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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024026788
(43)【公開日】2024-02-28
(54)【発明の名称】照明制御装置
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/175 20200101AFI20240220BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20240220BHJP
【FI】
H05B47/175
H05B47/105
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024004771
(22)【出願日】2024-01-16
(62)【分割の表示】P 2019215962の分割
【原出願日】2019-11-29
(31)【優先権主張番号】P 2019115374
(32)【優先日】2019-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】505455945
【氏名又は名称】コイズミ照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】岩村 祐輔
(57)【要約】
【課題】照明器具の調光レベルと調色レベルとをユーザーが容易に変更できる照明制御装置を提供する。
【解決手段】照明制御装置Cは、照明器具Bを制御する。照明制御装置Cは、照明操作部11を備える。照明操作部11は、複数の動作モードで動作可能である。複数の動作モードは、調光モードと、調色モードとを含む。照明操作部11の動作モードが調光モードのとき、照明操作部11が照明器具Bの調光レベルを変更する指示を受け付ける。照明操作部11の動作モードが調色モードのとき、照明操作部11が照明器具Bの調色レベルを変更する指示を受け付ける。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明器具を制御する照明制御装置であって、
前記照明器具の調光レベルを示す調光レベル情報を表示する調光レベル表示部と、
タッチ操作可能なタッチパネルで構成されており、前記照明器具の調光レベルを変更する指示を受け付ける照明操作部と、
前記調光レベル表示部を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、タッチ操作により変更された前記照明器具の調光レベルに応じた調光レベル情報を表示するように、前記調光レベル表示部を制御する、照明制御装置。
【請求項2】
前記調光レベル表示部は、複数の光源を含み、
前記複数の光源の各々は、第1所定輝度、及び前記第1所定輝度よりも高い第2所定輝度のうちのいずれかの輝度で点灯、又は点滅し、
前記照明器具の調光レベルに応じて、前記制御部は、前記第1所定輝度で点灯、又は点滅するように、前記複数の光源のうち少なくとも1つの光源を制御し、前記第2所定輝度で点灯、又は点滅するように、他の光源を制御する、請求項1に記載の照明制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記照明器具の調光レベルに応じて、前記複数の光源のうちで、前記第1所定輝度で点灯、又は点滅する光源の個数と、前記第2所定輝度で点灯、又は点滅する光源の個数との比率を変更する、請求項2に記載の照明制御装置。
【請求項4】
前記照明操作部が所定の操作を受け付けた場合、前記制御部は、前記調光レベル情報を表示するように、前記調光レベル表示部を制御する、請求項2又は請求項3に記載の照明制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の壁取付用スイッチは、操作領域と、信号処理部とを備える。操作領域がタップ操作されることで、照明負荷を点灯させる点灯操作、及び、消灯させる消灯操作が行われる。操作領域がスライド操作されることで、照明負荷の調光レベルが変更される。信号処理部は、照明負荷の点灯中にタップ操作を検出すると、所定の遅延時間が経過した時点で照明負荷を消灯させる。信号処理部は、照明負荷を消灯させるためのタップ操作時から遅延時間が経過するまでの間にスライド操作を検出すると、照明負荷の調光レベルを変更させ、遅延時間の経過後も照明負荷を点灯させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-120208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の壁取付用スイッチによっては、照明負荷の調色レベルを変更できない。そのため、調色レベルを変更するには、発光色が異なる複数の光源のそれぞれの調光レベルを変更するために、複数の壁取付用スイッチを用意しなければならない。その結果、ユーザーは、照明負荷(照明器具)の調光レベル及び調色レベルを変更する際、複数の壁取付用スイッチを用いなければならず、煩雑であった。
【0005】
本発明は、照明器具の調光レベルをユーザーが容易に変更できる照明制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に開示する照明制御装置は、照明器具を制御する。前記照明制御装置は、調光レベル表示部と、照明操作部と、制御部とを備える。前記調光レベル表示部は、前記照明器具の調光レベルを示す調光レベル情報を表示する。前記照明操作部は、前記照明器具の調光レベルを変更する指示を受け付ける。前記制御部は、前記調光レベル表示部を制御する。前記照明操作部は、タッチ操作可能なタッチパネルで構成されている。前記制御部は、タッチ操作により変更された調光レベルに応じた前記照明器具の調光レベル情報を表示するように、前記調光レベル表示部を制御する、照明制御装置。
【0007】
前記調光レベル表示部は、複数の光源を含むことが好ましい。前記複数の光源の各々は、第1所定輝度、及び前記第1所定輝度よりも高い第2所定輝度のうちのいずれかの輝度で点灯、又は点滅することが好ましい。前記制御部は、前記照明器具の調光レベルに応じて、前記第1所定輝度で点灯、又は点滅するように、前記複数の光源のうち少なくとも1つの光源を制御し、前記第2所定輝度で点灯、又は点滅するように、他の光源を制御することが好ましい。
【0008】
前記制御部は、前記照明器具の調光レベルに応じて、前記複数の光源のうちで、前記第1所定輝度で点灯、又は点滅する光源の個数と、前記第2所定輝度で点灯、又は点滅する光源の個数との比率を変更することが好ましい。
【0009】
前記照明操作部が所定の操作を受け付けた場合、前記制御部は、前記調光レベル情報を表示するように、前記調光レベル表示部を制御することが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、照明器具の調光レベルと調色レベルとをユーザーが容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1実施形態に係る照明システムの構成を示すブロック図である。
図2】照明制御装置を示す図である。
図3図2に示す照明制御装置のIII-III断面図である。
図4】操作部を示す図である。
図5】第1表示状態の表示部を示す図である。
図6】第2表示状態の表示部を示す図である。
図7】第3表示状態の表示部を示す図である。
図8】第4表示状態の表示部を示す図である。
図9】第5表示状態の表示部を示す図である。
図10】第6表示状態の表示部を示す図である。
図11】第7表示状態の表示部を示す図である。
図12】照明制御装置の動作の一例を示す第1フロー図である。
図13】照明制御装置の動作の一例を示す第2フロー図である。
図14】照明制御装置の動作の一例を示す第3フロー図である。
図15】本発明の第2実施形態に係る照明制御装置を示す図である。
図16】(a)~(d)本発明の第3実施形態に係る照明制御装置を示す図である。
図17】(a)~(d)本発明の第4実施形態に係る照明制御装置を示す図である。
図18】(a)~(d)本発明の第5実施形態に係る照明制御装置を示す図である。
図19】本発明の第6実施形態に係る照明制御装置を示す図である。
図20】本発明の第7実施形態に係る照明制御装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0013】
[第1実施形態]
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る照明システムAについて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る照明システムAの構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、照明システムAは、照明器具Bと、照明制御装置Cとを備える。
【0015】
照明器具Bは、ダウンライト、又はスポットライトのような光を照らす器具である。照明器具Bは、光源B1を含む。光源B1は、光を出射する。光源B1は、例えば、部屋の天井に設置され、天井から室内に光を出射する。光源B1は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子のような発光素子を含む。
【0016】
照明制御装置Cは、照明器具Bを制御する。照明制御装置Cは、操作部10と、表示部20と、接続部30と、記憶部40と、制御部50とを備える。照明制御装置Cは、例えば調光調色コントローラーである。
【0017】
操作部10は、照明器具Bに対する指示である照明指示を受け付ける。照明指示は、例えば、照明器具Bの電源をオン又はオフにする指示、光源B1の調光レベルを変更する指示、及び、光源B1の調色レベルを変更する指示を含む。
【0018】
第1実施形態では、操作部10は、タッチパネルで構成される。ユーザーは、タッチパネルである操作部10に対し、タップ操作、及びスワイプ操作のようなタッチ操作を行うことで照明指示を入力する。タップ操作は、タッチパネルをタッチした後すぐにタッチを解除する操作である。スワイプ操作は、タッチパネルを指等でタッチした状態で指等をスライドさせる操作である。
【0019】
表示部20は、例えば、照明器具Bの電源がオン又はオフであることを示す情報、及び、操作部10が受け付けた照明指示を示す情報を表示する。
【0020】
接続部30は、制御部50と照明器具Bとを接続する。なお、接続部30は、制御部50と照明器具Bとを有線接続してもよく、又は、無線接続してもよい。制御部50と照明器具Bとが有線接続される場合、接続部30は、例えば、信号線が接続される接続ポートで構成される。この場合、制御部50と照明器具Bとが、信号線を介して接続される。また、制御部50と照明器具Bとが無線接続される場合、接続部30は、例えば、LANボードのような通信モジュール(通信機器)で構成される。この場合、制御部50と照明器具Bとが、Wifi(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)により接続される。制御部50は、接続部30を介して照明器具Bと通信することで、照明器具Bを制御する。
【0021】
記憶部40は、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置(例えば、半導体メモリー)を含み、補助記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)をさらに含んでもよい。記憶部40は、制御部50によって実行される種々のコンピュータープログラムを記憶する。
【0022】
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)及びMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部50は、記憶部40に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、照明制御装置Cの各要素を制御する。
【0023】
次に、図1図2及び図3を参照して、照明制御装置Cについて説明する。図2は、照明制御装置Cを示す図である。図3は、図2に示す照明制御装置CのIII-III断面図である。
【0024】
図1図2及び図3に示すように、照明制御装置Cの表示部20は、表示パターンフィルム21と、複数の光源28とを含む。
【0025】
図2において、複数の光源28は、表示パターンフィルム21の裏側に配置される。図3に示すように、複数の光源28は、操作部10を介して表示パターンフィルム21と対向配置される。複数の光源28の各々は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子のような発光素子を含む。複数の光源28は、回路基板60上に配置される。
【0026】
図1図2及び図3に示すように、複数の光源28は、光源28Vと、光源28Wと、光源281~光源286と、光源28a~光源28fとを含む。
【0027】
第1実施形態では、光源28V、光源28W、及び光源281~光源286は、白色の光を発する。光源28a~光源28cは、高い色温度(例えば青色)の光を発する。光源28d~光源28fは、光源28a~光源28cよりも低い色温度(例えば橙色)の光を発する。
【0028】
照明制御装置Cの表示部20は、電源表示部22と、モード表示部23と、操作表示部24と、切替表示部25とをさらに含む。
【0029】
電源表示部22と、モード表示部23と、操作表示部24と、切替表示部25とは、表示パターンフィルム21上に形成される記号である。
【0030】
表示パターンフィルム21のうち、電源表示部22、モード表示部23、操作表示部24、及び、切替表示部25の各々が形成される領域は、光を透過する。電源表示部22、モード表示部23、操作表示部24、及び、切替表示部25の各々は、例えば、白色又は灰色に形成される。これに対し、表示パターンフィルム21のうち、電源表示部22、モード表示部23、操作表示部24、及び、切替表示部25が形成される領域以外の領域21aは、光を透過しない。領域21aは、例えば、黒色に形成される。なお、第1実施形態では、黒色の領域21aを白色で表現している。
【0031】
電源表示部22は、表示パターンフィルム21上において、電源ボタンの記号で表される。電源表示部22は、表示パターンフィルム21の中央部に配置される。電源表示部22は、操作部10を介して光源28Wと対向する(図3参照)。光源28Wから発せられた光は、電源表示部22を透過する。その結果、電源表示部22が点灯する。電源表示部22は、光源28Wからの光により、白色に点灯する。
【0032】
モード表示部23は、表示パターンフィルム21上において、矢先の形状に形成された記号で表される。モード表示部23は、第1モード表示部231と、第2モード表示部232とを含む。第1モード表示部231と第2モード表示部232とは、所定方向Xに沿って間隔を空けて配置される。モード表示部23は、照明操作部11の現在の動作モードを示す情報を表示する。照明操作部11の動作モードの説明は後述する。
【0033】
第1モード表示部231と第2モード表示部232との間には、電源表示部22が配置される。第1モード表示部231は、電源表示部22に対して、所定方向Xの一方側に配置される。第2モード表示部232は、電源表示部22に対して、所定方向Xの他方側に配置される。
【0034】
第1モード表示部231は、操作部10を介して光源281及び光源28aと対向する。第1モード表示部231は、光源281からの光を透過させることで白色に点灯し、光源28aからの光を透過させることで青色に点灯する。第2モード表示部232は、操作部10を介して光源286及び光源28fと対向する。第2モード表示部232は、光源286からの光を透過させることで白色に点灯し、光源28fからの光を透過させることで橙色に点灯する。
【0035】
操作表示部24は、表示パターンフィルム21上において、円形の記号で表される。操作表示部24は、第1操作表示部241と、第2操作表示部242と、第3操作表示部243と、第4操作表示部244とを含む。
【0036】
第1操作表示部241及び第2操作表示部242は、電源表示部22と第1モード表示部231との間に配置され、所定方向Xに沿って並んでいる。第1操作表示部241は、操作部10を介して光源282及び光源28bと対向する。第1操作表示部241は、光源282からの光を透過させることで白色に点灯し、光源28bからの光を透過させることで青色に点灯する。第2操作表示部242は、操作部10を介して光源283及び光源28cと対向する。第2操作表示部242は、光源283からの光を透過させることで白色に点灯し、光源28cからの光を透過させることで青色に点灯する。
【0037】
第3操作表示部243及び第4操作表示部244は、電源表示部22と第2モード表示部232との間に配置され、所定方向Xに沿って並んでいる。第3操作表示部243は、操作部10を介して光源284及び光源28dと対向する。第3操作表示部243は、光源284からの光を透過させることで白色に点灯し、光源28dからの光を透過させることで橙色に点灯する。第4操作表示部244は、操作部10を介して光源285及び光源28eと対向する。第4操作表示部244は、光源285からの光を透過させることで白色に点灯し、光源28eからの光を透過させることで橙色に点灯する。
【0038】
切替表示部25は、表示パターンフィルム21上において、円形の記号で表される。切替表示部25は、表示パターンフィルム21上の隅部に配置される。切替表示部25は、操作部10を介して光源28Vと対向する。切替表示部25は、光源28Vからの光を透過させることで白色に点灯する。
【0039】
表示部20は、第1マーク26aと、一対の第2マーク26bと、第3マーク26cとをさらに含む。第1マーク26aと、一対の第2マーク26bと、第3マーク26cとは、表示パターンフィルム21上に形成される。第1マーク26aと、一対の第2マーク26bと、第3マーク26cとは、表示パターンフィルム21の黒色の領域21aとは異なる色に形成され、例えば、白色に形成される。
【0040】
第1マーク26aは、環状に形成され、切替表示部25を囲んでいる。表示パターンフィルム21上に第1マーク26aが形成されることで、ユーザーによる切替表示部25の視認性を向上させることができる。
【0041】
一対の第2マーク26bの各々は、略線分状に形成される。一対の第2マーク26bの間には、電源表示部22が配置される。表示パターンフィルム21上に第2マーク26bが形成されることで、ユーザーによる電源表示部22の視認性を向上させることができる。
【0042】
第3マーク26cは、略矩形状に形成され、電源表示部22と、モード表示部23と、操作表示部24と、切替表示部25とを囲んでいる。
【0043】
次に、図1図3及び図4を参照して、操作部10についてさらに説明する。図4は、操作部10を示す図である。なお、図4図7図8図10、及び図11において、表示部20の構成を明確に表現するために、表示部20に対する手のサイズを、実際のサイズよりも小さく描いている。
【0044】
図1図3及び図4に示すように、操作部10は、例えば、抵抗膜式、静電容量式、又は光学式の透過型タッチパネルである。操作部10上には表示パターンフィルム21が配置されている。操作部10は、表示パターンフィルム21を介してタッチ操作されることで、照明器具Bに対する指示を受け付ける。
【0045】
以下では、表示パターンフィルム21を介して操作部10がタッチ操作されることを、単に、操作部10がタッチ操作されることと記載することがある。
【0046】
操作部10は、照明操作部11と、切替操作部12とを含む。
【0047】
照明操作部11は、複数の動作モードで動作可能である。
【0048】
複数の動作モードは、待機モードと、調光モードと、調色モードとを含む。
【0049】
待機モードは、照明器具Bの電源がオフのときの照明操作部11の動作モードである。調光モード、及び調色モードの各々は、照明器具Bの電源がオンのときの照明操作部11の動作モードである。
【0050】
照明操作部11が調光モードのとき、照明操作部11は、照明器具Bの調光レベルを変更する指示を受け付ける。照明器具Bの調光レベルは、詳細には、照明器具Bの光源B1から発せられる光の調光レベルを示す。照明操作部11が調色モードのとき、照明操作部11は、照明器具Bの調色レベルを変更する指示を受け付ける。照明器具Bの調色レベルは、詳細には、照明器具Bの光源B1から発せられる光の調色レベルを示す。
【0051】
照明操作部11は、第1操作部11aと、第2操作部11bと、第3操作部11cと、第4操作部11dと、第5操作部11eとを含む。
【0052】
第1操作部11a~第5操作部11eは、第1操作部11a~第5操作部11eの順番に、所定方向Xに沿って並んでいる。
【0053】
第1操作部11aは、第1モード表示部231と対向配置される。第2操作部11bは、第1操作表示部241及び第2操作表示部242と対向配置される。第3操作部11cは、電源表示部22と対向配置される。第4操作部11dは、第3操作表示部243及び第4操作表示部244と対向配置される。第5操作部11eは、第2モード表示部232と対向配置される。
【0054】
切替操作部12は、照明操作部11の動作モードを、複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに切り替える。第1実施形態では、切替操作部12は、照明操作部11の動作モードを、調光モード、及び調色モードのうちのいずれかに切り替える。切替操作部12は、操作部10の隅部に配置され、第1操作部11a及び第2操作部11bの各々と隣り合う。切替操作部12は、切替表示部25と対向配置される。
【0055】
続いて、図4を参照して、ユーザーが操作部10に対して行う操作について説明する。
【0056】
図4に示すように、照明器具Bの電源がオフの状態で、ユーザーが手H1で第3操作部11cに対しタップ操作Z1を行うことで、照明器具Bの電源がオンになる。照明器具Bの電源がオンのとき、光源B1が点灯する。また、照明器具Bの電源がオンの状態で、ユーザーが手H1で第3操作部11cをタップ操作Z1することで、照明器具Bの電源がオフになる。照明器具Bの電源がオフのとき、光源B1が消灯する。なお、照明器具Bの電源がオンになったときの調光レベル及び調色レベルは、例えば、前回照明器具Bの電源がオフになったときの直前のレベルである。つまり、照明制御装置Cは、照明器具Bの電源をオフにする操作が行われると、その操作時点の調光レベル及び調色レベルを記憶部40に記憶する。また、照明制御装置Cは、照明器具Bの電源をオンにする操作が行われると、記憶部40に記憶されている調光レベル及び調色レベルを読み出す。
【0057】
第3操作部11cは、本発明の電源操作部の一例である。第3操作部11cに対するタップ操作Z1は、本発明の第1操作の一例である。
【0058】
照明器具Bの電源がオンの状態で、ユーザーが手H2で切替操作部12をタップ操作Z2する毎に、照明操作部11の動作モードが、調光モードと、調色モードとの間で交互に切り替わる。
【0059】
照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、ユーザーが手H3で、第1スワイプ操作Z3を行うことで、照明器具B(図1参照)の調光レベルが上がる。第1スワイプ操作Z3は、第1操作部11a~第5操作部11eのうちの少なくとも2つの操作部に亘って、所定方向Xの一方側へスワイプ操作が行われることを示す。調光レベルが上がることは、光源B1から発せられる光の明るさが増すことを示す。
【0060】
これに対し、照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、ユーザーが手H4で、第2スワイプ操作Z4を行うことで、照明器具B(図1参照)の調光レベルが下がる。第2スワイプ操作Z4は、第1操作部11a~第5操作部11eのうちの少なくとも2つの操作部に亘って、所定方向Xの他方側へスワイプ操作が行われることを示す。調光レベルが下がることは、光源B1から発せられる光の明るさが減少することを示す。
【0061】
調光レベルは、例えば、20段階に設定されている。そして、照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、第1操作部11a~第5操作部11eのうちのn個の操作部に亘って第1スワイプ操作Z3が行われることで、調光レベルが(n-1)段階上がる。これに対し、照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、第1操作部11a~第5操作部11eのうちのn個の操作部に亘って第2スワイプ操作Z4が行われることで、調光レベルが(n-1)段階下がる。nは、2以上、5以下の自然数である。
【0062】
照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、ユーザーが手H5で第3操作部11cに対しダブルタップ操作Z5を行う度に、調光レベルが所定の順番で変化する。調光レベルが所定の順番で変化することは、調光レベルが上記した5段階よりも大まかに変化することを示す。ダブルタップ操作Z5は、タップ操作を連続して2回行う操作である。
【0063】
第1実施形態では、照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、第3操作部11cに対しダブルタップ操作Z5が行われる度に、光源B1が消灯した状態、光源B1が100%の明るさで点灯している状態、光源B1が50%の明るさで点灯している状態、及び、光源B1が常夜灯の明るさで点灯している状態の順番に変化し、順番の最後までいくと順番の最初に戻ってループする。
【0064】
第3操作部11cに対するダブルタップ操作Z5により、調光レベルが所定の順番で変化するように構成することで、調光レベルを細かく調整することまで必要とせず、調光レベルを大まかに調整できればよいとするユーザーのニーズにも対応することができる。
【0065】
第3操作部11cに対するダブルタップ操作Z5は、本発明の第2操作の一例である。
【0066】
照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、ユーザーが手H3で、第1スワイプ操作Z3を行うことで、光源B1(図1参照)の調色レベルが上がる。調色レベルが上がることは、光源B1から発せられる光の寒色の度合が増して、光の色温度が高くなることを示す。
【0067】
これに対し、照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、ユーザーが手H4で、第2スワイプ操作Z4を行うことで、照明器具B(図1参照)の調色レベルが下がる。調色レベルが下がることは、光源B1から発せられる光の暖色の度合が増して、光の色温度が低くなることを示す。
【0068】
調色レベルは、例えば、20段階に設定されている。そして、照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、第1操作部11a~第5操作部11eのうちのn個の操作部に亘って第1スワイプ操作Z3が行われることで、調色レベルが(n-1)段階上がる。これに対し、照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、第1操作部11a~第5操作部11eのうちのn個の操作部に亘って第2スワイプ操作Z4が行われることで、調色レベルが(n-1)段階下がる。
【0069】
以下では、第1スワイプ操作Z3と、第2スワイプ操作Z4とを総称して、スワイプ操作Zと記載することがある。
【0070】
照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、ユーザーが手H1で第3操作部11cに対しダブルタップ操作Z5を行う度に、調色レベルが所定の順番で変化する。調色レベルが所定の順番で変化することは、調色レベルが上記した5段階よりも大まかに変化することを示す。
【0071】
第1実施形態では、照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、第3操作部11cに対しダブルタップ操作Z5が行われる度に、光源B1が消灯した状態、光源B1が寒色の光(例えば昼光色)を発している状態、光源B1が中間色(例えば昼白色)の光を発している状態、及び、光源B1が暖色の光(例えば電球色)を発している状態の順番に変化し、順番の最後までいくと順番の最初に戻ってループする。
【0072】
第3操作部11cに対するダブルタップ操作Z5により、調色レベルが所定の順番で変化するように構成することで、調色レベルを細かく調整することまで必要とせず、調色レベルを大まかに調整できればよいとするユーザーのニーズにも対応することができる。
【0073】
以上、図4を参照して説明したように、照明操作部11は、照明器具Bの調光レベルを変更する指示と、照明器具Bの調色レベルを変更する指示とを受け付ける。従って、ユーザーは、1つの機器(照明操作部11)を用いて、照明器具Bの調光レベルと調色レベルとを変更できる。その結果、ユーザーは、照明器具Bの調光レベルと調色レベルとを容易に変更できる。
【0074】
また、切替操作部12は、照明操作部11の動作モードを複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに切り替える指示を受け付ける。従って、切替操作部12により照明操作部11の動作モードを調光モードと調色モードとの間で切り替えることで、1つの照明操作部11を兼用して、照明器具Bの調光レベルを変更する作業と、照明器具Bの調色レベルを変更する作業とを行うことができる。その結果、照明制御装置C内に複数の操作部(調色レベル変更用の操作部と、調色レベル変更用の操作部)を設ける必要がないので、照明制御装置Cをコンパクトに構成することができる。
【0075】
また、調光レベルが変更される場合、照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、照明操作部11に対し、変更操作が入力される。変更操作は、スワイプ操作Zと、ダブルタップ操作Z5とで構成される。また、調色レベルが変更される場合、照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、照明操作部11に対し、上記変更操作が入力される。従って、ユーザーは、調光レベルを変更する場合のみならず、調色レベルを変更する場合にも、照明操作部11に対し、同じ操作(上記変更操作)を行えばよいので、ユーザーが覚える操作方法の数が少なく、調光レベルと調色レベルとを容易に変更できる。
【0076】
なお、第1実施形態では、上記変更操作は、スワイプ操作Zと、ダブルタップ操作Z5と、の両方含んでいる。しかし、本発明はこれに限定されない。上記変更操作は、スワイプ操作Zと、ダブルタップ操作Z5とのうちのいずれかの1つ操作で構成されてもよい。
【0077】
次に、図5を参照して、第1表示状態P1の表示部20について説明する。第1表示状態P1は、照明操作部11が待機モードのときの表示部20の状態を示す。
【0078】
図5は、第1表示状態P1の表示部20を示す図である。
【0079】
図5に示すように、表示部20が第1表示状態P1のとき、電源表示部22が白色に点灯している。第1実施形態では、図5において、電源表示部22を黒塗りで表すことで、電源表示部22が白色に点灯していることを表現している。
【0080】
表示部20が第1表示状態P1のとき、モード表示部23、操作表示部24、及び、切替表示部25の各々が消灯している。
【0081】
モード表示部23が消灯していることは、モード表示部23に対向配置される光源28(図2に示す光源281、光源28a、光源286、及び光源28f)が消灯していることを示す。
【0082】
操作表示部24が消灯していることは、操作表示部24に対向配置される光源28(図2に示す光源282、光源283、光源28b、光源28c、光源284、光源285、光源28d、及び光源28e)が消灯していることを示す。
【0083】
切替表示部25が消灯していることは、切替表示部25に対向配置される光源28V(図2参照)が消灯していることを示す。
【0084】
第1実施形態では、図5において、モード表示部23、操作表示部24、及び、切替表示部25の各々を細線(白抜き)で表すことで、モード表示部23、操作表示部24、及び、切替表示部25の各々が消灯していることを表現している。
【0085】
表示部20が第1表示状態P1のとき、照明器具Bの電源がオフの状態になっており、照明器具Bが消灯している。従って、室内が暗い状態になっている場合がある。しかし、照明制御装置Cの電源表示部22が点灯(第1実施形態では、白色に点灯)しているので、ユーザーは電源表示部22の位置を容易に目視で把握できる。なお、照明器具Bの電源がオフの状態のとき、電源表示部22が点滅(第1実施形態では、白色に点滅)してもよい。
【0086】
点滅は、点滅対象物が、第1所定時間の間、点灯する動作と、第2所定時間の間、消灯する動作とを、交互に繰り返すことを示す。第1所定時間、及び第2所定時間の各々は、点滅対象物が点灯及び消灯を交互に行っていることをユーザーが認識できるような時間を示す。第1所定時間、及び第2所定時間の各々は、例えば、0.5秒である。点滅対象物には、光を出射する光源のみならず、電源表示部22及びモード表示部23のような、光源からの光を照射される物体も含まれる。
【0087】
次に、図6を参照して、第2表示状態P2の表示部20について説明する。第2表示状態P2は、照明操作部11が調光モードのときの表示部20の状態を示す。
【0088】
図6は、第2表示状態P2の表示部20を示す図である。
【0089】
図6に示すように、表示部20が第2表示状態P2のとき、モード表示部23が白色に点灯している。
【0090】
表示部20が第2表示状態P2のとき、電源表示部22、操作表示部24、及び、切替表示部25の各々が消灯している。電源表示部22が消灯していることは、電源表示部22に対向配置される光源28W(図2参照)が消灯していることを示す。
【0091】
次に、図7を参照して、第3表示状態P3の表示部20について説明する。第3表示状態P3は、照明操作部11が調光モードの状態で、照明操作部11(図4参照)に対し第1スワイプ操作Z3が行われているときの表示部20の状態を示す。
【0092】
図7は、第3表示状態P3の表示部20を示す図である。
【0093】
図7に示すように、表示部20が第3表示状態P3のとき、モード表示部23と、第1操作表示部241と、第2操作表示部242とが白色に点灯している。
【0094】
表示部20が第3表示状態P3のとき、電源表示部22、第3操作表示部243、第4操作表示部244、及び、切替表示部25の各々が消灯している。
【0095】
次に、図8を参照して、第4表示状態P4の表示部20について説明する。第4表示状態P4は、照明操作部11が調光モードの状態で、照明操作部11(図4参照)に対し第2スワイプ操作Z4が行われているときの表示部20の状態を示す。
【0096】
図8は、第4表示状態P4の表示部20を示す図である。
【0097】
図8に示すように、表示部20が第4表示状態P4のとき、モード表示部23と、第3操作表示部243と、第4操作表示部244とが白色に点灯している。
【0098】
表示部20が第4表示状態P4のとき、電源表示部22、第1操作表示部241、第2操作表示部242、及び、切替表示部25の各々が消灯している。
【0099】
次に、図9を参照して、第5表示状態P5の表示部20について説明する。第5表示状態P5は、照明操作部11が調色モードのときの表示部20の状態を示す。
【0100】
図9は、第5表示状態P5の表示部20を示す図である。
【0101】
図9に示すように、表示部20が第5表示状態P5のとき、第1モード表示部231が青色に点灯している。第1実施形態では、図9において、第1モード表示部231を太線で表すことで、第1モード表示部231が青色に点灯していることを表現している。
【0102】
また、表示部20が第5表示状態P5のとき、第2モード表示部232が橙色に点灯している。第1実施形態では、図9において、第2モード表示部232をハッチングで表すことで、第2モード表示部232が橙色に点灯していることを表現している。
【0103】
また、表示部20が第5表示状態P5のとき、切替表示部25が白色に点灯している。
【0104】
表示部20が第5表示状態P5のとき、電源表示部22、及び、操作表示部24の各々が消灯している。
【0105】
以上、図6及び図9を参照して説明したように、照明操作部11が調光モードのとき、第1モード表示部231と第2モード表示部232とが白色に点灯している。これに対し、照明操作部11が調色モードのとき、第1モード表示部231が青色に点灯し、第2モード表示部232が橙色に点灯している。従って、モード表示部23(第1モード表示部231及び第2モード表示部232)は、照明操作部11の動作モード毎に、互いに異なる色で点灯する。その結果、ユーザーは、モード表示部23の色を確認することで、現在の照明操作部11の動作モードを容易に把握できる。
【0106】
なお、モード表示部23は、照明操作部11の動作モード毎に、互いに異なる色で点滅してもよい。この場合、第1実施形態では、照明操作部11が調光モードのとき、第1モード表示部231と第2モード表示部232とが白色に点滅するのに対し、照明操作部11が調色モードのとき、第1モード表示部231が青色に点滅し、第2モード表示部232が橙色に点滅する。
【0107】
次に、図10を参照して、第6表示状態P6の表示部20について説明する。第6表示状態P6は、照明操作部11が調色モードの状態で、照明操作部11(図4参照)に対し第1スワイプ操作Z3が行われているときの表示部20の状態を示す。
【0108】
図10は、第6表示状態P6の表示部20を示す図である。
【0109】
図10に示すように、表示部20が第6表示状態P6のとき、第1モード表示部231と、第1操作表示部241と、第2操作表示部242とが青色に点灯している。また、表示部20が第6表示状態P6のとき、第2モード表示部232が橙色に点灯している。また、表示部20が第6表示状態P6のとき、切替表示部25が白色に点灯している。
【0110】
表示部20が第6表示状態P6のとき、電源表示部22、第3操作表示部243、及び、第4操作表示部244の各々が消灯している。
【0111】
次に、図11を参照して、第7表示状態P7の表示部20について説明する。第7表示状態P7は、照明操作部11が調色モードの状態で、照明操作部11(図4参照)に対し第2スワイプ操作Z4が行われているときの表示部20の状態を示す。
【0112】
図11は、第7表示状態P7の表示部20を示す図である。
【0113】
図11に示すように、表示部20が第7表示状態P7のとき、第1モード表示部231が青色に点灯している。また、表示部20が第7表示状態P7のとき、第2モード表示部232と、第3操作表示部243と、第4操作表示部244とが橙色に点灯している。また、表示部20が第7表示状態P7のとき、切替表示部25が白色に点灯している。
【0114】
表示部20が第7表示状態P7のとき、電源表示部22、第1操作表示部241、及び、第2操作表示部242の各々が消灯している。
【0115】
図7図8図10、及び図11を参照して説明したように、照明操作部11に対する操作に応じて操作表示部24が点灯する。具体的には、第1スワイプ操作Z3が行われると、第1操作表示部241と第2操作表示部242とが点灯し、第2スワイプ操作Z4が行われると、第3操作表示部243と第4操作表示部244とが点灯する。従って、ユーザーは、照明操作部11に対してユーザー自身が入力している操作内容を容易に把握できる。
【0116】
また、図9図11に示すように、照明操作部11の動作モードが調色モードの場合、第1モード表示部231と、第2モード表示部232とが互いに異なる色で点灯する。第1実施形態では、第1モード表示部231が青色に点灯し、第2モード表示部232が橙色に点灯する。従って、ユーザーは、第1スワイプ操作Z3を行うときに指をスワイプさせる方向と、第2スワイプ操作Z4を行うときに指をスワイプさせる方向とを直観的に認識することができる。その結果、ユーザーが調光レベルを変更する操作を行うときの照明操作部11の操作性を向上させることができる。
【0117】
次に、図1図14を参照して、照明制御装置Cの動作の一例について説明する。図12は、照明制御装置Cの動作の一例を示す第1フロー図である。図13は、照明制御装置Cの動作の一例を示す第2フロー図である。図14は、照明制御装置Cの動作の一例を示す第3フロー図である。
【0118】
図1図4図5、及び図12に示すように、ステップS1において、表示部20の状態が第1表示状態P1となっている。また、このとき、照明操作部11の動作モードが待機モードとなっている。また、このとき、照明器具Bの電源がオフになっている。
【0119】
ステップS2において、照明器具Bの電源をオンにするオン操作が行われたか否かを、制御部50が判定する。第1実施形態では、オン操作は、照明器具Bの電源がオフの状態から、第3操作部11cがタップ操作Z1(図4参照)されることを示す。
【0120】
オン操作が行われたと制御部50が判定すると(ステップS2で、Yes)、処理がステップS3に移行する。なお、オン操作が行われることで、照明器具Bの電源がオンになる。
【0121】
オン操作が行われていないと制御部50が判定すると(ステップS2で、No)、ステップS2に示す処理が繰り返される。この場合、照明器具Bの電源がオフの状態が保持される。
【0122】
図1図6、及び図12に示すように、ステップS3において、オン操作が行われると、制御部50は、照明操作部11の動作モードを待機モードから調光モードに切り替える。
【0123】
ステップS4において、照明操作部11の動作モードが調光モードになると、制御部50は、表示部20の状態を第2表示状態P2に切り替える。
【0124】
ステップS5において、制御部50は、切替操作部12がタップ操作Z2(図4参照)されたか否かを判定する。
【0125】
切替操作部12がタップ操作Z2されていないと制御部50が判定すると(ステップS5で、No)、処理が図13に示すステップS6に移行する。なお、切替操作部12がタップ操作Z2されていない場合、照明操作部11の動作モードが調光モードである状態が保持される。
【0126】
切替操作部12がタップ操作Z2されたと制御部50が判定すると(ステップS5で、Yes)、処理がステップS13に移行する。
【0127】
図1図7、及び図13に示すように、ステップS6において、制御部50は、第1スワイプ操作Z3が行われたか否かを判定する。
【0128】
第1スワイプ操作Z3が行われたと制御部50が判定すると(ステップS6で、Yes)、処理がステップS7に移行する。第1スワイプ操作Z3が行われていないと制御部50が判定すると(ステップS6で、No)、処理がステップS8に移行する。
【0129】
ステップS7において、照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、第1スワイプ操作Z3が行われる場合、制御部50は、表示部20の状態を第3表示状態P3に切り替える。また、調光モードの状態で、第1スワイプ操作Z3が行われることで、照明器具Bの調光レベルが上がる。
【0130】
図1図8、及び図13に示すように、ステップS8において、制御部50は、第2スワイプ操作Z4が行われたか否かを判定する。
【0131】
第2スワイプ操作Z4が行われたと制御部50が判定すると(ステップS8で、Yes)、処理がステップS9に移行する。第2スワイプ操作Z4が行われていないと制御部50が判定すると(ステップS8で、No)、処理がステップS10に移行する。
【0132】
ステップS9において、照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、第2スワイプ操作Z4が行われる場合、制御部50は、表示部20の状態を第4表示状態P4に切り替える。また、調光モードの状態で、第2スワイプ操作Z4が行われることで、照明器具Bの調光レベルが下がる。
【0133】
ステップS10において、制御部50は、ダブルタップ操作Z5(図4参照)が行われたか否かを判定する。
【0134】
ダブルタップ操作Z5が行われたと制御部50が判定すると(ステップS10で、Yes)、処理がステップS11に移行する。ダブルタップ操作Z5が行われていないと制御部50が判定すると(ステップS10で、No)、処理がステップS12に移行する。
【0135】
ステップS11において、照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、ダブルタップ操作Z5が行われることで、照明器具Bの調光レベルが上がる場合、制御部50は、表示部20の状態を第3表示状態P3(図7参照)に切り替える。これに対し、調光モードの状態で、ダブルタップ操作Z5が行われることで、照明器具Bの調光レベルが下がる場合、制御部50は、表示部20の状態を第4表示状態P4(図8参照)に切り替える。
【0136】
ステップS12において、照明器具Bの電源をオフに切り替えるオフ操作が行われたか否かを、制御部50が判定する。第1実施形態では、オフ操作は、照明器具Bの電源がオンの状態から、第3操作部11cがタップ操作Z1(図4参照)されることを示す。
【0137】
オフ操作が行われたと制御部50が判定すると(ステップS12で、Yes)、処理が図12に示すステップS1に移行する。なお、オフ操作が行われることで、照明器具Bの電源がオフになる。
【0138】
オフ操作が行われていないと制御部50が判定すると(ステップS12で、No)、処理が図12に示すステップS5に移行する。この場合、照明器具Bの電源がオンの状態が保持される。
【0139】
図1図9、及び図12に示すように、ステップS13において、制御部50は、照明操作部11の動作モードを調光モードから調色モードに切り替える。
【0140】
ステップS14において、照明操作部11の動作モードが調色モードになると、制御部50は、表示部20の状態を第5表示状態P5に切り替える。ステップS14に示す処理が終了すると、処理が図14に示すステップS15に移行する。
【0141】
図1図10、及び図14に示すように、ステップS15において、制御部50は、第1スワイプ操作Z3が行われたか否かを判定する。
【0142】
第1スワイプ操作Z3が行われたと制御部50が判定すると(ステップS15で、Yes)、処理がステップS16に移行する。第1スワイプ操作Z3が行われていないと制御部50が判定すると(ステップS15で、No)、処理がステップS17に移行する。
【0143】
ステップS16において、照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、第1スワイプ操作Z3が行われる場合、制御部50は、表示部20の状態を第6表示状態P6に切り替える。また、調色モードの状態で、第1スワイプ操作Z3が行われることで、照明器具Bの調色レベルが上がる。
【0144】
図1図11、及び図14に示すように、ステップS17において、制御部50は、第2スワイプ操作Z4が行われたか否かを判定する。
【0145】
第2スワイプ操作Z4が行われたと制御部50が判定すると(ステップS17で、Yes)、処理がステップS18に移行する。第2スワイプ操作Z4が行われていないと制御部50が判定すると(ステップS17で、No)、処理がステップS19に移行する。
【0146】
ステップS18において、照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、第2スワイプ操作Z4が行われる場合、制御部50は、表示部20の状態を第7表示状態P7に切り替える。また、調色モードの状態で、第2スワイプ操作Z4が行われることで、照明器具Bの調色レベルが下がる。
【0147】
ステップS19において、制御部50は、ダブルタップ操作Z5(図4参照)が行われたか否かを判定する。
【0148】
ダブルタップ操作Z5が行われたと制御部50が判定すると(ステップS19で、Yes)、処理がステップS20に移行する。ダブルタップ操作Z5が行われていないと制御部50が判定すると(ステップS19で、No)、処理がステップS21に移行する。
【0149】
ステップS20において、照明操作部11の動作モードが調色モードの状態で、ダブルタップ操作Z5が行われることで、照明器具Bの調色レベルが上がる場合、制御部50は、表示部20の状態を第6表示状態P6(図10参照)に切り替える。これに対し、調色モードの状態で、ダブルタップ操作Z5が行われることで、照明器具Bの調色レベルが下がる場合、制御部50は、表示部20の状態を第7表示状態P7(図11参照)に切り替える。
【0150】
ステップS21において、照明器具Bの電源をオフにするオフ操作が行われたか否かを、制御部50が判定する。
【0151】
オフ操作が行われたと制御部50が判定すると(ステップS21で、Yes)、処理が図12に示すステップS1に移行する。
【0152】
オフ操作が行われていないと制御部50が判定すると(ステップS21で、No)、処理がステップS22に移行する。
【0153】
ステップS22において、制御部50は、切替操作部12がタップ操作Z2(図4参照)されたか否かを判定する。
【0154】
切替操作部12がタップ操作Z2されていないと制御部50が判定すると(ステップS22で、No)、処理がステップS15に移行する。なお、切替操作部12がタップ操作Z2されていない場合、照明操作部11の動作モードが調色モードである状態が保持される。
【0155】
切替操作部12がタップ操作Z2されたと制御部50が判定すると(ステップS22で、Yes)、処理が図13に示すステップS23に移行する。
【0156】
図1及び図13に示すように、ステップS23において、制御部50は、照明操作部11の動作モードを調色モードから調光モードに切り替える。
【0157】
ステップS24において、照明操作部11の動作モードが調光モードになると、制御部50は、表示部20の状態を第2表示状態P2(図6参照)に切り替える。ステップS24に示す処理が終了すると、処理がステップS6に移行する。
【0158】
[第2実施形態]
次に、図1図2、及び図15を参照して、本発明の第2実施形態に係る照明制御装置C2について説明する。図15は、本発明の第2実施形態に係る照明制御装置C2を示す図である。
【0159】
図1図2、及び図15に示すように、照明制御装置C2は、調光レベル表示部27(図15参照)をさらに備える。
【0160】
調光レベル表示部27は、照明器具Bの調光レベルを示す情報を表示する。
【0161】
以下では、照明器具Bの調光レベルを示す情報を、調光レベル情報と記載することがある。
【0162】
調光レベル表示部27は、操作表示部24(第1操作表示部241~第4操作表示部244)と、光源282~光源285(図2参照)とを含む。
【0163】
光源282~光源285からの光は、それぞれ、第1操作表示部241~第4操作表示部244を介して照明制御装置C2の外部に出射する。その結果、第1操作表示部241~第4操作表示部244は、それぞれ、光源282~光源285の輝度に応じた明るさで点灯する。
【0164】
制御部50(図1参照)は、輝度変更処理を行うことで、調光レベル表示部27に調光レベル情報を表示させる。輝度変更処理は、照明器具Bの調光レベルに応じて、光源282~光源285の輝度を変更する処理である。
【0165】
第2実施形態では、照明器具Bの調光レベルは、1段階から20段階の間で設定可能である。調光レベルの段階が増加する程、照明器具Bの調光レベルが高くなる。
【0166】
照明器具Bの調光レベルは、照明操作部11(図11参照)により設定される。詳細には、照明操作部11の動作モードが調光モードの状態で、第1操作部11a~第5操作部11eのうちの少なくとも2つの操作部に亘って、第1スワイプ操作Z3又は第2スワイプ操作Z4が行われることで、照明器具Bの調光レベルが、1段階から20段階のうちのいずれかの段階に設定される(図4図7及び図8参照)。
【0167】
1段階から20段階の調光レベルは、第1調光レベル~第4調光レベルに区分される。第1調光レベルは、1段階以上、5段階以下の調光レベルである。第2調光レベルは、6段階以上、10段階以下の調光レベルである。第3調光レベルは、11段階以上、15段階以下の調光レベルである。第4調光レベルは、16段階以上、20段階以下の調光レベルである。
【0168】
照明器具Bの調光レベルが第1調光レベルの場合、制御部50は、光源282~光源285を第1輝度で点灯させる。その結果、第1操作表示部241~第4操作表示部244が第1輝度に応じた明るさで点灯する。
【0169】
照明器具Bの調光レベルが第2調光レベルの場合、制御部50は、光源282~光源285を第2輝度で点灯させる。その結果、第1操作表示部241~第4操作表示部244が第2輝度に応じた明るさで点灯する。
【0170】
照明器具Bの調光レベルが第3調光レベルの場合、制御部50は、光源282~光源285を第3輝度で点灯させる。その結果、第1操作表示部241~第4操作表示部244が第3輝度に応じた明るさで点灯する。
【0171】
照明器具Bの調光レベルが第4調光レベルの場合、制御部50は、光源282~光源285を第4輝度で点灯させる。その結果、第1操作表示部241~第4操作表示部244が第4輝度に応じた明るさで点灯する。
【0172】
第1輝度~第4輝度は、輝度の高さが互いに異なっており、例えば、第1輝度、第2輝度、第3輝度、及び第4輝度の順番に輝度が高くなる。
【0173】
以上のように、制御部50は、輝度変更処理を行う。これにより、操作表示部24(第1操作表示部241~第4操作表示部244)の輝度が、照明器具Bの調光レベルに応じた明るさとなる状態で、操作表示部24が点灯する。すなわち、調光レベル表示部27に調光レベル情報が表示された状態となる。その結果、ユーザーは、操作表示部24の明るさを確認することで、照明器具Bの調光レベルを認識することができる。
【0174】
[第3実施形態]
第3実施形態は、点灯比率変更処理を実行する実施形態である。
図1図2、及び図16(a)~図16(d)を参照して、本発明の第3実施形態に係る照明制御装置C3について説明する。図16(a)~図16(d)は、本発明の第3実施形態に係る照明制御装置C3を示す図である。
【0175】
図1図2、及び図16(a)~図16(d)に示すように、照明制御装置C3は、調光レベル表示部27をさらに備える。調光レベル表示部27は、複数の操作表示部24と、光源282~光源285(図2参照)とを含む。
【0176】
調光レベル表示部27により照明器具Bの調光レベルが表示される際、光源282~光源285は、第1所定輝度、及び第2所定輝度のうちのいずれかの輝度で点灯する。第1所定輝度は、第2所定輝度よりも高い。
【0177】
制御部50は、比率変更処理を行うことで、調光レベル表示部27に調光レベル情報を表示させる。比率変更処理は、照明器具Bの調光レベルに応じて、光源282~光源285のうちで、第1所定輝度で点灯する光源の個数と、第2所定輝度で点灯する光源の個数との比率を変更する処理である。
【0178】
図16(a)~図16(d)は、比率変更処理の一例を示す。図16(a)~図16(d)を参照して、比率変更処理の一例について説明する。
【0179】
図16(a)~図16(d)において、黒塗りで表される操作表示部24には、第1所定輝度の光が照らされている。又はッチングで表される操作表示部24には、第2所定輝度の光が照らされている。
【0180】
図2、及び図16(a)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第1調光レベルの場合、光源285が第1所定輝度で点灯し、光源282~光源284が第2所定輝度で点灯する。その結果、第4操作表示部244が第1所定輝度に応じた明るさで点灯し、第1操作表示部241~第3操作表示部243が第2所定輝度に応じた明るさで点灯する。
【0181】
図2、及び図16(b)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第2調光レベルの場合、光源284及び光源285が第1所定輝度で点灯し、光源282及び光源283が第2所定輝度で点灯する。その結果、第3操作表示部243及び第4操作表示部244が第1所定輝度に応じた明るさで点灯し、第1操作表示部241及び第2操作表示部242が第2所定輝度に応じた明るさで点灯する。
【0182】
図2、及び図16(c)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第3調光レベルの場合、光源283~光源285が第1所定輝度で点灯し、光源282が第2所定輝度で点灯する。その結果、第2操作表示部242~第4操作表示部244が第1所定輝度に応じた明るさで点灯し、第1操作表示部241が第2所定輝度に応じた明るさで点灯する。
【0183】
図2、及び図16(d)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第4調光レベルの場合、光源282~光源285が第1所定輝度で点灯する。その結果、第1操作表示部241~第4操作表示部244が第1所定輝度に応じた明るさで点灯する。
【0184】
以上のように、制御部50は、比率変更処理を行う。これにより、照明器具Bの調光レベルに応じて、複数の操作表示部24(第1操作表示部241~第4操作表示部244)のうち、第1所定輝度に応じた明るさで点灯する操作表示部と、第2所定輝度に応じた明るさで点灯する操作表示部との比率(輝度比率)が変更される。すなわち、調光レベル表示部27に調光レベル情報が表示された状態となる。その結果、ユーザーは、輝度比率を確認することで、照明器具Bの調光レベルを認識することができる。なお、図16(a)~図16(d)において、黒塗りで表される操作表示部24は、第2所定輝度の光が照らされることで第2所定輝度で点灯し、ハッチングで表される操作表示部24は、第1所定輝度の光が照らされることで第1所定輝度で点灯してもよい。
【0185】
[第4実施形態]
第4実施形態は、点灯光源変更処理を実行する実施形態である。
図1図2、及び図17(a)~図17(d)を参照して、本発明の第4実施形態に係る照明制御装置C4について説明する。図17(a)~図17(d)は、本発明の第4実施形態に係る照明制御装置C4を示す図である。
【0186】
図1図2、及び図17(a)~図17(d)に示すように、照明制御装置C4は、調光レベル表示部27をさらに備える。調光レベル表示部27は、複数の操作表示部24と、光源282~光源285(図2参照)とを含む。
【0187】
調光レベル表示部27により照明器具Bの調光レベルが表示される際、光源282~光源285のうち、一定数の光源が点灯する。すなわち、点灯する光源の個数が一定数に固定されている。第4実施形態では、光源282~光源285のうち、1つの光源が点灯し、他の光源が消灯する。なお、光源282~光源285のうち、複数(例えば、2つ)の光源が同時に点灯してもよい。また、光源282~光源285のうち、1つの光源が第1所定輝度で点灯し、他の光源が第2所定輝度で点灯してもよい。また、光源282~光源285のうち、複数(例えば、2つ)の光源が同時に第1所定輝度で点灯し、他の光源が第2所定輝度で点灯してもよい。
【0188】
制御部50は、光源変更処理を行うことで、調光レベル表示部27に調光レベル情報を表示させる。光源変更処理は、照明器具Bの調光レベルに応じて、光源282~光源285のうちで、点灯させる光源を変更する処理である。
【0189】
図17(a)~図17(d)は、光源変更処理の一例を示す。図17(a)~図17(d)を参照して、光源変更処理の一例について説明する。
【0190】
図2、及び図17(a)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第1調光レベルの場合、光源285が点灯し、光源282~光源284が消灯する。その結果、第4操作表示部244が点灯する。
【0191】
図2、及び図17(b)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第2調光レベルの場合、光源284が点灯し、光源282、光源283及び光源285が消灯する。その結果、第3操作表示部243が点灯する。
【0192】
図2、及び図17(c)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第3調光レベルの場合、光源283が点灯し、光源282、光源284及び光源285が消灯する。その結果、第2操作表示部242が点灯する。
【0193】
図2、及び図17(d)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第4調光レベルの場合、光源282が点灯し、光源283~光源285が消灯する。その結果、第1操作表示部241が点灯する。
【0194】
以上のように、制御部50は、光源変更処理を行う。これにより、照明器具Bの調光レベルに応じて、複数の操作表示部24(第1操作表示部241~第4操作表示部244)のうち、点灯する操作表示部24が変更される。すなわち、調光レベル表示部27に調光レベル情報が表示された状態となる。その結果、ユーザーは、複数の操作表示部24のうち、点灯している操作表示部24がいずれであるかを確認することで、照明器具Bの調光レベルを認識することができる。
【0195】
[第5実施形態]
第5実施形態は、点灯個数変更処理を実行する実施形態である。
図1図2、及び図18(a)~図18(d)を参照して、本発明の第5実施形態に係る照明制御装置C5について説明する。図18(a)~図18(d)は、本発明の第5実施形態に係る照明制御装置C5を示す図である。
【0196】
図1図2、及び図18(a)~図18(d)に示すように、照明制御装置C5は、調光レベル表示部27をさらに備える。調光レベル表示部27は、複数の操作表示部24と、光源282~光源285(図2参照)とを含む。
【0197】
制御部50は、個数変更処理を行うことで、調光レベル表示部27に調光レベル情報を表示させる。個数変更処理は、照明器具Bの調光レベルに応じて、光源282~光源285のうちで、点灯させる光源の個数を変更する処理である。
【0198】
図18(a)~図18(d)は、個数変更処理の一例を示す。図18(a)~図18(d)を参照して、個数変更処理の一例について説明する。
【0199】
図2、及び図18(a)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第1調光レベルの場合、光源285が点灯し、光源282~光源284が消灯する。その結果、第4操作表示部244が点灯する。
【0200】
図2、及び図18(b)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第2調光レベルの場合、光源284及び光源285が点灯し、光源282及び光源283が消灯する。その結果、第3操作表示部243及び第4操作表示部244が点灯する。
【0201】
図2、及び図18(c)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第3調光レベルの場合、光源283~光源285が点灯し、光源282が消灯する。その結果、第2操作表示部242~第4操作表示部244が点灯する。
【0202】
図2、及び図18(d)に示すように、照明器具Bの調光レベルが第4調光レベルの場合、光源282~光源285が点灯する。その結果、第1操作表示部241~第4操作表示部244が点灯する。
【0203】
以上のように、制御部50は、個数変更処理を行う。これにより、照明器具Bの調光レベルに応じて、複数の操作表示部24(第1操作表示部241~第4操作表示部244)のうち、点灯する操作表示部24の個数が変更される。すなわち、調光レベル表示部27に調光レベル情報が表示された状態となる。その結果、ユーザーは、点灯する操作表示部24の個数を確認することで、照明器具Bの調光レベルを認識することができる。
【0204】
[第6実施形態]
図2、及び図15図19を参照して、本発明の第6実施形態に係る照明制御装置C6について説明する。図19は、本発明の第6実施形態に係る照明制御装置C6を示す図である。
【0205】
図2及び図19に示すように、照明制御装置C6は、照明制御装置C2~照明制御装置C5とは異なり、調光レベルの操作、及び調色レベルの操作のうち、調光レベルの操作のみに対応した装置である。照明制御装置C6は、例えば、照明制御装置C2に含まれる各種構成要素のうちから、切替操作部12、モード表示部23、切替表示部25、光源281~光源286、光源28a、光源28f、及び第1マーク26aを省いた構成を有する。
【0206】
照明制御装置C6の制御部50は、第2実施形態の輝度変更処理(図15参照)、第3実施形態の比率変更処理(図16(a)~図16(d)参照)、第4実施形態の光源変更処理(図17(a)~図17(d)参照)、又は、第5実施形態の個数変更処理(図18(a)~図18(d)参照)を行うことで、照明器具Bの調光レベルに応じて、調光レベル表示部27の表示態様を変更する。その結果、ユーザーは、照明器具Bの調光レベルを認識できる。
【0207】
[第7実施形態]
図2、及び図20を参照して、本発明の第7実施形態に係る照明制御装置C7について説明する。図20は、本発明の第7実施形態に係る照明制御装置C7を示す図である。
【0208】
図2、及び図20に示すように、照明制御装置C7は、照明制御装置C6と同様に、調光レベルの操作、及び調色レベルの操作のうち、調光レベルの操作のみに対応した装置である。しかし、照明制御装置C7は、モード表示部23、光源281、及び光源286を有する点が、照明制御装置C6と異なる。照明制御装置C7においては、モード表示部23は、照明制御装置C2~照明制御装置C5のように照明操作部11の動作モードを示す情報を表示するのではなく、例えば、操作表示部24の位置を表す目印として機能する。光源281、及び光源286の光により、モード表示部23を点灯させることで、光源282~光源285が消灯している場合でも、ユーザーは、操作表示部24の位置を容易に認識できる。なお、照明制御装置C7の制御部50は、第2実施形態の輝度変更処理、第3実施形態の比率変更処理、第4実施形態の光源変更処理、又は、第5実施形態の個数変更処理を行うことで、照明器具Bの調光レベルに応じて、調光レベル表示部27の表示態様を変更する。
【0209】
以上、図面(図1図20)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、(1)~(13))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0210】
(1)図12に示すように、ステップS2及びステップS3において、第1実施形態では、照明器具Bの電源をオンにするオン操作が行われると、照明操作部11の動作モードが待機モードから調光モードに切り替わる。しかし、本発明は、これに限定されない。オン操作が行われると、照明操作部11の動作モードが待機モードから調色モードに切り替わってもよい。
【0211】
(2)図2に示すように、第1実施形態では、表示パターンフィルム21の領域21aの色は、黒色である。しかし、領域21aの色は、特に限定されない。領域21aの色は、例えば、白色でもよい。
【0212】
(3)以下では、電源表示部22、モード表示部23、操作表示部24、及び、切替表示部25を総称して、各種表示部と記載することがある。図2に示すように、第1実施形態では、各種表示部に対向配置される光源28を消灯させることによって、各種表示部が消灯していることを表現している。しかし、本発明はこれに限定されない。各種表示部に対向配置される光源28の光量を、各種表示部が点灯している場合よりも減少させることによって、各種表示部が消灯していることを表現してもよい。
【0213】
(4)図2に示すように、第1実施形態では、各種表示部に対向配置される光源28を点灯させることによって、各種表示部が点灯していることを表現し、各種表示部に対向配置される光源28を消灯させることによって、各種表示部が消灯していることを表現している。しかし、本発明はこれに限定されない。各種表示部に対向配置される光源28を消灯させることによって、各種表示部が点灯していることを表現し、各種表示部に対向配置される光源28を点灯させることによって、各種表示部が消灯していることを表現してもよい。例えば、領域21aの色を白色とし、電源表示部22の色を黒色とする。そして、図5に示す待機モードでは、光源28Wを消灯することによって、電源表示部22が点灯していることを表現する。この場合、白色の領域21a上に黒色の電源表示部22が表れるので、ユーザーは電源表示部22を容易に把握できる。また、図6図8に示す調光モードのときと、図9図11に示す調光モードのときには、光源28Wから白色の光を出射させて、白色の領域21a上で、電源表示部22に白色の光を透過させることによって、電源表示部22が消灯していることを表現する。
【0214】
(5)第2実施形態~第7実施形態において、調光レベル表示部27に照明器具Bの調光レベルを示す情報が表示されるタイミングの一例について説明する。
【0215】
例えば、第2実施形態~第7実施形態において、図7及び図8に示す調光レベルを変更するための操作が行われているときを除いて、調光レベル情報が常に表示されるように構成してもよい。
【0216】
また、第2実施形態~第7実施形態において、図7及び図8に示す調光レベルを変更するための操作が終了してから、所定期間の間、調光レベル情報が表示されるように構成してもよい。
【0217】
また、第2実施形態~第7実施形態において、照明操作部11(図2参照)が所定の操作を受け付けると、調光レベル情報が表示されるように構成してもよい。所定の操作は、例えば、照明操作部11が所定回数、タップされる操作、又は、照明操作部11が所定時間以上、タッチされ続ける操作である。
【0218】
(6)第2実施形態~第5実施形態において、調色レベル表示部をさらに設けてもよい。調色レベル表示部は、照明器具Bの調色レベルを示す。調色レベル表示部は、操作表示部24(第1操作表示部241~第4操作表示部244)と、光源28b~光源28eとを含む。
【0219】
以下では、照明器具Bの調色レベルを示す情報を、調色レベル情報と記載することがある。
【0220】
制御部50は、第2実施形態の輝度変更処理に準じた処理(照明器具Bの調色レベルに応じて、光源28b~光源28eの輝度を変更する処理)を行うことで、調色レベル表示部に調色レベル情報を表示させてもよい。また、制御部50は、第3実施形態の比率変更処理に準じた処理(照明器具Bの調色レベルに応じて、光源28b~光源28eのうちで、第1所定輝度で点灯する光源と、第2所定輝度で点灯する光源との比率を変更する処理)を行うことで、調色レベル表示部に調色レベル情報を表示させてもよい。また、制御部50は、第4実施形態の光源変更処理に準じた処理(照明器具Bの調色レベルに応じて、光源28b~光源28eのうちで、点灯させる光源を変更する処理)を行うことで、調色レベル表示部に調色レベル情報を表示させてもよい。また、制御部50は、第5実施形態の個数変更処理に準じた処理(照明器具Bの調色レベルに応じて、光源28b~光源28eのうちで、点灯させる光源の個数を変更する処理)を行うことで、調色レベル表示部に調色レベル情報を表示させてもよい。
【0221】
また、照明操作部11の動作モードが調光モードの場合、調光レベル表示部27が調光レベル情報を表示し、照明操作部11の動作モードが調色モードの場合、調色レベル表示部が調色レベル情報を表示するように構成してもよい。
【0222】
(7)図15に示す第2実施形態において、制御部50は、照明器具Bの調光レベルに応じて、光源282~光源285の輝度を変更しつつ、光源282~光源285を点滅させてもよい。
【0223】
(8)図16(a)~図16(d)に示す第3実施形態において、光源282~光源285は、第1所定輝度、及び第2所定輝度のうちのいずれかの輝度で点滅し、制御部50は、照明器具Bの調光レベルに応じて、光源282~光源285のうちで、第1所定輝度で点滅する光源の個数と、第2所定輝度で点滅する光源の個数との比率を変更してもよい。
【0224】
(9)図17(a)~図17(d)に示す第4実施形態において、光源282~光源285のうちの一定数の光源が点滅し、制御部50は、前記照明器具Bの調光レベルに応じて、光源282~光源285のうち点滅させる光源を変更してもよい。
【0225】
(10)図18(a)~図18(d)に示す第5実施形態において、制御部50は、照明器具Bの調光レベルに応じて、光源282~光源285のうち点滅させる光源の個数を変更してもよい。
【0226】
(11)図19に示す照明制御装置C6、及び図20に示す照明制御装置C7の各々において、制御部50は、第2実施形態の輝度変更処理(図15参照)、第3実施形態の比率変更処理(図16(a)~図16(d)参照)、第4実施形態の光源変更処理(図17(a)~図17(d)参照)、又は、第5実施形態の個数変更処理(図18(a)~図18(d)参照)を行う際、光源(光源282~光源285のうちの対応する光源)を点灯させる処理に代えて、光源を点滅させる処理を行ってもよい。
【0227】
(12)第1実施形態~第7実施形態において、操作表示部24の形状は円形状となっているが、操作表示部24の形状は特に限定されない。操作表示部24は、例えば、矩形状に形成されてもよい。
【0228】
(13)第1実施形態~第7実施形態において、表示パターンフィルム21は、操作表示部24の周囲を、操作表示部24から離れるに従い徐々に透光率を下げていく処理が施されていてもよい。これにより、操作表示部24が点灯又は点滅する際に、操作表示部24から出射される光源28b~光源28eからの光をグラデーション状に変化させることができる。これにより、光源28b~光源28eの消灯時は操作表示部24の存在を目立たなくすることができ、操作表示部24のシンプルなデザインを実現できる。また、光源28b~光源28eの点灯時又は点滅時に操作表示部24の存在を目立たせることができるので、ユーザーは、操作表示部24を容易に目視確認できる。
【産業上の利用可能性】
【0229】
本発明は、照明制御装置の分野に利用可能である。
【符号の説明】
【0230】
11 照明操作部
12 切替操作部
A 照明システム
B 照明器具
B1 光源
C 照明制御装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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