(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024027493
(43)【公開日】2024-03-01
(54)【発明の名称】モジュール型電子カルテシステム
(51)【国際特許分類】
G16H 10/60 20180101AFI20240222BHJP
【FI】
G16H10/60
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022130329
(22)【出願日】2022-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】502351659
【氏名又は名称】株式会社医療情報技術研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100196760
【弁理士】
【氏名又は名称】大野 浩司
(72)【発明者】
【氏名】姫野 信吉
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA23
(57)【要約】 (修正有)
【課題】医療や介護機関ごと、職種ごとの作業手順に沿った支援モジュールを開発する際にデータの相互運用を担保し、自院で開発/修正した電子カルテ構成要素を電子カルテ構成要素データベースに登録することで、自院の電子カルテ構成要素のバックアップを図りながら、他の医療/介護機関と共用を可能とするモジュール型電子カルテシステムを提供する。
【解決手段】医療/介護における複数の職種に対して、各職種の文書作成を支援する職種別の支援ソフトウェア(支援モジュール)の組合せからなる電子カルテシステムにおいて、任意の支援モジュールの組合せ間で、互いの支援モジュールの作成した文書を相互に参照可能とした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療/介護における複数の職種に対して、各職種の文書作成を支援する職種別の支援ソフトウェア(支援モジュール)の組合せからなる電子カルテシステムにおいて、任意の支援モジュールの組合せ間で、互いの支援モジュールの作成した文書を相互に参照可能であることを特徴とする電子カルテシステム。
【請求項2】
前記電子カルテシステムの構成要素である、前記支援モジュール、前記支援モジュールで作成される文書、前記文書内で使用される入力エリアであるセクション、同じく前記文書内で使用される記述項目のそれぞれの定義を、任意の数記録する電子カルテ構成要素データベースを備え、医療/介護施設に必要な電子カルテ構成要素をダウンロードし、当該医療/介護施設の電子カルテを構成可能としたことを特徴とする請求項1記載の電子カルテシステム。
【請求項3】
前記電子カルテ構成要素のうち、当該医療/介護施設で修正し、あるいは新規に作成した電子カルテ構成要素を、前記電子カルテ構成要素データベースに登録可能としたことを特徴とする請求項1~2いずれか記載の電子カルテシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機関や介護機関で計画や処置のオーダー、記録などに用いられる電子カルテシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
医療や介護の現場では、電子カルテを用いて得られた情報の記録、これらに基づいた計画立案、計画に基づいた個々の検査や処置の指示、指示の実行の記録などが系統的に行われ、効率的で過誤の少ない医療や介護行為が実践されている。
これらの医療や介護の行為は多岐にわたっており、それぞれに応じた記録や計画、指示のやり方がある。
医師、看護師、介護士、薬剤師など等の職種によって情報や計画、指示、記録のやり方は異なっている。
また、入院と外来、在宅医療/介護でも必要とされる情報や計画、指示、記録は異なっている。
さらに、病院や診療科によっても、必要とされる情報や計画、指示、記録は異なっている。
この出願に関連する先行技術文献としては次のものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-151988
【特許文献2】特開2018-180731
【特許文献3】特開2013-65216
【特許文献4】特許第6488778号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
当初の電子カルテは、医療や介護機関ごとに、その作業のやり方を開発会社が聞き取り調査し、それに応じて設計仕様を決め、個別に開発を行ってきた。開発導入には半年から年単位の期間と莫大な費用を要していた。
徐々に共通仕様が固まってくるにつれ、基本仕様を決めておき、個別の医療/介護機関の要望機能を追加開発する形をとるようになってきた。
以前に比べ開発期間や費用は減少にて来たものの、現時点でも少なからぬ費用が重複した開発に掛かり、この費用の制約から、各医療/介護機関の要望には十分に応えているとは言い難いのが現状である。
【0005】
医師支援モジュールや看護支援モジュールなどのように、職種別にモジュール化された支援ソフトウェアを複数用意しておき、医療/介護機関の作業に合わせて適切なモジュールを選択し、それらの組み合わせで電子カルテを構成するものもある。それぞれのモジュールは、異なる複数の会社から提供されることも多い。
しかし、支援モジュールの間でデータの相互運用性を欠いており、異なる支援モジュールで作成された文書の内容を参照できない問題があった。このため、医師が看護師の記録を参照して医師記事に反映しようとすると、いったん医師支援モジュールを落として、看護支援モジュールを立ち上げて看護記録を参照する必要があった。参照した看護記録は、いったんメモしておき、看護支援モジュールを落として、再度医師支援モジュールを立ち上げなおしてから前記メモを医師支援モジュールに入力するという複雑で非効率的な作業を行う必要があった。
実際、或る医療機関の薬剤師は、作業効率化のために三台の端末にそれぞれ医師支援モジュール、看護支援モジュール、薬剤師支援モジュールを並行して立ち上げ、必要とされる情報を参照しながら作業を行っている状況である。
【0006】
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、医療や介護機関ごと、職種ごとの作業手順に沿った支援モジュールを開発する際にデータの相互運用性を担保すること、さらに、データの相互運用性が担保された支援モジュールを多数登録しておき(電子カルテ構成要素データベース)、適切な支援モジュールの組合せとパラメーターの調整といった最小限の作業で当該医療や介護機関に適した電子カルテの導入を可能にすることでソフトウェアの重複開発を無くし、短期間且つ低価格での電子カルテ導入を可能とすることである。さらに、自院で開発/修正した電子カルテ構成要素を電子カルテ構成要素データベースに登録することで、自院の電子カルテ構成要素のバックアップを図りながら、他の医療/介護機関と共用を可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するための手段として請求項1記載の電子カルテシステムでは、医療/介護における複数の職種に対して、各職種の文書作成を支援する職種別の支援ソフトウェア(支援モジュール)の組合せからなる電子カルテシステムにおいて、任意の支援モジュールの組合せ間で、互いの支援モジュールの作成した文書を相互に参照可能であることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の電子カルテシステムでは、請求項1記載の電子カルテシステムにおいて、前記電子カルテシステムの構成要素である、前記支援モジュール、前記支援モジュールで作成される文書、前記文書内で使用される入力エリアであるセクション、同じく前記文書内で使用される記述項目のそれぞれの定義を、任意の数記録する電子カルテ構成要素データベースを備え、当該医療/介護施設に必要な電子カルテ構成要素をダウンロードし、当該医療/介護施設の電子カルテを構成可能としたことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の電子カルテシステムでは、請求項1~2いずれか記載の電子カルテシステムにおいて、前記電子カルテ構成要素のうち、当該医療/介護施設で修正し、あるいは新規に作成した電子カルテ構成要素を、前記電子カルテ構成要素データベースに登録可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の電子カルテシステムでは、医療/介護における複数の職種に対して、各職種の文書作成を支援する職種別の支援ソフトウェア(支援モジュール)の組合せからなる電子カルテシステムにおいて、任意の支援モジュールの組合せ間で、互いの支援モジュールの作成した文書を相互に参照可能である。
【0011】
請求項2記載の電子カルテシステムでは、電子カルテ構成要素データベースを備えるので、電子カルテシステムの構成要素である、前記支援モジュール、前記支援モジュールで作成される文書、前記文書内で使用される入力エリアであるセクション、同じく前記文書内で使用される記述項目のそれぞれの定義を、任意の数記録することができる。
また、医療/介護施設に必要な電子カルテ構成要素をダウンロードし、当該医療/介護施設の電子カルテを構成可能である。
【0012】
請求項3記載の電子カルテシステムでは、電子カルテ構成要素のうち、医療/介護施設で修正し、あるいは新規に作成した電子カルテ構成要素を、前記電子カルテ構成要素データベースに登録可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図2】(a)従来と、(b)本発明のソフトウェア構成図である。
【
図3】様々なカテゴリーの文書と、当該文書の構成要素の説明図である。
【
図4】職種一覧、スタッフ一覧と、各文書カテゴリーへの職種別アクセス可能一覧である。
【
図5】電子カルテ構成要素データベースの構成図である。
【
図6】電子カルテ構成要素データベースから構成要素をダウンロードし、自院の電子カルテを構成する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、本発明のハードウェア構成図を示す。
院内サーバーは施設内にあって電子カルテシステムが動作している。
有線ないし無線LANで院内の端末は連結されている。
端末はPC、タブレット、スマートフォンなどのデバイス群からなる。
必要に応じてクラウド上にもメインないしバックアップ用のサーバーを設置することも可能である。
院外に存在するデバイスからも、ウェブ回線あるいは公衆回線を経由して、院内ないしクラウド内サーバーへのアクセスも可能である。
同じくクラウド上にある電子カルテ構成要素データベースは、電子カルテを構成ずる記述項目、セクション、文書カテゴリーなどの構成要素を登録/管理するもので、自院電子カルテに必要な電子カルテ構成要素をダウンロードする。
また、自院で作成した電子カルテ構成要素を登録しておき、他の医療/介護機関と共有する。万一、自院の電子カルテが破損した場合は、登録しておいた電子カルテ構成要素をダウンロードして再構成を行う。
【0015】
図2は(a)従来と、(b)本発明のソフトウェア構成図である。
(a)従来の電子カルテの支援モジュールは、当該支援モジュールで使用される固有ソフトウェアと、当該固有ソフトウェアで作成され、記録、参照される当該支援モジュールの固有データは、いずれも他の支援モジュールとは独立していた。
すなわち、寄せ木細工のように、様々な支援モジュールを寄せ集めただけで、相互運用性を欠くものであった。
このため、医師支援モジュールを使用中の医師が、看護記録や薬剤師のコメントを参照しようとすると、医師支援モジュールから直接参照することができず、いったん医師支援モジュールを終了させ、次に看護師支援モジュールや薬剤師支援モジュールを立ち上げで参照を行い、当該支援モジュールを終了させ、再度医師支援モジュールを立ち上げなおすといった煩雑な作業手順を強いられていた。
【0016】
(b)本発明では、それぞれの支援モジュールで使用するデータは、他の支援モジュールからも参照可能な形で一元的に記録されている(相互運用可能データ)。
作成された文書データは、相互運用可能データとして記録され、自支援モジュールだけでなく、他の支援モジュールからも参照される。
文書の種類(文書カテゴリー)ごとに当該文書カテゴリーの構成要素、記述項目などが異なっていても、XMLやJSONなどの形式でオブジェクトとして記録するようにしておけば、リレーショナルデータベースで一元的に管理できる(相互運用可能データ:再掲)。
相互運用可能データ制御ソフトウェアは、前記相互運用可能データの運用に必要な、文書カテゴリーや文書内部構造の定義、職種や職種ごとの各文書カテゴリーに対するアクセス権限の設定などを行う。
相互運用可能データ制御ソフトウェアは、相互運用可能性が担保されるならば、文書カテゴリー定義機能などの一部を各支援モジュール内で行ってもよい。
各支援モジュールの開発言語は、HTML、BASIC、COBOL、PYTHONなど等、相互運用可能性が担保されるならば、任意である。
【0017】
図3は、様々なカテゴリーの文書と、当該文書の構成要素の説明図である。
(a)医事課基本文書の例である。患者ID(ID#)や氏名、生年月日などの記述項目が並んでいる。この例では、記述項目名と内容の間は、「:」で仕切られている。
この区切り記号(delimiter)は、スペース、「;」、/など任意である。
(b)医師記事の例である。S:主観的訴え(Subjective complaints)、O:客観的所見(Objective findings)、A:評価(Assessment)、P:計画(Plan)の4個の自由テキスト入力エリア(セクション)がある。
(c)看護師記事の一例である。バイタルサインというセクション内に、体温、呼吸数、血圧、心拍数などの記述項目が配置されている。
各記述項目は、本例のようにテキスト入力の目印であるラベルとしただけでも良いが、記述項目をオブジェクト化して、数値の範囲を設定して異常値には警告する、選択肢のリストを定義しておき選択させるなどの入力に対するフィルター機能を持たせると、より効率的で精度の高い入力が可能となる。
【0018】
図4は、(a)職種一覧、(b)スタッフ一覧と、(c)各文書カテゴリーへの職種別アクセス可能一覧である。相互運用可能データ制御ソフトウェアによって管理される制御データである。
スタッフの職種によって、文書カテゴリーに対するアクセス権限が異なっている。このアクセス権限の割り当ては、各医療/介護機関で適宜調整できる。
【0019】
図5は電子カルテ構成要素データベースの内容の構成である。
文書の記述内容である記述項目群、文書の入力枠であるセクション群、文書カテゴリー群、支援モジュール群が記録されている。記述項目、セクション、文書カテゴリー、支援モジュールいずれにしても同義ないし類似の電子カルテ構成要素が、様々な医療機関/介護機関で作成され登録されている。医療機関/介護機関の作業環境、対象患者の違いによって、それぞれに適した電子カルテ構成要素がある。
電子カルテの導入を希望する医療機関/介護機関は、本図で示す構成要素データベースを検索し、自院に適合性の高い電子カルテ構成要素を選択し、組み合わせること、さらに
図4で示したアクセス権限の設定を行うことで、容易に自院の電子カルテを構成できる。
【0020】
図6は、電子カルテ構成要素データベースから電子カルテ構成要素をダウンロードし、自院の電子カルテを構成する説明図である。
それぞれのカテゴリーの文書は、記述項目、セクション、セクション内記述項目で構成される。支援モジュールは、当該職種の作成するカテゴリーの文書の組合せからなる。
自院に電子カルテを導入する際は、電子カルテ構成要素データベースから既存の支援モジュールをダウンロードするのが簡単だが、支援モジュールを構成する文書カテゴリーの一部を、より適切な電子カルテ構成要素データベースからダウンロードして入れ替えても良い。さらに当該文書カテゴリーの記述項目やセクションを、同様にダウンロードして入れ替えても良い。
もちろん、自院で、電子カルテ構成要素を新規作成/修正しても良い。さらに、新規作成/修正構成要素を、電子カルテ構成要素データベースに登録すれば、万一自院の電子カルテが破損した際のバックアップとなるし、さらには、修正して使い易くなった構成要素を、他の医療/介護機関と共有することができる。ダウンロード、登録を活発化させるために、金銭などのインセンティブをつけることも有用であろう。
電子カルテ構成要素データベースは、GitHub(GitHubは、GitHub Inc.の商標または登録商標である)などのように、セキュリティが確保されたクラウド上に構築するのが有用であるが、同様の機能、セキュリティ強度があれば、他製品でも問題ない。またホストとなる医療機関などの内部サーバー等を用いても良い。
【0021】
以上、実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、本明細では、医師記事、看護師記事、薬剤師記事を取り上げているが、他にも介護士、検査技師、放射線技師、リハビリセラピストなどがある。基本的には、相互運用可能データとして一元的に管理されることが望ましいが、共有の必要がない、あるいは共有に適さない文書に関しては、支援モジュールによる別管理としても良い。
【手続補正書】
【提出日】2023-03-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療/介護における複数の職種に対して、各職種の文書作成を支援する職種別の支援ソフトウェア(支援モジュール)の組合せからなる電子カルテシステムにおいて、任意の支援モジュールの組合せ間で、互いの支援モジュールの作成した文書を相互に参照可能とした電子カルテシステムであって、
前記電子カルテシステムの構成要素である、前記支援モジュール、前記支援モジュールで作成される文書、前記文書内で使用される入力エリアであるセクションに係るデータ、同じく前記文書内で使用される記述項目のそれぞれの定義を、任意の数記録する電子カルテ構成要素データベースを備え、
医療/介護施設に必要な電子カルテシステムの構成要素をダウンロードし、当該医療/介護施設の電子カルテを構成可能とする手段を備えたことを特徴とする電子カルテシステム。
【請求項2】
前記電子カルテ構成要素のうち、当該医療/介護施設で修正し、あるいは新規に作成した電子カルテ構成要素を、前記電子カルテ構成要素データベースに登録可能としたことを特徴とする請求項1記載の電子カルテシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
前記目的を達成するための手段として請求項1記載の電子カルテシステムでは、医療/介護における複数の職種に対して、各職種の文書作成を支援する職種別の支援ソフトウェア(支援モジュール)の組合せからなる電子カルテシステムにおいて、任意の支援モジュールの組合せ間で、互いの支援モジュールの作成した文書を相互に参照可能とした電子カルテシステムであって、
前記電子カルテシステムの構成要素である、前記支援モジュール、前記支援モジュールで作成される文書、前記文書内で使用される入力エリアであるセクションに係るデータ、同じく前記文書内で使用される記述項目のそれぞれの定義を、任意の数記録する電子カルテ構成要素データベースを備え、
医療/介護施設に必要な電子カルテシステムの構成要素をダウンロードし、当該医療/介護施設の電子カルテを構成可能とする手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
請求項2記載の電子カルテシステムでは、請求項1記載の電子カルテシステムにおいて、前記電子カルテ構成要素のうち、当該医療/介護施設で修正し、あるいは新規に作成した電子カルテ構成要素を、前記電子カルテ構成要素データベースに登録可能としたことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
請求項1記載の電子カルテシステムでは、電子カルテ構成要素データベースを備えるの で、電子カルテシステムの構成要素である、前記支援モジュール、前記支援モジュールで 作成される文書、前記文書内で使用される入力エリアであるセクション、同じく前記文書 内で使用される記述項目のそれぞれの定義を、任意の数記録することができる。
また、医療/介護施設に必要な電子カルテ構成要素をダウンロードし、当該医療/介護施 設の電子カルテを構成可能である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
請求項2記載の電子カルテシステムでは、電子カルテ構成要素のうち、医療/介護施設 で修正し、あるいは新規に作成した電子カルテ構成要素を、前記電子カルテ構成要素デー タベースに登録可能である。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療/介護における複数の職種に対して、各職種の文書作成を支援する職種別の支援ソフトウェア(支援モジュール)の組合せからなる電子カルテシステムにおいて、任意の支援モジュールの組合せ間で、互いの支援モジュールの作成した文書を相互に参照可能とした電子カルテシステムであって、
前記電子カルテシステムの構成要素である、前記支援モジュール、前記支援モジュールで作成される文書、前記文書内で使用される入力エリアであるセクションに係るデータ、同じく前記文書内で使用される記述項目のそれぞれの定義を、任意の数記録する電子カルテ構成要素データベースを備え、
医療/介護施設に必要な電子カルテシステムの構成要素をダウンロードし、当該医療/介護施設の電子カルテを構成する手段を備えたことを特徴とする電子カルテシステム。
【請求項2】
医療/介護施設で修正し、あるいは新規に作成した電子カルテ構成要素を、前記電子カルテ構成要素データベースに登録可能としたことを特徴とする請求項1記載の電子カルテシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
前記目的を達成するための手段として請求項1記載の電子カルテシステムでは、医療/介護における複数の職種に対して、各職種の文書作成を支援する職種別の支援ソフトウェア(支援モジュール)の組合せからなる電子カルテシステムにおいて、任意の支援モジュールの組合せ間で、互いの支援モジュールの作成した文書を相互に参照可能とした電子カルテシステムであって、
前記電子カルテシステムの構成要素である、前記支援モジュール、前記支援モジュールで作成される文書、前記文書内で使用される入力エリアであるセクションに係るデータ、同じく前記文書内で使用される記述項目のそれぞれの定義を、任意の数記録する電子カルテ構成要素データベースを備え、
医療/介護施設に必要な電子カルテシステムの構成要素をダウンロードし、当該医療/介護施設の電子カルテを構成する手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
請求項2記載の電子カルテシステムでは、請求項1記載の電子カルテシステムにおいて、医療/介護施設で修正し、あるいは新規に作成した電子カルテ構成要素を、前記電子カルテ構成要素データベースに登録可能としたことを特徴とする。