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特開2024-25068情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024025068
(43)【公開日】2024-02-26
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/32 20130101AFI20240216BHJP
   G06Q 30/0645 20230101ALI20240216BHJP
【FI】
G06F21/32
G06Q30/06 350
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022128209
(22)【出願日】2022-08-10
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002044
【氏名又は名称】弁理士法人ブライタス
(72)【発明者】
【氏名】高橋 伸寿
(72)【発明者】
【氏名】吉田 昂右
(72)【発明者】
【氏名】福田 浩司
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB68
(57)【要約】      (修正有)
【課題】レンタル又はシェアリングサービスにおいて不正利用を抑止する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】システム100において、情報処理装置10は、利用者が利用する移動体30に設けられた認証装置31を介して、移動体30を利用する利用者の利用開始以前のあらかじめ決められた第一の期間に取得した第一の生体情報と、あらかじめ発行された利用者が有する免許証情報に含まれる利用者の第二の生体情報とを取得する取得部11と、第一の生体情報と第二の生体情報とを用いて本人認証をするための本人認証処理を実行する認証部12と、本人認証処理の結果が成功した場合、認証装置31に送信するための、移動体30の利用許可をするための利用許可情報を生成する生成部13と、を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が利用する移動体に設けられた認証装置を介して、前記移動体を利用する利用者の利用開始以前のあらかじめ決められた第一の期間に取得した第一の生体情報と、あらかじめ発行された前記利用者が有する免許証情報に含まれる前記利用者の第二の生体情報とを取得する取得手段と、
前記第一の生体情報と前記第二の生体情報とを用いて本人認証をするための本人認証処理を実行する認証手段と、
前記本人認証処理の結果が成功した場合、前記認証装置に送信するための、前記移動体の利用許可をするための利用許可情報を生成する生成手段と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記取得手段は、更に、前記第一の期間において取得した前記利用者の位置を表す第一の位置情報を取得し、
さらに、前記第一の位置情報が、前記移動体の貸し出し場所の第二の位置を表す第二の位置情報に基づいてあらかじめ設定された判定領域に含まれているか否かを判定する第一の位置判定処理を実行する第一の位置判定手段と、
前記生成手段は、更に、前記本人認証処理と前記第一の位置判定処理の結果が成功である場合、前記認証装置に送信するための、前記移動体の利用許可をするための利用許可情報を生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得手段は、更に、前記移動体の貸し出し期間に、あらかじめ設定された期間ごとに、前記利用者の第一の位置を表す第一の位置情報と、前記移動体の第三の位置を表す第三の位置情報とを取得し、
さらに、前記第一の位置情報と前記第三の位置情報とを用いて、前記第一の位置と前記第三の位置との距離があらかじめ設定された判定距離内である否かを判定する第二の位置判定処理を実行する第二の位置判定手段と、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第二の位置判定手段は、前記移動体が停止中は第二の位置判定処理を実行しない、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記生成手段は、更に、前記第二の位置判定処理の結果が失敗である場合、前記認証装置に送信するための、前記移動体の利用が不正であることを警告するための不正利用警告情報を生成する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記免許証情報は、モバイル運転免許証に含まれる
請求項1から5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記免許証情報は、運転免許証のICチップ又はマイナンバーカードのICチップに記憶されている
請求項1から5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置が、
利用者が利用する移動体に設けられた認証装置を介して、前記移動体を利用する利用者の利用開始以前のあらかじめ決められた第一の期間に取得した第一の生体情報と、あらかじめ発行された前記利用者が有する免許証情報に含まれる前記利用者の第二の生体情報とを取得し、
前記第一の生体情報と前記第二の生体情報とを用いて本人認証をするための本人認証処理を実行し、
前記本人認証処理の結果が成功した場合、前記認証装置に送信するための、前記移動体の利用許可をするための利用許可情報を生成する、
情報処理方法。
【請求項9】
情報処理装置に、
利用者が利用する移動体に設けられた認証装置を介して、前記移動体を利用する利用者の利用開始以前のあらかじめ決められた第一の期間に取得した第一の生体情報と、あらかじめ発行された前記利用者が有する免許証情報に含まれる前記利用者の第二の生体情報とを取得させ、
前記第一の生体情報と前記第二の生体情報とを用いて本人認証をするための本人認証処理を実行させ、
前記本人認証処理の結果が成功した場合、前記認証装置に送信するための、前記移動体の利用許可をするための利用許可情報を生成させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、レンタル又はシェアリングサービスで用いる本人認証を行う情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現行のカーシェアリングサービスを利用する場合、カーシェアリングサービスを提供するサービス提供業者が利用者に提供した会員カードと、利用者に貸し出される利用車両に搭載されたカードリーダとを用いて、利用者の本人認証をしている。その後このような本人認証に成功すると、利用者は対象の利用車両を利用できる。
【0003】
関連する技術として特許文献1には、認証技術を利用して利用者の携帯通信機器で車両又はゲートの利用を可能にする車両利用許可システムが開示されている。特許文献1の車両利用許可システムによれば、センタは、利用者の携帯通信機器からセンタに転送されてきた利用者の顔画像に基づき認証をし、その認証済み利用者の車両に対して認証結果を通信で通知する。認証済み利用者の車両側では、この車両とセンタとの間の通信により取得した通知に基づき車両ドアの開錠を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005-207110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、現行のカーシェアリングサービスでは、利用者が会員カードを他者へ貸すことで、他者が本人認証に成功するため、利用車両を利用することが容易にできる。
【0006】
また、特許文献1の本人認証では、なりすましによる利用(不正利用)を抑止できない。具体的には、利用者が本人認証に成功した後、利用者が他者へ利用車両を貸すことができる。
【0007】
本開示の目的の一例は、レンタル又はシェアリングサービスにおいて不正利用を抑止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本開示の一側面における情報処理装置は、
利用者が利用する移動体に設けられた認証装置を介して、前記移動体を利用する利用者の利用開始以前のあらかじめ決められた第一の期間に取得した第一の生体情報と、あらかじめ発行された前記利用者が有する免許証情報に含まれる第二の生体情報とを取得する取得部と、
前記第一の生体情報と前記第二の生体情報とを用いて本人認証をするための本人認証処理を実行する認証部と、
前記本人認証処理の結果が成功した後、前記認証装置に送信するための、前記移動体の利用許可をするための利用許可情報を生成する生成部と、
を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するため、本開示の一側面における情報処理方法は、
情報処理装置が、
利用者が利用する移動体に設けられた認証装置を介して、前記移動体を利用する利用者の利用開始以前のあらかじめ決められた第一の期間に取得した第一の生体情報と、あらかじめ発行された前記利用者が有する免許証情報に含まれる前記利用者の第二の生体情報とを取得し、
前記第一の生体情報と前記第二の生体情報とを用いて本人認証をするための本人認証処理を実行し、
前記本人認証処理の結果が成功した場合、前記認証装置に送信するための、前記移動体の利用許可をするための利用許可情報を生成する、
することを特徴とする。
【0010】
さらに、上記目的を達成するため、本開示の一側面におけるプログラムは、
情報処理装置に、
利用者が利用する移動体に設けられた認証装置を介して、前記移動体を利用する利用者の利用開始以前のあらかじめ決められた第一の期間に取得した第一の生体情報と、あらかじめ発行された前記利用者が有する免許証情報に含まれる前記利用者の第二の生体情報とを取得させ、
前記第一の生体情報と前記第二の生体情報とを用いて本人認証をするための本人認証処理を実行させ、
前記本人認証処理の結果が成功した場合、前記認証装置に送信するための、前記移動体の利用許可をするための利用許可情報を生成させる、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
以上のように本開示によれば、レンタル又はシェアリングサービスにおいて不正利用を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、実施形態1の情報処理装置の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態1のシステムの有する情報処理装置の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態1の情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図4図4は、実施形態2のシステムの有する情報処理装置の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態2の情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図6図6は、実施形態3のシステムの有する情報処理装置の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態3の情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図8図8は、実施形態1から3における情報処理装置を実現するコンピュータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
はじめに、以降で説明する実施形態の理解を容易にするために概要を説明する。
●ネットワークを利用した、現行のカーシェアリングサービスの入会手続きの流れを説明する。なお、実施形態では説明を分かり易くするためにカーシェアリングサービスについて説明するが、カーシェアリングサービス以外にも、例えば、自動車、自転車、オートバイ、キックボード、会議室などのレンタル又はシェアリングサービスに適用することができる。
【0014】
現行の入会手続きでは(1)から(5)の手続きが必要である。(1)利用者が、利用者の端末装置(例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなど)に表示されたカーシェアリングサービスの利用規約を確認し、利用者が利用規約に同意すると、次の処理に移行する。
【0015】
(2)利用者は、端末装置を用いて、入会申請情報(入会に必要な利用者の情報)を入力する。入会申請情報は、例えば、利用者の個人情報(氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどを表す情報)、運転免許証情報、運転免許証の表面と裏面を撮像した運転免許証撮像情報、クレジットカード情報、サービス利用時に用いるパスワードを表すパスワード情報、サービスの利用開始月を表す情報などである。
【0016】
(3)利用者は、端末装置を用いて、入会申請情報をサービス提供業者のサービス提供装置(サーバコンピュータ)に送信する。
【0017】
(4)サービス提供装置は、申込情報を受信して、受信した申込情報を用いて審査処理を実行する。利用者が審査に合格した場合、サービス提供業者は、利用者に、会員カードを輸送する。例えば、輸送には一週間程度かかる。
【0018】
(5)利用者は、会員カードを受け取るとカーシェアリングサービスの利用が可能な状態になる。
【0019】
●ネットワークを利用した、現行のカーシェアリングサービスの予約処理について説明する。現行のカーシェアリングサービスの予約処理では(6)から(8)の手続きが必要である。
【0020】
(6)利用者は、端末装置の予約ソフトウェア(又はアプリケーション)などを用いて、カーシェアリングサービスの予約をするために必要な予約情報を入力する。予約情報は、例えば、利用者が利用したい車両の条件(例えば、車両の種類、タイヤの種類、色など)を表す車両条件情報、車両を貸し出す場所(貸出ステーション)と車両を返却する場所(返却ステーション)を表すステーション情報、利用期間(利用開始日と利用終了日)を表す貸出期間情報などを有する。
【0021】
(7)利用者は、端末装置を用いて、予約情報をサービス提供業者のサービス提供装置に送信する。
【0022】
(8)サービス提供装置は、受信した予約情報を用いて、既に予約が完了している予約完了情報を参照し、予約ができるか否かを判定する。サービス提供装置は、予約ができた場合、予約ができることを表す予約成功情報を端末装置に送信する。
【0023】
●ネットワークを利用した、現行のカーシェアリングサービスの利用開始時の利用開始処理について説明する。現行のカーシェアリングサービスの利用開始処理では(9)から(10)の手続きが必要である。
【0024】
(9)利用者は、利用車両に搭載されているカードリーダにより会員カードを読み取らせる。その後、カードリーダは、読み取った会員カードの情報を確認し、会員カードの情報が正しければ、利用車両の施錠を解除させる信号(解錠信号)を出力する。
【0025】
(10)利用者は、利用車両のダッシュボード内などにあるキーを取得して利用車両の利用を開始する。
【0026】
●ネットワークを利用した、現行のカーシェアリングサービスの利用終了時の利用終了処理について説明する。現行のカーシェアリングサービスの利用終了処理では(11)から(13)の手続きが必要である。
【0027】
(11)利用者が利用車両の利用を終了する場合、ステーションに戻り、利用車両のダッシュボード内などに利用車両のキーを返却する。
【0028】
(12)サービス提供装置は、利用車両から、利用車両の位置情報、返却時間などの情報を取得する。利用者は、利用車両のモニタに表示された距離、利用時間などを確認する。
【0029】
(13)利用者は、利用車両に搭載されているカードリーダにより会員カードを読み取らせる。その後、カードリーダは、読み取った会員カードの情報を確認し、会員カードの情報が正しければ、利用車両の施錠をさせる信号(施錠信号)を出力する。
【0030】
しかしながら、発明者は、上述したような方法では、レンタル又はシェアリングサービスにおいて、不正利用を抑止することができないという課題を見出した。また、それとともに係る課題を解決する手段を導出するに至った。
【0031】
すなわち、発明者は、レンタル又はシェアリングサービスにおいて、不正利用を抑止する手段を導出するに至った。その結果、レンタル又はシェアリングサービスにおいて、本人以外の不正利用を抑止できる。
【0032】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下で説明する図面において、同一の機能又は対応する機能を有する要素には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略することもある。
【0033】
(実施形態1)
図1は、実施形態1の情報処理装置の一例を示す図である。図1を用いて、実施形態における情報処理装置の構成について説明する。
【0034】
[装置構成]
図1に示す情報処理装置10は、レンタル又はシェアリングサービスにおいて、本人認証を利用して不正利用を抑止する装置である。また、図1に示すように、情報処理装置10は、取得部11と、認証部12と、生成部13とを有する。
【0035】
取得部11は、利用者が利用する移動体に設けられた認証装置を介して、移動体の利用開始以前のあらかじめ決められた期間(第一の期間)に取得した利用者の生体情報(第一の生体情報)と、あらかじめ発行された利用者が有する免許証情報に含まれる利用者の生体情報(第二の生体情報)とを取得する。
【0036】
移動体は、例えば、利用者が利用する自動車、自転車、オートバイ、キックボードなどの利用車両である。
【0037】
認証装置は、移動体に搭載された装置で、利用者の所有する端末装置と通信をし、端末装置から第一の生体情報と第二の生体情報とを取得し、取得した第一の生体情報と第二の生体情報と、サービス提供業者が有するシステムに含まれる情報処理装置10に送信する。
【0038】
第一の生体情報は、撮像装置を用いて利用者の顔を撮像した顔画像情報である。利用開始以前のあらかじめ決められた期間は、予約した利用開始日時(年月日時分)を含む期間で、例えば、利用開始日時の前後5[分]の期間などが考えられる。ただし、上述した期間は、利用開始日時の前後5[分]に限定されるものではない。
【0039】
免許証は、例えば、第二の生体情報を有する媒体(運転免許証、マイナンバーカードなど)、モバイル運転免許証(mDL:mobile driver's license)などである。
【0040】
第二の生体情報は、運転免許証カードのICチップ、又は、マイナンバーカードのICチップ、又は、モバイル運転免許証(mDL:mobile driver's license)などに含まれている、利用者の顔画像である。
【0041】
モバイル運転免許証に含まれる情報(mDL情報)は、例えば、運転免許証カードのICチップに記憶されている運転免許証情報に相当する情報で、国際標準規格(ISO 18013-5)で制定された情報である。
【0042】
認証部12は、第一の生体情報と第二の生体情報とを用いて本人認証をするための本人認証処理を実行する。
【0043】
本人認証処理は、第一の生体情報と第二の生体情報の類似度を算出する。類似度の算出は、例えば、第一の生体情報(顔画像情報)の特徴量と、第二の生体情報(顔画像情報)の特徴量とを抽出する。次に、抽出した特徴量を用いて、二つの顔画像の類似度を算出する。
【0044】
次に、認証部12は、算出した二つの類似度があらかじめ設定した閾値より大きい場合、本人確認に成功したと判定する。また、算出した類似度が一つでもあらかじめ設定した閾値以下の場合、本人認証に失敗したと判定する。閾値は、実験、シミュレーションなどにより決定する。
【0045】
さらに、上述した本人認証処理の認証精度を向上させるために、第一の生体情報に関連する従属生体認証情報と、第二の生体情報に関連する従属生体認証情報とを用いた処理を追加してもよい。従属生体認証情報は、利用者の虹彩、指紋、掌紋、指静脈、耳音響などの生体認証情報である。
【0046】
生成部13は、本人認証処理の結果が成功した場合、認証装置に送信するための、移動体の利用許可をするための利用許可情報を生成する。その後、生成部13は、認証装置に利用許可情報を送信する。
【0047】
認証装置31は、利用許可情報を受信すると、移動体30を利用可能な状態にする解錠信号を出力する。例えば、移動体30が利用車両である場合、認証装置31は、利用車両に搭載されている解錠・施錠を制御する機器に、利用車両の解錠をさせるための解錠信号を出力する。
【0048】
このように、レンタル又はシェアリングサービスにおいて、利用車両の利用開始をする際に、利用車両に設けられた認証装置を介して取得した、リアルタイムで撮像した顔画像と、免許証の顔画像情報とを用いて本人認証処理をするので、他者の不正利用を抑止することができる。
【0049】
[システム構成]
図2は、実施形態1のシステムの有する情報処理装置の一例を示す図である。図2を用いて、実施形態1におけるシステムの構成について説明する。
【0050】
システム100は、少なくとも情報処理装置10と、端末装置20と、免許証21と、移動体30と、認証装置31とを有する。ただし、免許証21は、運転免許証、マイナンバーカードなどである。モバイル運転免許証は、端末装置20に記憶されている。
【0051】
情報処理装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのプログラマブルなデバイス、又はGPU(Graphics Processing Unit)、又はそれらのうちのいずれか一つ以上を搭載した回路、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータなどの装置である。
【0052】
端末装置20は、例えば、CPU、又はFPGAなどのプログラマブルなデバイス、又はGPU、又はそれらのうちのいずれか一つ以上を搭載した回路、モバイル端末(例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなど)の情報処理装置である。
【0053】
移動体30は、例えば、レンタル業者、シェアリング業者が貸し出す、利用者が利用する自動車、自転車、オートバイ、キックボードなどである。また、移動体30には認証装置31が設けられている。
【0054】
認証装置31は、端末装置20と、免許証21と、情報処理装置10と、ネットワークを介して通信する。運転免許証カードのICチップの免許証情報、又は、マイナンバーカードのICチップの免許証情報を利用する場合、認証装置31は、NFC(Near field communication:近距離無線通信)により通信をし、免許証情報に含まれる第二の生体情報を取得し、取得した第二の生体情報を、ネットワークを介して情報処理装置10に送信する。
【0055】
また、モバイル運転免許証の免許証情報を利用する場合、認証装置31は、端末装置20と通信をして免許証情報に含まれる第二の生体情報を取得し、取得した第二の生体情報を、ネットワークを介して情報処理装置10に送信する。
【0056】
また、認証装置31は、情報処理装置10から利用許可情報を受信する。その後、移動体30を利用可能な状態にする。例えば、移動体30が利用車両である場合、認証装置31は解錠信号を出力する。
【0057】
ネットワークは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、専用回線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)などの通信回線を用いて構築された一般的なネットワークである。
【0058】
[装置動作]
次に、実施形態1における情報処理装置10の動作について図3を用いて説明する。図3は、実施形態1の情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。以下の説明においては、適宜図を参照する。また、実施形態1では、情報処理装置を動作させることによって、情報処理方法が実施される。よって、実施形態1における情報処理方法の説明は、以下の情報処理装置の動作説明に代える。
【0059】
図3に示すように、取得部11は、利用者が利用する移動体30に設けられた認証装置31を介して、第一の期間に取得した利用者の第一の生体情報と、あらかじめ発行された利用者が有する免許証情報に含まれる利用者の第二の生体情報とを取得する(ステップA1)。
【0060】
次に、認証部12は、第一の生体情報と第二の生体情報とを用いて本人認証処理を実行する(ステップA2)。
【0061】
次に、生成部13は、本人認証処理の結果が成功した場合、移動体30の利用許可をするための利用許可情報を生成し、認証装置31に利用許可情報を送信する(ステップA3)。
【0062】
その後、認証装置31は、利用許可情報を受信すると、移動体30を利用可能な状態にする信号を出力する。例えば、移動体30が利用車両である場合、認証装置31は、利用車両へ解錠信号を出力する。
【0063】
[実施形態1の効果]
以上のように実施形態1によれば、レンタル又はシェアリングサービスにおいて、利用車両の利用開始をする際に、利用車両に設けられた認証装置を介して取得した、リアルタイムで撮像した第一の生体情報と、免許証の第二の生体情報とを用いて本人認証処理をするので、他者の不正利用を抑止することができる。
【0064】
また、日本の運転免許証を持っていない外国人でも、レンタル又はカーシェアリングサービスを利用できるようになる。また、申請の手続きが簡素化されるので、サービスを利用する利用者の数を増やすことができる。
【0065】
[プログラム]
実施形態1におけるプログラムは、コンピュータに、図3に示すステップA1からA3を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、実施形態1における情報処理装置と情報処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、取得部11、認証部12、生成部13として機能し、処理を行なう。
【0066】
また、実施形態1におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、取得部11、認証部12、生成部13のいずれかとして機能してもよい。
【0067】
(実施形態2)
実施形態2では、実施形態1に、更に、他者への貸し出しを防止する機能を設ける。具体的には、実施形態2では、実施形態1で説明した本人認証に加え、利用開始時に利用者がステーションの近くにいるかを確認する。
【0068】
図4は、実施形態2のシステムの有する情報処理装置の一例を示す図である。図4を用いて、実施形態2におけるシステムの構成について説明する。
【0069】
[システム構成]
図4に示す情報処理装置10aは、レンタル又はシェアリングサービスにおいて、本人認証を利用して不正利用を抑止する装置である。また、図4に示すように、情報処理装置10aは、取得部11aと、認証部12と、第一の位置判定部14と、生成部13aとを有する。
【0070】
なお、認証部12の説明については、実施形態1で説明したので、認証部12の説明を省略する。
【0071】
取得部11aは、利用者が利用する移動体30に設けられた認証装置31を介して、上述した第一の期間において、第一の生体情報と、第二の生体情報と、利用者の位置を表す第一の位置情報とを取得する。
【0072】
第一の位置情報は、利用者の端末装置20に搭載されたGPS(Global Positioning System)機能により計測された端末装置20の位置を表す情報である。
【0073】
第一の位置判定部14は、第一の位置情報が、移動体30の貸し出し場所を表す第二の位置情報に基づいてあらかじめ設定された判定領域に含まれているか否かを判定する第一の位置判定処理を実行する。
【0074】
第二の位置情報は、記憶装置(不図示)に記憶されているステーションの位置を表す情報である。判定領域は、例えば、第二の位置情報を含むステーションの敷地に相当する領域である。
【0075】
生成部13aは、本人認証処理と第一の位置判定処理の結果が成功である場合、認証装置31に送信するための、移動体30の利用許可をするための利用許可情報を生成する。
【0076】
その後、認証装置31は、利用許可情報を受信すると、移動体30を利用可能な状態にする信号を出力する。例えば、移動体30が利用車両である場合、認証装置31は解錠信号を出力する。
【0077】
[装置動作]
次に、実施形態2における情報処理装置10aの動作について図5を用いて説明する。図5は、実施形態2の情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。以下の説明においては、適宜図を参照する。また、実施形態2では、情報処理装置を動作させることによって、情報処理方法が実施される。よって、実施形態2における情報処理方法の説明は、以下の情報処理装置の動作説明に代える。
【0078】
図5に示すように、取得部11aは、利用者が利用する移動体30に設けられた認証装置31を介して、第一の期間において、第一の生体情報と、第二の生体情報と、利用者の位置を表す第一の位置情報とを取得する(ステップB1)。
【0079】
次に、認証部12は、第一の生体情報と第二の生体情報とを用いて本人認証処理を実行する(ステップA2)。
【0080】
次に、第一の位置判定部14は、第一の位置情報が、判定領域に含まれているか否かを判定する第一の位置判定処理を実行する(ステップB2)。
【0081】
次に、生成部13aは、本人認証処理と第一の位置判定処理の結果が成功である場合、移動体30の利用許可をするための利用許可情報を生成し、利用許可情報を認証装置31に送信する(ステップB3)。
【0082】
その後、認証装置31は、利用許可情報を受信すると、移動体30を利用可能な状態にする信号を出力する。例えば、移動体30が利用車両である場合、認証装置31は解錠信号を出力する。
【0083】
[実施形態2の効果]
以上のように実施形態2によれば、レンタル又はシェアリングサービスにおいて、利用車両の利用開始をする際に、利用車両に設けられた認証装置を介して取得した、リアルタイムで撮像した第一の生体情報と、免許証の第二の生体情報と、第一の位置情報とを用いて本人認証処理と位置判定処理とをするので、他者への貸し出しを防止することができる。
【0084】
[プログラム]
実施形態2におけるプログラムは、コンピュータに、図5に示すステップB1、A2、B2、B3を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、実施形態2における情報処理装置と情報処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、取得部11a、認証部12、第一の位置判定部14、生成部13aとして機能し、処理を行なう。
【0085】
また、実施形態2におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、取得部11a、認証部12、第一の位置判定部14、生成部13aのいずれかとして機能してもよい。
【0086】
(実施形態3)
実施形態3は、利用開始後に、他者への貸し借りが発生していた場合、移動体の走行中に、利用者の位置と、利用車両の位置を定期的に確認する。すなわち、利用者が乗車しているかを確認できる。その結果、他者への貸し借りを防止できる。
【0087】
図6は、実施形態3のシステムの有する情報処理装置の一例を示す図である。図6を用いて、実施形態3におけるシステムの構成について説明する。
【0088】
[システム構成]
図6に示す情報処理装置10bは、レンタル又はシェアリングサービスにおいて、本人認証を利用して不正利用を抑止する装置である。また、図6に示すように、情報処理装置10aは、取得部11bと、認証部12と、第一の位置判定部14と、第二の位置判定部15と、生成部13bとを有する。
【0089】
なお、認証部12、第一の位置判定部14の説明については、実施形態1、2で説明したので、認証部12、第一の位置判定部14の説明を省略する。
【0090】
取得部11bは、取得部11又は取得部11aの機能に加えて、更に、利用者が利用する移動体30に設けられた認証装置31を介して、移動体30の貸し出し期間に、あらかじめ設定された期間ごと(定期的)に、利用者の位置を表す第一の位置情報と、移動体30の位置を表す第三の位置情報とを取得する。
【0091】
第三の位置情報は、移動体30に搭載されたGPS機能により計測された移動体30の位置を表す情報である。
【0092】
第二の位置判定部15は、第一の位置情報と第三の位置情報とを用いて、第一の位置と第三の位置との距離があらかじめ設定された判定距離内であるか否かを判定する第二の位置判定処理を実行する。
【0093】
判定距離は、例えば、利用者が移動体30により移動していると判定できる距離である。
【0094】
また、第二の位置判定部15は、移動体30が停止中は第二の位置判定処理を実行しない。理由は、移動体30が停車、駐車中は、利用者が移動体30から離れていても不自然ではないためである。
【0095】
生成部13bは、第二の位置判定処理の結果が失敗である場合、移動体30の利用が不正であることを通知するための不正利用警告情報を生成し、認証装置31に送信する。
【0096】
不正利用警告情報は、移動体30に搭載されている出力装置に、不正利用の通知を出力させるための情報である。
【0097】
その後、認証装置31は、例えば、移動体30が利用車両である場合、認証装置31は、利用車両のモニタに不正利用警告情報を表示する。また、認証装置31は、不正利用警告情報を、端末装置20へ送信し、端末装置20に不正利用警告情報を出力してもよい。さらに、認証装置31は、不正利用警告情報を、利用者があらかじめ登録したメールアドレスへ送信してもよい。
【0098】
[装置動作]
次に、実施形態3における情報処理装置10bの動作について図7を用いて説明する。図7は、実施形態3の情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。以下の説明においては、適宜図を参照する。また、実施形態3では、情報処理装置を動作させることによって、情報処理方法が実施される。よって、実施形態3における情報処理方法の説明は、以下の情報処理装置の動作説明に代える。
【0099】
図7に示すように、取得部11bは、移動体30の貸し出し期間に、利用者が利用する移動体30に設けられた認証装置31を介して、あらかじめ設定された期間ごと(定期的)に、利用者の位置を表す第一の位置情報と、移動体30の位置を表す第三の位置情報とを取得する(ステップC1)。
【0100】
次に、第二の位置判定部15は、第一の位置情報と第三の位置情報とを用いて、第一の位置と第三の位置との距離があらかじめ設定された判定距離内であるか否かを判定する第二の位置判定処理を実行する。(ステップC2)。
【0101】
次に、生成部13bは、第二の位置判定処理の結果が失敗である場合、認証装置31に送信するための、移動体30の利用が不正であることを通知するための不正利用警告情報を生成する(ステップC3)。
【0102】
その後、認証装置31は、例えば、移動体30が利用車両である場合、認証装置31は、利用車両のモニタに不正利用警告を出力する。また、認証装置31は、不正利用警告情報を、端末装置20へ送信してもよい。さらに、認証装置31は、不正利用警告情報を、利用者があらかじめ登録したメールアドレスへ送信してもよい。
【0103】
[実施形態3の効果]
以上のように実施形態3によれば、利用開始後に、他者への貸し借りが発生していた場合、移動体の走行中に、利用者の位置と利用車両の位置とを定期的に確認することで、利用者が乗車しているかを確認できる。その結果、他者への貸し借りを防止できる。
【0104】
なお、返却時刻と、返却ステーションの位置を表す位置情報と、移動体30の位置を表す第三の位置情報とを用いて、返却時刻までに移動体30を返却ができるかを判定する。具体的には、現在位置から返却ステーションまでの道のり(走行ルートの距離)と、移動体30が法定速度の最大値を用いて、返却ステーションに到着する時間を算出する。そして、返却時刻を超過すると判定した場合には、返却が遅れることを、サービス提供業者、又は、後任者の利用者に通知をしてもよい。なお、現在の利用者には、安全運転をするように促す通知をしてもよい。
【0105】
[プログラム]
実施形態3におけるプログラムは、コンピュータに、図7に示すステップC1からC3を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、実施形態3における情報処理装置と情報処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、取得部11b、認証部12、第一の位置判定部14、第二の位置判定部15、生成部13bとして機能し、処理を行なう。
【0106】
また、実施形態2におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、取得部11b、認証部12、第一の位置判定部14、第二の位置判定部15、生成部13bのいずれかとして機能してもよい。
【0107】
[物理構成]
ここで、実施形態1から3におけるプログラムを実行することによって、情報処理装置を実現するコンピュータについて図8を用いて説明する。図8は、実施形態1から3における情報処理装置を実現するコンピュータの一例を示す図である。
【0108】
図8に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU、又はFPGAを備えていてもよい。
【0109】
CPU111は、記憶装置113に格納された、実施形態1から3におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置である。また、実施形態1から3におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、実施形態1から3におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。なお、記録媒体120は、不揮発性記録媒体である。
【0110】
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置があげられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
【0111】
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
【0112】
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)などの汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)などの磁気記録媒体、又はCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体があげられる。
【0113】
なお、実施形態1から3における情報処理装置は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。さらに、情報処理装置は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
【0114】
以上、実施形態1から3を参照して発明を説明したが、発明は上述した実施形態1から3に限定されるものではない。発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0115】
上述した記載によれば、レンタル又はシェアリングサービスにおいて不正利用を抑止することができる。また、レンタル又はシェアリングサービスを提供する分野において有用である。
【符号の説明】
【0116】
10、10a、10b 情報処理装置
11、11a、11b 取得部
12 認証部
13、13a、13b 生成部
14 第一の位置判定部
15 第二の位置判定部
20 端末装置
21 免許証
30 移動体
31 認証装置
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8