(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024027753
(43)【公開日】2024-03-01
(54)【発明の名称】荒天映像提供システム、管理装置、及び荒天映像提供方法
(51)【国際特許分類】
G08G 1/00 20060101AFI20240222BHJP
G01C 21/36 20060101ALI20240222BHJP
H04N 7/18 20060101ALI20240222BHJP
【FI】
G08G1/00 J
G01C21/36
H04N7/18 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022130828
(22)【出願日】2022-08-19
(71)【出願人】
【識別番号】504050275
【氏名又は名称】株式会社 ミックウェア
(74)【代理人】
【識別番号】110004185
【氏名又は名称】インフォート弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100157967
【弁理士】
【氏名又は名称】管田 洋明
(72)【発明者】
【氏名】三浦 成彦
(72)【発明者】
【氏名】山内 敏也
【テーマコード(参考)】
2F129
5C054
5H181
【Fターム(参考)】
2F129AA03
2F129BB03
2F129DD13
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2F129GG17
2F129HH02
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5C054CA04
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5C054EA01
5C054EA03
5C054EA05
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5C054HA18
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5H181MC15
5H181MC19
5H181MC27
(57)【要約】
【課題】車両の目的地までの経路上で未来に発生し得る荒天の映像を乗員に提供可能にする。
【解決手段】管理装置は、記憶部と、現在の荒天の発生エリアと荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を取得する荒天情報取得部と、発生エリアに存在する撮像装置を特定する特定部と、特定部により特定された撮像装置に荒天映像データの要求を行う要求部と、特定部により特定された撮像装置から荒天映像データを取得する荒天映像データ取得部と、荒天映像データを荒天情報と対応付けて記憶部に記憶させる記憶制御部と、車両の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を取得する経路情報取得部と、車両の経路上の未来の位置が、荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定する判定部と、判定部により含まれると判定された場合に、車両に搭載された車載装置に荒天映像データを提供する提供部とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理装置と、撮像装置と、車両に搭載された車載装置とを含む荒天映像提供システムであって、
前記管理装置は、
記憶部と、
現在の荒天の発生エリアと前記荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を取得する荒天情報取得部と、
前記発生エリアに存在する前記撮像装置を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記撮像装置に荒天映像データの要求を行う要求部と、
前記特定部により特定された前記撮像装置から前記荒天映像データを取得する管理側荒天映像データ取得部と、
前記荒天映像データを前記荒天情報と対応付けて前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記車両の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を取得する経路情報取得部と、
前記車両の前記経路上の未来の位置が、前記荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により含まれると判定された場合に、前記車載装置に前記荒天映像データを提供する管理側提供部と
を備え、
前記撮像装置は、
前記荒天の状況を撮像した前記荒天映像データを生成する撮像部と、
前記管理装置から前記荒天映像データの要求を取得する要求取得部と、
前記要求取得部により前記要求が取得された場合に、前記撮像部により生成された前記荒天映像データを前記管理装置に提供する撮像側提供部と
を備え、
前記車載装置は、
表示部と、
前記管理装置から前記荒天映像データを取得する車載側荒天映像データ取得部と、
前記経路が示された地図と共に、前記経路上で未来に発生し得る荒天の映像として前記荒天映像データが表す荒天映像を、前記表示部に表示させる表示制御部と
を備える
ことを特徴とする荒天映像提供システム。
【請求項2】
前記荒天の未来の発生エリアは、前記荒天の今後の移動予測に関する情報に基づく前記荒天の移動予測地点を中心とする半径が所定距離の円の範囲のエリアである
ことを特徴とする請求項1記載の荒天映像提供システム。
【請求項3】
前記管理装置は、
前記荒天映像データを解析する解析部
を更に備え、
前記荒天映像データが表す荒天映像が荒天を表す映像として不適切であると前記解析部により解析された場合は、前記荒天映像データが前記車載装置に提供されない
ことを特徴とする請求項1又は2記載の荒天映像提供システム。
【請求項4】
記憶部と、
現在の荒天の発生エリアと前記荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を取得する荒天情報取得部と、
前記発生エリアに存在する撮像装置を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記撮像装置に荒天映像データの要求を行う要求部と、
前記特定部により特定された前記撮像装置から前記荒天映像データを取得する荒天映像データ取得部と、
前記荒天映像データを前記荒天情報と対応付けて前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、
車両の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を取得する経路情報取得部と、
前記車両の前記経路上の未来の位置が、前記荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により含まれると判定された場合に、前記車両に搭載された車載装置に前記荒天映像データを提供する提供部と
を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項5】
現在の荒天の発生エリアと前記荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を取得し、
前記発生エリアに存在する撮像装置を特定し、
特定した前記撮像装置に荒天映像データの要求を行い、
特定した前記撮像装置から前記荒天映像データを取得し、
前記荒天映像データを前記荒天情報と対応付けて記憶部に記憶させ、
車両の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を取得し、
前記車両の前記経路上の未来の位置が、前記荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定し、
含まれると判定した場合に、前記車両に搭載された車載装置に前記荒天映像データを提供する
処理をコンピュータが実行することを特徴とする荒天映像提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、集中豪雨、豪雪、台風等の荒天の状況を撮像した映像を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載された車載装置が、他地点のカメラ映像を取得して表示するようにしたシステムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、車載装置が、ゲリラ豪雨などの局所的な大雨地帯を注目地点として設定し、注目地点を通過予定の他車両に搭載された車載カメラや注目地点を撮像可能な定点カメラを候補カメラとして選択し、候補カメラからカメラ映像を取得して表示するようにした配信システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の配信システムでは、例えば、目的地までの経路上で現在発生している荒天のカメラ映像を表示することはできるものの、目的地までの経路上で未来に発生し得る荒天の映像を表示することはできない。従来の他のシステムにおいても同様である。
【0006】
1つの側面において、本発明は、車両の目的地までの経路上で未来に発生し得る荒天の映像を乗員に提供可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの態様の荒天映像提供システムは、管理装置と、撮像装置と、車両に搭載された車載装置とを含む。管理装置は、記憶部と、荒天情報取得部と、特定部と、要求部と、管理側荒天映像データ取得部と、記憶制御部と、経路情報取得部と、判定部と、管理側提供部とを備える。荒天情報取得部は、現在の荒天の発生エリアと荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を取得する。特定部は、発生エリアに存在する撮像装置を特定する。要求部は、特定部により特定された撮像装置に荒天映像データの要求を行う。管理側荒天映像データ取得部は、特定部により特定された撮像装置から荒天映像データを取得する。記憶制御部は、荒天映像データを荒天情報と対応付けて記憶部に記憶させる。経路情報取得部は、車両の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を取得する。判定部は、車両の経路上の未来の位置が、荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定する。管理側提供部は、判定部により含まれると判定された場合に、車載装置に荒天映像データを提供する。撮像装置は、要求取得部と、撮像部と、撮像側提供部とを備える。撮像部は、荒天の状況を撮像して荒天映像データを生成する。要求取得部は、管理装置から荒天映像データの要求を取得する。撮像側提供部は、要求取得部により要求が取得された場合に、撮像部により生成された荒天映像データを管理装置に提供する。車載装置は、表示部と、車載側荒天映像データ取得部と、表示制御部とを備える。車載側荒天映像データ取得部は、管理装置から荒天映像データを取得する。表示制御部は、経路が示された地図と共に、経路上で未来に発生し得る荒天の映像として荒天映像データが表す荒天映像を、表示部に表示させる。
【0008】
本開示の1つの態様の管理装置は、記憶部と、荒天情報取得部と、特定部と、要求部と、荒天映像データ取得部と、記憶制御部と、経路情報取得部と、判定部と、提供部とを備える。荒天情報取得部は、現在の荒天の発生エリアと荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を取得する。特定部は、発生エリアに存在する撮像装置を特定する。要求部は、特定部により特定された撮像装置に荒天映像データの要求を行う。荒天映像データ取得部は、特定部により特定された撮像装置から荒天映像データを取得する。記憶制御部は、荒天映像データを荒天情報と対応付けて記憶部に記憶させる。経路情報取得部は、車両の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を取得する。判定部は、車両の経路上の未来の位置が、荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定する。提供部は、判定部により含まれると判定された場合に、車両に搭載された車載装置に荒天映像データを提供する。
【0009】
本開示の1つの態様の荒天情報提供方法は、現在の荒天の発生エリアと荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を取得し、発生エリアに存在する撮像装置を特定し、特定した撮像装置に荒天映像データの要求を行い、特定した撮像装置から荒天映像データを取得し、荒天映像データを荒天情報と対応付けて記憶部に記憶させ、車両の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を取得し、車両の経路上の未来の位置が、荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合に、車両に搭載された車載装置に荒天映像データを提供する処理をコンピュータが実行する。
【発明の効果】
【0010】
車両の目的地までの経路上で未来に発生し得る荒天の映像を乗員に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】荒天映像提供システムの構成を例示する図である。
【
図5】コンピュータのハードウェア構成を例示する図である。
【
図6】管理装置において実行される処理を例示するフローチャートである。
【
図7】管理装置において実行される処理を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
図1は、荒天映像提供システム1の構成を例示する図である。
【0014】
図1に例示した荒天映像提供システム1は、管理装置10と、撮像装置20と、車両30に搭載された車載装置40とを含む。管理装置10と、撮像装置20と、車載装置40は、通信ネットワーク50に接続され、例えば、管理装置10と撮像装置20や、管理装置10と車載装置40は、通信ネットワーク50を介して通信可能である。また、通信ネットワーク50には、天気サーバ60や地図サーバ70も接続され、例えば、管理装置10と天気サーバ60や、車載装置40と地図サーバ70は、通信ネットワーク50を介して通信可能である。
【0015】
管理装置10は、例えば、現在の荒天の発生エリアとその荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を天気サーバ60から取得すると、現在の荒天の発生エリアに存在する撮像装置20を特定し、その撮像装置20に荒天映像データを要求し、その撮像装置20から荒天映像データを取得する。また、管理装置10は、例えば、車両30の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を、その車両30に搭載された車載装置40から取得すると、その車両30の経路上の未来の位置が、荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合は、その車両30に搭載された車載装置40に荒天映像データを提供する。管理装置10は、例えば、サーバ等のコンピュータである。
【0016】
撮像装置20は、例えば、管理装置10から荒天映像データの要求を取得すると、荒天の状況(例えば荒天状況21)を撮像して荒天映像データを生成し、生成した荒天映像データを管理装置10に提供する。撮像装置20は、例えば、監視カメラ等の定点カメラ、車両30に搭載されたカメラ(ドライブレコーダ等)、カメラ付きのスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末である。なお、カメラを備えた車載装置40が、撮像装置20として動作してもよい。
【0017】
車載装置40は、例えば、地図サーバ70から取得した地図データと、車載装置40(車両30)の現在位置とに基づいて、車両30の目的地までの経路を探索し、目的地までの経路案内(ナビゲーション)を行う。このときの目的地は、例えば、車両30の乗員により入力される。また、車載装置40は、例えば、探索した経路に関する情報を含む経路情報を管理装置10に送信する。また、車載装置40は、例えば、管理装置10から荒天映像データを取得すると、車両30の目的地までの経路が示された地図(不図示)と共に、その経路上で未来に発生し得る荒天の映像として、荒天映像データが表す荒天映像(例えば荒天映像41)を表示する。このときの表示では、関連するメッセージ(例えばメッセージ42)等を更に表示してもよい。
【0018】
天気サーバ60は、現在の荒天の発生エリアとその荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を管理装置10等に提供する。この提供は、例えば、定期的に行われる。
【0019】
地図サーバ70は、地図データを車載装置40等に提供する。この提供は、例えば、地図データが更新される度に行われる。
【0020】
このような荒天映像提供システム1では、車両30の目的地までの経路上で未来に発生し得る荒天の映像を乗員に提供することが可能である。以下、荒天映像提供システム1について、より詳細に説明する。
【0021】
図2は、管理装置10の機能構成を例示する図である。
【0022】
図2に例示した管理装置10は、制御部101と、記憶部102と、通信部103とを含む。
【0023】
制御部101は、管理装置10の各部を制御する。
【0024】
また、制御部101は、荒天情報取得部111と、特定部112と、要求部113と、荒天映像データ取得部(管理側荒天映像データ取得部)114と、記憶制御部115、経路情報取得部116と、判定部117と、提供部(管理側提供部)118とを含む。
【0025】
荒天情報取得部111は、通信部103を介して、天気サーバ60から荒天情報を取得する。荒天情報は、現在の荒天の発生エリアとその荒天の今後の移動予測に関する情報を含み、更に、その荒天の種類や状態に関する情報を含んでもよい。現在の荒天の発生エリアに関する情報は、例えば、荒天レベル(降水量や降雪量等)が所定の閾値以上のエリア(発生エリア)を示す。あるいは、現在の荒天の発生エリアに関する情報は、例えば、降水量が第1の閾値以上のエリア、降水量が第2の閾値以上のエリア等といったように、荒天レベル別のエリア(発生エリア)を示すものであってもよい。荒天の今後の移動予測に関する情報は、例えば、現在発生している荒天の未来の各時刻における移動予測地点を示す。移動予測地点は、例えば、荒天レベルが最大になる地点(荒天レベルが最大になるエリアの中心地点)として予測される地点である。
【0026】
特定部112は、荒天情報取得部111により取得された荒天情報が示す現在の荒天の発生エリアに存在する撮像装置20を特定する。この特定は、例えば、記憶部102に記憶されている撮像装置情報に基づいて行われる。撮像装置情報は、各撮像装置20の現在位置情報を含む。各撮像装置20の現在位置情報は、撮像装置20の識別子、現在位置に関する情報を含む。なお、撮像装置情報において、位置が変わり得る撮像装置20(例えば携帯端末、車両30に搭載されたカメラ、撮像装置20として動作する車載装置40)の現在位置情報は、例えば、当該撮像装置20から管理装置10に定期的に送信される現在位置情報に基づいて、その都度更新される。また、位置が変わり得ない撮像装置20(例えば定点カメラ)の現在位置情報は、例えば、当該撮像装置20が設置されたときに撮像装置情報に登録される。このような更新及び登録は、制御部101が行うようにしてもよい。
【0027】
要求部113は、特定部112により特定された撮像装置20に対し、通信部103を介して、荒天映像データの要求を行う。
【0028】
荒天映像データ取得部114は、通信部103を介して、特定部112により特定された撮像装置20から荒天映像データを取得する。
【0029】
記憶制御部115は、荒天映像データ取得部114により取得された荒天映像データを、荒天情報取得部111により取得された荒天情報と対応付けて記憶部102に記憶させる。なお、特定部112により複数の撮像装置20が特定され、荒天映像データ取得部114により複数の荒天映像データが取得された場合は、その複数の荒天映像データを荒天情報と対応付けて記憶部102に記憶させるようにしてもよい。
【0030】
経路情報取得部116は、通信部103を介して、車両30の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を、その車両30に搭載された車載装置40から取得する。なお、経路情報は、車両30の目的地までの経路上の各地点の通過予測時刻、目的地への到着予測時刻に関する情報を含んでもよい。
【0031】
判定部117は、経路情報取得部116により取得された経路情報が示す経路上の車両30の未来の位置が、荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定する。ここで、荒天の未来の発生エリアは、記憶部102に記憶されている荒天情報に含まれる今後の移動予測に関する情報に基づくものであり、例えば、その移動予測に関する情報が示す荒天の移動予測地点を中心とする半径が所定距離(例えば10km)の円の範囲のエリアとしてもよい。このときの所定距離は、例えば、荒天の移動予測地点と実際の移動地点との間で生じ得る誤差等を考慮して決定されてもよい。
【0032】
提供部118は、判定部117により含まれると判定された場合に、当該判定時に使用された荒天情報と対応付けられて記憶部102に記憶されている荒天映像データを、経路情報取得部116により取得された経路情報の送信元である車載装置40に対し、通信部103を介して、提供する。また、提供部118は、その提供の際に、経路上の車両30の未来の位置が、荒天の未来の発生エリアに含まれると予測される最先の時刻とその時の車両30の位置とその時の荒天の種類に関する情報を含む付帯情報を、荒天映像データに付帯させるようにしてもよい。付帯情報は、荒天情報の一部を更に含むようにしてもよい。このような付帯情報は、経路情報と荒天情報とに基づいて制御部101が生成するようにしてもよい。また、提供部118は、荒天情報と対応付けられて記憶部102に記憶されている荒天映像データが複数の場合に、その複数の荒天映像データを車載装置40に提供するようにしてもよい。
【0033】
なお、制御部101は、荒天映像データ取得部114により取得された荒天映像データを解析する解析部119を更に含んでもよい。この場合、荒天映像データが表す荒天映像が荒天を表す映像として不適切であると解析部119により解析された場合は、その荒天映像データが車載装置40に提供されないようにしてもよい。具体的には、記憶制御部115が、不適切であると解析された荒天映像データを荒天情報と対応付けて記憶部102に記憶させないようにしてもよい。なお、解析部119により不適切であると解析される荒天映像は、例えば、トンネル内を走行中の車両30に搭載されたカメラ(撮像装置20)により撮像された荒天映像データが表す荒天映像や、かばん内に収納されている携帯端末(撮像装置20)により撮像された荒天映像データが表す荒天映像等のように、荒天であることが目視で確認できないような荒天映像である。
【0034】
記憶部102は、撮像装置情報、記憶制御部115により対応付けられた荒天映像データと荒天情報等を記憶する。また、記憶部102は、経路情報取得部116により取得された経路情報を更に記憶してもよい。
【0035】
通信部103は、通信ネットワーク50を介して、外部の装置(例えば撮像装置20、車載装置40、天気サーバ60)と通信を行う。
【0036】
図3は、撮像装置20の機能構成を例示する図である。
【0037】
図3に例示した撮像装置20は、制御部201と、撮像部202と、現在位置検出部203と、記憶部204と、通信部205とを含む。なお、位置が変わり得ない撮像装置20(例えば定点カメラ)の場合は、現在位置検出部203を含んでいなくてもよい。
【0038】
制御部201は、撮像装置20の各部を制御する。
【0039】
また、制御部201は、定期的に、撮像装置20の識別子と、現在位置検出部203により検出された現在位置(撮像装置20の現在位置)に関する情報を含む現在位置情報を、通信部205を介して、管理装置10に送信する。
【0040】
また、制御部201は、要求取得部211と、提供部(撮像側提供部)212とを含む。
【0041】
要求取得部211は、通信部205を介して、管理装置10から荒天映像データの要求を取得する。
【0042】
提供部212は、通信部205を介して、要求取得部211により荒天映像データの要求が取得された場合に、撮像部202により生成された荒天映像データを管理装置10に提供する。
【0043】
撮像部202は、荒天の状況を撮像して荒天映像データを生成する。
【0044】
現在位置検出部203は、現在位置(撮像装置20の現在位置)を検出する。
【0045】
記憶部204は、撮像部202により生成された荒天映像データ、現在位置検出部203により検出された現在位置に関する情報(現在位置データ)等を記憶する。
【0046】
通信部205は、通信ネットワーク50を介して、外部の装置(例えば管理装置10)と通信を行う。
図4は、車載装置40の機能構成を例示する図である。
【0047】
図4に例示した車載装置40は、制御部401と、撮像部402と、現在位置検出部403と、表示部404と、記憶部405と、通信部406とを含む。
【0048】
制御部401は、車載装置40の各部を制御する。
【0049】
また、制御部401は、通信部406を介して地図サーバ70から取得した地図データと、現在位置検出部403により検出された現在位置(車載装置40(車両30)の現在位置)とに基づいて、車両30の目的地までの経路を探索し、目的地までの経路案内を行う。このときの目的地は、例えば、乗員により入力される。また、制御部401は、探索した経路に関する情報を含む経路情報を、通信部406を介して管理装置10に送信する。このときの経路情報には、車載装置40の識別子が含まれてもよい。
【0050】
また、制御部401は、荒天映像データ取得部(車載側荒天映像データ取得部)411と、表示制御部412とを含む。
【0051】
荒天映像データ取得部411は、通信部406を介して、管理装置10から荒天映像データを取得する。
【0052】
表示制御部412は、車両30の目的地までの経路が示された地図と共に、その経路上で未来に発生し得る荒天の映像として、荒天映像データ取得部411により取得された荒天映像データが表す荒天映像を、表示部404に表示させる。このときの表示では、荒天映像データに付帯されている付帯情報に基づいて、関連するメッセージ等を更に表示部404に表示させるようにしてもよい。また、荒天映像データ取得部411により取得された荒天映像データが複数の場合には、各荒天映像データが表す荒天映像を順番に表示部404に表示させるようにしてもよい。
【0053】
撮像部402は、例えば、車載装置40が搭載された車両30の前方を撮像して、映像データを生成する。
【0054】
現在位置検出部403は、現在位置(車載装置40(車両30)の現在位置)を検出する。
【0055】
表示部404は、例えば、目的地までの経路が示された地図と共に、その経路上で未来に発生し得る荒天の映像として、荒天映像データが表す荒天映像等を表示する。
【0056】
記憶部405は、地図サーバ70から取得された地図データ、撮像部402により生成された映像データ、現在位置検出部403により検出された現在位置に関する情報等を記憶する。
【0057】
通信部406は、通信ネットワーク50を介して、外部の装置(例えば管理装置10、地図サーバ70)と通信を行う。
【0058】
なお、管理装置10や、撮像装置20や、車載装置40は、
図5に例示するハードウェア構成を有するコンピュータ80により実現されてもよい。
【0059】
図5は、コンピュータ80のハードウェア構成を例示する図である。
【0060】
図5に例示したコンピュータ80は、プロセッサ801、メモリ802、記憶装置803、読取装置804、通信インタフェース806、及び入出力インタフェース807を含み、それらは、データバス808を介して相互にデータの送受信が可能に接続されている。
【0061】
プロセッサ801は、例えば、シングルプロセッサであっても、マルチプロセッサやマルチコアであってもよい。プロセッサ801は、メモリ802を利用して、プログラム(例えば、後述する処理の手順を記述したプログラム)を実行することで、管理装置10の制御部101や、撮像装置20の制御部201や、車載装置40の制御部401として機能する。
【0062】
なお、プロセッサ801には、カメラ811、GPS機器812が接続されていてもよい。カメラ811は、例えばCCDやCMOS等のイメージセンサを含む。GPS機器812は、現在位置を検出するセンサを含む。コンピュータ80により撮像装置20を実現する場合には、カメラ811、GPS機器812が、撮像部202、現在位置検出部203の機能を提供してもよい。コンピュータ80により車載装置40を実現する場合には、カメラ811、GPS機器812が、撮像部402、現在位置検出部403の機能を提供してもよい。なお、GPSは、Global Positioing Systemの略称である。CCDは、Charge Coupled Deviceの略称である。CMOSは、Complementary Metal Oxide Semiconductorの略称である。
【0063】
メモリ802は、例えば半導体メモリであり、RAM領域及びROM領域を含む。なお、RAMは、Random Access Memoryの略称である。ROMは、Read Only Memoryの略称である。
【0064】
記憶装置803は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、または外部記憶装置である。コンピュータ80により管理装置10を実現する場合には、記憶装置803が記憶部102の機能を提供してもよい。コンピュータ80により撮像装置20を実現する場合には、記憶装置803が記憶部204の機能を提供してもよい。コンピュータ80により車載装置40を実現する場合には、記憶装置803が記憶部405の機能を提供してもよい。
【0065】
読取装置804は、プロセッサ801の指示に従って着脱可能記憶媒体805にアクセスする。着脱可能記憶媒体805は、例えば、半導体デバイス(USBメモリ等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(磁気ディスク等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(CD-ROM、DVD等)などにより実現される。なお、USBは、Universal Serial Busの略称である。CDは、Compact Discの略称である。DVDは、Digital Versatile Diskの略称である。
【0066】
通信インタフェース806は、プロセッサ801の指示に従って、各種の通信ネットワーク(例えば、通信ネットワーク50)を介して通信する。コンピュータ80により管理装置10を実現する場合には、通信インタフェース806が通信部103の機能を提供してもよい。コンピュータ80により撮像装置20を実現する場合には、通信インタフェース806が通信部205の機能を提供してもよい。コンピュータ80により車載装置40を実現する場合には、通信インタフェース806が通信部406の機能を提供してもよい。
【0067】
入出力インタフェース807は、入力デバイス813、出力デバイス814とのインタフェースを提供する。入力デバイス813は、キーボード、マウス装置、ボタンスイッチ、タッチパネル等である。出力デバイス815は、表示装置、オーディオ出力装置等である。コンピュータ80により車載装置40を実現する場合には、出力デバイス814が表示部404の機能を提供し、入力デバイス813が乗員による目的地の入力等に使用されてもよい。
【0068】
コンピュータ80のプロセッサ801により実行されるプログラムは、例えば、下記の形態で提供される。
(1)記憶装置803に予めインストールされている。
(2)着脱可能記憶媒体805により提供される。
(3)プログラムサーバから通信ネットワーク50を介して提供される。
【0069】
なお、コンピュータ80のハードウェア構成は、例示であり、実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば、構成の一部が、削除されてもよく、また、新たな構成が追加されてもよい。また、例えば、上述の機能構成の一部または全部の機能が、FPGA、SoC、ASIC、PLDなどによるハードウェアとして実装されてもよい。なお、FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。SoCは、System-on-a-chipの略称である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。PLDは、Programmable Logic Deviceの略称である。
【0070】
次に、荒天映像提供システム1において実行される処理について、管理装置10において実行される処理を中心に説明する。
【0071】
図6及び
図7は、管理装置10において実行される処理を例示するフローチャートである。なお、
図6に例示した処理は、例えば、天気サーバ60から管理装置10に荒天情報が提供される度に行われる処理であり、
図7に例示した処理は、例えば、車載装置40から管理装置10に経路情報が送信される度に行われる処理である。
【0072】
図6に例示した処理では、まず、S101において、管理装置10の制御部101(荒天情報取得部111)は、天気サーバ60から荒天情報を取得する。
【0073】
次に、S102において、制御部101(特定部112)は、S101で取得された荒天情報が示す現在の荒天の発生エリアに存在する撮像装置20を特定する。この特定は、例えば、上述のとおり、記憶部102に記憶されている撮像装置情報に基づいて行われる。
【0074】
次に、S103において、制御部101(要求部113)は、S102で特定された撮像装置20に対して、荒天映像データの要求を行う。
【0075】
S103の処理によって荒天映像データの要求が行われた撮像装置20は、その要求を取得すると、荒天の状況を撮像して荒天映像データを生成し、生成した荒天映像データを管理装置10に提供する。
【0076】
S103の後、S104において、制御部101(荒天映像データ取得部114)は、S102で特定された撮像装置20から荒天映像データを取得する。
【0077】
次に、S105において、制御部101(記憶制御部115)は、S104で取得された荒天映像データを、S101で取得された荒天情報と対応付けて記憶部102に記憶させる。なお、S102で複数の撮像装置が特定され、S104で複数の荒天映像データが取得された場合には、複数の荒天映像データを荒天情報と対応付けて記憶部102に記憶させるようにしてもよい。
【0078】
S105が終了すると、
図6に例示した処理が終了する。
【0079】
図7に例示した処理では、まず、S201において、管理装置10の制御部101(経路情報取得部116)は、車載装置40から経路情報を取得する。
【0080】
次に、S202において、制御部101(判定部117)は、S201で取得された経路情報が示す経路上の車両30の未来の位置が、荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定する。ここで、荒天の未来の発生エリアは、記憶部102に記憶されている荒天情報に含まれる今後の移動予測に関する情報に基づくものであり、例えば、その移動予測に関する情報が示す荒天の移動予測地点を中心とする半径が所定距離(例えば10km)の円の範囲のエリアとしてもよい。
【0081】
S202の判定結果がYESの場合、S203において、制御部101(提供部118)は、S201で取得された経路情報の送信元である車載装置40に対し、S202の判定でYESと判定されたときに使用された荒天情報と対応付けられて記憶部102に記憶されている荒天映像データを提供する。このときの提供では、荒天映像データに上述の付帯情報が付帯されてもよい。また、荒天情報と対応付けられて記憶部102に記憶されている荒天映像データが複数の場合は、複数の荒天映像データが車載装置40に提供されてもよい。
【0082】
S203が終了、又は、S202の判定結果がNOの場合は、
図7に例示した処理が終了する。
【0083】
S203の処理によって荒天映像データが提供された車載装置40は、その荒天映像データを取得すると、当該車載装置40が搭載された車両30の目的地までの経路が示された地図と共に、その経路上で未来に発生し得る荒天の映像として、荒天映像データが表す荒天映像を、表示部404に表示する。このときの表示では、荒天映像データに付帯されている付帯情報に基づいて、関連するメッセージ等を更に表示部404に表示するようにしてもよい。また、取得された荒天映像データが複数の場合には、各荒天映像データが表す荒天映像を順番に表示部404に表示するようにしてもよい。
【0084】
このときに表示部404に表示される表示画面例について、
図8及び
図9を用いて説明する。
【0085】
図8は、表示部404の表示画面例を示す図である。
図9は、表示部404の他の表示画面例を示す図である。
【0086】
図8に表示画面例として示した表示画面90には、車両30の目的地までの経路901が示された地
図902と共に、その経路901上で未来に発生し得る荒天の映像として、荒天映像データが表す荒天映像903が表示されている。また、表示画面90には、その他、関連するメッセージ904、荒天アイコン905、現在位置アイコン906等も表示されている。ここで、関連するメッセージ904、荒天アイコン905は、荒天映像データに付帯されている上述の付帯情報に基づいて表示されてもよい。荒天アイコン905は、経路901上において未来に車両30が荒天に遭遇する可能性が高い位置を示すアイコンである。なお、荒天アイコン905は、荒天の種類(豪雨や豪雪等)によってアイコンの形状等が変更されてもよい。現在位置アイコン906は、車両30の現在位置を示すアイコンである。
【0087】
なお、このような表示画面90は、経路案内中の表示画面上に、荒天映像903、関連するメッセージ904、荒天アイコン905等が重畳表示されたものでもある。
【0088】
図9に他の表示画面例として示した表示画面91には、車両30の目的地までの経路911が示された地
図912と共に、その経路911上で未来に発生し得る荒天の映像として、荒天映像データが表す荒天映像913が表示されている。また、表示画面91には、その他、現在の荒天の発生エリア914、その荒天の移動予測ルート915、その荒天の未来の発生エリア(未来の荒天の発生エリア)916、現在位置アイコン918等も表示されている。ここで、現在の荒天の発生エリア914、その荒天の移動予測ルート915、その荒天の未来の発生エリア916は、荒天映像データに付帯されている上述の付帯情報に基づいて表示されてもよい。現在の荒天の発生エリア914は、例えば、降水量が第1の閾値以上のエリア、降水量が第2の閾値以上のエリア等といったように、荒天レベル別のエリアを色等によって識別可能に示すものであってもよい。その荒天の未来の発生エリア916は、経路911上において未来に車両30が荒天に遭遇する可能性が高いエリアを示す。なお、その荒天の未来の発生エリア916は、その荒天の移動予測地点917を中心とする半径が所定距離(例えば10km)の円の範囲とされてもよい。現在位置アイコン918は、車両30の現在位置を示すアイコンである。
【0089】
なお、このような表示画面91は、経路案内中の表示画面上に、荒天映像913、現在の荒天の発生エリア914、その荒天の移動予測ルート915、その荒天の未来の発生エリア916、その荒天の移動予測地点917等が重畳表示されたものでもある。
【0090】
以上のように、本実施の形態によれば、車両30に搭載された車載装置40の表示部404に、
図8や
図9の表示画面例に示したような表示画面が表示されるようになるので、車両30の目的地までの経路上で未来に発生し得る荒天の映像を車両30の乗員に提供することができる。これにより、乗員は、例えば、荒天に遭遇する前に安全な場所に車両30を停車させる等、荒天を避けるための回避行動をとることができる。
【0091】
本実施の形態では、車載装置40が車両30の目的地までの経路を探索したが、この探索を、通信ネットワーク50に接続された他の装置(例えば管理装置10や地図サーバ70や図示しない他のサーバ)が行うようにしてもよい。この場合は、車載装置40が、当該車載装置40の識別子と車両30の目的地と車両30の現在位置等に関する情報を他の装置に送信し、他の装置が、車両30の目的地と車両30の現在位置に関する情報と地図データとに基づいて目的地までの経路を探索し、探索した経路に関する情報を車載装置40に送信するようにしてもよい。また、他の装置が管理装置10以外の装置である場合は、他の装置が管理装置10に経路情報を送信するようにしてもよい。このときの経路情報には、探索された経路に関する情報の他、管理装置10が車載装置40を特定可能なように、車載装置40から送信された当該車載装置40の識別子も含まれるようにしてもよい。
【0092】
なお、以上までに説明した実施の形態には、下記のプログラムや当該プログラムを記録した記録媒体の実施の形態も含まれている。
【0093】
現在の荒天の発生エリアと前記荒天の今後の移動予測に関する情報を含む荒天情報を取得し、
前記発生エリアに存在する撮像装置を特定し、
特定した前記撮像装置に荒天映像データの要求を行い、
特定した前記撮像装置から前記荒天映像データを取得し、
前記荒天映像データを前記荒天情報と対応付けて記憶部に記憶させ、
車両の目的地までの経路に関する情報を含む経路情報を取得し、
前記車両の前記経路上の未来の位置が、前記荒天の未来の発生エリアに含まれるか否かを判定し、
含まれると判定した場合に、前記車両に搭載された車載装置に前記荒天映像データを提供する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0094】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
【符号の説明】
【0095】
1 荒天映像提供システム
10 管理装置
20 撮像装置
21 荒天状況
30 車両
40 車載装置
41 荒天映像
42 メッセージ
50 通信ネットワーク
60 天気サーバ
70 地図サーバ
80 コンピュータ
90、91 表示画面
101 制御部
102 記憶部
103 通信部
111 荒天情報取得部
112 特定部
113 要求部
114 荒天映像データ取得部
115 記憶制御部
116 経路情報取得部
117 判定部
118 提供部
119 解析部
201 制御部
202 撮像部
203 現在位置検出部
204 記憶部
205 通信部
211 要求取得部
212 提供部
401 制御部
402 撮像部
403 現在位置検出部
404 表示部
405 記憶部
406 通信部
411 荒天映像データ取得部
412 表示制御部
801 プロセッサ
802 メモリ
803 記憶装置
804 読取装置
805 着脱可能記憶媒体
806 通信インタフェース
807 入出力インタフェース
808 データバス
811 カメラ
812 GPS機器
813 入力デバイス
814 出力デバイス