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特開2024-26951情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024026951
(43)【公開日】2024-02-29
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/22 20240101AFI20240221BHJP
【FI】
G06Q50/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022129529
(22)【出願日】2022-08-16
(71)【出願人】
【識別番号】516305053
【氏名又は名称】株式会社CureApp
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】柳浦 豊
(72)【発明者】
【氏名】佐野 智美
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
(57)【要約】
【課題】生活習慣病の治療においてそれぞれの患者に対する生活習慣における適切な指導を行うとともに、医師の負担を低減することができる、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、目標に対して、ユーザが実行すべき実行動と、当該実行動に関連するカテゴリーと、を対応付けた行動決定テーブルと、複数の質問と当該質問が対応するカテゴリーと、を対応付けたカテゴリー特定テーブルと、を記憶し、ユーザからの複数の質問に対する回答を取得し、ユーザから目標を受け付け、回答に基づいて、各質問に対して予め定められたカテゴリー各々のスコアを算出し、ユーザから受け付けた目標と、算出されたカテゴリー各々のスコアと、に基づいて、ユーザが実行すべき実行動を特定し、特定した実行動を、ユーザに提示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
目標に対して、ユーザが実行すべき実行動と、当該実行動に関連するカテゴリーと、を対応付けた行動決定テーブルと、複数の質問と当該質問が対応するカテゴリーと、を対応付けたカテゴリー特定テーブルと、を記憶する記憶部と、
ユーザからの複数の質問に対する回答を取得する取得部と、
前記ユーザから目標を受け付ける第1受付部と、
前記回答に基づいて、各質問に対して予め定められたカテゴリー各々のスコアを算出する算出部と、
前記ユーザから受け付けた目標と、算出されたカテゴリー各々のスコアと、に基づいて、ユーザが実行すべき実行動を特定する特定部と、
前記特定部が特定した実行動を、前記ユーザに提示する提示部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記行動決定テーブルは、前記目標に対して複数の実行動が対応付けられており、
前記特定部は、前記複数の実行動の中から各実行動に関連するとして対応付けられたカテゴリーに対して算出されたユーザのスコアの合計が最も高い実行動を特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提示部が提示した実行動を前記ユーザが達成できたことを示す達成情報を受け付ける第2受付部を備え、
前記特定部は、前記達成情報を受け付けている場合に、前記ユーザが達成できている実行動を除いて、ユーザが実行すべき実行動を特定する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2受付部が受け付けた達成情報に基づいて、フィードバック内容テーブルにおいて達成状況と対応付けられているフィードバック内容を選択する選択部と、
前記選択部で選択されたフィードバック内容を医師端末に対して提供する提供部と、
を備える請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが、
目標に対して、ユーザが実行すべき実行動と、当該実行動に関連するカテゴリーと、を対応付けた行動決定テーブルと、複数の質問と当該質問が対応するカテゴリーと、を対応付けたカテゴリー特定テーブルと、を記憶部に記憶する記憶ステップと、
ユーザからの複数の質問に対する回答を取得する取得ステップと、
前記ユーザから目標を受け付ける第1受付ステップと、
前記回答に基づいて、各質問に対して予め定められたカテゴリー各々のスコアを算出する算出ステップと、
前記ユーザから受け付けた目標と、算出されたカテゴリー各々のスコアと、に基づいて、ユーザが実行すべき実行動を特定する特定ステップと、
前記特定ステップが特定した実行動を、前記ユーザに提示する提示ステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータに、
目標に対して、ユーザが実行すべき実行動と、当該実行動に関連するカテゴリーと、を対応付けた行動決定テーブルと、複数の質問と当該質問が対応するカテゴリーと、を対応付けたカテゴリー特定テーブルと、を記憶する記憶機能と、
ユーザからの複数の質問に対する回答を取得する取得機能と、
前記ユーザから目標を受け付ける第1受付機能と、
前記回答に基づいて、各質問に対して予め定められたカテゴリー各々のスコアを算出する算出機能と、
前記ユーザから受け付けた目標と、算出されたカテゴリー各々のスコアと、に基づいて、ユーザが実行すべき実行動を特定する特定機能と、
前記特定機能が特定した実行動を、前記ユーザに提示する提示機能と、
を実現させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、医療分野において患者の治療を支援するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、支援者端末は、患者が患者端末を用いて治療のためのトレーニングを開始したことがネットワークを介して通知されたときに、予め用意された患者の治療に効果的なメッセージを選択可能に表示し、患者の支援者が選択したメッセージをネットワークを介して患者端末に表示する発明が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、被験者における感染症の感染の有無又は程度を判定し、判定結果である感染判定情報に基づいて感染症の感染者を特定し、感染者の行動を規制するための行動規制情報を生成し、行動規制情報によって行動が規制された感染者の治療を支援するための治療支援情報を生成し、行動規制情報又は治療支援情報を出力する発明が開示されている。
【0004】
また、近年増加している生活習慣病の治療においては、病院内における医師による治療に加えて、病院外における治療が必要となる場合がある。例えば、特許文献3には、蓄尿分析データ取込処理により保冷24時間蓄尿60を分析して得られた蓄尿分析データの入力を受け付け、蓄尿分析データのうち生活習慣に関する生活習慣指標データに基づいた演算処理を行い、患者の生活習慣に関する生活指導情報として、食事摂取に関するものや身体運動に関するものを生成し、演算処理により蓄尿分析データのうち所定疾患に関する疾患関連指標データに基づいた演算処理を行い患者の腎疾患に関する治療指針情報を生成し、ディスプレイ表示処理や前所定回分印刷処理により生活指導情報および治療指針情報をディスプレイやプリンタに出力する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2021-036481号公報
【特許文献2】特開2017-216015号公報
【特許文献3】特開2011-028717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
生活習慣病の治療においては、医師による病院内における治療、または、特許文献3に記載されている様な医療機器を用いた病院外における治療に加えて、普段の生活における患者の行動または習慣(生活習慣)に対する指導が重要となる。しかし、患者の生活習慣は患者毎に異なり、医師がそれぞれの患者の生活習慣を把握した上で生活習慣における適切な指導をそれぞれの患者に対して行うことが困難となる場合があった。
【0007】
また、医師がそれぞれの患者の生活習慣を正確に把握するには、問診等に手間がかかり医師の負担が大きくなる場合があった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、生活習慣病の治療においてそれぞれの患者に対する生活習慣における適切な指導を行うとともに、医師の負担を低減することができる、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するための一つの実施形態として、情報処理装置は、目標に対して、ユーザが実行すべき実行動と、当該実行動に関連するカテゴリーと、を対応付けた行動決定テーブルと、複数の質問と当該質問が対応するカテゴリーと、を対応付けたカテゴリー特定テーブルと、を記憶する記憶部と、ユーザからの複数の質問に対する回答を取得する取得部と、ユーザから目標を受け付ける第1受付部と、回答に基づいて、各質問に対して予め定められたカテゴリー各々のスコアを算出する算出部と、ユーザから受け付けた目標と、算出されたカテゴリー各々のスコアと、に基づいて、ユーザが実行すべき実行動を特定する特定部と、特定部が特定した実行動を、ユーザに提示する提示部と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一つの実施形態によれば、情報処理装置は、目標に対して、ユーザが実行すべき実行動と、当該実行動に関連するカテゴリーと、を対応付けた行動決定テーブルと、複数の質問と当該質問が対応するカテゴリーと、を対応付けたカテゴリー特定テーブルと、を記憶し、ユーザからの複数の質問に対する回答を取得し、ユーザから目標を受け付け、回答に基づいて、各質問に対して予め定められたカテゴリー各々のスコアを算出し、ユーザから受け付けた目標と、算出されたカテゴリー各々のスコアと、に基づいて、ユーザが実行すべき実行動を特定し、特定した実行動を、ユーザに提示する、ことにより、生活習慣病の治療においてそれぞれの患者に対する生活習慣における適切な指導を行うとともに、医師の負担を低減することができる、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態の情報処理装置の概要を示す図である。
図2】実施形態の情報処理装置におけるソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3】実施形態の情報処理装置で用いられるカテゴリー特定テーブルの一例を示す図である。
図4】実施形態の情報処理装置で用いられる行動決定テーブルの一例を示す図である。
図5】実施形態の情報処理装置におけるハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図6】実施形態の情報処理装置の回答取得動作の一例を示すフローチャートである。
図7】実施形態の情報処理装置の目標受付動作の一例を示すフローチャートである。
図8】実施形態の情報処理装置のカテゴリースコア算出動作の一例を示すフローチャートである。
図9】実施形態の情報処理装置の実行動特定動作の一例を示すフローチャートである。
図10】実施形態の情報処理装置のフィードバック内容提供動作の他の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態における情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムについて詳細に説明する。
【0013】
先ず、図1を用いて、情報処理装置の概要を説明する。図1は、実施形態の情報処理装置の概要を示す図である。
【0014】
図1において、情報処理装置1は、患者端末2および医師端末3と通信可能に接続されている。患者端末2は、情報処理装置1を利用する患者が操作する端末である。医師端末3は、情報処理装置1を利用する医師が操作する端末である。患者端末2、または医師端末3は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、ノートPC、またはデスクトップPC等である。患者端末2は患者アプリがインストールされている。
【0015】
本実施形態における患者とは、病院外における治療(以下、「院外治療」という。)を受ける者をいう。また、本実施形態における患者には、既に医師の診察によって治療を受けている患者の他、これから治療を受ける者(患者になる者)、および医師の診察によっては治療を受ける可能性がある者(患者になる可能性がある者)が含まれる。これらの者は患者端末2を利用する者であるため、以下の実施例では「ユーザ」という場合がある。すなわち、ユーザには、患者および将来的な患者が含まれる。
【0016】
患者は、院外治療に加えて、病院内における治療(以下、「院内治療」という。)を受ける者であってもよい。例えば、生活習慣病は、普段の生活における、食事、運動、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が深く関与している。生活習慣病とは、これらの生活習慣が発症の要因となる疾患の総称である。このため、生活習慣病の治療においては、院内治療に加えて、発症の要因となる生活習慣に対する指導等の院外治療が重要となる。
【0017】
なお、生活習慣病には、例えば、インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高尿酸血症、循環器病(先天性のものを除く)、大腸がん(家族性のものを除く)、歯周病、高血圧症、肺扁平上皮がん、慢性気管支炎、肺気腫またはアルコール性肝疾患等が含まれる。これらの疾患においては院内治療に加えて生活習慣の指導が行われる場合が多い。本実施形態の情報処理装置は特にこれらの疾患の治療に用いることができる。
【0018】
患者アプリは、情報処理装置1と通信して、生活習慣に関する質問を取得して、質問に対する回答を患者が入力できるように患者端末2に回答入力画面を表示する。生活習慣に関する質問は、例えば、院内治療において問診にて質問される事項である。生活習慣に関する質問は、予め定められたカテゴリー毎に分類されている。生活習慣に関する質問事項およびカテゴリーの詳細は後述する。患者アプリは、生活習慣に関する質問を患者端末2から回答可能に表示することにより、院内治療における回答時間の短縮をすることが可能となる。患者アプリは、回答入力画面から入力された回答を情報処理装置1に送信する。
【0019】
情報処理装置1は、患者アプリから送信された回答を取得して、カテゴリー各々のスコアを算出する。カテゴリー各々のスコアの算出は、それぞれの回答を数値化した上で、同じカテゴリーに分類されている回答の数値を合算する。数値の合算は、例えば、それぞれの回答の数値の単純加算であってもよく、また、それぞれの回答の数値に予め定められた重み付けをした上で加算するようにしてもよい。情報処理装置1は、予め受け付けられた患者からの目標と算出したカテゴリー各々のスコアとに基づき、患者が実行すべき実行動を特定する。
【0020】
ここで、目標とは、院外治療における目標であって、達成できたか否かを客観的に、または患者が主観的に判断できる目標である。目標には、例えば、所定の知識を得るための目標、または生活習慣における行動目標等であって、定量的な目標または定性的な目標が含まれていてもよい。
【0021】
また、患者が実行すべき実行動とは、院外治療における目標を達成するための具体的な行動であって、例えば、所定のコンテンツ(動画、静止画または文章等)の閲覧、指定された運動の実施、または食事制限の実施等である。特定された実行動が複数である場合、実行動はリスト化される。なお、実行動の特定の詳細は後述する。情報処理装置1は、特定した実行動を、患者端末2に提供する。
【0022】
患者アプリは、情報処理装置1から提供された実行動のリストを患者端末2に表示する。患者は表示された実行動を実施して、達成状況を患者アプリに入力する。患者アプリは、入力された達成状況を情報処理装置1に送信する。
【0023】
情報処理装置1は、患者アプリから送信された達成状況に基づき、実行動を再度特定する。例えば、情報処理装置1は、患者が達成した実行動を除き、新たな実行動を追加して特定する。また、情報処理装置1は、患者が達成できなかった実行動の代わりに難易度が低い実行動を特定するようにしてもよい。情報処理装置1は、再度特定した実行動を、患者端末2に提供する。これにより、患者は実行動の達成状況に応じて院外治療を進めることが可能となる。
【0024】
また、情報処理装置1は、患者アプリから送信された達成状況に基づき、フィードバック(アドバイス)内容の選定を行う。情報処理装置1は、選定されたフィードバック内容を医師端末3の医師アプリに提供する。医師は、提供されたフィードバック内容を参考にして、医師アプリを介して患者アプリに対してフィードバック内容を提供することにより院外治療を進めることができる。
【0025】
ここで、フィードバック内容とは、医師が院外治療において患者に対して行うアドバイスの内容であって、例えば、実行動が達成できたことに対する賞賛、実行動が達成できなかったことに対する励まし、改善点の指摘、新たな実行動に対する注意等である。本実施形態における医師とは、生活習慣病の院外治療を進める者であって、医師免許を有する医師の他、歯科医師免許を有する歯科医師、看護師、またはカウンセラー等であってもよい。患者数の多い病院等においては、医師が全ての患者の生活習慣を正確に理解してアドバイスすることが困難となる場合がある。また、複数の医師が在籍する病院等においては、担当医師が変更となり、過去の院外治療を正確に把握できない場合がある。情報処理装置1は、実行動の達成状況に基づきアドバイスを選定して医師アプリに提供することにより、医師によるアドバイスの負担を軽減することができる。
【0026】
次に、図2を用いて、情報処理装置の機能を説明する。図2は、実施形態における情報処理装置のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0027】
図2において、情報処理装置1は、ネットワーク9を介して、患者端末2および医師端末3と通信可能に接続されている。図2は情報処理装置1の接続先を例示して示すものであり、情報処理装置1の接続先を限定するものではない。例えば、情報処理装置1は、複数の患者端末2または複数の医師端末3と接続されるものであってもよい。ネットワーク9は、有線または無線を介するネットワークであり、例えばインターネットである。
【0028】
情報処理装置1は、記憶部11、取得部12、第1受付部13、算出部14、特定部15、提示部16、第2受付部17、選択部18および提供部19を有する。
【0029】
記憶部11は、行動決定テーブル111、カテゴリー特定テーブル112およびフィードバック内容テーブルを記憶している。行動決定テーブル111は、目標に対して患者が実行すべき実行動と、当該実行動に関連するカテゴリーと、を対応付ける。カテゴリー特定テーブル112は、複数の質問と、当該質問が対応するカテゴリーと、を対応付ける。行動決定テーブル111およびカテゴリー特定テーブル112の詳細は後述する。
【0030】
また、フィードバック内容テーブル113は、実行動の達成状況と、フィードバック内容と、を対応付ける。フィードバック内容テーブル113は、例えば、実行動が達成できたことに対する賞賛コメントを数種類有しており、実行動の達成状況に応じて賞賛コメントが選択可能に対応付けられている。また、フィードバック内容テーブル113は、実行動が達成できなかったことに対する励まし、または達成できなかった実行動を変更する別の実行動の提案等を有していてもよい。また、フィードバック内容テーブル113は、達成状況の悪い実行動に対する実行動の改善点の指摘等を有していてもよい。
【0031】
取得部12は、患者端末2の患者アプリ21を介して、患者からの複数の質問に対する回答を取得する。患者アプリ21は、生活習慣に関する質問を取得して、複数の質問に対する回答を患者が入力できるように患者端末2に回答入力画面を表示する。取得部12は、回答入力画面に入力された複数の質問に対する複数の回答を取得する。患者が回答する質問は、例えば、患者の年齢、性別、既往歴、健康診断の診断結果等によって選択されてもよい。
【0032】
第1受付部13は、患者から目標を受け付ける。目標は、上述のように院外治療における目標である。目標の詳細は後述する。
【0033】
算出部14は、患者からの回答に基づいて、各質問に対して予め定められたカテゴリー各々のスコアを算出する。例えば、カテゴリー特定テーブル112において、Aカテゴリーと質問a1および質問a2の2つの質問が対応付けられていた場合、算出部14は、質問a1のスコアと質問a2のスコアを加算してカテゴリーAのスコアとして合計値を算出する。カテゴリー特定テーブル112において、カテゴリーA、カテゴリーBおよびカテゴリーCにおいてそれぞれの質問が対応付けられていた場合、算出部14は、カテゴリーBおよびカテゴリーCについても同様にスコアの合計値を算出する。
【0034】
特定部15は、患者から受け付けた目標と、算出されたカテゴリー各々のスコアの合計値と、に基づいて、患者が実行すべき実行動を特定する。例えば、行動決定テーブルにおいて、カテゴリーAに対して実行動α、カテゴリーBに対して実行動β、およびカテゴリーCに対して実行動γが対応付けられていたとする。また、算出部14において算出されたカテゴリー各々のスコアの合計値の高さが、カテゴリーA>カテゴリーB>カテゴリーCの順序であったものとする。この場合、特定部15は、実行動α、実行動β、実行動γの順序で実行動を特定する。例えば、特定部15が1つの実行動を特定する場合、実行動αが特定される。また、特定部15が2つの実行動を特定する場合、実行動αおよび実行動βが特定される。
【0035】
提示部16は、特定部15が特定した実行動を、患者に提示する。実行動の患者への提示は、患者アプリ21を介して実行される。実行動の提示は、例えば、患者アプリ21を介した実行動の内容を示す文字情報の提示である。実行動の提示は、所定のコンテンツ(動画、静止画または文章等)にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)を含むものであってもよい。患者は提示された実行動を実行することにより、自主的な院外治療を行うことができる。
【0036】
第2受付部17は、提示部16が提示した実行動を患者が達成できたことを示す達成情報を受け付ける。達成情報は、例えば、達成できたか否かを示す2段階の情報であり、達成できた場合を「1」、達成できなかった場合を「0」とすることができる。達成情報は、「1:できなかった」、「2:少しできた」、「3:半分程度できた」、「4:殆どできた」、および「5:全部できた」の5段階評価の情報等であってもよい。
【0037】
選択部18は、第2受付部17において受け付けられた実行動の達成状況に基づき、フィードバック内容テーブル113において達成状況と対応付けられているフィードバック内容を選択する。
【0038】
提供部19は、選択部18において選択されたフィードバック内容を、医師端末3の医師アプリ31に対して提供する。医師は、医師アプリ31から患者アプリに対して、選択されたフィードバック内容を参照して、フィードバックを行う。本実施形態においては、フィードバック内容は、医師を介して患者に提供される。患者はアプリから自動的に送信されたフィードバック内容よりも医師から送られたフィードバック内容を信頼する場合がある。また、医師がフィードバック内容を最終的に確認することにより、選択部18において不適切に選択されたフィードバック内容を修正することができる。これにより、院外治療においても治療の効果を向上させることが可能となる。
【0039】
なお、情報処理装置1が有する上述の各機能部は、情報処理装置1の機能部の一例を示したものであり、情報処理装置1が有する機能を限定したものではない。例えば、情報処理装置1は、上記全ての機能部を有している必要はなく、一部の機能部を有するものであってもよい。また、情報処理装置1は、上記以外の他の機能を有するものであってもよい。例えば、情報処理装置1は、情報を入力するために入力機能、情報を表示するための表示機能、装置の稼働状態を報知する報知機能等を有していてもよい。
【0040】
また、情報処理装置1が有する上記各機能部は、上述の通り、ソフトウェアによって実現されるものとして説明した。しかし、情報処理装置1が有する上記機能部の中で少なくとも1つ以上の機能部は、ハードウェアによって実現されるものであってもよい。
【0041】
また、情報処理装置1が有する上記何れかの機能部は、1つの機能部を複数の機能部に分割して実施してもよい。また、情報処理装置1が有する上記何れか2つ以上の機能部を1つの機能部に集約して実施してもよい。図1は、情報処理装置1が有する機能を機能ブロックで表現したものであり、例えば、各機能部がそれぞれ別個のプログラムファイル等で構成されていることを示すものではない。
【0042】
また、情報処理装置1は、1つの筐体によって実現される装置であっても、ネットワーク等を介して接続された複数の装置から実現されるシステムであってもよい。例えば、情報処理装置1は、その機能の一部または全部をクラウドコンピューティングシステムによって提供されるクラウドサービス等、他の仮想的な装置によって実現するものであってもよい。また、情報処理装置1は、上記各機能部のうち、少なくとも1以上の機能部を他の装置において実現するようにしてもよい。また、情報処理装置1は、デスクトップPC等の汎用的なコンピュータであってもよく、機能が限定された専用の装置であってもよい。
【0043】
次に、図3を用いて、カテゴリー特定テーブルを説明する。図3は、実施形態の情報処理装置で用いられるカテゴリー特定テーブルの一例を示す図である。
【0044】
図3において、カテゴリー特定テーブルは、「カテゴリーID」、「カテゴリー」、「質問ID」、「質問」、「回答」、「女性」および「男性」の表項目を有する。図3は、「カテゴリーID」および「カテゴリー」においてt01~t04の4つのカテゴリーが例示されている。それぞれのカテゴリーは、複数の質問が対応付けられている。例えば、t01のカテゴリーには、「質問ID」t0101~t0106の6個の質問が対応付けられている。それぞれの質問には、1~4の4つの回答が含まれる。患者は4つの回答の中から1つの回答を選択する。「女性」および「男性」は、それぞれの性別において表示される質問を「●」印で示している。例えば、t0101の質問は、女性患者および男性患者の両方に表示されることを示している。また、t0105の質問は、女性患者にのみ表示されることを示している。
【0045】
t0101~t0106の質問に対するスコアは、t01のカテゴリーとして合計される。また、t0201~t0205の質問に対するスコアは、t02のカテゴリーとして合計される。同様に、t03およびt04のカテゴリーにおいてもそれぞれのスコアが合計される。
【0046】
患者端末2の患者アプリ21には、図3で示した質問が、患者端末2の表示画面に合わせて表示される。すなわち、患者アプリ21は、情報処理装置1から取得した質問を、患者アプリ21がインストールされた患者端末2の表示画面の解像度に合わせて表示する。
【0047】
次に、図4を用いて、行動決定テーブルを説明する。図4は、実施形態の情報処理装置で用いられる行動決定テーブルの一例を示す図である。
【0048】
図4において、行動決定テーブルは、「STEP」、「優先順位」、「目標群ID」、「目標群」、「目標ID」、「目標」、「目標LV」、「Description」、「空腹・満腹間隔」、「食べ方」、「食事内容」、「食生活の規則性」、「食動機」、「代理摂食」、「体質や体重に関する認識」および「運動」の表項目を有する。
【0049】
「STEP」は、実行動における実行順序であり、達成状況に応じてステップアップしていく。「優先順位」は実行動の優先順位であり、図3において算出されたスコアの合計が高いカテゴリーから順位付けされる。また、スコアの合計が同値である場合、優先順位が高い目標群が優先される。たとえば、「食事内容」カテゴリーが最高スコアであるときには、目標群IDがg02とg04の両方が同じスコアとなるが、優先順位によりg04が優先されて実行動が実行される。同じステップ内においては、目標Lvが若い順に実行動が実行される。「目標群ID」および「目標群」は、「目標ID」および「目標」を群として分類したものである。「目標」には、全ての患者が達成すべき目標と、患者から受け付けた目標が含まれる。目標を目標群として分類することにより、類似した実行動を整理して提示することができる。「目標LV」は、実行動の実行順序であり、Lv1から順次実行されていく。「Description」は、目標の詳細を示している。「空腹・満腹間隔」、「食べ方」、「食事内容」、「食生活の規則性」、「食動機」、「代理摂食」、「体質や体重に関する認識」および「運動」は、それぞれの目標との関係性の有無を示している。例えば、目標IDがg0201の「単品材料を避け、野菜から食べる」の目標は、「食べ方」、「食事内容」および「体質や体重に関する認識」に関係していることを示している。
【0050】
次に、図5を用いて、情報処理装置1のハードウェア構成を説明する。図5は、実施形態における情報処理装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0051】
情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、I/O機器104、および通信I/F(Interface)105を有する。情報処理装置1は、図1で説明した情報処理プログラムを実行する装置である。
【0052】
CPU101は、RAM102またはROM103に記憶された情報処理プログラムを実行することにより、情報処理装置1の制御を行う。情報処理プログラムは、例えば、プログラムを記録した記録媒体、又はネットワークを介したプログラム配信サーバ等から取得されて、ROM103にインストールされ、CPU101から読出されて実行される。
【0053】
I/O機器104は、操作入力機能と表示機能(操作表示機能)を有する。I/O機器104は、例えばタッチパネルである。タッチパネルは、情報処理装置1の利用者に対して指先又はタッチペン等を用いた操作入力を可能にする。本実施形態におけるI/O機器104は、操作表示機能を有するタッチパネルを用いることができるが、I/O機器104は、表示機能を有する表示装置と操作入力機能を有する操作入力装置とを別個有するものであってもよい。その場合、タッチパネルの表示画面は表示装置の表示画面、タッチパネルの操作は操作入力装置の操作として実施することができる。なお、I/O機器104は、ヘッドマウント型、メガネ型、腕時計型のディスプレイ等の種々の形態によって実現されてもよい。
【0054】
通信I/F105は、通信用のI/Fである。通信I/F105は、例えば、無線LAN、有線LAN、赤外線等の近距離無線通信を実行する。図は通信用のI/Fとして通信I/F105のみを図示するが、情報処理装置1は複数の通信方式においてそれぞれの通信用のI/Fを有するものであってもよい。
【0055】
次に、図6を用いて、回答取得動作を説明する。図6は、実施形態の情報処理装置の回答取得動作の一例を示すフローチャートである。
【0056】
なお、以下に示すフローチャートにおける動作の実行主体は情報処理装置1であるものとして説明するが、それぞれの動作は、上述した情報処理装置1の各機能部において実行することができる。
【0057】
図6において、情報処理装置1は、質問を患者端末2に提供する(ステップS11)。患者端末2に提供された質問は患者端末2において、患者が回答を入力可能な質問画面として表示される。
【0058】
ステップS11の処理を実行した後、情報処理装置1は、回答が取得されたか否かを判断する(ステップS12)。回答が取得されていないと判断した場合(ステップS12:NO)、情報処理装置1は、ステップS12の処理を繰り返して、回答が取得されるのを待機する。
【0059】
一方、回答が取得されたと判断した場合(ステップS12:YES)、情報処理装置1は、回答を保存する(ステップS13)。ステップS13の処理を実行した後、情報処理装置1は、フローチャートに示す動作を終了する。
【0060】
次に、図7を用いて、目標受付動作を説明する。図7は、実施形態の情報処理装置1の目標受付動作の一例を示すフローチャートである。
【0061】
図7において、情報処理装置1は、目標入力画面を患者端末2に提供する(ステップS11)。患者端末2に提供された目標入力画面は患者端末2において、患者が目標を入力可能な画面として表示される。
【0062】
ステップS21の処理を実行した後、情報処理装置1は、目標が受付られたか否かを判断する(ステップS22)。目標が受付られていないと判断した場合(ステップS22:NO)、情報処理装置1は、ステップS22の処理を繰り返して、目標が受付られるのを待機する。
【0063】
一方、目標が受付られたと判断した場合(ステップS22:YES)、情報処理装置1は、目標を保存する(ステップS23)。ステップS23の処理を実行した後、情報処理装置1は、フローチャートに示す動作を終了する。
【0064】
なお、図6および図7で示した処理はそれぞれ非同期で行う場合を例示した。しかし、図6および図7で示した処理を連続して行うようにしてもよい。
【0065】
次に、図8を用いて、カテゴリースコア算出動作を説明する。図8は、実施形態の情報処理装置1のカテゴリースコア算出動作の一例を示すフローチャートである。
【0066】
図8において、情報処理装置1は、達成情報が受付られたか否かを判断する(ステップS31)。達成情報が受付られていないと判断した場合(ステップS31:NO)、情報処理装置1は、ステップS31の処理を繰り返して、達成情報が受付られるのを待機する。
【0067】
一方、達成情報が受付られたと判断した場合(ステップS31:YES)、情報処理装置1は、各々のカテゴリーにおけるスコアの合計値を算出する(ステップS32)。ステップS32の処理を実行した後、情報処理装置1は、フローチャートに示す動作を終了する。
【0068】
次に、図9を用いて、実行動特定動作を説明する。図9は、実施形態の情報処理装置1の実行動特定動作の一例を示すフローチャートである。
【0069】
図9において、情報処理装置1は、ステップS23の処理において保存される目標が取得されたか否かを判断する(ステップS41)。目標が取得されていないと判断した場合(ステップS41:NO)、情報処理装置1は、ステップS41の処理を繰り返して、目標が取得されるのを待機する。
【0070】
一方、目標が取得されたと判断した場合(ステップS41:YES)、情報処理装置1は、ステップS32の処理においてスコアの合計値が算出されたか否かを判断する(ステップS42)。スコアの合計値が算出されていないと判断した場合(ステップS42:NO)、情報処理装置1は、ステップS42の処理を繰り返して、スコアの合計値が算出されるのを待機する。
【0071】
一方、スコアの合計値が算出されたと判断した場合(ステップS42:YES)、情報処理装置1は、実行動を特定する(ステップS43)。実行動の特定は、図4において説明した行動決定テーブル111に基づき行われる。
【0072】
ステップS43の処理を実行した後、情報処理装置1は、特定された実行動を患者アプリ21に対して提示する(ステップS44)。ステップS44の処理を実行した後、情報処理装置1は、フローチャートに示す動作を終了する。
【0073】
次に、図10を用いて、フィードバック内容提供動作を説明する。図10は、実施形態の情報処理装置1のフィードバック内容提供動作の一例を示すフローチャートである。
【0074】
図10において、情報処理装置1は、達成情報入力画面を患者端末2に提供する(ステップS51)。患者端末2に提供された達成情報入力画面は患者端末2において、患者が達成情報を入力可能な画面として表示される。
【0075】
ステップS51の処理を実行した後、情報処理装置1は、達成情報が受け付けされたか否かを判断する(ステップS52)。達成情報が受け付けされていないと判断した場合(ステップS52:NO)、情報処理装置1は、ステップS52の処理を繰り返して、目標が取得されるのを待機する。
【0076】
一方、達成情報が受け付けされたと判断した場合(ステップS52:YES)、情報処理装置1は、実行動を再度特定する(ステップS53)。ステップS53で特定される実行動は、達成情報に基づくものであり、達成情報に応じて患者に提示する実行動を変化させるものである。ステップS53の処理を実行した後、情報処理装置1は、特定された実行動を患者アプリ21に対して提示する(ステップS54)。
【0077】
ステップS54の処理を実行した後、情報処理装置1は、達成情報に基づきフィードバック内容を選択する(ステップS55)。ステップS55の処理を実行した後、情報処理装置1は、選択されたフィードバック内容を医師アプリ31に提供する(ステップS56)。ステップS56の処理を実行した後、情報処理装置1は、フローチャートに示す動作を終了する。
【0078】
以上に説明したフローチャートは、情報処理装置1の動作の一例を示したものであり、情報処理装置1における動作を限定するものではない。例えば、フローチャートにおける各ステップの動作は複数の動作に分割されて実行されてもよい。
【0079】
なお、本実施形態で説明した装置を構成する機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本実施形態の上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0080】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0081】
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
【符号の説明】
【0082】
1 情報処理装置
11 記憶部
12 取得部
13 第1受付部
14 算出部
15 特定部
16 提示部
17 第2受付部
18 選択部
2 患者端末
21 患者アプリ
3 医師端末
21 医師アプリ
9 ネットワーク
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 I/O機器
105 通信I/F
図1
図2
図3
図4
図5
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図8
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図10