(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024027510
(43)【公開日】2024-03-01
(54)【発明の名称】前払い管理装置、前払い管理方法及び前払い管理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/0631 20230101AFI20240222BHJP
【FI】
G06Q10/06 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022130375
(22)【出願日】2022-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】518135412
【氏名又は名称】株式会社リクルート
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100139066
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】山岡 慎一朗
(72)【発明者】
【氏名】篠田 恭寛
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA10
(57)【要約】
【課題】従業員が給与の前払いを申請することができる前払い申請端末を提供する。
【解決手段】前払い申請端末である従業員端末5は、従業員が給与の前払いを申請するための申請画面を表示する表示装置55を備え、表示装置55は、給与の前払いにより支払われる金額をデジタルマネーで受け取ることを可能にする決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を表示する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
従業員が給与の前払いを申請するための申請画面を表示する表示部を、備え、
前記表示部は、給与の前払いにより支払われる金額をデジタルマネーで受け取ることを可能にする決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を表示する、
前払い申請端末。
【請求項2】
前記表示部は、前記従業員が申請した前払い金額、及び当該前払い金額を複数の受け取り先に配分した金額を、前記申請画面に表示する、
請求項1記載の前払い申請端末。
【請求項3】
前記表示部は、前記申請画面を表示する際に、当該申請画面に申請額として表示される前払い金額に対する申請状況を表示する、
請求項1記載の前払い申請端末。
【請求項4】
前記表示部は、前記決済サービスアプリがインストールされた場合に、当該決済サービスアプリに対する登録情報を入力するアカウント連携画面を、さらに表示させる、
請求項1記載の前払い申請端末。
【請求項5】
前記表示部は、前記決済サービスアプリがインストールされた場合に、前記従業員が申請する前払い金額の受け取り先候補の中に決済サービスを表示する、
請求項1記載の前払い申請端末。
【請求項6】
前記表示部は、前記申請画面を表示する際に、前記従業員が申請する前払い金額、及び当該前払い金額を複数の受け取り先に分配させて受け取るときの前記受け取り先ごとの金額を、それぞれ編集可能に表示する、
請求項1記載の前払い申請端末。
【請求項7】
前記表示部は、前記受け取り先として、銀行口座及び決済サービスを表示し、前記受け取り先ごとの金額として、前記銀行口座で受け取る金額及び前記決済サービスで受け取る金額を表示する、
請求項6記載の前払い申請端末。
【請求項8】
プロセッサにより実行される方法であって、
従業員が給与の前払いを申請するための申請画面を表示するステップを、含み、
前記申請画面を表示するステップは、給与の前払いにより支払われる金額をデジタルマネーで受け取ることを可能にする決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を表示する、
前払い申請方法。
【請求項9】
コンピュータを、
従業員が給与の前払いを申請するための申請画面を表示する表示部として機能させ、
前記表示部は、給与の前払いにより支払われる金額をデジタルマネーで受け取ることを可能にする決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を表示する、
前払い申請プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前払い申請端末、前払い申請方法及び前払い申請プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、タイムカードの出勤時間及び退勤時間に基づいて勤務時間を計算し、タイムカードを所持する人物の単価を勤務時間に掛けて給与を計算し、タイムカードを所持する人物の銀行口座に日払い方式で給与を振り込む給与支払いシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
給与の支払いに日払い方式を採用する場合、支払いのための資金準備や振込み処理等に手間がかかるうえ、給与計算等も複雑化するため、月払い方式を採用する企業が多い。他方、月払い方式を採用すると、従業員は、急な出費でお金が必要になっても給料日まで待つ必要がある。そこで、給料日前であってもそれまで働いた分の給与の中から一部を先に受け取ることができる給与の前払い制度を採用することが望まれる。しかしながら、特許文献1の給与支払いシステムでは、給与の前払いについて考慮されていない。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、従業員が給与の前払いを申請することができる前払い申請端末、前払い申請方法及び前払い申請プログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る前払い申請端末は、従業員が給与の前払いを申請するための申請画面を表示する表示部を、備え、表示部は、給与の前払いにより支払われる金額をデジタルマネーで受け取ることを可能にする決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を表示する。
【0007】
上記態様において、表示部は、従業員が申請した前払い金額、及び当該前払い金額を複数の受け取り先に配分した金額を、申請画面に表示してもよい。
【0008】
上記態様において、表示部は、申請画面を表示する際に、当該申請画面に申請額として表示される前払い金額に対する申請状況を表示してもよい。
【0009】
上記態様において、表示部は、決済サービスアプリがインストールされた場合に、当該決済サービスアプリに対する登録情報を入力するアカウント連携画面を、さらに表示させてもよい。
【0010】
上記態様において、表示部は、決済サービスアプリがインストールされた場合に、従業員が申請する前払い金額の受け取り先候補の中に決済サービスを表示してもよい。
【0011】
上記態様において、表示部は、申請画面を表示する際に、従業員が申請する前払い金額、及び当該前払い金額を複数の受け取り先に分配させて受け取るときの受け取り先ごとの金額を、それぞれ編集可能に表示してもよい。
【0012】
上記態様において、表示部は、受け取り先として、銀行口座及び決済サービスを表示し、受け取り先ごとの金額として、銀行口座で受け取る金額及び決済サービスで受け取る金額を表示してもよい。
【0013】
本発明の他の態様に係る前払い申請方法は、プロセッサにより実行される方法であって、従業員が給与の前払いを申請するための申請画面を表示するステップを、含み、申請画面を表示するステップは、給与の前払いにより支払われる金額をデジタルマネーで受け取ることを可能にする決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を表示する。
【0014】
本発明の他の態様に係る前払い申請プログラムは、コンピュータを、従業員が給与の前払いを申請するための申請画面を表示する表示部として機能させ、表示部は、給与の前払いにより支払われる金額をデジタルマネーで受け取ることを可能にする決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を表示する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、従業員が給与の前払いを申請することができる前払い申請端末、前払い申請方法及び前払い申請プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明に係る前払い申請端末である従業員端末を含む情報処理システムの構成を例示するブロック図である。
【
図2】従業員端末の物理的な構成を例示するブロック図である。
【
図3】サーバ装置の物理的な構成を例示するブロック図である。
【
図4】サーバ装置の機能的な構成を例示するブロック図である。
【
図5】従業員端末に表示される給与の前払い申請画面の一例である。
【
図6】従業員端末に表示される給与の前払い申請画面の一例である。
【
図7】従業員端末に表示される給与の前払い申請画面の一例である。
【
図8】店舗担当者端末に表示される給与前払いの承認画面の一例である。
【
図9】従業員端末に表示される支払い状況の確認画面の一例である。
【
図10】従業員端末に表示される支払い状況の確認画面の一例である。
【
図11】店舗担当者端末に表示される振込み状況の確認画面の一例である。
【
図12】店舗担当者端末に表示される給与振込申請画面の一例である。
【
図13】店舗担当者端末及び従業員端末にて行われる操作の手順を例示するシーケンスチャートである。
【
図14】店舗担当者端末にて行われる操作の手順を例示するフローチャートである。
【
図15】店舗担当者端末及び従業員端末にて行われる操作の手順を例示するシーケンスチャートである。
【
図16】店舗担当者端末にて行われる操作の手順を例示するフローチャートである。
【
図17】店舗担当者端末と給与支払いシステムとの間で行われる処理の手順を例示するシーケンスチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0018】
[情報処理システムの概要]
図1を参照して、実施形態に係る前払い申請端末である従業員端末5を含む情報処理システムの構成について説明する。情報処理システムは、例えば、サーバ装置2を含む給与支払いシステム1と、サーバ装置2とは別のサーバ装置4を含む決済サービスシステム3と、店舗担当者端末6と、従業員端末(前払い申請端末)5と、を備える。
【0019】
店舗担当者端末6は、例えば、タブレット端末であり、飲食店等の店長や管理担当者等が利用する。店舗担当者端末6は、ネットワークNを介してサーバ装置2、サーバ装置4及び従業員端末5等と通信できるように構成される。なお、店舗担当者端末6は、タブレット端末に限定されず、例えば、PC(Personal Computer)端末、ノートPC、スマートフォン、その他の端末装置であってもよい。
【0020】
従業員端末5は、例えば、スマートフォンであり、飲食店等の従業員が利用する。従業員端末5は、ネットワークNを介してサーバ装置2、サーバ装置4及び店舗担当者端末6等と通信できるように構成される。なお、従業員端末5は、スマートフォンに限定されず、例えば、タブレット端末、ノートPC、PC端末、その他の端末装置であってもよい。
【0021】
給与支払いシステム1は、例えば、給与支払いサービスや給与前払いサービス等を提供するシステムである。給与支払いシステム1のサーバ装置2は、例えば、給与支払い処理や給与前払い処理等を実行することができる。
【0022】
決済サービスシステム3は、例えば、決済サービスや、POSレジによる販売管理サービス及び従業員管理サービス等を提供するシステムである。決済サービスシステム3のサーバ装置4は、例えば、後述する相殺処理を含む決済処理や、販売情報管理処理、従業員の勤怠管理処理等を実行することができる。
【0023】
決済サービスは、例えば、クレジットカード決済、デビットカード決済、電子マネー決済、QRコード(登録商標)決済等のデータの送受信による決済を行うサービスである。
【0024】
ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
【0025】
[従業員端末5及び店舗担当者端末6の物理的な構成]
図2に示すように、従業員端末5は、物理的な構成として、例えば、プロセッサ51と、通信インタフェース52と、記憶装置53と、入力装置54と、表示装置55とを備える。
【0026】
プロセッサ51は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。プロセッサ51は、記憶装置53に記憶されているプログラム531を実行することで、従業員端末5の各種の機能を実現する制御部として機能する。
【0027】
通信インタフェース52は、ネットワークNに接続し、ネットワークN上の他の端末や装置と通信する通信部として機能する。
【0028】
記憶装置53は、例えば、ディスクドライブ又は半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶装置53は、例えば、従業員端末5の各種の機能を実現するためのプログラム531及びそのプログラム531で使用される各種のデータ等を記憶する記憶部として機能する。
【0029】
入力装置54は、ユーザからの入力を受け付ける入力部として機能する。入力装置54として、例えば、タッチパネル、ペンタブレット、キーボード、マウス、マイク等を用いることができる。
【0030】
表示装置55は、画像や画面等を表示する表示部として機能する。表示装置55として、例えば、有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ等を用いることができる。
【0031】
ここで、店舗担当者端末6は、従業員端末5と同様の構成要素を備える。つまり、店舗担当者端末6は、物理的な構成として、例えば、プロセッサと、通信インタフェースと、記憶装置と、入力装置と、表示装置とを備える。店舗担当者端末6の各構成要素は、上述した従業員端末5の各構成要素と同様であるため、それらの説明を省略する。
【0032】
[サーバ装置の物理的な構成]
図3に示すように、サーバ装置2は、物理的な構成として、例えば、プロセッサ21と、通信インタフェース22と、記憶装置23とを備える。
【0033】
プロセッサ21は、例えばCPU等のプロセッサである。プロセッサ21は、記憶装置23に記憶されているプログラム231を実行することで、後述するサーバ装置2の各種の機能を実現する。
【0034】
通信インタフェース22は、ネットワークNに接続し、ネットワークN上の他の装置や端末と通信する通信部として機能する。
【0035】
記憶装置23は、例えば、ディスクドライブ又は半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶装置23は、例えば、サーバ装置2の各種の機能を実現するためのプログラム231、及びそのプログラム231で使用される各種のデータ等を記憶する記憶部として機能する。
【0036】
ここで、サーバ装置4は、サーバ装置2と同様の構成要素を備える。つまり、サーバ装置4は、物理的な構成として、例えば、プロセッサと、通信インタフェースと、記憶装置とを備える。サーバ装置4の各構成要素は、上述したサーバ装置2の各構成要素と同様であるため、それらの説明を省略する。
【0037】
[給与支払いシステム1のサーバ装置2の機能的な構成]
図4を参照して、プロセッサ21により実現されるサーバ装置2の各種機能について説明する。サーバ装置2の各種機能には、例えば、受付部211、表示制御部212、実行部213、算出部214、請求部215及び通知部216が含まれる。それぞれの機能について、以下に説明する。
【0038】
受付部211は、従業員端末5又は店舗担当者端末6から各種の要求や入力情報を受け付ける。各種の要求や入力情報として、例えば、給与支払いシステムへの申請受付要求、給与前払いの申請、給与前払い申請の表示要求、承認対象や却下対象となる申請に関する情報、支払い状況の確認要求、振込み状況の確認要求、給与振込申請画面の表示要求等がある。
【0039】
表示制御部212は、受付部211により受け付けられた各種の要求や入力情報に基づいて、各種の画面や出力情報を従業員端末5のディスプレイ又は店舗担当者端末6のディスプレイに表示させる。各種の画面や出力情報として、例えば、給与の前払いを申請するための申請画面、給与前払いの承認画面、支払い状況の確認画面、振込み状況の確認画面、給与振込申請画面等がある。
【0040】
以下において、受付部211が上記各種の要求や入力情報を受け付け、表示制御部212が各種の要求や入力情報に基づいて上記各種の画面や出力情報を表示させる際の手順の一例について、以下の(1)~(5)に示す段階ごとに順次説明する。
【0041】
(1)給与前払い申請を受け付ける段階
この段階では、各従業員による給与の前払い申請を給与支払いシステム1が受け付けるための処理が実行される。
【0042】
最初に、受付部211は、給与支払いシステム1への申請受付要求を各従業員端末5からそれぞれ受け付ける。給与支払いシステム1への申請には、例えば、月に一度や二週間に一度の給与の受け取り申請や、給与の前払い申請が含まれる。従業員が、給与の受け取り申請や給与の前払い申請を初めて行うとき等には、給与や前払いの受け取りを行う銀行口座を登録する。その後、銀行口座を変更又は追加することもできる。以下では、給与支払いシステム1への申請が、給与の前払い申請である場合について説明する。
【0043】
続いて、表示制御部212は、受付部211により受け付けられた申請受付要求を送信した従業員端末5に対し、従業員が給与の前払いを申請するための申請画面を表示させる。
【0044】
図5に、給与の前払いを申請するための申請画面の一例を示す。同図の申請画面には、例示的に、従業員が勤務する店舗名称を表示する欄5aと、給与前払いの申請額を入力する入力欄5bと、前払いの対象となる給与の対象期間を表示する欄5cとが表示される。
【0045】
ここで、決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を、申請画面に設けてもよい。決済サービスアプリは、決済サービスシステム3により提供され、給与の前払いにより支払われる金額を従業員がデジタルマネーで受け取ることを可能にするアプリケーションである。
【0046】
図6に、決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を表示する申請画面の一例を示す。同図の申請画面には、例示的に、決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線として、「ダウンロードする」ボタン6aが設けられている。この「ダウンロードする」ボタン6aを従業員が押下すると、決済サービスアプリのダウンロードサイトに遷移し、決済サービスアプリをダウンロードしてインストールできるようになる。
【0047】
従業員の操作により決済サービスアプリがインストールされ、アカウントが登録された後に、表示制御部212は、決済サービスアプリの登録情報を入力するアカウント連携画面を表示させ、決済サービスアプリのアカウントを、給与支払いシステム1のアカウントに連携させる。
【0048】
表示制御部212は、決済サービスアプリがインストールされた場合、従業員が申請する前払い金額の受け取り先候補の中に、決済サービスを加えて表示する。給与の受け取り口座として既に銀行口座が登録されている場合には、銀行口座と決済サービスとを受け取り先候補に表示する。
【0049】
具体的に、表示制御部212は、申請画面を表示させるときに、従業員が申請する前払い金額を入力する入力欄に加え、その前払い金額を複数の受け取り先に分配させて受け取るときの受け取り先ごとの金額を入力する入力欄を表示させる。
【0050】
図7に、受け取り先ごとの金額を入力する入力欄を設けた申請画面の一例を示す。同図の申請画面には、前払い金額となる申請額を入力する入力欄7aに加え、銀行口座で受け取る金額を入力する入力欄7bと、決済サービスで受け取る金額を入力する入力欄7cとが設けられている。従業員は、入力欄7bと入力欄7cとに所望の分配金額を入力することで、前払い金額の受け取り配分を設定できる。
【0051】
なお、表示制御部212は、申請画面に、前払い金額の上限額をさらに表示させてもよいし、現時点までに従業員により申請された前払い金額の総額及び現時点における前払い金額の申請可能額をさらに表示させてもよい。
【0052】
続いて、受付部211は、各従業員端末5から給与前払いの申請をそれぞれ受け付ける。給与前払いの申請は、例えば、
図7の申請画面に申請額等を入力し、「申請画面へ進む」ボタン7dの押下により表示される申請内容確認画面で、申請ボタンを押下することにより、従業員端末5から送信されることにしてよい。
【0053】
(2)給与前払い申請を承認する段階
この段階では、従業員による前払い申請を店舗の担当者が承認するための処理が実行される。
【0054】
最初に、受付部211は、店舗担当者端末6から給与前払い申請の表示要求を受け付ける。
【0055】
続いて、表示制御部212は、給与前払い申請のうち未承認の申請を承認するための給与前払いの承認画面を、店舗担当者端末6に一覧表示させる。
【0056】
図8に、給与前払いの承認画面の一例を示す。同図には、“A店”の従業員による給与前払い申請のうち、未承認の申請に対応する申請情報が一覧表示される。一覧表示される項目として、例示的に、従業員の名前、従業員により申請された前払い金額、申請の対象となる申請期間、受け取り先の内訳等が表示される。各名前の表示欄には、チェックボックス8aが設けられている。
【0057】
チェックボックス8aにチェックを付与し、「承認」ボタン8bを押下すると、チェックが付与された申請に対する承認処理が実行される。一覧の先頭行(見出し行)にある“名前”欄のチェックボックスにチェックを付与すると、一覧表示されたチェックボックスの全てにチェックを付与することができる。
【0058】
それぞれの申請に対応して「却下」ボタン8cが設けられている。この「却下」ボタン8cを押下すると、対応する申請に対する却下処理が実行される。なお、却下は、申請ごとに処理することに限定されず、例えば、承認と同様に申請ごとにチェックボックスを設け、複数の申請をまとめて却下できるようにしてもよい。
【0059】
受付部211は、店舗担当者端末6で「承認」ボタン8bが押下された場合に、店舗担当者端末6に一覧表示された申請のうち、承認対象となる申請に関する情報を受け付ける。これにより、チェックボックスにチェックが付与された申請に対する承認処理を実行し、振込みの予約処理を実行することができる。
【0060】
受付部211は、店舗担当者端末6で「却下」ボタン8cが押下された場合に、店舗担当者端末6に一覧表示された申請のうち、却下対象となる申請に関する情報を受け付ける。これにより、「却下」ボタン8cが押下された申請に対する却下処理を実行することができる。
【0061】
(3)従業員が支払い状況を確認する段階
この段階では、給与前払い申請に対する支払い状況を各従業員が確認するための処理が実行される。
【0062】
最初に、受付部211は、従業員により申請された給与前払いに対する支払い状況の確認要求を、従業員端末5から受け付ける。
【0063】
続いて、表示制御部212は、受付部211により支払い状況の確認要求が受け付けられたときに、従業員端末5に対し、支払い状況の確認画面を表示させる。
【0064】
図9及び
図10に、支払い状況の確認画面の一例を示す。
図9は、給与前払い申請が承認され、申請額が振り込まれた場合に従業員端末5に表示される画面の一例である。
図10は、給与前払い申請が却下された場合に従業員端末5に表示される画面の一例である。
【0065】
図9の画面には、従業員の給与前払い申請の履歴が表示され、勤務先の店舗ごとに、申請日時、振込み先及び申請額を含む申請履歴情報が表示される。この画面を参照することで、従業員は、給与前払い申請が承認され、その結果、いつ、どこに、いくら振り込まれたのかを確認することができる。
【0066】
図10は、
図5に例示した給与の前払いを申請する申請画面と同様の画面である。
図10の画面には、給与前払い申請が却下されたことを示す「差し戻し」の標記10aが表示されている。この「差し戻し」の標記10aにより、従業員は、給与前払い申請が却下されたことを認識することができる。そして、従業員は、例えば、勤務先の店舗の担当者と会話をする等し、必要に応じて本申請画面から給与の前払いを再申請することもできる。
【0067】
なお、
図10に示す「差し戻し」の標記10aは、申請画面から申請した前払い金額に対する申請状況の一例であり、「差し戻し」の他に、例えば、申請の承認待ちであることを示す「申請中」、申請が承認されたことを示す「申請完了」等を、申請状況に合わせて表示してもよい。
【0068】
(4)店舗の担当者が振込み状況を確認する段階
この段階では、給与前払い申請に対する従業員への振込み状況を店舗の担当者が確認するための処理が実行される。
【0069】
最初に、受付部211は、従業員により申請された給与前払いに対する振込み状況の確認要求を、店舗担当者端末6から受け付ける。
【0070】
続いて、表示制御部212は、受付部211により振込み状況の確認要求が受け付けられたときに、店舗担当者端末6に対し、振込み状況の確認画面を表示させる。
【0071】
図11に、振込み状況の確認画面の一例を示す。同図には、“A店”の従業員に対する振込みの状況に関する情報が一覧表示される。一覧表示する情報は、絞り込み対象欄11aに入力された絞込条件により絞り込むことができる。同図には、絞込条件として、例示的に、申請年、申請月、ステータス及び名前が設けられている。なお、絞込条件は、この例示に限定されず、必要に応じて適宜設けることができる。
【0072】
一覧表示する項目には、例えば、申請日付、ステータス11b、名前、金額、区分11c、対象期間等の各項目を含めることができる。ステータス11bには、例えば、振込対応中や振込完了、振込エラー、申請却下等の各種の処理状況を表示させ、区分11cには、例えば、給与前払いや給与支払い等の各種の申請区分を表示させることができる。ステータスや区分の内容は、運用に合わせて適宜設定できる。
【0073】
ステータス11bに表示させる内容を、処理状況ごとに色分けして表示してもよい。これにより、処理状況を視覚的に判別し易くすることができる。
【0074】
また、一覧表示する項目は、
図11に例示する項目に限定されず、例えば、受け取り区分をさらに表示させてもよい。受け取り区分には、給与や前払いを受け取る手段を判別するための区分を表示させる。具体的に、受け取り区分として、銀行口座やデジタルマネーを表示させることができる。
【0075】
(5)給与支払いの前処理段階
この段階では、従業員に支払う給与の振込額を店舗の担当者が確定する際の給与支払いの前処理が実行される。この処理には、例えば、給与計算額から従業員が受け取った前払い金額を差し引いて給与の振込金額を算出する処理が含まれる。
【0076】
最初に、受付部211は、給与の振込みを申請するための給与振込申請画面の表示要求を店舗担当者端末6から受け付ける。
【0077】
続いて、表示制御部212は、受付部211により給与振込申請画面の表示要求が受け付けられたときに、店舗担当者端末6に対し、給与振込申請画面を表示させる。
【0078】
図12に、給与振込申請画面の一例を示す。同図には、“A店”の従業員に対する給与の振込みに必要となる給与計算額を入力するための一覧が表示される。一覧には、例示的に、従業員の名前を表示する欄と、給与計算額を入力するための入力欄12aと、従業員に対して前払いされた前払い済み金額を表示する欄と、従業員に対して振り込まれる給与の振込金額を表示する表示欄12bとが設けられている。
【0079】
店舗の担当者が入力欄12aに給与計算額を入力するたびに、振込金額が計算され、表示欄12bに表示される金額が更新される。振込金額は、給与計算額から前払い済み金額を差し引くことで計算される。
【0080】
各従業員の入力欄12aに給与計算額を入力し、「振込み申請」ボタン12cを押下すると、表示欄12bの振込金額を振り込む処理が実行される。
【0081】
図4の説明に戻る。
図4に示すサーバ装置2の実行部213は、従業員に支払う給与を、店舗の代わりに一時的に立て替えて支払う給与支払い処理を実行する。給与支払い処理には、
図12の給与振込申請画面の入力欄12aに給与計算額が入力されたときに実行される振込金額の計算処理が含まれ、従業員に支払う給与は、
図12の表示欄12bに表示される振込金額となる。
【0082】
給与の支払いには、銀行口座への現金振り込みによる支払いと、デジタルマネーでの支払いとが含まれ、支払先及び支払先ごとの分配金額は、従業員により設定される。なお、支払先及び支払先ごとの分配金額は店舗が設定してもよい。
【0083】
図4の算出部214は、実行部213による給与支払い処理で一時的に立て替えた立替金額と、店舗が導入している決済サービスでの店舗の売上金額とにより相殺できる相殺金額を算出する。相殺金額は、例えば、対象期間における立替金額と対象期間における売上金額のうち小さい方の金額になる。
【0084】
請求部215は、給与支払い処理により支払われた立替金額が、決済サービスでの売上金額よりも大きい場合(この場合の売上金額は相殺金額となる)に、立替金額から売上金額を差し引いた非相殺金額を、システム側で指定した銀行口座に振り込むように店舗に対して請求する。店舗への請求は、例えば、請求書を発行し、店舗担当者端末6に送信することにより行うことができる。
【0085】
通知部216は、算出部214により算出された相殺金額を店舗担当者端末6に通知する。
【0086】
[従業員端末5及び店舗担当者端末6での操作手順]
上記(1)乃至(5)の各段階で、店舗担当者端末6及び従業員端末5にて行われる操作の手順を、以下において順次説明する。
【0087】
図13を参照し、上記(1)給与前払い申請を受け付ける段階で、店舗担当者端末6及び従業員端末5にて行われる操作の一例について説明する。
【0088】
最初に、店舗担当者端末6は、店舗の担当者の操作に従って、給与支払いシステム1に接続するためのURLに基づく二次元バーコードをディスプレイに表示させ、その二次元バーコードを従業員端末5に読み込ませることで、従業員を給与支払いシステム1に招待する(ステップS101)。
【0089】
なお、従業員を招待する方法は、二次元バーコードを読み込ませることに限定されず、例えば、給与支払いシステム1に接続するためのURLが記載された電子メールを従業員端末5に送信し、そのURLを選択させてもよい。
【0090】
続いて、従業員端末5は、従業員の操作に従って、給与支払いシステム1にログインし、給与の支払いを受ける銀行口座を登録する(ステップS102)。
【0091】
続いて、従業員端末5は、従業員の操作に従って、決済サービスアプリをダウンロードしてインストールする(ステップS103)。決済サービスアプリのダウンロードは、例えば、
図6に例示する「ダウンロードする」ボタン6aを押下することで行うことができる。
【0092】
続いて、従業員端末5は、従業員の操作に従って、決済サービスアプリのアカウントを給与支払いシステム1のアカウントに連携する(ステップS104)。
【0093】
続いて、従業員端末5は、従業員の操作に従って、例えば、
図7に例示する給与の前払い申請画面をディスプレイに表示させ、前払い金額となる申請額の入力を受け付ける(ステップS105)とともに、前払い金額の受け取り先ごとの分配金額の入力を受け付ける(ステップS106)。
【0094】
続いて、従業員端末5は、従業員の操作に従って、給与の前払いを申請する(ステップS107)。前払いの申請は、例えば、
図7の「申請画面へ進む」ボタン7dを押下することで表示される申請内容確認画面で、申請ボタンを押下することにより行うことができる。
【0095】
図14を参照し、上記(2)給与前払い申請を承認する段階で、店舗担当者端末6にて行われる操作の一例について説明する。
【0096】
最初に、店舗担当者端末6は、店舗の担当者の操作に従って、例えば、
図8に例示する給与前払いの承認画面をディスプレイに表示することで、前払い申請の内容を表示する(ステップS201)。店舗の担当者は、承認画面を参照して前払い申請の内容を確認する。
【0097】
続いて、店舗担当者端末6は、承認画面に対する店舗の担当者の操作が承認操作である場合には、給与前払い申請の承認処理及び振込みの予約処理の実行を給与支払いシステム1に要求する(ステップS202)。給与支払いシステム1は、給与前払い申請の承認処理及び振込みの予約処理を実行する。
【0098】
続いて、店舗担当者端末6は、承認画面に対する店舗の担当者の操作が却下操作である場合には、給与前払い申請の却下処理の実行を給与支払いシステム1に要求する(ステップS203)。給与支払いシステム1は、給与前払い申請の却下処理を実行する。
【0099】
図15を参照し、上記(3)従業員が支払い状況を確認する段階、及び上記(4)店舗の担当者が振込み状況を確認する段階で、店舗担当者端末6及び従業員端末5にて行われる操作の一例について説明する。
【0100】
最初に、従業員端末5は、従業員の操作に従って、例えば、
図9又は
図10に例示する支払い状況の確認画面をディスプレイに表示させる(ステップS301)。従業員は、支払い状況の確認画面を参照して、申請した前払い額の支払い状況を確認する。
【0101】
続いて、店舗担当者端末6は、店舗の担当者の操作に従って、例えば、
図11に例示する振込み状況の確認画面をディスプレイに表示させる(ステップS302)。店舗の担当者は、振込み状況の確認画面を参照して、各従業員に対する振込み状況を確認する。
【0102】
図16を参照し、上記(5)給与支払いの前処理段階で、店舗担当者端末6にて行われる操作の一例について説明する。
【0103】
最初に、店舗担当者端末6は、店舗の担当者の操作に従って、例えば、
図12に例示する給与振込申請画面をディスプレイに表示させる(ステップS401)。店舗の担当者は、給与振込申請画面を参照して、各従業員の給与振込みの申請内容を確認する。
【0104】
続いて、店舗担当者端末6は、店舗の担当者の操作に従って、各従業員の給与計算額の入力を受け付ける(ステップS402)。給与支払いシステム1は、入力された給与計算額に基づいて給与の振込金額を計算する。
【0105】
続いて、店舗担当者端末6は、給与振込申請画面に対する店舗の担当者の操作が振込み申請操作である場合には、給与の振込み処理の実行を給与支払いシステム1に要求する(ステップS403)。給与支払いシステム1は、給与の振込み処理を実行する。
【0106】
[店舗担当者端末6と給与支払いシステム1との間で行われる処理の手順]
次に、
図17を参照し、給与支払いシステム1で立て替えた立替金額を、決済サービスでの店舗の売上金額と相殺し、立替金額が売上金額よりも大きい場合に、その差額を店舗に請求する際の処理手順の一例について説明する。
【0107】
最初に、店舗担当者端末6は、上記ステップS403と同様に、給与の振込み処理の実行を給与支払いシステム1に要求する(ステップS501)。
【0108】
続いて、給与支払いシステム1は、各従業員の給与の受け取り先(銀行口座や決済サービス)に給与の振込金額を振り込むことで給与の振込み処理を実行する(ステップS502)。
【0109】
続いて、給与支払いシステム1は、上記ステップS502で実行した給与の振込み処理で振り込まれた振込金額等を累計することで、店舗の代わりに一時的に立替払いした立替金額を算出し、記憶装置に記憶する(ステップS503)。
【0110】
続いて、給与支払いシステム1は、店舗が導入している決済サービスでの対象期間における店舗の売上金額を、決済サービスシステム3から取得する(ステップS504)。
【0111】
続いて、給与支払いシステム1は、上記ステップS503で記憶した立替金額と、上記ステップS504で取得した売上金額とで相殺できる相殺金額を算出する(ステップS505)。
【0112】
続いて、給与支払いシステム1は、上記ステップS505で算出した相殺金額を店舗担当者端末6に通知する(ステップS506)とともに、決済サービスシステム3にも送信する。決済サービスシステム3は、店舗の売上金額から相殺金額を差し引いた金額が0よりも大きい場合に、その金額を店舗の口座に振り込む処理を実行する。
【0113】
続いて、店舗担当者端末6は、店舗の担当者の操作に従って、相殺金額に関する通知内容をディスプレイに表示する(ステップS507)。店舗の担当者は、ディスプレイに表示された相殺金額を確認する。
【0114】
続いて、給与支払いシステム1は、上記ステップS503で記憶した立替金額が、上記ステップS504で取得した売上金額よりも大きいかどうかを判定する(ステップS508)。この判定がNOである場合(ステップS508;NO)に、給与支払いシステム1は、本処理を終了する。
【0115】
上記ステップS508の判定で、立替金額が売上金額よりも大きいと判定された場合(ステップS508;YES)に、給与支払いシステム1は、立替金額から売上金額を差し引いて非相殺金額を算出し、算出した非相殺金額を指定の銀行口座に振り込むように依頼する請求書を店舗に対して送付する(ステップS509)。
【0116】
続いて、店舗担当者端末6は、店舗の担当者の操作に従って、請求された非相殺金額を指定の銀行口座に振り込む処理を実行する(ステップS510)。
【0117】
ここで、上記ステップS508の判定で、立替金額が売上金額よりも大きいと判定された場合(ステップS508;YES)に、決済サービスシステム3において、次回以降に売上金額が算出されるたびに、相殺金額を算出し直し、売上金額が立替金額以上になるまで、上記ステップS509における請求書の発行を待機することとしてもよい。この場合、待機期間の上限として、給与支払いシステム1による立替金額の発生から所定期間(例えば60日)を設定し、相殺処理を繰り返しながら請求書の発行を待機する期間を所定期間以内に制限してもよい。
【0118】
上述したように、実施形態に係る従業員端末5によれば、従業員が給与の前払いを申請するための申請画面を表示し、その申請画面に、給与の前払いにより支払われる金額をデジタルマネーで受け取ることを可能にする決済サービスアプリのダウンロードサイトへの導線を表示し、決済サービスアプリがインストールされた場合に、従業員が申請する前払い金額の受け取り先候補の中に決済サービスを加え、従業員が申請する前払い金額及びその前払い金額を複数の受け取り先に分配させて受け取るときの受け取り先ごとの金額を、編集可能に申請画面に表示することができる。
【0119】
これにより、給与の前払いを従業員に申請させ、申請した給与の前払いにより支払われる金額をデジタルマネーで振り込むことも可能となる。
【0120】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
【0121】
例えば、上述した実施形態では、立替金額が決済サービスでの売上金額よりも大きい場合に、その差額を指定の銀行口座に振り込むように店舗に請求しているが、立替金額を店舗に請求する態様はこれに限定されない。例えば、請求部215は、売上金額を考慮せずに、給与支払い処理において支払われた立替金額に対応する現金を、システムが指定する銀行口座に振り込むように店舗に請求してもよい。
【符号の説明】
【0122】
1…給与支払いシステム、2…サーバ装置、3…決済サービスシステム、4…サーバ装置、5…従業員端末、6…店舗担当者端末、21…プロセッサ、22…通信インタフェース、23…記憶装置、51…プロセッサ、52…通信インタフェース、53…記憶装置、54…入力装置、55…表示装置、211…受付部、212…表示制御部、213…実行部、214…算出部、215…請求部、216…通知部、231…プログラム、531…プログラム、N…ネットワーク