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特開2024-24601コンテンツ探索方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024024601
(43)【公開日】2024-02-22
(54)【発明の名称】コンテンツ探索方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0485 20220101AFI20240215BHJP
   G06F 3/04886 20220101ALI20240215BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240215BHJP
   G09G 5/37 20060101ALI20240215BHJP
   G09G 5/34 20060101ALI20240215BHJP
【FI】
G06F3/0485
G06F3/04886
G09G5/00 510H
G09G5/37 320
G09G5/00 550B
G09G5/34 C
G09G5/34 Z
G09G5/00 550C
G09G5/37 600
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023124495
(22)【出願日】2023-07-31
(31)【優先権主張番号】10-2022-0099564
(32)【優先日】2022-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク ソン ホ
(72)【発明者】
【氏名】キム ヒョン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】イ グァン ジェ
(72)【発明者】
【氏名】クォン ヘヨン
【テーマコード(参考)】
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5C182AB02
5C182AB08
5C182AB16
5C182AC03
5C182AC33
5C182AC43
5C182BA01
5C182BA03
5C182BA04
5C182BA06
5C182BA65
5C182BA66
5C182BA75
5C182BB11
5C182BC01
5C182BC22
5C182BC25
5C182BC26
5C182CB42
5C182CB44
5C182CC02
5C182CC11
5C182CC14
5C182CC15
5C182CC16
5C182CC17
5C182DA52
5C182DA65
5E555AA10
5E555BA02
5E555BA05
5E555BA06
5E555BB02
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC04
5E555CA13
5E555CB16
5E555CB37
5E555CC26
5E555DB04
5E555DC03
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ジェスチャーに基づくスクローリングを利用したコンテンツ探索方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】一実施形態に係るコンピュータ装置で実行されるコンテンツ探索方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記コンテンツ探索方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、コンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記提供されたユーザインタフェースを利用して前記コンテンツ画面に分離された仮想領域の調節によって指定されたコンテンツの探索速度を認識する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記認識されたコンテンツの探索速度にしたがってコンテンツ画面を制御する段階を含む。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行されるコンテンツ探索方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記コンテンツ探索方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、コンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記提供されたユーザインタフェースを利用して前記コンテンツ画面に分離された仮想領域の調節によって指定されたコンテンツの探索速度を認識する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記認識されたコンテンツの探索速度にしたがってコンテンツ画面を制御する段階
含む、コンテンツ探索方法。
【請求項2】
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、
前記コンテンツ画面にコンテンツの探索速度を指定するための複数の仮想領域を分離する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項3】
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、
前記分離された複数の仮想領域ごとに互いに異なるコンテンツ速度を指定し、前記分離された仮想領域ごとにスクロールレベルを区分する段階
を含む、請求項2に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項4】
前記コンテンツの探索速度とは、前記分離された仮想領域それぞれのスクロールレベルにしたがって前記コンテンツ画面を移動させるスクロール速度を意味すること
を特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項5】
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、
コンテンツの大きさまたはコンテンツの内容によって前記分離された仮想領域ごとにスクロールレベルを区分する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項6】
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、
前記提供されたユーザインタフェースを利用したユーザのジェスチャーによって前記ユーザから前記コンテンツ画面に分離された仮想領域が調節され、前記調節された仮想領域のスクロールレベルに対応するコンテンツの探索速度を指定する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項7】
前記ユーザインタフェースを提供する段階は、
前記コンテンツ画面にユーザのジェスチャーを利用したスクローリングのためのユーザインタフェースを提供する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項8】
前記ユーザインタフェースは、
ユーザのクリック・アンド・ドラッグ(Click&Drag)により、前記コンテンツ画面の構成形態に応じて前記コンテンツ画面が上または下、左または右に移動するように構成されたものであること
を特徴とする、請求項7に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項9】
前記制御する段階は、
前記認識されたコンテンツの探索速度に対応するコンテンツ画面のスクローリングにしたがってコンテンツ画面を制御する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項10】
前記コンテンツ画面は、ディスプレイに水平方向に出力されるものであり、
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、
前記提供されたユーザインタフェースを利用してユーザがクリックした状態で、ユーザから上、下にドラッグされることによって前記コンテンツ画面に分離された仮想領域の調節によって指定されたスクロール速度を認識する段階
を含み、
前記コンテンツ画面を制御する段階は、
前記認識されたスクロール速度にしたがって、前記コンテンツ画面に対する左、右へのユーザのドラッグによって前記コンテンツ画面のフォワードスクローリングまたはバックワードスクローリングを実行する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項11】
前記コンテンツ画面は、ディスプレイに垂直方向に出力されるものであり、
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、
前記提供されたユーザインタフェースを利用してユーザがクリックした状態で、ユーザから左、右にドラッグされることによって前記コンテンツ画面に分離された仮想領域の調節によって指定されたスクロール速度を認識する段階
を含み、
前記コンテンツ画面を制御する段階は、
前記認識されたスクロール速度にしたがって、前記コンテンツ画面に対する上、下へのユーザのドラッグによって前記コンテンツ画面にアップスクローリングまたはダウンスクローリングを実行する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ探索方法。
【請求項12】
請求項1~11のうちのいずれか一項に記載のコンテンツ探索方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラム。
【請求項13】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
コンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供し、
前記提供されたユーザインタフェースを利用して前記コンテンツ画面に分離された仮想領域の調節によって指定されたコンテンツの探索速度を認識し、
前記認識されたコンテンツの探索速度にしたがってコンテンツ画面を制御すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記コンテンツ画面にコンテンツの探索速度を指定するための複数の仮想領域を分離すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記分離された複数の仮想領域ごとに互いに異なるコンテンツ速度を指定し、前記分離された仮想領域ごとにスクロールレベルを区分すること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
コンテンツの大きさまたはコンテンツの内容によって前記分離された仮想領域ごとにスクロールレベルを区分すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記提供されたユーザインタフェースを利用したユーザのジェスチャーによって前記ユーザから前記コンテンツ画面に分離された仮想領域が調節され、前記調節された仮想領域のスクロールレベルに対応するコンテンツの探索速度を指定すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記コンテンツ画面にユーザのジェスチャーを利用したスクローリングのためのユーザインタフェースを提供すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記ユーザインタフェースは、
ユーザのクリック・アンド・ドラッグ(Click&Drag)により、前記コンテンツ画面の構成形態に応じて前記コンテンツ画面が上または下、左または右に移動するように構成されたものであることを特徴とする、
請求項17に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記認識されたコンテンツの探索速度に対応するコンテンツ画面のスクローリングにしたがってコンテンツ画面を制御すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、スクローリング技術に関する。
【背景技術】
【0002】
簡単に持ち運べるサイズのモバイル機器が普及し始めてから、どんな場所からでもモバイル機器を利用するだけで多様なサービスに接することができる環境が構築されるようになった。例えば、ユーザは、モバイル機器を利用することで、いつでもどこにいても、文書作業、検索、メッセンジャー、銀行業務処理などを行うことが可能となった。さらに、モバイル機器が普遍的に使用されるようになってから、ユーザの動画視聴方式も変化し始めた。従来はTVやコンピュータでの動画視聴が主流であったが、最近はモバイル機器を利用した動画視聴が主体になってきた。これにより、モバイル機器で視聴できる動画コンテンツが増加するようになった。
【0003】
しかし、モバイル機器の携帯性のために、モバイル機器のディスプレイは、コンピュータやTVのモニターに比べて小さいものが採用されている。これにより、ユーザがモバイル機器でコンテンツ(例えば、動画)を視聴するときに、コンテンツの移動を微細に調整することに困難があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンテンツ画面でのユーザのジェスチャーに基づくスクローリングを利用して精巧なコンテンツ探索を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
コンピュータ装置で実行されるコンテンツ探索方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記コンテンツ探索方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、コンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記提供されたユーザインタフェースを利用して前記コンテンツ画面の分離された仮想領域の調節によって指定されたコンテンツの探索速度を認識する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記認識されたコンテンツの探索速度にしたがってコンテンツ画面を制御する段階を含んでよい。
【0006】
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、前記コンテンツ画面にコンテンツの探索速度を指定するための複数の仮想領域を分離する段階を含んでよい。
【0007】
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、前記分離された複数の仮想領域ごとに互いに異なるコンテンツ速度を指定し、前記分離された仮想領域ごとにスクロールレベルを区分する段階を含んでよい。
【0008】
前記コンテンツの探索速度とは、前記分離された仮想領域それぞれのスクロールレベルにしたがって前記コンテンツ画面を移動させるスクロール速度を意味してよい。
【0009】
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、コンテンツのサイズまたはコンテンツの内容によって、前記分離された仮想領域ごとにスクロールレベルを区分する段階を含んでよい。
【0010】
前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、前記提供されたユーザインタフェースを利用したユーザによるジェスチャーによって前記ユーザから前記コンテンツ画面の分離された仮想領域が調節され、前記調節された仮想領域のスクロールレベルに対応するコンテンツの探索速度を指定する段階を含んでよい。
【0011】
前記ユーザインタフェースを提供する段階は、前記コンテンツ画面にユーザのジェスチャーを利用したスクローリングのためのユーザインタフェースを提供する段階を含んでよい。
【0012】
前記ユーザインタフェースは、ユーザのクリック・アンド・ドラッグ(Click&Drag)により、前記コンテンツ画面の構成形態に応じて前記コンテンツ画面が上または下、左または右に移動するように構成されたものであってよい。
【0013】
前記制御する段階は、前記認識されたコンテンツの探索速度に対応するコンテンツ画面のスクローリングにしたがってコンテンツ画面を制御する段階を含んでよい。
【0014】
前記コンテンツ画面は、ディスプレイに水平方向に出力されるものであり、前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、前記提供されたユーザインタフェースを利用してユーザがクリックした状態でユーザが上、下にドラッグして前記コンテンツ画面の分離された仮想領域を調節することによって指定されたスクロール速度を認識する段階を含み、前記コンテンツ画面を制御する段階は、前記認識されたスクロール速度にしたがって前記コンテンツ画面に対する左、右へのユーザのドラッグによって前記コンテンツ画面のフォワードスクローリングまたはバックワードスクローリングを行う段階を含んでよい。
【0015】
前記コンテンツ画面は、ディスプレイに垂直方向に出力されるものであって、前記コンテンツの探索速度を認識する段階は、前記提供されたユーザインタフェースを利用してユーザがクリックした状態でユーザが左、右にドラッグして前記コンテンツ画面の分離された仮想領域を調節することによって指定されたスクロール速度を認識する段階を含み、前記コンテンツ画面を制御する段階は、前記認識されたスクロール速度にしたがって前記コンテンツ画面に対する上、下へのユーザのドラッグによって前記コンテンツ画面にアップスクローリングまたはダウンスクローリングを行う段階を含んでよい。
【0016】
コンテンツ探索方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを含んでよい。
【0017】
コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、コンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供し、前記提供されたユーザインタフェースを利用して前記コンテンツ画面に分離された仮想領域の調節によって指定されたコンテンツの探索速度を認識し、前記認識されたコンテンツの探索速度にしたがってコンテンツ画面を制御してよい。
【発明の効果】
【0018】
制限的なディスプレイ空間やコンテンツの長さになどの制約事項にとらわれず、迅速かつ効率的なコンテンツ探索を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
図3】一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
図4】一実施形態における、コンテンツ画面の構成形態を説明するための例示図である。
図5】一実施形態における、水平リストのコンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供することを説明するための図である。
図6】一実施形態における、水平リストのコンテンツ画面を制御する動作を説明するための図である。
図7】一実施形態における、コンテンツの大きさまたはコンテンツの内容によって分離された仮想領域それぞれのスクロールレベルを区分する動作を説明するための図である。
図8】一実施形態における、垂直リストのコンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供することを説明するための図である。
図9】一実施形態における、垂直リストのコンテンツ画面を制御する動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0021】
実施形態では、ユーザのジェスチャーを利用した精巧なコンテンツ探索技術について説明する。
【0022】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、コンテンツ画面に分離された仮想領域の調節によって指定されたコンテンツの探索速度を認識し、コンテンツの探索速度にしたがってコンテンツ画面を制御することができる。
【0023】
本発明の実施形態に係るコンテンツ探索システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るコンテンツ探索方法は、コンテンツ探索システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって実施形態に係るコンテンツ探索方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してコンテンツ探索方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0025】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0026】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0027】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、コンテンツ探索サービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0028】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0029】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0030】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0031】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0032】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0033】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0034】
以下では、コンテンツ探索方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0035】
実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアント(client)を対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によってコンテンツ探索サービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたコンテンツ探索システムが構成されてよい。一例として、コンテンツ探索システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能となるように実現されてもよい。
【0036】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下のコンテンツ探索方法を実行するための構成要素で実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0037】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下のコンテンツ探索方法が含む段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0038】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0039】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0040】
以下で説明するコンテンツ探索方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0041】
図3は、一実施形態に係る、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0042】
段階310で、プロセッサ220は、コンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供してよい。プロセッサ220は、ディスプレイに出力されるコンテンツ画面に、ユーザの操作によってコンテンツ画面が制御されるようにコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供してよい。例えば、コンテンツ探索のためのユーザインタフェースは、スクローリングやスキップなどのコンテンツ画面を移動させるための機能を提供するものであり、ユーザによるクリック・アンド・ドラッグ(Click&Drag)によって、コンテンツ画面が、その構成形態に応じて上または下、左または右に移動するように構成されたものであってよい。以下では、多様なコンテンツ探索方法のうちでもスクローリングを利用してコンテンツを探索する動作について説明する。プロセッサ220は、横または縦リスト形態のスクロールUXのためのコンテンツ画面を出力してよい。このように、プロセッサ220は、横または縦リスト形態のスクロールUXのためのコンテンツ画面に、ユーザのジェスチャーによる精巧なスクローリングを提供してよい。
【0043】
段階320で、プロセッサ220は、提供されたユーザインタフェースを利用してコンテンツ画面の分離された仮想領域の調節によって指定されたコンテンツの探索速度を認識してよい。プロセッサ220は、コンテンツ画面を、コンテンツの探索速度を指定するための複数の仮想領域に分離してよい。プロセッサ220は、分離された複数の仮想領域ごとに互いに異なるコンテンツの探索速度を指定することで、分離された仮想領域ごとにスクロールレベルを区分してよい。スクロールレベルは、ユーザの学習のために、コンテンツ画面のユーザインタフェースによって視覚的に区分されてよい。コンテンツの探索速度とは、分離された各仮想領域のスクロールレベルにしたがってコンテンツ画面を移動させるスクロール速度を意味してよい。一例として、プロセッサ220は、動画プレイヤーで再生される動画の時間を探索するためのAPIを利用して、ユーザインタフェース(例えば、シークバー(Seekbar)やスクロールバー(scrollbar)など)によってユーザが希望する時間に動画画面が移動するように実現してよい。プロセッサ220は、動画全体の長さと動画プレイヤーのユーザインタフェースの幅をマッチングして、スクロールレベルによるスクロール速度を設定してよい。このとき、ユーザインタフェースは、動画プレイヤーでユーザによるジェスチャーによって動画画面を移動させるためのスクローリング機能を提供してよい。
【0044】
プロセッサ220は、スクロールレベルによるスクロール速度を指定してよい。例えば、ユーザインタフェース(例えば、スクロールバー(scrollbar))の幅が300ptである動画プレイヤーで300秒の動画を再生すると仮定する。このとき、レベル(level)1では1ptあたり1秒間、レベル0では1ptあたり500ms、レベル2では1ptあたり1.5秒移動する。
【0045】
表1は、スクロールレベルによるスクロール速度を示している。
【0046】
【表1】
【0047】
段階330で、プロセッサ220は、認識されたコンテンツの探索速度にしたがってコンテンツ画面を制御してよい。プロセッサ220は、ユーザインタフェースを利用したユーザによるクリック・アンド・ドラッグによって分離された仮想領域を上/下、または左/右に移動することにより、仮想領域に対応する各スクロールレベルのハイライト効果によってユーザに仮想領域の境界を認知させてよい。これにより、ユーザは、ユーザインタフェースをクリックした状態でドラッグをしながら各仮想領域を上/下、または左/右にスクローリングすることにより、指を離さずに多様な速度のスクロール探索を実行することができる。
【0048】
図4は、一実施形態における、コンテンツ画面の構成形態を説明するための例示図である。
【0049】
コンテンツ画面は、ディスプレイに出力される形態に応じて水平リストまたは垂直リストで構成されてよい。図4(a)は水平リスト形態のコンテンツ画面を、図4(b)は垂直リスト形態のコンテンツ画面を示している。プロセッサ220は、コンテンツ画面の構成形態に応じてスクローリングのためのユーザインタフェースを異なるように提供してよい。
【0050】
図4(a)を参照すると、プロセッサ220は、水平リスト形態のコンテンツ画面の場合、コンテンツ画面を水平に制御するためにコンテンツ画面の仮想領域を横に分割してよい。プロセッサ220は、横に分割された仮想領域の調節によって指定された各仮想領域のスクロールレベルにしたがってコンテンツ探索速度を認識してよい。
【0051】
図4(b)を参照すると、プロセッサ220は、垂直リスト形態のコンテンツ画面の場合、コンテンツ画面を垂直に制御するためにコンテンツ画面の仮想領域を縦に分割してよい。プロセッサ220は、縦に分割された仮想領域の調節によって指定された各仮想領域のスクロールレベルにしたがってコンテンツ探索速度を認識してよい。
【0052】
付加的に、プロセッサ220は、ユーザの設定によって仮想領域を分割し、分割された仮想領域にスクロールレベルを付与してよい。プロセッサ220は、コンテンツ画面を分離するための仮想領域の数と、分離された各仮想領域にスクロールレベルを指定するためのユーザインタフェースを提供してよい。プロセッサ220は、ユーザがユーザインタフェースを利用して設定した数で仮想領域を分割してよく、分割された各仮想領域にスクロールレベルを指定してよい。以後には、ユーザによって仮想領域の数およびスクロールレベルの変更が可能である。
【0053】
図5は、一実施形態における、水平リストのコンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供することを説明するための図である。
【0054】
プロセッサ220は、ディスプレイに出力される水平リストのコンテンツ画面510にコンテンツ探索のためのユーザインタフェース520を提供してよい。プロセッサ220は、提供されたユーザインタフェース520を利用して水平リストのコンテンツ画面510を制御してよい。このとき、ユーザインタフェース520は、水平リストコンテンツ探索のためのスクローリング機能を提供するものであってよい。プロセッサ220は、ユーザによるクリック・アンド・ドラッグによって水平リストのコンテンツ画面520を制御してよい。例えば、プロセッサ220は、ユーザインタフェース520がクリックされることにより、ユーザインタフェース520に続いて仮想領域530を提供してよい。プロセッサ220は、ユーザインタフェース520がクリックされている状態で、提供された仮想領域530での上、下ドラッグによって仮想領域530を指定してよい。プロセッサ220は、水平リストのコンテンツ画面510に提供されたユーザインタフェース520におけるユーザのクリック・アンド・ドラッグによる水平リストのコンテンツ画面510の左、右へのスクローリングによってコンテンツ画面を移動させてよい。
【0055】
図6は、一実施形態における、水平リストのコンテンツ画面を制御する動作を説明するための図である。
【0056】
プロセッサ220は、水平リストのコンテンツ画面510に提供されたユーザインタフェース520をユーザ601がクリックした状態で、水平リストのコンテンツ画面510のユーザ601の上、下へのドラッグ610によって、水平リストのコンテンツ画面510に分離された仮想領域の調節によって指定されたスクロール速度を認識してよい。プロセッサ220は、認識されたスクロール速度にしたがい、水平のコンテンツ画面510に対する左、右へのユーザのドラッグ610を利用してスクローリング610を実行してよい。
【0057】
プロセッサ220は、水平リストのコンテンツ画面510でフォワードスクローリングまたはバックワードスクローリングを実行してよい。プロセッサ220は、認識されたコンテンツの探索速度に対応する水平リストのコンテンツ画面501のスクローリング620にしたがって水平リストのコンテンツ画面510を制御してよい。プロセッサ220は、ユーザ601によるドラッグによって実行されたフォワードスクローリングまたはバックワードスクローリングにしたがって移動する水平のコンテンツ画面510を出力してよい。
【0058】
図7は、一実施形態における、コンテンツのサイズまたはコンテンツの内容によって分離された仮想領域ごとにスクロールレベルを区分する動作を説明するための図である。
【0059】
プロセッサ220は、垂直リストのコンテンツ画面に対して仮想領域を縦に分割してよい。プロセッサ220は、コンテンツのサイズまたはコンテンツの内容によって仮想領域ごとにスクロールレベルを区分してよい。プロセッサ220は、ディスプレイに垂直リストのコンテンツ画面を出力してよい。一例として、プロセッサ220は、フォトアルバムの実行にともなってディスプレイにフォトアルバムを出力してよい。フォトアルバムには、各コンテンツ(例えば、写真や動画など)のメタデータに基づいて日付別に区分されたコンテンツが整列されて表示されていてよい。このとき、ディスプレイに出力されるフォトアルバムは、垂直スクロールのユーザインタフェースを提供してよい。
【0060】
図7(a)は、コンテンツのサイズによってスクロールレベルを区分したことを示した例示図である。プロセッサ220は、コンテンツの探索速度をスクロールレベルで区分し、早いコンテンツ探索または遅いコンテンツ探索を提供してよい。例えば、プロセッサ220は、1.5スピード、0.5スピード、1スピード単位でコンテンツ探索を実行するようにスクロールレベルを提供してよい。
【0061】
図7(b)は、コンテンツの内容によってスクロールレベルを区分したことを示した例示図である。プロセッサ220は、コンテンツの内容によってスクロールレベル単位を指定してコンテンツ探索を提供してよい。プロセッサ220は、フォトアルバムで基本的に提供される月(month)単位の移動を、日(day)単位、年(year)単位でコンテンツ探索が実行されるようにスクロールレベルを提供してよい。または、プロセッサ220は、ユーザの設定によって週(week)単位、月単位、日単位などにスクロールレベルを指定してよい。プロセッサ220は、指定されたスクロールレベルでコンテンツ探索を提供してよい。例えば、ユーザが年間単位での移動を実行する場合、2020年のコンテンツ画面から2022年のコンテンツ画面に移動するようにしてよい。
【0062】
プロセッサ220は、コンテンツ画面の大きさと全体のコンテンツのサイズ、またはコンテンツの内容を利用してコンテンツ探索の開始点(offset)を設定してよく、設定されたコンテンツ探索の開始点を基準に、ユーザによって調節された各仮想領域のスクロールレベルにしたがって移動距離に対比するコンテンツ探索速度を指定してよい。プロセッサ220は、指定されたコンテンツ探索速度でコンテンツ画面を制御してよい。
【0063】
図8は、一実施形態における、垂直リストのコンテンツ画面にコンテンツ探索のためのユーザインタフェースを提供することを説明するための図である。
【0064】
プロセッサ220は、ディスプレイに出力される垂直リストのコンテンツ画面710にコンテンツ探索のためのユーザインタフェース810を提供してよい。プロセッサ220は、提供されたユーザインタフェース810を利用して垂直リストのコンテンツ画面710を制御してよい。このとき、ユーザインタフェース810は、垂直リストのコンテンツ探索のためのスクロール機能を提供するものであってよい。プロセッサ220は、ユーザによるクリック・アンド・ドラッグによって垂直リストのコンテンツ画面710を制御してよい。例えば、プロセッサ220は、ユーザインタフェース810がクリックされることによって仮想領域を提供してよい。プロセッサ220は、ユーザインタフェース810がクリックされた状態で仮想領域に対する左、右へのドラッグによって仮想領域を指定してよい。プロセッサ220は、垂直リストのコンテンツ画面710にユーザインタフェース810を提供することによって、ユーザによるクリック・アンド・ドラッグによる垂直リストのコンテンツ画面710の上、下へのスクローリングによってコンテンツ画面が移動するようにしてよい。
【0065】
図9は、一実施形態における、垂直リストのコンテンツ画面を制御する動作を説明するための図である。
【0066】
プロセッサ220は、垂直リストのコンテンツ画面710に提供されたユーザインタフェース810を利用してユーザ601がクリックした状態でコンテンツ画面710の左、右へのユーザのドラッグ910を利用して垂直リストのコンテンツ画面に分離された仮想領域を調節することによって指定されたスクロール速度を認識してよい。プロセッサ220は、認識されたスクロール速度にしたがって、垂直リストのコンテンツ画面710に対するユーザ601の上、下へのドラッグ910を利用してスクローリング920を行ってよい。プロセッサ220は、垂直リストのコンテンツ画面710でアップスクローリングまたはダウンスクローリングを行ってよい。プロセッサ220は、認識されたコンテンツの探索速度に対応する垂直リストのコンテンツ画面710のスクローリング920によって垂直リストのコンテンツ画面710を制御してよい。プロセッサ220は、ユーザ601のドラッグによって実行されたアップスクローリングまたはダウンスクローリングによって移動した垂直リストのコンテンツ画面710を出力してよい。
【0067】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0068】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipmet)、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0069】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されたものであってもよいし、コンピュータソフトウエアの当業者に公知された使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を記録して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0070】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0071】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0072】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【外国語明細書】