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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024027833
(43)【公開日】2024-03-01
(54)【発明の名称】腰掛け/歩行両用杖
(51)【国際特許分類】
   A45B 5/00 20060101AFI20240222BHJP
   A45B 9/02 20060101ALI20240222BHJP
   A47C 13/00 20060101ALI20240222BHJP
【FI】
A45B5/00
A45B9/02 Z
A47C13/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022130967
(22)【出願日】2022-08-19
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-09-26
(71)【出願人】
【識別番号】517399468
【氏名又は名称】李 明賢
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】弁理士法人湘洋特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 明賢
【テーマコード(参考)】
3B095
【Fターム(参考)】
3B095EB02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】一時的に腰掛ける機能を提供することもできる歩行両用杖を提供する。
【解決手段】腰掛け/歩行両用杖100は固定挿入孔111と細長孔112を有する杖ボディ10、底台20、腰掛け/グリップクッション体30、弾力部材40、固定部材50、挿入設置部材60を有し、腰掛け/グリップクッション体はグリップ部31、腰掛けクッション部32、握り孔33を有し、腰掛けクッション部は軸方向に延伸し回転槽321を有し、回転槽は連通する立挿入孔を軸方向に有し、連通する平挿入孔を径方向に有し、腰掛けクッション部の外表面に径方向に貫通する枢接挿入孔325を有する。腰掛け/グリップクッション体は、外力を受け杖ボディに相対し、直立状グリップ位置からフラット状腰掛けクッション位置へ移動して回転及定位し、グリップ位置の時杖ボディの頂端は立挿入孔に挿入され、腰掛けクッション位置の時、杖ボディの頂端は平挿入孔に挿入される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
腰掛け/歩行両用杖であって、杖ボディ、底台、腰掛け/グリップクッション体、弾力部材、固定部材、挿入設置部材を有し、
前記杖ボディは、前記杖ボディの頂部外周面上に、径方向に貫通する固定挿入孔、及び細長孔を有し、前記細長孔は、軸方向延伸を呈し、しかも前記固定挿入孔の上方に位置し、
前記腰掛け/グリップクッション体は、端箇所に位置するグリップ部、及び前記グリップ部と連接し、反対端箇所に位置する腰掛けクッション部を有し、前記グリップ部と前記腰掛けクッション部との間には、握り孔を形成し、前記腰掛けクッション部の自由端は、内軸方向へと回転槽を延伸し、前記腰掛けクッション部の内部は、前記回転槽延伸の末端位置に、さらに軸方向へと延伸し、連通する立挿入孔を有し、前記腰掛けクッション部の内部には、前記回転槽の径方向に延伸し、連通する平挿入孔を有し、前記回転槽の片側は、開放状の回転開口を呈し、前記腰掛けクッション部の外表面上には、径方向に貫通し、前記回転槽に連通する枢接挿入孔を有し、
弾力部材は、前記杖ボディ内に位置し、
固定部材は、前記杖ボディの固定挿入孔中に挿入され、前記弾力部材の底端と連結され、
前記杖ボディの頂部は、前記腰掛け/グリップクッション体の回転槽内に貫入され、前記挿入設置部材を、前記腰掛け/グリップクッション体の枢接挿入孔と前記杖ボディの細長孔に貫入し、前記弾力部材の頂端と連結し、これにより前記挿入設置部材は、前記細長孔中で移動可能となり、前記弾力部材により、前記腰掛け/グリップクッション体が前記杖ボディ方向へと移動する弾力を提供し、これにより前記腰掛け/グリップクッション体は、外力の作用を受け、前記杖ボディに相対して、直立状を呈するグリップ位置と、フラット状を呈する腰掛けクッション位置との間で、可動するように回転及び定位され、
前記腰掛け/グリップクッション体がグリップ位置にある時、前記杖ボディの頂端は、前記立挿入孔中に挿入され、前記腰掛け/グリップクッション体が腰掛けクッション位置にある時、前記杖ボディの頂端は、前記平挿入孔中に挿入される
ことを特徴とする、腰掛け/歩行両用杖。
【請求項2】
前記杖ボディは、頂管、底管、及び同一軸方向に沿って相互に分解可能な方式で前記頂管と前記底管の間に嵌めて接続される多数の中間管を有し、前記固定挿入孔と前記細長孔は、径方向に前記頂管の外周面を貫通し、
前記弾力部材は、前記頂管内に位置する
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項3】
前記腰掛け/歩行両用杖は、底台をさらに有し、
前記底台は、前記杖ボディの底端上に連接する
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項4】
前記底台は、シングル柱型を呈する
ことを特徴とする、請求項3に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項5】
前記底台は、マルチ柱型を呈する
ことを特徴とする、請求項3に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項6】
前記弾力部材は、ストレッチばねである
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項7】
前記固定部材は、挿入ピンである
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項8】
前記挿入設置部材は、ボルトとナットの組合せである
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項9】
前記立挿入孔と前記平挿入孔との間は、90度の挟角を呈する
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項10】
前記腰掛け/歩行両用杖は、ストラップをさらに有し、
前記ストラップは、前記腰掛け/グリップクッション体のグリップ部上に結合し、しかも局部は、外界に露出する
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は移動補助具に関し、特に腰掛け/歩行両用杖に関する。
【背景技術】
【0002】
一般の人であろうと、年長者であろうと、身体的に不自由な人であろうと、外出時には杖、登山用ストック、ステッキ、或いは傘を携行し、歩行時のサポート器具とすることがあり、これにより省力機能を達成する。
【0003】
しかし、杖、登山用ストック、ステッキ或いは傘などは、歩行時のサポートしか提供できない。
使用者が途中まで歩いた際に、座って休息したいと考えても、杖、登山用ストック、ステッキ或いは傘はまったく役に立たない。
このため、使用者は付近の商店の椅子を借りて座ったり、或いは道路脇に座ることができる物体がないかどうか探して座ったりしなければならない。
しかし、座れる物体を見つけることは通常容易ではなく、使用者が速やかに休息を得ることは難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記先行技術には、歩行時のサポートしか提供できず、腰掛けに提供できないという欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は歩行時のサポートしか提供できず、腰掛けに提供できないという先行技術の欠点を改善する腰掛け/歩行両用杖に関する。
【0006】
本発明による腰掛け/歩行両用杖は、杖ボディ、底台、腰掛け/グリップクッション体、弾力部材、固定部材、挿入設置部材を有する。
該杖ボディの頂部外周面上には、径方向に貫通する固定挿入孔及び細長孔を有し、該細長孔は、軸方向延伸を呈し、しかも該固定挿入孔の上方に位置する。
該腰掛け/グリップクッション体は、端箇所に位置するグリップ部、及び該グリップ部と連接し、反対端箇所に位置する腰掛けクッション部を有する。
該グリップ部と該腰掛けクッション部との間には、握り孔を形成し、該腰掛けクッション部の自由端は、内軸方向へと回転槽を延伸し、該腰掛けクッション部の内部は、該回転槽延伸の末端位置に、さらに軸方向へと延伸し、連通する立挿入孔を有し、該腰掛けクッション部の内部には、該回転槽の径方向に延伸し、連通する平挿入孔を有し、該回転槽の片側は、開放状の回転開口を呈し、該腰掛けクッション部の外表面上には、径方向に貫通し、該回転槽に連通する枢接挿入孔を有する。
該弾力部材は、該杖ボディ内に位置する。
該固定部材は、該杖ボディの固定挿入孔中に挿入され、該弾力部材の底端と連結される。
該杖ボディの頂部は、該腰掛け/グリップクッション体の回転槽内に貫入され、該挿入設置部材を、該腰掛け/グリップクッション体の枢接挿入孔と該杖ボディの細長孔に貫入する。
該弾力部材の頂端と連結し、これにより該挿入設置部材は、該細長孔中で移動可能となり、該弾力部材により、該腰掛け/グリップクッション体が該杖ボディ方向へと移動する弾力を提供し、これにより該腰掛け/グリップクッション体は、外力の作用を受け、該杖ボディに相対して、直立状を呈するグリップ位置と、フラット状を呈する腰掛けクッション位置との間で、可動するように回転及び定位される。
該腰掛け/グリップクッション体がグリップ位置にある時、該杖ボディの頂端は、該立挿入孔中に挿入される。
該腰掛け/グリップクッション体が腰掛けクッション位置にある時、該杖ボディの頂端は、該平挿入孔中に挿入される。
これにより、使用者の歩行時にサポートし、また一時的に腰掛ける機能を提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明による実施形態の立体分解図である。
図2図1に示す実施形態の立体組合せ図である。
図3図1に示す実施形態の局部構成部材の透視模式図である。
図4図1に示す実施形態の操作模式図である。
図5図1に示す実施形態の操作模式図である。
図6図1に示す実施形態の操作模式図である。
図7図1に示す実施形態の操作模式図である。
図8】本発明が提供する別種の実施パターンの立体組合せ図である。
図9】本発明が提供するさらに別種の実施パターンの局部構成部材の透視模式図である。
図10図9に示す実施パターンの操作模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(一実施形態)
図1図7に示す通り、本発明による実施形態が提供する腰掛け/歩行両用杖100は、杖ボディ10、底台20、腰掛け/グリップクッション体30、弾力部材40、固定部材50及び挿入設置部材60を有する。
【0009】
図1及び図2に示す通り、杖ボディ10は、多数の管体が、同一軸方向に沿って嵌めて接続し構成される。
杖ボディ10は、頂管、底管、及び同一軸方向に沿って相互に分解可能な方式で頂管11と底管12の間に嵌めて接続される多数の中間管13を有する。
頂管11は、杖ボディ10全体の頂部に位置し、頂管11の外周面上には、径方向に貫通する固定挿入孔111を有し、頂管11の外周面上には、径方向に貫通する細長孔112を有する。
細長孔112は、軸方向延伸を呈し、しかも固定挿入孔111の上方に位置する。
【0010】
図1及び図2に示す通り、底台20は、杖ボディ10の底管12底端上に連接し、底台20は、適当な弾性を備える。
【0011】
図1図3に示す通り、腰掛け/グリップクッション体30は、一体成形である。
腰掛け/グリップクッション体30は、端箇所に位置するグリップ部31、及びグリップ部31と一体に連接し、反対端箇所に位置する腰掛けクッション部32を有する。
グリップ部31と腰掛けクッション部32との間には、握り孔33を形成し、握り孔33には人の手指を挿入でき、手の平でグリップ部31上を握る。
腰掛けクッション部32の自由端は、内軸方向へと回転槽321を延伸し、腰掛けクッション部32の内部は、回転槽321延伸の末端位置に、さらに軸方向へと延伸し立挿入孔322を有する。
立挿入孔322と回転槽321は、軸方向連通を呈し、腰掛けクッション部32の内部には、回転槽321の径方向に延伸する平挿入孔323を有する。
平挿入孔323と回転槽321は、径方向連通を呈し、回転槽321の片側は、開放状の回転開口324を呈する。
回転開口324により、回転槽321の側辺と外界とは連通する。
腰掛けクッション部32の外表面上には、径方向に貫通し、回転槽321に連通する枢接挿入孔325を有する。
【0012】
図1及び図4図6に示す通り、弾力部材40は、ストレッチばねで、弾力部材40は、杖ボディ10の頂管11内に位置する。
【0013】
図1及び図4図6に示す通り、固定部材50は、挿入ピンである。
固定部材50は、杖ボディ10の固定挿入孔111中に挿入され、弾力部材40の底端と連結される(即ち、固定部材50は弾力部材40の底端を通過する)。
【0014】
図1図2及び図4図6に示す通り、挿入設置部材60は、ボルト61とナット62の組合せである。
杖ボディ10の頂管11は、腰掛け/グリップクッション体30の回転槽321内に貫入され、挿入設置部材60を、腰掛け/グリップクッション体30の枢接挿入孔325と杖ボディ10の細長孔112に貫入し、弾力部材40の頂端と連結する(即ち、挿入設置部材60は弾力部材40の頂端を通過する)。
挿入設置部材60により、杖ボディ10と腰掛け/グリップクッション体30を可動するように連結し、これにより腰掛け/グリップクッション体30は、杖ボディ10に相対して、グリップ位置と腰掛けクッション位置との間で、可動し、回転変換する。
【0015】
以上では、本発明による実施形態が提供する腰掛け/歩行両用杖100の各部構成部材及びその組み立て方式を紹介した。
続いて、その使用の特徴を紹介する。
【0016】
本発明をステッキとして使用する時には、図2及び図4に示す通り、先ず腰掛け/グリップクッション体30を、直立状を呈するまで回転させる。
弾力部材40により引く力を提供し、腰掛け/グリップクッション体30を、杖ボディ10方向へと引いて動かす。
これにより、杖ボディ10の頂管11頂端は、腰掛け/グリップクッション体30の立挿入孔323中に挿入される(図4参照)。
これにより、腰掛け/グリップクッション体30は、この時直立状を呈し、グリップ位置に固定される。
この時、使用者の手指を腰掛け/グリップクッション体30の握り孔33に通し、手の平により腰掛け/グリップクッション体30のグリップ部31上を握れば、本発明をステッキとして使用できる。
【0017】
使用者が外出し、ある程度の歩行の後、一時的に休息する必要がある時には、いくらか力を入れて、腰掛け/グリップクッション体30を引き動かす(或いは杖ボディを引き下げても良い)。
これにより、挿入設置部材60は、細長孔112内で情報へと移動し、杖ボディ10の頂管11は、立挿入孔322外へと抜ける(図5参照)。
次に、腰掛け/グリップクッション体30を90度回転させる(立挿入孔と平挿入孔は90度挟角を呈する)。
これにより、杖ボディ10の頂管111は、腰掛け/グリップクッション体30の平挿入孔323に対応する(図6参照)。
続いて、腰掛け/グリップクッション体30をリリースすると、弾力部材40は、腰掛け/グリップクッション体30が杖ボディ10方向へと移動する弾力を提供し、杖ボディ10の頂管11頂端は、腰掛け/グリップクッション体30の平挿入孔323内に挿入される。
これにより、腰掛け/グリップクッション体30は、フラット状を呈し、腰掛けクッション位置に固定され、使用者は、フラット状を呈して腰掛けクッション位置に固定された腰掛け/グリップクッション体30上に臀部を載せることができ(図7参照)、杖ボディ10により地面上で支える。
【0018】
こうして、本発明の腰掛け/グリップクッション体30は、引く、回す、倒すという簡単な動作により、直立状を呈するグリップ位置からフラット状を呈する腰掛けクッション位置へと形態の転換と固定を行うことができ、ステッキとして使用しながら、臨時の椅子としても使用できる。
これにより、本発明の適用範囲は増大し、使用上の利便性は拡大され、市場競争力を高めることができる。
【0019】
また、上述の実施形態中において、底台20は、シングル柱型の形態を呈するが、実際には、図8に示す通り、底台20は、マルチ柱型の形態とすることもでき、歩行時及び腰掛け時のサポート性を増進することができる。
【0020】
本発明はさらに、ストラップ70を有する。
図9に示す通り、ストラップ70は、腰掛け/グリップクッション体30のグリップ部31上に結合し、しかも局部は、外界に露出し、これに使用者の手を通すことができ、本発明が使用者の手から滑って離れる状況の発生を回避できる。
【0021】
さらに、上述の実施形態中において、杖ボディ10は、頂管11、底管12、中間管13を嵌めて接続することで構成される。
よって、使用者が帰宅後、或いは外出時に、杖ボディ10を分解する際には、ストラップ70で頂管11、底管12、中間管13上をまとめ(図10参照)、長さを減らし、家庭やカバン内での収納の便を図り、本発明の利便性を増進することができる。
【0022】
分解後の頂管、底管、中間管がバラバラになる状況を回避するため、杖ボディの内部にはワイヤー体(図示なし)を設置し、頂管、底管、中間管がバラバラになる状況を防止することを、ここで特別に説明する。
【0023】
前述した本発明の実施形態は本発明を限定するものではなく、よって、本発明により保護される範囲は後述される特許請求の範囲を基準とする。
【符号の説明】
【0024】
100 腰掛け/歩行両用杖、
10 杖ボディ、
11 頂管、
111 固定挿入孔、
112 細長孔、
12 底管、
13 中間管、
20 底台、
30 腰掛け/グリップクッション体、
31 グリップ部、
32 腰掛けクッション部、
321 回転槽、
322 立挿入孔、
323 平挿入孔、
324 回転開口、
325 枢接挿入孔、
33 握り孔、
40 弾力部材、
50 固定部材、
60 挿入設置部材、
61 ボルト、
62 ナット、
70 ストラップ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2023-08-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
腰掛け/歩行両用杖であって、杖ボディ、底台、腰掛け/グリップクッション体、弾力部材、固定部材、挿入設置部材を有し、
前記杖ボディは、前記杖ボディの頂部外周面上に、径方向に貫通する固定挿入孔、及び細長孔を有し、前記細長孔は、軸方向延伸を呈し、しかも前記固定挿入孔の上方に位置し、
前記腰掛け/グリップクッション体は、端箇所に位置するグリップ部、及び前記グリップ部と連接し、反対端箇所に位置する腰掛けクッション部を有し、前記グリップ部と前記腰掛けクッション部との間には、握り孔を形成し、前記腰掛けクッション部の自由端は、内軸方向へと回転槽を延伸し、前記腰掛けクッション部の内部は、延伸している前記回転槽の末端位置に、さらに軸方向へと延伸し、前記回転槽に連通する立挿入孔を有し、前記腰掛けクッション部の内部には、前記回転槽の径方向に延伸し、前記回転槽と連通する平挿入孔を有し、前記回転槽の片側は、開放状の回転開口を呈し、前記腰掛けクッション部の外表面上には、径方向に貫通し、前記回転槽に連通する枢接挿入孔を有し、
弾力部材は、前記杖ボディ内に位置し、
固定部材は、前記杖ボディの固定挿入孔中に挿入され、前記弾力部材の底端と連結され、
前記杖ボディの頂部は、前記腰掛け/グリップクッション体の回転槽内に貫入され、前記挿入設置部材を、前記腰掛け/グリップクッション体の枢接挿入孔と前記杖ボディの細長孔に貫入し、前記弾力部材の頂端と連結し、これにより前記挿入設置部材は、前記細長孔中で移動可能となり、前記弾力部材により、前記腰掛け/グリップクッション体が前記杖ボディ方向へと移動する弾力を提供し、これにより前記腰掛け/グリップクッション体は、外力の作用を受け、前記杖ボディに相対して、直立状を呈するグリップ位置と、フラット状を呈する腰掛けクッション位置との間で、可動するように回転及び定位され、
前記腰掛け/グリップクッション体がグリップ位置にある時、前記杖ボディの頂端は、前記立挿入孔中に挿入され、前記腰掛け/グリップクッション体が腰掛けクッション位置にある時、前記杖ボディの頂端は、前記平挿入孔中に挿入される
ことを特徴とする、腰掛け/歩行両用杖。
【請求項2】
前記杖ボディは、頂管、底管、及び同一軸方向に沿って相互に分解可能な方式で前記頂管と前記底管の間に嵌めて接続される多数の中間管を有し、前記固定挿入孔と前記細長孔は、径方向に前記頂管の外周面を貫通し、
前記弾力部材は、前記頂管内に位置する
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項3】
前記腰掛け/歩行両用杖は、底台をさらに有し、
前記底台は、前記杖ボディの底端上に連接する
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項4】
前記底台は、シングル柱型を呈する
ことを特徴とする、請求項3に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項5】
前記底台は、マルチ柱型を呈する
ことを特徴とする、請求項3に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項6】
前記弾力部材は、ストレッチばねである
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項7】
前記固定部材は、挿入ピンである
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項8】
前記挿入設置部材は、ボルトとナットの組合せである
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項9】
前記立挿入孔と前記平挿入孔との間は、90度の挟角を呈する
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。
【請求項10】
前記腰掛け/歩行両用杖は、ストラップをさらに有し、
前記ストラップは、前記腰掛け/グリップクッション体のグリップ部上に結合し、しかも局部は、外界に露出する
ことを特徴とする、請求項1に記載の腰掛け/歩行両用杖。