(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024029676
(43)【公開日】2024-03-06
(54)【発明の名称】インストール処理装置、インストール処理プログラム、画像形成装置
(51)【国際特許分類】
G06F 8/61 20180101AFI20240228BHJP
G06F 21/60 20130101ALI20240228BHJP
【FI】
G06F8/61
G06F21/60 320
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022132058
(22)【出願日】2022-08-22
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003362
【氏名又は名称】弁理士法人i.PARTNERS特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】内田 茂生
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376AD04
5B376AD22
5B376BC27
(57)【要約】
【課題】アプリケーションの表示情報を仕向け毎に容易に変更することができる技術を提供する。
【解決手段】国または地域を示す仕向けが設定された機器にアプリケーションをインストールするインストール処理装置100であって、アプリケーションのアプリケーションパッケージは、アプリケーションと、アプリケーションに含まれる第1表示情報に対応付けられた第2表示情報を含むとともに仕向けが設定された置換表示情報とを含み、機器に設定された仕向けと同一の仕向けが設定された置換表示情報に含まれる第2表示情報により、第2表示情報に対応する第1表示情報を置換する置換処理部104を備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
国または地域を示す仕向けが設定された機器にアプリケーションをインストールするインストール処理装置であって、
前記アプリケーションのアプリケーションパッケージは、前記アプリケーションと、該アプリケーションに含まれる第1表示情報に対応付けられた第2表示情報を含むとともに仕向けが設定された置換表示情報とを含み、
前記機器に設定された仕向けと同一の仕向けが設定された置換表示情報に含まれる前記第2表示情報により、該第2表示情報に対応する前記第1表示情報を置換する置換処理部を備えるインストール処理装置。
【請求項2】
前記第1表示情報及び前記第2表示情報は、それぞれ、文字列または画像のうちの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載のインストール処理装置。
【請求項3】
前記アプリケーションパッケージに含まれるアプリケーションは、暗号化されており、
前記第2表示情報による前記第1表示情報の置換に先立って、前記アプリケーションを復号する復号処理部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のインストール処理装置。
【請求項4】
前記置換表示情報は、前記機器の表示言語のそれぞれに用意された表示情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のインストール処理装置。
【請求項5】
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のインストール処理装置を備える画像形成装置。
【請求項6】
国または地域を示す仕向けが設定された機器にアプリケーションをインストールするインストール処理プログラムであって、
前記アプリケーションのアプリケーションパッケージは、前記アプリケーションと、該アプリケーションに含まれる第1表示情報に対応付けられた第2表示情報を含むとともに仕向けが設定された置換表示情報とを含み、
前記機器に備えられたプロセッサーが、前記機器に設定された仕向けと同一の仕向けが設定された置換表示情報に含まれる前記第2表示情報により、該第2表示情報に対応する前記第1表示情報を置換するインストール処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、アプリケーションをインストールする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
様々な国や地域で使用されることが想定される機器には、最適化のため、機器の動作処理について仕向け毎に調整がなされることがある。この種の調整として、機器で動作するアプリケーションが表示する情報を仕向け毎に変更することが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、アプリケーションの表示情報を仕向け毎に容易に変更することができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態において、国または地域を示す仕向けが設定された機器にアプリケーションをインストールするインストール処理装置であって、前記アプリケーションのアプリケーションパッケージは、前記アプリケーションと、該アプリケーションに含まれる第1表示情報に対応付けられた第2表示情報を含むとともに仕向けが設定された置換表示情報とを含み、前記機器に設定された仕向けと同一の仕向けが設定された置換表示情報に含まれる前記第2表示情報により、該第2表示情報に対応する前記第1表示情報を置換する置換処理部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式図である。
【
図2】実施形態に係る画像形成装置の要部回路構成を示すブロック図である。
【
図3】実施形態に係るインストール処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【
図4】実施形態に係るインストール処理装置の動作を示すフローチャートである。
【
図5】アプリケーションパッケージを示す模式図である。
【
図7】復号されたアプリケーションデータを示す模式図である。
【
図8】表示情報が置換されないアプリケーション選択画面を示す模式図である。
【
図9】表示情報が置換されたアプリケーション選択画面を示す模式図である。
【
図10】表示情報が置換されないEULA表示画面を示す模式図である。
【
図11】表示情報が置換されたEULA表示画面を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。各図において、同一構成については同一の符号が付される。
【0008】
(画像形成装置のハードウェア構成)
図1、
図2は、それぞれ、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成、要部回路構成を示す模式図である。
【0009】
本実施形態に係る画像形成装置1は、アプリケーションがインストールされる機器であり、
図1に示すように、ハードウェアとして、タッチパネル18、入力装置19、画像形成部20、画像読取部21を備え、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能等をユーザに提供するMFP(MultiFunction Peripheral)である。
【0010】
画像形成部20は、トナー又はインク等を用いて紙に対して画像を形成するプリンタであり、印刷機能、コピー機能、ファクシミリ機能をユーザに提供するために用いられる。画像読取部21は、画像が形成された原稿から画像を読み取るスキャナであり、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能をユーザに実現するために用いられる。
【0011】
タッチパネル18は、ディスプレイとタッチパッドとを有し、ユーザが画像形成装置1を利用するためのGUI(Graphical User Interface)をディスプレイに表示するともに、GUIに対する操作をタッチパッドにより受け付ける。入力装置19は、複数の物理ボタンを有し、画像形成装置1によりユーザに提供される上述の各種機能に関する操作に用いられる。
【0012】
画像形成装置1は、
図2に示すように、ハードウェアとして、プロセッサー11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、補助記憶装置14、ネットワークIF(InterFace)15、設定記憶装置16を更に備える。
【0013】
ROM12は、画像形成装置1を動作させるための基本ソフトウェアであるファームウェアを格納する記憶媒体である。プロセッサー11は、画像形成部20及び画像読取部21の制御を行う演算装置であり、画像形成装置1のファームウェア及び後述するファームウェア上で動作する各種機能を主記憶装置であるRAM13と協働して実行する。補助記憶装置14は、ファームウェア及び各種機能により実行される処理に用いられる各種データを記憶するものであり、HDD(Hard Disk Drive)、又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置である。ネットワークIF15は、インターネットなどのネットワークに接続するためのインターフェースである。画像形成装置1は、ネットワークIF15を介して、PC(Personal Computer)やタブレットPCなどの少なくともディスプレイと入力装置とを備えた情報処理装置2がネットワーク経由で通信可能に接続されている。
【0014】
設定記憶装置16は、出荷に先立って画像形成装置1に設定される仕向け情報を記憶する記憶装置であり、例えばNVRAM(Non Volatile Random Acess Memory)、EEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)(登録商標)、電源として電池を用いるSRAM(Static RAM)である。
【0015】
仕向け情報は、画像形成装置1が販売/設置される国や地域を示す。画像形成装置1は、仕向け情報により示される国または地域に応じて、画像形成部20や画像読取部21を制御する。
【0016】
具体的には、画像形成装置1は、仕向け情報に示される国や地域の電源の電流値、電圧値に適した制御を行う。これによって、画像形成装置1は、国や地域によって異なる電源に応じた動作を行うことができる。また、画像形成装置1は、仕向け情報に基づいて、画像形成部20による印刷のデフォルト設定を選択するともに、画像形成部20による印刷に用いられる用紙のサイズの判定を行う。例えば、画像形成装置1は、仕向け情報が米国に設定される場合にはレターサイズをデフォルト用紙サイズとし、仕向け情報が日本に設定される場合にはA4サイズをデフォルト用紙サイズとする。また、画像形成装置1は、トナーまたはインクを格納するカートリッジに予め設定された仕向け情報と自装置に予め設定された仕向け情報とに示される国または地域が一致しない場合、ユーザに注意を催すメッセージをタッチパネル18に表示する。これによって、国や地域に最適化されたトナーやインクの使用をユーザに催すことができる。
【0017】
(インストール処理装置の機能構成)
インストール処理装置の機能構成について説明する。
図3は、本実施形態に係るインストール処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【0018】
プロセッサー11及びRAM13は、ファームウェア上で動作するアプリケーション、またはファームウェアに含まれる一機能であるインストール処理プログラムを実行することによって、インストール処理装置100として機能する。インストール処理装置100は、取得部101、展開処理部102、復号処理部103、置換処理部104、及びインストール処理部105を機能として有し、ファームウェア上で動作するアプリケーションのインストールを行う。
【0019】
ファームウェア上で動作するアプリケーションは、標準アプリケーションと追加アプリケーションとに大別される。標準アプリケーションは、画像形成装置1に事前にインストールされたアプリケーションであり、ROM12または補助記憶装置14に記憶される。追加アプリケーションは、ユーザが任意で画像形成装置1にインストールするアプリケーションである。追加アプリケーションを格納するアプリケーションパッケージは、画像形成装置1に接続された外部記憶装置に記憶されるか、画像形成装置1がネットワークを介して通信可能なサーバ装置に記憶される。
【0020】
インストール処理装置100は、設定記憶装置16に記憶された仕向け情報に基づいて、画像形成装置1への追加アプリケーションのインストールを実行する。本実施形態において、インストールとは、ファームウェア上でアプリケーションを実行可能にアプリケーションパッケージに含まれる各種データを補助記憶装置14の適切なディレクトリに保存することを指す。また、インストール処理装置100は、追加アプリケーションのインストールに際して表示情報の置換を行う。
【0021】
本実施形態において、表示情報は、プロセッサー11がアプリケーションを実行することよって生成する文字列や画像である。表示情報は、タッチパネル18に表示される情報であり、アプリケーションに含まれる文字列または画像である。また、表示情報は、ネットワークIF15を介して通信可能に接続された情報処理装置2において入力装置により操作可能にディスプレイに表示されてもよい。より具体的には、表示情報は、アプリケーションが実行された際に表示される情報、アプリケーションの名称を示す文字列、またはアプリケーションを示すGUIコンポーネントを指す。また、この種のGUIコンポーネントとしては、アプリケーションを実行対象として選択可能に表示するアプリケーション選択画面に表示される画像であり、アプリケーションを表象する画像であるアプリケーションアイコンが挙げられる。タッチパネル18に表示されるGUIは、ユーザが使いやすいように、国や地域によって最適化されていることが好ましい。
【0022】
(インストール処理装置の動作)
インストール処理装置の動作について説明する。
図4は、本実施形態に係るインストール処理装置の動作を示すフローチャートである。
図5は、アプリケーションパッケージを示す模式図である。
図6は、置換表示情報を示す模式図である。
図7は、復号されたアプリケーションデータを示す模式図である。
図8、
図9は、それぞれ、表示情報が置換されないアプリケーション選択画面、表示情報が置換されたアプリケーション選択画面を示す模式図である。
図10、
図11は、それぞれ、表示情報が置換されないEULA表示画面、表示情報が置換されたEULA表示画面を示す模式図である。
【0023】
なお、
図4に示す動作においては、追加アプリケーションのインストール指示がユーザまたは画像形成装置1の設置作業者によりすでになされているものとする。また、以降の説明においては、仕向け情報は、画像形成装置1が販売される国を示すものとし、アプリケーション名、アプリケーションアイコン、EULA(End-User License Agreement)に含まれる文字列を置換対象とする。
【0024】
図4に示すように、まず、取得部101は、タッチパネル18または入力装置19を介したユーザのインストール指示に応じて、アプリケーションパッケージを、ネットワークを介してサーバ装置から取得するか、または、画像形成装置1に接続された外部記憶装置から取得する(S101)。
【0025】
次に、展開処理部102が取得されたアプリケーションパッケージを展開する(S102)。
【0026】
ここで、アプリケーションパッケージについて説明する。
図5に示すように、アプリケーションパッケージは、暗号化されたアプリケーション、属性情報、少なくとも1つ以上の置換表示情報を含む。属性情報は、アプリケーションを一意に示す識別子と、デフォルトのアプリケーション名とを含む。
【0027】
置換表示情報は、
図6に示すように、表示情報の置換を行う対象である仕向けと、文字列情報と、画像情報とを対応付ける。文字列情報は、表示言語と、置換文字列とを対応付ける。表示言語は、画像形成装置1がタッチパネル18に切り替え表示可能な言語の種別を示す。本実施形態においては、画像形成装置1は、表示言語を英語または日本語のいずれかに切り替え表示可能であるものとする。置換表示情報に含まれる置換文字列のそれぞれは、アプリケーションに含まれる文字列であって置換対象である対象文字列を一意に示す文字列IDと対応付けられる。なお、置換文字列は、置換対象と対応付けられていれば良く、置換対象である文字列そのものと対応付けられても良い。
【0028】
本実施形態においては、アプリケーション名とEULAに含まれるベンダー名とを対象文字列とする。
図6では、表示言語が英語である文字列として、英語のアプリケーション名を示す文字列IDである“AppNameEN”と置換文字列である“App_H”とが対応付けられ、英語のベンダー名を示す文字列IDである“VenderNameEN”と置換文字列である“Vender_B”とが対応付けられる。また、
図6では、表示言語が日本語である文字列として、日本語のアプリケーション名を示す文字列IDである“AppNameJP”と置換文字列である“アプリ_H”とが対応付けられ、日本語のベンダー名を示す文字列IDである“VenderNameJP”と置換文字列である“会社B”とが対応付けられる。
【0029】
画像情報は、置換対象である画像を置換する置換画像のファイルパスを示す。
図6には、アプリケーションアイコンである画像ファイル“icon_H2.png”のファイルパスが示される。
【0030】
このように、アプリケーションパッケージでは、置換表示情報が暗号化されたアプリケーション及び属性情報と分離されている。これによって、アプリケーションの開発者以外がアプリケーションの表示情報を変更することが容易になるとともに、アプリケーションの開発者以外がアプリケーションを改変することを防止することができる。また、表示情報の置換する機能を有さない旧式の画像形成装置は、置換表示情報を認識せずにアプリケーションのインストールを行うため、画像形成装置1、旧式の画像形成装置のそれぞれに対して、個別にアプリケーションパッケージを用意する必要がない。
【0031】
図4の説明に戻る。アプリケーションパッケージの展開後、復号処理部103は、暗号化されたアプリケーションの復号を行う(S103)。復号されたアプリケーションは、
図7に示すように、アプリケーションプログラム、文字列データ、アイコンファイル等を含む。
【0032】
アプリケーションプログラムは、アプリケーションの処理をプロセッサー11に実行させる命令を含む実行ファイルである。文字列データは、表示言語毎に用意され、それぞれの表示言語について、アプリケーションプログラムが実行された際にタッチパネル18に表示され、EULAを含む文字列群と、アプリケーション名とを含む。文字列データにおける対象文字列には文字列IDが対応付けられる。アイコンファイルは、アプリケーションを示すデフォルトのアプリケーションアイコンを描画する画像ファイルである。
【0033】
アプリケーションの復号後、置換処理部104は、自装置に設定された仕向け情報、即ち設定記憶装置16に記憶された仕向け情報を参照し、アプリケーションパッケージに含まれる1つ以上の置換表示情報のうち、この仕向け情報に示される仕向けと対応付けられた置換表示情報を選択する(S104)。
【0034】
次に、置換処理部104は、選択した置換表示情報に含まれる未選択の表示言語を選択し(S105)、選択した表示言語と対応付けられた未選択の置換文字列を選択し(S106)、選択した置換文字列と対応付けられた対象文字列を選択した置換文字列に置換する(S107)。
【0035】
次に、置換処理部104は、選択した置換表示情報において選択した表示言語に対応付けられた置換文字列のうち、未選択の置換文字列が存在するか否かを判定する(S108)。
【0036】
未選択の置換文字列が存在しない場合(S108,NO)、選択した置換表示情報に未選択の表示言語が存在するか否かを判定する(S109)。
【0037】
未選択の表示言語が存在しない場合(S109,NO)、置換処理部104は、復号されたアプリケーションに含まれるアイコンファイルを、選択した置換表示情報の画像情報に含まれるファイルパスに示されるアイコンファイルで置換し(S110)、アプリケーションのインストールを行い(S111)、インストール処理装置100の処理が終了する。
【0038】
一方、未選択の表示言語が存在する場合(S109,YES)、置換処理部104は、再度、選択した置換表示情報に含まれる未選択の表示言語を選択する(S105)。
【0039】
また、ステップS108において、未選択の置換文字列が存在する場合(S108,YES)、置換処理部104は、再度、選択した表示言語と対応付けられた未選択の置換文字列を選択する(S106)。
【0040】
このようなインストール処理装置100の動作によれば、
図8に示すような、アプリケーション選択画面に含まれる追加アプリケーションAAのアプリケーションアイコン181H1、アプリケーション名182H1が、それぞれ、
図9に示すような、アプリケーションアイコン181H2、アプリケーション名182H2に置換される。また、
図10に示すような、EULA表示ウィンドウに含まれるEULAに含まれるベンダー名183Aが、
図11に示すような、ベンダー名183Bに置換される。
【0041】
以上に説明したように、インストール処理装置100によれば、画像形成装置1の仕向けに応じて、アプリケーションの表示情報を置換することができる。また、置換表示情報は置換対象のみを含むため、仕向け毎の表示情報に関するアプリケーションパッケージのデータサイズの増加を抑えることができる。
【0042】
なお、上述した実施形態において、置換表示情報に複数の表示言語の文字列情報が含まれるものとしたが、少なくとも1つの表示言語の文字列情報が含まれていれば良い。また、置換表示情報が文字列情報と画像情報とを含むものとしたが、置換表示情報は、文字列情報または画像情報のいずれかを含むものであれば良い。
【0043】
また、追加アプリケーションAAがインストールされる例について説明したが、画像形成装置1の出荷前に、製造工場または販売会社において、標準アプリケーションSA(
図8、
図9参照)がインストール処理装置100によりインストールされても良い。
【0044】
発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0045】
1 画像形成装置(機器)
100 インストール処理装置
103 復号処理部
104 置換処理部