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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024025939
(43)【公開日】2024-02-28
(54)【発明の名称】電動式孫の手
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20240220BHJP
【FI】
A61H7/00 300G
A61H7/00 300K
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022129325
(22)【出願日】2022-08-15
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-11-16
(71)【出願人】
【識別番号】516243515
【氏名又は名称】田中 久生
(74)【代理人】
【識別番号】100205523
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 浩也
(72)【発明者】
【氏名】田中 久生
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100AA33
4C100AA40
4C100BA02
4C100BB03
4C100BC06
4C100CA02
4C100DA05
4C100EA07
(57)【要約】      (修正有)
【課題】装置の使用中に両手を使用した作業が行え、人体背部等の手が届かない場所について効果が得られる電動式孫の手を提供する。
【解決手段】回転機構部4と、前記回転機構部4によって回転される回転出力部23を露出させて前記回転機構部4を覆う筐体3と、前記筐体3を固定物に固定するための固定機構と、装置本体に着脱自在に連結されたアタッチメント22と、アタッチメント22に備わった圧力を検知する圧力検知装置と、前記圧力検知装置で検知する圧力に基づいて、前記回転機構部の駆動を制御し、前記圧力検知装置の検知した圧力を段階的に評価する圧力評価装置を備え、前記圧力評価装置の評価に応じて、前記回転機構部の駆動を制御することを特徴とする電動式固定型回転式駆動装置1。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転機構部と、
前記回転機構部によって回転される回転出力部を露出させて前記回転機構部を覆う筐体と、
前記筐体を固定物に固定するための固定機構と、
を備えた装置本体と、
前記回転出力部に着脱自在に連結されるアタッチメント部とを備え、
前記装置本体を固定物に固定した状態で前記回転機構部が前記アタッチメントを回転させる固定型回転式駆動装置。
【請求項2】
請求項1に記載されている固定型回転式駆動装置であって、
装置本体に装着されたアタッチメントに圧力を検知する圧力検知装置を備え、
前記圧力検知装置で検知する圧力に基づいて、前記回転機構部の駆動を制御することを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項3】
請求項2に記載されている固定型回転式駆動装置であって、
前記圧力検知装置の検知する圧力を、段階的に評価する圧力評価装置を備え、
前記圧力評価装置の評価に応じて、前記回転機構部の駆動を制御することを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項4】
請求項1に記載されている固定型回転式駆動装置であって、
前記回転機構部の駆動を遠隔装置で行うことを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項5】
請求項1に記載されている固定型回転式駆動装置であって、
装置本体が設置された固定物への振動を検知する振動検知装置を備え、
前記振動検知装置が検出する信号に基づいて、前記回転機構部の駆動をすることを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項6】
請求項1乃至5に記載される固定型回転式駆動装置であって、
前記アタッチメントが、
弾性材料からなる突起部のマッサージ部材であることを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項7】
請求項1乃至5に記載される固定型回転式駆動装置であって、
前記アタッチメントが、ブラシ部材であることを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項8】
請求項1乃至5に記載される固定型回転式駆動装置であって、
前記アタッチメントが、研磨部材であることを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項9】
請求項1乃至5に記載される固定型回転式駆動装置であって、
前記アタッチメントが、薬品塗布部材であることを特徴とする固定型回転式駆動装置。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は、電動式孫の手と称する固定型の回転式駆動装置に関する。
【0002】
従来から、容易に薬を塗布可能な手動式孫の手は存在していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第7085703号
【特許文献2】実登第3225223号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び2の孫の手は、非固定型及び手動であるために当該装置の使用中に両手を使用した作業を行うことが困難という難点がある。また、人体背部等の手が届かない場所について効果を得られないという難点もある。付け加え、手を動かすことが困難な高齢者や障がい者が当該装置を利用することは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、回転機構部と、前記回転機構部によって回転される回転出力部を露出させて前記回転機構部を覆う筐体と、前記筐体を固定物に固定するための固定機構と、を備えた装置本体と、前記回転出力部に着脱自在に連結されるアタッチメントとを備え、前記装置本体を固定物に固定した状態で前記回転機構部が前記アタッチメントを回転させることを特徴としている。
【0006】
請求項2の発明は、装置本体に装着されたアタッチメントに圧力を検知する圧力検知装置を備え、前記圧力検知装置で検知する圧力に基づいて、前記回転機構部の駆動を制御することを特徴としている。
【0007】
請求項3の発明は、前記圧力検知装置の検知する圧力を、段階的に評価する圧力評価装置を備え、前記圧力評価装置の評価に応じて、前記回転機構部の駆動を制御することを特徴とするすることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、両手を使用した作業を行うこと可能となり、人体背部等の手が届かない場所について効果を得ることができ、手を動かすことが困難な高齢者や障がい者が当該装置を利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態1に係る電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の分解斜視図である。
図2図1に示す電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の垂直断面図である。
図3】本発明の実施形態2に係る電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の垂直断面図である。
図4】本発明の実施形態3に係る電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の垂直断面図である。
図5】本発明の実施形態4に係る電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の垂直断面図である。
図6】本発明の実施形態に係る電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の実施方法のステップについて示した図である。
図7】本発明の実施形態に係る電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の実施方法のステップについて示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】
<実施形態>
図1に示すように本実施形態の電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、装置本体1とアタッチメント22とから主に構成される。電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、防水性を備え、浴室内でも使用できることが望ましい。
【0012】
(実施形態1)
本発明の実施形態1について、図1及び図2に示す。図1は実施形態1に係る電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の分解斜視図を、図2は電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の垂直断面図をそれぞれ示している。
【0013】
図1から図2に示す電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、回転機構部4と、回転機構部4によって回転される回転出力部23を露出させて回転機構部4を覆う筐体3と、筐体3を固定物に固定するための固定機構18とを備えた装置本体1と、回転出力部23に着脱自在に連結されるアタッチメント22とを備える。この電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、装置本体1を固定物に固定した状態で回転機構部4がアタッチメント22を回転させて使用する。
【0014】
さらに図に示す装置本体1は、回転機構部4に電力を供給する電源部5と、電源部5からの電力の供給をON/OFFに切り替える電源スイッチ6とを備えている。
【0015】
電源スイッチ6がON状態となると、電源部5から回転機構部4に電力が供給されることにより、回転機構部4が始動し、回転出力部23が駆動されてアタッチメント22が回転する。
【0016】
(回転機構部4、回転出力部23)
本発明の実施形態1に係る回転機構部4は、モータ7を備えている。この回転機構部4の出力側には回転出力部23が設けられており、この回転出力部23が筐体3の中心に位置している。
【0017】
モータ7の回転軸である回転機構部回転軸8を直接回転出力軸11として機能させることにより、回転を出力する。また、本発明は、回転機構部回転軸8が回転出力軸11として機能することに限定するものではなく、後述するが、回転機構回転軸と回転出力軸に、それぞれ歯車機構のような出力調整機構を装着し、モータ7の回転数に対してより強いトルク回転を発生させることもできる。この場合、必ずしも回転機構部4の中心は、装置本体1の中心に位置している必要はない。
【0018】
(筐体3)
筐体3は外形を円柱状として、上部にはアタッチメント22を配置可能な筒状の凹部を設けており、下部を密閉構造として、回転機構部4及び電源部5を収納している。
【0019】
筐体は、例えば、樹脂製とすることで軽くて安価に製造が可能である。さらに、樹脂製の筐体3のつなぎ目にパッキンを挟むことにより、防水構造とすることもできる。
【0020】
さらに筐体3はアタッチメント22を配置する凹部の底面の中心から回転出力部23を突出させている。この回転出力部23と底面の連結部を防水構造にすることができる
【0021】
筐体3は、固定機構18により固定物へ固定される。ここでの固定物とは、本発明の電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置を固定する部材であって、壁や床等の、人体により発生する力により、簡単に移動がされないものを指す。
【0022】
固定機構18は、固定物と当該固定物に固定された筐体3を意図しなければ引き離すことができない機構であり、たとえば、磁石や、吸盤、面ファスナー、粘着剤、係止フック、連結金具、がある。
【0023】
(アタッチメント22)
アタッチメント22は、装置本体1の凹部に配置され、回転出力部23に装着される。アタッチメント22は、回転出力部23に連結される連結部24を備えている。
【0024】
図に示す連結部24は、筒状の凹部としており、回転出力部23を差し込むことにより、着脱自在に連結可能としている。回転出力部23とアタッチメント22の連結固定方法についいては、連結部24と回転出力部23とが、互いにかみ合う構造とすることにより、可能となる。その連結方法として、例えば、嵌合や螺号、係止等の方法がある。
【0025】
図1図2に示す電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、アタッチメント22をブラシ部材2としている。ただ、本発明はブラシ部材2に限定するものではなく、後述するが、マッサージ部材、研磨部材又は薬品塗布部材とすることもできる。
【0026】
(電源部5)
電源部5は回転機構部4に電力を供給する。このような電源部5として、充放電可能な二次電池とすることもでき、外部電源から電力を供給することもできる。
【0027】
(電源スイッチ6)
電源スイッチ6により、電源部5から回転機構部4への電力供給のON/OFFの切り替えを行う。このような電源スイッチとして、防水構造の手動スイッチが使用できる。ただ、本発明は電源スイッチ6に限定するものではなく、後述するが、制御装置として遠隔装置やセンサーなどを使用することもできる。
【0028】
(実施形態2)
本発明の実施形態2について、図3に示す。この図は、電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の垂直断面図を示している。図に示す回転機構部4は、モータ7とモータ7の出力側に配置された出力調整機構9を備えている。
【0029】
出力調整機構9は、モータ7の回転軸である回転機構部回転軸8に接続される回転機構部回転軸歯車9Aと、この回転機構部回転軸歯車9Aに歯合されている回転出力軸回転軸歯車9Bとを備えている。
【0030】
回転出力軸回転軸歯車9Bは中心に回転出力軸11が固定されている。この回転出力軸11は、一方の端部がアタッチメント22の連結部24に装着される回転出力部23として筐体から突出した状態で配置されるが、他方の端部は筐体3の内部に固定された筒状の軸受けに差し込まれ、中心軸を維持するようにしている。
【0031】
回転機構部4は、モータ7の回転軸である回転機構部回転軸8が回転すると、回転機構部回転軸8に接続される回転機構部回転軸歯車9Aが回転し、この回転機構部回転軸歯車9Aが回転出力軸回転軸歯車9Bを回転させ、回転出力軸11を回転させる。
【0032】
この動作により、本実施形態2によると、モータ7の回数に対して、回転出力軸11の回転数を調整することが可能となり、回転出力軸11のトルク調整を行うことが可能となる。
【0033】
以上の電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、回転出力軸11を装置本体1の中心に位置させているが、回転機構部4は装置本体1の任意の位置に設置することにより、回転機構部回転軸歯車9Aや回転出力軸回転軸歯車9Bの大きさを調整させて、回転機能を維持させることが可能である。
また図3に示す出力調整機構9は、回転機構部回転軸歯車9Aと回転出力軸回転軸歯車9Bの2つの歯車で構成しているが、これを3個以上で構成してもよい。
【0034】
(遠隔装置10と制御装置14)
また、図3に示す電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、装置本体1の起動を遠隔操作で行う構成としている。
【0035】
遠隔装置10は、送信機21と筐体3に内蔵される受信機15を備えている。遠隔装置10は、送信機21を操作することにより、受信機15から入力される信号により制御装置14を制御し、電源部5から回転機構部4への電力供給を制御する。電力供給の制御により、電力供給のON/OFFや回転機構部4の回転速度の制御を行う。
【0036】
(実施形態3)
本発明の実施形態3について、図4に示す。この図は、電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の垂直断面図を示している。
【0037】
(アタッチメント22)
図4に示す電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、アタッチメント22をマッサージ部材12としている。このマッサージ部材12は、人体に対してマッサージ効果を与える突起物であり、所定の外形に形成され、マッサージ形態に応じ、任意の形状とする。これらのマッサージ部材は、弾性材料で形成される突起物であることが望ましく、例えば、軟性弾性部材などがある。
【0038】
(圧力検知装置13と圧力評価装置19)
本発明の実施形態3では、装置本体1に装着されたアタッチメント22に加わる圧力を検知することにより、回転機構部4の駆動を制御する構成としている。図4に示す電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、回転機構部回転軸8の出力側に、圧力検知装置13を介して、回転出力軸11を設けている。
【0039】
圧力検知装置13は、電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置が使用される場合にアタッチメント22に人体からの圧力が加わったことを検知し、この検知を圧力評価装置19に伝達する。圧力評価装置19は、圧力検知装置13に加わった圧力の評価を行い、制御装置14を制御し、電源部5から回転機構部4への電力供給を制御する。電力供給の制御により、電力供給のON/OFFや回転機構部4の回転速度の制御を行う。
【0040】
また、段階的に圧力の評価を行うことにより、設定値よりも大きな圧力が検知された場合は電力供給を増やし、設定値よりも小さな圧力が検知された場合は電力供給を減らすこともできる。
【0041】
なお、実施形態3においては、回転機構部回転軸8の出力側に、圧力検知装置13を介して、回転出力軸11を設けている。ただ、圧力検知装置13はこの配置に限定するものではなく、モータ7の底面と筐体3の底面との間に配置してもよい。つまり、回転出力軸11の軸上に圧力検知装置13が存在すればよい。
【0042】
(実施形態4)
本発明の実施形態4について、図5に示す。この図は、電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置の垂直断面図を示している。
【0043】
(アタッチメント22)
図5に示す電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、アタッチメント22を研磨部材16としている。この研磨部材16は、例えば、皮膚表面上の汚れを落とすことが可能な研磨部材が使用でき、やすりなどがこれに該当する。また、研磨部材16は、患部に薬品を塗布するための部材としても良く、例えばスポンジ、フェルト、ウレタン及びシリコンなどがこれに該当する。
【0044】
(振動検知装置20)
本発明の実施形態4では、装置本体1が設置された固定物への振動を検知することにより、回転機構部4の駆動を制御する構成としている。図5に示す電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、装置本体1が設置された固定物への振動を検知する振動検知装置20を備え、振動検知装置20が検出する信号に基づいて、回転機構部4の駆動を制御している。
【0045】
この電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置は、固定機構18により固定物に固定されるため、固定物の振動を振動検知装置20により検知することができる。
本発明の実施形態4では、筐体3の底面に振動検知部17が露出されており、直接固定物の表面に接触させている。
【0046】
図に示す振動検知装置20は、振動検知部17により得た振動のパターンを評価することにより、制御装置14を制御し、電源部5から回転機構部4への電力供給を制御する。電力供給の制御により、電力供給のON/OFFや回転機構部4の回転速度の制御を行う。
【0047】
これにより、あらかじめ設定した振動パターンを、ノック等により意図して固定物へ発生させることにより、意図的に電力供給のON/OFFや回転機構部4の回転速度の制御を行うことが可能である。例えば、壁に電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置が設置されている場合に、使用者は壁に背を向けた状態で電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置を使用することとなる。この場合、電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置を目視することなく操作を行うことが容易に可能となる。
【0048】
<実施方法>
次に図を用いて、本発明の実施形態に係る電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置1の実施方法について説明する。図6及び図7は本発明の実施形態に係る電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置1の実施方法のステップについて示した図である。
【0049】
(ステップS1)
まず図6に示すように、人50が壁60に電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置1を固定する。上述の通り、固定方法は磁石や、吸盤、面ファスナー、粘着剤、係止フック、連結金具等で行う。
【0050】
(ステップS2)
次に、電源スイッチ6をONとする。上述の通り、遠隔装置やセンサーなどを使用うぃてスイッチをONとしても良い。
【0051】
(ステップS3)
図7に示すように、人50の背中部70に電動式孫の手と称する固定型回転式駆動装置1をあて、薬を塗布したり、マッサージなどを行う。
【符号の説明】
【0052】
1...装置本体
2...ブラシ部材
3...筐体
4...回転機構部
5...電源部
6...電源スイッチ
7...モータ
8...回転機構部回転軸
9...出力調整機構
9A...回転機構部回転軸歯車
9B...回転出力軸歯車
10...遠隔装置
11...回転出力軸
12...マッサージ部材
13...圧力検知装置
14...制御装置
16...研磨部材
15...受信機
17...振動検知部
18...固定機構
19...圧力評価装置
20...振動検知装置
21...送信機
22...アタッチメント
23...回転出力部
24...連結部
50...人
60...壁
70...背中部

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2022-10-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転機構部と、
前記回転機構部によって回転される回転出力部を露出させて前記回転機構部を覆う筐体と、
前記筐体を固定物に固定するための固定機構と、
を備えた装置本体と、
前記回転出力部に着脱自在に連結されるアタッチメント部と、
前記装置本体が設置された固定物への振動を検知する振動検知装置を備え、
前記振動検知装置が検出する信号に基づいて、前記回転機構部の駆動をすることを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項2】
請求項1に記載される固定型回転式駆動装置であって、
前記アタッチメントが、
弾性材料からなる突起部のマッサージ部材であることを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項3】
請求項1に記載される固定型回転式駆動装置であって、
前記アタッチメントが、ブラシ部材であることを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項4】
請求項1に記載される固定型回転式駆動装置であって、
前記アタッチメントが、研磨部材であることを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【請求項5】
請求項1に記載される固定型回転式駆動装置であって、
前記アタッチメントが、薬品塗布部材であることを特徴とする固定型回転式駆動装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、回転機構部と、前記回転機構部によって回転される回転出力部を露出させて前記回転機構部を覆う筐体と、前記筐体を固定物に固定するための固定機構と、を備えた装置本体と、前記回転出力部に着脱自在に連結されるアタッチメント部と、前記装置本体が設置された固定物への振動を検知する振動検知装置を備え、前記振動検知装置が検出する信号に基づいて、前記回転機構部の駆動をすることを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載される固定型回転式駆動装置であって、前記アタッチメントが、弾性材料からなる突起部のマッサージ部材であることを特徴としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
請求項3の発明は、請求項1に記載される固定型回転式駆動装置であって、
前記アタッチメントが、ブラシ部材であることを特徴としている。