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特開2024-25964情報処理システム、プログラム及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024025964
(43)【公開日】2024-02-28
(54)【発明の名称】情報処理システム、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240220BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20240220BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q10/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022129365
(22)【出願日】2022-08-15
(71)【出願人】
【識別番号】507282325
【氏名又は名称】株式会社リブセンス
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】村上 太一
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
5L049CC17
(57)【要約】
【課題】日程調整の手間を省くことが可能であるとともに、ユーザの希望に近い相手を紹介可能な情報処理システムを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この者は、受付部と、選定部と、通知部とを備える。受付部は、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程に関するデータと、第2ユーザへの希望条件を示す希望条件に関するデータとを受け付ける。第1ユーザは、複数のユーザのうち任意のユーザを示す。第2ユーザは、複数のユーザのうち第1ユーザ以外のユーザを示す。選定部は、希望日程に関するデータと、希望条件に関するデータとに基づいて、第2ユーザを選定する。第2ユーザは、希望日程においてネットワークを介して第1ユーザと会話が可能な者であって、希望条件と第2ユーザの条件との差分が基準以下の者である。通知部は、第2ユーザに関する情報を第1ユーザに通知する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムであって、
受付部と、選定部と、通知部とを備え、
前記受付部は、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程に関するデータと、前記第2ユーザへの希望条件を示す希望条件に関するデータとを受け付け、
前記第1ユーザは、複数のユーザのうち任意のユーザを示し、
前記第2ユーザは、前記複数のユーザのうち前記第1ユーザ以外のユーザを示し、
前記選定部は、前記希望日程に関するデータと、前記希望条件に関するデータとに基づいて、前記第2ユーザを選定し、
前記第2ユーザは、前記希望日程においてネットワークを介して前記第1ユーザと会話が可能な者であって、前記希望条件と前記第2ユーザの条件との差分が基準以下の者であり、
前記通知部は、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザに通知する、
情報処理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記第2ユーザに関する情報は、前記第1ユーザとの会話が可能な日時を含み、前記第2ユーザの個人情報を含まない情報である、
情報処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記受付部は、前記第1ユーザが第1所定条件を満たす場合に、前記希望日程に関するデータを受け付け可能に構成される、
情報処理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記選定部は、第2所定条件に基づいて、選定する前記第2ユーザの人数を調整する、
情報処理システム。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記会話は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間のビデオチャットで実施される、
情報処理システム。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記受付部は、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザから、前記会話を実施した相手との連絡を希望することを示す連絡希望データを受け付け可能に構成され、
前記通知部は、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの双方からの前記連絡希望データが受け付けられると、前記第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報を前記第1ユーザに通知する、
情報処理システム。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
提示部を備え、
前記提示部は、地域に応じて、前記第2ユーザを紹介可能な前記希望日程の候補日に関するデータを提示する、
情報処理システム。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理システムにおいて、
前記提示部は、任意の地域を示す第1地域に対応する前記候補日と、前記第1地域とは異なる地域を示す第2地域に対応する前記候補日とを重複させる、
情報処理システム。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記第2ユーザは、前記第1ユーザの恋愛対象の候補である、
情報処理システム。
【請求項10】
プログラムであって、
請求項1から9までの何れか1項に記載の情報処理システムの各部としてコンピュータを機能させる、
プログラム。
【請求項11】
情報処理方法であって、
請求項1から9までの何れか1項に記載の情報処理システムの各部としてコンピュータにより実行される、
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、マッチング支援装置が開示されている。
【0003】
このマッチング支援装置は、ユーザの空き時間を示す空き時間データを含む日程データを当該ユーザの個人情報に紐付けて記憶し、ユーザによる指定に係る日程の情報であって時間帯の情報を含む指定日程データと合致する日程データに紐付けられた個人情報のうちの少なくとも一部を、表示用のデータとして通信端末へ返送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-110995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されたマッチング支援装置は、日程調整の手間を省くことは可能であるが、ユーザの希望に近い相手を紹介するものではなかった。
【0006】
本発明では上記事情を鑑み、日程調整の手間を省くことが可能であるとともに、ユーザの希望に近い相手を紹介可能な情報処理システムを提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この者は、受付部と、選定部と、通知部とを備える。受付部は、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程に関するデータと、第2ユーザへの希望条件を示す希望条件に関するデータとを受け付ける。第1ユーザは、複数のユーザのうち任意のユーザを示す。第2ユーザは、複数のユーザのうち第1ユーザ以外のユーザを示す。選定部は、希望日程に関するデータと、希望条件に関するデータとに基づいて、第2ユーザを選定する。第2ユーザは、希望日程においてネットワークを介して第1ユーザと会話が可能な者であって、希望条件と第2ユーザの条件との差分が基準以下の者である。通知部は、第2ユーザに関する情報を第1ユーザに通知する。
【0008】
このような態様によれば、日程調整の手間を省くことが可能であるとともに、ユーザの希望に近い相手を紹介することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】情報処理システム100を表す構成図である。
図2】情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】ユーザ端末300のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4】情報処理装置200(制御部210)によって実現される機能を示すブロック図である。
図5】情報処理装置200によって実行される情報処理の流れを示すアクティビティ図である。
図6】ホーム画面の画面例を示す図である。
図7】第1ユーザによるプロフィール入力に関する画面例を示す図である。
図8】第1ユーザによる紹介相手(第2ユーザ)への希望条件を入力するための画面例を示す図である。
図9】紹介されることを希望する希望日程を選択するための画面例を示す図である。
図10】マッチング結果が表示された画面例を示す図である。
図11】ビデオチャットの実施画面の例を示す図である。
図12】ビデオチャット後の感想入力の画面例を示す図である。
図13】マッチングが成立した後のメッセージのやり取りの画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0011】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0012】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0013】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0014】
1.ハードウェア構成
第1節では、本実施形態のハードウェア構成について説明する。
【0015】
1-1.情報処理システム100
図1は、情報処理システム100を表す構成図である。情報処理システム100は、情報処理装置200と、ユーザ端末300とを備え、これらがネットワークを通じて接続されている。これらの構成要素についてさらに説明する。ここで、情報処理システム100に例示されるシステムとは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。したがって、例えば、情報処理装置200単体であっても情報処理システム100に例示されるシステムに含まれる。
【0016】
1-2.情報処理装置200
図2は、情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置200は、制御部210と、記憶部220と、通信部250とを有し、これらの構成要素が情報処理装置200の内部において通信バス260を介して電気的に接続されている。情報処理装置200は、例えば、サーバであってもよい。各構成要素についてさらに説明する。
【0017】
制御部210は、情報処理装置200に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部210は、例えば、不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部210は、記憶部220に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置200に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部220に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部210によって具体的に実現されることで、制御部210に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部210は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部210を有するように実施してもよい。またそれらの組み合わせであってもよい。
【0018】
記憶部220は、情報処理装置200の情報処理に必要な様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部210によって実行される情報処理装置200に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組み合わせであってもよい。
【0019】
通信部250は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、5G/LTE/3G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、情報処理装置200は、通信部250を介して、ユーザ端末300とネットワークを介して種々の情報を通信する。
【0020】
1-3.ユーザ端末300
図3は、ユーザ端末300のハードウェア構成を示すブロック図である。ユーザ端末300は、制御部310と、記憶部320と、表示部330と、入力部340と、通信部350とを有し、これらの構成要素がユーザ端末300の内部において通信バス360を介して電気的に接続されている。ユーザ端末300は、例えば、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット端末及びスマートフォン等であってもよい。各構成要素についてさらに説明する。制御部310、記憶部320及び通信部350の説明は、情報処理装置200における制御部210、記憶部220及び通信部250の説明と略同様のため省略する。
【0021】
表示部330は、ユーザ端末300の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部330は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、ユーザ端末300の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。以下では、表示部330は、ユーザ端末300の筐体に含まれるものとして説明する。
【0022】
入力部340は、ユーザ端末300の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部340は、表示部330と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部340は、ユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力は、命令信号として、通信バス360を介して制御部310に転送される。そして、制御部310は、必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
【0023】
2.機能構成
第2節では、本実施形態の機能構成について説明する。前述の通り、記憶部220に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部210によって具体的に実現されることで、制御部210に含まれる各機能部として実行されうる。
【0024】
図4は、情報処理装置200(制御部210)によって実現される機能を示すブロック図である。具体的には、情報処理装置200(制御部210)は、受付部211と、選定部212と、通知部213と、提示部214とを備える。
【0025】
受付部211は、種々の情報を受け付け可能に構成される。受付部211は、例えば、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程に関するデータと、第2ユーザへの希望条件を示す希望条件に関するデータとを受け付ける。ここで、第1ユーザは、複数のユーザのうち任意のユーザを示す。第2ユーザは、複数のユーザのうち第1ユーザ以外のユーザを示す。
【0026】
選定部212は、種々の情報を選定するように構成される。選定部212は、例えば、希望日程に関するデータと、希望条件に関するデータとに基づいて、第2ユーザを選定する。第2ユーザは、希望日程において第1ユーザと会話が可能な者であって、第2ユーザへの希望条件と、第2ユーザのプロフィール条件との差分が所定以下の者を示す。
【0027】
通知部213は、種々の情報を通知するように構成される。通知部213は、例えば、第2ユーザに関する情報を第1ユーザに通知する。
【0028】
提示部214は、種々の情報を提示するように構成される。提示部214は、例えば、地域に応じて、第2ユーザを紹介可能な希望日程の希望日に関するデータを通知する。
【0029】
3.情報処理方法
第3節では、前述した情報処理装置200の情報処理方法について説明する。この情報処理方法は、情報処理装置200の各部としてコンピュータにより実行される。この情報処理方法は、受付工程と、選定工程と、通知工程とを備える。受付工程では、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程に関するデータと、第2ユーザへの希望条件を示す希望条件に関するデータとを受け付ける。第1ユーザは、複数のユーザのうち任意のユーザを示す。第2ユーザは、複数のユーザのうち第1ユーザ以外のユーザを示す。選定部は、希望日程に関するデータと、希望条件に関するデータとに基づいて、第2ユーザを選定する。第2ユーザは、希望日程においてネットワークを介して第1ユーザと会話が可能な者であって、希望条件と第2ユーザの条件との差分が所定以下の者である。通知部は、第2ユーザに関する情報を第1ユーザに通知する。
【0030】
図5は、情報処理装置200によって実行される情報処理の流れを示すアクティビティ図である。以下、このアクティビティ図の各アクティビティに沿って、説明するものとする。図5におけるアクティビティ図では、各ユーザのプロフィールが既に入力されているものとする。ここで、第1ユーザは、複数のユーザのうち任意のユーザを示す。ユーザ端末300は、第1ユーザが所有する端末を示すものとする。第2ユーザは、複数のユーザのうち第1ユーザ以外のユーザを示す。本実施形態では、第2ユーザは、第1ユーザの恋愛対象の候補であるものとして説明する。したがって、情報処理装置200は、恋愛マッチングの場を提供するものとして説明する。
【0031】
ユーザ端末300における制御部310は、第1ユーザによって入力された第2ユーザへの希望条件を情報処理装置200に送信する(アクティビティA110)。第2ユーザへの希望条件は、例えば、性別、年齢、年収及び居住地域等から構成される。
【0032】
アクティビティA110では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)入力部340は、第2ユーザへの希望条件の入力を受け付ける。(2)制御部310は、第2ユーザへの希望条件に関するデータを記憶部320に記憶させる。(3)制御部310は、通信部350を介して、第2ユーザへの希望条件に関するデータを情報処理装置200に送信する。
【0033】
続いて、情報処理装置200における制御部210(受付部211)は、第2ユーザへの希望条件を示す希望条件(以下単に「希望条件」ともいう。)に関するデータを受け付ける(アクティビティA120)。
【0034】
アクティビティA120では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、ユーザ端末300から送信された希望条件に関するデータを受信する。(2)制御部210は、希望条件に関するデータを記憶部220に記憶させる。
【0035】
続いて、情報処理装置200における制御部210(提示部214)は、第1ユーザが居住する地域に応じて、第2ユーザを紹介可能な希望日程の候補日(以下「紹介候補日」ともいう。)に関するデータを提示する(アクティビティA130)。ここで、居住地域は、例えば、住所に対応する地域のことを示す。地域は、慣用的に用いられている地方区分であってもよく、例えば、八地方区分、東日本と西日本の2区分、気象庁による全般季節予報で用いられる予報区分、気象庁による地方季節予報で用いられる予報区分等であってもよい。
【0036】
また、提示部214は、任意の地域を示す第1地域に対応する候補日と、第1地域とは異なる地域を示す第2地域に対応する候補日とを重複させる(アクティビティA130)。例えば、第2ユーザを紹介する紹介候補日が、関東地方では毎週月曜日、水曜日、及び金曜日である場合、北海道地方では毎週月曜日、近畿地方では毎週火曜日及び毎週水曜日、九州地方では毎週金曜日であってもよい。この場合、月曜日では関東地方と北海道地方の紹介候補日が重複し、水曜日では関東地方と近畿地方の紹介候補日が重複し、金曜日では関東地方と九州地方の紹介候補日が重複する。
【0037】
アクティビティA130では、例えば、次の4段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された第1ユーザのプロフィール情報を読み出す。(2)制御部210は、第1ユーザのプロフィール情報から第1ユーザの居住地域を読み出し、当該居住地域に対応する紹介候補日を設定する。(3)制御部210は、当該紹介候補日を記憶部220に記憶させる。(4)制御部210は、通信部250を介して、当該紹介候補日に関するデータをユーザ端末300に送信する。
【0038】
続いて、ユーザ端末300における制御部310は、情報処理装置200から送信された紹介候補日に関するデータを受信する(アクティビティA140)。
【0039】
アクティビティA140では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部350は、紹介候補日に関するデータを情報処理装置200から受信する。(2)制御部310は、受信された紹介候補日に関するデータを記憶部320に記憶させる。
【0040】
続いて、ユーザ端末300における制御部310は、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程(以下「希望日程」ともいう。)に関するデータを情報処理装置200に送信する(アクティビティA150)。
【0041】
アクティビティA150では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)入力部340は、第1ユーザからの希望日程に関する入力操作を受け付ける。(2)制御部310は、入力された希望日程に関するデータを記憶部320に記憶させる。(3)制御部310は、通信部350を介して、希望日程に関するデータを情報処理装置200に送信する。
【0042】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1ユーザがチケットを有するか否かを判定する(アクティビティA160)。ここで、チケットは、請求項における第1所定条件に相当し、第2ユーザを紹介される希望日程を選択可能な条件として機能する。
【0043】
アクティビティA160では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された、第1ユーザのチケット数に関するデータ、及び希望日程に関するデータを読み出す。(2)制御部210は、判定処理を実行し、第1ユーザが希望日程の枠数に対応するチケット数を保有するか否かを判定する。
【0044】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1ユーザがチケットを有さないと判定すると、第1ユーザからの希望日程に関するデータの受け付けを拒否する処理を実行する(アクティビティA162)。
【0045】
アクティビティA162では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された所定のプログラムを読みだし、上記データの受付拒否の処理を実行する。(2)制御部210は、通信部250を介して、希望日程の受け付けが拒否されたことを示すデータをユーザ端末300に送信する。
【0046】
続いて、ユーザ端末300における制御部310は、希望日程の受付が拒否されたことを示すデータ(送信エラーを示すデータ)を表示部330に表示させる(アクティビティA164)。
【0047】
アクティビティA164では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部350は、送信エラーを示すデータを情報処理装置200から受信する。(2)制御部310は、当該データに応じて、送信エラーの旨を表示部330に表示させる。
【0048】
続いて、情報処理装置200における制御部210(受付部211)は、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程(以下単に「希望日程」ともいう。)に関するデータを受け付ける(アクティビティA170)。ここで、受付部211は、第1ユーザが第1所定条件を満たす場合に、希望日程に関するデータを受け付け可能に構成される。第1所定条件は、希望日程を選択可能な条件を示し、本実施形態では、チケットを示す。
【0049】
アクティビティA170では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、希望日程に関するデータをユーザ端末300から受信する。(2)制御部210は、受信された希望日程に関するデータを記憶部220に記憶させる。
【0050】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1ユーザの希望日程の枠数に応じて、チケットの消費処理を実行する(アクティビティA180)。例えば、第1ユーザが希望日程を1枠選択した場合、チケットが1枚消費されるようにしてもよい。
【0051】
アクティビティA180では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された、第1ユーザのチケット数に関するデータ、及び希望日程に関するデータを読み出す。(2)制御部210は、消費処理を実行し、選択された希望日程の枠数に応じて、第1ユーザが保有するチケットを消費させる。
【0052】
続いて、情報処理装置200における制御部210(選定部212)は、第2所定条件に基づいて、選定する第2ユーザの人数を調整する(アクティビティA190)。ここで、第2所定条件は、例えば、マッチングから漏れるユーザ数を抑制可能な条件のことを示す。男性と女性とのマッチングを例に挙げると、希望日程に対応する男性ユーザ数が5人、女性ユーザ数が3人の場合、男性ユーザに選定される女性ユーザ数を1人とし、女性ユーザに選定される男性ユーザ数を1人又は2人とすることにより、マッチングから漏れるユーザ数を抑制することができる。
【0053】
アクティビティA190では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された、希望日程に対応する複数のユーザに関するデータを読み出す。(2)制御部210は、調整処理を実行し、第2所定条件に基づいて、第1ユーザに紹介する第2ユーザの人数を調整する。
【0054】
続いて、情報処理装置200における制御部210(選定部212)は、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程に関するデータと、第2ユーザへの希望条件を示す希望条件に関するデータとに基づいて、第2ユーザを選定する(アクティビティA200)。ここで、第2ユーザは、希望日程においてネットワークを介して第1ユーザと会話が可能な者であって、希望条件と第2ユーザの条件との差分が基準以下の者である。
【0055】
希望条件と第2ユーザの条件との差分について説明する。当該差分は、第1ユーザによる第2ユーザへの希望条件と第2ユーザの実際の条件との差を示し、例えば、希望条件と第2ユーザの実際の条件とが合っている場合は0とし、相違する場合は差に応じてスコアを割り当ててもよい。例えば、年齢の条件、及び年収の条件が相違する場合は、希望からの離れ具合に応じてスコアを割り当ててもよい。また、居住地域及び性別が異なる場合は、当該差分が所定以上と判定されるものとし、選定対象から外してもよい。
【0056】
ここで、具体例を用いて、希望条件と第2ユーザの条件との差分について説明する。ここで、当該差分の基準をスコア「0」とする。第1ユーザによる第2ユーザへの希望条件は、性別が男性、年齢が35歳以下、年収が800万円以上、居住地域が関東であるものとする。第2ユーザの実際の条件は、性別が男性、年齢が36歳、年収が900万円、居住地域が関東であるものとする。この場合、第2ユーザの年齢が1歳分、希望条件から離れているため、例えば、スコアを「-1」とする。また、第2ユーザの年収が100万円分、希望条件を上回っているため、例えば、スコアを「+2」とする。この場合、各スコアを合計すると「+1」となり、差分が「0」よりも良いため、選定対象となる。
【0057】
アクティビティA200では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された、希望日程に関するデータと、希望条件に関するデータとを読み出す。(2)制御部210は、選定処理を実行し、希望日程に関するデータと、希望条件に関するデータとに基づいて、第2ユーザを選定する。(3)制御部210は、選定された第2ユーザに関する情報を記憶部220に記憶させる。
【0058】
続いて、情報処理装置200における制御部210(通知部213)は、第2ユーザに関する情報を第1ユーザに通知する(アクティビティA210)。ここで、第2ユーザに関する情報は、第1ユーザとの会話が可能な日時を含み、第2ユーザの個人情報を含まない情報である。本実施形態では、第2ユーザに関する情報は、第2ユーザのニックネーム、年齢、居住地(例えば都道府県までの情報)、趣味、職業及び会話予定日時(以下合わせて「会話予定日時」ともいう。)等に関する情報を示すものとする。第2ユーザの個人情報は、氏名、住所、電話番号、及び顔写真等、個人を特定可能な情報を示すものとする。
【0059】
アクティビティA210では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された第2ユーザに関する情報(会話予定日時に関する情報)を読み出す。(2)制御部210は、通信部250を介して、第2ユーザに関する情報(会話予定日時に関する情報)をユーザ端末300に送信する。
【0060】
続いて、ユーザ端末300における制御部310は、情報処理装置200から送信された会話予定日時に関する情報を受信する(アクティビティA220)。
【0061】
アクティビティA220では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部350は、第2ユーザとの会話予定日時に関する情報を受信する。(2)制御部310は、当該会話予定日時に関する情報を記憶部320に記憶させる。
【0062】
続いて、ユーザ端末300における制御部310は、第2ユーザの端末との間でビデオチャットを実施するように制御する(アクティビティA230)。本実施形態では、会話は、第1ユーザと第2ユーザとの間のビデオチャットで実施されるものとして説明する。
【0063】
アクティビティA230では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、通信部350を介して、第2ユーザの端末に対してビデオチャットのリクエストを送信する。(2)第2ユーザの端末における制御部は、第2ユーザの端末における通信部を介して、送信されたビデオチャットのリクエストを受信する。(3)制御部310は、ビデオチャットを開始させる。
【0064】
続いて、ユーザ端末300における制御部310は、第2ユーザとの連絡を希望することを示す連絡希望データを情報処理装置200に送信する(アクティビティA240)。本実施形態では、第1ユーザは、第2ユーザとの連絡を希望しているものとする。
【0065】
アクティビティA240では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)入力部340は、第1ユーザから、第2ユーザとの連絡を希望する旨の入力操作を受け付ける。(2)制御部310は、通信部350を介して、連絡希望データを情報処理装置200に送信する。
【0066】
続いて、情報処理装置200における制御部210(受付部211)は、送信された連絡希望データを受け付ける(アクティビティA250)。ここで、受付部211は、第1ユーザ及び第2ユーザから、ビデオチャット等で会話を実施した相手との連絡を希望することを示す連絡希望データを受け付け可能に構成される。
【0067】
アクティビティA250では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、連絡希望データをユーザ端末300から受信する。(2)制御部210は、受信された連絡希望データを記憶部220に記憶させる。
【0068】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、第1ユーザ及び第2ユーザの双方から連絡希望データを受け付けたか否かを判定する(アクティビティA260)。
【0069】
アクティビティA260では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された、各ユーザの連絡希望データを読み出す。(2)制御部210は、判定処理を実行し、第1ユーザからの連絡希望データ及び第2ユーザからの連絡希望データの双方を受け付けたか否かを判定する。
【0070】
続いて、情報処理装置200における制御部210(通知部213)は、第1ユーザ及び第2ユーザの双方からの連絡希望データが受け付けられると、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報を第1ユーザに通知する(アクティビティA270)。ここで、第2ユーザの連絡先は、プライベートの連絡先(第2ユーザの電話番号、メールアドレス等)であってもよく、情報処理装置200から割り当てられた連絡先(情報処理装置200を介してメッセージのやり取りが可能)であってもよい。
【0071】
アクティビティA270では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶されたテキストチャット機能を有効化する。(2)制御部210は、通信部250を介して、ユーザ端末300と第2ユーザの端末との間のテキストチャットの通信を可能にするように制御する。この情報処理により、第1ユーザと第2ユーザとが連絡先を交換することができる。
【0072】
4.画面例
第4節では、本実施形態の画面例について説明する。情報処理装置200は、マッチングアプリを通じて、マッチングサービスを提供するものとする。本実施形態の「タップ操作」は、タップ操作及びクリック操作を含むものとする。
【0073】
図6は、ホーム画面の画面例を示す図である。画面400には、プロフィール入力ボタン401、希望条件入力ボタン402、紹介希望日入力ボタン403、マッチング結果参照ボタン404及びメッセージボタン405が表示されている。
【0074】
プロフィール入力ボタン401は、第1ユーザのプロフィールを入力させるためのボタンである。プロフィール入力ボタン401は、タップ操作をされることにより、図7に示す画面410に遷移させる。
【0075】
希望条件入力ボタン402は、紹介されることを希望する相手(第2ユーザ)への希望条件を入力するためのボタンである。希望条件入力ボタン402は、タップ操作をされることにより、図8に示す画面420に遷移させる。
【0076】
紹介希望日入力ボタン403は、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程を入力するためのボタンである。紹介希望日入力ボタン403は、タップ操作をされることにより、図9に示す画面430に遷移させる。
【0077】
マッチング結果参照ボタン404は、第2ユーザとのマッチング結果を参照するためのボタンである。マッチング結果参照ボタン404は、タップ操作をされることにより、図10に示す画面440に遷移させる。
【0078】
メッセージボタン405は、紹介された相手とのメッセージのやり取りをするためのボタンである。メッセージボタン405は、タップ操作をされることにより、図13に示す画面470に遷移させる。
【0079】
図7は、第1ユーザによるプロフィール入力に関する画面例を示す図である。画面410には、入力ボックス411、選択ボックス412、選択ボックス413、選択ボックス414、入力ボックス415及び次へボタン416が表示されている。
【0080】
入力ボックス411は、第1ユーザのニックネームを入力するための入力ボックスである。ニックネームは、第2ユーザとのやり取りに使用される。画面410では、第1ユーザのニックネームとして「mi」と入力されている。
【0081】
選択ボックス412は、第1ユーザの性別を選択するための選択ボックスである。性別は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。画面410では、第1ユーザの性別は「男性」と選択されている。
【0082】
選択ボックス413は、第1ユーザの年齢を選択するための選択ボックスである。年齢は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。画面410では、第1ユーザの性別は「42歳」と選択されている。
【0083】
選択ボックス414は、第1ユーザの年収を選択するための選択ボックスである。年収は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。画面410では、第1ユーザの年収は「800万円」と選択されている。
【0084】
入力ボックス415は、第1ユーザの趣味を入力するための入力ボックスである。入力ボックス415には、複数の趣味が入力されてもよい。画面410では、第1ユーザの趣味は「読書」と選択されている。
【0085】
次へボタン416は、画面410に表示された入力ボックスへの入力又は選択ボックスでの選択が完了された際に画面410から次の画面に遷移させるためのボタンである。次へボタン416は、タップ操作をされることにより、画面410から画面420に遷移させる。
【0086】
図8は、第1ユーザによる紹介相手(第2ユーザ)への希望条件を入力するための画面例を示す図である。画面420には、選択ボックス421、選択ボックス422、選択ボックス423、入力ボックス424及びOKボタン425が表示されている。
【0087】
選択ボックス421は、第1ユーザが希望する第2ユーザの性別を選択するための選択ボックスである。性別は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。選択ボックス421では、第2ユーザの性別は「女性」と選択されている。
【0088】
選択ボックス422は、第1ユーザが希望する第2ユーザの年齢を選択するための選択ボックスである。年齢は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。選択ボックス422では、第2ユーザの年齢は「35歳~39歳」と選択されている。
【0089】
選択ボックス423は、第1ユーザが希望する第2ユーザの年収を選択するための選択ボックスである。年収は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。選択ボックス423では、第2ユーザの年収は「400万円以上」と選択されている。
【0090】
入力ボックス424は、第1ユーザが希望する第2ユーザの居住地域を入力するための入力ボックスである。居住地域は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。入力ボックス424では、第2ユーザの居住地域は「気にしない」と入力されている。
【0091】
OKボタン425は、第2ユーザへの希望条件の入力を終了させるためのボタンである。OKボタン425は、タップ操作をされることにより、第2ユーザへの希望条件が確定され、画面420から画面430に遷移させる。
【0092】
図9は、紹介されることを希望する希望日程を選択するための画面例を示す図である。画面430には、領域431、領域432及びOKボタン434が表示されている。
【0093】
領域431は、保有チケットの枚数が表示された領域である。保有チケットの枚数は、選択可能な希望日程の数に対応している。例えば、保有チケットの枚数が3枚である場合、選択可能な希望日程は3日(3枠)となる。
【0094】
領域432は、選択可能な希望日程が表示された領域である。領域432に表示された希望日程は、情報処理装置200から提示された日程であってもよい。領域432では、「7/21(木)20:00~20:30」が選択されている。
【0095】
OKボタン434は、希望日程の選択を終了させるためのボタンである。OKボタン434は、タップ操作をされることにより、紹介の希望日程が確定され、画面430から画面400に遷移させる。
【0096】
図10は、マッチング結果が表示された画面例を示す図である。画面440には、領域441、領域442、キャンセルボタン443、キャンセルボタン444及びOKボタン445が表示されている。
【0097】
領域441は、マッチング相手(第2ユーザ)が表示される領域である。領域441には、7/21(木)20:00~20:05の5分間、第2ユーザ「non」とのビデオチャットが予定されていることが表示されている。
【0098】
領域442は、領域441とは別のマッチング相手(第2ユーザ)が表示される領域である。領域442には、7/21(木)20:10~20:15の5分間、第2ユーザ「mei」とのビデオチャットが予定されていることが表示されている。
【0099】
キャンセルボタン443は、領域441に表示されたユーザとのビデオチャットをキャンセルするためのボタンである。キャンセルボタン443は、タップ操作をされることにより、ユーザ「non」とのビデオチャットをキャンセルする処理が実行される。
【0100】
キャンセルボタン444は、領域442に表示されたユーザとのビデオチャットをキャンセルするためのボタンである。キャンセルボタン444は、タップ操作をされることにより、ユーザ「mei」とのビデオチャットをキャンセルする処理が実行される。
【0101】
なお、キャンセルは、例えば、ビデオチャット開始時間の24時間前までに行うことができる。
【0102】
OKボタン445は、マッチング結果の参照を終了させるためのボタンである。OKボタン445は、タップ操作をされることにより、画面440から画面400に遷移させる。
【0103】
図11は、ビデオチャットの実施画面の例を示す図である。画面450には、通話ボタン451、領域452、領域453及び領域454が表示されている。
【0104】
通話ボタン451は、第2ユーザとビデオチャットを開始させるためのボタンである。通話ボタン451がタップ操作をされる前は、領域453には何も表示されていない。通話ボタン451は、タップ操作をされることにより、領域453に第2ユーザが表示され、音声の通信が可能となるように制御される。
【0105】
領域452は、ユーザ端末300の所有者自身の映像が表示される領域である。領域452には、第1ユーザ「mi」の映像が表示されている。
【0106】
領域453は、第2ユーザの映像が表示される領域である。領域453は、通話ボタン451のタップ操作により、第2ユーザの映像が表示される。領域453には、第2ユーザ「non」の映像が表示されている。
【0107】
領域454は、ビデオチャット相手のニックネーム、及びビデオチャットの残り時間が表示される領域である。領域454では、第2ユーザのニックネーム「non」の表示、及び残り時間「4分38秒」である旨が表示されている。
【0108】
図12は、ビデオチャット後の感想入力の画面例を示す図である。画面460には、入力ボックス461、入力ボックス462、入力ボックス463、選択ボックス464、領域465及びOKボタン466が表示されている。
【0109】
入力ボックス461は、第2ユーザ「non」とのビデオチャットの全体的な満足度を入力するための入力ボックスである。全体的な満足度は、領域465に示されるように、数字で入力されるように構成されてもよい。全体的な満足度は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。入力ボックス461では、全体的な満足度として「9」と入力されている。
【0110】
入力ボックス462は、第2ユーザ「non」の容姿の満足度を入力するための入力ボックスである。容姿の満足度は、領域465に示されるように、数字で入力されるように構成される。容姿の満足度は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。入力ボックス462では、容姿の満足度として「8」と入力されている。
【0111】
入力ボックス463は、第2ユーザ「non」の印象及び雰囲気の満足度を入力するための入力ボックスである。印象及び雰囲気の満足度は、領域465に示されるように、数字で入力されるように構成されてもよい。容姿の満足度は、文字入力により入力されるように構成されてもよく、プルダウンメニューから選択されるように構成されてもよい。入力ボックス463では、印象及び雰囲気の満足度として「9」と入力されている。
【0112】
選択ボックス464は、第2ユーザ「non」との連絡希望を選択するための選択ボックスである。選択ボックス464には、一例として、「はい」及び「いいえ」が表示され、それぞれにチェックボックスが表示されている。選択ボックス464では、連絡希望として「はい」が選択されている。
【0113】
領域465は、入力ボックス461、入力ボックス462及び入力ボックス463での満足度の入力を案内するための領域である。領域465には、各満足度として0から10の数字を入力することを案内している。
【0114】
OKボタン466は、ビデオチャット後の感想入力を終了するためのボタンである。OKボタン466は、タップ操作をされることにより、画面460から画面400に遷移させる。
【0115】
図13は、マッチングが成立した後のメッセージのやり取りの画面例を示す図である。画面470には、領域471及び入力ボックス472が表示されている。
【0116】
領域471は、第1ユーザと第2ユーザとのメッセージのやり取りが表示される領域である。領域471では、一例として、第1ユーザ「mi」と第2ユーザ「non」とのメッセージのやり取りが表示されている。
【0117】
入力ボックス472は、第2ユーザへのメッセージを入力するための入力ボックスである。入力ボックス472は、文字入力後に送信ボタンをタップ操作することにより、メッセージを第2ユーザに送信する。
【0118】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0119】
本実施形態の態様は、プログラムであってもよい。このプログラムは、情報処理装置200の各部としてコンピュータを機能させる。
【0120】
第1変形例として、制御部210は、各種データ及び各種情報について記憶部220に書き出し処理(記憶処理)及び読み出し処理をしているが、これに限られず、例えば、制御部210内のレジスタやキャッシュメモリ等を使用して、各アクティビティの情報処理を実行してもよい。
【0121】
第2変形例として、情報処理装置200は、恋愛のマッチングに限られることなく、他の目的のマッチングにも適用可能である。例えば、英語教育における先生と生徒のマッチング、企業と外部専門家とのマッチング等にも適用可能である。
【0122】
次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0123】
(1)情報処理システムであって、受付部と、選定部と、通知部とを備え、前記受付部は、第1ユーザが第2ユーザを紹介されることを希望する日程を示す希望日程に関するデータと、前記第2ユーザへの希望条件を示す希望条件に関するデータとを受け付け、前記第1ユーザは、複数のユーザのうち任意のユーザを示し、前記第2ユーザは、前記複数のユーザのうち前記第1ユーザ以外のユーザを示し、前記選定部は、前記希望日程に関するデータと、前記希望条件に関するデータとに基づいて、前記第2ユーザを選定し、前記第2ユーザは、前記希望日程においてネットワークを介して前記第1ユーザと会話が可能な者であって、前記希望条件と前記第2ユーザの条件との差分が基準以下の者であり、前記通知部は、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザに通知する、情報処理システム。
【0124】
このような態様によれば、日程調整の手間を省くことが可能であるとともに、ユーザの希望に近い相手を紹介することができる。
【0125】
(2)上記(1)に記載の情報処理システムにおいて、前記第2ユーザに関する情報は、前記第1ユーザとの会話が可能な日時を含み、前記第2ユーザの個人情報を含まない情報である、情報処理システム。
【0126】
このような態様によれば、相手の詳細なプロフィールを見て吟味するのではなく、相手とまず会話をしてみる体験を提供することができる。
【0127】
(3)上記(1)又は(2)に記載の情報処理システムにおいて、前記受付部は、前記第1ユーザが第1所定条件を満たす場合に、前記希望日程に関するデータを受け付け可能に構成される、情報処理システム。
【0128】
このような態様によれば、マッチング組数を調整するための母数を確定させることで、マッチングが不成立のユーザ数を減少させることができる。
【0129】
(4)上記(1)から(3)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記選定部は、第2所定条件に基づいて、選定する前記第2ユーザの人数を調整する、情報処理システム。
【0130】
このような態様によれば、マッチング組数を調整して、マッチングが不成立のユーザ数を減少させることができる。
【0131】
(5)上記(1)から(4)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記会話は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間のビデオチャットで実施される、情報処理システム。
【0132】
このような態様によれば、プロフィールを知らない状態で会話を開始した相手の表情や仕草を確認しながら、相手を吟味する体験を提供することができる。
【0133】
(6)上記(1)から(5)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記受付部は、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザから、前記会話を実施した相手との連絡を希望することを示す連絡希望データを受け付け可能に構成され、前記通知部は、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの双方からの前記連絡希望データが受け付けられると、前記第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報を前記第1ユーザに通知する、情報処理システム。
【0134】
このような態様によれば、会話した相手を気に入った場合に、継続して相手とのやり取りをする機会を提供することができる。
【0135】
(7)上記(1)から(6)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、提示部を備え、前記提示部は、地域に応じて、前記第2ユーザを紹介可能な前記希望日程の候補日に関するデータを提示する、情報処理システム。
【0136】
このような態様によれば、地域毎のユーザ数に応じて紹介の機会を提供可能であるため、マッチングが不成立のユーザ数を減少させることができる。
【0137】
(8)上記(7)に記載の情報処理システムにおいて、前記提示部は、任意の地域を示す第1地域に対応する前記候補日と、前記第1地域とは異なる地域を示す第2地域に対応する前記候補日とを重複させる、情報処理システム。
【0138】
このような態様によれば、遠距離の相手とのマッチングを希望するユーザ同士でマッチングさせる機会を提供することができる。
【0139】
(9)上記(1)から(8)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記第2ユーザは、前記第1ユーザの恋愛対象の候補である、情報処理システム。
【0140】
このような態様によれば、恋愛のマッチングの場を提供することができる。
【0141】
(10)プログラムであって、上記(1)から(9)までの何れか1つに記載の情報処理システムの各部としてコンピュータを機能させる、プログラム。
【0142】
このような態様によれば、日程調整の手間を省くことが可能であるとともに、ユーザの希望に近い相手を紹介することができる。
【0143】
(11)情報処理方法であって、上記(1)から(9)までの何れか1つに記載の情報処理システムの各部としてコンピュータにより実行される、情報処理方法。
【0144】
このような態様によれば、日程調整の手間を省くことが可能であるとともに、ユーザの希望に近い相手を紹介することができる。
もちろん、この限りではない。
【符号の説明】
【0145】
100 :情報処理システム
200 :情報処理装置
210 :制御部
211 :受付部
212 :選定部
213 :通知部
214 :提示部
220 :記憶部
250 :通信部
260 :通信バス
300 :ユーザ端末
310 :制御部
320 :記憶部
330 :表示部
340 :入力部
350 :通信部
360 :通信バス
400 :画面
401 :プロフィール入力ボタン
402 :希望条件入力ボタン
403 :紹介希望日入力ボタン
404 :マッチング結果参照ボタン
405 :メッセージボタン
410 :画面
411 :入力ボックス
412 :選択ボックス
413 :選択ボックス
414 :選択ボックス
415 :入力ボックス
416 :ボタン
420 :画面
421 :選択ボックス
422 :選択ボックス
423 :選択ボックス
424 :入力ボックス
425 :OKボタン
430 :画面
431 :領域
432 :領域
434 :OKボタン
440 :画面
441 :領域
442 :領域
443 :キャンセルボタン
444 :キャンセルボタン
445 :OKボタン
450 :画面
451 :通話ボタン
452 :領域
453 :領域
454 :領域
460 :画面
461 :入力ボックス
462 :入力ボックス
463 :入力ボックス
464 :選択ボックス
465 :領域
466 :OKボタン
470 :画面
471 :領域
472 :入力ボックス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13