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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024025950
(43)【公開日】2024-02-28
(54)【発明の名称】水和物堆積物テスト実験機器
(51)【国際特許分類】
   G01N 33/22 20060101AFI20240220BHJP
【FI】
G01N33/22 E
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022129347
(22)【出願日】2022-08-15
(71)【出願人】
【識別番号】520328464
【氏名又は名称】中国科学院地質與地球物理研究所
【氏名又は名称原語表記】INSTITUTE OF GEOLOGY AND GEOPHYSICS,CHINESE ACADEMY OF SCIENCES
【住所又は居所原語表記】No.19 Beitucheng West Road,Chaoyang District,Beijing 100000 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】郭 捷
(72)【発明者】
【氏名】馬 鳳山
(72)【発明者】
【氏名】趙 海軍
(72)【発明者】
【氏名】李 光
(72)【発明者】
【氏名】宋 ▲いぇ▼偉
(72)【発明者】
【氏名】李 方瑞
(57)【要約】      (修正有)
【課題】水和物堆積物テスト実験機器を提供する。
【解決手段】テスト実験機器本体1、テスト実験機器本体の外部に装着されるコントロールパネル2及び表示メーター3を含み、テスト実験機器本体の内部には装着台4が装着され、装着台の底端にはシミュレーション室5が装着され、テスト実験機器本体の底端には、収集筒が収容された収容室6が設けられ、装着台の先端には油圧プッシュロッド9が装着され、油圧プッシュロッドの出力端は装着台の上端内部に挿入され、装着台の先端には内溝が開けられ、内溝内には挿入ブロック11が収容され、挿入ブロックには係合溝が開けられ、係合溝内にはサンプルボックスが収容される。装着台上方に設けられる油圧プッシュロッドはサンプルボックスの水和物サンプルに対して、所定数値の圧力の押出を行い、水和物サンプルをシミュレーション室内に浸透させ、地殻の押出の、水和物サンプルに対する影響を模倣する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テスト実験機器本体(1)、テスト実験機器本体(1)の外部に装着されるコントロールパネル(2)及び表示メーター(3)を含む水和物堆積物テスト実験機器であって、前記テスト実験機器本体(1)の内部には装着台(4)が装着され、前記装着台(4)の底端にはシミュレーション室(5)が装着され、前記テスト実験機器本体(1)の底端には、収集筒(7)が収容された収容室(6)が設けられ、前記シミュレーション室(5)の底端は接続ホース(8)によって、前記収集筒(7)に可動に挿着され、前記装着台(4)の先端には油圧プッシュロッド(9)が装着され、前記油圧プッシュロッド(9)の出力端は前記装着台(4)の上端内部に挿入され、前記装着台(4)の先端には内溝(10)が開けられ、前記内溝(10)内には挿入ブロック(11)が収容され、前記挿入ブロック(11)には係合溝(12)が開けられ、前記係合溝(12)内にはサンプルボックス(13)が収容されることを特徴とする水和物堆積物テスト実験機器。
【請求項2】
前記内溝(10)の一側の上下両端にはガイドシュート(16)が開けられ、前記挿入ブロック(11)の外壁には2組のガイドスライダ(17)が装着され、前記挿入ブロック(11)の外部の前記ガイドスライダ(17)は何れも前記装着台(4)のガイドシュート(16)内に挿入され、前記装着台(4)内において、可動ユニットによってガイドスライダ(17)に接続され、前記挿入ブロック(11)の外部には観察窓(14)が開けられ、前記観察窓(14)の一側にはプルリング(15)が固定されることを特徴とする請求項1に記載の水和物堆積物テスト実験機器。
【請求項3】
前記可動ユニットは2組の前記ガイドシュート(16)の間に開けられる可動室(18)、前記可動室(18)内に装着されるガイドロッド(19)、前記ガイドロッド(19)の上下両端に外嵌される可動ブロック(20)、前記可動ブロック(20)の外部に固定される延伸ロッド(21)、及び前記ガイドロッド(19)の外部に巻回される戻しバネ(23)を含み、
2組の前記ガイドスライダ(17)の対向する一端には何れも位置決め溝(24)が開けられ、2組の前記延伸ロッド(21)は何れも前記位置決め溝(24)内に嵌め込まれ、前記可動ブロック(20)の先端の外壁には何れもプッシュハンドル(22)が固定されることを特徴とする請求項2に記載の水和物堆積物テスト実験機器。
【請求項4】
前記油圧プッシュロッド(9)の入力端はリード線によって、前記コントロールパネル(2)と電気接続を形成することを特徴とする請求項3に記載の水和物堆積物テスト実験機器。
【請求項5】
2組の前記可動ブロック(20)の対向する一端には何れも滑り孔が開けられ、前記滑り孔の孔径は、ガイドロッド(19)の外径と同様であり、前記可動ブロック(20)の長さは位置決め溝(24)の長さより大きいことを特徴とする請求項3に記載の水和物堆積物テスト実験機器。
【請求項6】
2組の前記可動ブロック(20)は何れも戻しバネ(23)によって、前記ガイドロッド(19)と弾性接続を形成することを特徴とする請求項3に記載の水和物堆積物テスト実験機器。
【請求項7】
プッシュハンドル(22)の軸心に沿って、前記プッシュハンドル(22)の外壁には、複数組の滑り止め凹溝が等間隔で開けられることを特徴とする請求項3に記載の水和物堆積物テスト実験機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はテスト実験機器の技術分野に関し、特に水和物堆積物テスト実験機器に係る。
【背景技術】
【0002】
天然ガス水和物は、外形が氷に類似する固体化合物であり、低温高圧の条件で、低分子量ガス(主に炭化水素分子、例えばメタン、エタンなど、そして、二酸化炭素、硫化水素などの小分子ガスである)及び水分子から構成されたケージ状構造の化合物である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、天然ガス水和物の開発可能性評価、採掘経済性評価、採掘安全評価及び採掘工程選択などは何れも天然ガス水和物貯留層地質特徴に対する明確な知見に依存し、貯留層地質特徴は主に貯留層温度、圧力、飽和度、空孔率及び浸透率などを含む。温度、圧力などについて、掘削などの探査から詳しいデータを取得できるが、現場浸透率の測定が複雑であり、干渉要素が多いため、正確且つ効果的な浸透率パラメーターを取得し難く、また、水和物を含有する地層の浸透率に関する研究がまだ少ない。また、天然ガス水和物に対して商業採掘を行う前、浸透率及び浸透率の採掘過程での変化規律を含む天然ガス水和物の貯留層地質特徴を深く且つ完全に把握しなければならず、そうすることによって、採掘過程で、水和物貯留層の損害及び海底構造物に対する影響を正確に評価でき、水和物の盲目的な採掘による深刻な結果を最大限に低減させる。
【0004】
近年、国内の多くの研究機構は水和物のインサイチュ生成の技術を研究し、水和物堆積物の力学的性質テストのための機器を設計して製造し、そのうちの多くのは水和物堆積物の浸透率を測定する機器であり、従来のテスト機器は一般的に気圧方式を使用して水和物に対して浸透実験を行うが、地表実験シーンに対して、地表での押出の場合を配慮すべきであり、サンプル配置及び取り外し過程で、従来の実験機器は不便であり、多くの人が協働して操作する必要があるため、水和物堆積物テスト実験機器を提出することで、上記問題を解决する。
【0005】
従来技術の欠陥を克服するために、本発明は水和物堆積物テスト実験機器を提供することで、上記背景技術に提出された問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術問題を解决するために、本発明は以下の技術的解決策を提供し、テスト実験機器本体、テスト実験機器本体の外部に装着されるコントロールパネル及び表示メーターを含む水和物堆積物テスト実験機器であって、前記テスト実験機器本体の内部には装着台が装着され、前記装着台の底端にはシミュレーション室が装着され、前記テスト実験機器本体の底端には、収集筒が収容された収容室が設けられ、前記シミュレーション室の底端は接続ホースによって収集筒に可動に挿着され、前記装着台の先端には油圧プッシュロッドが装着され、前記油圧プッシュロッドの出力端は装着台の上端内部に挿入され、前記装着台の先端には内溝が開けられ、前記内溝内には挿入ブロックが収容され、前記挿入ブロックには係合溝が開けられ、前記係合溝内にはサンプルボックスが収容される。
【0007】
本発明の好適な技術的解決策として、前記内溝の一側の上下両端にはガイドシュートが開けられ、前記挿入ブロックの外壁には2組のガイドスライダが装着され、前記挿入ブロックの外部のガイドスライダは何れも装着台のガイドシュート内に挿入され、前記装着台内において、可動ユニットによってガイドスライダに接続され、前記挿入ブロックの外部には観察窓が開けられ、観察窓の一側にはプルリングが固定される。
【0008】
本発明の好適な技術的解決策として、前記可動ユニットは、2組のガイドシュートの間に開けられる可動室、可動室内に装着されるガイドロッド、ガイドロッドの上下両端に外嵌される可動ブロック、可動ブロックの外部に固定される延伸ロッド、及びガイドロッドの外部に巻回される戻しバネを含み、
2組の前記ガイドスライダの対向する一端には何れも位置決め溝が開けられ、2組の前記延伸ロッドは何れも位置決め溝内に嵌め込まれる。前記可動ブロックの先端の外壁には何れもプッシュハンドルが固定される。
【0009】
本発明の好適な技術的解決策として、前記油圧プッシュロッドの入力端はリード線によって、コントロールパネルと電気接続を形成する。
【0010】
本発明の好適な技術的解決策として、2組の前記可動ブロックの対向する一端には何れも滑り孔が開けられ、前記滑り孔の孔径は、ガイドロッドの外径と同様であり、可動ブロックの長さは位置決め溝の長さより大きい。
【0011】
本発明の好適な技術的解決策として、2組の前記可動ブロックは何れも戻しバネによって、ガイドロッドと弾性接続を形成する。
【0012】
本発明の好適な技術的解決策として、プッシュハンドルの軸心に沿って、前記プッシュハンドルの外壁には複数組の滑り止め凹溝が等間隔で開けられる。
【発明の効果】
【0013】
従来技術に比べると、本発明が実現できる有益な効果は以下の通り:
1、装着台の上方に設けられる油圧プッシュロッドによって、油圧プッシュロッドはサンプルボックスの水和物サンプルに対して、所定数値の圧力の押出を行って、油圧プッシュロッドの押出で水和物サンプルをシミュレーション室内に浸透させ、これによって、地殻の押出の、水和物サンプルに対する影響を模倣する;
2、配置されたガイドシュート、ガイドスライダ、可動室、ガイドロッド、可動ブロック、延伸ロッド、プッシュハンドル、戻しバネ、位置決め溝の間の相互係合によって、2組の可動ブロックは、ガイドスライダの活動に対する位置制限作用を迅速に形成し又は解除するように、延伸ロッドを駆動し、挿入ブロック全体の装着及び取り外しを便利にして、挿入ブロックの安定な使用を確保し、また、挿入ブロックの装着及び取り外しを便利にして、サンプルボックス内のサンプル装着の困難さを低減させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の立体構成模式図である。
図2】本発明の分解状態の構成模式図である。
図3】本発明の第1断面の構成模式図である。
図4】本発明の第2断面の構成模式図である。
図5】本発明の図3におけるAの拡大図である。
図6】本発明の図4におけるBの拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明によって実現された技術手段、創作特徴、達成目的及び効果を分かりやすくするために、以下、具体的な実施例を結合して、本発明をさらに記載し、ところが、以下の実施例は本発明の全ての実施例ではなく、ただ好適な実施例のみである。実施形態における実施例に基づいて、当業者は進歩性に値する労働をしないことを前提として、取得した他の実施例は何れも本発明の保護範囲に属する。以下の実施例の実験方法について、特に説明しない限り、何れも通常の方法であり、以下の実施例が使用する材料、試薬などについて、特に説明しない限り、何れも市販から取得できる。
【0016】
実施例:
図1図6に示すように、水和物堆積物テスト実験機器はテスト実験機器本体1、テスト実験機器本体1の外部に装着されるコントロールパネル2及び表示メーター3を含み、テスト実験機器本体1の内部には装着台4が装着され、装着台4の底端にはシミュレーション室5が装着され、テスト実験機器本体1の底端には、収集筒7が収容された収容室6が設けられ、シミュレーション室5の底端は接続ホース8によって収集筒7に可動に挿着され、装着台4の先端には油圧プッシュロッド9が装着され、油圧プッシュロッド9の出力端は装着台4の上端内部に挿入され、装着台4の先端には内溝10が開けられ、内溝10内には挿入ブロック11が収容され、挿入ブロック11には係合溝12が開けられ、係合溝12内にはサンプルボックス13が収容される。
【0017】
使用の際、まず、水和物サンプルをサンプルボックス13内に配置し、サンプルボックス13を係合溝12内に挿入し、そして、挿入ブロック11を装着台4での内溝10内に挿入し、油圧プッシュロッド9の真下に配置するように、サンプルボックス13を移動させ、コントロールパネル2を操作制御することで、所定の圧力数値を入力し、コントロールパネル2の発射信号を受信した後、油圧プッシュロッド9を起動させ、油圧プッシュロッド9の出力端を装着台4に沿って下へ押出させ、油圧プッシュロッド9の押出で装着台4内の水和物サンプルをシミュレーション室5に沿って下へ移動させ、水和物サンプルをシミュレーション室5内に浸透させ、接続ホース8によって、浸透が完成した水和物サンプルを収集筒7内に搬送して貯蔵し、後続、収集筒7の、浸透が完成した水和物サンプルを分析する。
【0018】
他の実施例において、内溝10一側の上下両端にはガイドシュート16が開けられ、挿入ブロック11の外壁には2組のガイドスライダ17が装着され、挿入ブロック11の外部のガイドスライダ17は何れも装着台4のガイドシュート16内に挿入され、装着台4内において、可動ユニットによってガイドスライダ17に接続され、挿入ブロック11の外部には観察窓14が開けられ、観察窓141の一側にはプルリング15が固定され、可動ユニットは、2組のガイドシュート16の間に開けられる可動室18、可動室18内に装着されるガイドロッド19、ガイドロッド19の上下両端に外嵌される可動ブロック20、可動ブロック20の外部に固定される延伸ロッド21、及びガイドロッド19の外部に巻回される戻しバネ23を含み、2組のガイドスライダ17の対向する一端には何れも位置決め溝24が開けられ、2組の延伸ロッド21は何れも位置決め溝24内に嵌め込まれる。可動ブロック20の先端の外壁には何れもプッシュハンドル22が固定される。
【0019】
挿入ブロック11を取り出す必要がある場合、まず、2組のプッシュハンドル22を対向に押出し、2組のプッシュハンドル22は可動ブロック20をガイドロッド19に沿って対向摺動させ、ガイドロッド19の外部の戻しバネ23は可動ブロック20の押出を受け、変形して蓄力し、可動ブロック20の延伸ロッド21が完全にガイドスライダ17の位置決め溝24から離脱した場合、2組の延伸ロッド21は、位置決め溝24の活動に対する位置制限作用を解除し、その後、挿入ブロック11の外部のプルリング15を外部に引っ張ることで、挿入ブロック11は2組のガイドスライダ17をガイドシュート16に沿って外部へ引き出させて、挿入ブロック11を装着する必要がある場合、挿入ブロック11を装着台4の内溝10内に挿入し、2組のガイドスライダ17をガイドシュート16内に再び挿入し、その後、2組のプッシュハンドル22に対する推力を解除し、戻しバネ23は弾力を放出し、2組の可動ブロック20をガイドロッド19に沿って背中合わせに運動させるように押し、2組の可動ブロック20の延伸ロッド21を何れもガイドスライダ17の位置決め溝24内に挿入し、挿入ブロック11の活動に対する位置制限作用を完成し、挿入ブロック11の安定な使用を確保し、また、挿入ブロック11の装着及び取り外しを便利にして、サンプルボックス13内のサンプル装着の困難さを低減させる。
【0020】
他の実施例において、油圧プッシュロッド9の入力端はリード線によって、コントロールパネル2と電気接続を形成し、
当該設計によって、使用者はコントロールパネル2を使用して、油圧プッシュロッド9の起動・停止を操作制御し、油圧プッシュロッド9の正常使用を確保する。
【0021】
他の実施例において、2組の可動ブロック20の対向する一端には何れも滑り孔が開けられ、滑り孔の孔径はガイドロッド19の外径と同様であり、可動ブロック20の長さは位置決め溝24の長さより大きく、
当該設計によって、可動ブロック20はガイドロッド19の表面に沿って摺動する時、移動過程で可動ブロック20が大きく揺動することを効果的に回避でき、可動ブロック20の移動際の安定性を保証するとともに、可動ブロック20がガイドロッド19に沿って移動する時、可動ブロック20の延伸ロッド21が完全にガイドスライダ17の位置決め溝24の内部から離脱できることを確保する。
【0022】
他の実施例において、2組の可動ブロック20は何れも戻しバネ23によって、ガイドロッド19と弾性接続を形成する。
当該設計によって、戻しバネ23の弾力作用下で、2組の可動ブロック20はガイドロッド19に沿って背中合わせに運動でき、可動ブロック20の延伸ロッド21は自動復帰するように、ガイドスライダ17の位置決め溝24内に挿入されることができ、機器運転による振動のため、延伸ロッド21が位置決め溝24の内部から離脱することを防止する。
【0023】
他の実施例において、プッシュハンドル22の軸心に沿って、プッシュハンドル22の外壁には、複数組の滑り止め凹溝が等間隔で開けられ、
当該設計によって、使用者の手部とプッシュハンドル22との間の摩擦力を増やし、使用者はプッシュハンドル22を容易に押して使用することができ、使用過程で、プッシュハンドル22が意外に手から滑り落ちることを防止する。
【0024】
本発明において、特に明示的な規定及び限定がない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」に位置することは、第1、第2特徴が直接的に接触することを含んでもよいし、第1、第2特徴が直接的に接触しなく、これらの間の別の特徴によって接触することを含んでもよい。そして、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」及び「上面」に位置することは、第1特徴が第2特徴の真上及び斜め上に位置することを含み、又は、第1特徴の水平高さが第2特徴より高いことのみを示す。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」及び「下面」に位置することは、第1特徴が第2特徴の真下及び斜め下に位置することを含み、又は、第1特徴の水平高さが第2特徴より小さいことのみを示す。
【0025】
以上、本発明の基本的な原理、主な特徴及び利点を示して記載する。当業者であれば理解できるように、本発明は上記実施例に限定されず、上記実施例及び明細書における記載は本発明を限定していなく、本発明の好適な例示のみであり、本発明の精神及び範囲から離脱しないことを前提として、本発明はいろんな変更及び改良をさらに有してもよく、これらの変更及び改良は何れも保護を請求する本発明の範囲内に該当する。本発明の保護を請求する範囲は、添付の請求項及びその等価物により定義される。
【符号の説明】
【0026】
1 テスト実験機器本体、
2 コントロールパネル、
3 表示メーター、
4 装着台、
5 シミュレーション室、
6 収容室、
7 収集筒、
8 接続ホース、
9 油圧プッシュロッド、
10 内溝、
11 挿入ブロック、
12 係合溝、
13 サンプルボックス、
14 観察窓、
15 プルリング、
16 ガイドシュート、
17 ガイドスライダ、
18 可動室、
19 ガイドロッド、
20 可動ブロック、
21 延伸ロッド、
22 プッシュハンドル、
23 戻しバネ、
24 位置決め溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2023-12-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天然ガス水和物堆積物のテストのための機器であって、
テスト実験機器本体(1)、テスト実験機器本体(1)の外部に装着されるコントロールパネル(2)及び表示メーター(3)を含み、
前記テスト実験機器本体(1)の内部には装着台(4)が装着され、前記装着台(4)の底端にはシミュレーション室(5)が装着され、前記テスト実験機器本体(1)の底端には、収集筒(7)が収容された収容室(6)が設けられ、前記シミュレーション室(5)の底端は接続ホース(8)によって、前記収集筒(7)に可動に挿着され、前記装着台(4)の先端には油圧プッシュロッド(9)が装着され、前記油圧プッシュロッド(9)の出力端は前記装着台(4)の上端内部に挿入され、前記装着台(4)の先端には内溝(10)が開けられ、前記内溝(10)内には挿入ブロック(11)が収容され、前記挿入ブロック(11)には係合溝(12)が開けられ、前記係合溝(12)内にはサンプルボックス(13)が収容され
当該天然ガス水和物堆積物のテストのための機器を使用する際は、まず、分析対象である天然ガス水和物の水和物サンプルを前記サンプルボックス(13)内に配置し、前記サンプルボックス(13)を前記係合溝(12)内に挿入し、前記挿入ブロック(11)を前記装着台(4)での前記内溝(10)内に挿入し、前記油圧プッシュロッド(9)の真下に配置するように、前記サンプルボックス(13)を移動させ、その後、前記油圧プッシュロッド(9)の出力端を前記装着台(4)に沿って下へ押出させ、前記油圧プッシュロッド(9)の押出で前記装着台(4)内の水和物サンプルを前記シミュレーション室(5)に沿って下へ移動させ、前記水和物サンプルを前記シミュレーション室(5)内に浸透させ、前記接続ホース(8)によって、浸透が完成した水和物サンプルを前記収集筒(7)内に搬送して貯蔵し、前記収集筒(7)内の水和物サンプルを分析に供する
ことを特徴とする天然ガス水和物堆積物のテストのための機器。
【請求項2】
前記内溝(10)の一側の上下両端にはガイドシュート(16)が開けられ、前記挿入ブロック(11)の外壁には2組のガイドスライダ(17)が装着され、前記挿入ブロック(11)の外部の前記ガイドスライダ(17)は何れも前記装着台(4)のガイドシュート(16)内に挿入され、前記装着台(4)内において、可動ユニットによってガイドスライダ(17)に接続され、前記挿入ブロック(11)の外部には観察窓(14)が開けられ、前記観察窓(14)の一側にはプルリング(15)が固定されることを特徴とする請求項1に記載の天然ガス水和物堆積物のテストのための機器。
【請求項3】
前記可動ユニットは2組の前記ガイドシュート(16)の間に開けられる可動室(18)、前記可動室(18)内に装着されるガイドロッド(19)、前記ガイドロッド(19)の上下両端に外嵌される可動ブロック(20)、前記可動ブロック(20)の外部に固定される延伸ロッド(21)、及び前記ガイドロッド(19)の外部に巻回される戻しバネ(23)を含み、
2組の前記ガイドスライダ(17)の対向する一端には何れも位置決め溝(24)が開けられ、2組の前記延伸ロッド(21)は何れも前記位置決め溝(24)内に嵌め込まれ、前記可動ブロック(20)の先端の外壁には何れもプッシュハンドル(22)が固定されることを特徴とする請求項2に記載の天然ガス水和物堆積物のテストのための機器。
【請求項4】
前記油圧プッシュロッド(9)の入力端はリード線によって、前記コントロールパネル(2)と電気接続を形成することを特徴とする請求項3に記載の天然ガス水和物堆積物のテストのための機器。
【請求項5】
2組の前記可動ブロック(20)の対向する一端には何れも滑り孔が開けられ、前記滑り孔の孔径は、ガイドロッド(19)の外径と同様であり、前記可動ブロック(20)の長さは位置決め溝(24)の長さより大きいことを特徴とする請求項3に記載の天然ガス水和物堆積物のテストのための機器。
【請求項6】
2組の前記可動ブロック(20)は何れも戻しバネ(23)によって、前記ガイドロッド(19)と弾性接続を形成することを特徴とする請求項3に記載の天然ガス水和物堆積物のテストのための機器。
【請求項7】
プッシュハンドル(22)の軸心に沿って、前記プッシュハンドル(22)の外壁には、複数組の滑り止め凹溝が等間隔で開けられることを特徴とする請求項3に記載の天然ガス水和物堆積物のテストのための機器。