(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024025886
(43)【公開日】2024-02-28
(54)【発明の名称】カバー、筐体、及び画像形成装置
(51)【国際特許分類】
G03G 21/16 20060101AFI20240220BHJP
G03G 15/00 20060101ALI20240220BHJP
B41J 29/13 20060101ALI20240220BHJP
H05K 5/03 20060101ALI20240220BHJP
【FI】
G03G21/16 147
G03G21/16 133
G03G15/00 550
B41J29/13
H05K5/03 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022129228
(22)【出願日】2022-08-15
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中村 亘
(72)【発明者】
【氏名】田中 輝
(72)【発明者】
【氏名】上島 章
(72)【発明者】
【氏名】宮内 理和子
(72)【発明者】
【氏名】西出 秀一
【テーマコード(参考)】
2C061
2H171
4E360
【Fターム(参考)】
2C061AP07
2C061AQ05
2C061AQ06
2C061BB19
2C061BB35
2C061CD03
2H171FA01
2H171GA09
2H171HA23
2H171JA07
2H171JA23
2H171JA29
2H171KA02
2H171KA22
2H171KA23
2H171KA27
4E360AB51
4E360BA02
4E360BB02
4E360BB04
4E360BB22
4E360BB23
4E360BB28
4E360BD05
4E360EA18
4E360EC11
4E360EC12
4E360EC13
4E360EC14
4E360ED02
4E360ED14
4E360ED30
4E360EE03
4E360GA12
4E360GA47
4E360GA51
4E360GB48
4E360GC08
(57)【要約】
【課題】カバー本体の変形を抑制する。
【解決手段】カバーは、取付対象に取り付けられ、前記取付対象側を向く内面を有するカバー本体と、前記内面から突出し、第一方向に沿って形成された第一凸部と、前記カバー本体の前記内面に取り付けられ、前記内面に対向する対向面を有する取付部と、前記対向面から突出し、前記第一方向に沿って形成され、前記第一方向に対して交差する第二方向に前記第一凸部に対して接触する第二凸部と、を備える。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
取付対象に取り付けられ、前記取付対象側を向く内面を有するカバー本体と、
前記内面から突出し、第一方向に沿って形成された第一凸部と、
前記カバー本体の前記内面に取り付けられ、前記内面に対向する対向面を有する取付部と、
前記対向面から突出し、前記第一方向に沿って形成され、前記第一方向に対して交差する第二方向に前記第一凸部に対して接触する第二凸部と、
を備えるカバー。
【請求項2】
前記第一凸部及び前記第二凸部の一方は、前記第二方向に複数形成され、前記第一凸部及び前記第二凸部の他方を前記第二方向に挟み、
又は、
前記第一凸部及び前記第二凸部の両方は、前記第二方向に複数形成され、互いに前記第二方向に挟む
請求項1に記載のカバー。
【請求項3】
前記第二凸部は、前記第二方向に複数形成され、前記第一凸部を前記第二方向に挟み、
前記第一凸部は、前記第二凸部を前記第二方向に挟まない
請求項2に記載のカバー。
【請求項4】
前記第一凸部は、前記第二方向に複数形成され、
前記第二凸部は、前記第二方向に複数形成され、
複数の前記第二凸部の各々が、複数の前記第一凸部の各々に対して、前記第二方向に接触する
請求項1に記載のカバー。
【請求項5】
一の前記第二凸部は、前記第二方向の一方側から一の前記第一凸部に対して接触し、
他の前記第二凸部は、前記第二方向の他方側から他の前記第一凸部に対して接触する
請求項4に記載のカバー。
【請求項6】
前記内面から突出し、前記第一凸部に接続され、前記第二方向に沿って形成された第三凸部と、
前記対向面から突出し、前記第二凸部に接続され、前記第二方向に沿って形成され、前記第一方向に前記第三凸部に対して接触する第四凸部と、
を備える請求項1に記載のカバー。
【請求項7】
前記第三凸部及び前記第四凸部の一方は、前記第一方向に複数形成され、前記第三凸部及び前記第四凸部の他方を前記第一方向に挟み、
又は、
前記第三凸部及び前記第四凸部の両方は、前記第一方向に複数形成され、互いに前記第一方向に挟む
請求項6に記載のカバー。
【請求項8】
前記第四凸部は、前記第一方向に複数形成され、前記第三凸部を前記第一方向に挟み、
前記第三凸部は、前記第四凸部を前記第一方向に挟まない
請求項7に記載のカバー。
【請求項9】
前記第三凸部は、前記第一方向に複数形成され、
前記第四凸部は、前記第一方向に複数形成され、
複数の前記第四凸部の各々が、複数の前記第三凸部の各々に対して、前記第一方向に接触する
請求項6に記載のカバー。
【請求項10】
一の前記第四凸部は、前記第一方向の一方側から一の前記第三凸部に対して接触し、
他の前記第四凸部は、前記第一方向の他方側から他の前記第三凸部に対して接触する
請求項9に記載のカバー。
【請求項11】
前記カバー本体は、前記取付対象に開閉可能に取り付けられ、閉位置において前記内面が前記取付対象側を向く
請求項1に記載のカバー。
【請求項12】
前記取付部は、前記カバー本体の閉位置において前記取付対象側を向く内面を有し、
当該内面には、前記第一方向に沿った凸部、及び前記第二方向に沿った凸部の少なくとも一方が形成されていない
請求項11に記載のカバー。
【請求項13】
前記取付対象としての筐体本体と、
前記カバー本体が前記筐体本体に開閉可能に取り付けられた請求項1~12のいずれか1項に記載のカバーと、
を備える筐体。
【請求項14】
前記取付対象としての装置本体と、
前記装置本体の内部に設けられ、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記カバー本体が前記装置本体に開閉可能に取り付けられた請求項1~12のいずれか1項に記載のカバーと、
を備える画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カバー、筐体、及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一体成形された強度を高めるための補強リブと外側カバー装着部とを有する画像形成装置の内側カバーと、前記外側カバー装着部に装着される被装着部を有し、前記被装着部が前記外側カバー装着部に装着された状態で外表面が外部に露出する外側カバーと、を備えたことを特徴とする外装カバーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カバーとしては、取付対象に取り付けられ、前記取付対象側を向く内面を有するカバー本体と、前記内面から突出し、第一方向に沿って形成された第一凸部と、前記カバー本体の前記内面に取り付けられ、前記内面に対向する対向面を有する取付部と、前記対向面から突出し、前記第一方向に沿って形成された第二凸部と、を備えるカバーが考えられる。
【0005】
当該カバーでは、第二凸部が、第一方向に対して交差する第二方向において第一凸部に対して非接触であると、カバー本体に外力が付与された際に、第一凸部が第二方向に倒れてカバー本体が変形しやすい。
【0006】
本発明は、第二凸部が第二方向に第一凸部に対して非接触である場合に比べ、カバー本体の変形を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様は、取付対象に取り付けられ、前記取付対象側を向く内面を有するカバー本体と、前記内面から突出し、第一方向に沿って形成された第一凸部と、前記カバー本体の前記内面に取り付けられ、前記内面に対向する対向面を有する取付部と、前記対向面から突出し、前記第一方向に沿って形成され、前記第一方向に対して交差する第二方向に前記第一凸部に対して接触する第二凸部と、を備える。
【0008】
第2態様では、第1態様において、前記第一凸部及び前記第二凸部の一方は、前記第二方向に複数形成され、前記第一凸部及び前記第二凸部の他方を前記第二方向に挟み、又は、前記第一凸部及び前記第二凸部の両方は、前記第二方向に複数形成され、互いに前記第二方向に挟む。
【0009】
第3態様では、第2態様において、前記第二凸部は、前記第二方向に複数形成され、前記第一凸部を前記第二方向に挟み、前記第一凸部は、前記第二凸部を前記第二方向に挟まない。
【0010】
第4態様では、第1態様において、前記第一凸部は、前記第二方向に複数形成され、前記第二凸部は、前記第二方向に複数形成され、複数の前記第二凸部の各々が、複数の前記第一凸部の各々に対して、前記第二方向に接触する。
【0011】
第5態様では、第4態様において、一の前記第二凸部は、前記第二方向の一方側から一の前記第一凸部に対して接触し、他の前記第二凸部は、前記第二方向の他方側から他の前記第一凸部に対して接触する。
【0012】
第6態様は、第1態様において、前記内面から突出し、前記第一凸部に接続され、前記第二方向に沿って形成された第三凸部と、前記対向面から突出し、前記第二凸部に接続され、前記第二方向に沿って形成され、前記第一方向に前記第三凸部に対して接触する第四凸部と、を備える。
【0013】
第7態様では、第6態様において、前記第三凸部及び前記第四凸部の一方は、前記第一方向に複数形成され、前記第三凸部及び前記第四凸部の他方を前記第一方向に挟み、又は、前記第三凸部及び前記第四凸部の両方は、前記第一方向に複数形成され、互いに前記第一方向に挟む。
【0014】
第8態様では、第7態様において、前記第四凸部は、前記第一方向に複数形成され、前記第三凸部を前記第一方向に挟み、前記第三凸部は、前記第四凸部を前記第一方向に挟まない。
【0015】
第9態様では、第6態様において、前記第三凸部は、前記第一方向に複数形成され、前記第四凸部は、前記第一方向に複数形成され、複数の前記第四凸部の各々が、複数の前記第三凸部の各々に対して、前記第一方向に接触する。
【0016】
第10態様では、第9態様において、一の前記第四凸部は、前記第一方向の一方側から一の前記第三凸部に対して接触し、他の前記第四凸部は、前記第一方向の他方側から他の前記第三凸部に対して接触する。
【0017】
第11態様では、第1態様において、前記カバー本体は、前記取付対象に開閉可能に取り付けられ、閉位置において前記内面が前記取付対象側を向く。
【0018】
第12態様では、第11態様において、前記取付部は、前記カバー本体の閉位置において前記取付対象側を向く内面を有し、当該内面には、前記第一方向に沿った凸部、及び前記第二方向に沿った凸部の少なくとも一方が形成されていない。
【0019】
第13態様は、第1態様から第12態様のいずれか1つの態様において、前記取付対象としての筐体本体と、前記カバー本体が前記筐体本体に開閉可能に取り付けられた請求項1~10のいずれか1項に記載のカバーと、を備える。
【0020】
第14態様は、第1態様から第12態様のいずれか1つの態様において、前記取付対象としての装置本体と、前記装置本体の内部に設けられ、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記カバー本体が前記装置本体に開閉可能に取り付けられた請求項1~10のいずれか1項に記載のカバーと、を備える。
【発明の効果】
【0021】
第1態様の構成によれば、第二凸部が第二方向に第一凸部に対して非接触である場合に比べ、カバー本体の変形が抑制される。
【0022】
第2態様の構成によれば、第二凸部と第一凸部とが第二方向の片側のみで接触する場合に比べ、カバー本体の変形が抑制される。
【0023】
第3態様の構成によれば、第一凸部が第二凸部を第二方向に挟む場合に比べ、第一凸部の数が低減される。
【0024】
第4態様の構成によれば、1つの第二凸部のみが、第一凸部に対して第二方向に接触する場合に比べ、カバー本体の変形が抑制される。
【0025】
第5態様の構成によれば、一の第二凸部が第二方向の一方側から一の第一凸部に接触し、他の第二凸部が第二方向の当該一方側から他の第一凸部に接触する場合に比べ、カバー本体の変形が抑制される。
【0026】
第6態様の構成によれば、第四凸部が第一方向に第三凸部に対して非接触である場合に比べ、カバー本体の変形が抑制される。
【0027】
第7態様の構成によれば、第四凸部と第三凸部とが第一方向の片側のみで接触する場合に比べ、カバー本体の変形が抑制される。
【0028】
第8態様の構成によれば、第三凸部が第四凸部を第一方向に挟む場合に比べ、第三凸部の数が低減される。
【0029】
第9態様の構成によれば、1つの第四凸部のみが、第三凸部に対して第一方向に接触する場合に比べ、カバー本体の変形が抑制される。
【0030】
第10態様の構成によれば、一の第四凸部が第一方向の一方側から一の第三凸部に接触し、他の第四凸部が第一方向の当該一方側から他の第三凸部に接触する場合に比べ、カバー本体の変形が抑制される。
【0031】
第11態様の構成によれば、第二凸部が第二方向に第一凸部に対して非接触である場合に比べ、取付対象に対してカバー本体を開閉する際にカバー本体の変形が抑制される。
【0032】
第12態様の構成によれば、第一方向に沿った凸部、及び第二方向に沿った凸部が内面に形成されている場合に比べ、取付対象に対してカバー本体を開けた状態で取付部の内面を清掃する際に、当該内面を清掃しやすい。
【0033】
第13態様の構成によれば、第二凸部が第二方向に第一凸部に対して非接触である場合に比べ、筐体本体に対してカバーを開閉する際にカバーの変形が抑制される。
【0034】
第14態様の構成によれば、第二凸部が第二方向に第一凸部に対して非接触である場合に比べ、装置本体に対してカバーを開閉する際にカバーの変形が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【
図1】本実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。
【
図2】本実施形態に係る画像形成装置を示す正断面図である。
【
図3】本実施形態に係る外装カバーを示す斜視図である。
【
図4】本実施形態に係る外装カバーを示す平断面図(
図3における4-4線断面図)である。
【
図5】本実施形態に係る外装カバーを示す側断面図(
図3における5-5線断面図)である。
【
図6】本実施形態に係る外装カバーを含む画像形成装置の一部を示す側面図である。
【
図7】本実施形態に係る外装カバー本体を示す斜視図である。
【
図8】本実施形態に係る内部部品を示す斜視図である。
【
図9】本実施形態に係る内部部品を示す斜視図である。
【
図10】比較形態に係る外装カバーを示す平断面図である。
【
図11】比較形態に係る外装カバーを示す側断面図である。
【
図12】比較形態に係る内部部品を示す斜視図である。
【
図13】本実施形態に係る外装カバー本体の外面に形成される凹部(ヒケ)について説明する説明図である。
【
図14】変形例に係る外装カバーを示す平断面図である。
【
図15】変形例に係る外装カバーを示す平断面図である。
【
図16】変形例に係る外装カバーを示す側断面図である。
【
図17】変形例に係る外装カバーを示す側断面図である。
【
図18】変形例に係る外装カバーを示す平断面図である。
【
図19】変形例に係る外装カバーを示す平断面図である。
【
図20】変形例に係る外装カバーを示す側断面図である。
【
図21】変形例に係る外装カバーを示す側断面図である。
【
図22】外装カバーに対して行う評価方法を説明するための説明図である。
【
図23】内部部品に対して単品で行う評価方法を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
【0037】
<画像形成装置10>
まず、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。
図1は、画像形成装置10を示す斜視図である。
図2は、画像形成装置10を示す正断面図である。
【0038】
なお、図中に示す矢印UPは、装置の上方を示し、矢印DOは、装置の下方を示す。また、図中に示す矢印LHは、装置の左方を示し、矢印RHは、装置の右方を示す。また、図中に示す矢印FRは、装置の前方を示し、矢印RRは、装置の後方を示す。これらの方向は、説明の便宜上定めた方向であるから、装置構成がこれらの方向に限定されるものではない。なお、装置の各方向において、「装置」の語を省略して示す場合がある。すなわち、例えば、「装置の上方」を、単に「上方」と示す場合がある。
【0039】
また、下記の説明では、「上下方向」を、「上方及び下方の両方」又は「上方及び下方のいずれか一方」という意味で用いる場合がある。「左右方向」を、「右方及び左方の両方」又は「右方及び左方のいずれか一方」という意味で用いる場合がある。なお、「左右方向」は、側方、横方向、及び水平方向ともいえる。「前後方向」を、「前方及び後方の両方」又は「前方及び後方のいずれか一方」という意味で用いる場合がある。なお、「前後方向」は、側方、横方向、及び水平方向ともいえる。また、上下方向、左右方向、前後方向は、互いに交差する方向(具体的には、直交する方向)である。
【0040】
また、図中の「○」の中に「×」が記載された記号は、紙面の手前から奥へ向かう矢印を意味する。また、図中の「○」の中に「・」が記載された記号は、紙面の奥から手前へ向かう矢印を意味する。また、各図に示す各部分同士の上下方向、左右方向、前後方向の寸法比は、実際の寸法比と異なる場合がある。
【0041】
図1及び
図2に示される画像形成装置10は、画像を形成する装置である。具体的には、画像形成装置10は、
図1及び
図2に示されるように、画像形成装置本体11と、媒体収容部12と、外装カバー18と、を備えている。また、画像形成装置10は、
図2に示されるように、媒体排出部13と、画像形成部14と、搬送機構16と、を備えている。以下、画像形成装置10の各部について説明する。
【0042】
<画像形成装置本体11>
図1及び
図2に示される画像形成装置本体11は、取付対象及び装置本体の一例であり、画像形成装置10の各構成部が設けられる部分である。具体的には、画像形成装置本体11は、前方が開放された箱状(具体的には略直方体形状)に形成されている。
【0043】
この画像形成装置本体11は、画像形成装置本体11の前方に取り付けられる外装カバー18とで、筐体15を構成している。すなわち、画像形成装置本体11は、外装カバー18が取り付けられる筐体本体の一例としても機能する。なお、筐体とは、予め定められた機能を有する要素(具体的には部品及び機器など)を内部に収容した箱体である。
【0044】
本実施形態では、
図2に示されるように、例えば、媒体収容部12、画像形成部14、及び搬送機構16が、画像形成装置本体11の内部に設けられている。外装カバー18は、
図1に示されるように、画像形成装置本体11の前方に設けられている。媒体排出部13は、
図2に示されるように、画像形成装置本体11の右方側の側面に設けられている。
【0045】
<媒体収容部12>
媒体収容部12は、
図2に示されるように、画像形成装置10において、記録媒体Pを収容する部分である。この媒体収容部12に収容された記録媒体Pが、画像形成部14へ供給される。なお、記録媒体Pとしては、例えば、用紙が用いられる。
【0046】
<媒体排出部13>
図2に示される媒体排出部13は、画像形成装置10において、記録媒体Pが排出される部分である。この媒体排出部13には、画像形成部14によって画像が形成された記録媒体Pが、排出される。
【0047】
<画像形成部14>
図2に示される画像形成部14は、媒体収容部12から送り出された記録媒体Pに画像を形成する機能を有している。画像形成部14としては、例えば、トナーを用いて記録媒体Pに画像を形成する電子写真式の画像形成部が用いられる。
【0048】
電子写真式の画像形成部では、例えば、帯電、露光、現像、転写及び定着の各工程を行い、記録媒体Pに画像を形成する。電子写真式の画像形成部としては、帯電、露光、現像、転写の各工程を行って転写体に画像を形成し、当該画像を転写体から記録媒体Pに転写した後、当該画像を記録媒体Pに定着することで、記録媒体Pに画像を形成してもよい。
【0049】
画像形成部14は、全部又は一部が、画像形成装置本体11に対して前方へ取り外し可能に設けられている。画像形成装置本体11から取り外し可能な取出対象(画像形成部14の全部又は一部)は、外装カバー18が画像形成装置本体11に対して開けられた状態(
図6において二点鎖線で示される状態)において、後述の内部部品20の反対面23(
図3参照)の上方を通過するように、画像形成装置本体11に対して着脱される。
【0050】
取出対象として、現像器やトナーカートリッジなどの現像剤やトナーを含んだユニットが挙げられる。この場合では、当該ユニットから現像剤やトナーを本体に排出するユニットの開口部に付着した現像剤やトナーが、ユニットの着脱時に外装カバー18に落下する場合がある。
【0051】
なお、画像形成部の一例としては、前述の電子写真式の画像形成部に限られず、例えば、インクジェット式の画像形成部であってもよく、種々の画像形成部を用いることが可能である。インクジェット式の画像形成部では、例えば、吐出部から記録媒体Pにインク滴を吐出して記録媒体Pに画像を形成する。
【0052】
<搬送機構16>
図2に示される搬送機構16は、記録媒体Pを搬送する機構である。搬送機構16は、一例として、搬送ロール等の搬送部材17によって、記録媒体Pを搬送する。なお、搬送部材17としては、搬送ベルト等であってもよく、記録媒体Pに搬送力を付与して、記録媒体Pを搬送可能な部材であればよい。
【0053】
搬送機構16は、媒体収容部12から画像形成部14へ記録媒体Pを搬送する。さらに、搬送機構16は、画像形成部14から媒体排出部13へ記録媒体Pを搬送する。
【0054】
<外装カバー18>
図3は、外装カバー18を示す斜視図である。
図4は、外装カバー18を示す平断面図(
図3における4-4線断面図)である。
図5は、外装カバー18を示す側断面図(
図3における5-5線断面図)である。
図6は、外装カバー18を含む画像形成装置10の一部を示す側面図である。
【0055】
外装カバー18は、カバーの一例であり、画像形成装置10の前方側の部分を覆う機能を有している(
図1参照)。この外装カバー18は、画像形成装置本体11に開閉可能に設けられている(
図6参照)。
【0056】
具体的には、外装カバー18は、
図3、
図4及び
図5に示されるように、外装カバー本体30と、内部部品20と、第一リブ51と、第二リブ42と、第三リブ53と、第四リブ44と、を備えている。以下、外装カバー18の各部について説明する。
【0057】
<外装カバー本体30>
図7に示される外装カバー本体30は、カバー本体の一例であり、
図6に示されるように、画像形成装置本体11に対して、閉位置(
図3において実線にて示される位置)と開位置(
図3において二点鎖線にて示される位置)との間を開閉可能に取り付けられている。
【0058】
なお、以下の外装カバー本体30の説明では、外装カバー本体30が画像形成装置本体11に対して閉じられた状態(すなわち外装カバー本体30が閉位置に位置する状態)を基準に、上下、左右、前後の方向を示すものとする。
【0059】
図4、
図5及び
図7に示されるように、外装カバー本体30は、前後方向を厚み方向とする板状であって、正面視にて左右方向に長い長方形状に形成されている。外装カバー18は、第一リブ51及び第三リブ53を含めて、例えば、樹脂材料による射出成形により形成されている。
【0060】
外装カバー本体30の内面32(具体的には後方側の面)には、
図7に示されるように、枠状の枠体34が形成されている。枠体34は、外装カバー本体30の内面32から後方側に突出しており、上辺34Aと、下辺34Bと、右辺34Rと、左辺34Lとで構成されている。上辺34Aは、外装カバー本体30の内面32の上端部に左右方向に沿って形成されている。下辺34Bは、外装カバー本体30の内面32の下端部に左右方向に沿って形成されている。右辺34Rは、外装カバー本体30の内面32の右端部に上下方向に沿って形成されている。左辺34Lは、外装カバー本体30の内面32の左端部に上下方向に沿って形成されている。
【0061】
外装カバー本体30の内面32における下部と、枠体34の下辺34Bとの角部分35における左右方向の両側には、画像形成装置本体11に設けられた支持部(図示省略)に回転可能に支持される被支持部37が設けられている。外装カバー本体30は、被支持部37を支点にして、閉位置(
図3において実線にて示される位置)と開位置(
図3において二点鎖線にて示される位置)との間を回転可能とされている。
【0062】
したがって、外装カバー18では、閉位置(
図3において実線にて示される位置)に位置する外装カバー本体30の下部を支点に、外装カバー本体30の上部を前方側へ傾倒させることで、外装カバー本体30が、開位置(
図3において二点鎖線にて示される位置)へ回転する。さらに、開位置(
図3において二点鎖線にて示される位置)に位置する外装カバー本体30の下部を支点に、外装カバー本体30の上部を後斜め上方へ持ち上げることで、外装カバー本体30が、閉位置(
図3において実線にて示される位置)へ回転する。
【0063】
外装カバー本体30は、閉位置において、内面32が画像形成装置本体11側(すなわち後方側)を向き、外面33が画像形成装置本体11側とは反対側(すなわち前方側)を向く。また、外装カバー本体30は、開位置において、内面32が上方側を向き、外面33が下方側を向く。
【0064】
外装カバー本体30の内面32における左右方向の両側には、ネジ等の締結部材(図示省略)が締結される被締結部39が形成されている。被締結部39は円筒状に形成され、内周面にネジ孔(図示省略)が形成されている。
【0065】
<第一リブ51及び第三リブ53>
第一リブ51は、第一凸部の一例であり、
図4及び
図7に示されるように、外装カバー本体30の内面32から突出し、
図7に示されるように、上下方向に沿って形成されている。この第一リブ51は、左右方向に複数(本実施形態では、3つ)形成されている。なお、第一リブ51は、例えば、樹脂材料による射出成形により、外装カバー本体30と一体に形成されている。
【0066】
第一リブ51は、外装カバー本体30の変形を抑制する機能を有しており、本実施形態では、外装カバー本体30の一端部(具体的には上端部)から他端部(具体的には下端部)まで達するように形成されている。具体的には、第一リブ51は、枠体34の上辺34Aから下辺34Bまで達するように直線状に形成されている。すなわち、第一リブ51は、長さ方向の一端部(すなわち上端部)及び他端部(すなわち下端部)の各々が、枠体34の上辺34A及び下辺34Bの各々に接続されている。
【0067】
第一リブ51は、厚み寸法(すなわち左右方向の寸法)よりも突出寸法(すなわち前後方向の寸法)が大きく、突出寸法よりも長さ寸法(すなわち上下方向の寸法)が大きくなっている。なお、第一リブ51の突出寸法は、枠体34の突出寸法よりも小さくなっている。第一リブ51の突出寸法とは、外装カバー本体30の内面32から後方側へ突出した部分の前後方向に沿った寸法である。
【0068】
第三リブ53は、第三凸部の一例であり、
図3及び
図7に示されるように、外装カバー本体30の内面32から突出し、
図7に示されるように、第一リブ51に接続され、左右方向に沿って形成されている。この第三リブ53は、上下方向に複数(本実施形態では、3つ)形成されている。なお、第三リブ53は、例えば、樹脂材料による射出成形により、外装カバー本体30と一体に形成されている。
【0069】
第三リブ53は、外装カバー本体30の変形を抑制する機能を有しており、本実施形態では、外装カバー本体30の一端部(具体的には右端部)から他端部(具体的には左端部)まで達するように形成されている。具体的には、第三リブ53は、枠体34の右辺34Rから左辺34Lまで達するように直線状に形成されている。すなわち、第三リブ53は、長さ方向の一端部(すなわち右端部)及び他端部(すなわち左端部)の各々が、枠体34の右辺34Rから左辺34Lの各々に接続されている。
【0070】
本実施形態では、第三リブ53は、上下方向に延びる第一リブ51と交差するように(具体的には、直交するように)、形成されている。
【0071】
第三リブ53は、厚み寸法(すなわち上下方向の寸法)よりも突出寸法(すなわち前後方向の寸法)が大きく、突出寸法よりも長さ寸法(すなわち左右方向の寸法)が大きくなっている。なお、第三リブ53の突出寸法は、枠体34の突出寸法よりも小さくなっている。
【0072】
なお、上下方向は、第一方向の一例である。左右方向は、第二方向の一例である。
【0073】
<内部部品20>
図8及び
図9に示される内部部品20は、取付部の一例であり、外装カバー本体30の内側に設けられた部品である。内部部品20は、
図3に示されるように、外装カバー本体30の内面32に取り付けられ、
図4及び
図5に示されるように、外装カバー本体30の内面32に対向する対向面22を有している。また、内部部品20は、対向面22とは反対側を向く反対面23を有している。反対面23は、内面の一例である。
【0074】
なお、以下の内部部品20の説明では、内部部品20が取り付けられた外装カバー本体30が画像形成装置本体11に対して閉じられた状態(すなわち外装カバー本体30が閉位置に位置する状態)を基準に、上下、左右、前後の方向を示すものとする。
【0075】
図4、
図5、
図8及び
図9に示されるように、内部部品20は、前後方向を厚み方向とする板状であって、正面視にて左右方向に長い長方形状に形成されている。内部部品20は、第二リブ42及び第四リブ44を含めて、例えば、樹脂材料による射出成形により形成されている。
【0076】
内部部品20の上下方向の寸法は、外装カバー本体30の枠体34における上辺34Aと下辺34Bとの間の寸法よりも小さい。内部部品20の左右方向の寸法は、外装カバー本体30の枠体34における右辺34Rと左辺34Lとの間の寸法と同等とされている。
【0077】
内部部品20における左右方向の両側には、外装カバー本体30の円筒状の被締結部39が挿入される挿入孔29が形成されている。挿入孔29は、内部部品20を厚み方向(前後方向)に貫通している。内部部品20は、被締結部39が挿入孔29に挿入された状態(
図3参照)にて、締結部材(図示省略)が被締結部39に締結されることで、外装カバー本体30に対して取り付けられる。
【0078】
内部部品20は、外装カバー本体30の閉位置において、反対面23が画像形成装置本体11側(すなわち後方側)を向き、対向面22が画像形成装置本体11側とは反対側(すなわち前方側)を向く。また、内部部品20は、外装カバー本体30の開位置において、反対面23が上方側を向き、対向面22が下方側を向く。
【0079】
内部部品20の反対面23には、上下方向に沿ったリブ等の凸部、及び左右方向に沿ったリブ等の凸部が形成されていない。
【0080】
<第二リブ42及び第四リブ44>
第二リブ42は、第二凸部の一例であり、
図4及び
図8に示されるように、内部部品20の対向面22から突出し、上下方向に沿って形成され、左右方向において第一リブ51に対して接触している。なお、第二リブ42は、例えば、樹脂材料による射出成形により、内部部品20と一体に形成されている。
【0081】
第二リブ42は、左右方向に複数(本実施形態では、6つ)形成されている。複数の第二リブ42の各々が、複数の第一リブ51の各々に対して、左右方向に接触している。具体的には、1つの第一リブ51に対して2つの第二リブ42が形成されており、第二リブ42は、第一リブ51を左右方向に挟んでいる。
【0082】
第二リブ42は、内部部品20の一端部(具体的には上端部)から他端部(具体的には下端部)まで達するように形成されている。具体的には、第二リブ42は、第一リブ51と第三リブ53との交差部分において上下に分離しており、第二リブ42には、当該交差部分において隙間が形成されている。
【0083】
第二リブ42は、少なくとも、突出寸法(すなわち前後方向の寸法)よりも長さ寸法(すなわち上下方向の寸法)が大きくなっている。なお、第二リブ42の突出寸法は、第一リブ51の突出寸法よりも小さくなっている。第二リブ42の突出寸法とは、内部部品20の対向面22から前方側へ突出した部分の前後方向に沿った寸法である。
【0084】
以上のように、複数の第二リブ42の各々が複数の第一リブ51の各々に対して左右方向に接触している。さらに言えば、複数の第二リブ42が、複数の第一リブ51の各々を左右方向に挟んでいる。このように、本実施形態では、第二リブ42が第一リブ51を左右方向に挟む一方、第一リブ51は、第二リブ42を左右方向に挟んでいない。
【0085】
第四リブ44は、第四凸部の一例であり、
図5及び
図8に示されるように、内部部品20の対向面22から突出し、
図8に示されるように、第二リブ42に接続され、左右方向に沿って形成されている。第四リブ44は、
図5に示されるように、上下方向において第三リブ53に対して接触している。なお、第四リブ44は、例えば、樹脂材料による射出成形により、内部部品20と一体に形成されている。
【0086】
第四リブ44は、上下方向に複数(本実施形態では、6つ)形成されている。複数の第四リブ44の各々が、複数の第三リブ53の各々に対して、上下方向に接触している。具体的には、1つの第三リブ53に対して2つの第四リブ44が形成されており、第四リブ44は、第三リブ53を上下方向に挟んでいる。
【0087】
第四リブ44は、内部部品20の一端部(具体的には右端部)から他端部(具体的には左端部)まで達するように形成されている。具体的には、第四リブ44は、第一リブ51と第三リブ53との交差部分において左右に分離しており、第四リブ44には、当該交差部分において隙間が形成されている。
【0088】
第四リブ44は、少なくとも、突出寸法(すなわち前後方向の寸法)よりも長さ寸法(すなわち左右方向の寸法)が大きくなっている。なお、第四リブ44の突出寸法は、第三リブ53の突出寸法よりも小さくなっている。第四リブ44の突出寸法とは、内部部品20の対向面22から前方側へ突出した部分の前後方向に沿った寸法である。
【0089】
以上のように、複数の第四リブ44の各々が複数の第三リブ53の各々に対して上下方向に接触している。さらに言えば、複数の第四リブ44が、複数の第三リブ53の各々を上下方向に挟んでいる。このように、本実施形態では、第四リブ44が第三リブ53を上下方向に挟む一方、第三リブ53は、第四リブ44を上下方向に挟んでいない。
【0090】
そして、第二リブ42及び第四リブ44によって、内部部品20の対向面22における中央部分に、
図8に示されるように、枠状の突出部分25が4つ形成される。さらに、4つの突出部分25の右方側及び左方側には、それぞれ、上下2つずつのコの字状(Uの字状)の突出部分27が形成される。また、内部部品20の上端部及び下端部には、第二リブ42及び第四リブ44が一体化された突出部分28が、左右方向に沿って形成される。
【0091】
<本実施形態に係る作用>
本実施形態では、内部部品20の対向面22から突出し、上下方向に沿って形成された第二リブ42は、
図4に示されるように、左右方向において第一リブ51に対して接触している。
【0092】
ここで、
図10に示されるように、第二リブ42が、左右方向において第一リブ51に対して非接触である場合(以下、形態Aという)では、外装カバー本体30に外力が付与された際に、第一リブ51が左右方向に倒れて外装カバー本体30が変形しやすい。
【0093】
これに対して、本実施形態では、前述のように、第二リブ42が、左右方向において第一リブ51に対して接触しているので、外装カバー本体30に外力が付与された際に、第一リブ51が左右方向において支持される。この結果、本実施形態によれば、画像形成装置本体11に対して外装カバー18を開閉する際などにおいて、形態Aに比べ、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0094】
さらに、本実施形態では、第二リブ42が、第一リブ51を左右方向に挟んでいる。このため、外装カバー本体30に外力が付与された際に、第一リブ51が左右方向の両側において支持され、第二リブ42が第一リブ51に対して左右方向の片側のみで接触する場合に比べ、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0095】
また、本実施形態では、第二リブ42が第一リブ51を左右方向に挟む一方、第一リブ51は、第二リブ42を左右方向に挟んでいない。このため、第一リブ51が第二リブ42を左右方向に挟む場合に比べ、第一リブ51の数が低減される。
【0096】
ここで、例えば、外装カバー本体30を樹脂材料による射出成形で形成した場合、
図13に示されるように、第一リブ51の形成部分の板厚(符号TA参照)が、第一リブ51の非形成部分の板厚(符号TB参照)よりも大きいため、冷却時の収縮率の差により、外装カバー本体30の外面33に凹部38(いわゆるヒケ)が生じる場合がある。
【0097】
したがって、本実施形態によれば、第一リブ51が第二リブ42を左右方向に挟む場合に比べ、外装カバー本体30において第一リブ51の数が低減される結果、外装カバー本体30の外面33に凹部38が形成されることが抑制される。
【0098】
また、本実施形態では、複数の第二リブ42の各々が複数の第一リブ51の各々を左右方向に接触している。さらに言えば、複数の第二リブ42が、複数の第一リブ51の各々を左右方向に挟んでいる。このため、1つの第二リブ42のみが、第一リブ51に対して左右方向に接触する場合に比べ、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0099】
また、本実施形態では、内部部品20の対向面22から突出し、第二リブ42に接続され、左右方向に沿って形成された第四リブ44は、
図5に示されるように、上下方向において第三リブ53に対して接触している。
【0100】
ここで、
図11に示されるように、第四リブ44が、上下方向において第三リブ53に対して非接触である場合(以下、形態Bという)では、外装カバー本体30に外力が付与された際に、第三リブ53が上下方向に倒れて外装カバー本体30が変形しやすい。
【0101】
これに対して、本実施形態では、前述のように、第四リブ44は、上下方向において第三リブ53に対して接触しているので、外装カバー本体30に外力が付与された際に、第三リブ53が上下方向において支持される。この結果、本実施形態によれば、画像形成装置本体11に対して外装カバー18を開閉する際などにおいて、形態Bに比べ、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0102】
なお、
図10及び
図11に示される構成における内部部品20では、
図12に示されるように、第二リブ42が、第一リブ51の厚み寸法よりも大きい間隔で左右方向に配置され、第四リブ44が、第三リブ53の厚み寸法よりも大きい間隔で上下方向に配置される。
【0103】
さらに、本実施形態では、第四リブ44が、第三リブ53を上下方向に挟んでいるため、外装カバー本体30に外力が付与された際に、第三リブ53が上下方向の両側において支持され、第四リブ44が第三リブ53に対して上下方向の片側のみで接触する場合に比べ、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0104】
また、本実施形態では、第四リブ44が第三リブ53を上下方向に挟む一方、第三リブ53は、第四リブ44を上下方向に挟んでいない。このため、第三リブ53が第四リブ44を上下方向に挟む場合に比べ、第三リブ53の数が低減される。
【0105】
ここで、例えば、外装カバー本体30を樹脂材料による射出成形で形成した場合、
図13に示されるように、第三リブ53の形成部分の板厚(符号TA参照)では、第三リブ53の非形成部分の板厚(符号TB参照)よりも大きいため、冷却時の収縮率の差により、外装カバー本体30の外面33に凹部38(いわゆるヒケ)が生じる場合がある。
【0106】
したがって、本実施形態によれば、第三リブ53が第四リブ44を上下方向に挟む場合に比べ、外装カバー本体30において第三リブ53の数が低減される結果、外装カバー本体30の外面33に凹部38が形成されることが抑制される。
【0107】
また、本実施形態では、複数の第四リブ44の各々が複数の第三リブ53の各々を上下方向に接触している。さらに言えば、複数の第四リブ44が、複数の第三リブ53の各々を上下方向に挟んでいる。このため、1つの第四リブ44のみが、第三リブ53に対して上下方向に接触する場合に比べ、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0108】
また、本実施形態では、内部部品20の反対面23には、上下方向に沿ったリブ等の凸部、及び左右方向に沿ったリブ等の凸部が形成されていない。このため、上下方向に沿ったリブ等の凸部、及び左右方向に沿ったリブ等の凸部が、内部部品20の反対面23に形成されている場合に比べ、反対面23における凹凸が低減され、画像形成装置本体11に対して外装カバー18を開けた状態で内部部品20の反対面23を清掃する際に、当該反対面23を清掃しやすい。
【0109】
<外装カバー18の適用対象の変形例>
本実施形態では、外装カバー18は、画像形成装置10の筐体15に適用されていたが、これに限られない。外装カバー18としては、例えば、予め定められた機能を有する要素(具体的には部品及び機器など)が内部に収容されていない箱体などに適用してもよく、種々の適用対象に適用することが可能である。
【0110】
また、外装カバー18が適用される対象としては、画像形成装置10に限られず、例えば、スキャナー等の画像読取装置、給紙等の前処理装置、折り装置などの後処理装置、その他事務機器、医療機器、及び分析機器などの装置に適用することが可能である。すなわち、外装カバー18としては、種々の取付対象に取り付けることが可能である。
【0111】
<外装カバー本体30の変形例>
本実施形態では、外装カバー本体30は、画像形成装置本体11に対して下部を支点に開閉可能とされていたが、これに限られない。外装カバー本体30としては、例えば、左右側の部分の一方を支点に他方を回転させることで開閉される構成(すなわち横開きの構成)であってもよい。また、外装カバー本体30としては、上部を支点に下部を上下させることで開閉される構成であってもよい。
【0112】
さらに、外装カバー本体30としては、スライド等の直線移動により開閉される構成であってもよい。また、外装カバー本体30としては、取付対象に対して着脱される構成であってもよい。
【0113】
さらに、外装カバー本体30としては、取付対象に対して開閉されない構成であってもよい。したがって、外装カバー本体30としては、取付対象に対して固定された構成であってもよい。
【0114】
<内部部品20の変形例>
本実施形態では、内部部品20は、被締結部39が挿入孔29に挿入された状態(
図3参照)にて、締結部材(図示省略)が被締結部39に締結されることで、外装カバー本体30に対して取り付けられていたが、これに限られない。内部部品20としては、例えば、スナップフィットなどの取付手段により、外装カバー本体30に対して取り付けられていてもよく、種々の取付手段を用いることが可能である。
【0115】
本実施形態では、内部部品20の反対面23に対して、上下方向に沿ったリブ等の凸部、及び左右方向に沿ったリブ等の凸部が形成されていなかったが、これに限られない。内部部品20の反対面23に対して、上下方向に沿ったリブ等の凸部、及び左右方向に沿ったリブ等の凸部の一方が形成された構成であってもよい。すなわち、内部部品20の反対面23としては、上下方向に沿ったリブ等の凸部、及び左右方向に沿ったリブ等の凸部の少なくとも一方が形成されていない構成とすることが可能である。
【0116】
さらに言えば、内部部品20の反対面23に対して、上下方向に沿ったリブ等の凸部、及び左右方向に沿ったリブ等の凸部の両方が形成されている構成であっても構わない。
【0117】
<第一リブ51及び第三リブ53の変形例>
本実施形態では、第一リブ51は、外装カバー本体30の上端部から下端部まで達するように、直線状に形成されていたが、これに限られない。第一リブ51としては、例えば、部分的に左右方向にずれた位置に配置され、全体として、カバー本体の上端部から下端部まで達するように形成された構成であってもよい。
【0118】
また、第一リブ51としては、カバー本体の上端部から下端部まで達していなくてもよく、外装カバー本体30における上下方向の一部において形成された構成であってもよい。この場合でも、第一リブ51の長さ寸法(上下方向の寸法)は、少なくとも、突出寸法、及び厚み寸法よりも長くされることが望ましい。また、第一リブ51は、長さ方向(具体的には上下方向)の一端部及び他端部の少なくとも一方が、長さ方向とは異なる方向に延びる凸部に接続されることが望ましい。
【0119】
本実施形態では、第三リブ53は、外装カバー本体30の右端部から左端部まで達するように、直線状に形成されていたが、これに限られない。第三リブ53としては、例えば、部分的に上下方向にずれた位置に配置され、全体として、外装カバー本体30の右端部から左端部まで達するように形成されていてもよい。
【0120】
また、第三リブ53としては、カバー本体の右端部から左端部まで達していなくてもよく、外装カバー本体30における左右方向の一部において形成されていてもよい。この場合でも、第三リブ53の長さ寸法(左右方向の寸法)は、少なくとも、突出寸法、及び厚み寸法よりも長くされることが望ましい。また、第三リブ53は、長さ方向(具体的には左右方向)の一端部及び他端部の少なくとも一方が、長さ方向とは異なる方向に延びる凸部に接続されることが望ましい。
【0121】
また、本実施形態では、第一リブ51は、第二リブ42を左右方向に挟んでいなかったが、これに限られない。例えば、
図14に示されるように、第一リブ51が、第一リブ51を左右方向に挟む2つの第二リブ42の一方を左右方向に挟む構成であってもよい。
【0122】
図14の構成によれば、第二リブ42のみが第一リブ51を左右方向に挟む場合に比べ、第一リブ51が倒れにくく、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0123】
さらに、
図15に示されるように、第二リブ42が第一リブ51を左右方向に挟む構成に替えて、第一リブ51が第二リブ42を左右方向に挟む構成であってもよい。
【0124】
図15の構成によれば、第一リブ51が第二リブ42に対して左右方向の片側のみで接触する場合に比べ、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0125】
また、本実施形態では、第三リブ53は、第四リブ44を上下方向に挟んでいなかったが、これに限られない。例えば、
図16に示されるように、第三リブ53が、第三リブ53を上下方向に挟む2つの第四リブ44の一方を上下方向に挟む構成であってもよい。
【0126】
図16の構成によれば、第四リブ44のみが第三リブ53を上下方向に挟む場合に比べ、第三リブ53が倒れにくく、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0127】
さらに、
図17に示されるように、第四リブ44が第三リブ53を上下方向に挟む構成に替えて、第三リブ53が第四リブ44を上下方向に挟む構成であってもよい。
【0128】
図17の構成によれば、第三リブ53が第四リブ44に対して上下方向の片側のみで接触する場合に比べ、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0129】
<第二リブ42及び第四リブ44の変形例>
本実施形態では、第二リブ42は、内部部品20の上端部から下端部まで達するように形成されていたが、これに限られない。第二リブ42は、内部部品20の上端部から下端部まで達していなくてもよく、内部部品20における上下方向の一部において形成されていてもよい。この場合でも、第二リブ42の長さ寸法(上下方向の寸法)は、少なくとも、突出寸法よりも長くされることが望ましい。また、第二リブ42は、長さ方向(具体的には上下方向)の一端部及び他端部の少なくとも一方が、長さ方向とは異なる方向に延びる凸部に接続されることが望ましい。
【0130】
本実施形態では、第四リブ44は、内部部品20の右端部から左端部まで達するように形成されていたが、これに限られない。第四リブ44は、内部部品20の右端部から左端部まで達していなくてもよく、内部部品20における左右方向の一部において形成されていてもよい。この場合でも、第四リブ44の長さ寸法(左右方向の寸法)は、少なくとも、突出寸法よりも長くされることが望ましい。また、第四リブ44は、長さ方向(具体的には左右方向)の一端部及び他端部の少なくとも一方が、長さ方向とは異なる方向に延びる凸部に接続されることが望ましい。
【0131】
また、本実施形態では、第二リブ42は、第一リブ51を左右方向に挟んでいたが、これに限られない。第二リブ42は、
図18に示されるように、第一リブ51に対して左右方向の片側から接触する構成であってもよい。
図18に示される構成では、第二リブ42の各々は、第一リブ51の各々に対して右方側(すなわち同じ側)から接触している。
【0132】
第二リブ42が第一リブ51に対して左右方向の片側から接触する構成としては、
図19に示されるように、一の第二リブ42(
図19において最左側の第二リブ42)が、右方側から第一リブ51に対して接触し、他の第二リブ42(
図19において左から2番目の第二リブ42)が、左方側から第一リブ51に対して接触してもよい。さらに、他の第二リブ42(
図19において最右側の第二リブ42)が、右方側から第一リブ51に対して接触してもよい。
【0133】
なお、右方側は、第二方向の一方側の一例であり、左方側は、第二方向の他方側の一例である。
【0134】
図19の構成によれば、一の第二リブ42(
図19において最左側の第二リブ42)が、右方側から第一リブ51に対して接触し、他の第二リブ42(
図19において左から2番目の第二リブ42)が、右方側(すなわち同じ側)から第一リブ51に対して接触する場合に比べ、第一リブ51が倒れにくく、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0135】
また、本実施形態では、第四リブ44は、第三リブ53を上下方向に挟んでいたが、これに限られない。第四リブ44は、
図20に示されるように、第三リブ53に対して上下方向の片側から接触する構成であってもよい。
図20に示される構成では、第四リブ44の各々は、第三リブ53の各々に対して上方側から接触している。なお、第四リブ44の各々は、第三リブ53の各々に対して下方側から接触してもよい。
【0136】
第四リブ44が第三リブ53に対して上下方向の片側から接触する構成としては、
図21に示されるように、一の第四リブ44(
図20において最上側の第四リブ44)が、上方側から第三リブ53に対して接触し、他の第四リブ44(
図20において上から2番目の第四リブ44)が、下方側から第三リブ53に対して接触してもよい。さらに、他の第四リブ44(
図20において最下側の第四リブ44)が、上方側から第三リブ53に対して接触してもよい。
【0137】
なお、上方側は、第一方向の一方側の一例であり、下方側は、第一方向の他方側の一例である。
【0138】
図21の構成によれば、一の第四リブ44(
図20において最上側の第四リブ44)が、上方側から第三リブ53に対して接触し、他の第四リブ44(
図20において上から2番目の第四リブ44)が、上方側(すなわち同じ側)から第三リブ53に対して接触する場合に比べ、第三リブ53が倒れにくく、外装カバー本体30の変形が抑制される。
【0139】
さらに言えば、複数の第二リブ42、及び複数の第四リブ44としては、それぞれ、1つのみが形成される構成であってもよい。さらに、第二リブ42及び第四リブ44は、その一方のみが形成される構成であってもよい。
【0140】
なお、本実施形態では、第一リブ51を第一凸部の一例と把握し、第二リブ42を第二凸部の一例と把握したが、第三リブ53を第一凸部の一例と把握し、第四リブ44を第二凸部の一例と把握してもよい。この場合では、左右方向が、第一方向の一例であり、上下方向が、第二方向の一例である。さらに、本実施形態では、第三リブ53を第三凸部の一例と把握し、第四リブ44を第四凸部の一例と把握したが、第一リブ51を第三凸部の一例と把握し、第二リブ42を第四凸部の一例と把握してもよい。
【0141】
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
【0142】
<評価>
本評価では、本実施形態に係る外装カバー本体30の変形が抑制される効果について、以下の実施例及び比較例に対し評価を行った。
【0143】
[実施例]
実施例では、前述した
図8及び
図9に示される内部部品20を、外装カバー本体30に取り付けた外装カバー18を評価対象とした。実施例では、
図4に示されるように、第二リブ42が、第一リブ51を左右方向に挟む。また、実施例では、
図5に示されるように、第四リブ44が、第三リブ53を上下方向に挟む。
【0144】
[比較例]
比較例では、前述した
図12に示される内部部品20を、外装カバー本体30に取り付けた外装カバー18を評価対象とした。比較例では、
図10に示されるように、第二リブ42は、左右方向において第一リブ51に対して非接触となる。また、比較例では、
図11に示されるように、第四リブ44が、上下方向において第三リブ53に対して非接触となる。
【0145】
[評価方法]
図22に示されるように、実施例及び比較例について、外装カバー18の下端部の左右側の部分をそれぞれ固定した状態で、外装カバー18の上端部の左側に対して荷重(10N)を作用させた場合の変位量と、外装カバー18の上端部の右側に対して荷重(10N)を作用させた場合の変位量と、を求めた。
【0146】
さらに、
図23に示されるように、実施例及び比較例について、内部部品20単品の下端部の左右側の部分をそれぞれ固定した状態で、内部部品20の上端部の左側に対して荷重(10N)を作用させた場合の変位量と、内部部品20の上端部の右側に対して荷重(10N)を作用させた場合の変位量と、を求めた。
【0147】
[評価結果]
図24の結果表に示されるように、内部部品20を外装カバー本体30に取り付けた外装カバー18では、左右側のどちらに荷重を付与した場合も、比較例よりも実施例において、変位量が小さくなる。したがって、実施例のほうが、外装カバー本体30の変形が抑制される効果があることが確認された。
【0148】
一方、内部部品20単品では、左右側のどちらに荷重を付与した場合も、実施例よりも比較例において、変位量が若干小さく、比較例のほうが変形しにくいことが確認された。
【0149】
<付記>
(((1)))
取付対象に取り付けられ、前記取付対象側を向く内面を有するカバー本体と、
前記内面から突出し、第一方向に沿って形成された第一凸部と、
前記カバー本体の前記内面に取り付けられ、前記内面に対向する対向面を有する取付部と、
前記対向面から突出し、前記第一方向に沿って形成され、前記第一方向に対して交差する第二方向に前記第一凸部に対して接触する第二凸部と、
を備えるカバー。
【0150】
(((2)))
前記第一凸部及び前記第二凸部の一方は、前記第二方向に複数形成され、前記第一凸部及び前記第二凸部の他方を前記第二方向に挟み、
又は、
前記第一凸部及び前記第二凸部の両方は、前記第二方向に複数形成され、互いに前記第二方向に挟む
(((1)))に記載のカバー。
【0151】
(((3)))
前記第二凸部は、前記第二方向に複数形成され、前記第一凸部を前記第二方向に挟み、
前記第一凸部は、前記第二凸部を前記第二方向に挟まない
(((2)))に記載のカバー。
【0152】
(((4)))
前記第一凸部は、前記第二方向に複数形成され、
前記第二凸部は、前記第二方向に複数形成され、
複数の前記第二凸部の各々が、複数の前記第一凸部の各々に対して、前記第二方向に接触する
(((1)))~(((3)))のいずれか1つに記載のカバー。
【0153】
(((5)))
一の前記第二凸部は、前記第二方向の一方側から一の前記第一凸部に対して接触し、
他の前記第二凸部は、前記第二方向の他方側から他の前記第一凸部に対して接触する
(((4)))に記載のカバー。
【0154】
(((6)))
前記内面から突出し、前記第一凸部に接続され、前記第二方向に沿って形成された第三凸部と、
前記対向面から突出し、前記第二凸部に接続され、前記第二方向に沿って形成され、前記第一方向に前記第三凸部に対して接触する第四凸部と、
を備える(((1)))~(((5)))のいずれか1つに記載のカバー。
【0155】
(((7)))
前記第三凸部及び前記第四凸部の一方は、前記第一方向に複数形成され、前記第三凸部及び前記第四凸部の他方を前記第一方向に挟み、
又は、
前記第三凸部及び前記第四凸部の両方は、前記第一方向に複数形成され、互いに前記第一方向に挟む
(((6)))に記載のカバー。
【0156】
(((8)))
前記第四凸部は、前記第一方向に複数形成され、前記第三凸部を前記第一方向に挟み、
前記第三凸部は、前記第四凸部を前記第一方向に挟まない
(((7)))に記載のカバー。
【0157】
(((9)))
前記第三凸部は、前記第一方向に複数形成され、
前記第四凸部は、前記第一方向に複数形成され、
複数の前記第四凸部の各々が、複数の前記第三凸部の各々に対して、前記第一方向に接触する
(((6)))~(((8)))のいずれか1つに記載のカバー。
【0158】
(((10)))
一の前記第四凸部は、前記第一方向の一方側から一の前記第三凸部に対して接触し、
他の前記第四凸部は、前記第一方向の他方側から他の前記第三凸部に対して接触する
(((9)))に記載のカバー。
【0159】
(((11)))
前記カバー本体は、前記取付対象に開閉可能に取り付けられ、閉位置において前記内面が前記取付対象側を向く
(((1)))~(((10)))のいずれか1つに記載のカバー。
【0160】
(((12)))
前記取付部は、前記カバー本体の閉位置において前記取付対象側を向く内面を有し、
当該内面には、前記第一方向に沿った凸部、及び前記第二方向に沿った凸部の少なくとも一方が形成されていない
(((11)))に記載のカバー。
【0161】
(((13)))
前記取付対象としての筐体本体と、
前記カバー本体が前記筐体本体に開閉可能に取り付けられた(((1)))~(((12)))のいずれか1つに記載のカバーと、
を備える筐体。
【0162】
(((14)))
前記取付対象としての装置本体と、
前記装置本体の内部に設けられ、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記カバー本体が前記装置本体に開閉可能に取り付けられた(((1)))~(((12)))のいずれか1つに記載のカバーと、
を備える画像形成装置。
【符号の説明】
【0163】
10 画像形成装置
11 画像形成装置本体(取付対象の一例、筐体本体の一例、装置本体の一例)
12 媒体収容部
13 媒体排出部
14 画像形成部
15 筐体
16 搬送機構
17 搬送部材
18 外装カバー
20 内部部品(取付部の一例)
22 対向面
23 反対面(内面の一例)
25 突出部分
27 突出部分
28 突出部分
29 挿入孔
30 外装カバー本体(カバー本体の一例)
32 内面
33 外面
34 枠体
34A 上辺
34B 下辺
34L 左辺
34R 右辺
35 角部分
37 被支持部
38 凹部
39 被締結部
42 第二リブ(第二凸部の一例)
44 第四リブ(第四凸部の一例)
51 第一リブ(第一凸部の一例)
53 第三リブ(第三凸部の一例)
P 記録媒体