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▶ 伊藤 治夫の特許一覧

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  • 特開-ブロックチェーンにおける認証方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030206
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】ブロックチェーンにおける認証方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 9/32 20060101AFI20240229BHJP
【FI】
H04L9/32 200Z
H04L9/32 100D
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022132863
(22)【出願日】2022-08-23
(71)【出願人】
【識別番号】722007873
【氏名又は名称】伊藤 治夫
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 治夫
(57)【要約】
【課題】秘密鍵、公開鍵、ブロックチェーンアドレスに代表される付与されたブロックチェーン認証情報が使用される電子機器でマイニングをしてブロックチェーンの一構成のブロックとなるとき、使用者が使用許可された個人であると特定するが容易でなかった。
【解決手段】使用時に取込んだ2つの指紋認証コードとそれぞれ既に登録されている指紋認証コードと比較して一致したときのみ付与されたブロックチェーン認証情報の使用を許可する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用時に取込んだ2つの指紋認証コードとそれぞれ既に登録されている指紋認証コードと比較して一致したときのみブロックチェーン認証情報が使用許可と判断する指紋認証を活用するブロックチェーンにおける認証方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、秘密鍵、公開鍵、ブロックチェーンアドレスに代表されるブロックチェーン認証情報でブロックとなる電子機器及び自律分散ネットワークのセキュリティ向上に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ブロックチェーンを活用した代表例のビットコインがあるがブロックチェーンが多種多様な分野に活用される技術である。
【0003】
ブロックチェーンは、秘密鍵、公開鍵、ブロックチェーンアドレスに代表されるブロックチェーン認証情報が使用される電子機器とマイニングしてブロックチェーンの一構成のブロックとなりブロックチェーンと称する自律分散ネットワークに参加する。
【0004】
この自律分散ネットワークに参加した電子機器は、この電子機器を使用許可された個人が使用しているのか客観的にわからない問題があった。
【0005】
この改善策として、指紋認証を活用する方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2019-128749
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】山本康正著 入門 Web3とブロックチェーン (PHPビジネス新書)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする問題点は、秘密鍵、公開鍵、ブロックチェーンアドレスに代表される付与されたブロックチェーン認証情報が使用される電子機器でマイニングをしてブロックチェーンの一構成のブロックとなるとき、使用者が使用許可された個人と特定することが容易でない点である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、モノを手でつまむという人間の基本動作を活用して親指と人差指などの2つの指紋認証コードを用いてブロックチェーン認証情報の使用可否を判定することを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、ブロックチェーン認証情報が使用される電子機器でのマイニングに使用される前にほぼ唯一無二の組合せとなる2つの指紋認証コードで使用が許可された個人なのか特定できブロックチェーンの不正使用を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1はモノを手でつまむという人間の基本動作をUSBメモリで示した説明図である。(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0012】
メモリまたはメモリを含むブロックチェーン処理回路と筐体2面に指紋認識機能を具備したUSBメモリ1は手4の親指2と人差指3でつまむという人間の基本動作をした状態となる。
【0013】
USBメモリ1がつままれて電子機器に挿入されて起動されたとき筐体2面に具備された指紋認識機能で取込まれた2つの指紋認証コードは、それぞれ既に登録されている指紋認証コードと比較されて一致したときのみブロックチェーン認証情報が使用許可と判断される。
【0014】
使用許可と判断されたブロックチェーン認証情報は使用される電子機器でのマイニングに使用されてブロックチェーンの一構成のブロックとなる。
【0015】
使用時に取込んだ指紋認証コードが一致しないときブロックチェーン認証情報はマイニングに使用させない。
【産業上の利用可能性】
【0016】
図1の実施例は、USBメモリを使用する電子機器、カードタイプの電子機器、など、使用する都度に使用許可された個人と特定した状態でこれら電子機器を利用してブロックチェーンを使用するときセキュリティ面で安心に利用できる。
【0017】
ブロックチェーンを活用した代表例のビットコインにおいて使用する都度に個人認証するので個人資産の保護に対する安全性が向上する。
【符号の説明】
【0018】
1 USBメモリ
2 親指
3 人差指
4 手
図1