(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024002537
(43)【公開日】2024-01-11
(54)【発明の名称】キャブマウント
(51)【国際特許分類】
F16F 15/08 20060101AFI20231228BHJP
F16F 1/387 20060101ALI20231228BHJP
B62D 24/02 20060101ALI20231228BHJP
【FI】
F16F15/08 K
F16F1/387 C
B62D24/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022101781
(22)【出願日】2022-06-24
(71)【出願人】
【識別番号】522297236
【氏名又は名称】株式会社プロスパイラ
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100140718
【弁理士】
【氏名又は名称】仁内 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 俊治
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 宏伸
【テーマコード(参考)】
3D203
3J048
3J059
【Fターム(参考)】
3D203AA14
3D203AA22
3D203AA26
3D203BA01
3D203BC34
3J048AA01
3J048BA19
3J048EA36
3J059AA04
3J059BA42
3J059BC06
3J059DA16
3J059GA01
(57)【要約】
【課題】防振性能を低下させることなく、大きな荷重が入力されたときに、外筒および内筒の径方向の相対変位を規制する。
【解決手段】車体フレームFに取付けられる外筒11と、外筒の内側に挿入されるとともに、キャブCに取付けられる内筒12と、外筒の内周面および内筒の外周面を互いに連結する本体ゴム13と、外筒の上端開口縁に取付けられるとともに、外筒の内周面より径方向の内側に向けて突出し、内筒の外周面との間に径方向の隙間を設けた状態で設けられた規制部材14と、を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体フレームに取付けられる外筒と、
前記外筒の内側に挿入されるとともに、キャブに取付けられる内筒と、
前記外筒の内周面および前記内筒の外周面を互いに連結する本体ゴムと、
前記外筒の上端開口縁に取付けられるとともに、前記外筒の内周面より径方向の内側に向けて突出し、前記内筒の外周面との間に径方向の隙間を設けた状態で設けられた規制部材と、を備えている、キャブマウント。
【請求項2】
前記規制部材は、前記本体ゴムと非接着状態とされて設けられている、請求項1に記載のキャブマウント。
【請求項3】
前記規制部材は、前記内筒の外周面を全周にわたって囲う内周面を有し、
前記規制部材の内周面と前記内筒の外周面との間の隙間が、車両前後方向において最も狭くなるように車両に取付けられる、請求項1または2に記載のキャブマウント。
【請求項4】
前記規制部材における径方向の内端部に、上下方向に突出したリブが設けられている、請求項1または2に記載のキャブマウント。
【請求項5】
前記内筒の上端部内に嵌合筒部が嵌合され、
前記内筒および前記嵌合筒部それぞれの内側に固定ボルトが一体に挿入され、
前記内筒の内径、または前記嵌合筒部の内径が、上方または下方に向かうに従い変化している、請求項1または2に記載のキャブマウント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャブマウントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、車体フレームに取付けられる外筒と、外筒の内側に挿入されるとともに、キャブに取付けられる内筒と、外筒の内周面および内筒の外周面を互いに連結する本体ゴムと、を備えたキャブマウントが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来のキャブマウントでは、例えば車両が衝突する等して大きな荷重が入力され、外筒および内筒が径方向に大きく相対変位したときに、外筒と内筒との間に設けた規制部材によって、この変位を規制していたので、通常走行時の防振性能が低下するおそれがあった。
【0005】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、防振性能を低下させることなく、大きな荷重が入力されたときに、外筒および内筒の径方向の相対変位を規制することができるキャブマウントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のキャブマウントは、車体フレームに取付けられる外筒と、前記外筒の内側に挿入されるとともに、キャブに取付けられる内筒と、前記外筒の内周面および前記内筒の外周面を互いに連結する本体ゴムと、前記外筒の上端開口縁に取付けられるとともに、前記外筒の内周面より径方向の内側に向けて突出し、前記内筒の外周面との間に径方向の隙間を設けた状態で設けられた規制部材と、を備えている。
【0007】
規制部材が、外筒の内周面より径方向の内側に向けて突出し、かつ内筒の外周面との間に径方向の隙間を設けた状態で、外筒の上端開口縁に取付けられているので、大きな荷重が入力されたときに限って、内筒を規制部材に衝突させることが可能になり、通常走行時の防振性能を低下させることなく、外筒および内筒の径方向の相対変位を規制することができる。
【0008】
前記規制部材は、前記本体ゴムと非接着状態とされて設けられてもよい。
【0009】
規制部材が、本体ゴムと非接着状態とされて設けられているので、振動の入力時に、本体ゴムの弾性変形が規制部材に抑止されるのを防ぐことが可能になり、設計通りの防振性能を発揮させることができる。
【0010】
前記規制部材は、前記内筒の外周面を全周にわたって囲う内周面を有し、前記規制部材の内周面と前記内筒の外周面との間の隙間が、車両前後方向において最も狭くなるように車両に取付けられてもよい。
【0011】
規制部材の内周面と内筒の外周面との間の隙間が、車両前後方向において最も狭くなるように車両に取付けられるので、外筒(車体フレーム)および内筒(キャブ)の、径方向のなかで比較的大きくなりやすい左右方向(車幅方向)の相対移動量を確保することができる。
【0012】
前記規制部材における径方向の内端部に、上下方向に突出したリブが設けられてもよい。
【0013】
規制部材における径方向の内端部に、上下方向に突出したリブが設けられているので、内筒から規制部材に加えられる径方向の衝撃力に対する、規制部材の剛性を確保することができる。
前記内筒の上端部内に嵌合筒部が嵌合され、前記内筒および前記嵌合筒部それぞれの内側に固定ボルトが一体に挿入され、前記内筒の内径、または前記嵌合筒部の内径が、上方または下方に向かうに従い変化してもよい。
この場合、内筒の内径、または嵌合筒部の内径を、上方または下方に向かうに従い変化させることで、要求されたタイミングで固定ボルトが内筒を移動させることができる。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、防振性能を低下させることなく、大きな荷重が入力されたときに、外筒および内筒の径方向の相対変位を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】第1実施形態として示したキャブマウントの縦断面図である。
【
図3A】
図1のキャブマウントの製造方法を説明する図である。
【
図3B】
図1のキャブマウントの製造方法を説明する図である。
【
図3C】
図1のキャブマウントの製造方法を説明する図である。
【
図3D】
図1のキャブマウントの製造方法を説明する図である。
【
図4】第2実施形態として示したキャブマウントの縦断面図である。
【
図5】第3実施形態として示したキャブマウントの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、キャブマウントの第1実施形態を、
図1および
図2を参照しながら説明する。
キャブマウント1は、外筒11、内筒12、本体ゴム13、および規制部材14を備えている。
外筒11、および内筒12は、上下方向に延びる中心軸線Oと同軸に配設されている。以下、上下方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
【0017】
外筒11の上端部に、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びる第1フランジ部17が形成されている。外筒11は、第1フランジ部17を介して車体フレームFに取付けられる。第1フランジ部17の下面が車体フレームFに支持されている。
内筒12は、外筒11の内側に挿入されるとともに、キャブCの取付壁に取付けられる。内筒12における上下方向の両端部は、外筒11から上下方向の両側に各別に突出している。
【0018】
内筒12の上端部に、取付プレート15が設けられている。取付プレート15は、内筒12の上端部内に嵌合された嵌合筒部15aと、嵌合筒部15aの上端部から径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びる第2フランジ部15bと、を備えている。第2フランジ部15bは、内筒12の上端開口縁を径方向に跨いでいる。第2フランジ部15bを介して、内筒12がキャブCの取付壁に取付けられる。第2フランジ部15bの上面が、キャブCの取付壁の下面に支持されている。取付プレート15および内筒12それぞれの内側に固定ボルトBが一体に挿入されている。なお、取付プレート15は設けなくてもよい。
【0019】
内筒12の下端部に、支持プレート16が設けられている。支持プレート16の上面に、内筒12の下端開口縁が当接している。支持プレート16、およびキャブCの取付壁を、固定ボルトBが上下方向に貫いている。固定ボトルBは頭部付きボトルとされ、頭部がキャブCの取付壁の上面に支持され、固定ボルトBの下端部は、支持プレート16から下方に突出している。固定ボルトBの下端部にナットNが螺着されることによって、内筒12が、支持プレート16、およびキャブCの取付壁により上下方向に挟み込まれて固定されている。
【0020】
本体ゴム13は、外筒11の内周面および内筒12の外周面を互いに連結している。本体ゴム13は、外筒11の内周面および内筒12の外周面に加硫接着されている。本体ゴム13は、筒状に形成され、中心軸線Oと同軸に配設されている。本体ゴム13の上端開口縁は、第1フランジ部17の上面に対して、上下方向の同じ位置、若しくは下方に位置している。
【0021】
規制部材14は、外筒11の内周面より径方向の内側に向けて突出し、かつ内筒12の外周面との間に径方向の隙間を設けた状態で、外筒11の上端開口縁に取付けられている。
規制部材14は、板状に形成されている。規制部材14は、外筒11を形成する材質より引張強度が高い材質で形成されるのが好ましい。
【0022】
規制部材14は、内筒12に上下方向に貫かれている。規制部材14は、内筒12の外周面を全周にわたって囲う内周面14aを有している。規制部材14の内周面14a、および内筒12の外周面はそれぞれ、上下方向から見て円形状を呈する。規制部材14の内周面14aと、内筒12の外周面と、の間の径方向の隙間は、周方向の全長にわたって同じになっている。規制部材14の内周面14aは、取付プレート15の第2フランジ部15bの外周面より径方向の内側に位置している。規制部材14は、本体ゴム13と非接着状態とされて設けられている。規制部材14の下面は、本体ゴム13の上端開口縁に当接している。なお、規制部材14の下面は、本体ゴム13の上端開口縁から上方に離してもい。
【0023】
ここで、外筒11の第1フランジ部17に、規制部材14を外筒11の上端開口縁および第1フランジ部17の上面に固定する係止片18が設けられている。係止片18は、周方向に間隔をあけて複数設けられている。係止片18は、第1フランジ部17と一体に形成され、径方向の内側に向けて、外筒11の上端開口縁を覆うように折り曲げられて、外筒11の上端開口縁および第1フランジ部17の上面との間で、規制部材14を上下方向に挟んで固定している。係止片18は、取付プレート15の第2フランジ部15bの下面より下方に位置している。
なお、係止片18を第1フランジ部17に設けず、規制部材14は、外筒11の上端開口縁に、例えば溶接により取付けられたり、ボルト等の締結部材を用いて取付けられたりしてもよい。
【0024】
以上のように構成されたキャブマウント1の製造方法について説明する。
【0025】
まず、
図3Aおよび
図3Bに示されるように、外筒11、および内筒12をインサート品として未加硫ゴムを射出し、本体ゴム13を加硫成形することで、本体ゴム13を外筒11の内周面と内筒12の外周面とに加硫接着する。
この際、外筒11には、係止片18の形成予定片18aが設けられており、この形成予定片18aは、第1フランジ部17から上方に向けて真直ぐ延びる平板状に形成されている。
次に、
図3Cおよび
図3Dに示されるように、内筒12の上方から規制部材14の内側に内筒12を挿入しつつ、規制部材14を、外筒11の上端開口縁および第1フランジ部17の上面に載せ、その後、係止片18の形成予定片18aを、径方向の内側に向けて、外筒11の上端開口縁を覆うように折り曲げ、係止片18に成形し、係止片18と、外筒11の上端開口縁および第1フランジ部17の上面と、の間で、規制部材14を上下方向に挟んで固定する。
次に、
図1および
図2に示されるように、内筒12の上端部内に嵌合筒部15aを嵌合し、かつ第2フランジ部15bを内筒12の上端開口縁に載せることにより、取付プレート15を内筒12に装着する。
【0026】
以上説明したように、本実施形態によるキャブマウント1によれば、規制部材14が、外筒11の内周面より径方向の内側に向けて突出し、かつ内筒12の外周面との間に径方向の隙間を設けた状態で、外筒11の上端開口縁に取付けられているので、大きな荷重が入力されたときに限って、内筒12を規制部材14に衝突させることが可能になり、通常走行時の防振性能を低下させることなく、外筒11および内筒12の径方向の相対変位を規制することができる。
【0027】
規制部材14が、本体ゴム13と非接着状態とされて設けられているので、振動の入力時に、本体ゴム13の弾性変形が規制部材14に抑止されるのを防ぐことが可能になり、設計通りの防振性能を発揮させることができる。
【0028】
第2フランジ部15bを有する取付プレート15が、内筒12と別体となっているので、キャブマウント1を製造する際、規制部材14の内側に第2フランジ部15bを挿入する必要が無く、規制部材14の内周面14aの直径を、第2フランジ部15bの外径より小さくすることが可能になり、規制部材14のかさ張りを抑えることができる。
【0029】
次に、本発明の第2実施形態に係るキャブマウント2を、
図4を参照しながら説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0030】
本実施形態では、規制部材14における径方向の内端部に、上下方向に突出したリブ21が設けられている。リブ21は、規制部材14の下面における内周面14aの開口周縁部から下方に向けて突出している。リブ21は、規制部材14と一体に形成されている。
本体ゴム13の上端開口縁に、下方に向けて窪み、リブ21が挿入されたスグリ部22が形成されている。リブ21およびスグリ部22は、周方向に間隔をあけて複数ずつ設けられている。
【0031】
以上説明したように、本実施形態によるキャブマウント2によれば、規制部材14における径方向の内端部に、上下方向に突出したリブ21が設けられているので、内筒12から規制部材14に加えられる径方向の衝撃力に対する、規制部材14の剛性を確保することができる。
【0032】
次に、本発明の第3実施形態に係るキャブマウント3を、
図5および
図6を参照しながら説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0033】
本実施形態では、規制部材24における径方向の内端部に、上下方向に突出したリブ23が設けられている。リブ23は、規制部材24の上面における内周面24aの開口周縁部から上方に向けて突出している。リブ23は、周方向の全長にわたって連続して延びている。リブ23は、規制部材24と一体に形成されている。規制部材24は、外筒11の第1フランジ部17とともに同一のボトルにより車体フレームFに取付けられる。
【0034】
規制部材24の内周面24aは、上下方向から見て楕円形状を呈する。規制部材24の内周面24aは、中心軸線Oと同軸に配設されている。内筒12の外周面は、上下方向から見て円形状を呈する。規制部材24の内周面24aと、内筒12の外周面と、の間の径方向の距離は、上下方向から見て、規制部材24の内周面24aの長軸方向で最大となり、規制部材24の内周面24aの短軸方向で最小となっている。
【0035】
キャブマウント3は、規制部材24の内周面24aと、内筒12の外周面と、の間の隙間が、車両前後方向において最も狭くなるように車両に取付けられる。すなわち、キャブマウント3は、上下方向から見て、規制部材24の内周面24aの短軸方向が、車両前後方向に一致する向きに車両に取付けられる。
【0036】
以上説明したように、本実施形態によるキャブマウント3によれば、規制部材24における径方向の内端部に、上下方向に突出したリブ23が設けられているので、内筒12から規制部材24に加えられる径方向の衝撃力に対する、規制部材24の剛性を確保することができる。
【0037】
キャブマウント3が、規制部材24の内周面24aと、内筒12の外周面と、の間の隙間が、車両前後方向において最も狭くなるように車両に取付けられるので、外筒11(車体フレームF)および内筒12(キャブC)の、径方向のなかで比較的大きくなりやすい左右方向(車幅方向)の相対移動量を確保することができる。
【0038】
なお、本発明の技術範囲は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0039】
例えば、規制部材14、24として、内筒12の外周面を全周にわたって囲う内周面14a、24aを有さず、周方向に間隔をあけて設けられた板体からなる構成等を採用してもよい。
内筒12の内径、または嵌合筒部15aの内径を、上方または下方に向かうに従い変化させることで、要求されたタイミングで固定ボルトBが内筒12を移動させるようにしてもよい。
【0040】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよい。
【0041】
本発明の態様は、例えば、以下の通りである。
<1>
車体フレームに取付けられる外筒と、
前記外筒の内側に挿入されるとともに、キャブに取付けられる内筒と、
前記外筒の内周面および前記内筒の外周面を互いに連結する本体ゴムと、
前記外筒の上端開口縁に取付けられるとともに、前記外筒の内周面より径方向の内側に向けて突出し、前記内筒の外周面との間に径方向の隙間を設けた状態で設けられた規制部材と、を備えている、キャブマウント。
<2>
前記規制部材は、前記本体ゴムと非接着状態とされて設けられている、前記<1>に記載のキャブマウント。
<3>
前記規制部材は、前記内筒の外周面を全周にわたって囲う内周面を有し、
前記規制部材の内周面と前記内筒の外周面との間の隙間が、車両前後方向において最も狭くなるように車両に取付けられる、前記<1>または<2>に記載のキャブマウント。
<4>
前記規制部材における径方向の内端部に、上下方向に突出したリブが設けられている、前記<1>から<3>のいずれかに記載のキャブマウント。
<5>
前記内筒の上端部内に嵌合筒部が嵌合され、
前記内筒および前記嵌合筒部それぞれの内側に固定ボルトが一体に挿入され、
前記内筒の内径、または前記嵌合筒部の内径が、上方または下方に向かうに従い変化している、前記<1>から<4>のいずれかに記載のキャブマウント。
【符号の説明】
【0042】
1、2、3 キャブマウント
11 外筒
12 内筒
13 本体ゴム
14、24 規制部材
14a、24a 内周面
21、23 リブ
C キャブ
F 車体フレーム