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  • 特開-テーピング格子磁気パッチ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024027113
(43)【公開日】2024-02-29
(54)【発明の名称】テーピング格子磁気パッチ
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/02 20240101AFI20240221BHJP
   A61H 39/04 20060101ALI20240221BHJP
【FI】
A61F13/02 310Z
A61F13/02 310M
A61H39/04 N
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023132524
(22)【出願日】2023-08-16
(31)【優先権主張番号】10-2022-0102201
(32)【優先日】2022-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523020741
【氏名又は名称】アテックス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヘ リョン
【テーマコード(参考)】
4C101
【Fターム(参考)】
4C101BA01
4C101BA08
4C101BC02
4C101BD02
(57)【要約】
【課題】磁性とテーピングを通じて血流の改善および筋肉痛の緩和はもちろん、人体の皮膚に対応して堅固かつ気密に付着されるようにするとともに、外部要因によって容易に裂けないように耐久性を向上させたテーピング格子磁気パッチを提供すること。
【解決手段】格子形態で形成され、一側に接着面が形成されたバンド部と;前記バンド部の接着面に一定の間隔で結合された指圧磁石と;前記接着面に分離可能に接着される離型紙と;を備える。格子形態のバンド部に指圧磁石が結合されることによって、指圧磁石を通じての指圧と筋肉痛の緩和はもちろん、血流の改善に優秀な効果を得ることができる。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
格子形態で形成され、一側に接着面が形成されたバンド部と;
前記バンド部の接着面に一定の間隔で結合された指圧磁石と;
前記接着面に分離可能に接着される離型紙と;を含む
ことを特徴とするテーピング格子磁気パッチ。
【請求項2】
前記バンド部には格子形態によって形成された多数の格子孔を含み、
前記格子孔は前記指圧磁石から一定距離離隔した位置に形成される
請求項1に記載のテーピング格子磁気パッチ。
【請求項3】
前記離型紙には前記指圧磁石と対向する位置に開口部が形成された
請求項1に記載のテーピング格子磁気パッチ。
【請求項4】
前記指圧磁石の一側には端部が膨らんでいるように指圧片が形成され、
他側には内部に形成された空間部に灸材料が挿入され得るように挿入孔が形成された
請求項1に記載のテーピング格子磁気パッチ。
【請求項5】
前記バンド部には格子形態によって形成された多数の格子孔を含み、
前記格子孔は前記指圧磁石から一定距離離隔した位置に形成され、
前記離型紙には前記指圧磁石と対向する位置に開口部が形成され、
前記指圧磁石の一側には端部が膨らんでいるように指圧片が形成され、
他側には内部に形成された空間部に灸材料が挿入され得るように挿入孔が形成された
請求項1に記載のテーピング格子磁気パッチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はテーピング格子磁気パッチに関し、より詳細には、磁性とテーピングを通じて血流を改善し筋肉痛を緩和するために使われるテーピング格子磁気パッチに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、現代人は多くの筋肉痛に苦しめられており、このような筋肉痛は運動または仕事、座る姿勢、精神的なストレスなどの多様な原因が筋肉と関節に無理を与えてそれによって痛みを誘発する。
【0003】
このように筋肉が緊張したり損傷して筋肉が腫れあがって血管やリンパ液、組織液の循環が円滑になされず、それによって痛みが発生すると、筋肉の伸縮性と類似する伸縮性を有するテープを痛みのある身体部位にテーピングをしたりまたは圧迫包帯などで巻いてあげるとある程度筋肉を固定できるとともに、皮膚と筋肉の空間を増やして血液およびリンパ液、組織液の循環を増加させて痛みを緩和させることはもちろん、皮膚的な刺激を通じても痛みの緩和を助ける。
【0004】
このように特殊処理されたテープを付けて痛みの緩和を助けることを「テーピング治療法」といい、テーピング治療法の種類としては、第1に筋肉、靭帯、関節の損傷予防および治療のための方法であって、解剖学および人体運動学に基づいて支持を要する部位を1次ラッピング(wrapping)した後、その上にテーピング用治療テープで筋肉、靭帯、関節の位置および運動方向にしたがってテーピングする方法がある。
【0005】
第2に、テープを利用して皮膚に直接テーピングをする方法であって、筋肉および関節炎の治療を目的とするスポーツテーピングに関するものであり、人体の筋肉と類似する伸縮性を有するように特殊な工法で製造して使う。
【0006】
このようなテープは筋肉と靭帯の形および方向に応じて対応するように伸縮性が優秀である反面、耐久性がよわいため外部要因によって容易に裂けてしまうという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】大韓民国特許庁公開番号第10-2020-0078960号
【特許文献2】大韓民国特許庁登録番号第10-1843162号
【特許文献3】大韓民国特許庁登録番号第10-2234561号
【特許文献4】大韓民国特許庁公開番号第10-2007-0024177号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前記のような問題点を解決するために創案されたもので、磁性とテーピングを通じて血流の改善および筋肉痛の緩和はもちろん、人体の皮膚に対応して堅固かつ気密に付着されるようにするとともに、外部要因によって容易に裂けないように耐久性を向上させることにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記のような目的を達成するために、本発明の好ましい実施例に係るテーピング格子磁気パッチは、格子形態で形成され、一側に接着面が形成されたバンド部;前記バンド部の接着面に一定の間隔で結合された指圧磁石;および前記接着面に分離可能に接着される離型紙;を含む。
【0010】
また、前記バンド部には格子形態によって形成された多数の格子孔を含み、前記格子孔は前記指圧磁石から一定距離離隔した位置に形成されることを特徴とする。
【0011】
また、前記離型紙には前記指圧磁石と対向する位置に開口部が形成されたことを特徴とする。
【0012】
また、前記指圧磁石の一側には端部が膨らんでいるように指圧片が形成され、他側には内部に形成された空間部に灸材料が挿入され得るように挿入孔が形成されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によるテーピング格子磁気パッチによると、格子形態のバンド部に指圧磁石が結合されることによって、指圧磁石を通じての指圧と筋肉痛の緩和はもちろん、血流の改善に優秀な効果を得ることができる。
【0014】
また、格子形態のバンド部を通じて皮膚に接着されることにより、皮膚および筋肉の動きに対応してより動きが自由で堅固に付着され得る効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の第1実施例に係るテーピング格子磁気パッチを示した図面である。
図2】本発明の第1実施例に係るテーピング格子磁気パッチの断面図である。
図3】本発明の第1実施例に係る離型紙の分解図である。
図4】本発明の第1実施例に係る離型紙の使用状態図である。
図5】本発明の第2実施例に係るテーピング格子磁気パッチを示した図面である。
図6】本発明の第2実施例に係るテーピング格子磁気パッチの断面図である。
図7】本発明の第2実施例に係る離型紙の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確になる。
【0017】
しかし、本発明は以下で開示される実施例に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし本実施例は本発明の開示を完全なものとし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。明細書全体に亘って同一の参照符号は同一の構成要素を指し示す。
【0018】
以下、本発明の実施例によってテーピング格子磁気パッチを説明するための図面を参照して本発明について説明することにする。
【0019】
図1は本発明の第1実施例に係るテーピング格子磁気パッチを示した図面、図2は本発明の第1実施例に係るテーピング格子磁気パッチの断面図、図3は本発明の第1実施例に係る離型紙の分解図、図4は本発明の第1実施例に係る離型紙の使用状態図である。
【0020】
これらの図面を参照すると、本実施例に係るテーピング格子磁気パッチは格子形態であり、皮膚および筋肉の動きが自由な特徴がある。
【0021】
このような効果を提供できる本実施例に係るテーピング格子磁気パッチ100は、バンド部110、指圧磁石120および離型紙130を含む。
【0022】
前記バンド部110は人体の皮膚に付着されるもので、格子形態で形成され、一側に接着面111が形成される。
【0023】
前記バンド部110には格子形態によって多数の格子孔112が形成される。
【0024】
ここで、前記バンド部110には前記格子孔112が、後述される指圧磁石120から一定距離離隔した位置に形成されることが好ましい。
【0025】
これは、前記指圧磁石120の接着力を向上させるためである。
【0026】
前記指圧磁石120は磁性体であり、前記バンド部110の接着面111に一つ以上結合される。
【0027】
前記指圧磁石120は複数で結合される場合、一定の間隔で配置される。
【0028】
前記指圧磁石120の一側には、人体の皮膚が損傷しないように端部が膨らんでいる形状を有するように凸片121が形成される。
【0029】
前記離型紙130は前記バンド部110の接着面111を汚染から保護するためのもので、前記バンド部110の接着面111に分離可能に接着される。
【0030】
前記離型紙130には前記接着面111に付着時、前記指圧磁石120と対向する位置に前記指圧磁石120により潰れたり浮くことを防止するための開口部131が形成される。
【0031】
ここで、前記開口部131は横または縦方向に一直線上に位置したもの同士で連結される。
【0032】
一方、前記指圧磁石は図4に示されたように、前記バンド部に前記格子孔が6個未満で形成された場合、真ん中に配置され得る。
【0033】
また、前記バンド部に前記格子孔が6個超過である場合、両側に互いに斜線方向に配置されてもよい。
【0034】
さらに、前記離型紙にはハーフカット部が形成される。
【0035】
前記ハーフカット部は前記開口部を形成するためのもので、前記離型紙に分離可能に結合され、分離されることによって前記離型紙に開口部が形成される。
【0036】
前記ハーフカット部は前記一直線上に位置したもの同士で連結された開口部と対応するように形成される。
【0037】
前記ハーフカット部は前記指圧磁石が付着されていないリフィル用バンド部に付着される前記離型紙に一体に結合される。
【0038】
そして、前記リフィル用バンド部に前記指圧磁石を付着時、前記ハーフカット部のみ除去して除去された位置に前記指圧磁石を付着させることができる。
【0039】
図5は本発明の第2実施例に係るテーピング格子磁気パッチを示した図面、図6は本発明の第2実施例に係るテーピング格子磁気パッチの断面図、図7は本発明の第2実施例に係る離型紙の分解図である。
【0040】
本実施例に係るテーピング格子磁気パッチ200はバンド部210、指圧磁石220および離型紙230を含む。
【0041】
前記バンド部210は人体の皮膚に付着されるもので、格子形態で形成され、一側に接着面211が形成される。
【0042】
前記バンド部210には格子形態によって多数の格子孔212が形成される。
【0043】
ここで、前記バンド部210には前記格子孔212が後述される指圧磁石220から一定距離離隔した位置に形成されることが好ましい。
【0044】
これは、前記バンド部210の耐久性を向上させるためである。
【0045】
前記バンド部210には後述される指圧磁石220が他側面に突出され得るように結合孔213が形成される。
【0046】
この時、前記結合孔213は前記バンド部210の格子形態のうち互いに交差する中央部分に形成される。
【0047】
また、前記バンド部210は二重で形成され得るように外皮210aと内皮210bで形成される。
【0048】
前記指圧磁石220は磁性体であり、前記バンド部210の結合孔213に結合される。
【0049】
前記指圧磁石220の一側には人体の皮膚が損傷しないように端部が膨らんでいる形状を有するように凸片221が形成される。
【0050】
前記指圧磁石220の内部には灸材料Mが収容され得るように空間部222が形成される。
【0051】
前記指圧磁石220の他端には前記空間部222と連結されるように挿入孔223が形成される。
【0052】
また、前記指圧磁石220の側面には周りに沿って等間隔で貫通孔224が形成される。
【0053】
例えば、前記貫通孔224は90度間隔で形成され、前記バンド部210の格子形態と対応するように形成される。
【0054】
前記貫通孔224は前記空間部222と連結されるように形成される。
【0055】
前記貫通孔224にはワイヤ225が格子形態で互いに交差するように結合される。
【0056】
前記ワイヤ225は前記外皮210aと内皮210bの間に結合される。
【0057】
前記ワイヤ225は前記空間部222に収容された灸材料Mの熱気が人体の皮膚に伝達されるように熱伝導体で形成される。
【0058】
前記離型紙230は前記バンド部210の接着面211を汚染から保護するためのもので、前記バンド部210の接着面211に分離可能に接着される。
【0059】
前記離型紙230には、前記接着面211に付着時に、前記指圧磁石220と対向する位置に前記指圧磁石220により潰れたり浮くことを防止するための開口部231が形成される。
【0060】
ここで、前記開口部231は横または縦方向に一直線上に位置したもの同士で連結されてもよい。
【0061】
本発明によるテーピング格子磁気パッチによると、格子形態のバンド部に指圧磁石が結合されることによって、指圧磁石を通じての指圧と筋肉痛の緩和はもちろん、血流の改善に優秀な効果を得ることができる。
【0062】
また、格子形態のバンド部を通じて皮膚に接着されることにより、皮膚および筋肉の動きに対応してより動きが自由で堅固に付着され得る効果を得ることができる。
【0063】
本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施され得る。したがって、以上で記述した実施例はすべての面で例示的なものであり限定的ではない。本発明の範囲は前記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味および範囲そしてその均等概念から導き出されるすべての変更または変形された形態も本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0064】
100:磁気パッチ
110:バンド部
111:接着面
112:格子孔
120:指圧磁石
121:凸片
130:離型紙
130a:ハーフカット部
131:開口部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7