の一態様によれば、出願人又は弁理士が提出書類を容易に特許庁へ提出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】情報処理装置1の構成を示した図である。
図2】情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。
図3】送信ファイルの作成時の動作の流れを示すアクティビティ図である。
図4】送信ファイルの作成時の動作の流れを示すアクティビティ図である。
図5】インターネット出願の画面例を示した図である。
図6】処理対象ファイルの格納例を示した図である。
図7】処理対象ファイルの格納例を示した図である。
図8】処理対象ファイルの格納例を示した図である。
図9】送信ファイルの提出時の動作の流れを示すアクティビティ図である。
図10】送信ファイルの例を示した図である。
図11】ファイル指定要求の画面の例を示した図である。
図12】警告画面の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本開示の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.情報処理装置の構成
図1は、情報処理装置1の構成を示した図である。同図に示すように、情報処理装置1は、処理部11と、記憶部12と、一時記憶部13と、外部装置接続部14と、通信部15とを有しており、これらの構成要素が情報処理装置1の内部において通信バス16を介して電気的に接続されている。
【0014】
処理部11は、例えば、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)により実現されるもので、記憶部12に記憶された所定のプログラムに従って動作し、種々の機能を実現する。
【0015】
記憶部12は、様々な情報を記憶する不揮発性の記憶媒体である。これは、例えばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)やソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスにより実現される。なお、記憶部12は、情報処理装置1と通信可能な別の装置に配するようにすることも可能である。
【0016】
一時記憶部13は、揮発性の記憶媒体である。これは、例えばランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリにより実現され、処理部11が動作する際に一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶する。
【0017】
外部装置接続部14は、例えばユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)や高精細度マルチメディアインターフェース(High-Definition Multimedia Interface:HDMI(登録商標))といった規格に準じた接続部であり、キーボード等の入力装置やモニタ等の表示装置を接続可能としている。
【0018】
通信部15は、例えばローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)規格に準じた通信手段であり、情報処理装置1とローカルエリアネットワークやこれを介したインターネット等のネットワークとの間の通信を実現する。
【0019】
なお、情報処理装置1には、汎用のサーバ向けのコンピュータやパーソナルコンピュータ等を利用することが可能であり、複数のコンピュータを用いて情報処理装置1を構成することも可能である。
【0020】
2.情報処理装置1の機能
次に、情報処理装置1の機能について説明する。情報処理装置1は、情報処理システムを構成するもので、プログラムにしたがって動作することで、後述する各機能部を実現する。このプログラムは、少なくとも1つのコンピュータに、後述する情報処理方法の各ステップを実行させるものである。具体的には、記憶部12に記憶されているプログラム、つまり、ソフトウェアに基づいて、ハードウェアである処理部11が動作することで、後述する各機能部を実現する。このとき、処理部11は、必要に応じて、記憶部12と、一時記憶部13と、外部装置接続部14と、通信部15とを動作させる。
【0021】
ところで、ここで説明する情報処理システムは、少なくとも1つの装置からなる情報処理システムである。ここでは、その少なくとも1つの装置として情報処理装置1を含む情報処理システムを、例として説明する。この情報処理システムでは、後述する各部がなされるようにプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備える。このプロセッサは、例えば、処理部11に相当するものである。
【0022】
図2は、情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置1は、制御部100を備え、制御部100は、提示部101と、受付部102と、起動部103と、取得部104と、操作部105と、結合部106との各機能部を備える。提示部101、受付部102、起動部103、取得部104、操作部105、結合部106は、それぞれ、後述する提示ステップ、受付ステップ、起動ステップ、取得ステップ、操作ステップ、結合ステップを実行する。
【0023】
4.情報処理装置1の動作1
次に、情報処理装置1の動作を説明するが、最初に、出願等の提出書類の送信ファイルの作成時の動作を説明する。図3及び図4は、送信ファイルの作成時の動作の流れを示すアクティビティ図である。
【0024】
情報処理装置1は、動作を開始すると、提示部101は、提示ステップとして、ファイルの指定を受け付けるためのダイアログ等を提示する(A101)。このダイアログは、オペレーティングシステムが提供するもので、ファイル又は当該ファイルが格納されているフォルダを指定することができるものである。そして、このダイアログにより利用者がファイル又はフォルダを指定すると、受付部102は、受付ステップとして、処理対象ファイルの指定を受け付ける(A102)。なお、受付ステップでは、フォルダの指定を受け付けることで、該フォルダに含まれる1又は複数の処理対象ファイルの指定を受け付ける。
【0025】
次に、起動部103が、インターネット出願を起動する(A103)。インターネット出願は、アプリケーションソフトウェアであり、このアプリケーションソフトウェアは、特許庁に対してオンライン手続きを行うものである。このとき、起動部103は、インターネット出願をサブプロセスとして起動するようにしてもよい。また、起動部103は、インターネット出願のレジストリキーを書き換え、起動時に画面が最大化されるようにすることと、出願タブの送信ファイルが初期で開かれているようにすることが望ましい。図5は、インターネット出願の画面例を示した図である。同図に示す画面30には、出願タブであるタブオブジェクト35が配置されており、このタブオブジェクト35が押下された場合に、フォルダ表示欄36が表示されるものであり、インターネット出願は、起動時にレジストリキーを読み込み、その設定にしたがって、初期画面を決定するものである。
【0026】
続いて、取得部104が、取得ステップとして、アプリケーションソフトウェアが提供する画面を画像として取得する。そして、操作部105が、操作ステップステップとして、取得ステップで取得された画像に基づいてアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、該判定の結果とファイルの種別毎に予め定められた手順と従って、アプリケーションソフトウェアを操作する。具体的には、操作ステップでは、取得ステップで取得された画像と、予め用意しておいた複数の画像とでテンプレートマッチングを行い、画面に配置されているオブジェクトを特定し、当該オブジェクトの座標を取得し、マウス操作やキー入力を行う。したがって、操作ステップでは、画像から所定のオブジェクトの座標を特定し、該特定した座標へのマウスカーソルの移動を含み、マウスカーソルの移動と、マウスのボタンの押下と、キーボードのキーの押下との少なくとも1つを含む操作を行うことになる。なお、予め定められた手順は、記憶部12に記憶されたルックアップテーブル等において管理されるとよい。
【0027】
アプリケーションソフトウェアは、起動すると、最初に本人認証画面を提供するが、操作ステップでは、アプリケーションソフトウェアが本人認証画面を提供した場合、処理対象ファイルに基づいて認証情報を入力する。処理対象ファイルは、例えば、特許願や手続補正書など、手続きを行う出願人又は代理人の情報が記載されており、この情報に基づいて本人認証画面から識別番号を選択して、PINを入力する。PINは、記憶部12に暗号化して保存しておき、これを復号して用いるようにすることができる。なお、処理対象ファイルのファイル名を予め定めた規則にしたがって付与する運用とし、処理対象ファイルのファイル名から手続きを行う出願人又は代理人を特定するようにしてもよい。
【0028】
本人認証が終了すると、操作部105は、操作ステップとして、処理対象ファイルが、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む1のファイルである場合、アプリケーションソフトウェアの文書入力オブジェクトのマウスによる押下又は該文書入力オブジェクトに対応するキーの押下を行い(A105)、その結果として提供されるダイアログに処理対象ファイルの情報を入力し(A106)、指定完了オブジェクトのマウスによる押下又は該文書入力オブジェクトに対応するキーの押下を行って(A107)、送信ファイルを作成させる。文書入力オブジェクトは、図5に示すオブジェクト32に相当するもので、キー入力は、「Alt」と「F」を同時に入力し、続けて「R」を入力するもので、メニュー31を選択した場合と同様の入力である。また、提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む1のファイルとは、例えば、図6に示す「出願書類.html」をフォルダに含むもので、この「出願書類.html」には、特許願、特許請求の範囲、明細書、図面、要約書が含まれている。また、図7に示すように「手続補正書.html」と「意見書.html」をフォルダに含むものも、提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む1のファイルに相当する。
【0029】
操作ステップでは、送信ファイルを作成すると、入力チェック結果を出力する(A108)。この出力は、HTMLファイルとして保存してもよく、PDF等の印刷形式で出力してもよい。また、入力チェック結果の出力に際しては、入力日と入力時刻に基づいて、入力チェック結果を並べ替え、最新のものを出力対象とする。
【0030】
また、操作ステップでは、図7に示すように「手続補正書.html」と「意見書.html」をフォルダに含むものである場合、その両者に対して同様の処理を行う。
【0031】
一方、処理対象ファイルが、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む複数のファイルである場合、操作ステップでは、アプリケーションソフトウェアの合成入力オブジェクトのマウスによる押下又は該合成入力オブジェクトに対応するキーの押下を行い(A109)、その結果として提供されるダイアログに処理対象ファイルの情報を入力し(A110)、指定完了オブジェクトのマウスによる押下又は該文書入力オブジェクトに対応するキーの押下を行って(A111)、送信ファイルを作成させる。合成入力オブジェクトは、図5に示すオブジェクト33に相当するもので、キー入力は、「Alt」と「F」を同時に入力し、続けて「J」を入力するもので、メニュー31を選択した場合と同様の入力である。また、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む複数のファイルとは、例えば、図8に示すように、「特許願.html」、「特許請求の範囲.html」、「明細書.html」、「図面.html」、「要約書.html」をフォルダに含むものである。
【0032】
操作ステップでは、送信ファイルを作成すると、入力チェック結果を出力する(A112)。この出力は、HTMLファイルとして保存してもよく、PDF等の印刷形式で出力してもよい。また、入力チェック結果の出力に際しては、入力日と入力時刻に基づいて、入力チェック結果を並べ替え、最新のものを出力対象とする。
【0033】
なお、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む複数のファイルを用いない運用とする場合、A109からA112の処理を行わないように、操作ステップを構成することもできる。
【0034】
入力チェック結果を出力すると、操作ステップでは、印刷結果をファイル出力するプリンタドライバを選択して送信ファイルをファイル出力する。具体的には、操作ステップでは、入力日と入力時刻に基づいて、送信ファイルを並べ替え、新しい順に作成した送信ファイルの数に応じて、作成した送信ファイルを選択し(A113)、図5に示すオブジェクト34を押下する(A114)。そして、図示しない「実行」を示すオブジェクトを押下し(A115)、オペレーティングシステムが提供するダイアログから、プリンタドライバを選択する(A116)。選択するプリンタドライバは、PDF等の印刷形式のファイルを作成するものであることが望ましい。プリンタドライバを選択すると、操作ステップでは、「OK」を示すオブジェクトを押下し(A117)、ファイル名を入力する(A118)。入力するファイル名は、通し番号を含むことが望ましいが、アルファベット順などでソートできるものであればどのような名称であってもよい。ファイル名の入力は、作成する印刷形式のファイル毎に行われる。つまり、操作ステップでは、フォルダに単独で提出可能な書類に対応する処理対象ファイルが複数存在した場合に、該処理対象ファイルのそれぞれに対応する複数の送信ファイルを作成させ、印刷結果をファイル出力するプリンタドライバを選択して送信ファイルのそれぞれをファイル出力する。
【0035】
続いて、結合部106が、結合ステップとして、プリンタドライバにより出力された複数のファイルを、予め定めた順序で結合する。予め定めた順序とは、A118で入力したファイル名に基づいてソートした順番である。例えば、特許願の送信ファイルは、特許願、明細書、特許請求の範囲、要約書、図面の順に出力されるが、その際に、「1.pdf」、「3.pdf」、「2.pdf」、「5.pdf」、「4.pdf」の順にファイル名を入力しておけば、結合ステップにより、特許願、特許請求の範囲、明細書、図面、要約書の順番に結合された1つのPDFファイルを得ることができる。
【0036】
5.情報処理装置1の動作2
次に、出願等の提出書類の送信ファイルの提出(オンライン出願)時の動作を説明する。図9は、送信ファイルの提出時の動作の流れを示すアクティビティ図である。
【0037】
情報処理装置1は、動作を開始すると、起動部103が、インターネット出願を起動する(A201)。この起動は、送信ファイル作成時と同様に行う。アプリケーションソフトウェアは、起動すると、最初に本人認証画面を提供するが、操作ステップでは、アプリケーションソフトウェアが本人認証画面を提供した場合、認証情報を入力する(A202)。このとき、操作者を選択する必要がある場合には、送信ファイル作成時と同様に、アプリケーションソフトウェアの起動前に、処理対象ファイルを選択させ、この処理対象ファイルに基づいて認証情報を入力する。なお、ここでの処理対象ファイルは、操作者を特定するためのみに用いるため、過去に使用したものや不完全なものであってもよい。
【0038】
本人認証が終了すると、操作部105は、提示ステップとしては、アプリケーションソフトウェアが作成した送信ファイルを確認し(A203)、確認したアプリケーションソフトウェアが作成した送信ファイルを選択可能な態様で、ファイル指定要求として提示する。このとき、提示ステップでは、送信ファイルを格納するフォルダに同時提出すべき複数の送信ファイルが格納されていた場合、該同時提出すべき複数の送信ファイルを視認可能かつ同時選択可能な態様で提示する。例えば、アプリケーションソフトウェアが作成した送信ファイルが、図10に示すように、特許願、審判請求書、手続補正書、意見書である場合、提示ステップが提示するファイル指定要求の画面は、図11に示す画面40のように、ラジオボタン41、ラジオボタン42、チェックボックス43、ラジオボタン44、ラジオボタン45が配置される。ラジオボタン41、ラジオボタン42、ラジオボタン44、ラジオボタン45は、いずれかが選択可能なものであり、チェックボックス43は、ラジオボタン42が選択された場合にのみ、チェックが可能となる。なお、画面40に提示する送信ファイルは、所定のフォルダに格納されており、送信ファイルの情報は、そのファイル名に含まれているため、所定のフォルダに格納されている送信ファイルのファイル名から、選択可能な送信ファイルを提示することができる。
【0039】
画面40では、例えば、ラジオボタン41をオンにすると、整理番号が1234567890の特許願を選択することができ、ラジオボタン42をオンにすると、整理番号がIPX1234の審判請求書を選択することができる。このとき、チェックボックス43をオンにすると、整理番号がIPX1234の審判請求書とともに、整理番号がIPX1234の手続補正書を選択することができる。なお、整理番号がIPX1234の審判請求書のみを選択する場合には、チェックボックス43をオフにし、整理番号がIPX1234の手続補正書のみを選択する場合には、ラジオボタン44をオンにすることになる。
【0040】
この画面40への入力により、受付部102が受付ステップとして、提示ステップで提示した送信ファイルから選択された送信ファイルを処理対象ファイルとして受け付ける(A205)。なお、送信ファイルを処理対象ファイルとして受け付けた際に、処理対象ファイルに不足がある可能生があると、受付ステップでは、図12に示すような画面により、操作者に確認を促すようにしてもよい。この例は、画面40でラジオボタン45をオンにして、整理番号が98765432の意見書を処理対象ファイルとして選択した場合で、対となる手続補正書の要否を確認する場合のものである。
【0041】
受付ステップで処理対象ファイルとして送信ファイルの指定を受け付けると、操作部105が操作ステップとして、指定された送信ファイルを選択し(A206)、続けて、オンライン出願に対応するオブジェクトを押下する(A207)。
【0042】
その後、操作ステップでは、手数料の納付を指定立替納付で行う場合には、対応する各種操作を行い(A208)、書類提出後に、受理済ファイルの出力処理を行う(A209)。受理済ファイルの出力は、送信ファイル作成時の送信ファイルの出力と同様に行うため、ここでの説明は省略する。そして、操作ステップでは、受領書の出力を行い(A210)、結合部106が結合ステップとして、受理済ファイルと受領書の出力であるPDF等を結合して(A211)、処理を終了する。
【0043】
6.その他
以上説明した情報処理方法は、情報処理システムが実行する情報処理方法であり、この情報処理方法は、提示ステップと、受付ステップと、取得ステップと、操作ステップと、結合ステップとを備える。
【0044】
情報処理装置1は、オンプレミス形態であってもよく、クラウド形態であってもよい。クラウド形態の情報処理装置1としては、例えば、SaaS(Software as a Service)、クラウドコンピューティングという形態で、上記の機能や処理を提供してもよい。
【0045】
予め定められた手順は、ルールベースのルックアップテーブルによって管理されてもよいが、予め手続きの種類と、好ましい手続きの内容との関係を予め機械学習させた学習済みモデルであってもよい。
【0046】
本発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0047】
(1)情報処理システムが実行する情報処理方法であって、受付ステップと、取得ステップと、操作ステップとを備え、前記受付ステップでは、処理対象ファイルの指定を受け付け、前記取得ステップでは、アプリケーションソフトウェアが提供する画面を画像として取得し、前記アプリケーションソフトウェアは、特許庁に対してオンライン手続きを行うものであり、前記操作ステップでは、前記画像に基づいて前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、該判定の結果と前記ファイルの種別毎に予め定められた手順と従って、前記アプリケーションソフトウェアを操作する情報処理方法。
【0048】
(2)上記(1)に記載の情報処理方法において、前記操作ステップでは、マウスカーソルの移動と、マウスのボタンの押下と、キーボードのキーの押下との少なくとも1つを含む情報処理方法。
【0049】
(3)上記(2)に記載の情報処理方法において、前記操作ステップでは、前記画像から所定のオブジェクトの座標を特定し、該特定した座標へのマウスカーソルの移動を含む情報処理方法。
【0050】
(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の情報処理方法において、前記受付ステップでは、フォルダの指定を受け付けることで、該フォルダに含まれる1又は複数の前記処理対象ファイルの指定を受け付ける情報処理方法。
【0051】
(5)上記(4)に記載の情報処理方法において、前記操作ステップでは、前記処理対象ファイルが、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む1のファイルである場合、前記アプリケーションソフトウェアの文書入力オブジェクトのマウスによる押下又は該文書入力オブジェクトに対応するキーの押下により、送信ファイルを作成させる情報処理方法。
【0052】
(6)上記(4)に記載の情報処理方法において、前記操作ステップでは、前記処理対象ファイルが、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む複数のファイルである場合、前記アプリケーションソフトウェアの合成入力オブジェクトのマウスによる押下又は該合成入力オブジェクトに対応するキーの押下により、送信ファイルを作成させる情報処理方法。
【0053】
(7)上記(5)又は(6)に記載の情報処理方法において、結合ステップを備え、前記操作ステップでは、印刷結果をファイル出力するプリンタドライバを選択して前記送信ファイルをファイル出力し、前記結合ステップでは、前記プリンタドライバにより出力された複数のファイルを、予め定めた順序で結合する情報処理方法。
【0054】
(8)上記(4)に記載の情報処理方法において、結合ステップを備え、前記操作ステップでは、前記フォルダに単独で提出可能な書類に対応する前記処理対象ファイルが複数存在した場合に、該処理対象ファイルのそれぞれに対応する複数の送信ファイルを作成させ、印刷結果をファイル出力するプリンタドライバを選択して前記送信ファイルのそれぞれをファイル出力し、前記結合ステップでは、前記プリンタドライバにより出力された複数のファイルを、予め定めた順序で結合する情報処理方法。
【0055】
(9)上記(1)に記載の情報処理方法において、提示ステップを備え、前記提示ステップでは、前記アプリケーションソフトウェアが作成した送信ファイルを選択可能な態様で提示し、前記受付ステップでは、前記提示ステップで提示した送信ファイルから選択された送信ファイルを前記処理対象ファイルとして受け付ける情報処理方法。
【0056】
(10)上記(9)に記載の情報処理方法において、前記提示ステップでは、前記送信ファイルを格納するフォルダに同時提出すべき複数の送信ファイルが格納されていた場合、該同時提出すべき複数の送信ファイルを視認可能かつ同時選択可能な態様で提示する情報処理方法。
【0057】
(11)上記(1)に記載の情報処理方法において、前記操作ステップでは、前記アプリケーションソフトウェアが本人認証画面を提供した場合、前記処理対象ファイルに基づいて認証情報を入力する情報処理方法。
【0058】
(12)少なくとも1つの装置からなる情報処理システムであって、上記(1)乃至(11)のいずれか1つに記載の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備える情報処理システム。
【0059】
(13)プログラムであって、少なくとも1つのコンピュータに、上記(1)乃至(11)のいずれか1つに記載の情報処理方法の各ステップを実行させるプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0060】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0061】
1 :情報処理装置
11 :処理部
12 :記憶部
13 :一時記憶部
14 :外部装置接続部
15 :通信部
16 :通信バス
30 :画面
31 :メニュー
32 :オブジェクト
33 :オブジェクト
34 :オブジェクト
35 :タブオブジェクト
36 :フォルダ表示欄
40 :画面
41 :ラジオボタン
42 :ラジオボタン
43 :チェックボックス
44 :ラジオボタン
45 :ラジオボタン
100 :制御部
101 :提示部
102 :受付部
103 :起動部
104 :取得部
105 :操作部
106 :結合部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2022-10-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
受付ステップと、取得ステップと、操作ステップとを備え、
前記受付ステップでは、処理対象ファイルの指定を受け付け、
前記取得ステップでは、アプリケーションソフトウェアが提供する画面を画像として取得し、
前記アプリケーションソフトウェアは、特許庁に対してオンライン手続きを行うものであり、
前記操作ステップでは、前記画像に基づいて前記画面に配置されているオブジェクトを特定し、該特定したオブジェクトを前記処理対象ファイルに応じた手順に従って操作して、前記アプリケーションソフトウェアの操作の少なくとも一部を自動で実行する
情報処理方法。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、マウスカーソルの移動と、マウスのボタンの押下と、キーボードのキーの押下との少なくとも1つを含む
情報処理方法。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、前記画像から所定のオブジェクトの座標を特定し、該特定した座標へのマウスカーソルの移動を含む
情報処理方法。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記受付ステップでは、フォルダの指定を受け付けることで、該フォルダに含まれる1又は複数の前記処理対象ファイルの指定を受け付ける
情報処理方法。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、前記処理対象ファイルが、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む1のファイルである場合、前記アプリケーションソフトウェアの文書入力オブジェクトのマウスによる押下又は該文書入力オブジェクトに対応するキーの押下により、送信ファイルを作成させる
情報処理方法。
【請求項6】
請求項4に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、前記処理対象ファイルが、提出書類と、該提出書類とともに提出物件として提出される書類とを含む複数のファイルである場合、前記アプリケーションソフトウェアの合成入力オブジェクトのマウスによる押下又は該合成入力オブジェクトに対応するキーの押下により、送信ファイルを作成させる
情報処理方法。
【請求項7】
請求項5に記載の情報処理方法において、
結合ステップを備え、
前記操作ステップでは、印刷結果をファイル出力するプリンタドライバを選択して前記送信ファイルをファイル出力し、
前記結合ステップでは、前記プリンタドライバにより出力された複数のファイルを、予め定めた順序で結合する
情報処理方法。
【請求項8】
請求項4に記載の情報処理方法において、
結合ステップを備え、
前記操作ステップでは、前記フォルダに単独で提出可能な書類に対応する前記処理対象ファイルが複数存在した場合に、該処理対象ファイルのそれぞれに対応する複数の送信ファイルを作成させ、印刷結果をファイル出力するプリンタドライバを選択して前記送信ファイルのそれぞれをファイル出力し、
前記結合ステップでは、前記プリンタドライバにより出力された複数のファイルを、予め定めた順序で結合する
情報処理方法。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理方法において、
提示ステップを備え、
前記提示ステップでは、前記アプリケーションソフトウェアが作成した送信ファイルを選択可能な態様で提示し、
前記受付ステップでは、前記提示ステップで提示した送信ファイルから選択された送信ファイルを前記処理対象ファイルとして受け付ける
情報処理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理方法において、
前記提示ステップでは、前記送信ファイルを格納するフォルダに同時提出すべき複数の送信ファイルが格納されていた場合、該同時提出すべき複数の送信ファイルを視認可能かつ同時選択可能な態様で提示する
情報処理方法。
【請求項11】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記操作ステップでは、前記アプリケーションソフトウェアが本人認証画面を提供した場合、前記処理対象ファイルに基づいて認証情報を入力する
情報処理方法。
【請求項12】
少なくとも1つの装置からなる情報処理システムであって、
請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備える
情報処理システム。
【請求項13】
プログラムであって、
少なくとも1つのコンピュータに、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報処理方法の各ステップを実行させる
プログラム。