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特開2024-29788プレイダイジェスト動画提供方法、および、プレイダイジェスト動画提供システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024029788
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】プレイダイジェスト動画提供方法、および、プレイダイジェスト動画提供システム
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/91 20060101AFI20240229BHJP
   A63B 71/02 20060101ALI20240229BHJP
   H04N 5/783 20060101ALI20240229BHJP
   H04N 5/92 20060101ALI20240229BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240229BHJP
【FI】
H04N5/91
A63B71/02 Z
H04N5/783
H04N5/92 010
G03B15/00 A
G03B15/00 U
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022132164
(22)【出願日】2022-08-23
(71)【出願人】
【識別番号】509027674
【氏名又は名称】株式会社ISホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100196003
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 太郎
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 昭二
【テーマコード(参考)】
5C053
【Fターム(参考)】
5C053FA14
5C053GB06
5C053JA21
5C053LA01
5C053LA04
5C053LA06
5C053LA11
5C053LA14
(57)【要約】
【課題】一緒にゴルフコースをラウンドする複数のユーザのプレイダイジェスト動画をユーザ毎に作成して提供することが可能なプレイダイジェスト動画提供方法、および、プレイダイジェスト動画提供システムを提供する。
【解決手段】動画処理装置によって、ユーザのティーショット動作およびティーショット動作に起因するボールの移動軌跡、ユーザのセカンドショット動作およびセカンドショット動作に起因するボールの移動軌跡、並びに、ユーザのパッティング動作およびパッティング動作に起因するボールの移動軌跡を含む動画が、ユーザ毎に作成される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一緒にゴルフコースをラウンドする複数のユーザのプレイダイジェスト動画をユーザ毎に作成してユーザに提供するプレイダイジェスト動画提供方法であって、
第1所定ホールにおける第1ユーザのティーショット動作を撮像した第1ユーザティーショット動作動画を動画処理装置に送信する工程と、
前記第1ユーザのティーショットで打ち出された第1ボールの移動軌跡を撮像した第1移動軌跡動画を前記動画処理装置に送信する工程と、
前記第1所定ホールにおける第2ユーザのティーショット動作を撮像した第2ユーザティーショット動作動画を前記動画処理装置に送信する工程と、
前記第2ユーザのティーショットで打ち出された第2ボールの移動軌跡を撮像した第2移動軌跡動画を前記動画処理装置に送信する工程と、
前記第1所定ホールにおける前記第1ユーザのセカンドショット動作、および、前記第1ユーザのセカンドショットで打ち出された前記第1ボールの移動軌跡を撮像した第1ユーザセカンドショット動画を前記動画処理装置に送信する工程と、
前記第1所定ホールにおける前記第2ユーザのセカンドショット動作、および、前記第2ユーザのセカンドショットで打ち出された前記第2ボールの移動軌跡を撮像した第2ユーザセカンドショット動画を前記動画処理装置に送信する工程と、
前記第1所定ホールにおける前記第1ユーザのパッティング動作、および、前記第1ユーザのパッティングで打ち出された前記第1ボールの移動軌跡を撮像した第1ユーザパッティング動画を前記動画処理装置に送信する工程と、
前記第1所定ホールにおける前記第2ユーザのパッティング動作、および、前記第2ユーザのパッティングで打ち出された前記第2ボールの移動軌跡を撮像した第2ユーザパッティング動画を前記動画処理装置に送信する工程と、
前記動画処理装置が、少なくとも、前記第1ユーザティーショット動作動画、前記第1移動軌跡動画、前記第1ユーザセカンドショット動画、および、前記第1ユーザパッティング動画に基づいて、前記第1ユーザの歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、前記第1ユーザのティーショット動作およびティーショット動作に起因する前記第1ボールの移動軌跡、前記第1ユーザのセカンドショット動作およびセカンドショット動作に起因する前記第1ボールの移動軌跡、並びに、前記第1ユーザのパッティング動作およびパッティング動作に起因する前記第1ボールの移動軌跡を含む第1ユーザダイジェスト動画を作成する工程と、
前記動画処理装置が、少なくとも、前記第2ユーザティーショット動作動画、前記第2移動軌跡動画、前記第2ユーザセカンドショット動画、および、前記第2ユーザパッティング動画に基づいて、前記第2ユーザの歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、前記第2ユーザのティーショット動作およびティーショット動作に起因する前記第2ボールの移動軌跡、前記第2ユーザのセカンドショット動作およびセカンドショット動作に起因する前記第2ボールの移動軌跡、並びに、前記第2ユーザのパッティング動作およびパッティング動作に起因する前記第2ボールの移動軌跡を含む第2ユーザダイジェスト動画を作成する工程と、
前記動画処理装置が、前記第1ユーザの第1情報端末に、前記第1ユーザダイジェスト動画を送信する工程と
を具備する
プレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項2】
グループ登録した複数のユーザ間で、プレイ中の前記ゴルフコースにおけるスコアをリアルタイムで共有するために行うグループ登録工程と、
前記第1情報端末に、各ホールにおける前記第1ユーザの打数の入力を受け付けるフォームを表示させる工程と、
前記第1情報端末からのリクエストに応じて、前記第1情報端末に、グループ登録された複数のユーザの前記スコアをリアルタイムでランキング表示させる工程と
を更に具備する
請求項1に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項3】
前記第1情報端末に表示された前記第1ユーザのスコア表の第1所定ホール対応部分がタップまたはクリックされることに応じて、前記第1情報端末に前記第1ユーザダイジェスト動画が表示されるように構成される
請求項1に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項4】
前記動画処理装置は、前記第1ユーザが前記第1所定ホールをプレイ中に、前記第1ユーザの前記第1情報端末からのリクエストに応じて、完成前の前記第1ユーザダイジェスト動画を前記第1情報端末に送信可能である
請求項1に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項5】
前記第1情報端末に表示された前記第2ユーザのスコア表の第1所定ホール対応部分がタップまたはクリックされることに応じて、前記第1情報端末に前記第2ユーザダイジェスト動画が表示されるように構成される
請求項2に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項6】
前記第1ユーザダイジェスト動画が通常速度で再生されるときに、前記第1ユーザのティーショット動作終了後の前記第1ボールの移動映像が、前記第1ユーザのティーショット動作の映像と比較して、相対的に早送りで表示されるように前記第1ユーザダイジェスト動画が作成されている
請求項1に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項7】
前記第1ユーザのセカンドショット動作は、前記第1ユーザに対応付けられた第1ユーザ用撮像装置によって撮像され、前記第1ユーザ用撮像装置は、前記第2ユーザの動きに追従することなく前記第1ユーザの動きに追従して動作するように構成され、
前記第2ユーザのセカンドショット動作は、前記第1ユーザ用撮像装置とは別の、前記第2ユーザに対応付けられた第2ユーザ用撮像装置によって撮像され、前記第2ユーザ用撮像装置は、前記第1ユーザの動きに追従することなく前記第2ユーザの動きに追従して動作するように構成される
請求項1に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項8】
前記動画処理装置のホール選択部は、第1ユーザ用ハイライト動画作成用の複数のホールを選択し、
前記動画処理装置は、選択された前記複数のホールにおける前記第1ユーザのプレイ動画を第1ユーザ用ハイライト動画として作成し、
前記動画処理装置は、前記第1ユーザの前記第1情報端末に、前記第1ユーザ用ハイライト動画を送信するように構成される
請求項1に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項9】
前記第1情報端末に前記ゴルフコースの各ホールにおける前記第1ユーザのスコアが入力されることに応じて、前記動画処理装置のデータ受信部は、前記第1情報端末から前記第1ユーザのスコアデータを受信し、
記憶装置は、前記データ受信部が前記第1情報端末から受信した前記第1ユーザのスコアデータを記憶し、
前記ホール選択部は、前記記憶装置に記憶された前記第1ユーザのスコアデータに基づいて、第1ユーザ用ハイライト動画作成用の前記複数のホールを自動選択するように構成される
請求項8に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項10】
前記第1ユーザダイジェスト動画および前記第2ユーザダイジェスト動画とは別に、同一パーティに属するか又は同一ゴルフコンペに参加するユーザ全員のハイライト動画である総括ハイライト動画を作成する工程と、
前記総括ハイライト動画を、前記第1ユーザの前記第1情報端末に送信するか、または、ゴルフ場のスクリーンに表示させる工程と
を更に具備し、
前記総括ハイライト動画には、前記ユーザ全員の各々のプレイ動画が少なくとも1つ含まれるように構成される
請求項1に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項11】
前記総括ハイライト動画は、各ユーザのベストプレイホールにおけるプレイ動画を含み、
前記動画処理装置のホール選択部が、記憶装置に記憶された各ユーザのスコアに基づいて、各ユーザのベストプレイホールを自動選択する工程と、
前記動画処理装置が、各ユーザについて、選択されたベストホールにおけるプレイ動画が含まれるように前記総括ハイライト動画を作成する工程と
を具備する
請求項10に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項12】
前記ユーザ全員の人数に応じて、自動選択される各ユーザのベストホールの数が調整されるように構成され、
前記ユーザ全員の人数が多くなるほど、自動選択される各ユーザのベストホールの数が減少するように構成される
請求項11に記載のプレイダイジェスト動画提供方法。
【請求項13】
一緒にゴルフコースをラウンドする複数のユーザのプレイダイジェスト動画をユーザ毎に作成してユーザに提供するプレイダイジェスト動画提供システムであって、
第1所定ホールにおける第1ユーザのティーショット動作、および、前記第1所定ホールにおける第2ユーザのティーショット動作を撮像して動画処理装置に送信する少なくとも1つのティーショット撮像装置と、
前記第1ユーザのティーショットで打ち出された第1ボールの移動軌跡、および、前記第2ユーザのティーショットで打ち出された第2ボールの移動軌跡を撮像して前記動画処理装置に送信する少なくとも1つのティーショットボール移動軌跡撮像装置と、
前記第1所定ホールにおける前記第1ユーザのセカンドショット動作、および、前記第1ユーザのセカンドショットで打ち出された前記第1ボールの移動軌跡、並びに、前記第1所定ホールにおける前記第2ユーザのセカンドショット動作、および、前記第2ユーザのセカンドショットで打ち出された前記第2ボールの移動軌跡を撮像して前記動画処理装置に送信する少なくとも1つのセカンドショット撮像装置と、
前記第1所定ホールにおける前記第1ユーザのパッティング動作、および、前記第1ユーザのパッティングで打ち出された前記第1ボールの移動軌跡、並びに、前記第1所定ホールにおける前記第2ユーザのパッティング動作、および、前記第2ユーザのパッティングで打ち出された前記第2ボールの移動軌跡を撮像して前記動画処理装置に送信する少なくとも1つのパッティング撮像装置と、
少なくとも1つの前記ティーショット撮像装置、少なくとも1つの前記ティーショットボール移動軌跡撮像装置、少なくとも1つの前記セカンドショット撮像装置、および、少なくとも1つの前記パッティング撮像装置から受信するデータに基づいて、第1ユーザダイジェスト動画、および、第2ユーザダイジェスト動画を作成する前記動画処理装置と、
前記第1ユーザダイジェスト動画、および、前記第2ユーザダイジェスト動画のうちの少なくとも一方を、前記第1ユーザの第1情報端末に送信する動画送信部と
を具備し、
前記第1ユーザダイジェスト動画は、前記第1ユーザの歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、前記第1ユーザのティーショット動作およびティーショット動作に起因する前記第1ボールの移動軌跡、前記第1ユーザのセカンドショット動作およびセカンドショット動作に起因する前記第1ボールの移動軌跡、並びに、前記第1ユーザのパッティング動作およびパッティング動作に起因する前記第1ボールの移動軌跡を含む動画であり、
前記第2ユーザダイジェスト動画は、前記第2ユーザの歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、前記第2ユーザのティーショット動作およびティーショット動作に起因する前記第2ボールの移動軌跡、前記第2ユーザのセカンドショット動作およびセカンドショット動作に起因する前記第2ボールの移動軌跡、並びに、前記第2ユーザのパッティング動作およびパッティング動作に起因する前記第2ボールの移動軌跡を含む動画である
プレイダイジェスト動画提供システム。
【請求項14】
少なくとも1つの前記ティーショット撮像装置は、
前記第1ユーザのティーショット動作を撮像する第1のティーショット撮像装置と、
前記第2ユーザのティーショット動作を撮像する第2のティーショット撮像装置と
を含み、
前記第2のティーショット撮像装置は、前記第1のティーショット撮像装置とは別の撮像装置であり、
前記第1ユーザを識別する第1ユーザ識別情報と前記第1のティーショット撮像装置を識別する情報とを対応付けて記憶し、前記第2ユーザを識別する第2ユーザ識別情報と前記第2のティーショット撮像装置を識別する情報とを対応付けて記憶する記憶装置を更に具備する
請求項13に記載のプレイダイジェスト動画提供システム。
【請求項15】
前記第1所定ホールのティーグラウンド外において当該ティーグラウンドに隣接配置された素振り撮像装置と、
前記素振り撮像装置で撮像された素振り動作をスロー再生するスクリーンと
を具備する
請求項13または14に記載のプレイダイジェスト動画提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレイダイジェスト動画提供方法、および、プレイダイジェスト動画提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフプレイヤーのプレイ動画を撮像して提供するシステムが知られている。
【0003】
関連する技術として、特許文献1には、ゴルフダイジェスト作成システムが開示されている。特許文献1に記載のゴルフダイジェスト作成システムでは、ゴルフカート番号に関連付けられてダイジェスト動画が作成される。よって、一緒にラウンドするプレーヤー毎にダイジェスト動画を作成することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-110177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、一緒にゴルフコースをラウンドする複数のユーザのプレイダイジェスト動画をユーザ毎に作成して提供することが可能なプレイダイジェスト動画提供方法、および、プレイダイジェスト動画提供システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
【0007】
いくつかの実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法は、一緒にゴルフコース(91)をラウンドする複数のユーザのプレイダイジェスト動画をユーザ毎に作成してユーザに提供するプレイダイジェスト動画提供方法であって、第1所定ホールにおける第1ユーザ(U1)のティーショット動作を撮像した第1ユーザティーショット動作動画(M2-1)を動画処理装置(6)に送信する工程と、前記第1ユーザ(U1)のティーショットで打ち出された第1ボール(B1)の移動軌跡を撮像した第1移動軌跡動画(M3-1)を前記動画処理装置(6)に送信する工程と、前記第1所定ホールにおける第2ユーザ(U2)のティーショット動作を撮像した第2ユーザティーショット動作動画(M2-2)を前記動画処理装置(6)に送信する工程と、前記第2ユーザ(U2)のティーショットで打ち出された第2ボール(B2)の移動軌跡を撮像した第2移動軌跡動画(M3-2)を前記動画処理装置(6)に送信する工程と、前記第1所定ホールにおける前記第1ユーザ(U1)のセカンドショット動作、および、前記第1ユーザ(U1)のセカンドショットで打ち出された前記第1ボール(B1)の移動軌跡を撮像した第1ユーザセカンドショット動画(M4-1)を前記動画処理装置(6)に送信する工程と、前記第1所定ホールにおける前記第2ユーザ(U2)のセカンドショット動作、および、前記第2ユーザ(U2)のセカンドショットで打ち出された前記第2ボール(B2)の移動軌跡を撮像した第2ユーザセカンドショット動画(M4-2)を前記動画処理装置(6)に送信する工程と、前記第1所定ホールにおける前記第1ユーザ(U1)のパッティング動作、および、前記第1ユーザ(U1)のパッティングで打ち出された前記第1ボール(B1)の移動軌跡を撮像した第1ユーザパッティング動画(M5-1)を前記動画処理装置(6)に送信する工程と、前記第1所定ホールにおける前記第2ユーザ(U2)のパッティング動作、および、前記第2ユーザ(U2)のパッティングで打ち出された前記第2ボール(B2)の移動軌跡を撮像した第2ユーザパッティング動画(M5-2)を前記動画処理装置(6)に送信する工程と、前記動画処理装置(6)が、少なくとも、前記第1ユーザティーショット動作動画(M2-1)、前記第1移動軌跡動画(M3-1)、前記第1ユーザセカンドショット動画(M4-1)、および、前記第1ユーザパッティング動画(M5-1)に基づいて、前記第1ユーザ(U1)の歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、前記第1ユーザ(U1)のティーショット動作およびティーショット動作に起因する前記第1ボール(B1)の移動軌跡、前記第1ユーザ(U1)のセカンドショット動作およびセカンドショット動作に起因する前記第1ボール(B1)の移動軌跡、並びに、前記第1ユーザ(U1)のパッティング動作およびパッティング動作に起因する前記第1ボール(B1)の移動軌跡を含む第1ユーザダイジェスト動画(DM1)を作成する工程と、前記動画処理装置(6)が、少なくとも、前記第2ユーザティーショット動作動画(M2-2)、前記第2移動軌跡動画(M3-2)、前記第2ユーザセカンドショット動画(M4-2)、および、前記第2ユーザパッティング動画(M5-2)に基づいて、前記第2ユーザ(U2)の歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、前記第2ユーザ(U2)のティーショット動作およびティーショット動作に起因する前記第2ボール(B2)の移動軌跡、前記第2ユーザ(U2)のセカンドショット動作およびセカンドショット動作に起因する前記第2ボール(B2)の移動軌跡、並びに、前記第2ユーザ(U2)のパッティング動作およびパッティング動作に起因する前記第2ボール(B2)の移動軌跡を含む第2ユーザダイジェスト動画(DM2)を作成する工程と、前記動画処理装置(6)が、前記第1ユーザ(U1)の第1情報端末(10-1)に、前記第1ユーザダイジェスト動画(DM1)を送信する工程と、を具備する。
【0008】
上記プレイダイジェスト動画提供方法は、グループ登録した複数のユーザ間で、プレイ中の前記ゴルフコース(91)におけるスコアをリアルタイムで共有するために行うグループ登録工程を具備していてもよい。上記プレイダイジェスト動画提供方法は、前記第1情報端末(10-1)に、各ホールにおける前記第1ユーザ(U1)の打数の入力を受け付けるフォーム(14)を表示させる工程を具備していてもよい。また、上記プレイダイジェスト動画提供方法は、前記第1情報端末(10-1)からのリクエストに応じて、前記第1情報端末(10-1)に、グループ登録された複数のユーザの前記スコアをリアルタイムでランキング表示させる工程を具備していてもよい。
【0009】
上記プレイダイジェスト動画提供方法において、前記第1情報端末(10-1)に表示された前記第1ユーザ(U1)のスコア表(16)の第1所定ホール対応部分がタップまたはクリックされることに応じて、前記第1情報端末(10-1)に前記第1ユーザダイジェスト動画(DM1)が表示されるように構成されていてもよい。
【0010】
上記プレイダイジェスト動画提供方法において、前記動画処理装置(6)は、前記第1ユーザ(U1)が前記第1所定ホールをプレイ中に、前記第1ユーザ(U1)の前記第1情報端末(10-1)からのリクエストに応じて、完成前の前記第1ユーザダイジェスト動画(DM1)を前記第1情報端末(10-1)に送信可能であってもよい。
【0011】
上記プレイダイジェスト動画提供方法において、前記第1情報端末(10-1)に表示された前記第2ユーザ(U2)のスコア表(16-2)の第1所定ホール対応部分がタップまたはクリックされることに応じて、前記第1情報端末(10-1)に前記第2ユーザダイジェスト動画(DM2)が表示されるように構成されていてもよい。
【0012】
上記プレイダイジェスト動画提供方法において、前記第1ユーザダイジェスト動画(DM1)が通常速度で再生されるときに、前記第1ユーザ(U1)のティーショット動作終了後の前記第1ボール(B1)の移動映像が、前記第1ユーザ(U1)のティーショット動作の映像と比較して、相対的に早送りで表示されるように前記第1ユーザダイジェスト動画(DM1)が作成されていてもよい。
【0013】
上記プレイダイジェスト動画提供方法において、前記第1ユーザ(U1)のセカンドショット動作は、前記第1ユーザ(U1)に対応付けられた第1ユーザ用撮像装置(4-1)によって撮像され、前記第1ユーザ用撮像装置(4-1)は、前記第2ユーザ(U2)の動きに追従することなく前記第1ユーザ(U1)の動きに追従して動作するように構成されていてもよい。また、前記第2ユーザ(U2)のセカンドショット動作は、前記第1ユーザ用撮像装置(4-1)とは別の、前記第2ユーザ(U2)に対応付けられた第2ユーザ用撮像装置(4-2)によって撮像され、前記第2ユーザ用撮像装置(4-2)は、前記第1ユーザ(U1)の動きに追従することなく前記第2ユーザ(U2)の動きに追従して動作するように構成されていてもよい。
【0014】
上記プレイダイジェスト動画提供方法において、前記動画処理装置(6)のホール選択部(65)は、第1ユーザ用ハイライト動画作成用の複数のホールを選択するように構成されていてもよい。前記動画処理装置(6)は、選択された前記複数のホールにおける前記第1ユーザ(U1)のプレイ動画を第1ユーザ用ハイライト動画(HD1)として作成するように構成されていてもよい。また、前記動画処理装置(6)は、前記第1ユーザ(U1)の前記第1情報端末(10-1)に、前記第1ユーザ用ハイライト動画(HD1)を送信するように構成されていてもよい。
【0015】
上記プレイダイジェスト動画提供方法において、前記第1情報端末(10-1)に前記ゴルフコース(91)の各ホールにおける前記第1ユーザ(U1)のスコアが入力されることに応じて、前記動画処理装置(6)のデータ受信部(66)は、前記第1情報端末(10-1)から前記第1ユーザ(U1)のスコアデータ(D1)を受信するように構成されていてもよい。記憶装置(98)は、前記データ受信部(66)が前記第1情報端末(10-1)から受信した前記第1ユーザ(U1)のスコアデータ(D1)を記憶するように構成されていてもよい。また、前記ホール選択部(65)は、前記記憶装置(98)に記憶された前記第1ユーザ(U1)のスコアデータ(D1)に基づいて、第1ユーザ用ハイライト動画作成用の前記複数のホールを自動選択するように構成されていてもよい。
【0016】
上記プレイダイジェスト動画提供方法は、前記第1ユーザダイジェスト動画(MD1)および前記第2ユーザダイジェスト動画(MD2)とは別に、同一パーティに属するか又は同一ゴルフコンペに参加するユーザ全員のハイライト動画である総括ハイライト動画(SHD)を作成する工程を具備していてもよい。また、上記プレイダイジェスト動画提供方法は、前記総括ハイライト動画(SHD)を、前記第1ユーザ(U1)の前記第1情報端末(10-1)に送信するか、または、ゴルフ場のスクリーンに表示させる工程を具備していてもよい。また、前記総括ハイライト動画(SHD)には、前記ユーザ全員の各々のプレイ動画が少なくとも1つ含まれるように構成されていてもよい。
【0017】
上記プレイダイジェスト動画提供方法において、前記総括ハイライト動画(SHD)は、各ユーザのベストプレイホールにおけるプレイ動画を含んでいてもよい。上記プレイダイジェスト動画提供方法は、前記動画処理装置(6)のホール選択部(65)が、記憶装置(98)に記憶された各ユーザのスコアに基づいて、各ユーザのベストプレイホールを自動選択する工程と、前記動画処理装置(6)が、各ユーザについて、選択されたベストホールにおけるプレイ動画が含まれるように前記総括ハイライト動画(SHD)を作成する工程と、を具備していてもよい。
【0018】
上記プレイダイジェスト動画提供方法において、前記ユーザ全員の人数に応じて、自動選択される各ユーザのベストホールの数が調整されるように構成されていてもよい。また、前記ユーザ全員の人数が多くなるほど、自動選択される各ユーザのベストホールの数が減少するように構成されていてもよい。
【0019】
いくつかの実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システムは、一緒にゴルフコースをラウンドする複数のユーザ(U)のプレイダイジェスト動画をユーザ毎に作成してユーザに提供するシステムである。プレイダイジェスト動画提供システムは、第1所定ホールにおける第1ユーザ(U1)のティーショット動作、および、前記第1所定ホールにおける第2ユーザ(U2)のティーショット動作を撮像して動画処理装置(6)に送信する少なくとも1つのティーショット撮像装置(2)と、前記第1ユーザ(U1)のティーショットで打ち出された第1ボール(B1)の移動軌跡、および、前記第2ユーザ(U2)のティーショットで打ち出された第2ボール(B2)の移動軌跡を撮像して前記動画処理装置(6)に送信する少なくとも1つのティーショットボール移動軌跡撮像装置(3)と、前記第1所定ホールにおける前記第1ユーザ(U1)のセカンドショット動作、および、前記第1ユーザ(U1)のセカンドショットで打ち出された前記第1ボール(B1)の移動軌跡、並びに、前記第1所定ホールにおける前記第2ユーザ(U2)のセカンドショット動作、および、前記第2ユーザ(U2)のセカンドショットで打ち出された前記第2ボール(B2)の移動軌跡を撮像して前記動画処理装置(6)に送信する少なくとも1つのセカンドショット撮像装置(4)と、前記第1所定ホールにおける前記第1ユーザ(U1)のパッティング動作、および、前記第1ユーザ(U1)のパッティングで打ち出された前記第1ボール(B1)の移動軌跡、並びに、前記第1所定ホールにおける前記第2ユーザ(U2)のパッティング動作、および、前記第2ユーザ(U2)のパッティングで打ち出された前記第2ボール(B2)の移動軌跡を撮像して前記動画処理装置(6)に送信する少なくとも1つのパッティング撮像装置(5)と、少なくとも1つの前記ティーショット撮像装置(2)、少なくとも1つの前記ティーショットボール移動軌跡撮像装置(3)、少なくとも1つの前記セカンドショット撮像装置(4)、および、少なくとも1つの前記パッティング撮像装置(5)から受信するデータに基づいて、第1ユーザダイジェスト動画(DM1)、および、第2ユーザダイジェスト動画(DM2)を作成する前記動画処理装置(6)と、前記第1ユーザダイジェスト動画(DM1)、および、前記第2ユーザダイジェスト動画(DM2)のうちの少なくとも一方を、前記第1ユーザ(U1)の第1情報端末(10-1)に送信する動画送信部(62)と、を具備する。前記第1ユーザダイジェスト動画(DM1)は、前記第1ユーザ(U1)の歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、前記第1ユーザ(U1)のティーショット動作およびティーショット動作に起因する前記第1ボール(B1)の移動軌跡、前記第1ユーザ(U1)のセカンドショット動作およびセカンドショット動作に起因する前記第1ボール(B1)の移動軌跡、並びに、前記第1ユーザ(U1)のパッティング動作およびパッティング動作に起因する前記第1ボール(B1)の移動軌跡を含む動画である。また、前記第2ユーザダイジェスト動画(DM2)は、前記第2ユーザ(U2)の歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、前記第2ユーザ(U2)のティーショット動作およびティーショット動作に起因する前記第2ボール(B2)の移動軌跡、前記第2ユーザ(B2)のセカンドショット動作およびセカンドショット動作に起因する前記第2ボール(B2)の移動軌跡、並びに、前記第2ユーザ(U2)のパッティング動作およびパッティング動作に起因する前記第2ボール(B2)の移動軌跡を含む動画である。
【0020】
上記プレイダイジェスト動画提供システムにおいて、少なくとも1つの前記ティーショット撮像装置(2)は、前記第1ユーザ(U1)のティーショット動作を撮像する第1のティーショット撮像装置(2-1)と、前記第2ユーザ(U2)のティーショット動作を撮像する第2のティーショット撮像装置(2-2)とを含み、前記第2のティーショット撮像装置(2-2)は、前記第1のティーショット撮像装置(2-1)とは別の撮像装置であってもよい。また、上記プレイダイジェスト動画提供システムは、前記第1ユーザ(U1)を識別する第1ユーザ識別情報と前記第1のティーショット撮像装置(2-1)を識別する情報とを対応付けて記憶し、前記第2ユーザ(U2)を識別する第2ユーザ識別情報と前記第2のティーショット撮像装置(2-2)を識別する情報とを対応付けて記憶する記憶装置(98)を具備していてもよい。
【0021】
上記プレイダイジェスト動画提供システムは、前記第1所定ホールのティーグラウンド外において当該ティーグラウンド(TG)に隣接配置された素振り撮像装置(81)と、前記素振り撮像装置(81)で撮像された素振り動作をスロー再生するスクリーン(83)と、を具備していてもよい。
【発明の効果】
【0022】
本発明により、一緒にゴルフコースをラウンドする複数のユーザのプレイダイジェスト動画をユーザ毎に作成して提供することが可能なプレイダイジェスト動画提供方法、および、プレイダイジェスト動画提供システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、ゴルフ場の一例を模式的に示す図である。
図2図2は、第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システムの一例を模式的に示す図である。
図3図3は、第1ユーザのティーショット動作が撮像されている様子を模式的に示す図である。
図4図4は、第1ボールの移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。
図5図5は、第2ユーザのティーショット動作が撮像されている様子を模式的に示す図である。
図6図6は、第2ボールの移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。
図7図7は、第1ユーザのセカンドショット動作および第1ボールの移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。
図8図8は、第2ユーザのセカンドショット動作および第2ボールの移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。
図9図9は、第1ユーザのパッティング動作および第1ボールの移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。
図10図10は、第2ユーザのパッティング動作および第2ボールの移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。
図11図11は、第1ユーザダイジェスト動画の一部を模式的に示す図である。
図12図12は、第1ユーザダイジェスト動画の一部を模式的に示す図である。
図13図13は、第1ユーザダイジェスト動画の一部を模式的に示す図である。
図14図14は、第1ユーザダイジェスト動画の一部を模式的に示す図である。
図15図15は、第1ユーザダイジェスト動画の一部を模式的に示す図である。
図16図16は、第2ユーザダイジェスト動画の一部を模式的に示す図である。
図17図17は、第2ユーザダイジェスト動画の一部を模式的に示す図である。
図18図18は、第2ユーザダイジェスト動画の一部を模式的に示す図である。
図19図19は、第1ユーザダイジェスト動画が再生されている様子を模式的に示す図である。
図20図20は、第2ユーザダイジェスト動画が再生されている様子を模式的に示す図である。
図21図21は、会員登録工程が実行されている様子を模式的に示す図である。
図22図22は、第1ユーザの第1情報端末に、各ホールにおける第1ユーザの打数の入力を受け付けるフォームが表示されている様子を模式的に示す図である。
図23図23は、ランキング表示工程が実行されている様子を模式的に示す図である。
図24図24は、第1ユーザのスコア表がタップされることに応じて、第1情報端末に第1ユーザのプレイに関する第1ユーザダイジェスト動画が表示される様子を模式的に示す図である。
図25図25は、第1ユーザのスコア表がタップされることに応じて、第1情報端末に第1ユーザのプレイに関する第1ユーザダイジェスト動画が表示される様子を模式的に示す図である。
図26図26は、第2ユーザのスコア表がタップされることに応じて、第1ユーザの第1情報端末に第2ユーザのプレイに関する第2ユーザダイジェスト動画が表示される様子を模式的に示す図である。
図27図27は、第1ユーザの第1情報端末に、第1ユーザとは異なるパーティに属する第5ユーザのスコア表を表示可能な様子を模式的に示す図である。
図28図28は、第1ユーザの第1情報端末に、他のユーザが、第1ユーザダイジェスト動画を閲覧することを許可するか否かの選択を受け付けるフォームが表示されている様子を模式的に示す図である。
図29図29は、各ユーザのスコアを示す表の一例を模式的に示す図である。
図30図30は、データ受信部が、第1情報端末から第1ユーザのスコアデータを受信している様子を模式的に示す図である。
図31図31は、第1ユーザの第1情報端末に、第1ユーザ用ハイライト動画が表示される様子を模式的に示す図である。
図32図32は、データ受信部が、第2情報端末から第2ユーザのスコアデータを受信している様子を模式的に示す図である。
図33図33は、第2ユーザの第2情報端末に、第2ユーザ用ハイライト動画が表示される様子を模式的に示す図である。
図34図34は、第1ユーザの第1情報端末に、総括ハイライト動画が表示される様子を模式的に示す図である。
図35図35は、各ユーザのベストプレイホールを示す図である。
図36図36は、第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法の一例を示すフローチャートである。
図37図37は、第2の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システムの一部分を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法、および、プレイダイジェスト動画提供システム1に関して、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材、部位については、同一の符号が付され、同一の符号が付されている部材、部位について、繰り返しの説明は省略される。
【0025】
(用語の定義)
本明細書において、「ユーザ」とは、ゴルフコース91でゴルフをプレイするプレーヤーを意味する。ユーザは、会員登録済の会員であってもよいし、会員登録をしていない非会員であってもよい。
【0026】
本明細書において、「会員」とは、ゴルフコース91でゴルフをプレイするプレーヤーのうち、会員登録済の人を意味する。会員は、会員ユーザであると言うこともできる。会員には、他の会員と区別するための識別情報が付与されている。
【0027】
本明細書において、「非会員」とは、ゴルフコース91でゴルフをプレイするプレーヤーのうち、会員登録をしていない人を意味する。非会員は、非会員ユーザであると言うこともできる。
【0028】
(第1の実施形態)
図1乃至図36を参照して、第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法、および、プレイダイジェスト動画提供システム1Aについて説明する。図1は、ゴルフ場9の一例を模式的に示す図である。図2は、第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システム1Aの一例を模式的に示す図である。図3は、第1ユーザU1のティーショット動作が撮像されている様子を模式的に示す図である。図4は、第1ボールB1の移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。図5は、第2ユーザU2のティーショット動作が撮像されている様子を模式的に示す図である。図6は、第2ボールB2の移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。図7は、第1ユーザU1のセカンドショット動作および第1ボールB1の移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。図8は、第2ユーザU2のセカンドショット動作および第2ボールB2の移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。図9は、第1ユーザU1のパッティング動作および第1ボールB1の移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。図10は、第2ユーザU2のパッティング動作および第2ボールB2の移動軌跡が撮像されている様子を模式的に示す図である。図11乃至図15の各々は、第1ユーザダイジェスト動画DM1の一部を模式的に示す図である。図16乃至図18の各々は、第2ユーザダイジェスト動画DM2の一部を模式的に示す図である。図19は、第1ユーザダイジェスト動画DM1が再生されている様子を模式的に示す図である。図20は、第2ユーザダイジェスト動画DM2が再生されている様子を模式的に示す図である。図21は、会員登録工程が実行されている様子を模式的に示す図である。図22は、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に、各ホールにおける第1ユーザU1の打数の入力を受け付けるフォーム14が表示されている様子を模式的に示す図である。図23は、ランキング表示工程が実行されている様子を模式的に示す図である。図24および図25は、第1ユーザU1のスコア表がタップされることに応じて、第1情報端末10-1に第1ユーザU1のプレイに関する第1ユーザダイジェスト動画DM1が表示される様子を模式的に示す図である。図26は、第2ユーザU2のスコア表16-2がタップされることに応じて、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に第2ユーザU2のプレイに関する第2ユーザダイジェスト動画DM2が表示される様子を模式的に示す図である。図27は、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に、第1ユーザU1とは異なるパーティに属する第5ユーザU5のスコア表16-5を表示可能な様子を模式的に示す図である。図28は、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に、他のユーザが、第1ユーザダイジェスト動画DM1を閲覧することを許可するか否かの選択を受け付けるフォーム19が表示されている様子を模式的に示す図である。図29は、各ユーザのスコアを示す表の一例を模式的に示す図である。図30は、データ受信部66が、第1情報端末10-1から第1ユーザU1のスコアデータD1を受信している様子を模式的に示す図である。図31は、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に、第1ユーザ用ハイライト動画HD1が表示される様子を模式的に示す図である。図32は、データ受信部66が、第2情報端末10-2から第2ユーザU2のスコアデータD2を受信している様子を模式的に示す図である。図33は、第2ユーザU2の第2情報端末10-2に、第2ユーザ用ハイライト動画HD2が表示される様子を模式的に示す図である。図34は、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に、総括ハイライト動画SHDが表示される様子を模式的に示す図である。図35は、各ユーザのベストプレイホールを示す図である。図36は、第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法の一例を示すフローチャートである。
【0029】
(ゴルフ場9)
図1に例示されるように、ゴルフ場9は、複数のホールを含むゴルフコース91を有する。図1において、ゴルフコース91は、複数のホール(図1に記載の例では、18ホール)からなるゴルフコースである。ゴルフコース91に含まれるホールの数は、「9」であってもよいし、「18」であってもよい。
【0030】
(プレイダイジェスト動画提供システム1Aの概要)
図2に例示されるように、第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システム1Aは、少なくとも1つのティーショット撮像装置2と、少なくとも1つのティーショットボール移動軌跡撮像装置3と、少なくとも1つのセカンドショット撮像装置4と、少なくとも1つのパッティング撮像装置5と、動画処理装置6と、記憶装置98と、を備える。動画処理装置6は、ダイジェスト動画作成部61、動画送信部62、位置捕捉部63、飛距離算出部64、ホール選択部65、データ受信部66等を有していてもよい。動画処理装置6は、1台のコンピュータまたはサーバによって構成されていてもよいし、複数台のコンピュータまたはサーバによって構成されていてもよい。動画処理装置6を構成する複数台のコンピュータまたはサーバは、分散配置され、ネットワークを介して連携動作するように構成されていてもよい。動画処理装置6は、記憶装置98に記憶されたプログラムを実行することにより、ダイジェスト動画作成部61、動画送信部62、位置捕捉部63、飛距離算出部64、ホール選択部65、データ受信部66等として機能してもよい。
【0031】
図2に例示されるように、プレイダイジェスト動画提供システム1Aは、他のショット撮像装置(例えば、バンカーショット撮像装置7)を備えていてもよい。
【0032】
第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システム1Aが備える各装置あるいは各部の機能については後述される。
【0033】
(プレイダイジェスト動画提供方法)
第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法では、一緒にゴルフコース91をラウンドする複数のユーザUのプレイダイジェスト動画がユーザ毎に作成され、作成されたプレイダイジェスト動画が、ユーザUのうちの少なくとも1人に提供される。
【0034】
図3乃至図6に例示されるように、第1ステップST1において、一緒にラウンドする複数のユーザUの各々のティーショット動作を撮像した動画、および、ティーショットで打ち出されたボールの移動軌跡を撮像した動画が、動画処理装置6に送信される。第1ステップST1は、ティーショット関連動画送信工程である。
【0035】
図3に記載の例では、第1ステップST1は、サブステップST1-1aを含む。サブステップST1-1aにおいて、第1所定ホール(例えば、第6ホール)における第1ユーザU1のティーショット動作を撮像した第1ユーザティーショット動作動画M2-1が動画処理装置6に送信される。図3に記載の例では、第1ユーザU1のティーショット動作が、第1のティーショット撮像装置2-1によって撮像され、第1のティーショット撮像装置2-1は、無線または有線で、第1ユーザティーショット動作動画M2-1を動画処理装置6(より具体的には、より具体的には、データ受信部66)に送信する。
【0036】
図4に記載の例では、第1ステップST1は、サブステップST1-1bを含む。サブステップST1-1bにおいて、第1ユーザU1のティーショットで打ち出された第1ボールB1の移動軌跡を撮像した第1移動軌跡動画M3-1が動画処理装置6に送信される。図4に記載の例では、第1ユーザU1のティーショットで打ち出された第1ボールB1の移動軌跡が第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1によって撮像され、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1は、無線または有線で、第1移動軌跡動画M3-1を動画処理装置6(より具体的には、データ受信部66)に送信する。
【0037】
サブステップST1-1bは、サブステップST1-1aの実行後に実行されてもよい。代替的に、第1ユーザU1のティーショットが終了し第1ボールB1が停止した後、サブステップST1-1bおよびサブステップST1-1aが同時に実行されてもよい。
【0038】
図5に記載の例において、第1ステップST1は、サブステップST1-「K」aを含む。なお、以下の説明において、「K」は、2以上4以下の任意の数である。「K」=2である場合が、第2ユーザU2のプレイ動画に関する処理に対応し、「K」=3である場合が、第3ユーザU3のプレイ動画に関する処理に対応し、「K」=4である場合が、第4ユーザU4のプレイ動画に関する処理に対応する。なお、3人でラウンドしている場合には、「K」=4の場合が省略されることは言うまでもない。また、2人でラウンドしている場合には、「K」=3、「K」=4の場合が省略されることは言うまでもない。
【0039】
サブステップST1-「K」aにおいて、第1所定ホール(例えば、第6ホール)における第2ユーザU2のティーショット動作を撮像した第「K」ユーザティーショット動作動画M2-「K」が動画処理装置6に送信される。図5に記載の例では、第「K」ユーザのティーショット動作が、第「K」のティーショット撮像装置2-「K」によって撮像され、第「K」のティーショット撮像装置2-「K」は、無線または有線で、第「K」ユーザティーショット動作動画M2-「K」を動画処理装置6(より具体的には、データ受信部66)に送信する。
【0040】
図5に記載の例では、第「K」のティーショット撮像装置2-「K」(例えば、第2のティーショット撮像装置2-2)が、第1のティーショット撮像装置2-1とは別の撮像装置である。この場合、各ティーショット撮像装置2は、特定のユーザの動きのみを捕捉すればよいため、他のユーザの動作によって、当該特定のユーザ用のダイジェスト動画が影響を受けることが防止される。
【0041】
なお、第1ステップST1の実行前に、一緒にラウンドする複数のユーザの各々を識別する情報は、複数のティーショット撮像装置2のいずれかを識別する情報と、対応付けられて、プレイダイジェスト動画提供システム1Aの記憶装置98に記憶されていることが好ましい。この場合、記憶装置98に記憶された情報に基づいて、動画処理装置6は、各ティーショット撮像装置2から受信する動画が、どのユーザに対応する動画であるのかを容易に判別することができる。
【0042】
例えば、ラウンド前に、各ユーザが所持するGPS機能付きユーザ端末(換言すれば、位置特定機能付きのユーザ端末)を識別する情報と、複数のティーショット撮像装置2のいずれかを識別する情報とが対応付けられて記憶装置98に記憶されてもよい。なお、GPS機能付きユーザ端末は、ユーザ所有のスマートホンであってもよいし、ゴルフ場から貸し出される端末であってもよい。
【0043】
また、第1のティーショット撮像装置2-1と第2のティーショット撮像装置2-2とが別々の撮像装置であり、且つ、第1ユーザを識別する第1ユーザ識別情報と第1のティーショット撮像装置2-1を識別する情報とが対応付けられて記憶装置98に記憶され、第2ユーザを識別する第2ユーザ識別情報と第2のティーショット撮像装置2-2を識別する情報とが対応付けられて記憶装置98に記憶されている場合、右利きのユーザと左利きユーザとに容易に対応させることができる。例えば、第1ユーザU1が右利きユーザであり、第2ユーザU2が左利きユーザである場合、右利き用の第1のティーショット撮像装置2-1を第1ユーザU1に対応させ、左利き用の第2のティーショット撮像装置2-2を第2ユーザU2に対応させることが容易である。図5に記載の例では、ティーショットにおけるボールの打ち出し方向に沿う方向にみて、右利き用の第1のティーショット撮像装置2-1がティーグラウンドTGの右側に配置され、左利き用の第2のティーショット撮像装置2-2がティーグラウンドTGの左側に配置されている。
【0044】
図6に記載の例では、第1ステップST1は、サブステップST1-「K」bを含む。サブステップST1-「K」bにおいて、第「K」ユーザのティーショットで打ち出された第「K」ボールB「K」の移動軌跡を撮像した第「K」移動軌跡動画M3-「K」が動画処理装置6に送信される。図6に記載の例では、第「K」ユーザのティーショットで打ち出された第「K」ボールB「K」の移動軌跡が第「K」のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-「K」によって撮像され、第「K」のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-「K」は、無線または有線で、第「K」移動軌跡動画M3-「K」を動画処理装置6(より具体的には、より具体的には、データ受信部66)に送信する。
【0045】
図6に記載の例では、第「K」のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-「K」(例えば、第2のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-2)が、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1とは別の撮像装置である。この場合、各ティーショットボール移動軌跡撮像装置3は、特定のユーザのティーショットで打ち出されたボールの動きのみを捕捉すればよいため、他のユーザが打ち出したボールによって、当該特定のユーザ用のダイジェスト動画が影響を受けることが防止される。
【0046】
なお、第1ステップST1の実行前に、一緒にラウンドする複数のユーザの各々を識別する情報は、複数のティーショットボール移動軌跡撮像装置3のいずれかを識別する情報と対応付けられて記憶装置98に記憶されていることが好ましい。この場合、記憶装置98に記憶された情報に基づいて、動画処理装置6は、各ティーショットボール移動軌跡撮像装置3から受信する動画が、どのユーザに対応する動画であるのかを容易に判別することができる。
【0047】
例えば、ラウンド前に、各ユーザが所持するGPS機能付きユーザ端末(換言すれば、位置特定機能付きのユーザ端末)を識別する情報と、複数のティーショットボール移動軌跡撮像装置3のいずれかを識別する情報とが対応付けられて記憶装置98に記憶されてもよい。
【0048】
図7および図8に例示されるように、第2ステップST2において、一緒にラウンドする複数のユーザUの各々のセカンドショット動作を撮像した動画、および、セカンドショットで打ち出されたボールの移動軌跡を撮像した動画が、動画処理装置6に送信される。第2ステップST2は、セカンドショット関連動画送信工程である。
【0049】
図7に記載の例では、第2ステップST2は、サブステップST2-1を含む。サブステップST2-1において、第1所定ホール(例えば、第6ホール)における第1ユーザU1のセカンドショット動作、および、第1ユーザU1のセカンドショットで打ち出された第1ボールB1の移動軌跡を撮像した第1ユーザセカンドショット動画M4-1が動画処理装置6に送信される。図7に記載の例では、第1ユーザU1のセカンドショット動作、および、第1ユーザU1のセカンドショットで打ち出された第1ボールB1の移動軌跡が、第1のセカンドショット撮像装置4-1によって撮像され、第1のセカンドショット撮像装置4-1は、無線または有線で、第1ユーザセカンドショット動画M4-1を動画処理装置6(より具体的には、データ受信部66)に送信する。
【0050】
図8に記載の例では、第2ステップST2は、サブステップST2-「K」を含む。サブステップST2-「K」において、第1所定ホール(例えば、第6ホール)における第「K」ユーザのセカンドショット動作、および、第「K」ユーザのセカンドショットで打ち出された第「K」ボールB「K」の移動軌跡を撮像した第「K」ユーザセカンドショット動画M4-「K」が動画処理装置6に送信される。図8に記載の例では、第「K」ユーザのセカンドショット動作、および、第「K」ユーザのセカンドショットで打ち出された第「K」ボールB「K」の移動軌跡が、第「K」のセカンドショット撮像装置4-「K」によって撮像され、第「K」のセカンドショット撮像装置4-「K」は、無線または有線で、第「K」ユーザセカンドショット動画M4-「K」を動画処理装置6(より具体的には、データ受信部66)に送信する。
【0051】
図7および図8に記載の例では、第「K」のセカンドショット撮像装置4-「K」(例えば、第2のセカンドショット撮像装置4-2)が、第1のセカンドショット撮像装置4-1とは別の撮像装置である。この場合、各セカンドショット撮像装置4は、特定のユーザの動きのみを捕捉すればよいため、他のユーザの動作によって、当該特定のユーザ用のダイジェスト動画が影響を受けることが防止される。
【0052】
例えば、第1ユーザU1のセカンドショット動作は、第1ユーザU1に対応付けられた第1ユーザ用撮像装置(4-1)によって撮像され、第1ユーザ用撮像装置(4-1)は、第2ユーザU2の動きに追従することなく第1ユーザU1の動きに追従して動作するように構成される。また、第2ユーザU2のセカンドショット動作は、第1ユーザ用撮像装置(4-1)とは別の、第2ユーザU2に対応付けられた第2ユーザ用撮像装置(4-2)によって撮像され、第2ユーザ用撮像装置(4-2)は、第1ユーザU1の動きに追従することなく第2ユーザU2の動きに追従して動作するように構成される。
【0053】
ティーショットを打つ順番と、セカンドショットを打つ順番とが異なる場合がある。例えば、図6に記載の例において、最初にティーショットを打った第1ユーザU1の第1ボールB1が、二番目にティーショットを打った第2ユーザU2の第2ボールB2と比較して、グリーンGに近い場合を想定する。この場合、第2ユーザU2は、第1ユーザU1よりも先にセカンドショットを打つこととなる。図7および図8に記載の例では、各ユーザに対して専用のセカンドショット撮像装置4が用意されているため、打順に関わらず、各ユーザのセカンドショット動作が対応するセカンドショット撮像装置4によって確実に捕捉される。セカンドショット撮像装置4が4個以上ある場合には、各ユーザに対して専用のセカンドショット撮像装置4を用意することができる。これに対し、例えば、セカンドショット撮像装置4が1つしかない場合、次の打順のユーザの動きを的確に捕捉することができない可能性がある。
【0054】
なお、第2ステップST2の実行前に、一緒にラウンドする複数のユーザの各々を識別する情報は、複数のセカンドショット撮像装置4のいずれかを識別する情報と、対応付けられて、記憶装置98に記憶されていることが好ましい。この場合、記憶装置98に記憶された情報に基づいて、動画処理装置6は、各セカンドショット撮像装置4から受信する動画が、どのユーザに対応する動画であるのかを容易に判別することができる。
【0055】
例えば、ラウンド前に、各ユーザが所持するGPS機能付きユーザ端末(換言すれば、位置特定機能付きのユーザ端末)を識別する情報と、複数のセカンドショット撮像装置4のいずれかを識別する情報とが対応付けられて記憶装置98に記憶されてもよい。
【0056】
なお、ティーショットでボールをグリーンに載せることができたユーザについては、セカンドショットの撮像が省略されることは言うまでもない。また、セカンドショットでボールをグリーンに載せることができなかったユーザについては、サードショット関連動画送信工程が実行される。サードショット関連動画送信工程では、当該ユーザのサードショット動作を撮像した動画、および、サードショットで打ち出されたボールの移動軌跡を撮像した動画(サードショット動画)が、動画処理装置6に送信される。サードショット動画は、セカンドショット撮像装置4によって撮像されてもよいし、その他の撮像装置によって撮像されてもよい。サードショットがバンカーショットである場合には、当該バンカーショット動画は、バンカーショット撮像装置7(図2を参照。)によって撮像されてもよい。各ユーザについて、ショット動作を撮像した動画、および、当該ショットで打ち出されたボールの移動軌跡を撮像した動画を動画処理装置6(より具体的には、データ受信部66)に送信することは、当該ユーザのボールがグリーンGに載るまで繰り返し実行される。
【0057】
図9および図10に例示されるように、第3ステップST3において、一緒にラウンドする複数のユーザUの各々のパッティング動作を撮像した動画、および、パッティングで打ち出されたボールの移動軌跡を撮像した動画が、動画処理装置6に送信される。第3ステップST3は、パッティング関連動画送信工程である。
【0058】
図9に記載の例では、第3ステップST3は、サブステップST3-1を含む。サブステップST3-1において、第1所定ホール(例えば、第6ホール)における第1ユーザU1のパッティング動作、および、第1ユーザU1のパッティングで打ち出された第1ボールB1の移動軌跡を撮像した第1ユーザパッティング動画M5-1が動画処理装置6に送信される。図9に記載の例では、第1ユーザU1のパッティング動作、および、第1ユーザU1のパッティングで打ち出された第1ボールB1の移動軌跡が、第1のパッティング撮像装置5-1によって撮像され、第1のパッティング撮像装置5-1は、無線または有線で、第1ユーザパッティング動画M5-1を動画処理装置6(より具体的には、データ受信部66)に送信する。
【0059】
図10に記載の例では、第3ステップST3は、サブステップST3-「K」を含む。サブステップST3-「K」において、第1所定ホール(例えば、第6ホール)における第「K」ユーザのパッティング動作、および、第「K」ユーザのパッティングで打ち出された第「K」ボールB「K」の移動軌跡を撮像した第「K」ユーザパッティング動画M5-「K」が動画処理装置6に送信される。図10に記載の例では、第「K」ユーザのパッティング動作、および、第「K」ユーザのパッティングで打ち出された第「K」ボールB「K」の移動軌跡が、第「K」のパッティング撮像装置5-「K」によって撮像され、第「K」のパッティング撮像装置5-「K」は、無線または有線で、第「K」ユーザパッティング動画M5-「K」を動画処理装置6(より具体的には、データ受信部66)に送信する。
【0060】
図9および図10に記載の例では、第「K」のパッティング撮像装置5-「K」(例えば、第2のパッティング撮像装置5-2)が、第1のパッティング撮像装置5-1とは別の撮像装置である。この場合、各パッティング撮像装置5は、特定のユーザの動きのみを捕捉すればよいため、他のユーザの動作によって、当該特定のユーザ用のダイジェスト動画が影響を受けることが防止される。
【0061】
図9および図10に記載の例では、各ユーザに対して専用のパッティング撮像装置5が用意されているため、打順に関わらず、各ユーザのパッティング動作が対応するパッティング撮像装置5によって確実に捕捉される。パッティング撮像装置5が4個以上ある場合には、各ユーザに対して専用のパッティング撮像装置5を用意することができる。
【0062】
なお、第3ステップST3の実行前に、一緒にラウンドする複数のユーザの各々を識別する情報は、複数のパッティング撮像装置5のいずれかを識別する情報と、対応付けられて、記憶装置98に記憶されていることが好ましい。この場合、記憶装置98に記憶された情報に基づいて、動画処理装置6は、各パッティング撮像装置5から受信する動画が、どのユーザに対応する動画であるのかを容易に判別することができる。
【0063】
例えば、ラウンド前に、各ユーザが所持するGPS機能付きユーザ端末(換言すれば、位置特定機能付きのユーザ端末)を識別する情報と、複数のパッティング撮像装置5のいずれかを識別する情報とが対応付けられて記憶装置98に記憶されてもよい。
【0064】
なお、ショットでボールをカップにチップインさせることができたユーザについては、パッティングの撮像が省略されることは言うまでもない。また、最初のパッティングでボールをカップに入れることができなかったユーザについては、2回目のパッティング関連動画送信工程が実行される。2回目のパッティング関連動画送信工程では、当該ユーザのパッティング動作を撮像した動画、および、当該パッティングで打ち出されたボールの移動軌跡を撮像した動画が、動画処理装置6に送信される。2回目のパッティング動作の撮像は、1回目のパッティング動作の撮像と同一のパッティング撮像装置を用いて行われてもよいし、1回目のパッティング動作の撮像と異なるパッティング撮像装置を用いて行われてもよい。各ユーザについて、パッティング動作を撮像した動画、および、当該パッティングで打ち出されたボールの移動軌跡を撮像した動画を動画処理装置6(より具体的には、データ受信部66)に送信することは、当該ユーザのボールがカップに入るまで繰り返し実行される。
【0065】
第4ステップST4において、動画処理装置6によって、各ユーザのプレイのダイジェスト動画が作成される。第4ステップST4は、ダイジェスト動画作成工程である。
【0066】
図2に記載の例では、動画処理装置6は、ダイジェスト動画作成部61を含み、ダイジェスト動画作成部61は、少なくとも1つのティーショット撮像装置2、少なくとも1つのティーショットボール移動軌跡撮像装置3、少なくとも1つのセカンドショット撮像装置4、および、少なくとも1つのパッティング撮像装置5から受信するデータに基づいて、第1ユーザダイジェスト動画DM1(図11乃至図15を参照。)、および、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」(図16乃至図18)を作成する。
【0067】
図11乃至図15に記載の例では、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、(1)第1ユーザU1の歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、(2a)第1ユーザU1のティーショット動作および当該ティーショット動作に起因する第1ボールB1の移動軌跡(図11を参照。)、(2b)第1ユーザU1のセカンドショット動作および当該セカンドショット動作に起因する第1ボールB1の移動軌跡(図12を参照。)、並びに、(2c)第1ユーザU1のパッティング動作および当該パッティング動作に起因する第1ボールB1の移動軌跡(図15を参照。)を含む動画である。
【0068】
また、図16乃至図18に記載の例では、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」は、(1)第「K」ユーザの歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、(2a)第「K」ユーザのティーショット動作および当該ティーショット動作に起因する第「K」ボールB「K」の移動軌跡(図16を参照。)、(2b)第「K」ユーザのセカンドショット動作および当該セカンドショット動作に起因する第「K」ボールB「K」の移動軌跡(図17を参照。)、並びに、(2c)第「K」ユーザのパッティング動作および当該パッティング動作に起因する第「K」ボールB「K」の移動軌跡(図18を参照。)を含む動画である。
【0069】
第4ステップST4は、サブステップST4-1を含む。サブステップST4-1では、動画処理装置6によって、第1ユーザU1のプレイのダイジェスト動画である第1ユーザダイジェスト動画DM1が作成される。
【0070】
より具体的には、動画処理装置6は、第1ユーザティーショット動作動画M2-1(図3を参照。)、第1移動軌跡動画M3-1(図4を参照。)、第1ユーザセカンドショット動画M4-1(図7を参照。)、および、第1ユーザパッティング動画M5-1(図9を参照。)に基づいて、第1ユーザダイジェスト動画DM1を作成する。
【0071】
図11乃至図15に記載の例では、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、(1)第1ユーザU1の歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、(2a)第1ユーザU1のティーショット動作(図11を参照。)および当該ティーショット動作に起因する第1ボールB1の移動軌跡(図11を参照。)、(2b)第1ユーザU1のセカンドショット動作(図12を参照。)および当該セカンドショット動作に起因する第1ボールB1の移動軌跡(図12を参照。)、並びに、(2d)第1ユーザU1のパッティング動作(図15を参照。)および当該パッティング動作に起因する第1ボールB1の移動軌跡(図15を参照。)を含む。
【0072】
図13および図14に例示されるように、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、(2c)第1ユーザU1の他のショット動作(例えば、バンカーショット動作)および当該他のショット動作に起因する第1ボールB1の移動軌跡を含んでいてもよい。
【0073】
図11乃至図15に記載の例では、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、第1所定ホール(例えば、第6ホール)における、第1ユーザU1のティーショットから第1ユーザU1の第1ボールB1のカップインまでの一連のプレイ動作、および、ティーグラウンドTGからカップまでの第1ボールB1の移動軌跡を含む。よって、第1ユーザダイジェスト動画DM1を見るユーザは、第1所定ホールにおける第1ユーザU1のプレイ動作、および、第1ボールB1の移動軌跡を網羅的に把握することができる。また、第1ユーザダイジェスト動画DM1から、第1ユーザU1の歩行移動動作の少なくとも大部分が省略されているため(当然、カートによる移動中の映像も省略されているため)、第1ユーザダイジェスト動画DM1を見るユーザは、プレイ動作とは関係のない映像を見ないで済む。
【0074】
第4ステップST4は、サブステップST4-「K」を含む。サブステップST4-「K」では、動画処理装置6によって、第「K」ユーザのプレイのダイジェスト動画である第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」が作成される。
【0075】
より具体的には、動画処理装置6は、第「K」ユーザティーショット動作動画M2-「K」(図5を参照。)、第「K」移動軌跡動画M3-「K」(図6を参照。)、第「K」ユーザセカンドショット動画M4-「K」(図8を参照。)、および、第「K」ユーザパッティング動画M5-「K」(図10を参照。)に基づいて、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」を作成する。
【0076】
図16乃至図18に記載の例では、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」は、(1)第「K」ユーザの歩行移動動作の少なくとも大部分が省略され、且つ、(2a)第「K」ユーザのティーショット動作(図16を参照。)および当該ティーショット動作に起因する第「K」ボールB「K」の移動軌跡(図16を参照。)、(2b)第「K」ユーザのセカンドショット動作(図17を参照。)および当該セカンドショット動作に起因する第「K」ボールB「K」の移動軌跡(図17を参照。)、並びに、(2d)第「K」ユーザのパッティング動作(図18を参照。)および当該パッティング動作に起因する第「K」ボールB「K」の移動軌跡(図18を参照。)を含む。
【0077】
図16乃至図18に記載の例では、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」は、第1所定ホール(例えば、第6ホール)における、第「K」ユーザのティーショットから第「K」ユーザの第「K」ボールB「K」のカップインまでの一連のプレイ動作、および、第「K」ボールB「K」のティーグラウンドTGからカップまでの移動軌跡を含む。よって、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」を見るユーザは、第1所定ホールにおける第「K」ユーザのプレイ動作、および、第「K」ボールB「K」の移動軌跡を網羅的に把握することができる。また、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」から、第「K」ユーザの歩行移動動作の少なくとも大部分が省略されているため(当然、カートによる移動中の映像も省略されている)ため、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」を見るユーザは、プレイ動作とは関係のない映像を見ないで済む。
【0078】
第5ステップST5において、動画処理装置6は、第1ユーザU1の第1情報端末10-1(図19を参照。)に、無線または有線で、第1ユーザダイジェスト動画DM1を送信する。第1ユーザU1は、第1情報端末10-1を用いて第1ユーザダイジェスト動画DM1を再生することができる。
【0079】
図19に記載の例では、動画処理装置6は、動画送信部62を含む。また、動画送信部62は、第1ユーザダイジェスト動画DM1を第1ユーザの第1情報端末10-1に送信する。
【0080】
付加的に、第5ステップST5において、動画処理装置6は、第「K」ユーザの第「K」情報端末10-「K」(図20を参照。)に、無線または有線で、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」を送信する。第「K」ユーザは、第「K」情報端末10-「K」を用いて第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」を再生することができる。
【0081】
図20に記載の例では、動画送信部62は、第「K」ユーザダイジェスト動画DM「K」を第「K」ユーザの第「K」情報端末10-「K」に送信する。
【0082】
第1の実施形態では、一緒にゴルフコース91をラウンドする複数のユーザUのプレイダイジェスト動画がユーザ毎に作成される。また、各プレイダイジェスト動画には、ティーショット、セカンドショット、および、パッティングを含む一連のプレイ動作と、これらに伴うボールの移動軌跡とが含まれる。また、各プレイダイジェスト動画には、1人のユーザのプレイ動画のみが含まれ、他のユーザのプレイ動画が含まれない。よって、各ユーザのプレイの全体を短時間で確認することができる。
【0083】
なお、図5図6図8図10図16乃至図18図20には、「K」=2である場合の例が示されている。換言すれば、第2ユーザのプレイに関する図が示されている。「K」=3、あるいは、「K」=4である場合についての図は省略されているが、上述の説明は、「K」=3、あるいは、「K」=4に場合にも適用可能であることは言うまでもない。
【0084】
また、図3乃至図20では、第1所定ホールが第6ホールである場合の例について説明されたが、第1所定ホールが第6ホール以外のホールであってもよいことは言うまでもない。また、第1所定ホールに加えて、第1所定ホール以外の任意の第2所定ホールに、少なくとも1つのティーショット撮像装置、少なくとも1つのセカンドショット撮像装置、少なくとも1つのパッティング撮像装置が配置されていてもよい。また、第2所定ホールについて、各ユーザのプレイダイジェスト動画が作成されてもよい。
【0085】
また、ティーショット撮像装置、セカンドショット撮像装置、および、パッティング撮像装置だけでは、第1所定ホール(あるいは、第2所定ホール)の全体を撮像対象領域としてカバーできない場合には、他の撮像装置が、追加的に配置されてもよい。
【0086】
(任意付加的な構成)
続いて、図1乃至図36を参照して、第1の実施形態において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
【0087】
(ティーショット撮像装置2、および、ティーショットボール移動軌跡撮像装置3)
図3および図4に記載の例において、第1のティーショット撮像装置2-1、および、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1の各々は、ティーグラウンドTGにいる第1ユーザU1を自動的に撮像するように構成されていることが好ましい。第1ユーザU1がティーグラウンドTGにいるか否かは、第1ユーザU1が所持するGPS機能付きユーザ端末から位置データを受け取るプレイダイジェスト動画提供システム1A(より具体的には、位置捕捉部63)によって判別されてもよいし、他の方式によって判別されてもよい。位置捕捉部63が、第1ユーザU1がティーグラウンドTGにいると判定すると、第1のティーショット撮像装置2-1、および、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1の各々は、ティーグラウンドTGにいる第1ユーザU1を自動的に撮像する。
【0088】
第1のティーショット撮像装置2-1、および/または、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1は、ティーグラウンドTG上における第1ユーザU1の位置に応じて、撮像方向、焦点距離、ズーム倍率のうちの少なくとも1つを自動調整可能であってもよい。例えば、第1のティーショット撮像装置2-1、および/または、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1は、撮像画面の中央に第1ユーザU1が配置されるように、撮像方向を自動調整可能であってもよい。当該自動調整は、例えば、撮像装置(2-1、3-1)が備える自動追尾機能によって実現される。
【0089】
第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1は、第1ユーザU1のティーショットで打ち出された第1ボールB1の動きに追従して、撮像方向、焦点距離、ズーム倍率のうちの少なくとも1つを自動調整可能であってもよい。当該自動調整は、例えば、撮像装置(3-1)が備える自動追尾機能によって実現される。
【0090】
図5および図6に記載の例において、第2のティーショット撮像装置2-2、および、第2のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-2の各々は、ティーグラウンドTGにいる第2ユーザを自動的に撮像するように構成されていることが好ましい。第2ユーザU2がティーグラウンドTGにいるか否かは、第2ユーザU2が所持するGPS機能付きユーザ端末から位置データを受け取るプレイダイジェスト動画提供システム1A(より具体的には、位置捕捉部63)によって判別されてもよいし、他の方式によって判別されてもよい。位置捕捉部63が、第2ユーザU2がティーグラウンドTGにいると判定すると、第2のティーショット撮像装置2-2、および、第2のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-2の各々は、ティーグラウンドTGにいる第2ユーザを自動的に撮像する。
【0091】
なお、第1のティーショット撮像装置2-1が、第2ユーザU2のティーショット動作を撮像するように構成することにより、第2のティーショット撮像装置2-2が省略されてもよい。また、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1が、第2ユーザU2のティーショットで打ち出された第2ボールB2の移動軌跡を撮像するように構成することにより、第2のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-2が省略されてもよい。
【0092】
各ティーショット撮像装置2(例えば、第1のティーショット撮像装置2-1)は、ティーグラウンドTGの側方に配置されることが好ましい。各ティーショット撮像装置2(例えば、第1のティーショット撮像装置2-1)は、例えば、地面から3m未満の高さ位置に配置される。各ティーショットボール移動軌跡撮像装置3(例えば、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1)は、ティーグラウンドTGの後方に配置されることが好ましい。
【0093】
(セカンドショット撮像装置4)
図7に記載の例において、第1のセカンドショット撮像装置4-1は、第1のセカンドショット撮像装置4-1の撮像可能範囲P1にいる第1ユーザU1を自動的に撮像するように構成されていることが好ましい。第1ユーザU1が撮像可能範囲P1にいるか否かは、第1ユーザU1が所持するGPS機能付きユーザ端末から位置データを受け取るプレイダイジェスト動画提供システム1A(より具体的には、位置捕捉部63)によって判別されてもよいし、他の方式によって判別されてもよい。位置捕捉部63が、第1ユーザU1が撮像可能範囲P1にいると判定すると、第1のセカンドショット撮像装置4-1は、撮像可能範囲P1にいる第1ユーザU1を自動的に撮像する。
【0094】
第1のセカンドショット撮像装置4-1は、第1ユーザU1の位置に応じて、撮像方向、焦点距離、ズーム倍率のうちの少なくとも1つを自動調整可能であってもよい。例えば、第1のセカンドショット撮像装置4-1は、撮像画面の中央に第1ユーザU1が配置されるように、撮像方向を自動調整可能であってもよい。当該自動調整は、例えば、撮像装置(4-1)が備える自動追尾機能によって実現される。
【0095】
第1のセカンドショット撮像装置4-1は、第1ユーザU1のセカンドショットで打ち出された第1ボールB1の動きに追従して、撮像方向、焦点距離、ズーム倍率のうちの少なくとも1つを自動調整可能であってもよい。当該自動調整は、例えば、撮像装置(4-1)が備える自動追尾機能によって実現される。
【0096】
図8に記載の例において、第2のセカンドショット撮像装置4-2は、第2のセカンドショット撮像装置4-2の撮像可能範囲P2にいる第2ユーザを自動的に撮像するように構成されていることが好ましい。第2ユーザU2が撮像可能範囲P2にいるか否かは、第2ユーザU2が所持するGPS機能付きユーザ端末から位置データを受け取るプレイダイジェスト動画提供システム1A(より具体的には、位置捕捉部63)によって判別されてもよいし、他の方式によって判別されてもよい。位置捕捉部63が、第2ユーザU2が撮像可能範囲P2にいると判定すると、第2のセカンドショット撮像装置4-2は、撮像可能範囲P2にいる第2ユーザを自動的に撮像する。
【0097】
なお、第1のセカンドショット撮像装置4-1が、第2ユーザU2のセカンドショット動作を撮像するように構成することにより、第2のセカンドショット撮像装置4-2が省略されてもよい。
【0098】
各セカンドショット撮像装置4(例えば、第1のセカンドショット撮像装置4-1)は、例えば、第1所定ホールのフェアウェイの側方に配置される。各セカンドショット撮像装置4(例えば、第1のセカンドショット撮像装置4-1)は、樹上に配置されてもよい。
【0099】
(パッティング撮像装置5)
図9に記載の例において、第1のパッティング撮像装置5-1は、グリーンGにいる第1ユーザU1を自動的に撮像するように構成されていることが好ましい。第1ユーザU1がグリーンGにいるか否かは、第1ユーザU1が所持するGPS機能付きユーザ端末から位置データを受け取るプレイダイジェスト動画提供システム1A(より具体的には、位置捕捉部63)によって判別されてもよいし、他の方式によって判別されてもよい。位置捕捉部63が、第1ユーザU1がグリーンGにいると判定すると、第1のパッティング撮像装置5-1は、撮像可能範囲P1にいる第1ユーザU1を自動的に撮像する。
【0100】
第1のパッティング撮像装置5-1は、第1ユーザU1の位置に応じて、撮像方向、焦点距離、ズーム倍率のうちの少なくとも1つを自動調整可能であってもよい。例えば、第1のパッティング撮像装置5-1は、撮像画面の中央に第1ユーザU1が配置されるように、撮像方向を自動調整可能であってもよい。当該自動調整は、例えば、撮像装置(5-1)が備える自動追尾機能によって実現される。
【0101】
第1のパッティング撮像装置5-1は、第1ユーザU1のパッティングで打ち出された第1ボールB1の動きに追従して、撮像方向、焦点距離、ズーム倍率のうちの少なくとも1つを自動調整可能であってもよい。当該自動調整は、例えば、撮像装置(5-1)が備える自動追尾機能によって実現される。
【0102】
図10に記載の例において、第2のパッティング撮像装置5-2は、グリーンGにいる第2ユーザを自動的に撮像するように構成されていることが好ましい。第2ユーザU2がグリーンGにいるか否かは、例えば、第2ユーザU2が所持するGPS機能付きユーザ端末から位置データを受け取るプレイダイジェスト動画提供システム1A(より具体的には、位置捕捉部63)によって判別されてもよいし、他の方式によって判別されてもよい。位置捕捉部63が、第2ユーザU2がグリーンGにいると判定すると、第2のパッティング撮像装置5-2は、グリーンGにいる第2ユーザを自動的に撮像する。
【0103】
なお、第1のパッティング撮像装置5-1が、第2ユーザU2のパッティング動作を撮像するように構成することにより、第2のパッティング撮像装置5-2が省略されてもよい。
【0104】
各パッティング撮像装置5(例えば、第1のパッティング撮像装置5-1)は、グリーンGの周囲に配置される。各パッティング撮像装置5(例えば、第1のパッティング撮像装置5-1)は、斜め上方からユーザのパッティング動作を撮像するように構成されることが好ましい。各パッティング撮像装置5(例えば、第1のパッティング撮像装置5-1)は、例えば、地面から3m以上の高さ位置に配置される。各パッティング撮像装置5(例えば、第1のパッティング撮像装置5-1)は、樹上に配置されてもよい。
【0105】
(飛距離算出部64)
図2に例示されるように、プレイダイジェスト動画提供システム1Aは、各ユーザのティーショットにおけるボール飛距離を算出する飛距離算出部64を有していてもよい。
【0106】
飛距離算出部64は、セカンドショットを打つ第1ユーザU1の位置とティーグラウンドTGの位置とに基づいて、第1ユーザU1のティーショットにおけるボール飛距離を算出してもよい。セカンドショットを打つ第1ユーザU1の位置は、例えば、第1ユーザU1が所持するGPS機能付きユーザ端末から位置捕捉部63が受け取る位置データに基づいて算出可能である。また、ティーグラウンドTGの位置は、予め記憶装置98に記憶されていてもよいし、第1ユーザU1がティーグラウンドTGにいるとき、第1ユーザU1が所持するGPS機能付きユーザ端末から位置捕捉部63が受け取る位置データに基づいて算出されてもよい。
【0107】
飛距離算出部64は、セカンドショットを打つ第2ユーザU2の位置とティーグラウンドTGの位置とに基づいて、第2ユーザU2のティーショットにおけるボール飛距離を算出してもよい。
【0108】
代替的に、第1ユーザU1(あるいは、第2ユーザ)がGPS機能付きのボールを使用する場合には、飛距離算出部64は、当該ボールから受け取る位置データに基づいて、第1ユーザU1(あるいは、第2ユーザ)のティーショットにおけるボール飛距離を算出してもよい。
【0109】
(会員登録工程)
第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法は、会員登録工程を有していてもよい。会員登録工程は、非会員ユーザが、会員登録する際に実行される。会員登録工程は、非会員ユーザのユーザ端末等に、会員登録情報入力欄を備える会員登録フォーム13を表示させることと(図21を参照。)、ユーザ端末等に入力された会員登録情報を、ユーザ端末等からプレイダイジェスト動画提供システム1Aが受け取ることと、プレイダイジェスト動画提供システム1Aが受け取った会員登録情報を記憶装置98に記憶することとを含む。
【0110】
記憶装置98には、ユーザを識別するユーザ識別情報と、ショットを打つ際のユーザの利き腕情報と、ユーザの連絡先(例えば、メールアドレス等)とが、対応付けられて記憶されることが好ましい。なお、ショットを打つ際のユーザの利き腕情報は、例えば、ユーザを識別するユーザ識別情報と、ティーショット撮像装置2を識別する情報とを対応付けて記憶するために使用される。例えば、第1ユーザU1が右利きである場合、第1ユーザU1を識別する第1ユーザ識別情報と、右利き用のティーショット撮像装置(2-1)を識別する情報とが対応付けられて記憶装置98に記憶される。また、第2ユーザU2が左利きである場合、第2ユーザU2を識別する第2ユーザ識別情報と、左利き用のティーショット撮像装置(2-2)を識別する情報とが対応付けられて記憶装置98に記憶される。
【0111】
(グループ登録工程)
第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法は、グループ登録工程を有していてもよい。グループ登録工程は、グループ登録した複数のユーザ間で、当日のゴルフスコアをリアルタイムで共有するために行う登録工程である。グループ登録は、一緒にラウンドするメンバーを対象として行われてもよいし、所定のゴルフコンペに参加するメンバーを対象として行われてもよい。グループ登録は、ゴルフ場の受付端末を用いて行われてもよいし、ユーザ端末を用いて行われてもよい。
【0112】
(打数入力フォーム表示工程)
第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法は、打数入力フォーム表示工程を有していてもよい。図22に例示されるように、打数入力フォーム表示工程は、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に、各ホールにおける第1ユーザU1の打数の入力を受け付けるフォーム14を表示させることを含む。図22に記載の例では、矢印AR1で示される部分をタップして、数字を入力することにより、第1所定ホール(例えば、第6ホール)における第1ユーザU1の打数を入力することができる。
【0113】
図22に記載の例では、各ホールにおける第1ユーザU1の打数の入力を受け付けるフォーム14は、スコア表形式のフォームである。この場合、ユーザは、スコア表に記入する感覚で、フォーム14に打数を入力することができる。
【0114】
(ランキング表示工程)
第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法は、ランキング表示工程を有していてもよい。図22および図23に記載の例では、ランキング表示工程は、第1情報端末10-1からのリクエストに応じて(例えば、図22において、矢印AR2で示されるランキング表示要求部15がタップされることにより)、第1情報端末10-1に、グループ登録された複数のユーザのスコアをリアルタイムでランキング表示させること(図23を参照。)を含む。この場合、第1ユーザU1は、ゴルフコース91におけるゴルフプレイの途中の段階で、グループ登録された複数のユーザのスコアをリアルタイムで把握することができる。
【0115】
(スコア表16)
図24に記載の例では、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に第1ユーザU1のスコア表16(より具体的には、第1ユーザU1のスコア表の全体)が表示されている。図24に記載の例では、第1情報端末10-1に表示された第1ユーザU1のスコア表16の第1所定ホール対応部分AR3(例えば、第6ホール対応部分、より具体的には、第6ホールと表示されている部分あるいは第6ホールについての打数入力部分)がタップまたはクリックされることに応じて、第1情報端末10-1に第1所定ホールにおける第1ユーザU1のプレイに関する第1ユーザダイジェスト動画DM1が表示されるように構成されている。この場合、第1ユーザU1は、スコア表16を確認してから速やかに、自身のプレイをチェックすることができる。
【0116】
(第1ユーザダイジェスト動画DM1の再生)
図25に記載の例では、第1ユーザU1は、第1所定ホール(例えば、第6ホール)をホールアウトする前の状態である。この場合、当然、第1所定ホールにおける第1ユーザU1のプレイに関する第1ユーザダイジェスト動画DM1は完成していない。図25に記載の例では、動画処理装置6は、第1ユーザU1が第1所定ホール(例えば、第6ホール)をプレイ中に、第1ユーザU1の第1情報端末10-1からのリクエストに応じて(例えば、スコア表16の第1所定ホール対応部分AR3がタップまたはクリックされることに応じて)、完成前の第1ユーザダイジェスト動画DM1を第1情報端末10-1に送信可能である。
【0117】
図25に記載の例では、第1ユーザU1は、第1所定ホールをホールアウトする前に、当該第1所定ホールにおける第1ユーザU1のプレイに関する第1ユーザダイジェスト動画DM1の一部を再生することができ、自身のプレイを更に速やかにチェックすることができる。
【0118】
(第2ユーザダイジェスト動画DM2の再生)
図26に記載の例では、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に第2ユーザU2のスコア表16-2(より具体的には、第2ユーザU2のスコア表の一部)が表示されている。図26に記載の例では、第1情報端末10-1に表示された第2ユーザU2のスコア表16-2の第1所定ホール対応部分AR4(例えば、第6ホール対応部分)がタップまたはクリックされることに応じて、第1情報端末10-1に第1所定ホールにおける第2ユーザU2のプレイに関する第2ユーザダイジェスト動画DM2が表示されるように構成されている。この場合、第1ユーザU1は、スコア表16-2を確認してから速やかに、他のユーザである第2ユーザU2のプレイをチェックすることができる。
【0119】
(別のパーティに属するユーザのスコア表16-5)
図27に記載の例では、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に、第1ユーザU1とは別のパーティに属するユーザ(例えば、第5ユーザU5)のスコア表16-5が表示されている。図27に記載の例では、グループ登録された複数のユーザのスコアのランキング表12において、複数のユーザのいずれかを特定する部分AR5をタップまたはクリックすることにより、当該部分AR5によって特定されるユーザ(例えば、第5ユーザU5)のスコア表16-5が表示されるように構成されている。この場合、第1ユーザU1は、ランキング表12を参照してから、グループ登録された複数のユーザのうちの任意のユーザのスコア表を確認することができる。
【0120】
図27に記載の例では、第1情報端末10-1に表示された任意のユーザ(第1ユーザU1とは別のパーティに属するユーザ)のスコア表16-5の第2所定ホール対応部分AR6(例えば、第3ホール対応部分)がタップまたはクリックされることに応じて、第1情報端末10-1に第2所定ホールにおける当該任意のユーザのプレイに関するダイジェスト動画DM5が表示されるように構成されている。この場合、第1ユーザU1は、任意のユーザのスコア表16-5を確認してから速やかに、当該任意のユーザのプレイをチェックすることができる。
【0121】
(閲覧禁止)
図26に記載の例では、第1ユーザU1は、他のユーザのダイジェスト動画(DM2)を閲覧可能である。逆に、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、グループ登録された他のユーザのユーザ端末を用いて閲覧可能である。
【0122】
図28に例示されるように、グループ登録工程は、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に、グループ登録される他のユーザが、第1ユーザダイジェスト動画DM1を閲覧することを許可するか否かの選択を受け付けるフォーム19を表示させる工程を含んでいてもよい。この場合、第1ユーザU1は、他のユーザが、自身のダイジェスト動画を閲覧することを禁止することができる。
【0123】
(第1ユーザダイジェスト動画DM1)
図11に記載の第1ユーザダイジェスト動画DM1に関し、第1ユーザU1のティーショット動作の映像がスロー再生される場合、第1ユーザU1は、自身のスイングフォームをチェックし易い。また、当該ティーショット動作に起因する第1ボールB1の移動映像がスロー再生される場合、第1ユーザU1は、第1ボールB1の移動軌跡を視認し易い。他方、第1ボールB1の移動映像の再生速度が遅すぎると、第1ユーザダイジェスト動画DM1が間延びする。
【0124】
そこで、図11に記載の例において、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、次のように作成されることが好ましい。すなわち、第1ユーザダイジェスト動画DM1が通常速度で再生されるときに、第1ユーザU1のティーショット動作終了後の第1ボールB1の移動映像が、第1ユーザU1のティーショット動作の映像と比較して、相対的に早送りで表示されるように第1ユーザダイジェスト動画DM1が作成されることが好ましい。
【0125】
図11に記載の例では、ティーショット動作に起因する第1ボールB1の移動軌跡を視認し易くするために、第1ユーザダイジェスト動画DM1において、第1ボールB1が強調表示(より具体的に、色付け表示)されている。代替的に、あるいは、付加的に、第1ユーザダイジェスト動画DM1において、第1ボールB1の位置を示すマーク(例えば、矢印マーク)が付加されていてもよい。代替的に、あるいは、付加的に、第1ユーザダイジェスト動画DM1において、第1ボールB1の移動軌跡を示す曲線が付加されていてもよい。
【0126】
図11に記載の例では、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、第1ユーザU1のティーショット動作を表示する第1部分RG1と、第1ボールB1の移動軌跡を表示する第2部分RG2とが、同時、且つ、並列的に表示されるように構成されている。また、第1部分RG1における第1ユーザU1の表示は、第2部分RG2における第1ユーザU1の表示と比較して、拡大表示されている。この場合、第1ユーザダイジェスト動画DM1を視認するユーザは、第1ユーザU1のスイングフォームを第1部分RG1の表示に基づいて容易に確認することができ、且つ、第1ボールB1の移動軌跡を第2部分RG2の表示に基づいて容易に確認することができる。
【0127】
図11に記載の例では、第1部分RG1は、第1ユーザU1の正面側を主として表示する部分であり、第2部分RG2は、第1ユーザU1の背面および側面側を主として表示する部分である。第2部分RG2における第1ボールB1の表示は、第1部分RG1から第1ボールB1が消えた後も継続して行われ、少なくとも、第1ボールB1が停止するまで行われることが好ましい。
【0128】
図11に記載の例では、第1部分RG1は、第1のティーショット撮像装置2-1によって撮像された動画に基づいて作成された部分であり、第2部分RG2は、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1によって撮像された動画に基づいて作成された部分である。
【0129】
代替的に、第1ユーザダイジェスト動画DM1の再生時に、第1のティーショット撮像装置2-1によって撮像された動画に基づいて作成された第1部分RG1が先行表示され、その後、第1部分RG1に代えて、第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-1によって撮像された動画に基づいて作成された第2部分RG2が表示されるように構成されていてもよい。
【0130】
図11に例示されるように、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、第1ボールB1の移動軌跡を表示する第2部分RG2に加えて、飛距離算出部64(必要であれば、図2を参照。)によって算出された第1ユーザU1のティーショットのボール飛距離を表示する第3部分RG3を含んでいてもよい。
【0131】
図12に記載の第1ユーザダイジェスト動画DM1に関し、第1ユーザU1のセカンドショット動作の映像がスロー再生される場合、第1ユーザU1は、自身のスイングフォームをチェックし易い。また、当該セカンドショット動作に起因する第1ボールB1の移動映像がスロー再生される場合、第1ユーザU1は、第1ボールB1の移動軌跡を視認し易い。
【0132】
図12に記載の例において、第1ユーザダイジェスト動画DM1が通常速度で再生されるときに、第1ユーザU1のセカンドショット動作終了後の第1ボールB1の移動映像が、第1ユーザU1のセカンドショット動作の映像と比較して、相対的に早送りで表示されるように第1ユーザダイジェスト動画DM1が作成されていてもよい。
【0133】
図12に記載の例では、セカンドショット動作に起因する第1ボールB1の移動軌跡を視認し易くするために、第1ユーザダイジェスト動画DM1において、第1ボールB1が強調表示(より具体的に、色付け表示)されている。代替的に、あるいは、付加的に、第1ユーザダイジェスト動画DM1において、第1ボールB1の位置を示すマーク(例えば、矢印マーク)が付加されていてもよい。代替的に、あるいは、付加的に、第1ユーザダイジェスト動画DM1において、第1ボールB1の移動軌跡を示す曲線が付加されていてもよい。
【0134】
図12に記載の例では、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、第1ユーザU1のセカンドショット動作を表示する第4部分RG4と、第1ボールB1の移動軌跡を表示する第5部分RG5とが、同時、且つ、並列的に表示されるように構成されている。また、第4部分RG4における第1ユーザU1の表示は、第5部分RG5における第1ユーザU1の表示と比較して、拡大表示されている。この場合、第1ユーザダイジェスト動画DM1を視認するユーザは、第1ユーザU1のスイングフォームを第4部分RG4の表示に基づいて容易に確認することができ、且つ、第1ボールB1の移動軌跡を第5部分RG5の表示に基づいて容易に確認することができる。
【0135】
図12に記載の例では、第4部分RG4は、第1のセカンドショット撮像装置4-1によって撮像された動画に基づいて作成された部分であり、第5部分RG5も、当該第1のセカンドショット撮像装置4-1によって撮像された動画に基づいて作成された部分である。
【0136】
図13に記載の第1ユーザダイジェスト動画DM1に関し、第1ユーザU1のバンカーショット動作の映像がスロー再生される場合、第1ユーザU1は、自身のスイングフォームをチェックし易い。また、当該バンカーショット動作に起因する第1ボールB1の移動映像がスロー再生される場合、第1ユーザU1は、第1ボールB1の移動軌跡を視認し易い。
【0137】
図13に記載の例において、第1ユーザダイジェスト動画DM1が通常速度で再生されるときに、第1ユーザU1のバンカーショット動作の映像が、第1ユーザU1のセカンドショット動作の映像と比較して、更によりスローで再生されるように第1ユーザダイジェスト動画DM1が作成されていてもよい。バンカーショットが、よりスローで再生されることにより、砂SDの動きをより詳細に視認でき、バンカーショットの見栄えが向上する。
【0138】
図13および図14に記載の例では、第1ユーザダイジェスト動画DM1は、バンカーショット動作(図13を参照。)に続いて、グリーンGの上方を移動する第1ボールB1の移動軌跡(図14を参照。)が表示されるように構成されている。この場合、バンカーショットの見栄えが更に向上する。
【0139】
図15に記載の第1ユーザダイジェスト動画DM1に関し、第1ユーザU1のパッティング動作の映像がスロー再生される場合、第1ユーザU1は、自身のスイングフォームをチェックし易い。図15に記載の例において、第1ユーザダイジェスト動画DM1が通常速度で再生されるときに、第1ユーザU1のパッティング動作終了後の第1ボールB1の移動映像が、第1ユーザU1のパッティング動作の映像と比較して、相対的に早送りで表示されるように第1ユーザダイジェスト動画DM1が作成されていてもよい。
【0140】
(第2ユーザダイジェスト動画DM2)
図16に記載の例において、第2ユーザダイジェスト動画DM2は、次のように作成されることが好ましい。すなわち、第2ユーザダイジェスト動画DM2が通常速度で再生されるときに、第2ユーザU2のティーショット動作終了後の第2ボールB2の移動映像が、第2ユーザU2のティーショット動作の映像と比較して、相対的に早送りで表示されるように第2ユーザダイジェスト動画DM2が作成されることが好ましい。
【0141】
図16に記載の例では、ティーショット動作に起因する第2ボールB2の移動軌跡を視認し易くするために、第2ユーザダイジェスト動画DM2において、第2ボールB2が強調表示(より具体的に、色付け表示)されている。代替的に、あるいは、付加的に、第2ユーザダイジェスト動画DM2において、第2ボールB2の位置を示すマーク(例えば、矢印マーク)が付加されていてもよい。代替的に、あるいは、付加的に、第2ユーザダイジェスト動画DM2において、第2ボールB2の移動軌跡を示す曲線が付加されていてもよい。なお、図16に記載の第2ユーザダイジェスト動画DM2において、先行して存在する第1ボールB1は、強調表示されていない。
【0142】
図16に記載の例では、第2ユーザダイジェスト動画DM2は、第2ユーザU2のティーショット動作を表示する第1部分RH1と、第2ボールB2の移動軌跡を表示する第2部分RH2とが、同時、且つ、並列的に表示されるように構成されている。また、第1部分RH1における第2ユーザU2の表示は、第2部分RH2における第2ユーザU2の表示と比較して、拡大表示されている。
【0143】
なお、図11図16に例示されるように、左利きユーザと、右利きユーザとでは、第1部分(RG1、RH1)の配置と、第2部分(RG2、RH2)の配置とが異なっていてもよい。例えば、左利きユーザと、右利きユーザとでは、第1部分(RG1、RH1)の配置と、第2部分(RG2、RH2)の配置が対称であってもよい。
【0144】
図16に記載の例では、第1部分RH1は、第2ユーザU2の正面側を主として表示する部分であり、第2部分RH2は、第2ユーザU2の背面および側面側を主として表示する部分である。第2部分RH2における第2ボールB2の表示は、第1部分RH1から第2ボールB2が消えた後も継続して行われ、少なくとも、第2ボールB2が停止するまで行われることが好ましい。
【0145】
図16に記載の例では、第1部分RH1は、第2のティーショット撮像装置2-2によって撮像された動画に基づいて作成された部分であり、第2部分RH2は、第2のティーショットボール移動軌跡撮像装置3-2によって撮像された動画に基づいて作成された部分である。
【0146】
図16に例示されるように、第2ユーザダイジェスト動画DM2は、第2ボールB2の移動軌跡を表示する第2部分RH2に加えて、飛距離算出部64(必要であれば、図2を参照。)によって算出された第2ユーザU2のティーショットのボール飛距離を表示する第3部分RH3を含んでいてもよい。
【0147】
図17に記載の第2ユーザダイジェスト動画DM2に関し、第2ユーザU2のセカンドショット動作の映像がスロー再生される場合、第2ユーザU2は、自身のスイングフォームをチェックし易い。また、当該セカンドショット動作に起因する第2ボールB2の移動映像がスロー再生される場合、第2ユーザU2は、第2ボールB2の移動軌跡を視認し易い。
【0148】
図17に記載の例において、第2ユーザダイジェスト動画DM2が通常速度で再生されるときに、第2ユーザU2のセカンドショット動作終了後の第2ボールB2の移動映像が、第2ユーザU2のセカンドショット動作の映像と比較して、相対的に早送りで表示されるように第2ユーザダイジェスト動画DM2が作成されていてもよい。
【0149】
図17に記載の例では、セカンドショット動作に起因する第2ボールB2の移動軌跡を視認し易くするために、第2ユーザダイジェスト動画DM2において、第2ボールB2が強調表示(より具体的に、色付け表示)されている。代替的に、あるいは、付加的に、第2ユーザダイジェスト動画DM2において、第2ボールB2の位置を示すマーク(例えば、矢印マーク)が付加されていてもよい。代替的に、あるいは、付加的に、第2ユーザダイジェスト動画DM2において、第2ボールB2の移動軌跡を示す曲線が付加されていてもよい。
【0150】
図17に記載の例では、第2ユーザダイジェスト動画DM2は、第2ユーザU2のセカンドショット動作を表示する第4部分RH4と、第2ボールB2の移動軌跡を表示する第5部分RH5とが、同時、且つ、並列的に表示されるように構成されている。また、第4部分RH4における第2ユーザU2の表示は、第5部分RH5における第2ユーザU2の表示と比較して、拡大表示されている。この場合、第2ユーザダイジェスト動画DM2を視認するユーザは、第2ユーザU2のスイングフォームを第4部分RH4の表示に基づいて容易に確認することができ、且つ、第2ボールB2の移動軌跡を第5部分RH5の表示に基づいて容易に確認することができる。
【0151】
図17に記載の例では、第4部分RH4は、第2のセカンドショット撮像装置4-2によって撮像された動画に基づいて作成された部分であり、第5部分RH5も、当該第2のセカンドショット撮像装置4-2によって撮像された動画に基づいて作成された部分である。
【0152】
図18に記載の第2ユーザダイジェスト動画DM2に関し、第2ユーザU2のパッティング動作の映像がスロー再生される場合、第2ユーザU2は、自身のスイングフォームをチェックし易い。図18に記載の例において、第2ユーザダイジェスト動画DM2が通常速度で再生されるときに、第2ユーザU2のパッティング動作終了後の第2ボールB2の移動映像が、第2ユーザU2のパッティング動作の映像と比較して、相対的に早送りで表示されるように第2ユーザダイジェスト動画DM2が作成されていてもよい。
【0153】
(ハイライト動画の作成)
図2に記載の例において、動画処理装置6のホール選択部65は、第1ユーザ用ハイライト動画作成用の複数のホールを選択する。当該選択は、第1ユーザからのリクエストに基づいて行われてもよいし、第1ユーザU1のスコアに基づいて自動的に行われてもよい。
【0154】
図29には、第1ユーザU1乃至第5ユーザU5のスコア表が示されている。各ユーザの各ホールのスコアは、記憶装置98(図2を参照。)に記憶されていることが好ましい。
【0155】
第1ユーザU1の各ホールのスコアを参照すると、第3ホールのスコア(バーディー)と、第10ホールのスコア(バーディー)と、第6ホール、第8ホール、第14ホール、第15ホールのスコア(パー)が良い。そこで、動画処理装置6のホール選択部65は、ゴルフコース91の全ホールの中から第1ユーザU1のスコアの良い「N」個のホール(「N」は、2以上の任意の自然数である。)を自動選択する。「N」=2の場合には、ホール選択部65は、ゴルフコース91の全ホールの中から第1ユーザU1のスコアの良い第3ホールと第10ホールとを選択する。「N」=4の場合には、ホール選択部65は、例えば、ゴルフコース91の全ホールの中から第1ユーザU1のスコアの良い第3ホール、第6ホール、第8ホール、および、第10ホールを選択する。なお、「N」の数値は、ユーザからの指定に基づいて設定されてもよいし、ゴルフ場側で設定してもよい。
【0156】
図30に記載の例では、第1ユーザU1の第1情報端末10-1にゴルフコース91の各ホールにおける第1ユーザU1のスコアが入力されることに応じて、データ受信部66は、第1情報端末10-1から第1ユーザU1のスコアデータD1を受信する。記憶装置98は、データ受信部66が第1情報端末10-1から受信した第1ユーザU1のスコアデータD1を記憶する。そして、ホール選択部65は、記憶装置98に記憶された第1ユーザU1のスコアデータD1に基づいて、第1ユーザ用ハイライト動画作成用の複数のホールを自動選択するように構成される。
【0157】
動画処理装置6は、ホール選択部65によって選択された複数のホール(換言すれば、「N」個のホール)における第1ユーザU1のプレイ動画(より具体的には、選択された複数のホールの各々の第1ユーザダイジェスト動画DM1を繋げた動画)を第1ユーザ用ハイライト動画として作成する。第1ユーザ用ハイライト動画は、選択された複数のホールの各々について、第1ユーザU1のティーショットから第1ユーザU1の第1ボールB1のカップインまでの一連のプレイ動作(および、第1ボールB1の移動軌跡)を含んでいることが好ましい。
【0158】
例えば、「N」=2の場合において、動画処理装置6は、第3ホールにおける第1ユーザU1のプレイ動画と、第10ホールにおける第1ユーザU1のプレイ動画とを組み合わせて(より具体的には、繋げて)、第1ユーザ用ハイライト動画HD1として作成する。第3ホールにおける第1ユーザU1のプレイ動画には、第1ユーザU1のティーショットから第1ユーザU1の第1ボールB1のカップインまでの一連のプレイ動作が含まれることが好ましく、第10ホールにおける第1ユーザU1のプレイ動画には、第1ユーザU1のティーショットから第1ユーザU1の第1ボールB1のカップインまでの一連のプレイ動作が含まれることが好ましい。
【0159】
図31に記載の例において、動画処理装置6は、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に、作成された第1ユーザ用ハイライト動画HD1を送信するように構成されている。動画処理装置6は、第1情報端末10-1からのリクエストに応じて、第1情報端末10-1に、第1ユーザ用ハイライト動画HD1を送信するように構成されていることが好ましい。
【0160】
図29において、第2ユーザU2の各ホールのスコアを参照すると、第6ホールのスコア(バーディー)と、第11ホールのスコア(バーディー)と、第18ホールのスコア(バーディー)が良い。そこで、動画処理装置6のホール選択部65は、ゴルフコース91の全ホールの中から第2ユーザU2のスコアの良い「M」個のホール(「M」は、2以上の任意の自然数である。)を自動選択する。例えば、「M」=2の場合には、ホール選択部65は、ゴルフコース91の全ホールの中から第2ユーザU2のスコアの良い2つのホール(例えば、第6ホールおよび第11ホール)を選択する。なお、「M」の数値は、ユーザからの指定に基づいて設定されてもよいし、ゴルフ場側で設定してもよい。
【0161】
図32に記載の例では、第2ユーザU2の第2情報端末10-2にゴルフコース91の各ホールにおける第2ユーザU2のスコアが入力されることに応じて、データ受信部66は、第2情報端末10-2から第2ユーザU2のスコアデータD2を受信する。記憶装置98は、データ受信部66が第2情報端末10-2から受信した第2ユーザU2のスコアデータD2を記憶する。そして、ホール選択部65は、記憶装置98に記憶された第2ユーザU2のスコアデータD2に基づいて、第2ユーザ用ハイライト動画作成用の複数のホールを自動選択するように構成される。
【0162】
動画処理装置6は、ホール選択部65によって選択された複数のホール(換言すれば、「M」個のホール)における第2ユーザU2のプレイ動画(より具体的には、選択された複数のホールの各々の第2ユーザダイジェスト動画DM2を繋げた動画)を第2ユーザ用ハイライト動画として作成する。第2ユーザ用ハイライト動画は、選択された複数のホールの各々について、第2ユーザU2のティーショットから第2ユーザU2の第2ボールB2のカップインまでの一連のプレイ動作(および、第2ボールB2の移動軌跡)を含んでいることが好ましい。
【0163】
図33に記載の例において、動画処理装置6は、第2ユーザU2の第2情報端末10-2に、作成された第2ユーザ用ハイライト動画HD2を送信するように構成されている。動画処理装置6は、第2情報端末10-2からのリクエストに応じて、第2情報端末10-2に、第2ユーザ用ハイライト動画HD2を送信するように構成されていることが好ましい。
【0164】
第1ユーザU1および第2ユーザU2以外のユーザのハイライト動画も同様の手順で作成可能である。
【0165】
(総括ハイライト動画SHD)
第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法は、総括ハイライト動画SHDを作成する工程を含んでいてもよい。総括ハイライト動画SHDは、第1ユーザダイジェスト動画DM1および第2ユーザダイジェスト動画DM2とは別に作成される動画である。また、総括ハイライト動画SHDは、同一パーティに属するか又は同一ゴルフコンペに参加するユーザ全員のハイライト動画である。更に、総括ハイライト動画SHDには、ユーザ全員の各々のプレイ動画が少なくとも1つ含まれるように構成される。
【0166】
総括ハイライト動画SHDには、ユーザ全員の各々のプレイ動画が少なくとも1つ含まれているため、総括ハイライト動画SHDを閲覧する各ユーザは、自身のプレイを見つけて、楽しむことができる。換言すれば、参加者全員が、漏れなく楽しむことができる。
【0167】
第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供方法は、総括ハイライト動画SHDを、第1ユーザU1の第1情報端末10-1に送信するか、または、ゴルフ場のスクリーンに表示させる工程を含むことが好ましい。
【0168】
図34に例示されるように、総括ハイライト動画SHDが第1情報端末10-1に送信される場合には、第1情報端末10-1を用いて総括ハイライト動画SHDを再生することができる。なお、総括ハイライト動画SHDの第1情報端末10-1への送信は、第1情報端末10-1からのリクエストに応じて実行されることが好ましい。
【0169】
総括ハイライト動画SHDがゴルフ場のスクリーンに表示される場合には、皆で、総括ハイライト動画SHDを閲覧することができる。
【0170】
(ベストプレイホール)
図29に記載の例において、第1ユーザU1のベストプレイは、バーディーであり、第1ユーザU1のベストプレイホールは、第3ホール、または、第10ホールである。第2ユーザU2のベストプレイは、バーディーであり、第2ユーザU2のベストプレイホールは、第6ホール、第11ホール、または、第18ホールである。第3ユーザU3のベストプレイは、バーディーであり、第3ユーザU3のベストプレイホールは、第16ホールである。第4ユーザU4のベストプレイは、イーグルであり、第4ユーザU4のベストプレイホールは、第3ホールである。第5ユーザU5のベストプレイは、バーディーであり、第5ユーザU5のベストプレイホールは、第3ホール、第9ホール、または、第10ホールである。
【0171】
上述の総括ハイライト動画SHDは、各ユーザのベストプレイホールにおけるプレイ動画を含むことが好ましい(例えば、図35において、〇印が付与された、第1ユーザU1の第3ホールにおけるプレイ動画、第2ユーザU2の第18ホールにおけるプレイ動画、第3ユーザU3の第16ホールにおけるプレイ動画、第4ユーザU4の第3ホールにおけるプレイ動画、および、第5ユーザU5の第3ホールにおけるプレイ動画を含むことが好ましい。)。また、上述の総括ハイライト動画SHDは、各ユーザのベストプレイホールにおけるティーショットからカップインまでの一連のプレイ動作(および、当該プレイ動作に起因するボールの移動軌跡の全体)を含むことが好ましい。
【0172】
より具体的には、動画処理装置6のホール選択部65は、記憶装置98に記憶された各ユーザのスコアに基づいて、各ユーザのベストプレイホールを自動選択する。また、動画処理装置6は、各ユーザについて、選択されたベストホールにおけるプレイ動画(例えば、ティーショットからカップインまでの一連のプレイ動作)が含まれるように総括ハイライト動画SHDを作成する。
【0173】
(ベストプレイホールの数)
ユーザ全員の人数に応じて、ホール選択部65によって自動選択される各ユーザのベストホールの数が調整されるように構成されることが好ましい。より具体的には、ユーザ全員の人数が多くなるほど、自動選択される各ユーザのベストホールの数が減少するように構成されることが好ましい。
【0174】
例えば、ユーザ全員の人数が第1の所定人数以上である場合(例えば、15人以上である場合)、ホール選択部65は、各ユーザのベストホールの数を1個選択するように構成されていてもよい。この場合、動画処理装置6は、各ユーザについて、ホール選択部65によって選択された1個のみのベストホールにおけるプレイ動作(例えば、ティーショットからカップインまでの一連のプレイ動作)が含まれるように総括ハイライト動画SHDを作成する。
【0175】
他方、ユーザ全員の人数が第2の所定人数以上第1の所定人数未満である場合(例えば、8人以上15人未満である場合)、ホール選択部65は、各ユーザのベストホールの数を2個選択するように構成されていてもよい。この場合、動画処理装置6は、各ユーザについて、ホール選択部65によって選択された2個のベストホールにおけるプレイ動作(例えば、ティーショットからカップインまでの一連のプレイ動作)が含まれるように総括ハイライト動画SHDを作成する。
【0176】
また、ユーザ全員の人数が第2の所定人数未満である場合(例えば、8人未満である場合)、ホール選択部65は、各ユーザのベストホールの数を3個選択するように構成されていてもよい。この場合、動画処理装置6は、各ユーザについて、ホール選択部65によって選択された3個のベストホールにおけるプレイ動作(例えば、ティーショットからカップインまでの一連のプレイ動作)が含まれるように総括ハイライト動画SHDを作成する。
【0177】
ユーザ全員の人数に応じて、選択されるベストホールの数が調整されることにより、総括ハイライト動画SHDの総再生時間が、長くなりすぎず、短くなりすぎない。
【0178】
(第2の実施形態)
図1乃至図37を参照して、第2の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システム1Bについて説明する。図37は、第2の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システム1Bの一部分を模式的に示す図である。
【0179】
第2の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システム1Bは、素振り撮像装置81、および、スクリーン83を備える点で、第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システム1Aとは異なる。その他の点では、第2の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システム1Bは、第1の実施形態におけるプレイダイジェスト動画提供システム1Aと同様である。
【0180】
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第2の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第2の実施形態において、第1の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
【0181】
図37に記載の例では、プレイダイジェスト動画提供システム1Bは、第1所定ホール(例えば、第6ホール)のティーグラウンドTG外において当該ティーグラウンドTGに隣接配置された素振り撮像装置81と、素振り撮像装置81で撮像された素振り動作をスロー再生するスクリーン83と、を有する。
【0182】
プレイダイジェスト動画提供システム1Bが、素振り撮像装置81と、素振り撮像装置で撮像された素振り動作をスロー再生するスクリーン83とを備える場合、ユーザは、プレイダイジェスト動画が作成される前に、自身のスイングを確認して修正することができる。よって、作成されるダイジェスト動画中でのスイングの質が向上し、ユーザの満足度が向上する。
【0183】
スクリーン83には、素振り動作の映像に加えて、スイングデータが表示されてもよい。スクリーン83に表示されるスイングデータは、例えば、ヘッドスピード、ボールの推定飛距離、インパクト時におけるフェース面の向き、ボールの推定曲がり方向および曲がりの程度等を示すデータである。
【0184】
本発明は上記各実施形態または各変形例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態または各変形例は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態または各変形例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態または他の変形例にも適用可能である。さらに、各実施形態または各変形例における任意付加的な構成は、適宜省略可能である。
【符号の説明】
【0185】
1、1A、1B:プレイダイジェスト動画提供システム
2 :ティーショット撮像装置
2-1 :第1のティーショット撮像装置
2-2 :第2のティーショット撮像装置
3 :ティーショットボール移動軌跡撮像装置
3-1 :第1のティーショットボール移動軌跡撮像装置
3-2 :第2のティーショットボール移動軌跡撮像装置
4 :セカンドショット撮像装置
4-1 :第1のセカンドショット撮像装置
4-2 :第2のセカンドショット撮像装置
5 :パッティング撮像装置
5-1 :第1のパッティング撮像装置
5-2 :第2のパッティング撮像装置
6 :動画処理装置
7 :バンカーショット撮像装置
9 :ゴルフ場
10-1 :第1情報端末
10-2 :第2情報端末
12 :ランキング表
13 :会員登録フォーム
14 :打数の入力を受け付けるフォーム
15 :ランキング表示要求部
16 :第1ユーザのスコア表
16-2 :第2ユーザのスコア表
16-5 :第5ユーザのスコア表
19 :閲覧許可の選択を受け付けるフォーム
61 :ダイジェスト動画作成部
62 :動画送信部
63 :位置捕捉部
64 :飛距離算出部
65 :ホール選択部
66 :データ受信部
81 :素振り撮像装置
83 :スクリーン
91 :ゴルフコース
98 :記憶装置
B1 :第1ボール
B2 :第2ボール
D1 :第1ユーザのスコアデータ
D2 :第2ユーザのスコアデータ
DM1 :第1ユーザダイジェスト動画
DM2 :第2ユーザダイジェスト動画
DM5 :第5ユーザダイジェスト動画
G :グリーン
HD1 :第1ユーザ用ハイライト動画
HD2 :第2ユーザ用ハイライト動画
M2-1 :第1ユーザティーショット動作動画
M2-2 :第2ユーザティーショット動作動画
M3-1 :第1移動軌跡動画
M3-2 :第2移動軌跡動画
M4-1 :第1ユーザセカンドショット動画
M4-2 :第2ユーザセカンドショット動画
M5-1 :第1ユーザパッティング動画
M5-1 :第1ユーザパッティング動画
RG1 :第1ユーザのティーショット動作を表示する第1部分
RG2 :第1ボールの移動軌跡を表示する第2部分
RG3 :第1ユーザのティーショットのボール飛距離を表示する第3部分
RG4 :第1ユーザのセカンドショット動作を表示する第4部分
RG5 :第1ボールの移動軌跡を表示する第5部分
RH1 :第2ユーザのティーショット動作を表示する第1部分
RH2 :第2ボールの移動軌跡を表示する第2部分
RH3 :第2ユーザのティーショットのボール飛距離を表示する第3部分
RH4 :第2ユーザのセカンドショット動作を表示する第4部分
RH5 :第1ボールの移動軌跡を表示する第5部分
SD :砂
SHD :総括ハイライト動画
TG :ティーグラウンド
U1 :第1ユーザ
U2 :第2ユーザ
U3 :第3ユーザ
U4 :第4ユーザ
U5 :第5ユーザ
図1
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