(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024027417
(43)【公開日】2024-03-01
(54)【発明の名称】撮影装置および撮影方法
(51)【国際特許分類】
E01D 22/00 20060101AFI20240222BHJP
【FI】
E01D22/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022130194
(22)【出願日】2022-08-17
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-08-10
(71)【出願人】
【識別番号】390001993
【氏名又は名称】みらい建設工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000213909
【氏名又は名称】朝日航洋株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】足立 雅樹
(72)【発明者】
【氏名】蛭川 愛志
(72)【発明者】
【氏名】河端 智樹
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 孝洋
(72)【発明者】
【氏名】田中 保幸
(72)【発明者】
【氏名】山本 遼平
【テーマコード(参考)】
2D059
【Fターム(参考)】
2D059BB15
2D059GG39
(57)【要約】
【課題】台船を適切に誘導して、安定した映像品質を確保できる撮影装置および撮影方法を提案する。
【解決手段】水上構造物と水面との間の狭隘空間11に撮影装置2を浸入させて、水上構造物の下面の撮影を行う。撮影装置2は、狭隘空間11に進入可能な動力台船3と、動力台船3に搭載された撮像手段4と、動力台船3から延設された複数本の手綱5と、水上構造物の縁部において、手綱5を水上構造物の下方から上方へ誘導する誘導手段6とを備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水上構造物と水面との間の狭隘空間で使用可能な撮影装置であって、
前記狭隘空間に進入可能な動力台船と、
前記動力台船に搭載された撮像手段と、
前記動力台船から延設された複数本の手綱と、
前記水上構造物の縁部において、前記手綱を前記水上構造物の上方に誘導する誘導手段と、を備えていることを特徴とする、撮影装置。
【請求項2】
前記誘導手段が、前記手綱を挿通する筒状部材であることを特徴とする、請求項1に記載の撮影装置。
【請求項3】
前記誘導手段に、前記水上構造物に固定するための取付具が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の撮影装置。
【請求項4】
前記動力台船は、横方向に並設された複数の浮体と、前記複数の浮体に横架された台座と、左右両端に配設された前記浮体にそれぞれ取り付けられた推進手段と、を備え、
前記台座の両端から前記手綱が延設されていることを特徴とする、請求項1に記載の撮影装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の撮影装置を利用して前記狭隘空間において、前記水上構造物を撮影する撮影方法であって、
前記誘導手段を前記水上構造物の縁部に設置するとともに、前記動力台船を水面に浮かべる工程と、
前記動力台船を前記狭隘空間に進入させる工程と、
前記撮像手段により前記水上構造物の下面を撮影する工程と、を備えており、
前記手綱を使用して、前記動力台船の姿勢を調整することを特徴とすることを特徴とする、撮影方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、狭隘空間に使用する撮影装置および撮影方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンクリート構造物の劣化の診断方法として、構造物の表面に生じたクラックや欠損などを確認する方法が知られている。構造物のクラック等の確認は、目視による確認が一般的である。ところが、例えば、桟橋の床版の下面等のように、測定者が近づくことが困難な場合には、目視により確認することができない場合がある。そのため、特許文献1には、遠隔操作が可能な台船等に設置したカメラで撮影した画像により港湾構造物の劣化状況を診断する構造物診断方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構造物診断方法は、遠隔操作が可能な台船に搭載したカメラで構造物を撮影するものであるが、桟橋の下の空間等の撮影では、GNSS(全球測位衛星システム)を用いた位置情報の取得ができないために、リアルタイムでの自己位置の特定が難しく自律航行が困難な場合がある。また、桟橋の下側に進入して診断を行う場合には、台船を視認できず、さらには、台船を誘導するための無線通信環境が不安定な場合があり、台船の航行が困難となるおそれがある。また、台船は、水流や風の影響を受けやすく、同じ位置に同じ姿勢でとどまることが難しい。さらに、通常の動力船では、移動速度が速く、所望の映像品質を保つことができない。
【0005】
このような観点から、本発明は、台船を適切に誘導して、安定した映像品質を確保できる撮影装置および撮影方法を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための本発明の撮影装置は、水上構造物と水面との間の狭隘空間で使用可能なものであって、前記狭隘空間に進入可能な動力台船と、前記動力台船に搭載された撮像手段と、前記動力台船から延設された複数本の手綱と、前記水上構造物の縁部において前記手綱を前記水上構造物の上方に誘導する誘導手段とを備えている。
【0007】
また、本発明の撮影方法は、前記撮影装置を利用して水上構造物と水面との間の狭隘空間において前記水上構造物を撮影するものであって、前記誘導手段を前記水上構造物の縁部に設置するとともに、前記動力台船を水面に浮かべる工程と、前記動力台船を前記狭隘空間に進入させる工程と、前記撮像手段により前記水上構造物の下面を撮影する工程とを備えている。撮影中は、前記手綱を使用して、前記動力台船の姿勢を調整する。
【0008】
かかる撮影装置および撮影方法によれば、手綱を利用して動力台船の姿勢を調整するため、動力台船を同じ位置に同じ姿勢でとどめることができ、所望の位置で高品質に撮影できる。
また、手綱を繰り出す速度により動力台船の移動速度を調節することができるため、撮影に適した移動速度により動力台船を移動させることができる。
さらに、手綱を利用して動力台船を操作するため、直接目視できないような場所であっても、動力台船を適切に誘導できる。
【0009】
なお、前記誘導手段が、前記手綱を挿通する筒状部材であれば、手綱を確実に水上構造物の上方に誘導することができる。
また、前記誘導手段に、前記水上構造物に固定するための取付具が設けられていれば、取付具を水上構造物に取り付けるのみで、誘導手段を固定することができるため、別途治具を用いる場合に比べて簡易に固定できる。
【0010】
前記動力台船には、横方向に並設された複数の浮体と、前記複数の浮体に横架された台座と、左右両端に配設された前記浮体にそれぞれ取り付けられた推進手段とを備えたものを使用すればよい。このとき、前記手綱は、前記台座の両端から延設されているのが望ましい。かかる撮影装置によれば、左右一対の手綱を操作することで、動力台船を適切に誘導できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の撮影装置および撮影方法によれば、台船を適切に誘導して、安定した映像品質を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本実施形態に係る撮影装置を示す斜視図である。
【
図6】撮影装置を利用した撮影方法の例を示す斜視図であって、(a)は準備工程、(b)は進入工程である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本実施形態では、桟橋(水上構造物)1の下の狭隘空間11において、桟橋1の床版の裏(下面)の撮影を行う場合について説明する。
図1に示すように、桟橋1の床版と水面との間の狭隘空間11(例えば、水面から桟橋1の梁下の間隔が15~20cm)で使用可能(進入可能)な撮影装置2を利用する。
撮影装置2は、動力台船3と、撮像手段4と、手綱5と、誘導手段6と、ケーブル7とを備えている。
【0014】
動力台船3は、狭隘空間11に進入可能な形状を有している。
図2に示すように、動力台船3は、横方向に並設された複数(本実施形態では3つ)の浮体31と、複数の浮体31に横架された台座32と、左右両端に配設された浮体31にそれぞれ取り付けられた推進手段33とを備えている。
【0015】
浮体31は、筒状を呈していて、中心軸が動力台船3の進行方向に沿うように横向きに設置されている。浮体31同士の間隔は一定である。両端に配設された浮体31,31には、それぞれ推進手段33(スラスター)が固定されている(
図3参照)。また、中央に配設された浮体31には、板状のフィン34が固定されている。
【0016】
台座32は、底板と一対の側板とを組み合わせてなる断面コ字状のアルミニウム合金製部材からなる。台座32は、上向きに開口するように、浮体31の上に固定されている。台座32には、撮像手段4の他、バッテリー36、制御手段37、レーザースケールポインタ38、照明39が搭載されている。台座32には、手綱5を取り付けるためのリング35が両端部に設けられている。
【0017】
推進手段33は、動力台船3に推進力を付与する。推進手段33は、台座32に上載されたバッテリー36の電力により駆動する。推進手段33の起動・停止等は、操縦者Pから送信された信号により制御手段37を介して行う。
【0018】
撮像手段(カメラ)4は、
図2に示すように、動力台船3に搭載されている。本実施形態では、4台の撮像手段4(斜上方向カメラ41,45および上方向カメラ42,44)が台座32の底板と側板により囲まれた空間に収納されている。中央の浮体31の左右近傍に設けられた2台の撮像手段4,4(上方向カメラ42,44)は、広角レンズ搭載の防水カメラからなり、上向きに設けられている。また、左右の浮体31の近傍に設けられた撮像手段4,4(斜上方向カメラ41,45)は、広角レンズ搭載の防水カメラからなり、それぞれ斜め外向きに設けられている。
図3に示すように、隣り合う撮像手段4同士は、撮影範囲41A,42A,44A,45Aの一部が重なるように配置する。
【0019】
本実施形態では、動力台船3の前方を撮影するための防水高感度カメラからなる撮像手段4(前方向カメラ43)が台座32の前面に設けられている。
撮像手段4により撮影された映像は、端末71に送信される。撮像手段4により撮影された映像を端末71に表示すれば操縦者Pの操作を支援することができる。
【0020】
手綱5は、
図1に示すように、動力台船3から延設されている。本実施形態では、台座32の両端から手綱5が延設されている。手綱5は、台座32に形成されたリング35に取り付けられている。台座32から延びる手綱5は、誘導手段6を介して、桟橋1の上面に延設されている。本実施形態では、手綱5として、水に浮く特性を有したPVロープ(ポリエチレン・ポリエステル混撚ロープ、比重:0.98)を使用する。なお、手綱5を構成する材料は限定されるものではなく、合成繊維をより合わせることにより構成されたいわゆるファイバーロープや天然繊維であってもよい。手綱5には、目盛が付されていて、動力台船3から手元までの手綱5の長さを把握することができる。
【0021】
誘導手段6は、
図1に示すように、桟橋1の縁部において、手綱5を桟橋の上方に誘導する。誘導手段6は、
図4に示すように、手綱5を挿通する筒状部材からなる本体部61と、本体部61の両端に設けられたガイドヘッド62と、本体部61に固定された取付具63を備えている。
本体部61は、手綱5の外径よりも大きな内径のアルミニウム合金製のパイプからなる。
【0022】
ガイドヘッド62は、平面視円形で、中央に手綱5を挿通可能な貫通孔が形成された漏斗状の部材である。ガイドヘッド62の縁部分は曲線状を呈していて、手綱5を傷つけ難い。ガイドヘッド62には、本体部61の端部を挿入可能な差込部621が形成されている。ガイドヘッド62は、差込部621に本体部61の端部を差し込むことで、本体部61に固定されている。
【0023】
取付具63は、桟橋1に設けられた縁石12に固定可能なクランプである。取付具63は、本体部61に添設された添設部631と、添設部631から側方(縁石12側)に延びる連結部632と、連結部632に設けられた把持部633とを備えている。取付具63は、把持部633により縁石12を把持することで、誘導手段6が桟橋1に固定される。
【0024】
ケーブル7は、
図1に示すように、操縦者Pの端末71から撮影装置2に至る。操縦者Pは、端末71に実装された操縦用のスイッチとレギュレータを用いて撮影装置2を操作する。ケーブル7には、
図5に示すように、所定の間隔によりフロート72が取り付けられている。動力台船3の移動に伴って水面に到達したケーブル7は、フロート72により水面に浮かぶ。
【0025】
次に、本実施形態の撮像手段4を利用した撮影方法について説明する。本実施形態では、桟橋2の梁下から水面までの距離が20cmの隙間から桟橋2の下の狭隘空間11に進入して、桟橋1の床版の下面までの撮影離隔が最小30cmの場合において、延長距離15m程度の範囲について撮影するものとする。本実施形態の撮影方法は、準備工程と、進入工程と、撮影工程とを備えている。
【0026】
準備工程は、
図6(a)に示すように、左右一対の誘導手段6,6を桟橋1の縁部に設置するとともに、動力台船3を水面に浮かべる工程である。このとき、手綱5を誘導手段6に挿通させた状態で、一端を動力台船3に取り付け、他端を桟橋1上で保持しておく。手綱5が挿通された誘導手段6は、取付具63の把持部633により縁石12を把持することにより、桟橋1の縁部に固定する。一対の誘導手段6,6は、動力台船3の台座32に形成された左右のリング35と同じ間隔をあけて配設するとともに、水面側になるガイドヘッド62の下端面が水面に浮かべた動力台船よりも高くなる位置(10cm程度)で、本体部61を添設部631に固定する。このとき、撮像手段4、レーザースケールポインタ38、照明39の電源を入れておく。また、手綱5は弛まないようにしておく。
【0027】
進入工程は、
図6(b)に示すように、動力台船3を狭隘空間11に進入させる工程である。操縦者Pが端末71を操作すると、信号が制御手段37に送信されて、推進手段33が起動することより動力台船3が桟橋1の下側へ移動する。このとき、左右の手綱5を引いたり緩めたりすることで、動力台船3の進行方向を調整する。より詳しくは、左右の手綱5の目盛を確認し、左右の手綱5の長さが同じ長さになるように調整しながら、動力台船3を移動させる。動力台船3は、左右一対の誘導手段6,6の間を通過して、桟橋1の下側に進入させる。なお、動力台船3の移動時は、動力台船3の進行方向を前方向カメラ43により撮影された映像を端末71に表示し、この映像を見ながら操縦者Pが動力台船3の操作を行う。
【0028】
撮影工程は、
図1に示すように、撮像手段4により桟橋1の床版の下面を撮影する工程である。このとき、動力台船3は、手綱5を使用して、速度および姿勢を調整する。
手綱誘導者P2は、左右の手綱5の目盛を確認しながら、左右の手綱5が同じ長さになるように調整し、動力台船3の向き、姿勢および速度(例えば、10cm/秒)を調整する
撮影終了後は、左右の手綱5を同量ずつ引き戻すことで、動力台船3を所定の位置に引き戻す。
【0029】
なお、進入工程および撮影工程では、操縦者Pは推進手段33の推力を必要に応じて調整する。例えば、動力台船3が風や水流の影響で流される場合には、推進手段33の推力を上げる。また、動力台船3が進むに従って、手綱5およびケーブル7による抵抗が増加する場合には、推進手段33の推力を増加させる。
【0030】
浮体31に取り付けられた板状のフィン34は、風や水流の影響に応じて取り外す。例えば、水流が強く風が弱い場合は取外し、水流が弱く風が強い場合は取り付ける。
【0031】
桟橋1の下の狭隘空間11では、照明39を点灯させる。照明39を点灯させることで、桟橋1の床版の下面が照らされるとともに、動力台船3の周囲が明るくなる。レーザースケールポインタ38は、床版の撮影面に、幅(長さ)の基準となる一定の幅のレーザー光を照射する。上方向カメラ42,44は、レーザースケールポインタ38により撮影面に照射されたレーザー光とともに、床版の下面を撮影する。
【0032】
本実施形態の撮像手段4を利用した撮影方法によれば、手綱5を利用して動力台船3の姿勢を調整するため、動力台船3を同じ位置に同じ姿勢でとどめることができ、所望の位置で高品質に撮影できる。また、手綱5を繰り出す速度により動力台船3の移動速度を調節することができるため、撮影に適した移動速度により動力台船3を移動させることができ、その結果、高品質な撮影が可能となる。推進手段4の推進力によって、手綱5に張力が作用した状態が維持されているため、動力台船3を一定の向きに維持できる。
【0033】
手綱5を利用して動力台船3を操作するため、直接目視できない場所であっても、動力台船3を適切に誘導できる。
また、手綱5は、誘導手段6に挿通されているため、桟橋(水上構造物)1の縁等に引っかかることがない。また、手綱5が誘導手段6から外れることもない。そのため、桟橋の縁等に接することによる摩擦等により、操作性が低下することがない。
【0034】
動力台船3に手綱5が取り付けられているため、動力台船3の回収性が高い。すなわち、動力台船3が障害物に接触した場合であっても、手綱5を引き戻すことで、回収できる。
誘導手段6は、取付具63を縁石12に取り付けるのみで、桟橋1に固定されるため、別途治具を用いる場合に比べて簡易に固定できる。
【0035】
動力台船3は、横方向に並設された複数の浮体31により、安定している。
ケーブル7を介して有線で操作することで、電波の届きにくい領域に対しても、撮影装置2を進入させて、撮影することができるとともに、その映像を確認できる。
【0036】
以上、本発明に係る実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、撮影対象となる水上構造物は桟橋1に限定されるものではない。
【0037】
前記実施形態では、誘導手段6が筒状部材(パイプ)により構成されている場合について説明したが、誘導手段6の構成は限定されるものではない。例えば、手綱5を挿入可能な空間を有したコ字状断面の長尺部材であっても、上下に滑車が設けられたものであってもよい。
【0038】
取付具63は、必ずしも縁石12に固定する必要はなく、取付具63の固定箇所は水上構造物の構成に応じて適宜決定すればよい。桟橋1上に縁石がない場合には、桟橋1の縁に固定してもよいし、桟橋1に設けられた手すりなどに固定してもよい。また、取付具63の構成は、取り付け箇所の形状などに応じて適宜決定すればよい。
【0039】
動力台船3の構成は、前記実施形態で説明した構成に限定されるものではなく、適宜決定すればよい。例えば、浮体31の数や配置は限定されるものではない。
また、動力台船3に設置する撮像手段4の数、配置、撮影方向も適宜決定すればよい。同様に、照明39の数および配置も適宜決定すればよい。また、レーザースケールポインタ38は、必要に応じて設ければよい。
【符号の説明】
【0040】
1 桟橋
11 狭隘空間
2 撮影装置
3 動力台船
31 浮体
32 台座
33 推進手段
4 撮像手段
5 手綱
6 誘導手段