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特開2024-25796拡張機能プログラム、監視サーバ及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024025796
(43)【公開日】2024-02-26
(54)【発明の名称】拡張機能プログラム、監視サーバ及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/34 20060101AFI20240216BHJP
   G09B 5/02 20060101ALI20240216BHJP
   G09B 19/00 20060101ALI20240216BHJP
   H04N 7/18 20060101ALI20240216BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240216BHJP
【FI】
G06F11/34 138
G09B5/02
G09B19/00 Z
H04N7/18 D
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2023203934
(22)【出願日】2023-12-01
(71)【出願人】
【識別番号】507141251
【氏名又は名称】株式会社サーティファイ
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】瀧澤 茂
(72)【発明者】
【氏名】蛭子 拓夫
(57)【要約】
【課題】ユーザの不正行為の監視機能を導入しやすい技術を提供する。
【解決手段】拡張機能プログラム332は、ブラウザ画面を表示するためのウェブブラウザ331の機能を拡張する動作を端末30に実行させる。動作は、試験サーバ10からの試験情報がブラウザ画面に表示されている間に、監視サーバ20と通信することを含む。監視サーバ20は、試験情報に対するユーザ2の応答の様子を撮影するカメラ35,45から得た画像を収録する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラウザ画面を表示するためのウェブブラウザの機能を拡張する動作をコンピュータに実行させる拡張機能プログラムであって、
前記動作は、試験サーバからの試験情報が前記ブラウザ画面に表示されている間に、監視サーバと通信することを含み、前記監視サーバは、前記試験情報に対するユーザの応答の様子を撮影するカメラから得た画像を収録する、拡張機能プログラム。
【請求項2】
前記動作は、前記試験情報を前記ブラウザ画面の第1領域に表示し、前記監視サーバとの間の通信情報を前記ブラウザ画面の第2領域に表示することをさらに含む、請求項1に記載の拡張機能プログラム。
【請求項3】
前記動作は、前記監視サーバの処理を指定するための指定情報を前記監視サーバに出力することをさらに含み、前記指定情報は、前記試験サーバとの通信ログを示す、または、前記通信ログに基づいて生成される、請求項1または2に記載の拡張機能プログラム。
【請求項4】
前記動作は、
前記カメラから前記監視サーバへの画像伝送の準備をサポートすることと、
前記画像伝送の準備の完了後に、前記試験サーバと接続することとをさらに含む、請求項1または2に記載の拡張機能プログラム。
【請求項5】
前記動作は、前記ブラウザ画面を全画面表示にするアラートを出力することをさらに含む、請求項1または2に記載の拡張機能プログラム。
【請求項6】
前記動作は、前記画像に基づいて生成される不正検知通知を前記監視サーバから受けたことに応じて、前記試験情報に対する前記応答を制限することをさらに含む、請求項1または2に記載の拡張機能プログラム。
【請求項7】
前記カメラは、前記ウェブブラウザを有する端末に内蔵または接続された第1カメラと、前記端末の通信手段とは別の通信手段を用いて前記監視サーバと通信可能な第2カメラとを含み、
前記動作は、前記第1カメラによって撮影された第1画像および前記第2カメラによって撮影された第2画像を、前記第2領域に表示することを含む、請求項2に記載の拡張機能プログラム。
【請求項8】
端末と通信可能な監視サーバであって、
試験情報に対するユーザの応答の様子を撮影可能に設けられるカメラから前記監視サーバへの画像伝送の準備をサポートするための第1ウェブページを前記端末に送信し、
前記画像伝送の準備が完了した後に、前記試験情報を提供する試験サーバとの接続を促す第2ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末が前記試験サーバと接続した後に前記カメラから受けた画像を収録する、監視サーバ。
【請求項9】
端末が、試験サーバからの試験情報を、ウェブブラウザに従って生成されるブラウザ画面に表示することと、
前記試験情報が前記ブラウザ画面に表示されている間に、前記端末が、前記ウェブブラウザの機能を拡張する拡張機能プログラムに従って、監視サーバと通信することと、
前記監視サーバが、前記試験情報に対するユーザの応答の様子を撮影するカメラから得た画像を収録することとを備える方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、拡張機能プログラム、監視サーバ及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザが遠隔地からネットワークを介して試験を受ける試験システムが知られている。例えば、特開2001-290412号公報には、ブースに設置された試験端末と、ブース内の環境を撮影する監視カメラと、試験端末とネットワークを介して接続される管理端末とを備える試験システムが開示されている。管理端末は、試験問題を試験端末に提供するとともに、監視カメラから得た画像に基づいて、ユーザの不正行為を監視する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-290412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2001-290412号公報に開示される試験システムでは、試験問題の提供と、不正行為の監視とを管理端末が実施している。そのため、試験問題を提供する既存のサーバを有する機関は、不正行為を監視したい場合、不正行為の監視機能を既存のサーバに追加する必要がある。そのため、不正行為の監視機能の導入に手間がかかる。
【0005】
本開示の目的は、ユーザの不正行為の監視機能を導入しやすい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った拡張機能プログラムは、ブラウザ画面を表示するためのウェブブラウザの機能を拡張する動作をコンピュータに実行させる。上記の動作は、試験サーバからの試験情報がブラウザ画面に表示されている間に、監視サーバと通信することを含む。監視サーバは、試験情報に対するユーザの応答の様子を撮影するカメラから得た画像を収録する。
【0007】
本開示の一局面に従った監視サーバは、端末と通信可能である。監視サーバは、試験情報に対するユーザの応答の様子を撮影可能に設けられるカメラから監視サーバへの画像伝送の準備をサポートするための第1ウェブページを端末に送信する。監視サーバは、画像伝送の準備が完了した後に、試験情報を提供する試験サーバとの接続を促す第2ウェブページを端末に送信する。監視サーバは、端末が試験サーバと接続した後にカメラから受けた画像を収録する。
【0008】
本開示の一局面に従った方法は、端末が、試験サーバからの試験情報を、ウェブブラウザに従って生成されるブラウザ画面に表示することと、試験情報がブラウザ画面に表示されている間に、端末が、ウェブブラウザの機能を拡張する拡張機能プログラムに従って、監視サーバと通信することと、監視サーバが、試験情報に対するユーザの応答の様子を撮影するカメラから得た画像を収録することとを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の技術によれば、ユーザの不正行為の監視機能を導入しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態に係る試験システムの全体構成を模式的に示す図である。
図2】実施の形態に係る試験システムの各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3】データベースセットに含まれる登録データベースの一例を示す図である。
図4】データベースセットに含まれる試験管理データベースの一例を示す図である。
図5】データベースセットに含まれる監視結果データベースの一例を示す図である。
図6】試験システムの処理の流れの前半を示すシーケンス図である。
図7】試験システムの処理の流れの後半を示すシーケンス図である。
図8】ステップS4,S7,S9において端末に表示される画面の一例を示す図である。
図9】ステップS11,S12において端末及び補助端末に表示される画面の一例を示す図である。
図10】ステップS11,S12において端末及び補助端末に表示される画面の別の例を示す図である。
図11】ステップS13~S16において端末に表示される画面の一例を示す図である。
図12】ステップS18において端末に表示される画面の一例を示す図である。
図13】ステップS22において端末に表示される画面の一例を示す図である。
図14】ステップS18において端末に表示される画面の別の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。以下で説明する実施の形態及び変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
【0012】
(システムの全体構成)
図1は、実施の形態に係るシステム1の全体構成を模式的に示す図である。図1に示すシステム1は、ユーザ2を試験するために利用される。システム1は、例えば、入学試験、定期試験、検定試験、資格試験、口頭試験、面接試験、採用試験、採用面接試験、昇格試験、適性検査などの各種の試験に利用される。
【0013】
図1に示されるように、システム1は、1以上の試験サーバ10と、監視サーバ20と、端末30と、補助端末40とを備える。試験サーバ10、監視サーバ20、端末30及び補助端末40は、通信ネットワークに接続可能である。試験サーバ10および監視サーバ20の各々は、1以上のコンピュータによって構成され得る。試験サーバ10および監視サーバ20の各々は、クラウド環境に構築された仮想マシンもしくはコンテナ、または、これらの少なくとも一部の構成を含んでもよい。
【0014】
1以上の試験サーバ10の各々は、ウェブサーバとして動作する。試験サーバ10は、ユーザ2を試験するための情報(以下、「試験情報」と称する)を端末30に提供する。試験情報は、試験問題のテキスト、質問の音声、試験官の画像などが埋め込まれたウェブページを含む。試験サーバ10は、試験情報に対するユーザ2の回答情報を端末30から取得する。ユーザ2の回答情報は、ユーザ2によって入力されたテキスト、ユーザ2の音声、ユーザ2の画像などを含み、ユーザ2の知識、能力、性格などを評価するために利用される。
【0015】
監視サーバ20は、試験情報に対するユーザ2の応答の様子を撮影するカメラから得た画像を収録する。収録された画像は、ユーザ2の不正行為を監視するために利用される。監視サーバ20は、例えば、端末30に備えられるカメラ35及び補助端末40に備えられるカメラ45の少なくとも一方から画像を取得する。画像は、カメラから定期的に出力される静止画であってもよいし、動画であってもよい。なお、動画には音声が含まれる。
【0016】
端末30は、例えばデスクトップパソコン、ノートパソコンなどで構成される。端末30には、ウェブブラウザ331と拡張機能プログラム332とがインストールされる。ウェブブラウザ331は、ブラウザ画面を生成する。拡張機能プログラム332は、ウェブブラウザ331の機能を拡張する動作を端末30に実行させる。拡張機能プログラム332が端末30に実行させる動作は、少なくとも、試験サーバ10からの試験情報がブラウザ画面に表示されている間に、監視サーバ20と通信することを含む。
【0017】
端末30は、カメラ35とディスプレイ37とを備える。カメラ35は、例えば、ディスプレイ37の表示面に対向する環境を撮影可能に設置される。そのため、カメラ35は、ディスプレイ37に試験情報が表示されているときに、試験情報に対するユーザ2の応答の様子として、ユーザ2の顔を撮影できる。端末30は、不正行為の監視のために、カメラ35によって撮影された画像を監視サーバ20に送信し得る。
【0018】
補助端末40は、例えばスマートフォン、タブレットなどである。補助端末40は、カメラ45を備える。補助端末40は、試験情報に対するユーザ2の応答の様子を撮影可能な位置に設置される。例えば、補助端末40は、カメラ45の視野内にユーザ2の顔、ユーザ2の手、又は、端末30のディスプレイ37の表示面が含まれるようにスタンド49に立てかけられる。ユーザ2の手は、試験情報に対する入力操作を行うため、試験情報に対するユーザ2の応答の様子を表す。端末30のディスプレイ37の表示面は、試験情報に対するユーザ2の応答に応じて変化するため、試験情報に対するユーザ2の応答の様子を表す。不正行為の監視のために、補助端末40は、端末30を経由することなく、別の通信経路に沿って、カメラ45によって撮影された画像を監視サーバ20に送信すればよい。
【0019】
このように、本実施の形態に係るシステム1によれば、試験サーバ10が不正行為の監視機能を有していなくても、拡張機能プログラム332に従って、試験サーバ10からの試験情報がブラウザ画面に表示されている間に、端末30が監視サーバ20と通信する。監視サーバ20は、試験情報に対するユーザ2の応答の様子を撮影するカメラから得た画像を収録する。収録された画像は、ユーザ2の不正行為の監視に利用できる。そのため、試験サーバ10に不正行為の監視機能を追加する必要がない。すなわち、試験を運営する機関は、既存の試験サーバ10を更新することなく、例えば別の機関が運営する監視サーバ20を利用することにより、ユーザ2の不正行為の監視機能を容易に導入できる。
【0020】
監視サーバ20がカメラ35,45の両方の画像を収録する場合、2つの視点から見たユーザ2の応答の様子に基づいて、より効果的に不正行為を監視できる。また、監視サーバ20と端末30との通信経路は、監視サーバ20と補助端末40との通信経路と異なる。そのため、一方の通信が途切れたとしても、他方の通信により得られる画像に基づいて、不正行為を監視できる。
【0021】
(ハードウェア構成)
図2は、実施の形態に係るシステム1の各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示されるように、試験サーバ10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信モジュール14とを含む。これらのコンポーネントは、内部バスを介して互いにデータ通信可能に接続されている。通信モジュール14は、ネットワークを介して、外部装置(少なくとも端末30を含む)と通信する。
【0022】
プロセッサ11は、ストレージ13に保存された各種のプログラムをメモリ12に展開して実行する。ストレージ13には、試験プログラム131が保存される。さらに、ストレージ13には、情報資源データベース132及び認証情報データベース133が保存される。情報資源データベース132は、外部からの要求に応じて提供される各種の情報資源を含む。認証情報データベース133は、試験の申込者ごとに、受験番号、第1パスワード及び氏名を示す認証情報を含む。受験番号及び第1パスワードは、試験を運営する機関によって各申込者に割り当てられる。
【0023】
プロセッサ11が試験プログラム131を実行することにより、試験サーバ10は、ウェブサーバとして動作する。すなわち、プロセッサ11は、端末30からの要求に応じた情報資源を情報資源データベース132から読み出し、読み出した情報資源に基づいて試験情報を生成する。プロセッサ11は、読み出した情報資源をそのまま試験情報として用いてもよい。あるいは、プロセッサ11は、読み出した情報資源に埋め込み用の情報を埋め込むことにより試験情報を生成してもよい。埋め込み用の情報は、例えば、ユーザ2の氏名などを示す。あるいは、埋め込み用の情報は、例えば、予め作成された質問事項を示すテキストまたは映像、あるいは、試験官のリアルタイム映像などを示してもよい。予め作成された映像を含む試験情報は、録画面接試験に利用され得る。試験官のリアルタイム映像を含む試験情報は、各種のウェブ面接試験に利用され得る。
【0024】
プロセッサ11は、生成した試験情報を端末30に提供する。プロセッサ11は、試験情報として、ユーザ2を試験するための1以上の試験用ウェブページだけでなく、試験に関連する1以上の関連ウェブページを生成し得る。1以上の関連ウェブページは、例えば、ログイン情報の入力を促すウェブページ、試験に関する注意事項又は連絡事項を通知するためのウェブページなどを含む。
【0025】
プロセッサ11は、受信したログイン情報と認証情報データベース133に含まれる認証情報とを照合し、ユーザ認証を行う。また、プロセッサ11は、1以上の試験用ウェブページに対するユーザ2の回答情報を記録する。
【0026】
監視サーバ20は、プロセッサ21と、メモリ22と、ストレージ23と、通信モジュール24とを含む。これらのコンポーネントは、内部バスを介して互いにデータ通信可能に接続されている。通信モジュール24は、ネットワークを介して、外部装置(少なくとも端末30及び補助端末40を含む)と通信する。
【0027】
プロセッサ21は、ストレージ23に保存された各種のプログラムをメモリ22に展開して実行する。ストレージ23には、監視プログラム231が保存される。プロセッサ21が監視プログラム231を実行することにより、監視サーバ20は、ウェブサーバとして動作するとともに、ユーザ2の不正行為を監視する。ストレージ23には、さらに、監視プログラム231の実行に関連するデータベースセット232が保存される。
【0028】
端末30は、プロセッサ31と、メモリ32と、ストレージ33と、通信モジュール34と、カメラ35と、入力装置36と、ディスプレイ37と、スピーカー38と、マイク39とを含む。これらのコンポーネントは、内部バスを介して互いにデータ通信可能に接続されている。通信モジュール34は、例えばイーサネット(登録商標)、WiFi(登録商標)などの通信プロトコルに従って、外部装置(少なくとも試験サーバ10および監視サーバ20を含む)と通信する。入力装置36は、例えばキーボード、マウス、タッチパネルなどを含む。
【0029】
プロセッサ31は、ストレージ33に保存された各種のプログラムをメモリ32に展開して実行する。ストレージ33には、ウェブブラウザ331と拡張機能プログラム332とが保存される。
【0030】
補助端末40は、プロセッサ41と、メモリ42と、ストレージ43と、通信モジュール44と、カメラ45と、入力装置46と、ディスプレイ47とを含む。これらのコンポーネントは、内部バスを介して互いにデータ通信可能に接続されている。入力装置46は、例えばタッチパネルを含む。
【0031】
プロセッサ41は、ストレージ43に保存された各種プログラムをメモリ302に展開して実行する。ストレージ43には、試験を補助するための補助アプリケーション431が保存される。
【0032】
通信モジュール44は、本開示の「別の通信手段」の一例であり、例えば、複数の通信プロトコルの中から優先度に従って選択された1つの通信プロトコルに従った無線通信を行なう。複数の通信プロトコルには、例えば、WiFi(登録商標)、4G/LTE、5Gなどが含まれる。通信モジュール44は、優先度の最も高いWiFi(登録商標)に従った無線通信を行なっているときに当該通信が途切れると、4G/LTEまたは5Gに従った無線通信を開始する。
【0033】
プロセッサ11,21,31,41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などで構成される。メモリ12,22,32,42は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などの揮発性記憶装置で構成される。ストレージ13,23,33,43は、例えば、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性記憶装置で構成される。
【0034】
(データベースセット)
図3は、データベースセット232に含まれる登録データベース232aの一例を示す図である。図3に示されるように、登録データベース232aは、個人ごとに登録情報を記憶する。登録情報は、氏名と、個人IDと、第2パスワードと、申し込まれた1以上の試験の各々を識別する試験識別情報(例えば、試験名を示す情報)と、各試験の認証情報(例えば、受験番号及び第1パスワード)とを示す。登録データベース232aは、予め作成される。個人ID及び第2パスワードは、各個人に対してユニークに割り当てられ、各個人に事前に通知される。試験識別情報及び各試験の認証情報は、試験を運営する機関から提供される。
【0035】
図4は、データベースセット232に含まれる試験管理データベース232bの一例を示す図である。図4に示されるように、試験管理データベース232bは、試験ごとに、試験識別情報と、最初に提供されるウェブページ(トップページ)のURL(Uniform Resource Locator)と、試験の開始の際に提供されるウェブページ(開始ページ)のURLと、試験の終了の際に提供されるウェブページ(終了ページ)のURLとを対応付けて記憶する。各URLは、図1に示す1以上の試験サーバ10のいずれかに対応する。試験管理データベース232bは、試験を運営する機関から提供される情報に基づいて、予め作成される。
【0036】
図5は、データベースセット232に含まれる監視結果データベース232cの一例を示す図である。監視結果データベース232cは、各個人が1つの試験を受けるたびに生成される関連付け情報233を記憶する。関連付け情報233は、監視サーバ20と端末30及び補助端末40との間の通信情報に基づいて生成される。
【0037】
関連付け情報233は、個人IDと、試験識別情報と、収録された画像を特定する情報とを含む。画像を特定する情報は、例えば、画像を撮影したカメラを有する端末のIPアドレスと、画像ファイルが保存されるフォルダ名及び画像ファイルのファイル名とを示す。具体的には、端末30が有するカメラ35及び補助端末40が有するカメラ45の両方が不正監視に利用される場合、監視結果データベース232cは、端末30及び補助端末40のIPアドレスと、カメラ35,45によって撮影された画像を示す画像ファイルのフォルダ名及びファイル名とを記憶する。なお、画像が動画である場合、画像ファイルには音声データが含まれる。例えば、端末30のカメラ35によって撮影された動画を示す画像ファイルは、マイク39に入力された音声を示す音声データを含む。
【0038】
(試験システムの処理の流れ)
図6図14を参照して、システム1の処理の流れを説明する。図6は、システム1の処理の流れの前半を示すシーケンス図である。図7は、システム1の処理の流れの後半を示すシーケンス図である。図8は、ステップS4,S7,S9において端末30に表示される画面の一例を示す図である。図9は、ステップS11,S12において端末30及び補助端末40に表示される画面の一例を示す図である。図10は、ステップS11,S12において端末30及び補助端末40に表示される画面の別の例を示す図である。図11は、ステップS13~S16において端末30に表示される画面の一例を示す図である。図12は、ステップS18において端末30に表示される画面の一例を示す図である。図13は、ステップS22において端末30に表示される画面の一例を示す図である。図14は、ステップS18において端末30に表示される画面の別の例を示す図である。
【0039】
まずステップS1において、端末30のプロセッサ31は、ユーザ2の入力に応じて、ウェブブラウザ331及び拡張機能プログラム332を起動する。次のステップS2において、プロセッサ31は、ディスプレイ37へのブラウザ画面50の表示を開始する。
【0040】
次のステップS3において、プロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、監視サーバ20に対してログインページを要求する。
【0041】
次のステップS4において、監視サーバ20のプロセッサ21は、要求に応じて、ログインページを端末30に提供する。これにより、図8に示されるように、端末30のプロセッサ31は、ログインページ51を表すようにブラウザ画面50を更新する。ログインページ51は、個人IDを入力するための入力欄51aと、第2パスワードを入力するための入力欄51bと、ログイン要求を行うためのボタン51cとを含む。
【0042】
ボタン51cがクリックされることに応じて、処理はステップS5に移る。ステップS5において、プロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、入力欄51a,51bに入力された情報(入力情報)を監視サーバ20に送信する。
【0043】
次のステップS6において、監視サーバ20のプロセッサ21は、認証処理を行う。具体的には、プロセッサ21は、入力情報と一致する登録情報が登録データベース232a(図3参照)に登録されている場合に、認証成功と判断する。プロセッサ21は、認証成功と判断すると、登録データベース232aから、入力情報と一致する登録情報を読み出す。以下、読み出された登録情報を「対象登録情報」と称する。認証に成功すると、システム1の処理はステップS7に移る。認証に失敗すると、システム1の処理はステップS4に戻る。
【0044】
ステップS7において、プロセッサ21は、試験の選択を促す試験選択ページ52を端末30に提供する。プロセッサ21は、対象登録情報に含まれる試験識別情報(試験名を示す情報)に基づいて試験選択ページ52を生成する。
【0045】
図8に示されるように、ステップS7において、端末30のプロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、試験選択ページ52を表すようにブラウザ画面50を更新する。試験選択ページ52は、試験を選択するためのボタン52a,52bを含む。
【0046】
ボタン52a,52bのいずれかがクリックされると、システム1の処理はステップS8に移る。ステップS8において、プロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、選択された試験を示す選択通知を監視サーバ20に送信する。監視サーバ20のプロセッサ21は、選択通知が示す試験を対象試験として決定する。
【0047】
次のステップS9において、プロセッサ21は、1以上の項目の各々について、準備サポートページを端末30に提供する。これにより、端末30のプロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、準備サポートページを表すようにブラウザ画面を更新する。ステップS10において、プロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、ユーザ2の入力に応じた準備完了通知を監視サーバ20に送信する。ステップS9,S10は、項目ごとに繰り返される。なお、一部の項目についてのステップS9,S10は、後述するステップS14とステップS15とに間において実行されてもよい。
【0048】
図8に示す準備サポートページ53は、項目「ブラウザ画面の表示サイズ」に対応する。準備サポートページ53は、ブラウザ画面50の最大化をユーザ2に促すメッセージ53aと、最大化が完了したことを通知するためのボタン53bとを含む。ブラウザ画面50を最大化することとは、ブラウザ画面50を含む1つのウィンドウをディスプレイ37の全体に表示することを意味する。そのため、言い換えると、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に準備サポートページ53を表示させることにより、プロセッサ31にブラウザ画面50を全画面表示にするアラートを出力させる。ユーザ2は、ブラウザ画面50を最大化する操作を行った後にボタン53bをクリックする。プロセッサ31は、ボタン53bがクリックされたことに応じて、ブラウザ画面50の最大化が完了したことを示す準備完了通知を監視サーバ20に送信する。
【0049】
監視サーバ20のプロセッサ21は、さらに、項目「補助端末と付属品の準備」、「通信状況」、「マイク確認」、及び「スピーカー確認」に関する準備サポートページを端末30に出力してもよい。項目「補助端末と付属品の準備」に関する準備サポートページは、補助端末40、スタンド49及び補助端末40の充電ケーブルの準備をユーザ2に促す。項目「通信状況」に関する準備サポートページは、端末30の通信状況(例えば、通信速度)の確認をユーザ2に促す。項目「スピーカー確認」に関する準備サポートページは、端末30のマイク39の動作の確認をユーザ2に促す。項目「スピーカー確認」に関する準備サポートページは、端末30のスピーカー38の動作の確認をユーザ2に促す。
【0050】
プロセッサ21は、各項目の確認結果を記録しておいてもよい。記録された確認結果は、不正監視の精度の判定のために利用され得る。例えば、端末30の通信速度が遅い場合、不正監視の精度が低いと判断される。
【0051】
図6に戻って次のステップS11において、監視サーバ20のプロセッサ21は、補助端末40用の画像伝送サポートページを端末30に提供する。これにより、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、補助端末40用の画像伝送サポートページを表すようにブラウザ画面50を更新させて、カメラ45から監視サーバ20への画像伝送の準備をサポートする。ユーザ2は、画像伝送サポートページに従って、補助端末40を操作する。ユーザ2の操作に応じて、ステップS12において、補助端末40のプロセッサ41は、カメラ45から得た画像の監視サーバ20への伝送を準備する。当該準備には、画像伝送の開始動作または画像伝送の待機動作が含まれ得る。
【0052】
図9及び図10を参照して、ステップS11,S12の詳細について説明する。図9に示されるように、端末30のプロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、画像伝送サポートページ55を表すようにブラウザ画面50を更新する。画像伝送サポートページ55は、二次元コード55aを含む。二次元コード55aは、対象登録情報及び対象試験に応じて、監視サーバ20のプロセッサ21によってユニークに生成される。二次元コード55aは、補助アプリケーション431を起動すること、監視サーバ20にアクセスすること、ならびに、対象登録情報及び対象試験に対応する特定信号を送信することの命令を示す。
【0053】
ユーザ2は、補助端末40のカメラ45を起動して、二次元コード55aを撮影する。これにより、補助端末40のプロセッサ41は、二次元コード55aに従って、補助アプリケーション431を起動し、アプリ画面80をディスプレイ47に表示させる。さらに、プロセッサ41は、二次元コード55aに従って、監視サーバ20にアクセスし、対象登録情報及び対象試験に対応する特定信号を送信する。
【0054】
監視サーバ20のプロセッサ21は、特定信号に従って、対象登録情報が示す氏名、対象試験の試験名、及び対象試験に対応する受験番号を特定する。プロセッサ21は、特定した氏名、試験名及び受験番号を示す登録者情報を生成する。そして、プロセッサ21は、登録者情報を含む画像伝送サポートページ56を端末30に送信するとともに、登録者情報を補助端末40に送信する。
【0055】
端末30にプロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、画像伝送サポートページ56を表すようにブラウザ画面50を更新する。画像伝送サポートページ56は、登録者情報を示すテーブル56aを含む。さらに、補助端末40のプロセッサ41は、補助アプリケーション431に従って、メッセージ81a、登録者情報を示すテーブル81b及びボタン81cを含むようにアプリ画面80を更新する。メッセージ81aは、テーブル56aが示す登録者情報とテーブル81bが示す登録者情報とが同じ場合に、ボタン81cをタップすることをユーザ2に促す。ボタン81cがタップされたことに応じて、プロセッサ41は、補助アプリケーション431に従って、登録者情報の確認通知を監視サーバ20に出力する。
【0056】
登録者情報の確認通知を受けたことに応じて、監視サーバ20のプロセッサ21は、端末30と補助端末40とのペアリングに成功したと判断する。そして、プロセッサ21は、端末30のIPアドレスと、補助端末40のIPアドレスとを対象登録情報が示す個人IDと対応付けて記録する。具体的には、プロセッサ21は、監視結果データベース232cに新たな関連付け情報233(図5参照)を追加する。追加された関連付け情報233は、対象登録情報が示す個人IDと、対象試験の試験名と、端末30のIPアドレスと、補助端末40のIPアドレスとを示す。
【0057】
さらに、プロセッサ21は、補助端末40の設置を促す画像伝送サポートページ57を端末30に送信するとともに、補助端末40の設置のサポート開始指示を補助端末40に送信する。
【0058】
これにより、図10に示されるように、端末30のプロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、画像伝送サポートページ57を表すようにブラウザ画面50を更新する。画像伝送サポートページ57は、補助端末40の操作を促すメッセージ57aを含む。さらに、補助端末40の設置のサポート開始指示に応じて、補助端末40のプロセッサ41は、補助アプリケーション431に従って、ボタン82を含むようにアプリ画面80を更新する。ボタン82は、補助端末40の設置のサポートを開始するために使用される。ユーザ2は、メッセージ57aに従って、ボタン82をタップする。
【0059】
ボタン82がタップされたことに応じて、プロセッサ41は、補助アプリケーション431に従って、メッセージ83a、画像表示領域83b及びボタン83cを含むようにアプリ画面80を更新する。メッセージ83aは、端末30の矩形状のディスプレイ37の四隅がカメラ45の視野内になるように補助端末40の位置を調整することをユーザ2に促す。画像表示領域83bには、カメラ45から得たリアルタイム画像が表示される。ユーザ2は、画像表示領域83bを見ながら、ディスプレイ37の四隅がカメラ45の視野内に含まれることを確認し、ボタン83cをタップする。プロセッサ41は、ボタン83cがタップされたことに応じて、ボタン83cがタップされたときにカメラ45によって撮影された画像を監視サーバ20に送信する。
【0060】
監視サーバ20のプロセッサ21は、補助端末40から画像を受けると、公知の物体認識技術を用いて、画像内に矩形状のディスプレイの四隅が存在するか否かを判断する。プロセッサ21は、画像内に矩形状のディスプレイの四隅が存在しないと判断したことに応じて、設置位置の再調整指示を補助端末40に送信する。これにより、補助端末40のプロセッサ41は、補助アプリケーション431に従って、メッセージ83a、画像表示領域83b及びボタン83cを含むようにアプリ画面80を再度更新する。
【0061】
プロセッサ21は、画像内に矩形状のディスプレイの四隅が存在すると判断したことに応じて、補助端末40の設置が完了したことを通知する画像伝送サポートページ58を端末30に送信する。さらに、プロセッサ21は、補助端末40の設置のサポート終了指示を補助端末40に送信する。
【0062】
これにより、端末30のプロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、画像伝送サポートページ58を表すようにブラウザ画面50を更新する。画像伝送サポートページ58は、補助端末40の設置が完了したことを示すメッセージ58aと、次の処理に進むためのボタン58bとを含む。
【0063】
さらに、補助端末40の設置のサポート終了指示に応じて、補助端末40のプロセッサ41は、補助アプリケーション431に従って、ディスプレイ37の四隅の撮像の維持を促すメッセージ84を含むようにアプリ画面80を更新する。さらに、プロセッサ41は、カメラ45によって撮影された画像の監視サーバ20への伝送を開始する。あるいは、プロセッサ41は、監視サーバ20からの指示に応じてカメラ45によって撮影された画像を監視サーバ20へ伝送できるように、待機してもよい。
【0064】
ボタン58bがクリックされたことに応じて、システム1の処理はステップS13(図6参照)に移る。ステップS13において、監視サーバ20のプロセッサ21は、メイン端末用の画像伝送サポートページ59を端末30に提供する。これにより、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、画像伝送サポートページ59を表すようにブラウザ画面50を更新させて、カメラ35から監視サーバ20への画像伝送の準備をサポートする。ユーザ2は、画像伝送サポートページ59に従って、端末30を操作する。ユーザ2の操作に応じて、ステップS14において、プロセッサ31は、カメラ35によって撮影された画像の監視サーバ20への伝送を準備する。当該準備には、画像伝送の開始動作または画像伝送の待機動作が含まれ得る。
【0065】
図11を参照して、ステップS13,S14の詳細について説明する。図11に示されるように、画像伝送サポートページ59は、画像表示領域59aと、カメラ35を起動するためのボタン59bとを含む。ボタン59bがクリックされたことに応じて、プロセッサ31は、カメラ35を起動し、カメラ35から得た画像を画像表示領域59aに表示するとともに、監視サーバ20への画像伝送の開始を指示するためのボタン59cを画像伝送サポートページ58に含める。
【0066】
ボタン59cがクリックされたことに応じて、プロセッサ31は、カメラ35から得た画像の監視サーバ20への伝送を開始する。あるいは、プロセッサ31は、監視サーバ20からの指示に応じてカメラ35によって撮影された画像を監視サーバ20へ伝送できるように、待機する。なお、プロセッサ31は、動画の伝送を行う場合、カメラ35から得たフレーム(コマ画像)と、マイク39が収集した音声とを同期させて監視サーバ20に伝送する。
【0067】
このように、ステップS11~S14によって、カメラ35,45から得た画像の監視サーバ20への伝送が準備される。なお、画像伝送サポートページ55~59の各々は、本開示の「第1ウェブページ」の一例である。以下、カメラ35によって撮影された画像を「第1画像」と称し、カメラ45によって撮影された画像を「第2画像」と称する。
【0068】
ステップS14の完了後(すなわち、監視サーバ20への画像伝送の準備が完了した後)、図7に示されるように、システム1の処理はステップS15に移る。ステップS15において、監視サーバ20のプロセッサ21は、試験サーバ10との接続を促す接続指示ページ60を端末30に送信する。接続指示ページ60は、本開示の「第2ウェブページ」の一例である。これにより、図11に示されるように、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、接続指示ページ60を表すようにブラウザ画面50を更新させる。接続指示ページ60は、試験サーバ10への接続を促すボタン60aを含む。プロセッサ21は、対象試験に対応するトップページのURLを試験管理データベース232bから読み出し、読み出したURLとボタン60aとを関連付ける。
【0069】
ボタン60aがクリックされたことに応じて、システム1の処理はステップS16に移る。ステップS16において、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、ブラウザ画面50を領域61,62に分割させる(図11参照)。領域61,62の位置は固定である。領域61,62はそれぞれ、本開示の「第1領域」及び「第2領域」の一例である。
【0070】
さらに、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、所定個数の二次元コード63を含むようにブラウザ画面50を更新させる。図11に示す例では、ブラウザ画面50は、2個の二次元コード63を含む。ただし、二次元コード63の個数は、2個に限定されず、1個でもよいし、3個以上でもよい。
【0071】
ステップS16の後、システム1は、ステップS17~S23を実行する。ステップS17~S23は、試験終了まで必要に応じて繰り返し実行される。
【0072】
ステップS17において、端末30のプロセッサ31は、試験サーバ10に対して、試験情報を要求する。次のステップS18において、試験サーバ10のプロセッサ11は、要求された試験情報を端末30に送信する。拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、試験情報をブラウザ画面50の領域61(図11参照)に表示させる。次のステップS19において、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、試験サーバ10との通信ログを記録させる。通信ログは、試験サーバ10から受けた試験情報に対応するURLと、試験情報を受けた時刻(又は試験情報を要求した時刻)とを示す。
【0073】
ステップS17~S19は、ユーザ2による端末30への操作に応じて、繰り返し実行される。例えば、N個の問題に対応するN個のウェブページが存在する場合、ユーザ2は、ウェブページの切り替え指示を端末30に順次入力する。そのため、ステップS16~S18は、少なくともN回繰り返し実行される。
【0074】
1回目のステップS17において、プロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、ボタン60aに関連付けられたトップページのURLにアクセスする。ボタン60aに関連付けられたURLは、1以上の試験サーバ10のいずれかに対応する。そのため、プロセッサ31は、ボタン60aに関連付けられたURLに対応する試験サーバ10に対して、トップページを要求する。
【0075】
通常、トップページとして、ログイン情報の入力を促すウェブページが設定される。入力されたログイン情報は、ユーザ認証のために利用される。そのため、ユーザ2は、トップページに受験番号及び第1パスワードを入力する。この場合、ユーザ2は、ステップS4において提供されたログインページ51に対する個人ID及び第2パスワードの入力と、トップページに対する受験番号及び第1パスワードの入力とを行う必要がある。そこで、ユーザ2の手間を省くために、システム1は、以下の処理を行ってもよい。
【0076】
すなわち、監視サーバ20のプロセッサ21は、上記のステップS15において、対象登録情報の中から対象試験に対応する受験番号及び第1パスワードを抽出する。そして、プロセッサ21は、抽出した受験番号及び第1パスワードをボタン60aに関連付けて、接続指示ページ60を端末30に送信する。拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、ボタン60aに関連付けられた受験番号及び第1パスワードを一時保存させる。そして、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、ステップS18において試験サーバ10から受けたトップページに受験番号及び第1パスワードを埋め込ませる。これにより、ユーザ2による受験番号及び第1パスワードの入力の手間が省略される。
【0077】
あるいは、監視サーバ20と試験サーバ10とがAPI(Application Programming Interface)連携している場合、監視サーバ20のプロセッサ21は、対象試験に対応する受験番号及び第1パスワードを試験サーバ10に送信してもよい。これにより、試験サーバ10は、監視サーバ20から受けた受験番号及び第1パスワードと認証情報データベース133に含まれる認証情報とを照合し、ユーザ認証を行うことができる。この場合、認証成功した直後に提供されるウェブページがトップページとして設定される。これによっても、ユーザ2による受験番号及び第1パスワードの入力の手間が省略される。
【0078】
ステップS17~S19と並行して、ステップS20,S21が実行される。ステップS20において、監視サーバ20のプロセッサ21は、端末30及び補助端末40から受けた第1画像及び第2画像を収録する。なお、端末30及び補助端末40が画像伝送を待機している場合、プロセッサ21は、画像伝送の指示を端末30及び補助端末40に送信し、第1画像及び第2画像を取得すればよい。プロセッサ21は、動画を収録する場合、フレーム(コマ画像)と合わせて受けた音声も収録する。プロセッサ21は、収録された第1画像及び第2画像の各々を示すファイルを生成し、ファイルを特定する情報(フォルダ名及びファイル名)を関連付け情報233に書き込む。
【0079】
ステップS21において、プロセッサ21は、収録した第1画像及び第2画像に対して所定の画像処理を行う。所定の画像処理は、公知の技術を用いて実施される。例えば、プロセッサ21は、第1画像及び第2画像が1以上の不正検知条件を満たすか否かを判断する。1以上の不正検知条件は、例えば、以下の条件(A)~(C)のいずれかを含む。
条件(A):第2画像に矩形状のディスプレイの四隅が含まれない。
条件(B):第2画像に所定個数の二次元コード63が含まれない。
条件(C):第1画像に写る目の視線が領域61(図11参照)以外を向いている期間が所定時間以上継続する。
【0080】
条件(A)が満たされる原因として、補助端末40の位置ずれが挙げられる。補助端末40の位置ずれは、ユーザ2の不注意によって発生する場合に限らず、不正を行うためにユーザ2によって意図的に行われ得る。そのため、条件(A)は、不正検知条件となり得る。条件(B)が満たされる原因として、別のウィンドウ画面のアクティブ化が挙げられる。別のウィンドウ画面のアクティブ化は、不正行為と疑われる。
【0081】
条件(C)が満たされる原因として、ユーザ2が端末30の領域61以外の方向を見続けていることが挙げられる。ユーザ2は、通常、ブラウザ画面50の領域61を見ながら、試験情報に対して応答する。そのため、ユーザ2が端末30の領域61以外の方向を見ることは、不正行為と疑われる。端末30のディスプレイ37の表示面において試験情報が表示される領域61が一定でない場合、プロセッサ21は、視線が領域61に向いているか否かを容易に判断できない。例えば、領域61,62がそれぞれ別々のウィンドウに表示される場合、ユーザに応じて、ディスプレイ37の表示面における、領域61を含むウィンドウの配置場所が異なり得る。このような場合、プロセッサ21は、視線が領域61に向いているか否かを容易に判断できない。しかしながら、上述したように、ブラウザ画面50を含むウィンドウを最大化するように促されるとともに、ブラウザ画面50において領域61,62の位置が固定される。そのため、ディスプレイ37の表示面における領域61の位置は、ユーザによらず一定である。したがって、プロセッサ21は、視線が領域61に向いているか否かを容易に判断できる。
【0082】
さらに、ステップS17~S19及びステップS20,S21と並行して、ステップS22が実行される。ステップS22において、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、監視サーバ20との間の通信を維持させる。これにより、端末30と監視サーバ20とは相互通信を維持する。端末30と監視サーバ20との間の通信情報は、第1画像及び第2画像を含む。
【0083】
ステップS22において、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、監視サーバ20の処理を指定するための指定情報を監視サーバ20に送信させてもよい。
【0084】
例えば、プロセッサ31は、第1画像及び第2画像の収録の開始及び終了を指定するための指定情報を監視サーバ20に送信する。試験サーバ10から提供される試験情報には、上述したように、ユーザ2を試験するための試験用ウェブページだけでなく、試験に関連する関連ウェブページも含まれる。試験を運営する機関は、関連ウェブページがブラウザ画面50に表示されている間におけるユーザ2の監視を希望しない場合がある。そのため、監視サーバ20のプロセッサ21は、収録の開始及び終了を指定するための指定情報に従って、試験用ウェブページがブラウザ画面50に表示されている期間(以下、「監視期間」と称する)だけ、第1画像及び第2画像を収録すればよい。
【0085】
具体的には、ステップS22において、端末30のプロセッサ31は、収録の開始及び終了を指定するための指定情報として、ステップS19において記録した通信ログ(URL及び時刻)を監視サーバ20に送信する。監視サーバ20のプロセッサ21は、第1画像及び第2画像を一定期間だけメモリ22のバッファ領域に一時的に保存する。プロセッサ21は、端末30から受けた通信ログのURLが試験管理データベース232bの開始ページまたは終了ページのURLと一致するか否かを判断する。プロセッサ21は、端末30から受けた通信ログのURLが開始ページのURLと一致することに応じて、通信ログの時刻以降の第1画像及び第2画像の収録を行う。プロセッサ21は、端末30から受けた通信ログのURLが終了ページのURLと一致することに応じて、通信ログの時刻以降の第1画像及び第2画像の収録を停止する。これにより、プロセッサ21は、監視期間だけ、第1画像及び第2画像を収録できる。
【0086】
あるいは、監視サーバ20のプロセッサ21は、ステップS15において、対象試験に対応する開始ページ及び終了ページのURLを端末に送信してもよい。その後、拡張機能プログラム332は、ステップS19を実行するたびに、プロセッサ31に、通信ログのURLが開始ページまたは終了ページのURLと一致するか否かを判断させる。プロセッサ31は、通信ログのURLが開始ページのURLと一致することに応じて、拡張機能プログラム332に従って、通信ログの時刻を収録の開始タイミングとして指定する指定情報を生成し、監視サーバ20に送信する。プロセッサ31は、通信ログのURLが終了ページのURLと一致することに応じて、拡張機能プログラム332に従って、通信ログの時刻を収録の終了タイミングとして指定する指定情報を生成し、監視サーバ20に送信する。監視サーバ20のプロセッサ21は、指定情報に従って、第1画像及び第2画像の収録を行う。これによっても、プロセッサ21は、監視期間だけ、第1画像及び第2画像を収録できる。
【0087】
また、ステップS22において、監視サーバ20のプロセッサ21は、ステップS21において実行された画像処理の結果を端末30に送信してもよい。例えば、プロセッサ21は、第1画像または第2画像が1以上の不正検知条件(例えば、上記の条件(A)~(C))のいずれかを満たすことに応じて、不正検知通知を端末30に送信する。不正検知通知は、ユーザ2の不正行為が疑われる状況の際に送信され得る。そのため、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、不正検知通知を受けたことに応じて試験情報に対する応答を制限させてもよい。
【0088】
ステップS22において、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、監視サーバ20との通信情報の少なくとも一部をブラウザ画面50の領域62(図11参照)に表示させる。
【0089】
図12には、試験用ウェブページ64を受けた後のブラウザ画面50が示される。図12に示されるように、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、試験サーバ10から受けた試験情報である試験用ウェブページ64を領域61に表示させ、監視サーバ20との間の通信情報を領域62に表示させる。
【0090】
具体的には、領域61に表示される試験用ウェブページ64は、回答を入力するためのラジオボタン64aと、ページを遷移するためのボタン64b,64cと、試験を終了するためのボタン64dとを含む。ユーザ2は、試験の実施状況に応じて、ラジオボタン64a及びボタン64b~64dのいずれかを操作する。ボタン64b~64dの操作に応じて、操作されたボタンに関連付けられたURLのウェブページを要求するステップS17が実行される。
【0091】
領域62は、サブ領域62a~62dを含む。拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、第1画像及び第2画像をサブ領域62a,62bにそれぞれ表示させる。ユーザ2は、領域62を確認することにより、どのような画像が監視サーバ20に送信されているかを確認できる。第1画像及び第2画像の少なくとも一方が動画である場合、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、動画に含まれる音声の波形をサブ領域62cに表示させる。
【0092】
なお、端末30は、補助端末40と通信していない。そのため、監視サーバ20は、第2画像を端末30に送信する。そして、プロセッサ31は、監視サーバ20から受けた第2画像をサブ領域62bに表示する。一方、プロセッサ31は、第1画像を監視サーバ20に送信するとともに、第1画像をサブ領域62aに表示する。あるいは、監視サーバ20は、第2画像と第1画像とを同期させて端末30に送信してもよい。この場合、プロセッサ31は、監視サーバ20から受けた第1画像をサブ領域62aに表示する。その結果、領域62において、第1画像及び第2画像とは、同期して表示される。このように、拡張機能プログラム332は、監視サーバ20が互いに異なる通信経路を用いて端末30および補助端末40から収集する第1画像および第2画像を領域62に並べて表示できる。
【0093】
サブ領域62dは、ユーザ2からのコメントを受け付ける。プロセッサ31は、サブ領域62dに入力されたコメントを監視サーバ20に送信する。監視サーバ20のプロセッサ21は、端末30から受けたコメントを時刻と対応付けて記録する。記録されたコメントは、ユーザ2の不正行為の監視のために利用される。
【0094】
図13には、試験用ウェブページ64が領域61に表示されているときに監視サーバ20から不正検知通知を受けたときのブラウザ画面50が示される。不正検知通知を受けると、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、試験サーバ10からの試験情報に対する応答を制限させる。例えば、プロセッサ31は、ラジオボタン64a及びボタン64b,64cへの入力を無効にする。あるいは、プロセッサ31は、領域61への試験用ウェブページ64の表示を一時的に中断してもよい。あるいは、プロセッサ31は、試験サーバ10との通信を一時的に中断してもよい。
【0095】
さらに、プロセッサ31は、拡張機能プログラム332に従って、不正検知通知に応じたメッセージ62e及びボタン62fを領域62に表示する。メッセージ62eは、補助端末40の位置の調整を促す。ボタン62fは、試験の続行を要求するために利用される。プロセッサ31は、ボタン62fがクリックされたことに応じて、試験の続行を監視サーバ20に要求する。監視サーバ20のプロセッサ21は、試験の続行の要求を端末30から受け、かつ、第2画像が1以上の不正検知条件を満たさない場合に、制限解除の指示を端末30に送信する。端末30のプロセッサ31は、制限解除の指示に応じて、試験情報に対する応答の制限を解除する。
【0096】
図14には、終了ページ65を受けた後のブラウザ画面50が示される。終了ページ65は、図12に示すボタン64dがクリックされた後、あるいは、試験開始から予め定められた時間が経過した後に、試験サーバ10から端末30に送信される。
【0097】
端末30のプロセッサ31は、ステップS19において終了ページ65に対応する通信ログを記録し、ステップS22において当該通信ログを監視サーバ20に送信する。監視サーバ20のプロセッサ21は、通信ログが示すURLと試験管理データベース232bに含まれる終了ページのURLと一致すると判断する。この判断に応じて、図7に示すステップS23~S26が実行される。
【0098】
ステップS23において、監視サーバ20のプロセッサ21は、画像の伝送停止の指示を端末30に送信する。ステップS24において、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、第1画像の監視サーバ20への伝送を停止させる。さらに、ステップS25において、監視サーバ20のプロセッサ21は、補助アプリケーション431の終了指示を補助端末40に送信する。ステップS26において、補助端末40のプロセッサ41は、アプリ終了指示に応じて、カメラ45から得た画像の監視サーバ20への伝送を停止し、補助アプリケーション431を終了する。
【0099】
なお、端末30が終了ページのURLを監視サーバ20から事前に受けている場合、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、通信ログが示すURLが終了ページのURLと一致するか否かを判断させる。そして、通信ログが示すURLが終了ページのURLと一致することに応じてステップS24が実行されてもよい。この場合、ステップS23は省略される。
【0100】
(変形例1)
図7に示すステップS22において、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、ディスプレイ37のキャプチャ画像を周期的に監視サーバ20に送信させてもよい。監視サーバ20のプロセッサ21は、ステップS21において、不正検知条件として、キャプチャ画像にブラウザ画面50以外の別のウィンドウが含まれるという条件(D)が満たされるか否かを判断してもよい。別のウィンドウは、不正行為に利用され得る。これにより、システム1は、ユーザ2の不正行為をより確実に監視できる。
【0101】
(変形例2)
拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、特定のイベントが発生した時刻を示すタイムスタンプを監視サーバ20に送信させてもよい。特定のイベントは、試験サーバ10との接続の開始を含む。具体的には、拡張機能プログラム332は、プロセッサ31に、図11に示す接続指示ページ60のボタン60aがクリックされた時刻を示すタイムスタンプを監視サーバ20に送信させる。
【0102】
第三者がユーザ2になりすまして、接続指示ページ60が表示される端末30とは別の端末から試験サーバ10にアクセスすることが考えられる。これにより、第三者が別の端末を操作して回答情報を送信できる。しかしながら、ユーザ2が端末30を用いてから試験サーバ10にアクセスする時刻と、第三者が別の端末を用いて試験サーバ10にアクセスする時刻とを一致させることは、通常困難である。そのため、システム1は、上記のタイムスタンプと、試験サーバ10に記録される、別の端末からのアクセス時刻とを照合することにより、第三者がユーザ2になりすます不正行為を監視できる。
【0103】
なお、上記で説明したとおり、監視結果データベース232cは、端末30のIPアドレスを保存する。そのため、試験サーバ10が別の端末のIPアドレスを記録してもよい。これにより、システム1は、IPアドレスを照合することによって、第三者がユーザになりすます不正行為を監視できる。
【0104】
(変形例3)
補助端末40と端末30とは、通信ケーブル(例えばUSBケーブル)で接続されてもよい。この場合、拡張機能プログラム332は、監視サーバ20から画像伝送サポートページを受けたことに応じて、プロセッサ31に、補助アプリケーション431の起動と、監視サーバ20への第2画像の伝送の準備とを補助端末40に指示する動作を実行させてもよい。
【0105】
(変形例4)
監視サーバ20によって収録された第1画像及び第2画像は、ユーザ2の不正行為の監視のために利用される。不正行為の監視は、図7に示すステップS21において実施されてもよいし、試験の終了後の任意のタイミングで実施されてもよい。試験の終了後の任意のタイミングで実施される不正行為の監視は、監視サーバ20によって実施されてもよいし、他のサーバによって実施されてもよい。あるいは、監視者は、監視サーバ20から各個人について収録された第1画像及び第2画像を取得し、目視で不正行為を監視してもよい。
【0106】
(変形例5)
端末30は、内蔵されるカメラ35によって撮影された画像の代わりに、端末30に接続される外付けカメラによって撮影された画像を監視サーバ20に送信してもよい。
【0107】
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0108】
1 システム、2 ユーザ、10 試験サーバ、11,21,31,41 プロセッサ、12,22,32,42,302 メモリ、13,23,33,43 ストレージ、14,24,34,44 通信モジュール、20 監視サーバ、30 端末、35,45 カメラ、36,46 入力装置、37,47 ディスプレイ、38 スピーカー、39 マイク、40 補助端末、49 スタンド、50 ブラウザ画面、51 ログインページ、52 試験選択ページ、53 準備サポートページ、55~59 画像伝送サポートページ、55a,63 二次元コード、60 接続指示ページ、61,62 領域、64 試験用ウェブページ、65 終了ページ、80 アプリ画面、131 試験プログラム、132 情報資源データベース、133 認証情報データベース、231 監視プログラム、232 データベースセット、232a 登録データベース、232b 試験管理データベース、232c 監視結果データベース、331 ウェブブラウザ、332 拡張機能プログラム、431 補助アプリケーション。
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