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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030054
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】通信機器、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04B 17/29 20150101AFI20240229BHJP
   H04B 17/15 20150101ALI20240229BHJP
   H04B 1/38 20150101ALI20240229BHJP
【FI】
H04B17/29
H04B17/15
H04B1/38
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022132605
(22)【出願日】2022-08-23
(71)【出願人】
【識別番号】000006633
【氏名又は名称】京セラ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】石戸 良
【テーマコード(参考)】
5K011
【Fターム(参考)】
5K011AA06
5K011DA02
5K011GA06
5K011JA01
5K011KA14
5K011LA01
(57)【要約】
【課題】 正規の無線アンテナが接続されているか否かを判断する方法には改善の余地があった。
【解決手段】 通信機器100は、少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナ121と、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが送信する電波を受信する少なくとも一つの内部アンテナ130と、少なくとも一つの制御部170と、を備える。制御部170は、少なくとも一つの内部アンテナ130が受信した電波の第1受信レベルに基づいて、少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナ121が正規のアンテナであるか否かを判断する。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナと、
前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが送信する電波を受信する、少なくとも一つの内部アンテナと、
少なくとも一つの制御部と、を備え、
前記少なくとも一つの制御部は、
前記少なくとも一つの内部アンテナが受信した前記電波の第1受信レベルに基づいて、
前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断する、通信機器。
【請求項2】
前記少なくとも一つの制御部は、
前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナのうち、
前記第1受信レベルが第1基準を満たす外部アンテナを正規のアンテナであると判断し、
前記第1受信レベルが第1基準を満たさない外部アンテナを正規のアンテナでないと判断する、請求項1に記載の通信機器。
【請求項3】
前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナは、第1外部アンテナと、第2外部アンテナと、を含み、
前記少なくとも一つの制御部は、
前記第1外部アンテナが送信した前記電波の前記第1受信レベルが前記第1基準を満たすか否かを示す第1結果と、前記第2外部アンテナが受信した前記電波の第2受信レベルが第2基準を満たすか否かを示す第2結果と、に基づいて、
前記第1外部アンテナおよび前記第2外部アンテナが、正規のアンテナであるか否かをそれぞれ判断する請求項2に記載の通信機器。
【請求項4】
前記少なくとも一つの制御部は、
前記第1外部アンテナが送信した前記電波の前記第1受信レベルが前記第1基準を満たす場合、前記第1結果および前記第2結果に基づいて、
前記第1外部アンテナおよび第2外部アンテナが正規のアンテナであるか否かをそれぞれ判断し、
前記第1外部アンテナが送信した前記電波の前記第1受信レベルが前記第1基準を満たさない場合、前記第2外部アンテナが送信した電波の前記第1受信レベルが前記第1基準を満たすか否かに基づいて、
前記第2外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断する請求項3に記載の通信機器。
【請求項5】
前記少なくとも一つの制御部は、
前記少なくとも一つの外部アンテナに、正規のアンテナでない外部アンテナが含まれると判断する場合、正規のアンテナでない外部アンテナが含まれる旨を、前記内部アンテナから他機器に送信させる請求項1に記載の通信機器。
【請求項6】
電源部と、
前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナを取り付けるための端子部を少なくとも一つと、
前記電源から前記端子部に供給した電力の反射を検出する反射モニタと、更に備え、
前記少なくとも一つの制御部は、
検出した前記反射に基づいて、前記端子部に取り付けられた前記外部アンテナの状態
を判断する、請求項1に記載の通信機器。
【請求項7】
前記少なくとも一つの制御部は、
前記外部アンテナの状態として、前記端子部に取り付けられた外部アンテナが故障した状態、外部アンテナが前記端子部から取り外された状態、及び外部アンテナが新たに前記端子部に取り付けられた状態のうち少なくとも一つの状態であると判断する、請求項6に記載の通信機器。
【請求項8】
前記少なくとも一つの制御部は、
外部アンテナが新たに前記端子部に取り付けられた状態であると判断した場合、前記第1受信レベルに基づいて、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断する、請求項7に記載の通信機器。
【請求項9】
少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナに電波を送信させ、
前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが送信する前記電波を、少なくとも一つの内部アンテナに受信させ、
前記少なくとも一つの内部アンテナが受信した前記電波の第1受信レベルに基づいて、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを、少なくとも一つの制御部に判断させる、
方法。
【請求項10】
少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナに電波を送信させ、
前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが送信する前記電波を、少なくとも一つの内部アンテナに受信させ、
前記少なくとも一つの内部アンテナが受信した前記電波の第1受信レベルに基づいて、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを、少なくとも一つの制御部に判断させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信機器、方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に無線ルータ等の通信機器において、当該通信機器のメーカが、専用の無線アンテナ(以下、正規の無線アンテナという。)を種々の電波条件等を考慮して設計し、当該通信機器に取り付けて販売している。しかし、ユーザが当該通信機器を購入後に、正規の無線アンテナを当該アンテナよりも高出力な無線アンテナ(以下、非正規の無線アンテナという。)に取り換えてしまうことがあった。ユーザが非正規の無線アンテナを取り付けた通信機器を利用することで、非正規のアンテナから送信される電波が周辺の電波環境に干渉して悪影響を及ぼす事態が発生することがあった。このような問題の対策として、例えば、正規の無線アンテナが接続されているか否かを通信機器が判断する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-157498号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような正規の無線アンテナが接続されているか否かを判断する方法には改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態において、(1)通信機器は、少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナと、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが送信する電波を受信する、少なくとも一つの内部アンテナと、少なくとも一つの制御部と、を備え、前記少なくとも一つの制御部は、前記少なくとも一つの内部アンテナが受信した前記電波の第1受信レベルに基づいて、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断することを特徴とするものである。
【0006】
(2)上記(1)の通信機器は、前記少なくとも一つの制御部は、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナのうち、前記第1受信レベルが第1基準を満たす外部アンテナを正規のアンテナであると判断し、前記第1受信レベルが第1基準を満たさない外部アンテナを正規のアンテナでないと判断することができる。
【0007】
(3)上記(2)の通信機器は、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナは、第1外部アンテナと、第2外部アンテナと、を含み、前記少なくとも一つの制御部は、前記第1外部アンテナが送信した前記電波の前記第1外部アンテナの前記第1受信レベルが前記第1基準を満たすか否かを示す第1結果と、前記第1外部アンテナの前記電波を受信した前記第2外部アンテナが受信した前記電波の第2受信レベルが第2基準を満たすか否かを示す第2結果と、に基づいて、前記第1外部アンテナおよび前記第2外部アンテナが、正規のアンテナであるか否かをそれぞれ判断することができる。
【0008】
(4)上記(3)の通信機器は、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナは、第1外部アンテナと、第2外部アンテナと、を含み、前記少なくとも一つの制御部は、前記第1外部アンテナが送信した前記電波の前記第1受信レベルが前記第1基準を満たす場合
、前記第1結果および前記第2結果に基づいて、前記第1外部アンテナおよび第2外部アンテナが正規のアンテナであるか否かをそれぞれ判断し、前記第1外部アンテナが送信した前記電波の前記第1受信レベルが前記第1基準を満たさない場合、前記第2外部アンテナが送信した電波の前記第1受信レベルが前記第1基準を満たすか否かに基づいて、前記第2外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断することができる。
【0009】
(5)上記(1)から(4)の何れかの通信機器は、前記少なくとも一つの制御部は、前記少なくとも一つの外部アンテナに、正規のアンテナでない外部アンテナが含まれると判断する場合、正規のアンテナでない外部アンテナが含まれる旨を、前記通知部から外部に送信させることができる。
【0010】
(6)上記(1)から(6)の何れかの通信機器は、電源部と、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナを取り付けるための端子部を少なくとも一つと、前記電源から前記端子部に供給した電力の反射を検出する反射モニタと、更に備え、前記少なくとも一つの制御部は、検出した前記反射に基づいて、前記端子部に取り付けられた前記外部アンテナの状態を判断することができる。
【0011】
(7)上記(6)の通信機器は、前記少なくとも一つの制御部は、前記外部アンテナの状態として、前記端子部に取り付けられた外部アンテナが故障した状態、外部アンテナが前記端子部から取り外された状態、及び外部アンテナが新たに前記端子部に取り付けられた状態のうち少なくとも一つの状態であると判断することができる。
【0012】
(8)上記(7)の通信機器は、前記少なくとも一つの制御部は、外部アンテナが新たに前記端子部に取り付けられた状態であると判断した場合、前記第1受信レベルに基づいて、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断する、ことを特徴とするものである。
【0013】
一実施形態において、(9)方法は、少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナに電波を送信させ、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが送信する前記電波を、少なくとも一つの内部アンテナに受信させ、前記少なくとも一つの内部アンテナが受信した前記電波の第1受信レベルに基づいて、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを、少なくとも一つの制御部に判断させることを特徴とするものである。
【0014】
一実施形態において、(10)プログラムは、少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナに電波を送信させ、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが送信する前記電波を、少なくとも一つの内部アンテナに受信させ、前記少なくとも一つの内部アンテナが受信した前記電波の第1受信レベルに基づいて、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを、少なくとも一つの制御部に判断させることを特徴とするものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、一実施形態に係る通信機器の構成の例を示すブロック図である。
図2図2は、一実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図である。
図3図3は、一実施形態に係る通信機器の動作の一例を示す図である。
図4図4は、一実施形態に係る通信機器の動作の一例を示す図である。
図5図5は、一実施形態に係る外部アンテナの判断結果の一例を示す表である。
図6図6は、一実施形態に係る通信機器の動作の一例を示す図である。
図7図7は、一実施形態に係る通信機器の動作の一例を示す図である。
図8図8は、一実施形態に係る通信機器の動作の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図面を参照して実施形態について説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0017】
一実施形態において、通信機器は、少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナと、前記少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが送信する電波を受信する少なくとも一つの内部アンテナと、少なくとも一つの制御部と、を備える。制御部は、少なくとも一つの内部アンテナが受信した電波の第1受信レベルに基づいて、少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断する。
【0018】
図1は、一実施形態に係る通信機器の構成の一例を示すブロック図である。
【0019】
図1に示すように、通信機器100は、端子部110と、外部アンテナ120と、内部アンテナ130と、反射モニタ140と、電源部150と、記憶部160と、制御部170を有する。以下の説明においては、同様の構成要素に同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。
【0020】
端子部110は、通信機器100と外部アンテナ120を接続可能に構成される。端子部110は、例えばSMA(Sub Miniature TypeA)やSMB(Sub Miniature TypeB)等を含むが、これらに限定されない。端子部110は、外部アンテナ120が着脱可能に構成されるものであればよい。通信機器100は、外部アンテナ120の数に応じて複数の端子部110を備えてもよい。
【0021】
外部アンテナ120は、端子部110と着脱可能に構成される。具体的には、第1外部アンテナ121は、第1端子部111と、第2外部アンテナ122は、第2端子部112と、接続されている。また、外部アンテナ120は公衆セルラ通信網やローカルセルラ通信網等のネットワークを介して各種データの送受信を行うように構成される。互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。外部アンテナ120は、1つ以上の通信プロトコルを用いることができる。なお、図1に例示する通信機器100は2つの外部アンテナ(121及び122)を備えているが、少なくとも一つの外部アンテナを備えていればよい。
【0022】
内部アンテナ130は、通信機器100内部に着脱不能に構成される。また、内部アンテナ130は公衆セルラ通信網やローカルセルラ通信網等のネットワークを介して各種データの送受信を行うように構成される。互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。内部アンテナ130は、1つ以上の通信プロトコルを用いることができる。また、内部アンテナ130は、外部アンテナ120が送信する電波を受信してもよい。なお、図1に例示する通信機器100は1つの内部アンテナを備えているが、複数の内部アンテナを備えてもよい。
【0023】
反射モニタ140は、電気化学的センサである。反射モニタ140は、電源部150等の電源から端子部110に供給された電力の反射を検出する。例えば、反射モニタ140は、方向性結合器を含み、端子部110で電力が反射されたか否かを方向性結合器を使用してモニタしてもよい。
【0024】
電源部150は、通信機器100を駆動するための電力を各構成部に供給する。電源部150はバッテリであってよい。具体的にバッテリは、二次電池であればどのような種別のバッテリであってもよいが、例えばリチウムイオンバッテリである。
【0025】
記憶部160は、プログラム及びデータを記憶する少なくとも1つのメモリを含む。記憶部160は、制御部170の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部160は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non-transitory)な記憶媒体を含んで構成されてもよい。記憶部160は、複数の種類の記憶媒体を含んで構成されてもよい。記憶部160は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んで構成されてもよい。記憶部160は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んで構成されてもよい。
【0026】
制御プログラム161は、通信機器100を構成するデバイス、例えば、制御部170等の制御に基づき、外部アンテナ120及び内部アンテナ130が受信した電波の受信レベルを測定する機能、及び、外部アンテナ120が正規のアンテナであるか否かを検出する機能等を提供する。
【0027】
制御部170は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System-on-Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、及びコアプロセッサを含むが、これらに限定されない。また、制御部170は、GPU(Graphics Processing Unit)、VRAM(Video RAM)等を含む。制御部170は、複数の演算処理装置から構成されてよく、複数の演算処理装置の協働により、各種の制御を実行してもよい。
【0028】
制御部170は、制御プログラム161を実行することにより、制御プログラム161により提供される機能を、制御部170による処理として実現する。
【0029】
制御部170は、実行した制御プログラム161により提供された機能や正規のアンテナが使用された外部アンテナ120から送信された電波を受信したアンテナの受信レベルを記憶部160に適宜、記憶させる。
【0030】
通信機器100は、無線通信機能を有する機器である。通信機器100は、着脱可能な外部アンテナを少なくとも一つ有する機器であればどのようなものであってもよいが、例えば、ウエアラブル端末、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC、又は無線ルータである。
【0031】
まず、一実施形態に係る通信システムの構成について説明する。図2は、一実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図である。
【0032】
図2に示すように、一実施形態に係る通信システムは、通信機器100と、サーバ200と、を有する。
【0033】
通信機器100は、無線ルータであって、産業機器に通信可能に取り付けられている。
【0034】
通信機器100は、サーバ200と無線網を介して通信を行う。例えば、通信機器100は、取り付けられた産業機器から取得したデータをサーバ200に送信してもよい。通信機器100は、産業機器の制御データをサーバ200から受信して、取り付けられた産業機器へ当該制御データを送信してもよい。サーバ200は、例えば、工場管理システムをクラウド上で実行するためのサーバである。なお工場管理システムは、生産計画、在庫管理、又は産業機器のメンテナンス管理、作業員の作業管理、等の工場に関連する業務を
管理するためのシステムである。
【0035】
通信機器100は、外部アンテナ120の状態を判断し、外部アンテナ120の状態を示す情報をサーバ200へ送信する。サーバ200は、取得した外部アンテナ120の状態を参照して工場管理システムを実行する。
【0036】
一実施形態において、通信機器は、少なくとも一つの内部アンテナが受信した前記電波の第1受信レベルに基づいて、少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断する。通信機器は、少なくとも一つの着脱可能な外部アンテナのうち、第1受信レベルが第1基準を満たす外部アンテナを正規のアンテナであると判断してよい。通信機器は、第1受信レベルが第1基準を満たさない外部アンテナを正規のアンテナでないと判断してよい。通信機器は、少なくとも一つの外部アンテナに、正規のアンテナでない外部アンテナが含まれると判断する場合、正規のアンテナでない外部アンテナが含まれる旨を、内部アンテナから他機器に送信させる。
【0037】
図3は、一実施形態に係る通信機器の動作の一例を示す図である。
【0038】
図3に示すように、制御部170は、ステップS101において、第1外部アンテナ121に電波を送信させる。
【0039】
ステップS102において、制御部170は、内部アンテナ130が受信した電波の第1受信レベルを測定する。受信レベルとは、受信電波強度であってよい。
【0040】
ステップS103において、制御部170は、第1受信レベルが第1基準を満たすか否か判断する。第1基準とは、正規の外部アンテナ120の電波を受信した場合に示す内部アンテナ130の受信レベルの値を示す範囲である。なお第1基準は、例えば、実験や電波シミュレーション等により予め規定しておけばよい。ステップS103において、第1受信レベルが第1基準を満たす場合、制御部170は、第1外部アンテナ121が正規のアンテナであると判断し、処理を終了する。一方で、ステップS130において、第1受信レベルが第1基準を満たさない場合、制御部170は、第1外部アンテナ121が正規のアンテナでないと判断し、ステップS104に進む。
【0041】
なおステップS103において、制御部170は、第1受信レベルが第1基準を満たさないと判断した場合、第1外部アンテナ121への電力供給を制限してもよい。すなわち、制御部170は、第1外部アンテナ121が正規のアンテナでないと判断した場合、第1外部アンテナ121を介して通信を行わないように自機器の機能を制限してよい。
【0042】
ステップS104において、制御部170は、第1外部アンテナ121が正規のアンテナでないことを示す情報を内部アンテナ130から他機器に送信する。他機器は、例えば、図2のサーバ200であるが、通信機器100の状態を監視するための機器であればよい。ここで、第1外部アンテナ121が正規のアンテナでないことを示す情報は、例えば「第1外部アンテナ121が正規のアンテナでない」旨が記載されたテキストメッセージであってもよい。第1外部アンテナ121が正規のアンテナでないことを示す情報は、例えば、第1外部アンテナ121が正規のアンテナでないことを示す識別子を含むデータであってもよい。
【0043】
またステップS104において、通信機器100がディスプレイ、ライト、又はスピーカ等の通知部を備える場合、第1外部アンテナ121が正規のアンテナでないことを示す情報を通知部に提示してもよい。提示方法は、通知部の種別によって種々変更すればよいが、例えば、通信機器100は、「第1外部アンテナ121が正規のアンテナでない」旨
が記載されたテキストメッセージをディスプレイに表示してよい。例えば、通信機器100は、「第1外部アンテナ121が正規のアンテナでない」旨を示す特定の色でライトを発光させてよい。例えば、通信機器100は、「第1外部アンテナ121が正規のアンテナでない」旨を示す音声、又は警告音をスピーカから出力させてよい。
【0044】
ステップS101~104では、第1外部アンテナ121が正規のアンテナであるか否かを判断する方法を例示したが、第2外部アンテナ122でも同様にして、制御部170は、第2外部アンテナ122が正規のアンテナであるか否かを判断することもできる。
【0045】
以上のように、本実施形態において、通信機器100は、内部アンテナ130が受信した電波の第1受信レベルが第1基準を満たしていない場合、第1外部アンテナ121が正規のアンテナでない旨を他機器に送信する。このような通信機器100によれば、外部アンテナが正規のアンテナでない場合、通信機器100の外部アンテナ120が正規のアンテナでないことを他機器に把握させることができる。例えば、図2に示す工場管理システムのサーバ200は、通信機器100から、外部アンテナが正規のアンテナでないことを示す情報を受信することで、当該情報に応じた処理を実行できる。具体的に、工場管理システムのサーバ200は、外部アンテナが正規のアンテナでないことを示す情報を受信する。サーバ200は、当該通信機器100の外部アンテナ120が正規のアンテナでないと把握できる。サーバ200は、通信機器100の管理者が保有するパーソナルコンピューターやタブレット端末へ通信機器100の外部アンテナをつけ直すようにメッセージを送信することができる。
【0046】
また、一実施形態において、通信機器は、着脱可能な第1外部アンテナと、着脱可能な第2外部アンテナを備えてよい。通信機器は、少なくとも一つの内部アンテナが受信した電波の第1受信レベルが第1基準を満たすか否かを示す第1結果と、第2外部アンテナが受信した電波の第2受信レベルが第2基準を満たすか否かを示す第2結果と基づいて、第1外部アンテナおよび第2外部アンテナが正規のアンテナであるか否かをそれぞれ判断してよい。通信機器は、第1外部アンテナが送信した電波の第1受信レベルが第1基準を満たす場合、第1結果および第2結果に基づいて、第1外部アンテナおよび第2外部アンテナが正規のアンテナであるか否かをそれぞれ判断してよい。通信機器は、第1外部アンテナが送信した電波の第1受信レベルが第1基準を満たさない場合、第2外部アンテナが送信した電波の第1受信レベルが第1基準を満たすか否かに基づいて、第2外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断してよい。
【0047】
図4は、一実施形態に係る通信機器の動作の一例を示す図である。
【0048】
本実施形態において、非正規のアンテナが1種類である場合を例に説明する。
【0049】
なお、図4において、図3の動作の一例と重複するステップの説明は省略する。
【0050】
制御部170は、ステップS105において、第2外部アンテナ122が受信した第1外部アンテナ121の電波の第2受信レベルを測定する。その後、ステップS102及びステップS105が完了するとステップS106進む。
【0051】
ステップS106において、制御部170は、第1受信レベルが第1基準を満たすか否か及び第2受信レベルが第2基準を満たすか否かを判断する。なお制御部170は、第1受信レベルが第1基準を満たすか否か判断する。第2基準とは、正規の第1外部アンテナ121の電波を受信した場合に示す第2外部アンテナ122の受信レベルの範囲である。なお第2基準は、例えば、実験や電波シミュレーション等により予め規定しておけばよい。
【0052】
ここで、第1受信レベルが第1基準を満たすか否かを判断した結果を第1結果、第2受信レベルが第2基準を満たすか否かを判断した結果を第2結果として説明する。
【0053】
ステップS107において、制御部170は、第1結果及び第2結果に基づいて、第1外部アンテナ121及び第2外部アンテナ122がそれぞれ正規のアンテナであるか否か判断する。具体的な判断方法は図5により説明する。
【0054】
図5は、一実施形態に係る外部アンテナ120の判断結果の一例を示す表である。
【0055】
図5に示すように、制御部170は、ステップS107において、第1受信レベルが第1基準を満たし、第2受信レベルが第2基準を満たさない場合、第1外部アンテナ121が正規のアンテナであり、第2外部アンテナ122が正規のアンテナではないと判断する。また、制御部170は、第1受信レベルが第1基準を満たし、第2受信レベルが第2基準を満たす場合、第1外部アンテナ121及び第2外部アンテナ122が正規のアンテナであると判断する。制御部170は、第1受信レベルが第1基準を満たさず、第2受信レベルが第2基準を満たさない場合、第1外部アンテナ121及び第2外部アンテナ122が正規のアンテナではないと判断する。制御部170は、第1受信レベルが第1基準を満たさず、第2受信レベルが第2基準を満たさない場合、少なくとも第1アンテナは正規のアンテナではないと判断する。
【0056】
以上のように、実施形態において、通信機器100は、第1結果及び第2結果に基づいて、第1外部アンテナ121及び第2外部アンテナ122が正規のアンテナであるか否か判断する。このような通信機器100によれば、複数の外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断する場合でも、複数の外部アンテナのうち一つの外部アンテナから電波を送信させることで複数の外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを夫々判断できうる。
【0057】
ここで、制御部170は、ステップS107の判断結果において、外部アンテナ120に正規でないアンテナが含まれる場合、外部アンテナ120のうち正規でないアンテナを示す情報を内部アンテナ130から他機器に送信してもよい。外部アンテナ120のうち正規でないアンテナを示す情報は、例えば「第2外部アンテナ122は正規のアンテナでない」旨が記載されたテキストメッセージであってもよい。外部アンテナ120のうち正規でないアンテナを示す情報は、例えば、第2外部アンテナ122が正規でないアンテナであることを示す識別子を含むデータであってもよい。また通信機器100がディスプレイやライト又はスピーカ等の通知部を備える場合、外部アンテナ120のうち正規でないアンテナを示す情報を通知部に提示してもよい。例えば、通信機器100は、「第2外部アンテナ122が正規のアンテナでない」旨が記載されたテキストメッセージをディスプレイに表示してよい。例えば、通信機器100は、「第2外部アンテナ122が正規のアンテナでない」旨を示す特定の色でライトを発光させてよい。例えば、通信機器100は、「第2外部アンテナ122が正規のアンテナでない」旨を示す音声、又は警告音をスピーカから出力させてよい。
【0058】
図6は、一実施形態に係る通信機器の動作の一例を示す図である。
【0059】
なお、図6において、図3及び図4の動作の一例と重複するステップの説明は省略する。
【0060】
ステップS101において、制御部170は、第1外部アンテナ121に電波を送信させ、ステップS102及びステップS105を実行し、そしてステップS103を実行す
る。
【0061】
ステップS103において、制御部170は、内部アンテナ130が受信した第1外部アンテナ121の電波の第1受信レベルが第1基準を満たす場合、第1外部アンテナ121が正規のアンテナであると判断し、ステップS108に進む。一方で、ステップS103において、制御部170は、内部アンテナ130が受信した第1外部アンテナ121の電波の第1受信レベルが第1基準を満たさない場合、制御部170は、第1外部アンテナ121が正規のアンテナでないと判断し、処理Aを実行する。処理Aについては図7に示し、後で説明する。
【0062】
ステップS108において、制御部170は、第2外部アンテナ122が受信した第1外部アンテナ121の電波の第2受信レベルが第2基準を満たすか否かを判断する。制御部170は、第2受信レベルが第2基準を満たす場合、第2外部アンテナ122が正規のアンテナあると判断し、処理を終了する。一方で、制御部170は、第2受信レベルが第2基準を満たさない場合、第2外部アンテナ122が正規のアンテナでないと判断し、ステップS109に進む。
【0063】
ステップS109において、制御部170は、第2外部アンテナ122が正規のアンテナでないことを示す情報を第1外部アンテナ121又は内部アンテナ130から他機器に送信し、処理を終了する。
【0064】
図7は、処理Aの一例を示す図である。
【0065】
なお、図7において、図3及び図4の動作の一例と重複するステップの説明は省略する。
【0066】
制御部170は、処理Aの実行を開始すると、ステップS110に進む。
【0067】
ステップS110において、制御部170は、第2外部アンテナ122に電波を送信させ、ステップS111に進む。
【0068】
ステップS111において、制御部170は、内部アンテナ130が受信した第2外部アンテナ122の電波の第1受信レベルを測定し、ステップS112に進む。
【0069】
ステップS112において、制御部170は、内部アンテナ130が受信した第2外部アンテナ122の電波の第1受信レベルが第1基準を満たすか否か判断する。制御部170は、第2外部アンテナ122の電波の第1受信レベルが第1基準を満たす場合、第2外部アンテナ122が正規のアンテナであると判断し、ステップS113に進む。一方で、制御部170は、第2外部アンテナ122の電波の第1受信レベルが第1基準を満たさない場合、第2外部アンテナ122が正規のアンテナでないと判断し、ステップS114に進む。
【0070】
ステップS113において、制御部170は、第1外部アンテナ121が正規のアンテナでないことを示す情報を第2外部アンテナ122又は内部アンテナ130から他機器に送信する。
【0071】
ステップS114において、制御部170は、第1外部アンテナ121及び第2外部アンテナ122が正規のアンテナでないことを示す情報を内部アンテナ130から他機器に送信する。
【0072】
以上のように、本実施形態において、通信機器100は、第1外部アンテナ121の電波の第1受信レベルが第1基準を満たさない場合、第2外部アンテナ122の電波の第1受信レベルが第1基準を満たすか否かに基づいて、第2外部アンテナ122が正規のアンテナであるか否かを判断する。このような通信機器100によれば、第1外部アンテナ121及び第2外部アンテナ122が正規のアンテナであるか否かを、効率的かつ精度を維持して判断することができる。
【0073】
また、一実施形態において、通信機器は、電源部と、外部アンテナを取り付けるための端子部と、電源から端子部に供給した電力の反射を検出する反射モニタと、を備えてもよい。通信機器は、反射モニタが検出した電力の反射に基づいて、端子部に取り付けられた外部アンテナの状態を判断してよい。また通信機器は、外部アンテナの状態として、端子部に取り付けられた外部アンテナが故障した状態、外部アンテナが端子部から取り外された状態、及び外部アンテナが新たに端子部に取り付けられた状態のうち少なくとも一つの状態であると判断してよい。通信機器は、外部アンテナが新たに端子部に取り付けられた状態であると判断した場合、第1受信レベルに基づいて、外部アンテナが正規のアンテナであるか否かを判断してよい。
【0074】
図8は、一実施形態に係る通信機器の動作の一例を示す図である。
【0075】
ステップS120において、制御部170は、反射モニタ140が検出する、電源部150から第1端子部111に供給された電力の反射に基づいて、第1端子部111に取り付けられた第1外部アンテナ121の状態を判断する。具体的には、制御部170は、反射モニタ140により電源部150から第1端子部111に供給された電力の反射(以下、第1端子部111での電力反射ともいう。)を示す値をモニタする。ここで、第1端子部111に第1外部アンテナ121が取り付けられていない、或いは第1外部アンテナ121が故障していると、電源部150から第1端子部111に供給された電力は第1端子部111で反射され、反射モニタ140では大きな反射電力が検出される。すなわち、電力反射を示す値が所定値以下であると、第1端子部111に第1外部アンテナ121が取り付けられていると推定できる。第1端子部111での電力反射を示す値が所定値を超えると、第1端子部111に第1外部アンテナ121が取り付けられていない、或いは、第1外部アンテナ121が故障したと推定できる。この所定値を如何なる範囲とするかは適宜定めればよく、例えば、予め実験を行い適宜定めればよい。そして、制御部170は、第1端子部111での電力反射を示す値が所定値以下の状態から所定値を超えたと判断した場合、第1端子部111に取り付けられた第1外部アンテナ121が故障した状態であると判断(以下、第1状態ともいう。)してよい。制御部170は、第1端子部111での電力反射を示す値が所定値以下の状態から所定値を超えたと判断した場合、第1外部アンテナ121が第1端子部111から取り外された状態(以下、第2状態ともいう。)であると判断してよい。制御部170は、第1端子部111での電力反射を示す値が所定値以下の状態から所定値を超えたと判断した場合、第1状態及び第2状態のいずれかの状態(以下、第3状態ともいう。)であると判断してよい。制御部170は、第1端子部111での電力反射を示す値が所定値以下の状態から所定値を超えたと判断した後、再び所定値以下になったと判断した場合、第1外部アンテナ121が新たに第1端子部111に取り付けられた状態(以下、第4状態ともいう。)と判断してもよい。
【0076】
そしてステップS120において、制御部170は、第1外部アンテナ121の状態が、第1状態、第2状態、又は第3状態と判断した場合、ステップS121に進む。ステップS120において、制御部170は、第1外部アンテナ121の状態が、第4状態と判断した場合、図3、4又は6の処理を実行する(図3、4又は6に示すステップS101
から順次処理を実行する。)。言い換えると、ステップS120において、制御部170は、第1外部アンテナ121が新たに第1端子部111に取り付けられた状態と判断した
場合、第1外部アンテナ121が正規のアンテナであるか否かを判断する処理を実行する。
【0077】
ステップS121において、制御部170は、第1外部アンテナ121の状態が、第1状態、第2状態、又は第3状態であることを示す情報(例えば、テキストメッセージや識別子等。)を他機器に送信し、処理を終了する。またステップS121において、通信機器100がディスプレイ、ライト、又はスピーカ等の通知部を備える場合、第1外部アンテナ121の状態が、第1状態、第2状態、又は第3状態であることを示す情報を通知部に提示(例えば、ディスプレイの表示で第1外部アンテナ121の状態を示す、ライトの発光で第1外部アンテナ121の状態を示す、或いは、スピーカからの音声や警告音で第1外部アンテナ121の状態を示す、等)してもよい。
【0078】
ステップS120~121では、第1外部アンテナ121の状態を判断する方法を例示したが、第2外部アンテナ122でも同様の処理を実行することで、制御部170は、第2外部アンテナ122の状態を判断してもよい。
【0079】
以上のように、このような通信機器100によれば、外部アンテナの状態を容易にユーザは把握することができる。
【0080】
通信機器100が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
【0081】
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【符号の説明】
【0082】
100 :通信機器
110 :端子部
111 :第1端子部
112 :第2端子部
120 :外部アンテナ
121 :第1外部アンテナ
122 :第2外部アンテナ
130 :内部アンテナ
140 :反射モニタ
150 :電源部
160 :記憶部
161 :制御プログラム
170 :制御部
200 :サーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8