(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024028080
(43)【公開日】2024-03-01
(54)【発明の名称】マーケティング情報を臨時メッセージとして処理する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/015 20230101AFI20240222BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20240222BHJP
【FI】
G06Q30/015
G06F3/0481
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022193905
(22)【出願日】2022-12-05
(31)【優先権主張番号】10-2022-0103625
(32)【優先日】2022-08-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ソ ユギョン
(72)【発明者】
【氏名】ク ソンイ
(72)【発明者】
【氏名】アン ガヨン
(72)【発明者】
【氏名】オ ヘリム
(72)【発明者】
【氏名】イム ドンソブ
(72)【発明者】
【氏名】ユ ヒョンド
(72)【発明者】
【氏名】アン チャンギュ
(72)【発明者】
【氏名】ユン ギョンヒ
(72)【発明者】
【氏名】パク チャンヘ
(72)【発明者】
【氏名】ホ ジョンムン
【テーマコード(参考)】
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5E555AA59
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA03
5E555BA04
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA46
5E555BB02
5E555BB03
5E555BB04
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC04
5E555BD07
5E555CB76
5E555DB03
5E555DB25
5E555DB44
5E555DB50
5E555DC11
5E555DC13
5E555DC77
5E555DD08
5E555EA02
5E555EA04
5E555EA05
5E555EA07
5E555EA14
5E555FA00
5L049BB05
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】 マーケティング情報を臨時メッセージとして処理する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】臨時メッセージ処理方法は、トークルームに対するユーザの入室要請時に、前記ユーザが前記トークルームと関連のある事業者のマーケティング受信に同意したユーザであるかを確認する段階、および前記ユーザがマーケティング受信の未同意者に該当する場合、前記事業者のマーケティングメッセージを揮発性のある臨時メッセージ形態で構成して前記トークルームに表示する段階を含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行される臨時メッセージ処理方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記臨時メッセージ処理方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、トークルームに対するユーザの入室要請時に、前記ユーザが前記トークルームと関連のある事業者のマーケティング受信に同意したユーザであるかを確認する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザがマーケティング受信の未同意者に該当する場合、前記事業者のマーケティングメッセージを揮発性のある臨時メッセージ形態で構成して前記トークルームに表示する段階
を含む、臨時メッセージ処理方法。
【請求項2】
前記表示する段階は、
前記マーケティング受信の未同意者の場合、前記事業者と関連する個別のメッセージ保管トレイから前記マーケティングメッセージに関する情報を取り込んで前記臨時メッセージ形態で構成する段階
を含む、請求項1に記載の臨時メッセージ処理方法。
【請求項3】
前記表示する段階は、
前記マーケティング受信の未同意者の場合、前記マーケティングメッセージを前記ユーザの個人用のメッセージ受信トレイに累積されないメッセージとして処理する段階
を含む、請求項1に記載の臨時メッセージ処理方法。
【請求項4】
前記表示する段階は、
前記マーケティング受信の未同意者の場合、前記トークルームにおいて、メッセージ入力ウィンドウが含まれるトークインタフェースと前記事業者への問い合わせに関する情報が含まれる問い合わせバナーを未表示とする段階
を含む、請求項1に記載の臨時メッセージ処理方法。
【請求項5】
前記表示する段階は、
前記マーケティングメッセージを、共有、削除、伝達、返答のうちの少なくとも1つの機能を含むメッセージ形態で構成する段階
を含む、請求項1に記載の臨時メッセージ処理方法。
【請求項6】
前記臨時メッセージ処理方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、ユーザアクションにしたがって前記マーケティングメッセージを揮発性メッセージとして処理して前記トークルームから削除する段階
をさらに含む、請求項1~5のうちのいずれか一項に記載の臨時メッセージ処理方法。
【請求項7】
前記臨時メッセージ処理方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、ユーザアクションにしたがって前記マーケティングメッセージを受信メッセージ化し、前記トークルームの履歴として保存されるメッセージタイプに転換する段階
をさらに含む、請求項1~5のうちのいずれか一項に記載の臨時メッセージ処理方法。
【請求項8】
前記表示する段階は、
前記マーケティングメッセージを前記ユーザの個人用のメッセージ受信トレイに格納された受信メッセージと比較してメッセージの重複性を確認する段階、および
前記マーケティングメッセージが前記受信メッセージと重複する場合、前記臨時メッセージ形態で構成せずに同一内容の前記受信メッセージを表示する段階
を含む、請求項1に記載の臨時メッセージ処理方法。
【請求項9】
前記表示する段階は、
前記事業者と関連のあるサービス画面に表示される前記マーケティングメッセージのリンクを介した前記入室要請を受信する段階
を含む、請求項1に記載の臨時メッセージ処理方法。
【請求項10】
前記臨時メッセージ処理方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザがマーケティング受信の同意者に該当する場合、前記マーケティングメッセージを受信メッセージ形態で構成して前記トークルームに表示する段階
を含む、請求項1、8、および9のうちのいずれか一項に記載の臨時メッセージ処理方法。
【請求項11】
請求項1~5、8、および9のうちのいずれか一項に記載の臨時メッセージ処理方法を前記コンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項12】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
トークルームに対するユーザの入室要請時に、前記ユーザが前記トークルームと関連のある事業者のマーケティング受信に同意したユーザであるかを確認し、
前記ユーザがマーケティング受信の未同意者に該当する場合、前記事業者のマーケティングメッセージを揮発性のある臨時メッセージ形態で構成して前記トークルームに表示すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記マーケティング受信の未同意者の場合、前記事業者を関連する個別のメッセージ保管トレイから前記マーケティングメッセージに関する情報を取り込んで前記臨時メッセージ形態で構成すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記マーケティング受信の未同意者の場合、前記マーケティングメッセージを前記ユーザの個人メッセージ受信トレイに累積されないメッセージとして処理すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記マーケティング受信の未同意者の場合、前記トークルームにおいて、メッセージ入力ウィンドウが含まれるトークインタフェースと前記事業者への問い合わせに関する情報が含まれる問い合わせバナーを未表示とすること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記マーケティングメッセージを、共有、削除、伝達、返答のうちの少なくとも1つの機能を含むメッセージ形態で構成すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザアクションにしたがって前記マーケティングメッセージを揮発性メッセージとして処理して前記トークルームから削除すること
を特徴とする、請求項12~16のうちのいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザアクションにしたがって前記マーケティングメッセージを受信メッセージ化し、前記トークルームの履歴として保存されるメッセージタイプに転換すること
を特徴とする、請求項12~16のうちのいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記マーケティングメッセージを前記ユーザの個人用のメッセージ受信トレイに格納された受信メッセージと比較してメッセージの重複性を確認し、
前記マーケティングメッセージが前記受信メッセージと重複する場合、前記臨時メッセージ形態で構成せずに同一内容の前記受信メッセージを表示すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記事業者と関連のあるサービス画面に表示される前記マーケティングメッセージのリンクを介した前記入室要請を受信すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、マーケティング情報を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
デバイス同士がメッセージをやり取りする方式を大別すると、プル(Pull)方式とプッシュ(Push)方式がある。
【0003】
プル方式は、デバイスが情報提供先から情報を随時確認して取り込むものであって、例えば、スマートフォンのフォアグラウンドやバックグラウンドでポーリングを行ってデータを更新する。
【0004】
一方、プッシュ方式は、投稿者あるいはサーバから情報を強制的にデバイスに伝達するものであって、例えば、オペレーティングシステムがプッシュサポートサービスと持続的な接続を保った状態でサーバ側からスマートフォンにメッセージを伝達する。
【0005】
一例として、特許文献1(登録日2003年11月25日)には、広告映像データをプッシュ方式で提供する技術が開示されている。
【0006】
マーケティング情報は、通知受信や友達追加の設定においてマーケティングの受信に同意したユーザに対してプッシュメッセージで提供されることが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10-0408597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
マーケティング受信の未同意者を対象とした専用メッセージテンプレートを利用してマーケティング情報を表示することができる。
【0009】
メッセージ受信方式ではなく、臨時表示方式のメッセージでマーケティング情報を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
コンピュータ装置で実行される臨時メッセージ処理方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記臨時メッセージ処理方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、トークルームに対するユーザの入室要請時に、前記ユーザが前記トークルームと関連のある事業者のマーケティング受信に同意したユーザであるかを確認する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザがマーケティング受信の未同意者に該当する場合、前記事業者のマーケティングメッセージを揮発性のある臨時メッセージ形態で構成して前記トークルームに表示する段階を含む、臨時メッセージ処理方法を提供する。
【0011】
前記臨時メッセージ処理方法を前記コンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラムを提供する。
【0012】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、トークルームに対するユーザの入室要請時に、前記ユーザが前記トークルームと関連のある事業者のマーケティング受信に同意したユーザであるかを確認し、前記ユーザがマーケティング受信の未同意者に該当する場合、前記事業者のマーケティングメッセージを揮発性のある臨時メッセージ形態で構成して前記トークルームに表示することを特徴とする、コンピュータ装置を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施形態によると、マーケティング受信の未同意者を対象とした専用メッセージテンプレートを利用してマーケティング情報を表示することにより、マーケティングの受信を拡大し、より多くの情報閲覧をサポートすることができる。
【0014】
本発明の実施形態によると、履歴として保存されるメッセージ受信方式ではなく臨時表示方式の揮発性メッセージ形態でマーケティング情報を提供することにより、無分別な情報の累積とマーケティングによる疲労度を最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる臨時メッセージ処理方法の例を示したフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態における、臨時メッセージ形状と永続メッセージ形状を説明するための例示図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、臨時メッセージ形状と永続メッセージ形状を説明するための例示図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、マーケティングメッセージが表示されるサービス画面を示した例示図ある。
【
図7】本発明の一実施形態における、臨時メッセージを表示する過程を説明するための例示図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、臨時メッセージを表示する過程を説明するための例示図である。
【
図9】本発明の一実施形態における、臨時メッセージを処理する過程を説明するための例示図である。
【
図10】本発明の一実施形態における、臨時メッセージを処理する過程を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<発明の概要>
コンピュータ装置で実行される臨時メッセージ処理方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記臨時メッセージ処理方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、トークルームに対するユーザの入室要請時に、前記ユーザが前記トークルームと関連のある事業者のマーケティング受信に同意したユーザであるかを確認する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザがマーケティング受信の未同意者に該当する場合、前記事業者のマーケティングメッセージを揮発性のある臨時メッセージ形態で構成して前記トークルームに表示する段階を含む、臨時メッセージ処理方法を提供する。
【0017】
一側面によると、前記表示する段階は、前記マーケティング受信の未同意者の場合、前記事業者と関連する個別のメッセージ保管トレイから前記マーケティングメッセージに関する情報を取り込んで前記臨時メッセージ形態で構成する段階を含んでよい。
【0018】
他の側面によると、前記表示する段階は、前記マーケティング受信の未同意者の場合、前記マーケティングメッセージを前記ユーザの個人用のメッセージ受信トレイに累積されないメッセージとして処理する段階を含んでよい。
【0019】
また他の側面によると、前記表示する段階は、前記マーケティング受信の未同意者の場合、前記トークルームにおいて、メッセージ入力ウィンドウが含まれるトークインタフェースと前記事業者への問い合わせに関する情報が含まれる問い合わせバナーを未表示とする段階を含んでよい。
【0020】
また他の側面によると、前記表示する段階は、前記マーケティングメッセージを、共有、削除、伝達、返答のうちの少なくとも1つの機能を含むメッセージ形態で構成する段階を含んでよい。
【0021】
また他の側面によると、前記臨時メッセージ処理方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、ユーザアクションにしたがって前記マーケティングメッセージを揮発性メッセージとして処理して前記トークルームから削除する段階をさらに含んでよい。
【0022】
また他の側面によると、前記臨時メッセージ処理方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、ユーザアクションにしたがって前記マーケティングメッセージを受信メッセージ化し、前記トークルームの履歴として保存されるメッセージタイプに転換する段階をさらに含んでよい。
【0023】
また他の側面によると、前記表示する段階は、前記マーケティングメッセージを前記ユーザ個人のメッセージ受信トレイに格納された受信メッセージと比較してメッセージの重複性を確認する段階、および前記マーケティングメッセージが前記受信メッセージと重複する場合、前記臨時メッセージ形態で構成せずに同一内容の前記受信メッセージを表示する段階を含んでよい。
【0024】
また他の側面によると、前記表示する段階は、前記事業者と関連のあるサービス画面に表示される前記マーケティングメッセージのリンクを介した前記入室要請を受信する段階を含んでよい。
【0025】
さらに他の側面によると、前記臨時メッセージ処理方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザがマーケティング受信の同意者に該当する場合、前記マーケティングメッセージを受信メッセージ形態で構成して前記トークルームに表示する段階を含んでよい。
【0026】
前記臨時メッセージ処理方法を前記コンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラムを提供する。
【0027】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、トークルームに対するユーザの入室要請時に、前記ユーザが前記トークルームと関連のある事業者のマーケティング受信に同意したユーザであるかを確認し、前記ユーザがマーケティング受信の未同意者に該当する場合、前記事業者のマーケティングメッセージを揮発性のある臨時メッセージ形態で構成して前記トークルームに表示することを特徴とする、コンピュータ装置を提供する。
【0028】
<発明の詳細>
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0029】
本発明の実施形態は、マーケティング情報を提供する技術に関する。
【0030】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、マーケティング受信の未同意者に対し、メッセージ受信方式ではなく臨時表示方式の揮発性メッセージ形態でマーケティング情報を提供することができる。
【0031】
本発明の実施形態に係る臨時メッセージ処理システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係る臨時メッセージ処理方法は、臨時メッセージ処理システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係る臨時メッセージ処理方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合して臨時メッセージ処理方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0032】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。また、
図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が
図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0033】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することができる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0034】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0035】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、チャットサービス)を提供するシステムであってよい。
【0036】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、
図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。例えば、本発明の実施形態に係る臨時メッセージ処理システムは、
図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0037】
このようなコンピュータ装置200は、
図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0038】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0039】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0040】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0041】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、
図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0042】
以下では、マーケティング情報を臨時メッセージとして処理する方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0043】
本明細書において、チャットサービスとは、事業者と顧客(ユーザ)間のコミュニケーション機能を提供するものであって、ユーザの立場では事業者と1対1で問い合わせを行うためのツールとして、事業者の立場ではユーザを対象とするマーケティング手段として使用されてよい。
【0044】
本実施形態は、事業者の場合は、マーケティング受信の同意を集めなければならないというハードルをなくし、より多くのユーザにマーケティング情報を送信することができるし、ユーザの場合は、マーケティングの受信に同意しなくても良質の情報を見つけることが可能なマーケティング手段の機能を強化することができる。
【0045】
マーケティング情報は、顧客に対してサーバ150上のショッピングプラットフォームにストア(ショッピングモール)を出店している事業者や、サーバ150と連携して地図サービスでオフラインのショップ情報が表示される事業者が伝達しようとするマーケティングメッセージはもちろん、チャットAPIを通じて外部事業者が伝達しようとするマーケティングメッセージ、サーバ150上の内部サービスで伝達しようとするマーケティングメッセージなどを含んでよい。
【0046】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアントを対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によってチャットサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現された臨時メッセージ処理システムが構成されてよい。一例として、臨時メッセージ処理システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよい。
【0047】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下の臨時メッセージ処理方法を実行するための構成要素で実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0048】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下の臨時メッセージ処理方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令を実行するように実現されてよい。
【0049】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能の表現であってよい。
【0050】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0051】
以下で説明する臨時メッセージ処理方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0052】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる臨時メッセージ処理方法の例を示したフローチャートである。
【0053】
本実施形態に係る臨時メッセージ処理方法は、上述したコンピュータ装置200によって実行されてよい。この場合、コンピュータ装置200のプロセッサ220は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる制御命令を実行するように実現されてよい。ここで、プロセッサ220は、コンピュータ装置200に記録されたコードが提供する制御命令にしたがってコンピュータ装置200が
図3の臨時メッセージ処理方法に含まれる段階310~330を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。
【0054】
図3を参照すると、段階310で、プロセッサ220は、マーケティングメッセージリンクを介したトークルーム入室要請時に、ユーザのマーケティング受信の同意状況を確認してよい。マーケティングメッセージは、商品詳細ページ、商品検索ページ、商品特典ページなどのようにショッピングプラットフォームと関連している各種サービス画面に表示されてよく、マーケティング受信の同意とは関係なく、サービス画面にアクセス可能なすべてのユーザに対して共通的に表示されてよい。プロセッサ220は、各種サービス画面に表示されたマーケティングメッセージリンクを介したトークルーム入室要請を受信してよい。マーケティングメッセージはメッセージIDによって管理されてよく、メッセージIDは、どの事業者のマーケティングメッセージであるかを識別するための事業者IDなどと関連付けて管理されてよい。プロセッサ220は、各種サービス画面に表示されたマーケティングメッセージをユーザがクリックした場合、メッセージIDに基づいて事業者IDを確認した後、ユーザが当該事業者のマーケティング受信に同意しているかを確認してよい。
【0055】
段階320で、プロセッサ220は、トークルーム入室要請にしたがってユーザと事業者間の1対1トークルームに入室してよく、このとき、ユーザがマーケティング受信の未同意者に該当する場合、事業者とのトークルームにおいてマーケティングメッセージを臨時メッセージ形態で表示してよい。プロセッサ220は、マーケティング受信の未同意者がマーケティングメッセージリンクを介して事業者とのトークルームに入室する場合、マーケティング受信の未同意者専用メッセージテンプレートである臨時メッセージテンプレートを利用してマーケティングメッセージを表示してよい。臨時メッセージテンプレートとは、臨時表示方式の揮発性メッセージ形状を意味するものであり、トークルームのトーク履歴として保存される永続メッセージ形状である受信メッセージ専用テンプレートとは少なくとも1つのインタフェースが区分されてよい。プロセッサ220は、事業者とのトークルームへの入室時に、ユーザがマーケティング受信の未同意者に該当する場合は、臨時メッセージテンプレートを利用してマーケティングメッセージを表示してよく、マーケティング受信の同意者に該当する場合には、永続メッセージテンプレートを利用してマーケティングメッセージを表示してよい。プロセッサ220は、ユーザがトークルームに入室する場合にトークルームに表示する情報を構成する過程において、ユーザの個人用のメッセージ受信トレイではなく、個別のシステム(例えば、事業者のメッセージ保管トレイ)から臨時メッセージに関する情報を取得して構成した臨時メッセージを個人の受信メッセージとともにメッセージ形態で表示してよい。
【0056】
段階330で、プロセッサ220は、マーケティング受信の未同意者であるユーザアクションにしたがい、事業者とのトークルームに臨時メッセージで表示されたマーケティングメッセージを揮発性メッセージとして処理するか、永続メッセージとして受信メッセージ化して処理してよい。一例として、プロセッサ220は、マーケティングメッセージが表示された後、トークルームにおいてメッセージの送信や共有などの追加アクションがないままユーザが当該トークルームを退室した場合は、マーケティングメッセージを揮発性メッセージとして処理することによってトークルームから削除してよい。言い換えれば、マーケティング受信の未同意者の場合、マーケティングメッセージはトークルームに臨時表示方式によって単発的に表示され、トークルームから出ればトークルームから消えるようになるのである。他の例として、プロセッサ220は、マーケティングメッセージが表示された後、トークルームにおいてユーザがマーケティング受信に同意したり、ユーザがメッセージの送信や共有などの追加アクションを発生させたりした場合、臨時メッセージで表示されたマーケティングメッセージを受信メッセージ化してよい。受信メッセージ化とは、揮発性のある臨時メッセージタイプからトークルームのトーク履歴として保存される永続メッセージタイプに転換することを意味する。
【0057】
したがって、プロセッサ220は、マーケティング受信の未同意者が各種サービス画面に表示されたマーケティングメッセージリンクを介して事業者とのトークルームに入室する場合、メッセージ受信方式ではなく、臨時表示方式の揮発性メッセージ形態でマーケティングメッセージを表示することができる。
【0058】
図4および
図5は、本発明の一実施形態における、臨時メッセージ形状と永続メッセージ形状を説明するための例示図である。
【0059】
図4を参照すると、マーケティング受信の未同意者を対象とするトークルーム400では、マーケティングメッセージが臨時メッセージ形状411で表示されてよく、マーケティング受信の同意者を対象とするトークルーム400では、マーケティングメッセージが永続メッセージ形状421で表示されてよい。
【0060】
臨時メッセージ形状411と永続メッセージ形状421は、マーケティングメッセージの内容を含むメッセージテンプレートで構成されてよい。
【0061】
臨時メッセージ形状411と永続メッセージ形状421のトークメッセージとしての機能は類似するように実現されてよい。例えば、メッセージ内容に含まれたボタンリンクの動作はもちろん、メッセージ共有、メッセージ削除、メッセージ伝達、メッセージ返答などのように受信メッセージを対象にして実現可能な機能が臨時メッセージにも適用されてよい。
【0062】
臨時メッセージ形状411と永続メッセージ形状421は、一部のディスプレイ要素を相違させることで区分してよい。例えば、ふきだしの形状や色、ハイライトなどを利用して臨時メッセージ形状411と永続メッセージ形状421を区分してよい。
【0063】
マーケティング受信が同意状態のトークルーム400は、ユーザと事業者との間にコネクションが設定されているため、リアルタイムトーク(チャット)のためのメッセージ入力ウィンドウを含むトークインタフェース422や、事業者への問い合わせに関する情報が含まれた問い合わせバナー423などが含まれてよい。
【0064】
マーケティング受信が未同意の状態でのトークルーム400は、ユーザと事業者との間にコネクションが設定されていないため、トークインタフェース422と問い合わせバナー423は未表示となってよい。
【0065】
マーケティング受信の同意状況による臨時メッセージ形状411と永続メッセージ形状421の区分性に基づいてトークルーム400の機能が異なってよい。臨時メッセージに対して受信メッセージと区分される動作を適用してよい。
【0066】
例えば、マーケティングメッセージの場合は、受信拒否方案をトークルームに表示しなければならない政策的義務に対して、マーケティング受信の同意者のトークルーム400には受信メッセージ化されて処理された永続メッセージが表示されるため受信拒否設定のための受信拒否インタフェース424が表示される反面、マーケティング受信の未同意者のトークルーム400には実際の受信メッセージではなく揮発性のある臨時メッセージが単発的に表示されるため、受信拒否インタフェース424は省略されてよい。
【0067】
受信メッセージテンプレートと区別される臨時メッセージテンプレートを利用することにより、多様なサービス画面において、マーケティング受信の未同意者を含んだマーケティング対象に対してマーケティングメッセージを共通的に表示することができる。
【0068】
図6は、本発明の一実施形態における、マーケティングメッセージが表示されるサービス画面の例示図である。
【0069】
図6を参照すると、事業者の特定の商品に関する詳細情報を提供する商品詳細ページ610、ショッピングプラットフォーム上の商品を検索する商品検索ページ620、ショッピングプラットフォーム上の商品に関する特典情報を提供する商品特典ぺージ(図示せず)などのように事業者の商品が表示される各種サービス画面に、当該事業者のマーケティングメッセージ601、602、603が表示されてよい。
【0070】
マーケティングメッセージ601、602、603は、ユーザのマーケティング受信の同意とは関係なく共通的に表示されてよい。
【0071】
商品詳細ページ610や商品検索ページ620のようなサービス画面に表示されるマーケティングメッセージ601、602、603は、当該メッセージに対するリンクを含むものであって、メッセージの全体内容のうちの少なくとも一部だけが表示されてよい。
【0072】
図7~10は、本発明の一実施形態における、臨時メッセージ処理過程を説明するための例示図である。
【0073】
図7を参照すると、プロセッサ220は、ストアAのマーケティング受信に未同意のユーザが商品詳細ページ610でストアAのマーケティングメッセージ601を選択する場合、ユーザとストアA間のトークルーム400に入室し、マーケティングメッセージ601の内容を臨時メッセージ形状411でトークルーム400に表示してよい。
【0074】
プロセッサ220は、マーケティング受信の未同意状態のユーザがマーケティングメッセージ601のリンクを介してトークルーム400に入室するとき、ユーザの個人用のメッセージ受信トレイではなく、個別のシステムからマーケティングメッセージ601の内容を取り込んで臨時メッセージ形状411で表示してよい。
【0075】
マーケティング受信の未同意者であっても、受信メッセージとして処理されたストアAのマーケティングメッセージが存在することもある。このとき、プロセッサ220は、個人のメッセージ受信トレイに格納された受信メッセージを取り込み、個人の受信メッセージとともに臨時メッセージを表示してよい。
【0076】
プロセッサ220は、事業者のマーケティング受信に未同意のユーザであっても、臨時メッセージ処理によって誰でもマーケティングメッセージ601の閲覧が可能なようにサービスすることができる。
【0077】
臨時メッセージ形状411で表示しようとするマーケティングメッセージ601の内容と受信済みのメッセージ内容が同一する場合もあるため、マーケティングメッセージ601の内容を個人のメッセージ受信トレイに格納された受信メッセージと比較して重複性を確認してよい。マーケティングメッセージ601の内容が受信済みのメッセージと重複する場合、臨時メッセージ形状411によるメッセージ構成は中断し、トークルーム400に含まれたメッセージのうちで同一内容の受信メッセージにスクロールして表示してよい。
【0078】
これにより、同一メッセージが受信メッセージと臨時メッセージとして重複表示されることを防ぐことができる。
【0079】
マーケティング受信が未同意状態では、トークルーム400において、トークインタフェース422、問い合わせバナー423、受信拒否インタフェース424などは省略されてよい。
【0080】
図8を参照すると、プロセッサ220は、ストアAのマーケティング受信に同意したユーザが商品詳細ページ610でストアAのマーケティングメッセージ601を選択する場合、ユーザとストアA間のトークルーム400においてマーケティングメッセージ601の内容を永続メッセージ形状421で表示してよい。
【0081】
プロセッサ220は、マーケティング受信が同意状態のユーザがマーケティングメッセージ601のリンクを介してトークルーム400に入室するとき、ユーザの個人用のメッセージ受信トレイからマーケティングメッセージ601の内容を取り込んで永続メッセージ形状421で表示してよい。このとき、トークルーム400では、トークインタフェース422、問い合わせバナー423、受信拒否インタフェース424などがアクティブ化されて表示されてよい。
【0082】
プロセッサ220は、マーケティング受信の未同意状態のユーザアクションにしたがい、マーケティングメッセージ601を臨時メッセージ形状411である揮発性メッセージとして処理するか、受信メッセージ化して処理してよい。
【0083】
図9を参照すると、プロセッサ220は、マーケティングメッセージ601が臨時メッセージ形状411でトークルーム400に表示された後、ユーザが他のトークルームに入室したりトークルーム400を退室したりすることで当該トークルーム400から離脱する場合、臨時メッセージ形状411で表示されたマーケティングメッセージ601を揮発性メッセージとして処理してよい。
【0084】
臨時メッセージとして処理されるマーケティングメッセージ601は、ユーザの個人用のメッセージ受信トレイに累積されないメッセージであって、ユーザと事業者間のトーク履歴として残らずにトークルーム400から消えるようになる。
【0085】
図10を参照すると、プロセッサ220は、マーケティングメッセージ601が臨時メッセージ形状411でトークルーム400に表示された後、ユーザがトークルーム400でストアAのマーケティング受信に同意するか、メッセージの送信や共有などの追加アクションを行う場合、臨時メッセージ形状411で表示されたマーケティングメッセージ601を受信メッセージ化してよい。
【0086】
受信メッセージ化されたマーケティングメッセージ601は、ユーザの個人用のメッセージ受信トレイに累積されるメッセージであって、ユーザと事業者間のトーク履歴として保存されてトークルーム400内で永続メッセージとして残るようになる。
【0087】
このように、本発明の実施形態によると、マーケティング受信の未同意者を対象にした専用メッセージテンプレートを利用してマーケティング情報を表示することにより、マーケティング受信を拡大し、より多くの情報閲覧をサポートすることができる。また、本発明の実施形態によると、履歴として保存されるメッセージ受信方式ではなく臨時表示方式の揮発性メッセージ形態でマーケティング情報を提供することにより、無分別な情報累積とマーケティングによる疲労度を最小化することができる。
【0088】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0089】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0090】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0091】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0092】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0093】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク