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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024029734
(43)【公開日】2024-03-06
(54)【発明の名称】エコ化粧品容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 33/00 20060101AFI20240228BHJP
【FI】
A45D33/00 615D
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022199928
(22)【出願日】2022-12-15
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-10-17
(31)【優先権主張番号】10-2022-0104919
(32)【優先日】2022-08-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522487941
【氏名又は名称】シーティーケイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、イン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】イ、ウォン ウィ
(72)【発明者】
【氏名】オム、イン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ミョン ジュン
(72)【発明者】
【氏名】カン、ギョン ホ
(72)【発明者】
【氏名】オ、ミンジ
(72)【発明者】
【氏名】イ、ジ ヨン
(57)【要約】
【課題】 内容物収納皿や鏡の取り外し排出が非常に速やかにかつ手軽に行われるようにしたエコ化粧品容器に関する。
【解決手段】 内容物収納皿載置部を有する下ケースと、前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、を備えてなることを特徴とするエコ化粧品容器。
【選択図】 図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物収納皿載置部を有する下ケースと、
前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、
前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、
前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、
を備えてなることを特徴とするエコ化粧品容器。
【請求項2】
前記内容物収納皿載置部は、ここに載置される内容物収納皿の左右への遊動を防ぐための載置リブをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項3】
前記載置リブは、内容物収納皿載置部から一定の高さに突設され、かつ、一つ以上に分割されて配置されることを特徴とする請求項2に記載のエコ化粧品容器。
【請求項4】
前記下ケースに対して回転操作される中間支持体は、下ケースのロック溝に対して中間支持体に形成された弾性ロック片が互いに係合または係合解放される動作を通じて施錠及び解錠が行われることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項5】
前記中間支持体は、底面に内容物収納皿に入れられた内容物を塗布して使用するための内容物引き出し空間が貫通形成されたホルダー部と、前記ホルダー部に対して一方がヒンジにより連結組み付けられて開閉操作される蓋体と、を備えてなることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項6】
前記中間支持体のホルダー部は、下ケースへの装着に際して、開放上面に対して受け止められる周縁面と、内容物引き出し空間が設けられるように前記周縁面の下端の内側に延びた蓋体受け面と、前記蓋体受け面の外側の下部に延びた支持壁と、を備えてなり、前記支持壁には、下ケースに形成されたロック溝に対して係止及び係止解放の操作が行われる弾性ロック片が突設されることを特徴とする請求項5に記載のエコ化粧品容器。
【請求項7】
前記ロック溝及び弾性ロック片には、前記中間支持体が施錠回転した状態で任意的に逆転することを防ぐために係合される逆進止め爪及び逆進止め溝がさらに形成されることを特徴とする請求項6に記載のエコ化粧品容器。
【請求項8】
前記中間支持体に形成される弾性ロック片の進入部は、後端部に比べて狭まる形状に形成して、ロック溝への初期の進入操作が行い易いように構成されることを特徴とする請求項6または7に記載のエコ化粧品容器。
【請求項9】
前記ホルダー部の蓋体受け面の下部には、内容物収納皿の側面を押圧・支持するための支持リブをさらに形成し、これを通じて、下ケースから中間支持体が持ち上げられるとき、前記内容物収納皿が支持リブに密着されて一緒に吊られた状態で持ち上げられるように構成されることを特徴とする請求項6に記載のエコ化粧品容器。
【請求項10】
前記ホルダー部の支持壁には、ホルダー部に吊られた状態で一緒に取り外された内容物収納皿を把持して取り外すための把持空間がさらに切り抜かれて形成されることを特徴とする請求項6に記載のエコ化粧品容器。
【請求項11】
前記ホルダー部に対して開閉操作が行われる蓋体の底面は、内側に凹んだ形状の収納空間が設けられるように形成され、前記蓋体の底面の外側の下端には、ホルダー部の蓋体受け面に形成された内容物引き出し空間を遮断するための気密段差がさらに形成されることを特徴とする請求項5に記載のエコ化粧品容器。
【請求項12】
前記中間支持体のホルダー部には、下ケースに対する中間支持体の施錠状態を報知するための施錠状態表示部がさらに形成されることを特徴とする請求項6に記載のエコ化粧品容器。
【請求項13】
前記中間支持体は、蓋体受け面に内容物収納皿に入れられた内容物を塗布して使用するための内容物引き出し空間が貫通形成されたホルダー部のみからなることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項14】
前記ホルダー部の周縁面には、施錠及び解錠操作のための回転制御部がさらに形成されることを特徴とする請求項6または13に記載のエコ化粧品容器。
【請求項15】
前記上ケースの内部には鏡がさらに配備されるが、
前記鏡は、別途のカバーリングにより固着・支持され、
前記カバーリングは、前記上ケースに対して取り外し可能なように装着されることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項16】
前記カバーリングは、
両方向に貫通された形状の枠体と、
前記枠体の内周面の一方の側に形成された鏡受け面と、
前記鏡受け面の他方の側に一定の間隔をあけて分割配置される一つ以上の弾持片と、
上ケースに対して取り外し可能なように装着するためのロック手段と、
を備えることを特徴とする請求項15に記載のエコ化粧品容器。
【請求項17】
前記カバーリングには、上ケースに対する取り付けまたは取り外し操作を行い易くするための取り外し操作片がさらに配備されることを特徴とする請求項16に記載のエコ化粧品容器。
【請求項18】
前記ロック手段は、
上ケースの内周面の周りに沿って適正な間隔をあけて突設される一本以上のフック片と、
前記フック片に対して係止及び係止解放するようにカバーリングの枠体の外周面の周りに沿って離れて形成される一つ以上のフック爪と、
を備え、
カバーリングを上ケースに対して押圧する方式により取り付けまたは取り外しが行われるように構成することを特徴とする請求項16に記載のエコ化粧品容器。
【請求項19】
前記ロック手段は、
上ケースの内周面の周りに沿って適正な間隔をあけて配置形成される一つ以上のフック溝と、
前記フック溝に係止及び係止解放されるようにカバーリングの枠体の外周面の周りに沿って離れて形成される一本以上のフック片と、
を備え、
カバーリングを上ケースに対して回転操作する方式により取り付けまたは取り外しが行われるように構成することを特徴とする請求項16に記載のエコ化粧品容器。
【請求項20】
前記上ケースは、透明または半透明体から形成し、
前記上ケースの内部には銘板を介在するが、
前記銘板は、鏡が固着・支持されたカバーリングを上ケースから取り外すことにより取り替えまたは取り外し排出が可能になることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項21】
前記下ケースの内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿の開放上面は、中間支持体の閉操作に際して、内容物引き出し空間が形成されたホルダー部の蓋体受け面により上部への離脱が防がれるように覆われることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項22】
内容物収納皿載置部を有する下ケースと、
前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、
前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、
前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、
を備えてなり、
前記上ケースの内部には、鏡がカバーリングに固着・支持されて取り外し排出可能なように装着されることを特徴とするエコ化粧品容器。
【請求項23】
内容物収納皿載置部を有する下ケースと、
前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、
前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、
前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、
を備えてなり、
前記上ケースの内部には、鏡がカバーリングに固着・支持されて取り外し排出可能なように装着され、
前記上ケースは、透明または半透明体からなり、
前記カバーリングの背面と上ケースの内周面との間には、銘板がさらに介在されることを特徴とするエコ化粧品容器。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧品容器に係り、さらに詳しくは、内容物収納皿や鏡の取り外し排出が非常に速やかにかつ手軽に行われるようにしたエコ化粧品容器に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧品容器分野をはじめとして、各種の製品の開発分野においては、地球温暖化などにより環境の保護のための多種多様な取り組みが行われている。このような側面からみて、製品のリサイクルや再利用をはじめとして、手軽な取り外し排出は、製品の開発に当たって非常に重要な部分を占めており、かつ、エコなど環境の保護を図り、かつ、環境にやさしい製品の利用へのニーズが求められ続けているのが現状である。
【0003】
上記の傾向にも拘わらず、従来より提案されてきた化粧品容器は、内容物を使い尽くした後、取り外して回収する内容物収納皿や鏡の場合、両面テープやホットメルト、ボンドなどの接着剤を用いて強固に固着する仕組みとなっているのがほとんどであるため、これらの部品に対する取り外し回収を行う上でかなりのネックとなる結果、それによる取り外し排出を非常に行い難くするか、あるいは、非常に煩雑にするなどの色々な問題を避け難かった。
【0004】
また、上記の色々な問題により、従来の場合、製品のリサイクル率や再利用率を格段に下げることはもとより、取り外し排出のための別途の人手や時間がかかるなどといったように経済性に乏しく、かつ、環境にやさしいものではないため、やむを得ず消費者をして顔を背けさせるものであるといえる。
【0005】
このような事情に鑑みて、特許文献1には、薄肉の金属製の詰め替え容器を詰め替え容器ホルダーに固着し、かつ、外容器の蓋体の内側に鏡が配備される「密閉リング付き詰め替え容器を備えた化粧品容器」が開示されているが、依然として、詰め替え容器ホルダーを外容器から取り外した後、再び金属製の詰め替え容器を別途に取り外すことを余儀なくされるが故に、詰め替え使用が非常に不便であるという仕組みとなっており、特に、鏡の場合には、別途の取り外し機構を採用できていないが故に、全般的に詰め替え容器や鏡の取り外し排出が行われ難いという構造的な限界を抱えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】KR101584512 B1(2016年01月25日付け公告)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は、従来のような諸問題を解消するために案出されたものであって、本発明の目的は、中間支持体の簡単な回転操作を通じて下ケースの内部に載置された内容物収納皿が取り外し可能になることにより、内容物を使い尽くした後、入れ替えられる内容物収納皿の取り外し排出や回収が非常に手軽に、速やかにかつ簡単に行われるようにしたエコ化粧品容器を提供するところにある。
【0008】
また、本発明の別の目的は、上ケースの内部に配備される鏡を別途のホルダーリングに固着し、前記ホルダーリングを上ケースから取り外し可能なように装着することにより、必要に応じて、ホルダーリングからの鏡の取り替えや、取り外し回収を非常に行われ易くしたエコ化粧品容器を提供するところにある。
【0009】
さらに、本発明のさらに別の目的は、鏡がホルダーリングに固着されることにより、上ケースの内周面とホルダーリングとの間に別途の銘板を介在することが可能になることから、銘板が取り替え自由なエコ化粧品容器を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような目的を達成するための本発明のエコ化粧品容器は、内容物収納皿載置部を有する下ケースと、前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、を備えてなることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、前記内容物収納皿載置部は、ここに載置される内容物収納皿の左右への遊動を防ぐための載置リブをさらに備えることを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、前記載置リブは、内容物収納皿載置部から一定の高さに突設され、かつ、一つ以上に分割されて配置されることを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、前記下ケースに対して回転操作される中間支持体は、下ケースのロック溝に対して中間支持体に形成された弾性ロック片が互いに係合または係合解放される動作を通じて施錠及び解錠が行われることを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、前記中間支持体は、底面に内容物収納皿に入れられた内容物を塗布して使用するための内容物引き出し空間が貫通形成されたホルダー部と、前記ホルダー部に対して一方がヒンジにより連結組み付けられて開閉操作される蓋体と、を備えてなることを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、前記中間支持体のホルダー部は、下ケースへの装着に際して、開放上面に対して受け止められる周縁面と、内容物引き出し空間が設けられるように前記周縁面の下端の内側に延びた蓋体受け面と、前記蓋体受け面の外側の下部に延びた支持壁と、を備えてなり、前記支持壁には、下ケースに形成されたロック溝に対して係止及び係止解放の操作が行われる弾性ロック片が突設されることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、前記ロック溝及び弾性ロック片には、前記中間支持体が施錠回転した状態で任意的に逆転することを防ぐために係合される逆進止め爪及び逆進止め溝がさらに形成されることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、前記中間支持体に形成される弾性ロック片の進入部は、後端部に比べて狭まる形状に形成して、ロック溝への初期の進入操作が行い易いように構成されることを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、前記ホルダー部の蓋体受け面の下部には、内容物収納皿の側面を押圧・支持するための支持リブをさらに形成し、これを通じて、下ケースから中間支持体が持ち上げられるとき、前記内容物収納皿が支持リブに密着されて一緒に吊られた状態で持ち上げられるように構成されることを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、前記ホルダー部の支持壁には、ホルダー部に吊られた状態で一緒に取り外された内容物収納皿を把持して取り外すための把持空間がさらに切り抜かれて形成されることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、前記ホルダー部に対して開閉操作が行われる蓋体の底面は、内側に凹んだ形状の収納空間が設けられるように形成され、前記蓋体の底面の外側の下端には、ホルダー部の蓋体受け面に形成された内容物引き出し空間を遮断するための気密段差がさらに形成されることを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、前記中間支持体のホルダー部には、下ケースに対する中間支持体の施錠状態を報知するための施錠状態表示部がさらに形成されることを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、前記中間支持体は、蓋体受け面に内容物収納皿に入れられた内容物を塗布して使用するための内容物引き出し空間が貫通形成されたホルダー部のみからなることを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、前記ホルダー部の周縁面には、施錠及び解錠操作のための回転制御部がさらに形成されることを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、前記上ケースの内部には鏡がさらに配備されるが、前記鏡は、別途のカバーリングにより固着・支持され、前記カバーリングは、前記上ケースに対して取り外し可能なように装着されることを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、前記カバーリングは、両方向に貫通された形状の枠体と、前記枠体の内周面の一方の側に形成された鏡受け面と、前記鏡受け面の他方の側に一定の間隔をあけて分割配置される一つ以上の弾持片と、上ケースに対して取り外し可能なように装着するためのロック手段と、を備えることを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、前記カバーリングには、上ケースに対する取り付けまたは取り外し操作を行い易くするための取り外し操作片がさらに配備されることを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、前記ロック手段は、上ケースの内周面の周りに沿って適正な間隔をあけて突設される一本以上のフック片と、前記フック片に対して係止及び係止解放するようにカバーリングの枠体の外周面の周りに沿って離れて形成される一つ以上のフック爪と、
から構成し、カバーリングを上ケースに対して押圧する方式により取り付けまたは取り外しが行われるように構成することを特徴とする。
【0028】
本発明によれば、前記ロック手段は、上ケースの内周面の周りに沿って適正な間隔をあけて配置形成される一つ以上のフック溝と、前記フック溝に係止及び係止解放されるようにカバーリングの枠体の外周面の周りに沿って離れて形成される一本以上のフック片と、から構成し、カバーリングを上ケースに対して回転操作する方式により取り付けまたは取り外しが行われるように構成することを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、前記上ケースは、透明または半透明体から形成し、前記上ケースの内部には銘板を介在するが、前記銘板は、鏡が固着・支持されたカバーリングを上ケースから取り外すことにより取り替えまたは取り外し排出が可能になることを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、前記下ケースの内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿の開放上面は、中間支持体の閉操作に際して、内容物引き出し空間が形成されたホルダー部の蓋体受け面により上部への離脱が防がれるように覆われることを特徴とする。
【0031】
本発明に係るエコ化粧品容器は、内容物収納皿載置部を有する下ケースと、前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、を備えてなり、前記上ケースの内部には、鏡がカバーリングに固着・支持されて取り外し排出可能なように装着されることを特徴とする。
【0032】
本発明に係るエコ化粧品容器は、内容物収納皿載置部を有する下ケースと、前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、を備えてなり、前記上ケースの内部には、鏡がカバーリングに固着・支持されて取り外し排出可能なように装着され、前記上ケースは、透明または半透明体からなり、前記カバーリングの背面と上ケースの内周面との間には、銘板がさらに介在されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、下ケースの内部に載置される内容物収納皿が中間支持体の回転操作により安定的な取り付け及び取り外しが可能であることから、入れ替えられる内容物収納皿の取り外し排出作業が非常に手軽に、速やかにかつ簡単に行われるという顕著な効果を奏することができる。
【0034】
また、本発明によれば、上ケースの内部に配備される鏡が別途のカバーリングを介して取り外し可能なように装着されることにより、必要に応じて、鏡の取り替えや取り外し排出が非常に手軽に、速やかにかつ簡単に行われるという効果を奏することができる。
【0035】
さらに、鏡が固着されたカバーリングが、上ケースの内部に直接的に着脱可能になることから、カバーリングと上ケースの内周面との間に別途の銘板を介在し、かつ、取り替えることが可能になり、その結果、銘板の取り替えや取り外し排出作業が非常に行われ易くなるという効果を奏することができる。
【0036】
特に、本発明によれば、内容物を使い尽くした後、入れ替えられる内容物収納皿や鏡の迅速かつ手軽な取り外しが可能になることから、取り外し排出に伴う上でこれといった困難さや不便さを全く与えなくなることはもとより、環境にやさしい製品の供給が可能になるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】本発明に係るエコ化粧品容器の組み立て状態の外観斜視図である。
図2図1における2A-2A線に沿った断面図である。
図3図1における3A-3A線に沿った断面図である。
図4図2における4A部の拡大断面図である。
図5】本発明に係るエコ化粧品容器において、内容物収納皿のみが下ケースの内部に装着された状態の分解斜視図である。
図6】本発明に係るエコ化粧品容器において、内容物収納皿が中間支持体のホルダー部により下ケースの内部に装着された状態で、上ケース及び蓋体が開かれ、パフが取り外された状態の斜視図である。
図7】本発明に係るエコ化粧品容器の分解斜視図である。
図8図7における8A部の拡大抜粋図である。
図9図7における9A部の拡大抜粋図である。
図10】本発明に係るエコ化粧品容器において、中間支持体の別の実施形態の仕組みを示す一部開放斜視図である。
図11】本発明に係る中間支持体に対して内容物収納皿を支持する支持リブが形成された仕組みを示す底面分解斜視図である。
図12図11において、内容物収納皿が中間支持体に形成された支持リブによりホルダー部内に装着された状態で、連れ上がった状態の上面斜視図である。
図13図12の底面斜視図である。
図14図13の側面図である。
図15図14の状態で、中間支持体のホルダー部に形成された把持空間を介して内容物収納皿を取り外した状態を示す側面図である。
図16】本発明に係る鏡が取り付けられ、同時に押圧式フック手段を有するカバーリングが上ケースから取り外された状態の一部分解斜視図である。
図17図16において、カバーリングから鏡が取り外された状態の抜粋分解斜視図である。
図18図16の状態で、鏡付きカバーリングが押圧式フック手段により上ケースの内部に取り付けられた状態を示す断面図である。
図19】本発明に係る鏡が取り付けられ、同時に回転式フック手段を有するカバーリングが上ケースから取り外された状態の一部分解斜視図である。
図20図19の状態で、鏡付きカバーリングが回転式フック手段により上ケースの内部に取り付けられた状態を示す断面図である。
図21】本発明に係る銘板が鏡付きカバーリングと上ケースとの間に介在される状態を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る好適な実施形態について詳しく説明する。
【0039】
図1から図21を参照すると、本発明に係るエコタイプの化粧品容器100は、下ケース110と、上ケース120と、内容物収納皿130と、中間支持体140と、鏡150と、鏡を覆うカバーリング160と、銘板170と、を備えていてもよい。
【0040】
下ケース110と上ケース120は、相対向する方向に開かれて形成される仕組みを有することができ、これらは、一方がヒンジH1により連結組み付けられて開閉されてもよい。
【0041】
前記ヒンジH1は、下ケース110の開放切欠溝の両側壁に形成されたヒンジ突起に対して上ケースのヒンジブロックに対応形成されるヒンジ溝が互いに係合される仕組みとなっていてもよい。
【0042】
前記下ケース110に対してヒンジH1により連結組み付けられる上ケース120は、実質的に蓋体の役割を果たす。
【0043】
併せて、下ケース110及び上ケース120は、これらに互いに対応するように配備されるロック部R1という構成要素を通じてロックの保持及び解除が行われてもよい。
【0044】
前記下ケース110及び上ケース120は、合成樹脂材をはじめとして、様々な素材から作製されてもよく、透明、不透明、半透明など種々のタイプに形成されてもよい。
【0045】
特に、上ケース120は、必要に応じて、例えば、銘板170を介在して使用する場合、銘板の透かし効果の提供のために、透明または半透明体からのみ選択的に作製されて下ケース110と組み合わせられてもよい。
【0046】
下ケース110の底面には、内容物収納皿載置部111が形成されてもよい。
【0047】
前記内容物収納皿載置部111は、ここに載置される内容物収納皿130の左右への遊動を防ぐための載置リブ111aをさらに備えていてもよい。
【0048】
前記載置リブ111aは、内容物収納皿載置部111から一定の高さに突出した形状であってもよく、かつ、一つ以上に分割配置された形状であってもよい。
【0049】
好ましくは、前記載置リブ111aは、一つ以上に離れて突き出た形状を呈して、その内部に載置される内容物収納皿130の載置や取り外しの動作が非常に手軽に行われるようにすることが好ましい。
【0050】
前記内容物収納皿載置部111に載置される内容物収納皿130は、前記載置リブ111aによりその側面の周りが安定的に支持されることができる。
【0051】
前記下ケース110の内周の周りの壁面には、一方が同一の方向に開かれるように分割形成され、他方は遮断された形状を有する一つ以上のロック溝112が適正な間隔をあけて分割形成されている。
【0052】
内容物収納皿130は、化粧のための各種の用途の内容物が入れられるものであって、内容物が入れられる空間を有するように一方に開かれた形状であってもよい。
【0053】
内容物収納皿130の底面には、ここに入れられる内容物の安定的な充填及び使用に伴う遊動を防ぐための様々な形状の凹凸131が形成されてもよい。
【0054】
また、内容物収納皿130は、合成樹脂素材はもとより、金属材質から作製されてもよい。
【0055】
内容物収納皿130が金属材質から作製される場合、薄めの厚さを有することができ、ステンレス鋼(Stainless steel)や、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、錫(Sn)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、ガリウム(Ga)のうちのいずれか一種以上の材質から形成されてもよい。
【0056】
前記内容物収納皿130は、その内部に入れられた内容物を使い尽くした後、新たなものに入れ替えられてもよい。
【0057】
上記の内容物収納皿130は、後述する中間支持体140の回転開閉操作により内容物収納皿載置部111への安定的な載置及び取り外しが可能なように誘導されることができる。
【0058】
中間支持体140は、下ケース110の内容物収納皿載置部111に対して内容物収納皿130を安定して施錠支持する、あるいは取り外し可能なように解錠するように下ケース110の内部に対して一定の角度だけ回転操作可能なように装着される。
【0059】
前記中間支持体140は、蓋体受け面141aに内容物収納皿130に入れられた内容物を塗布して使用するための内容物引き出し空間141a-1が貫通形成されたホルダー部141と、前記ホルダー部141に対して一方がヒンジH2により連結組み付けられて開閉操作される蓋体142と、を備えていてもよい。
【0060】
前記ヒンジH2は、下ケース110と上ケースとを繋いで組み合わせるヒンジH1と同様に、ホルダー部141の開放切欠溝の両側壁に形成されたヒンジ突起に対して蓋体142のヒンジブロックに対応形成されるヒンジ溝が互いに係合される仕組みとなっていてもよい。
【0061】
前記中間支持体140のホルダー部141は、下ケース110への装着に際して、上端の外側に延びて形成された周縁面141bが前記下ケースの開放上面に対して受け止められる状態で装着されてもよい。
【0062】
そして、周縁面141bの下端の内側には蓋体受け面141aが延びて形成され、前記蓋体受け面の外側の下部には支持壁141cが延びており、前記支持壁の外周面には、下ケース110の内周の周りの壁面に形成されたロック溝112に対して係止及び係止解放の操作が行われる弾性ロック片141dが突設されている。
【0063】
このとき、前記弾性ロック片141dが突設された部分の支持壁141cは、ロック溝112に対する弾性係止操作が行われるようにその両側が一部切り欠かれた形状を呈してもよい。
【0064】
一方、前記弾性ロック片141dの進入部141d-1は、図8から明らかなように、ロック溝112への初期の進入操作が行われ易くなるために後端部141d-2から次第に狭まる形状を呈していてもよい。
【0065】
また、前記ロック溝112と弾性ロック片141dには、図8及び図9から明らかなように、内容物収納皿130を安定して載置・支持するために下ケース110に対して中間支持体140が施錠方向に回転操作が完了した後、任意的に逆転されて施錠状態が解錠されてしまうことを防ぐための逆進止め爪112aと逆進止め溝141d-3が互いに対応するようにさらに形成されてもよい。
【0066】
したがって、前記下ケース110の内容物収納皿載置部111に載置される内容物収納皿130は、中間支持体140を施錠方向(説明のしやすさのために、時計回り方向)に回転操作することにより、ホルダー部141の支持壁141cに形成された弾性ロック片141dが下ケース110に形成されたロック溝112に対して進入して係止されることにより、安定してロック操作されることができる。このとき、中間支持体140は、ロック溝112に形成された逆進止め爪112aと弾性ロック片141dに形成された逆進止め溝141d-3との係合により下ケース110に対して任意的な逆転が防がれることができ、これを通じて、なお一層安定した施錠状態の保持が可能になるということはいうまでもない。
【0067】
また、前記中間支持体140を解錠方向(説明のしやすさのために、反時計回り方向)に回転操作することにより、ホルダー部141の支持壁141cに形成された弾性ロック片141dが下ケース110に形成されたロック溝112から係脱されながら、施錠力が強制的に解除され、これを通じて、内容物収納皿130は、内容物収納皿載置部111に対して取り外し排出可能な状態に置かれることになる。
【0068】
一方、前記中間支持体140を施錠方向に施錠操作するとき、下ケース110の内容物収納皿載置部111に載置された内容物収納皿130は、その開放上面が内容物引き出し空間141a-1が形成されたホルダー部141の蓋体受け面141aにより覆われる状態で載置されることにより、上部への離脱が防がれることが可能になる。
【0069】
本発明によれば、中間支持体140の解錠操作に際して、内容物収納皿130は、前記中間支持体140を下ケース110から取り外すとき、前記中間支持体のホルダー部141からいかなる干渉も受けずに内容物収納皿載置部111から自由に取り外し排出されることができる。
【0070】
あるいは、これとは相反するように、中間支持体140の解錠操作に際して、内容物収納皿130は、図11ないし図15から明らかなように、ホルダー部141の蓋体受け面141aの下部に延びた支持リブ141eを介してその外周面の一部が強制的に密着されるようにして、前記中間支持体140が下ケース110から取り外されるとき、前記ホルダー部141に対して一緒に吊られた状態で持ち上げられて取り外されてもよい。
【0071】
このとき、中間支持体140のホルダー部141の支持壁141cは、部分的に把持空間141fを形成して、前記ホルダー部141に吊られた状態で一緒に取り外された内容物収納皿130を把持して別途に取り外せるようにすることが好ましい。
【0072】
いうまでもなく、たとえ前記把持空間141fが形成されていないとしても、ホルダー部141から蓋体142を開いた後、内容物引き出し空間141a-1を介して内容物収納皿130をエジェクトすることによっても取り外しがいくらでも可能であるものの、前記ホルダー部141の支持壁141cに把持空間141fが一部形成されることにより、蓋体142をわざと開いていない状態でも、内容物収納皿130の速やかな取り外しが可能になるという構造的なメリットを有することができる。
【0073】
一方、中間支持体140のホルダー部141に対してヒンジH2を介して開閉操作が行われる蓋体142の底面142aは、内側に凹んだ形状の収納空間142bが設けられるように形成されてもよい。
【0074】
前記収納空間142bには、パフPをはじめとして各種の化粧用具の収納・保管が可能になる筈である。
【0075】
併せて、前記蓋体142には、開閉操作のための取っ手142cがさらに配備されてもよい。
【0076】
また、前記蓋体142の底面142aの外側の下端には、図4から明らかなように、ホルダー部141の底面141aに形成された内容物引き出し空間141a-1を遮断するための気密段差142dがさらに形成されてもよい。
【0077】
上記の気密段差142dにより蓋体142を閉じるとき、ホルダー部141の底面141aに貫通形成された内容物引き出し空間141a-1は、気密遮断されてもよく、これを通じて、化粧品容器の携帯や保管に際して、内容物収納皿130に収納された内容物の外部への漏れや飛散を有効に防ぐことができる。
【0078】
一方、中間支持体140のホルダー部141部には、下ケース110に対する中間支持体140の施錠状態を報知するための施錠状態表示部141gがさらに形成されてもよい。
【0079】
前記施錠状態表示部141gは、中間支持体140の施錠操作に際して、ヒンジH1と一致するようにホルダー部141の周縁面141bに切り欠かれて形成された形状であってもよく、その他の様々な方法によっても表示可能である。
【0080】
本発明によれば、中間支持体140は、図10に例示されたように、蓋体142なしに、ホルダー部141のみからかることが好ましい。
【0081】
このとき、前記ホルダー部141の構成は、ヒンジH2の組み立て構成を除いては、上述した蓋体142を備える構成の中間支持体の構成と同様である。したがって、ホルダー部についての重複する説明は、説明のしやすさのために省略する。
【0082】
上記のように、中間支持体140をホルダー部141のみから構成することにより、部品を簡素化することが可能になる。
【0083】
但し、ホルダー部141の周縁面141bの上部には、施錠及び解錠操作のための回転制御部141hがさらに形成されてもよい。
【0084】
前記制御部141hは、以上において述べたホルダー部141及び蓋体142を備えてなる中間支持体140のホルダー部141の上面にも同様に形成されてもよい。
【0085】
このとき、回転制御部141hは、図面に例示されたような突起状をはじめとして、凹凸形状など機能の達成が可能なものであれば、多種多様な形状を呈することができる。
【0086】
前記回転制御部141hの実施形態により回転操作を行うとき、手のひらとの摩擦を生じさせて滑りを防ぐこともでき、かつ、その他の様々な道具を用いて簡単に回転操作を行うこともできる。
【0087】
前記回転制御部141hを介して前記ホルダー部141の回転操作をより手軽に行うことができ、これを通じて、下ケース110に対する内容物収納皿130の施錠及び解錠が可能になる。
【0088】
本発明によれば、前記上ケース120の内部には、化粧の際に用いられる鏡150がさらに配備されてもよい。
【0089】
前記鏡150は、ガラス素材をはじめとして、その他の代替素材から作製されてもよく、その形状もまた、凹状や凸状の鏡の形状を呈していてもよい。
【0090】
前記鏡150は、上ケース120の内周面に対して着脱可能な仕組みを有する別途のカバーリング160により取り外し可能なように固着・支持されてもよい。
【0091】
前記カバーリング160は、両方向に開かれた形状の枠体161を有し、前記枠体161の内周面の一方の側には、前記鏡150を一方から押して嵌め込むとき、一方の側の周縁面が載置される鏡受け面162が形成され、前記鏡受け面の他方の側には、一定の間隔をあけて一つ以上の弾持片163が分割配置されて形成され、前記上ケース120に対する着脱操作のために、前記ケースに配備される仕組みを有するフック手段164からなることが好ましい。
【0092】
また、カバーリング160には、枠体161に対して取り外し操作片165がさらに配備されてもよい。前記取り外し操作片は、フック手段164の取り外し・取り付けの仕組みに応じて取っ手の形状をはじめとして、種々の形状を呈していてもよい。
【0093】
上記のように、鏡150は、独立して作製された状態で、前記カバーリング160に対して組み付けられて用いられることにより、従来のように両面テープや接着剤などにより結合される仕組みから完全に逸脱することが可能になるのである。
【0094】
また、鏡150は、カバーリング160の枠体161に配備された鏡受け面162と弾持片163との間に安定して弾性的に受け止められることにより、強い外力が働かない限り、任意的な取り外しが防がれることができ、鏡の取り替え時や取り外し排出の場合には、カバーリング160そのものを上ケース120から取り外した後、鏡150を弾持片163の向きにそっと押すことにより、弾持片163から係止力が解除されながら、取り外しが行われることにより、鏡の取り外し排出がなお一層手軽に、速やかにかつ簡単に行われることが可能になるのである。
【0095】
一方、前記上ケース120に対するカバーリング160の着脱操作のためのフック手段164は、特定の実施形態に何ら制限されるものではなく、押圧方式や回転操作方式など種々の方式が採用可能であるということはいうまでもない。
【0096】
例えば、フック手段164は、図16ないし図18から明らかなように、上ケース120の内周面の周りに沿って適正な間隔をあけて突設される一本以上のフック片164aと、前記フック片164aに対して係止及び係止解放されるようにカバーリング160の枠体161の外周面の周りに沿って離れて形成されるフック爪164a-1と、を備えて、カバーリング160を上ケース120に対して直接的に押圧する方式により取り付けたり取り外したりする仕組みとなっていてもよい。
【0097】
前記フック手段164が、フック片164aとフック爪164a-1を介して押圧する方式のものである場合には、カバーリング160を上ケース120の内部に位置させた後に押圧することにより、これらが係合されながら結合・支持され、取り外しに際しては、逆に、取り外し操作片165を用いて押圧方向とは反対の方向に抜脱したり、上ケース120を机やテーブルなど衝撃を加えられる部分に押し当ててとんとんと軽く叩く動作を通じても手軽に抜脱したりすることが可能になる。
【0098】
また、前記フック手段164は、図19及び図20から明らかなように、上ケース120の内周面の周りに沿って適正な間隔をあけて配置形成される一つ以上のフック溝164bと、カバーリングの回転操作を通じて前記フック溝164bに係止及び係止解放されるようにカバーリング160の枠体161の外周面の周りに沿って離れて形成される一本以上のフック片164b-1と、を備えて、カバーリング160を回転操作する方式により取り付けまたは取り外しを行う仕組みとなっていてもよい。
【0099】
前記フック手段164が、フック溝164bとフック片164b-1を介して回転する方式のものである場合、カバーリングを上ケースの内部に位置させた後、フック片をフック溝の部分に位置させた後、一方向に回転操作することにより、これらが嵌合されるものであり、取り外しに際しては、カバーリング160を反対の方向に回転操作することにより、これらの嵌合力が解除されながら、取り外し・脱離が行われることが可能になる。
【0100】
このとき、カバーリング160の回転操作は、取り外し操作片165を用いて行うことが便利であるが、必要に応じて、取り外し操作片を用いずとも、カバーリングの特定の部分を用いて自ら回転操作することも可能である。
【0101】
一方、本発明によれば、図21に示すように、鏡150が固着・支持されるカバーリング160の背面と上ケース120の内周面との間に別途の銘板170がさらに介在されてもよい。
【0102】
前記銘板170は、金属や、紙、フィルム、写真など、様々な素材から作製されてもよく、かつ、その用途や機能を考慮するとき、様々な模様や絵柄、印字などが種々に表示されてもよい。
【0103】
前記銘板170は、カバーリング160の取り外しに際して、上ケース120の内部から自然に取り外されるものであって、取り外し・取り替えや回収が非常に手軽に行われることができる。
【0104】
そして、上ケース120の内部に銘板170が介在される場合には、前記上ケース120は、透明体または半透明体から作製されて、その内部に配置される銘板170の透かし効果が発揮されるようにすることが非常に好ましい。
【0105】
したがって、本発明は、銘板170もまた、別途の接着剤などを用いて取り付ける方式ではなく、カバーリング160を用いて取り外し・取り替えまたは排出する方式を採択することにより、銘板の機能を最大限に生かしながらも、使い勝手のよさはさらに高くなる環境にやさしい製品の供給が可能になるのである。
【0106】
上記のように構成される本発明に係るエコ化粧品容器100において、内容物収納皿130の固着及び取り外し排出状態について述べる。
【0107】
内容物収納皿130を下ケース110に固着しようとする場合には、まず、内容物収納皿130を下ケース110の内容物収納皿載置部111に位置させる。すると、前記内容物収納皿130は、その側面の一部が載置リブ111aにより固着・支持されることにより、左右への遊動が防がれる。このような状態で、周縁面141bが下ケース110の開放上面に載せられる状態で、中間支持体140を下ケース110の内部に位置させるが、ホルダー部141の支持壁141cに形成された弾性ロック片141dが下ケース110に形成されたフック溝112の開放前面に配置されるように位置させた後、ロック方向(時計回り方向)に回転操作することにより、前記フック片141dがフック溝112の内部に強制的に進入しながら互いに係合され、これを通じて、内容物収納皿130は、下ケース110の内部に固着・支持される。そして、前記内容物収納皿130は、その開放上面がホルダー部141の底面141aにより押圧される状態で配置されることにより、上下方向への遊動もまた防がれる。したがって、下ケース110の内容物収納皿載置部111に載置された内容物収納皿130は、左右及び上下方向への移動や遊動が防がれることにより、安定した固着・支持状態を保持することになる。また、内容物収納皿130は、蓋体142が閉じられている場合には、気密段差142dによりホルダー部141の内容物引き出し空間141a-1が遮断されることにより、内容物の漏れや飛散が防がれることができ、蓋体の開放に際してのみ前記内容物引き出し空間141a-1が開かれることにより、内容物の引き出し使用が可能になる。
【0108】
また、内容物を使い尽くした後、内容物収納皿130を入れ替えたり、取り外し排出したりしようとする場合には、施錠状態にあった中間支持体140を解錠方向(反時計回り方向)に回転操作する。すると、フック溝112の内部から弾性ロック片141dが強制的に脱離され、前記中間支持体140を持ち上げることにより、内容物収納皿130は、取り外し可能な状態に置かれることになる。このとき、内容物収納皿130は、中間支持体140とは別途に、内容物収納皿載置部111に自由状態で残っているか、またはホルダー部141の支持リブ141eに対してその側壁が密着されて中間支持体140と一緒に持ち上げられることができる。したがって、前記中間支持体140の取り外し後に、内容物収納皿載置部111に自由状態に存在している内容物収納皿130を取り出せばよく、あるいは、中間支持体140と一緒に持ち上げられた内容物収納皿130は、ホルダー部141の把持空間141fを用いて簡単に取り外せばよい。
【0109】
したがって、上記のように、本発明に係る内容物収納皿130は、従来のように、両面テープや接着剤などを用いずとも、安定した固着・支持が可能であるだけではなく、中間支持体140の簡単な回転操作を通じて下ケース110から取り外すことが可能になることから、誰もが簡単にかつ手軽に内容物収納皿130の入れ替えや取り外し排出を行うことが可能になるのである。
【0110】
次いで、本発明に係るエコ化粧品容器100における鏡150の固着及び取り外し排出状態について述べる。
【0111】
本発明に係る鏡150は、上ケース120の内部に独立して固着・支持されるものではなく、別途のカバーリング160を介して取り外し・取り替えや排出が可能なように装着されるものであって、カバーリング160への鏡150の固着は、枠体161の弾持片163が形成された部分に位置させた後、背面を前方に押圧することにより、その全面が鏡受け面162に受け止められる状態で結合・固着される。したがって、鏡150は、前記鏡受け面162と弾持片163との間に挟み込まれているため、わざと取り外さない限り、安定した結合状態を保持することになる。また、鏡150が固着されたカバーリング160は、上ケース120に対して強制的に押圧するか、あるいは、一方に回転操作することにより一体に結合されることが可能になる。すなわち、カバーリング160を上ケース120に対して押圧したり、一方(時計回り方向)に回転操作したりすることにより、フック手段164が互いに係合されて固着され、これを通じて、上ケース120への結合・固着が完了することが可能になるのである。
【0112】
一方、鏡150の取り替えや取り外し排出を行おうとする場合には、前記カバーリング160の枠体161に対して外力を加えて上ケース120から強制的に抜脱するか、あるいは、他方(反時計回り方向)への回転操作を通じて上ケース120から取り外した後、前記カバーリングから鏡150を強制的に取り外すことにより、取り替えや取り外し排出が可能になる。前記上ケース120からのカバーリング160の取り外しに際しては、その利便性のために、取り外し操作片165を用いた方がよい。
【0113】
したがって、本発明によれば、鏡150もまた、従来のように両面テープや接着剤などを用いずとも、安定した固着・支持が可能になるだけではなく、カバーリング160の簡単な取り外し操作を通じて上ケース120から取り外すことが可能になることから、誰もが簡単かつ手軽に鏡150の取り外し・取り替えや排出を行うことが可能になるのである。
【0114】
また、本発明によれば、鏡150がカバーリング160に固着・支持され、カバーリング160により取り外される仕組みを採用することにより、銘板170の取り替えや取り外し排出もまた非常に簡単に行われるため、上ケース120を透明体や半透明体から作製し、前記カバーリングと上ケースとの間に銘板を介在し、かつ、上ケースからカバーリングを取り外すことにより、銘板の取り外し・取り替えが可能になる。
【0115】
したがって、本発明のエコ化粧品容器100によれば、化粧品容器において、一般に、取り外し・取り替えや排出にかなりの困難さを抱えている内容物収納皿130や鏡150、銘板170の取り外し・取り替えや排出が非常に簡単にかつ誰でも手軽に行えるように仕組みを改善することにより、取り外し排出に伴う煩雑さや不便さが全くない環境にやさしい製品の供給が可能になるのである。
【0116】
また、本発明は、入れ替えられる内容物収納皿130を除いた残りの部材は、特別な場合を除いては、使用し続けることが可能になることから、資源の無駄使いを防ぎ、かつ、捨てられる部品点数を最小化させることにより、廃資材による環境の汚染を低減することができ、所要の一部の部材のみを最小限に購入して使用すれば済むので、化粧品の購入費用を節減することができ、非常に経済性に富んだものであるといえる。
【0117】
たとえ、本発明は、添付図面に基づいて説明されたが、本発明は、これに何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱しない範囲内において多くの修正及び変更を加えることができる。
【符号の説明】
【0118】
110 下ケース
111 内容物収納皿載置部
111a 載置リブ
112 ロック溝
112a 逆進止め爪
120 上ケース
130 内容物収納皿
140 中間支持体
141 ホルダー部
141a 蓋体受け面
141a-1 内容物引き出し空間
141b 周縁面
141c 支持壁
141d 弾性ロック片
141d-1 進入部
141d-2 後端部
141d-3 逆進止め溝
141e 支持リブ
141f 把持空間
141g 施錠状態表示部
141h 回転制御部
142 蓋体
142a 底面
142b 収納空間
142c 取っ手
142d 気密段差
150 鏡
160 カバーリング
161 枠体
162 鏡受け面
163 弾持片
164 フック手段
164a フック片
164a-1 フック爪
164b フック溝
164b-1 フック片
165 取り外し操作片
170 銘板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
【手続補正書】
【提出日】2023-08-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物収納皿載置部を有する下ケースと、
前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、
前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、
前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、
を備えてなる構成において、
前記内容物収納皿載置部は、ここに載置される内容物収納皿の左右への遊動を防ぐための載置リブをさらに備え、前記載置リブは、前記内容物収納皿載置部から一定の高さに突設され、かつ、一つ以上に分割されて配置され、
前記下ケースに対して回転操作される前記中間支持体は、下ケースのロック溝に対して中間支持体に形成された弾性ロック片が互いに係合または係合解放される動作を通じて施錠及び解錠が行われる
ことを特徴とするエコ化粧品容器。
【請求項2】
前記中間支持体は、底面に内容物収納皿に入れられた内容物を塗布して使用するための内容物引き出し空間が貫通形成されたホルダー部と、前記ホルダー部に対して一方がヒンジにより連結組み付けられて開閉操作される蓋体と、を備えてなることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項3】
前記中間支持体のホルダー部は、下ケースへの装着に際して、開放上面に対して受け止められる周縁面と、内容物引き出し空間が設けられるように前記周縁面の下端の内側に延びた蓋体受け面と、前記蓋体受け面の外側の下部に延びた支持壁と、を備えてなり、前記支持壁には、下ケースに形成されたロック溝に対して係止及び係止解放の操作が行われる弾性ロック片が突設されることを特徴とする請求項に記載のエコ化粧品容器。
【請求項4】
前記ロック溝及び弾性ロック片には、前記中間支持体が施錠回転した状態で任意的に逆転することを防ぐために係合される逆進止め爪及び逆進止め溝がさらに形成されることを特徴とする請求項に記載のエコ化粧品容器。
【請求項5】
前記中間支持体に形成される弾性ロック片の進入部は、後端部に比べて狭まる形状に形成して、ロック溝への初期の進入操作が行い易いように構成されることを特徴とする請求項3または4に記載のエコ化粧品容器。
【請求項6】
前記ホルダー部の蓋体受け面の下部には、内容物収納皿の側面を押圧・支持するための支持リブをさらに形成し、これを通じて、下ケースから中間支持体が持ち上げられるとき、前記内容物収納皿が支持リブに密着されて一緒に吊られた状態で持ち上げられるように構成されることを特徴とする請求項に記載のエコ化粧品容器。
【請求項7】
前記ホルダー部の支持壁には、ホルダー部に吊られた状態で一緒に取り外された内容物収納皿を把持して取り外すための把持空間がさらに切り抜かれて形成されることを特徴とする請求項に記載のエコ化粧品容器。
【請求項8】
前記ホルダー部に対して開閉操作が行われる蓋体の底面は、内側に凹んだ形状の収納空間が設けられるように形成され、前記蓋体の底面の外側の下端には、ホルダー部の蓋体受け面に形成された内容物引き出し空間を遮断するための気密段差がさらに形成されることを特徴とする請求項に記載のエコ化粧品容器。
【請求項9】
前記中間支持体のホルダー部には、下ケースに対する中間支持体の施錠状態を報知するための施錠状態表示部がさらに形成されることを特徴とする請求項に記載のエコ化粧品容器。
【請求項10】
前記中間支持体は、蓋体受け面に内容物収納皿に入れられた内容物を塗布して使用するための内容物引き出し空間が貫通形成されたホルダー部のみからなることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項11】
前記ホルダー部の周縁面には、施錠及び解錠操作のための回転制御部がさらに形成されることを特徴とする請求項3または10に記載のエコ化粧品容器。
【請求項12】
前記上ケースの内部には鏡がさらに配備されるが、
前記鏡は、別途のカバーリングにより固着・支持され、
前記カバーリングは、前記上ケースに対して取り外し可能なように装着されることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項13】
前記カバーリングは、
両方向に貫通された形状の枠体と、
前記枠体の内周面の一方の側に形成された鏡受け面と、
前記鏡受け面の他方の側に一定の間隔をあけて分割配置される一つ以上の弾持片と、
上ケースに対して取り外し可能なように装着するためのロック手段と、
を備えることを特徴とする請求項12に記載のエコ化粧品容器。
【請求項14】
前記カバーリングには、上ケースに対する取り付けまたは取り外し操作を行い易くするための取り外し操作片がさらに配備されることを特徴とする請求項13に記載のエコ化粧品容器。
【請求項15】
前記ロック手段は、
上ケースの内周面の周りに沿って適正な間隔をあけて突設される一本以上のフック片と、
前記フック片に対して係止及び係止解放するようにカバーリングの枠体の外周面の周りに沿って離れて形成される一つ以上のフック爪と、
を備え、
カバーリングを上ケースに対して押圧する方式により取り付けまたは取り外しが行われるように構成することを特徴とする請求項13に記載のエコ化粧品容器。
【請求項16】
前記ロック手段は、
上ケースの内周面の周りに沿って適正な間隔をあけて配置形成される一つ以上のフック溝と、
前記フック溝に係止及び係止解放されるようにカバーリングの枠体の外周面の周りに沿って離れて形成される一本以上のフック片と、
を備え、
カバーリングを上ケースに対して回転操作する方式により取り付けまたは取り外しが行われるように構成することを特徴とする請求項13に記載のエコ化粧品容器。
【請求項17】
前記上ケースは、透明または半透明体から形成し、
前記上ケースの内部には銘板を介在するが、
前記銘板は、鏡が固着・支持されたカバーリングを上ケースから取り外すことにより取り替えまたは取り外し排出が可能になることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項18】
前記下ケースの内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿の開放上面は、中間支持体の閉操作に際して、内容物引き出し空間が形成されたホルダー部の蓋体受け面により上部への離脱が防がれるように覆われることを特徴とする請求項1に記載のエコ化粧品容器。
【請求項19】
内容物収納皿載置部を有する下ケースと、
前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、
前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、
前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、
を備えてなる構成において、
前記内容物収納皿載置部は、ここに載置される内容物収納皿の左右への遊動を防ぐための載置リブをさらに備え、前記載置リブは、前記内容物収納皿載置部から一定の高さに突設され、かつ、一つ以上に分割されて配置され、
前記下ケースに対して回転操作される前記中間支持体は、下ケースのロック溝に対して中間支持体に形成された弾性ロック片が互いに係合または係合解放される動作を通じて施錠及び解錠が行われ、
前記上ケースの内部には、鏡がカバーリングに固着・支持されて取り外し排出可能なように装着されることを特徴とするエコ化粧品容器。
【請求項20】
内容物収納皿載置部を有する下ケースと、
前記下ケースに対して蝶合を通じて開閉操作される上ケースと、
前記内容物収納皿載置部に載置される内容物収納皿と、
前記内容物収納皿を取り外し可能なように固着・支持するために前記下ケースに対して一定の区間だけ回転施錠及び解錠の作動が行われる中間支持体と、
を備えてなる構成において、
前記内容物収納皿載置部は、ここに載置される内容物収納皿の左右への遊動を防ぐための載置リブをさらに備え、前記載置リブは、前記内容物収納皿載置部から一定の高さに突設され、かつ、一つ以上に分割されて配置され、
前記下ケースに対して回転操作される前記中間支持体は、下ケースのロック溝に対して中間支持体に形成された弾性ロック片が互いに係合または係合解放される動作を通じて施錠及び解錠が行われ、
前記上ケースの内部には、鏡がカバーリングに固着・支持されて取り外し排出可能なように装着され、
前記上ケースは、透明または半透明体からなり、
前記カバーリングの背面と上ケースの内周面との間には、銘板がさらに介在されることを特徴とするエコ化粧品容器。