(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024027557
(43)【公開日】2024-03-01
(54)【発明の名称】会議システムの制御方法、サーバー装置、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20240222BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022130445
(22)【出願日】2022-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】大西 拓生
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA12
(57)【要約】
【課題】会議資料において音声情報と対応する部分を表示する。
【解決手段】会議システム1の制御方法は、第1端末装置100A、及び第2端末装置100Bと通信するサーバー装置200が、第1端末装置100Aから会議資料を示す第1画像PDAを取得することと、第1画像PDAを第2端末装置100Bに表示させることと、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けた場合に、第1画像PDAにおいて、第2音声情報SUBに対応する第2部分QA2を決定することと、第1画像PDAの第2部分QA2に第2音声情報SUBを示す第2画像PDBを付加した第1合成画像PS1を、第1端末装置100Aに表示させることと、を実行する。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置が、
前記第1端末装置から会議資料を示す第1画像を取得することと、
前記第1画像を前記第2端末装置に表示させることと、
前記第2端末装置から音声情報を受け付けた場合に、
前記第1画像において、前記音声情報に対応する対応部分を決定することと、
前記第1画像の前記対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像を、前記第1端末装置に表示させることと、
を実行する、会議システムの制御方法。
【請求項2】
前記対応部分を決定することは、
前記第2端末装置が前記音声情報を受け付けたときの前記第2端末装置におけるカーソルの位置を取得することと、
前記カーソルの位置に基づいて、前記対応部分を決定することと、
を含む、請求項1に記載の会議システムの制御方法。
【請求項3】
前記対応部分を決定することは、
前記第2端末装置が前記音声情報を受け付けたときの前記第2端末装置におけるユーザーの視線方向を取得することと、
前記視線方向に基づいて、前記対応部分を決定することと、
を含む、請求項1に記載の会議システムの制御方法。
【請求項4】
前記対応部分を決定することは、
前記第2端末装置が前記音声情報を受け付けたときに、前記第2端末装置において検索エンジンによって検索処理が実行された検索ワードを取得することと、
前記検索ワードに基づいて、前記対応部分を決定することと、
を含む、請求項1に記載の会議システムの制御方法。
【請求項5】
前記第2画像は、前記第1画像の第1表示態様とは異なる第2表示態様の画像である、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の会議システムの制御方法。
【請求項6】
前記第1端末装置から前記合成画像に対する位置を示す入力を取得することと、
前記位置が前記第2画像に対応する位置である場合に、前記音声情報に対応する文字情報を表示することと、
を実行する、請求項5に記載の会議システムの制御方法。
【請求項7】
前記合成画像は、前記第1画像を複製した複製画像と、前記第2画像とを合成した画像である、
請求項1に記載の会議システムの制御方法。
【請求項8】
第1端末装置、及び第2端末装置と通信する通信インターフェースと、
少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサーは、
前記通信インターフェースを制御することによって、前記第1端末装置から会議資料を示す第1画像を取得することと、
前記通信インターフェースを制御することによって、前記第1画像を前記第2端末装置に表示させることと、
前記第2端末装置から音声情報を受け付けた場合に、
前記第1画像において、前記音声情報に対応する対応部分を決定することと、
前記第1画像の前記対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像を、前記通信インターフェースを制御することによって、前記第1端末装置に表示させることと、
を実行する、サーバー装置。
【請求項9】
第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置のプロセッサーに、
前記第1端末装置から会議資料を示す第1画像を取得することと、
前記第1画像を前記第2端末装置に表示させることと、
前記第2端末装置から音声情報を受け付けた場合に、
前記第1画像において、前記音声情報に対応する対応部分を決定することと、
前記第1画像の前記対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像を、前記第1端末装置に表示させることと、
を実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会議システムの制御方法、サーバー装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、会議システムに関する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、音声認識部により取得された各出席者の音声データを、発言の時系列でタイムラインとして出力する会議支援システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、時系列で出力された音声情報の各々について、会議資料において、音声情報と対応する部分を見つけ出すことは手間がかかる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置が、前記第1端末装置から会議資料を示す第1画像を取得することと、前記第1画像を前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から音声情報を受け付けた場合に、前記第1画像において、前記音声情報に対応する対応部分を決定することと、前記第1画像の前記対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像を、前記第1端末装置に表示させることと、を実行する、会議システムの制御方法である。
【0006】
本開示の他の一態様は、第1端末装置、及び第2端末装置と通信する通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、前記少なくとも1つのプロセッサーは、前記通信インターフェースを制御することによって、前記第1端末装置から会議資料を示す第1画像を取得することと、前記通信インターフェースを制御することによって、前記第1画像を前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から音声情報を受け付けた場合に、前記第1画像において、前記音声情報に対応する対応部分を決定することと、前記通信インターフェースを制御することによって、前記第1画像の前記対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像を、前記第1端末装置に表示させることと、を実行する、サーバー装置である。
【0007】
本開示の更に別の一態様は、第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置のプロセッサーに、前記第1端末装置から会議資料を示す第1画像を取得することと、前記第1画像を前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から音声情報を受け付けた場合に、前記第1画像において、前記音声情報に対応する対応部分を決定することと、前記第1画像の前記対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像を、前記第1端末装置に表示させることと、を実行させる、プログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態に係る会議システムの構成の一例を示す図。
【
図2】本実施形態に係る第1端末装置の構成の一例を示す図。
【
図3】本実施形態に係る第2端末装置の構成の一例を示す図。
【
図4】本実施形態に係る第3端末装置の構成の一例を示す図。
【
図5】本実施形態に係るサーバー装置の構成の一例を示す図。
【
図6】決定部、及び画像処理部の処理の一例を示す図。
【
図8】第1端末装置に表示される第2合成画像の一例を示す図。
【
図9】サーバー装置に記憶される会議ログ情報の一例を示す図表。
【
図10】サーバー装置の処理の一例を示すフローチャート。
【
図11】サーバー装置の処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0010】
[1.会議システムの全体構成]
図1は、本実施形態に係る会議システム1の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、会議システム1は、端末装置100と、サーバー装置200と、を備える。端末装置100は、第1端末装置100Aと、第2端末装置100Bと、第3端末装置100Cと、で構成される。
第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々は、サーバー装置200と、ネットワークNWを介して、通信可能に接続される。ネットワークNWは、例えば、インターネットである。
【0011】
第1端末装置100Aと、第2端末装置100Bと、第3端末装置100Cとは、略同一の構成を有する。そこで、以下の説明では、第1端末装置100Aと、第2端末装置100Bと、第3端末装置100Cとを区別しない場合には、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々を、端末装置100と記載する場合がある。
【0012】
端末装置100は、例えば、パーソナルコンピューターである場合について説明する。
第1端末装置100Aを、第1ユーザーUAが操作し、第2端末装置100Bを第2ユーザーUBが操作し、第3端末装置100Cを第3ユーザーUCが操作する。第1ユーザーUA、第2ユーザーUB、及び第3ユーザーUCが、会議システム1を介して、会議を実行する。
本実施形態では、「会議」とは、「狭義の会議」に限定されず、資料を用いた複数人での打合せであればよい。なお、「狭義の会議」とは、「関係者が集まり、特定の目的に関して意見交換、及び審議し、合意、及び施策などの意思決定をすること」を意味する。換言すれば、「会議」では、「狭義の会議」における「審議」をしなくてもよい。また、「会議」では、「狭義の会議」における「合意、及び施策などの意思決定」をしなくてもよい。
【0013】
第1端末装置100Aは、第1ユーザー画像PUAと第1音声情報SUAとをサーバー装置200へ送信する。第1ユーザー画像PUAは、第1ユーザーUAの画像である。第1ユーザー画像PUAは、第1端末装置100Aに配置されたカメラ120によって生成される。第1音声情報SUAは、第1ユーザーUAの発する音声を示す。第1音声情報SUAは、第1端末装置100Aに配置されたマイク130によって生成される。
【0014】
第2端末装置100Bは、第2ユーザー画像PUBと第2音声情報SUBとをサーバー装置200へ送信する。第2ユーザー画像PUBは、第2ユーザーUBの画像である。第2ユーザー画像PUBは、第2端末装置100Bに配置されたカメラ120によって生成される。第2音声情報SUBは、第2ユーザーUBの発する音声を示す。第2音声情報SUBは、第2端末装置100Bに配置されたマイク130によって生成される。
【0015】
第3端末装置100Cは、第3ユーザー画像PUCと第3音声情報SUCとをサーバー装置200へ送信する。第3ユーザー画像PUCは、第3ユーザーUCの画像である。第3ユーザー画像PUCは、第3端末装置100Cに配置されたカメラ120によって生成される。第3音声情報SUCは、第3ユーザーUCの発する音声を示す。第3音声情報SUCは、第3端末装置100Cに配置されたマイク130によって生成される。
【0016】
サーバー装置200は、第2ユーザー画像PUB、第3ユーザー画像PUC、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCを、第1端末装置100Aへ送信する。第1端末装置100Aは、第2ユーザー画像PUB及び第3ユーザー画像PUCを、第1端末装置100Aに配置された第1表示機構160のLCD(Liquid Crystal Display)に表示する。第1端末装置100Aは、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCに対応する音声を第1端末装置100Aに配置されたスピーカー140から出力する。
【0017】
サーバー装置200は、第1ユーザー画像PUA、第3ユーザー画像PUC、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCを、第2端末装置100Bへ送信する。第2端末装置100Bは、第1ユーザー画像PUA及び第3ユーザー画像PUCを、第2端末装置100Bに配置された第1表示機構160のLCDに表示する。第2端末装置100Bは、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCに対応する音声を第2端末装置100Bに配置されたスピーカー140から出力する。
【0018】
サーバー装置200は、第1ユーザー画像PUA、第2ユーザー画像PUB、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBを、第3端末装置100Cへ送信する。第3端末装置100Cは、第1ユーザー画像PUA及び第2ユーザー画像PUBを、第3端末装置100Cに配置された第1表示機構160のLCDに表示する。第3端末装置100Cは、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBに対応する音声を第3端末装置100Cに配置されたスピーカー140から出力する。
【0019】
本実施形態では、サーバー装置200は、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cと、Ethernet(登録商標)ケーブル等によって有線通信可能に接続される場合について説明するが、これに限定されない。サーバー装置200が、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cと、Wi-Fi(登録商標)等によって無線通信可能に接続されてもよい。
また、本実施形態では、ネットワークNWがインターネットである場合について説明するが、これに限定されない。ネットワークNWが、例えばWAN(Wide Area Network)、でもよいし、LAN(Local Area Network)でもよい。
【0020】
[2.端末装置の構成]
次に、
図2-
図4を参照して、端末装置100の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る第1端末装置100Aの構成の一例を示す図である。
図3は、本実施形態に係る第2端末装置100Bの構成の一例を示す図である。
図4は、本実施形態に係る第3端末装置100Cの構成の一例を示す図である。
【0021】
[2-1.第1端末装置の構成]
まず、
図2を参照して、第1端末装置100Aの構成について説明する。
図2に示すように、第1端末装置100Aは、第1制御部110、カメラ120、マイク130、スピーカー140、第1操作機構150、第1表示機構160、及び第1通信インターフェース170を備える。カメラ120、マイク130、スピーカー140、第1操作機構150、第1表示機構160、及び第1通信インターフェース170の各々は、第1制御部110からの指示に従って動作する。
【0022】
カメラ120は、第1制御部110からの指示に従って、第1ユーザー画像PUAを生成する。また、カメラ120は、生成した第1ユーザー画像PUAを第1制御部110へ出力する。
マイク130は、第1制御部110からの指示に従って、第1音声情報SUAを生成する。また、マイク130は、生成した第1音声情報SUAを第1制御部110へ出力する。
【0023】
スピーカー140は、第1制御部110からの指示に従って、音声を出力する。スピーカー140は、例えば、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCに対応する音声を出力する。
第1操作機構150は、例えば、マウス、及びキーボードを備え、第1ユーザーUAからの操作を受け付ける。そして、第1操作機構150は、受け付けた操作に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を第1制御部110へ出力する。
【0024】
第1表示機構160は、LCD等を備え、第1制御部110からの指示に従って、種々の画像をLCDに表示する。第1表示機構160は、例えば、第2ユーザー画像PUB、及び第3ユーザー画像PUCをLCDに表示する。また、第1表示機構160は、例えば、第1画像PDA、第1合成画像PS1、又は第2合成画像PS2を、LCDに表示する。
また、第1表示機構160は、カーソルCRをLCDに表示する。第1表示機構160は、例えば、第1操作機構150のマウスに対する操作に応じて、LCDに表示するカーソルCRの位置を示す第1カーソル位置CRAを決定する。
第1画像PDAについては、
図7を参照して更に説明する。
第1合成画像PS1は、「合成画像」の一例に対応する。
第2合成画像PS2については、
図8を参照して更に説明する。
【0025】
第1通信インターフェース170は、コネクター及びインターフェース回路を備え、第1制御部110に接続される。本実施形態では、第1通信インターフェース170は、例えば、Ethernet(登録商標)規格に則って、サーバー装置200と通信するためのインターフェースである。
【0026】
次に、第1端末装置100Aの第1制御部110の構成について説明する。
第1制御部110は、第1プロセッサー110A、及び第1メモリー110Bを備える。第1制御部110は、
図2に示す第1端末装置100Aの各部の動作を制御する。第1制御部110には、カメラ120、マイク130、スピーカー140、第1操作機構150、第1表示機構160、及び第1通信インターフェース170が接続される。
【0027】
第1プロセッサー110Aは、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、マイコン等で構成される。第1プロセッサー110Aは、複数のプロセッサーにより構成されてもよいし、単一のプロセッサーで構成されてもよい。
第1プロセッサー110Aが、後述する各部の機能を実現するようにプログラムされたハードウェアであってもよい。すなわち、第1プロセッサー110Aは、第1制御プログラムPG1をハードウェア回路として搭載した構成であってもよい。この場合には、例えば、第1プロセッサー110Aは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等で構成される。
以下の説明では、第1プロセッサー110Aが第1制御プログラムPG1を実行することによって、第1制御部110の各種の機能を実現する場合について説明する。
【0028】
第1メモリー110Bは、第1プロセッサー110Aが実行するプログラムや、第1プロセッサー110Aにより処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。第1メモリー110Bは、第1プロセッサー110Aが実行する第1制御プログラムPG1、及び、端末装置100の動作に関する各種の設定値を含む設定データ等を記憶する。
第1メモリー110Bは、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。第1メモリー110Bは、不揮発性記憶領域として、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等を備えてもよい。また、第1メモリー110Bは、揮発性記憶領域を備え、第1プロセッサー110Aが実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。第1メモリー110Bは、揮発性記憶領域として、例えば、RAM(Random Access Memory)等を備えてもよい。
【0029】
また、
図2に示すように、第1制御部110は、画像音声受付部111、画像音声出力部112、第1ログ生成部113、表示制御部114、第1通信制御部115、第1ログ記憶部116、及び第1表示画像記憶部117を備える。これらの各部は、例えば、第1プロセッサー110Aが第1制御プログラムPG1を実行することによって、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
【0030】
第1ログ記憶部116は、サーバー装置200が、第1画像PDAの第1部分QA1を決定するために参照する第1参照情報RFAを、会議開始からの経過時間TMと対応付けて、第1ログ情報LGAとして記憶する。第1部分QA1は、第1画像PDAにおいて、第1音声情報SUAに対応する部分である。
【0031】
第1参照情報RFAは、第1ユーザーUAの状態、及び動作を示す。第1参照情報RFAは、例えば、第1カーソル位置CRA、第1視線方向DEA、第1検索ワードWSA、第1リアクションREA、第1発言内容CSA、を含む。
第1カーソル位置CRAは、第1端末装置100Aの第1表示機構160のLCDに表示するカーソルCRの位置である。第1視線方向DEAは、第1ユーザーUAの視線方向である。第1検索ワードWSAは、第1端末装置100Aにおいて検索エンジンによって検索処理が実行された検索ワードである。第1リアクションREAは、第1ユーザーUAのリアクションである。第1発言内容CSAは、第1音声情報SUAを示す文字情報である。
第1参照情報RFAは、第1ログ生成部113によって生成される。また、第1参照情報RFAは、第1ログ生成部113によって第1ログ記憶部116に記憶される。
第1参照情報RFAについては、
図9を参照して更に説明する。
【0032】
第1表示画像記憶部117は、予め、第1画像PDAを記憶する。第1画像PDAは、会議資料を示す。第1画像PDAは、表示制御部114によって読み出される。また、第1画像PDAは、第1通信制御部115によってサーバー装置200へ送信される。
また、第1表示画像記憶部117は、第1合成画像PS1、及び第2合成画像PS2を記憶する。第1合成画像PS1、及び第2合成画像PS2の各々は、第1通信制御部115によって、サーバー装置200から受信され、第1通信制御部115によって、第1表示画像記憶部117に記憶される。
第1画像PDAについては、
図7を参照して更に説明する。
【0033】
画像音声受付部111は、カメラ120に第1ユーザー画像PUAを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第1ユーザー画像PUAを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、マイク130に第1音声情報SUAを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第1音声情報SUAを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、サーバー装置200から、第2ユーザー画像PUB、第3ユーザー画像PUC、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCを受け付ける。
【0034】
画像音声出力部112は、第2ユーザー画像PUB、及び第3ユーザー画像PUCを、第1表示機構160のLCDに表示させる。
また、画像音声出力部112は、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCに対応する音声を、スピーカー140に出力させる。
【0035】
第1ログ生成部113は、画像音声受付部111が、第1音声情報SUA、第2音声情報SUB、又は第3音声情報SUCを受け付けた場合に、第1ログ情報LGAを生成する。第1ログ生成部113は、生成した第1ログ情報LGAを第1ログ記憶部116に記憶させる。また、第1ログ生成部113は、生成した第1ログ情報LGAをサーバー装置200へ送信する。
第1ログ生成部113は、例えば、画像音声受付部111が第1音声情報SUAを受け付けた場合には、第1参照情報RFAとして、第1カーソル位置CRA、第1視線方向DEA、第1検索ワードWSA、及び第1発言内容CSA、を生成する。
【0036】
第1ログ生成部113は、第1カーソル位置CRAを、例えば、第1表示機構160から取得する。第1ログ生成部113は、例えば、第1視線方向DEAを第1ユーザー画像PUAに基づき決定する。第1ログ生成部113は、例えば、第1検索ワードWSAを、第1表示機構160から取得する。第1ログ生成部113は、例えば、検索エンジンにおいてキーワードが入力されるキーワード入力欄に、第1操作機構150によって入力されたキーワードを第1検索ワードWSAとして取得する。第1ログ生成部113は、例えば、第1発言内容CSAを、第1音声情報SUAに対して音声認識処理を実行することによって決定する。
【0037】
第1ログ生成部113は、例えば、画像音声受付部111が第2音声情報SUBを受け付けた場合には、第1参照情報RFAとして、第1カーソル位置CRA、第1視線方向DEA、第1検索ワードWSA、及び第1リアクションREA、を生成する。第1ログ生成部113は、例えば、第1リアクションREAを、第1ユーザー画像PUAに基づき決定する。この場合には、第1リアクションREAは、第2音声情報SUBに対する第1ユーザーUAのリアクションを示す。
第1ログ生成部113は、例えば、画像音声受付部111が第3音声情報SUCを受け付けた場合には、第1参照情報RFAとして、第1カーソル位置CRA、第1視線方向DEA、第1検索ワードWSA、及び第1リアクションREA、を生成する。この場合には、第1リアクションREAは、第3音声情報SUCに対する第1ユーザーUAのリアクションを示す。
【0038】
表示制御部114は、第1画像PDAを第1表示画像記憶部117から読み出して、第1画像PDAを第1表示機構160のLCDに表示させる。
また、表示制御部114は、第1通信制御部115が第1合成画像PS1を受信した場合に、第1画像PDAに換えて、第1合成画像PS1を第1表示機構160のLCDに表示させる。また、表示制御部114は、第1合成画像PS1を第1表示画像記憶部117に記憶させる。
また、表示制御部114は、第1通信制御部115が第2合成画像PS2を受信した場合に、第1合成画像PS1に換えて、第2合成画像PS2を第1表示機構160のLCDに表示させる。また、表示制御部114は、第2合成画像PS2を第1表示画像記憶部117に記憶させる。
【0039】
第1通信制御部115は、第1ユーザー画像PUA、及び第1音声情報SUAをサーバー装置200へ送信する。また、第1通信制御部115は、サーバー装置200からの要求に応じて、第1画像PDAをサーバー装置200へ送信する。
また、第1通信制御部115は、第1ログ生成部113が第1ログ情報LGAを生成する度に、生成された第1ログ情報LGAをサーバー装置200へ送信する。
また、第1通信制御部115は、第2ユーザー画像PUB、第3ユーザー画像PUC、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCを、サーバー装置200から受信する。また、第1通信制御部115は、第1合成画像PS1、及び第2合成画像PS2をサーバー装置200から受信する。
【0040】
[2-2.第2端末装置の構成]
次に、
図3を参照して、第2端末装置100Bの構成について説明する。第2端末装置100Bの構成は、第1端末装置100Aの構成と略同一である。以下では、第2端末装置100Bの構成のうち、第1端末装置100Aの構成と相違する点について主に説明する。
図3に示すように、第2端末装置100Bの第1制御部110は、画像音声受付部111、画像音声出力部112、第1ログ生成部113、表示制御部114、第1通信制御部115、第1ログ記憶部116、及び第1表示画像記憶部117を備える。
【0041】
第1ログ記憶部116は、サーバー装置200が、第1画像PDAの第2部分QA2を決定するために参照する第2参照情報RFBを、会議開始からの経過時間TMと対応付けて、第2ログ情報LGBとして記憶する。第2部分QA2は、第1画像PDAにおいて、第2音声情報SUBに対応する部分である。
第2部分QA2は、「対応部分」の一例に対応する。
第2音声情報SUBは、「音声情報」の一例に対応する。
【0042】
第2参照情報RFBは、第2ユーザーUBの状態、及び動作を示す。第2参照情報RFBは、例えば、第2カーソル位置CRB、第2視線方向DEB、第2検索ワードWSB、第2リアクションREB、及び第2発言内容CSB、を含む。
第2カーソル位置CRBは、第2端末装置100Bの第1表示機構160のLCDに表示するカーソルCRの位置である。第2視線方向DEBは、第2ユーザーUBの視線方向である。第2検索ワードWSBは、第2端末装置100Bにおいて検索エンジンによって検索処理が実行された検索ワードである。第2リアクションREBは、第2ユーザーUBのリアクションである。第2発言内容CSBは、第2音声情報SUBを示す文字情報である。
第2検索ワードWSBは、「検索ワード」の一例に対応する。
第2参照情報RFBは、第1ログ生成部113によって生成される。また、第2参照情報RFBは、第1ログ生成部113によって第1ログ記憶部116に記憶される。
第2参照情報RFBについては、
図9を参照して更に説明する。
【0043】
第1表示画像記憶部117は、第1画像PDAを記憶する。第1画像PDAは、第1通信制御部115によって、サーバー装置200から受信され、第1通信制御部115によって、第1表示画像記憶部117に記憶される。
第1画像PDAについては、
図7を参照して更に説明する。
【0044】
画像音声受付部111は、カメラ120に第2ユーザー画像PUBを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第2ユーザー画像PUBを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、マイク130に第2音声情報SUBを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第2音声情報SUBを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、サーバー装置200から、第1ユーザー画像PUA、第3ユーザー画像PUC、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCを受け付ける。
【0045】
画像音声出力部112は、第1ユーザー画像PUA、及び第3ユーザー画像PUCを、第1表示機構160のLCDに表示させる。
また、画像音声出力部112は、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCに対応する音声を、スピーカー140に出力させる。
【0046】
第1ログ生成部113は、画像音声受付部111が、第1音声情報SUA、第2音声情報SUB、又は第3音声情報SUCを受け付けた場合に、第2ログ情報LGBを生成する。第1ログ生成部113は、生成した第2ログ情報LGBを第1ログ記憶部116に記憶させる。また、第1ログ生成部113は、生成した第2ログ情報LGBをサーバー装置200へ送信する。
第1ログ生成部113は、例えば、画像音声受付部111が第2音声情報SUBを受け付けた場合には、第2参照情報RFBとして、第2カーソル位置CRB、第2視線方向DEB、第2検索ワードWSB、及び第2発言内容CSB、を生成する。
【0047】
第1ログ生成部113は、第2カーソル位置CRBを、例えば、第1表示機構160から取得する。第1ログ生成部113は、例えば、第2視線方向DEBを第2ユーザー画像PUBに基づき決定する。第1ログ生成部113は、例えば、第2検索ワードWSBを、第1表示機構160から取得する。第1ログ生成部113は、例えば、検索エンジンにおいてキーワードが入力されるキーワード入力欄に、第1操作機構150によって入力されたキーワードを第2検索ワードWSBとして取得する。第1ログ生成部113は、例えば、第2発言内容CSBを、第2音声情報SUBに対して音声認識処理を実行することによって決定する。
【0048】
第1ログ生成部113は、例えば、画像音声受付部111が第1音声情報SUAを受け付けた場合には、第2参照情報RFBとして、第2カーソル位置CRB、第2視線方向DEB、第2検索ワードWSB、及び第2リアクションREB、を生成する。第1ログ生成部113は、例えば、第2リアクションREBを、第2ユーザー画像PUBに基づき決定する。この場合には、第2リアクションREBは、第1音声情報SUAに対する第2ユーザーUBのリアクションを示す。
第1ログ生成部113は、例えば、画像音声受付部111が第3音声情報SUCを受け付けた場合には、第2参照情報RFBとして、第2カーソル位置CRB、第2視線方向DEB、第2検索ワードWSB、及び第2リアクションREB、を生成する。この場合には、第2リアクションREBは、第3音声情報SUCに対する第2ユーザーUBのリアクションを示す。
【0049】
表示制御部114は、第1通信制御部115が、サーバー装置200から第1画像PDAを受信したときに、第1画像PDAを第1表示機構160のLCDに表示させる。
【0050】
第1通信制御部115は、第2ユーザー画像PUB、及び第2音声情報SUBをサーバー装置200へ送信する。
また、第1通信制御部115は、第1ログ生成部113が第2ログ情報LGBを生成する度に、生成された第2ログ情報LGBをサーバー装置200へ送信する。
また、第1通信制御部115は、第1画像PDAをサーバー装置200から受信する。また、第1通信制御部115は、第1ユーザー画像PUA、第3ユーザー画像PUC、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCを、サーバー装置200から受信する。
【0051】
[2-3.第3端末装置の構成]
次に、
図4を参照して、第3端末装置100Cの構成について説明する。第3端末装置100Cの構成は、第1端末装置100Aの構成と略同一である。以下では、第3端末装置100Cの構成のうち、第1端末装置100Aの構成と相違する点について主に説明する。
図4に示すように、第3端末装置100Cの第1制御部110は、画像音声受付部111、画像音声出力部112、第1ログ生成部113、表示制御部114、第1通信制御部115、第1ログ記憶部116、及び第1表示画像記憶部117を備える。
【0052】
第1ログ記憶部116は、サーバー装置200が、第1画像PDAの第3部分QA3を決定するために参照する第3参照情報RFCを、会議開始からの経過時間TMと対応付けて、第3ログ情報LGCとして記憶する。第3部分QA3は、第1画像PDAにおいて、第3音声情報SUCに対応する部分である。
【0053】
第3参照情報RFCは、第3ユーザーUCの状態、及び動作を示す。第3参照情報RFCは、例えば、第3カーソル位置CRC、第3視線方向DEC、第3検索ワードWSC、第3リアクションREC、第3発言内容CSC、を含む。
第3カーソル位置CRCは、第3端末装置100Cの第1表示機構160のLCDに表示するカーソルCRの位置である。第3視線方向DECは、第3ユーザーUCの視線方向である。第3検索ワードWSCは、第3端末装置100Cにおいて検索エンジンによって検索処理が実行された検索ワードである。第3リアクションRECは、第3ユーザーUCのリアクションである。第3発言内容CSCは、第3音声情報SUCを示す文字情報である。
第3参照情報RFCは、第1ログ生成部113によって生成される。また、第3参照情報RFCは、第1ログ生成部113によって第1ログ記憶部116に記憶される。
第3参照情報RFCについては、
図9を参照して更に説明する。
【0054】
第1表示画像記憶部117は、第1画像PDAを記憶する。第1画像PDAは、第1通信制御部115によって、サーバー装置200から受信され、第1通信制御部115によって、第1表示画像記憶部117に記憶される。
第1画像PDAについては、
図7を参照して更に説明する。
【0055】
画像音声受付部111は、カメラ120に第3ユーザー画像PUCを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第3ユーザー画像PUCを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、マイク130に第3音声情報SUCを生成させる。また、画像音声受付部111は、生成された第3音声情報SUCを受け付ける。
また、画像音声受付部111は、サーバー装置200から、第1ユーザー画像PUA、第2ユーザー画像PUB、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBを受け付ける。
【0056】
画像音声出力部112は、第1ユーザー画像PUA、及び第2ユーザー画像PUBを、第1表示機構160のLCDに表示させる。
また、画像音声出力部112は、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBに対応する音声を、スピーカー140に出力させる。
【0057】
第1ログ生成部113は、画像音声受付部111が、第1音声情報SUA、第2音声情報SUB、又は第3音声情報SUCを受け付けた場合に、第3ログ情報LGCを生成する。第1ログ生成部113は、生成した第3ログ情報LGCを第1ログ記憶部116に記憶させる。また、第1ログ生成部113は、生成した第3ログ情報LGCをサーバー装置200へ送信する。
第1ログ生成部113は、例えば、画像音声受付部111が第3音声情報SUCを受け付けた場合には、第3参照情報RFCとして、第3カーソル位置CRC、第3視線方向DEC、第3検索ワードWSC、及び第3発言内容CSC、を生成する。
【0058】
第1ログ生成部113は、第3カーソル位置CRCを、例えば、第1表示機構160から取得する。第1ログ生成部113は、例えば、第3視線方向DECを第3ユーザー画像PUCに基づき決定する。第1ログ生成部113は、例えば、第3検索ワードWSCを、第1表示機構160から取得する。第1ログ生成部113は、例えば、検索エンジンにおいてキーワードが入力されるキーワード入力欄に、第1操作機構150によって入力されたキーワードを第3検索ワードWS3として取得する。第1ログ生成部113は、例えば、第3発言内容CSCを、第3音声情報SUCに対して音声認識処理を実行することによって決定する。
【0059】
第1ログ生成部113は、例えば、画像音声受付部111が第1音声情報SUAを受け付けた場合には、第3参照情報RFCとして、第3カーソル位置CRC、第3視線方向DEC、第3検索ワードWSC、及び第3リアクションREC、を生成する。第1ログ生成部113は、例えば、第3リアクションRECを、第3ユーザー画像PUCに基づき決定する。この場合には、第3リアクションRECは、第1音声情報SUAに対する第3ユーザーUCのリアクションを示す。
第1ログ生成部113は、例えば、画像音声受付部111が第2音声情報SUBを受け付けた場合には、第3参照情報RFCとして、第3カーソル位置CRC、第3視線方向DEC、第3検索ワードWSC、及び第3リアクションREC、を生成する。この場合には、第3リアクションRECは、第2音声情報SUBに対する第3ユーザーUCのリアクションを示す。
【0060】
表示制御部114は、第1通信制御部115が、サーバー装置200から第1画像PDAを受信したときに、第1画像PDAを第1表示機構160のLCDに表示させる。
【0061】
第1通信制御部115は、第3ユーザー画像PUC、及び第3音声情報SUCをサーバー装置200へ送信する。
また、第1通信制御部115は、第1ログ生成部113が第3ログ情報LGCを生成する度に、生成された第3ログ情報LGCをサーバー装置200へ送信する。
また、第1通信制御部115は、第1画像PDAをサーバー装置200から受信する。また、第1通信制御部115は、第1ユーザー画像PUA、第2ユーザー画像PUB、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBを、サーバー装置200から受信する。
【0062】
[3.サーバー装置の構成]
次に、
図5を参照して、サーバー装置200の構成について説明する。
図5は、本実施形態に係るサーバー装置200の構成の一例を示す図である。
図5に示すように、サーバー装置200は、第2制御部210、第2操作機構220、第2表示機構230、及び第2通信インターフェース240を備える。第2制御部210は、第2プロセッサー210A、及び第2メモリー210Bを備える。第2制御部210は、サーバー装置200の各部の動作を制御する。
また、第2制御部210には、第2操作機構220、第2表示機構230、及び第2通信インターフェース240が接続される。
【0063】
第2操作機構220は、種々のキー、ボタン等を備え、ユーザーからの操作を受け付ける。ユーザーは、例えば、サーバー装置200の管理者である。そして、第2操作機構220は、受け付けた操作に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を第2制御部210へ出力する。
第2表示機構230は、LCD等を備え、第2制御部210からの指示に従って、種々の画像をLCDに表示する。
第2通信インターフェース240は、コネクター及びインターフェース回路を備え、第2制御部210に接続される。本実施形態では、第2通信インターフェース240は、例えば、Ethernet(登録商標)規格に則って、第1端末装置100A、第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cの各々と通信するためのインターフェースである。
第2通信インターフェース240は、「通信インターフェース」の一例に対応する。
【0064】
第2プロセッサー210Aは、CPU、DSP、マイコン等で構成される。第2プロセッサー210Aは、複数のプロセッサーにより構成されてもよいし、単一のプロセッサーで構成されてもよい。
第2プロセッサー210Aが、後述する各部の機能を実現するようにプログラムされたハードウェアであってもよい。すなわち、第2プロセッサー210Aは、第2制御プログラムPG2をハードウェア回路として搭載した構成であってもよい。この場合には、例えば、第2プロセッサー210Aは、ASIC、FPGA等で構成される。
以下の説明では、第2プロセッサー210Aが第2制御プログラムPG2を実行することによって、第2制御部210の各種の機能を実現する場合について説明する。
【0065】
第2メモリー210Bは、第2プロセッサー210Aが実行するプログラムや、第2プロセッサー210Aにより処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。第2メモリー210Bは、第2プロセッサー210Aが実行する第2制御プログラムPG2、及び、サーバー装置200の動作に関する各種の画像データ、設定データ等を記憶する。
第2メモリー210Bは、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。第2メモリー210Bは、不揮発性記憶領域として、例えば、ROM、HDD、SSD等を備えてもよい。また、第2メモリー210Bは、揮発性記憶領域を備え、第2プロセッサー210Aが実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。第2メモリー210Bは、揮発性記憶領域として、例えば、RAM等を備えてもよい。
【0066】
また、
図5に示すように、第2制御部210は、画像制御部211、音声制御部212、取得部213、第2ログ生成部214、決定部215、画像処理部216、第2通信制御部217、第2ログ記憶部218、及び第2表示画像記憶部219、を備える。これらの各部は、例えば、第2プロセッサー210Aが第2制御プログラムPG2を実行することによって、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
第2制御プログラムPG2は、「プログラム」の一例に対応する。
第2プロセッサー210Aは、「少なくとも1つのプロセッサー」の一例に対応する。
【0067】
第2ログ記憶部218は、会議ログ情報LGを記憶する。会議ログ情報LGは、第2ログ生成部214によって、第1ログ情報LGA、第2ログ情報LGB、第3ログ情報LGCに基づいて生成される。また、会議ログ情報LGは、第2ログ生成部214によって、第2ログ記憶部218に記憶される。
【0068】
第2表示画像記憶部219は、第1画像PDA、及び複製画像PDA1を記憶する。第1画像PDAは、取得部213によって、第1端末装置100Aから取得され、取得部213によって、第2表示画像記憶部219に記憶される。複製画像PDA1は、画像処理部216によって生成され、第2表示画像記憶部219に記憶される。
また、第2表示画像記憶部219は、第1合成画像PS1、及び第2合成画像PS2を記憶する。第1合成画像PS1、及び、第2合成画像PS2の各々は、画像処理部216によって生成され、画像処理部216によって第2表示画像記憶部219に記憶される。
【0069】
画像制御部211は、第1端末装置100Aから第1ユーザー画像PUAを受け付ける。また、画像制御部211は、第2端末装置100Bから第2ユーザー画像PUBを受け付ける。また、画像制御部211は、第3端末装置100Cから第3ユーザー画像PUCを受け付ける。
また、画像制御部211は、第2通信インターフェース240を制御して、第1端末装置100Aに、第2ユーザー画像PUB、及び第3ユーザー画像PUCを送信することによって、第1端末装置100Aに、第2ユーザー画像PUB、及び第3ユーザー画像PUCを表示させる。また、画像制御部211は、第2通信インターフェース240を制御して、第2端末装置100Bに、第1ユーザー画像PUA、及び第3ユーザー画像PUCを送信することによって、第2端末装置100Bに、第1ユーザー画像PUA、及び第3ユーザー画像PUCを表示させる。また、画像制御部211は、第2通信インターフェース240を制御して、第3端末装置100Cに、第1ユーザー画像PUA、及び第2ユーザー画像PUBを送信することによって、第3端末装置100Cに、第1ユーザー画像PUA、及び第2ユーザー画像PUBを表示させる。
【0070】
音声制御部212は、第1端末装置100Aから第1音声情報SUAを受け付ける。また、音声制御部212は、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付ける。また、音声制御部212は、第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付ける。
また、音声制御部212は、第1端末装置100Aに、第2音声情報SUB及び第3音声情報SUCに対応する音声を出力させる。また、音声制御部212は、第2端末装置100Bに、第1音声情報SUA及び第3音声情報SUCに対応する音声を出力させる。また、音声制御部212は、第3端末装置100Cに、第1音声情報SUA及び第2音声情報SUBに対応する音声を出力させる。
【0071】
取得部213は、第1端末装置100Aから第1画像PDAを取得する。取得部213は、第1画像PDAを、第2表示画像記憶部219に記憶させる。
取得部213は、例えば、第1端末装置100Aから、第1画像PDAを第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cと共有する旨の指示を受け付けた場合に、第1端末装置100Aから第1画像PDAを取得する。
【0072】
第2ログ生成部214は、第1端末装置100Aから第1ログ情報LGAを受け付け、第2端末装置100Bから第2ログ情報LGBを受け付け、第3端末装置100Cから第3ログ情報LGCを受け付ける。そして、第2ログ生成部214は、第1ログ情報LGA、第2ログ情報LGB、及び第3ログ情報LGCに基づいて、会議ログ情報LGを生成する。
第2ログ生成部214は、第1ログ情報LGA、第2ログ情報LGB、及び第3ログ情報LGCを、1つの会議ログ情報LGに合成することによって会議ログ情報LGを生成する。また、第2ログ生成部214は、第1ログ情報LGA、第2ログ情報LGB、及び第3ログ情報LGCを、会議開始からの経過時間TMに基づいて、並び替えることによって会議ログ情報LGを生成する。
会議ログ情報LGについては、
図9を参照して更に説明する。
【0073】
決定部215は、音声制御部212が第1端末装置100Aから第1音声情報SUAを受け付けた場合に、第1画像PDAの第1部分QA1を決定する。第1部分QA1は、第1画像PDAにおいて、第1音声情報SUAに対応する部分である。
決定部215は、例えば、第1音声情報SUAに対応する第1参照情報RFAに基づいて、第1部分QA1を決定する。また、決定部215は、例えば、第1音声情報SUAに対応する第2参照情報RFB、及び第3参照情報RFCに基づいて、第1部分QA1を決定する。
【0074】
決定部215は、音声制御部212が第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けた場合に、第1画像PDAの第2部分QA2を決定する。第2部分QA2は、第1画像PDAにおいて、第2音声情報SUBに対応する部分である。
決定部215は、例えば、第2音声情報SUBに対応する第2参照情報RFBに基づいて、第2部分QA2を決定する。また、決定部215は、例えば、第2音声情報SUBに対応する第1参照情報RFA、及び第3参照情報RFCに基づいて、第2部分QA2を決定する。
【0075】
決定部215は、音声制御部212が第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付けた場合に、第1画像PDAの第3部分QA3を決定する。第3部分QA3は、第1画像PDAにおいて、第3音声情報SUCに対応する部分である。
決定部215は、例えば、第3音声情報SUCに対応する第3参照情報RFCに基づいて、第3部分QA3を決定する。また、決定部215は、例えば、第3音声情報SUCに対応する第1参照情報RFA、及び第2参照情報RFBに基づいて、第3部分QA3を決定する。
【0076】
画像処理部216は、取得部213が第1端末装置100Aから第1画像PDAを取得した場合に、第2通信インターフェース240を制御して、第1画像PDAを第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに送信することによって、第1画像PDAを第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示させる。
なお、以下の説明では、まず、音声制御部212が第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けて、その後、音声制御部212が第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付ける場合について説明する。
【0077】
次に、
図5、及び
図6を参照して、決定部215、及び画像処理部216の処理について説明する。
図6は、決定部215、及び画像処理部216の処理の一例を示す図である。
図6に示すように、画像処理部216は、第1画像PDAを複製した複製画像PDA1を生成し、生成した複製画像PDA1を第2表示画像記憶部219に記憶させる。
【0078】
音声制御部212が第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けた場合に、決定部215は、第2音声情報SUBに対応する第2参照情報RFBに基づいて、第2部分QA2を決定する。また、決定部215は、第2音声情報SUBに対応する第2参照情報RFBに加えて、第2音声情報SUBに対応する第1参照情報RFA、及び第2音声情報SUBに対応する第3参照情報RFCに基づいて、第2部分QA2を決定する。
また、画像処理部216は、第1合成画像PS1を生成し、第2通信インターフェース240を制御して、第1合成画像PS1を第1端末装置100Aに送信することによって、第1合成画像PS1を第1端末装置100Aに表示させる。
図6に示すように、第1合成画像PS1は、第2音声情報SUBを示す第2画像PDBを第1画像PDAの第2部分QA2に付加した画像である。第2画像PDBは、例えば、第2音声情報SUBに対応する第2参照情報RFBに含まれる第2発言内容CSBを示す。なお、第2画像PDBは、第1画像PDAの第1表示態様とは異なる第2表示態様の画像である。
画像処理部216は、例えば、以下の手順で、第1合成画像PS1を第2表示画像記憶部219に記憶させる。まず、画像処理部216は、第2画像PDBを複製画像PDA1の第2部分QA2に付加して、第1合成画像PS1を生成する。次に、画像処理部216は、生成した第1合成画像PS1を、複製画像PDA1に換えて、第2表示画像記憶部219に記憶させる。例えば、画像処理部216は、第2表示画像記憶部219に記憶されている複製画像PDA1を第1合成画像PS1で上書きする。なお、画像処理部216は、複製画像PDA1に加えて、第1合成画像PS1を第2表示画像記憶部219に記憶させてもよい。この場合には、保存した時刻が最新の画像を、第2通信インターフェース240を制御して、第1端末装置100Aに送信することによって、保存した時刻が最新の画像を第1端末装置100Aに表示させる。
【0079】
音声制御部212が、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けた後に、第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付けた場合に、決定部215は、及び画像処理部216は、以下の処理を実行する。
まず、決定部215は、第3音声情報SUCに対応する第3参照情報RFCに基づいて、第3部分QA3を決定する。また、決定部215は、第3音声情報SUCに対応する第3参照情報RFCに加えて、第3音声情報SUCに対応する第1参照情報RFA、及び第3音声情報SUCに対応する第2参照情報RFBに基づいて、第3部分QA3を決定する。
また、画像処理部216は、第2合成画像PS2を生成し、第2通信インターフェース240を制御して、第2合成画像PS2を第1端末装置100Aに送信することによって、第2合成画像PS2を第1端末装置100Aに表示させる。
図6に示すように、第2合成画像PS2は、第3音声情報SUCを示す第3画像PDCを第1合成画像PS1の第3部分QA3に付加した画像である。第3画像PDCは、例えば、第3音声情報SUCに対応する第3参照情報RFCに含まれる第3発言内容CSCを示す。なお、第3画像PDCは、第1画像PDAの第1表示態様とは異なる第2表示態様の画像である。
画像処理部216は、例えば、以下の手順で、第2合成画像PS2を第2表示画像記憶部219に記憶させる。まず、画像処理部216は、第3画像PDCを第1合成画像PS1の第3部分QA3に付加して、第2合成画像PS2を生成する。次に、画像処理部216は、生成した第2合成画像PS2を、第1合成画像PS1に換えて、第2表示画像記憶部219に記憶させる。例えば、画像処理部216は、第2表示画像記憶部219に記憶されている第1合成画像PS1を第2合成画像PS2で上書きする。なお、画像処理部216は、第1合成画像PS1に加えて、第2合成画像PS2を第2表示画像記憶部219に記憶させてもよい。この場合には、保存した時刻が最新の画像を、第2通信インターフェース240を制御して、第1端末装置100Aに送信することによって、保存した時刻が最新の画像を第1端末装置100Aに表示させる。
【0080】
第2通信制御部217が、第1端末装置100A、第2端末装置100B、又は第3端末装置100Cから会議の終了を示す終了情報JEを受け付けた場合には、画像処理部216は、第2合成画像PS2のリンク画像を第1端末装置100Aに表示させる。リンク画像は、リンク情報LNを示す画像である。リンク画像は、例えば、ショートカット画像である。
第2通信制御部217が、終了情報JEを受け付けた場合には、第2表示画像記憶部219は、第1画像PDAと第2合成画像PS2とを記憶する。
【0081】
第2通信制御部217は、第1ユーザー画像PUA、及び第1音声情報SUAを第1端末装置100Aから受信する。また、第2通信制御部217は、第2ユーザー画像PUB、及び第2音声情報SUBを第2端末装置100Bから受信する。また、第2通信制御部217は、第3ユーザー画像PUC、及び第3音声情報SUCを第3端末装置100Cから受信する。
また、第2通信制御部217は、第2ユーザー画像PUB、第3ユーザー画像PUC、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCを第1端末装置100Aへ送信する。また、第2通信制御部217は、第1ユーザー画像PUA、第3ユーザー画像PUC、第1音声情報SUA、及び第3音声情報SUCを第2端末装置100Bへ送信する。また、第2通信制御部217は、第1ユーザー画像PUA、第2ユーザー画像PUB、第1音声情報SUA、及び第2音声情報SUBを第3端末装置100Cへ送信する。
【0082】
また、第2通信制御部217は、第1端末装置100Aから第1画像PDAを受信する。また、第2通信制御部217は、第2端末装置100Bから第2ログ情報LGBを受信する。また、第2通信制御部217は、第3端末装置100Cから第3ログ情報LGCを受信する。また、第2通信制御部217は、第1端末装置100A、第2端末装置100B、又は第3端末装置100Cから終了情報JEを受信する。
画像処理部216が第1合成画像PS1を生成した場合に、第2通信制御部217は、第1合成画像PS1を第1端末装置100Aに送信する。画像処理部216が第2合成画像PS2を生成した場合に、第2通信制御部217は、第2合成画像PS2を第1端末装置100Aに送信する。
また、第2通信制御部217が終了情報JEを受け付けた場合には、第2通信制御部217は、第2合成画像PS2のリンク情報LNを第1端末装置100Aに送信する。
【0083】
[4.画像の具体例]
次に、
図7及び
図8を参照して、第1画像PDA、及び第2合成画像PS2の具体例について説明する。
まず、
図7を参照して、第1画像PDAについて説明する。
図7は、第1画像PDAの一例を示す図である。第1画像PDAは、会議資料を示す。
【0084】
図7に示すように、第1画像PDAは、例えば、カレーの作り方の資料である。第1画像PDAは、タイトル301、第1手順表示部302、第2手順表示部303、第3手順表示部304、及び第4手順表示部305を含む。
例えば、第1手順表示部302には、「材料をきる」と記載され、第1手順が「材料をきる」であることを示す。
例えば、第2手順表示部303には、「スパイスを調合する」と記載され、第2手順が「スパイスを調合する」であることを示す。
また、
図7に示すように、複製画像PDA1は、第1画像PDAと同一の内容の画像である。
【0085】
次に、
図8を参照して、第2合成画像PS2について説明する。
図8は、第1端末装置100Aに表示される第2合成画像PS2の一例を示す図である。
図9に示すように、第2合成画像PS2は、第2画像PDBを複製画像PDA1の第2部分QA2に付加し、第3画像PDCを複製画像PDA1の第3部分QA3に付加した画像である。第2合成画像PS2は、サーバー装置200の画像処理部216によって生成される。第2部分QA2は、例えば、第1手順表示部302である。また、第3部分QA3は、例えば、第1手順表示部302である。
【0086】
第2合成画像PS2は、吹出画像SBを含む。吹出画像SBは、第2部分QA2及び第3部分QA3の各々に対応する第1手順表示部302に対応付けて表示される。
吹出画像SBは、第2ユーザー名UBN、第3ユーザー名UCN、第2画像PDB、及び第3画像PDCを含む。
第2ユーザー名UBNは、例えば、「田中」であり、第2画像PDBは、例えば、「何肉をいれましょう」を示す文字画像である。すなわち、第2画像PDBは、第2参照情報RFBに含まれる第2発言内容CSBを示す文字画像である。
第3ユーザー名UCNは、例えば、「山田」であり、第3画像PDCは、例えば、「肉は牛肉がよい」を示す文字画像である。すなわち、第3画像PDCは、第3参照情報RFCに含まれる第3発言内容CSCを示す文字画像である。
【0087】
このように、ユーザー名に対応付けて、第2画像PDB及び第3画像PDCが表示されるため、第1ユーザーUAは、第2画像PDBに対応する第2音声情報SUBの発言者名、及び第3画像PDCに対応する第3音声情報SUCの発言者名を確認できる。
【0088】
本実施形態では、第2画像PDBが吹出画像SBに配置されている場合について説明するが、これに限定されない。第2画像PDBが第1画像PDAの第1表示態様とは異なる第2表示態様の画像であればよい。例えば、第2画像PDBの文字の色、フォント、及びサイズの少なくとも1つが、第1画像PDAの文字の色、フォント、及びサイズと相違してもよい。この場合には、第1画像PDAの第1表示態様は、第1画像PDAの文字の色、フォント、及びサイズであり、第2画像PDBの第2表示態様は、第2画像PDBの文字の色、フォント、及びサイズである。
【0089】
本実施形態では、第2画像PDBが、第2音声情報SUBに対応する第2参照情報RFBに含まれる第2発言内容CSBを示す場合について説明するが、これに限定されない。第2画像PDBが、第1画像PDAの第2部分QA2に付与される画像であって、第2音声情報SUBを示す画像であればよい。例えば、第2画像PDBが、第2部分QA2に付与されるマーク画像でもよい。マーク画像は、第2部分QA2に対する音声情報、すなわち、第2音声情報SUBを示す。マーク画像は、例えば、
図8に示すように、第1画像PDAの第2部分QA2を囲む矩形、又は楕円形のマーク画像MKである。また、マーク画像は、例えば、第1画像PDAの第2部分QA2に付与される下線でもよい。
この場合には、マーク画像MKが「第2画像」の一例に対応する。
また、マーク画像MKが第1ユーザーUAによって、例えば、クリック操作された場合に、画像処理部216が、吹出画像SBを表示してもよい。
【0090】
[5.会議ログ情報の具体例]
次に、
図9を参照して、会議ログ情報LGの具体例について説明する。
図9は、サーバー装置200に記憶される会議ログ情報LGの一例を示す図表である。会議ログ情報LGは、第2ログ生成部214によって、第1ログ情報LGA、第2ログ情報LGB、及び第3ログ情報LGCに基づいて生成される。
第1ログ情報LGAは、第1ユーザーUAの状態、及び動作を示す。第2ログ情報LGBは、第2ユーザーUBの状態、及び動作を示す。第3ログ情報LGCは、第3ユーザーUCの状態、及び動作を示す。
【0091】
会議ログ情報LGは、第1ログ情報LGA、第2ログ情報LGB、及び第3ログ情報LGCを含む。第1ログ情報LGAは、第1端末装置100Aから送信される。第2ログ情報LGBは、第2端末装置100Bから送信される。第3ログ情報LGCは、第3端末装置100Cから送信される。
【0092】
第2端末装置100Bの画像音声受付部111が「何肉をいれましょう」という第2音声情報SUBを受け付けたときに、第2端末装置100Bの第1ログ生成部113は、以下の処理を行う。すなわち、第2端末装置100Bの第1ログ生成部113は、第2参照情報RFBを会議開始からの経過時間TMと対応付けて、第2ログ情報LGBを生成する。第2参照情報RFBは、第2カーソル位置CRB、第2視線方向DEB、第2検索ワードWSB、及び第2発言内容CSB、を含む。第2発言内容CSBは、「何肉をいれましょう」という文字情報である。
【0093】
例えば、第2カーソル位置CRBは、第2端末装置100Bの第1表示機構160のLCDに表示するカーソルCRの位置である。
図9に示すように、第2カーソル位置CRBは、例えば、「座標:x5y3」である。x座標に対応するx軸の正方向は、LCDの右方向である。y座標に対応するy軸の正方向は、LCDの下方向である。x軸、及びy軸の一例を
図7に示す。
図7に示すように、x座標の最小値、及びy座標の最小値の各々は、「0」である。x座標の最大値は、「127」であり、y座標の最大値は、「63」である。すなわち、第2カーソル位置CRBの「座標:x5y3」は、LCDの左上部に位置する。
【0094】
また、例えば、第2視線方向DEBは、第2ユーザーUBの視線方向である。
図9に示すように、第2視線方向DEBは、第2端末装置100Bの第1表示機構160のLCDの「左上」に向かう。すなわち、第2ユーザーUBの視線方向は、LCDの左上に向かう。
また、例えば、第2検索ワードWSBは、第2端末装置100Bにおいて検索エンジンによって検索処理が実行された検索ワードである。
図9に示すように、第2検索ワードWSBは、「カレー 肉」である。
【0095】
決定部215は、例えば、第2カーソル位置CRB、第2視線方向DEB、第2検索ワードWSB、及び、第2発言内容CSBに基づいて、第2部分QA2を決定する。
第1手順表示部302には、「材料をきる」と記載され、例えば、第2発言内容CSBが、「何肉をいれましょう」という文字情報である。「肉」はカレーの「材料」の一つであるため、決定部215は、第2部分QA2を第1手順表示部302に決定する。
また、第1手順表示部302には、「材料をきる」と記載され、例えば、第2検索ワードWSBが「カレー 肉」である。「肉」は「カレー」の「材料」の一つであるため、決定部215は、第2部分QA2を第1手順表示部302に決定する。
また、第2ユーザーUBが第2音声情報SUBに対応する音声を発する場合には、第2音声情報SUBに対応する位置にカーソルCRを移動する可能性が高く、且つ、第2音声情報SUBに対応する位置に視線を向ける可能性が高い。そこで、例えば、第2カーソル位置CRB、及び第2視線方向DEBは、LCDの左上であるため、決定部215は、第2部分QA2を第1手順表示部302に決定する。
【0096】
第2端末装置100Bの画像音声受付部111が「何肉をいれましょう」という第2音声情報SUBを受け付け、サーバー装置200を介して第3端末装置100Cが第2音声情報SUBを受け付けたときに、第3端末装置100Cの第1ログ生成部113は、以下の処理を行う。すなわち、第3端末装置100Cの第1ログ生成部113は、第3参照情報RFCを会議開始からの経過時間TMと対応付けて、第3ログ情報LGCを生成する。第3参照情報RFCは、第3カーソル位置CRC、第3視線方向DEC、第3検索ワードWSC、及び第3リアクションRECを含む。
図9に示すように、第3リアクションRECは、「首を傾げる」であり、「何肉をいれましょう」という第2音声情報SUBに対して、第3ユーザーUCが考えていることが推定できる。
【0097】
第2端末装置100Bの画像音声受付部111が「何肉をいれましょう」という第2音声情報SUBを受け付け、サーバー装置200を介して第1端末装置100Aが第2音声情報SUBを受け付けたときに、第1端末装置100Aの第1ログ生成部113は、以下の処理を行う。すなわち、第1端末装置100Aの第1ログ生成部113は、第1参照情報RFAを会議開始からの経過時間TMと対応付けて、第1ログ情報LGAを生成する。第1参照情報RFAは、第1カーソル位置CRA、第1視線方向DEA、第1検索ワードWSA、及び第1リアクションREAを含む。
図9に示すように、第1リアクションREAは、「首を傾げる」であり、「何肉をいれましょう」という第2音声情報SUBに対して、第1ユーザーUAが考えていることが推定できる。
【0098】
このように、音声を発したユーザー以外のユーザーが、音声に対するリアクションを行った場合には、第2ログ生成部214は、この音声は重要な音声であると判定する。ここでは、音声を発したユーザーは、第2ユーザーUBである。ここでは、音声を発したユーザー以外のユーザーは、第1ユーザーUA、及び第3ユーザーUCである。そして、第2ログ生成部214は、この音声を示す第2音声情報SUBに対応する第1ログ情報LGA、第2ログ情報LGB、及び第3ログ情報LGCに基づき、会議ログ情報LGを生成する。
【0099】
換言すれば、第2ログ生成部214は、第1リアクションREA、第2リアクションREB、及び第3リアクションRECに基づき、第1音声情報SUA、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCの各々の重要度を判定する。そして、例えば、重要度が予め設定された閾値以上である場合に、第1音声情報SUA、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCの各々に対応する会議ログ情報LGを生成する。
【0100】
図9を参照して説明したように、重要度が予め設定された閾値以上である場合に、第1音声情報SUA、第2音声情報SUB、及び第3音声情報SUCの各々に対応する会議ログ情報LGを生成するため、会議ログ情報LGに適正な情報を記録できる。その結果、第1合成画像PS1、及び第2合成画像PS2として、適正な画像を生成できる。したがって、ユーザーの利便性を向上できる。
また、ユーザーは、重要度の関する閾値を、所望する値に設定することによって、会議ログ情報LGにユーザーの所望する情報を記録できる。その結果、第1合成画像PS1、及び第2合成画像PS2として、ユーザーの所望する画像を生成できる。したがって、ユーザーの利便性を向上できる。
【0101】
[6.制御部の処理]
次に、
図10及び
図11を参照して、サーバー装置200の第2制御部210の処理について説明する。
図10及び
図11は、サーバー装置200の処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、サーバー装置200が、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けた後に、第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付ける場合について説明する。また、サーバー装置200が、第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付けた後に、第1端末装置100A、第2端末装置100B、又は、第3端末装置100Cから終了情報JEを受け付ける場合について説明する。
【0102】
図10に示すように、まず、ステップS101において、取得部213は、第1端末装置100Aから第1画像PDAを取得する。
次に、ステップS103において、画像処理部216は、例えば、第2通信インターフェース240を制御して、第1画像PDAを第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに送信することによって、第1画像PDAを第2端末装置100B、及び第3端末装置100Cに表示させる。
次に、ステップS105において、音声制御部212は、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けたか否かを判定する。
第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けていないと音声制御部212が判定した場合(ステップS105;NO)には、処理が
図11のステップS121へ進む。第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けたと音声制御部212が判定した場合(ステップS105;YES)には、処理がステップS107へ進む。
【0103】
そして、ステップS107において、第2ログ生成部214は、第1端末装置100Aから第2音声情報SUBに対応する第1ログ情報LGAを受け付け、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBに対応する第2ログ情報LGBを受け付け、第3端末装置100Cから第2音声情報SUBに対応する第3ログ情報LGCを受け付ける。そして、決定部215は、第2音声情報SUBに対応する第1参照情報RFA、第2参照情報RFB、及び第3参照情報RFCに基づいて、第1画像PDAの第2部分QA2を決定する。
次に、ステップS109において、画像処理部216は、第1合成画像PS1を生成する。
次に、ステップS111において、画像処理部216は、例えば、第2通信インターフェース240を制御して、第1合成画像PS1を第1端末装置100Aに送信することによって、第1合成画像PS1を第1端末装置100Aに表示させる。換言すれば、画像処理部216は、第1画像PDAに換えて、第1合成画像PS1を第1端末装置100Aに表示させる。
次に、ステップS113において、音声制御部212は、第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付けたか否かを判定する。
第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付けていないと音声制御部212が判定した場合(ステップS113;NO)には、処理が
図11のステップS121へ進む。第3端末装置100Cから第3音声情報SUCを受け付けたと音声制御部212が判定した場合(ステップS113;YES)には、処理がステップS115へ進む。
【0104】
そして、ステップS115において、第2ログ生成部214は、第1端末装置100Aから第3音声情報SUCに対応する第1ログ情報LGAを受け付け、第2端末装置100Bから第3音声情報SUCに対応する第2ログ情報LGBを受け付け、第3端末装置100Cから第3音声情報SUCに対応する第3ログ情報LGCを受け付ける。そして、決定部215は、第3音声情報SUCに対応する第1参照情報RFA、第2参照情報RFB、及び第3参照情報RFCに基づいて、第1画像PDAの第3部分QA3を決定する。
次に、ステップS117において、画像処理部216は、第2合成画像PS2を生成する。
次に、ステップS119において、画像処理部216は、例えば、第2通信インターフェース240を制御して、第2合成画像PS2を第1端末装置100Aに送信することによって、第2合成画像PS2を第1端末装置100Aに表示させる。換言すれば、画像処理部216は、第1合成画像PS1に換えて、第2合成画像PS2を第1端末装置100Aに表示させる。
【0105】
次に、
図11に示すように、ステップS121において、第2通信制御部217は、第1端末装置100A、第2端末装置100B、又は、第3端末装置100Cから終了情報JEを受け付けたか否かを判定する。
終了情報JEを受け付けていないと第2通信制御部217が判定した場合(ステップS121;NO)には、処理が
図10のステップS105へ戻る。終了情報JEを受け付けたと第2ログ生成部214が判定した場合(ステップS121;YES)には、処理がステップS123へ進む。
そして、ステップS123において、画像処理部216は、第2合成画像PS2のリンク情報LNを第1端末装置100Aに送信し、リンク画像を表示させる。換言すれば、画像処理部216は、第1端末装置100Aに、第2合成画像PS2の表示を終了させて、リンク画像を表示させる。また、画像処理部216は、第2端末装置100Bに第1画像PDAの表示を終了させる。また、画像処理部216は、第3端末装置100Cに第1画像PDAの表示を終了させる。その後、処理が終了する。
【0106】
[7.構成と効果]
以上説明したように、本実施形態の会議システム1の制御方法は、第1端末装置100A、及び第2端末装置100Bと通信するサーバー装置200が、第1端末装置100Aから会議資料を示す第1画像PDAを取得することと、第1画像PDAを第2端末装置100Bに表示させることと、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けた場合に、第1画像PDAにおいて、第2音声情報SUBに対応する第2部分QA2を決定することと、第1画像PDAの第2部分QA2に第2音声情報SUBを示す第2画像PDBを付加した第1合成画像PS1を、第1端末装置100Aに表示させることと、を実行する。
【0107】
この構成によれば、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けた場合に、会議資料を示す第1画像PDAにおいて、第2音声情報SUBに対応する第2部分QA2を決定する。そして、第1画像PDAの第2部分QA2に第2音声情報SUBを示す第2画像PDBを付加した第1合成画像PS1を、第1端末装置100Aに表示させる。
よって、第1画像PDAにおいて、第2音声情報SUBに対応する第2部分QA2に、第2音声情報SUBを示す第2画像PDBを付加した第1合成画像PS1が第1端末装置100Aに表示される。したがって、第1ユーザーUAは、第1画像PDAにおいて、第2音声情報SUBに対応する第2部分QA2を、第1合成画像PS1によって容易に視認できる。その結果、第1ユーザーUAの利便性を向上できる。
【0108】
また、第2部分QA2を決定することは、第2端末装置100Bが第2音声情報SUBを受け付けたときの第2端末装置100BにおけるカーソルCRの位置を示す第2カーソル位置CRBを取得することと、第2カーソル位置CRBに基づいて、第2部分QA2を決定することと、を含む。
この構成によれば、第2端末装置100Bが第2音声情報SUBを受け付けたときの第2端末装置100BにおけるカーソルCRの位置を示す第2カーソル位置CRBに基づいて、第2部分QA2を決定する。
一方、ユーザー、ここでは、第2ユーザーUB、は、注目する位置にカーソルCRを配置する可能性が高い。したがって、第2カーソル位置CRBに基づいて、第2部分QA2を決定するため、第2部分QA2を適正に決定できる。
【0109】
また、第2部分QA2を決定することは、第2端末装置100Bが第2音声情報SUBを受け付けたときの第2端末装置100Bにおける第2ユーザーUBの視線方向を示す第2視線方向DEBを取得することと、第2視線方向DEBに基づいて、第2部分QA2を決定することと、を含む。
この構成によれば、第2端末装置100Bにおける第2ユーザーUBの視線方向を示す第2視線方向DEBに基づいて、第2部分QA2を決定する。
一方、ユーザー、ここでは、第2ユーザーUB、は、注目する位置に視線方向を向ける可能性が高い。したがって、第2視線方向DEBに基づいて、第2部分QA2を決定するため、第2部分QA2を適正に決定できる。
【0110】
また、第2部分QA2を決定することは、第2端末装置100Bが第2音声情報SUBを受け付けたときに、第2端末装置100Bにおいて検索エンジンによって検索処理が実行された検索ワードを示す第2検索ワードWSBを取得することと、第2検索ワードWSBに基づいて、第2部分QA2を決定することと、を含む。
この構成によれば、第2端末装置100Bにおいて検索エンジンによって検索処理が実行された検索ワードを示す第2検索ワードWSBに基づいて、第2部分QA2を決定する。
一方、ユーザー、ここでは、第2ユーザーUB、は、注目する位置に表示されている内容に関して、検索エンジンに、検索ワードを入力して検索処理を実行する可能性が高い。したがって、第2検索ワードWSBに基づいて、第2部分QA2を決定するため、第2部分QA2を適正に決定できる。
【0111】
また、第2画像PDBは、第1画像PDAの第1表示態様とは異なる第2表示態様の画像である。
この構成によれば、第2画像PDBは、第1画像PDAの第1表示態様とは異なる第2表示態様の画像である。
すなわち、第1画像PDAの第2部分QA2に、第1画像PDAの第1表示態様とは異なる第2表示態様の第2画像PDBが表示される。したがって、第2部分QA2の位置を第1ユーザーUAが容易に視認できる。
【0112】
また、第1端末装置100Aから第1合成画像PS1に対する位置を示す入力を取得することと、前記位置が第2画像PDBに対応する位置である場合に、第2音声情報SUBに対応する文字情報である第2発言内容CSBを表示することと、を実行する。
この構成によれば、第1合成画像PS1に対する入力の位置が第2画像PDBに対応する位置である場合に、第2音声情報SUBに対応する文字情報である第2発言内容CSBを表示する。
よって、第1ユーザーUAは、第1合成画像PS1の第2画像PDBに対応する位置、すなわち、第1画像PDAの第2部分QA2に対して、入力、例えば、クリック操作、を行うことによって、第2発言内容CSBを視認できる。したがって、第2音声情報SUBに対応する文字情報である第2発言内容CSBを容易に視認できる。その結果、第1ユーザーUAの利便性を向上できる。
【0113】
また、第1合成画像PS1は、第1画像PDAを複製した複製画像PDA1と、第2画像PDBとを合成した画像である。
この構成によれば、第1合成画像PS1は、第1画像PDAを複製した複製画像PDA1と、第2画像PDBとを合成した画像である。
よって、第1画像PDAに加工が施されることなく、第1合成画像PS1を生成できる。したがって、例えば、会議中に、第2端末装置100Bとサーバー装置200との通信が中断した場合であっても、第2端末装置100Bに容易に第1画像PDAを表示できる。よって、ユーザーの利便性を向上できる。
【0114】
本実施形態のサーバー装置200は、第1端末装置100A、及び第2端末装置100Bと通信する第2通信インターフェース240と、第2プロセッサー210Aと、を含み、第2プロセッサー210Aは、第2通信インターフェース240を制御することによって、第1端末装置100Aから会議資料を示す第1画像PDAを取得することと、第2通信インターフェース240を制御することによって、第1画像PDAを第2端末装置100Bに表示させることと、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けた場合に、第1画像PDAにおいて、第2音声情報SUBに対応する第2部分QA2を決定することと、第1画像PDAの第2部分QA2に第2音声情報SUBを示す第2画像PDBを付加した第1合成画像PS1を、第2通信インターフェース240を制御することによって、第1端末装置100Aに表示させることと、を実行する。
本実施形態のサーバー装置200によれば、本実施形態の会議システム1の制御方法と同様の作用効果を奏する。
【0115】
本実施形態の第2制御プログラムPG2は、第1端末装置100A、及び第2端末装置100Bと通信するサーバー装置200の第2プロセッサー210Aに、第1端末装置100Aから会議資料を示す第1画像PDAを取得することと、第1画像PDAを第2端末装置100Bに表示させることと、第2端末装置100Bから第2音声情報SUBを受け付けた場合に、第1画像PDAにおいて、第2音声情報SUBに対応する第2部分QA2を決定することと、第1画像PDAの第2部分QA2に第2音声情報SUBを示す第2画像PDBを付加した第1合成画像PS1を、第1端末装置100Aに表示させることと、を実行させる。
本実施形態の第2制御プログラムPG2によれば、本実施形態の会議システム1の制御方法と同様の作用効果を奏する。
【0116】
[8.他の実施形態]
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
【0117】
本実施形態では、便宜上、会議システム1が3台の端末装置100を含む場合について説明するが、これに限定されない。会議システム1が2台又は4台以上の端末装置100を含んでもよい。
【0118】
また、本実施形態では、端末装置100が、パーソナルコンピューターである場合について説明するが、これに限定されない。端末装置100が、タブレット端末でもよいし、スマートフォンでもよい。
【0119】
また、例えば、
図10及び
図11のフローチャートの処理単位は、サーバー装置200の第2制御部210の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、その処理の順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
【0120】
また、
図2~
図5の各々に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、端末装置100、及びサーバー装置200の各々における他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
【0121】
また、
図5に示すサーバー装置200の第2制御部210の機能ブロックは、サーバー装置200の第2制御部210が備える第2プロセッサー210Aに、第2メモリー210Bに記憶された第2制御プログラムPG2を実行させることで実現できる。また、この第2制御プログラムPG2は、コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体に記録しておくことも可能である。
記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、記録媒体は、サーバー装置200の第2制御部210が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。また、この第2制御プログラムPG2を他のサーバー装置等に記憶させておき、他のサーバー装置からサーバー装置200の第2制御部210に、第2制御プログラムPG2をダウンロードすることでサーバー装置200の第2制御部210の機能ブロックを実現することもできる。
【0122】
[9.本開示のまとめ]
以下、本開示のまとめを付記する。
(付記1)
第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置が、前記第1端末装置から会議資料を示す第1画像を取得することと、前記第1画像を前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から音声情報を受け付けた場合に、前記第1画像において、前記音声情報に対応する対応部分を決定することと、前記第1画像の前記対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像を、前記第1端末装置に表示させることと、を実行する、会議システムの制御方法。
【0123】
これにより、会議資料を示す第1画像において、第2端末装置から受け付けた音声情報に対応する対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像が、第1端末装置に表示される。したがって、第1端末装置のユーザーは、第1画像において、第2端末装置から受け付けた音声情報に対応する対応部分を、合成画像によって容易に視認できる。その結果、第1端末装置のユーザーの利便性を向上できる。
【0124】
(付記2)
前記対応部分を決定することは、前記第2端末装置が前記音声情報を受け付けたときの前記第2端末装置におけるカーソルの位置を取得することと、前記カーソルの位置に基づいて、前記対応部分を決定することと、を含む、付記1に記載の会議システムの制御方法。
【0125】
これにより、前記第2端末装置が前記音声情報を受け付けたときの前記第2端末装置におけるカーソルの位置に基づいて、前記対応部分を決定する。一方、前記第2端末装置のユーザーは、注目する位置に前記カーソルを配置する可能性が高い。したがって、前記第2端末装置におけるカーソルの位置に基づいて前記対応部分を決定するため、前記対応部分を適正に決定できる。
【0126】
(付記3)
前記対応部分を決定することは、前記第2端末装置が前記音声情報を受け付けたときの前記第2端末装置におけるユーザーの視線方向を取得することと、前記視線方向に基づいて、前記対応部分を決定することと、を含む、付記1又は付記2に記載の会議システムの制御方法。
【0127】
これにより、前記第2端末装置が前記音声情報を受け付けたときの前記第2端末装置におけるユーザーの視線方向に基づいて、前記対応部分を決定する。一方、前記第2端末装置のユーザーは、注目する位置に視線方向を向ける可能性が高い。したがって、前記第2端末装置におけるユーザーの視線方向に基づいて前記対応部分を決定するため、前記対応部分を適正に決定できる。
【0128】
(付記4)
前記対応部分を決定することは、前記第2端末装置が前記音声情報を受け付けたときに、前記第2端末装置において検索エンジンによって検索処理が実行された検索ワードを取得することと、前記検索ワードに基づいて、前記対応部分を決定することと、を含む、付記1から付記3のいずれか1つに記載の会議システムの制御方法。
【0129】
これにより、前記第2端末装置において検索エンジンによって検索処理が実行された検索ワードに基づいて、前記対応部分を決定する。一方、前記第2端末装置のユーザーは、注目する位置に表示されている内容に関して、検索エンジンに、検索ワードを入力して検索処理を実行する可能性が高い。したがって、前記第2端末装置において検索処理が実行された検索ワードに基づいて前記対応部分を決定するため、前記対応部分を適正に決定できる。
【0130】
(付記5)
前記第2画像は、前記第1画像の第1表示態様とは異なる第2表示態様の画像である、付記1から付記4のいずれか1つに記載の会議システムの制御方法。
【0131】
これにより、前記第1画像の前記対応部分に、前記第1画像の第1表示態様とは異なる第2表示態様の前記第2画像が表示される。したがって、前記対応部分の位置を、第1端末装置のユーザーが容易に視認できる。
【0132】
(付記6)
前記第1端末装置から前記合成画像に対する位置を示す入力を取得することと、前記位置が前記第2画像に対応する位置である場合に、前記音声情報に対応する文字情報を表示することと、を実行する、付記5に記載の会議システムの制御方法。
【0133】
これにより、前記合成画像に対する入力の位置が前記第2画像に対応する位置である場合に、前記音声情報に対応する文字情報を表示する。よって、第1端末装置のユーザーは、前記合成画像の前記第2画像に対応する位置に対して、入力、例えば、クリック操作、を行うことによって、前記音声情報に対応する文字情報を視認できる。したがって、第1端末装置のユーザーは、前記音声情報に対応する文字情報を容易に視認できる。その結果、第1端末装置のユーザーの利便性を向上できる。
【0134】
(付記7)
前記合成画像は、前記第1画像を複製した複製画像と、前記第2画像とを合成した画像である、付記1から付記6のいずれか1つに記載の会議システムの制御方法。
【0135】
これにより、前記第1画像に加工が施されることなく、前記合成画像が生成される。したがって、例えば、会議中に、前記第2端末装置と前記サーバー装置との通信が中断した場合であっても、前記第2端末装置に容易に前記第1画像を表示できる。よって、ユーザーの利便性を向上できる。
【0136】
(付記8)
第1端末装置、及び第2端末装置と通信する通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、前記少なくとも1つのプロセッサーは、前記通信インターフェースを制御することによって、前記第1端末装置から会議資料を示す第1画像を取得することと、前記通信インターフェースを制御することによって、前記第1画像を前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から音声情報を受け付けた場合に、前記第1画像において、前記音声情報に対応する対応部分を決定することと、前記第1画像の前記対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像を、前記通信インターフェースを制御することによって、前記第1端末装置に表示させることと、を実行する、サーバー装置。
【0137】
これにより、付記8に記載のサーバー装置は、付記1に記載の会議システムの制御方法と同様の効果を奏する。
【0138】
(付記9)
第1端末装置、及び第2端末装置と通信するサーバー装置のプロセッサーに、前記第1端末装置から会議資料を示す第1画像を取得することと、前記第1画像を前記第2端末装置に表示させることと、前記第2端末装置から音声情報を受け付けた場合に、前記第1画像において、前記音声情報に対応する対応部分を決定することと、前記第1画像の前記対応部分に前記音声情報を示す第2画像を付加した合成画像を、前記第1端末装置に表示させることと、を実行させる、プログラム。
【0139】
これにより、付記9に記載のプログラムは、付記1に記載の会議システムの制御方法と同様の効果を奏する。
【符号の説明】
【0140】
1…会議システム、100…端末装置、100A…第1端末装置、100B…第2端末装置、100C…第2端末装置、200…サーバー装置、210…第2制御部、210A…第2プロセッサー(少なくとも1つのプロセッサー)、210B…第2メモリー、211…画像制御部、212…音声制御部、213…取得部、214…第2ログ生成部、215…決定部、216…画像処理部、217…第2通信制御部、218…第2ログ記憶部、219…第2表示画像記憶部、240…第2通信インターフェース(通信インターフェース)、CRB…第2カーソル位置、CSB…第2発言内容、DEB…第2視線方向、LG…会議ログ情報、LGA…第1ログ情報、LGB…第2ログ情報、LGC…第3ログ情報、PDA…第1画像、PDA1…複製画像、PDB…第2画像、PG2…第2制御プログラム(プログラム)、PS1…第1合成画像(合成画像)、QA2…第2部分(対応部分)、RFA…第1参照情報、RFB…第2参照情報、RFC…第3参照情報、SUA…第1音声情報、SUB…第2音声情報(音声情報)、SUC…第3音声情報、TM…経過時間、WSB…第2検索ワード(検索ワード)。