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特開2024-29463情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024029463
(43)【公開日】2024-03-06
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240228BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022131742
(22)【出願日】2022-08-22
(71)【出願人】
【識別番号】500168811
【氏名又は名称】株式会社ナビタイムジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】大西 啓介
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】特定のテーマと関連性があるものの、これまで気づかなかった地点について、ユーザに対して気づきを与えることができる情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、テーマの指定を受け付けるテーマ指定手段と、前記テーマに関連するガイドの情報であって、特定の地点における案内をユーザに対してオンラインで提供可能なガイドの情報を検索するガイド検索手段と、前記地点を地図上に表示するとともに、前記ガイドの情報を一覧で表示する表示制御手段と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーマの指定を受け付けるテーマ指定受付手段と、
前記テーマに関連するガイドの情報であって、特定の地点における案内をユーザに対してオンラインで提供可能なガイドの情報を検索するガイド検索手段と、
前記地点を地図上に表示するとともに、前記ガイドの情報を一覧で表示する表示制御手段と、
を備えた情報処理システム。
【請求項2】
ガイドの選択を受け付けるガイド選択受付手段と、
選択されたガイドの情報からプランを作成するプラン作成手段と、
をさらに備えた、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記プラン作成手段は、複数のガイドが選択された場合、前記テーマに基づいてガイドの順序を決定する、請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記プラン作成手段は、作成したプランの合計料金および/または総所要時間を算出して表示する、請求項2または3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記表示制御手段は、地図上において前記地点をピンで表示し、前記ピンに対するユーザからの操作を受け付けると、当該地点を案内するガイドの詳細情報を表示する、または、一覧で表示されているガイドの情報に対するユーザからの選択を受け付けると、当該ガイドが案内する地点のピンを強調表示するとともに、当該ガイドの詳細情報を地図上に表示する、請求項1~4のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記テーマに関連する第2のテーマを特定する第2テーマ特定手段と、
前記第2のテーマに関連する第2のガイドの情報であって、特定の第2の地点における案内をユーザに対してオンラインで提供可能な第2のガイドの情報を検索する第2ガイド検索手段と、
前記第2の地点を地図上に表示するとともに、前記第2のガイドの情報を一覧で表示する第2表示制御手段と、
をさらに備えた、請求項1~5のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第2表示制御手段は、地図上において前記第2の地点を、前記地点とは色、形または大きさが異なるピンで表示する、請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記地点について、ユーザが過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であるか否かを判定し、過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であると判定された場合には、当該地点を地図上の表示から除外する、または過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であることをユーザに通知する、請求項1~7のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記テーマ指定受付手段は、前記テーマの指定を受け付けるとともに、ガイドの検索条件として、対応言語、対応時間帯、性別、年齢、スキル、評価のうちの1つまたは2つ以上の指定をさらに受け付け、
前記ガイド検索手段は、前記テーマに関連するガイドの情報であって、指定された検索条件を満たすガイドの情報を検索する、請求項1~8のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記ガイドの予約を受け付けるガイド予約受付手段と、
観光内容の要望を受け付け、予約したガイドに対して送信する要望受付手段と、
をさらに備えた、請求項1~9のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項11】
コンピュータを、
テーマの指定を受け付けるテーマ指定受付手段と、
前記テーマに関連するガイドの情報であって、特定の地点における案内をユーザに対してオンラインで提供可能なガイドの情報を検索するガイド検索手段と、
前記地点を地図上に表示するとともに、前記ガイドの情報を一覧で表示する表示制御手段と、
として機能させる情報処理プログラム。
【請求項12】
通信可能に接続された複数のコンピュータによって構成される情報処理システムであって、
テーマの指定を受け付けるテーマ指定受付手段と、
前記テーマに関連するガイドの情報であって、特定の地点における案内をユーザに対してオンラインで提供可能なガイドの情報を検索するガイド検索手段と、
前記地点を地図上に表示するとともに、前記ガイドの情報を一覧で表示する表示制御手段と、
を備えた情報処理システムを機能させるために、
前記コンピュータの少なくとも1つを、前記手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
【請求項13】
通信可能に接続された複数のコンピュータによって、請求項1~10のいずれかに記載の情報処理システムを機能させるために、
前記コンピュータのうちの少なくとも1つを、請求項1~10のいずれかに記載の情報処理システムにおける各手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
【請求項14】
コンピュータを、請求項1~10のいずれかに記載の情報処理システムにおける各手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
【請求項15】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
テーマの指定を受け付けるステップと、
前記テーマに関連するガイドの情報であって、特定の地点における案内をユーザに対してオンラインで提供可能なガイドの情報を検索するステップと、
前記地点を地図上に表示するとともに、前記ガイドの情報を一覧で表示するステップと、
を含む情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、現地のガイドに案内してもらえる旅行をオンラインで体験できるオンライン旅行を提供するサービスが知られている(たとえば、非特許文献1参照)。オンライン旅行では、ユーザが直接旅先へ行くわけではないので、移動のコスト(時間および費用)を考慮せずに自由に旅程を作成できるという特徴がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】”Tra to La”,[online],株式会社ナビタイムジャパン,[2022年5月19日検索],インターネット<URL: https://travel.navitime.com/static/onlinetravel/index.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のサービスには、ユーザがキーワードを入力すると、当該キーワードをその名称に含む地点を検索して一覧および地図上に表示する機能がある。しかし、特定のテーマと関連性があるものの、当該テーマに関連するキーワードをその名称に含んでいない地点については検索により抽出することができず、ユーザに対して気づきを与えることができなかった。
【0005】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、特定のテーマと関連性があるものの、これまで気づかなかった地点について、ユーザに対して気づきを与えることができる情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報処理システムは、
テーマの指定を受け付けるテーマ指定手段と、
前記テーマに関連するガイドの情報であって、特定の地点における案内をユーザに対してオンラインで提供可能なガイドの情報を検索するガイド検索手段と、
前記地点を地図上に表示するとともに、前記ガイドの情報を一覧で表示する表示制御手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、特定のテーマと関連性があるものの、これまで気づかなかった地点について、ユーザに対して気づきを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、一実施の形態に係る情報処理システムの概略的な構成を示す図である。
図2図2は、一実施の形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図3図3は、ガイド情報データベースに記憶されている情報の一例を示すテーブルである。
図4図4は、一実施の形態に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。
図5図5は、一実施の形態に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。
図6図6は、一実施の形態に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。
図7図7は、一実施の形態に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。
図8図8は、一実施の形態に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。
図9図9は、一実施の形態に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。
図10図10は、一実施の形態に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
【0010】
(情報処理システムの構成)
図1は、一実施の形態に係る情報処理システム1の概略的な構成を示す図である。なお、同図において、各機能を行う機能部は、それぞれ各機能を行う手段ということができる。
【0011】
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置2と、サーバ3とを備えている。端末装置2とサーバ3とは、インターネット等のネットワーク4を介して互いに通信可能に接続されている。ネットワーク4は、有線回線と無線回線のいずれでもよく、回線の種類や形態は問わない。なお、端末装置2およびサーバ3の少なくとも一部は、コンピュータにより実現される。
【0012】
まず、端末装置2について説明する。端末装置2は、ユーザが使用するものであり、たとえば、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末、ノートブックコンピュータ、またはデスクトップコンピュータなどの電子機器である。
【0013】
図1に示すように、端末装置2は、端末通信部21と、端末制御部22と、端末記憶部23と、端末入力部24と、端末表示部25とを有している。各部21~25は、互いに通信可能に接続されている。
【0014】
端末通信部21は、端末装置2とネットワーク4との間の通信インターフェースである。端末通信部21は、ネットワーク4を介して端末装置2とサーバ3との間で情報を送受信する。
【0015】
端末制御部22は、端末装置2の各種処理を行う制御手段である。端末制御部22は、端末装置2内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
【0016】
端末記憶部23は、たとえば内蔵メモリや外部メモリ(SDメモリカード等)などのデータストレージである。端末記憶部23には、端末制御部22が取り扱う各種データが記憶される。端末記憶部23は、必ずしも端末装置2内に設けられていなくてもよく、端末記憶部23の一部または全部は、ネットワーク4を介して端末装置2と通信可能に接続された別の装置内に設けられていてもよい。
【0017】
端末入力部24は、ユーザが端末装置2に情報を入力するためのインターフェースであり、たとえばモバイル端末におけるタッチパネルやマイクロフォン、ノートブックコンピュータにおけるタッチパッド、キーボードまたはマウスなどである。
【0018】
端末表示部25は、端末装置2からユーザに対して各種情報を出力するインターフェースであり、たとえば液晶ディスプレイ等の映像表示手段である。具体的には、たとえば、端末出力部25は、ユーザからの操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示してもよい。
【0019】
次に、サーバ3について説明する。図1に示すように、サーバ3は、サーバ通信部31と、サーバ制御部32と、サーバ記憶部33とを有している。各部31~33は、互いに通信可能に接続されている。
【0020】
このうちサーバ通信部31は、サーバ3とネットワーク4との間の通信インターフェースである。サーバ通信部31は、ネットワーク4を介してサーバ3と端末装置2との間で情報を送受信する。
【0021】
サーバ制御部32は、テーマ指定受付部32aと、ガイド検索部32bと、表示制御部32cと、ガイド選択受付部32dと、プラン作成部32eと、第2テーマ特定部32fと、第2ガイド検索部32gと、第2表示制御部32hと、ガイド予約受付部32iと、要望受付部32jとを有している。これらの各部32a~32jは、サーバ3内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。これらの各部32a~32jについては、後述する。
【0022】
サーバ記憶部33は、たとえばハードディスク等の固定型データストレージである。サーバ記憶部33には、サーバ制御部32が取り扱う各種データが記憶される。たとえば、サーバ記憶部33は、交通ネットワーク情報を含む経路ネットワーク情報データベース33aと、地図情報を含む地図情報データベース33bと、ガイド情報データベース33c、ユーザ情報データベース33dとを含んでいる。
【0023】
交通ネットワーク情報は、鉄道やバス等の交通網や道路網を規定する情報である。交通網の情報としては、交通機関の路線情報、時刻表情報、料金情報等を含む。道路網の情報は、例えば交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのデータと、ノード間の道路区間であるリンクのデータとの組み合わせによって表現される。
【0024】
地図情報は、全国および各地方の道路地図などの地図データと、地図データに対応付けられた地図オブジェクト情報を含む。地図オブジェクト情報とは、地図上に表示される施設の形状についての形状情報、地図上に表示される注記についての注記情報、地図上に表示される記号についての記号情報などである。また、地図情報は公共交通機関の路線図に関する路線図情報を含んでいてもよい。
【0025】
上記の交通ネットワーク情報および地図情報は、所定のタイミングでアップデートされてもよい。
【0026】
ガイド情報データベース33cには、特定の地点における案内をユーザに対してオンラインで提供可能なガイドの情報が複数記憶されている。ここで、特定の地点における案内は、ガイドからユーザに対してオンラインでリアルタイムに提供されるものであれば、当該地点(現地)にいるガイドが現地で行うものであってもよいし、当該地点(現地)とは異なる地点にいるガイドが遠隔で行う(たとえば、現地でカメラマンが撮影し、映し出されている映像に基づいてガイドが遠隔で案内を行う(ガイドの誘導に従ってカメラマンが現地を移動しながら撮影する)ものであってもよい。
【0027】
図3は、ガイド情報データベース33cに記憶されている情報の一例を示すテーブルである。図3に示すように、ガイドの情報は、ガイドを特定するための情報(たとえばガイド名)と、ガイドが提供する案内サービス(以下、コンテンツともいう)を表すタイトルと、コンテンツの紹介文と、コンテンツに付されたハッシュタグと、ガイドが案内を行う地点を特定するための情報(たとえば住所や緯度経度)と、コンテンツの所要時間および料金と、ガイドの性別と、ガイドの評価(たとえば星の数)の情報とを含んでいてもよい。図示は省略するが、ガイドの情報は、ガイドの対応言語、ガイドの対応時間帯、ガイドの年齢、ガイドが有するスキル(たとえば資格や免許など)のうちの1つまたは2つ以上の情報をさらに含んでいてもよい。
【0028】
ユーザ情報データベース33dには、ユーザごとに、当該ユーザが過去(たとえば過去1年以内)に、実際に訪問したことがある場所、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所の情報(たとえば住所や緯度経度)が関連付けられて記憶されている。ユーザが過去に実際に訪問したことがある場所の情報は、たとえば、観光施設やレジャー施設(城、展望台、公園、動物園、水族館、美術館、博物館、遊園地、劇場、映画館、スキー場、プールなど)の予約情報や利用情報に基づいて特定されてもよいし、宿泊施設(ホテルや旅館など)の予約情報や利用情報や交通機関(電車やバス、タクシー、飛行機など)の予約情報や利用情報に基づいて特定されてもよい。ユーザが過去にガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所の情報は、たとえば、ガイドが提供する案内サービス(コンテンツ)の予約情報または利用情報に基づいて特定されてもよい。
【0029】
なお、サーバ記憶部33は、必ずしもサーバ3内に設けられていなくてもよく、サーバ記憶部33の一部または全部は、ネットワーク4を介してサーバ3と通信可能に接続された別の装置内に設けられていてもよい。
【0030】
(動作の一例)
次に、このような構成からなる情報処理システム1の動作の一例について、図2図4図10を参照して説明する。図2は、情報処理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図4図10は、情報処理システム1により表示される画面の一例を示す図である。
【0031】
図2に示すように、まず、サーバ3のテーマ指定受付部32aが、テーマの指定を受け付ける(ステップS10)。たとえば、テーマ指定受付部32aは、図4を参照し、ガイドが提供する案内サービス(コンテンツ)を検索するための画面を表示するための制御信号を端末装置2へと送信し、当該画面を端末表示部25に表示させる。図4に示す例では、端末表示部25に表示される画面は、テーマ入力部51と、ガイド情報表示部52と、地図表示部53と、プラン表示部54と、ガイド情報指定部58と、を含んでいる。ユーザが端末入力部24を操作して、端末表示部25に表示された画面内のテーマ入力部51に所望のキーワードを入力すると、入力されたキーワードが端末装置2からサーバ3へと送信され、テーマ指定受付部32aが、受信したキーワードを、ユーザからのテーマの指定として受け付ける。
【0032】
ここで、ユーザから指定されるテーマは、たとえば、歴史上の人名、出来事、著名人、芸能人、小説や映画などの作品名、シチュエーションや目的(「デート」、「買い物」、「子供向け」、「占い」など)、建築物(「城」、「現代建築」など)、文化財や自然の箇所(「世界遺産」、「景観が綺麗」、「紅葉」など)、移動手段(「鉄道」、「飛行機」など)、教育(「地学」、「文化」、「職業体験」など)、イベント、現地調査(道路や交通状況、補修状況などの現場データの収集)などであってもよい。
【0033】
次に、ガイド検索部32bが、ガイド情報データベース33cを参照し、指定されたテーマに関連するガイドの情報を検索する(ステップS11)。たとえば、ガイド検索部32bは、指定されたテーマ(キーワード)に関連するガイドの情報として、コンテンツのタイトルに当該キーワードが含まれるものを検索してもよいし、コンテンツの紹介文に当該キーワードが含まれるものを検索してもよいし、コンテンツに付されたハッシュタグに当該キーワードが含まれるものを検索してもよい。具体的には、たとえば、図3を参照し、指定されたテーマが「直江兼続」である場合には、ガイド検索部32bは、「直江兼続」に関連するガイドの情報として、コンテンツタイトルおよびハッシュタグに「直江兼続」が含まれる「たかし」および「navi2022」の情報を検索により抽出してもよい。
【0034】
ガイド検索部32bが、指定されたテーマから(当該テーマをその名称に含む地点を検索するのではなく、)ガイドの情報を検索することで、当該テーマと関連性があるものの、当該テーマから直接検索する方法では抽出できなかった地点について、抽出することが可能となる。これにより、特定のテーマと関連性があるものの、これまで気づかなかった地点について、ユーザに対して気づきを与えることができる。
【0035】
一変形として、ステップS10において、テーマ指定受付部32aは、テーマの指定を受け付けるとともに、ガイドの検索条件として、対応言語、対応時間帯、性別、年齢、スキル、評価のうちの1つまたは2つ以上の指定をさらに受け付けてもよい。たとえば、ユーザが端末入力部24を操作して、端末表示部25に表示された画面内のガイド情報指定部58をタッチまたはクリックすると、ガイドの対応時間帯を検索条件として指定できるようになっており、ユーザにより指定された対応時間帯の情報が端末装置2からサーバ3へと送信され、テーマ指定受付部32aが、受信した対応時間帯の情報をガイドの検索条件として受け付けてもよい。
【0036】
ステップS10においてガイドの検索条件が指定された場合には、ステップS11において、ガイド検索部32bは、指定されたテーマに関連するガイドの情報であって、指定された検索条件を満たすガイドの情報を検索してもよい。たとえば、ガイドの検索条件として、評価が星4つ以上であることが指定された場合には、図3を参照し、ガイド検索部32bは、評価が星4つである「たかし」の情報を検索により抽出してもよい。このような態様によれば、指定されたテーマに関連するガイドの情報を検索する際に、ガイドの条件をさらに指定して検索できるため、ユーザとガイドとのマッチング率を向上させることができる。
【0037】
次に、表示制御部32cが、抽出されたガイドの情報を一覧で表示するための制御信号を端末装置2へと送信し、図5を参照し、端末表示部25に表示された画面内のガイド情報表示部52において表示を行う(ステップS12)。たとえば、図5に示すように、表示制御部32cは、抽出されたガイドの情報を、ガイド情報表示部52内にブロックまたはタイル55で一覧表示してもよく、各ブロックまたはタイル55には、各ガイドが提供するコンテンツのタイトルが表示されてもよい。
【0038】
また、表示制御部32cは、抽出されたガイドに対応する地点(以下、第1の地点ともいう)を地図上に表示するための制御信号を端末装置2へと送信し、図5を参照し、端末表示部25に表示された画面内の地図表示部53において表示を行う(ステップS13)。たとえば、図5に示すように、表示制御部32cは、抽出されたガイドに対応する地点を、地図表示部53内の地図上にピン56で表示してもよい。
【0039】
次に、第2テーマ特定部32fが、ステップS10において指定されたテーマに関連する第2のテーマを特定する(ステップS20)。第2のテーマは、第1のテーマに関連するものであれば特に限定されるものではなく、たとえば、第2のテーマ特定部32fは、第1のテーマの上位概念または類義語にあたるキーワードを、第2のテーマとして特定してもよい。あるいは、過去に他のユーザにより指定されたテーマ(キーワード)が不図示のデータベースに記憶されており、第2テーマ特定部32fは、第1のテーマを指定したユーザにより指定される可能性の高い別のキーワードを、当該データベースを参照して推定し、第2のテーマとして特定してもよい。
【0040】
次いで、第2ガイド検索部32gが、ガイド情報データベース33cを参照し、特定された第2のテーマに関連する第2のガイドの情報を検索する(ステップS21)。たとえば、第2ガイド検索部32gは、指定された第2のテーマ(キーワード)に関連する第2のガイドの情報として、コンテンツのタイトルに当該キーワードが含まれるものを検索してもよいし、コンテンツの紹介文に当該キーワードが含まれるものを検索してもよいし、コンテンツに付されたハッシュタグに当該キーワードが含まれるものを検索してもよい。具体的には、たとえば、図3を参照し、特定された第2のテーマが「歴史」である場合には、第2ガイド検索部32gは、「歴史」に関連するガイドの情報として、コンテンツタイトルに「歴史」が含まれる「Hana」の情報を検索により抽出してもよい。ユーザから指定されたテーマからガイドの情報を検索するだけでなく、当該テーマに関連する第2のテーマを自動的に特定し、第2のテーマから第2のガイドの情報も検索することで、特定のテーマと関連性があるものの、これまで気づかなかった地点について、ユーザに対して更なる気づきを与えることが可能となる。
【0041】
次に、第2表示制御部32hが、抽出された第2のガイドの情報を一覧で表示するための制御信号を端末装置2へと送信し、図6を参照し、端末表示部25に表示された画面内のガイド情報表示部52において表示を行う(ステップS22)。たとえば、図6に示すように、第2表示制御部32hは、抽出された第2のガイドの情報を、ガイド情報表示部52内にブロックまたはタイル65で一覧表示してもよく、各ブロックまたはタイル65には、第2のガイドが提供するコンテンツのタイトルが表示されてもよい。第2表示制御部32hは、ガイド情報表示部52内において第2のガイドの情報を表示するブロックまたはタイル65を、第1のガイドの情報を表示するブロックまたはタイル55とは異なる色、形または大きさで表示してもよい。これにより、ユーザは、第1のガイドの情報と第2のガイドの情報とを一覧表示の中で容易に見分けることが可能となる。
【0042】
また、第2表示制御部32hは、抽出された第2のガイドに対応する第2の地点を地図上に表示するための制御信号を端末装置2へと送信し、図6を参照し、端末表示部25に表示された画面内の地図表示部53において表示を行う(ステップS23)。たとえば、図7に示すように、第2表示制御部32hは、抽出された第2のガイドに対応する第2の地点を、地図表示部53内の地図上にピン66で表示してもよい。第2表示制御部32hは、地図上において第2の地点を表示するピン66を、第1の地点を表示するピン56とは異なる色、形または大きさで表示してもよい。これにより、ユーザは、第1の地点と第2の地点とを地図上において容易に見分けることが可能となる。
【0043】
次に、表示制御部32cは、抽出されたガイドに対応する地点(第1の地点)について、ユーザ情報データベース33dを参照し、ユーザが過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であるか否かを判定する。そして、過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であると判定された場合には、表示制御部32cは、当該第1の地点を地図上の表示から除外する(ステップS14)。一変形例として、過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であると判定された場合には、表示制御部32cは、当該第1の地点が、過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であることを通知するための制御信号を端末装置2へと送信し、ユーザに対して端末表示部25を介して通知を行ってもよい。このような態様によれば、ユーザが過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所については、地図上の表示から除外(またはアラートが通知)されるため、特定のテーマと関連性があるものの、これまで気づかなかった地点について、ユーザに対して効率的に気づきを与えることができる。
【0044】
同様に、第2表示制御部32hは、抽出された第2のガイドに対応する第2の地点について、ユーザ情報データベース33dを参照し、ユーザが過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であるか否かを判定し、過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であると判定された場合には、当該第2の地点を地図上の表示から除外してもよいし、当該第2の地点が、過去に実際に訪問したことがある、またはガイドからオンラインでの案内を受けたことがある場所であることを通知するための制御信号を端末装置2へと送信し、ユーザに対して端末表示部25を介して通知を行ってもよい。
【0045】
次に、図7を参照し、表示制御部32cは、地図上に表示されたピン56に対するユーザからの操作を受け付けると、当該ピン56が指し示す地点を案内するガイドの詳細情報を表示する(ステップS15)。たとえば、ユーザが端末入力部24を操作して、端末表示部25に表示された地図上のピン56をタッチまたはクリックすると、表示制御部32cは、ガイド情報データベース33cを参照し、当該ピン56が指し示す地点を案内するガイドの詳細情報(たとえば、コンテンツのタイトル、コンテンツの紹介文、ガイド名、ガイドの性別、ガイドの評価、コンテンツの所要時間および料金など)を特定し、図7に示すように、当該ガイドの詳細情報を地図上に吹き出し57で表示してもよい。これにより、ガイドの詳細情報を直感的な操作で確認することが可能となる。
【0046】
一変形例として、表示制御部32cは、一覧で表示されているガイドの情報に対するユーザからの選択を受け付けると、当該ガイドが案内する地点のピン56を強調表示するとともに、当該ガイドの詳細情報を地図上に表示してもよい。たとえば、ユーザが端末入力部24を操作して、ガイド情報表示部52内に表示されているガイドの情報(ブロック55)のうち所望のガイドの情報(ブロック55)をタッチまたはクリックすると、表示制御部32cは、選択されたガイドが案内する地点の情報と当該ガイドの詳細情報とをガイド情報データベース33cを参照して特定し、地図表示部53内おいて、特定された地点を指し示すピン56を強調表示するとともに、特定されたガイドの詳細情報を地図上に吹き出し57で表示してもよい。このような態様によっても、ガイドの詳細情報を直感的な操作で確認することが可能となる。
【0047】
同様に、第2表示制御部32hは、第2の地点を表示するピン66に対するユーザからの操作を受け付けると、当該ピン66が指し示す第2の地点を案内する第2のガイドの詳細情報を表示してもよい。たとえば、ユーザが端末入力部24を操作して、端末表示部25に表示された地図上のピン66をタッチまたはクリックすると、表示制御部32cは、ガイド情報データベース33cを参照し、当該ピン66が指し示す地点を案内する第2のガイドの詳細情報(たとえば、コンテンツのタイトル、コンテンツの紹介文、ガイド名、ガイドの性別、ガイドの評価、コンテンツの所要時間および料金など)を特定し、図8に示すように、当該第2のガイドの詳細情報を地図上に吹き出しで表示してもよい。
【0048】
一変形例として、表示制御部32cは、一覧で表示されている第2のガイドの情報に対するユーザからの選択を受け付けると、当該第2ガイドが案内する地点のピン66を強調表示するとともに、当該第2ガイドの詳細情報を地図上に表示してもよい。たとえば、ユーザが端末入力部24を操作して、ガイド情報表示部52内に表示されている第2のガイドの情報(ブロック65)のうち所望のガイドの情報(ブロック65)をタッチまたはクリックすると、表示制御部32cは、選択された第2のガイドが案内する地点の情報と当該第2のガイドの詳細情報とをガイド情報データベース33cを参照して特定し、地図表示部53内おいて、特定された地点を指し示すピン66を強調表示するとともに、特定された第2のガイドの詳細情報を地図上に吹き出し57で表示してもよい。
【0049】
次に、ガイド選択受付部32dが、抽出されたガイドの情報に対するユーザからの選択を受け付ける(ステップS16)。たとえば、図9を参照し、ユーザが端末入力部24を操作して、ガイド情報表示部52内に一覧表示されたガイドの情報を示すブロックまたはタイル55、65をプラン表示部54内へとドラッグすると、当該ガイドの情報が端末装置2からサーバ3へと送信され、ガイド選択受付部32dが、当該がいどの情報を、ユーザから選択されたものとして受け付ける。
【0050】
次に、プラン作成部32eが、選択されたガイドの情報から1つのプラン(たとえば旅行プラン)を作成する(ステップS17)。これにより、ユーザは、ガイドを複数選択した場合であっても、1つのプランとしてまとめて管理することが可能となる。
【0051】
プラン作成部32eは、ステップS16において複数のガイドの情報が選択された場合には、指定されたテーマに基づいて、作成されたプランに含まれるガイドの順序を決定する(ステップS18)。たとえば、指定されたテーマが歴史上の人名や出来事である場合には、プラン作成部32eは、作成されたプランに含まれる複数のガイドの情報を、歴史上の年代順に並べてもよい。また、たとえば、指定されたテーマが小説や映画などの作品名である場合には、プラン作成部32eは、作成されたプランに含まれる複数のガイドの情報を、当該作品のストーリー順に並べてもよい。また、たとえば、指定されたテーマが買い物(買い物ツアー)である場合には、プラン作成部32eは、作成されたプランに含まれる複数のガイドの情報を、買い物の平均価格が安い順に並べてもよい。
【0052】
一例として、図9を参照し、ユーザが端末入力部24を操作して、プラン表示部54内に表示された「おすすめ順で並べ替え」のリンクをタッチまたはクリックすると、並べ替えの指示が端末装置2からサーバ3へと送信され、プラン作成部32eは、当該並べ替えの指示を受けることで、作成されたプランに含まれるガイドの順序の並べ替えを行ってもよい。別例として、プラン作成部32eは、ユーザから並べ替えの指示を受けることなく自動的に、作成されたプランに含まれるガイドの順序の並べ替えを行ってもよい。
【0053】
ところで、現実の旅行プランではある地点から次の地点に移動する際に時間および費用がかかるため、地図上での位置が近い順で順序が決定され、テーマとの関係では必ずしも適切な順序とはならない可能性がある。これに対し、本実施の形態によれば、複数のガイドの情報を組み合わせて1つのプラン(たとえばオンライン旅行プラン)を作成する際に、テーマに基づいてガイドの順序が決定されることで、地図上での位置に因らない適切なプランを作成できる。
【0054】
次に、プラン作成部32eは、作成されたプランの合計料金および/または総所要時間(予定時間)を算出して表示する(ステップS19)。具体的には、たとえば、プラン作成部32eは、ガイド情報データベース33cを参照し、作成されたプランに含まれるガイドの情報ごとに、料金および/または所要時間を特定し、それらを足し合わせることで、作成されたプランの合計料金および/または総所要時間(予定時間)を算出する。そして、プラン作成部32eは、算出された合計料金および/または総所要時間を表示するための制御信号を端末装置2へと送信し、図9を参照し、端末表示部25に表示されたプラン表示部54内に表示させる。
【0055】
一変形例として、プラン作成部32eは、作成されたプランについて、オンライン旅行としての合計料金および/または総所要時間に加えて、実際に現地を移動した場合の合計料金および/または総所要時間を表示してもよい。たとえば、プラン作成部32eは、作成されたプランに含まれる各コンテンツについて、オンラインでの案内(オンラインコンテンツ)と現地での案内(リアルコンテンツ)との対応関係を記憶する不図示のデータベースを参照し、コンテンツごとの料金および/または所要時間を特定するとともに、経路ネットワーク情報データベース33aおよび地図情報データベース33bを参照して、各コンテンツに対応する地点間の経路探索を行って移動に要する料金および/または所要時間を特定し、それらを足し合わせることで、作成されたプランについて、実際に現地を移動した場合の合計料金および/または総所要時間を算出し、端末表示部25に表示されたプラン表示部54内に表示させてもよい。
【0056】
次に、ガイド予約受付部32iが、選択されたガイドに対するユーザからの予約を受け付ける(ステップS30)。たとえば、ユーザが端末入力部24を操作して、プラン表示部54内に表示された「ガイドを予約する」のボタン57をタッチまたはクリックすると、当該ボタン57が操作されたことを示す信号が端末装置2からサーバ3へと送信され、ガイド予約受付部32iは、受信した信号に基づいて、作成されたプランに含まれる各ガイドに対するユーザからの予約の受け付けを行う。
【0057】
そして、作成されたプランに含まれる各ガイドの予約が完了すると、ガイド予約受付部32iが、図10を参照し、予約されたガイドの情報を表示するブロックまたはタイル内に「ガイドに要望を送る」のボタン60を表示する。
【0058】
ユーザが端末入力部24を操作して、「ガイドに要望を送る」のボタン60をタッチまたはクリックすると、ユーザが観光内容に関する要望を入力できるようになっており、ユーザにより入力された情報が端末装置2からサーバ3へと送信され、要望受付部32jが、受信した情報を、ユーザからの観光内容の要望として受け付ける。そして、要望受付部32jは、ユーザから受け付けた観光内容の要望を、予約したガイドに対してたとえばメールで送信する(ステップS31)。一変形例として、ガイドからの案内サービスの提供中に、ユーザが観光内容に関する要望をチャットで入力できるようになっており、ユーザにより入力された情報が端末装置2からサーバ3へと送信され、要望受付部32jが、受信した情報を、ユーザからの観光内容の要望として受け付ける。そして、要望受付部32jは、ユーザから受け付けた観光内容の要望を、予約したガイドに対してチャットで送信してもよい。これにより、ユーザは、予約したガイドに対して観光内容の要望を容易に伝えることが可能となる。
【0059】
以上のような実施の形態によれば、ガイド検索部32bが、指定されたテーマから(当該テーマをその名称に含む地点を検索するのではなく、)ガイドの情報を検索することで、当該テーマと関連性があるものの、当該テーマから直接検索する方法では抽出できなかった地点について、抽出することが可能となる。これにより、特定のテーマと関連性があるものの、これまで気づかなかった地点について、ユーザに対して気づきを与えることができる。
【0060】
また、現実の旅行プランではある地点から次の地点に移動する際に時間および費用がかかるため、地図上での位置が近い順で順序が決定され、テーマとの関係では必ずしも適切な順序とはならない可能性があるのに対し、本実施の形態によれば、プラン作成部32eが、複数のガイドの情報を組み合わせて1つのプラン(たとえばオンライン旅行プラン)を作成する際に、指定されたテーマに基づいてガイドの順序を決定することで、地図上での位置に因らない適切なプランを作成できる。
【0061】
また、本実施の形態によれば、第2テーマ特定部32fが、指定されたテーマに関連する第2のテーマを自動的に特定し、第2ガイド検索部32gが、第2のテーマに基づいて第2のガイドの情報を検索することで、特定のテーマと関連性があるものの、これまで気づかなかった地点について、ユーザに対して更なる気づきを与えることが可能となる。
【0062】
なお、上述した実施形態で説明した情報処理システム1の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ハードウェアで構成する場合には、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD-ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
【0063】
また、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
【0064】
さらに、一つまたは複数の情報処理装置によって情報処理システム1を機能させてもよい。複数の情報処理装置を用いる場合、情報処理装置のうちの1つをコンピュータとし、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより情報処理システム1の少なくとも1つの手段として機能が実現されてもよい。
【0065】
また、方法の発明においては、全ての工程(ステップ)をコンピュータによって自動制御で実現するようにしてもよい。また、各工程をコンピュータに実施させながら、工程間の進行制御を人の手によって実施するようにしてもよい。また、さらには、全工程のうちの少なくとも一部を人の手によって実施するようにしてもよい。
【0066】
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や様々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
【符号の説明】
【0067】
1 情報処理システム
2 端末装置
21 端末通信部
22 端末制御部
23 端末記憶部
24 端末入力部
25 端末表示部
3 サーバ
31 サーバ通信部
32 サーバ制御部
32a テーマ指定受付部
32b ガイド検索部
32c 表示制御部
32d ガイド選択受付部
32e プラン作成部
32f 第2テーマ特定部
32g 第2ガイド検索部
32h 第2表示制御部
32i ガイド予約受付部
32j 要望受付部
33 サーバ記憶部
33a 経路ネットワーク情報データベース
33b 地図情報データベース
33c ガイド情報データベース
33d ユーザ情報データベース
4 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10